JP2003254536A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2003254536A JP2002106821A JP2002106821A JP2003254536A JP 2003254536 A JP2003254536 A JP 2003254536A JP 2002106821 A JP2002106821 A JP 2002106821A JP 2002106821 A JP2002106821 A JP 2002106821A JP 2003254536 A JP2003254536 A JP 2003254536A
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Tetsuichi Arita
徹弌 有田
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雅之 岩本
Shinya Ueda
真也 上田
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    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/32Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens
    • F24C15/322Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱風を垂直方向に吹き出す上吹出口と熱風を
水平方向に吹き出す横吹出口とを加熱室に設けた加熱調
理器において、垂直方向の気流によって水平方向の気流
が阻害されないようにする。 【解決手段】 加熱室11の天井壁12には上吹出口3
0が、左内側壁15には横吹出口31が、奥内側壁14
には吸込口32が、それぞれ小孔の集合の形で設けられ
る。吸込口32から吸い込まれた加熱室11の中の空気
は上ダクト25及び横ダクト26に送り込まれ、それぞ
れ上ヒータ40と横ヒータ41により加熱されて上吹出
口30と横吹出口31から吹き出される。上吹出口30
の小孔分布は、横吹出口31から被調理物60に至る気
流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分
布より疎とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱風により、また熱
風及び高周波により、被調理物の加熱調理を行う加熱調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】コンベクションオーブン、熱気衝撃方式
オーブン等、被調理物を入れた加熱室の中に熱風の循環
気流を形成して被調理物の加熱調理を行う加熱調理器は
良く知られ、また用いられている。文献では実公平6−
23841号公報、特開平9−145063号公報、特
開平11−166737号公報、特開2000−329
351号公報、特開2001−311518号公報等に
熱風循環方式加熱調理器の例を見ることができる。また
特表平9−503334号公報に熱気衝撃方式加熱調理
器の例を見ることができる。熱風に高周波加熱を併用す
る加熱調理器も周知である(特開平9−145063号
公報、特開平11−166737号公報、特開2001
−311518号公報参照)。
【0003】ここで、本願の発明の前提となる熱風循環
方式加熱調理器の構造を図15〜図17に基づき説明す
る。
【0004】加熱調理器1は直方体状のキャビネット1
0を有する。キャビネット10の内部には直方体状の加
熱室11が設けられる。加熱室11の上下は天井壁12
及び底面壁13で構成され、四周のうちの三方は奥内側
壁14、左内側壁15、及び右内側壁16で構成され
る。四周の残り一方は開閉自在な扉17により構成され
る。扉17及び加熱室11の各壁部には断熱対策が施さ
れている。
【0005】上記のように壁と扉により六面を囲まれた
加熱室11は、高さ230mm、幅408mm、奥行3
45mmの内法寸法を有する。なお本明細書に登場する
寸法、速度、温度等の数字は一つの好適例を示すもので
あり、発明の範囲を限定するものではない。
【0006】奥内側壁14の外側には送風装置20が設
置される。送風装置20はファンケーシング21の中に
遠心ファン22を配置し、この遠心ファン22を後述す
る可逆回転型のモータで正逆回転させる。ファンケーシ
ング21は2方向分岐型であって、上吐出口23及び横
吐出口24を有する。上吐出口23は天井壁12の外側
に設けた上ダクト25に接続する。横吐出口24は左内
側壁15の外側に設けた横ダクト26に接続する。
【0007】上ダクト25及び横ダクト26はそれぞれ
加熱室11に向かって開口する上吹出口30及び横吹出
口31を有する。また奥内側壁14には送風装置20の
吸込口32が設けられる。上吹出口30は直径11mm
の筒状小孔の集合からなり、横吹出口31と吸込口32
は直径5mmの小孔の集合からなる。
【0008】図16に見られるように、上ダクト25の
中には上ヒータ40が配置される。横ダクト26の中に
は横ヒータ41が配置される。右内側壁16の外側には
上ヒータ40及び横ヒータ41による加熱を補助する高
周波加熱装置42と、加熱調理器1全体の運転制御を行
う制御部43が配置されている。右内側壁壁16の外側
前面は制御部43に対する指示を入力する操作パネル4
4(図15参照)となる。
【0009】底面壁13には被調理物を載置するための
ターンテーブル50が配置される。ターンテーブル50
の上には被調理物の種類に応じグリルやラック等の支持
手段が載置される。51はターンテーブル駆動モータで
ある。
【0010】加熱室11の外側には図17に示すような
構成要素が配置されている。図16ではその存在を抽象
的に示すだけであった高周波加熱装置42が、ここでは
実体部品として示されている。
【0011】高周波加熱装置42の中核をなすのは高周
波発生装置70である。高周波発生装置70はマグネト
ロンからなり、高圧トランス71がこれを発振させる。
高周波発生装置70で発生した高周波は導波管72を通
じて加熱室11の側壁に導かれ、給波口73より加熱室
11の内部に放出される。高周波発生装置70及び高圧
トランス71に対してはそれぞれ冷却ファン74、75
が設けられる。また加熱室11の背面側には遠心ファン
22を正逆回転させる可逆回転型のモータ80が配置さ
れている。
【0012】加熱調理器1の動作は次の通りである。ま
ず扉17を開き、ターンテーブル50にグリルやラック
等の支持手段の中から被調理物の種類に適合したものを
載置する。その上に被調理物を直接、あるいは容器に入
れた状態で置き、扉17を閉じる。
【0013】扉17を閉じた後、操作パネル44より調
理条件を入力する。制御部43は入力された調理条件に
基づき、予めプログラムされている複数の調理方法の中
から最適のものを選択する。そして送風装置20、上ヒ
ータ40、横ヒータ41、高周波加熱装置42、及びタ
ーンテーブル駆動モータ51を駆動し、加熱調理を開始
する。
【0014】例えばローストチキンをつくる場合は、タ
ーンテーブル50にグリルを設置し、その上に肉塊を置
く。扉17を閉じ、操作パネル44に表示されるメニュ
ーの中から「ローストチキン」を選択する。すると制御
部43は送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、
高周波加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ5
1を「ローストチキン」調理モードで作動させる。
【0015】上ヒータ40の電力容量は1700W、横
ヒータ41の電力容量は1200Wであって、上吹出口
30と横吹出口31からはそれぞれ出口温度で300゜
C以上の熱風が吹き出す。上吹出口30からの風速は6
5km/h以上、横吹出口31からの風速は30km/
h以下となるよう、制御部43が送風装置20を制御す
る。ターンテーブル50の回転数は6rpmとされる。
【0016】上記の場合、被調理物に高速の熱風を吹き
付ける熱気衝撃方式加熱調理となり、肉塊は高速で調理
される。加熱室11の中の温度は操作パネル44を通じ
入力した設定温度に自動調整される。設定温度の上限は
300゜Cである。
【0017】次に、スポンジケーキをつくる場合は、タ
ーンテーブル50にラックを設置し、ターンテーブル5
0の上及びラックの上にそれぞれケーキ生地を置く。扉
17を閉じ、操作パネル44に表示されるメニューの中
から「スポンジケーキ」を選択する。すると制御部43
は送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、高周波
加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ52を
「スポンジケーキ」調理モードで作動させる。ターンテ
ーブル50の回転数は6rpmのままである。
【0018】今度は、上吹出口30から風速30km/
h以下の熱風が吹き出し、横吹出口31からは風速40
km/h以下の熱風が吹き出すよう、制御部43は送風
装置20を制御する。この場合、2段熱風循環方式加熱
調理となり、ターンテーブル50の上及びラックの上に
置かれたケーキ生地はそれぞれふんわりとしたスポンジ
ケーキに仕上がる。上方から吹き付ける熱風は低速であ
り、ふくらみつつあるケーキ生地を押しつぶすことはな
い。
【0019】加熱調理において、熱風と高周波とは各々
単独で用いることもあり、両方同時に発生させてその協
同作用で加熱することもある。調理プログラムにより、
あるいは使用者の選択により、熱風又は高周波の単独作
用又は協同作用を使い分ける。
【0020】上記加熱調理器1は、送風装置20の吹出
