JPH0776002A - 製材機用送材方法 - Google Patents

製材機用送材方法

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JPH0776002A
JPH0776002A JP22461693A JP22461693A JPH0776002A JP H0776002 A JPH0776002 A JP H0776002A JP 22461693 A JP22461693 A JP 22461693A JP 22461693 A JP22461693 A JP 22461693A JP H0776002 A JPH0776002 A JP H0776002A
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JP
Japan
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lumber
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log
raw
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JP22461693A
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English (en)
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Tetsuo Hirota
哲夫 廣田
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HIROTA WOOD WORKING MACH WORKS
HIROTA KK
Original Assignee
HIROTA WOOD WORKING MACH WORKS
HIROTA KK
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Publication date
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Publication of JPH0776002A publication Critical patent/JPH0776002A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B31/00Arrangements for conveying, loading, turning, adjusting, or discharging the log or timber, specially designed for saw mills or sawing machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B1/00Methods for subdividing trunks or logs essentially involving sawing
    • B27B1/007Methods for subdividing trunks or logs essentially involving sawing taking into account geometric properties of the trunks or logs to be sawn, e.g. curvature

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】連続的に供給される原木を自動的でかつ無人に
より、高歩留りで、高品質により製材することができる
製材機用送材方法を提供する。 【構成】原木1の元口部1aと末口部1bとの径を第一計測
手段10により計測し、この計測された原木1に対して元
口部1aと末口部1bとの中心とを結ぶ原木芯xを得て、原
木芯修正手段16により略水平にして該原木1の両木口を
回転自在に支承した後、複数箇所からなる第二計測手段
58により原木1を間隔的に複数箇所の原木径を測って、
該原木1の曲がり等の真直度を計測し、原木1の木取り
に最適な位置となるように回転させる原木位置決めして
移送路sへ搬送し、この原木1の木口における原木芯x
