JPH0773842B2 - ベニヤレ−スにおける原木供給方法 - Google Patents

ベニヤレ−スにおける原木供給方法

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JPH0773842B2
JPH0773842B2 JP466286A JP466286A JPH0773842B2 JP H0773842 B2 JPH0773842 B2 JP H0773842B2 JP 466286 A JP466286 A JP 466286A JP 466286 A JP466286 A JP 466286A JP H0773842 B2 JPH0773842 B2 JP H0773842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、芯出し後の原木をベニヤレースの把持爪間へ
迅速に装填させる方法に関するものである。
「従来の技術」 一般的にベニヤレースへ供給される原木は、前段工程の
芯出し装置において、その旋削中心となる軸芯が適宜決
定され、芯出し後の原木は、ベニヤレースまでその上部
に一対敷設されたレール上を平行に往復動する搬送機、
或いは枢止部を支点として、一定角度揺動する揺動腕等
の搬送爪によって支持されながら、その軸芯部が把持爪
間に装填される。
この装填時、ベニヤレースの鉋台は、切削完了位置か
ら、装填すべき原木の外周面に衝突しない位置、即ち、
軸芯部を把持爪間にて把持した場合、最大半径部と干渉
しない位置まで、退避する必要がある。
この退避量を適確な位置に制御すべく、本願出願人は、
特公昭58−54003号公報、発明の名称「鉋台の移動制御
装置」によって、原木径を任意箇所で測定し、その測定
値中の最大値に基づいて鉋台移動量を求める方式を提供
し、この種作業における稼働率の向上を図った。
しかして、芯出し後の原木は、ベニヤレースと芯出し装
置の中間位置において、原木の回転切削が完了するまで
待機し、鉋台が測定値中の最大値に基づいて後退を開始
する時に、この中間の待機位置から前進し始め、退避位
置の鉋台と干渉することなく、把持爪によって把持され
ることになり、原木の装填時間が短縮され、所期の目的
が達成された。
「発明が解決しようとする問題点」 通常、芯出し位置と中間の待機位置、この待機位置とベ
ニヤレースの距離は、原木同士が相互に干渉しないよう
に、予期される最大原木径に若干の余裕を見込んで設定
されている。しかしながら、鉋台が適正位置へ退避する
距離と、芯出し後の原木を装填する距離には差異がある
ので、鉋台が適正位置に退避しても、芯出し後の原木は
未だベニヤレースへの供給途上にあり、切削開始時間が
遅れることになる。
「問題点を解決するための手段」 本発明は叙上に鑑み、芯出し後の原木を、芯出し位置か
らベニヤレース間の任意位置において、搬送爪によって
支持しながら、少なくともベニヤレースの把持爪にて把
持された原木の切削終了間際までに、その外周面に対し
て一定間隔を置いて対峙する位置へ前進させ、原木切削
完了後、直ちに、芯出し後の原木径に応じた位置まで鉋
台を後退させると共に、芯出し後の原木をベニヤレース
の把持爪間へ装填させることにより、鉋台が適正位置に
退避した時から、芯出し後の原木を切削開始するまでの
稼働率を、さらに向上させるものである。
「実施例」 以下に、本発明方法の実施例を、添付図面に基づいて説
明する。
尚、添付図面には原木径を検出する装置の実施例が示さ
れていないが、通常、合板工場においては、前記記載の
如く、ベニヤレースへ供給する原木は、芯出し装置によ
ってその旋削中心となる軸芯を決定しており、この軸芯
決定時、付随的に原木径が算定できるものである。
また、この芯出し装置は、通常の原木が根元から頂部に
向かって、徐々に径が細くなる傾向にあるため、切断後
の原木両木口部の何れかにその最大径が存在する観点よ
り、原木の両木口端面の長短径を測定したり、プロジェ
クタから原木の両木口端面に投影される同心円に基づい
て算定したり、原木の両木口端面の近傍に位置する径部
を測定するか、さらには、原木の長手方向に対しての曲
がりや変形を考慮して、長手方向に亘る複数断面の最大
内接円を求め、これら最大内接円に包含される最大直円
筒を算定するものである。
この芯出し装置(図示せず)とベニヤレース1間には、
一定角度揺動自在な揺動腕を支持する枢止部、或いは、
第1図乃至第2図に示すように、上部に左右任意間隔を
置いて一対のレール2が敷設され、このレール2より、
その四隅部に配置した車輪3を介して搬送機4を吊下
