JPS61237601A - 原木の芯出し装置 - Google Patents

原木の芯出し装置

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JPS61237601A
JPS61237601A JP7909485A JP7909485A JPS61237601A JP S61237601 A JPS61237601 A JP S61237601A JP 7909485 A JP7909485 A JP 7909485A JP 7909485 A JP7909485 A JP 7909485A JP S61237601 A JPS61237601 A JP S61237601A
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axis
centering
pedestal
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野崎 鉦一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はベニヤレースによる原木の回転切削時゛、原木
の性状に応じて、その旋削中心となる総体軸芯、或いは
目視芯の何れかを選択的に決定し、ベニヤレースまで供
給する方法および装置に関するものである。
「従来の技術」 一般的に、原木のベニヤレースにおける旋削中心を決定
するには、適宜長さに切断した原木の側木口端面に共通
する最大内接円を算定し、この円の中心を求めることに
よって行なわれている。
具体的には、各合板工場等において、作業者が原木の側
木口端面に物権をあてて、直交する長短径の長さを測定
した後、各長短径の中線を計算して白墨で印し、中線の
交点を求めて旋削中心としていた。
また、他の方式として、原木の側木口近傍を一対の昇降
動自在で、且つ前後動自在な受台により支持し、上方に
配置された一対のプロジェクタから原木の両木目端面に
投影される同心円に基づき、原木の側木口端面のy軸上
においては受台の上下動、X軸上においては受台の前後
動によって調整し、側木口端面の外形に内接する任意の
同心円中心を旋削中心としていた。
さらに、原木の両木目端面の近傍に、原木を載置する受
台と原木の上面を検知する検知器を相対峙し、両者を上
下よ9等距離接近させて原木を挾持する方式によっても
、旋削中心を求めていた。
しかしながら、上記記載した各種方式のうち、□第1の
方式は、作業者の主観により原木端面の長短径を独自に
設定しており、測定された長短径よシ中線を算出するに
際しては、必然的に誤差が生じ、正確を期することは困
難であり、また第2の方式においても、両木目端面に投
影される同心円−は、一定距離を隔てたプロジェクタか
らの映像であるため、複数の同心円は拡幅された状態と
な9、作業者による端面輪郭と任意同心円との識別は困
難となる。さらに第3の方式においても、受台の上昇量
と検知器の下降量を等距離に制御しても、個々の原木の
断面は不整形であるので、挟持状態は不正確となる。
また、上記各方式は何れも原木の両端、若しくはその近
傍位置を、旋削中心を決定する算定基準としているので
、原木の長手方向に対しての曲りや変形については、そ
の都度作業者の勘に頼らざるを得ないものとなり、この
ため、旋削中心の誤差は一層増長される。従って、実際
にベニヤレースで回転切削すると、定寸に満たない小幅
状のべニヤ単板を多量に削出することになる。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は叙上に鑑み、原木の性状、特に原木の木口端面
の中央部近傍に、干割れ、腐れ、亀裂等の欠陥部が存在
していない場合には、自動芯出し供給工程において、上
仮中心を回転中心として原木を回動し、原木の長手方向
に亘って複数個所の断面輪郭を検知し、これに基づき演
算された総体軸芯をベニヤレースの旋削中心へ合致させ
るものであり、また一方、原木に欠陥部が存在している
