JP2003248631A - メモリ制御回路及びメモリ制御方法 - Google Patents

メモリ制御回路及びメモリ制御方法

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JP2003248631A
JP2003248631A JP2002049487A JP2002049487A JP2003248631A JP 2003248631 A JP2003248631 A JP 2003248631A JP 2002049487 A JP2002049487 A JP 2002049487A JP 2002049487 A JP2002049487 A JP 2002049487A JP 2003248631 A JP2003248631 A JP 2003248631A
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JP2002049487A
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Michiaki Nishikawa
道明 西川
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】再書込実行タイミングを任意に設定でき、誤っ
た再書込タイミングを設定した場合にも自動的に変更し
て、特別意識することなく誤動作を防止する。 【解決手段】メモリ1と、メモリ読出データのエラー訂
正を行うと共にエラー訂正信号CEを出力するECCデ
コーダ2と、ライトデータからECCコードを生成しメ
モリ1へ供給するECCエンコーダ7と、エラー訂正信
号CEによりエラー訂正検出データ・エラー訂正検出ア
ドレスをそれぞれラッチする再書込データラッチ21及
び再書込アドレスラッチ22と、待機信号SBにより待
機検出信号DBを出力する待機検出回路23と、待機検
出信号DBと低速動作検出信号SKとライト信号Wを入
力し複数の再書込タイミングの1つを任意に選択し再書
込割込要求信号SITを出力する再書込タイミング制御
回路9と、再書込割込要求信号SITの供給に応答して
割込信号ITを発生するINTC回路3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリ制御回路及び
メモリ制御方法に関し、特にECC(ErrorCor
rection Code:エラー訂正符号)を付加し
たデータを扱うPROM(Programmable
Readonly Memory:書き替え可能な不揮
発性メモリ)を内蔵するマイクロコンピュータ、特にシ
ングルチップマイクロコンピュータにおける訂正データ
再書込ためのメモリ制御回路及びメモリ制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年この種のマイクロコンピュータに搭
載されるメモリ、特にPROMの容量は、ますます大き
くなってきており、保持不良や消去レベルの上昇による
誤りデータの発生する確率が増大している。そこで、デ
ータビットに必要数のチエックビットから成るECCを
付加し、このECCのチエックによりデータに誤りがな
いことを保証するECC処理回路付メモリが広く使われ
ている。
【0003】このような、ECC回路付きメモリを有す
るマイクロコンピュータは、一般的には時間が経過する
と発生するデータの保持不良が起こってもECCにより
正常なデータとして補正することができるが、近年、そ
の保持不良が発生したデータそのものを本来の正しいデ
ータへと再書き込みすることが要求されている。
【0004】この要求に応えるために、例えば、特開2
001―14226号公報記載の従来の第1のメモリ制
御回路は、メモリセルからデータをリードした時にEC
Cエンコーダによりエラー訂正が検出されると、ECC
割込を指示するECCINT信号を発生し、このECC
INT信号をトリガとして、アドレスバスとデータバス
の現在のデータをアドレスバッファレジスタ(以下アド
レスバッファ)とライトバッファレジスタ(以下ライト
バッファ)にセットして割込を発生させ、現在の処理を
中断してアドレスバッファとライトバッファにセットさ
れているデータを用いて、直ちに再書込みを行う、エラ
ー訂正優先再書込タイミング処理を行う構成となってい
る。
【0005】従来の第1のメモリ制御回路をブロックで
示す図8を参照すると、この従来の第1のメモリ制御回
路は、複数のPROMセルで構成され通常のデータを保
持するメモリセル11とECCエンコーダからのデータ
を格納するECCセル12とメモリセル11及びECC
セル12からの出力をラッチするデータラッチ13とを
備えECC機能を有するメモリ1と、データラッチ13
の出力のエラー訂正を行うECCデコーダ2と、保持不
良が発生したことを表すECCINT信号ETを入力と
する割込コントローラ(INTC)30と、後述のアド
レスバッファ4とライトバッファ5の入力側のセレクタ
31,32と、周辺バス29又はアドレスラッチ6の出
力からのアドレスを保持するアドレスバッファ4と、周
辺バス29又はデータバス27からの書き込みデータを
保持するライトバッファ5と、エラー訂正用データを生
成するECCエンコーダ7と、命令を実行するCPU8
とを備える。
【0006】次に図8を参照して、従来の第1のメモリ
制御回路の動作について説明すると、通常、データ読出
をCPU8からのアドレス信号により実行し、アドレス
デコーダ(図示しない)はこのアドレスに応じたメモリ
セルを選択し、それに対して書込・読出手段(図示しな
い)は、CPU8から周辺バス29を経由するアドレス
信号と書込みデータにより任意のアドレスヘのデータ書
込を実行する。データ読出は、任意のアドレスに対応す
るデータをメモリセル部8から読出し、データラッチ1
3でラッチし、ECCデコーダ1を通りCPU8へ出力
する。
【0007】このような通常の読出動作時に、メモリセ
ル部8のメモリセルの保持不良等に起因する読出データ
に誤りがある場合には、誤りが検出されると共に、その
データをECCデコーダ1が訂正する。もし、データ誤
りが保持不良の時には、保持不良割込信号となる検出信
号ECCINT信号ETが発生する。ECCINT信号
ETは、INTC30に供給され、INTC30はCP
U8に対し、通常の読出動作を一時中断させ、データ書
込モードとなる割込処理を行う要求を行い、以後割込処
理が行われる。
【0008】ECCINT信号ETは、セレクタ31,
32にも供給され、これらセレクタが切り替わる。アド
レスラッチ6に格納されている保持不良アドレスを再度
選択してアドレスバッファ4に格納するとともに、EC
Cデコーダ1の出力データ、すなわちデータバス27を
介して送られた訂正データを選択してライトバッファ5
に格納する。
【0009】従って、ECCINT信号ETが発生する
ことにより、保持不良アドレス、訂正済みデータがそれ
ぞれアドレスバッファ4、ライトバッファ5で保持さ
れ、上記書込・読出手段により保持不良アドレスヘ訂正
済みデータを再書込みする動作が行われる。
【0010】訂正済みデータが再書込みされると、EC
CINT信号ETが取り消されるため、INTC30
は、CPU8に対して割込処理の解除を指示し、以後通
常の読出動作に戻る。
【0011】また、特開平5−35608号公報記載の
従来の第2のメモリ制御回路を示す図9を参照すると、
この従来の第2のメモリ制御回路は、マイクロプログラ
ムアドレスを出力しマイクロプログラムパターンを取り
込み情報処理動作を行うプロセッサ101と、マイクロ
プログラムパターンを記憶する制御記憶102と、マイ
クロプログラムアドレスを監視しプロセッサ1が待機動
作中か否かを検出する待機動作検出回路103と、EC
C付マイクロプログラムのパターンのエラー検出を行う
エラー検出訂正回路104と、待機動作信号の供給に応
じてプロセッサ101のマイクロプログラムの実行を停
止させるエラー訂正制御回路105と、アドレスを保持
するアドレスレジスタ106を備え、プロセッサ101
