JP2003330394A - 電飾看板 - Google Patents

電飾看板

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JP2003330394A
JP2003330394A JP2002136732A JP2002136732A JP2003330394A JP 2003330394 A JP2003330394 A JP 2003330394A JP 2002136732 A JP2002136732 A JP 2002136732A JP 2002136732 A JP2002136732 A JP 2002136732A JP 2003330394 A JP2003330394 A JP 2003330394A
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JP2002136732A
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Yoshihiro Sakai
善弘 酒井
Seiji Taniguchi
省二 谷口
Masahiro Taniguchi
政宏 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングを板紙で構成することにより、運
搬、組立が非常に簡単で、しかも電材部品などを簡単に
分離してリサイクルしながら、古いハウジングも再生紙
としてリサイクルしたり焼却して、産業廃棄物を発生さ
せなくすることができる電飾看板を提供する。 【解決手段】 一面または両面に開口部1aを有する箱
型のハウジング1内に、光源2およびその光源2を駆動
する電材部品を収納したホルダー22が設けられてい
る。そして、ハウジング1の開口部1a側に、文字や図
形を描いた表示パネル3および光拡散板4、照度均一化
手段を構成する透過光調整シート5および光反射シート
7が設けられている。そして、光源2により表示パネル
4を背面側から照明することにより、表示パネル4の画
像をライトアップして表示するように形成されている。
このハウジングが板紙の折曲げ加工により形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展示や広告などの
ため、透明フィルムなどに絵や文字などを印刷した表示
パネルを背後から照明で照らして表示する電飾看板に関
する。さらに詳しくは、運搬や組立が簡単で、しかも非
常に安価で産業廃棄物を極力抑制することができる構造
の電飾看板に関する。
【0002】
【従来の技術】駅などの広告に用いられる電飾看板は、
たとえば図9に示されるように、蛍光灯の直管(以下、
蛍光管という)81などの光源を金属板などからなる光
反射ケース(ハウジング)82内に数本配列し、光拡散
板83を介して、または直接表示パネルなどを照射する
構造になっている。このハウジングとしては、たとえば
ステンレス、アルミニウムなどからなる金属板により表
面側を開口した箱状に形成され、その内部に蛍光管81
などが設けられている。そして、ハウジングの内部に
は、光反射材が塗布され、蛍光管からの光が無駄なく正
面側に設けられる表示パネルを照射することができるよ
うに形成されている。このように、ハウジングは、その
内部の光を正面側に反射させる必要があること、内部に
蛍光管などの光源を設けることにより発熱すること、一
般的には長期間使用され続けるため、耐久性が要求され
ることなどの理由で、前述のように、金属板を箱型に加
工して形成されている。そして、その内部に蛍光管用の
ソケットやインバータなどの電材部品を収納したホルダ
ーがネジなどにより固定される構造になっている。
【0003】このような電飾看板は、用途により種々の
大きさのものがあるが、たとえば駅などの広告用に設け
られる電飾看板などで一般的なものは、110cm×1
60cm程度で、その厚さが15〜20cm程度の大き
さになっており、その内部に65Wの蛍光管が3〜4本
程度並べられている。厚さをこれより薄くできないの
は、薄くすると蛍光管と表示パネルとの距離が近くな
り、蛍光管近傍の表示パネルが明るく、蛍光管から離れ
た部分の表示パネルは暗くなって、表示パネルの画像に
ランプイメージが現れ、表示の見栄えが非常に低下す
