JP2002052501A - 木材の挽割方法並びに装置 - Google Patents

木材の挽割方法並びに装置

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JP2002052501A
JP2002052501A JP2000238406A JP2000238406A JP2002052501A JP 2002052501 A JP2002052501 A JP 2002052501A JP 2000238406 A JP2000238406 A JP 2000238406A JP 2000238406 A JP2000238406 A JP 2000238406A JP 2002052501 A JP2002052501 A JP 2002052501A
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Kashi Ishida
佳四郎 石田
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ISHIDA ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より小径の原木を挽割対象としながらも、高
能率で作業が行え、且つ設備コストも低減させ得る新規
な挽割手法を提供する。 【解決手段】 本発明は、原木A0の形状や大きさを計
測し、市況等も勘案した上で、最適な木取り方法を決定
し、この木取りに基づいて一次挽割によって原木A0を
太鼓挽きし、更に二次挽割によって角挽きする挽割方法
において、一次挽割、二次挽割ともに、材Aは、その両
木口において非回転式のカスガイ装置26によって保持
されて挽き割りを受けるとともに、一次挽割後の二次挽
割に至る前段で、太鼓材A2の挽肌面Sに対して、木取
り中心Cを通り、挽肌面Sにほぼ直交する位置にマーキ
ングMが施され、二次挽割を行う際には、このマーキン
グMを、挽割中心となる二次挽割芯LBにほぼ合致させ
て、二次挽割を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原木丸太状の木材を
角材に挽き割るにあたって用いることが適切な、挽割手
法に関するものであって、特に小径木の挽き割りを高効
率で行う場合に適した挽割方法並びに装置に係るもので
ある。
【0002】
【発明の背景】比較的小径の原木から角材を挽き割るに
あたっては、その製品材たる角材の市場での価格評価
は、商業的に充分な利益を見込めるほどには高くない。
従って間伐材を始めとし、多量に産出する小径木を角材
に挽き割るにあたっては、相応に高能率の製材作業が求
められている。ところで通常の製材工程は、まず原木の
形や大きさ等を計測した後、原木を極力活かす木取りを
解析し、材の木取り中心を決定するものであって、解析
された木取り中心をカスガイ装置によって保持し、第一
次挽割たる太鼓挽きを行い、その後、第二次挽割たる角
挽きを行うようにしている。この際、上記要請に応える
ため、このような一連の製材工程の自動化が進められて
おり、例えば一次挽割を終了した太鼓材を90°反転で
きる機能を有したカスガイ装置が適用され、第一次挽割
から第二次挽割までが一基の送材架台上で済むようにし
た製材装置が用いられている。
【0003】しかしながら、このような装置では、まず
カスガイ装置が、回転することに因み、その保持有効幅
を狭くするのに限界があり、例えば図6(a)に示すよ
うに、現状では約60mm幅が最小の挽き幅となってい
る。このため市場で充分な需要がある45mm角の挽き
割りは、必然的に断念せざるを得ないものであり、この
ような小径木を、充分に活用し切れないのが現状であっ
た。もちろん60mm角以上の角材を挽き割る場合に
は、このような回転可能なカスガイ装置26′は、一基
で太鼓挽きと角挽きとが行え、チャッキング作業が一回
で済むため、それなりの作業効率の向上は期待できる
が、一日800〜1000本程度の挽き割りが限界であ
った(設備コスト、人件費等を考慮すると、一日200
0本程度の挽き割りが目標とされる)。
【0004】このため敢えて製材能率の向上を図るに
は、同一機種の製材装置を2基以上導入し、設置する等
の対応が採り得るものの、このような手法では、比較的
