JPH06293002A - 原木の芯出し方法、芯出し供給方法およびそれらの装置 - Google Patents

原木の芯出し方法、芯出し供給方法およびそれらの装置

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JPH06293002A
JPH06293002A JP5340486A JP34048693A JPH06293002A JP H06293002 A JPH06293002 A JP H06293002A JP 5340486 A JP5340486 A JP 5340486A JP 34048693 A JP34048693 A JP 34048693A JP H06293002 A JPH06293002 A JP H06293002A
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Masanori Murakami
正徳 村上
Tetsutaro Rikuura
鉄太郎 陸浦
Noriyuki Tsukashita
則幸 塚下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はベニヤレースによって原木を
切削するのに先立ち、原木の旋削軸芯を高精度に効率よ
く決定し、また、原木の最大回転半径に基づいてベニヤ
レースの鉋台を最適位置に待機させ、さらには、旋削軸
芯を決定した後の原木をベニヤレースのスピンドルまで
付属装置と干渉することなく供給することにある。 【構成】 仮軸芯のまわりに1回転させられる原木の長
手方向にほぼ密接して輪郭検知器が設けられ、これらに
よって原木の長手方向の多数の断面輪郭が検知される。
そして、原木の両端部近傍及び中間部の3断面の輪郭の
各最大内接円に基づいて最大直円筒の方向が、また全て
の検知断面の輪郭により最大直円筒が求められて、それ
の中心線が旋削軸芯となる。この旋削軸芯と仮軸芯との
偏差を解消するように、一対の傾斜梁又はスイングアー
ムの各搬送爪が補正される。また、前記全ての検知断面
に基づいて旋削軸芯まわりの原木の最大回転半径が求め
られ、鉋台はこれに入り込まない直前位置に待機させら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベニヤレースによって原
木を回転切削(旋削)する際、原木の旋削軸芯決定時の
精度を向上させたり、また、原木の旋削軸芯の決定時、
その原木径に基づいてベニヤレースの鉋台を最適位置へ
待機させたり、さらには、旋削軸芯が決定された後の原
木をベニヤレースのスピンドルチャックまで供給する方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、原木をベニヤレースによって
旋削するには、原木の両木口(両端面)に対して進退自
在となるスピンドルチャックにより各木口の旋削軸芯を
把持させた後、スピンドルの回転に伴って鉋台を送りベ
ニヤ単板を得ていた。通常、このベニヤ単板の旋削作業
前には原木芯出し工程が存在し、旋削軸芯が決定した原
木がベニヤレースのスピンドル位置まで供給されてい
る。
【0003】本出願人は、この種の原木の芯出し工程に
関して、1980年12月26日に日本国出願の特願昭
60−295804号、発明の名称「原木の芯出し方法
およびその装置」を提案し、特にベニヤレースへの芯出
し後の原木の装着時間の短縮を図った。この構成は、左
右一対で配置されて水平方向に進退自在なスピンドルを
備える。これらスピンドルの先端にそれぞれ把持爪が装
着されると共に、各スピンドルの基端近傍に回転角検知
器が設けられる。一方、機枠上部の水平梁を案内として
走行体が走行自在に支持される。この走行体には、X軸
補正装置によって進退自在、かつY軸補正装置によって
昇降自在な搬送爪が両側より各々吊下形態で設けられ
る。さらに、原木の長手方向に任意間隔を置いて複数個
の変位腕が配設される。各変位腕はそれぞれ揺動可能に
支持され、それらの基端には、変位検知器が各々設けら
れる。そして、原木が前記一対の把持爪により、ラフな
精度の仮軸芯を中心に回転させられる際、前記回転角検
知器と変位検知器の各データから旋削軸芯の座標値が演
算され、この座標値に基づき、前記搬送爪のX軸補正装
置へ横方向の補正量が、また、Y軸補正装置へ下降方向
の補正量が各々出力される。
【0004】この種の芯出し工程においては、第一に原
木の長手方向のうち、両端部近傍と中央部の3断面、あ
るいは原木が長尺となる場合には、この3断面にさらに
2断面を加えた5断面に位置する、仮軸芯を回転中心と
した軸直角断面の輪郭を芯出しのためのデータとしてい
た。
【0005】また第二に、原木芯出し装置において得た
旋削軸芯のX方向、Y方向の補正量を、この原木芯出し
装置とベニヤレースのスピンドル位置間に配設された搬
送爪へ送り、この搬送爪によって把持されている原木
を、スピンドル位置まで搬送する間に前記補正量に基づ
く各補正を完了している。また同時に、ベニヤレースの
鉋台の送り軸上の位置を、各データから得られた当該原
木の旋削軸芯からの最大回転半径に基づいて制御してい
る。この目的は、原木をスピンドルチャックに装着する
際に、鉋台の旋削刃と原木との衝突を避け、かつ直ちに
原木を切削開始できるような位置へ鉋台を待機させるこ
とにある。
【0006】この鉋台の位置制御については、基本的に
は日本国特公昭58−54003号公報に開示されてい
るように、原木の最大回転半径を検出し、かつ鉋台の位
置を検出する一方、両者のデータから鉋台の移動量を制
御するものであり、この方法によって鉋台が所定位置へ
待機させられた状態で、原木がスピンドルチャックへ装
着されていた。
【0007】このスピンドルチャックへ装着される原木
の最大回転半径の決定は、原木の長手方向のうち、両端
部近傍と中央部の3断面、あるいは原木が長尺となる場
合には、この3断面にさらに2断面を加えた5断面であ
る。しかし、各断面間に樹枝を切り落とした跡、瘤等の
凸部が存在していると、前記最大回転半径に増加方向の
狂いが発生することになる。このため、データ算定され
た各断面の間隔内に存在する凸部の最大許容量を予め設
定し、この最大許容量を前記方法によって得られた最大
回転半径に加算して、鉋台の送り軸上の待機位置を決定
し、原木をスピンドルチャックに装着する際に鉋台との
衝突を避けるとともに、原木を直ちに切削開始できる状
態としていた。
【0008】さらに第三に、原木芯出し装置において得
た旋削軸芯のX方向、Y方向の補正量を、この原木芯出
し装置とベニヤレースのスピンドル位置間に配設された
搬送爪へ送り、この搬送爪によって把持されている原木
をスピンドル位置まで搬送する間に、各補正を完了して
いるため、芯出しから装着までの時間が短縮され、一応
の成果を得ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
一の技術においては、原木はその性状に応じて、長手方
向にわたる曲がり、捻り等、また樹枝を切り落とした
跡、瘤等の凸部、さらには節穴、カンを取り除いた跡等
の凹部が通常存在しており、原木を芯出しする際に必要
となる前記各データの間隔内にこれらが顕著に存在して
いると、その芯出し精度は相当低下することになる。
【0010】また、第二の技術においては、前記構成に
おいて一応の成果を挙げ得るものは、原木の各断面の間
隔内に存在する凸部が最大許容量を越えないものであ
る。仮に越えた場合には、原木のスピンドルチャックへ
の装着時に凸部と鉋台が衝突して鉋台が破損するおそれ
がある。また逆の場合には、前記原木の各断面の間隔内
に凸部が存在せず、最大回転半径に加算した最大許容量
分が、スピンドルチャックに装着された原木と鉋台旋削
刃との余分な間隔となる。したがって、原木切削開始に
至るまで鉋台を空送りさせねばならず、この間ベニヤ単
板は旋削されないことになり、生産効率が悪くなる。
【0011】さらには、第三の技術においては、前記構
成において一応の成果を挙げ得るものは、原木芯出し装
置とベニヤレースのスピンドル間の水平空間が、各装置
の付属装置が一切介在しない開放された空間である場合
に限られる。仮に付属装置がこの空間内に介在していれ
ば、その付属装置が機枠上部の水平梁を案内として走行
する搬送爪並びに原木の障害となる。例えば、スピンド
ルレースの鉋台の旋削刃を原木に押し付けて旋削する
際、旋削刃の押圧力によって原木が変形することを防ぐ
