JP2003029677A - 発光部品、およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

発光部品、およびこれを用いた電子機器

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JP2003029677A
JP2003029677A JP2001216776A JP2001216776A JP2003029677A JP 2003029677 A JP2003029677 A JP 2003029677A JP 2001216776 A JP2001216776 A JP 2001216776A JP 2001216776 A JP2001216776 A JP 2001216776A JP 2003029677 A JP2003029677 A JP 2003029677A
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light emitting
light
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ultraviolet
transparent
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JP2001216776A
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English (en)
Inventor
Masato Ueno
正人 上野
Toshiyuki Sekine
俊之 関根
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線領域の光が当らないときに発光層の影
響をほとんど受けずに部材の表面がそのまま透けて見
え、紫外線領域の光が当ったときに発光層が有色発光し
て装飾性の向上を図る。 【解決手段】 紫外線領域の光に反応して有色発光する
透明な発光層15を、その層厚を変化させて文字板5の
上面に設けた。従って、紫外線領域の光がほとんど当ら
ない屋内などの所では、発光層15が透明であるから、
発光層15の影響をほとんど受けずに文字板5の上面の
表面がそのまま透けて見える。また、紫外線領域の光が
当る屋外などの所では、透明な発光層15が紫外線領域
の光に反応して有色発光すると共に、この発光層15の
層厚の変化に応じて発光色が濃淡に変化するので、発光
色の濃淡を表現することができ、これにより装飾効果の
高いものを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光部品、およ
びこれを用いた、腕時計、携帯電話機、自動車、計器類
などの各種の機器に適用して有用な電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、腕時計においては、文字板や指
針などの時計部品に夜光塗料などの蓄光塗料を印刷など
により部分的に塗布して蓄光部を設けることにより、明
るい所で蓄光部が外部光を受けてエネルギを蓄え、暗い
所で蓄光部が蓄えたエネルギにより発光するようにした
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな腕時計では、蓄光部が明るい所で蓄えたエネルギに
より暗い所で発光したときに、単色光でほぼ均一に発光
するだけであるから、色変化に乏しく、十分な装飾効果
が得られないという問題がある。
【0004】また、この腕時計では、蓄光部が発光しな
い状態でも、ある程度の色を有しているため、常に蓄光
部が見えることになり、文字板や指針などの時計部品の
表面(生地色)が蓄光部によって犠牲になり、装飾的に
好ましくないという問題もある。特に、透明な時計ガラ
スに蓄光部を設けた場合には、蓄光部が発光する前に蓄
光部が見えてしまうという不都合がある。なお、蓄光塗
料に代えて蛍光塗料を用いても、蛍光部が常に見るの
で、上記と同様の問題がある。
【0005】この発明の課題は、紫外線領域の光が当ら
ないときに発光層の影響をほとんど受けずに部材の表面
がそのまま透けて見え、紫外線領域の光が当ったときに
発光層が有色発光することにより、装飾性の向上を図る
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次のような構成要素を備えている。な
お、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明さ
れる各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と
ともに付す。請求項1に記載の発明は、図1〜図7、図
22および図23に示すように、部材(ベゼル2、時計
ガラス3、文字板5、時計バンド9、指針11、見切り
部材12、液晶表示装置41、機器ケース60、保護ガ
ラス63)に、紫外線領域の光に反応して有色発光する
透明な発光層(15)を、その層厚を変化させて設けた
ことを特徴とする発光部品(時計部品、電話部品)であ
る。この発明によれば、紫外線領域の光がほとんど当ら
ない屋内などの所では、発光層が透明であるから、発光
層の影響をほとんど受けずに部材の表面がそのまま透け
て見え、また紫外線領域の光が当る屋外などの所では透
明な発光層が紫外線領域の光に反応して有色発光すると
共に、この発光層の層厚の変化に応じて発光色が濃淡に
変化するので、発光色の濃淡を表現することができ、こ
れにより装飾効果の高いものを得ることができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、図12に示すよ
うに、部材(文字板5)に、紫外線領域の光に反応して
異なる色で発光する複数の発光膜(第1〜第3発光膜2
1〜23)を積層してなる透明な発光層(20)を設け
たことを特徴とする発光部品である。この発明によれ
ば、紫外線領域の光がほとんど当らない屋内などの所で
は、発光層が透明であるから、発光層の影響をほとんど
受けずに部材の表面がそのまま透けて見え、また紫外線
領域の光が当る屋外などの所では、複数積層された発光
膜が紫外線領域の光にそれぞれ反応して異なる色で発光
し、これらの混合色で発光層全体が発光するので、微妙
な色が表現できると共に、紫外線領域の光の波長または
その光強度に応じて混合色が微妙に変化するので、発光
層全体の微妙な色変化を表現でき、これにより装飾効果
の高いものを得ることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、図13に示すよ
うに、部材(文字板5)に、紫外線領域の光に反応して
異なる色で発光する複数の点状発光部(26)をドット
状に配列してなる透明な発光層(25)を設けたことを
特徴とする発光部品である。この発明によれば、紫外線
領域の光がほとんど当らない屋内などの所では、発光層
が透明であるから、発光層の影響をほとんど受けずに部
材の表面がそのまま透けて見え、また紫外線領域の光が
当る屋外などの所では、ドット状に配列された複数の点
状発光部が紫外線領域の光にそれぞれ反応して異なる色
で発光するので、発光層全体でカラー模様やカラー絵図
を表現することができ、これにより装飾効果の高いもの
を得ることができる。
【0009】請求項4に記載の発明は、図11に示すよ
うに、前記発光層(15)に蓄光物質(17)が混入さ
れていることを特徴とする発光部品である。この発明に