る、という理由に基づいている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
電飾看板は、そのハウジングが金属板で形成されている
ため、予め金属板を箱型に加工してから、設置場所に運
搬しなければならない。そのため、運搬時の1個当りの
スペースが大きくなると共に、金属板からなるためその
重量が重く、その運搬が非常に大変でコストアップにな
るのみならず、金属板を加工しなければならないため、
材料費および加工費も、非常にコストアップになるとい
う問題がある。
【0005】また、展示会場などで電飾看板を掲示する
場合には、その掲示はせいぜい5〜10日程度であり、
設置、解体を頻繁に行わなければならないため、とくに
その運搬の問題が顕著になると共に、金属板により形成
されたハウジングからなる電飾看板は、非常に重量も重
くなり、展示場のブースを仕切る壁面に取り付けるのに
壁の補強を必要とする場合もある。さらに、従来は、好
みの大きさの表示パネルにしようとしても、金属板から
ハウジングを特別に形成する必要があるため非常に高価
になり、僅かの期間のために展示するためのものには採
算が合わず、既成の大きさで我慢しなければならないと
いう問題もある。
【0006】一方、本発明者らは、多数の光透過領域を
有するように光反射膜を形成した透過光調整シートと反
射シートとをその両側縁で接合することにより、その中
心部に蛍光管などの棒状光源を挿入するだけで、表面か
ら均一な光を照射し、光源と表示パネルとの距離が殆ど
0に近くても、ランプイメージが殆ど現れない面状光源
を発明し、特願2001−318917号で開示してい
る。このような照度均一化手段を有する面状光源を用い
ることにより、前述のような160cm×110cm程
度の大きさの電飾看板でも、その厚さを4cm程度にす
ることができた。そして、このような薄い電飾看板であ
れば、前述のハウジングに金属板を用いなくても、段ボ
ール紙や複合紙などの板紙で充分に機械的強度が得ら
れ、しかも板紙を折り曲げるだけで、簡単に箱状のハウ
ジングを形成することができ、運搬は平板状の板紙の状
態で搬送し、電飾看板を設置する場所で組み立て得るこ
とを見出した。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みなされた
もので、電飾看板のハウジングを板紙で構成することに
より、運搬、組立が非常に簡単で、しかも電材部品など
を簡単に分離してリサイクルしながら、古いハウジング
は再生紙としてリサイクルしたり焼却して、産業廃棄物
を発生させなくすることができる電飾看板を提供するこ
とを目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、光源からの光を表示
パネルの面内で均一化する手段を設けることにより、光
源と表示パネルとの間隔を狭くし、全体の厚さを薄くす
ることにより、板紙からなるハウジングの機械的強度を
大きくした電飾看板を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電飾看板
は、一面もしくは相対向する両面に開口部を有する箱型
のハウジングと、該ハウジング内に設けられる光源と、
該光源を駆動する電材部品と、前記ハウジングの開口部
側に設けられる表示パネルとを有し、前記光源により該
表示パネルを背面側から照明することにより該表示パネ
ルの画像をライトアップして表示する電飾看板であっ
て、前記ハウジングが板紙の折曲げ加工により形成され
ている。
【0010】ここに板紙とは、段ボール紙や、異種また
は同種の紙を貼り合せた複合紙などの、折曲げ、切削加
工を容易に行えながら、ある程度の機械的強度を有する
板状の厚紙を意味する。また、電材部品とは、配線コー
ドなどのほか、光源が蛍光灯の場合はそのソケットや安
定器などの部品を、光源がLEDの場合は、商用電源か
ら直流電源に変換する電圧コンバータや、電池などを意
味する。
【0011】本発明によれば、電飾看板のハウジングに
板紙を用いるという全く新しい発想に基づいているた
め、板紙の折曲げ加工により電飾看板のハウジングを形
成することができ、板状のハウジング材料と小型の電材
部品を、電飾看板の設置場所に運び、現場で簡単に組み
