JP2003177689A - 発光表示装置および電子機器 - Google Patents

発光表示装置および電子機器

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JP2003177689A
JP2003177689A JP2001378881A JP2001378881A JP2003177689A JP 2003177689 A JP2003177689 A JP 2003177689A JP 2001378881 A JP2001378881 A JP 2001378881A JP 2001378881 A JP2001378881 A JP 2001378881A JP 2003177689 A JP2003177689 A JP 2003177689A
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light
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position detecting
emitting element
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Application number
JP2001378881A
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Masato Ueno
正人 上野
Tadao Hirano
忠男 平野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子から出力される光に基づき所望する
ときに発光し、その発光輝度及び装飾性に優れた発光表
示を行う発光表示装置および電子機器を提供する。 【解決手段】 光透過性を有する位置検出部(タッチパ
ネル3)の下面に、紫外線を受光して有色発光する発光
部5を設け、その位置検出部の下方に配置した紫外線発
光素子14の出力に伴い発光部5を発光させ、その発光
光により位置検出部やその下方に配置された表示部(例
えば、文字板12、液晶表示素子18)を照射したり、
装飾したりする構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計、携帯電話
機、自動車の計器類などの各種の機器に適用される発光
表示装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器として、例えば、腕時計
においては、文字板や指針などの時計部品に夜光塗料な
どの蓄光塗料を印刷などにより部分的に塗布して蓄光部
を形成し、これにより明るい所で蓄光部が外部光を受け
てエネルギーを蓄え、暗い所で蓄光部が蓄えたエネルギ
ーにより発光するように構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記よ
うな蓄光部は、暗所においてその蓄光部の発光光により
その発光部分を視認できるように指示し、例えば、時刻
等を知らしめるためのものであり、その表示・指示のた
めの補助的な役割である場合が主であった。また、暗い
所で蓄光部が発光して時刻等を知ることはできるもの
の、使用者が所望するときに蓄光部を自由に発光させる
ことができないばかりかその発光輝度も十分ではなかっ
た。更に、蓄光部が発光するだけであるから、十分な装
飾効果が得られないという問題があった。
【0004】本発明の課題は、発光輝度及び装飾性に優
れる発光表示を行う発光表示装置及び電子機器を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、以下の様な構成要素を備えている。な
お、以下に示す構成要素には、括弧書きにより実施の形
態に対応する構成及び図面参照符号を記す。請求項1記
載の発明は、発光表示装置(例えば、時計モジュール
1)において、光透過性を有する位置検出部(例えば、
タッチパネル3)と、この位置検出部の下方に配置さ
れ、光を出力する発光素子(例えば、紫外線発光素子1
4)と、この発光素子から出力された光を受光して有色
発光する発光部(例えば、発光部5)と、前記位置検出
部の下方に配置された表示部(例えば、文字板12、液
晶表示素子18)と、を備え、前記発光部は、前記位置
検出部と前記表示部のうち少なくとも一方に設けられて
いることを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、位置検出部
の下方に配置された発光素子から出力された光を受光し
て有色発光する発光部が、位置検出部と、位置検出部の
下方に配置された表示部のうち少なくとも一方に設けら
れているので、発光素子から出力される光に基づいて位
置検出部と表示部のうち少なくとも一方に設けられてい
る発光部の発光により、位置検出部と表示部のうち少な
くとも一方を効果的に光照射させることができる。これ
により、より装飾性に優れた発光表示を行うことができ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
光表示装置において、前記発光素子から出力された光を
導入し、この導入された光を前記発光部に向けて照射さ
せる導光板(例えば、導光板13)を、更に備えること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発
光素子から出力された光を導入し、この導入された光を
前記発光部に向けて照射させる導光板を更に備えている
ので、発光素子から出力された光をより効果的に発光部
に照射することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
光表示装置において、前記発光素子は、前記導光板の側
部(例えば、側部13a)に配置されていることを特徴
とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発
光素子は、導光板の側部に配置されているので、発光素
子から出力された光をより効率的に導光板に導入して発
光部に照射することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の発光表示装置において、前記発光部は、前
記位置検出部の下面に形成されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、発光部は、位置検出部の下面に形成されて
いるので、発光部が発光した際、この発光光により位置
