JP2613556B2 - 製材装置用給材方法並びにその装置 - Google Patents
製材装置用給材方法並びにその装置Info
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Description
びにその装置に関するものであって、特に挽割材を挽割
時に支承する送材架台に移送するまでの工程(移載準備
ゾーン)において行われる挽割材のいわゆる芯出し作業
を総合的に合理化する方法並びにその装置に係るもので
ある。
向する二面のみを挽き取った太鼓材に製材する作業にお
いては、挽割材を挽割時に支承する送材架台に移送する
までの一連の作業に多くの時間を費やしていた。具体的
には送材架台へ挽割材を移送するにあたって、挽割材を
挽割作業に好適な位置に姿勢設定する必要がありこのた
めの作業に多くの時間を費やしたり、あるいは挽割材を
載置状態に支持して送材架台に送り込むための支承部材
が、挽割材を送材架台へ移送した後、挽割材のストレー
ジテーブルに再度戻るまでに多くの時間を要してしま
い、この間前記挽割材の姿勢設定を行う工程部分が遊ん
でしまう等の問題があった。
な位置に姿勢設定する方法の一つとして、V字形に配列
した一対のチェーンコンベヤの駆動によって挽割材を回
転させ木口面の寸法や中心位置あるいは木目の偏り等を
適宜の検知手段によって検知し、この結果に基づいて挽
割材をどのような姿勢で挽き割るのが最も歩留りがよく
収益性を上げられるかをあらかじめ判断した後、例えば
クランプ体によって挽割材を掴持移送して、送材架台に
設けられた芯打用カスガイに姿勢設定して挽割処理する
方法が実用化されている(特開平1−113201号、
図1参照)。前記方法においては、挽割体を回転させて
互いに直交する二つの直径方向の寸法を測定してその平
均を求めたり、外径寸法を平均的に割り出したりするの
であるが、挽割体が大きく曲がっていたりあるいは両端
の木口径が極端に異なっているような場合は、前記V字
形に配列した一対のチェーンコンベヤでは挽割体の絶対
位置が大きく変動し、適切な計測が行えない事態が生ず
るという場合があった。また前記出願においては、供給
移動装置を一例として三列に設けることで挽割材の姿勢
設定を行う工程部分の稼働率を高めることができたもの
の、ガイドレールも三列に設ける必要があり、装置構成
が複雑且つ大型化してしまうため改善の余地があった。
考慮しなされたものであって、90゜反転タイプのカス
ガイ装置を具えた送材架台に挽割材を移送させるにあた
って、より高精度の芯出しができ、更に作業性を向上さ
せることのできる新規な製材装置用給材方法並びにその
装置の開発を試みたものである。
給材方法は、挽割材を送材架台の移動開始位置に移送
し、送材架台によって挽割材を保持した後、送材架台を
挽割装置に向けて移動させ、所定の挽き割りを行う一連
の製材工程中における給材方法において、挽割材の給材
にあたっては挽割材を供給移動装置によって吊持状態に
掴持して移送させ、且つ給材装置の仮芯出し部において
非回転で挽割材を検寸し仮芯を求めた後、本芯出し部に
おいて回転検寸して挽割材の本芯を決定するとともに、
前記供給移動装置による挽割材の移送は、仮芯出し部と
本芯出し部との間を往復する一次移送行程と、本芯出し
部と挽割待機部との間を往復する二次移送行程と により
構成され、且つ前記一次移送行程と二次移送行程とはス
トロークが同じであることを特徴とする。
は、前記要件に加え、前記仮芯出し部においては、挽割
材を上昇させた後外径寸法を求めて、この結果に基づい
て昇降ストロークを設定することを特徴とする。
置は、挽割材を送材架台の移動開始位置に移送し、送材
架台によって挽割材を保持した後、送材架台を挽割装置
に向けて移動させ、所定の挽き割りを行う一連の製材工
程中における給材を行う装置において、前記装置は仮新