場合には、自動芯出し供給工程の機構の一部をそのまま
使用し、ベニヤレースの旋削中心と同一高さに設定され
た下仮中心に、原木の目視芯を芯合わせし、これをベニ
ヤレースの旋削中心に合致させる手動芯出し供給工程へ
、選択的に切替操作するものである。
「実施例」 以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説明する。
左右に任意間隔を置いて、上下方向に複数対の機枠1を
立設し、この機枠1の上部間に各々横梁2を横架して門
型状に形成すると共に、長手方向に亘る機枠1の上部間
に、各々水平梁3を固着して連結する。
前記横梁2の原木4搬入側には、任意間隔を置いて一対
の垂直ガイド5が複数個所、本実施例においては2個所
、取着されており、この垂直ガイド5の上下部、並びに
横梁2の上部、側部に鎖車6を複数個支承し、これら鎖
車6間に懸回されたチェノ7の両端を昇降体8に止着し
、この昇降体8を垂直ガイド5に沿ってコロ9を案内と
して昇降自在に支持している。また、この昇降体8の突
端の穿孔部には、ロックナツト10が取着された支持棒
11を緩挿し、この支持棒11の先端に上面検知器12
を設置している。
一方、左右両側に位置し、相対向する一対の前記機枠1
間に昇降レール13を各々横架し、機枠1の側面に逆向
きに設置された昇降レール用流体シリンダ14のピスト
ンロッド15の先端を昇降レール13に取着し、この昇
降レール13を機枠1に沿って案内コロ16を介して昇
降自在としている。
また、前記横梁2上に支承された鎖車6に同一軸17で
連結された鎖車18と、上下に対向する位置に鎖車19
を支承し、これら鎖車18 、19間に懸回されたチェ
ノ20を、昇降レール13の突端に止着し、前記上面検
知器12と昇降レール13を等距離接離自在の構成とし
ている。
さらに、この昇降レール13には、原木4を搬入する搬
入コンベヤ21面下を下限とする受台22が、手動芯出
し時に昇降レール13上を進退可能となる受台用流体シ
リンダ23のピストンロッド24に接続配置され、水平
方向に所定距離だけ移動自在となっている。
一方、手動芯出し用として、この受台22の左右両側延
長上には、ベニヤレース25のチャック26の中心、即
ち旋削中心Sと、その中心部を同一高さに設定したグロ
ジェクタ、レーザ光線等の光学的検知器27が一対配置
され、この光学的検知器27の中心に対して、受台22
を進退調整する目視用流体シリンダ28を昇降レール1
3に設置して、そのビストンロッド29の先端を前記受
台用流体シリンダ23の後部に接続し、受台用流体シリ
ンダ23をガイド部材30に沿って進退自在としている
次いで、左右両側の各前後機枠1間には、相対向して一
対の案内軸31が各々取着され、この一対の案内軸31
に、軸受箱32の上部両端の穿孔部分を嵌挿し、軸受箱
32を支持している。、この軸受箱32の下端から延設
した支持体33の後部に、把持用流体シリンダ34を取
着し、そのピストンロッド35の先端を、軸受箱32の
ほぼ中央部に嵌挿支持されて成るスピンドル36の後端
に取着している。
このスピンドル36の先端には、原木4の木口端面37
を把持する把持爪38が取着され、またその中央近傍に
は、支持体33の下部に設置されたモータ39の回動を
、チェノ40を介して受動するチェノホイール41が回
転方向に対して一体に嵌挿され、このチェノホイール4
1に対してスピンドル36ハ、軸方向摺動自在となって
いる。この時、相対向して位置する他方の軸受箱32に
嵌挿支持された従動側のスピンドル36には、第12図
、第13図に示す如く、大歯車42が回転方向に対して
一体に嵌挿され、また大歯車42に対してスピンドル3
6を軸方向摺動自在としている。この大歯車42に小径
の連係歯車43を歯合させ、さらに、この連係歯車43
の軸部に嵌着された小歯車44と、支持体33に取着さ
れたロータリーエンコーダ45のピニオン46を歯合さ
せて、原木40回転角を任意角度毎に計測する原木回転