検出部を照射し、これにより、より効果的で装飾性に優
れた発光表示を行うことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、発光表示装置(例
えば、時計モジュール1)において、光透過性を有する
位置検出部(例えば、タッチパネル3)と、この位置検
出部の下方に配置された表示部(例えば、文字板12、
液晶表示素子18)と、この位置検出部の下方に配置さ
れ、光を出力する発光素子(例えば、紫外線発光素子1
4)と、第1の表示パターン(例えば、表示パターン5
5)が形成され、前記発光素子から出力された光を受光
して有色発光する第1の発光部(例えば、発光部5)
と、前記位置検出部の下方に配置され、第2の表示パタ
ーン(例えば、表示パターン21a)が形成された発光
面を有する第2の発光部(例えば、EL素子21)と、
を備えることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、位置検出部
の下方に配置された発光素子から出力された光を受光し
て有色発光する第1の発光部には、第1の表示パターン
が形成されており、第2の発光部は、第2の表示パター
ンが形成された発光面を有しているので、第1の発光部
の発光と第2の発光部の発光に基づき、それぞれ第1の
表示パターン、第2の表示パターンを発現させることが
できる。従って、第1の発光部、第2の発光部の発光の
切り換えや組み合わせなどにより、様々な表示パターン
を発現させることができ、発光輝度および装飾性に優れ
た発光表示を行うことができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
光表示装置において、前記第1の発光部は、前記位置検
出部の下面に形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第
1の発光部は、位置検出部の下面に形成されているの
で、第1の発光部が発光した際、位置検出部のための発
光表示を行うことができる。従って、例えば、第1の発
光部に形成された表示パターンが、位置検出部における
入力キーを示すものであれば、その入力キーの発光表示
により入力動作を行うことができる。また、例えば、第
1の発光部に形成された表示パターンが、位置検出部の
下方に配置した表示部としての文字板における時字を示
すものであれば、その時字の発光表示により時字、時刻
を視認することができる。このように、第1の発光部に
形成された表示パターンに基づく発光表示を位置検出部
と表示部の何れかのためにすることができ、より効果的
な発光表示を行うことができる。
【0017】請求項7記載の発明は、発光表示装置(例
えば、時計モジュール1)において、光透過性を有する
位置検出部(例えば、タッチパネル3)と、この位置検
出部の下方に配置された表示部(例えば、文字板12、
液晶表示素子18)と、前記位置検出部の下方に配置さ
れ、紫外線を出力する紫外線発光素子(例えば、紫外線
発光素子14)と、第1の表示パターン(例えば、表示
パターン55A)が形成され、前記紫外線発光素子から
出力された紫外線を受光して有色発光する第1の発光部
(例えば、発光部5a)と、前記位置検出部の下方に配
置され、赤外線を出力する赤外線発光素子(例えば、赤
外線発光素子25)と、第2の表示パターン(例えば、
表示パターン55B)が形成され、前記赤外線発光素子
から出力された赤外線を受光して有色発光する第2の発
光部(例えば、発光部5b)と、を備えたことを特徴と
する。
【0018】請求項7記載の発明によれば、位置検出部
の下方に配置された紫外線発光素子から出力された紫外
線を受光して有色発光する第1の発光部には、第1の表
示パターンが形成されており、位置検出部の下方に配置
された赤外線発光素子から出力された赤外線を受光して
有色発光する第2の発光部には、第2の表示パターンが
形成されているので、紫外線発光素子と赤外線発光素子
の出力に基づき、それぞれ第1の発光部と、第2の発光
部とがそれぞれ有色発光して、それぞれ第1の表示パタ
ーン、第2の表示パターンを発現させることができる。
従って、第1の発光部、第2の発光部の発光の切り換え
や組み合わせなどにより、様々な表示パターンを発現さ
せることができ、発光輝度及び装飾性に優れた発光表示
を行うことができる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
光表示装置において、前記第1の発光部と前記第2発光
部のうち少なくとも一方は、前記位置検出部の下面に形
成されていることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第
1の発光部と第2発光部のうち少なくとも一方は、位置
検出部の下面に形成されているので、その発光部が発光
した際、位置検出部のための発光表示を行うことができ
る。従って、例えば、第1の発光部に形成された表示パ
ターンが、位置検出部における入力キーを示すものであ
れば、その入力キーの発光表示により入力動作を行うこ
とができる。また、例えば、第1の発光部に形成された
表示パターンが、位置検出部の下方に配置した表示部と
しての文字板における時字を示すものであれば、その時
字の発光表示により時字、時刻を視認することができ
る。このように、第1、第2の発光部に形成された表示
パターンに基づく発光表示を位置検出部と表示部の何れ
かのためにすることができ、より有効な発光表示として
利用することができる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1、5、7
の何れかに記載の発光表示装置を機器ケース(例えば、
時計ケース2)に備えたことを特徴とする電子機器(例
えば、腕時計100)。
【0022】請求項9記載の発明によれば、光透過性を
有する位置検出部の下方に設けられた発光素子と発光部
を有する発光表示装置を機器ケースに備えることによ
り、発光部の発光光に基づく照明や、発光部に形成され
た表示パターンの発現により、発光輝度及び装飾効果に
優れた電子機器を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明を腕時
計に適用した実施の形態を詳細に説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の腕時計を示した平
面図であり、図2は図1のII−II線における要部の拡大
断面図である。図1、2に示すように、この腕時計10
0には、発光表示装置である時計モジュール1を内部に
