JP2006330039A - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006330039A
JP2006330039A JP2005149169A JP2005149169A JP2006330039A JP 2006330039 A JP2006330039 A JP 2006330039A JP 2005149169 A JP2005149169 A JP 2005149169A JP 2005149169 A JP2005149169 A JP 2005149169A JP 2006330039 A JP2006330039 A JP 2006330039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
emitting element
layer portion
diffusing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005149169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4626399B2 (ja
Inventor
Hajime Iguchi
元 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2005149169A priority Critical patent/JP4626399B2/ja
Publication of JP2006330039A publication Critical patent/JP2006330039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4626399B2 publication Critical patent/JP4626399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

【課題】 表示部に影響を与えず、発光素子の光を光発散部材から外部に集中させて発散できる発光装置を提供する。
【解決手段】 腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側に発光素子11を配置し、時計ガラス3の上側に、一部が発光素子11に対向すると共に他の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材12を配置し、発光素子11に対向する光発散部材12の下面を拡散面13に形成した。従って、発光素子11の光が時計ガラス3を透過して光発散部材12に入射するときに、光発散部材12の拡散面3によって入射光を拡散させることができる。このため、光発散部材12が表示部9に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子11の光を光発散部材12から外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材12を明るく発光させて、光により注意を喚起することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、時計や携帯電話機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの電子機器に用いられる発光装置に関する。
例えば、腕時計においては、アラーム時刻に発光装置を発光させて使用者にアラーム時刻を知らせるようにしたものがある。このような発光装置には、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの上部に時計ガラスが取り付けられ、この腕時計ケースの内部に発光素子を配置し、この発光素子の上側で且つ時計ガラスの下側に拡散機能を有するカバー部材を設け、このカバー部材によって発光素子の光を拡散させ、この拡散した光を時計ガラスを通して外部に発散させるように構成したものがある。
特開平6−162809号
しかしながら、このような従来の発光装置では、時計ガラスの下側に発光素子からの光を拡散するカバー部材を設けた構成であるから、発光素子からの光をカバー部材で拡散して発散すると、この拡散された発散光が時計ガラスのほぼ全体に向けて照射され、この時計ガラスに照射された光によって腕時計ケース内に設けられた表示部を照明することができても、アラーム時刻に光をカバー部材から腕時計ケースの外部に集中させて発散させることができず、このためアラーム時刻を光によって喚起することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子で発光した光を光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができる発光装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図10に示すように、開口部(2)を有する機器ケース(腕時計ケース1)と、この機器ケースの内部に前記開口部と対向して配置された表示部(9)と、前記機器ケースの前記開口部に取り付けられた保護ガラス(時計ガラス3)と、この保護ガラスの下側に配置された発光素子(11)と、前記保護ガラスの上側に配置され、一部が前記発光素子に対向すると共に他の一部が前記保護ガラスの外側に位置する拡散機能を有する光発散部材(12、21、31、41、51、61)とを備えたことを特徴とする発光装置である。
請求項2に記載の発明は、図1〜図3に示すように、前記光発散部材(12)が前記発光素子(11)に対向する下面を拡散面(13)に形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置である。
請求項3に記載の発明は、図4に示すように、前記光発散部材(21)が前記発光素子(11)に対向する下面に拡散板(22)を設けた構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置である。
請求項4に記載の発明は、図5および図6に示すように、前記光発散部材(31)が、上層部(32)と下層部(33)との2層構造で、前記上層部と前記下層部との重なり合う面を拡散面(34)に形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置である。
請求項5に記載の発明は、図7に示すように、前記光発散部材(41)が、上層部(32)と下層部(33)との2層構造で、前記上層部と前記下層部との間に拡散板(42)を設けた構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置である。
請求項6に記載の発明は、図8〜図10に示すように、前記光発散部材(51、61)が、前記発光素子(11)に対向する前記下層部(33)の下面を拡散面(52)に形成した構成であることを特徴とする請求項4または5に記載の発光装置である。