立てることができる。その結果、材料費、運搬費および
製造コストを大幅に減らすことができる。さらに、廃棄
する場合でも、電材部品をハウジングから簡単に剥離す
ることができ、再利用することも可能であり、また、ハ
ウジングも紙であるため、再生紙としてリサイクルした
り、焼却により廃棄することができ、非常に環境にやさ
しい電飾看板になる。さらに、展示会場などで、頻繁に
設置、解体を行う必要がある場合でも、非常に軽く、作
業を行いやすいと共に、ハウジングの大きさもコンピュ
ータにより作図をして自動的に裁断することができるた
め、少数の任意形状のものでも、容易に製造することが
できる。
【0012】前記光源の光が前記表示パネルの全面でほ
ぼ均一に照射されるような照度均一化手段がさらに設け
られ、前記光源と表示パネルとの間隙を狭くすることに
より、前記ハウジングの表面と裏面との間隔が10cm
以下になるように形成されることにより、ハウジングの
側壁が非常に小さく、板紙によりハウジングが形成され
ていても、機械的強度を十分に得ることができる。
【0013】前記光源および電材部品は、前記ハウジン
グから簡単に分離し得るように、該ハウジングに形成さ
れた切込みに差し込み、および/または接着剤を介して
固定されていることが、組立および解体を非常に簡単に
することができるため好ましい。
【0014】前記ハウジングの側壁の少なくとも一部
は、前記板紙の折返しにより少なくとも2重の折返し部
を有するように形成され、かつ、該折返し部を有する側
壁と隣接する側壁の耳部が該折返し部に挟み込まれるよ
うに前記ハウジングが形成されていることが、ハウジン
グの機械的強度を向上させることができて好ましい。
【0015】前記ハウジング内面の少なくとも底面に光
反射シートが挿入されていることが、開口部側の表示パ
ネルの方に光を集中させることができるため好ましい。
【0016】また、前記ハウジングの開口部に光の進行
方向をランダムにする光拡散板が設けられ、該光拡散板
に、前記光反射シート共に前記照度均一化手段を構成す
る、光源側では光透過領域が狭く、光源から離れるにつ
れて光透過領域が大きくなるように形成された透過光調
整シートが貼着されていることにより、光源と表示パネ
ルとの距離が小さくても、光源の光が面内で均一にな
り、非常に薄型に形成することができると共に、光源の
光を有効に利用することができるため、少ない光源の数
で同等の輝度を得ることができる。その結果、一層看板
全体の重さを軽くするこができ、より一層板紙からなる
ハウジングでも、その機械的強度を充分に得ることがで
きる。
【0017】前記照度均一化手段が、光源側では光透過
領域が狭く、光源から離れるにつれて光透過領域が大き
くなるように形成された透過光調整シートと、光反射シ
ートまたは前記透過光調整シートと同様の第2の透過光
調整シートとがその両端部でそれぞれ接合されることに
より形成され、該透過光調整シートと光反射シートまた
は前記第2の透過光調整シートとの間に前記光源が設け
られていることにより、光反射シートをハウジング内に
敷き詰める必要がないため簡単に組み立てることができ
ると共に、光源の光を殆どすべて有効に利用することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明による電飾看板について説明をする。本発明による電
飾看板は、図1にその一実施形態の斜視、蓋および表示
パネルなどを除去した部分の平面、および(a)のC−
C断面の各説明図が示されるように、一面側に開口部1
aを有する箱型のハウジング1(図1に示される例で
は、本体1bと蓋体1cとが分離する構造になっている
が、一体でもよい)内に、光源2およびその光源2を駆
動する安定器やグローランプなどの電材部品を収納した
ホルダー22が設けられている。そして、ハウジング1
の開口部1a側に、文字や図形などを描いた表示パネル
3および図1に示される例では、アクリル板などからな
る光拡散板4の一面に照度均一化手段を構成する透過光
調整シート5が貼着され、底面側および側面側を覆うよ
うに光反射シート7が設けられている。
【0019】そして、表示パネル3の表面を保護する透
明カバー6がハウジング1の蓋体1cの開口部1aを覆
うように蓋体1cの内面に貼着され、この構成により、