角検知器47を配置している。
さらに、前記軸受箱32の中央部には、X軸補正用流体
シリンダ48が取着され、そのピストンロッド49の先
端を一方の機枠1に取着すると共に、案内軸31と平行
に配置されたランク50に、支持体33に取着されたエ
ンコーダ51のピニオン52を歯合させ、後退限からの
軸受箱32の移動量を規制するX軸補正装置53を配置
している。
一方、前記横梁2には、原木4の長手方向に亘る任意の
断面輪郭を検知する変位量検知器54が、複数個所、本
実施例においては中央並びに両端近傍の3個所、設置さ
れている。
即ち、横梁2の原木4搬入方向側面に取着された一対の
側板55間に、ドッグレッグ状の揺動腕56の基部近傍
をピン57にて枢支し、また、揺動腕56の後部を変位
用流体シリンダ58に枢支すると共に、そのピストンロ
ッド59の先端を一対の側板55の上部に枢支し、揺動
腕56の先端を、流体圧によってビン5フ接部を支点と
して、常時原木4の外周面へ圧接させている。さらに、
揺動腕56のビン5フ接部に嵌着された半円状の測定板
60と、側板55に取着されたエンコーダ61のビニオ
ン62を歯合させ、揺動腕56の揺動変位量を検知゛し
ている。
尚、両端に位置する変位量検知器54は、図示例のよう
に、原木4長に応じて検知位置を移動自在とすべく、横
梁2に取着された一対の調整軸63に側板55を嵌挿さ
せて、横梁2に取着された調整用流体シリンダ64のピ
ストンロッド65の先端を、側板55に連結する場合も
ある。
次いで、左右の水平梁3をレールとして、その四隅部に
車輪66が支承された走行体67を、横梁2と平行に横
架し、ベニヤレース25まで往復動自在としている。
この走行体67の左右両側には、横梁2と平行に配置さ
れた横軸68に吊持体69が相対向して嵌挿され、各吊
持体69には、走行体67の下部に逆向きに枢支された
一対の吊持体用流体シリンダ70のピストンロッド71
の先端が取着され、各吊持体69を横軸68に沿って移
動自在としている。
さらに、各吊持体69には、その下端より垂下された一
対のガイド軸72に搬送爪73が嵌挿され、この搬送爪
73の後端を、吊持体69に逆向きに取着されたy軸補
正用流体シリンダ74のピストンロンドア5に取着する
と共に、吊持体69の側部に取着されたエンコーダ76
のビニオン77を、搬送爪73の側部に取着されたラッ
ク78に歯合させ、搬送爪73の下降量を規制するy軸
補正装置79が配設されている。
この時、y軸補正用流体シリンダ74は、搬送爪73を
その上限位置から、y軸補正用の第1段下降Tと、原木
4把持後の第2段下降りの二段階に規制される。従って
、第2段下降り後の位置を原木4径の大小に応じ、中段
或いは下段の何れかに規制すべく、第18図、第19図
に示す如く、シリンダ室内においてピストンロッド75
の外周に摺動する外接ピストンロッド80を内在させる
こともある。
尚、この搬送爪73の二段階下降を規制するには、y軸
補正用流体シリンダ74のピストンロンドア5に、さら
に、第2段下降り用の流体シリンダ(図示せず)を直列
的に吊持し、そのピストンロッド(図示せず)の先端に
搬送爪73の後端を接続したシ、また、y軸補正用流体
シリンダ74の第1段下降T並びに第2段下降りを機械
的に規制する可動ストッパ(図示せず)を配設すること
も可能である。
「作用」 まず、自動芯出し供給工程の作用から説明する。
仮芯出し位置において、原木4の不存在を確認した時、
昇降レール用流体シリンダ14のピストンロッド15を
伸長させて、上面検知器12と受台22を開放限に退避
させる。
この状態下、搬入コンベヤ21によって搬入される原木
4を、受台22上面位置にて一旦停止させ、昇降レール
用流体シリンダ14のピストンロッド15を縮小させる
。この縮小動に伴って、受台22は昇降レール13を介
して上昇し、この上昇途上、搬入コンベヤ21上から原
木4を受取るのであるが、この上昇量は、チェ720を
介して矢視方向へ回動する鎖車18、鎖車6、チェ77