収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えられ、
時計ケース2の上部中央には時計モジュール1における
位置検出部としてのタッチパネル3がパッキン4を介し
て装着されている。また、タッチパネル3の下面には、
所定の光を受光して有色発光する発光部5が設けられて
いる。さらに、この時計ケース1の下面には、裏蓋6が
防水リング7を介して取り付けられており、時計モジュ
ール1と裏蓋6との間には、緩衝部材8が設けられてい
る。また、この時計ケース2の上部外周にはベゼル9が
設けられている。
【0024】時計モジュール1は、アナログ機能とデジ
タル機能のうち、少なくとも一方を備えたものであり、
図2にはその両方を備えたものを示している。図2に示
すように時計モジュール1には、上部ハウジング10と
下部ハウジング11とが備えられ、上部ハウジング10
の上面に表示部としての文字板12が配置され、その文
字板12の上面に導光板13が配置されている。その導
光板13の外周側面には、2つの紫外線発光素子14、
14が対向するように配置されている。また、上部ハウ
ジング10と下部ハウジング11との間には回路基板1
5が配置されている。時計モジュール1は、これら文字
板12、上部ハウジング10、回路基板15、および下
部ハウジング11が時計ケース2の中枠16に取り付け
られた構造になっている。また、上部ハウジング10に
は、アナログ指針機構17と、表示部としての液晶表示
素子18とが備えられており、下部ハウジング11に
は、例えば、アナログ指針機構17と液晶表示素子18
等が動作するための電池(図示せず)が組み込まれてい
る。
【0025】アナログ指針機構17は、文字板12に設
けられた軸孔12aからその上方に延びる指針軸19
と、この指針軸19に取り付けられた時針、分針などの
指針20とを備え、この指針20が文字板12の上方を
運針するように構成されている。液晶表示素子18は、
例えば、上下一対の透明な電極基板間に液晶を封入した
液晶セル18aの上面に上偏光板18b、液晶セル18
aの下面に下偏光板18cを設けたものであり、液晶セ
ル18aの一対の電極基板間に電圧を印加した状態に応
じて、時刻などの情報を表示するように構成されている
ものである。また、本実施の形態における液晶表示素子
18は、下偏光板18cに半透過タイプの偏光板を用い
た半透過型液晶表示素子であり、液晶表示素子18の下
面には発光部としてのEL(エレクトロルミネッセン
ス)素子21が配置されている。
【0026】タッチパネル3は、例えば、透明なガラス
基板3Aの上面に設けられた下部透明電極3aと、可撓
性を有する透明なフィルム3Bの下面に設けられた上部
透明電極3bとがスペーサー3cを介して向かい合った
抵抗膜式タッチパネルである。このように、タッチパネ
ル3は透明な部材で構成されており、光透過性を有する
ので、タッチパネル3を介し、その下方の時計モジュー
ル1を視認することができる。また、抵抗膜式タッチパ
ネルは、このフィルム3Bに指等が触れた際にフィルム
3Bが撓み、上部透明電極3bが下部透明電極3aに接
触したことにより、その接触位置を検出し、電気信号を
出力するように構成されたものである。
【0027】導光板13は、例えば、光透過性を有する
合成樹脂、特に透明な合成樹脂で形成されている。この
導光板13は、発光素子である紫外線発光素子14から
出力された紫外線を取り込み、その導入した紫外線を導
光するとともに導光板13全体より出射し、発光部5に
向けてその紫外線を照射するようになっている。また、
この導光板13の所定個所の側部13a、例えば、図1
に示すように12時と6時とに対応する個所の側部に
は、ブラックライトと呼ばれる紫外線発光素子14が配
置されている。紫外線発光素子14は、例えば波長が2
54〜420nm(ナノメートル)の紫外線、又は波長
が374〜389nmの紫外線、好ましくは365nm
付近の紫外線を発光する紫外線灯または紫外線発光ダイ
オード(LED)などで構成されている。
【0028】この紫外線発光素子14は、例えば、図3
に示すように、光出力部14aと、光出力部14aの底
面に設けられ、その一部が側面まで回り込んで延出され
た電極端子14bと、底面の略中央に備えられた緩衝材
14c等で構成されている。また、この紫外線発光素子
14は、図2に示すように、導光板13の外周側面部に
対向して配置されており、紫外線発光素子14から出力
された紫外線は、光透過性を有する導光板13に入射し
採り込まれ、導光される。導光された紫外線は導光板1
3全体より出射されるようになっている。このように、
紫外線発光素子14から出力された紫外線は導光板13
を介し、発光部5に照射されるので、紫外線発光素子1
4から離れた箇所の発光部5であっても、その紫外線を
受光し、発光することができる。また、紫外線発光素子
14は、例えば、12時と6時とに対応する個所に対角
線上に配置するようにしているので、効率よく紫外線が
発光部5に向けて照射される。
【0029】発光部5は、例えば、図2に示すように、
タッチパネル3の下面に設けられている。この発光部5
は、例えば、波長が350〜420nm、または254
〜365nmの紫外線に反応して有色発光し、紫外線が
照射されない通常状態のときに透明な状態を呈するもの
である。つまり、本実施の形態のように、発光部5がタ
ッチパネル3の下面の全面に設けられている場合におい
ても、通常状態では発光部5は透明な状態を呈している
ので、透明なタッチパネル3とともに発光部5を介して
その下方の時計モジュール1を視認することに支障がな
い。一方、紫外線発光素子14から直接出射される紫外
線や、導光板13を介して出射される紫外線に反応し
て、発光部5が有色発光すると、その発光色により腕時
計100は彩られる。さらに、暗所において時計モジュ
ール1を視認することが困難である場合に、紫外線発光
素子14から紫外線を出力し、発光部5を有色発光させ
れば、タッチパネル3の下面の全面に設けられている発
光部5の発光光により、タッチパネル3の下方に配置さ
れた表示部である文字板12や液晶表示素子18を視認
可能とすることができる。この発光部5の発光色は、緑
(または黄色)、青、赤の3色を基本として、様々な色
バリエーションがある。
【0030】また、本実施の形態において、紫外線発光
素子14は、図2に示すように、紫外線発光素子14に
当接するコンタクト部材22と、このコンタクト部材2
2を付勢するコイルばね23とで支持されて、固定され
ている。このコンタクト部材22は、紫外線発光素子1