ために、原木に関して旋削刃とは反対側に、旋削刃の押
圧力を受け止めるバックアップローラ装置を設けること
がある。このバックアップローラ装置は一般に原木芯出
し装置とベニヤレーススピンドルとの間に位置するた
め、これが原木搬送の障害となる。
【0012】本発明の第一の目的は、原木の芯出し精度
を高めるとともに、その演算処理を効率的に行う芯出し
技術を提供することにある。本発明の第二の目的は、原
木の旋削開始に先立って予め鉋台を待機させる際、鉋台
の旋削刃が原木に衝突しないように、かつその旋削刃と
原木とに余分な距離を生じさせず、直ちに原木の旋削が
開始されるようにする技術を提供することにある。本発
明の第三の目的は、原木芯出し装置とベニヤレーススピ
ンドルとの間の空間にバックアップローラ等の付属装置
が存在する場合でも、その付属装置との干渉を避けつ
つ、芯出し工程終了後の原木をベニヤレーススピンドル
に供給することのできる技術を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記第一
の目的を達成する発明は、(1)原木の全長にわたって各
検知域がほぼ密接して連なる複数の接触式又は非接触式
の各検知部を原木の外周に対応させること、(2)原木を
仮軸芯のまわりに回転させることにより各検知域の断面
輪郭を各々検知すること、(3)それら断面輪郭のうち原
木の両端部近傍の2断面又はこれに中央部断面を加えた
3断面の断面輪郭における各最大内接円を求めること、
(4)これら最大内接円の配列に基づき原木の長さ方向に
おいて取り得る最大直円筒の方向を予測すること、(5)
その方向を基準にして、前記各検知域の全ての断面輪郭
データの内側に入る最大直円筒の中心線を求めて、これ
を所期の軸芯とするものである。
【0014】ここで、このような最大直円筒の中心線を
求める際、前記各検知域の全ての断面輪郭データを一括
処理して、それらの内側に入る最大直円筒を一発で求め
る手法の他、概念的には仮の最大直円筒を用いる手法も
含まれる。すなわち、原木の両端部近傍の2断面又はこ
れに中央部断面を加えた3断面の断面輪郭の内側に入る
仮の最大直円筒を一旦求め、上記2又は3断面の間の残
余の断面輪郭が上記仮の最大直円筒の内部に侵入するか
どうかを判定して、侵入していればその侵入を解消する
新たな最大直円筒を求め、侵入していなければ、仮の最
大直円筒を本来のものとする概念手法である。
【0015】いずれにしても上記発明によれば、原木の
長手方向にほぼ密接して連なる複数の検知部により、そ
の長手方向の各断面輪郭が密度高く検知される。そし
て、これら断面輪郭データのうち原木の形態予測に有効
な両端部近傍の2断面又はこれに中央部断面を加えた3
断面の輪郭データは、原木の長手方向において取り得る
最大直円筒の方向を予測することに用い、その方向を基
準として最大直円筒の中心線を求める際は、全ての断面
輪郭データを用いるというように、全体的に各断面輪郭
のデータを使い分けることにより、効率よく高精度に原
木の芯出しを行うことができる。
【0016】なお、原木の各断面輪郭を求めるための複
数の輪郭検知器として、原木の長さ方向に連なる複数の
変位腕をそれぞれ原木の外周に接触させるよう構成する
ことができる。その場合、それら変位腕の列の端の方に
位置する1以上の特定変位腕を原木の長さ方向に移動可
能とし、短い原木に対しては、任意の変位腕を原木の外
周から退避させるとともに、上記特定変位腕を原木の中
央寄りに移動させることにより、種々の長さの原木に対
応可能となる。また、上記複数の輪郭検知器として、接
触式のものに限らず、非接触式のもの、例えばレーザ
光、電磁波、超音波等の伝播媒体が原木の外周で反射又
は遮閉されることを利用したものを用いることもでき
る。
【0017】さらに、原木の輪郭検知に際して、検知器
の変位を時間の関数として求める場合には、例えば原木
を回転させてほぼ等速回転に移行してから時間との関係
で変位のデータを処理すればよい。一方、原木を例えば
1回転させるだけで断面輪郭を求める場合は、起動及び
停止時の正負の加速度のために角速度が変わるため、回
転角検出器を設けて、原木の断面輪郭に基づく変位を原
木の回転角の関数として求めることが望ましい。この場
合は回転角検出器は必要となるが、原木を最小限回転さ
せるだけで迅速に輪郭検知ができる。
【0018】前記第二の目的を達成する発明は、仮軸芯
のまわりに原木を回転させ、原木の全長にわたりほぼ密
接して連なる複数の検知域の各断面輪郭を検知し、それ
らのうちの2以上の断面輪郭データに基づいて原木の旋
削軸芯を求める。さらに全ての断面輪郭データに基づ
き、上記旋削軸芯を中心とする原木の最大回転半径を求
め、最大回転半径に対応して過不足のないようにベニヤ
レースの鉋台を待機させるものである。このように、原
木の全長にわたり空白域がほとんど生じないように原木
の最大回転半径を求め、これを鉋台の待機位置にフィー
ドバックさせることにより、ベニヤレースの旋削中心部
(スピンドルチャック等)に供給される原木と鉋台の旋
削刃とが衝突したり、逆にその旋削刃と原木との間の距
離が大きくなりすぎて、旋削が開始されるまでに時間的
ロスが生じるといった問題が解消される。
【0019】前記第三の目的を達成する発明は、原木の
芯出し装置とベニヤレースの旋削中心部との間の空間
に、前述のバックアップローラ装置等の付属装置が存在
する場合でも、これに干渉することなく原木を供給する
ために、例えば傾斜梁等のガイド梁部材、あるいは伸縮
式等のスイング部材が設けられる。傾斜梁等のガイド梁
部材では、中間に位置する前記付属装置を避けて原木の
搬送軌跡が付与される。またスイング部材では、そのス
イング軌跡が上記付属装置と干渉しないように設定さ
れ、特に伸縮式のものの場合は、その伸縮により付属装
置との干渉を避けることが一層容易となる。ガイド梁部
材又はスイング部材のいずれも、原木を挟んでその長さ
方向に対向するように対をなして設けられ、それらの各
々に搬送爪が、原木の旋削軸芯の補正に必要な任意の位
置を取り得るように、互いに独立に移動可能に設けられ
る。
【0020】したがって、一体的な門形のガイド梁部材
やスイング部材を採用する場合に比べて、それらの駆動
力が小さくて済み、駆動機構が小形化される。また、両
側の搬送爪をそれぞれ独立に位置調整することで、全体
として一体で位置調整する場合より、旋削軸芯の補正を
より高精度に行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の方法及び装置の幾つかの実施
例を、添付図面に基づいて説明する。まず図1に示すよ
うに、原木1を搬送するログホールコンベヤ2の終端部
には、中継コンベヤ3が連結されており、この中継コン
ベヤ3の終端に近接して第1受け枠4及び第2受け枠5
が互いに近接して設けられている。第1受け枠4はその
後端が垂直状で、上面が搬送方向に対して下り勾配であ
る。第2受け枠5はその上面が搬送方向に対して上り勾
配となり、その上面には近接スイッチ、リミットスイッ
チ、リードスイッチ等の原木検知器5A(図2、図4)
が、図示しないスプリングを介して弾力的に取り付けら
れている。これら第1受け枠4と第2受け枠5を一組と
して、一定間隔をおいて2組配設される。図5に示すよ
うに、各組の両受け枠4及び5の互いに対向する面に設
けられたラック6間にピニオン7がかみ合い、モータ8
が第1受け枠4と第2受け枠5を互いに逆方向へ昇降さ
せる。この機構が原木1の繰出し装置を構成している。
【0022】また、図1に示すように、前段工程から搬
送されてくる原木1が次段工程の原木芯出し装置に合致
するか否か、その直径を選別すべく、光電管、近接スイ
ッチ等からなる原木径検知器9が、原木1の繰出し位置
の側方に設置され、ログホールコンベヤ2、中継コンベ
ヤ3の駆動、停止を制御している。
【0023】この原木繰出し位置に近接して、図7に示
すように、スライドレール、リニヤウエイ等のガイド
(以下、この種のものをガイドと総称する)10が敷設
され、このガイド10上に、四隅部にリニヤブロック1
1を備えた架台12が原木1の搬送方向と直交する方向
に移動可能に設置されており、架台12の両側端部に一
対の受渡しコンベヤ13が設置されている。この架台1
2には、図6のスプロケット23A、23B及びチェン
23Cを介してモータ23と連結されたねじ状の横送り
軸23Dが螺合され、モータ23の正逆両方向の駆動に
より架台12が左右に移動する。