出し装置と、本芯出し装置と、供給移動装置と、を具え
て成り、前記仮芯出し装置は挽割材を載置してシリンダ
等により上下動する昇降台と、この昇降台に臨んで設け
られている非接触センサを用いた検寸装置と、を具えて
成り、また前記本芯出し装置はトルクアクチュエータ等
により挽割材を回転自在に支持するカスガイ装置と、非
接触センサを用い前記カスガイ装置に支持される挽割材
を検寸する検寸装置と、を具えて成るとともに前記仮芯
出し装置に対し前記送材架台側に併設され、更にまた前
記供給移動装置は、前記仮芯出し装置から前記送材架台
にわたる範囲を横断するように上方に設けたガイドレー
ルと、このガイドレールに沿って挽割材を吊持状態に掴
持して移動するクランプ体と、を具えて成ることを特徴
とする。
置は、前記請求項3記載の要件に加え、前記供給移動装
置は、仮芯出し部と本芯出し部との間と、本芯出し部と
挽割待機部との間を往復するそれぞれの二基のユニット
から成ることを特徴とする。
置は、前記請求項3または4記載の要件に加え、前記仮
芯出し部と本芯出し部との間と、本芯出し部と挽割待機
部との間を往復するそれぞれの二基のユニットは、スト
ロークが同じであることを特徴とする。そしてこれら手
段をもって前記目的を達成しようというものである。
れば、非回転で挽割材を検寸し仮芯を求め、次いで回転
検寸して挽割材の本芯が決定されるので、回転検寸が円
滑且つ正確に行われる。請求項1または4に記載された
発明によれば、挽割材の移送は、仮芯出し部と本芯出し
部との間を往復する一次移送行程と、本芯出し部と挽割
待機部との間を往復する二次移送行程とに分担して行う
ので、仮芯出し部並びに本芯出し部の稼働率が高くな
る。請求項1または5に記載された発明によれば、一次
移送行程と二次移送行程とは同ストロークとし、挽割材
を移送するので装置全体の稼働率が向上する。請求項2
に記載された発明によれば、仮芯出しは、挽割材を上昇
させながら外径寸法を求めて、この昇降ストロークを設
定するので、挽割材の掴持が正確に行われる。すなわち
本発明によれば、挽割材を回転させるカスガイ装置の前
段部分に仮芯出し部を設けて仮芯出しを行うので、この
仮芯を中心にして行う本芯出しをするための回転がより
円滑に行われる。更に仮芯出し部から本芯出し部までの
移送手段と本芯出し部から送材架台までの移送手段とを
独立させることで移送手段のストロークが短くなり、装
置全体の稼働率が向上する。
に説明する。この説明にあたってはまず本発明の装置を
説明し、次いでこの装置の作動状態を説明しながら併せ
本発明の方法を説明する。符号1は本発明の適用対象で
ある製材装置であって、このものは挽割材Aが供給され
て挽き割られる間の一連の一まとまりの装置全体を言
う。従って製材装置1は挽割装置たる帯鋸盤2と、帯鋸
盤2の挽割位置に挽割材Aを支持して移動させる送材架
台3と、本発明の主体となる給材装置4とから成る。以
下これら各部材について説明する。
る二重挽帯鋸盤を適用したものであり、それぞれ同一構
成の帯鋸盤2を対向的に用いる。しかしながらこれら挽
割装置としてはこのような帯鋸盤2に限らず、他の丸鋸
盤あるいは二重挽以上の多重挽きが可能となる適宜の挽
割装置が適用できる。この帯鋸盤2は常法に従い上下一
対のタイヤ5と、これに懸張される帯鋸刃6とを主要部
材として構成され、対向する帯鋸刃6については適宜挽
割位置が変更できるように接近離反状態に調整し得る。
そしてこの帯鋸盤2に対して挽割材Aを供給する送材架
台3は基台8上に付設された二本の平行するレール9上
を移動する。すなわち送材架台3の下方にはレール9上
を転動する車輪10が具えられ、その上方には挽割材A
を載置する支承板11を設け、更に送材架台3の左右両
端側には芯打用カスガイ12を設ける。
る。この給材装置4は前記した送材架台3に挽割材Aを
供給して、ここに移載するまでの一連の工程である挽割