光源2により表示パネル3を背面側から照明することに
より、表示パネル3の画像をライトアップして表示す
る。本発明では、このハウジング1が板紙の折曲げ加工
により形成されていることに特徴がある。
【0020】ハウジング1は、たとえば数mm厚程度
(たとえば3mm)の段ボールまたは多数の紙を貼り合
せた複合紙などからなっている。とくに、段ボールの2
層構造もしくは3層構造のトライウォール(登録商標)
と呼ばれる段ボールが、耐湿性および機械的強度に優れ
るため好ましい。室内で使用する場合や、短期間で廃棄
するような場合には、通常の段ボールなどを使用するこ
ともできる。大きさは、所望の大きさにすることができ
るが、たとえば縦×横×厚さが160cm×110cm
×4cm程度の大きさでも、全く変形することなく、縦
×横が200cm×150cm程度のものでも、何ら問
題がなく、種々の所望の大きさで電飾看板を形成するこ
とができた。これは、前述のように、本発明者らが別途
発明した面状光源の均一化手段により、光源と表示パネ
ルとの距離を非常に小さくすることができるようにな
り、厚さを4cm程度の非常に薄型にすることができ、
側壁が短いため機械的強度を充分に得ることができるた
めである。
【0021】ハウジング1の側面は、たとえば図1
(c)に示されるように、少なくともその一部を段ボー
ルの折返し構造11にすることにより、箱としての機械
的強度をさらに大きくすることができ、前述の大きさ
で、10cm程度の厚さにしても、機械的強度になんら
問題は生じなかった。さらに、このような折返し部11
を形成することにより、たとえば図2に示されるよう
に、隣接する側壁13の端部に耳部13aを形成してお
き、その耳部13aを挟み込むことにより、接着剤など
を用いることなく、隣接する側壁をしっかりと固定する
ことができる。なお、図1に示される例では、長手方向
の側壁の両端部側に折返し部11が形成され、中心部は
直角方向に折り曲げたカバー部12として、蛍光管2を
カバーすると共に表示パネルなどを載置する台にする構
造に形成されている。この折返し部11の形成、および
隣接する側壁13を折返し部11で挟み込むことにより
固定を確実にする構造は、蓋体1cにおいても同様にす
ることができる。
【0022】このような両端部に折返し部11が形成さ
れ、中心部にカバー部12が形成されることにより、側
壁の機械的強度を充分に得ると共に、隣接する短辺側の
側壁をしっかりと折返し部11で固定しながら、後述す
る光拡散板4や表示パネル3などの組立を容易にしてい
る。なお、折返し部11は、図1に示されるように、1
回折り返した2重折りに代えて2回以上折り返すことに
より3重折り以上にすることにより、さらに機械的強度
を大きくすることができる。
【0023】図1に示される例では、本体1bと蓋体1
cとから形成されているが、蓋体と本体とを一体に形成
して折曲げのみで形成してもよいし、蓋体がなくて、本
体1bの表面側開口部に表示パネル3、透明カバー6な
どにより直接蓋をして固定する構造にしてもよい。
【0024】このような蓋部を有し、図1に示されるよ
うに、額縁部1dを有する場合には、その額縁部1dに
化粧紙などを貼着することにより、表示面に、より一層
美しさを表現することができる。しかも、ハウジングが
板紙であるため、どのような化粧紙でも簡単に貼着する
ことができ、表示パネルの表示画像に合せた化粧紙を貼
着することができる。
【0025】蛍光管2は、ハウジング1の長手方向側壁
の内面にコードクリップ(図示せず)を両面接着テープ
により貼着し、そのコードクリップ(2か所)により固
定された蛍光管ホルダー21に嵌め込まれている。そし
て、この蛍光管2を駆動するインバータ、安定器、グロ
ー電球などの電材部品をまとめたホルダー22がハウジ
ング側壁の短辺側内面に両面接着テープなどにより固定
されている。なお、この蛍光管ホルダー21と電材部品
用のホルダー22とは、別体に構成しないで、図3に示
されるように、蝶番23で連結されたL字金具24に蛍
光管ホルダー21および電材部品用ホルダー22をそれ
ぞれ固定しておけば、ハウジングに取り付ける際に、こ
のL字金具24を前述のコードクリップなどにより取り
付けるだけで、簡単にハウジング内に組み込むことがで
きる。しかも、運搬時には、図3に破線で示されるよう