【0024】架台12を挟んでその両側に設置された一
対の支持台14上に、前端に接触体16を備えた検知枠
17が、ガイド15を介して原木1の搬送方向と直交す
る方向に移動可能に設けられている。そして、一方の支
持台14に設置されたシリンダ18(図6)のピストン
ロッド19の先端が前記検知枠17に連結され、この一
方の検知枠17に連結されたリンク20(図7)の下部
と、他方の検知枠17に連結されたリンク20の中間部
とが連結バー21で連結されることにより、一対の接触
体16が搬送方向と直交する方向へ互いに接近・離間す
るようになっている。
【0025】また、図6に示すように、前記各接触体1
6の背後には、これが原木1の端面に当たったことを検
知する接触検知器22がそれぞれ設けられ、また前記シ
リンダ18は図示しないエンコーダが内蔵された、原木
側長機能を有するものとされている。さらに、架台12
の、前記一対の受渡しコンベヤ13の始端部近傍には、
原木1の両端部近傍を検知する一対の端部検知器24が
設置されている。そして、原木1が長さ方向に位置ズレ
を起こしている場合には、一対の端部検知器24の双方
が原木1の両端部を検知するまで前記モータ23が正転
若しくは逆転し、前記架台12を原木1の搬送方向に対
して直交方向へ偏位させるようになっている。また、上
述の接触体16を備えた各検知枠17は、その原木1及
び架台12を中央に戻すために、原木1の端面を検知し
て前記モータ23に駆動・停止の信号を出力する役割を
果たす。
【0026】受渡しコンベヤ13の終端位置間際には、
図8のように、その上方部分が湾曲して構成された一対
の枠体25が、斜め上方に傾斜して設置され、各枠体2
5の前後に設けられたスプロケット26間に、枠体25
の形状に倣うようにチエン27が掛けわたされている。
すなわち、図9に示すように、チエン27を構成する任
意のリンク28部分から突出して取り付けられたガイド
ローラ29が、枠体25の形状に倣ったガイドレール3
0部分に係合することにより、チエン27はそれに沿っ
て巡回するようになっている。また、チエン27には原
木1を受ける複数のフック31(図8)が任意間隔をお
いて取り付けられ、全体でフックコンベヤ32を構成す
る。このフックコンベヤ32は上側部分において傾斜状
態が緩やかになっており、図3に示すようにその終端部
は、ベニヤレースのスピンドル68のセンターより上方
にあり、かつ、一定長さにわたって設置された機枠33
の始端に位置している。
【0027】この機枠33の始端部に、任意間隔をおい
て一対の縦送り軸34(図10)が支承されており、ま
た、垂直方向に配置された縦ガイド35に、取付具36
が組み付けられるとともに、これに前記縦送り軸34が
螺合され、かつその基端部に接続された縦送りモータ3
7によって取付具36が昇降するようになっている。
【0028】取付具36には、V形状の受台39が水平
方向の横ガイド38により原木仮芯出し位置D1と原木
芯出し位置D2間にわたって移動可能に、かつ図2に示
すように対をなして設けられ、これら一対の受台39
に、フックコンベヤ32から搬送されてきた原木1が移
されて支持される。受台39は取付具36に設けられた
横送り軸40に螺合され、横送り軸40の一端に接続さ
れた横送りモータ41によって水平方向へ移動するよう
になっている。
【0029】前記フックコンベヤ32の終端部近傍に
は、図11に摸式的に示すようにスプリング31A、流
体圧等によって原木1の下面に当接しながら一定距離だ
け昇降可能な下面検知体31Bが設けられ、この下面検
知体31Bを検知する下部検知器Kにより原木1の上昇
の起点が定められる。さらにその上方位置には、互いに
異なる高さレベルに複数組の上部検知器L1、L2…が、
原木1の直径に応じて複数段階の計測点を与えるために
設けられている。これらの上部検知器L1、L2…は、例
えば光電式のもので、互いに対向する投光器42と受光
器43を備え、投光器42から発光される光が、受台3
9により上昇させられる原木1の上面で遮られることに
より、上面検知の信号が出力される。なお、各組の投光
器42及び受光器43は図12に示すように、原木1の
搬送の障害にならないように対角位置に設置される。
【0030】そして、図13に示すように、下部検知器
Kが原木1の下面(下面検知体31B)を検知してか
ら、上部検知器L1又はL2が原木1の上面を検知するま
での原木上昇量Y1又はY3に基づき、原木1の直径d1
又はd2が算出される。つまり、H1、H3は固定距離で
あるから、これらからY1又はY3を減算すればd1又は
2が求められる。これに基づき仮軸芯O1又はO2が決
定され、あとは、その仮軸芯と後述する把持爪51の中
心(O51)とが合致するまで原木1が受台39により上
昇させられることとなる。
【0031】なお、上記構成では、原木1の上面は光電
式の上部検知器によって無接触検知されているが、これ
を例えば、受台39の上昇と同期して下降する機械的な
接触式検知体に置き換え、その検知体が原木1の上面に
接触するまでの移動距離に基づいて原木1の仮軸芯を求
めることも可能である。
【0032】図2の前記横送り軸40の先端位置には、
原木1を仮軸芯を回転中心として1回転させることによ
り、その長手方向にわたる複数個所の断面輪郭を検知
し、これに基づき原木1の旋削軸芯を求める原木芯出し
装置が設置されている。すなわち図14に示すように、
左右一対で原木1の長さ方向に配置されたガイド44に
基台45を載せるとともに、この基台45をねじ状横送
り軸46に螺合し、それの一端に連結されたモータ47
の駆動によって、基台45を原木1の長さ方向において
接近・離間可能な構成としている。
【0033】また、この左右一対の基台45上には、相
対向して一対の把持用シリンダ48が設けられ、そのピ
ストンロッド49の先端が、基台45のほぼ中央部に支
持されているスピンドル50の後端に連結されていて、
各スピンドル50の先端には、原木1の端面に突き刺さ
れる把持爪51が取り付けられている。また基台45上
に設置されたモータ52によりチエン53を介して駆動
されるチエンホイール54が、軸方向に摺動可能、かつ
回転方向に対して一体的に嵌挿されている。一方、相対
向して位置する従動側のスピンドル50には、ギヤ55
が軸方向に摺動可能、かつ回転方向に対して一体的に嵌
挿され、このギヤ55が連係ギヤ55Aを介して、基台
45に設けられたロータリエンコーダ56のピニオン5
7とかみ合い、これによって原木1の回転角を計測する
回転角検知器が構成される。この回転角検知器は後述す
る変位検知器と協働して原木1の輪郭検出器を構成す
る。
【0034】図15に示すように、横梁58には、原木
1の長手方向にわたって各々任意長さを有し、かつ隣接
するもの同士がほぼ密接状態となる検知域を有する接触
式の検知体59が複数個配置されている(図示の例にお
いては13個)。そして、それらの検知体59の個数と
同じ数だけ検知体59の変位量を計測する変位検知器が
設けられている。すなわち、横梁58に体して、複数本
(この例では13本)の変位腕61が各基部近傍におい
てピン61A(図16)により垂直面内で揺動可能に取
り付けられ、各先端部に上述の検知体59がそれぞれ設
けられている。また、横梁58の前方に各変位腕61を
それぞれ引き上げる流体シリンダ62が一対の側板60
間にピン結合されるとともに、そのピストンロッド63
の先端が変位腕61にピン結合されている。
【0035】そして、このシリンダ62は、変位腕61
の自重の一部を支え、残余の自重により変位腕61の検
知体59を原木1の外周面に当接させるとともに、内蔵
されたリニヤエンコーダ62Aによって、検知体59の
変位量を変位腕61を介して検知する。また、このシリ
ンダ62は、変位腕61を輪郭検知位置Haから最上位
置Hcまで持ち上げる機能を果たすとともに、変位腕6
1を中間的な領域における任意位置Hbで停止させるブ
レーキ部62Bを備えていて、供給される原木1の直径
に応じて変位腕61を最適な位置に待機させる役割をも
果たす。
【0036】そして、図15に例示するものでは、原木
1の長さ方向における13箇所の断面輪郭が求められ、
そのうち原木1の両端部近傍A、A並びに中央部Bに位
置する検知体59から得られる3断面のデータに基づい
て、原木1の長さ方向において取り得る最大直円筒の方
向が見い出され、また、13断面全ての断面輪郭データ
に基づき、上記方向を基準として最大直円筒の中心線が