材Aの仮芯出し、本芯出し、移送を行うものであり、直
接挽割材Aを一本ごとに担当して移動する供給移動装置
14が二基一組で二組設けられる。この供給移動装置1
4については、後に説明する仮芯出し部Z1から本芯出
し部Z2までの区間である一次移送行程W1を分担する
供給移動装置14aと本芯出し部Z2から挽割待機部Z
4までの区間である二次移送行程W2を分担する供給移
動装置14bとから成る。
は、挽割材Aをその左右両端近くにおいて掴持する部材
を具えるものである。この左右に配設される一対の掴持
部分はほぼ同一形状のものが対設されているので、以下
の説明では一つの掴持部分についてのみ説明を進める。
まず符号15は給材装置4の機枠であって、その上方に
上部フレーム16を設ける。この上部フレーム16に対
しガードローラ17がその長手方向に沿って一例として
前後一対設けられて成り、このガイドローラ17に対し
掴持装置18が支持される。
うに、ガイドローラ17によって案内されるほぼ平板状
のスライドフレーム19に対し種々の部材を搭載したも
のであり、スライドフレーム19の移動は一例として上
部フレーム16に対し設けたスクリューシャフト20に
対しスライドフレーム19側に固定したスクリューブロ
ック21が螺合することによってなされる。
端にスクリューシャフト駆動モータMを直結状態に接続
させ、スクリューシャフト20の回転によってスライド
フレーム19を移動させる。もちろんこの移動手段に対
しクランプ体23が設けられるものであって、このクラ
ンプ体23はスライドフレーム19に対し扛伏自在に回
動できるクランプ体フレーム24に対し支持されてい
る。そしてクランプ体23を具えたクランプ体フレーム
24は上方向に回動自在に構成されて成り、スライドフ
レーム19に取り付けられた回転シリンダ27によって
回動がなされる。
レーム19の上部において水平方向に形成されたガイド
レール25に、前記上部フレーム16に設けられるガイ
ドローラ17が案内されることによりスライドフレーム
19と共に水平方向に移動できるように構成され、更に
水平方向におけるクランプ位置の設定並びにクランプ寸
法、すなわちクランプ体23の接近離反寸法の設定を行
えるように構成されるものであり、この水平方向への移
動はシフトシリンダ26の伸縮制御によってなされる。
また昇降シフトシリンダ29はクランプ体23に接続さ
れ、この伸縮によってクランプ体23はクランプ体ガイ
ド28に沿って上下に摺動する。
0を付設する。これは仮芯出し部Z1に設けられる昇降
台50の近傍に設けられる検寸装置30aと、本芯出し
部Z2に設けられるカスガイ装置40の近傍に設けられ
る検寸装置30bとであり、挽割材Aの木口面の直径寸
法や中心位置あるいは木目の偏り等を検出して所定の挽
割準備作業を行い得るような情報を提供する。検寸装置
30は一例として多数の赤外線発光素子と受光素子から
成る半導体センサとを用い、これらを平行配列したもの
であり、赤外線を挽割材Aで遮断する状態を検知して行
う。なおこのような光波センサでは、赤外線の他、レー
ザ光、マイクロ波、超音波、X線等を用いてもよい。
bは、挽割材Aの長手方向に沿って数カ所に設けるもの
とし、検寸装置30a、検寸装置30bによる検寸結果
によりそれぞれ仮芯H1、本芯H2を求める。なお、移
載準備ゾーンZとは実質的に挽割材Aの検寸を行い、そ
の結果の情報に従って挽割材Aを送材架台3へ移載する
前段階までにおいて予備的に位置合わせする範囲を言
う。またこの移載準備ゾーンZは、挽割材Aを貯留して
おくストレージテーブル31と、送材架台3との間の部
分であり詳細に区分すると、図2に示すように仮芯出し
部Z1、本芯出し部Z2、取込ゾーンZ3、挽割待機部
Z4として区分することができる。
S、ジャッキ等適宜の手段により昇降し且つ挽割材Aを
支持する昇降台50を設けるものである。そして昇降台
50と検寸装置30aとを総称して仮芯出し装置4aと