よれば、請求項1〜3に記載された発明と同様の作用効
果があるほか、特に発光層に混入された蓄光物質が発光
層の発光時の光によりエネルギを蓄え、紫外線領域の光
が照射された後に、蓄光物質が残光として発光するの
で、残光機能をもたせることができ、これによっても装
飾性の高いものを得ることができる。
【0010】請求項5に記載の発明は、図7に示すよう
に、前記発光層(15)が透明なオーバーコート膜(1
6)で覆われていることを特徴とする発光部品である。
この発明によれば、請求項1〜4に記載された発明と同
様の作用効果があるはか、特にオーバーコート膜により
発光層を保護することができるので、発光層の耐久性を
向上させることができると共に、部材となる被加工物に
発光層が影響されないため、部材を自由に選定すること
ができる。
【0011】請求項6に記載の発明は、図1〜図23に
示すように、請求項1〜5のいずれかに記載された発光
部品(ベゼル2、時計ガラス3、文字板5、時計バンド
9、指針11、見切り部材12、液晶表示装置41、機
器ケース60、保護ガラス63)を備えたことを特徴す
る電子機器(腕時計、携帯電話機)である。この発明に
よれば、請求項1〜5に記載された発光部品を備えてい
ることにより、紫外線領域の光がほとんど当らない屋内
などの所では、発光部品の表面が発光層の影響を受けず
にそのまま透けて見え、また紫外線領域の光が当る屋外
などの所では、請求項1〜5に記載された発明と同様、
発光部品の透明な発光層が紫外線領域の光に反応して有
色発光するので、装飾効果が高く、付加価値の高い電子
機器を得ることができる。
【0012】請求項7に記載の発明は、図16〜図23
に示すように、機器(腕時計ケース1、機器ケース6
0)内部に紫外線領域の光を発光する紫外線発光装置
(紫外線発光素子)を備えたことを特徴する電子機器
(腕時計、携帯電話機)である。この発明によれば、請
求項6に記載された発明と同様の作用効果があるほか、
特に紫外線発光装置を備えているので、紫外線領域の光
が当らない所で紫外線発光装置を点灯させて紫外線領域
の光を発生させることにより、その紫外線領域の光に反
応して部品の発光層を強制的に有色発光させることがで
きるので、所望する場所で自由に発光層を発光させるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
7を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形
態について説明する。図1は腕時計の一部省略側面図、
図2は図1における時計バンドを除く腕時計ケースの拡
大平面図、図3はその内部構造を示した要部の拡大断面
図である。この腕時計は、機器ケースとなる腕時計ケー
ス1を備えている。この腕時計ケース1の上部外周に
は、図2に示すように、ベゼル2が設けられており、こ
の腕時計ケース1の上部中央に設けられている窓部1a
には、図3に示すように、時計ガラス3がパッキン4を
介して装着されている。また、この腕時計ケース1の内
部には、文字板5と時計モジュール6とが収納されてお
り、この腕時計ケース1の下面には、裏蓋7が防水リン
グ8を介して取り付けられている。さらに、腕時計ケー
ス1の12時側と6時側には、図1に示すように、時計
バンド9が取り付けられている。
【0014】時計モジュール6は、アナログ機能とデジ
タル機能のうち、少なくともアナログ機能を備え、図3
に示すように、文字板5の上方に指針軸10が突出し、
この突出した指針軸10の上端部に取り付けられた時
針、分針などの指針11が運針するように構成されてい
る。また、腕時計ケース1の内周面には、見切り部材1
2が文字板5の周縁部の上面と時計ガラス3の周縁部の
下面とに当接して設けられている。文字板5は、円形状
の平板で、その中心部に指針軸10が挿入する貫通孔1
3が設けられていると共に、その上面における外周縁に
時字14が設けられ、その上方を指針11が運針するよ
うに構成されている。
【0015】ところで、この腕時計の時計部品であるベ
ゼル2、時計ガラス3、文字板5、指針11、見切り部
材12、および時計バンド9には、それぞれ発光層15
が設けられている。例えば、時計ガラス3は、図4に示
すように、その上面における外周部および中央の所定個
所(例えばマーク部分)に発光層15が設けられてい
る。また、文字板5は、図5に示すように、その上面に
おける所定個所(例えばマーク部分)および時字14の
上面に発光層15が設けられている。指針11は、図6
に示すように、その上面全域に発光層15が設けられて
いる。さらに、ベゼル2および時計バンド9は、図1お
よび図2に示すように、その各上面のほぼ全域に発光層
15が設けられている。
【0016】これら発光層15は、350〜420nm
(ナノメートル:ナノは10億分の1メートル)または
254〜365nmの紫外線領域の光の波長に反応して
有色発光し、紫外線領域の光が照射されないときに透明
な状態を呈するものであり、図7に示すように、その層
厚が波形状に変化して各時計部品(図7では文字板5を
示す)の上面に塗布された上、透明なオーバーコート膜
16によって覆われ、この状態で紫外線領域の光が照射
されると、その層厚の変化に応じて発光色に濃淡が生じ
るように構成されている。また、これら発光層15の発
光色は、緑(黄色)、青、赤を基本とし、その色バリエ
ーションが10〜13種類ある。この場合、各発光層1
5の発光色は、各時計部品とも全て同じ色であっても良
いが、時刻を視認しやすくするために、少なくとも文字
板5および時計ガラス3の各発光層15と指針11の発
光層15とは、異なる発光色であることが望ましい。例
えば、指針11の発光層15は赤系色で発光し、文字板
5および時計ガラス3の各発光層15は青系色で発光す
ることが望ましい。
【0017】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない屋内などの所では、各時計部品、
つまりベゼル2、時計ガラス3、文字板5、指針11、
見切り部材12、および時計バンド9にそれぞれ設けら
れた発光層15が透明であるから、各発光層15により
各時計部品の表面(生地色)が影響を受けることがな
く、各時計部品の表面がそのまま透けて見る。また、紫
外線領域の光が当る屋外などの所では、透明な発光層1
5が紫外線領域の光に反応して有色発光するので、ベゼ
ル2、時計ガラス3、文字板5、指針11、見切り部材
12、および時計バンド9などの各時計部品がそれぞれ
光って見える。
【0018】このときには、指針11の発光層15と文
字板5および時計ガラス3の各発光層14とが異なる
色、例えば指針11の発光層15が赤系色で発光し、文
字板5および時計ガラス3の各発光層15が青系色で発
光することにより、容易に時刻を視認することができ
る。特に、各発光層15は、図7に示すように、その層
厚が波形状に変化していることにより、その層厚の変化
に応じて発光色に濃淡が生じるので、各発光層15によ
り発光色の濃淡を表現することができ、これによりグラ
デーションなどの微妙な表現が可能になり、装飾効果の
高いものを得ることができる。この場合、各発光層15
は、透明なオーバーコート膜16で覆われて保護されて
いるので、各発光層15の耐久性を向上させることがで
きると共に、時計部品となる被加工物に発光層15が影
響されないため、各時計部品の材料を自由に選定するこ
とができる。
【0019】なお、上記第1実施形態では、文字板5の