が待機動作モードである場合のみエラー訂正を実行す
る、命令実行優先再書込タイミング機能を有する。
【0012】図9を参照して従来の第2のメモリ制御回
路の動作について説明すると、プロセッサ101が、制
御記憶102からマイクロプログラムパターン(デー
タ)をリードした時に、エラー検出訂正回路4がエラー
訂正を検出するとエラー検出信号EDを発生し、このエ
ラー検出信号EDをトリガとしてエラー訂正制御回路1
05がアドレスバス110の現状のアドレスデータをア
ドレスレジスタ106に保持する。プロセッサ101が
待機動作モードに入ると、待機動作検出回路103が待
機動作を検出し、エラー訂正制御回路105がアドレス
レジスタ106に保持されているデータを制御記憶10
2のアドレス入力ACとしてセットして、アドレス入力
ACが示すアドレスのデータを使用して再書込動作を行
う。
【0013】上述した従来の第1のメモリ制御回路は、
データの再書込を優先させるエラー訂正優先再書込処理
専用であり、また、従来の第2のメモリ制御回路は、現
在実行中の命令を優先させる命令実行優先再書込処理専
用であるので、これら従来の第1及び第2のメモリ制御
回路は、エラー訂正優先再書込処理及び命令実行優先再
書込処理のいずれかを任意に選択できる構成を有してい
ない。
【0014】このため、いかなる場合においても、予め
設定されている1つの再書込タイミングでのみ以外は再
書込の実行が不可能という動作となる。その結果、ユー
ザが再書込のタイミングを任意に設定できないという欠
点がある。
【0015】また、従来の第1のメモリ制御回路は、ユ
ーザが誤って命令実行を優先させたい命令実行優先処
理、例えば、規定の時間内に処理を完了させなければな
らないような処理に使用した場合、エラー訂正の発生に
応じて再書込の処理を実施してしまいシステムの異常を
引き起こす原因となりかねないという問題がある。
【0016】また同様に、従来の第2のメモリ制御回路
は、ユーザーが誤ってエラー訂正対応の再書込処理を優
先させる必要がある、例えば低速動作モードのようなさ
らに保持不良が発生しやすくなるモードで使用した場
合、エラー訂正発生に応じて直ちに再書込処理を行わな
いとさらに保持不良が発生し、エラー訂正が効かなくな
る可能性があり、システムの異常を引き起こす原因にな
りかねないという問題もある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1及
び第2のメモリ制御回路及びメモリ制御方法は、エラー
訂正が発生した場合、エラー訂正優先再書込処理及び命
令実行優先再書込処理のいずれを優先させるかを任意に
選択できないため、いかなる場合においても、予め設定
されている1つの再書込タイミングでのみ以外では再書
込の実行が不可能であり、従ってユーザが再書込のタイ
ミングを任意に設定できないという欠点があった。
【0018】従ってエラー訂正優先再書込処理及び命令
実行優先再書込処理の両方を必要とする場合これらの各
々に対応する独立の2つのメモリ制御回路を必要とし、
回路規模が大きくなるという欠点があった。
【0019】また、従来の第1のメモリ制御回路及びメ
モリ制御方法は、ユーザが誤って命令実行優先処理に使
用した場合、エラー訂正の発生に応じて再書込の処理を
実施してしまいシステムの異常を引き起こす原因となり
かねないという欠点があった。
【0020】また同様に、従来の第2のメモリ制御回路
及びメモリ制御方法は、ユーザーが誤って低速動作モー
ドのようなエラー訂正優先処理を必要とする動作モード
で使用した場合、エラー訂正発生に応じて直ちに再書込
処理を行わないとさらに保持不良が発生し、エラー訂正
が効かなくなる可能性があり、システムの異常を引き起
こす原因になりかねないという欠点があった。
【0021】本発明の目的は、ユーザ自身で再書込実行
タイミングを任意に設定でき、また、誤った再書込タイ
ミングを設定した場合にも自動的に再書込タイミングを
変更でき、ユーザが特別意識することなく誤動作につな
がる動作を防止できるメモリ制御回路及びメモリ制御方
法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のメ
モリ制御回路は、ECC(エラー訂正符号)を付加した
データを扱うECC回路付書き替え可能な不揮発性メモ
リ(PROM)と、前記ECC回路における前記ECC
のエラーの検出に対応するエラー訂正の発生時に前記メ
モリに訂正データを再書込する再書込手段とを有するメ
モリ制御回路において、前記再書込手段が、CPUのプ
ログラムの実行状態を表すプログラム状態信号の供給を
受け、前記エラー訂正の発生時に予め設定した複数の前
記再書込のタイミングの1つを任意に選択して前記再書
込のための割込を要求する再書込割込要求信号を出力す
る再書込タイミング制御回路を備えて構成されている。
【0023】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のメモリ制御回路において、前記複数の再書込タイミ
ングが、前記エラー訂正が発生しても命令実行処理を優
先させる第1の再書込タイミングと、前記エラー訂正が
発生したとき直ちに再書込みを行うエラー訂正処理を優
先させる第2の再書込タイミングと、CPUの待機状態
の期間を利用して再書込を行う第3の再書込タイミング
とを含み、前記再書込タイミング制御回路が、前記CP
Uの予め設定した最低通常動作周波数以下の低周波のク
ロックで動作で動作する低速動作モードを表す信号であ
る低速動作検出信号の供給に応答して前記再書込タイミ
ングの選択の如何に関わらず自動的に前記第2の再書込
タイミングに変更する優先制御回路を備えて構成されて
いる。
【0024】請求項3記載の発明のメモリ制御回路は、
複数のPROMセルで構成され通常のデータを保持する
メモリセルと後述のECC(エラー訂正符号)エンコー
ダからのデータを格納するECCセルと前記メモリセル
及び前記ECCセルからの出力をラッチするデータラッ
チとを備えECC機能を有するメモリと、前記メモリか
らの読出データを保持するデータラッチの出力のエラー
訂正を行うとともに前記エラー訂正動作に応答してエラ
ー訂正信号を出力するECCデコーダと、後述の割込制
御回路からの割込信号により前記周辺バスと再書込アド
レスラッチの各々からのアドレスデータの一方を選択す
る第1のセレクタと、前記割込信号により周辺バスと後
述の再書込データラッチの出力の各々のデータの一方を
選択する第2のセレクタと、前記第1のセレクタの出力
データを入力し保持するアドレスバッファと、前記第2
のセレクタの出力データを保持するライトバッファと、
前記ライトバッファの出力データから前記エラー訂正用
データであるECCコードを生成し前記メモリへ供給す
る前記ECCエンコーダと、プログラム命令を実行する
CPUと、再書込信号の供給に応じて前記アドレスバッ
ファのアドレスデータとアドレスバスのアドレスの一方
を選択して前記メモリへ供給する第3のセレクタと、前
記エラー訂正信号の供給に応じてエラー訂正が検出され
たデータを再書込みされるまでラッチする再書込データ
ラッチと、前記エラー訂正信号の供給に応じて前記エラ
ー訂正が検出されたアドレスを再書込みするまでラッチ
する再書込アドレスラッチと、プログラムの実行状態を
示すプログラム状態信号の供給を受け予め設定した複数
の再書込タイミングの1つを任意に選択し再書込割込要
求信号を出力する再書込タイミング制御回路と、前記再
書込割込要求信号の供給に応答して再書込み用の割込信
号を発生する前記割込制御回路とを備えて構成されてい
る。
【0025】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のメモリ制御回路において、前記CPUの待機状態時
に出力される待機信号の供給に応答して待機検出信号を
出力する待機検出回路を備え、前記プログラム状態信号
が、前記待機検出信号と前記CPUの低速動作モードで
の実行に応じて発生し前記再書込のタイミングの1つと
して入力する低速動作検出信号と特定の命令を実行した