する。
装置40を設けるものであり、これによって所定の回転
位置で挽割材Aを掴持し、検寸するために挽割材Aを回
転させるためにこれを作動させるものであり、具体的に
はカスガイ装置40は二基を対向する位置に配置され、
図5に示すようにシフトシリンダ42により摺動子43
の先端に取り付けられたカスガイ状の回転打込部44を
検寸装置30aにより求めた挽割材Aの仮芯H1に打ち
込み、支持するとともに、トルクアクチュエータ45を
同方向に駆動することにより挽割材Aを回転させる。そ
してカスガイ装置40と検寸装置30bとを総称して本
芯出し装置4bとする。
装置30bにより木口面の寸法や中心位置あるいは木目
の偏り等を検知し、この結果に基づいて挽割材Aをどの
ような姿勢で挽き割るのが最も歩留りがよく収益性を上
げられるかを判断し本芯H2を決定した後、クランプ体
23によって挽割材Aを掴持移送して、送材架台3に設
けられた芯打用カスガイ12により本芯H2を中心に姿
勢設定して挽割処理する。
ランプ体23としては前記実施例の他、例えば図7に示
すように種々の態様を採り得る。図7(a)(b)に示
すものはクランプの形状のみを変えたものであり、図7
(c)に示すものは同一の支点を中心に開閉する一対の
部材により挟持するようにしたものである。
べたような具体的な機構を有するものであり、以下その
作動態様を説明しながら本発明の方法について説明す
る。まず作業開始にあたっては挽割材Aは図4に示すよ
うにストレージテーブル31から昇降開始位置に位置す
る昇降台50に送られる。もちろんここにおいて処理さ
れる挽割材Aは丸太状の原木であってもよいし、二面を
いわゆる太鼓挽きされたフリッチ材でもよい。この位置
で昇降台50は上方に移動し、検寸装置30aによって
挽割材Aの例えば両木口付近の外径寸法等を検寸し、仮
芯H1を求める。具体的には図9(a)に示すような元
口の径と先口の径との差が小さい挽割材Aの場合、元口
の中心と先口の中心との二点を結んだ仮想線が仮芯H1
となるのである。また図9(b)に示すような元口の径
と先口の径との差が大きい挽割材Aの場合、あるいは曲
がっている挽割材Aの場合には、元口の中心と先口の中
心との二点を結んだ仮想線を採らず、回転に適した(慣
性モーメントが最小となる)仮想線を求めて仮芯H1と
する。
50上においてクランプ体23によって掴持されるので
ある、この際挽割材Aを載置したまま上昇した昇降台5
0は、クランプ体23による挽割材Aの掴持の際に挽割
材Aの直径が大きいような場合には、下降し、また直径
が小さい場合には上昇し、挽割材Aの形状によってその
昇降ストロークが適宜設定される。供給移動装置14a
の掴持装置18は、スクリューシャフト20の回転によ
ってガイドレール25に沿って移動し、その中心が昇降
台50に載置された挽割材Aの仮芯H1と垂直線上に位
置する所で停止する(図4参照)。この移動に際して、
移動方向のクランプ体23が挽割材Aにぶつからないよ
うに回転シリンダ27を収縮させクランプ体フレーム2
4を上方に回動させておく。次いで回転シリンダ27を
伸長させてクランプ体23を垂直状態にした後、昇降シ
フトシリンダ29を伸縮させてクランプ体23を適宜の
位置に設定する。挽割材Aが長手方向に対して湾曲して
いたり、あるいは小口と元口との直径差が大きい場合に
は、昇降シフトシリンダ29によるクランプ体23の昇
降は左右異なったものとなることもある。そしてシフト
シリンダ26を収縮させクランプ体23同士を接近させ
て挽割材Aを掴持する。
掴持装置18は、スクリューシャフト20の回転によっ
てガイドレール25に沿って移動し仮芯出し部Z1から
本芯出し部Z2へと移動して、掴持した挽割材Aの仮芯
H1がカスガイ装置40の回転打込部44の中心に位置
する所で停止する(図4参照)。この位置で後述する方
法によりカスガイ装置40が挽割材Aを支持したら、供