上面側に発光層15を部分的に設け、指針11の上面全
域に発光層15を設け、時計ガラス3の上面に発光層1
5を部分的に設けたが、これに限らず、例えば図8
(a)に示すように文字板5の上面全体に発光層15を
設け、図8(b)に示すように、指針11の一部のみに
発光層15を設け、時計ガラス3の上面全域に発光層1
5を設けても良い。この場合にも、文字板5および時計
ガラス3の各発光層15と指針11の発光層15とは、
異なる色で発光するように構成すれば良い。このように
構成しても、第1実施形態と同様の作用効果がある。
【0020】また、上記第1実施形態では、時計ガラス
3と文字板5との各上面、および見切り部材12の表面
にそれぞれ発光層15を設けたが、これに限らず、例え
ば図9に示すように、時計ガラス3の下面、文字板5が
透明であればその下面にそれぞれ発光層15を設けても
良く、また見切り部材12が透明であればその内面に発
光層15を設けても良い。さらに、図10に示すよう
に、時計ガラス3が2枚のガラス板3a、3bを貼り合
わせた構造の場合には、2枚のガラス板3a、3b間に
発光層15を挟んだ構造でも良い。このようないずれの
構造においても、第1実施形態と同様の作用効果があ
る。
【0021】さらに、上記第1実施形態では、各発光層
15の層厚を波形状に変化させて形成した場合について
述べたが、これに限らず、例えば階段状に変化するよう
に形成しても良く、また図11に示すように、発光層1
5中に蓄光物質17を混入させても良い。このように蓄
光物質17を混入させた場合には、発光層15中の蓄光
物質17が発光層15の発光時の光によりエネルギを蓄
え、紫外線領域の光が照射された後に、蓄光物質17が
残光として発光するので、残光機能をもたせることがで
き、これによっても装飾性の高いものを得ることができ
る。
【0022】[第2実施形態]次に、図12を参照し
て、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について
説明する。なお、図1〜図11に示された第1実施形態
およびその各変形例と同一部分には同一符号を付して説
明する。この腕時計は、文字板5の上面に積層構造の透
明な発光層20を設けた構造で、これ以外は第1実施形
態とほぼ同じ構造になっている。すなわち、この透明な
発光層20は、紫外線領域の光に反応して異なる色で発
光する第1〜第3発光膜21〜23を積層した構造で、
文字板5の上面のうち、所定個所(例えばマーク部分)
および、または時字14の上面に設けられている。
【0023】この場合、第1〜第3発光膜21〜23
は、紫外線領域の光(波長350〜420nm)に反応
してそれぞれ異なる色で発光し、紫外線領域の光が照射
されないときに透明な状態を呈するものであり、その発
光色は、それぞれ緑(黄色)、青、赤を基本とし、その
色バリエーションが10〜13種類ある。例えば、第1
発光膜21は緑(黄色)系色で発光し、第2発光膜22
は青系色で発光し、第3発光膜23は赤系色で発光する
ように構成されている。これにより、発光層20は、第
1〜第3発光膜21〜23の各発光色が混合した発光色
(混合色)で全体が発光するように構成されている。な
お、この場合にも、発光層20は、透明なオーバーコー
ト膜16で覆われている。
【0024】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない屋内などの所では、文字板5に設
けられた発光層20が透明であるから、発光層20によ
り文字板5の表面(生地色)が影響を受けることがな
く、文字板5の表面がそのまま透けて見る。また、紫外
線領域の光が当る屋外などの所では、発光層20の第1
〜第3発光膜21〜23が紫外線領域の光にそれぞれ反
応して異なる色で発光し、これらの異なる発光色が混合
するので、発光層20全体を微妙な色合いで発光させる
ことができ、これにより文字板5の所定個所が微妙な色
合いの混合色で光って見える。
【0025】このときには、紫外線領域の光の波長また
はその光強度に応じて第1〜第3発光膜21〜23の反
応がそれぞれ異なり、これに伴って第1〜第3発光膜2
1〜23の各発光色の輝度が変化するので、発光層20
全体の混合色も紫外線領域の光の波長またはその光強度
に応じて微妙に変化する。このため、紫外線領域の光の
波長またはその光強度に応じて発光層20全体の発光色
が微妙に変化するので、発光層20全体の微妙な色変化
を表現することができ、これにより装飾効果の高いもの
を得ることができる。
【0026】なお、上記第2実施形態では、発光層20
が3層構造であるが、これに限らず、2層構造であって
も良く、また4層以上の構造であっても良い。また、上
記第2実施形態では、発光層20を文字板5に設けた
が、これに限らず、第1実施形態と同様、ベゼル2、時
計ガラス3、指針11、見切り部材12、および時計バ
ンド9などの各時計部品に設けても良い。この場合に
も、指針11の発光層20の発光色(混合色)と文字板
5および時計ガラス3の各発光層20の発光色(混合
色)とは異なる色であることが望ましい。
【0027】さらに、上記第2実施形態においても、図
11に示した第1実施形態の変形例と同様、発光層20
中に蓄光物質17を混入させても良い。このように蓄光
物質17を混入させた場合には、発光層20中の蓄光物
質17が発光層15の発光時の光によりエネルギを蓄
え、紫外線領域の光が照射された後に、蓄光物質17が
残光として発光するので、残光機能をもたせることがで
き、これによっても装飾性の高いものを得ることができ
る。
【0028】[第3実施形態]次に、図13および図1
4を参照して、この発明を腕時計に適用した第3実施形
態について説明する。この場合にも、図1〜図11に示
された第1実施形態およびその各変形例と同一部分に同
一符号を付して説明する。この腕時計は、文字板5の上
面に点状発光部26を配列してなる透明な発光層25を
設けた構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造
になっている。すなわち、この透明な発光層25は、多
数の点状発光部26を印刷によりドット状に配列させた
構造になっている。
【0029】この場合、点状発光部26は、紫外線領域
の光(波長350〜420nm)に反応して異なる色で
発光し、紫外線領域の光が照射されないときに透明な状
態を呈するものであり、その発光色は、それぞれ緑(黄
色)、青、赤を基本とし、その色バリエーションが10
〜13種類ある。そして、これら点状発光部26は、発
光色を適宜選択して所定の図形、例えば図14に示すよ
うなクジラの図形をカラーで表現するように配列されて
いる。なお、この場合にも、発光層25である各点状発
光部26は、透明なオーバーコート膜16で覆われてい
る。
【0030】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない屋内などの所では、文字板5に設
けられた発光層25の各点状発光部26が透明であるか
ら、発光層25により文字板5の表面(生地色)が影響
を受けることがなく、文字板5の表面がそのまま透けて
見る。また、紫外線領域の光が当る屋外などの所では、
発光層25の各点状発光部26が紫外線領域の光にそれ
ぞれ反応して選択された異なる色で発光するので、図1
4に示すようなクジラの図形をカラーで表現することが
でき、これにより装飾効果の高いものを得ることができ
る。
【0031】なお、上記第3実施形態では、発光層25