し、この搬送機4には、搬送方向の両側に芯出し後の原
木5を把持する搬送爪6が備えられている。
また、この搬送機4の移動量は、マグネスケール、或い
は、図示例のようなエンコーダ等より成る搬送機位置検
出器7によって、芯出し装置上の後退限位置、或いは、
芯出し装置とベニヤレース1間のほぼ中間に設定された
待機位置8から、搬送に伴って逐次発信されるパルス量
によって検出されることになる。
一方、搬送機4で既にベニヤレース1へ搬送されていた
原木5は、その軸芯を把持爪9中心と一致して把持さ
れ、鉋台伝達装置10によって歩送り軸11を歩送りさせ、
この歩送り軸11に螺装された鉋台12の刃物13によってベ
ニヤ単板14が切削されている。この歩送り量は、前記記
載の如く、マグネスケール、エンコーダ等より成る鉋台
位置検出器15から発信されるパルス量に基づき、常時検
出されている。
第6図のブロック図には、本発明の実施例が概略的に示
されており、次に、このブロック図と第3図乃至第5図
の作動説明図に基づきながら、その作用を説明する。
まず、芯出し装置に付随して配置された原木最大径検出
器16によって、原木5の最大径が検出され、この検出値
は、搬送器移動量演算装置17へ出力されると共に、記憶
装置18に一旦記憶される。この搬送機移動量演算装置17
には、待機位置8から把持爪9中心までの原木搬送距離
Lと、搬送機位置検出器7により検出された搬送機4の
位置と、鉋台位置検出器15により検出された鉋台12の位
置が入力されている。
仮に、初期稼働であれば、ベニヤレース1の把持爪9間
では、原木5が未だ把持されていないので、把持爪締付
信号19からはOFFの信号が入力されている。この場合、
搬送機4の移動量は原木搬送距離Lとなり、原木5は把
持爪9間へ搬送される。
一方、記憶装置18から鉋台移動量演算装置20へ原木5の
最大径が出力され、この鉋台移動量演算装置20におい
て、鉋台位置検出器15からの出力と比較しながら、鉋台
12の移動量を演算し、この演算結果を鉋台制御装置21へ
出力して、モータ22を駆動させる。従って、鉋台12は鉋
台伝達装置10によって歩送り軸11上を適正位置まで移動
され、同時に、この移動量が鉋台位置検出器15により検
出され、鉋台移動量演算装置20へ帰還されている。
この状態下、搬送機4の搬送爪6からベニヤレース1の
把持爪9へ原木5が把持交換されると、適正位置に退避
していた鉋台12は歩送りされ、原木5よりベニヤ単板14
が切削されることになる。この間、次の原木5が芯出し
装置によって芯出しされ、前記記載と同様に、その最大
径が搬送機移動量演算装置17と記憶装置18に出力されて
いる。この搬送機移動量演算装置17には、切削途上の鉋
台12の位置、即ち、減少過程の原木5の半径が常時入力
され、且つ搬送機位置検出器7から搬送機4の位置が入
力されている。
しかして、搬送機移動量演算装置17内には、下記の演算
式が設定されており、この演算式より搬送機4の移動量
Xを算出することになる。
X=L−BR−K−AR 尚、上記演算式中、 Lは、待機位置8から把持爪9中心までの原木搬送距
離。
BRは、搬送機4による搬送途上の原木5の半径。
Kは、搬送途上の原木5の外周面と切削途上の原木5の
外周面が、干渉しない対峙距離。
ARは、切削途上の原木5の半径である。
上記演算式より算出された演算結果を、搬送機制御装置
23へ出力して、モータ24を駆動させると、搬送機4はレ
ール2上、搬送機伝達装置25によってXだけ前進し、第
3図に示す位置から、第4図に示す位置へ移動する。こ
の時、この移動量Xは、搬送機位置検出器7により検出
され、搬送機移動量演算装置17へ帰還されている。
また、待機位置8を通過して、原木の芯出し位置から直
接第4図に示す位置へ移動させるのも任意である。
従って、搬送機4に支持された原木5は、切削途上の原
木5の外周面に対して、一定間隔を置いて対峙する位置
へ至っている。また、切削量に応じて半径ARが減少する
量Nは、鉋台位置検出器15により逐次検出されているの
で、搬送機4はこの量Nだけ追随前進され、第5図に示
す位置に至ることになる。
次いで、原木5の切削が終了し、把持爪9の締付けが解
除されると、把持爪締付信号19からOFFの信号が搬送機
移動量演算装置17へ出力されると共に、記憶装置18へリ
セット信号が出力される。従って、記憶装置18に一旦記
憶されていた搬送途上の原木5の最大径が、鉋台移動量
演算装置20へ出力され、前記記載と同様に、鉋台12の移
動量を演算し、鉋台12を鉋台伝達装置10によって歩送り
軸11上を適正位置まで移動させると共に、搬送爪6から