を把持して、原木1の長軸方向を略水平供給させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製材業界等において、
連続的に供給される原木を自動的でかつ無人により、高
歩留り、かつ、高品質で製材することができる製材機用
送材方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伐採された原木を、その太さや長
さ,曲がり等の形状に合わせて角材や板材になるように
製材するときは、製材機へ挿入する前に、作業者が原木
に触れたり目視によりその曲がりやふし等のなりを判断
して、最も歩留りがよく製材できて製品取りできるよう
に、人手または機械的に木回しをして、製材機に対して
希望する製材位置すなわち芯出しを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この作
業は、熟練技術者による経験と感によって、原木の芯出
しを行なっていたもので、現今、この熟練技術者が不足
する中、最良の原木の芯出しができず、また、作業者の
判断ミスや判定むらによる精度の低下を来して、高品質
でかつ高歩留りでの製材が困難になってきた。
【0004】人手による芯出しは、製材位置の近傍にお
いて作業を行なうため、その作業中に原木が妄動して作
業者に危険を及ぼす場合がある。等の様々な問題点を有
するものであった。
【0005】本発明は前記した問題点を解決するために
なされたもので、原木の元口部と末口部との径を第一計
測手段により計測し、この計測された原木に対して元口
部と末口部との中心とを結ぶ原木芯を得て、原木芯修正
手段により略水平にして該原木の両木口を回転自在に支
承した後、複数箇所からなる第二計測手段により原木を
間隔的に複数箇所の原木径を測って、該原木の曲がり等
の真直度を計測し、原木の木取りに最適な位置となるよ
うに回転や上下左右の移動を行なって原木の位置決めし
移送路へ搬入して、この原木の木口における原木芯を把
持して、原木の長軸方向を略水平に供給させることによ
り、連続的に供給される原木を自動的でかつ無人によ
り、高歩留り,高品質で製材することができる製材機用
送材方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、製材機に対してその移送路にお
いて原木の長軸方向を略水平に移送させて製材させる前
工程にあって、原木の元口部と末口部との径を第一計測
手段により計測する工程と、この計測された元口部と末
口部との直径の中心と結んで原木芯を得て、原木芯修正
手段により原木を上下に移動させ前記原木芯を略水平に
する原木芯修正工程と、この原木に対して両木口を回転
自在に支承し、その回転時に、複数箇所からなる第二計
測手段により原木を間隔的に複数部位に対してそれぞれ
の回転径を測って、該原木径やその曲がり等の真直度を
計測する工程と、この計測に基づいて、原木の木取りに
最適な位置となるように該原木を回転させ、かつ、挽き
道に対して上下・左右動の調整を行う原木の位置決め工
程と、この位置決めされた原木を前記移送路へ搬入する
工程と、この原木の木口における原木芯を把持して、原
木の長軸方向を略水平に供給させる工程と、を備えさせ
た製材機用の送材方法にある。
【0007】
【作用】前記したようにこの発明の製材機用送材方法は
以下に述べる作用を奏する。
【0008】原木は、あらかじめ、製材機に対してその
移送路において原木の長軸方向を略水平に移送されるよ
うに、多数本がその向きを揃えられ準備されている。
【0009】原木計測工程において、前記したそのうち
の一本の原木を取り出し、該原木の元口部と末口部との
それぞれの外径を第一計測手段により計測し、それぞれ
の原木の元口部径と末口部径との中心とを結ぶ原木芯を
得る。
【0010】原木芯修正工程において、この原木芯に基
づいて原木芯修正手段を作動させ、該原木を送材状態と
同様な略水平にすると共に、原木の両木口を支承して回
転自在に保持する。
【0011】次に、原木の真直度計測工程において、前
記支承された原木に対して、複数箇所からなる第二計測
手段を間隔的に対応させ、該原木の複数箇所においてそ
れぞれの回転径を測って、該原木直径とその曲がり等の
真直度を計測する。
【0012】そして、原木位置決め工程において、原木
の木取りに最適な位置となるように支承される原木を回
転させ、かつ、該原木を上下および左右方向へ移動して