4の電極端子14bに対応した一対の支持軸22a(図
2では一方のみを示す)を有しており、その支持軸22
aが電極端子14bに当接している。
【0031】コンタクト部材22は、導電性を有し、上
部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入さ
れるとともに、文字板12に設けられた貫通孔12bを
通され、文字板12の上方にその上端部が突出するよう
に配置される。この突出した上端部(一対の支持軸22
a)に紫外線発光素子14が当接されている。コイルば
ね23は、導電性を有し、上部ハウジング10に設けら
れた貫通孔10a内に挿入され、その下端部が回路基板
15に弾接し、上端部がコンタクト部材22の下端部に
弾接している。このように、紫外線発光素子14を弾性
的に支持すると共に、コンタクト部材22およびコイル
ばね23を介して紫外線発光素子20と回路基板15と
を電気的に接続している。
【0032】このように、第1の実施の形態にかかる腕
時計100によれば、紫外線発光素子14から発せられ
た紫外線は、光透過性を有する導光板13に採り込ま
れ、採り込まれた紫外線が導光板13の全面から出射さ
れ、タッチパネル3の下面に設けられた発光部5を照射
することができるので、所望するときに紫外線発光素子
14を発光させて発光部5を自由に有色発光させること
ができる。特に、発光部5はタッチパネル3の下面全面
に設けられているので、暗所にて発光部5を発光させる
ことで、その発光光がタッチパネル3の下方に配置され
た表示部である文字板12や液晶表示素子18等を照ら
す照明光となり、その照明光により照射した表示部等を
視認することができる。
【0033】また、上記第1の実施の形態における導光
板13と紫外線発光素子14の配置位置は、文字板12
の上面に備える構成にしたが、これに限らず、例えば、
図4に示すような構成にしてもよい。
【0034】具体的には、例えば、図4に示された第1
の変形例のように、導光板13を液晶表示素子18とE
L素子21との間に配置し、その導光板13の外周側面
に対向するように紫外線発光素子14を配置するように
してもよい。紫外線発光素子14から出力され導光板1
3を介し出射された紫外線は、液晶表示素子18と文字
板12を介し、発光部5に照射され、発光部5を発光さ
せる。このような配置構造でも、図2に示す配置構造の
ものと同様の作用効果が得られる。この場合、文字板1
2により紫外線が遮断されるのを防止するため、文字板
12を透明な合成樹脂等による透明な部材とするか、文
字板12に紫外線を通過させる微細孔を設けるようにす
ることが好ましい。
【0035】また、上記第1の実施の形態における発光
部5は、タッチパネル3の下面全面に設ける構成にした
が、これに限らず、例えば、図5に示すような構成にし
てもよい。
【0036】具体的には、例えば、図5(a)に示され
た第2の変形例のように、発光部5の発光によりタッチ
パネル3の下面の一部に文字や記号、或いは図柄を構成
するように発光部5を設けてもよい。このような構成で
設けられた発光部5が発光することにより、その発光部
5が文字や記号や図柄として表示されることとなる。つ
まり、紫外線が照射されない通常状態では発光部5は透
明な状態を呈しているので、時計モジュール1に予め表
示されている表示のみ視認されるが、紫外線が照射され
発光部5が発光すると文字や記号や図柄が現れるので、
予め表示されている表示に重ねて、更に他の表示を行う
ことができる。特に、その発光部5が図柄として設けら
れている場合では、発光部5の発光に基づき現れる図柄
により装飾され、腕時計100の装飾性が向上する。
【0037】また、図5(b)に示された第3の変形例
のように、文字や記号等の表示を行う個所とは別に発光
部5を設ける構成とし、紫外線が照射され発光部5が発
光すると文字や記号等が「白抜き」表示されるようにし
てもよい。また、図5(c)に示された第4の変形例の
ように、発光色が異なる発光部5をその発光色毎に文字
や記号等の所望の表示を行うように、タッチパネル3の
下面の全面に設ける構成とし、紫外線が照射され発光部
5が発光すると文字や記号等が発光色毎に色分けされて
表示されるようにしてもよい。
【0038】また、上記第1の実施の形態における紫外
線発光素子14は、導光板13の外周側面に対向するよ
うに配置される構成にしたが、これに限らず、例えば、
図6、図7に示すような構成にしてもよい。
【0039】具体的には、例えば、図6に示された第5
の変形例のように、導光板13の内周側面に対向するよ
うに紫外線発光素子14を配置する構成にしてもよい。
このような配置構造でも、図2に示す配置構造のものと
同様の作用効果が得られる。なお、図6においては、2
つの紫外線発光素子14を相対する方向に向け配置して
いるが、所望する紫外線の照射効率が得られる限り、紫
外線発光素子14の数や配置方向は任意である。また、
図7に示された第6の変形例のように、指向性のない紫
外線発光素子14aを用いた場合は、導光板13の内周
側に紫外線発光素子14aを1つ配置する構成にしても
よい。このような指向性のない紫外線発光素子14aを
導光板13の内周、中心側に配置する構造でも、導光板
13の側面に向け紫外線を出力することができるので、
図2に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる
とともに、使用する発光素子を最小限にして効率的に紫
外線を発光部5に向けて照射することができる。
【0040】また、上記第1の実施の形態における腕時
計100において、紫外線発光素子14から出力される
紫外線を導入して、この導入された紫外線を発光部5に
向け照射する導光板13を備える構成にしたが、これに
限らず、例えば、図8、図9に示すような構成にしても
よい。
【0041】具体的には、例えば、図8に示された第7
の変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した
凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸
部2a上面と、タッチパネル3の下面との間に緩衝体2
4を介して、指針軸19方向に向けて紫外線を照射する
ように紫外線発光素子14を配置してもよい。このよう
に、発光部5が設けられているタッチパネル3の下面近
傍に紫外線発光素子14を配置し、発光部5へより近づ
けることで、紫外線発光素子14から出力される紫外線
を直接、発光部5に照射することができ、発光部5を発
光させることができる。よって、導光板13が必要な