請求項1に記載の発明によれば、機器ケースの開口部に取り付けられた保護ガラスの下側に発光素子を配置し、保護ガラスの上側に、一部が発光素子に対向すると共に他の一部が保護ガラスの外側に位置する拡散機能を有する光発散部材を配置したので、発光素子で発光した光がこれに対向する部分の保護ガラスを透過して光発散部材に入射すると共に、この入射光が光発散部材の拡散機能で拡散されることにより、光発散部材の一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置され、且つ光発散部材の他の一部が保護ガラスの外側に配置されていても、光発散部材の全域に光をほぼ均一に透過させて機器ケースの外部に発散させることができる。
すなわち、発光素子で発光した光は、保護ガラスにおける発光素子と対向する部分のみを透過して光発散部材に入射するので、従来例のように発光素子の光が保護ガラスの全域に照射されることがなく、しかも光発散部材は、その一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置されると共に他の一部が保護ガラスの外側に配置された構成であるから、発光素子を表示部の近傍に接近させて配置しても、光発散部材の発散面積を大きくすることができる共に、光発散部材の中心部を表示部から離すことができる。このため、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子で発光した光を光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材を明るく発光させて、光により注意を喚起することができる。
請求項2に記載の発明によれば、光発散部材が発光素子に対向する下面を拡散面に形成した構成であることにより、発光素子で発光した光がこれに対向する部分の保護ガラスを透過して光発散部材に入射するときに、光発散部材の下面に形成された拡散面によって、入射光を光発散部材の全域に向けて拡散させることができる。このため、光発散部材の一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置され、且つ光発散部材の他の一部が保護ガラスの外側に配置されていても、光発散部材の全域に光をほぼ均一に透過させて機器ケースの外部に発散させることができ、これにより請求項1に記載の発明と同様、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子で発光した光を光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、光発散部材が発光素子に対向する下面に拡散板を設けた構成であることにより、発光素子で発光した光がこれに対向する部分の保護ガラスを透過して光発散部材に入射するときに、光発散部材の下面に設けられた拡散板によって、入射光を光発散部材の全域に向けて拡散させることができる。このため、光発散部材の一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置され、且つ光発散部材の他の一部が保護ガラスの外側に配置されていても、光発散部材の全域に光をほぼ均一に透過させて機器ケースの外部に発散させることができ、これにより請求項1に記載の発明と同様、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子で発光した光を光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、光発散部材が、上層部と下層部との2層構造で、上層部と下層部とが重なり合う面を拡散面に形成したことにより、発光素子で発光した光がこれに対向する部分の保護ガラスを透過して光発散部材の下層部に入射し、この入射光が下層部を透過して上層部に入射するときに、上部層と下層部との重なり合う面に形成された拡散面によって、入射光を光発散部材の上層部の全域に向けて拡散させることができる。このため、光発散部材の一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置され、且つ光発散部材の他の一部が保護ガラスの外側に配置されていても、光発散部材における上層部の全域に光をほぼ均一に透過させて機器ケースの外部に発散させることができ、これにより請求項1に記載の発明と同様、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子で発光した光を光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、光発散部材が、上層部と下層部との2層構造で、上層部と下層部との間に拡散板を設けたことにより、発光素子で発光した光がこれに対向する部分の保護ガラスを透過して光発散部材の下層部に入射し、この入射光が下層部を透過して上層部に入射するときに、上層部と下層部との間に設けられた拡散板によって、入射光を光発散部材の上層部の全域に向けて拡散させることができる。このため、光発散部材の一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置され、且つ光発散部材の他の一部が保護ガラスの外側に配置されていても、光発散部材における上層部の全域に光をほぼ均一に透過させて機器ケースの外部に発散させることができ、これにより請求項1に記載の発明と同様、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子で発光した光を光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、光発散部材が、発光素子に対向する下層部の下面を拡散面に形成した構成であることにより、発光素子で発光した光がこれに対向する部分の保護ガラスを透過して光発散部材の下層部に入射するときに、下層部の下面に形成された拡散面によって、入射光を下層部の全域に向けて拡散させることができると共に、この拡散された光が下層部から上層部に入射するときに、上層部と下層部との重なり合う面に形成された拡散面、または上層部と下層部との間に設けられた拡散板によって、入射光を上層部の全域に向けて更に拡散させることができる。
このため、光発散部材の一部が発光素子に対向する保護ガラスの上側に配置され、且つ光発散部材の他の一部が保護ガラスの外側に配置されていても、光発散部材の下層部の下面に形成された拡散面と、上層部と下層部との重なり合う面に形成された拡散面、または上層部と下層部との間に設けられた拡散板との両者によって、発光素子からの光を拡散させることができるので、請求項2〜5に記載の発明のものよりも、より一層、光発散部材の全域に光を均一に透過させて機器ケースの外部に発散させることができ、これにより請求項1〜5に記載の発明と同様、光発散部材が表示部に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子で発光した光を効率良く光発散部材から機器ケースの外部に集中させて発散させることができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図3を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態1について説明する。
図1はこの発明の腕時計を示した正面図、図2は図1のA−A矢視における拡大断面図、図3は図2の発光装置の光路状態を示した図である。