風量比率、風量そのもの、及び風速を調節することによ
り、また上ヒータ40及び横ヒータ41の発熱量や高周
波加熱装置42の加熱エネルギーを調節することによ
り、様々な被調理物、様々な調理法に対応できる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記加熱調理器1は、
図18に示すように被調理物60に上から熱風を吹き付
け、また図19に示すように横から熱風を吹き付ける。
図のようにターンテーブル50の上にグリル61を載置
し、被調理物60を空中に持ち上げた形にしている場合
など、被調理物60の下面を十分に加熱するためには横
からの熱風が必須である。しかしながら、熱風を垂直方
向と水平方向に同時に吹き出させると次のような問題が
生じる。
【0022】本来、横吹出口31から水平方向に吹き出
す熱風は図20の矢印Wのように吸込口32まで吹き抜
ける力強い気流となることが期待されている。これによ
り、被調理物60の下面に十分な熱量を伝達できるので
ある。ところがこの時、上吹出口30から垂直方向に熱
風が吹き出していると、図21に示すように横吹出口3
1から吹き出した熱風が下方に偏向し、被調理物60の
下面を吹き抜ける力が弱まってしまう。これでは被調理
物60の下面に十分な熱量を伝えられない。この傾向
は、上方から熱風を高速で吹き下ろす熱気衝撃方式加熱
調理を行う際に一層顕著になる。
【0023】また、ターンテーブル50で被調理物60
を回転させつつ横吹出口31から熱風を吹き付けた場
合、次のような現象が生じることにも留意しなければな
らない。すなわち、被調理物60の中で、ターンテーブ
ル50の回転中心に位置する部位には常に熱風が当た
る。これに対し回転中心から外れた部位は、横吹出口3
1に向き合う位置から離れたときには熱風を受けにくく
なる。このため、被調理物60の部位によって調理の仕
上がり加減にむらが生じる。
【0024】さらに、高周波加熱装置42に関し、次の
ような点も問題となる。すなわち、給波口73はパンチ
ングメタルや金網等のカバーで覆われるのであるが、給
波口73の位置が適切でないと熱風によって前記カバー
に被調理物の油分や食品滓が吹き付けられる。これらの
汚染物がカバー表面に堆積して行くと、発火や放電とい
った問題をひき起こす。
【0025】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、その目的とするところは、熱風を垂直方向に吹き
出す上吹出口と熱風を水平方向に吹き出す横吹出口とを
加熱室に設けた加熱調理器において、垂直方向の気流に
よって水平方向の気流が阻害されないようにすることに
ある。また、ターンテーブル上の被調理物に部位による
調理むらが生じる度合を少なくすることにある。また、
高周波の給波口に汚染物が付着・堆積しないようにする
ことにある。また、垂直方向の気流に十分な風速を確保
するとともに水平方向の風を有効に確保することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明加熱調理器は次の
構成を備える。
【0027】(1)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、この循環気流により被
調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱
室の天井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周を構成す
る内側壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ設け、前
記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に吸
込口を設けるとともに、前記上吹出口は、そこから吹き
出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を
下方に偏向させないように配置した。
【0028】この構成によれば、上吹出口からの熱風が
横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出
口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に
届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。
【0029】(2)上記のような加熱調理器において、
前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理
物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以
外の箇所の開口度より小となるように構成することによ
り、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流の下方偏
向を防止した。
【0030】この構成によれば、上吹出口の開口度の加
減により横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防
止効果がもたらされる。
【0031】(3)上記のような加熱調理器において、
前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、こ
の小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る
気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の
分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度
の差を得た。
【0032】この構成によれば、小孔の直径が均一であ
ったとしても、分布を加減して開口度に差をつけること
により、横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防
止効果がもたらされる。
【0033】(4)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したタ
ーンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の天
井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周を構成する内側
壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ設け、前記横吹
出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に吸込口を
設けるとともに、前記上吹出口は、そこから吹き出す気
流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に
偏向させないように配置した。
【0034】この構成によれば、上吹出口からの熱風が
横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出
口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に
届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。
【0035】(5)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したタ
ーンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の天
井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周を構成する内側
壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ設け、前記横吹
出口を備えた内側壁に隣接する一方の内側壁に吸込口を
設けるとともに、前記横吹出口から前記吸込口に至る気
流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れる
ように構成した。
【0036】この構成によれば、横吹出口からの熱風が
ターンテーブルの4分円領域を通って流れるので、被調
理物の中でターンテーブルの回転中心に位置する部位に
吹き付けられる熱風の量が減少し、この部位と他の部位
との加熱の不均衡が小さくなる。
【0037】(6)上記のようなターンテーブルを備え
た加熱調理器において、前記横吹出口と前記ターンテー
ブル中心を結ぶ直線と、このターンテーブル中心と前記
吸込口と結ぶ直線とがほぼ直角をなすように横吹出口、
ターンテーブル中心、及び吸込口を配置することによ
り、横吹出口からターンテーブルの4分円領域を通って
吸込口に至る気流を得ることとした。
【0038】この構成によれば、横吹出口、ターンテー
ブル中心、及び吸込口の配置の設定により、ターンテー
ブルの4分円領域を通る熱風の流れが生じる。
【0039】(7)上記のようなターンテーブルを備え
た加熱調理器において、前記上吹出口は、そこから吹き
出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を
下方に偏向させないように配置した。
【0040】この構成によれば、上吹出口からの熱風が
横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出
口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に
届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。
【0041】(8)上記のようなターンテーブルを備え
