JP2003248445A - 光透過型金属部材、これを用いた発光装置、および電子機器 - Google Patents

光透過型金属部材、これを用いた発光装置、および電子機器

Info

Publication number
JP2003248445A
JP2003248445A JP2002047363A JP2002047363A JP2003248445A JP 2003248445 A JP2003248445 A JP 2003248445A JP 2002047363 A JP2002047363 A JP 2002047363A JP 2002047363 A JP2002047363 A JP 2002047363A JP 2003248445 A JP2003248445 A JP 2003248445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
dial
plate
metal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002047363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4048794B2 (ja
Inventor
Shunji Minami
俊二 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2002047363A priority Critical patent/JP4048794B2/ja
Publication of JP2003248445A publication Critical patent/JP2003248445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4048794B2 publication Critical patent/JP4048794B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属板を用いて金属感を得ると共に、金属板
全体を有色発光させて色彩性および装飾性に優れたもの
を得る。 【解決手段】 金属板12に微細な貫通孔13を多数形
成し、この金属板12の各貫通孔13内に紫外線領域の
光に反応して有色発光する発光部14を充填し、これに
より文字板10を構成した。従って、金属板12に紫外
線領域の光が照射されると、金属板12に多数形成され
た微細な貫通孔13内の発光部14が紫外線領域の光に
反応して有色発光するので、文字板10全体を有色発光
させることができ、これにより金属板12で金属感を得
ることができると共に、色彩性および装飾性に優れたも
のを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腕時計、携帯電
話機、自動車の計器類などの各種の機器に適用して有用
な光透過型金属部材、これを用いた発光装置、および電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、指針式の腕時計においては、暗
い所でも時刻が視認できるように、文字板および指針に
夜光塗料などの蓄光塗料を印刷などにより部分的に塗布
して蓄光部を形成し、明るい所で蓄光部が外部光を受け
てエネルギを蓄え、暗い所で蓄光部が蓄えたエネルギに
より発光するようにしたものがある。このような腕時計
では、暗い所で蓄光部が発光して時刻を知ることはでき
るが、使用者が所望するときに蓄光部を自由に発光させ
ることができないという問題がある。
【0003】そこで、従来では、光透過性を有する文字
板を用い、この文字板の下側にバックライト装置を設
け、暗い所でバックライト装置を点灯させると、その点
灯した光が文字板を透過し、この透過した光で文字板全
体を発光させて文字板の上面および指針を照明すること
により、使用者が所望するときに時刻を知ることができ
るように構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな腕時計では、バックライト装置の光が文字板を透過
するように、文字板を透明または半透明な合成樹脂で形
成すると、金属感のある文字板が得られず、文字板に金
属感を残しながら文字板全体を発光させることが困難で
あるばかりか、蓄光部を設ける個所が文字板上の時字な
どに制限されてしまうという問題がある。なお、このよ
うな問題を解消するために、金属板に微細な貫通孔を多
数設けた文字板を用いて金属感を得るようにしたものも
あるが、このような構造では微細な貫通孔を光が透過す
るだけであるから、色彩性および装飾性に欠けるという
不都合がある。
【0005】この発明の課題は、金属板を用いて金属感
を得ると共に、金属板全体を有色発光させて色彩性およ
び装飾性に優れたものを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次のような構成要素を備えている。な
お、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明さ
れる各要素に付された図面の参照番号などを括弧と共に
付す。請求項1に記載の発明は、図1〜図17、図2
2、図23に示すように、微細な貫通孔(13)が多数
形成された金属板(12)と、この金属板の前記貫通孔
内に充填され且つ特定波長領域の光に反応して有色発光
する発光部(14)とを備えたことを特徴とする光透過
型金属部材(文字板10、25、30、35、反射透過
板46)である。この発明によれば、金属板に特定波長
領域の光が照射されると、金属板に多数形成された微細
な貫通孔内の発光部が特定波長領域の光に反応して有色
発光するので、金属板全体を有色発光させることがで
き、これにより金属板で金属感を得ることができると共
に、色彩性および装飾性に優れたものを得ることができ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、図7〜図13に
示すように、前記金属板(12)に多数形成された前記
貫通孔(13)は、その内部に前記発光部(14)を充
填した充填孔部(26)と、前記発光部を充填していな
い非充填孔部(27)とからなることを特徴とする請求
項1に記載の光透過型金属部材(文字板10、25、3
0、35、反射透過板46)である。この発明によれ
ば、金属板に特定波長領域の光が照射されると、金属板
に形成された微細な貫通孔のうち、発光部が充填された
充填孔部では発光部が特定波長領域の光に反応して有色
発光するので、請求項1に記載された発明と同様、金属
板全体を有色発光させることができると共に、金属板に
より金属感を得ることができ、これにより色彩性および
装飾性に優れたものを得ることができるほか、発光部が
充填されていない非充填孔部では特定波長領域の光が透
過するので、この透過した特定波長領域の光を金属板以
外の部材、例えば表示部材に設けられた発光部に照射さ
せて有色発光させることができ、より一層、色彩性およ
び装飾性に優れたものを得ることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、図18〜図21
に示すように、微細な貫通孔(13)が多数形成された
金属板(12)と、この金属板の裏面側に配置され且つ
特定波長領域の光に反応して有色発光する発光部(発光
部材51)とを備えたことを特徴とする光透過型金属部
材(文字板50、反射透過板46)である。この発明に
よれば、発光部にその裏面側から特定波長領域の光が照
射された場合には、発光部が特定波長領域の光に反応し
て有色発光し、この有色光が金属板の微細な貫通孔を通
して金属板の表面側に出射されることになり、また金属
板の表面側に特定波長領域の光が照射された場合には、
金属板の微細な貫通孔を通して発光部に照射され、これ
により発光部が特定波長領域の光に反応して有色発光
し、その有色光が再び金属板の微細な貫通孔を通して金
属板の表面側に出射されることになるので、いずれの場
合にも、金属板により金属感を得ることができる共に、
金属板全体を有色発光させることができ、これにより色
彩性および装飾性に優れたものを得ることができる。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記特定波長領
域の光が、紫外線領域の光と赤外線領域の光とのいずれ
かであることを特徴とする請求項1または3に記載の光
透過型金属部材である。この発明によれば、特定波長領
域の光が紫外線領域の光であっても赤外線領域の光であ
っても、人間の目には見えない光であるから、発光素子
(例えば紫外線発光素子16)を発光させても、その発
光状態を視認することはできないが、その特性波長領域
の光が発光部(14、または発光部材51)に照射され