この腕時計は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の上部には、図2に示すように、開口部2が設けられており、この開口部2には、時計ガラス3が取り付けられている。また、この腕時計ケース1の上部外周には、図1および図2に示すように、ベゼル4が時計ガラス3の外周縁の上面を覆った状態で、複数の飾りねじ4aによって取り付けられている。
一方、腕時計ケース1の内部には、図2に示すように、時計モジュール5が収納されており、この腕時計ケース1の下面には、裏蓋6が防水リング6aを介して取り付けられている。この場合、時計モジュール5は、図2に示すように、ハウジング7を備えている。このハウジング7の上部には、文字板8が時計ガラス3に対応して設けられており、ハウジング7の内部には、表示部9が文字板8の開口部8aに対応して設けられている。この表示部9は、液晶表示装置やEL(エレクトロルミネッセンス)表示装置などの平面型の表示装置からなり、時刻などの情報を電気光学的に表示するように構成されている。
ところで、この腕時計ケース1には、図1に示すように、発光装置10がほぼ5時付近に設けられている。この発光装置10は、図2に示すように、時計ガラス3の下側で表示部9の側方に配置された発光素子11と、一部が発光素子11に対向すると共に他の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材12とを備えている。発光素子11は、LED(発光ダイオード)などからなり、図2に示すように、時計ガラス3の下側で表示部9の側方に位置する箇所、つまり文字板8の端部に設けられた収納凹部8b内に配置され、時計モジュール5内の回路基板(図示せず)に電気的に接続されている。
光発散部材12は、図1および図2に示すように、透明または半透明のガラスまたは合成樹脂からなり、全体がほぼ円板状に形成され、ベゼル4に設けられた収納孔14内に嵌め込まれて、内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上面に配置され、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置して腕時計ケース1の上面に配置されるように構成されている。また、この光発散部材12は、拡散機能を有するものであり、発光素子11に対向する部分の下面が拡散面13に形成された構成になっている。
この拡散面13は、図2および図3に示すように、波形の凹凸形状に形成され、発光素子11からの光が時計ガラス3を透過して光発散部材12に入射するときに、光発散部材12の全域に向けて拡散するように構成されている。すなわち、この拡散面13の波形の凹凸面は、時計ガラス3の中心側を向く傾斜面が緩やかな傾斜で、時計ガラス3の外周側を向く傾斜面が急な傾斜で、これらが波状に連続して形成され、緩やかな傾斜の傾斜面によって発光素子11からの光を時計ガラス3の外周側に向けて屈折するように構成されている。なお、この光発散部材12の上面には、図1〜図3に示すように、装飾用の凹凸部15が市松模様などの装飾模様で形成されている。
このような腕時計の発光装置10によれば、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側に発光素子11を表示部9の側方に位置させて配置し、時計ガラス3の上側に、内周部側の一部が発光素子11に対向すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材12を配置し、発光素子11に対向する光発散部材12の下面を拡散面13に形成したので、発光素子11で発光した光がこれに対向する部分の時計ガラス3を透過して光発散部材12に入射するときに、図3に示すように、光発散部材12の下面に形成された拡散面13によって、入射光を光発散部材12の全域に向けて拡散させることができる。
このため、光発散部材12は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に配置され、且つ外周部側の一部が時計ガラス3の外側に配置された構成であっても、発光素子11に対向する光発散部材12の下面に形成された拡散面13によって、発光素子11からの光を拡散することにより、光発散部材12の全域に光をほぼ均一に透過させて腕時計ケース1の外部に発散させることができる。なお、このときには、光発散部材12の上面に形成された装飾用の凹凸部15によっても、光を拡散させることができる。これにより、発光素子11で発光した光を光発散部材12から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができる。
この場合、発光素子11で発光した光は、これに対向する時計ガラス3の部分のみを透過して光発散部材12に入射するので、従来例のように発光素子11の光が時計ガラス3の全体に向けて照射されることがない。また、光発散部材12は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に位置すると共に、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する構成であるから、発光素子11を表示部9の近傍に接近させて配置しても、光発散部材12の発散面積を大きくすることができると共に、光発散部材12の中心部をできるだけ表示部9から離すことができる。このため、光発散部材12が表示部9に対し光による影響を及ぼすことなく、発光素子11で発光した光を光発散部材12から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材12を明るく発光させて、アラーム時刻などの注意を光によって喚起することができる。
(実施形態2)
次に、図4を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図3に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計の発光装置20は、光発散部材21の下面に拡散板22を設けた構成で、これ以外は実施形態1と同じ構成になっている。この場合にも、発光素子11は、実施形態1と同様、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側で表示部9の側方に位置した状態で配置されている。
光発散部材21は、実施形態1と同様、透明または半透明のガラスまたは合成樹脂からなり、全体がほぼ円板状に形成され、ベゼル4に設けられた収納孔14内に嵌め込まれて、腕時計ケース1のほぼ5時付近に配置されている。また、この光発散部材21も、図4に示すように、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上面に配置され、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置して腕時計ケース1の上面に配置された構成になっている。
そして、この光発散部材21の下面に設けられた拡散板22は、図4に示すように、発光素子11に対向して配置され、発光素子11からの光が時計ガラス3を透過して入射するときに、その入射光を光発散部材21の全域に向けて拡散するように構成されている。なお、この光発散部材21の上面にも、実施形態1と同様に、装飾用の凹凸部15が市松模様などの装飾模様で形成されている。