ときに発生するライト信号とを含むことを特徴とするも
のである。
【0026】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載のメモリ制御回路において、前記再書込タイミング制
御回路が、前記メモリからのデータ読出時に前記ECC
デコーダのエラー訂正の検出に応じて発生した前記エラ
ー訂正信号を再書込が行われるまで保持しエラー訂正フ
ラグ信号を出力するエラー訂正フラグと、前記複数の再
書込タイミングである第1,第2及び第3の再書込タイ
ミングの1つを選択するための再書込タイミング指示を
設定する再書込タイミング選択レジスタと、設定された
前記再書込タイミング指示に応じて前記第1,第2及び
第3の再書込タイミングの1つを選択し再書込要求信号
を出力する再書込タイミングセレクタと、前記CPUの
低速動作モードでの実行に応じて発生する低速動作検出
信号の供給に応答して前記再書込タイミング選択レジス
タが設定した前記再書込タイミング指示に優先して前記
第2の再書込タイミングを選択する優先再書込タイミン
グ指示を再設定する優先制御回路と、設定された前記再
書込タイミング指示又前記優先再書込タイミング指示に
応じて再書込タイミングの1つを選択し再書込要求信号
を出力する再書込タイミングセレクタと、前記エラー訂
正フラグ信号がイネーブルとなり前記再書込要求信号が
発生したときに前記割込制御回路に対して再書込割込要
求信号を供給するイネーブル回路とを備えて構成されて
いる。
【0027】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載のメモリ制御回路において、前記再書込タイミング制
御回路が、前記CPUの命令により特定の命令を実行し
たときに発生するライト信号の供給に応答して設定され
前記第1の再書込タイミングの再書込要求を出力する再
書込要求レジスタを備えて構成されている。
【0028】また、請求項7記載の発明は、請求項3記
載のメモリ制御回路において、前記プログラム状態信号
が前記CPUのシステム管理モードの動作に応じて出力
されるシステム管理信号を含み、前記再書込タイミング
制御回路が、前記システム管理信号の供給に応じてエラ
ー訂正が発生したとき前記複数の再書込タイミングの選
択如何に関わらず前記再書込タイミングを命令実行を優
先させる再書込タイミングに自動的に変更することを特
徴とすることを特徴とするものである。
【0029】また、請求項8記載の発明は、請求項3記
載のメモリ制御回路において、下限アドレスを任意に設
定できる下限アドレスレジスタと、上限アドレスを任意
に設定できる上限アドレスレジスタと、現在プログラム
実行中の実行アドレスが前記上限及び下限アドレスの各
々とを比較し、前記実行アドレスが上限及び下限アドレ
スの範囲内であれば前記エラー訂正に対応する前記再書
込を指示する再書込指示信号を発生するアドレス比較回
路とを備え、前記プログラム状態信号が、前記再書込指
示信号と前記CPUの低速動作モードでの実行に応じて
発生し前記再書込のタイミングの1つとして入力する低
速動作検出信号と特定の命令を実行したときに発生する
ライト信号とを含むことを特徴とするものである。
【0030】請求項9記載の発明のメモリ制御方法は、
ECC(エラー訂正符号)を付加したデータを扱うEC
C回路付書き替え可能な不揮発性メモリ(PROM)
に、前記ECC回路における前記ECCのエラーの検出
に応じたエラー訂正の発生時に訂正データを再書込する
メモリ制御方法において、予め前記再書込のタイミング
である複数の再書込タイミングを設定し、CPUのプロ
グラムの実行状態を表すプログラム状態信号の供給に応
答して前記エラー訂正の発生時に予め設定した前記複数
の再書込タイミングの1つを任意に選択して前記再書込
のための割込を要求する再書込割込要求信号を出力する
ことを特徴とするものである。
【0031】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載のメモリ制御方法において、前記複数の再書込タイ
ミングが、前記エラー訂正が発生しても命令実行処理を
優先させる第1の再書込タイミングと、前記エラー訂正
が発生したとき直ちに再書込みを行うエラー訂正処理を
優先させる第2の再書込タイミングと、CPUの待機状
態の期間を利用して再書込を行う第3の再書込タイミン
グとを含み、前記CPUの予め設定した最低通常動作周
波数以下の低周波のクロックで動作で動作する低速動作
モードを表す信号である低速動作検出信号の供給に応答
して前記再書込タイミングの選択の如何に関わらず自動
的に前記第2の再書込タイミングに変更する優先制御を
行うことを特徴とするものである。
【0032】請求項11記載の発明のメモリ制御回路
は、ECC(エラー訂正符号)を付加したデータを扱う
ECCデコーダ付書き替え可能な不揮発性メモリ(PR
OM:以下メモリ)に、前記ECCデコーダにおける前
記ECCのエラーの検出に応じたエラー訂正の発生時に
訂正データを再書込するメモリ制御方法において、前記
メモリから命令又はデータを読出すデータ読出ステップ
と、前記読出データに前記エラーが有る場合前記ECC
デコーダにおいて前記エラー訂正を行うエラー訂正ステ
ップと、エラー訂正が有ったかの判定を行うエラー訂正
有り判定ステップと、前記エラー訂正有り判定ステップ
でYesの場合、エラー訂正信号を発生するエラー訂正
信号発生ステップと、前記エラー訂正信号の供給に応答
してエラー訂正の発生したアドレス及びデータの各々を
ラッチ・保持するとともに前記エラー訂正信号を保持す
るアドレス、データ及びエラー訂正信号保持ステップ
と、前記エラー訂正有り判定ステップでNoの場合、エ
ラー訂正フラグがセットされているかを判定し、Noの
場合、再書込を行わない再書込非実行処理ステップに分
岐し、Yesの場合後述の再書込タイミング選択ステッ
プに進むエラー訂正フラグセット判定ステップと、予め
設定した第1,第2及び第3の再書込タイミングの1つ
を選択しこの選択に従い後述する第1,第2及び第3の
再書込タイミング処理ステップの1つに分岐する再書込
タイミング処理選択ステップと、前記第1の再書込タイ
ミングが選択されているかの判定を行い、Yesの場合
前記第1の再書込タイミング処理に進む第1の再書込タ
イミング選択判定ステップと、前記第2の再書込タイミ
ングが選択されているかの判定を行い、Yesの場合前
記第2の再書込タイミング処理に進む第2の再書込タイ
ミング選択判定ステップと、前記第3の再書込タイミン
グが選択されているかの判定を行い、Yesの場合前記
第3の再書込タイミング処理に進む第3の再書込タイミ
ング選択判定ステップと有することを特徴とするもので
ある。
【0033】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載のメモリ制御方法において、前記第1の再書込タ
イミングが、前記エラー訂正が発生しても命令実行処理
を優先させる命令実行処理優先再書込タイミングであ
り、前記第2の再書込タイミングが、前記エラー訂正が
発生したとき直ちに再書込みを行うエラー訂正処理を優
先させるエラー訂正優先処理再書込タイミングであり、
前記第3の再書込タイミングが、CPUの待機状態の期
間を利用して再書込を行う再書込タイミングであること
を特徴とするものである。
【0034】また、請求項13記載の発明は、請求項1
1記載のメモリ制御方法において、前記第1の再書込タ
イミング処理が、CPUが低速で命令を実行する低速動
作中であることを示す低速動作検出信号が発生している
かを判定する第1の低速動作中判定ステップと、前記低
速動作中判定ステップでYesの場合、再書込要求レジ
スタがセットされているかを判定しYesの場合は後述
の再書込処理に進み、Noの場合は後述の再書込非実行
処理に進む再書込要求レジスタセット判定ステップと、
前記低速動作中判定ステップでNoの場合、自動的に前
記第2の再書込タイミング処理を選択するよう変更し前
記再書込処理に進む第1の再書込タイミング変更ステッ