挽き道に対して同様に調整を行う。
【0013】位置決めされた原木を移送路へ搬入した
後、この原木の木口における原木芯を把持して、製材機
へ向かって原木の長軸方向を略水平に供給させると、希
望する製材が行なわれる。
【0014】
【実施例】次にこの発明に関する製材機用送材方法の実
施の一例を図面に基づいて説明する。
【0015】本発明実施例の方法は、原木計測工程と、
原木芯修正工程と、原木の真直度計測工程と、原木位置
決め工程と、原木搬入工程と、原木供給工程とにより基
本的になる。
【0016】そして、図1においてAは、本発明の実施
例方法に採用される製材機用送材装置であって、この装
置Aを用いて一実施例方法を詳述する。
【0017】まず、製材機Bに対してその移送路sにお
いて、原木1の長軸方向を略水平移送させて製材させる
ものであって、移送路sの側方に原木1を搬入させるコ
ンベア2を設けてある。
【0018】このコンベア2の移送終端部には、原木1
の一本ずつを移送路sへ向かって移動させる搬入部材3
を連設してあるもので、移送板4の斜動により多数本が
繰り込まれたときでも、順次一本ずつが移動できるよう
にしてある。
【0019】一本ずつに整列された原木1は、搬入部材
3の終端部に連設した送込部材5上へ移送される。
【0020】この送込部材5は、搬入部材3の終端部位
置が略中間部に対応する上り傾斜に懸架されたチェーン
等のコンベアであって、コンベアに突設された押送片6
に支持されて原木1は上昇移動する。
【0021】また、前記した搬入部材3の終端部への対
応部には、原木1の底部と側部とに当接するL字状のコ
ロ式の移動部材7を設けてある。
【0022】そして、このコロ式の移動部材7に載置さ
れた原木の端部側には、図2に示すように、その一端部
に流体シリンダ等の押出部材8を設け、他端部には平板
状等の規制部材9を対応させてあって、押出部材8の操
作により原木1の一端部を押圧すると、原木1は規制部
材9側へ移動しこれに当接して停止するもので、それぞ
れの原木1の他端部は、一様に整列した状態で次の工程
へ移送されるものである。
【0023】前記した原木計測工程は、この送込部材5
を原木1が通過するとき、原木1の元口部1aと末口部1b
との大まかな直径を第一計測手段10により計測して、原
木1に対して元口部1aと末口部1bとの中心とを結ぶ原木
芯xを得る。
【0024】この原木計測方法は、例えば、図2および
図3に示すような構成によりなされるもので、送込部材
5の移送途中において、原木1における元口部1aと末口
部1bとに接触する検出片11a,11b をそれぞれ配設し、そ
の検出片11a,11b に対応する近接スイッチ12a,12b を設
けてある。
【0025】また、送込部材5のコンベア軸13にはエン
コーダー14が設けられていて、送込部材5の作動、すな
わち、コンベア軸13の回転により、移送の原点yである
移動部材7の位置から、前記したエンコーダー14の発す
るパルスを制御手段Dへ送信する。
【0026】そして、原木1の移動により検出片11a,11
b へ、該原木1が当たると、近接スイッチ12a,12b が作
動して信号を制御手段Dへ送ることにより、原木1の移
動量zが得られて、前記した原点yと移動量zとの制御
手段Dによる演算を行なうことで、原木1における元口
部1aと末口部1bとの概ねの直径が算出される。
【0027】なお、前記した制御手段Dは、例えば、慣
用なコンピュータ制御をし得るものが採用されるもの
で、主制御部や演算部,記憶部,処理部等からなる。
【0028】したがって、原木1の元口部1aと末口部1b
との直径の中心(1/2)が求められるので、それぞれの中
心を結ぶと、原木芯xを得ることができる。
【0029】なお、前記した第一計測手段10は、原木1
の直径を計測することができるものであれば、例えば、
光電管等の他のセンサーを採用し得ることはもちろんの
ことである。
【0030】次に、原木芯xが得られた原木1は、原木
芯修正工程へ移るもので、製材機Bへ送り込む原木1の
原木芯xを移送路sに対して、後記する把持手段によっ
て略水平に支承させる準備の前工程である。
【0031】この工程は、原木芯修正手段16により行な
われるもので、前記した送込部材5に隣接して設けられ
ているものであって、該送込部材5の終端部に達した原
木1は、下向きシュート17を転動して受取部材18に搬入
される。