を文字板5に設けたが、これに限らず、第1実施形態お
よびその変形例と同様、ベゼル2、時計ガラス3、指針
11、見切り部材12、および時計バンド9などの各時
計部品に設けても良い。また、上記第3実施形態におい
ても、図11に示した第1実施形態の変形例と同様、発
光層25の各点状発光部26中に蓄光物質17を混入さ
せても良い。このように蓄光物質17を混入させた場合
には、各点状発光部26中の蓄光物質17が各点状発光
部26の発光時の光によりエネルギを蓄え、紫外線領域
の光が照射された後に、蓄光物質17が残光として発光
するので、残光機能をもたせることができ、これによっ
ても装飾性の高いものを得ることができる。
【0032】また、上記第1〜第3実施形態では、各発
光層15、20、25を時計部品の表面に直接設けた場
合について述べたが、これに限らず、例えば図15に示
すように、時計部品である文字板5の上面にプライマと
してのアンダーコート膜27を設け、このアンダーコー
ト膜27の上面に各発光層15、20、25を設けても
良い。このように構成すれば、アンダーコート膜27が
プライマ機能を果たすので、耐食性および付着性を向上
させることができ、このため文字板5が金属であっても
合成樹脂であっても、確実に各発光層15、20、25
を設けることができる。この場合にも、図示しないが、
各発光層15、20、25は、透明なオーバーコート膜
16で覆われていることが望ましい。
【0033】[第4実施形態]次に、図16および図1
7を参照して、この発明を腕時計に適用した第4実施形
態について説明する。この場合にも、図1〜図11に示
された第1実施形態およびその各変形例と同一部分に同
一符号を付して説明する。この腕時計は、図16および
図17に示すように、腕時計ケース1内に紫外線を発光
する紫外線発光素子30を設けた構造で、これ以外は第
1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0034】すなわち、紫外線発光素子30は、波長が
365nm付近または254〜365nmの紫外線を発
光する紫外線灯(ブラックライトと呼ばれる)または紫
外線発光ダイオード(LED)などの発光素子から構成
されている。この紫外線発光素子30は、紫外線発光部
を構成している。この紫外線発光素子30は、腕時計ケ
ース1内における保護部材または緩衝部材としての機能
も兼備している枠状部材である見切り部材12の12時
側と6時側における各上部に設けられた空間部である凹
部31内に配置されている。この紫外線発光素子30
は、発光した紫外線を文字板5および指針11に斜め上
方から照射させるように構成されている。前述した枠状
部材である見切り部材12は、モジュール6と機器ケー
スである時計ケース1との間に、前記窓部1aの周縁部
と対応して配置されている。
【0035】腕時計ケース1内における保護部材または
緩衝部材としての機能も兼備している見切り部材12に
形成された凹部31内に紫外線発光素子30をそれぞれ
配置しているので、これら紫外線発光素子30は、時計
ガラス3方向からの外部衝撃があった場合でも、保護部
材または緩衝部材としての機能も兼備する見切り部材1
2にの保護作用または緩衝作用により、その衝撃から保
護または緩衝されるようになっている。なお、この例で
は、紫外線発光素子30の上面と側面との双方に、緩衝
材4a、4bを配置しているので、外部からの衝撃から
紫外線発光素子30を更に保護することができるように
なっている。なお、これら紫外線発光素子30を見切り
部材12の12時側と6時側との2カ所に設けているの
は、この例では、3時側と9時側とにそれぞれスイッチ
類が設けられているので、それらスイッチ類が設けられ
ていない12時側と6時側との2カ所に設けているが、
3時側と9時側とにそれぞれスイッチ類が設けられてい
ない場合には、その3時側と9時側とにこれら紫外線発
光素子を設けるようにしても良い。
【0036】この場合、見切り部材12の凹部31は、
時計ガラス3の下面と見切り部材12の上部との間に位
置し、これにより紫外線発光素子30を文字板5および
指針11よりも上方に配置する。また、文字板5および
指針11の各上面には、第1実施形態と同様、紫外線領
域の光に反応して有色発光する発光層15が設けられて
いる。この場合にも、文字板5の発光層15と指針11
の発光層15とはそれぞれ異なる色で発光するように構
成されている。また、これら発光層15は、図7に示し
たように、その層厚が波形状に変化して形成され、これ
により紫外線領域の光が照射されたときに、その層厚に
応じて発光色に濃淡が生じるように構成されている。こ
れら発光層15は、図15に示すように、文字板5の平
坦な上面に設けられている構成でも良い。
【0037】このような腕時計によれば、第1実施形態
と同様、紫外線領域の光がほとんど当らない屋内などの
所では、文字板5および指針11の表面が透明な発光層
15を通してそのまま透けて見え、また紫外線領域の光
が当る屋外などの所では、文字板5および指針11の各
発光層15がそれぞれ発光して光って見える。特に、紫
外線領域の光がほとんど当らない屋内などの所では、紫
外線発光素子30を点灯させて紫外線を発生させると、
その紫外線により各発光層15が反応して有色発光する
ので、文字板5および指針11の各発光層15を強制的
に発光させることができ、これにより所望する場所で自
由に発光層15を発光させることができる。 このよう
に各発光層15が発光したときには、第1実施形態と同
様、文字板5の発光層15と指針11の発光層15とが
異なる色で発光するので、暗い所でも時刻を知ることが
できると共に、各発光層15の層厚が波形状に変化して
いることにより、その層厚の変化に応じて発光色に濃淡
が生じるので、各発光層15による発光色の濃淡を表現
することができ、これにより装飾効果の高いものを得る
ことができる。
【0038】また、この腕時計では、文字板5と時計ガ
ラス3との間に時計ガラス3の周縁部と対応して配置さ
れた見切り部材12に紫外線発光素子30を設けたの
で、紫外線発光素子30が文字板5および指針11の邪
魔にならず、しかも見切り部材12により紫外線発光素
子30が衝撃などを受けて破損しないように保護するこ
とができ、また紫外線発光素子30から紫外線を文字板
5と時計ガラス3との間に良好に照射させることがで
き、これにより発光層15に確実に且つ良好に紫外線を
照射でき、発光層15を十分に発光させることができ
る。この場合、紫外線発光素子30が見切り部材12の
上部における時計ガラス3の下面に接近して設けられて
いるので、より一層、良好に文字板5と時計ガラス3と
の間に紫外線を照射させることができる。
【0039】なお、上記第4実施形態では、文字板5お
よび指針11に発光層15を設けたが、これに限らず、
第1実施形態およびその変形例と同様、ベゼル2、時計
ガラス3、見切り部材12、および時計バンド9などの
各時計部品に設けても良い。また、上記第4実施形態で
は、発光層15がその層厚を波形状に変化させた構造で
あるが、これに限らず、例えば第2実施形態のように、
複数の発光膜21〜23を積層してなる発光層20であ
っても良く、また第3実施形態のように、点状発光部2
6をドット状に配列した発光層25であっても良い。
【0040】この場合にも、各発光層15、20、25
は、図11に示した第1実施形態の変形例と同様、発光
層15、20、25中に蓄光物質17を混入させ、この
蓄光物質17で残光機能をもたせても良い。このように