と、発光部が有色発光することにより、この発光部の有
色光を人間の目で視認することができる。
【0010】請求項5に記載の発明は、図1〜図23に
示すように、請求項1または3に記載された前記光透過
型金属部材(文字板10、25、30、35、50、反
射透過板46)に前記特定波長領域の光を照射する発光
素子(紫外線発光素子16)を備えたことを特徴とする
発光装置である。この発明によれば、紫外線領域や赤外
線領域などの特定波長領域の光を発光素子により光透過
型金属部材に照射することができ、このため金属板で金
属感を得ることができると共に、光透過型金属部材の金
属板全体を有色発光させることができ、これにより色彩
性および装飾性にも優れたものを得ることができる。
【0011】請求項6に記載の発明は、図1、図7、図
11、図16、図18、図21、図23に示すように、
前記発光素子(紫外線発光素子16)が前記光透過型金
属部材(文字板10、25、30、35、50、反射透
過板46)の裏面側に配置された導光板(15)の側面
に対応して配置されていることを特徴とする請求項5に
記載の発光装置である。この発明によれば、発光素子で
発光した光を導光板の側面から導光板の内部に採り込
み、この採り込んだ光を導光板で導いて光透過型金属部
材の裏面にほぼ均一に照射することができ、これにより
光透過型金属部材の全体をほぼ均一に発光させることが
できる。
【0012】請求項7に記載の発明は、図1〜図23に
示すように、請求項5に記載された前記発光装置を収納
する機器ケース(腕時計ケース1、機器ケース60)
と、この機器ケース内における前記光透過型金属部材
(文字板10、25、30、35、50、反射透過板4
6)の上側に配置された表示部材(指針11、時字1
8、33、または液晶表示素子41)とを備えたことを
特徴とする電子機器(腕時計、携帯電話機)である。こ
の発明によれば、発光装置の発光素子を発光させて特定
波長領域の光を光透過型金属部材に照射させると、光透
過型金属部材の発光部が特定波長領域の光に反応して有
色発光するので、光透過型金属部材の金属板により金属
感を得ることができると共に、金属板全体を有色発光さ
せることができ、これにより色彩性および装飾性に優れ
たものを得ることができるほか、特に金属板全体の有色
発光により表示部材を照明することができるので、暗い
所でも表示部材を視認することができる。
【0013】請求項8に記載の発明は、図1〜図15、
図18、図19に示すように、前記発光装置の前記光透
過型金属部材が時計の文字板(10、25、30、3
5、50)であり、前記表示部材が前記文字板の上方を
運針する指針(11)であることを特徴とする請求項7
に記載の電子機器(指針式の腕時計)である。この発明
によれば、光透過型金属部材である文字板の金属板によ
って金属感を得ることができると共に、文字板全体が有
色発光するので、この文字板の有色発光により指針を照
明することができ、これにより暗い所でも文字板と指針
とによって時刻を知ることができる。
【0014】請求項9に記載の発明は、図16、図1
7、図21〜図23に示すように、前記表示部材が液晶
表示素子(41)であり、前記発光装置の前記光透過型
金属部材が前記液晶表示素子の反射透過板(46)であ
ることを特徴とする請求項7に記載の電子機器(デジタ
ル式の腕時計、または携帯電話機)である。この発明に
よれば、光透過型金属部材を液晶表示素子の反射透過板
として用いたので、暗い所で発光装置の発光素子を発光
させて特性波長領域の光を反射透過板に照射させると、
反射透過板の全体を有色発光させることができ、このた
め反射透過板を液晶表示素子のバックライトとして使用
することができ、これにより暗い所でも液晶表示素子に
表示された情報を視認することができ、また明るい所で
は機器ケース内に採り込まれた外部光が液晶表示素子を
透過して反射透過板で反射されるので、発光素子を発光
させなくても、液晶表示素子に表示された情報を視認す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
4を参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した第
1実施形態について説明する。図1はこの発明の指針式
の腕時計を示した要部の拡大断面図である。この指針式
の腕時計は、腕時計ケース1を備えている。この腕時計
ケース1の上部中央には、時計ガラス2がパッキン3を
介して装着されており、この腕時計ケース1の内部に
は、時計モジュール4が見切り部材5を介して収納され
ている。また、腕時計ケース1の下面には、裏蓋6が防
水リング7を介して取り付けられている。
【0016】時計モジュール4は、アナログ機能とデジ
タル機能とのうち、少なくともアナログ機構を備え、図
1に示すように、ハウジング8に設けられたアナログム
ーブメント(図示せず)の指針軸9が文字板10の上方
に突出し、この突出した指針軸9の上端部に時針、分
針、秒針などの指針11が取り付けられ、この指針11
が文字板10の上方を運針するように構成されている。
見切り部材5は、時計ガラス2の下面における周辺部と
文字板10の上面における周辺部との間に位置した状態
で、腕時計ケース1の内周面に配置されている。
【0017】文字板10は、図1に示すように、ステン
レスなどの金属板12に微細な貫通孔13を多数形成
し、これら貫通孔13内に発光部14を充填した光透過
型金属部材である。この場合、貫通孔13は、図2に示
すように、その上面側に位置する孔部13aの孔径が下
面側に位置する孔部13bの孔径よりも小さく形成され
た段差状の孔であり、下面側の孔部13bの孔径が金属
板12の厚み(例えば0.1mm程度)よりも小さく形
成され、これにより貫通孔13が目立たないように構成
されている。すなわち、これら貫通孔13は、金属板1
2の上下両面にマスクを設けて、金属板12を上下両面
からエッチングすることにより、肉眼ではほとんど見え
ない微細な孔に形成されている。
【0018】また、発光部14は、波長が350〜42
0nm(ナノメートル:ナノメートルは10億分の1メ
ートル)または254〜365nmの紫外線領域の光に
反応して有色発光(つまり可視光線領域の光で発光)
し、紫外線領域の光が照射されないときに透明な状態を
呈するものであり、印刷や塗布などにより各貫通孔13
に充填されている。この発光部14の発光色は、赤、
青、緑(または黄色)の3色を基本として、その色バリ
エーションが10〜13種類ある。一方、文字板10の
下側には、導光板15が配置されており、この導光板1
5の側面(例えば12時側に位置する側面)には、ブラ
ックライトと呼ばれる紫外線発光素子16が対向して配
置されている。
【0019】すなわち、導光板15は、紫外線発光素子
16で発光した紫外線領域の光を側面から内部に採り込
み、この採り込んだ光を導光板15の面方向に導いて上
面全体からほぼ均一に出射して文字板10の下面全体に
照射するように構成されている。紫外線発光素子16
は、波長が365nm付近、または254〜365nm
の紫外線領域の光を発光する紫外線灯または紫外線発光
ダイオード(LED)などの発光素子で構成されてい
る。なお、文字板10および導光板15の各中心部分に
は、図1に示すように、指針軸9が挿通する挿通孔17
が設けられている。また、文字板10の上面における周
縁部には、時字18が等間隔で設けられている。
【0020】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、時計ガ
ラス2を通して外部光が腕時計ケース1内に採り込ま
れ、この採り込まれた外部光で文字板10が照明され
る。このときには、文字板10の金属板12に設けられ
た微細な貫通孔13が目立たず、しかも貫通孔13内に
充填された発光部14が透明な状態を呈するので、発光
部14および貫通孔13によって文字板10が視認性の
影響を受けず、金属板12により金属調の装飾効果を得
ることができると共に、図3に示すように、時計ガラス
2を通して文字板10、時字18、および指針11を見
ることができるので、通常の指針式の腕時計と同様に時
刻を知ることができる。
【0021】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、その
紫外線領域の光が導光板15の側面からその内部に採り
込まれて導光板15の面方向に導かれ、この導かれた紫
外線領域の光が導光板15の上面全体からほぼ均一に出
射されて文字板10の下面全体に均一に照射される。こ
れにより、文字板10の金属板12に多数形成された貫
通孔13内の発光部14に紫外線領域の光が照射され、
この紫外線領域の光に発光部14が反応して有色発光す
るので、図4に示すように、文字板10全体を有色発光