給移動装置14aは、シフトシリンダ26を伸長させて
クランプ体23を離反させるとともに、昇降シフトシリ
ンダ29を伸長させてクランプ体23を上昇させた後
(必要であれば回転シリンダ27を収縮させクランプ体
フレーム24を上方に回動させておく)、仮芯出し部Z
1へと戻る。この時点で昇降台50においては、次の挽
割材Aの仮芯出し作業が行われている。
芯H1部分に回転打込部44をシフトシリンダ42の伸
長によって打ち込み挽割材Aを支持すると、トルクアク
チュエータ45によって挽割材Aを仮芯H1を回転軸に
して360゜回転させる。このとき検寸装置30bによ
って挽割材Aの外径寸法等を検寸し、この結果に基づい
て挽割材Aをどのような姿勢で挽き割るのが最も歩留り
がよく収益性を上げられるかを判断し本芯H2を決定す
る。このようにして本芯H2を求めると、掴持装置18
の前後のクランプ体23によって挽割材Aを一旦掴持す
る。次いで掴持装置18が前後し、更にクランプ体23
が上下し、挽割材Aの姿勢を挽割時のものとする。つま
りこの状態のまま挽割待機部Z4へと平行移動すれば、
打込カスガイ41を打ち込むことによって挽割材Aの挽
割時の姿勢を維持できるのである。
掴持装置18は、スクリューシャフト20の回転によっ
てガイドレール25に沿って移動し本芯出し部Z2から
挽割待機部Z4へと移動して、掴持した挽割材Aの本芯
H2が芯打用カスガイ12の中心に位置する所で停止す
る(図4参照)。この位置が送材架台3の移動開始位置
であり、すでに本芯出し部Z2において挽割材Aの挽割
時における本芯H2が設定されているから、芯打用カス
ガイ12が直ちに作動して挽割材Aの固定を図るだけで
よい。
示すように、タッチセンサ52を伸長部先端に具えた支
承シリンダ51が位置する。支承シリンダ51は、その
上方に挽割材Aが位置したことを適宜の手段によって検
知すると伸長を開始する。そしてタッチセンサ52が挽
割材Aに当接すると伸長を停止し、実質的に挽割材Aを
支承するのである。このものは挽割材Aの長手方向に複
数基を、一例として四基設けられるものである。
は、シフトシリンダ26を収縮させてクランプ体23を
離反させるとともに昇降シフトシリンダ29を伸長させ
てクランプ体23を上昇させた後(必要であれば回転シ
リンダ27を収縮させクランプ体フレーム24を上方に
回動させておく)、本芯出し部Z2へと戻る。
挽割材Aを掴持して本芯出し部Z2から挽割待機部Z4
へと移動を開始した時点で、仮芯出し部Z1ではすでに
次の挽割材Aの仮芯出し作業は完了しており、直ちに供
給移動装置14aにより仮芯出し部Z1から本芯出し部
Z2への移送が開始される。
る移動開始位置から帯鋸盤2へと向かい、挽割処理がな
されるのである。
ような実施例も採ることができる。図8に示すものが製
材装置用給材装置の他の実施例であり、先の実施例にお
ける本芯出し部Z2と挽割待機部Z4とを共用したもの
である。具体的には本芯出し部Z2と挽割待機部Z4と
において、同じ作用を与える回転打込部44と芯打用カ
スガイ12とを共用し、二次移送行程W2を削除した構
成となる。また先の実施例において掴持装置18の移動
はスクリューシャフト20の回転によって行われていた
が、これを図8に示すようにシリンダSに担わせるよう
な構成としてもよい。
ものであり、これによって以下のような効果を発揮す
る。請求項1または3に記載された発明によれば、非回
転で挽割材Aを検寸し仮芯H1を求め、次いで回転検寸
して挽割材Aの本芯H2が決定されるので、回転検寸が
円滑且つ正確に行われる。請求項1または4に記載され
た発明によれば、挽割材Aの移送は、仮芯出し部Z1と
本芯出し部Z2との間を往復する一次移送行程W1と、
本芯出し部Z2と挽割待機部Z4との間を往復する二次
移送行程W2とに分担して行うので、仮芯出し部Z1並
びに本芯出し部Z2の稼働率が高くなる。請求項1また