コスト高の形状険寸解析装置等を、それぞれに付随させ
て二基以上設ける必要が生じ、製材加工業者には、極め
て重い設備負担を強いるものとなっていた。もちろんこ
のような対応を採ったとしても、依然として45mm角
程度の角材が挽けるわけではなく、上記問題が、根本的
に解決されてもいなかった。
【0005】一方、保持した材を反転させない非回転式
のカスガイ装置26が存在し、この場合には、例えば図
6(b)に示すように、比較的幅狭状に構成し得るため
に、その保持有効幅を30mm程度に設定でき、挽き幅
としては、45mm程度の角材を挽き割ることができる
ものである。従って、このような非回転式のカスガイ装
置26を用いれば、より小径の原木を更に徹底利用する
ことは可能であるが、この場合には、一次挽割の太鼓挽
きから二次挽割の角挽きを行う都度、材の姿勢を90°
変える作業や、角挽きを行う際の芯合わせの作業等を、
手作業または半自動運転で行わなければならず、先の9
0°回転できるカスガイ装置26′と比べると非能率的
な作業になることは免れ得なかった。
【0006】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような従来手
法の問題を解決するためになされたものであって、より
小径の原木をも挽割対象としながらも、高能率で作業が
行え、且つ設備コストも低減させ得る新規な挽割手法を
提案するものである。すなわち基本的な技術思想は、非
回転式タイプを用いるが、第一次挽割時に、材にマーキ
ングを施すことにより、次の二次挽割たる角挽きの作業
の段取りを飛躍的に向上させるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
木材の挽割方法は、丸太状の原木をセンサーによって形
状や大きさを計測し、市況等も勘案した上で、最適な木
取り方法を決定し、この木取りに基づいて一次挽割によ
って原木を太鼓挽きし、更に二次挽割によって角挽きす
る挽割方法において、前記一次挽割、二次挽割ともに、
材は、その両木口において非回転式のカスガイ装置によ
って保持されて挽き割りを受けるとともに、一次挽割後
の二次挽割に至る前段で、太鼓挽きされた挽肌面に対し
て、木取り中心を通り、挽肌面にほぼ直交する位置にマ
ーキングが施され、二次挽割を行う際には、このマーキ
ングを、挽割中心となる二次挽割芯にほぼ合致させて、
二次挽割が行われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、挽き割りを行う際の材の保持は、非
回転式のカスガイ装置を適用するため、一般的にはその
後の二次挽割の芯合わせが煩雑になることが懸念される
が、二次挽割の前までに太鼓材にマーキングを施し、こ
のマーキングを二次挽割芯に、ほぼ合致させることで円
滑且つ確実な芯合わせが行える。またこのため比較的需
要の高い、例えば45mmの角材を、高効率で挽き割る
ことができる。更に二次挽割の芯合わせ用のマーキング
は、一次挽割を受ける材のチャッキング位置に対応して
施されるため、より正確にマーキングできる。
【0008】また請求項2記載の木材の挽割方法は、前
記請求項1記載の要件に加え、前記一次挽割と二次挽割
とは、各々別の挽割装置において行われることを特徴と
して成るものである。この発明によれば、一次挽割と二
次挽割とに、各々別の挽割装置が適用されるため、一次
挽割を終了した太鼓材を、ほぼ連続して角挽きすること
ができ、一連の製材作業がより高効率で行える。また一
次挽割と二次挽割とが、連続的に行えるため、一次挽割
後の太鼓材を一旦ストックするスペースが、ほとんど必
要ない。
【0009】更にまた請求項3記載の木材の挽割方法
は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記一次
挽割を終了した太鼓材にマーキングを施すにあたって
は、一次挽割の戻り工程時において行うようにしたこと
を特徴として成るものである。この発明によれば、太鼓
材に施すマーキング工程は、一次挽割の戻り工程時にお
いて同時に行うため、別途マーキング工程を設ける必要
がない。
【0010】また請求項4記載の木材の挽割装置は、供
給されてくる原木の形状や大きさを計測し、市況等も勘
案した上で最適な木取り手法を決定する形状検寸解析装