た加熱調理器において、前記上吹出口の開口度を、前記
横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出
す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となる
ように構成した。
【0042】この構成によれば、上吹出口の開口度の加
減により横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防
止効果がもたらされる。
【0043】(9)上記のようなターンテーブルを備え
た加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔によ
り構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口
から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の
分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成する
ことにより、前記開口度の差を得た。
【0044】この構成によれば、小孔の直径が均一であ
ったとしても、分布を加減して開口度に差をつけること
により、横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防
止効果がもたらされる。
【0045】(10)上記のような加熱調理器におい
て、前記加熱室の天井壁部にヒータを配置するととも
に、このヒータのうち、前記上吹出口の開口度小の箇所
に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分よりも
発熱量小とした。
【0046】この構成によれば、上吹出口の開口度小の
箇所での発熱量が低下するため、不要な熱気溜まりが発
生しない。
【0047】(11)上記のような加熱調理器におい
て、前記ヒータがシーズヒータであり、前記発熱量小の
部分はシーズヒータの非発熱部であることとした。
【0048】この構成によれば、シーズヒータの非発熱
部でヒータの発熱量小の部分を構成するため、ヒータ形
状が単純化される。
【0049】(12)上記のような加熱調理器におい
て、前記上吹出口が配置された区域より上流側に、この
上吹出口から吹き出す空気を加熱するヒータの少なくと
も一部が配置されていることとした。
【0050】この構成によれば、上吹出口の各部から吹
き出す熱風の温度が均一化される。
【0051】(13)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置した
ターンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理
物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の
天井壁の前記ターンテーブルの上方にあたる箇所に上吹
出口を設けるとともに、この上吹出口の開口度は、ター
ンテーブルの外周寄りの箇所の開口度がターンテーブル
の中心寄りの箇所の開口度より大となるよう構成した。
【0052】この構成によれば、ターンテーブルの中心
部と外周部で加熱が均等になる。
【0053】(14)上記のようなターンテーブルを備
えた加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔に
より構成するとともに、この小孔の分布を、ターンテー
ブルの外周寄りの箇所の分布がターンテーブルの中心寄
りの箇所の分布より密となるよう構成することにより、
前記開口度の差を得た。
【0054】この構成によれば、小孔の直径が均一であ
ったとしても、分布を加減して開口度に差をつけること
により、ターンテーブルの中心部と外周部とで加熱が均
等化される。
【0055】(15)上記のようなターンテーブルを備
えた加熱調理器において、前記上吹出口は前記ターンテ
ーブルの外縁からはみ出さないように配置されているこ
ととした。
【0056】この構成によれば、上からの熱風はターン
テーブルの内側に位置する被調理物に集中して当たる。
【0057】(16)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し得るようにするととも
に、この加熱室内に高周波を放出し得るようにし、前記
熱風又は高周波の単独作用又は協同作用により被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の四
周を構成する内側壁のいずれかに熱風の横吹出口を、こ
の内側壁以外のいずれかの内側壁に熱風の吸込口を、そ
れぞれ設けるとともに、前記加熱室内に高周波を放出す
る給波口を、前記横吹出口に正対しない位置に設けた。
【0058】この構成によれば、被調理物から滴り落ち
る油、あるいは食品滓等が横吹出口から吹き出す熱風に
乗って高周波の給波口に付着することが防止される。
【0059】(17)上記のような加熱調理器におい
て、前記給波口を、前記横吹出口を備えた内側壁に設け
た。
【0060】この構成によれば、横吹出口から吹き出し
た熱風は横吹出口と同じ壁面にある給波口には当たら
ず、油や食品滓が給波口に吹き付けられることがない。
【0061】(18)上記のような加熱調理器におい
て、前記給波口を、前記横吹出口を備えた内側壁以外の
いずれかの内側壁に、その給波口の下端がこの横吹出口
の高さ方向の中心より上方に位置するように設けた。
【0062】この構成によれば、横吹出口と給波口とが
垂直方向にずれていて、正対が回避されているので、横
吹出口から吹き出した熱風により油や食品滓が給波口に
吹き付けられることがない。
【0063】(19)上記のような加熱調理器におい
て、前記横吹出口を備えた内側壁に対向する内側壁に、
この横吹出口の幅の半分以上と正対することのないよう
に前記給波口を設けた。
【0064】この構成によれば、横吹出口と給波口とが
水平方向にずれていて、正対が回避されているので、横
吹出口から吹き出した熱風により油や食品滓が給波口に
吹き付けられることがない。
【0065】(20)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し、この循環気流により
被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加
熱室の天井壁には複数の小孔からなる上吹出口を、前記
加熱室の四周を構成する内側壁のいずれかには同じく複
数の小孔からなる横吹出口を、それぞれ設けるととも
に、前記上吹出口の小孔は前記天井壁構成部材の肉厚以
上の軸線方向長さを有する形状とされ、前記横吹出口の
小孔は前記内側壁構成部材の肉厚と同程度以下の軸線方
向長さを有する形状とされていることとした。
【0066】この構成によれば、上吹出口がノズルの働
きをするので、上吹出口から吹き出される熱風は高速を
保ったまま被調理物に衝突する。横吹出口から吹き出さ
れる熱風は拡散し、被調理物を幅広く包む。
【0067】(21)上記のような加熱調理器におい
て、前記上吹出口の小孔に筒状部を設け、この筒状部を
前記加熱室の外部に向けて突出させることにより、前記
小孔に前記天井壁構成部材の肉厚以上の軸線方向長さを
与えた。
【0068】この構成によれば、上吹出口に所定の軸線
方向長さを与える一方で、天井壁の下面は突出部のない
平坦な形状となる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明加熱調理器の第1実
施形態を図1に基づき説明する。第1実施形態の加熱調
理器1は、前提となる構造は図15以下に示した加熱調
理器1と同様なので、発明に関連した構成要素のみ図示
する。そして第1実施形態の加熱調理器1の構成要素の
うち、図15以下に示した加熱調理器1と共通する構成
要素には前に使用した符号をそのまま付し、説明は省略
する。同じ原則を第2実施形態以降の実施形態の説明に
も適用し、既述の構成要素については前に使用した符号
をそのまま付し、支障のないかぎり説明を省略する。
【0070】第1実施形態の加熱調理器1では、上吹出
口30から吹き出す気流が横吹出口31から被調理物6
0に至る気流を下方に偏向させないように配置されてい
る。なお「偏向させない」とは「偏向ゼロ」だけでなく
「偏向の程度が少ない」をも含む。
【0071】横吹出口31から被調理物60に至る気流
を下方に偏向させないようにするため、天井壁12にお
ける上吹出口30の開口度(開口部分の面積の割合)
は、横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かっ
て吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所より小となる
ように構成する。
【0072】上吹出口30の開口度に差をつけるのは、
上吹出口30を構成する小孔の分布を変えることにより
行っている。すなわち横吹出口31から被調理物60に
至る気流に向かって吹き出す箇所の分布をそれ以外の箇
所の分布より疎とすることにより、開口度小としてい
る。
【0073】上吹出口30の小孔はすべて等しい直径
(直径11mm)を有する。このように均一直径として
おく方が小孔を形成する際に金型作成が容易となり、製
作に便利であるが、小孔の直径に差を持たせる構成が必
ずしも排除される訳ではない。
【0074】図1には「疎」を極限まで推し進めた例が
記載されている。すなわち横吹出口31から被調理物6
0に至る気流の上方には上吹出口30の小孔を全く設け
ていない。より具体的には、被調理物60が存在しない
場合に横吹出口31から吸込口32へ吹き抜ける気流の
上方にあたる区間を「小孔ゼロ」としている。このた
め、横吹出口31から吹き出す熱風は上吹出口30から
吹き出す熱風によって下方に偏向することなく被調理物