に、蝶番23のところで90°回転させることにより、
棒状のものとなり、嵩張ることなく簡単に運搬すること
ができる。
【0026】表示パネル3は、透明なフィルムシートに
カラーなどで文字や図形など、表示する画像が印刷され
たもので、背面側から照明により照らされることにより
鮮やかに表示するものである。光拡散板4は、たとえば
乳半と呼ばれる3mm程度の厚さのアクリル板などから
なり、背面側からの光があらゆる方向に拡散するように
設けられている。この光拡散板4の背面側(光源2側)
には、透過光調整シート5が貼着され、表示パネル3の
表面側には、表示パネル3を保護するためのアクリル板
またはガラス板などからなるフィルム状または数mm程
度厚の透明カバー6が、たとえば蓋体1cの開口部1a
周囲に両面接着テープなどにより貼着することにより設
けられている。そして、ハウジング1内の底面および側
面を覆うように、光反射シート7が蛍光管2を包み込ん
で設けられている。
【0027】透過光調整シート5は、たとえば100μ
m程度の厚さのポリエステルなどからなる透明シートの
一面に、たとえばAlなどからなる光反射膜が真空蒸着
などにより全面に設けられ、その光反射膜の一部をエッ
チングなどにより除去することにより、たとえば図4に
その平面説明図が模式的に示されるように、光透過領域
51が形成され、除去されない部分は光反射膜がそのま
ま残存し、光反射面52を形成している(図では、光透
過領域51を円内で示し、円外の隣接する円で挟まれた
部分が光反射面52になっている)。
【0028】しかし、このような構成でなくても、光透
過領域51が、光源2から遠ざかるにつれて大きくなる
ようなパターンに形成され、その背面側に設けられる光
反射シート7とで反射を繰り返しながら、表面から均一
に光が照射されればよく、たとえばAlなどの光反射性
の優れた金属板にパンチングにより光透過領域51を形
成する構造のものでもよい。また、光透過領域51の形
状も円形に限らず、矩形状でもスリット状でもよい。要
は表面からできるだけ均一に光が照射されればよい。
【0029】光反射シート7は、前述のように、光源2
から出る光を反射して、透過光調整シート5の光透過領
域51から放射させるもので、光吸収をしないで、でき
るだけ光反射率が大きい材料が好ましい。また、後述す
る図5または6に示される例では、湾曲し得る材料であ
ることが好ましく、たとえば古河電気工業株式会社製の
商品名MCPET(超微細発泡光反射板)が、1〜2m
m程度の厚さで、耐熱性、機械的強度もあり好ましい。
しかし、このような材料に限定されるものではなく、た
とえば東レ株式会社製の商品名E60(180μm程度
厚のポリエステルの発泡シート)に0.3mm程度厚の
Al板などを裏打ちしたもの、金属シートまたは樹脂シ
ートの表面にAlやAgなどを蒸着して鏡面仕上げした
ものなどでも用いることができる。
【0030】なお、図4では模式的に示されているが、
実際には光透過領域51は非常に細かいパターンで形成
されている。この透過光調整シート5が光拡散板4の裏
面側に貼着されることにより、光反射シート7により反
射してきた光は、光拡散板4により拡散されて指向性を
もつことなく表面で均一に光を照射する。しかし、透過
光調整シート5と光反射シート7とは、このように分離
して設けられなくても、図5や図6に示されるように、
透過光調整シート5と光反射シート7とを直接両端部で
貼着してその間に光源2を保持する構造にすることもで
きる。このような構造にすれば、光反射シート7をハウ
ジング1内に敷き詰める作業をしなくても、簡単に内蔵
させながら、透過光調整シート5と光反射シート7との
間に光を閉じ込めることができるため、光を有効に利用
することができ、効率的である。
【0031】なお、図5に示される例は、中心部に光源
2が設けられ、光反射シート7により光源が保持される
例で、図6に示される例は、一端部側に光源2が設けら
れる例である。これらいずれの例も、透過光調整シート
5と光反射シート7との間で反射を繰り返しながら、光
透過領域51から照射される光が面内でほぼ均一になる
ように光透過領域51のパターンが形成されることは、
前述の例と同じで、この透過光調整シート5と光反射シ
ート7とにより面光源の均一化手段が構成されている。