置と、解析された木取り手法に基づいて原木を太鼓挽き
する一次挽割装置と、一次挽割後の太鼓材を更に角挽き
する二次挽割装置とを具え、原木から角材を挽き割る装
置において、前記挽割装置に、材を送り込む送材装置
は、一次、二次共に、材の両木口を保持するカスガイ装
置として非回転式のものが適用されるとともに、前記一
次挽割装置の戻り工程には、太鼓材の挽肌面に対して、
木取り中心を通り、挽肌面にほぼ直交する位置にマーキ
ングを施すマーキング装置が設けられ、且つまた二次挽
割を行う前の段階で、このマーキングを二次挽割芯にほ
ぼ合致させる芯合わせ装置が設けられることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、まず非回転式の
カスガイ装置を適用して角材を挽き割るため、回転式の
カスガイ装置を用いたのでは挽き割り得ない、例えば4
5mm等の比較的短寸の角材が挽き割り得る。なお一般
的には非回転式のカスガイ装置を適用したことによっ
て、作業効率の低下を招くものであるが、本発明にあっ
ては、一次挽割後にマーキング装置を設け、二次挽割前
に芯合わせ装置を設けたことによって、二次挽割を行う
際の芯合わせを格段に効率的に行えるようにし、比較的
短寸の角材を高効率で挽き割り得るようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて説明する。説明にあたっては、本発明に係る製
材装置1についてまず説明し、次いでこの装置の作動態
様を説明しながら併せて本発明の製材方法について説明
する。また製材工程の進行に伴い材は形状を種々変える
ものであり、丸太状の原木をA0、最終的に45mm角
等に挽き割られた製品材をA1、原木A0から対向する
二面のみが挽き割られた太鼓材をA2、非製品材部位と
なる背板をA3とし、これらを総称して材Aと符号を付
すものである。製材装置1は、一例として図1〜3に示
すように、実質的な挽割作業を担う二基の挽割装置2
と、この挽割装置2へ各々材Aを規制した姿勢で送り込
む送材装置3と、原木A0を供給する材供給装置4と、
材供給装置4から送材装置3までの間に設けられる仮芯
出装置5と、形状検寸解析装置6と、チャージング装置
7とを具えて成るものである。ここで本実施の形態にお
いて二基の挽割装置2を有しているのは、丸太状の原木
A0を太鼓状に挽き割る第一次挽割と、第一次挽割によ
って得られた太鼓材A2を更に角挽きする第二次挽割と
を、それぞれ別の装置で行うようにしたためである。
【0012】なお本発明においては、間伐材等のより小
径の原木A0から45mm角等の短寸の角材を挽き割り
得るように、送材架台上で材Aの両木口を保持するカス
ガイ装置は、非回転式のものを適用することを前提とし
ている。このようなことに因み二次挽割時の芯合わせを
円滑且つ確実に行うために、一次挽割後の太鼓材A2の
挽肌面Sに木取り中心Cとほぼ同じ高さにマーキングM
を施すマーキング装置8と、第一次挽割後の太鼓材A2
を90°反転させる反転装置9と、この太鼓材A2を二
次用の挽割装置2に移送するための移載装置10と、二
次挽割を行う際の芯合わせ装置11とを設けるものであ
る。また送材装置3を挟むように、製品材貯留装置1
2、背板貯留装置13が適宜設けられる。以下各装置の
概略について説明する。
【0013】まず挽割装置2について説明する。このも
のは実質的な挽割作業を担うものであって、一例として
図1〜3に示すように、まず原木A0を太鼓挽きする一
次挽割装置2Aと、一次挽割後の太鼓材A2を更に角挽
きする二次挽割装置2Bとを具えて成るものである。そ
して双方の挽割装置2A、2Bは、共に、歩出設定自在
に構成された二枚の丸鋸刃21を有した二重挽きタイプ
の丸鋸盤20が適用されるものであるが、他にも一重挽
きタイプのものを対向的に配したり、帯鋸盤等を適用す
ることも可能である。なお一次挽割装置2Aの二枚の丸
鋸刃21の中心(挽割中心)を一次挽割芯LA、二次挽
割装置2Bの二枚の丸鋸刃21の中心(挽割中心)を二
次挽割芯LBとする。また挽割装置2は、必ずしも二基
設ける必要はなく、一基の挽割装置2によって太鼓挽き
と角挽きとを行うようにしても構わない。
【0014】次に送材装置3について説明する。このも
のは、正確な挽き割りが行えるように材Aを正確に保持