60に向かう。この熱風は被調理物60の下面を吹き抜
け、被調理物60の下面に十分な熱量を伝える。
【0075】上記効果は上吹出口30から熱風を高速で
吹き下ろす熱気衝撃方式加熱調理の場合に一層鮮明にな
る。また被調理物60を回転させるターンテーブル50
が存在する場合はもとより、存在しない場合にも上記効
果は発揮される。
【0076】なお横吹出口31から被調理物60に至る
気流の上方に上吹出口30の小孔が皆無でなく、多少存
在していたとしても、相応の効果は得られる。
【0077】図2に本発明加熱調理器の第2実施形態を
示す。第2実施形態の加熱調理器1はターンテーブル5
0を備えていることを前提条件とする。
【0078】第2実施形態の加熱調理器1でも、上吹出
口30から吹き出す気流が横吹出口31から被調理物6
0に至る気流を下方に偏向させないように配置されてい
る。第1実施形態の場合と同様、「偏向させない」とは
「偏向ゼロ」だけでなく「偏向の程度が少ない」をも含
む概念である。
【0079】横吹出口31から被調理物60に至る気流
を下方に偏向させないようにするため、天井壁12にお
ける上吹出口30の開口度(開口部分の面積の割合)
は、横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かっ
て吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所より小となる
ように構成する。
【0080】上吹出口30の開口度に差をつけるのは、
上吹出口30を構成する小孔の分布を変えることにより
行っている。すなわち横吹出口31から被調理物60に
至る気流に向かって吹き出す箇所の分布をそれ以外の箇
所の分布より疎とすることにより、開口度小としてい
る。
【0081】第1実施形態の場合と同様、上吹出口30
の小孔はすべて等しい直径(直径11mm)を有する。
このように均一直径としておく方が小孔を形成する際に
金型作成が容易となり、製作に便利であるが、小孔の直
径に差を持たせる構成が必ずしも排除される訳ではな
い。
【0082】図2には「疎」を極限まで推し進めた例が
記載されている。すなわち横吹出口31から被調理物6
0に至る気流に向かって吹き出す(「そこに小孔が存在
したら吹き出す」の意)箇所には小孔を全く設けていな
い。より具体的には、被調理物60が存在しない場合に
横吹出口31から吸込口32へ吹き抜ける気流がターン
テーブル50の中心部に至るまでの区間を「小孔ゼロ」
としている。
【0083】上記構成によれば、横吹出口31から吹き
出す熱風は上吹出口30から吹き出す熱風によって下方
に偏向することなく被調理物60に至る。このため、タ
ーンテーブル50の中心部に至るまでの間、被調理物6
0の下面に熱風から十分な熱量を伝えることができる。
また被調理物60の下面を横に吹き抜ける気流は、ター
ンテーブル50の中心部を過ぎたとしても、被調理物6
0が上吹出口30からの気流をブロックするので、被調
理物60の外に出るまでの間、被調理物60との接触を
保ちつつ吹き抜ける。従って被調理物60の下面に十分
に熱量を伝えることができる。
【0084】被調理物60の上面を横に吹き抜ける気流
は、ターンテーブル50の中心部を過ぎると上吹出口3
0からの気流によって下方に偏向せしめられることにな
るが、これは横吹出口31からの熱風が被調理物60の
上面に良く当たるということを意味し、全く問題はな
い。そればかりか、却って加熱が促進されることにな
る。
【0085】図3に本発明加熱調理器の第3実施形態を
示す。第3実施形態の加熱調理器1は加熱室11の天井
壁12の部分に配置される上ヒータ40の構成に特徴を
有する。すなわちここでは、上ヒータ40のうち、上吹
出口30の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の
箇所に位置する部分より発熱量小となるよう構成されて
いる。開口度の大小は第1実施形態及び第2実施形態と
同じく上吹出口30の小孔の分布の疎密によって得てい
る。
【0086】具体的には、横吹出口31から被調理物6
0に至る気流に向かって吹き出す箇所のみ、第2実施形
態と同じく上吹出口30の小孔の分布を疎(「皆無」を
含む)としている。上ヒータ40はニクロム線やシーズ
ヒータといった線状のヒータで構成されるが、上記小孔
分布が疎の箇所を回避するように線状ヒータの引き回し
経路が設定されている。
【0087】上記構成によれば、上吹出口30の開口度
小の箇所では上ヒータ40の発熱量が小であるため、風
を通さない箇所の空気をむやみに熱くすることがない。
上吹出口30の開口度大の箇所に上ヒータ40の発熱を
集中させるため、空気の加熱が効率良く行われる。
【0088】場所によって上ヒータ40の発熱量を調節
する具体的手法としては、上記のような「線状ヒータの
引き回し経路の工夫」の他、次のようなものが挙げられ
る。
【0089】シーズヒータの場合、中の抵抗線の単位長
さ当たり巻数により発熱量を変えることができる。すな
わち密に巻けば発熱量が大きくなり、疎に巻けば発熱量
が小さくなる。直線状にしておけば発熱量は最小とな
る。これは裸のニクロム線であっても同じである。
【0090】なおシーズヒータの場合、端子側(配線と
の接続側)の発熱量が小さく、中央側の発熱量は大きい
のが一般的である。
【0091】またシーズヒータの抵抗線や裸のニクロム
線のコイルの一部分に良導体を装着し、装着した部分の
抵抗を下げて発熱を低下させることもできる。
【0092】第3実施形態の加熱調理器1では、上ヒー
タ40の一部40aは、上吹出口30が配置された区域
より熱風の流れに関して上流側に配置されている。
【0093】この構成によれば、上吹出口30のどの小
孔をとっても上ヒータ40の一部40aによって加熱さ
れた空気が吹き出すことになるため、上吹出口30の各
小孔から吹き出す熱風の温度の均一化を図ることができ
る。
【0094】図4に本発明加熱調理器の第4実施形態を
示す。第4実施形態の加熱調理器1も、上ヒータ40の
うち、上吹出口30の開口度小の箇所に位置する部分が
開口度大の箇所に位置する部分より発熱量小となるよう
構成したものであるが、それを次のようにして実現して
いる。なお開口度の大小は第3実施形態と同じく上吹出
口30の小孔の分布の疎密によって得ている。
【0095】すなわち上ヒータ40をシーズヒータによ
り構成する。そしてシーズヒータに必ず存在する非発熱
部40bを上吹出口30の小孔の分布疎(「皆無」を含
む)の箇所に配置した。
【0096】上記構成によれば、上吹出口30の開口度
小の箇所では上ヒータ40が発熱しないため、風を通さ
ない箇所の空気を加熱しない。そして上吹出口30の開
口度大の箇所に上ヒータ40の発熱を集中させるため、
空気の加熱が効率良く行われる。
【0097】第4実施形態の加熱調理器1でも上ヒータ
40の一部40aが、上吹出口30が配置された区域よ
り熱風の流れに関して上流側に配置されている。そのた
め、上吹出口30のどの小孔をとっても上ヒータ40の
一部40aによって加熱された空気が吹き出すことにな
り、上吹出口30の各小孔から吹き出す熱風の温度が均
一化する。
【0098】図5に本発明加熱調理器の第5実施形態を
示す。第5実施形態の加熱調理器1は、ターンテーブル
50の存在を前提条件としたうえで、上吹出口30をタ
ーンテーブル50の外縁からはみ出さないように配置し
た点に特徴を有する。
【0099】具体的には、天井壁12においてターンテ
ーブル50の上方にあたる箇所に、ターンテーブル50
の外縁からはみ出さないよう上吹出口30の小孔を分散
配置する。上吹出口30の開口度がターンテーブル50
の中心寄りの箇所において小、外周寄りの箇所において
大となるよう、小孔の分布はターンテーブル50の中心
寄りの箇所が疎、外周寄りの箇所が密とする。
【0100】図5ではターンテーブル50の上方に同心
円状の区画を設定した。この同心円状の区画は単なる説
明用のものであって、このような形状の構成要素が存在
する訳ではない。同心円のリング状の区画に含まれる小
孔の数を比較すると、外側の区画には円周長さの比率以
上に多くの小孔が含まれている。このようにして「ター
ンテーブル50の中心寄りの箇所が疎、外周寄りの箇所
が密」の小孔配置が具現化される。
【0101】このように上吹出口30を「ターンテーブ
ル50の中心寄りの箇所において開口度小、外周寄りの
箇所において開口度大」としたのは次の理由による。す
なわち、被調理物60の中でもターンテーブル50の中
心部に位置する部位は回転時の線速度が遅い。このため
熱風をじっくり当てることができる。他方、被調理物6
0の中でターンテーブル50の外周部に位置する部位
は、同じ角速度であっても線速度が速くなる。そのため
熱風の吹き付けている箇所をさっと通り過ぎてしまう。
これを補償するため、ターンテーブル50の外周寄りの
箇所の上吹出口30の開口度をターンテーブル50の中
心寄りの箇所の開口度に比べて大きくし、被調理物60
の上面各部が均等に熱風にさらされるようにした。
【0102】なお第5実施形態では、「横吹出口31か
ら被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所の
み、上吹出口30の開口度を小とする」の構成、及び
「上ヒータ40のうち、上吹出口30の開口度小の箇所
に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分より発
熱量小とする」の構成も実現されている。また「上吹出
口30が配置された区域より熱風の流れに関して上流側
に、上吹出口30から吹き出す空気を加熱する上ヒータ
40の一部40aが配置されている」の構成も実現され
ている。
【0103】図6に本発明加熱調理器の第6実施形態を
示す。第6実施形態の加熱調理器1は、ターンテーブル