プとを有し、前記第2の再書込タイミング処理が、前記
低速動作検出信号が発生しているかを判定しNoの場合
は前記再書込処理に進む第2の低速動作中判定ステップ
と、前記第2の低速動作中判定ステップでYesの場
合、前記第1の再書込タイミング変更ステップと同一処
理を行う第2の再書込タイミング変更ステップとを有
し、前記第3の再書込タイミング処理が、前記低速動作
検出信号が発生しているかを判定する第3の低速動作中
判定ステップと、前記第3の低速動作中判定ステップで
Noの場合、待機状態を検出しているかを判定しYes
の場合は前記再書込処理に進み、Noの場合は前記再書
込非実行処理に分岐する待機状態検出ステップと、前記
第3の低速動作中判定ステップでYesの場合、前記第
1の再書込タイミング変更ステップと同一処理を行う第
3の再書込タイミング変更ステップとを有し、前記再書
込処理が、前記エラー訂正フラグがセットされているか
を判定し、Noの場合は前記再書込非実行処理に分岐す
るエラー訂正フラグセット判定ステップと、前記エラー
訂正フラグセット判定ステップでYesの場合、再書込
割込要求信号を出力する再書込割込要求ステップと、前
記再書込割込要求信号の供給に応答して再書込のための
割込信号を出力する割込信号出力ステップと、前記アド
レス、データ及びエラー訂正信号保持ステップで保持し
たアドレス及びデータを書込み前記再書込非実行処理に
進む再書込実行ステップとを有し、前記再書込非実行処
理が、前記CPUが命令を実行する命令実行ステップ
と、アドレスを次の命令のアドレスに設定する次アドレ
ス設定ステップと、スタートへ戻るスタート回帰ステッ
プとを有することを特徴とするものである。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0036】本実施の形態のメモリ制御回路及びメモリ
制御方法は、ECC(エラー訂正符号)を付加したデー
タを扱うECC回路付書き替え可能な不揮発性メモリ
(PROM)と、上記ECC回路における前記ECCの
エラーの検出に対応するエラー訂正の発生時に前記メモ
リに訂正データを再書込する再書込手段とを有するメモ
リ制御回路において、上記再書込手段が、CPUのプロ
グラムの実行状態を表すプログラム状態信号の供給を受
け、上記エラー訂正の発生時に予め設定した複数の上記
再書込のタイミングの1つを任意に選択して上記再書込
のための割込を要求する再書込割込要求信号を出力する
再書込タイミング制御回路を備えることを特徴とするも
のである。
【0037】次に、本発明の第1の実施の形態を図8と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にブロックで示す図1を参照すると、この図に示す本実
施の形態のメモリ制御回路は訂正データ再書込手段を有
するシングルチップコンピュータであり、従来の第1の
メモリ制御回路と共通の複数のPROMセルで構成され
通常のデータを保持するメモリセル11と後述のECC
エンコーダ7からのデータを格納するECCセル12と
メモリセル11及びECCセル12からの出力をラッチ
するデータラッチ13とを備えECC機能を有するメモ
リ1と、メモリ1からの読出データを保持するデータラ
ッチ13の出力のエラー訂正を行うとともにエラー訂正
動作に応じてエラー訂正信号CEを出力するECCデコ
ーダ2と、後述のINTC3からの割込信号ITの供給
に応じて周辺バス29と後述の再書込データラッチ21
の出力の各々のデータの一方を選択するセレクタ32
と、割込信号ITの供給に応じて周辺バス29と再書込
アドレスラッチ22の各々からのアドレスデータの一方
を選択するセレクタ31と、セレクタ31の出力データ
を入力し保持するアドレスバッファ4と、セレクタ32
の出力データを保持するライトバッファ5と、ライトバ
ッファ5の出力データからエラー訂正用データであるE
CCコードを生成しメモリ1へ供給するECCエンコー
ダ7と、プログラム命令を実行するCPU8とに加え
て、再書込信号SWの供給に応じてアドレスバッファ4
のアドレスデータとアドレスバス28のアドレスの一方
を選択してメモリ1へ供給するセレクタ33と、エラー
訂正信号CEの供給に応じてエラー訂正検出されたデー
タを再書込みされるまでラッチする再書込データラッチ
21と、エラー訂正信号CEの供給に応じてエラー訂正
が検出されたアドレス(以下、エラー訂正検出アドレ
ス)を再書込みされるまでラッチする再書込アドレスラ
ッチ22と、CPU8が待機状態のとき出力される待機
信号SBの供給に応答して待機検出信号DBを出力する
待機検出回路23と、待機検出信号DBと再書込のタイ
ミングの1つとして入力する低速動作検出信号SKと特
定の命令を実行したときに発生するライト信号Wとを含
むプログラムの実行状態を示すプログラム状態信号の供
給を受け予め設定した複数の再書込タイミングの1つを
任意に選択し再書込割込要求信号SITを出力する再書
込タイミング制御回路9と、再書込割込要求信号SIT
の供給に応答して再書込み用の割込信号ITを発生する
INTC回路3とを備える。
【0038】再書込タイミング制御回路9の構成をブロ
ックで示す図2を参照すると、この再書込タイミング制
御回路9は、メモリ1からのデータ読出時にECCデコ
ーダ2がエラー訂正を検出すると発生するエラー訂正信
号CEを再書込が行われるまで保持しエラー訂正フラグ
信号FEを出力するエラー訂正フラグ91と、再書込を
行うタイミングである再書込タイミングT0,T1,T
2(以下総括してT)の1つを選択するための再書込タ
イミング指示PTを設定する再書込タイミング選択レジ
スタ92と、CPU8の低速動作モードでの実行を検出
すると発生する低速動作検出信号SKの供給に応答して
再書込タイミング選択レジスタ92が設定した再書込タ
イミング指示PTに優先して再書込タイミングT1を選
択する再書込タイミング指示PPTを再設定する優先制
御回路93と、設定された再書込タイミング指示PT又
はPPTに応じて再書込タイミングの1つを選択し再書
込要求信号WRを出力する再書込タイミングセレクタ9
4と、エラー訂正フラグ信号FEがイネーブルとなり再
書込要求信号WRが発生したときにINTC3に対して
再書込割込要求信号SITを発生するイネーブル回路9
5と、周辺バス29を経由して入力したCPU8の命令
によりライト信号Wの供給に応答して設定され再書込タ
イミングT0の再書込要求を出力する再書込要求レジス
タ96とを備える。
【0039】本実施の形態の処理である本実施の形態の
メモリ制御方法をフローチャートで示す図3〜図5を参
照すると、メモリ1から命令又はデータを読出すデータ
読出ステップS1と、読出データにエラーが有る場合E
CCデコーダ2においてエラー訂正を行うエラー訂正ス
テップS2と、エラー訂正が有ったかの判定を行うエラ
ー訂正有り判定ステップS3と、ステップS3でYes
の場合、エラー訂正信号CEを発生するエラー訂正信号
発生ステップS4と、エラー訂正信号CEの供給に応答
して再書込アドレスラッチ22及び再書込データラッチ
21の各々がエラー訂正の発生したアドレス及びデータ
の各々をラッチ・保持するとともに再書込タイミング制
御回路9がエラー訂正信号CEを保持するアドレス、デ
ータ及びエラー訂正信号保持ステップS6と、ステップ
S3でNoの場合、エラー訂正フラグ91がセットされ
ているかを判定し、Noの場合、再書込を行わない処理
(再書込非実行処理)であるステップS23〜S25か
ら成る分岐E処理に分岐し、Yesの場合後述の再書込
タイミング選択ステップS7に進むエラー訂正フラグセ
ット判定ステップS5と、予め設定した再書込タイミン
グT0,T1,T2の1つを選択しこの選択に従いこれ
ら再書込タイミングT0,T1,T2の各々の処理ステ
ップS8〜S10の1つに分岐する再書込タイミング処
理選択ステップS7と、再書込タイミングT0が選択さ
れているかの判定を行い、Yesの場合ステップS11
〜S13から成る再書込タイミングT0処理(分岐A処
理)に進みNoの場合ステップS9に進む再書込タイミ