して、それぞれの挽割装置2A、2Bに送り込むための
ものであり、一例として図1〜3に示すように、送材架
台23を主要部材とし、その下方に取り付けられた車輪
24が、レール25上を転動することにより挽割装置2
側に移動できるように構成されている。なお二基の送材
装置3を区別する場合には、一次挽割装置2Aに材Aを
送り込むものを一次送材装置3A、二次挽割装置2Bに
材Aを送り込むものを二次送材装置3Bとして区別す
る。因みに上記挽割装置2が一基である場合には、当然
この送材装置3も一基となる。また送材架台23には、
材Aの長手方向にのみ摺動自在に構成された、非回転式
のカスガイ装置26を具え、このカスガイ装置26によ
って材Aは両木口が保持され、挽き割られるものであ
る。なおこの非回転式のカスガイ装置26は、保持有効
幅が概ね30mm程度であるため、比較的需要が高い4
5mm角などの製品材A1の挽き割りを可能とするもの
である。
【0015】次に材供給装置4について説明する。この
ものは、実質的な挽割作業に先立ち、原木A0の形状や
大きさ等を計測し、最適な木取りを解析すべく仮芯出装
置5に材Aを一本毎、供給するためのものであって、一
例として三角板状の支承アタッチメント29を有したチ
ェーンコンベヤ28が適用されるが、ステップフィーダ
等を適用することも可能である。
【0016】次に仮芯出装置5について説明する。この
ものは、材供給装置4から原木A0を一本毎、受け取
り、次の形状検寸解析装置6に搬送するための予備的作
業すなわち仮芯を決定する作業を行うものであり、一例
として供給された原木A0を安定的に支持するため、V
溝状に形成された複数の支持板31と、原木A0を固定
されたストッパに押し当てるためのシリンダ32と、原
木A0の仮芯を検出する仮芯出アーム33とを具えて成
るものである。
【0017】仮芯出アーム33は、くの字状に形成され
た二本のアーム間に原木A0の両木口付近を挟み込むよ
うに構成され、挟み込んだ部分のほぼ中心を仮芯として
検出するものである。また仮芯出アーム33は、図3に
示すようにシフトシリンダ34により昇降自在に構成さ
れるとともに、移送架台35により仮芯出装置5と形状
検寸解析装置6との間を往復自在に構成されている。こ
のため仮芯出アーム33は、通常支持板31の支持作用
面より充分下方に沈んだ状態で待機しているが、原木A
0の両木口を挟んで形状検寸解析装置6に移送する際に
は、支持板31の支持作用面より突出した状態で移送す
るものである。なおこの実施の形態では、二組の仮芯出
アーム33によって、原木A0の仮芯を検出するもので
あるが、このような形態の他にも例えば従来から実施さ
れているような木口形状をカメラ等によって撮影し、そ
の輪郭を把握し、仮芯を決定する形態等ももちろん可能
である。
【0018】次に形状検寸解析装置6について説明す
る。このものは、原木A0の形状や大きさを計測すると
ともに、原木A0を極力、有効に利用する木取りを解析
するためのものであって、一例として二基の仮芯部チャ
ッキング37と、複数のレーザーセンサ38と、計測及
び解析の過程や結果等を表示するモニター39とを具え
て成るものである。仮芯部チャッキング37は、仮芯出
アーム33により検出された仮芯位置を把持した状態
で、原木A0を一回転させ得るように構成され、またレ
ーザーセンサ38は、原木A0の上方に、ほぼ等間隔に
配され、原木A0の外周を計測するものである。更にモ
ニター39は、レーザーセンサ38から原木A0の外周
形状データを入力するとともに、効率的な木取りを行う
ための木取り中心C等のデータを仮芯部チャッキング3
7に出力している。
【0019】そして仮芯部チャッキング37は、出力さ
れた木取り中心Cのデータに基づき、原木A0を両木口
を把持した状態で上下左右に移動させ得るものであり、
これによって、解析して割り出した木取り中心Cが、一
次送材装置3Aのカスガイ装置26によって保持され得
るようにしている。なおレーザーセンサ38は、設置位
置から原木表面までの距離を測定することによって、回
転軸からの原木A0の外周形状を計測するものである
が、マイクロ波距離センサ等を適用しても構わないし、
あるいは原木A0に直接接触して測定するタイプのもの
であっても構わない。また図示した実施の形態では五つ
のレーザーセンサ38によって原木A0の外周を計測し