旋削軸芯として求められるが、この点については後述す
る。
【0037】原木1の断面輪郭を検知する検知体59は
例えば13個存在するが、供給される原木1の長さが短
い場合は、それに応じて検知に関与する検知体59の数
を減少させ、それら検知体59の合計距離を原木長さに
ほぼ合わせるようになっている。例えば、原木1の長さ
を3段階に分けた場合、原木1の各長さに応じて検知体
59の個数も例えば13個、11個、9個と選択でき
る。原木1の両端近傍部分を軸芯決定部位としている関
係上、両端近傍に位置する例えば2本ずつ都合4本の変
位腕61、並びにそれらに対応するシリンダ62(図1
6)は固定的に設置されておらず、原木1の長さ方向に
移動可能となっている。すなわち、横梁58には腕ガイ
ド64が設けられ、この腕ガイド64に腕移動体65が
取り付けられている。さらに、横梁58に設けられた腕
スライド用シリンダ66のピストンロッド67が腕移動
体65に連結されている。
【0038】また、変位腕61の揺動支持部の合計距離
を検知体59の合計距離より小とするために、原木1の
両端近傍を除く残りの変位腕61は、その基端位置から
原木1の外周に向かって熊手状に傾斜して形成されてい
る。そして、長い原木1に対しては13個の変位腕61
及び検知体59が全て使用されるが、短い原木1に対し
ては、中央寄りに位置する1以上の変位腕61及び検知
体59が原木1の外周から退避させられた後、シリンダ
66により両端部近傍の変位腕61が中央寄りに移動さ
せられる。この移動量は、退避させる変位腕61の本数
を増やすことで、例えば2段階に設定できる。
【0039】このような原木芯出し位置から芯出し後の
原木1を、図1におけるベニヤレースのスピンドル68
まで搬送するために、一対の傾斜梁69が原木1の搬送
路を挟んで互いに対向するように設けられ、後述する進
退機構により相対向する方向に進退可能とされている。
また各傾斜梁69には往復動機構によって搬送爪70が
傾斜方向へ往復動可能に組み付けられ、さらに、その傾
斜梁69が昇降機構によって昇降させられるようになっ
ている。
【0040】ベニヤレースのスピンドル68の背後に
は、鉋台Rの旋削刃Sにより原木1が押圧されつつ旋削
される際に、その押圧力に対抗する力を付与するバック
アップローラ装置Tが設けられるが、傾斜梁69はその
バックアップローラ装置Tと干渉しないように、斜め下
方に傾斜した原木搬送軌跡を与えるものである。
【0041】前述の進退機構について言えば、前記機枠
33上には、図18に示すように、原木1の搬送方向と
直交する方向へ、ガイド71が取り付けられ、このガイ
ド71にリニヤブロック72を備えた支持台73が設置
されている。この支持台73は、機枠33に水平状に設
けられたねじ状送り軸74に螺合され、これを回転させ
るモータ75によって進退可能とされている。さらに、
この支持台73上には、水平方向のガイド76に移送台
78が載置されるとともに、移送台78には、支持台7
3に固定された傾斜梁用シリンダ79のピストンロッド
80が接続され、この移送台78が支持台73に対し移
動できる構成とされている。
【0042】この移送台78の前部には、原木1の搬送
方向に一定の間隔をおいて一対のガイド81(図17)
が垂直方向に形成されており、これらガイド81に、原
木芯出し位置からベニヤレースのスピンドル68の近傍
に至る前記各傾斜梁69が組み付けられている。また、
傾斜梁69は移送台78に支持された垂直方向のねじ状
縦送り軸82に螺合され、その軸82の一端に接続され
たモータ83によって昇降可能とされている。さらに、
移送台78に固定されたシリンダ84のピストンロッド
85が傾斜梁69に接続され、上記シリンダ84が常時
傾斜梁69並びに搬送時の原木1を、有段あるいは無段
階の圧力において引き上げることにより、それらの自重
分の負荷を除去した昇降機構が、上記縦送り軸82及び
モータ83によって構成されている。
【0043】その昇降機構の縦送り軸82には、傾斜梁
69のY軸上の移動量を測定するY軸距離測定器83A
が接続されており、これは、例えば縦送り軸82を駆動
するサーボモータ83の回転数をパルス信号に変換する
パルス発生器等を主体として構成され、そのパルス数に
基づいてY軸方向の移動距離が測定される。なお、Y軸
距離測定器としては、これ以外に、Y軸方向の移動量を
直接的に求める磁気スケールであってもよいし、また、
駆動源にモータ83でなく流体シリンダ機構が用いられ
る場合は、ピストンロッドの伸縮量を回転角に変換して
測定するロータリエンコーダであってもよい。
【0044】前記搬送爪70は、傾斜梁69に形成され
た傾斜ガイド87にリニヤブロック88を介して組み付
けられており、傾斜梁69の傾斜方向に沿って設けられ
たねじ状の傾斜送り軸86が搬送爪70に螺合されてい
る。そして、傾斜送り軸86の一端に連結されたモータ
89によって搬送爪70が傾斜方向へ往復動させられ
る。また、傾斜梁69に固定されたシリンダ90のピス
トンロッド91がチエン92を介して搬送爪70に接続
され、搬送爪70並びに搬送爪70に把持された原木1
を、有段あるいは無段階の圧力において常に引き上げる
ことにより、それらの自重分を除去した往復動機構が構
成されている。
【0045】また、前記往復動機構の傾斜送り軸86に
は、搬送爪70の移動量を測定するために、ロータリエ
ンコーダ等によって構成されるX軸距離測定器70Aが
接続されている。なお、前記原木芯出し装置において得
られた旋削軸芯の補正データは、仮軸芯からのX軸上、
並びにY軸上の距離として指示される直交座標上の補正
量であるが、搬送爪70に対する補正量は縦送り軸82
及び傾斜送り軸86上の移動量であり、両者は直交座標
とならない。その関係上、補正データを搬送爪70へ出
力するには、縦送り軸82をY′、傾斜送り軸86を
X′とする非直交座標上での指示値に変換する必要があ
る。ただし、本実施例では、説明の便宜上、傾斜送り軸
86をX軸に相当するものとする。
【0046】次に、以上の実施例の作動を説明する。ま
ず、図1において予め外皮がはぎ取られている原木1
は、ログホールコンベヤ2上を搬送され、さらに中継コ
ンベヤ3を介して受渡しコンベヤ13上へ搬入される。
ここで、図5のモータ8を駆動させることによってピニ
オン7を正転させ、これにかみ合っている各ラック6を
昇降制御する。すなわち、図1において第1受け枠4を
搬送面から没入させるとともに、搬送方向に対して上り
勾配面を有する第2受け枠5を上昇させて搬送面より突
出状態として、中継コンベヤ3から搬送されてくる原木
1の受け入れ態勢をつくる。原木1の下部が中継コンベ
ヤ3の終端部に、また、その前面が第2受け枠5の上り
勾配面に当接したことを原木検知器5A(図4)によっ
て確認して、原木1を中継コンベヤ3の搬送面より下位
位置で受け入れて原木1の重心を移動させると、原木1
はその下部が中継コンベヤ3の終端部に、またその前面
が第2受け枠5の上り勾配面に一旦規制され、停止状態
となる(図3)。
【0047】その後、ピニオン7(図5)を逆転させ
て、第1、第2受け枠4,5の上部が同一となった状態
下、原木1は原木径検知器9によってその径が検知さ
れ、仮に原木芯出し装置へ供給するには許容限度を越え
た大径、あるいは小径等の不適格材であれば、当該原木
1を除去することになる。また、当該原木1が許容限度
内であれば、一対の第1、第2受け枠4,5上に停止状
態となった原木1の長手方向の位置に対し、受渡しコン
ベヤ13の受け入れ位置を調整する。すなわち、図2に
おける架台12上の両端部に設置された各端部検知器2
4が原木1の両端部近傍を同時に検知していれば、その
原木1は端部検知器24の内側に位置する一対の受渡し
コンベヤ13上に移載可能な位置にあるが、仮に、原木
1又は架台12の何れかが、搬送方向に対して左右いず
れかの側に片寄って位置している場合には、双方の端部
検知器24のうちの一方が原木1を検知していない状態
となる。このときは、モータ23(図6)を駆動させて
架台12を、双方の端部検知器24が原木1の各端部を
同時に検知するまで移動させて、原木1と架台12を正
対させる。
【0048】次いで、ピニオン7(図5)をさらに逆転
させることにより、第1受け枠4を突出させるととも
に、第2受け枠5を搬送面下へ没入させることによっ
て、原木1を受渡しコンベヤ13上へ移す。このとき、
仮に次段の原木芯出し装置の処理能力に比して前段工程
からの原木1の供給量が多く、ログホールコンベヤ2上
に複数本の原木1が滞留している場合には、第1受け枠
4の上昇時、その後端の垂直状部分によって隣接する後
位の原木1の繰出しを防止する。
【0049】受渡しコンベヤ13上へ繰出された原木1
は、受渡しコンベヤ13の巡回に伴って前方へ移送され
るのであるが、この移送中に原木1を搬送路の中央に位
置決めする操作を行う。すなわち、シリンダ18(図
6、7)を作動させることにより、一方の支持台14を
移送途上の原木1の長手方向へ前進させると、連結バー
21を介して他方の支持台14も等距離分だけ前進す
る。ここで、仮に原木1が受渡しコンベヤ13の中心線
を境に右方へ偏位して搬送されていた場合、一対の接触
体16が左右の待機位置から等距離前進すると、右側の
接触体16が先に原木1の右端に当接する。これを接触
検知器22が検知して、モータ23に起動信号を出力す
ると、架台12が原木1とともに左側へ移動する。この
とき、右側の接触体16が原木1の右端に接触した状態
でこれに追従するように、シリンダ18により各検知枠
17が更に接近させられる。そして、反対側(左側)の
接触体16が原木1の左端に当接してこれが接触検知器
22で検知されると、モータ23に停止信号が出力され
て架台12が停止する。これによって、原木1は搬送路
の中央に位置が修正されることになり、またシリンダ1
8の伸長量(各検知枠17の前進距離)に基づいて原木
1の長さを計測することができる。
【0050】このように原木1は図1の受渡しコンベヤ
13で移送されながら自身の長手方向の位置を修正され
て、フックコンベヤ32の始端位置に至る。ここで、左
右一対のフック31によって持ち上げられて上り勾配で
搬送され、原木仮芯出し位置へ搬入される。この原木仮
芯出し位置において、下面検知体31B(図11)は原
木1の下面と接することによりほぼ搬送面まで押し下げ
られ、この位置でフックコンベヤ32が一旦停止する。
【0051】次いで、左右一対の受台39を始端位置に
待機させている取付具36を、モータ37の駆動に伴っ
て上昇させると、フックコンベヤ32の終端上に位置す
る原木1は、これら一対の受台39上に乗り移る。この
とき、下面検知体31Bは原木1に接触しつつ若干上昇
して、下部検知器Kによって検知され、これを上昇起点
として受台39の上昇量を表わすパルス数の読み込みを
開始する。これ以後、原木1の下面は下面検知体31B
から離れる一方、原木1の上面が、上方の互いに異なる
高さにあるいずれかの上部検知器L1、L2…の投光器4
2、受光器43に検知されるまで上昇量が積算される。
【0052】このとき、上部検知器L1、L2…の設置数
に対応して原木1の径が大径、中径、小径の3段階又は
2段階等のどれに属するかが判別されることになる。そ
して、例えば図13の左側に示すように、上部検知器L
1より下部検知器Kまでの距離H1から、積算された上昇
量Y1を減算して原木1の直径d1が得られ、さらにその
半径r1から、上部検出器L1と原木芯出し装置の把持爪
51の中心O51との距離H2を減算し、その残量Y2だけ
さらに受台39を上昇させる。同様に図13の右側の例
では、上部検知器L2が原木1の上面を検知するが、原
木1の半径は、r2=(H3−Y3)/2で求められ、さ
らに、r2−H4=Y4によって受台39の更なる上昇量
が定まる。
【0053】いずれにしても、原木1の仮軸芯O1又は
2が決定されると、図10に示すように一対の受台3
9は、横送り軸40により定量分だけ横案内38に沿っ
て前進し、原木1の仮軸芯部分を図14の原木芯出し装
置の左右一対の把持爪51の中心を結ぶ線上に至らせ
る。このとき、原木1の長手方向にわたってほぼ密接し
て連なる検知域を有する複数の検知体59及び変位腕6
1は、上部検知器L1、L2等で判別された原木1の直径
に応じた位置に待機している。
【0054】また一方、把持爪51を支承している基台
45は、搬入される原木1の長さに応じて、ねじ状の横
送り軸46及びモータ47によって適宜進退調整されて
待機しており、原木1は、一対の把持用シリンダ48の
作動に伴い、一対の把持爪51によって把持される。そ
の把持後、図10の受台39はモータ37の駆動により
下降し、さらにモータ41の駆動によって図中左下端の
待機位置まで後退して次の原木に備える。
【0055】一方、この間に、各変位腕61の各検知体
59(図15)が原木1の外周面に当接させられ、か
つ、モータ52(図14)の駆動により把持爪51が原
木1とともに1回転させられる。この回転角は原木回転
角検知器としてのロータリエンコーダ56によって、ま
た原木1の両端面の仮軸芯を結ぶ線上からの検知体59
の変位量は、変位検知器たるリニヤエンコーダ62A
(図16)によって、各々同期的に検知される。
【0056】したがって、原木回転角検知器によって検
知された任意角の電気信号と、変位検知器によって検知
された変位量の電気信号は同期的に取り出され、例えば
13箇所の断面輪郭が微小角度ごとの点の集合としてそ
れぞれ検知される。
【0057】次に、図19に示すブロック図によりその
作動系を説明する。上記のようにして得られた13箇所
の断面輪郭データは、記憶器101又は102に記憶さ
れる。そして、演算器100によりまず、原木1の両端
部近傍A、A(図示例では最外端より一つ内方に位置す
る検知体59)並びに中央部Bの3箇所の断面輪郭デー
タに基づいて各最大内接円が求められる。最大内接円の
求め方の一例を図20に概念的に示すと、例えば有限要
素法に基づき、仮軸芯Oを内側に含む正方形のマトリッ
クスを考え、そのマトリックスの複数ポイントのそれぞ
れにおいて断面輪郭までの最短距離を求め、そのうちの
最も長いものに基づき最適なポイントを1個見い出す。
更にそのポイントを中心として前回より小さい正方形の
マトリックスを設定してその中で更に最適なポイントを
1個見い出すというように、正方形のマトリックスを順
次縮小していき、予め定めたミニマムの正方形マトリッ
クスにおいて、最終的なポイントを中心とする所定半径
の円をもって求める最大内接円とする。
【0058】このようにして、原木1の両端部近傍及び
中央部の3断面輪郭の各最大内接円を求めた後、それら
3個の最大内接円の配列に基づき、原木1の長手方向に
おいて取り得る最大直円筒の方向を予測する。つまり、
図21に概念的にかつ誇張して示すように、原木1の仮
軸芯Oはある程度ラフなものであるため、本来の軸芯と
は任意のねじれ角をもつのが一般的である。そして、こ
の仮軸芯Oに平行な方向では比較的小さい最大直円筒し
か想定できないが、図21のα方向では相当大きな最大
直円筒を想定できる。これは、図22のように仮軸芯O
をZ軸とするX−Y−Z座標を考えたとき、左、中央及
び右の3断面の各最大内接円L、C及びRの配列におい
て、それら3円の重なり度合が最も大きくなる方向αを
3円の各中心位置に基づいて求めることである。概念的
には上記方向αがZ軸となるように座標系を変換(回転
及び並進)させて、図23のような新たな座標系X′−
Y′−Z′を作ることである。例えばこのような方向α
として、図22の各最大内接円L、C及びRの各中心か
らの距離の合計が最小となるような1つの直線を用いる
ことができる。このような直線は、例えば最小2乗法等
によって定められる。
【0059】そして、図23に概念的に示すように、原
木1の前記13断面の全ての断面輪郭を新たな座標系
X′−Y′−Z′におけるY′−Z′平面に投影して重
ね合わせ、これらの内側に入る最大直円筒Mを求めて、
その中心線を所期の旋削軸芯Gとする。そして結果的に
は、その求めた中心線と原木1の両端面との各交点が図
21に示す左軸芯GL、右軸芯GRとなる。これらの点は
本来は変換前の前記X−Y−Z座標におけるX−Y平面
への投影点となるが、説明の便宜上、仮軸芯Oを原点と
する2次元のX−Y座標上の点GL(x1、y1)、G
R(x2、y2)として表わすこととする。
【0060】上記のような最大内接円の算出、最大直円
筒の方向性の決定、更に最大直円筒の算出は、図19の
演算器100が行う。演算器100はコンピュータのC
PU等で構成することができ、また前述の記憶器10
1、102もコンピュータのメモリ装置を利用すること
ができる。そして、求められた旋削軸芯の前記座標値が
傾斜梁69及び搬送爪70における昇降機構のモータ8
3及び往復運動機構のモータ89へ出力されることとな
る。
【0061】図18の搬送爪70は、原木1の長さに対
応して、送り軸74及びモータ75により予め待機位置
が設定され、次いで、傾斜梁用シリンダ79を作動させ
て、各搬送爪70を原木1の両端面の上部へ喰い込ませ
た後、把持爪51を両端面の中心部より離脱させる。当
該原木1の旋削軸芯に対する各搬送爪70のX軸上、Y
軸上の下記の要領による補正は、この把持変換までに完
了してもよいし、把持変換後に実施してもよい。すなわ
ち、上記のように求められた旋削軸芯の座標値と仮軸芯
とのX方向及びY方向の偏差を原木1の両端面ごとに求
め、X方向の偏差については左右の往復動機構のモータ
89へ各別に出力し、案内87に沿って傾斜送り軸86
により搬送爪70を前進させるとともに、エンコーダ7
0Aによって逐次検出した前進量を演算器100へ帰還
させ、補正量を正確に制御する。また、Y方向の偏差に
ついては、左右の昇降機構のモータ83へ各別に出力
し、案内81に沿って縦送り軸82により傾斜梁69を
下降させるとともに、エンコーダ83Aによって逐次検
出した下降量を演算器100へ帰還させ、補正量を正確
に制御している。
【0062】いま、図17において傾斜送り軸86の右
下方向及び縦送り軸82の下方向をそれぞれ座標上の正
方向とする。そして、左右に位置する各傾斜梁69の搬
送爪70の待機原点が、傾斜送り軸86上の始端(上
端)より少し手前に設定されている場合、すなわち、仮
軸芯と旋削軸芯とのX座標上の負方向への偏差予測を加
味した位置に各傾斜梁69が待機されている場合には、
芯出された原木1の両端面の前記X方向の偏差に対し
て、各搬送爪70を別個独立にその待機原点よりその偏
差分だけ正方向あるいは負方向へ、モータ89の駆動に
よって予め位置調整した後、各搬送爪70を定距離だけ
送り軸86に沿って前進させればよい。また、搬送爪7
0の待機原点が傾斜送り軸86の始端(上端)位置に設
定される場合は、予め定距離に対し偏差分だけ加算若し
くは減算した距離だけ、各搬送爪70を別個独立して前
進させる。
【0063】一方、左右の傾斜梁69の待機原点が、縦
送り軸82の上端より少し下がった位置、すなわち、仮
軸芯と旋削軸芯とのY座標上の負方向への偏差予測を加
味した位置に各傾斜梁69が待機していれば、芯出され
た原木1の両端面の前記Y方向の偏差に対して、各傾斜
梁69を別個独立にその待機原点よりその偏差分だけ正
方向あるいは負方向へ、モータ83の駆動によって予め
昇降させた後、定距離だけ下降させればよい。また、各
傾斜梁69の待機原点が縦送り軸82の上端位置であれ
ば、予め定距離に対し偏差分だけ加算若しくは減算した
距離だけ、各傾斜梁69を別個独立に下降させることに
なる。
【0064】次に、各偏差の補正をまず前者の方式より
具体的に説明する。いま仮に、仮軸芯Oを座標上の原点
(0,0)とし、旋削軸芯Gの原木右端の座標値を(G
RX,−GRY)、左端の座標値を(−GLX,GL
Y)とする。この場合、右搬送爪70は待機原点から
(GRX)分だけ傾斜送り軸86上を後退し、また左搬
送爪70は待機原点から(GLX)分だけ傾斜送り軸8
6上を前進し、その後、左右の搬送爪70は定距離前進
する。一方、右傾斜梁69は待機原点から(GRY)分
だけ縦送り軸82上を下降し、また左傾斜梁69は待機
原点から(GLY)分だけ縦送り軸82上を上昇し、そ
の後、左右の傾斜梁69は定距離下降する。これによ
り、原木1の求められた旋削軸芯Gとベニヤレースのス
ピンドル68の中心とが合致することになる。
【0065】これが後者の方式によれば、上例の各座標
値を前提として、右搬送爪70の定距離前進量から(G
RX)の距離分だけ減算し、また、左搬送爪70の定距
離前進量に(GLX)距離分だけ加算し、算定後の各距
離分だけ各傾斜送り軸86上を左右の搬送爪70を前進
させることになる。一方、右傾斜梁69の定距離下降量
に(GRY)の距離分だけ加算し、また、左傾斜梁69
の定距離下降量から(GLY)の距離分だけ減算し、算
定後の各距離分だけ各縦送り軸86上を左右の傾斜梁6
9を下降させ、原木1の旋削軸芯Gをベニヤレースのス
ピンドル68の中心と合致させることになる。
【0066】従って、旋削軸芯Gの座標値が(0,
0)、すなわち、仮軸芯Oと同一であれば、右搬送爪7
0並びに左搬送爪70に関する各待機原点からの偏差補
正は0であり、各傾斜送り軸86上の前進量は定距離と
なる。また、右傾斜梁69並びに左傾斜梁69も各待機
原点からの偏差補正は0となり、各縦送り軸82上の下
降量は定距離となる。
【0067】一方、図1におけるベニヤレースの鉋台R
の位置は、原木1の芯出し時のデータに基づいて最適位
置に移動制御される。この制御系を図19の前記ブロッ
ク図により説明する。原木1の前記13箇所の断面輪郭
データに基づいて、最大径検知器104が、前述のよう
に得られた旋削軸芯Gの座標値から最も離れた位置であ
る最大半径(最大回転半径)を算定する。この演算結果
は、鉋台演算器103へ出力された後、送り軸W上の鉋
台Rを進退させる送り軸モータUへ伝達され、かつ鉋台
Rの位置は鉋台位置検知器Vに基づき、前記鉋台演算器
103へ帰還されている。
【0068】従って、当該原木1が搬送爪70によって
芯出し位置から傾斜梁69上をベニヤレースのスピンド
ル68まで搬送される間に、ベニヤレースの鉋台Rは芯
出し後の演算結果に伴い、送り軸W上を進退して当該原
木1の最大回転半径に若干の余裕分を加味した位置に待
機している。したがって、搬送爪70からベニヤレース
スピンドル68のチャックに把持変換された当該原木1
は直ちに切削され始めることになる。
【0069】なお、本実施例においては、原木1の長手
方向にほぼ密接して連なる接触式の複数の検知体59の
うち、原木1の両端部近傍並びに中央部の検知体59に
対応する3断面のデータによって、原木1における最大
直円筒の方向を求めているが、仮に原木1が比較的短か
ったり、捻り、曲がり等が少なければ、上記3断面では
なく、原木1の両端部近傍のみの2断面としてもよい。
【0070】また、以上の実施例では、輪郭検知器とし
て変位腕61を利用した接触式の検知体59が用いられ
ていたが、これらを例えば図24のように、原木1の長
さ方向にほぼ密接して連なる非接触式の輪郭検知器10
5に置換することも可能である。これには、レーザ光、
電磁波(例えば遠外線、光電管による光等)あるいは、
超音波等の伝播媒体を原木1の外周面に投射し、その反
射を利用するもの(図25)を採用することができる。
あるいは図26の輪郭検知器105のように、投光器1
05Aから原木1の外周部に向かって高さ方向に連なる
多数条の光又は高さ方向に所定の幅をもつ光帯を投射
し、原木1の外周部で遮蔽されずに反対側の受光器10
5Bに到達した光の量を計測して原木1の断面輪郭を求
める方式のものを採用することも可能である。
【0071】さらに、前述の傾斜梁69に代えてスイン
グ部材、例えば図27〜図29に示すような一対の伸縮
式のスイングアーム110を用いることもできる。図2
7に示すように、これらのスイングアーム110は、原
木芯出し位置Pで旋削軸芯が求められた原木1をベニヤ
レーススピンドル68まで搬送するものであって、原木
1の長さ方向に相対向して設けられ、フレーム112の
上部により垂直面で互いに独立してスイング可能に、か
つ互いに接近・離間可能に支持されている。そして、そ
れらのスイングアーム110は、図28の各スイングモ
ータ113により所定角度スイングさせられるととも
に、各シリンダ114により各ガイド115に沿って接
近・離間させられる。
【0072】図27に示すように、各スイングアーム1
10は、上端部を支点としてスイングする本体部110
Aと、この本体部110Aにそれの長手方向において移
動可能に連結された伸縮部110Bとを備えている。こ
の伸縮部110Bがねじ状の送り軸116に螺合され、
アーム伸縮用のモータ117が送り軸116を正逆両方
向に回転させることにより、伸縮部110Bが本体部1
10Aに対して移動し、これによりスイングアーム11
0の全体としてのアーム長が伸縮するようになってい
る。更に、各伸縮部110Bに搬送爪118が固定され
ており、各搬送爪118の位置座標は、スイングアーム
110の基準位置からのスイング角度θと、スイングア
ーム110のアーム長さr、言い換えれば伸縮部110
Bの本体部111Aに対する移動量とで決まり、これは
極座標を前提とするものとなる。
【0073】そして、ログホールコンベヤ120で搬送