させることができ、この発光した有色光が文字板10の
上方を照明するので、暗い所でも時刻を知ることができ
る。
【0022】このように、この腕時計によれば、金属板
12に微細な貫通孔13を多数形成し、この金属板12
の各貫通孔13内に紫外線領域の光に反応して有色発光
する発光部14を充填し、これにより文字板10を構成
したので、金属板12により金属感のある文字板10を
得ることができると共に、この文字板10に紫外線領域
の光が照射されると、金属板12に多数形成された微細
な貫通孔13内の発光部14が紫外線領域の光に反応し
て有色発光し、文字板10の上面全体を有色発光させる
ことができ、これにより金属感のあるものを得ることが
できると共に、色彩性および装飾性に優れたものを得る
ことができる。
【0023】この場合、紫外線発光素子16は紫外線領
域の光を発光するので、人間の目には見えず、紫外線発
光素子16を発光させても、その発光状態および導光板
15全体の発光状態を視認することはできないが、その
紫外線領域の光が金属板12の貫通孔13内に充填され
た発光部14に照射されると、発光部14が有色発光す
るので、この発光部14の有色光を人間の目で視認する
ことができる。また、文字板10の下面側に配置された
導光板15の側面に紫外線発光素子16を対向させて配
置したので、紫外線発光素子16で発光した光を導光板
15の内部に採り込んで導き、この導いた光を導光板1
5の上面全体からほぼ均一に出射させて文字板10の下
面全体にほぼ均一に照射することができ、これにより文
字板10全体を均一に発光させることができる。このと
きには、貫通孔13の下面側の孔部13bが上面側の孔
部13aよりも孔径が大きいので、紫外線領域の光が十
分に照射され、これにより輝度の高い有色光を発光させ
ることができる。
【0024】[第2実施形態]次に、図5および図6を
参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した第2実
施形態について説明する。なお、図1〜図4に示された
第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明す
る。この指針式の腕時計は、時計ガラス2と文字板10
との間に配置された見切り部材20に紫外線発光素子1
6を設け、指針11および時字18にもそれぞれ発光部
22、23を設けた構造で、これ以外は第1実施形態と
ほぼ同じ構造になっている。
【0025】すなわち、見切り部材20の上部における
所定個所(例えば12時側に位置する個所)には、図5
に示すように、収納凹部21が外周面側から内周面側に
向けて連続して設けられており、この見切り部材20の
収納凹部21内には、第1実施形態と同様、紫外線領域
の光を発光する紫外線発光素子16が配置されている。
この紫外線発光素子16は、発光した紫外線領域の光を
見切り部材20で囲われた領域内の指針11および文字
板10の上面全体に照射するように構成されている。こ
の場合、見切り部材20は、光透過性を有する合成樹脂
で形成され、紫外線発光素子16で発光した光を内部に
採り込んで見切り部材20に沿って導き、この導いた光
を見切り部材20の内周面全域から出射する導光機能を
備えていることが望ましい。
【0026】また、指針11の発光部22および時字1
8の発光部23は、第1実施形態の発光部14と同様、
紫外線領域の光に反応して有色発光し、紫外線領域の光
が照射されないときに透明な状態を呈するものであり、
指針11の先端部側および時字18上に印刷や塗布によ
り設けられている。この場合、文字板10の各貫通孔1
3内に充填された発光部14、指針11に設けられた発
光部22、および時字18に設けられた発光部23は、
全て同じ発光色でも良いが、時刻を視認しやすくするた
めに、それぞれ異なる発光色であることが望ましい。例
えば、文字板10の貫通孔13内の発光部14は赤色系
で発光し、指針11の発光部22は緑色系(または黄色
系)で発光し、時字18の発光部23は青色系で発光す
ることが望ましい。
【0027】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、第1実
施形態と同様、時計ガラス2を通して外部光が採り込ま
れて文字板10および指針11が照明されると、文字板
10の金属板12に設けられた微細な貫通孔13が目立
たず、しかも貫通孔13内に充填された発光部14、指
針11の発光部22、および時字18の発光部23が透
明な状態を呈するので、各発光部14、22、23およ
び貫通孔13によって文字板10、指針11、および時
字18が視認性の影響を受けず、金属板12により金属
調の装飾効果を得ることができると共に、図3に示した
第1実施形態のように、時計ガラス2を通して文字板1
0の時字18および指針11を見ることができるので、
通常の指針式の腕時計と同様に時刻を知ることができ
る。
【0028】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、その
紫外線領域の光が見切り部材20で囲われた領域内の指
針11および文字板10の上面全体に照射される。これ
により、文字板10の金属板12に多数形成された貫通
孔13内の発光部14および時字18の発光部23に紫
外線領域の光が照射されると共に、指針11の発光部2
2にも紫外線領域の光が照射され、この紫外線領域の光
に各発光部14、22、23が反応してそれぞれ異なる
色で有色発光する。このときには、図6に示すように、
文字板10の各貫通孔13内の発光部14が赤色系で発
光し、これにより文字板10全体が赤色系で有色発光
し、指針11の発光部22が緑色系(または黄色系)で
有色発光し、時字18の発光部23が青色系で有色発光
する。これにより、暗い所でも時刻を鮮明に視認するこ
とができると共に、色彩が多彩になり、より一層、装飾
性に優れたものを得ることができる。
【0029】[第3実施形態]次に、図7〜図10を参
照して、この発明を指針式の腕時計に適用した第3実施
形態について説明する。この場合にも、図1〜図4に示
された第1実施形態と同一部分に同一符号を付して説明
する。この指針式の腕時計は、文字板25の構造が第1
実施形態と異なり、且つ指針11に発光部22を設けた
構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっ
ている。すなわち、この文字板25は、金属板12に多
数形成された微細な貫通孔13のうち、その内部に発光
部14が充填された充填孔部26と、内部に発光部14
が充填されていない非充填孔部27とを交互に設けた構
造になっている。この場合、各貫通孔13は、第1実施
形態と同様、その上面側に位置する孔部13aの孔径が
下面側に位置する孔部13bの孔径よりも小さく形成さ
れ、これにより目立たないように構成されている。
【0030】この文字板25の下面側には、第1実施形
態と同様、導光板15が配置されており、この導光板1
5の側面には、紫外線領域の光を発光する紫外線発光素
子16が対向して配置されている。また、指針11の先
端側部分には、第2実施形態と同じ発光部22が印刷や
塗布により設けられている。これら文字板25の充填孔
部26の発光部14および指針11に設けられた発光部
22は、同じ発光色でも良いが、時刻を視認しやすくす
るために、それぞれ異なる発光色であることが望まし
い。例えば、文字板25の充填孔部26の発光部14は
赤色系で発光し、指針11の発光部22は緑色系(また
は黄色系)で発光することが望ましい。
【0031】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、第1実
施形態と同様、時計ガラス2を通して外部光が採り込ま
れて文字板25および指針11が照明されると、文字板
25の金属板12に設けられた微細な貫通孔13が目立
たず、しかも文字板25の充填孔部26の発光部14お
よび指針11の発光部22が透明な状態を呈すると共
に、文字板25の非充填孔部27が光をそのまま透過す
るので、各発光部14、22および貫通孔13によって
文字板25および指針11が視認性の影響を受けず、金
属板12により金属調の装飾効果を得ることができると
共に、図9に示すように、時計ガラス2を通して文字板
25の時字18および指針11を見ることができるの
で、通常の指針式の腕時計と同様に時刻を知ることがで
きる。
【0032】また、紫外線がほとんど当らない室内など
で、紫外線発光素子16を発光させると、その紫外線領
域の光が導光板15で導かれて文字板25の下面全体に
均一に照射される。このとき、文字板25の金属板12
に多数形成された貫通孔13のうち、発光部14が充填
された充填孔部26では、紫外線領域の光が発光部14