によって、昇降体8への同期的な下降量に変換され、受
台22と上面検知器12を等距離接近させる。
次いで、上面検知器12が原木4の上面に最初に当接し
た時、昇降レール用流体シリンダ15への流体の給排量
を調整して、接近速度を一旦減少させる。従って、上面
検知器12は、支持棒11が昇降体8の穿孔部を上昇し
て検知されるまで、原木4に徐々に押し上げられ、停止
時における衝撃の緩和、並びに原木4の仮芯出し精度の
向上を図っている。
この時、原木4は、受台22のV字状の両傾斜面と、上
面検知器12と受台22の挾持動によって、上仮中心H
が検知されている。
次いで、前回に搬入された原木4が芯出し位置において
、既に芯出し完了して不存在であれば、受台用流体シリ
ンダ23のピストンロッド24を縮小させ、受台22を
昇降レール13上、所定距離Aだけ平行移送させる。
この平行移送時、一対の把持爪38は退避位置に、また
、軸受箱32は案内軸31上の後退限に待機しているも
のであり、さらに、揺動腕56は原木4長に応じてその
両端の位置が調整され、上限に退避している。従って、
受台22上の原木4の上飯中心Hと、一対の把持爪38
の中心、即ち、回転中心0は、同一線上に存在すること
になる。
次いで、一対の把持用流体シリンダ34のピストンロッ
ド35を伸長させて、原木4の雨水口端面37を一対の
把持爪38によって把持すると共に、変位用流体シリン
ダ58を作動させて、上限に退避していた各揺動腕56
をビン5フ接部を支点として原木4の長手方向の外周面
へ一定圧力にて押し付ける。
また、これに同期して昇降レール13を下限位置へ、受
台22を搬入コンベヤ21面下の後退限位置へ復帰させ
る。
しかして、モータ39の駆動をチェノ40を介してチェ
ノホイール41へ伝達すれば、スピンドル36は回動さ
れ、原木4は上飯中心Hを回転中心0として一回動され
ることになる。この時、原木4の回動量は原木回転角検
知器47に、また、原木40両端近傍並びに中央部の各
任意断面は、回転中心O軸からの変位量として、各変位
量検知器54によシ、各々同期して検知される。
即ち、原木回転角検知器47においては、従動側のスピ
ンドル36の回転角を、ピニオン46を介してロータリ
ーエンコーダ45により、遂次検知し、また一方、各変
位量検知器54においては、各任意断面毎の回転中心0
軸からの半径と偏角を、ビン5フ接部を支点として揺動
する揺動腕56の変位量として捉えており、この変位量
は測定板60と歯合するピニオン62を介してエンコー
ダ61によって遂次検出されている。
従って、原木回転角検知器47によって検知された任意
角の電気信号と、変位量検知器54によって検知された
変位量の電気信号は、同期的に取り出され、複数個の断
面輪郭が検知される。これら各断面輪郭は、演算装置(
図示せず)へ入力され、各データに基づき適宜演算され
て、原木4の総体軸芯Gの座標値が得られることになる
。さらに、この座標値と上仮中心H,即ち、゛回転中心
0からのX軸、並びにy軸の偏差を求め、X軸補正装置
53、X軸補正装置79へ各々指示する。
次に、第16図乃至第19図に基づき、各偏差の補正を
具体的に説明する。仮9に、回転中心0を座標上の原点
(0,0)とし、総体軸芯Gの座標値を(Gx、−Gy
)とすれば、X軸における補正量は軸受箱32の所定前
進量B1例えば、上限位置に待機する搬送爪73の分岐
垂線までの前進量、から(Gx)を減算した移動量とな
る。また、y軸における補正量は、搬送爪730所定下
降量C1例えば、上限位置に待機する搬送爪73の下端
よシ、y座標が(0)までの距離からチャック26の半
径+αだけ、即ちチャック26の把持余裕分りだけ、を
減算した下降量であシ、これから(−G”l )を減算
して第1段下降Tを求めている。
従って、総体軸芯Gの座標値が(0,0)、即ち、回転
中心Oと同一であれば、X軸における軸受箱32の移動
量は所定前進量Bであシ、また、y軸における搬送爪7
3の第1段下降Tは所定下降量Cとなる。