ているが、この数は原木A0の全長等に応じて適宜変更
可能である。
【0020】次にチャージング装置7について説明す
る。このものは、保持位置を修正した原木A0を一次送
材装置3Aまで移送するものであり、一例として図3に
示すように、上部に配設されたチャージングレール41
に沿ったチャージャユニット42が、形状検寸解析装置
6と一次送材装置3A間を往復自在に構成されるととも
に、直接原木A0を掴持するチャージャアーム43が昇
降自在に構成されて成るものである。なおチャージング
装置7が一次送材装置3Aに原木A0を移送する際に
は、上述したように、すでに補正された原木A0の保持
位置が、ずれないように移送し、カスガイ装置26が、
材Aの木取り中心Cを保持できるようにしている。
【0021】次にマーキング装置8について説明する。
このものは、二次挽割を行う際の芯合わせを円滑且つ確
実に行うためのものであって、一例として図1、図4
(b)に示すように、インクを噴射する噴射ノズル45
を昇降自在の昇降体46に取り付けて成る、インクジェ
ットタイプのものが適用される。そして具体的なマーキ
ング手法は、一次挽割の戻り工程において、太鼓材A2
の挽肌面Sに対して、木取り中心Cを通り、挽肌面Sに
ほぼ直交する位置に直線等のマーキングMを施すように
している。なお一般的には挽割装置2が、水平に設置さ
れることが多いため、挽肌面Sは、ほぼ鉛直方向を成
し、この面に付けられるマーキングMは、木取り中心C
とほぼ同じ高さに施されることとなる。そして二次挽割
を行う際には、90°反転した太鼓材A2のマーキング
Mを、二次挽割芯LBにほぼ合致させることで、材Aの
木取り中心Cを二次挽割芯LBにほぼ合致させるように
している。
【0022】なおここでの二次挽割芯LBとは、上述し
たように二次挽割装置2Bにおける二枚の丸鋸刃21の
中心位置(挽割中心)を示している。また材Aの木取り
中心Cは、二次挽割だけでなく一次挽割の際にも一次挽
割芯LAに合致させるものである。またマーキング装置
8の噴射ノズル45を、割り出された木取り中心Cの位
置データに基づいて瞬時に昇降させたい場合には、例え
ば図2に示すように、マーキング装置8を形状検寸解析
装置6に接続し、モニター39から木取り中心Cの位置
データを出力させ、噴射ノズル45の昇降動作を木取り
中心Cの位置データに追随させることが可能である。ま
たマーキングMは、通常、太鼓材A2の反転方向が常に
一定であることに因み、図1、図4(b)に示すように
左右どちらか一方の挽肌面Sに施すものであるが、例え
ば左右両方の挽肌面Sに施すことも可能である。
【0023】次に反転装置9について説明する。このも
のは、一次挽割によって得られた太鼓材A2を二次挽割
に備えて90°反転させ、一次挽割後に左右に位置して
いた挽肌面Sを、上下に位置させるものである。なお一
次挽割を受けた後の太鼓材A2は、両木口の保持を解除
すれば、半ば自然に倒れ、90°反転するものである
が、通常はこの反転方向を統一するものであり、このた
め反転装置9は、一例として図3に示すように、一方の
挽肌面Sに当接し、反対側のみに回転を許容する当接体
48と、太鼓材A2の回転を案内するガイド体49とに
よって構成され得る。もちろん上記太鼓材A2に施され
るマーキングMが両方の挽肌面Sに施され、材Aの反転
方向が特に規制されないような場合には、このような積
極的な反転装置9を省略することも可能である。
【0024】次に移載装置10について説明する。この
ものは、マーキングMが施された挽肌面Sを一例として
上方に向けるように反転させた太鼓材A2を、反転装置
9から受け取り、二次送材装置3B側まで搬送するもの
であり、上記材供給装置4と同様な構成を有するもので
あり、一例としてチェーンコンベヤ51と、支承アタッ
チメント52とを具えて成るものである。
【0025】次に芯合わせ装置11について説明する。
このものは、上記移載装置10によって搬送されてきた
太鼓材A2を角挽きする前に、二次挽割装置2Bとの芯
合わせを行うものであり、具体的には図5(a)に示す
ように、挽肌面Sに施されたマーキングMを二次挽割芯
LBに合致させるようなセッティングがなされるもので
ある。このため芯合わせ装置11は、材の両木口をそれ
ぞれ独立して振り得る機能を有するものであり、例えば