ングT0選択判定ステップS8と、再書込タイミングT
1が選択されているかの判定を行い、Yesの場合ステ
ップS14,S15から成る再書込タイミングT1処理
(分岐B処理)に進みNoの場合ステップS10に進む
再書込タイミングT1選択判定ステップS9と、再書込
タイミングT2が選択されているかの判定を行い、Ye
sの場合ステップS16〜S18から成る再書込タイミ
ングT2処理(分岐C処理)に進みNoの場合上記再書
込タイミングT0処理に進む再書込タイミングT2選択
判定ステップS10とを有する。
【0040】ここで、再書込タイミングT0は、エラー
訂正が発生しても命令実行処理を優先させる再書込タイ
ミングであり、再書込タイミングT1は、エラー訂正が
発生したとき直ちに再書込みを行う、すなわち、エラー
訂正処理を優先させるとともにハード的に最適な再書込
タイミングであり、再書込タイミングT2は、CPU8
の待機状態の期間を利用して再書込を行う再書込タイミ
ングである。
【0041】また、低速動作検出信号SKが検出された
とき、優先制御回路93は、再書込タイミングT0、T
1,T2のいずれに設定されていても自動的にエラー訂
正対応の再書込動作を優先させる再書込タイミングT1
に変更する。
【0042】再書込タイミングT0処理(分岐A処理)
をフローチャートで示す図4(A)を参照すると、この
分岐A処理は、CPU8が低速で命令を実行する低速動
作中であることを示す低速動作検出信号SKが発生して
いるかを判定しYesの場合はステップS12へ進みN
oの場合はステップS13に進む低速動作中判定ステッ
プS11と、再書込要求レジスタ96がセットされてい
るかを判定しYesの場合は再書込処理(分岐D処理)
ステップS19〜S22に進みNoの場合は、再書込非
実行処理である分岐E処理に分岐する再書込要求レジス
タセット判定ステップS12と、優先制御回路93によ
り自動的に再書込タイミングT1処理を選択するよう変
更し分岐D処理に進む再書込タイミングT1変更ステッ
プS13とを有する。
【0043】再書込タイミングT1処理(分岐B処理)
をフローチャートで示す図4(B)を参照すると、この
分岐B処理は、低速動作検出信号SKが発生しているか
を判定しYesの場合はステップS15へ進みNoの場
合は分岐D処理に進む低速動作中判定ステップS14
と、自動的に再書込タイミングT1処理を選択するよう
変更し分岐D処理に進む再書込タイミングT1変更ステ
ップS15とを有する。
【0044】再書込タイミングT2処理(分岐C処理)
をフローチャートで示す図4(C)を参照すると、この
分岐C処理は、低速動作検出信号SKが発生しているか
を判定しYesの場合はステップS18へ進みNoの場
合はステップS17に進む低速動作中判定ステップS1
6と、待機検出回路23により待機状態を検出している
かを判定しYesの場合は再書込処理である分岐D処理
に進みNoの場合は、再書込非実行処理である分岐E処
理に分岐する待機状態検出ステップS17と、自動的に
再書込タイミングT1処理を選択するよう変更し分岐D
処理に進む再書込タイミングT1変更ステップS18と
を有する。
【0045】再書込処理(分岐D処理)をフローチャー
トで示す図5(A)を参照すると、この分岐D処理は、
エラー訂正フラグ91がセットされているかを判定しY
esの場合はステップS20に進みNoの場合は分岐E
処理に進むエラー訂正フラグセット判定ステップS19
と、再書込割込要求信号SITを出力する再書込割込要
求ステップS20と、再書込割込要求信号SITの供給
に応答して再書込のための割込信号ITを出力する割込
信号出力ステップS21と、アドレス、データ及びエラ
ー訂正信号保持ステップS6で保持したアドレス及びデ
ータを書込み分岐E処理に進む再書込実行ステップS2
2とを有する。
【0046】再書込非実行処理(分岐E処理)をフロー
チャートで示す図5(B)を参照すると、この分岐E処
理は、CPU8が命令を実行する命令実行ステップS2
3と、アドレスを次の命令のアドレスに設定する次アド
レス設定ステップS24と、スタートへ戻るスタート回
帰ステップS25とを有する。
【0047】次に、図1,図2及び図3〜図5を参照し
て本実施の形態の動作について説明すると、まず、CP
U8が、メモリ1から命令又はデータを読出したときに
(ステップS1)、ECCデコーダ2においてエラー訂
正が発生した場合、ECCデコーダ2はエラー訂正信号
CEを発生する(ステップS2,S3,S4)。
【0048】エラー訂正信号CEが発生したとき、この
エラー訂正信号CEをトリガとして、再書込アドレスラ
ッチ22及び再書込データラッチ21の各々はエラー訂
正の発生したアドレス及びデータの各々をラッチし保持
する。またエラー訂正信号CEは再書込タイミング制御
回路9に供給され、再書込タイミング制御回路9は、エ
ラー訂正フラグ91に再書込み処理を行うまでエラー訂
正信号CEを保持する(ステップS6)。
【0049】この状態において、再書込タイミング制御
回路9内の再書込タイミング選択レジスタ92により選
択した再書込タイミングに従い再書込タイミングセレク
タ94の入力を選択し、それぞれの選択した再書込タイ
ミングTの処理に分岐する(ステップS7)。
【0050】まず、エラー訂正が発生したとき直ちに再
書込みを行いたい場合、予め再書込タイミング選択レジ
スタ92にて再書込タイミングT1を選択する設定(T
1選択ステップS9)とする。これにより、エラー訂正
信号CEが発生したとき再書込タイミングセレクタ94
は再書込タイミングT1の選択に応じて直ちに再書込み
のための割込要求WRを発生し、イネーブル回路95が
割込再書込要求信号SITを発生してINCT3に供給
し、INCT3は割込信号ITをCPU8に供給し、C
PU8は割込信号ITの供給に応じて割込ルーチン内で
データの再書込みを行う(ステップS14,S19〜S
22)。
【0051】また、エラー訂正が発生しても命令実行処
理を優先させたい場合、予め再書込タイミング選択レジ
スタ92にて再書込タイミングT0を選択する設定(T
0選択ステップS8)とする。これにより、一連の命令
処理が終了しからプログラム命令で再書込要求レジスタ
96に再書込要求を設定すれば、エラー訂正信号CE対
応のエラー訂正フラグ信号FEが検出されている場合、
再書込タイミングセレクタ94は再書込タイミングT0
の選択に応じて直ちに再書込みのための割込要求WRを
発生し、イネーブル回路95が割込再書込要求信号SI
Tを発生してINCT3に供給し、INCT3は割込信
号ITをCPU8に供給し、CPU8は割込信号ITの
供給に応じて割込ルーチン内でデータの再書込みを行う
(ステップS11,S12〜S19〜S22)。
【0052】また、エラー訂正が発生した場合、CPU
8の動作が待機状態になってときを利用して、再書込を
行いたい場合、予め再書込タイミング選択レジスタ92
にて再書込タイミングT2を選択する設定(T2選択ス
テップS10)とする。これにより、エラー訂正が発生
しても、CPU8が待機状態となり、待機検出回路23
からの待機検出信号DBが入力するまで再書込処理は行
われない。待機検出信号DBが供給され次第、再書込タ
イミングセレクタ94は再書込タイミングT2の選択に
応じて再書込みのための割込要求WRを発生し、イネー
ブル回路95が割込再書込要求信号SITを発生してI
NCT3に供給し、INCT3は割込信号ITをCPU
8に供給し、CPU8は割込信号ITの供給に応じて割
込ルーチン内でデータの再書込みを行う(ステップS1
6,S17,S19〜S22)。
【0053】上述のエラー訂正を優先させる場合、及び
命令実行処理を優先させる場合以外に、通常の動作速
度、例えばクロック周波数1GHzに比べはるかに低い
周波数のクロック、例えば通常動作クロック周波数の1
/100である10MHzで動作させる低速動作モード
で命令を実行するような場合は、データ保持動作の条件
がより厳しくなるために、エラー訂正の発生後直ちにデ
ータの再書込を行わないと1ビット以上の複数のビット
にエラーが発生してしまう可能性があるため、予め設定