く、部品点数を削減しつつ、図2に示す配置構造のもの
と同様の作用効果が得られる。
【0042】また、図9に示された第8の変形例のよう
に、液晶表示素子18の下面に対向するように紫外線発
光素子14を配置し、上方に向けて紫外線が照射される
ようにしてもよい。紫外線発光素子14から出力された
紫外線は上方に向け出射されるので、液晶表示素子18
と文字板12を介し、発光部5に照射され、発光部5を
発光させることができる。よって、導光板13が必要な
く、部品点数を削減しつつ、図2に示す配置構造のもの
と同様の作用効果が得られる。この場合、文字板12に
より紫外線が遮断されるのを防止するため、文字板12
を透明な合成樹脂等による透明な部材とするか、文字板
12に紫外線を通過させる微細孔を設けるようにするこ
とが好ましい。
【0043】なお、第1の実施の形態における腕時計1
00において、液晶表示素子18の下偏光板18cは半
透過タイプの偏光板を用いた半透過型液晶表示素子であ
るので、液晶表示素子18の下面にはバックライトとし
てのEL素子21を配置したが、下偏光板18cとして
透過タイプの偏光板を用い、さらに反射板を用いた反射
型液晶表示素子であれば、EL素子21を配置する必要
はない。
【0044】〔第2の実施の形態〕次に、図10〜14
を参照して、本発明を腕時計に適用した第2の実施の形
態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部
分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明す
る。
【0045】図10は本実施の形態における腕時計のタ
ッチパネル3を示した平面図である。図11は本実施の
形態の腕時計におけるタッチパネル3を含む時計モジュ
ール1の断面を模式的に示した図である。図11、14
に示されるように、タッチパネル3の下面に表示パター
ン55としての文字や記号、例えば、カタカナ文字55
a、括弧記号55b、矢印記号55c、機能文字55d
の形状に発光部5が設けられている。また、図11、1
2、13に示されるように、EL素子21の上面に表示
パターン21aとしての文字や記号、例えば、数字21
aa、四則演算記号21ab、機能文字21acが光遮
断性を有する印刷や塗装などにより設けられている。こ
の印刷や塗装された部分は光遮断性を有するので、EL
素子21が発光した際に、その部分からは光が発せられ
ず、印刷や塗装などにより設けられた文字や記号の表示
パターン21aが影として表示される。
【0046】図12は、EL素子21の上面に表示パタ
ーン21aとしての文字や記号、例えば、数字21a
a、四則演算記号21ab、機能文字21acを、光遮
断性を有する印刷や塗装などにより設けたEL素子21
を示した平面図であり、図13は、そのEL素子21を
発光させ、表示パターン21aとしての文字や記号、例
えば、数字21aa、四則演算記号21ab、機能文字
21acが影として表示されたタッチパネル3の平面図
である。ここで、EL素子21の発光により表示された
表示パターン21aとしての文字や記号、例えば、数字
21aa、四則演算記号21ab、機能文字21acの
個所は、タッチパネル3におけるその数字や四則演算記
号等の各入力キーに対応して設けられている。つまり、
EL素子21を発光させていないときは、タッチパネル
3は単に時計モジュール1の窓部に過ぎないが、EL素
子21を発光させ、各入力キーである個所に対応して表
示パターン21aとしての文字や記号、例えば、数字2
1aa、四則演算記号21ab、機能文字21acが表
示されると、タッチパネル3はその入力キーに応じた計
算機能動作を行うための入力部となる。
【0047】また、このような構成の時計モジュール1
(図11)において、紫外線発光素子14から紫外線を
出力すると、この時計モジュール1におけるタッチパネ
ル3の下面に設けられた、表示パターン55としての文
字や記号、例えば、カタカナ文字55a、括弧記号55
b、矢印記号55c、機能文字55dの形状に発光部5
が発光し、図14に示されるタッチパネル3の平面図の
ような表示がされることとなる。この場合においても、
発光部5の発光により表示された表示パターン55とし
ての文字や記号、例えば、カタカナ文字55a、括弧記
号55b、矢印記号55c、機能文字55dの個所は、
タッチパネル3におけるそのカタカナ文字や矢印記号等
の各入力キーに対応して設けられている。つまり、紫外
線発光素子14から紫外線を出力せず、発光部5を発光
させていないときは、タッチパネル3は単に時計モジュ
ール1の窓部に過ぎないが、発光部5を発光させ、各入
力キーである個所に対応してカタカナ文字や矢印記号等
が表示されると、タッチパネル3はその入力キーに応じ
た文字入力動作を行うための入力部となる。
【0048】このように、第2の実施の形態にかかる腕
時計によれば、タッチパネル3における入力キーは、所
望するときのみEL素子21の発光や、紫外線発光素子
14の出力に伴う発光部5の発光により表示される。つ
まり、EL素子21の上面に設けられた文字や記号等
は、タッチパネル3におけるその文字や記号等の各入力
キーに対応させ、光遮断性を有する印刷や塗装などによ
り施されているので、EL素子21が発光した際に、そ
の部分からは光が発せられず、その文字や記号が影とし
て表示される。よって、各入力キーの表示を所望する際
に、EL素子21を発光させることで文字や記号の表示
を行うことができる。また、タッチパネル3の下面に設
けられた文字や記号等は、タッチパネル3におけるその
文字や記号等の各入力キーに対応させ、紫外線を受光し
発光する発光部5により施されているので、紫外線を受
光した際に、その文字や記号が発光表示される。よっ
て、各入力キーの表示を所望する際には、紫外線発光素
子14から紫外線を出力させることにより行うことがで
きる。
【0049】また、この第2の実施の形態にかかる腕時
計のタッチパネル3における入力キーは、所望するとき
のみEL素子21の発光や、紫外線発光素子14の出力
に伴う発光部5の発光により表示されるので、通常状態
ではタッチパネル3は、その下方が視認可能な状態でそ
の内部を保護する透明な窓部としてのみ機能する。ま
た、この入力キーは、EL素子21と紫外線発光素子1
4からの出力により表示されるので、どちらか一方を出
力させてそれに応じた入力キーのみを表示することは勿
論、両方を同時に出力し、両方の入力キーを同時に表示
することもできる。
【0050】〔第3の実施の形態〕次に、図15〜21