50の存在を前提条件としたうえで、横吹出口31から
吸込口32に至る気流が、ターンテーブル50の4分円
領域を通って流れるように構成した点に特徴を有する。
「4分円領域」とは、互い直交する任意の2本の直径線
によって画定された、1個の扇形領域のことを指す。も
ちろんこれは観念的なものであって「扇形の要の部分が
ターンテーブルの中心に一致し、扇形の角度は90゜で
あること」などと形状を厳密に定義づけられるべきもの
ではない。
【0104】これを実現するため、横吹出口31とター
ンテーブル50の中心を結ぶ直線と、ターンテーブル5
0の中心と吸込口32を結ぶ直線とがほぼ直角をなすよ
うに横吹出口31、ターンテーブル50の中心、及び吸
込口32を配置する。
【0105】上記のように構成すると、吸込口32に空
気を吸い込ませつつ横吹出口31から熱風を送り出した
とき、熱風がターンテーブル50の4分円領域を掃引す
るように流れ、被調理物60の中でこの領域に位置する
部位を加熱する。被調理物60の中でターンテーブル5
0の中心に位置する部位にも熱風は当たるが、この部分
の熱風は本流からずれており、熱風の風量が少ない。従
って、常時熱風が当たる部位ではあるが、他の部位との
加熱の不均衡が小さくなる。
【0106】第6実施形態では、第5実施形態と同じ
く、「横吹出口31から被調理物60に至る気流に向か
って吹き出す箇所のみ、上吹出口30の開口度を小とす
る」の構成、「上ヒータ40のうち、上吹出口30の開
口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置す
る部分より発熱量小とする」の構成、「上吹出口30が
配置された区域より熱風の流れに関して上流側に、上吹
出口30から吹き出す空気を加熱する上ヒータ40の一
部40aが配置されている」の構成、「上吹出口30が
ターンテーブル50の外縁からはみ出さない」の構成、
「上吹出口30がターンテーブル50の中心寄りの箇所
において開口度小、外周寄りの箇所において開口度大」
の構成、及び「上吹出口30を構成する小孔の分布が、
ターンテーブル50の中心寄りの箇所において疎、外周
寄りの箇所において密」の構成が実現されている。
【0107】なお第5実施形態と第6実施形態を比較し
た場合、第5実施形態では横吹出口31が加熱室11の
手前寄り(扉17寄り)に配置されている。そのため、
横吹出口31からターンテーブル50の中心付近に達す
るまでの熱風の経路が第6実施形態に比べて長い。これ
に対し第6実施形態では、横吹出口31がターンテーブ
ル50の中心に対し最短距離となるような位置に設けら
れている。従って、上吹出口30の小孔を設けることの
できないエリアが第5実施形態に比べて狭く、それだけ
上吹出口30の小孔の配置の自由度が増す。
【0108】図7は横吹出口31の垂直方向の位置につ
いて説明する図である。横吹出口31は加熱室11の高
さの1/2より低い位置から加熱室11の底面近くにわ
たって設けられている。このようにすることにより、タ
ーンテーブル50の上にラック62を置いてケーキ等の
2段調理を行う場合、上段にも下段にも熱風が均等に当
たる。この構成は第1から第6までのすべての実施形態
に適用される。
【0109】図8に本発明加熱調理器の第7実施形態を
示す。これは、高周波の給波口73の位置に配慮を加え
た実施形態である。すなわち、給波口73を横吹出口3
1に正対しない位置に設けた。ここで「正対する」とは
「真正面に位置する」という意味である。
【0110】具体的には給波口73を左内側壁15に、
横吹出口31より上方に位置するように設けた。給波口
73はパンチングメタルや金網等からなるカバー76で
覆い、導波管72の中に指や物が入らないようにする。
【0111】加熱調理を行うと被調理物60から汚染物
が発生する。図8に示すようにターンテーブル50の上
にグリル61を置いてローストチキンのような調理を行
う場合など、被調理物60から油が滴り落ちる。微細な
油滴は熱風に乗って舞う。またケーキのベーキング等、
「粉もの」の被調理物60を扱う場合など、粉そのもの
が熱風に乗って浮遊する場合がある。これらばかりでな
く、種々の食品屑が汚染物となる。
【0112】給波口73が横吹出口31に正対する位置
に設けられていると、横吹出口31から吹き出す熱風に
よって汚染物が給波口73に吹き付けられることにな
る。吹き付けられた汚染物はカバー76に付着し、堆積
する。堆積した汚染物は条件が整えば発火する。また堆
積物の尖頭部分が高周波によって放電し、使用者を驚か
す。
【0113】第7実施形態の場合、給波口73が横吹出
口31が設けられたのと同じ左内側壁15に設けられて
いるので、横吹出口31からの熱風により給波口73に
汚染物が吹き付けられるということがない。従って汚染
物の発火や放電といった問題は生じない。給波口73を
横吹出口31より上方に位置するように設けることによ
り、この効果は一層確かなものになる。
【0114】図9に本発明加熱調理器の第8実施形態を
示す。これも高周波の給波口73の位置に配慮を加えた
実施形態である。給波口73は、横吹出口31を備えた
内側壁以外のいずれかの内側壁、ここでは右内側壁16
に、設けられている。給波口73の下端は横吹出口31
の高さ方向の中心(線L1で示す)より上方に位置す
る。図の場合、給波口73の下端は横吹出口31の高さ
方向の中心から距離G1だけ上の位置にある。
【0115】このように横吹出口31と給波口73とが
垂直方向にずれ、正対が回避されているので、横吹出口
31から吹き出した熱風により汚染物が給波口73に吹
き付けられることが少ない。従って汚染物の発火や放電
といった問題が少ない。
【0116】図10に本発明加熱調理器の第9実施形態
を示す。これも高周波の給波口73の位置に配慮を加え
た実施形態である。給波口73は、横吹出口31を備え
た内側壁(左内側壁15)に対向する内側壁、すなわち
右内側壁16に設けられている。給波口73は横吹出口
31の水平幅の半分以上とは正対しない。図の場合、給
波口73の前端は横吹出口31の水平方向の中心(線L
2で示す)より距離G2だけ奥内側壁14の方に引っ込ん
だ位置にある。
【0117】このように横吹出口31と給波口73とが
水平方向にずれ、正対が回避されているので、横吹出口
31から吹き出した熱風により汚染物が給波口73に吹
き付けられることが少ない。従って汚染物の発火や放電
といった問題が少ない。
【0118】図11及び図12に本発明加熱調理器の第
10実施形態を示す。第10実施形態は、ターンテーブ
ル50の有無に関わらず、あるいは上吹出口30の小孔
の直径の大小及びその取り合わせ、あるいは分布の如何
に関わらず、加熱室11に複数の小孔からなる上吹出口
30と横吹出口31を設けた加熱調理器に一般的に適用
できる構造を提案するものである。
【0119】すなわち上吹出口30の小孔は、図11に
見られるように、天井壁12の構成部材の肉厚以上の軸
線方向長さを有することとした。言い換えればノズルの
ような形状にする訳である。このような形状は板金のバ
ーリング加工あるいはスエージング加工により容易に得
ることができる。前述した直径11mmの小孔の場合、
小孔の縁に筒状部30aを設け、この筒状部30aが地
金から2mm程度突出しているものとする。それより多
く突出していても構わない。筒状部30aは加熱室11
の内部に向かって突出する。
【0120】他方横吹出口31の小孔は、図12に見ら
れるように、左内側壁15の構成部材の肉厚と同程度以
下の軸線方向長さを有することとした。左内側壁15の
構成部材が板金であれば、この形状はパンチ加工によっ
て容易に得ることができる。なおパンチ加工によって板
金の片面に僅かなバリが出たとしても、それは「構成部
材の肉厚と同程度」の範囲内である。パンチ加工後さら
にプレスし、小孔の口縁が地金の肉厚以下の厚さとなる
よう加工してもよい。
【0121】このような構成によれば、上吹出口30か
ら吹き出す熱風はビーム状になって流速を落とさないま
ま被調理物60に衝突する。このため熱気の衝撃が大き
くなる。他方横吹出口31から吹き出す熱風は横吹出口
31を出たところから拡散を始める。このため被調理物
60に当たる際の衝撃が弱められ、被調理物60の側面
及び下面を幅広く柔らかく包み込むような形になる。
【0122】従って、上吹出口30から高速の熱風を吹
き出させる熱気衝撃方式加熱調理においても、横吹出口
31からの熱風吹き出しに重きを置くスポンジケーキ等
の調理においても、各調理方式の特質が一層生かされる
ことになる。
【0123】図13及び図14に本発明加熱調理器の第
11実施形態を示す。第11実施形態は第10実施形態
の一部改良である。すなわち上吹出口30の小孔の筒状
部30aは加熱室11の内部に向かってではなく、外部
に向かって突出する。
【0124】この構成によれば、天井壁12の下面から
突出部が消え、天井壁12の下面が平坦になる。従って
加熱室11の内部の清掃が容易になる。また筒状部30
aに手を引っかけて怪我をするといったおそれもない。
【0125】以上、本発明の各種実施形態につき説明し
たが、この他発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々
の変更を加えて実施することが可能である。
【0126】
【発明の効果】本発明は以下に掲げるような効果を奏す
る。
【0127】(1)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、この循環気流により被
調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱
室の天井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周を構成す
る内側壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ設け、前