した最低通常動作クロック周波数以下の低周波数のクロ
ックで動作する低速動作モードを表す信号である低速動
作検出信号SKを優先制御回路93に供給し、優先制御
回路93は低速動作検出信号SKを検出している場合は
自動的に再書込動作を優先させる設定である再書込タイ
ミングT1を選択するように変更する(ステップS1
3,S15,S18)。
【0054】上述したように、本実施の形態のメモリ制
御回路は、再書込タイミング制御回路9を備えることに
より、ユーザが任意にエラー訂正検出後の再書込みタイ
ミングを設定でき、かつ低速動作を行った場合はユーザ
の設定に関係なく再書込を優先させる再書込タイミング
に変更することができ、ユーザが意識することなくエラ
ー訂正に関わる誤動作を防止することができる。
【0055】また、従来は、エラー訂正が発生した場合
直ちに再書込を行うエラー訂正優先再書込制御処理と、
待機モードとなった場合再書込を行う命令実行優先再書
込制御処理の各々に対応する独立した2つのメモリ制御
回路を必要としたが、本実施の形態では、再書込タイミ
ング制御回路9を設けることにより1つのメモリ制御回
路とすることができ、回路規模を大幅に削減できる。
【0056】さらに、ユーザが、任意にエラー訂正優先
再書込制御機能と命令実行優先再書込制御機能のいずれ
かを選択できる。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態を図1と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にブロックで示す図6を参照すると、この図に示す本実
施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、CP
U8の代わりに低速動作検出信号SKに代わってシステ
ム管理モードを検出するとシステム管理信号SUを発生
するCPU8Aと、再書込タイミング制御回路9の代わ
りにシステム管理信号SUの供給に応じてエラー訂正が
発生したとき命令実行優先再書込処理の再書込タイミン
グT0に自動的に変更する優先制御回路93Aを備える
再書込タイミング制御回路9Aを備えることである。な
お、この図では、説明の便宜上、待機検出回路23は省
略している。
【0058】次に、図6及び図2を参照して本実施の形
態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的
に説明すると、システム管理モードはマイクロコンピュ
ータシステムを管理するため、命令処理の実行を優先さ
せる動作モードである。CPU8Aは、システム管理モ
ードを検出するとシステム管理信号SUを発生し、再書
込タイミング制御回路9Aに供給する。再書込タイミン
グ制御回路9Aの優先制御回路93Aは、システム管理
信号SUの供給に応じて再書込タイミング選択レジスタ
92による再書込タイミングの設定と無関係に命令実行
を優先させる命令実行優先再書込処理の再書込タイミン
グT0に自動的に変更する。
【0059】なお、第1の実施の形態と同様に、周辺バ
ス29経由の命令で、予め再書込要求レジスタ96に命
令実行優先再書込処理の再書込タイミングT0の書込要
求をセットしておく。
【0060】これにより、ユーザが任意にエラー訂正検
出後の再書込みタイミングを設定でき、システム管理モ
ードの動作を行った場合はシステム管理モード信号SU
の供給に応じて優先制御回路93Aは、ユーザの設定と
関係なく自動的に命令実行を優先する再書込タイミング
に変更でき、ユーザが意識することなくエラー訂正に関
わる誤動作を防止できる。
【0061】次に、本発明の第3の実施の形態を図1と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にブロックで示す図7を参照すると、この図に示す本実
施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、待機
検出回路23の代わりに、下限アドレスを任意に設定で
きる下限アドレスレジスタ24と、上限アドレスを任意
に設定できる上限アドレスレジスタ25と、現在プログ
ラム実行中のアドレスAと上限及び下限アドレスの各々
とを比較し、上限及び下限アドレスの範囲内であれば待
機検出信号DBに代わる再書込指示信号DCを発生する
アドレス比較回路26とを備え、アドレスバス28を経
由して入力するCPU8のプログラムカウンタ(図示せ
ず)のアドレスAが任意のアドレス範囲内に入った場合
に再書込指示信号DCを発生することである。
【0062】次に、図7及び図2を参照して本実施の形
態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的
に説明すると、再書込タイミングT2は待機状態の期間
を利用して再書込を行う代わりに、アドレスAが上限及
び下限アドレスの範囲内となった場合、命令実行中であ
ってもエラー訂正のための再書込を行うものとする。
【0063】従って、再書込タイミングT2を設定する
と、アドレス比較回路26の比較結果が、アドレスAが
上限及び下限アドレスの範囲内であると、再書込指示信
号DCを発生し、再書込タイミング制御回路9に供給す
る。エラー訂正が発生した場合、再書込タイミング制御
回路9の再書込タイミングセレクタ94は、第1の実施
の形態と同様に、再書込要求信号WRを出力し、再書込
を実行させる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメモリ制
御回路及びメモリ制御方法は、CPUのプログラムの実
行状態を表すプログラム状態信号の供給を受け、上記エ
ラー訂正の発生時に予め設定した複数の再書込のタイミ
ングの1つを任意に選択して再書込のための割込を要求
する再書込割込要求信号を出力する再書込タイミング制
御回路を備えることにより、ユーザが任意にエラー訂正
検出後の再書込みタイミングを設定でき、かつ低速動作
を行った場合はユーザの設定に関係なく再書込を優先さ
せる再書込タイミングに変更することができ、ユーザが
意識することなくエラー訂正に関わる誤動作を防止する
ことができるという効果がある。
【0065】また、エラー訂正が発生した場合直ちに再
書込を行うエラー訂正優先再書込制御処理と、待機モー
ドとなった場合再書込を行う命令実行優先再書込制御処
理の2つを1つのメモリ制御回路とすることができ、回
路規模を大幅に削減できるという効果がある。
【0066】さらに、ユーザが、任意にエラー訂正優先
再書込制御機能と命令実行優先再書込制御機能のいずれ
かを選択できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリ制御回路の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】図1の再書込タイミング制御回路の構成の一例
を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態のメモリ制御回路の処理動作であ
るメモリ制御方法の一例を示すフローチャートである。