把持爪9へ原木5を把持交換させる。
以後、上記動作を繰り返すことにより、芯出し後の原木
5をベニヤレース1の把持爪間へ迅速に装填させるもの
である。
尚、本実施例においては、搬送機位置検出器7並びに鉋
台位置検出器15をマグネスケール、エンコーダ等によ
り、無段階制御しているが、検出機をレール2並びに歩
送り軸11に複数個配置し、両者の信号を有機的に対応さ
せて、段階的に制御することも可能であり、この方法に
よれば、把持爪9にて把持された原木5の切削量に応じ
て鉋台が歩送り前進し、歩送り軸11上に配置された1番
目に通過する検出器に達するとその検出器から搬送機4
に信号を送り、搬送機4を芯出し後の原木を対峙させた
位置から1番目に通過するレール2上の検出器まで前進
させる。
さらに、鉋台の前進が続き歩送り軸11上の2番目の検出
器を通過すると、搬送機4は、1番目の検出器から2番
目の検出器まで前進する。
これが把持爪9にて把持された原木5の切削終了間際ま
で繰り返され、原木5の切削終了時に鉋台の前進が検出
器の直前で停止すれば、その前に通過した検出器から停
止した位置までの距離だけ搬送器4は初めに設定された
対峙距離Kよりも離れることになるが、歩送り軸上に複
数個配置された検出器と検出器の間隔以上は離れない。
また、原木5同士を一定間隔を置いて対峙しながら、原
木5の切削終了間際まで追随前進させているが、待機し
ている任意位置から、原木5の切削終了間際に、原木5
同士を一定間隔を置いて対峙する位置へ前進させること
も任意である。
「効果」 以上のように本発明によれば、芯出し後の原木を、芯出
し位置からベニヤレース間の任意位置において、搬送爪
によって支持しながら、少なくともベニヤレースの把持
爪にて把持された原木の切削終了間際までに、その外周
面に対して一定間隔を置いて対峙する位置へ前進させ、
原木切削完了後、直ちに、芯出し後の原木径に応じた位
置まで鉋台を後退させると共に、芯出し後の原木をベニ
ヤレースの把持爪間へ装填させるので、鉋台が適正位置
に退避した時から、芯出し後の原木を切削開始するまで
の稼働率を、さらに向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部切り欠き平面図、
第2図は第1図の側面図、第3図乃至第5図は作動説明
図、第6図は本発明方法の作動原理を示すブロック図で
ある。 1……ベニヤレース、5……原木 6……搬送爪、9……把持爪 12……鉋台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯出し後の原木を、芯出し位置からベニヤ
    レース間の任意位置において、搬送爪によって支持しな
    がら、少なくともベニヤレースの把持爪にて把持された
    原木の切削終了間際までに、その外周面に対して一定間
    隔を置いて対峙する位置へ前進させ、原木切削完了後、
    直ちに、芯出し後の原木径に応じた位置まで鉋台を後退
    させると共に、芯出し後の原木をベニヤレースの把持爪
    間へ装填させることを特徴とするベニヤレースにおける
    原木供給方法。
  2. 【請求項2】芯出し後の原木を、待機位置から、ベニヤ
    レースの把持爪にて把持された原木の外周面に干渉しな
    い対峙距離まで前進させ、そこから原木の切削終了間際
    まで芯出し後の原木を把持した搬送爪を、一定間隔を置
    いて対峙させたまま、ベニヤレースの把持爪にて把持さ
    れた原木の径が減少する分、無段階に追随前進させる特
    許請求の範囲第1項記載のベニヤレースにおける原木供
    給方法。
  3. 【請求項3】芯出し後の原木を、待機位置から、ベニヤ
    レースの把持爪にて把持された原木の外周面に干渉しな
    い対峙距離まで前進させ、そこから原木の切削終了間際
    まで芯出し後の原木を把持した搬送爪を、前記対峙距離
    からある間隔以上離れようとすると、前記対峙距離に至
    るまでベニヤレースの対峙爪にて把持された原木の径が
    減少するのに応じて段階的に追随前進させる特許請求の
    範囲第1項記載のベニヤレースにおける原木供給方法。
  4. 【請求項4】原木の切削終了間際に、芯出し後の原木
    を、待機していた任意位置から、把持爪にて把持された
    原木の外周面に対して一定間隔を置いて対峙する位置ま
    で前進させる特許請求の範囲第1項記載のベニヤレース
    における原木供給方法。
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