記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に吸
込口を設けるとともに、前記上吹出口は、そこから吹き
出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を
下方に偏向させないように配置したから、上吹出口から
の熱風は主として横吹出口から被調理物に至る気流以外
の箇所を目指して吹き出すこととなり、横吹出口からの
熱風の流れが妨げられない。このように上吹出口からの
熱風が横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、
横吹出口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調
理物に届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達す
る。従って横吹出口からの熱風にその期待されている役
割を十分果たさせることができ、調理の仕上がりの品位
が向上する。上方から高速の熱風を吹き下ろす熱気衝撃
方式加熱調理において、この効果は特に顕著である。
【0128】(2)上記のような加熱調理器において、
前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理
物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以
外の箇所の開口度より小となるように構成することによ
り、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流の下方偏
向を防止したから、上吹出口の開口度の加減により横吹
出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果が得る
ことができ、構成が容易である。
【0129】(3)上記のような加熱調理器において、
前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、こ
の小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る
気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の
分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度
の差を得たから、小孔の直径が均一であったとしても、
分布を加減して開口度に差をつけ、横吹出口から被調理
物に至る気流の下方偏向防止効果を得ることができる。
製作も容易である。
【0130】(4)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したタ
ーンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の天
井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周を構成する内側
壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ設け、前記横吹
出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に吸込口を
設けるとともに、前記上吹出口は、そこから吹き出す気
流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に
偏向させないように配置したから、上吹出口からの熱風
は主として横吹出口から被調理物に至る気流以外の箇所
を目指して吹き出すこととなり、横吹出口からの熱風の
流れが妨げられない。このように上吹出口からの熱風が
横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出
口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に
届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。従
って横吹出口からの熱風にその期待されている役割を十
分果たさせることができ、調理の仕上がりの品位が向上
する。上方から高速の熱風を吹き下ろす熱気衝撃方式加
熱調理において、この効果は特に顕著である。
【0131】(5)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したタ
ーンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の天
井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周を構成する内側
壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ設け、前記横吹
出口を備えた内側壁に隣接する一方の内側壁に吸込口を
設けるとともに、前記横吹出口から前記吸込口に至る気
流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れる
ように構成したから、横吹出口からの熱風がターンテー
ブルの4分円領域を通って流れることにより、被調理物
の中でターンテーブルの回転中心に位置する部位に吹き
付けられる熱風の量が減少し、この部位と他の部位との
加熱の不均衡が小さくなる。従って調理むら、端的に言
えば焦げむらが少なくなる。
【0132】(6)上記のような加熱調理器において、
前記横吹出口と前記ターンテーブル中心を結ぶ直線と、
このターンテーブル中心と前記吸込口と結ぶ直線とがほ
ぼ直角をなすように横吹出口、ターンテーブル中心、及
び吸込口を配置することにより、横吹出口からターンテ
ーブルの4分円領域を通って吸込口に至る気流を得るこ
ととしたから、横吹出口、ターンテーブル中心、及び吸
込口の配置の設定だけで熱風を所望のように流れさせる
ことができ、構成が容易である。
【0133】(7)上記のような加熱調理器において、
前記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口
から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないよう
に配置したから、上吹出口からの熱風は主として横吹出
口から被調理物に至る気流以外の箇所を目指して吹き出
すこととなり、横吹出口からの熱風の流れが妨げられな
い。このように上吹出口からの熱風が横吹出口からの熱
風を下方に偏向させないので、横吹出口からの熱風は設
計通りのルートをたどって被調理物に届き、被調理物の
所定箇所に所定の熱量を伝達する。従って横吹出口から
の熱風にその期待されている役割を十分果たさせること
ができ、調理の仕上がりの品位が向上する。上方から高
速の熱風を吹き下ろす熱気衝撃方式加熱調理において、
この効果は特に顕著である。
【0134】(8)上記のような加熱調理器において、
前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理
物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以
外の箇所の開口度より小となるように構成したから、上
吹出口の開口度の加減により横吹出口から被調理物に至
る気流の下方偏向防止効果が得ることができ、構成が容
易である。
【0135】(9)上記のようなターンテーブルを備え
た加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔によ
り構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口
から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の
分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成する
ことにより、前記開口度の差を得ることとしたから、小
孔の直径が均一であったとしても、分布を加減して開口
度に差をつけ、横吹出口から被調理物に至る気流の下方
偏向防止効果を得ることができる。製作も容易である。
【0136】(10)上記のような加熱調理器におい
て、前記加熱室の天井壁部にヒータを配置するととも
に、このヒータのうち、前記上吹出口の開口度小の箇所
に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分よりも
発熱量小としたから、開口度小の箇所での発熱量が低下
するため、不要な熱気溜まりが発生しない。逆に、吹出
口の開口度大の箇所にヒータの発熱が集中するため、空
気の加熱が効率良く行われる。
【0137】(11)上記のような加熱調理器におい
て、前記ヒータがシーズヒータであり、前記発熱量小の
部分はシーズヒータの非発熱部であることとしたから、
シーズヒータの非発熱部でヒータの発熱量小の部分を構
成してヒータ形状を単純化し、ヒータに要するコストを
低減することができる。
【0138】(12)上記のような加熱調理器におい
て、前記上吹出口が配置された区域より上流側に、この
上吹出口から吹き出す空気を加熱するヒータの少なくと
も一部が配置されていることとしたから、上吹出口の各
部から吹き出す熱風の温度の均一化を図ることができ
る。これにより、被調理物の加熱むらを少なくすること
ができる。
【0139】(13)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置した
ターンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理