また、図5に示されるように、光反射シート7の中心部
に蛍光管ホルダー71を固着しておくことにより、光源
2を保持することができる。なお、これらの均一化手段
を用いる場合、図1の例に相当する大きさの電飾看板を
構成するには、図5または図6に示される面光源の均一
化装置を2個ハウジング1内に設置することにより、同
様の電飾看板になる。
【0032】前述の光反射シート7に代えて、透過光調
整シート5と同様の光透過領域のパターンが形成された
第2の透過光調整シートを用い、2枚の透過光調整シー
トの両端部を接着し、その間に光源を保持する構造にす
れば、光反射面52で反射を繰り返しながら、両面の光
透過領域51から光を照射することができ、ハウジング
1の両面に開口部を形成しておくことにより、両面表示
の電飾看板にすることができる。
【0033】図1〜6に示される例では、光源として蛍
光管を用いた例であるが、蛍光管には限定されない。た
とえば図7に平面および側面の説明図が示されるよう
に、導光板26の一側面または両側面からLED25に
より光を導入し、導光板26の表面側に設けられた透過
光調整シート27(光源のLED25に近い部分では光
透過領域(図の丸で示す)が小さく、光源25から遠ざ
かるにつれて光透過領域を大きくすることにより表面か
ら均一に光を照射し易くしたもの)と背面側に設けられ
た光反射シート28とにより、表面側に設けられる表示
パネル側に均等に照射することができるように構成する
こともできる。
【0034】また、図8に示されるように、導光板を用
いないで、直接LED25をマトリクス状に配列するこ
ともできる。この場合、その表面側に光拡散板を設ける
ことにより、光が分散され、全面でほぼ均一に照射する
ことができる。
【0035】本発明によれば、電飾看板の嵩張るハウジ
ングを板紙の折曲げにより形成しているため、運搬する
ときは平板状の板紙のまま搬送しながら、設置する場所
で簡単に組み立てて設置することができる。しかも、金
属板ではなく、板紙であるため、非常に軽く、取扱いも
簡単であり、安価に製造することができる。さらに、コ
ンピュータにより設計図(展開図)を書けば、自動的に板
紙を切断することもでき、任意の大きさの電飾看板用の
ハウジングを非常に短期間で安価に製造することができ
る。
【0036】一方、耐久性に関しては金属製に比べ劣る
が、数年の耐久性は充分にあり、また、展示会などに使
用するような場合、数日で取り替える必要があり、むし
ろ設置と解体を行いやすいことの方が好ましい。さら
に、長期間使用する場合でも、ハウジングから電材部品
などの部品を簡単に分離して再利用することができ、ハ
ウジングそのものは紙であるため、再生紙としてリサイ
クルしたり、焼却処分をすることができる。そのため、
取り替えても非常に環境にやさしい器具となり、また、
金属製に比べて遥かに安価であるため、取替によるコス
トアップは殆どなく、常に新鮮さを維持することができ
る。
【0037】さらに、表示パネルの画面全体に亘って、
照度均一化手段が設けられることにより、光源と表示パ
ネルとの距離を小さくすることができ、電飾看板全体の
厚さを非常に薄くすることができ、より一層軽量で扱い
やすいと共に、板紙からなるハウジングでもその機械的
強度が問題になることがなく、また、光源の光を非常に
有効に利用することができるため、少ない光源ですみ、
前述の大きさで、従来の電飾看板では、3〜4本の蛍光
管を使用していたものが、本発明によれば、2本の蛍光
管で同程度の明るさの表示をすることができた。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、非常に軽量で、展示場
のブースの壁面にぶら下げても問題がなく、非常に扱い
やすいと共に、安価な電飾看板を得ることができる。ま
た、大部分が紙材からなっており、廃棄する場合でも、
電材部品は回収して再利用することができ、板紙も再生
紙としてリサイクルしたり、焼却処分をすることができ
るため、非常に環境にやさしい器具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電飾看板の一実施形態を説明する
図である。
【図2】図1に示されるハウジングの側壁の構造例を拡
大して説明する図である。