は5に記載された発明によれば、一次移送行程W1と二
次移送行程W2とは同ストロークとし、挽割材Aを移送
するので装置全体の稼働率が向上するとともに装置構成
が簡略化される。請求項2に記載された発明によれば、
仮芯出しは、挽割材Aを上昇させながら外径寸法を求め
て、この昇降ストロークを設定するので、挽割材Aの掴
持が正確に行われるとともに本芯出し部Z2への移動は
平行移動のみでなされる。すなわち本発明によれば、仮
芯H1を中心にして行う本芯出しをするための回転がよ
り円滑且つ正確に行われ、更に仮芯出し部Z1並びに本
芯出し部Z2の稼働率が高くなり、更に装置全体の稼働
率が向上するとともに装置構成が簡略化される。
態を示す斜視図である。
送行程と二次移送行程とに分けて上下に示す骨格的側面
図である。
正面図である。
ある。
成を異ならせた給材装置の他の実施例を示す側面図であ
る。
説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 挽割材を送材架台の移動開始位置に移送
し、送材架台によって挽割材を保持した後、送材架台を
挽割装置に向けて移動させ、所定の挽き割りを行う一連
の製材工程中における給材方法において、挽割材の給材
にあたっては挽割材を供給移動装置によって吊持状態に
掴持して移送させ、且つ給材装置の仮芯出し部において
非回転で挽割材を検寸し仮芯を求めた後、本芯出し部に
おいて回転検寸して挽割材の本芯を決定するとともに、
前記供給移動装置による挽割材の移送は、仮芯出し部と
本芯出し部との間を往復する一次移送行程と、本芯出し
部と挽割待機部との間を往復する二次移送行程とにより
構成され、且つ前記一次移送行程と二次移送行程とはス
トロークが同じであることを特徴とする製材装置用給材
方法。 - 【請求項2】 前記仮芯出し部においては、挽割材を上
昇させた後外径寸法を求めて、この結果に基づいて昇降
ストロークを設定することを特徴とする請求項1記載の
製材装置用給材方法。 - 【請求項3】 挽割材を送材架台の移動開始位置に移送
し、送材架台によって挽割材を保持した後、送材架台を
挽割装置に向けて移動させ、所定の挽き割りを行う一連
の製材工程中における給材を行う装置において、前記装
置は仮新出し装置と、本芯出し装置と、供給移動装置
と、を具えて成り、前記仮芯出し装置は挽割材を載置し
てシリンダ等により上下動する昇降台と、この昇降台に
臨んで設けられている非接触センサを用いた検寸装置
と、を具えて成り、また前記本芯出し装置はトルクアク
チュエータ等により挽割材を回転自在に支持するカスガ
イ装置と、非接触センサを用い前記カスガイ装置に支持
される挽割材を検寸する検寸装置と、を具えて成るとと
もに前記仮芯出し装置に対し前記送材架台側に併設さ
れ、更にまた前記供給移動装置は、前記仮芯出し装置か
ら前記送材架台にわたる範囲を横断するように上方に設
けたガイドレールと、このガイドレールに沿って挽割材
を吊持状態に掴持して移動するクランプ体と、を具えて
成ることを特徴とする製材装置用給材装置。 - 【請求項4】 前記供給移動装置は、仮芯出し部と本芯
出し部との間と、本芯出し部と挽割待機部との間を往復
するそれぞれの二基のユニットから成ることを特徴とす
る請求項3記載の製材装置用給材装置。 - 【請求項5】 前記仮芯出し部と本芯出し部との間と、
本芯出し部と挽割待機部との間を往復するそれぞれの二
基のユニットは、ストロークが同じであることを特徴と
する請求項3または4記載の製材装置用給材装置。
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JPH07214504A JPH07214504A (ja) | 1995-08-15 |
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