【0032】この受取部材18の両側には一対の段取り部
材19, 20が配設されていて、それぞれが単独に昇降でき
るように構成されている。
【0033】そして、前記した受取部材18は、図4およ
び図5に示すように、原木1の中間部に対応させて、フ
レーム21の昇降ガイド22へ昇降自在に係合してあるもの
で、上部を薬研状に形成して原木1の下部に当接し、そ
の安定的載置が行なわれるようにしてあるものであっ
て、下部に連係させたリンクと流体シリンダ等の組み合
わせからなる昇降手段23により駆動される。
【0034】この薬研状の受取部材18により、原木1は
その軸線方向に対して径の中心に保持される。
【0035】また、前記した一対の段取り部材19, 20
は、図4および図6に示すように、原木1の元口部1aと
末口部1bとの下側に当接して、原木1を回転自在に支承
するもので、一対が略同一形状を有するものであり、か
つ、それぞれが独立して作動されるものである。
【0036】その構成は、フレーム21の縦ガイド24, 25
へ可動体26, 27を昇降自在に係合してあり、この可動体
26, 27へ螺軸とサーボモータ等の組み合わせによる数値
制御可能な調整手段28, 29を連係してある。
【0037】そして、この可動体26, 27に取り付けた横
ガイド30, 31へ摺動体32, 33を進退自在に係合してあっ
て、数値制御可能なサーボモータ等の進退手段34, 35を
連係してあるもので、送材路cと下向きシュート17の終
端部である受取部とを適宜往復できるようにしてある。
【0038】更に、摺動体32, 33の上部には、下端を支
軸36, 37に支持されてそれぞれが相対的に回動する係止
体38, 38と39, 39が設けられているもので、前記した受
取部材18の薬研状部に対して略直線状に配されてるもの
であって、これら係止体38,38と39, 39の上面に係止爪4
0を多数刻設してあり、係止体38, 38と39, 39が略V字
状(例えば、90°)に開くことで原木1の下部を支承す
る。
【0039】また、この係止体38, 38と39, 39は、流体
シリンダ等の回動手段41, 41と42,42によりそれぞれが
単独に作動し得るもので、90°以上(90°以下の場合も
ある。)に開いたり、支軸36, 37上の鉛直線に対して非
対称に回動したりして、原木1の外形状に馴染むように
構成される。
【0040】したがって、前記した第一計測手段10によ
り計測されて得られた原木芯xは、この段取り部材19,
20の個別の作動により、図1および図6に示すような、
移送路sにおいて移送される原木1の水平度、すなわ
ち、製材基準芯pと一致させることができる。
【0041】更に、前記した一対の段取り部材19, 20の
外側部には、図4に示すように、原木1の端部に当接し
て該原木1を支持する駆動押圧部材43と受動押圧部材44
とが配設されている。
【0042】このうち、駆動押圧部材43は、フレーム21
の上部の水平ガイド45に係合させた移動体46へ、軸受47
に支承される回転軸48を取り付けて、その回転軸48の一
端部へ押圧体49を固着してあって、この他端部にサーボ
モータ等の数値制御可能な操作部材50を連係させて、押
圧体49、すなわち、原木1に所定の回転角を与えるよう
にしてある。
【0043】また、前記した移動体46は、螺軸とサーボ
モータ等の数値制御可能な繰出部材51を連係してあっ
て、押圧体49を原木1の軸線方向に対して任意に進退さ
せることができる。
【0044】そして、前記した受動押圧部材44は、フレ
ーム21の上部の水平ガイド52に係合させた移動体53へ、
軸受54に支承される回転軸55を取り付けて、その回転軸
55の一端部へ押圧体56を固着してあって、この移動体53
には、螺軸とサーボモータ等の数値制御可能な繰出部材
57を連係してあって、押圧体56を原木1の軸線方向に対
して任意に進退させることができる。
【0045】したがって、段取り部材19, 20に支承され
る原木1は、移動体46, 53の繰り出しによって、その押
圧体49, 56により確実に把持され、操作部材50による回
転力を与えられても、原木1は容易に離脱したりしない
ものである。
【0046】次に、原木芯xが修正された後は、原木1
の真直度計測工程が行なわれるもので、該原木1の直径
やその曲がり等の真直度を第二計測手段58により計測し
て、製材機Bにより歩留りの最も良好な位置において製