物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の
天井壁の前記ターンテーブルの上方にあたる箇所に上吹
出口を設けるとともに、この上吹出口の開口度は、ター
ンテーブルの外周寄りの箇所の開口度がターンテーブル
の中心寄りの箇所の開口度より大となるよう構成したか
ら、ターンテーブルの中心部と外周部で加熱が均等にな
り、被調理物においてターンテーブルの中心部に位置す
る部位と外周部に位置する部位の間に仕上がりの差が生
じないようにすることができる。
【0140】(14)上記のようなターンテーブルを備
えた加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔に
より構成するとともに、この小孔の分布を、ターンテー
ブルの外周寄りの箇所の分布がターンテーブルの中心寄
りの箇所の分布より密となるよう構成することにより、
前記開口度の差を得ることとしたから、小孔の直径が均
一であったとしても、分布を加減して開口度に差をつ
け、ターンテーブルの中心部と外周部とで加熱を均等に
することができる。これにより被調理物においてターン
テーブルの中心部に位置する部位と外周部に位置する部
位の間に仕上がりの差が生じないようにすることができ
る。製作も容易である。
【0141】(15)上記のようなターンテーブルを備
えた加熱調理器において、前記上吹出口は前記ターンテ
ーブルの外縁からはみ出さないように配置されているこ
ととしたから、上からの熱風はターンテーブルの内側に
位置する被調理物に集中して当たり、被調理物の上面を
効率よく加熱できる。被調理物のうち、ターンテーブル
の外縁からはみ出す部位はそれだけ横吹出口に接近する
ため横吹出口からの熱風で十分に加熱されるので、この
部位の加熱が不十分になるということもない。
【0142】(16)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し得るようにするととも
に、この加熱室内に高周波を放出し得るようにし、前記
熱風又は高周波の単独作用又は協同作用により被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室の四
周を構成する内側壁のいずれかに熱風の横吹出口を、こ
の内側壁以外のいずれかの内側壁に熱風の吸込口を、そ
れぞれ設けるとともに、前記加熱室内に高周波を放出す
る給波口を、前記横吹出口に正対しない位置に設けたか
ら、被調理物から滴り落ちる油、あるいは食品滓といっ
た汚染物が横吹出口から吹き出す熱風に乗って高周波の
給波口に付着することが防止される。従って吹き付けら
れた汚染物が堆積し、発火したり、放電したりするとい
う問題が回避される。
【0143】(17)上記のような加熱調理器におい
て、前記給波口を、前記横吹出口を備えた内側壁に設け
たから、横吹出口から吹き出した熱風は横吹出口と同じ
壁面にある給波口には当たらず、汚染物が給波口に吹き
付けられることがない。従って吹き付けられた汚染物が
堆積し、発火したり、放電したりするという問題は生じ
ない。
【0144】(18)上記のような加熱調理器におい
て、前記給波口を、前記横吹出口を備えた内側壁以外の
いずれかの内側壁に、その給波口の下端がこの横吹出口
の高さ方向の中心より上方に位置するように設けたか
ら、横吹出口と給波口とが垂直方向にずれていて、正対
が回避されているので、横吹出口から吹き出した熱風に
より汚染物が給波口に吹き付けられることが少ない。従
って吹き付けられた汚染物が堆積し、発火したり、放電
したりするという問題が少ない。
【0145】(19)上記のような加熱調理器におい
て、前記横吹出口を備えた内側壁に対向する内側壁に、
この横吹出口の幅の半分以上と正対することのないよう
に前記給波口を設けたから、横吹出口と給波口とが水平
方向にずれていて、正対が回避されているので、横吹出
口から吹き出した熱風により汚染物が給波口に吹き付け
られることが少ない。従って吹き付けられた汚染物が堆
積し、発火したり、放電したりするという問題が少な
い。
【0146】(20)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し、この循環気流により
被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加
熱室の天井壁には複数の小孔からなる上吹出口を、前記
加熱室の四周を構成する内側壁のいずれかには同じく複
数の小孔からなる横吹出口を、それぞれ設けるととも
に、前記上吹出口の小孔は前記天井壁構成部材の肉厚以
上の軸線方向長さを有する形状とされ、前記横吹出口の
小孔は前記内側壁構成部材の肉厚と同程度以下の軸線方
向長さを有する形状とされていることとしたから、上吹
出口はノズルの働きをし、上吹出口から吹き出す熱風は
ビーム状になって流速を落とさないまま被調理物に衝突
する。これにより被調理物に大きな熱気衝撃が与えられ
る。他方横吹出口から吹き出す熱風は横吹出口を出たと
ころから拡散を始め、被調理物に当たる際には衝撃が弱
められた形で被調理物の側面及び下面を幅広く柔らかく
包み込む。このため、上吹出口から高速の熱風を吹き出
させる熱気衝撃方式加熱調理においても、横吹出口から
の熱風吹き出しに重きを置くスポンジケーキ等の調理に
おいても、各調理方式の特質が一層生かされる。
【0147】(21)上記のような加熱調理器におい
て、前記上吹出口の小孔に筒状部を設け、この筒状部を
前記加熱室の外部に向けて突出させることにより、前記
小孔に前記天井壁構成部材の肉厚以上の軸線方向長さを
与えたから、上吹出口に所定の軸線方向長さを与える一
方で、天井壁の下面は突出部のない平坦な形状とするこ
とができ、加熱室の清掃が楽になる。突出部に手を引っ
かけて怪我をするおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明加熱調理器の第1実施形態を示す模型
的水平断面図
【図2】 本発明加熱調理器の第2実施形態を示す模型
的水平断面図
【図3】 本発明加熱調理器の第3実施形態を示す模型
的水平断面図
【図4】 本発明加熱調理器の第4実施形態を示す模型
的水平断面図
【図5】 本発明加熱調理器の第5実施形態を示す模型
的水平断面図
【図6】 本発明加熱調理器の第6実施形態を示す模型
的水平断面図
【図7】 加熱調理器の模型的垂直断面図
【図8】 本発明加熱調理器の第7実施形態を示す模型
的垂直断面図
【図9】 本発明加熱調理器の第8実施形態を示す模型
的垂直断面図
【図10】 本発明加熱調理器の第9実施形態を示す模
型的水平断面図
【図11】 本発明加熱調理器の第10実施形態を示す
部分水平断面図
【図12】 図11とともに本発明加熱調理器の第10
実施形態を示す部分垂直断面図
【図13】 本発明加熱調理器の第11実施形態を示す
模型的垂直断面図
【図14】 同じく本発明加熱調理器の第11実施形態
を示す模型的垂直断面図にして、図13と直角の方向か
ら見たもの
【図15】 本発明の前提となる加熱調理器の正面図に
して、透視図法で表現したもの
【図16】 図15の加熱調理器の垂直断面図
【図17】 図15の加熱調理器の高周波加熱装置の構
成を示す斜視図
【図18】 図15の加熱調理器内の熱風の流れを説明
する第1の模型的垂直断面図
【図19】 図15の加熱調理器内の熱風の流れを説明
する第2の模型的垂直断面図
【図20】 図15の加熱調理器の問題点を説明する模
型的水平断面図
【図21】 図15の加熱調理器の問題点を説明する模
型的垂直断面図
【符号の説明】
1 加熱調理器 11 加熱室 12 天井壁 13 底面壁 14 奥内側壁 15 左内側壁 16 右内側壁 17 扉 20 送風装置 21 ファンケーシング 22 遠心ファン 25 上ダクト 26 横ダクト 30 上吹出口 30a 筒状部 31 横吹出口 32 吸込口 40 上ヒータ 41 横ヒータ 42 高周波加熱装置 50 ターンテーブル 60 被調理物 61 グリル 62 ラック 73 給波口 76 カバー
フロントページの続き (72)発明者 有田 徹弌 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岩本 雅之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 上田 真也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設け
    て熱風の循環気流を形成し、この循環気流により被調理
    物の加熱調理を行う加熱調理器において、 前記加熱室の天井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周
    を構成する内側壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ
    設け、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内
    側壁に吸込口を設けるとともに、前記上吹出口は、そこ
    から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至
    る気流を下方に偏向させないように配置されていること
    を特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口
    から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の
    開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構
    成することにより、前記横吹出口から前記被調理物に至
    る気流の下方偏向を防止することを特徴とする請求項1