このような腕時計の発光装置20によれば、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側に発光素子11を表示部9の側方に位置させて配置し、時計ガラス3の上側に、内周部側の一部が発光素子11に対向すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材21を配置し、発光素子11と対向する光発散部材21の下面に拡散板22を設けたので、発光素子11で発光した光がこれに対向する部分の時計ガラス3を透過して光発散部材21に入射するときに、光発散部材21の下面に設けられた拡散板22によって、入射光を光発散部材21の全域に向けて拡散させることができる。
このため、実施形態1と同様、光発散部材21は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に配置され、且つ外周部側の一部が時計ガラス3の外側に配置された構成であっても、発光素子11に対向する光発散部材21の下面に設けられた拡散板22によって、発光素子11からの光を拡散することにより、光発散部材21の全域に光をほぼ均一に透過させて腕時計ケース1の外部に発散させることができる。これにより、発光素子11で発光した光を光発散部材21から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができる。
この場合にも、発光素子11で発光した光は、これに対向する時計ガラス3の部分のみを透過して光発散部材21に入射するので、従来例のように発光素子11の光が時計ガラス3のほぼ全体に照射されることがない。また、光発散部材21は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に位置すると共に、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する構成であるから、発光素子11を表示部9の近傍に接近させて配置しても、光発散部材21の発散面積を大きくすることができると共に、光発散部材21の中心部をできるだけ表示部9から離すことができる。
このため、この発光装置20においても、実施形態1と同様、光発散部材21が表示部9に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子11で発光した光を光発散部材21から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材21を明るく発光させて、アラーム時刻などの注意を光によって喚起することができる。
なお、上記実施形態1では、光発散部材12の下面を拡散面13に形成した構成であり、また上記実施形態2では、光発散部材21の下面に拡散板22を設けた構成である場合について述べたが、これに限らず、光発散部材12、21中に拡散剤を混入させ、この混入された拡散剤によって発光素子11からの光を光発散部材12、21中で拡散させるように構成しても良い。
(実施形態3)
次に、図5および図6を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態3について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この腕時計の発光装置30は、光発散部材31が、上層部32と下層部33との2層構造で、且つ上層部32と下層部33との重なり合う面を拡散面34に形成した構成で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。この場合にも、発光素子11は、実施形態1と同様、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側で表示部9の側方に位置した状態で配置されている。
光発散部材31は、実施形態1と同様、全体がほぼ円板状に形成され、ベゼル4に設けられた収納孔14内に嵌め込まれて、腕時計ケース1のほぼ5時付近に配置されている。この光発散部材31も、図5および図6に示すように、内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上面に配置され、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置して腕時計ケース1の上面に配置された構成なっている。また、この光発散部材31の上層部32と下層部33とは、それぞれ透明または半透明のガラスまたは合成樹脂からなり、上層部32と下層部33との重なり合う面が拡散面34に形成されている。
この拡散面34は、実施形態1の拡散面13と同様、それぞれ波形の凹凸形状に形成され、発光素子11からの光が時計ガラス3を透過して光発散部材31の下層部33に入射し、この入射光が下層部33を透過して上層部32に入射するときに、その入射光を上層部32の全域に向けて拡散するように構成されている。すなわち、この拡散面34の波形の凹凸面も、時計ガラス3の中心側を向く傾斜面が緩やかな傾斜で、時計ガラス3の外周側を向く傾斜面が急な傾斜で、これらが波状に連続して形成され、緩やかな傾斜の傾斜面によって発光素子11からの光を時計ガラス3の外周側に向けて屈折するように構成されている。なお、この光発散部材31における上層部32の上面にも、実施形態1と同様、装飾用の凹凸部(図示せず)が形成されていることが望ましい。
このような腕時計の発光装置30によれば、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側に発光素子11を表示部9の側方に位置させて配置し、時計ガラス3の上側に、内周部側の一部が発光素子11に対向すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材31を配置し、この光発散部材31を上層部32と下層部33との2層で構成し、且つ上部層32と下層部33との重なり合う面に拡散面34を形成したので、発光素子11で発光した光がこれに対向する部分の時計ガラス3を透過して光発散部材31の下層部33に入射し、この入射光が下層部33を透過して上層部32に入射するときに、上部層32と下層部33との重なり合う面に形成された拡散面34によって、入射光を光発散部材31の上層部32の全域に向けて拡散させることができる。
このため、光発散部材31は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に配置され、且つ外周部側の一部が時計ガラス3の外側に配置された構成であっても、上部層32と下層部33との重なり合う面に形成された拡散面34によって、発光素子11からの光を拡散することにより、光発散部材31の上層部32の全域に光をほぼ均一に透過させて腕時計ケース1の外部に発散させることができる。これにより、発光素子11で発光した光を光発散部材31の上層部32から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができる。