一対の挟持片55によって太鼓材A2を挟み込むように
構成した挟持ユニット54が、材Aの両木口付近に一組
ずつ設けられるものである。そして芯合わせがなされた
太鼓材A2は、二次送材装置3Bのカスガイ装置26に
よって、そのままの状態で保持され、挟持ユニット54
が外されてから、二次挽割装置2Bに送られるものであ
る(図5(b)参照)。
【0026】次に製品材貯留装置12と背板貯留装置1
3について説明する。これらは一例として各々チェーン
コンベヤ57、58が適用され、前者には、45mmの
角材等に挽き割られた製品材A1が貯留され、後者に
は、非製品材部位である背板A3が貯留されるものであ
る。
【0027】本発明に係る製材装置1は、以上のように
構成されて成り、以下この装置の作動態様を説明しなが
ら併せて本発明の製材方法について説明する。 (1)原木の供給 原木A0は、一例として図1、2に示すように、まず両
端がカットされた状態で材供給装置4上を搬送され、仮
芯出装置5に供給される。その際、加工に不都合な過剰
な曲がり等を有する原木A0については、材供給装置4
上でセンサ等により感知し、加工ラインから排除する形
態が併せて採り得る。
【0028】(2)仮芯出し 仮芯出装置5に供給された原木A0は、V溝状に形成さ
れた支持板31上に安定的に載置された後、シリンダ3
2によって、一例として元口側がストッパに押し当てら
れる。次いで仮芯出アーム33が開いた状態で上昇し、
原木A0を挟み込んで、両木口のほぼ中心位置が仮芯と
して検出される。その後、原木A0は仮芯出アーム33
に挟持されたまま、形状検寸解析装置6まで移送され、
検出された仮芯が仮芯部チャッキング37により保持さ
れる。
【0029】(3)形状検寸と木取り解析 その後、原木A0は仮芯部チャッキング37による回転
を受けながら、上方に配されたレーザーセンサ38によ
って、形状や寸法が計測され、例えばこの計測データが
モニター39に表示され、市況等も勘案した上で最適な
木取り手法が解析され、木取り中心Cが割り出される。
【0030】(4)原木の姿勢補正 次に、割り出された木取り中心Cのデータに基づいて、
一次送材装置3Aのカスガイ装置26が、この木取り中
心Cを保持できるように、仮芯部チャッキング37によ
って原木A0の姿勢が適宜補正される。
【0031】(5)一次送材装置への移送 以上のように保持姿勢が修正された原木A0は、次にチ
ャージング装置7のチャージャアーム43によって掴持
され、一次送材装置3Aまで移送される。このチャージ
ャアーム43は、掴持部にタッチセンサを具え、すでに
姿勢が補正された原木A0を、そのままの状態で掴持
し、その状態を記憶しておき、この状態でチャージャユ
ニット42がチャージングレール41上を移動し、一次
送材装置3Aまで移送するものである。
【0032】(6)一次挽割(太鼓挽き) 一次送材装置3Aに移送された原木A0は、その後、カ
スガイ装置26によって、木取り中心Cが保持され、木
取り中心Cを一次挽割芯LAに合致させた状態で、一次
挽割装置2Aに送られ、太鼓状に挽き割られる。
【0033】(7)マーキング そして一次挽割の戻り工程においては、太鼓材A2の挽
肌面Sに、マーキング装置8によって、木取り中心Cと
ほぼ同一の高さにマーキングMが施されるものであり、
このマーキングMが二次挽割時の芯合わせに活用され
る。なおこのマーキングMは、一例として一方の挽肌面
Sにのみ施されるものである。また図5に示した実施の
形態では、太鼓材A2の両木口付近に、適宜の長さのマ
ーキングMを施しているが、この他にも太鼓材A2の長
手方向、ほぼ全長にわたってマーキングMを施すように
しても構わない。
【0034】(8)太鼓材の反転 挽肌面SにマーキングMが施された太鼓材A2は、一例
としてマーキングされた挽肌面Sを上方に向けるように
90°反転される。この反転を行うにあたっては、マー
キングMが施された側の挽肌面Sに、当接体48を接触
させることによって、材Aの反転方向を規制するもので
あり、反転した材Aは、ガイド体49によって移載装置
10に案内される。なお一次挽割を受けた太鼓材A2
が、その両木口の保持を解除した段階で、半ば自然に反
転し、またマーキングMも両方の挽肌面Sに施すような
場合にあっては、上記反転装置9は、省略することが可