    に記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記上吹出口を複数の小孔により構成す
    るとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記
    被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそ
    れ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することによ
    り、前記開口度の差を得ることを特徴とする請求項2に
    記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設け
    て熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したターン
    テーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物の加
    熱調理を行う加熱調理器において、 前記加熱室の天井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周
    を構成する内側壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ
    設け、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内
    側壁に吸込口を設けるとともに、前記上吹出口は、そこ
    から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至
    る気流を下方に偏向させないように配置されていること
    を特徴とする加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設け
    て熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したターン
    テーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物の加
    熱調理を行う加熱調理器において、 前記加熱室の天井壁には上吹出口を、前記加熱室の四周
    を構成する内側壁のいずれかには横吹出口を、それぞれ
    設け、前記横吹出口を備えた内側壁に隣接する一方の内
    側壁に吸込口を設けるとともに、前記横吹出口から前記
    吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域
    を通って流れるように構成したことを特徴とする加熱調
    理器。
  6. 【請求項6】 前記横吹出口と前記ターンテーブル中心
    を結ぶ直線と、このターンテーブル中心と前記吸込口と
    結ぶ直線とがほぼ直角をなすように横吹出口、ターンテ
    ーブル中心、及び吸込口を配置することにより、横吹出
    口からターンテーブルの4分円領域を通って吸込口に至
    る気流を得るようにしたことを特徴とする請求項5に記
    載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 前記上吹出口は、そこから吹き出す気流
    が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏
    向させないように配置されていることを特徴とする請求
    項5又は請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口
    から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の
    開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構
    成することにより、前記横吹出口から前記被調理物に至
    る気流の下方偏向を防止することを特徴とする請求項4
    又は請求項7に記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 前記上吹出口を複数の小孔により構成す
    るとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記
    被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそ
    れ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することによ
    り、前記開口度の差を得ることを特徴とする請求項8に
    記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 前記加熱室の天井壁部にヒータを配置
    するとともに、このヒータのうち、前記上吹出口の開口
    度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する
    部分よりも発熱量小としたことを特徴とする請求項2、
    3、8、9のいずれかに記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 前記ヒータがシーズヒータであり、前
    記発熱量小の部分はシーズヒータの非発熱部であること
    を特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。
  12. 【請求項12】 前記上吹出口が配置された区域より上
    流側に、この上吹出口から吹き出す空気を加熱するヒー
    タの少なくとも一部が配置されていることを特徴とする
    請求項1〜請求項11のいずれかに記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設
    けて熱風の循環気流を形成し、被調理物を載置したター
    ンテーブルをこの循環気流の中で回転させて被調理物の
    加熱調理を行う加熱調理器において、 前記加熱室の天井壁の前記ターンテーブルの上方にあた
    る箇所に上吹出口を設けるとともに、この上吹出口の開
    口度は、ターンテーブルの外周寄りの箇所の開口度がタ
    ーンテーブルの中心寄りの箇所の開口度より大となるよ
    う構成したことを特徴とする加熱調理器。
  14. 【請求項14】 前記上吹出口を複数の小孔により構成
    するとともに、この小孔の分布を、ターンテーブルの外
    周寄りの箇所の分布がターンテーブルの中心寄りの箇所
    の分布より密となるよう構成することにより、前記開口
    度の差を得ることを特徴とする請求項13に記載の加熱
    調理器。
  15. 【請求項15】 前記上吹出口は前記ターンテーブルの
    外縁からはみ出さないように配置されていることを特徴
    とする請求項4、5、6、7、8、9、13、14のい
    ずれかに記載の加熱調理器。
  16. 【請求項16】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設
    けて熱風の循環気流を形成し得るようにするとともに、
    この加熱室内に高周波を放出し得るようにし、前記熱風
    又は高周波の単独作用又は協同作用により被調理物の加
    熱調理を行う加熱調理器において、 前記加熱室の四周を構成する内側壁のいずれかに熱風の
    横吹出口を、この内側壁以外のいずれかの内側壁に熱風
    の吸込口を、それぞれ設けるとともに、前記加熱室内に
    高周波を放出する給波口を、前記横吹出口に正対しない
    位置に設けたことを特徴とする加熱調理器。
  17. 【請求項17】 前記給波口を、前記横吹出口を備えた
    内側壁に設けたことを特徴とする請求項16に記載の加
    熱調理器。
  18. 【請求項18】 前記給波口を、前記横吹出口を備えた
    内側壁以外のいずれかの内側壁に、その給波口の下端が
    この横吹出口の高さ方向の中心より上方に位置するよう
    に設けたことを特徴とする請求項16に記載の加熱調理
    器。
  19. 【請求項19】 前記横吹出口を備えた内側壁に対向す
    る内側壁に、この横吹出口の水平幅の半分以上と正対す
    ることのないように前記給波口を設けたことを特徴とす
    る請求項16に記載の加熱調理器。
  20. 【請求項20】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設
    けて熱風の循環気流を形成し、この循環気流により被調
    理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記加熱室
    の天井壁には複数の小孔からなる上吹出口を、前記加熱
    室の四周を構成する内側壁のいずれかには同じく複数の
    小孔からなる横吹出口を、それぞれ設けるとともに、前
    記上吹出口の小孔は前記天井壁構成部材の肉厚以上の軸
    線方向長さを有する形状とされ、前記横吹出口の小孔は
    前記内側壁構成部材の肉厚と同程度以下の軸線方向長さ
    を有する形状とされていることを特徴とする加熱調理
    器。
  21. 【請求項21】 前記上吹出口の小孔に筒状部を設け、
    この筒状部を前記加熱室の外部に向けて突出させること
    により、前記小孔に前記天井壁構成部材の肉厚以上の軸
    線方向長さを与えたことを特徴とする請求項20に記載
    の加熱調理器。
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