【図3】図1に示される電材部品の取付金具の一例を示
す説明図である。
【図4】図1に示される透過光調整シートの一例を示す
図である。
【図5】図1の電飾看板における照度均一化手段の他の
例を示す説明図である。
【図6】図1の電飾看板における照度均一化手段の他の
例を示す説明図である。
【図7】図1の電飾看板における光源の他の例を示す説
明図である。
【図8】図1の電飾看板における光源の他のさらに例を
示す説明図である。
【図9】従来の電飾看板の構成例を説明する図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 光源 3 表示パネル 4 光拡散板 5 透過光調整シート 7 光反射シート
フロントページの続き (72)発明者 谷口 政宏 京都市右京区西京極東池田町22番地 株式 会社浅葱クリエイト内 Fターム(参考) 5C096 AA00 AA05 AA22 AA24 BA01 BB28 BB31 BB41 CA02 CA12 CA28 CA32 CB01 CC06 CC10 CC29 CC30 CE06 CE12 CF02 CJ03 DA01 EB06 FA01 FA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面もしくは相対向する両面に開口部を
    有する箱型のハウジングと、該ハウジング内に設けられ
    る光源と、該光源を駆動する電材部品と、前記ハウジン
    グの開口部側に設けられる表示パネルとを有し、前記光
    源により該表示パネルを背面側から照明することにより
    該表示パネルの画像をライトアップして表示する電飾看
    板であって、前記ハウジングが板紙の折曲げ加工により
    形成されてなる電飾看板。
  2. 【請求項2】 前記光源の光が前記表示パネルの全面で
    ほぼ均一に照射されるような照度均一化手段がさらに設
    けられ、前記光源と表示パネルとの間隙を狭くすること
    により、前記ハウジングの表面と裏面との間隔が10c
    m以下になるように形成されてなる請求項1記載の電飾
    看板。
  3. 【請求項3】 前記光源および電材部品は、前記ハウジ
    ングから簡単に分離し得るように、該ハウジングに形成
    された切込みに差し込み、および/または接着剤を介し
    て固定されてなる請求項1または2記載の電飾看板。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの側壁の少なくとも一部
    は、前記板紙の折返しにより少なくとも2重の折返し部
    を有するように形成され、かつ、該折返し部を有する側
    壁と隣接する側壁の耳部が該折返し部に挟み込まれるよ
    うに前記ハウジングが形成されてなる請求項1ないし3
    のいずれか1項記載の電飾看板。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング内面の少なくとも底面に
    光反射シートが挿入されてなる請求項1ないし4のいず
    れか1項記載の電飾看板。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングの開口部に光の進行方向
    をランダムにする光拡散板が設けられ、該光拡散板に、
    前記光反射シート共に前記照度均一化手段を構成する、
    光源側では光透過領域が狭く、光源から離れるにつれて
    光透過領域が大きくなるように形成された透過光調整シ
    ートが貼着されてなる請求項5記載の電飾看板。
  7. 【請求項7】 前記照度均一化手段が、光源側では光透
    過領域が狭く、光源から離れるにつれて光透過領域が大
    きくなるように形成された透過光調整シートと、光反射
    シートまたは前記透過光調整シートと同様の第2の透過
    光調整シートとがその両端部でそれぞれ接合されること
    により形成され、該透過光調整シートと光反射シートま
    たは前記第2の透過光調整シートとの間に前記光源が設
    けられてなる請求項1記載の電飾看板。
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