すれば、紫外線発光素子30を間歇的に発光させる時間
間隔を長くすることができ、消費電力の低減化を図るこ
とができる。また、上記第4実施形態では、紫外線発光
素子30を見切り部材12の12時側と6時側との2か
所に設けたが、3か所以上に不等間隔または等間隔で設
けても良い。さらに、上記第4実施形態では、紫外線発
光素子30を見切り部材12の上部に配置した場合につ
いて述べたが、これに限らず、例えば図18(a)また
は図18(b)に示すように紫外線発光素子30を見切
り部材12に配置しても良い。
【0041】すなわち、図18(a)に示した変形例の
ように、見切り部材12を透明な材料で形成し、その内
部に凹部32を下側に開放させて設け、この凹部32内
に紫外線発光素子30を文字板5の切欠き部5aを通し
て配置し、この紫外線発光素子30で発生した紫外線が
見切り部材12を透過して文字板5の上側に照射するよ
うに構成しても良い。また、図18(b)に示した変形
例のように、見切り部材12と腕時計ケース1の内面と
の間に空間部33を設けると共に、見切り部材12の下
端部と文字板5の上面との間に隙間Sを設け、空間部3
3内に紫外線発光素子30を文字板5の切欠き部5aを
通して配置し、この紫外線発光素子30で発生した紫外
線が見切り部材12と文字板5の間の隙間Sを通して文
字板5の上側に照射するように構成しても良い。このよ
うないずれの構造においても、第4実施形態と同様の作
用効果があるほか、特に各見切り部材12により紫外線
発光素子30を確実に保護することができる。
【0042】さらに、上記第4実施形態およびその各変
形例では、紫外線発光素子30で発生した紫外線が直
接、文字板5や指針11に照射するように構成されてい
るが、これに限らず、例えば図19に示すように、紫外
線発光素子30からの紫外線の進行方向に位置する時計
ガラス3の下面に反射部34を設け、この反射部34で
紫外線発光素子30からの紫外線を反射させて文字板5
や指針11に照射するように構成しても良い。このよう
な構造では、反射部34で紫外線が反射させるので、そ
の分、紫外線発光素子30からの紫外線を効率良く文字
板5や指針11に照射することができる。
【0043】[第5実施形態]次に、図20を参照し
て、この発明を腕時計に適用した第5実施形態について
説明する。この場合にも、図1〜図11に示された第1
実施形態およびその各変形例と同一部分に同一符号を付
して説明する。この腕時計は、時計モジュール40がデ
ジタル機能を備えた構造で、これ以外は第1実施形態と
ほぼ同じ構造になっている。すなわち、時計モジュール
40は、時刻などの情報を表示する反射型の液晶表示装
置41を備え、第1実施形態と同様、見切り部材12を
介して腕時計ケース1内に収納されている。
【0044】この見切り部材12は、液晶表示装置41
の周縁部の上面と時計ガラス3の周縁部の下面とに当接
した状態で、腕時計ケース1の内周面に設けられてい
る。液晶表示装置41は、図20に示すように、上下一
対の透明な電極基板42、43間に液晶(図示せず)を
封入し、上側の電極基板42の上面に上偏光板44を設
け、下側の電極基板43の下面に下偏光板45を設け、
この下偏光板45の下面全域に透明な発光層15を設
け、この発光層15の下面に反射板46を設けた反射型
の構造になっている。
【0045】この場合、発光層15は、図7に示した第
1実施形態と同じ構造で、紫外線領域の光(波長350
〜420nm)に反応して有色発光し、紫外線領域の光
が照射されないときに透明な状態を呈するものであり、
図7に示したように、その層厚が波形状に変化して形成
され、紫外線領域の光が照射されると、その層厚の変化
に応じて発光色に濃淡が生じるように構成されている。
また、この腕時計ケース1内には、第4実施形態と同
様、紫外線を発光する紫外線発光素子30が設けられて
いる。すなわち、この紫外線発光素子30は、腕時計ケ
ース1内の見切り部材12の12時側と6時側における
各上部に設けられた凹部31内に配置され、発光した紫
外線を液晶表示装置41の上面に斜め上方から照射する
ように構成されている。
【0046】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光がほとんど当らない屋内などの所では、液晶表示装置
41の上面の発光層15が透明であるから、この発光層
15を通して液晶表示装置41に表示された時刻などの
情報を見ることができる。また、紫外線領域の光が当る
屋外などの所では、液晶表示装置41の上面の発光層1
5が有色発光し、この有色発光を背景にして液晶表示装
置41に表示された情報を見ることができる。このとき
には、発光層15の層厚が波形状に変化していることに
より、その層厚の変化に応じて発光色に濃淡が生じるの
で、発光層15により発光色の濃淡を表現することがで
き、これにより装飾効果の高いものを得ることができ
る。
【0047】また、この腕時計では、紫外線領域の光が
ほとんど当らない暗い所で、紫外線発光素子30を点灯
させて紫外線を発生させると、その紫外線により発光層
15が反応して有色発光するので、各発光層15を強制
的に発光させることができ、所望する場所で自由に発光
層15を発光させることができる。このため、発光層1
5がバックライトとして機能するので、紫外線領域の光
がほとんど当らない暗い所でも、発光層15の有色発光
により液晶表示装置41に表示された情報を見ることが
できる。
【0048】このように、この腕時計によれば、液晶表
示装置41と時計ガラス3との間にその時計ガラス3の
周縁部と対応して配置された見切り部材12に紫外線発
光素子30を設けたので、第4実施形態と同様、紫外線
発光素子30が液晶表示装置41の表示の邪魔になら
ず、しかも見切り部材12により紫外線発光素子30が
衝撃などを受けて破損しないように保護することがで
き、また紫外線発光素子30から紫外線を液晶表示装置
41と時計ガラス3との間に良好に照射させることがで
き、これにより発光層15に確実に且つ良好に紫外線を
照射することができ、発光層15を十分に発光させるこ
とができる。
【0049】なお、上記第5実施形態では、紫外線発光
素子30を見切り部材12の12時側と6時側との2か
所に設けたが、これに限らず、3か所以上に等間隔で設
けても良く、また必ずしも見切り部材12の上部に紫外
線発光素子30を配置する必要はなく、図18(a)に
示した第4実施形態の変形例のように、透明な見切り部
材12内に設けられた凹部32内に紫外線発光素子30
を配置し、この見切り部材12を透して紫外線を液晶表
示装置41の上面側に照射させるように構成しても良
い。また、図18(b)に示した第4実施形態の変形例
のように、見切り部材12と腕時計ケース1の内面との
間の空間部33内に紫外線発光素子30を配置し、見切
り部材12と液晶表示装置41との隙間Sから紫外線を
液晶表示装置41の上面側に照射させるように構成して
も良い。このように構成しても、第5実施形態と同様の
作用効果があるほか、特に各見切り部材12により紫外
線発光素子30を確実に保護することができる。
【0050】また、上記第5実施形態では、発光層15
がその層厚を波形状に変化させた構造であるが、これに
限らず、例えば第2実施形態のように、複数の発光膜2
1〜23を積層してなる発光層20であっても良く、ま
た第3実施形態のように、点状発光部26をドット状に
配列した発光層25であっても良い。この場合にも、各
発光層15、20、25は、図11に示した第1実施形