に照射され、この紫外線領域の光に発光部14が反応し
て有色発光するので、図10に示すように、文字板25
全体を有色発光させることができる。また、発光部14
が充填されていない非充填孔部27では、紫外線領域の
光が非充填孔部27をそのまま透過して文字板25の上
方に出射され、この出射された紫外線領域の光が指針1
1に照射され、この指針11に設けられた発光部22が
紫外線領域の光に反応して有色発光する。これにより、
暗い所でも文字板25全体の有色発光と指針11の発光
部22の有色発光とによって時刻を知ることができる。
【0033】[第4実施形態]次に、図11〜図13を
参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した第4実
施形態について説明する。この場合には、図7〜図10
に示された第3実施形態と同一部分に同一符号を付して
説明する。この指針式の腕時計は、図11に示すよう
に、文字板30が第1、第2文字板31、32を積層し
た2層構造で、これ以外は第3実施形態とほぼ同じ構造
になっている。すなわち、文字板30の下層の第1文字
板31は、第3実施形態と同様、金属板12に微細な貫
通孔13を多数形成すると共に、貫通孔13の内部に発
光部14が充填された充填孔部26と、貫通孔13の内
部に発光部14が充填されていない非充填孔部27とを
交互に設けた構造になっている。また、文字板30の上
層の第2文字板32は、図11に示すように、第1文字
板31の上面に積層された透明なシートであり、表面が
平坦面であっても良いが、シボ加工などの表面加工が施
されていることが望ましい。
【0034】この第2文字板32には、時字33が印刷
により設けられている。この時字33は、光透過性を有
するインク層のみで形成しても良いが、このインク層の
上面に紫外線領域の光に反応して有色発光する発光層を
設けたり、あるいはインク層中に紫外線領域の光に反応
して有色発光する発光物質を混入させた構造のものが望
ましい。なお、この時字33は、図11に示すように、
第2文字板32の上面に設けても良いが、第2文字板3
2の下面に設けても良い。また、文字板30の下面側に
は、第3実施形態と同様、導光板15が配置されてお
り、この導光板15の側面には、紫外線領域の光を発光
する紫外線発光素子16が対向して配置されている。さ
らに、指針11の先端側部分には、第3実施形態と同じ
発光部22が印刷や塗布により設けられている。
【0035】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、第3実
施形態と同様、時計ガラス2を通して外部光が採り込ま
れて文字板30および指針11が照明されると、上層の
第2文字板32が透明なシートであるから、下層の第1
文字板31を見ることができる。このときには、第1文
字板31の金属板12に設けられた微細な貫通孔13が
目立たず、しかもこの第1文字板31の充填孔部26の
発光部14および指針11の発光部22が透明な状態を
呈し、且つ文字板30の非充填孔部27が光を透過す
る。このため、各発光部14、22および貫通孔13に
よって第1文字板31および指針11が視認性の影響を
受けず、第1文字板31の金属板12により金属調の装
飾効果を得ることができるほか、第2文字板32のシボ
加工などの表面加工による装飾効果をも得ることができ
る。この状態でも、図12に示すように、時計ガラス2
を通して第2文字板32の時字33および指針11を見
ることができるので、通常の指針式の腕時計と同様に時
刻を知ることができる。
【0036】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、その
紫外線領域の光が導光板15で導かれて文字板30の第
1文字板31の下面全体に均一に照射される。このと
き、第1文字板31の金属板12に多数形成された貫通
孔13のうち、発光部14が充填された充填孔部26で
は、紫外線領域の光が発光部14に照射され、この紫外
線領域の光に発光部14が反応して有色発光するので、
図13に示すように、文字板30全体を有色発光させる
ことができる。また、発光部14が充填されていない非
充填孔部27では、紫外線領域の光が非充填孔部27を
そのまま透過し、第2文字板32の上方に出射され、こ
の出射された紫外線領域の光が第2文字板32の時字3
3および指針11に照射される。これにより、時字33
の発光層や発光物質、および指針11の発光部22が紫
外線領域の光に反応して有色発光するので、暗い所でも
文字板30全体の有色発光、時字33の有色発光、およ
び指針11の発光部22の有色発光によって時刻を知る
ことができると共に、色彩性および装飾性に優れたもの
を得ることができる。
【0037】[第5実施形態]次に、図14および図1
5を参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した第
5実施形態について説明する。この場合には、図5およ
び図6に示された第2実施形態と同一部分に同一符号を
付して説明する。この指針式の腕時計は、図14に示す
ように、文字板35が第1、第2文字板36、37を積
層した2層構造で、これ以外は見切り部材20に紫外線
発光素子16を設けた第2実施形態とほぼ同じ構造にな
っている。すなわち、文字板35の下層の第1文字板3
6は、第2実施形態と同様、金属板12に多数形成され
た微細な貫通孔13のすべてに発光部14を充填した構
造になっている。また、上層の第2文字板37は、第4
実施形態と同様、第1文字板36の上面に積層された透
明なシートであり、表面が平坦面であっても良いが、シ
ボ加工などの表面加工が施されていることが望ましい。
【0038】この場合にも、第2文字板37には、時字
33が印刷により設けられている。この時字33も、第
4実施形態と同様、光透過性を有するインク層のみで形
成しても良いが、このインク層の上面に紫外線領域の光
に反応して有色発光する発光層を設けたり、あるいはイ
ンク層中に紫外線領域の光に反応して有色発光する発光
物質を混入させた構造のものが望ましい。なお、この時
字33は、図14に示すように、第2文字板32の上面
に設けても良いが、第2文字板32の下面に設けても良
い。また、見切り部材20の所定個所には、第2実施形
態と同様、紫外線発光素子16が配置されている。さら
に、指針11の先端側部分には、第3実施形態と同じ発
光部22が印刷や塗布により設けられている。
【0039】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、第4実
施形態と同様、時計ガラス2を通して外部光が採り込ま
れて文字板35および指針11が照明されると、上層の
第2文字板37が透明なシートであるから、下層の第1
文字板36を見ることができる。このときには、第1文
字板36の金属板12に設けられた微細な貫通孔13が
目立たず、しかも貫通孔13内の発光部14、および指
針11の発光部22が透明な状態を呈するので、各発光
部14、22および貫通孔13によって第1文字板36
および指針11が視認性の影響を受けず、第1文字板3
6の金属板12により金属調の装飾効果を得ることがで
きるほか、第2文字板37のシボ加工などの表面加工に
よる装飾効果をも得ることができる。この状態でも、図
12に示した第4実施形態のように、時計ガラス2を通
して文字板35の時字33および指針11を見ることが
できるので、通常の指針式の腕時計と同様に時刻を知る
ことができる。
【0040】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、その
紫外線領域の光が見切り部材20で囲われた領域内の指
針11および文字板35の上面全体に照射される。これ
により、指針11の発光部22および上層の第2文字板
37に設けられた時字33に紫外線領域の光が照射され
ると共に、この第2文字板37を紫外線領域の光が透過
して下層の第1文字板36の金属板12に多数形成され
た貫通孔13内の発光部14にも照射され、この紫外線
領域の光に各発光部14、22および時字33の発光層
や発光物質が反応してそれぞれ有色発光する。これによ
り、図15に示すように、暗い所でも時刻を鮮明に視認
することができると共に、色彩性および装飾性に優れた
ものを得ることができる。
【0041】[第6実施形態]次に、図16および図1
7を参照して、この発明をデジタル式の腕時計に適用し
た第6実施形態について説明する。この場合には、図1
〜図4に示された第1実施形態と同一部分に同一符号を
付して説明する。このデジタル式の腕時計は、腕時計ケ
ース1内に収納された時計モジュール40がデジタル機
能を備えた構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ
構造になっている。すなわち、この時計モジュール40
は、第1実施形態の文字板10および指針11に代え
て、表示部材として液晶表示素子41をハウジング8に
配置した構造になっている。
【0042】この液晶表示素子41は、図16に示すよ
うに、上下一対の透明な電極基板42、43間に液晶
(図示せず)を封入し、上側の電極基板42の上面およ
び下側の電極基板43の下面にそれぞれ偏光板44、4
5を設け、下側の偏光板45の下面に反射透過板46を
設けた構造で、一対の電極基板42、43間に電圧を選
択的に印加することにより、時刻などの情報を電気光学
的に表示するように構成されている。この場合、液晶表
示素子41の下面側つまり反射透過板46の下面側に
は、第1実施形態と同様、導光板15が配置されてお
り、この導光板15の側面には、紫外線領域の光を発光
する紫外線発光素子16が対向して配置されている。ま
た、この液晶表示素子41は、インターコネクタ47に
よってハウジング8に配置された回路基板48と電気的
に接続された状態で支持されている。
【0043】ところで、この液晶表示素子41の反射透
過板46は、第1実施形態の文字板10と同様、ステン
レスなどの金属板12に微細な貫通孔13を多数形成
し、これら貫通孔13内に発光部14を充填した光透過
型金属部材である。この場合にも、各貫通孔13は、図
2に示すように、その上面側に位置する孔部13aの孔
径が下面側に位置する孔部13bの孔径よりも小さく形
成され、これにより貫通孔13が目立たないように構成
されている。また、発光部14は、第1実施形態と同
様、紫外線領域の光に反応して有色発光し、紫外線領域
の光が照射されないときに透明な状態を呈するものであ
る。
【0044】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、時計ガ
ラス2を通して外部光が腕時計ケース1内に採り込まれ
るので、液晶表示素子41に表示された時刻などの情報
を見ることができる。すなわち、時計ガラス2を透過し
て腕時計ケース1内に入射した外部光は、液晶表示素子
41の上側偏光板44から一対の電極基板42、43お
よび下側偏光板45を透過して反射透過板46により反
射され、この反射された光が再び上記と逆の光路を経て
時計ガラス2から外部に出射されるので、図17(a)
に示すように、液晶表示素子41に表示された情報を腕
時計ケース1の外部から時計ガラス2を通して見ること
ができる。このときには、反射透過板46の金属板12
に設けられた微細な貫通孔13が目立たず、しかも貫通
孔13内に充填された発光部14が透明な状態を呈する
ので、反射透過板46の金属板12により金属調の装飾
効果を得ることができる。
【0045】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、第1
実施形態と同様、その紫外線領域の光が導光板15で導
かれて反射透過板46の下面全体に均一に照射される。
これにより、反射透過板46の金属板12に多数形成さ
れた貫通孔13内の発光部14に紫外線領域の光が照射
され、この紫外線領域の光に発光部14が反応して有色
発光するので、図17(b)に示すように、反射透過板
46の全体を有色発光させることができ、この発光した
有色光が反射透過板46の上方を照明するので、反射透
過板46がバックライトとして機能し、これにより暗い
所でも液晶表示素子41に表示された時刻などの情報を
視認することができる。
【0046】このように、このデジタル式の腕時計によ
れば、金属板12に微細な貫通孔13を多数形成し、こ
の金属板12の各貫通孔13内に紫外線領域の光に反応
して有色発光する発光部14を充填し、これにより反射
透過板46を構成したので、金属板12により金属調の
装飾効果を得ることができると共に、この反射透過板4
6に紫外線領域の光が照射されると、金属板12に多数
形成された微細な貫通孔13内の発光部14が紫外線領
域の光に反応して有色発光することにより、反射透過板
46の上面全体を有色発光させることができ、これによ
り反射透過板46がバックライトとして機能して液晶表
示素子41を照明することができると共に、色彩性およ
び装飾性に優れたものを得ることができる。
【0047】[第7実施形態]次に、図18および図1
9を参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した第
7実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図
4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付
して説明する。この指針式の腕時計は、微細な貫通孔1
3が多数形成された金属板12の下面に発光部材51を
配置して文字板50を構成した構造で、これ以外は第1
実施形態とほぼ同じ構造になっている。すなわち、この
文字板50の発光部材51は、紫外線領域の光に反応し
て有色発光し、紫外線領域の光が照射されないときに透
明な状態を呈するもので、シート状に形成され、金属板
12の下面全域に配置されている。
【0048】また、文字板50の金属板12に形成され
た貫通孔13は、図19に示すように、その上面側に位
置する孔部13aの孔径が下面側に位置する孔部13b
の孔径よりも小さく形成され、これにより第1実施形態
と同様、貫通孔13が目立たないように構成されてい
る。また、文字板50の下面側つまり発光部材51の下
面側には、第1実施形態と同様、導光板15が配置され
ており、この導光板15の側面には、紫外線領域の光を
発光する紫外線発光素子16が対向して配置されてい
る。さらに、この文字板50の上方には、第1実施形態
と同様、指針11が運針可能に配置されており、金属板
12の上面における周縁部には、時字18が設けられて
いる。
【0049】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない室内などの明るい所では、時計ガ
ラス2を通して外部光が腕時計ケース1内に採り込ま
れ、この採り込まれた外部光で文字板50が照明される
と、文字板50の金属板12に設けられた微細な貫通孔
13を外部光が透過するが、この外部光は紫外線領域の
光をほとんど含んでいないため、発光部材51は外部光
が照射されても透明な状態を呈する。このため、貫通孔
13が目立たず、貫通孔13によって文字板50が視認
性の影響を受けず、金属板12により金属調の装飾効果
を得ることができると共に、図3に示した第1実施形態
のように、時計ガラス2を通して文字板50の時字18
および指針11を見ることができるので、通常の指針式
の腕時計と同様に時刻を知ることができる。
【0050】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、その
紫外線領域の光が導光板15で導かれ、この導かれた紫
外線領域の光が導光板15の上面全体からほぼ均一に出
射されて発光部材51の下面全体に均一に照射される。
これにより、発光部材51が紫外線領域の光に反応して
有色発光し、その有色光が金属板12の貫通孔13を透
過するので、図4に示した第1実施形態のように、文字
板50の上面全体を有色発光させることができ、この透
過した有色光が文字板50の上方を照明するので、第1
実施形態と同様、暗い所でも時刻を視認することができ
ると共に、色彩性および装飾性に優れたものが得られ
る。
【0051】なお、上記第7実施形態では、文字板50
の下面に導光板15を配置し、この導光板15の側面に
紫外線発光素子16を対向させて配置したが、これに限
らず、例えば図20に示す第1変形例のように、紫外線
発光素子16を見切り部材20に配置して文字板50の
上面側から紫外線領域の光を照射するように構成しても
良い。この場合には、第2実施形態と同様、指針11お
よび時字18にも発光部22、23が設けられているこ
とが望ましい。このような構造にすれば、紫外線発光素
子16で発光した紫外線領域の光が文字板50の上面に
照射されると、その光が金属板12の微細な貫通孔13
を透過して発光部材51に照射され、これにより発光部
材51が紫外線領域の光に反応して有色発光し、この発
光した有色光が再び金属板12の貫通孔13を透過して
文字板50の上方に出射されるので、第2実施形態とほ
ぼ同様の作用効果がある。
【0052】また、上記第7実施形態では、指針式の腕
時計に適用したが、これに限らず、例えば図21に示す
第2変形例のように、デジタル式の腕時計にも適用する
ことができる。この場合には、第6実施形態と同様、液
晶表示素子41の反射透過板46を、微細な貫通孔13
が設けられた金属板12と、この金属板12の下面に配