この場合にも、発光素子11で発光した光は、これに対向する時計ガラス3の部分のみを透過して光発散部材31の下層部33に入射するので、従来例のように発光素子11の光が時計ガラス3の全体に向けて照射されることがない。また、光発散部材31は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に位置すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する構成であるから、発光素子11を表示部9の近傍に接近させて配置しても、光発散部材31の発散面積を大きくすることができると共に、光発散部材31の中心部をできるだけ表示部9から離すことができる。
このため、この発光装置30においても、実施形態1と同様、光発散部材31が表示部9に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子11で発光した光を光発散部材31から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材31を明るく発光させて、アラーム時刻などの注意を光によって喚起することができる。
(実施形態4)
次に、図7を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態4について説明する。この場合には、図5および図6に示された実施形態3と同一部分に同一符号を付して説明する。
この腕時計の発光装置40は、光発散部材41が、上層部32と下層部33との2層構造で、且つ上層部32と下層部33との間に拡散板42を設けた構成で、これ以外は実施形態3と同じ構成になっている。この場合にも、発光素子11は、実施形態3と同様、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側で表示部9の側方に位置した状態で配置されている。
光発散部材41は、実施形態3と同様、全体がほぼ円板状に形成され、ベゼル4に設けられた収納孔14内に嵌め込まれて、腕時計ケース1のほぼ5時付近に配置されている。また、この光発散部材41も、図7に示すように、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上面に配置され、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置して腕時計ケース1の上面に配置された構成になっている。
さらに、この光発散部材41は、実施形態3と同様、上層部32と下層部33との2層構造で、上層部32と下層部33との間に拡散板42が配置された構成になっている。この拡散板42は、発光素子11からの光が時計ガラス3および光発散部材41の下層部33を順に透過して上層部32に入射するときに、その入射光を光発散部材41の上層部32の全域に向けて拡散するように構成されている。なお、この光発散部材41の上層部32の上面にも、実施形態1と同様、装飾用の凹凸部(図示せず)が形成されていることが望ましい。
このような腕時計の発光装置40によれば、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側に発光素子11を表示部9の側方に位置させて配置し、時計ガラス3の上側に、内周部側の一部が発光素子11に対向すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材41を配置し、この光発散部材41の上部層32と下層部33との間に拡散板42を設けたので、発光素子11で発光した光がこれに対向する部分の時計ガラス3を透過して光発散部材41の下層部33に入射し、この入射光が下層部33を透過して上層部32に入射するときに、上部層32と下層部33との間に設けられた拡散板42によって、入射光を光発散部材41の上層部32の全域に向けて拡散させることができる。
このため、光発散部材41は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に配置され、且つ外周部側の一部が時計ガラス3の外側に配置された構成であっても、光発散部材41の上部層32と下層部33との間に設けられた拡散板42によって、発光素子11からの光を拡散することにより、上層部32の全域に光をほぼ均一に透過させて腕時計ケース1の外部に発散させることができる。これにより、実施形態3と同様、発光素子11で発光した光を光発散部材41から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができる。
この場合にも、発光素子11で発光した光は、これに対向する時計ガラス3の部分のみを透過して光発散部材41の下層部33に入射するので、従来例のように発光素子11の光が時計ガラス3の全体に向けて照射されることがない。また、光発散部材41は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に位置すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する構成であるから、発光素子11を表示部9の近傍に接近させて配置しても、光発散部材41の発散面積を大きくすることができると共に、光発散部材41の中心部をできるだけ表示部9から離すことができる。
このため、この発光装置40においても、実施形態3と同様、光発散部材41が表示部9に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子11で発光した光を光発散部材41から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材41を明るく発光させて、アラーム時刻などの注意を光によって喚起することができる。
なお、上記実施形態3では、光発散部材31が上層部32と下層部33との重なり合う面を拡散面34に形成した構成であり、また上記実施形態4では、光発散部材41が上層部32と下層部33との間に拡散板42を設けた構成である場合について述べたが、これに限らず、上層部32と下層部33とのうち、少なくとも上層部32中に拡散剤を混入させ、この混入された拡散剤によって発光素子11からの光を上層部32中で拡散させるように構成しても良い。
(実施形態5)
次に、図8および図9を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態5について説明する。この場合にも、図5および図6に示された実施形態3と同一部分に同一符号を付して説明する。
この腕時計の発光装置50は、光発散部材51が、上層部32と下層部33との2層構造で、上層部32と下層部33との重なり合う面を拡散面34に形成すると共に、発光素子11に対向する下層部33の下面を拡散面52に形成した構成になっている。
この場合にも、発光素子11は、実施形態3と同様、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側で表示部9の側方に位置した状態で配置されている。また、光発散部材51は、実施形態3と同様、全体がほぼ円板状に形成され、ベゼル4に設けられた収納孔14内に嵌め込まれて、腕時計ケース1のほぼ5時付近に配置されている。この光発散部材51も、図8および図9に示すように、内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上面に配置され、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置して腕時計ケース1の上面に配置された構成になっている。