を参照して、本発明を腕時計に適用した第3の実施の形
態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部
分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明す
る。
【0051】図15は本実施の形態における腕時計を示
した平面図であり、図16は図15のXVI−XVI線におけ
る拡大断面図である。図15、16に示されるように、
この腕時計200の12時に対応する個所には紫外線発
光素子14が、6時に対応する個所には赤外線発光素子
25が配置されている。また、図17(b)、図18
(b)、図19(b)に示されるように、タッチパネル
3の下面には、紫外線発光素子14から出力される紫外
線に反応し有色発光する表示パターン55Aとしての発
光部5aと、赤外線発光素子25から出力される赤外線
に反応し有色発光する表示パターン55Bとしての発光
部5bとが設けられている。これら発光部5a、5b
は、それぞれ紫外線発光素子14から出力される紫外線
と、赤外線発光素子25から出力される赤外線とに基づ
き発光するので、その一方の発光素子の出力による発光
により一方の表示のみを行うことは勿論、両方の発光素
子の出力により同時に発光し、両方の表示を同時に行う
こともできる。具体的には、例えば、図17に示すよう
に、紫外線発光素子14から紫外線のみを出力した場
合、紫外線に反応し有色発光する発光部5aが表示パタ
ーン55Aとして形成されている「A」55Aaと「三
角形」55Abが発光表示される。また、図18に示す
ように、赤外線発光素子25から赤外線のみを出力した
場合、赤外線に反応し有色発光する発光部5bが表示パ
ターン55Bとして形成されている「B」55Ba、
「C」55Bbと「円」55Bcが発光表示される。ま
た、図19に示すように、紫外線発光素子14と赤外線
発光素子25を同時に動作させると、表示パターン55
A、55Bである「A」55Aa、「B」55Ba、
「C」55Bbと「三角形」55Ab、「円」55Bc
が全て発光表示される。
【0052】なお、本実施の形態における、紫外線発光
素子14から出力される紫外線に反応し有色発光する表
示パターン55Aとしての発光部5aと、赤外線発光素
子25から出力される赤外線に反応し有色発光する表示
パターン55Bとしての発光部5bとによる表示の切り
換えに基づいても、第2の実施の形態において説明した
タッチパネル3における入力キーの表示の切り換えに用
いることができ、同様の作用効果が得られる。
【0053】また、本第3の実施の形態における、紫外
線発光素子14から出力される紫外線に反応し有色発光
する発光部5aと、赤外線発光素子25から出力される
赤外線に反応し有色発光する発光部5bとは、それぞれ
異なる表示パターンに基づく発光表示を行うばかりでな
く、例えば、図20、21に示す表示パターンの第1の
変形例のように、同一の表示パターン55を発光表示す
るために、各々の発光部5a、5bを同一の表示パター
ン55の表示域に設け、それぞれの発光に伴ったそれぞ
れの発光色により発光表示することもできる。また、そ
の同時の発光に伴いそれぞれの発光色の混合色による発
光表示を行うようにしてもよい。具体的には、図20に
示すように、図柄(例えば、人魚)の表示パターン55
Xの表示域に発光色が青色の発光部5aが設けられてい
る場合、紫外線発光素子14からの紫外線の出力に伴
い、発光部5aは青色を呈する発光表示を行う。また、
図21に示すのように、図柄(例えば、人魚)の表示パ
ターン55Xの表示域に発光色が赤色の発光部5bが設
けられている場合、赤外線発光素子25からの赤外線の
出力に伴い、発光部5bは赤色を呈する発光表示を行
う。さらに、紫外線発光素子14と赤外線発光素子25
とを同時の動作させることに伴いそれぞれの発光色であ
る青色と赤色の混合色である紫色で、図柄の表示パター
ン55Xの発光表示を行うことができる。なお、各発光
部5a、5bの発光色はどのような色でもよく、混合色
はそれら発光色の組み合わせにより様々な色の発光を行
うことができる。また、各々の発光部5a、5bを同一
の表示域に設けるということは、各々の発光部5a、5
bの発光に伴い、所望の表示パターンを発現することが
できるように、各発光部5a、5bを表示域に設けると
いうことである。例えば、それぞれの発光部5a、5b
をその表示域に、縞状、点状に混在するように設けると
いうことや、それぞれの発光部5a、5bをその表示域
全域に設けるように、層状に重ねて設けるということな
ど、所望の表示パターンを発現することができるのであ
れば、どのような態様であってもよい。
【0054】なお、以上の実施の形態においては、発光
部5はタッチパネル3の下面に設ける構成としたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、発光部5は、文
字板12、導光板13、液晶表示素子18、EL素子2
1、等の上面や下面など、発光部5の発光に基づき、所
望の効果が得られる個所であれば任意の個所でよい。ま
た、発光部5は、紫外線発光素子14や赤外線発光素子
25からの出力に応じて発光する発光部として蛍光体等
を構成するようにしてもよい。また、電子機器は腕時計
に限ったものでなく、携帯電話機、自動車の計器類な
ど、各種の電子機器であってもよい。また、タッチパネ
ルは、抵抗膜式タッチパネルに限らず、アナログ式、デ
ジタル式、静電容量式、赤外線走査方式、光学式等所望
の動作が行えるものであれば、どのような方式のタッチ
パネルでもよい。また、各表示パターン等も任意であ
り、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、位置検出
部の下方に配置された発光素子から出力された光を受光
して有色発光する発光部が、位置検出部と、位置検出部
の下方に配置された表示部のうち少なくとも一方に設け
られているので、発光素子から出力される光に基づいて
位置検出部と表示部のうち少なくとも一方に設けられて
いる発光部の発光により、位置検出部と表示部のうち少
なくとも一方を効果的に光照射させることができる。こ
れにより、より装飾性に優れた発光表示を行うことがで
きる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発
光素子から出力された光を導入し、この導入された光を
前記発光部に向けて照射させる導光板を更に備えている
ので、発光素子から出力された光をより効果的に発光部