能である。
【0035】(9)太鼓材の移載 マーキングMを上方に向けるように反転した太鼓材A2
は、次いで移載装置10によって、二次挽割の芯合わせ
装置11に搬送される。なお移載装置10として上記チ
ャージング装置7が流用できるような場合には、この移
載装置10を省略することが可能である。
【0036】(10)二次挽割の芯合わせ 芯合わせ装置11まで搬送されてきた太鼓材A2は、例
えば図5(a)に示すように、マーキングMと二次挽割
芯LBとにズレを生じているため、芯合わせ装置11に
よって、これらを合致させるものである。具体的には、
二組の挟持ユニット54によって太鼓材A2の両木口を
挟み込んで材Aを振り、マーキングMと二次挽割芯LB
とを合致させるようにしている。因みに図5では、平面
から視て太鼓材A2全体を時計回りに回転させるように
振っている。なおこのような芯合わせ作業は、あらかじ
め二次挽割芯LBに沿ったレーザービームを挽肌面S上
に照射するようにしておき、直接作業者が太鼓材A2を
動かして、マーキングMを直線状のレーザービームに合
致させてもよいし、あるいは例えばCCDカメラを適用
して、マーキングMと二次挽割芯LBとのズレを計測し
て、両木口の振り量を決め、自動または半自動運転で芯
合わせを行うようにしても構わない。
【0037】(11)二次挽割(角挽き) このような芯合わせを終了した後、二次送材装置3Bの
カスガイ装置26によって太鼓材A2を保持するととも
に、芯合わせ装置11を解除し、二次挽割装置2Bに送
り込んで角挽きを行い、45mm角等の製品材A1を得
るものである。
【0038】なおこの実施の形態においては、一次挽割
を終了した太鼓材A2を二次挽割側に移載してから、角
挽きの芯合わせを行うようにしているが、例えば移載装
置10としてチャージング装置7を流用できるような場
合等には、一次挽割を終了した太鼓材A2を二次挽割側
に移載する前の段階で芯合わせを行い、そのままの姿勢
で二次送材装置3Bに移載することも可能である。また
この実施の形態では、一次挽割と二次挽割とをそれぞれ
別々の挽割装置2で行うようにしたが、一基の挽割装置
2で太鼓挽きと角挽きとを行うようにすることも可能で
ある。この際、一次挽割を終了した太鼓材A2は、例え
ば上記移載装置10に一旦ストックし、ある程度まとめ
て貯留した後、今度はこの移載装置10から太鼓材A2
を挽割装置2に供給し、二次挽割を行うという作業を繰
り返すものであるが、これは加工する原木A0の数や、
ストック場所の広さ等に応じて適宜変更可能である。
【0039】
【発明の効果】まず請求項1または4記載の発明によれ
ば、二次挽割を行う際に、材Aのセッティングに手間を
要することが多かった非回転式のカスガイ装置26を適
用するが、二次挽割の芯合わせは、その前までに太鼓材
A2に施されるマーキングMを二次挽割芯LBにほぼ合
致させるように行うため、効率的な芯合わせが行える。
またこのため回転式のカスガイ装置を用いたのでは、挽
き割り得ない、45mm角等の比較的短寸の製品材A1
を高効率で挽き割ることができる。更にマーキングM
は、一次挽割を受ける材Aのチャッキング位置とほぼ同
じ高さに施されるため、より確実にマーキングできる。
【0040】また請求項2記載の発明によれば、製品材
A1を挽き割るにあたっては、太鼓挽きを行う一次挽割
装置2Aと、角挽きを行う二次挽割装置2Bとの、二基
要するが、比較的高価な形状検寸解析装置6は一基で済
み、一連の製材作業が、連続的に高効率で行える。
【0041】更にまた請求項3記載の発明によれば、二
次挽割の芯合わせを円滑に行うためのマーキングMは、
一次挽割の戻り工程において行われるため、別途、マー
キング工程を設ける必要がない。また一次挽割を受ける
材Aは、木取り中心Cが保持されているため、より正確
に木取り中心Cを表示するマーキングMを施せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製材装置を骨格的に示す斜視図で
ある。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】一次挽割装置に原木を送り、太鼓挽きを行って
いる状態を示す説明図(a)、並びに一次挽割の戻り工
程において太鼓材の挽肌面にマーキングを施している状