算出された補正量は、まず、左右に位置するX軸補正装
置53のX軸補正用流体シリンダ48へ伝達され、案内
軸31に沿って軸受箱32を各別に前進させると共に、
エンコーダ51によって遂次検出した前進量を演算装置
へ帰還させ、補正量を正確に制御している。
次いで、左右に位置するX軸補正装置79のX軸補正用
流体シリンダ74へ補正量が伝達され、搬送爪73をガ
イド軸72に沿って各々下降させると共に、エンコーダ
76によって遂次検出した下降量を演算装置へ帰還させ
、補正量を正確に制御している。
補正完了後、一対の吊持体用流体シリンダ70を作動さ
せて、搬送爪73を原木4の雨水口端面、37へ喰い込
ませ、次いで、把持爪38を雨水口端面37よシ離脱さ
せる。この時以降、原木4はベニヤレース25のチャッ
ク26に引渡されるまで、搬送爪73と原木4の相対的
な位置関係は変わらない。
この状態下、X軸補正用流体シリンダ74を作動させ、
ピストンロンドア5を伸長させて搬送爪73の第2段下
降りを行々えば、搬送爪73に把持された原木4の総体
軸芯Gは、ベニヤレース25の旋削中心Sと同一高さに
設定された待機中心Jに至る。
第17図においては、y軸補正用流体シリンダ74の行
程長が、第1段下降Tと第2段下降りの合算距離と同一
であるので、ピストンロンドア5 ヲ伸長限とすれば足
りる。また、外接ピストンロッド80を内在するy軸補
正用流体シリンダ74であれば、原木4径に応じて把持
余裕分りを可変とし、第18図、第19図に示すように
、外接ピストンロッド80によって第2段下降りを各々
制御し、そのロンド先端部分へ、ピストンロッド75の
ピストン部分を当接させるものである。
しかして、走行体67を水平梁3上を定距離Eだけ前進
させて、原木4の総体軸芯Gを、待機中心Jから旋削中
心Sへ合致させ、搬送爪73からチャック26による原
木4の把持交門を行なうものである0 尚、搬送爪73の第2段下降りと、走行体67の定距離
E前進を同時に行なえば、ベニヤレース25への原木4
の供給時間が短縮できることになる。
次に、手動芯出し供給工程の作用を説明する。
自動芯出し供給工程の芯出し位置において、上飯中心H
を回転中心Oと同一として、一対の把持爪38によって
原木4を把持した後、駆動側のスピンドル36ヘチエン
ホイール41を介してモータ39の回動を伝達し、原木
4を回動させた時、原木回転角検知器47によって、従
動側のスピンドル36がこの回動力を同期的、且つ正確
に従動していないことを検知した場合、その回動を停止
させる。
しかして、回動力が従動側のスピンドル36へ伝達され
ていない状態とは、原木4の木口端面37の少なくとも
中央部近傍に、干割れ、腐れ、亀裂等の欠陥部81が存
在し、原木4に要する回動力に抗しきれず、把持部分の
木材組織が破壊され、把持爪38が目回りすることであ
り、実質上、芯出し不能となる。
従って、自動芯出し供給工程から手動芯出し供給工程へ
切り替え、一旦原位置に復帰していた受台22を、再び
この原木4の下部まで、前進、上昇させ、把持爪38に
よる把持を解除して原木4を受台22上へ載置させる。
次いで、この原木4を仮芯出し位置の光学的検知器27
間の中心線、即ち、下仮中心に位置へ移送すべく、昇降
レール用流体シリンダ14によって受台22の高さを、
また、受台用流体シリンダ23並びに目視用流体シリン
ダ28によって受台22の前後位置を、各々調整する。
尚、受台用流体シリンダ23は、ピストンロッド24を
単に伸長限に保持して、受台22を所定距離Aだけ後退
させるものであり、実質的な前後位置の調整は、目視用
流体シリンダ28を作動させて、受台用流体シリンダ2
3をガイド部材30に沿って、昇降レール13上を進退
させるものである。
これらの調整動によって、光学的検知器27から原木4
の側木口端面37に投影される中心点に基づき、欠陥部
81を除外した目視芯Mを、下仮中心に位置に芯合わせ
するものである。芯合わせ後、受台用流体シリンダ23
のピストンロッド24を縮小限とすれば、受台22は昇