さらに、この光発散部材51は、上層部32と下層部33との2層構造であり、これら上層部32と下層部33とは、それぞれ透明または半透明のガラスまたは合成樹脂からなり、上層部32と下層部33との重なり合う面が拡散面34に形成されているほか、発光素子11に対向する下層面33の下面が拡散面52に形成されている。この場合、上層部32と下層部33との重なり合う面に形成された拡散面34は、実施形態3と同じ構成になっている。
また、下層面33の下面に形成された拡散面52は、図8および図9に示すように、波形の凹凸形状に形成され、発光素子11からの光が時計ガラス3を透過して下層部33に入射するときに、その下層部33の全域に向けて拡散するように構成されている。すなわち、この拡散面52の波形の凹凸面も、実施形態1と同様、時計ガラス3の中心側を向く傾斜面が緩やかな傾斜で、時計ガラス3の外周側を向く傾斜面が急な傾斜で、これらが波状に連続して形成され、緩やかな傾斜の傾斜面によって発光素子11からの光を時計ガラス3の外周側に向けて屈折するように構成されている。なお、この光発散部材51における上層部32の上面にも、実施形態1と同様、装飾用の凹凸部(図示せず)が形成されていることが望ましい。
このような腕時計の発光装置50によれば、時計ガラス3の下側で表示部9の側方に発光素子11を配置し、時計ガラス3の上側に、内周部側の一部が発光素子11に対向すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材51を配置し、この光発散部材51の上部層32と下層部33との重なり合う面を拡散面34に形成すると共に、発光素子11に対向する下層部33の下面を拡散面52に形成したので、発光素子11で発光した光がこれに対向する部分の時計ガラス3を透過して光発散部材51の下層部33に入射するときに、下層部33の下面に形成された拡散面52によって、入射光を下層部33の全域に向けて拡散させることができ、この拡散した光が下層部33から上層部32に入射するときに、上部層32と下層部33との重なり合う面に形成された拡散面34によって、その入射光を光発散部材51の上層部32の全域に向けて更に拡散させることができる。
このため、光発散部材51は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に配置され、且つ外周部側の一部が時計ガラス3の外側に配置された構成であっても、発光素子11に対向する下層部33の下面に形成された拡散面52と、上部層32と下層部33との重なり合う面に形成された拡散面34との両者によって、発光素子11からの光を拡散することにより、実施形態3、4に比べて、より一層、光発散部材51の全域、つまり下層部33と上層部32との両方に光を均一に透過させて腕時計ケース1の外部に発散させることができる。これにより、発光素子11で発光した光を光発散部材51から効率良く腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができる。
この場合にも、発光素子11で発光した光は、これに対向する時計ガラス3の部分のみを透過して光発散部材51の下層部33に入射するので、従来例のように発光素子11の光が時計ガラス3の全体に向けて照射されることがない。また、光発散部材51は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に位置すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する構成であるから、発光素子11を表示部9の近傍に接近させて配置しても、光発散部材51の発散面積を大きくすることができると共に、光発散部材51の中心部をできるだけ表示部9から離すことができる。
このため、この発光装置50においても、光発散部材51が表示部9に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子11に対向する下層部33の下面に形成された拡散面52と、上部層32と下層部33との重なり合う面に形成された拡散面34との両者によって、発光素子11で発光した光を光発散部材51から効率良く腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができ、これにより、より一層、光発散部材51を明るく発光させて、アラーム時刻などの注意を光によって喚起することができる。
(実施形態6)
次に、図10を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態6について説明する。この場合には、図8および図9に示された実施形態5と同一部分に同一符号を付して説明する。
この腕時計の発光装置60は、光発散部材61が、上層部32と下層部33との2層構造で、上層部32と下層部33との間に拡散板62を設けると共に、発光素子11に対向する下層部33の下面を拡散面52に形成した構成で、これ以外は実施形態5とほぼ同じ構成になっている。
この場合にも、発光素子11は、実施形態5と同様、腕時計ケース1の開口部2に取り付けられた時計ガラス3の下側で表示部9の側方に位置した状態で配置されている。また、光発散部材61は、実施形態5と同様、全体がほぼ円板状に形成され、ベゼル4に設けられた収納孔14内に嵌め込まれて、腕時計ケース1のほぼ5時付近に配置されている。この光発散部材61も、図10に示すように、内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上面に配置され、外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する腕時計ケース1の上面に配置された構成になっている。
さらに、この光発散部材61は、図10に示すように、上層部32と下層部33との間に拡散板62が設けられ、発光素子11に対向する下層面33の下面が、実施形態5と同様、拡散面52に形成された構成になっている。この場合、上層部32と下層部33との間に設けられた拡散板62は、実施形態4と同様、発光素子11からの光が時計ガラス3および光発散部材61の下層部33を順に透過して上層部32に入射するときに、その入射光を上層部32の全域に向けて拡散するように構成されている。
また、この光発散部材61の下層面33の下面に形成された拡散面52は、実施形態5と同様、波形の凹凸形成に形成され、発光素子11からの光が時計ガラス3を透過して下層部33に入射するときに、その入射光を下層部33の全域に向けて拡散するように構成されている。なお、この光発散部材61の上層部32の上面も、実施形態1と同様に、装飾用の凹凸部(図示せず)が形成されていることが望ましい。