態の変形例と同様、発光層15、20、25中に蓄光物
質17を混入させ、この蓄光物質17で残光機能をもた
せても良い。このようにすれば、紫外線発光素子30を
間歇的に発光させる時間間隔を長くすることができ、消
費電力の低減化を図ることができる。
【0051】また、上記第5実施形態およびその変形例
では、液晶表示装置41の下偏光板45の下面に発光層
15、20、25を設けたが、これに限らず、液晶表示
装置41の上面に発光層15、20、25を設けても良
い。この場合には、表示装置41に表示された時刻など
の情報の邪魔にならない個所に発光層15、20、25
を部分的に設ければ良い。さらに、上記第5実施形態で
は、液晶表示装置41に発光層15、20、25を設け
たが、これに限らず、第1実施形態およびその変形例と
同様、ベゼル2、時計ガラス3、見切り部材12、およ
び時計バンド9などの各時計部品に設けても良い。
【0052】[第6実施形態]次に、図21を参照し
て、この発明を腕時計に適用した第6実施形態について
説明する。この場合には、図17に示された第5実施形
態およびその各変形例と同一部分に同一符号を付して説
明する。この腕時計は、時計モジュール40が透過型の
液晶表示装置50を備え、この液晶表示装置50の下側
に紫外線発光装置51を配置した構造で、これ以外は第
5実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0053】すなわち、この液晶表示装置50は、第5
実施形態と同様、上下一対の透明な電極基板42、43
間に液晶(図示せず)を封入し、上側の電極基板42の
上面に上偏光板44を設け、下側の電極基板43の下面
に下偏光板45を設け、この下偏光板45の下面全域に
透明な発光層15を設けた構造になっている。この場
合、発光層15は、第1実施形態と同様、紫外線に反応
して有色発光するものであり、その層厚が波形状に変化
した構造になっている。また、紫外線発光装置51は、
液晶表示装置50の下面に対応する拡散板52と、この
拡散板52の下側に配置された紫外線発光素子30とか
らなり、この紫外線発光素子30から発生した紫外線を
拡散板52で拡散させて液晶表示装置50の下面の発光
層15にほぼ均一に照射するように構成されている。
【0054】このような腕時計によれば、紫外線領域の
光が当る屋外などの所では、液晶表示装置50の上面の
発光層15が有色発光してバックライトとして機能し、
この有色発光を背景にして液晶表示装置50に表示され
た情報を見えることができる。また、紫外線領域の光が
ほとんど当らない暗い所では、紫外線発光装置51の紫
外線発光素子30を点灯させて紫外線を発生させると、
その紫外線が拡散板52で拡散されて液晶表示装置50
の下面の発光層15にほぼ均一に照射され、これにより
発光層15が反応して有色発光するので、暗い所でも発
光層15がバックライトとして機能し、その有色発光を
背景にして液晶表示装置50に表示された情報を見るこ
とができる。
【0055】このように、この腕時計では、紫外線発光
装置51の紫外線発光素子30を点灯させて発光層15
を強制的に発光させることができるので、所望する場所
で自由に発光層15を発光させて液晶表示装置50に表
示された情報を見ることができる。また、発光層15が
発光したときには、発光層15の層厚が波形状に変化し
ていることにより、その層厚の変化に応じて発光色に濃
淡が生じるので、発光層15により発光色の濃淡を表現
することができ、これにより装飾効果の高いものを得る
ことができる。
【0056】なお、上記第6実施形態の紫外線発光装置
51は、拡散板52の下側に紫外線発光素子30を設け
た構造になっているが、これに限らず、液晶表示装置5
0の下面に導光板を配置し、この導光板の外周部に紫外
線発光素子30を配置し、この紫外線発光素子30から
の紫外線を導光板で導いて導光板の上面から液晶表示装
置50の下面にほぼ均一に照射するように構成しても良
い。また、上記第6実施形態では、液晶表示装置50の
下面全体に発光層15を設けたが、これに限らず、液晶
表示装置50に表示された時刻などの情報の邪魔になら
ない個所に部分的に設けても良い。また、紫外線発光装
置51のほかに液晶表示装置50のバックライト装置を
備えた構造であれば、液晶表示装置50の上面に発光層
15を設けても良い。
【0057】さらに、上記第6実施形態では、発光層1
5がその層厚を波形状に変化させた構造であるが、これ
に限らず、例えば第2実施形態のように、複数の発光膜
21〜23を積層してなる発光層20であっても良く、
また第3実施形態のように、点状発光部26をドット状
に配列した発光層25であっても良い。この場合にも、
各発光層15、20、25は、図11に示した第1実施
形態の変形例と同様、発光層15、20、25中に蓄光
物質17を混入させ、この蓄光物質17で残光機能をも
たせても良い。このようにすれば、紫外線発光素子30
を間歇的に発光させる時間間隔を長くすることができ、
消費電力の低減化を図ることができる。
【0058】また、上記第4〜第6実施形態およびその
各変形例では、時計ガラス3を通して外部光に含まれて
いる紫外線領域の光も入射するが、これを防ぐために、
時計ガラス3の上面に紫外線領域の光を反射する紫外線
反射膜を設けても良い。このようにすれば、時計ガラス
3の紫外線反射膜が外部からの紫外線領域の光を反射す
るので、外部光によって腕時計ケース1内の発光層1
5、20、25が反応して発光することがなく、紫外線
発光素子30からの紫外線のみに発光層15、20、2
5を反応させて有色発光させることができるほか、紫外
線反射膜が紫外線発光素子30からの紫外線を腕時計ケ
ース1内に反射するので、効率良く紫外線を発光層1
5、20、25に照射させることができる。
【0059】[第7実施形態]次に、図22および図2
3を参照して、この発明を携帯電話機に適用した第7実
施形態について説明する。この場合にも、図20に示さ
れた第5実施形態と同一部分には同一符号を付して説明
する。図22は携帯電話機の外観斜視図、図23はその
A−A矢視における拡大断面図である。この携帯電話機
は、図22に示すように、合成樹脂製の機器ケース60
を備えており、この機器ケース60は、上ケース61と
下ケース62とを接合した構造になっている。
【0060】この機器ケース60の上面、つまり上ケー
ス61の上面には、その上部側に設けられた開口部に保
護ガラス63が装着されていると共に、電話機能に必要
な各種のキー釦64が設けられている。また、この機器
ケース60の上部側の側面には、アンテナ65が出没可
能に取り付けられている。さらに、この機器ケース60
の内部には、図23に示すように、電話機用のモジュー
ル66が収納されている。このモジュール66は、液晶
表示装置41などの電話機能に必要な各種の部品を備え
ている。この液晶表示装置41は、図20に示された第
5実施形態と同じ構造で、枠状部材または枠状部分であ
る見切り部材67を介して保護ガラス63の下側に対応
して配置されている。
【0061】すなわち、この液晶表示装置41は、図2
3に示すように、一対の透明な電極基板42、43の上
下面に設けられた偏光板44、45のうち、下偏光板4
5の下面全域に紫外線領域の光に反応して有色発光する
発光層15を設け、この発光層15の下面に反射板46
を設けた構造になっている。この発光層15は、第1実
施形態と同様、その層厚が波形状に変化した構造になっ
ている。見切り部材67は、緩衝機能を有するもので、