態を示す説明図(b)である。
【図5】二次挽割を行う際の芯合わせの様子を段階的に
示す平面図である。
【図6】45mmの角材を挽き割り得ない回転式のカス
ガイ装置と、45mmの角材を挽き割り得る非回転式の
カスガイ装置とを対比して示す説明図である。
【符号の説明】
1 製材装置 2 挽割装置 2A 一次挽割装置 2B 二次挽割装置 3 送材装置 3A 一次送材装置 3B 二次送材装置 4 材供給装置 5 仮芯出装置 6 形状検寸解析装置 7 チャージング装置 8 マーキング装置 9 反転装置 10 移載装置 11 芯合わせ装置 12 製品材貯留装置 13 背板貯留装置 20 丸鋸盤 21 丸鋸刃 23 送材架台 24 車輪 25 レール 26 カスガイ装置 28 チェーンコンベヤ 29 支承アタッチメント 31 支持板 32 シリンダ 33 仮芯出アーム 34 シフトシリンダ 35 移送架台 37 仮芯部チャッキング 38 レーザーセンサ 39 モニター 41 チャージングレール 42 チャージャユニット 43 チャージャアーム 45 噴射ノズル 46 昇降体 48 当接体 49 ガイド体 51 チェーンコンベヤ 52 支承アタッチメント 54 挟持ユニット 55 挟持片 57 チェーンコンベヤ 58 チェーンコンベヤ A 材 A0 原木 A1 製品材 A2 太鼓材 A3 背板 C 木取り中心 LA 一次挽割芯 LB 二次挽割芯 M マーキング S 挽肌面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸太状の原木をセンサーによって形状や
    大きさを計測し、市況等も勘案した上で、最適な木取り
    方法を決定し、この木取りに基づいて一次挽割によって
    原木を太鼓挽きし、更に二次挽割によって角挽きする挽
    割方法において、前記一次挽割、二次挽割ともに、材
    は、その両木口において非回転式のカスガイ装置によっ
    て保持されて挽き割りを受けるとともに、一次挽割後の
    二次挽割に至る前段で、太鼓挽きされた挽肌面に対し
    て、木取り中心を通り、挽肌面にほぼ直交する位置にマ
    ーキングが施され、二次挽割を行う際には、このマーキ
    ングを、挽割中心となる二次挽割芯にほぼ合致させて、
    二次挽割が行われることを特徴とする木材の挽割方法。
  2. 【請求項2】 前記一次挽割と二次挽割とは、各々別の
    挽割装置において行われることを特徴とする請求項1記
    載の木材の挽割方法。
  3. 【請求項3】 前記一次挽割を終了した太鼓材にマーキ
    ングを施すにあたっては、一次挽割の戻り工程時におい
    て行うようにしたことを特徴とする請求項1または2記
    載の木材の挽割方法。
  4. 【請求項4】 供給されてくる原木の形状や大きさを計
    測し、市況等も勘案した上で最適な木取り手法を決定す
    る形状検寸解析装置と、解析された木取り手法に基づい
    て原木を太鼓挽きする一次挽割装置と、一次挽割後の太
    鼓材を更に角挽きする二次挽割装置とを具え、原木から
    角材を挽き割る装置において、前記挽割装置に、材を送
    り込む送材装置は、一次、二次共に、材の両木口を保持
    するカスガイ装置として非回転式のものが適用されると
    ともに、前記一次挽割装置の戻り工程には、太鼓材の挽
    肌面に対して、木取り中心を通り、挽肌面にほぼ直交す
    る位置にマーキングを施すマーキング装置が設けられ、
    且つまた二次挽割を行う前の段階で、このマーキングを
    二次挽割芯にほぼ合致させる芯合わせ装置が設けられる
    ことを特徴とする製材装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114800697A (zh) * 2022-04-29 2022-07-29 王志 一种儿科检查压舌板制作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114800697A (zh) * 2022-04-29 2022-07-29 王志 一种儿科检查压舌板制作装置
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