【図4】図3の処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図5】図3及び図4の処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明のメモリ制御回路の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【図7】本発明のメモリ制御回路の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図8】従来の第1のメモリ制御回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図9】従来の第2のメモリ制御回路の一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 メモリ 2 ECCデコーダ 3,30 INTC 4 アドレスバッファ 5 ライトバッファ 6 アドレスラッチ 7 ECCエンコーダ 8,8A CPU 9,9A 再書込タイミング制御回路 11 メモリセル 12 ECCセル 13 データラッチ 21 再書込データラッチ 22 再書込アドレスラッチ 23 待機検出回路 24 下限アドレスレジスタ 25 上限アドレスレジスタ 26 アドレス比較回路 27 データバス 28 アドレスバス 29 周辺バス 31,32,33 セレクタ 91 エラー訂正フラグ 92 再書込タイミング選択レジスタ 93 優先制御回路 94 再書込タイミングセレクタ 95 イネーブル回路 96 再書込要求レジスタ 101 プロセッサ 102 制御記憶 103 待機動作検出回路 104 エラー検出訂正回路 105 エラー訂正制御回路 106 アドレスレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 17/00 639C 601Q Fターム(参考) 5B018 GA02 HA15 KA02 KA21 NA06 QA14 RA01 5B025 AD04 AD15 AE08 5B062 AA08 CC03 DD10 JJ03 5L106 AA10 BB12 EE04 FF04 GG05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ECC(エラー訂正符号)を付加したデ
    ータを扱うECC回路付書き替え可能な不揮発性メモリ
    (PROM)と、前記ECC回路における前記ECCの
    エラーの検出に対応するエラー訂正の発生時に前記メモ
    リに訂正データを再書込する再書込手段とを有するメモ
    リ制御回路において、 前記再書込手段が、CPUのプログラムの実行状態を表
    すプログラム状態信号の供給を受け、前記エラー訂正の
    発生時に予め設定した複数の前記再書込のタイミングの
    1つを任意に選択して前記再書込のための割込を要求す
    る再書込割込要求信号を出力する再書込タイミング制御
    回路を備えることを特徴とするメモリ制御回路。
  2. 【請求項2】 前記複数の再書込タイミングが、前記エ
    ラー訂正が発生しても命令実行処理を優先させる第1の
    再書込タイミングと、 前記エラー訂正が発生したとき直ちに再書込みを行うエ
    ラー訂正処理を優先させる第2の再書込タイミングと、 CPUの待機状態の期間を利用して再書込を行う第3の
    再書込タイミングとを含み、 前記再書込タイミング制御回路が、前記CPUの予め設
    定した最低通常動作周波数以下の低周波のクロックで動
    作で動作する低速動作モードを表す信号である低速動作
    検出信号の供給に応答して前記再書込タイミングの選択
    の如何に関わらず自動的に前記第2の再書込タイミング
    に変更する優先制御回路を備えることを特徴とする請求
    項1記載のメモリ制御回路。
  3. 【請求項3】 複数のPROMセルで構成され通常のデ
    ータを保持するメモリセルと後述のECC(エラー訂正
    符号)エンコーダからのデータを格納するECCセルと
    前記メモリセル及び前記ECCセルからの出力をラッチ
    するデータラッチとを備えECC機能を有するメモリ
    と、 前記メモリからの読出データを保持するデータラッチの
    出力のエラー訂正を行うとともに前記エラー訂正動作に
    応答してエラー訂正信号を出力するECCデコーダと、 後述の割込制御回路からの割込信号により前記周辺バス
    と再書込アドレスラッチの各々からのアドレスデータの
    一方を選択する第1のセレクタと、 前記割込信号により周辺バスと後述の再書込データラッ
    チの出力の各々のデータの一方を選択する第2のセレク
    タと、 前記第1のセレクタの出力データを入力し保持するアド
    レスバッファと、 前記第2のセレクタの出力データを保持するライトバッ
    ファと、 前記ライトバッファの出力データから前記エラー訂正用
    データであるECCコードを生成し前記メモリへ供給す
    る前記ECCエンコーダと、 プログラム命令を実行するCPUと、 再書込信号の供給に応じて前記アドレスバッファのアド
    レスデータとアドレスバスのアドレスの一方を選択して
    前記メモリへ供給する第3のセレクタと、 前記エラー訂正信号の供給に応じてエラー訂正が検出さ
    れたデータを再書込みされるまでラッチする再書込デー
    タラッチと、 前記エラー訂正信号の供給に応じて前記エラー訂正が検
    出されたアドレスを再書込みするまでラッチする再書込
    アドレスラッチと、 プログラムの実行状態を示すプログラム状態信号の供給
    を受け予め設定した複数の再書込タイミングの1つを任
    意に選択し再書込割込要求信号を出力する再書込タイミ
    ング制御回路と、 前記再書込割込要求信号の供給に応答して再書込み用の
    割込信号を発生する前記割込制御回路とを備えることを
    特徴とするメモリ制御回路。
  4. 【請求項4】 前記CPUの待機状態時に出力される待
    機信号の供給に応答して待機検出信号を出力する待機検
    出回路を備え、 前記プログラム状態信号が、前記待機検出信号と前記C
    PUの低速動作モードでの実行に応じて発生し前記再書
    込のタイミングの1つとして入力する低速動作検出信号
    と特定の命令を実行したときに発生するライト信号とを
    含むことを特徴とする請求項3記載のメモリ制御回路。
  5. 【請求項5】 前記再書込タイミング制御回路が、前記
    メモリからのデータ読出時に前記ECCデコーダのエラ
    ー訂正の検出に応じて発生した前記エラー訂正信号を再
    書込が行われるまで保持しエラー訂正フラグ信号を出力
    するエラー訂正フラグと、 前記複数の再書込タイミングである第1,第2及び第3
    の再書込タイミングの1つを選択するための再書込タイ
    ミング指示を設定する再書込タイミング選択レジスタ
    と、 設定された前記再書込タイミング指示に応じて前記第
    1,第2及び第3の再書込タイミングの1つを選択し再
    書込要求信号を出力する再書込タイミングセレクタと、 前記CPUの低速動作モードでの実行に応じて発生する
    低速動作検出信号の供給に応答して前記再書込タイミン
    グ選択レジスタが設定した前記再書込タイミング指示に
    優先して前記第2の再書込タイミングを選択する優先再
    書込タイミング指示を再設定する優先制御回路と、 設定された前記再書込タイミング指示又前記優先再書込
    タイミング指示に応じて再書込タイミングの1つを選択
    し再書込要求信号を出力する再書込タイミングセレクタ
    と、 前記エラー訂正フラグ信号がイネーブルとなり前記再書
    込要求信号が発生したときに前記割込制御回路に対して
    再書込割込要求信号を供給するイネーブル回路とを備え
    ることを特徴とする請求項3記載のメモリ制御回路。
  6. 【請求項6】 前記再書込タイミング制御回路が、前記
    CPUの命令により特定の命令を実行したときに発生す
    るライト信号の供給に応答して設定され前記第1の再書
    込タイミングの再書込要求を出力する再書込要求レジス
    タをさらに備えることを特徴とする請求項4記載のメモ
    リ制御回路。
  7. 【請求項7】 前記プログラム状態信号が前記CPUの
    システム管理モードの動作に応じて出力されるシステム
    管理信号を含み、 前記再書込タイミング制御回路が、前記システム管理信
    号の供給に応じてエラー訂正が発生したとき前記複数の
    再書込タイミングの選択如何に関わらず前記再書込タイ
    ミングを命令実行を優先させる再書込タイミングに自動
    的に変更することを特徴とする請求項3記載のメモリ制
    御回路。
  8. 【請求項8】 下限アドレスを任意に設定できる下限ア