置された発光部材51とで構成し、この反射透過板46
の下面に導光板15を配置し、この導光板15の側面に
紫外線発光素子16を対向させて配置すれば良い。この
ような構造にすれば、紫外線発光素子16で発光した紫
外線領域の光が導光板15で導かれて反射透過板46の
発光部材51に照射されると、発光部材51が有色発光
し、この有色光が金属板12の貫通孔13を透過して液
晶表示素子41を照明するので、第6実施形態と同様の
作用効果がある。
【0053】[第8実施形態]次に、図22および図2
3を参照して、この発明を携帯電話機に適用した第8実
施形態について説明する。なお、図16および図17に
示された第6実施形態と同一部分には同一符号を付して
説明する。この携帯電話機は、図22に示すように、合
成樹脂製の機器ケース60を備えている。この機器ケー
ス60は、上ケース61と下ケース62とを接合した構
造になっている。この場合、上ケース61の上面におけ
る上辺部側には、透明な保護ガラス63が上ケース61
に設けられた開口部に装着されており、この上ケース6
1の上面における下辺部側には、電話機能に必要な各種
のキー釦64が設けられている。また、この機器ケース
60の上端部には、アンテナ65が出没可能に取り付け
られている。
【0054】一方、機器ケース60の内部には、図23
に示すように、電話機能用のモジュール66が収納され
ている。このモジュール66は、ハウジング67に液晶
表示素子41が保護ガラス63に対応して設けられてい
るほか、電話機能に必要な各種の部品を備えた構造にな
っている。すなわち、液晶表示素子41は、第6実施形
態と同様、上下一対の透明な電極基板42、43間に液
晶(図示せず)を封入し、上側の電極基板42の上面お
よび下側の電極基板43の下面にそれぞれ偏光板44、
45を設け、下側の偏光板45の下面に反射透過板46
を設けた構造で、一対の電極基板42、43間に電圧を
選択的に印加することにより、電話機能に必要な情報を
表示するように構成されている。
【0055】この液晶表示素子41の反射透過板46
は、第6実施形態と同様、金属板12に微細な貫通孔1
3を多数形成し、これら貫通孔13内に発光部14を設
けた構造になっている。また、この液晶表示素子41の
下面側つまり反射透過板46の下面側には、第6実施形
態と同様、導光板15が配置されており、この導光板1
5の側面には、紫外線領域の光を発光する紫外線発光素
子16が対向して配置されている。さらに、この液晶表
示素子41は、インターコネクタ47によってハウジン
グ67に配置された回路基板68と電気的に接続された
状態で支持されている。
【0056】このような携帯電話機によれば、第6実施
形態と同様、紫外線領域の光がほとんど当らない室内な
どの明るい所では、保護ガラス63を通して外部光が機
器ケース60内に採り込まれるので、液晶表示素子41
に表示された時刻などの情報を見ることができる。すな
わち、保護ガラス63を透過して機器ケース60内に入
射した外部光は、液晶表示素子41の上側偏光板44か
ら一対の電極基板42、43および下側偏光板45を透
過して反射透過板46により反射され、この反射された
光が再び上記と逆の光路を経て保護ガラス63から外部
に出射されるので、第6実施形態の図17(a)に示し
たように、液晶表示素子41に表示された情報を機器ケ
ース60の外部から保護ガラス63を通して見ることが
できる。このときには、反射透過板46の金属板12に
設けられた微細な貫通孔13が目立たず、しかも貫通孔
13内に充填された発光部14が透明な状態を呈するの
で、反射透過板46の金属板12により金属調の装飾効
果を得ることができる。
【0057】また、紫外線領域の光がほとんど当らない
室内などで、紫外線発光素子16を発光させると、第6
実施形態と同様、その紫外線領域の光が導光板15で導
かれて反射透過板46の下面全体に均一に照射される。
これにより、反射透過板46の金属板12に多数形成さ
れた貫通孔13内の発光部14に紫外線領域の光が照射
され、この紫外線領域の光に発光部14が反応して有色
発光するので、第6実施形態の図17(b)に示したよ
うに、反射透過板46の全体を有色発光させることがで
き、この発光した有色光が反射透過板46の上方を照明
するので、反射透過板46がバックライトとして機能
し、これにより暗い所でも液晶表示素子41に表示され
た情報を視認することができる。
【0058】このように、この携帯電話機においても、
金属板12に微細な貫通孔13を多数形成し、この金属
板12の各貫通孔13内に紫外線領域の光に反応して有
色発光する発光部14を充填し、これにより反射透過板
46を構成したので、金属板12により金属調の装飾効
果を得ることができると共に、この反射透過板46に紫
外線領域の光が照射されると、金属板12に多数形成さ
れた微細な貫通孔13内の発光部14が紫外線領域の光
に反応して有色発光することにより、反射透過板46の
上面全体を有色発光させることができ、これにより反射
透過板46がバックライトとして機能して液晶表示素子
41を照明することができると共に、色彩性および装飾
性に優れたものを得ることができる。
【0059】なお、上記第8実施形態では、反射透過板
46の金属板12に形成された多数の貫通孔13のすべ
てに発光部14を充填したが、これに限らず、例えば第
3実施形態と同様、金属板12に多数形成された貫通孔
13のうち、発光部14が充填された充填孔部26と、
発光部14が充填されていない非充填孔部27とを交互
に設けた構造でも良く、また第7実施形態と同様、金属
板12に微細な貫通孔12を多数形成し、この金属板1
2の下面にシート状の発光部材51を配置した構造でも
良い。いずれの場合にも、第8実施形態とほぼ同様の作
用効果がある。また、上記第8実施形態では、文字板5
0の下面に導光板15を配置し、この導光板15の側面
に紫外線発光素子16を対向させて配置したが、これに
限らず、例えば図5に示した第2実施形態と同様、紫外
線発光素子16を見切り部材20に配置して液晶表示素
子41の上面側から紫外線領域の光を照射するように構
成しても良い。このような構造でも、第8実施形態とほ
ぼ同様の作用効果がある。
【0060】また、上記第1〜第8実施形態およびその
変形例では、発光素子として、紫外線領域の光を発光す
る紫外線発光素子16を用い、且つ発光部として、紫外
線発光素子16で発光した紫外線領域の光に反応して有
色発光する発光部14、22、23、または発光部材5
1を用いた場合について述べたが、これに限らず、発光
素子として、波長が780nm以上の赤外線領域の光を
発光する赤外線発光素子を用い、且つ発光部として、波
長が780nm以上の赤外線に反応して有色発光する発
光部を用いた構造でも良い。このような構造でも、赤外
線が人間の目に見えないので、上記第1〜第8実施形態
と同様の作用効果がある。
【0061】また、上記第1〜第8実施形態およびその
変形例では、金属板12の上面が平坦面に形成されてい
る場合について述べたが、これに限らず、例えば金属板
12の上面にホーニング加工やヘアーライン加工などの
目付け加工を施すことにより、放射状模様、同心円状模
様、格子状模様などの凹凸模様を形成しても良い。この
ように構成すれば、単純な金属調の装飾効果のほかに、
目付け加工による模様をも表現することができ、より一
層、装飾性に優れたものを得ることができる。さらに、
上記第1〜第8実施形態およびその変形例では、腕時計
または携帯電話機に適用した場合について述べたが、こ
れに限らず、例えば電子手帳、電子辞書、携帯端末機、
パソコン、印刷機などの各種の電子機器、または自動車
の計器類などの各種機器、あるいはそれらの各部品に広
く適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、金属板に微細な貫通孔を多数形成し、こ
れら貫通孔内に特定波長領域の光に反応して有色発光す
る発光部充填し、これにより光透過型金属部材を構成し
たので、金属板に特定波長領域の光が照射されると、金
属板の貫通孔内に充填された発光部が特定波長領域の光
に反応して有色発光するので、金属板全体を有色発光さ
せることができ、これにより金属板で金属感を得ること
ができると共に、色彩性および装飾性に優れたものを得
ることができる。
【0063】また、請求項3に記載の発明によれば、微
細な貫通孔が多数形成された金属板の裏面側に、特定波
長領域の光に反応して有色発光する発光部を配置し、こ
れにより光透過型金属部材を構成したので、発光部にそ
の裏面側から特定波長領域の光が照射された場合には、
発光部が特定波長領域の光に反応して有色発光し、この
有色発光が金属板の微細な貫通孔を通して金属板の表面
側に出射され、また金属板の表面側に特定波長領域の光
が照射された場合には、金属板の微細な貫通孔を通して