降レール13上を所定距離Aだけ平行移送され、目視芯
Mは待機中心Jに至る。
次いで、y軸補正用流体シリンダ74のピストンロッド
75を第1段下降Tと第2段下降しの合算距離だけ下降
させ、また、一対の吊持体用流体シリンダ70を作動さ
せて、搬送爪73を原木4の側木口端面37へ喰い込ま
せ、原木4を把持する。
さらに、受台22を原位置へ復帰させながら、走行体6
7を水平梁3上を定距離Eだけ前進させて、原木4の目
視芯Mを待機中心Jから旋削中心Sへ合致させ、搬送爪
73からチャック26による原木4の把持交換を行なう
ものである。
尚、原木4を搬入コンベヤ21へ搬入する以前に、側木
口端面37を点検し、明らかに把持爪38、チャック2
6の目回りの原因となる欠陥部81が存在するものにつ
いては、都度取り出して一旦保管し、任意本数となった
時点に、集中的に手動芯出し供給工程によって処理すれ
ば、作業が簡便となる。
「発明の効果」 以上のように本発明によれば、仮芯出し位置において、
原木を載置した受台と原木の上面を検知する上面検知器
を、上下より等距離接近させて上飯中心を一旦検知し、
次いで受台を原木を載置した!ま芯出し位置まで所定距
離平行移送させ、上飯中心を回転中心として、後退限に
待機する把持爪により、原木を回動させて長手方向に亘
る複数個所の断面輪郭を検知し、原木の総体軸芯の座標
値を演算し、この座標値に基づき、まず把持爪を前進さ
せてX軸上の補正を行ない、次いで原木を把持爪から搬
送爪へ把持交換した後、搬送爪を下降させてX軸上の補
正を行ない、さらに搬送爪を定距離前進させて、原木の
総体軸芯をベニヤレースの旋削中心に合致させる自動芯
出し供給工程と、仮芯出し位置において、ベニヤレース
の旋削中心と同一高さに設定された下仮中心に、原木の
目視芯を受台の昇降動、進退動によって芯合わせし、次
いで受台を芯出し位置まで所定距離だけ平行移送させて
から、搬送爪にて原木を把持した後、定距離前進させて
原木の目視芯をベニヤレースの旋削中心に合致させる手
動芯出し供給工程を有し、原木の性状に応じて、この二
系列の工程を切替操作し得るので、同−設置面積内の上
下に分別した位相差において、一方の工程の機構の一部
をそのまま使用して、総体軸芯、或いは目視芯をベニヤ
レースの旋削中心へ合致させることができ、芯出し装置
設置面積の有効利用が図れるものである。
特に、自動芯出し工程によれば、搬入コンベヤ上へ搬入
された原木は、絶えず一方向へ規制されながら、ベニヤ
レースまで自動的に芯出しされた状態で供給され、また
、総体軸芯に基づき切削される連続ベニヤ単板の取得率
が向上することになる0
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は自動
芯出し供給工程の全体概略説明図、第2図は手動芯出し
供給工程の全体概略説明図、第3図は自動芯出し供給工
程の受台移動説明図、第4図は手動芯出し供給工程の受
台移動説明図、第5図は仮芯出し部分の斜視説明図、第
6図は仮芯出し部分の一部切欠き正面図、第7図は芯出
し部分の一部切欠き側面図、第8図は同一部切欠き正面
図、第9図はX軸補正装置の正面図、第10図は同平面
図、第11図は同側面図、第12図は原木回転角検知器
の正面図、第13図は同側面図、第14図は第6図の左
側面図、第15図はX軸補正装置の正面図、第16乃至
19図は補正量説明図である。 1・・・機枠、2・・・横梁、3・・・水平梁、4・・
・原木、12・・・上面検知器、13・・・昇降レール
、21・・・搬入コ也 木回転角検知器、53・・・X軸補正装置、54・・・
変位量検知器、56・・・揺動腕、67・・・走行体、
79・・・X軸補正装置 特許出願人 株式会社太平製作所 OJ メ 「〇 ゛翼 ■ 買

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、仮芯出し位置において、原木を載置した受台と原木
    の上面を検知する上面検知器を、上下より等距離接近さ