されてきた原木1は、フックコンベヤ121を経て受台
122の上方で停止し、受台122の上昇により原木芯
出し位置Pへ位置させられる。ここで、原木1は前述の
ような一対の把持爪により仮軸芯で把持され、かつほぼ
1回転させられることに基づき、原木1の旋削軸芯が求
められる。これらの内容は前述した実施例と同様である
ため詳しい説明は省略する。なお、この芯出し工程で図
15又は図24等に示したような接触式又は非接触式の
輪郭検知器が用いられるが、煩雑さを避けるために、そ
れらの輪郭検知器は図27〜図29では省略されてい
る。
【0074】旋削軸芯が算出された原木1は、その両端
上部において図29の一対のスイングアーム110の各
搬送爪118で把持される。そして、図27のように一
対のスイングアーム110が原木1を支持してベニヤレ
ースのスピンドル68側へスイングする。この際、鉋台
Rで支持された旋削刃Sの反対側に位置するバックアッ
プローラ装置Tに原木1が当たらないようにするため
に、スイングアーム110が一旦収縮(伸縮部110B
の上昇)し、そのバックアップローラ装置Tの上を原木
1が通過した後、スイングアーム110が伸長(伸縮部
110Bの下降)して、原木1をベニヤレースのスピン
ドル68に位置させる。
【0075】なお、原木1の仮軸芯と旋削軸芯との偏差
は、スイングアーム110の搬送爪118により補正さ
れなければならないが、その補正は、芯出し位置の原木
1をスイングアーム110が把持する前に行ってもよい
し、把持した後、原木1の搬送中に行ってもよい。いず
れにしても、上記偏差量はスイングアーム110のスイ
ング角θと、そのアーム長さ(伸縮部110Bの移動距
離)rとの極座標に変換されて、その偏差を解消するよ
うに各スイングアーム110の各搬送爪118が互いに
独立に、各々のモータ113及び117により位置補正
されることとなる。その他の内容は前述の実施例と同様
であるため、説明は省略する。
【0076】なお、図30に示すように、原木1を仮軸
芯Oのまわりに回転させて旋削軸芯を求める際、原木1
の長さ方向に互いに対向して、光電式、レーザ光式、電
磁波式あるいは超音波式等の最大回転半径検知器126
を設けることもできる。例えば、原木1の一端側に位置
する投光器126Aから、多数条又は帯状の光を、原木
1の他端側に位置する受光器126Bに向かって発光
し、受光器126Bで受けられた光に基づき、原木1の
最大回転半径を求め、これを前記鉋台Rの待機位置にフ
ィードバックする。この場合、原木1の長手方向におけ
る複数の断面輪郭を求めるために、適宜の輪郭検知器1
25を原木1の長さ方向にほぼ密接して連ねること、あ
るいは所定間隔で設けることが望ましい。
【0077】以上の幾つかの実施例は、あくまでも例示
に過ぎず、本発明はこれら実施例の記載に限定して解釈
されるものでは決してない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の動きを模式的に示す
説明図。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図1のA部の拡大側面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】図1のB部拡大平面図。
【図7】図6の正面図。
【図8】図1のC部の拡大側面図。
【図9】図8の要部拡大正面図。
【図10】図1のD部の拡大側面図。
【図11】図1のD部近傍における作用説明図。
【図12】図1のD部上側の平面図。
【図13】仮軸芯の算出手法の説明図。
【図14】図1のE部の拡大正面図。
【図15】図1のF部の拡大平面図。
【図16】図15の拡大側面図。
【図17】図1のG部の拡大側面図。
【図18】図17の側面図。
【図19】本発明の一実施例における制御系を示すブロ
ック線図。
【図20】最大内接円の算出の一例を概念的に示す説明
図。
【図21】原木の仮軸芯と旋削軸芯との関係を概念的に
示す説明図。
【図22】図21の別角度からみた説明図。
【図23】図21に対応する座標を概念的に示す説明
図。
【図24】非接触式の輪郭検知器の配置形態の一例を示
す説明図。
【図25】反射方式による輪郭検知の一例を示す説明
図。
【図26】透過方式による輪郭検知の一例を示す説明
図。
【図27】本発明の別の実施例(スイングアームを用い
たもの)の側面図。
【図28】図27の平面図。
【図29】図27の正面図。
【図30】更に別の実施例の説明図。
【符号の説明】
1 原木 2 ログホールコンベヤ 3 中継コンベヤ 13 受渡しコンベヤ 39 受台 42 投光器 43 受光器 48 把持用シリンダ 51 把持爪 52 モータ 56 ロータリエンコーダ 58 横梁 59 検知体 61 変位腕 62 腕持上げ用シリンダ 66 腕スライド用シリンダ 68 ベニヤレースのスピンドル 69 傾斜梁 70 搬送爪 79 傾斜梁用シリンダ 82 縦送り軸 86 傾斜送り軸 110 スイングアーム 110A 本体部 110B 伸縮部 118 搬送爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 正徳 愛知県小牧市大字久保一色1054番地 田県 荘104号 (72)発明者 陸浦 鉄太郎 愛知県丹羽郡大口町萩島二丁目3番地の1 (72)発明者 塚下 則幸 愛知県小牧市本庄郷浦2597の343

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原木の全長にわたって各検知域がほぼ密
    接して連なる複数の接触式又は非接触式の検知部を原木
    の外周に対応させた状態で、仮軸芯のまわりに原木を回
    転させて各検知域の断面輪郭を各々検知し、それら断面
    輪郭のうち原木の両端部近傍の2断面又はこれに中央部
    断面を加えた3断面の断面輪郭における各最大内接円を
    求め、これら最大内接円の配列に基づき原木の長さ方向
    において取り得る最大直円筒の方向を予測し、さらにこ
    の方向を基準にして前記各検知域の全ての断面輪郭デー
    タの内側に入る最大直円筒の中心線を求めて、これを所
    期の軸芯とすることを特徴とする原木の芯出し方法。
  2. 【請求項2】 原木の全長にわたって各検知域がほぼ密
    接して連なる複数の接触式又は非接触式の検知部を原木
    の外周に対応させた状態で、仮軸芯のまわりに原木を回
    転させて各検知域の断面輪郭を各々検知し、それらのう
    ちの2以上の断面輪郭データに基づいて原木の旋削軸芯
    を求め、また前記各検知域の全ての断面輪郭に基づいて
    前記旋削軸芯を中心とする原木の最大回転半径を求め、
    さらにベニヤレースの鉋台に保持された旋削刃の先端と
    ベニヤレースの旋削中心線との距離が前記最大回転半径
    以上の最小距離となるように、前記鉋台を待機させるこ
    とを特徴とする原木の芯出し供給方法。
  3. 【請求項3】 原木の搬送路の両側に回転可能に設けら
    れ、原木をその両端の仮軸芯において把持する一対の把
    持爪と、 その把持爪を介して原木を輪郭検知のために前記仮軸芯
    のまわりに回転させる原木回転装置と、 原木の全長にわたり各検知域がほぼ密接して連なるよう
    に原木の外周に対応し、前記原木の回転に従って前記各
    検知域の断面輪郭を検知する複数の輪郭検知器と、 そ
    れら断面輪郭のうち原木の両端部近傍の2断面又はこれ
    に中央部断面を加えた3断面の断面輪郭における各最大
    内接円を求め、これら最大内接円の配列に基づき原木の
    長さ方向において取り得る最大直円筒の方向を予測し、
    さらにこの方向を基準にして前記各検知域の全ての断面
    輪郭データの内側に入る最大直円筒の中心線を求めて、
    これを所期の軸芯とする演算手段と、 を含むことを特徴とする原木の芯出し装置
  4. 【請求項4】 前記輪郭検知器は、前記仮軸芯のまわり
    に回転させられる原木の回転角を検知する回転角検知器
    を含み、前記仮軸芯から原木外周までの距離と前記回転
    角とに基づいて原木の断面輪郭を検知するものである請
    求項3記載の芯出し装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の輪郭検出器は、各々揺動可能
    に支持された、前記原木の外周面に向かって延びる複数
    本の変位腕と、 それら複数の変位腕の先端部に設けられ、原木の長さ方
    向に沿って各々任意の長さを有してそれぞれ原木の外周
    に接触し、かつ隣接するもの同士が互いにほぼ密接した
    状態で原木の長さ方向に連なる複数の接触式の検知体
    と、 前記各変位腕に対応して設けられ、前記仮軸芯のまわり
    に回転させられる原木の断面輪郭に対応して変位する前
    記検知体の変位量を、前記変位腕の揺動を介して検知す
    る変位検知器と、 を含む請求項3又は4記載の芯出し装置。
  6. 【請求項6】 前記原木の長さ方向において前記複数の
    変位腕の揺動支持部の合計距離を、各先端部の前記検知
    体の合計距離より小さくするとともに、それら変位腕の
    列の端の方に位置する1以上の特定変位腕の揺動支持部
    を軸方向に移動可能に構成し、原木の長さが前記検知体
    の合計距離より小さい場合には、前記特定変位腕以外の
    任意の変位腕の検知体を隣接する検知体の間から退避さ
    せるとともに、前記特定変位腕を中央寄りに移動させる
    ようになっている請求項5記載の芯出し装置。
  7. 【請求項7】前記複数の輪郭検知器は、レーザ光、電磁
    波、超音波等の伝播媒体が原木の外周で反射又は遮閉さ
    れることを利用した非接触式の検知器である請求項3又
    は4記載の芯出し装置。
  8. 【請求項8】 原木の搬送路の両側に回転可能に設けら
    れ、原木をその両端の仮軸芯において把持する一対の把
    持爪と、 その把持爪を介して原木を輪郭検知のために前記仮軸芯
    のまわりに回転させる原木回転装置と、 原木の全長にわたり各検知域がほぼ密接して連なるよう
    に原木の外周に対応し、前記原木の回転に従って前記各
    検知域の断面輪郭を検知する複数の輪郭検知器と、 そ
    れら輪郭検出器の2以上のものの断面輪郭データに基づ
    き、原木の旋削軸芯の座標値を求める旋削軸芯演算手段
    と、 前記各検知域の全ての断面輪郭データに基づいて前記旋
    削軸芯を中心とする原木の最大回転半径を求める最大回
    転半径演算手段と、 旋削刃を保持する鉋台の、旋削中心線に対する送り位置
    を検知する鉋台位置検知手段と、 その鉋台位置検知手段および前記最大回転半径演算手段
    の出力に基づき、前記旋削刃の先端と前記旋削中心線と
    の距離が前記最大回転半径以上の最小距離となるよう
    に、前記鉋台の待機位置を予め設定する待機位置設定手
    段と、 を含むことを特徴とする原木の芯出し供給装置。
  9. 【請求項9】 前記輪郭検知器は、前記仮軸芯のまわり
    に回転させられる原木の回転角を検知する回転角検知器
    を含み、前記仮軸芯から原木外周までの距離と前記回転
    角とに基づいて原木の断面輪郭を検知するものである請
    求項8記載の芯出し供給装置。
  10. 【請求項10】 原木の搬送路の両側に回転可能に設け
    られ、原木をその両端の仮軸芯において把持する一対の
    把持爪と、 その把持爪を介して原木を輪郭検知のために前記仮軸芯
    のまわりに回転させる原木回転装置と、 原木の長さ方向の複数の検知域において原木の外周に対
    応し、前記原木の回転に従って前記各検知域の断面輪郭
    を検知する複数の輪郭検知器と、 前記輪郭検出器のデータに基づき、原木の旋削軸芯の座
    標値を求める旋削軸芯演算手段と、 前記一対の把持爪からベニヤレースの旋削中心部まで前
    記原木を移送するために前記原木の長さ方向に互いに対
    向して設けられ、前記把持爪からベニヤレースの旋削中
    心部に向かう第一方向に沿ってそれぞれガイド部が形成
    された一対のガイド梁部材と、 それら各ガイド部に沿ってそれぞれ往復動機構により互
    いに独立に往復動可能、かつ昇降機構により前記第一方
    向と交差する第二方向に昇降可能に設けられ、前記旋削
    軸芯が求められた後の原木の両端を前記把持爪と干渉し
    ない部分において保持することにより前記把持爪から原
    木を受け取り、これを前記ベニヤレースの旋削中心部ま
    で搬送する一対の搬送爪と、 それら搬送爪が前記原木を保持する前又は後に、前記仮
    軸芯の座標値と前記旋削軸芯の座標値との偏差を解消す
    るように、前記往復動機構及び昇降機構に各補正量を出
    力して、前記一対の搬送爪をそれぞれ独立に補正する補
    正手段と、 を含むことを特徴とする原木の芯出し供給装置。
  11. 【請求項11】 前記一対のガイド梁部材は、前記各ガ
    イド部が前記一対の把持爪から前記ベニヤレースの旋削
    中心部に向かって接近する傾斜方向に形成された一対の
    傾斜梁である請求項10記載の芯出し供給装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の輪郭検出器は、 各々揺動可能に支持された、前記原木の外周面に向かっ
    て延びる複数本の変位腕と、 それら複数の変位腕の先端部に設けられ、原木の長さ方
    向に沿って各々任意の長さを有してそれぞれ原木の外周
    に接触し、かつ隣接するもの同士が互いにほぼ密接した
    状態で原木の長さ方向に連なる複数の接触式の検知体
    と、 前記各変位腕に対応して設けられ、前記仮軸芯のまわり
    に回転させられる原木の断面輪郭に対応して変位する前
    記検知体の変位量を、前記変位腕の揺動を介して検知す
    る変位検知器と、 を含む請求項10又は11記載の芯出し供給装置。
  13. 【請求項13】 原木の搬送路の両側に回転可能に設け
    られ、原木をその両端の仮軸芯において把持する一対の
    把持爪と、 その把持爪を介して原木を輪郭検知のために前記仮軸芯
    のまわりに回転させる原木回転装置と、 原木の長さ方向の複数の検知域において原木の外周に対
    応し、前記原木の回転に従って前記各検知域の断面輪郭
    を検知する複数の輪郭検知器と、 前記輪郭検出器のデータに基づき、原木の旋削軸芯の座
    標値を求める旋削軸芯演算手段と、 前記一対の把持爪からベニヤレースの旋削中心部まで前
    記原木を移送するために前記原木の長さ方向に互いに対
    向して設けられ、その長さ方向と交差する面内でそれぞ
    れスイング機構により互い独立してスイング可能な一対
    のスイング部材と、 それらスイング部材の長手方向にそれぞれ往復動機構に
    より互いに独立に往復動可能に設けられ、前記旋削軸芯
    が求められた後の原木の両端を前記把持爪と干渉しない
    部分において保持することにより前記把持爪から原木を
    受け取り、これを前記ベニヤレースの旋削中心部まで搬
    送する一対の搬送爪と、 それら搬送爪が前記原木を保持する前又は後に、前記仮
    軸芯の座標値と前記旋削軸芯の座標値との偏差を解消す
    るように、前記スイング機構及び往復動機構に各補正量
    を出力して、前記一対の搬送爪をそれぞれ独立に補正す
    る補正手段と、 を含むことを特徴とする原木の芯出し供給装置。
  14. 【請求項14】 前記一対のスイング部材は、スイング
    支点で支持された本体部と、前記往復動機構によりその
    本体部に対して伸縮可能な少なくとも1の伸縮部をそれ
    ぞれ有し、前記各搬送爪はその伸縮部に設けられている
    請求項13記載の芯出し供給装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の輪郭検出器は、 各々揺動可能に支持された、前記原木の外周面に向かっ
    て延びる複数本の変位腕と、 それら複数の変位腕の先端部に設けられ、原木の長さ方
    向に沿って各々任意の長さを有してそれぞれ原木の外周
    に接触し、かつ隣接するもの同士が互いにほぼ密接した
    状態で原木の長さ方向に連なる複数の接触式の検知体
    と、 前記各変位腕に対応して設けられ、前記仮軸芯のまわり
    に回転させられる原木の断面輪郭に対応して変位する前
    記検知体の変位量を、前記変位腕の揺動を介して検知す
    る変位検知器と、 を含む請求項13又は14記載の芯出し供給装置。
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