に照射することができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発
光素子は、導光板の側部に配置されているので、発光素
子から出力された光をより効率的に導光板に導入して発
光部に照射することができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、発光部は、位置検出部の下面に形成されて
いるので、発光部が発光した際、この発光光により位置
検出部を照射し、これにより、より効果的で装飾性に優
れた発光表示を行うことができる。
【0059】請求項5記載の発明によれば、位置検出部
の下方に配置された発光素子から出力された光を受光し
て有色発光する第1の発光部には、第1の表示パターン
が形成されており、第2の発光部は、第2の表示パター
ンが形成された発光面を有しているので、第1の発光部
の発光と第2の発光部の発光に基づき、それぞれ第1の
表示パターン、第2の表示パターンを発現させることが
できる。従って、第1の発光部、第2の発光部の発光の
切り換えや組み合わせなどにより、様々な表示パターン
を発現させることができ、発光輝度および装飾性に優れ
た発光表示を行うことができる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第
1の発光部は、位置検出部の下面に形成されているの
で、第1の発光部が発光した際、位置検出部のための発
光表示を行うことができる。従って、例えば、第1の発
光部に形成された表示パターンが、位置検出部における
入力キーを示すものであれば、その入力キーの発光表示
により入力動作を行うことができる。また、例えば、第
1の発光部に形成された表示パターンが、位置検出部の
下方に配置した表示部としての文字板における時字を示
すものであれば、その時字の発光表示により時字、時刻
を視認することができる。このように、第1の発光部に
形成された表示パターンに基づく発光表示を位置検出部
と表示部の何れかのためにすることができ、より効果的
な発光表示を行うことができる。
【0061】請求項7記載の発明によれば、位置検出部
の下方に配置された紫外線発光素子から出力された紫外
線を受光して有色発光する第1の発光部には、第1の表
示パターンが形成されており、位置検出部の下方に配置
された赤外線発光素子から出力された赤外線を受光して
有色発光する第2の発光部には、第2の表示パターンが
形成されているので、紫外線発光素子と赤外線発光素子
の出力に基づき、それぞれ第1の発光部と、第2の発光
部とがそれぞれ有色発光して、それぞれ第1の表示パタ
ーン、第2の表示パターンを発現させることができる。
従って、第1の発光部、第2の発光部の発光の切り換え
や組み合わせなどにより、様々な表示パターンを発現さ
せることができ、発光輝度及び装飾性に優れた発光表示
を行うことができる。
【0062】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第
1の発光部と第2発光部のうち少なくとも一方は、位置
検出部の下面に形成されているので、その発光部が発光
した際、位置検出部のための発光表示を行うことができ
る。従って、例えば、第1の発光部に形成された表示パ
ターンが、位置検出部における入力キーを示すものであ
れば、その入力キーの発光表示により入力動作を行うこ
とができる。また、例えば、第1の発光部に形成された
表示パターンが、位置検出部の下方に配置した表示部と
しての文字板における時字を示すものであれば、その時
字の発光表示により時字、時刻を視認することができ
る。このように、第1、第2の発光部に形成された表示
パターンに基づく発光表示を位置検出部と表示部の何れ
かのためにすることができ、より有効な発光表示として
利用することができる。
【0063】請求項9記載の発明によれば、光透過性を
有する位置検出部の下方に設けられた発光素子と発光部
を有する発光表示装置を機器ケースに備えることによ
り、発光部の発光光に基づく照明や、発光部に形成され
た表示パターンの発現により、発光輝度及び装飾効果に
優れた電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した腕時計の第1の実施の形態を
示した平面図である。
【図2】図1のII−II線における要部の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明にかかる第1〜3の実施の形態に用いら
れる紫外線発光素子を示す図であり、(A)は正面図、
(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図4】本発明にかかる第1の実施の形態における第1
の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。
【図5】本発明にかかる第1の実施の形態における変形
例を示す発光部近傍の拡大断面図であり、(a)は第2
の変形例、(b)は第3の変形例、(c)は第4の変形
例である。
【図6】本発明にかかる第1の実施の形態における第5
の変形例を示す紫外線発光素子の配置概略図であり、
(a)は平面図、(b)はb−b線における断面側面図
である。
【図7】本発明にかかる第1の実施の形態における第6
の変形例を示す紫外線発光素子の配置概略図であり、
(a)は平面図、(b)はb−b線における断面側面図
である。
【図8】本発明にかかる第1の実施の形態における第7
の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。
【図9】本発明にかかる第1の実施の形態における第8
の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。
【図10】本発明にかかる第2の実施の形態におけるタ
ッチパネルを示した平面図である。
【図11】本発明にかかる第2の実施の形態におけるタ
ッチパネルを含む時計モジュールの断面を模式的に示し
た図である。
【図12】本発明にかかる第2の実施の形態におけるE
L素子の上面に表示パターンである数字や四則演算記号
等を設けた状態を示す平面図である。
【図13】図11、12のEL素子を発光させ、数字や
四則演算記号等が影として表示されたタッチパネルの表
示状態を示す平面図である。
【図14】本発明にかかる第2の実施の形態におけるタ
ッチパネルの下面に設けられた、表示パターンであるカ
タカナ文字や矢印記号の形状の発光部が発光表示された
状態を示す平面図である。
【図15】本発明にかかる第3の実施の形態における腕