    せて上仮中心を一旦検知し、次いで受台を原木を載置し
    たまま芯出し位置まで所定距離平行移送させ、上仮中心
    を回転中心として、後退限に待機する把持爪により、原
    木を回動させて長手方向に亘る複数個所の断面輪郭を検
    知し、原木の総体軸芯の座標値を演算し、この座標値に
    基づき、まず把持爪を前進させてx軸上の補正を行ない
    、次いで原木を把持爪から搬送爪へ把持交換した後、搬
    送爪を下降させてy軸上の補正を行ない、さらに搬送爪
    を定距離前進させて、原木の総体軸芯をベニヤレースの
    旋削中心に合致させる自動芯出し供給工程と、 仮芯出し位置において、ベニヤレースの旋削中心と同一
    高さに設定された下仮中心に、原木の目視芯を受台の昇
    降動、進退動によって芯合わせし、次いで受台を芯出し
    位置まで所定距離だけ平行移送させてから、搬送爪にて
    原木を把持した後、定距離前進させて原木の目視芯をベ
    ニヤレースの旋削中心に合致させる手動芯出し供給工程
    を有し、原木の性状に応じて、この二系列の工程を切替
    操作し得ることを特徴とする原木の選択的芯出し供給方
    法。 2、上下方向に立設された機枠間の左右方向に横梁を横
    架し、この横梁の原木搬入側に昇降自在に吊持された上
    面検知器と、前記機枠に沿って昇降自在、且つその上に
    受台が進退自在に配設されて成る昇降レールを、連結体
    を介して等距離接離自在とし、さらに左右両側延長上に
    、ベニヤレースの旋削中心と同一高さに設定された光学
    的検知器を一対配置し、また左右に並設する前記機枠内
    を、x軸補正装置によって水平方向に進退自在とした軸
    受箱に、その先端に把持爪が装着され、且つ回転角検知
    器が付設されたスピンドルを摺動自在に各々嵌挿すると
    共に、機枠上部の水平梁を案内としてベニヤレースまで
    定距離走行自在に横架された走行体に、y軸補正装置に
    よって昇降自在な搬送爪を両側より各々吊下し、一方、
    原木の長手方向に任意間隔を置いて、前記横梁に複数個
    配設される各揺動腕の基端に、変位量検知器を各々付設
    してピン接し、さらに前記回転角検知器と変位量検知器
    の各データから演算される総体軸芯の座標値に基づき、
    前記軸受箱の前進補正量をx軸補正装置へ、また搬送爪
    の下降補正量をy軸補正装置へ、各々出力させることを
    特徴とする原木の選択的芯出し装置。
JP7909485A 1985-04-13 1985-04-13 原木の芯出し装置 Expired - Lifetime JPH064241B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153528A (ja) * 2003-11-24 2005-06-16 Raute Oyj ベニヤ板旋盤での剥離のために丸太の最適スピン軸心を決定する方法
JP2007506579A (ja) * 2003-09-26 2007-03-22 ラウテ・オーワイジェイ ベニヤ剥離において回転中心を校正する方法

Cited By (4)

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JP2007506579A (ja) * 2003-09-26 2007-03-22 ラウテ・オーワイジェイ ベニヤ剥離において回転中心を校正する方法
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JP4559198B2 (ja) * 2003-11-24 2010-10-06 ラウテ・オーワイジェイ ベニヤ板旋盤での剥離のために丸太の最適スピン軸心を決定する方法

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