このような腕時計の発光装置60によれば、時計ガラス3の下側で表示部9の側方に発光素子11を配置し、時計ガラス3の上側に、内周部側の一部が発光素子11に対向すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する光発散部材61を配置し、この光発散部材61の上部層32と下層部33との間に拡散板62を設けると共に、発光素子11に対向する下層部33の下面を拡散面52に形成したので、発光素子11で発光した光がこれに対向する部分の時計ガラス3を透過して光発散部材61の下層部33に入射するときに、下層部33の下面に形成された拡散面52によって、入射光を下層部33の全域に向けて拡散させることができ、この拡散した光が下層部33から上層部32に入射するときに、上部層32と下層部33との間に設けられた拡散板62によって、その入射光を上層部32の全域に向けて更に拡散させることができる。
このため、光発散部材61は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に配置され、且つ外周部側の一部が時計ガラス3の外側に配置された構成であっても、下層部33の下面に形成された拡散面52と、上部層32と下層部33との間に設けられた拡散板62との両者によって、発光素子11からの光を拡散することにより、実施形態5と同様、光発散部材61の全域、つまり下層部33と上層部32との両方に光を均一に透過させて腕時計ケース1の外部に発散させることができる。これにより、発光素子11で発光した光を効率良く光発散部材61から腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができる。
この場合にも、発光素子11で発光した光は、これに対向する時計ガラス3の部分のみを透過して光発散部材61の下層部33に入射するので、従来例のように発光素子11の光が時計ガラス3の全体に向けて照射されることがない。また、光発散部材61は、その内周部側の一部が発光素子11に対向する時計ガラス3の上側に位置すると共に外周部側の一部が時計ガラス3の外側に位置する構成であるから、発光素子11を表示部9の近傍に接近させて配置しても、光発散部材61の発散面積を大きくすることができると共に、光発散部材61の中心部をできるだけ表示部9から離すことができる。
このため、この発光装置60においても、実施形態5と同様、光発散部材61が表示部9に対し光による影響を及ぼすことがなく、発光素子11に対向する下層部33の下面に形成された拡散面52と、上部層32と下層部33との間に設けられた拡散板62との両者によって、発光素子11で発光した光を光発散部材61から効率良く腕時計ケース1の外部に集中させて発散させることができ、これにより光発散部材61を明るく発光させて、アラーム時刻などの注意を光によって喚起することができる。
なお、上記実施形態5、6では、発光素子11に対向する光発散部材51、61の下層部33の下面を拡散面52に形成した場合について述べたが、これに限らず、発光素子11に対向する光発散部材51、61の下層部33の下面に、実施形態2と同様、拡散板22を設けた構成でも良い。このような構成でも、実施形態5、6と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態5では、光発散部材51の上層部32と下層部33との重なり合う面を拡散面34に形成した構成であり、また上記実施形態6では、光発散部材61の上層部32と下層部33との間に拡散板62を設けた構成である場合について述べたが、これに限らず、上層部32と下層部33との両者にそれぞれ拡散剤を混入させ、この混入された拡散剤によって発光素子11からの光を上層部32中と下層部33中とでそれぞれ拡散させるように構成しても良い。
さらに、上記実施形態1〜6では、この発明の発光装置を腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、トラベルウォッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計にも適用することができるほか、携帯電話機やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの各種の電子機器にも広く適用することができる。
この発明を適用した腕時計の正面図である。(実施形態1) 図1のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図2における発光装置の光路状態を示した図である。 この発明を腕時計に適用した要部の拡大断面図である。(実施形態2) この発明を腕時計に適用した要部の拡大断面図である。(実施形態3) 図5における発光装置の光路状態を示した図である。 この発明を腕時計に適用した要部の拡大断面図である。(実施形態4) この発明を腕時計に適用した要部の拡大断面図である。(実施形態5) 図8における発光装置の光路状態を示した図である。 この発明を腕時計に適用した要部の拡大断面図である。(実施形態6)
符号の説明
1 腕時計ケース
2 開口部
3 時計ガラス
4 ベゼル
5 時計モジュール
8 文字板
9 表示部
10、20、30、40、50、60 発光装置
11 発光素子
12、21、31、41、51、61 光発散部材
13、34、52 拡散面
22、42、62 拡散板
32 上層部
33 下層部

Claims (6)

  1. 開口部を有する機器ケースと、
    この機器ケースの内部に前記開口部と対向して配置された表示部と、
    前記機器ケースの前記開口部に取り付けられた保護ガラスと、
    この保護ガラスの下側に配置された発光素子と、
    前記保護ガラスの上側に配置され、一部が前記発光素子に対向すると共に他の一部が前記保護ガラスの外側に位置する拡散機能を有する光発散部材と
    を備えたことを特徴とする発光装置。
  2. 前記光発散部材は、前記発光素子に対向する下面を拡散面に形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記光発散部材は、前記発光素子に対向する下面に拡散板を設けた構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  4. 前記光発散部材は、上層部と下層部との2層構造で、前記上層部と前記下層部との重なり合う面を拡散面に形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  5. 前記光発散部材は、上層部と下層部との2層構造で、前記上層部と前記下層部との間に拡散板を設けた構成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  6. 前記光発散部材は、前記発光素子に対向する前記下層部の下面を拡散面に形成した構成であることを特徴とする請求項4または5に記載の発光装置。
JP2005149169A 2005-05-23 2005-05-23 発光装置 Active JP4626399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005149169A JP4626399B2 (ja) 2005-05-23 2005-05-23 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005149169A JP4626399B2 (ja) 2005-05-23 2005-05-23 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006330039A true JP2006330039A (ja) 2006-12-07