時計を示す平面図である。
【図16】図15のXVI−XVI線における拡大断面図であ
る。
【図17】本発明にかかる第3の実施の形態におけるタ
ッチパネルにおいて、紫外線発光素子の出力に伴い、紫
外線に反応し有色発光する発光部が発光した状態を示す
概略平面図(a)と、概略側面図(b)である。
【図18】本発明にかかる第3の実施の形態におけるタ
ッチパネルにおいて、赤外線発光素子の出力に伴い、赤
外線に反応し有色発光する発光部が発光した状態を示す
概略平面図(a)と、概略側面図(b)である。
【図19】本発明にかかる第3の実施の形態におけるタ
ッチパネルにおいて、紫外線発光素子と赤外線発光素子
の出力に伴い、紫外線と赤外線に反応し、それぞれ有色
発光する発光部が発光した状態を示す概略平面図(a)
と、概略側面図(b)である。
【図20】本発明にかかる第3の実施の形態における表
示パターンの第1の変形例を示す概略図であり、紫外線
発光素子の出力に伴い、紫外線に反応し有色発光する発
光部が発光した状態を示す概略平面図である。
【図21】本発明にかかる第3の実施の形態における表
示パターンの第1の変形例を示す概略図であり、赤外線
発光素子の出力に伴い、赤外線に反応し有色発光する発
光部が発光した状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 時計モジュール(発光表示装置) 2 時計ケース(機器ケース) 3 タッチパネル(位置検出部) 5 発光部 5a 発光部 5b 発光部 12 文字板(表示部) 13 導光板 13a 側部 14 紫外線発光素子(発光素子) 17 アナログ指針機構 18 液晶表示素子(表示部) 21 EL素子(発光部) 21a 表示パターン 25 赤外線発光素子(発光素子) 55(55A、55B、55X) 表示パターン 100,200 腕時計(電子機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/033 350 G06F 3/033 350F Fターム(参考) 2F002 AA06 AB02 AB03 EH04 2H091 FA23Z FA42Z FA44Z FA45Z FD11 LA30 3D044 BA22 BA27 BD01 BD13 5B087 CC02 CC20 CC37 5C096 AA02 AA14 BA01 BA03 BA04 BB07 BC04 BC11 BC15 CA02 CA03 CA06 CA12 CA13 CA14 CA22 CA32 CB07 CC02 CC06 CC07 CC24 CC36 CD02 CD22 DC10 DC14 EA03 FA01 FA05 FA11 FA12 FA17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性を有する位置検出部と、 この位置検出部の下方に配置され、光を出力する発光素
    子と、 この発光素子から出力された光を受光して有色発光する
    発光部と、 前記位置検出部の下方に配置された表示部と、を備え、 前記発光部は、前記位置検出部と前記表示部のうち少な
    くとも一方に設けられていることを特徴とする発光表示
    装置。
  2. 【請求項2】前記発光素子から出力された光を導入し、
    この導入された光を前記発光部に向けて照射させる導光
    板を、更に備えることを特徴とする請求項1記載の発光
    表示装置。
  3. 【請求項3】前記発光素子は、前記導光板の側部に配置
    されていることを特徴とする請求項2記載の発光表示装
    置。
  4. 【請求項4】前記発光部は、前記位置検出部の下面に形
    成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の発光表示装置。
  5. 【請求項5】光透過性を有する位置検出部と、 この位置検出部の下方に配置された表示部と、 この位置検出部の下方に配置され、光を出力する発光素
    子と、 第1の表示パターンが形成され、前記発光素子から出力
    された光を受光して有色発光する第1の発光部と、 前記位置検出部の下方に配置され、第2の表示パターン
    が形成された発光面を有する第2の発光部と、 を備えることを特徴とする発光表示装置。
  6. 【請求項6】前記第1の発光部は、前記位置検出部の下
    面に形成されていることを特徴とする請求項5記載の発
    光表示装置。
  7. 【請求項7】光透過性を有する位置検出部と、 この位置検出部の下方に配置された表示部と、 前記位置検出部の下方に配置され、紫外線を出力する紫
    外線発光素子と、 第1の表示パターンが形成され、前記紫外線発光素子か
    ら出力された紫外線を受光して有色発光する第1の発光
    部と、 前記位置検出部の下方に配置され、赤外線を出力する赤
    外線発光素子と、 第2の表示パターンが形成され、前記赤外線発光素子か
    ら出力された赤外線を受光して有色発光する第2の発光
    部と、 を備えたことを特徴とする発光表示装置。
  8. 【請求項8】前記第1の発光部と前記第2発光部のうち
    少なくとも一方は、前記位置検出部の下面に形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の発光表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1、5、7の何れかに記載の発光表
    示装置を機器ケースに備えたことを特徴とする電子機
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334747A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Miyake Design Jimusho:Kk 情報処理装置、携帯型電話機、接触入力画面形成装置、情報処理プログラム、および情報処理プログラムを記録した記録媒体
JP2011221240A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nec Access Technica Ltd 液晶ディスプレイパネル、液晶ディスプレイパネルを含む装置および液晶ディスプレイパネルによる照射方法
CN110402460A (zh) * 2017-03-16 2019-11-01 日写株式会社 显示面板

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