液晶表示装置41の周縁部の上面に当接した状態で、機
器ケース60の内面に設けられている。この見切り部材
67には、凹部68が対向して設けられており、これら
凹部68内には、紫外線を発生する紫外線発光素子30
がそれぞれ配置されている。この紫外線発光素子30
は、発生した紫外線を液晶表示装置41の上面に斜め上
方から照射するように構成されている。
【0062】このような携帯電話機によれば、紫外線領
域の光がほとんど当らない屋内などの所では、液晶表示
装置41の上面の発光層15が透明であるから、この発
光層15を通して液晶表示装置41に表示された時刻な
どの情報を見ることができる。また、紫外線領域の光が
当る屋外などの所では、液晶表示装置41の上面の発光
層15が有色発光するので、この有色発光を背景にして
液晶表示装置41に表示された情報を見ることができ
る。このように発光層15が発光したときには、発光層
15の層厚が波形状に変化していることにより、その層
厚の変化に応じて発光色に濃淡が生じるので、発光層1
5により発光色の濃淡を表現することができ、これによ
り装飾効果の高いものを得ることができる。
【0063】また、この携帯電話機では、紫外線領域の
光がほとんど当らない暗い所で、紫外線発光素子30を
点灯させて紫外線を発生させると、その紫外線により発
光層15が反応して有色発光するので、各発光層15を
強制的に発光させることができ、所望する場所で自由に
発光層15を発光させることができる。このため、発光
層15がバックライトとして機能するので、紫外線領域
の光がほとんど当らない暗い所でも、発光層15の有色
発光により液晶表示装置41に表示された情報を見るこ
とができる。
【0064】このように、この携帯電話機によれば、液
晶表示装置41と時計ガラス3との間にその時計ガラス
3の周縁部と対応して配置された見切り部材12に紫外
線発光素子30を設けたので、第5実施形態と同様、紫
外線発光素子30が液晶表示装置41の表示の邪魔にな
らず、しかも見切り部材12により紫外線発光素子30
が衝撃などを受けて破損しないように保護することがで
き、また紫外線発光素子30から紫外線を液晶表示装置
41と時計ガラス3との間に良好に照射させることがで
き、これにより発光層15に確実に且つ良好に紫外線を
照射することができ、発光層15を十分に発光させるこ
とができる。
【0065】なお、上記第7実施形態では、紫外線発光
素子30を見切り部材67の対向する2か所に設けた
が、これに限らず、3か所以上に等間隔で設けても良
く、また必ずしも見切り部材67の上部に紫外線発光素
子30を配置する必要はなく、図18(a)に示した第
5実施形態の変形例のように、透明な見切り部材67内
に凹部32を設け、この凹部32内に紫外線発光素子3
0を配置しても良く、また図18(b)に示した第5実
施形態の変形例のように、見切り部材67と腕時計ケー
ス1の内面との間の空間部33内に紫外線発光素子30
を配置しても良い。このように構成しても、第7実施形
態と同様の作用効果があるほか、特に各見切り部材12
により紫外線発光素子30を確実に保護することができ
る。
【0066】また、上記第7実施形態では、液晶表示装
置41の下面全体に発光層15を設けたが、これに限ら
ず、液晶表示装置41に表示された時刻などの情報の邪
魔にならない個所に部分的に設けても良く、また必ずし
も下面に設ける必要はなく、液晶表示装置41の上面に
発光層15を設けても良い。また、上記第7実施形態で
は、発光層15がその層厚を波形状に変化させた構造で
あるが、これに限らず、例えば第2実施形態のように、
複数の発光膜21〜23を積層してなる発光層20であ
っても良く、また第3実施形態のように、点状発光部2
6をドット状に配列した発光層25であっても良い。こ
の場合にも、各発光層15、20、25は、図11に示
した第1実施形態の変形例と同様、発光層15、20、
25中に蓄光物質17を混入させ、この蓄光物質17で
残光機能をもたせても良い。このようにすれば、紫外線
発光素子30を間歇的に発光させる時間間隔を長くする
ことができ、消費電力の低減化を図ることができる。
【0067】また、上記第7実施形態およびその各変形
例では、液晶表示装置41が反射型の場合について説明
したが、これに限らず、図21に示した第6実施形態と
同じ透過型の液晶表示装置50を用いても良い。この場
合には、液晶表示装置50の下側に拡散板52および紫
外線発光素子30からなる紫外線発光装置51を設けれ
ば良い。また、必ずしも紫外線発光素子30を用いて発
光層15、20、25を発光させる必要はなく、外部光
に含まれた紫外線領域の光のみで発光層15、20、2
5を発光させるようにしても良い。また、上記第7実施
形態では、液晶表示装置41に発光層15、20、25
を設けたが、これに限らず、機器ケース60、保護ガラ
ス63、各種のキー釦64、アンテナ65、見切り部材
67などの各電話部品に設けても良い。
【0068】なおまた、上記第1〜第7実施形態および
その各変形例では、時計部品および電話部品に発光層1
5、20、25を設けたが、各時計部品および電話部品
が透明な部材であれば、紫外線領域の光に反応して有色
発光する紫外線発光物質を混入させても良く、またこの
紫外線発光物質と共に蓄光物質をも混入させても良い。
例えば、図24(a)に示すように、時計ガラス3また
は保護ガラス63に紫外線発光物質や蓄光物質などの発
光物質70を混入させても良く、また図24(b)に示
すように、見切り部材12、67が透明であれば、この
見切り部材12、67に紫外線発光物質や蓄光物質など
の発光物質70を混入させても良い。
【0069】また、上記第1〜第7実施形態およびその
各変形例では、腕時計または携帯電話機に適用した場合
について述べたが、これに限らず、電子手帳、電子辞
書、携帯端末、パソコン、印刷機などの各種の電子機
器、自動車、計器類などの各種の機器、または、それら
の各部品に広く適用することができる。また、上記第1
〜第7実施形態およびその各変形例では、紫外線発光素
子を保護または緩衝するために枠状部材または見切り部
材に当該紫外線発光素子を設けた例について説明した
が、枠状部材または見切り部材に代えて、時計ケースの
窓部の位置に内側に突出する枠状部を設けて、この枠状
部に紫外線発光素子を設けるようにしても良い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、紫外線領域の光に反応して有色発光する
透明な発光層を、その層厚を変化させて部材に設けたこ
とにより、紫外線領域の光がほとんど当らない屋内など
の所では、発光層が透明であるから、発光層の影響をほ
とんど受けずに部材の表面がそのまま透けて見え、また
紫外線領域の光が当る屋外などの所では透明な発光層が
紫外線領域の光に反応して有色発光すると共に、この発
光層の層厚の変化に応じて発光色が濃淡に変化するの
で、発光色の濃淡を表現することができ、これにより装
飾効果の高いものを得ることができる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、紫外線領
域の光に反応して異なる色で発光する複数の発光膜を積
層してなる透明な発光層を部材に設けたことにより、紫
外線領域の光がほとんど当らない屋内などの所では、発
光層が透明であるから、発光層の影響をほとんど受けず
に部材の表面がそのまま透けて見え、また紫外線領域の
光が当る屋外などの所では、複数積層された発光膜が紫