発光部に照射され、これにより発光部が特定波長領域の
光に反応して有色発光し、その有色光が再び金属板の微
細な貫通孔を通して金属板の表面側に出射されるので、
いずれの場合にも、金属板により金属感を得ることがで
きる共に、金属板全体を有色発光させることができ、こ
れにより色彩性および装飾性に優れたものを得ることが
できる。
【0064】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1または3に記載された前記光透過型金属部材に特
定波長領域の光を照射する発光素子を備えた発光装置で
あるから、紫外線領域や赤外線領域などの特定波長領域
の光を発光素子により光透過型金属部材に照射すること
ができ、このため金属板で金属感を得ることができると
共に、光透過型金属部材の金属板全体を有色発光させる
ことができ、これにより色彩性および装飾性にも優れた
ものを得ることができる。
【0065】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
に記載された前記発光装置を収納する機器ケースと、こ
の機器ケース内における光透過型金属部材の上側に配置
された表示部材とを備えた電子機器であるから、発光装
置の発光素子を発光させて特定波長領域の光を光透過型
金属部材に照射させると、光透過型金属部材の発光部が
特定波長領域の光に反応して有色発光するので、光透過
型金属部材の金属板により金属感を得ることができると
共に、金属板全体を有色発光させることができ、これに
より色彩性および装飾性に優れたものを得ることができ
るほか、特に金属板全体の有色発光により表示部材を照
明することができ、暗い所でも表示部材を視認すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を指針式の腕時計に適用した第1実施
形態を示した要部の拡大断面図。
【図2】図1の文字板の要部の拡大断面図。
【図3】図1の文字板に紫外線領域の光を照射しない場
合の表示状態を示した図。
【図4】図1の文字板に紫外線発光素子を照射した場合
の表示状態を示した図。
【図5】この発明を指針式の腕時計に適用した第2実施
形態を示した要部の拡大断面図。
【図6】図2の文字板に紫外線領域の光を照射した場合
の表示状態を示した図。
【図7】この発明を指針式の腕時計に適用した第3実施
形態を示した要部の拡大断面図。
【図8】図7の文字板の要部の拡大断面図。
【図9】図7の文字板に紫外線領域の光を照射しない場
合の表示状態を示した図。
【図10】図7の文字板に紫外線領域の光を照射した場
合の表示状態を示した図。
【図11】この発明を指針式の腕時計に適用した第4実
施形態を示した要部の拡大断面図。
【図12】図11の文字板に紫外線領域の光を照射しな
い場合の表示状態を示した図。
【図13】図11の文字板に紫外線領域の光を照射した
場合の表示状態を示した図。
【図14】この発明を指針式の腕時計に適用した第5実
施形態を示した要部の拡大断面図。
【図15】図14の文字板に紫外線領域の光を照射した
場合の表示状態を示した図。
【図16】この発明をデジタル式の腕時計に適用した第
6実施形態を示した要部の拡大断面図。
【図17】図16の腕時計の表示状態を示し、(a)は
紫外線領域の光を照射しない場合の表示状態を示した
図、(b)は紫外線領域の光を照射した場合の表示状態
を示した図。
【図18】この発明を指針式の腕時計に適用した第7実
施形態を示した要部の拡大断面図。
【図19】図18の文字板の要部の拡大断面図。
【図20】第7実施形態の第1変形例を示した要部の拡
大断面図。
【図21】第7実施形態の第2変形例を示した要部の拡
大断面図。
【図22】この発明を携帯電話機に適用した第8実施形
態を示した斜視図。
【図23】図22のA−A矢視における拡大断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 2 時計ガラス 4、40 時計モジュール 10、25、30、35、50 文字板 11 指針 12 金属板 13 貫通孔 14、22、23 発光部 15 導光板 16 紫外線発光素子 26 充填孔部 27 非充填孔部 31、36 第1文字板 32、37 第2文字板 41 液晶表示素子 46 反射透過板 51 発光部材 60 機器ケース 63 保護ガラス 66 モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA06 AB02 AC01 EA01 EA02 EF01 EH04 2H091 FA23Z FA41Z LA30 MA10 5C096 AA01 AA15 BA04 CA03 CA12 CA24 CB07 CC02 CD02 CD53 EA03 FA05 FA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細な貫通孔が多数形成された金属板と、 この金属板の前記貫通孔内に充填され且つ特定波長領域
    の光に反応して有色発光する発光部とを備えたことを特
    徴とする光透過型金属部材。
  2. 【請求項2】前記金属板に多数形成された前記貫通孔
    は、その内部に前記発光部が充填された充填孔部と、前
    記発光部が充填されていない非充填孔部とからなること
    を特徴とする請求項1に記載の光透過型金属部材。
  3. 【請求項3】微細な貫通孔が多数形成された金属板と、 この金属板の裏面側に配置され且つ特定波長領域の光に
    反応して有色発光する発光部とを備えたことを特徴とす
    る光透過型金属部材。
  4. 【請求項4】前記特定波長領域の光は、紫外線領域の光
    と赤外線領域の光とのいずれかであることを特徴とする
    請求項1または3に記載の光透過型金属部材。
  5. 【請求項5】請求項1または3に記載された前記光透過
    型金属部材に前記特定波長領域の光を照射する発光素子
    を備えたことを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】前記発光素子は、前記光透過型金属部材の
    裏面側に配置された導光板の側面に対応して配置されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載された前記発光装置を収納
    する機器ケースと、この機器ケース内における前記光透
    過型金属部材の上側に配置された表示部材とを備えたこ
    とを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】前記発光装置の前記光透過型金属部材は時
    計の文字板であり、前記表示部材は前記文字板の上方を
    運針する指針であることを特徴とする請求項7に記載の
    電子機器。
  9. 【請求項9】前記表示部材は液晶表示素子であり、前記
    発光装置の前記光透過型金属部材は前記液晶表示素子の
    反射透過板であることを特徴とする請求項7に記載の電
    子機器。
JP2002047363A 2002-02-25 2002-02-25 電子機器 Expired - Fee Related JP4048794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047363A JP4048794B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047363A JP4048794B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003248445A true JP2003248445A (ja) 2003-09-05
JP4048794B2 JP4048794B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=28660440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002047363A Expired - Fee Related JP4048794B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4048794B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220516A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Citizen Seimitsu Co Ltd 時計用表示板