材できるように設定する。
【0047】そして、図4および図8に示すように、原
木1の軸線方向に沿ってその側部において、流体シリン
ダ等の押付部材59により原木1の外周面に接触する検知
部材60を、間隔的に複数箇所(本実施例においては六箇
所)配設してある。
【0048】したがって、駆動押圧部材43と受動押圧部
材44とにより原木芯xが支持された原木1を、操作手段
50により回転させると、該原木1の六箇所においてその
回転径が計測されて、それぞれのデータが制御手段Dへ
送られて演算されるので、各部位の偏心度と直径が得ら
れ、原木1の曲がり具合が求められる。
【0049】このデータに基づいて原木位置決め工程に
より、原木1の木取りに最適な位置となるように、該原
木1を駆動押圧部材43と受動押圧部材44とにより把持さ
れた状態で、希望回転角分を回転させる。
【0050】更に、この第二計測手段58によるデータと
第一計測手段10によるデータとの演算により、例えば、
図10および図11に示すように、原木芯xと製品角材1cの
芯qとに狂いを生じているときは、原木芯修正手段16に
より原木1の上下方向や左右方向に対して、支持してい
る二点の段取り部材19, 20を操作して修正・調整を行
う。
【0051】原木搬入工程は、駆動押圧部材43と受動押
圧部材44とにより把持された原木1を、原木把持位置へ
移送するもので、段取り部材19, 20の進退手段34, 35を
操作することにより、摺動体32, 33が横移動して原木把
持位置へ正確に位置付けられる。
【0052】なお、この工程において、原木1を移送路
sに搬入する途中に、前記した原木1の上下方向や左右
方向の位置の修正や調整を行うこともできる。
【0053】図8において61,62は、原木1の把持手段
で、移送路sと平行するガイド63,63へ進退自在に載置
された受体64, 65に把持体66, 67が取り付けられてお
り、流体シリンダ等の押圧部材68 ,69により原木1の端
面中心部へ向かって繰り出すと強固に支持される。
【0054】なお、この把持手段61, 62は、図1に示す
ように、送材手段70により製材機Bに対して進退自在に
摺動されるもので、軌条71, 71を転動する車輪72により
進退する移動部材73に支承されているものであって、該
移動部材73に連係した駆動部材74の操作により駆動され
ることにより、原木供給工程が行なわれる。
【0055】図5および図9において74は、移送路sに
おいて原木1の下側に設けた原木1の支持部材で、前記
した送材手段70と連動される取付体76に設けられた流体
シリンダ等の突出部材77の先端部に、鎹部材78を固着し
てあって、この鎹部材78を把持手段61, 62が原木1を把
持したとき、該原木1へ突き刺しておくことにより、原
木1の送材機Dへの送り出し時に生ずる原木1の上下あ
るいは左右方向のたわみやビビリ,ブレを防止するもの
である。
【0056】更に、図5および図9において79は、挽材
された製品角材1cの受渡手段で、製材基準芯pより下側
で移送路sの他側に配設した搬出コンベア80に対応させ
て、駆動押圧部材43と受動押圧部材44との原木把持位置
と搬出コンベア80面とに移動して、角材1cを搬出コンベ
ア80への受け渡しを行なう。
【0057】そして、その構成は、フレーム21へ一対の
レバー81, 81の下端を軸支し、この上端に受台82を軸支
させてあって、一方のレバー81へ流体シリンダ等の揺動
部材83を連係させることにより、受台82が原木把持位置
と搬出コンベア80面とへ対応させることができる。
【0058】なお、前記した受台82における原木把持位
置において、移送路sと直交するように移動できる調整
部材84を取り付けて、この調整部材84を流体シリンダ等
の移動部材85により作動させることにより、製材機Bに
おける挽き道の調整が行なえるものである。
【0059】前記した製材機Bは、帯鋸式や丸鋸式等が
採用できるもので、本実施例においては帯鋸式であるツ
インバンドソーを用いた。
【0060】このツインバンドソーDは、移送路sを挟
んで本実施例装置Aの側部に一対が設けられているもの
で、移送路sの移送方向に対しその両側において、従動
鋸車86, 87と駆動鋸車(図示せず)とへ帯鋸88, 89を掛
け渡しして、駆動鋸車をモータ(図示せず)等により連
続回転させることにより、該帯鋸88, 89が一方向へ走行
して、移送路sを移送される原木1に所定の切削加工が
行なわれる。
【0061】次に、前記のように構成される本発明実施
例の作用を説明する。
【0062】この本発明実施例においては、製材現場に
は、メンテナンスに応じた技術者以外は、ほとんど作業
者は必要がないもので、現場が見渡せる集中操作管理室
等において、各スイッチ類の遠隔操作を行なうことによ
り挽材がなされる。
【0063】搬入コンベア2上へ多数載置された丸太状
の原木は、その終端部において搬入部材3へランダムに
落とし込まれるものであるが、その移送板4の斜動によ
り順次一本ずつが、送込部材5のコロ式移動部材7上に
送り込まれて原木計測工程が行なわれる。
【0064】この原木計測工程においては第一計測手段
10により行なわれるもので、まず、原木1における一側
端を押出部材8により押して、他側の規制部材9へ他端
部を押し付け、原木1における他側端の並びを整列させ
る。
【0065】そして、送込部材5を作動させてその押送
片6により原木1を所定速度で移送するもので、このと
き、送込部材5のコンベア軸13に連係させたエンコーダ
ー14が働き、制御手段Dへパルス信号が送られその計数
が始まる。
【0066】送込部材5において、原木1の元口部1aと
末口部1bとに対応させて設けた検出片11a,11b へ、移送
された原木1が当接して回動し、その検出片が近接スイ
ッチ12a,12b より離隔すると、前記したパルス信号の計
数が停止されると共に、制御手段Dにより原木1の元口
部1aと末口部1bとの直径が計られ、それぞれの中心によ
る原木芯xが演算されてその値が制御手段Dに入力され
る。
【0067】一方、送込部材5は原木1を更に移送して
受取部材18に搬入するもので、原木芯修正工程が行なわ
れる。
【0068】まず、受取部材18により支承された原木1
は、昇降手段23の操作で昇降ガイド22に沿って降下する
もので、この受取部材18の外側に待機する段取り部材1
9, 20に受け渡される。
【0069】そして、前記原木計測工程において得られ
た原木芯xのデータに基づいて、数値制御可能な調整手
段28, 29により段取り部材19, 20を個別に昇降させる
と、図6において鎖線で示すように、原木芯xが製材基
準芯pと略平行に一致する。
【0070】この状態において、駆動押圧部材43と受動
押圧部材44とにより原木1の両端部を把持させた後、段
取り部材19, 20を降下させて原木1の回転を自由にさせ
ておき、第二計測手段58である六個の検知部材60を押付
部材59により繰り出して、それぞれ原木1の外周に当接
させ、駆動押圧部材43の操作部材50を駆動して原木1を
回転させると、図10に示すように、該第二計測手段58に
より原木1の六箇所a,b,c,d,e,fの部位にお
いて、回転径、すなわち、偏心度合いとその直径が計測
される。
【0071】このデータは制御手段Dへ送信されて演算
され、原木1径やその曲がり等の真直度が算出されるも
ので、該データに基づいて、原木1の木取りに最適な位
置となるように操作部材50を操作し、該原木1に所定回
転角の回転を与える。
【0072】このとき、計測した六箇所の直径a,b,
c,d,e,fのうち中間部の四箇所b,c,d,eに
おいて、その中心位置が原木1の元口部1aと末口部1bと
を結んだ原木芯xより、最も遠い位置の値を示す計測箇
所を、その曲がりの偏心側において真下にくるように原
木1を回転することが製材上好ましいもので、この状態
で木取りの寸法等を設定する。
【0073】更に、この第二計測手段58によるデータ
と、先に行なった第一計測手段10によるデータとの演算
により、例えば、図10および図11に示すように、原木芯
xと製品角材1cの芯qとに狂いを生じているときは、そ
のまま送材路sへ供給すると、実際に製材される製品1c
が、図11において仮想線に示すように、原木1の直径c
において外側へはみ出す寸足らずとなってしまうので、
設定した角材等の製品1c通りに得られないため、もう一
度、原木1の位置の設定を行なう必要がある。
【0074】この操作は、原木芯修正手段16を用いて行
なうもので、原木1の上下方向や左右方向に対して、支
持している二点の段取り部材19, 20を調整手段28, 29と
進退手段34, 35とにより移動操作させることにより、原
木芯xと実挽材芯qとを一致させるように、原木1の上
下方向や左右方向の修正および調整が行なわれる。
【0075】なお、この段取り部材19, 20における係止
体38, 39の上面部にセンサー(図示せず)を設けておけ
ば、該段取り部材19, 20が上昇して原木1に接触したと
き、この接触検知により段取り部材19, 20の正確な停止
が行なわれると共に、各係止体38, 39を回動手段41, 42
により操作して、原木1の外形状に馴染むようにそれぞ
れの開度を調整することもできる。
【0076】係止体38, 39に保持された原木1は、進退
手段34, 35が操作されて摺動体32,33が移送路sへ向か
って移動されるもので、その原木把持位置に移される。
【0077】そして、原木1の前後に設けられた把持手
段61, 62における把持体67, 68が、押圧部材68, 69によ
り原木1の断面中心部へ向かって繰り出されるので、強
固に支承される。
【0078】これにより、製材準備が完了するもので、
送材手段70を駆動すると、原木1が製材機Bにおける帯
鋸88, 89に向かって繰り出され、制御手段Dに設定した
木取りパターンに基づいて順次挽材され、図12に示すよ
うな、角材や板材との種々の製品が得られる。
【0079】
【発明の効果】前述のように本発明は、原木の挽材にほ
とんど作業者が不要となるノーマン製材を行なうことが
できるので、省人化が計れ、かつ、機械的な原木径の計
測により、ほぼ正確な原木形状が把握できて、安定的で
合理的な木取りが行なえるものであって、作業者の判断
ミスや判定むらによる精度の低下が防止でき、高品質で
かつ高歩留りによる連続製材が可能となる。
【0080】また、機械的な芯出しは、製材位置の近傍
において全く作業者がいないため、その作業中に原木の
妄動を生じても作業者に危険を与えることがなく、安全
性の大幅な向上となる。等の格別な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する実施例方法に用いる製材機用送
材装置を概略的に示す説明図である。
【図2】図1における第一計測手段を概略的に示す平面
図である
【図3】図2における第一計測手段を概略的に示す側面
図である。
【図4】図1における原木芯の修正部を示す正面図であ
る。
【図5】図4における受取部材が上昇した状態を示す側
面図である。
【図6】図4における受取部材が下降した状態を示す側
面図である。
【図7】図1における段取り部材の要部を示す平面図で
ある。
【図8】図1における第二計測手段による計測状態を概
略的に示す平面図である。
【図9】図1における受渡手段を概略的に示す側面図で
ある。
【図10】図1における第二計測手段による計測部位を
示す概略的平面図である。
【図11】図10における概略的側面図である。
【図12】本発明に関する実施例方法により製材される
状態を示す原木および製品の側面図である。
【符号の説明】
A 製材機用送材装置 B 製材機 s 送材路 1 原木 1a 元口部 1b 末口部 x 原木芯 10 第一計測手段 16 原木芯修正手段 58 第二計測手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製材機に対してその移送路において原木
    の長軸方向を略水平に移送させて製材させる前工程にあ
    って、原木の元口部と末口部との径を第一計測手段によ
    り計測する工程と、この計測された元口部と末口部との
    直径の中心と結んで原木芯を得て、原木芯修正手段によ
    り原木を上下に移動させ前記原木芯を略水平にする原木
    芯修正工程と、この原木に対して両木口を回転自在に支
    承し、その回転時に、複数箇所からなる第二計測手段に
    より原木を間隔的に複数部位に対してそれぞれの回転径
    を測って、該原木径やその曲がり等の真直度を計測する
    工程と、この計測に基づいて、原木の木取りに最適な位
    置となるように該原木を回転させ、かつ、挽き道に対し
    て上下・左右動の調整を行う原木の位置決め工程と、こ
    の位置決めされた原木を前記移送路へ搬入する工程と、
    この原木の木口における原木芯を把持して、原木の長軸
    方向を略水平に供給させる工程とを備えさせたことを特
    徴とする製材機用送材方法。
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