外線領域の光にそれぞれ反応して異なる色で発光し、こ
れらの混合色で発光層全体が発光するので、微妙な色が
表現できると共に、紫外線領域の光の波長またはその光
強度に応じて混合色が微妙に変化するので、発光層全体
の微妙な色変化を表現でき、これにより装飾効果の高い
ものを得ることができる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、紫外線領
域の光に反応して異なる色で発光する複数の点状発光部
をドット状に配列してなる透明な発光層を部材に設けた
ことにより、紫外線領域の光がほとんど当らない屋内な
どの所では、発光層が透明であるから、発光層の影響を
ほとんど受けずに部材の表面がそのまま透けて見え、ま
た紫外線領域の光が当る屋外などの所では、ドット状に
配列された複数の点状発光部が紫外線領域の光にそれぞ
れ反応して異なる色で発光するので、発光層全体でカラ
ー模様やカラー絵図を表現することができ、これにより
装飾効果の高いものを得ることができる。
【0073】請求項4に記載の発明によれば、発光層に
蓄光物質が混入されていることにより、蓄光物質が発光
層の発光時の光によりエネルギを蓄え、紫外線領域の光
が照射された後に、蓄光物質が残光として発光するの
で、残光機能をもたせることができ、これによっても装
飾性の高いものを得ることができる。請求項5に記載の
発明によれば、発光層が透明なオーバーコート膜で覆わ
れていることをにより、このオーバーコート膜で発光層
を保護することができるので、発光層の耐久性を向上さ
せることができると共に、部材となる被加工物に発光層
が影響されないため、部材を自由に選定することができ
る。
【0074】請求項6に記載の発明によれば、紫外線領
域の光に反応して有色発光する発光層が設けられた発光
部品を備えた電子機器であることにより、紫外線領域の
光がほとんど当らない屋内などの所では、発光部品の表
面が発光層の影響を受けずにそのまま透けて見え、また
紫外線領域の光が当る屋外などの所では、請求項1〜5
に記載された発明と同様、発光部品の透明な発光層が紫
外線領域の光に反応して有色発光するので、装飾効果が
高く、付加価値の高い電子機器を得ることができる。
【0075】請求項7に記載の発明によれば、電子機器
の内部に紫外線領域の光を発光する紫外線発光装置を備
えているので、紫外線領域の光が当らない所で紫外線発
光装置を点灯させて紫外線領域の光を発生させることに
より、その紫外線領域の光に反応して部品の発光層を強
制的に有色発光させることができるので、所望する場所
で自由に発光層を発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を腕時計に適用した外観側面図。
【図2】図1の腕時計ケースの拡大平面図
【図3】図1の腕時計の内部構造を示した要部の拡大断
面図。
【図4】図3の時計ガラスの平面図。
【図5】図3の文字板の拡大平面図。
【図6】図3の指針の拡大平面図。
【図7】図5の文字板に設けられた発光層の拡大断面
図。
【図8】(a)は文字板の上面全体に発光層を設けた
図、(b)は指針の上面の一部に発光層を設けた図。
【図9】時計ガラスおよび文字板の各下面および見切り
部材の内面に発光層を設けた場合における腕時計の内部
構造を示した要部の拡大断面図。
【図10】時計ガラスを2枚のガラス板で構成し、その
間に発光層を設けた場合の要部の拡大断面図。
【図11】発光層中に蓄光物質を混入させた要部の拡大
断面図。
【図12】この発明を腕時計に適用した第2実施形態に
おいて、文字板上に積層構造の発光層を設けた要部の拡
大断面図。
【図13】この発明を腕時計に適用した第3実施形態に
おいて、文字板上に点状発光部をドット状に配列してな
る発光層を設けた要部の拡大断面図。
【図14】図13の文字板上の発光層に紫外線領域の光
を当てた状態の平面図。
【図15】時計部品である文字板の上面にアンダーコー
ト膜を介して発光層を設け場合の要部の拡大断面図。
【図16】この発明を腕時計に適用した第4実施形態に
おける内部構造を示した要部の拡大断面図。
【図17】図16の腕時計の拡大平面図。
【図18】(a)は透明な見切り部材内に紫外線発光素
子を配置した構造を示した要部の拡大断面図、(b)は
見切り部材と腕時計ケースの内面との間に設けられた空
間部内に紫外線発光素子を配置して見切り部材と文字板
5との隙間から紫外線を照射させる構造を示した要部の
拡大断面図。
【図19】時計ガラスの下面に設けられた反射部で紫外
線発光素子からの紫外線を反射させる構造を示した要部
拡大断面図。
【図20】この発明を腕時計に適用した第5実施形態に
おける内部構造を示した要部の拡大断面図。
【図21】この発明を腕時計に適用した第6実施形態に
おける内部構造を示した要部の拡大断面図。
【図22】この発明を携帯電話機に適用した第7実施形
態を示した外観斜視図。
【図23】図22のA−A矢視における拡大断面図。
【図24】(a)は時計ガラスまたは保護ガラスに発光
物質を混入させた場合の要部の拡大断面図、(b)は透
明な見切り部材に発光物質を混入させた場合の要部の拡
大断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 2 ベゼル 3 時計ガラス 5 文字板 9 時計バンド 11 指針 12、67 見切り部材 15、20、25 発光層 16 オーバーコート膜 17 蓄光物質 21〜23 第1〜第3発光膜 26 点状発光部 30 紫外線発光素子 41、50 液晶表示装置 51 紫外線発光装置 60 機器ケース 63 保護ガラス 64 キー釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C096 AA11 AA14 BA04 BC02 BC04 BC17 CA03 CA17 CA32 CA33 CB07 CC02 CC06 CC36 CC37 CJ13 DC02 FA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部材に、紫外線領域の光に反応して有色発
    光する透明な発光層を、その層厚を変化させて設けたこ
    とを特徴とする発光部品。
  2. 【請求項2】部材に、紫外線領域の光に反応して異なる
    色で発光する複数の発光膜を積層してなる透明な発光層
    を設けたことを特徴とする発光部品。
  3. 【請求項3】部材に、紫外線領域の光に反応して異なる
    色で発光する複数の点状発光部をドット状に配列してな
    る透明な発光層を設けたことを特徴とする発光部品。
  4. 【請求項4】前記発光層には、蓄光物質が混入されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発
    光部品。
  5. 【請求項5】前記発光層は、透明なオーバーコート膜で
    覆われていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の発光部品。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載され
    た発光部品を備えたことを特徴する電子機器。
  7. 【請求項7】機器内部に紫外線領域の光を発光する紫外
    線発光装置を備えたことを特徴する請求項6に記載の電
    子機器。
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