JP4626399B2 JP4626399B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=37551828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005149169A Active JP4626399B2 (ja) 2005-05-23 2005-05-23 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4626399B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581975U (ja) * 1981-04-30 1983-01-07 スタンレー電気株式会社 発光ダイオ−ドを使用した表示装置
JPS6070601A (ja) * 1983-08-29 1985-04-22 カナデイアン パテンツ アンド デベロツプメント リミテツド 照明パネル
JPH06162809A (ja) * 1992-11-18 1994-06-10 Casio Comput Co Ltd 発光装置の取付構造
JPH07161212A (ja) * 1993-12-10 1995-06-23 Tec Corp 照明器具
JPH08136678A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Casio Comput Co Ltd 照明装置
JPH10232287A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Asulab Sa 表示装置の文字盤用の均一照明装置
JP2003029677A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Casio Comput Co Ltd 発光部品、およびこれを用いた電子機器
JP2003330394A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Asagi Create:Kk 電飾看板
JP2004069553A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Casio Comput Co Ltd 電子機器
JP2004362887A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Yamaha Livingtec Corp 照明装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581975U (ja) * 1981-04-30 1983-01-07 スタンレー電気株式会社 発光ダイオ−ドを使用した表示装置
JPS6070601A (ja) * 1983-08-29 1985-04-22 カナデイアン パテンツ アンド デベロツプメント リミテツド 照明パネル
JPH06162809A (ja) * 1992-11-18 1994-06-10 Casio Comput Co Ltd 発光装置の取付構造
JPH07161212A (ja) * 1993-12-10 1995-06-23 Tec Corp 照明器具
JPH08136678A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Casio Comput Co Ltd 照明装置
JPH10232287A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Asulab Sa 表示装置の文字盤用の均一照明装置
JP2003029677A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Casio Comput Co Ltd 発光部品、およびこれを用いた電子機器
JP2003330394A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Asagi Create:Kk 電飾看板
JP2004069553A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Casio Comput Co Ltd 電子機器
JP2004362887A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Yamaha Livingtec Corp 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4626399B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101110470B1 (ko) 휴대용 물품의 정보 디스플레이 소자용 배면광 장치
JP2007053063A (ja) シートスイッチモジュール
JPWO2006087863A1 (ja) 面状照明装置
TWI578876B (zh) 電子設備殼體
JP2008060058A (ja) 発光シートモジュール
TWI528340B (zh) 圖案顯示裝置
JP2009283422A (ja) 電子機器
US10935844B2 (en) Light source, backlight module, display device, and electronic device
JP4178937B2 (ja) 照明装置および電子機器
JP2003076305A (ja) 紫外線発光装置及び電子機器
US20140009903A1 (en) Backlight module and keyboard using the same
TW201305499A (zh) 照明裝置
JP2008140761A (ja) 光ガイド構造体、及び光ガイド構造体を使用した電子装置
WO2016127467A1 (zh) 智能手表和弧形液晶屏
JP5279011B2 (ja) 照明装置及び電子機器
TW201837947A (zh) 發光鍵盤
JP4120302B2 (ja) 電子機器
JP2004198112A (ja) 電子機器
JP4626399B2 (ja) 発光装置
JP2005267881A (ja) 面状照明装置
JP2004198681A (ja) 照明装置および電子機器
JP2010177114A (ja) 照明装置及び電子機器
TWI250390B (en) Lighting device and electronic machine use the same
JP6425011B2 (ja) 照明装置および時計
JP2009140713A (ja) イルミネーションユニット、及びオーディオ機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070913

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4626399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150