    ドレスレジスタと、 上限アドレスを任意に設定できる上限アドレスレジスタ
    と、 現在プログラム実行中の実行アドレスが前記上限及び下
    限アドレスの各々とを比較し、前記実行アドレスが上限
    及び下限アドレスの範囲内であれば前記エラー訂正に対
    応する前記再書込を指示する再書込指示信号を発生する
    アドレス比較回路とを備え、 前記プログラム状態信号が、前記再書込指示信号と前記
    CPUの低速動作モードでの実行に応じて発生し前記再
    書込のタイミングの1つとして入力する低速動作検出信
    号と特定の命令を実行したときに発生するライト信号と
    を含むことを特徴とする請求項3記載のメモリ制御回
    路。
  9. 【請求項9】 ECC(エラー訂正符号)を付加したデ
    ータを扱うECC回路付書き替え可能な不揮発性メモリ
    (PROM)に、前記ECC回路における前記ECCの
    エラーの検出に応じたエラー訂正の発生時に訂正データ
    を再書込するメモリ制御方法において、 予め前記再書込のタイミングである複数の再書込タイミ
    ングを設定し、 CPUのプログラムの実行状態を表すプログラム状態信
    号の供給に応答して前記エラー訂正の発生時に予め設定
    した前記複数の再書込タイミングの1つを任意に選択し
    て前記再書込のための割込を要求する再書込割込要求信
    号を出力することを特徴とするメモリ制御方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の再書込タイミングが、前記
    エラー訂正が発生しても命令実行処理を優先させる第1
    の再書込タイミングと、 前記エラー訂正が発生したとき直ちに再書込みを行うエ
    ラー訂正処理を優先させる第2の再書込タイミングと、 CPUの待機状態の期間を利用して再書込を行う第3の
    再書込タイミングとを含み、 前記CPUの予め設定した最低通常動作周波数以下の低
    周波のクロックで動作で動作する低速動作モードを表す
    信号である低速動作検出信号の供給に応答して前記再書
    込タイミングの選択の如何に関わらず自動的に前記第2
    の再書込タイミングに変更する優先制御を行うことを特
    徴とする請求項9記載のメモリ制御方法。
  11. 【請求項11】 ECC(エラー訂正符号)を付加した
    データを扱うECCデコーダ付書き替え可能な不揮発性
    メモリ(PROM:以下メモリ)に、前記ECCデコー
    ダにおける前記ECCのエラーの検出に応じたエラー訂
    正の発生時に訂正データを再書込するメモリ制御方法に
    おいて、 前記メモリから命令又はデータを読出すデータ読出ステ
    ップと、 前記読出データに前記エラーが有る場合前記ECCデコ
    ーダにおいて前記エラー訂正を行うエラー訂正ステップ
    と、 エラー訂正が有ったかの判定を行うエラー訂正有り判定
    ステップと、 前記エラー訂正有り判定ステップでYesの場合、エラ
    ー訂正信号を発生するエラー訂正信号発生ステップと、 前記エラー訂正信号の供給に応答してエラー訂正の発生
    したアドレス及びデータの各々をラッチ・保持するとと
    もに前記エラー訂正信号を保持するアドレス、データ及
    びエラー訂正信号保持ステップと、 前記エラー訂正有り判定ステップでNoの場合、エラー
    訂正フラグがセットされているかを判定し、Noの場
    合、再書込を行わない再書込非実行処理ステップに分岐
    し、Yesの場合後述の再書込タイミング選択ステップ
    に進むエラー訂正フラグセット判定ステップと、 予め設定した第1,第2及び第3の再書込タイミングの
    1つを選択しこの選択に従い後述する第1,第2及び第
    3の再書込タイミング処理ステップの1つに分岐する再
    書込タイミング処理選択ステップと、 前記第1の再書込タイミングが選択されているかの判定
    を行い、Yesの場合前記第1の再書込タイミング処理
    に進む第1の再書込タイミング選択判定ステップと、 前記第2の再書込タイミングが選択されているかの判定
    を行い、Yesの場合前記第2の再書込タイミング処理
    に進む第2の再書込タイミング選択判定ステップと、 前記第3の再書込タイミングが選択されているかの判定
    を行い、Yesの場合前記第3の再書込タイミング処理
    に進む第3の再書込タイミング選択判定ステップとを有
    することを特徴とするメモリ制御方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の再書込タイミングが、前記
    エラー訂正が発生しても命令実行処理を優先させる命令
    実行処理優先再書込タイミングであり、 前記第2の再書込タイミングが、前記エラー訂正が発生
    したとき直ちに再書込みを行うエラー訂正処理を優先さ
    せるエラー訂正優先処理再書込タイミングであり、 前記第3の再書込タイミングが、CPUの待機状態の期
    間を利用して再書込を行う再書込タイミングであること
    を特徴とする請求項11記載のメモリ制御方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の再書込タイミング処理が、
    CPUが低速で命令を実行する低速動作中であることを
    示す低速動作検出信号が発生しているかを判定する第1
    の低速動作中判定ステップと、 前記低速動作中判定ステップでYesの場合、再書込要
    求レジスタがセットされているかを判定しYesの場合
    は後述の再書込処理に進み、Noの場合は後述の再書込
    非実行処理に進む再書込要求レジスタセット判定ステッ
    プと、 前記低速動作中判定ステップでNoの場合、自動的に前
    記第2の再書込タイミング処理を選択するよう変更し前
    記再書込処理に進む第1の再書込タイミング変更ステッ
    プとを有し、 前記第2の再書込タイミング処理が、前記低速動作検出
    信号が発生しているかを判定しNoの場合は前記再書込
    処理に進む第2の低速動作中判定ステップと、 前記第2の低速動作中判定ステップでYesの場合、前
    記第1の再書込タイミング変更ステップと同一処理を行
    う第2の再書込タイミング変更ステップとを有し、 前記第3の再書込タイミング処理が、前記低速動作検出
    信号が発生しているかを判定する第3の低速動作中判定
    ステップと、 前記第3の低速動作中判定ステップでNoの場合、待機
    状態を検出しているかを判定しYesの場合は前記再書
    込処理に進み、Noの場合は前記再書込非実行処理に分
    岐する待機状態検出ステップと、 前記第3の低速動作中判定ステップでYesの場合、前
    記第1の再書込タイミング変更ステップと同一処理を行
    う第3の再書込タイミング変更ステップとを有し、 前記再書込処理が、前記エラー訂正フラグがセットされ
    ているかを判定し、Noの場合は前記再書込非実行処理
    に分岐するエラー訂正フラグセット判定ステップと、 前記エラー訂正フラグセット判定ステップでYesの場
    合、再書込割込要求信号を出力する再書込割込要求ステ
    ップと、 前記再書込割込要求信号の供給に応答して再書込のため
    の割込信号を出力する割込信号出力ステップと、 前記アドレス、データ及びエラー訂正信号保持ステップ
    で保持したアドレス及びデータを書込み前記再書込非実
    行処理に進む再書込実行ステップとを有し、 前記再書込非実行処理が、前記CPUが命令を実行する
    命令実行ステップと、 アドレスを次の命令のアドレスに設定する次アドレス設
    定ステップと、 スタートへ戻るスタート回帰ステップとを有することを
    特徴とする請求項11記載のメモリ制御方法。
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