EP1870786A1 (fr) * 2006-06-23 2007-12-26 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Pièce d'horlogerie munie d'un dispositif d'éclairage comprenant une diode électroluminescente
EP1918793A1 (fr) * 2006-11-03 2008-05-07 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Pièce d'horlogerie munie d'un dispositif d'éclairage comprenant une diode électroluminescente ultraviolette
JP2009539142A (ja) * 2006-06-02 2009-11-12 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド ビアパターンで穿孔された材料を構造的に薄くするための方法
US8394301B2 (en) 2006-06-02 2013-03-12 Electro Scientific Industries, Inc. Process for forming panel with an optically transmissive portion and products related thereto
US9568167B2 (en) 2006-06-02 2017-02-14 Electro Scientific Industries, Inc. Products with a patterned light-transmissive portion
CN109507862A (zh) * 2017-09-15 2019-03-22 卡西欧计算机株式会社 显示部件以及钟表
JP2023010506A (ja) * 2021-07-09 2023-01-20 宏裕汽車股▲ふん▼有限公司 微孔マトリクスを有する透光金属パネル及び透光金属パネルを有する発光装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220516A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Citizen Seimitsu Co Ltd 時計用表示板
JP2009539142A (ja) * 2006-06-02 2009-11-12 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド ビアパターンで穿孔された材料を構造的に薄くするための方法
US8394301B2 (en) 2006-06-02 2013-03-12 Electro Scientific Industries, Inc. Process for forming panel with an optically transmissive portion and products related thereto
US8450640B2 (en) 2006-06-02 2013-05-28 Electro Scientific Industries, Inc. Panel with micro-hole pattern in a structurally thin portion
US9568167B2 (en) 2006-06-02 2017-02-14 Electro Scientific Industries, Inc. Products with a patterned light-transmissive portion
EP1870786A1 (fr) * 2006-06-23 2007-12-26 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Pièce d'horlogerie munie d'un dispositif d'éclairage comprenant une diode électroluminescente
EP1918793A1 (fr) * 2006-11-03 2008-05-07 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Pièce d'horlogerie munie d'un dispositif d'éclairage comprenant une diode électroluminescente ultraviolette
WO2008052989A2 (fr) 2006-11-03 2008-05-08 Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse Pièce d'horlogerie munie d'un dispositif d'éclairage comprenant une diode électroluminescente ultraviolette
US8169858B2 (en) 2006-11-03 2012-05-01 Eta Sa Manufacture Horlogère Suisse Timepiece fitted with a lighting device comprising an ultraviolet light-emitting diode
CN109507862A (zh) * 2017-09-15 2019-03-22 卡西欧计算机株式会社 显示部件以及钟表
CN109507862B (zh) * 2017-09-15 2023-12-08 卡西欧计算机株式会社 显示部件以及钟表
JP2023010506A (ja) * 2021-07-09 2023-01-20 宏裕汽車股▲ふん▼有限公司 微孔マトリクスを有する透光金属パネル及び透光金属パネルを有する発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4048794B2 (ja) 2008-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI246621B (en) Electronic apparatus and liquid crystal display device for irradiating ultraviolet ray to luminescent layer
US7227599B2 (en) Display device and manufacturing method of the same
KR100634514B1 (ko) 조명장치 및 전자기기
TWI283138B (en) Ultraviolet ray emitting apparatus and electronic apparatus using ultraviolet ray emitting elements
JP4178937B2 (ja) 照明装置および電子機器
JP2003248445A (ja) 光透過型金属部材、これを用いた発光装置、および電子機器
KR20050046820A (ko) 자외선 방출소자를 포함하는 발광장치 및 이를 이용하는전자장치
JP3979076B2 (ja) 電子機器
JP3979070B2 (ja) 紫外線発光装置および電子機器
JPH09264969A (ja) 時 計
JP2003295794A (ja) 装飾装置およびこれを用いた電子機器
JP4000948B2 (ja) 電子機器
JP5793997B2 (ja) 発光表示装置及び電子機器
JP5029241B2 (ja) 電子機器
JP2004184197A (ja) 照明装置およびこれを用いた電子機器
JP2003162242A (ja) 発光装置および電子機器
JP2015222268A (ja) 発光表示装置及び電子機器
JP2003029677A (ja) 発光部品、およびこれを用いた電子機器
JP2003162240A (ja) 発光装置および電子機器
JP2007286075A (ja) 時計
JP2003177689A (ja) 発光表示装置および電子機器
JP2004069726A (ja) 表示装置およびそれを用いた電子機器
JPH11143414A (ja) 化粧部材
JP2003294863A (ja) 電子機器
JP2003248447A (ja) 発光装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060208

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4048794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees