JP2003241361A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路装置のTATを短縮する。 【解決手段】 標準マスクにおいてハーフトーン膜11
に開口形成された複数の開口パターン12aのうち、使
用しない開口パターン12aを、露光光に対して遮光性
を有する感電子線レジスト膜13aで覆い、使用する開
口パターン12aを、その感電子線レジスト膜13aか
ら露出させて選択的に残すことで、所望の半導体集積回
路装置の回路パターン形成に対応したハーフトーン型の
位相シフトマスク構成のマスクMHRを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、半導体集積回路装置の製造
工程における露光技術に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の露光工程は、露光
光源から放射された光をマスクを介してウエハ上のフォ
トレジスト膜に照射することにより、フォトレジスト膜
に所望の集積回路パターンを転写する工程である。この
露光工程で使用される通常のマスクには、遮光パターン
と透明パターンとにより集積回路パターンの原画が形成
されている。通常のマスクの遮光パターンは、例えばク
ロム(Cr)等のような金属膜により形成されている。
ところで、近年、半導体集積回路装置においては、パタ
ーンの微細化が進められ、ウエハ上のフォトレジスト膜
におけるパターンの解像度の向上が求められており、位
相シフトマスクやOPC(Optical Proximity Correcti
on)マスク等のような超解像マスクを使用せざるを得な
い状況にある。位相シフトマスクは、透過光の位相を変
調するとで解像度を向上させるために工夫されたマスク
である。位相シフトマスクの1つであるハーフトーン型
の位相シフトマスクは、マスク基板上に光透過率が4〜
6%程度の半透明膜(または半遮光膜)を形成し、位相
を180度反転させるようにしてパターンの解像度を向
上させたマスクである。
【0003】なお、マスクについては、例えば特開平9
−211837号公報に記載があり、ハーフトーン位相
シフタ上に、炭化して遮光性を高めたフォトレジスト膜
のパターンを設けたマスクについて開示されている。ま
た、例えば特開平6−347994号公報には、ハーフ
トーン方式位相シフトマスクにおいて、半遮光領域に設
けられた光透過領域に隣接する欠陥領域に遮光体を選択
的に設ける技術について開示されている。また、例えば
特開平9−80741号公報には、ハーフトーン位相シ
フトマスクの白抜き欠陥領域に遮光体を設ける技術につ
いて開示されている。また、例えば特開平5−2893
07号公報には、通常の電子線感応レジスト膜や光感応
レジスト膜がArFエキシマレーザに対して透過率を0
%にできることを利用して、マスク基板上の遮光パター
ンをレジスト膜で構成する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、半導
体集積回路装置においては、回路性能の向上要求に伴い
1つの半導体集積回路装置を製造するのに必要なマスク
の総数が増える傾向にあることや集積回路パターンの微
細化要求に伴い上記超解像マスクを使用せざるを得ない
状況にあること等から、半導体集積回路装置の製造時間
に占めるマスクの製造時間が増大しつつあり、半導体集
積回路装置の納期短縮を阻害する問題がある。特に、ハ
ーフトーン型の位相シフトマスクにおいては、通常のマ
スクに比べてマスク製造(検査工程を含む)に時間がか
かる、という問題がある。
【0005】本発明の目的は、半導体集積回路装置のT
AT(Turn Around Time)を短縮することのできる技術
を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0008】すなわち、本発明は、透過光の位相を反転
させるハーフトーン膜に開口形成された複数の開口パタ
ーンのうちの所望の開口パターンを、露光光に対して遮
光性を有するレジスト膜からなるパターンにより選択的
に残すことで作成されたマスクを用いた縮小投影露光処
理によって、所望の半導体集積回路装置のパターンを形
成する工程を有するものである。
【0009】また、本発明は、マスク基板上に堆積され
た所定領域のハーフトーン膜において、配線チャネルの
格子交点の全てにホールパターン形成用の複数の開口パ
ターンを配置する第1マスクを用意する工程、前記第1
マスク上に、露光光に対して遮光性を有するレジスト膜
からなるパターンを形成することにより、前記複数の開
口パターンのうちの回路形成に使用する開口パターンが
選択された第2マスクを作製するる工程、前記第2マス
クを用いた縮小投影露光処理によってウエハ上のフォト
レジスト膜に所望のホールパターンを転写する工程を有
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本願実施の形態を説明する前に、
用語の意味を説明すると次の通りである。
【0011】1.ウエハとは、半導体集積回路の製造に
用いるシリコン単結晶基板(半導体ウエハまたは半導体
集積回路ウエハ;一般にほぼ平面円形状)、サファイア
基板、ガラス基板その他の絶縁、反絶縁または半導体基
板等並びにそれらの複合的基板を言う。
【0012】2.デバイス面とは、ウエハの主面であっ
てその面にフォトリソグラフィにより、複数のチップ領
域に対応するデバイスパターンが形成される面を言う。
【0013】3.マスク:パターン原画が描かれた基板
の総称で、パターンの原寸法の数倍のパターンが形成さ
れるレチクルを含む。可視、紫外光等を用いた露光装置
に用いられる。マスクには、通常のマスク、位相シフト
マスクおよびレジストマスクがある。
【0014】4.通常のマスク(メタルマスクまたはク
ロムマスク):透明なマスク基板上に、例えばクロム
(Cr)等のようなメタルからなる遮光パターンと、光
透過パターンとでマスクパターンを形成した一般的なマ
スクのことを言う。
【0015】5.ハーフトーン型の位相シフトマスク:
位相シフトマスクの一種でシフタと遮光膜を兼用するハ
ーフトーン膜の透過率が1%以上、40%未満で、それ
が無い部分と比較したときの位相シフト量が光の位相を
反転させるハーフトーンシフタを有するものである。
【0016】6.レジストマスクまたはレジスト遮光体
マスク:本願でレジストマスクというのは、一般に感光
性レジストをベースとした膜を電子線(イオンビーム)
や光(真空紫外、遠紫外、近紫外等の紫外線、可視光)
等のエネルギービームリソグラフィーやフォトリソグラ
フィーの手法で感光してマスク基板上にパターニングし
たものを言う。遮光膜としては真空紫外、遠紫外、近紫
外等の紫外線、可視光の全部または一部を遮蔽する。感
光性は上記樹脂自体の属性であり(但し、必要があれば
光吸収剤や光散乱物質を添加する場合もある)、ハロゲ
ン化銀等の添加組成物が感光性の主体をなすエマルジョ
ンマスク等は原則として、ここで言うレジストマスクに
対応しないものとする。すなわち、現像して初めて所望
の遮光性を発揮するものではなく、現像前から、又はマ
スク基板上に塗布等した時点ですでに遮光性を有するも
のである。ただし、それらを含めて各種の添加物を含む
ことを許容することは言うまでもない。レジストは一般
に有機樹脂を主要な樹脂成分とするものであるが、無機
物を添加することを許容する。
【0017】7.半導体の分野では紫外線は以下のよう
に分類する。波長が400nm程度未満で、50nm程
度以上を紫外線、300nm以上を近紫外線、300n
m未満、200nm以上を遠紫外線、200nm未満を
真空紫外線。なお、本願の主な実施の形態は、250n
m未満、200nm以上のKrFエキシマレーザによる
遠紫外域でも可能であることは言うまでもない。また、
100nm未満、50nm以上の紫外線の短波長端領域
及び400nm程度から500nm程度の可視短波長短
領域でも本発明の原理を適用することは同様に可能であ
る。
【0018】8.「遮光(遮光領域、遮光膜、遮光パタ
ーン等)」と言うときは、その領域に照射される露光光
のうち、40%未満を透過させる光学特性を有すること
を示す。一般に数%から30%未満のものが使われる。
特に従来のクロムマスクの代替として使用されるバイナ
リマスク(またはバイナリ遮光パターン)では、その遮
光領域の透過率がほぼ0、すなわち、1%未満、望まし
くは0.5%未満、更に実際的には0.1%未満であ
る。一方、「透明(透明膜、透明領域)」と言うとき
は、その領域に照射される露光光のうち、60%以上を
透過させる光学特性を有することを示す。透明領域の透
過率は、ほぼ100%、すなわち、90%以上、望まし
くは99%以上である。
【0019】9.マスク遮光材料に関して「メタル」と
言うときは、クロム、酸化クロム、その他の金属の同様
な化合物を指し、広くは金属元素を含む単体、化合物、
複合体等で遮光作用のあるものを含む。
【0020】10.レジスト膜とは、一般に有機溶剤、
ベース樹脂および感光剤を主成分とし、その他の成分も
加わって構成されている。紫外線または電子線等のよう
な露光光により感光剤は、光化学反応を起こし、その光
化学反応による生成物が、あるいはその光化学反応によ
る生成物が触媒となる反応により、ベース樹脂の現像液
への溶解速度を大きく変化させ、露光および露光後に行
われる現像処理によりパターンを形成するものを言う。
露光部でのベース樹脂の現像液への溶解速度が小から大
に変化するものをポジ型のレジストといい、露光部での
ベース樹脂の現像液への溶解速度が大から小に変化する
ものをネガ型のレジストという。一般的なレジスト膜で
は、主成分中に無機材料は含まれないが、例外としてS
iを含有するレジスト膜もこのレジスト膜に含まれるも
のとする。一般的なレジスト膜と感光性SOG(Spin O
n Glass)との違いは、感光性SOGでは、主成分中に
Si−OやSi−N等が含まれ、この部分が無機材料で
ある点である。感光性SOGの主骨格は、SiO2であ
る。有機か無機かの違いは、終端部分にCH3等が結合
しているか否で決まる。一般に有機で終端させた方が安
定であり、広く使われているが、感光性SOGの主要部
とは関係無く、有機または無機のいずれでも可能であ
る。
【0021】11.半導体集積回路装置というときは、
シリコンウエハやサファイア基板等のような半導体また
は絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特に、そう
でない旨明示された場合を除き、TFT(Thin-Film-Tr
ansistor )およびSTN(Super-Twisted-Nematic)液
晶等のようなガラス等のような他の絶縁基板上に作られ
るもの等も含むものとする。
【0022】12.ホールパターン:ウエハ上で露光波
長と同程度又はそれ以下の二次元的寸法を有するコンタ
クトホール、ビアホール(スルーホール)等の微細パタ
ーンである。一般には、マスク上では正方形またはそれ
に近い長方形あるいは八角形等の形状であるが、ウエハ
上では円形に近くなることが多い。
【0023】13.ラインパターン:ウエハ上で配線等
を形成する帯状のパターンを言う。
【0024】14.セルベース型集積回路:セルベース
設計方式を用いた集積回路を言う。回路セルを適宜ライ
ブラリから抽出することで、回路セルレイアウト領域を
設計するセミカスタムICで、スタンダードセルにブロ
ック(高機能化したマクロセル等)を混在可能とし、階
層設計概念を取り入れた方式によるICを言う。
【0025】15.IP(Intellectual Property):
既に設計され、動作が確認されている回路機能ブロック
を、設計資産として再利用が可能な回路ブロックまたは
機能ブロックのことを言う。具体的には、マクロセル(M
acro Cell)がある。
【0026】16.マクロセル:基本セルよりも高機能
で、大規模な特定用途の回路ブロックまたは機能ブロッ
クを言う。マスクパターンが確定しているハードマクロ
と、ライブラリ情報はネットリスト表現までで、設計の
たびにマスクパターンを生成するソフトマクロに分類さ
れる。マクロセルには、小規模な論理ゲートを表し高さ
一定の標準セル(ポリセル)、規則的なレイアウト構造
を持ちモジュールジェネレータにより入力パラメータに
応じて自動生成されるRAM(Random AccessMemor
y)、ROM(Read Only Memory),PLA(Programmab
le Logic Array)、乗算器、加算機またはデータパスな
どのようなモジュールセル、CPU(Central Processi
ng Unit)やアナログセル、入出力(I/O:Input/Ou
tput)セル等がある。マクロセルは、マスクパターン情
報以外に、自動配置配線のためのセル枠および端子情
報、シミュレーションのための機能モデル、論理モデル
および遅延パラメータ等のような情報がセルライブラリ
として設計システム(コンピュータ等)に登録されてお
り、シミュレーションのとき等、セルライブラリから簡
単に呼び出して使用できる。上記RAMの例としては、
DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)ま
たはFRAM(Ferroelectric RAM)等がある。また、
ROMの例としては、マスクROM(MROM)、フラ
ッシュメモリ(EEPROM;Electric Erasable Prog
rammable ROM)等がある。
【0027】17.配線格子とは、配線を配置する経路
(配線チャネル)を示す線であって、互いに直交する複
数の配線格子線によって構成されている。なお、配線格
子とマクロセルの境界とが一致するタイプと、一致しな
いタイプがある。前者は、マクロセルの境界に配線を配
置できるので、配線容易性を向上できる。後者は、セル
サイズを小さくできるので、半導体チップのサイズ縮小
が可能となる。
【0028】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0029】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0030】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0031】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0032】また、本実施の形態を説明するための全図
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
【0033】また、本実施の形態で用いる図面において
は、平面図であっても図面を見易くするためにハッチン
グを付す図もある。
【0034】また、本実施の形態においては、電界効果
トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insula
tor Semiconductor Field Effect Transistor)をMI
Sと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと
略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略
す。
【0035】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0036】(実施の形態1)本実施の形態1の半導体
集積回路装置は、例えばCMISゲートアレイである。
図1は、その半導体集積回路装置を構成する半導体チッ
プ(以下、単にチップという)1Cの全体平面図を示し
ている。このチップ1Cは、例えば平面四角形状のシリ
コン単結晶の小片を素子形成基板として構成され、その
主面(デバイス面)中央の内部回路領域(論理回路領
域、第1論理回路領域)CAには複数個の基本セル2が
X方向およびこれに直交するY方向に沿って等間隔に並
んで敷き詰められている。すなわち、本実施の形態1の
ゲートアレイは、いわゆる全面敷き詰め型(SOG:Se
a Of Gate)あるいはチャネルレス型と称するゲートア
レイである。ただし、本発明はSOG型に限定されるも
のではなく種々適用可能であり、例えば基本セル列(複
数の基本セル2がX方向に沿って並んで配置されてな
る)と配線チャネル領域とをY方向に沿って交互に内部
回路領域に配置する一般的なゲートアレイや基本セル2
の他にROM(Read Only Memory)やRAM(Random A
ccess Memory)等をも内部回路領域に配置する、いわゆ
る複合型のゲートアレイ(あるいはセルベース型集積回
路)に適用することも可能である。各基本セル2は、基
本的な論理回路(例えばOR回路、NOR回路、AND
回路、NAND回路、Exclusive−OR回路ま
たはインバータ回路)を構成することが可能な1個また
は複数個の素子を有する単位領域である。
【0037】チップ1Cの主面において内部回路領域C
Aの四辺外周には、周辺回路領域I/Oが配置されてい
る。各周辺回路領域I/Oには、内部回路領域CAの四
辺に沿って複数の入出力セル3および外部端子4が配置
されている。この入出力セル3は、例えば入力回路、出
力回路または入出力双方向回路等のような入出力回路や
保護ダイオードまたは保護抵抗等のような静電破壊防止
回路を構成するための素子を含む単位領域である。この
入力回路は、チップ1Cの外部からの電源電圧や電気信
号をチップ1Cの内部回路に見合った状態にする機能を
有し、出力回路はチップ1Cの内部で形成された電気信
号をチップ1Cの外部の目的とする電子装置に減衰させ
ないように伝送する機能を有している。また、外部端子
4は、ボンディングワイヤまたはバンプ電極が接合され
る部分で、ここを通じてチップ1Cの内外間での電源電
圧および電気信号の授受が行われる。なお、外部端子4
は、例えば平面四角形状の導体膜からなり、各入出力セ
ル3毎に配置されている。
【0038】図2は内部回路領域CAの要部拡大平面図
の一例を示し、図3は図2のX1−X1線の断面図を示
している。ここには、基本セル2が、2つのpMISQ
pおよび2つのnMISQnを有する構成が例示されて
いる。このpMISQpとnMISQnとによりCMI
S(Complementary MIS)回路を形成できる。基本セル
2内のpMISQpおよびnMISQpのそれぞれは、
活性領域Lと、これに対して交差するように配置された
帯状の2本のゲート電極Gとのパターンを有している。
このようなパターンを有する基本セル2がX,Y方向に
沿って繰り返し配置されている。図1の内部回路領域C
Aには、X方向に沿って延在するnウエルNWLおよび
pウエルPWLの帯状のパターンが、Y方向に沿って交
互に配置されている。そして、上記pMISQpはnウ
エルNWLの領域内に配置され、上記nMISQnはp
ウエルPWLの領域内に配置されている。nウエルNW
LおよびpウエルPWLは、チップ1Cを構成する素子
形成基板(以下、単に基板という)1Sの主面から所望
の深さに渡って所望の不純物が含有されることで形成さ
れている。nウエルNWLには、例えばリンまたはヒ素
が含有され、pウエルPWLには、例えばホウ素が含有
されている。基板1Sは、例えばp型のシリコン単結晶
からなり、その主面には、溝型の分離部(SGI:Shal
low Groove IsolationまたはSTI:Shallow Trench I
solation)5が形成されている。この分離部5は、基板
1Sの厚さ方向に掘られた溝内に、例えばシリコン酸化
膜(SiO2等)からなる絶縁膜が埋め込まれてなり、
平面的には上記活性領域Lを規定している。なお、この
分離部は溝型のものに限定されるものではなく、例えば
選択酸化(LOCOS:Local Oxidation of Silicon)
法によって形成されるフィールド絶縁膜によって構成す
ることもできる。
【0039】上記基本セル2の2個のpMISQp,Q
pは、ソースおよびドレイン用のp型の半導体領域6P
と、ゲート絶縁膜7と、ゲート電極Gとを有している。
半導体領域6Pには、例えばホウ素が含有されている。
半導体領域6Pのうち、互いに平行に隣接するゲート電
極G,Gの間の中央の半導体領域6Pは、2個のpMI
SQp,Qpに共有の領域となっている。なお、ホット
キャリアを抑制すべく、半導体領域6Pを、そのMIS
のチャネル側に配置された低不純物濃度領域と、それに
電気的に接続されチャネルから低不純物濃度領域分だけ
離間した位置に形成された高不純物濃度領域とで構成す
る、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構造とし
ても良い。また、ソース・ドレイン間のパンチスルーを
抑制すべく、半導体領域6Pのチャネル側端部近傍にお
いて基板1Sの主面から所定の深さ位置に半導体領域6
Pとは導電型の異なる半導体領域を設けても良い。
【0040】上記基本セル2の2個のnMISQn,Q
nは、ソースおよびドレイン用のn型の半導体領域6N
と、ゲート絶縁膜7と、ゲート電極Gとを有している。
半導体領域6Nには、例えばリン(P)またはヒ素(A
s)が含有されている。pMISQpと同様に、基本セ
ル2の中央の半導体領域6Nは、2個のnMISQn,
Qnに共有の領域となっている。なお、nMISQnの
場合もpMISQpと同様に、LDD構造としても良い
し、パンチスルーを抑制するためのp型の半導体領域を
設ける構造としても良い。
【0041】pMISQpおよびnMISQnのゲート
絶縁膜7は、例えばシリコン酸化膜からなる。また、こ
のゲート絶縁膜7を酸窒化膜(SiON膜)によって形
成しても良い。これにより、ゲート絶縁膜7中における
界面準位の発生を抑制することができ、また、同時にゲ
ート絶縁膜7中の電子トラップも低減することができる
ので、ホットキャリア耐性を向上させることが可能とな
る。これにより、pMISQpおよびnMISQnの動
作信頼性を向上させることが可能となる。
【0042】pMISQpおよびnMISQnのゲート
電極Gは、例えばn形の低抵抗ポリシリコン膜上に、窒
化チタン(TiN)や窒化タングステン(WN)等のよ
うなバリア金属膜を介してタングステン(W)等のよう
な金属膜が下層から順に堆積されて形成されている(い
わゆるポリメタル構造)。このバリア金属膜は、低抵抗
ポリシリコン膜上にタングステン膜を直接積み重ねた場
合に、その接触部に製造プロセス中の熱処理によりシリ
サイドが形成されてしまうのを防止する等の機能を有し
ている。ポリメタル構造とすることによりゲート電極G
の抵抗を低減させることができ、ゲートアレイの動作速
度を向上させることができる。ただし、ゲート電極Gは
ポリメタル構造に限定されるものではなく、例えば低抵
抗ポリシリコンの単体膜で形成しても良いし、低抵抗ポ
リシリコン膜上にタングステンシリサイド等のようなシ
リサイド膜を堆積させてなる、いわゆるポリサイド構造
としても良い。ゲート電極Gの長手方向両端部(活性領
域Lの外周の分離領域と重なる位置)には幅広部が形成
されており、ここに上層配線とのコンタクトホールが配
置される。また、pMISQpおよびnMISQnのゲ
ート電極Gは、互いに等しい寸法で同一のフォトリソグ
ラフィ技術およびドライエッチング技術によるパターニ
ング工程で形成されている。特に限定されるものではな
いが、pMISQpおよびnMISQnのゲート電極G
のゲート長は、例えば0.14μm程度である。ただ
し、基本セル2の構成は上記したものに限定されるもの
ではなく種々変更可能である。例えば1個の基本セル2
内に相対的にゲート幅の小さいMISと相対的にゲート
幅の大きいMISとを配置する等、1個の基本セル2内
にゲート電極寸法の異なるMISを配置しても良い。こ
れにより、例えば駆動電流の大きなMIS(ゲート幅が
相対的に大きなMIS)で構成される論理回路の入力に
駆動電流の小さなMIS(ゲート幅が相対的に小さなM
IS)を接続したい場合に、それを短い配線経路で実現
できる。このようなゲート電極Gは、基板1Sの主面上
の絶縁膜8aによって覆われている。
【0043】図4はコンタクトホールCNTの配置の一
例を示し、図5は図4のX2−X2線の断面図を示して
いる。絶縁膜8aには、コンタクトホール(ホールパタ
ーン)CNTが形成されている。コンタクトホールCN
Tは、ゲート電極Gの幅広部および半導体領域6P,6
Nに重なるように配置されている。ここには基本セル2
に接続可能な全てのコンタクトホールCNTを例示して
いる。実際には製品毎にコンタクトホールCNTの配置
が異なる場合がある。各コンタクトホールCNTの底部
からは、ゲート電極Gの幅広部や半導体領域6P,6N
の一部が露出されている。ゲートアレイでは、上記のよ
うに複数の基本セル2のパターンが共通パターンとして
基板1Sに作り込まれている。そして、この複数の基本
セル2間をホールパターン(コンタクトホールCNTや
ビアホール)および配線によって接続することにより所
望の論理回路を形成する。すなわち、ホールパターンと
配線とのレイアウトの仕方によって種々の論理回路を形
成することが可能になっている。ホールパターンおよび
配線は、レイアウト設計上においてグリッド線上に配置
される。
【0044】図6はレイアウト設計上の配線チャネルを
示すグリッド線GLx,GLyの説明図を示している。
グリッド線GLxは、X方向に延在する配線チャネルを
示し、Y方向に沿って等ピッチに並んで複数配置されて
いる。グリッド線GLyは、グリッド線GLxに対して
直交するY方向に延在する配線チャネルを示し、X方向
に沿って等ピッチに並んで複数配置されている。上記の
ように基本セル2は等間隔に繰り返し配置されているた
め、それらを接続するホールパターンおよび配線も、上
記等ピッチに並んだグリッド線GLx、GLy上に配置
する。図7は図6の配線チャネルにホールパターン(コ
ンタクトホールCNT、ビアホールVia1,Via
2)および配線M1,M2,M3を配置した場合の一例
を示している。配線M1,M2,M3は、グリッド線G
Lx,GLyに沿って配置され、コンタクトホールCN
TおよびビアホールVia1,Via2は、配線M1,
M2,M3が交差する点(すなわち、グリッド線GL
x,GLyの交点)に配置される。ビアホールVia
1,Via2は、スルーホールとも呼ばれ、異なる配線
層の配線間を電気的に接続するホールパターンである。
ビアホールVia1は、配線M1,M2を接続するホー
ルパターンである。また、ビアホールVia2は、配線
M2,M3を接続するホールパターンである。図8は、
基本セル2の一群に、配線チャネルを示すグリッドGL
x,GLyを重ねて示した図である。コンタクトホール
CNTは、グリッド線GLx,GLyの交点のうち、基
本セル2と接続可能な箇所に配置されている。
【0045】次に、このようなゲートアレイの製造工程
(露光工程)時に用いる本実施の形態1のマスクの製造
方法を図9のマスク製造フローに沿って図10〜図34
により説明する。
【0046】まず、標準マスクの作成工程(図9の工程
100〜105)を説明する。図10は本実施の形態1
のマスクの製造工程中における標準マスク(第1マス
ク)MHの全体平面図、図11は図10のX3−X3線
の断面図、図12は図10の標準マスクMHの内部回路
領域を転写するための領域の要部拡大平面図、図13は
図12のX4−X4線の断面図をそれぞれ示している。
【0047】本実施の形態1においては、上記コンタク
トホールCNTをウエハに転写する際に用いるマスクを
例として説明する。まず、平面四角形の平板状のマスク
基板10を用意する(図9の工程100)。マスク基板
10は、例えば露光光に対して透明な合成石英ガラス板
からなり、第1主面とその反対面(裏面)側の第2主面
とを有している。続いて、このマスク基板10の第1主
面上に、例えばハーフトーン膜11を堆積する(図9の
工程101)。ハーフトーン膜11は、半透明膜または
半遮光膜とも呼ばれ、露光光の透過率を1%以上、40
%未満に低減する機能を有し、かつ、ハーフトーン膜1
1を透過した光の位相をハーフトーン膜11の無い光透
過領域を透過した光の位相に対して180°反転させる
機能を有している。本実施の形態1では、ハーフトーン
膜11として、露光光(例えばKrF)の透過率が、例
えば1〜6%程度、厚さが、例えば50〜100nm程
度のモリブデンシリサイド(MoSi)等をスパッタリ
ング法等によって堆積した。ただし、ハーフトーン膜1
1の材料は、これに限定されるものではなく種々変更可
能であり、例えば酸窒化クロム(CrON)またはクロ
ム(Cr)を用いることができる。この場合、露光光の
透過率が上記のように低減するように厚さ等の調整を行
う。その後、ハーフトーン膜11上に感電子線レジスト
膜を塗布法等によって堆積し、これに開口パターンを描
画した後、現像等を経て感電子線レジストパターンを形
成する。続いて、その感電子線レジストパターンをエッ
チングマスクとして、そこから露出するハーフトーン膜
11をエッチングすることにより、開口パターン12a
〜12cを形成する。その後、感電子線レジストパター
ンを除去して標準マスクMHを作成する(図9の工程1
02)。続いて、この標準マスクMHに対して、例えば
黒欠陥および白欠陥の有無、透過光の位相差の良否等に
ついて検査する(図9の工程103)。検査の結果、修
正可能な欠陥が見出された場合は修正処理を行い(図9
の工程104a)、修正後に再度検査を行う。検査工程
で合格した標準マスクMHは運搬されてストックされる
(図9の工程104b,105)。
【0048】このように作成された標準マスクMHは、
種々の製品のホールパターンの形成に共通して使用可能
な共通マスクであり、その基本構成は、ハーフトーン型
の位相シフトマスクである。標準マスクMHの第1主面
は、例えば4つの領域A1,A2,A3,A4を有して
いる。最外周の枠線で囲まれる四角形状の領域A1は、
上記チップ1Cのパターンの転写領域を示している。こ
の領域A1内の中央の四角形状の領域(第1領域)A2
は、上記内部回路領域CAのホールパターンの転写領域
を示している。この領域A2には、平面四角形状の複数
の開口パターン12aが規則的に敷き詰められるように
並んで配置されている。この開口パターン12aは、上
記内部回路領域CA内のコンタクトホールCNTを転写
するパターンであり、本実施の形態1においては、上記
複数の配線チャネルのグリッド線GLx,GLyの全て
の交点に対応する位置に、開口パターン12aが配置さ
れている。ここでは、標準マスクMHの第1主面におい
て、グリッド線GLx,GLyの交点のうちのコンタク
トホールCNTを配置しない交点に対応する位置にも開
口パターン12aが設けられている。このように開口パ
ターン12aをグリッド線GLx,GLyの全ての交点
に配置することにより、開口パターン12aの配置の連
続性を維持することができ、面内ばらつき精度や疎密補
正精度を緩和できるので、微細な開口パターン12aの
形状や寸法等の精度を向上できる。また、グリッド線G
Lx,GLyの全ての交点に開口パターン12aを形成
するので間違いも生じ難く、標準マスクMHの歩留まり
を向上させることができる。ただし、グリッド線GL
x,GLyの交点のうちの上記分離領域に位置する交点
に対応する位置には開口パターン12aを配置しないよ
うにしても良い。
【0049】上記領域A1内であって領域A2の外周の
枠状の領域(第2領域)A3は、上記周辺回路領域I/
Oのホールパターンの転写領域を示している。この領域
A3には、平面四角形状の複数の開口パターン12bが
規則的に配置されている。この開口パターン12bは、
上記周辺回路領域I/O内のコンタクトホールCNTを
転写するパターンである。開口パターン12bも上記複
数の配線チャネルのグリッド線GLx,GLyの交点に
対応する位置に配置されているが、開口パターン12b
はグリッド線GLx,GLyの全ての交点に配置されて
おらず、周辺回路を形成するのに必要な箇所のみに配置
されている。
【0050】上記領域A1の外周の領域(第3領域)A
4は、上記チップ1Cの外周に相当する標準マスクMH
自体の周辺領域である。この領域A4には集積回路パタ
ーン自体を転写するパターンは形成されていないが、マ
ークパターン用の開口パターン12c〜12eが形成さ
れている。領域A1の互いに対向する角部近傍に配置さ
れた開口パターン12cは、マスクとウエハとの位置合
わせに用いるマークパターンをウエハ上に転写するため
のパターンである。また、開口パターン12d,12e
は、他の位置合わせ、計測用あるいは識別用のマークパ
ターンをウエハに転写するためのパターンである。ま
た、標準マスクMHのハーフトーン膜11に、標準マス
クMHと、後述の露光光に対して遮光性を有するレジス
ト膜のパターンを形成する際に用いる電子線描画装置と
の位置合わせマーク用の開口パターンを形成しておくこ
とも有効である。
【0051】次に、マスクの作成依頼を受注した後、露
光光に対して遮光性を有するレジスト膜にパターンを転
写するまでの工程(図9の工程106〜108)を説明
する。図14は図10に続くマスクの製造工程中の標準
マスクMHの全体平面図、図15は図14のX5−X5
線の断面図、図16は図14の標準マスクMHの内部回
路領域を転写するための領域の要部拡大平面図、図17
は図16のX6−X6線の断面図、図18は図17の変
形例、図19は図18のX7−X7線の断面図、図20
および図21は領域A2内に必要とされる開口パターン
12aの配置の一例の説明図、図22は標準製品のホー
ル利用率の一例の説明図をそれぞれ示している。
【0052】まず、上記標準マスクMHの第1主面上に
感電子線レジスト膜13aを塗布法によって堆積する。
この感電子線レジスト膜13aは、ウエハに対する露光
処理時における露光光に対して遮光性を有するもので、
その厚さは、例えば500〜600nm程度である(図
9の工程107)。図15〜図17では、ポジ形の感電
子線レジスト膜13aを塗布した場合を示し、図18お
よび図19では、ネガ形の感電子線レジスト膜13aを
塗布した場合を示している。続いて、その感電子線レジ
スト膜13aの所望の位置に電子線EBを照射すること
により、その感電子線レジスト膜13aに所望のパター
ンを描画する(図9の工程108)。この時、領域A2
内では、最終的に、必要な開口パターン12aのみが露
出され、必要のない開口パターン12aは感電子線レジ
スト膜13aで覆われるようにする。すなわち、必要な
開口パターン12aを選択する。また、領域A3,A4
では、最終的に感電子線レジスト膜13aが残されない
ようにする。これは、周辺回路のホールパターンを転写
するためのの領域A3では必要とされる開口パターン1
2bの配置が一般的に決まっているので、レジスト膜に
よって開口パターンを選択する必要性が乏しいからであ
る。また、領域A4の一部には、露光装置およびマスク
検査装置等のマスク支持部またはペリクルが接触される
ため、この領域A4に感電子線レジスト膜13aが残さ
れていると異物発生やペリクル剥離等の原因となるから
である。この描画処理では開口パターン12aに比べて
はるかに大きなパターンの形成であるため、微細加工な
どを気にする必要が少ない。
【0053】図16および図18では電子線EBが照射
された露光領域に細い斜めのハッチングを付している。
ここでは、図16と図18とで同一形状の感電子線レジ
スト膜13aのパターンが残される場合を示している。
図15〜図17では、ポジ形の感電子線レジスト膜13
aを使用しているので、電子線EBの描画領域が現像処
理により除去される。一方、図18および図19では、
ネガ形の感電子線レジスト膜13aを使用しているの
で、電子線EBの描画領域が残され、電子線EBが照射
されなかった領域が現像処理により除去される。本実施
の形態1においては、いずれのタイプの感電子線レジス
ト膜13aを用いる場合でも、最終的に領域A3,A4
に感電子線レジスト膜13aが残されないようにするの
で、ポジ形を用いた場合は、領域A3,A4の感電子線
レジスト膜13aに電子線EBを照射し全て露光する。
また、ネガ形を用いた場合は、領域A3,A4に電子線
EBを照射しない。
【0054】この感電子線レジスト膜13aとしてポジ
形を用いるかネガ形を用いるかは、開口パターン12a
の使用率に応じて使い分けることが好ましい。図20お
よび図21は、領域A2内における必要な開口パターン
12aの配置の一例を示している。図20は、必要な開
口パターン12aの割合が図21に対して相対的に少な
い場合を例示している。この場合は、上記感電子線レジ
スト膜13aとしてポジ形を使用した方が、描画面積を
小さくできるので、描画スループットを向上させること
ができる。一方、図21の場合は、必要な開口パターン
12aの割合が相対的に多いので、上記感電子線レジス
ト膜13aとしてネガ形を使用した方が、描画面積を小
さくでき、描画スループットを向上させることができ
る。開口パターン12a(すなわち、ホールパターン)
の使用率は、各製品、用途、実装率等により大きく異な
る、本実施の形態1では、感電子線レジスト膜13aと
してポジ形を使用するか、ネガ形を使用するかを開口パ
ターン12a(ホールパターン)の使用率等に応じて選
択できるので、その使用率にかかわらず短いTATでマ
スクを作製できる。図22は、例えば0.14μmのC
MIS回路を有する半導体集積回路装置のホールパター
ン(コンタクトホールCNTおよびビアホールVia1
〜Via6)のホール利用率を示している。ホール利用
率は、標準マスクMHの領域A2内の配線チャネル交点
の全部にホールパターンを配置した場合に対して、製品
形成に必要な使用されるホールパターンが占める割合を
示したもので、ここではホールパターンの隣接ピッチと
直径との比を2:1として計算した。この標準的な製品
のホール利用率は、チップ全体の1/4程度であること
から、マスク作成上、ポジ型の感電子線レジスト膜13
aを使用する方が有利である。
【0055】上記工程108での電子線描画処理におい
ては、ハーフトーン膜11の一部(標準マスクMHの最
外周の一部)を接地電位GNDに電気的に接続してお
く。ハーフトーン膜11は導電性を有し、また、マスク
基板10の第1主面内において全体的につながって形成
されているので、電子線照射により発生した電荷を接地
電位GNDに逃がすことができ、電荷の蓄積を抑制また
は防止できるので、チャージアップによる位置ずれ不良
等の発生率を低減または防止できる。この時の電子線描
画方法としては、例えば一般的な可変矩形ビームのベク
タ走査方式を採用した。ただし、これに限定されるもの
ではなく種々変更可能であり、例えば一般的な電子線描
画方法における円形ビームのラスタ走査またはベクタ走
査方式を採用しても良い。また、部分一括露光方式(セ
ルプロジェクション方式)を用いても良い。すなわち、
描画されることが分かっているパターン(複数の開口パ
ターン12aまたは開口パターン12bを内包するよう
な比較的大きめのパターン)を予め電子線描画装置の成
形絞りに形成しておき、そのパターンを使って標準マス
クMH上の所定の領域を一括して電子線露光するように
しても良い。これにより、描画スループットを向上させ
ることができる。また、ポジ形のレジスト膜を用いる場
合において領域A3,A4を露光する際に、次のように
しても良い。まず、領域A2を遮光するようなマスクを
用いて領域A3,A4を一括して紫外線露光する。続い
て、領域A2のレジスト膜に対して上記の電子線描画方
式で所望の箇所に電子線EBを照射して所望のパターン
を転写する。これにより、面積の大きな領域A3,A4
を一括して露光できるので、スループットを向上させる
ことができる。また、ポジ形の感電子線レジスト膜13
aの塗布の段階でスキャン塗布法を用い、感電子線レジ
スト膜13aを標準マスクMHの領域A2のみに部分的
に塗布しても良い。スキャン塗布法は、レジスト塗布ノ
ズルをレジスト塗布面に対してスキャンさせながら、感
電子線レジスト膜13aを塗布することが要求される領
域のみレジスト塗布ノズルから感電子線レジスト膜13
aを噴射して感電子線レジスト膜13aを選択的に塗布
する方法である。この方法はネガ形の感電子線レジスト
膜13aの塗布にも使用できる。
【0056】次に、現像処理からマスク完成までの工程
(図9の工程109〜112b)を説明する。図23は
完成したマスクMHR(第2マスク)の一例の全体平面
図、図24は図23のX8−X8線の断面図、図25は
図23の領域A2の要部拡大平面図、図26は図25の
X9−X9線の断面図、図27〜図29は露光光の位相
調整効果の説明図、図30は露光光に対して遮光性を有
するレジストパターンの配置の説明図をそれぞれ示して
いる。
【0057】ここでは、電子線描画処理後の標準マスク
MHに対して現像処理を施すことにより、感電子線レジ
スト膜13aからなるパターンを形成することにより、
マスクMHRを作成する(図9の工程109)。本実施
の形態1のマスクMHRは、ハーフトーン型の位相シフ
トマスクを基本構成(または複数製品に対して共通構
成)とするレジストマスクである。すなわち、マスクM
HRの領域A2において、不要な開口パターン12aの
配置領域は感電子線レジスト膜13aのパターンが配置
されて遮光領域とされている。一方、領域A2の必要な
開口パターン12aの配置領域は感電子線レジスト膜1
3aが除去されて開口パターン14が形成されており、
その開口パターン14からは必要な開口パターン12a
の全体およびその周辺一部のハーフトーン膜11が露出
されている。これにより、製造しようとしているゲート
アレイにとって必要な開口パターン12aが選択されて
いる。開口パターン14からは複数の開口パターン12
aが露出される場合もあるし、1つの開口パターン12
aが露出される場合もある。また、開口パターン14か
らは開口パターン12aの周辺のハーフトーン膜11も
露出されている。これにより、図25〜図28に示すよ
うに、ウエハに対する露光処理時に開口パターン12a
を透過した露光光L1に対して、その周囲のハーフトー
ン膜11を透過した露光光L2の位相が180°反転す
るようになっている。図27はウエハに対する露光処理
時のマスクMHRの要部断面図を模式的に示している。
露光光Lは、マスクMHRの第2主面から照射される。
マスクMHRの開口パターン12aを透過した露光光L
1と、その開口パターン12aに近接するハーフトーン
膜11を透過した露光光L2との間には180°の位相
差が生じている。図28は図27のマスクMHRを透過
した直後の露光光の強度分布を示し、図29は、ウエハ
上での上記露光光の強度分布を示している。上記のよう
に露光光L1,L2の位相を反転させることにより、ウ
エハ上のフォトレジスト膜に転写されるホールパターン
のエッジ付近における光強度のコントラストを向上させ
ることができ、ホールパターンの解像性および焦点深度
を向上させることができる。
【0058】また、図30に示すように、開口パターン
12aを覆う感電子線レジスト膜13aのパターンは、
開口パターン12aの面積の50%程度を覆っていれば
良い。開口パターン12aの面積の50%程度を覆われ
ていればウエハ上に転写されないからである。したがっ
て、開口パターン12aと感電子線レジスト膜13aの
パターンとの位置合わせ精度(すなわち、電子線描画時
の位置合わせ精度)に高い精度を必要としない。寸法W
1は、開口パターン12aと感電子線レジスト膜13a
のパターンとの位置合わせずれ量を示している。また、
感電子線レジスト膜13aのパターンの一辺の寸法W2
は、開口パターン12aの一辺の寸法W3よりも大きけ
れば良く、電子線レジスト膜13aのパターンの寸法精
度(すなわち、電子線描画時の寸法精度)にも高い精度
を必要としない。一方、マスクMHRの領域A3,A4
においては感電子線レジスト膜13aは除去されて、全
ての開口パターン12b、全てのマーク用の開口パター
ン12c〜12eおよびハーフトーン膜11が露出され
ている。なお、レジストマスクにつては、例えば特願平
11−185221号(平成11年6月30日出願)、
特願2000−246466号(平成12年8月15日
出願)、特願2000−246506号(平成12年8
月15日出願)、特願2000−308320号(平成
12年10月6日出願)、特願2000−316965
号(平成12年10月17日出願)、特願2000−3
28159号(平成12年10月27日出願)、特願2
000−206728号(平成12年7月7日出願)ま
たは特願2000−206729号(平成12年7月7
日出願)等に記載がある。
【0059】続いて、このように作成されたマスクMH
Rを用いて、ダミーウエハ上のフォトレジスト膜に対し
て通常の縮小投影露光処理を施すことにより、ウエハ上
に所望のコンタクトホールパターンを転写し、現像処理
等を経てコンタクトホールパターンが開口されるような
フォトレジストパターンを形成する(図9の工程11
0)。その後、そのダミーウエハのフォトレジストパタ
ーンを検査することにより、マスクMHRの良否を検査
する(図9の工程111)。もちろんマスクMHR自体
を検査しても良い。この時の検査は開口パターン14も
開口パターン12aに比べて大きいので比較的簡単に検
査が可能である。検査に不合格であった場合には、マス
クMHR上の感電子線レジスト膜13aのパターンをア
ッシング処理等によって除去し、工程107からやり直
す。一般的なハーフトーン型の位相シフトマスクの場合
はマスクの再作成はマスク基板10の品質低下の観点か
ら不可能である。したがって、ハーフトーン型の位相シ
フトマスクに修正不可能な欠陥が存在する場合には、新
しいマスク基板10を用意してハーフトーン膜の堆積工
程から作成し直さなければならないので、マスクの作成
に時間がかかる上、一度使用したマスク基板10は破棄
しなければならない等、材料の無駄が多くマスクのコス
トが高くなる。これに対して、本実施の形態1のマスク
MHRにおいては、感電子線レジスト膜13aを現像液
等により簡単に除去できる。このため、マスクMHRを
容易に、短時間で、しかも標準マスクMHに損傷を生じ
させることなく、再作成することができる。また、標準
マスクMHを再度使用できるので、材料の無駄を無くす
ことができ、マスクMHRのコストを低減することがで
きる。(図9の工程112a)。一方、上記検査工程1
11で合格した場合は、マスクMHRの完成となる(図
9の工程112b)。
【0060】次に、論理の変更の対応例について図9お
よび図31〜図34により説明する。図31は図9のパ
ターン転写工程108時におけるマスクMHの領域A2
の前記図16と同一箇所における平面図、図32は図3
1のX10−X10線の断面図、図33は図9の現像工
程109後のマスクMHRの領域A2の前記図25と同
一箇所における平面図、図34は図33のX11−X1
1線の断面図をそれぞれ示している。ゲートアレイ等の
ようなASIC(Application Specific IC)では、論
理が変更される場合がある。その場合、本実施の形態1
では、図9の工程107からマスク製造を開始する。す
なわち、まず、図31および図32に示すように、標準
マスクMHの第1主面上に上記と同様に、例えばポジ形
の感電子線レジスト膜13aを塗布した後、その感電子
線レジスト膜13aに対して、新しい論理に対応するパ
ターンデータに基づいて、前記と同様の電子線描画方法
によって電子線EBを描画する(図9の工程107,1
08)。ここでは、電子線描画領域が図16とは異なる
場合が例示されている。続いて、現像、露光、検査工程
を経て(図9の工程109〜111)、図33および図
34に示すように、マスクMHRを作成する。ここで
は、図25とは異なるように開口パターン14が形成さ
れている。このようにして論理変更に対応できる。
【0061】このように本実施の形態1のマスクMHR
の製造方法(マスク作成依頼を受注してからマスク完成
までの工程)においては、一般的なハーフトーン型の位
相シフトマスクに比べて、例えば以下のような効果を得
ることができる。
【0062】まず、電子線描画処理によるパターン転写
という観点では、レジスト遮光体を有しない一般的なハ
ーフトーン型の位相シフトマスクの場合、電子線描画工
程(ハーフトーン膜にパターンを転写する工程)におい
て、面内ばらつき精度、疎密補正および寸法精度に高い
精度が必要であり、描画処理が難しく、描画歩留まりも
低くなり易い。これに対して、本実施の形態1では、上
記したように電子線描画工程(レジスト膜にパターンを
転写する工程108)の描画精度に高い精度が要求され
ない。このため、描画が容易にできる。また、描画歩留
まりを向上できる。加工精度や品質という観点では、一
般的なハーフトーン型の位相シフトマスクの場合、描画
処理、エッチング処理、洗浄などのような多工程を経る
ため異物の付着率が高く、完成精度が劣化する。これに
対して、本実施の形態1では、加工、洗浄プロセスおよ
びドライエッチング工程の削減により異物発生を低減で
き、また、精度を向上できるので、マスクMHRの信頼
性および歩留まりを向上できる。マスクの製造TATと
いう観点では、一般的なハーフトーン型の位相シフトマ
スクの場合、複雑な製造プロセスが必要な上、ハーフト
ーン膜11の透過率や位相差の検査などの時間のかかる
検査工程やマスク製造後の運搬工程が必要であり、マス
クの納期が遅延する。これはウエハに転写されるパター
ンの微細化に伴い益々問題となる。これに対して、本実
施の形態1では、既に上記検査に合格しストックされて
いる標準マスクMHを出発材料としてマスクMHRを製
造するので、上記透過率や位相差等の検査工程および運
搬工程等のさまざまな工程を削減できる。また、マスク
MHRの検査は比較的簡単にできる。このため、マスク
MHRの納期を短縮できる。したがって、ゲートアレイ
の納期を短縮できる。マスクコストの観点では、一般的
なハーフトーン型の位相シフトマスクの場合、複雑な製
造プロセスが必要な上、高精度が要求される高度な検査
工程やマスク製造後の運搬工程が必要であり、マスクの
コストが高くなる。これに対して本実施の形態1におい
ては、上記のように複雑な製造プロセス、高度な検査工
程および運搬工程等のさまざまな工程を削減できるの
で、マスクMHRのコストを大幅に削減できる。さら
に、標準マスクの作成には製品毎による開口パターンの
密度差が無く安定した大量生産が可能であり、さらなる
コスト低減を推進できる。また、論理変更という観点で
は、次の効果が得られる。ゲートアレイ等のようなAS
ICでは、高機能化するほど製品開発に要する工数や期
間がかかる反面、製品の陳腐化も速く製品寿命が短いこ
とから納期の短縮が益々望まれている。また、ASIC
では、ユーザの要求仕様に従い設計された製品をユーザ
の要求数だけ製造するので、品種は増えるが生産数がメ
モリ製品等に比べると少ないのが一般的であり、量産効
果によるコストダウンは見込めない場合が多い。このた
め、マスク作成において如何にして無駄を少なくしてコ
ストを抑えるかが望まれている。しかし、一般的なハー
フトーン型の位相シフトマスクでは、論理変更に際し
て、新しいマスク基板を用意して、ハーフトーン膜を堆
積し、ハーフトーン膜に開口パターンをエッチング法に
よって形成し、さらにハーフトーン膜11の透過率や位
相差の検査等のような高度で時間のかかる検査を行う必
要があるので、マスクの完成に多大な時間とコストがか
かる。これに対して、本実施の形態1では、上記標準マ
スクMHを出発材料としてマスクMHRを作成するの
で、論理変更に対して容易に、短時間で、しかも高い品
質を維持したまま対応できる。したがって、ゲートアレ
イの納期の短縮およびコストの低減を実現できる。全体
的な観点では、一般のハーフトーン型の位相シフトマス
クの場合、微細な開口パターンの形成とハーフトーン仕
様のために工数が増大する傾向にある。これに対して、
本実施の形態1においては、必要な開口パターン12a
を、レジスト膜のパターンの形成により選択するだけな
ので、工数を大幅に低減できる。
【0063】次に、上記マスクMHRを用いた露光方法
によりウエハにホールパターンを転写する方法の一例を
図35〜図38により説明する。図35は露光装置EX
Pの一例の説明図、図36は露光処理の説明図、図37
は図36時のウエハ15の要部拡大断面図、図37は現
像処理後のウエハ15の要部断面図をそれぞれ示してい
る。なお、図35においては、露光装置の機能を説明す
るために必要な部分のみを示したが、その他の通常の露
光装置(スキャナやステッパ)に必要な部分は通常の範
囲で同様である。
【0064】露光装置EXPは、例えば縮小比4:1の
走査型縮小投影露光装置(スキャナ)である。露光装置
EXPの露光条件は、例えば次の通りである。すなわ
ち、露光光Lには、例えば露光波長248nmのKrF
エキシマレーザ光を用い、光学レンズの開口数NA=
0.65、照明の形状は円形であり、コヒーレンシ
(σ:sigma)値=0.7である。マスクとしては、前
記マスクMHR等のようなレジストマスクの他、通常の
マスクを用いる。ただし、露光光Lは、上記のものに限
定されるものではなく種々変更可能であり、例えばg線
(波長436nm)、i線(波長365nm)、ArF
エキシマレーザ光(波長193nm)、F2ガスレーザ
光(波長157nm)または超紫外線(波長〜13n
m)を用いても良い。
【0065】露光光源E1から発する露光光Lは、フラ
イアイレンズE2、アパーチャE3、コンデンサレンズ
E4、E5及びミラーE6を介してマスクMHR(ここ
ではレチクル)を照明する。光学条件のうち、コヒーレ
ンシはアパーチャE3の開口部の大きさを変化させるこ
とにより調整した。マスクMHR上には異物付着による
パターン転写不良等を防止するための上記ペリクルPE
が設けられている。マスクMHR上に描かれたマスクパ
ターンは、投影レンズE7を介して処理基板であるウエ
ハ15上に投影される。なお、マスクMHRは、マスク
位置制御手段E8およびミラーE9で制御されたステー
ジEst上に載置され、その中心と投影レンズE7の光
軸とは正確に位置合わせがなされている。マスクMHR
は、その第1主面がウエハ15の主面(デバイス面)に
向けられ、マスクMHRの第2主面がコンデンサレンズ
E5に向けられた状態でステージEst上に置かれてい
る。したがって、露光光Lは、マスクMHRの第2主面
側から照射され、マスクMHRを透過して、マスクMH
Rの第1主面側から投影レンズE7に照射される。
【0066】ウエハ15は、その主面を投影レンズE7
側に向けた状態で試料台E11上に真空吸着されてい
る。ウエハ15は、上記素子形成基板1Sを基本構成要
素とする平面略円形状の薄板からなり、その主面上に
は、図36および図37に示すように、露光光Lに感光
するフォトレジスト膜16が塗布されている。試料台E
11は、投影レンズE7の光軸方向、すなわち、試料台
E11の基板載置面に垂直な方向(Z方向)に移動可能
なZステージE12上に載置され、さらに試料台E11
の基板載置面に平行な方向に移動可能なXYステージE
13上に搭載されている。ZステージE12及びXYス
テージE13は、主制御系E14からの制御命令に応じ
てそれぞれの駆動手段E15,E16により駆動される
ので、所望の露光位置に移動可能である。その位置はZ
ステージE13に固定されたミラーE17の位置として
レーザ測長機E18で正確にモニタされている。また、
ウエハ15の表面位置は、通常の露光装置が有する焦点
位置検出手段で計測される。計測結果に応じてZステー
ジE12を駆動させることにより、ウエハ15の主面は
常に投影レンズE7の結像面と一致させることができ
る。
【0067】マスクMHRとウエハ15とは、縮小比に
応じて同期して駆動され、露光領域がマスクMHR上を
走査しながらマスクパターンをウエハ15上に縮小転写
する。このとき、ウエハ15の表面位置も上述の手段に
よりウエハ15の走査に対して動的に駆動制御される。
ウエハ15上に形成された回路パターンに対してマスク
MHR上の回路パターンを重ね合わせ露光する場合、ウ
エハ15上に形成されたマークパターンの位置をアライ
メント検出光学系を用いて検出し、その検出結果からウ
エハ15を位置決めして重ね合わせ転写する。主制御系
E14はネットワーク装置と電気的に接続されており、
露光装置EXPの状態の遠隔監視等が可能となってい
る。上記の説明では、露光装置として走査型縮小投影露
光装置(スキャナ)を用いた場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、例えばマスク上の回路
パターンの投影像に対してウエハを繰り返しステップす
ることで、マスク上の回路パターンをウエハ上の所望の
部分に転写する縮小投影露光装置(ステッパ)を用いて
も良い。
【0068】このような露光装置EXPを用いた露光処
理後、ウエハ15に対して現像処理を施すことにより、
ウエハ15の主面上(絶縁膜8a上)にフォトレジスト
膜16からなるレジストパターン16aを形成する。レ
ジストパターン16aは、コンタクトホール形成領域が
露出され、それ以外を覆うようなパターンに形成されて
いる。コンタクトホール形成領域に形成された開口パタ
ーン17は、平面がほぼ円形状の微細な孔パターンであ
り、その底面からは絶縁膜8aの上面が露出されてい
る。この工程後、レジストパターン16aをエッチング
マスクとして、そこから露出する絶縁膜8aをエッチン
グすることにより、前記図4および図5に示したコンタ
クトホールCNTを形成する。このようにしてウエハ1
5に、微細なコンタクトホールCNTを高い寸法精度で
形成することができる。
【0069】(実施の形態2)本実施の形態2の半導体
集積回路装置は、例えばエンベデッドアレイ(ECA:
Embedded Cell Array)等のようなセルベース型集積回
路装置である。図39は本実施の形態2の半導体集積回
路装置を構成するチップ1Cの一例の全体平面図を示し
ている。本実施の形態2のチップ1Cにおいては、内部
回路領域CAにマクロセル部(第2論理回路領域)20
a,20bが配置されている。このマクロセル部20
a,20bには、前記したようにRAMやROMあるい
はPLL(Phase-locked Loop)回路等のような特殊な
回路が形成されている。それ以外の構成は、前記実施の
形態1と同じである。
【0070】図40は図39のチップ1Cにおけるホー
ルパターンをウエハに転写する際に用いるマスクMHR
の一例の全体平面図、図41は図40のマスクMHRの
標準マスクMHの一例の全体平面図をそれぞれ示してい
る。マスクMHRにおいて領域(第4領域)A5,A6
は、それぞれ図39のマクロセル部20a、20bのコ
ンタクトホールのパターン転写領域を示している。領域
A5には、マクロセル部20aのコンタクトホールを転
写するための相対的に面積の異なる2種類の開口パター
ン12f,12gが複数形成され、領域A6には、マク
ロセル20bのコンタクトホールを転写するための同一
面積の開口パターン12hが複数形成されている。この
領域A5,A6は、感電子線レジスト膜13aが被覆さ
れておらず、露出されている。また、領域A5,A6に
は、マクロセル部20a、20bの回路を形成するのに
必要なコンタクトホールを転写するための開口パターン
12f,12g,12hのみが配置されている。すなわ
ち、領域A5.A6は、周辺回路領域I/Oを転写する
ための領域A3と同様の構成とされている。これは、マ
クロセル部20a,20bを構成するソースおよびドレ
イン用の半導体領域(活性領域L)やコンタクトホール
等のような各種構成部の配置がほとんど決まっており、
あまり変更を要しないからである。すなわち、マクロセ
ル部20a,20bは、その設計データ中にソースおよ
びドレイン用の半導体領域(活性領域L)やコンタクト
ホールの最適な配置や寸法等のデータを有しており、そ
の配置や寸法等であれば安定した動作が可能であること
が確認されている。このため、ソースおよびドレイン用
の半導体領域(活性領域L)やコンタクトホール等のよ
うな各種構成部の配置や寸法等を変更しない方が、安定
した回路動作のマクロセル部20a,20bを得る上で
有利だからである。このようなセルベース型集積回路装
置では、マクロセル間やマクロセルと他の論理回路とを
電気的に接続するビアホールの配置変更の方が、マクロ
セル内のコンタクトホールの配置よりも多いので、その
ビアホールの形成時に用いるマスクに対しては、前記実
施の形態1で説明した構成を採用することが好ましい。
このような構成以外は、前記実施の形態1のマスクMH
Rと同じである。すなわち、論理の変更が行われる領域
A2には、図41に示すように、配線チャネルのグリッ
ド線の全部の交点に開口パターン12aが配置され、そ
のうちの回路形成に必要とされる開口パターン12aお
よびその周辺のハーフトーン膜11が図40に示すよう
に感電子線レジスト膜13aのパターンから露出されて
いる。
【0071】このように本実施の形態2によれば、安定
動作が見込まれる信頼性の高いマクロセル部20a,2
0bを有する半導体集積回路装置を短期間で、また、低
コストで製造することができる。
【0072】(実施の形態3)本実施の形態3において
は、マスク上のレジスト膜がポジ形の場合におけるOP
C(Optical Proximity Correction)の適用例について
説明する。図42はその一例のマスクMHRにおける領
域A2の要部拡大平面図、図43および図44はそれぞ
れ図42のX12−X12線およびX13−X13線の
断面図を示している。開口パターン12a1は、ウエハ
上に孤立したホールパターンを転写するためのパターン
を例示し、また、開口パターン12a2は、ウエハ上に
密集する複数のホールパターンを転写するためのパター
ンを例示している。本実施の形態3においては、ウエハ
上に形成しようとしているホールパターンの周辺のパタ
ーンの疎密に応じて、マスクMHRのポジ型の感電子線
レジスト膜13の開口パターン14の大きさを変えて、
開口パターン12a1,12a2の周辺の露出されてい
るハーフトーン膜11の幅W4,W5を変える。これに
より、ホールパターンの状況に最適な光強度補正を行
い、OPC効果を得ることができる。
【0073】図45は、ホールパターンの微細加工時の
OPCルールの説明図である。寸法W6は開口パターン
12の開口寸法、寸法W7は感電子光レジスト膜の開口
パターン14の開口寸法、寸法D1は、マスクサイジン
グ量(開口パターン12aから開口パターン14の開口
端までの距離)、寸法D2は、対象の開口パターン12
aに最も近く隣接している開口パターン12aまでの距
離を示している。図45に示すように、開口パターン1
2aの各辺毎に最隣接する開口パターン12aとの距離
D2を測定し、その値に応じてバイアス(寸法D1)を
かける。この効果により、ホールパターンの疎密による
寸法相違を低減することができる。
【0074】(実施の形態4)本実施の形態4において
は、マスク上のレジスト膜がネガ形の場合におけるOP
Cの適用例について説明する。図46はその一例のマス
クMHRにおける領域A2の要部拡大平面図、図47は
図46のX14−X14線の断面図をそれぞれ示してい
る。開口パターン12a3は、ウエハ上にホールパター
ンを転写するためのパターンを示している。本実施の形
態4においては、マスクMHR上において開口パターン
14から所望の開口パターン12a3と、それを取り囲
むの複数の開口パターン12a4とが露出されている。
ただし、所望の開口パターン12a3の周囲の開口パタ
ーン12a4には、開口パターン12a4よりも小さな
平面寸法の感電子線レジスト膜13a1のパターンが配
置されており、その開口パターン12a4自体が露光処
理によってウエハ上のフォトレジスト膜に転写(感光)
されないように設定されている。すなわち、この複数の
開口パターン12a4は、所望の開口パターン12a3
を透過した光の不足分を補うことにより開口パターン1
2a3により転写されるホールパターンの寸法精度を向
上させるための補助開口パターンとしての機能を有する
ものである。このような構成とすることにより、ウエハ
上に形成される所望のホールパターンの寸法精度を向上
させることが可能となる。
【0075】(実施の形態5)本実施の形態5において
は、前記標準マスクの変形例を図48および図49によ
り説明する。図48は標準マスクMHの要部平面図、図
49は図48の標準マスクMHの要部拡大平面図を示し
ている。本実施の形態5においては、例えば標準マスク
MHの領域A2の外周にダミーの開口パターン12ad
が配置されている。このような開口パターン12adを
配置することにより、領域A2内の最外周に配置された
開口パターン12aの寸法精度を向上させることができ
る。また、開口パターン2adを前記実施の形態3,4
で説明したようにOPC効果を生じさせるような領域と
して使用することにより、領域A2内の最外周の開口パ
ターン12aによりウエハ上のフォトレジスト膜に転写
されるホールパターンの寸法精度を向上させることが可
能となる。
【0076】(実施の形態6)本実施の形態6において
は、ハーフトーン膜の表面に保護膜を形成するマスク構
造について説明する。図50は、そのマスクMHRの要
部拡大断面図を示している。本実施の形態6において
は、マスクMHRの第1主面側に、ハーフトーン膜11
のパターンおよびそこから露出するマスク基板10の第
1主面を覆うように保護膜21が形成されている。保護
膜21は、例えばスパッタリング法によって形成された
酸化シリコン膜またはSOG(Spin On Glass)膜等の
ような透明な材料からなり、光透過率や透過光の位相が
変動しないように形成されている。保護膜21を設けた
ことにより、図9の標準マスクストック工程105の後
の機械的衝撃から標準マスクMHを保護することができ
る。特に本実施の形態6のマスクMHRでは、保護膜2
1を形成することにより、標準マスクMHの耐性を向上
させることができるので、標準マスクMHの再利用回数
を増加させることが可能となる。
【0077】(実施の形態7)本実施の形態7において
は、標準マスクの所望の開口パターンを選択すべく標準
マスクの第1主面上に形成したレジストパターンをハー
フトーン膜とする場合について説明する。図51は、本
実施の形態7のマスクMHRの領域A2の要部拡大断面
図を示している。マスクMHRには、前記実施の形態1
〜6と同様に感電子線レジスト膜13aのパターンが形
成されている。ただし、本実施の形態7においては、感
電子線レジスト膜13aがハーフトーン膜として機能す
るようにその厚さが調整されている。したがって、マス
クMHRのハーフトーン膜11を透過した露光光L2
と、感電子線レジスト膜13aのパターンを透過した露
光光L3とでは位相および光強度がほぼ同等とされてい
る。この場合にもウエハ上に転写されるホールパターン
の寸法精度を向上させることができる。
【0078】(実施の形態8)本実施の形態8において
は、標準マスクの周辺領域にメタル枠を設けた構造につ
いて説明する。図52は本実施の形態8の標準マスクM
Hの一例の全体平面図、図53は図52のX15−X1
5線の断面図を示している。本実施の形態8において
は、標準マスクMHの第1主面における領域A4に、チ
ップ転写用の領域A1の外周を縁取るように平面枠状の
遮光枠22が形成されている。遮光枠22は、例えばク
ロム(Cr)等のようなメタルからなり、マスク基板1
0の第1主面に接して形成されている。遮光枠22の一
部は除去されて開口パターン12c〜12eが形成され
ている。ここでは、遮光枠22が領域A1の外周から標
準マスクMHの外周端までにわたって形成されている場
合が例示されているが、これに限定されるものではな
く、例えば図52の場合よりも幅の狭い枠形状としても
良い。
【0079】(実施の形態9)本実施の形態9において
は、標準マスクが前記バイナリマスクの場合について説
明する。この場合は、前記標準マスクMHのハーフトー
ン膜11に代えて遮光膜を形成し、その遮光膜の一部を
開口することで前記実施の形態1〜8と同様に複数の開
口パターン12a〜12eを形成する。この遮光膜は、
例えばクロム等のような金属膜でも良いし、また、露光
光に対して遮光性を有するレジスト膜を用いる。この場
合の所望の開口パターン12aの選択については、前記
実施の形態1〜8と同様に、露光光に対して遮光性を有
するレジスト膜を標準マスクMHの第1主面上に堆積
し、これを所望形状にパターニングすることによって行
う。
【0080】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0081】例えば前記実施の形態1〜9においては、
論理回路の変更に適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えばROMを有する半
導体集積回路装置においてメモリセル領域内におけるコ
ンタクトホールの配置の仕方でROMのメモリデータを
設定(または変更)するような製品にも前記実施の形態
で説明した方法を適用できる。この場合、ニーズに合わ
せてROMのデータを素早く変更できるので、様々なメ
モリデータ種類のROMを有する半導体集積回路装置を
短期間のうちに納品できる。
【0082】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCMI
Sゲートアレイに適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、例えばDRAM(Dynami
c Random Access Memory)、SRAM(Static Random
Access Memory)またはフラッシュメモリ(EEPRO
M;Electric Erasable Programmable Read Only Memor
y)等のようなメモリ回路を有する半導体集積回路装置
等の他の半導体集積回路装置の製造方法にも適用でき
る。また、マイクロマシンや液晶装置の製造方法に適用
することもできる。特に回路変更が頻繁に行われるよう
な構成を有するものに適用して有効である。
【0083】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0084】すなわち、ハーフトーン膜に開口形成され
た複数の開口パターンのうちの所望の開口パターンを、
露光光に対して遮光性を有するレジスト膜からなるパタ
ーンにより選択的に残すことで作成されたハーフトーン
型の位相シフトマスクを用いた縮小投影露光処理によっ
て所望の半導体集積回路装置のパターンを形成すること
により、半導体集積回路装置のTATを短縮できるの
で、半導体集積回路装置の納期を短縮させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置が形成された半導体チップの全体平面図である。
【図2】図1における内部回路領域の一例の要部拡大平
面図である。
【図3】図2のX1−X1線の断面図である。
【図4】図1における内部回路領域の一例の要部拡大平
面図である。
【図5】図4のX2−X2線の断面図である。
【図6】レイアウト設計上の配線チャネルを示すグリッ
ド線の説明図である。
【図7】図6の配線チャネルにホールパターンおよび配
線を配置した場合の一例の説明図である。
【図8】図4の基本セルの一群に、配線チャネルを示す
グリッドを重ねて示した説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態におけるマスクの製造フ
ロー図である。
【図10】本発明の一実施の形態におけるマスクの製造
工程中の標準マスクの全体平面図である。
【図11】図10のX3−X3線の断面図である。
【図12】図10の標準マスクの内部回路領域を転写す
るための領域の要部拡大平面図である。
【図13】図12のX4−X4線の断面図である。
【図14】図10に続くマスクの製造工程中の標準マス
クの全体平面図である。
【図15】図14のX5−X5線の断面図である。
【図16】図14の標準マスクの内部回路領域を転写す
るための領域の要部拡大平面図である。
【図17】図16のX6−X6線の断面図である。
【図18】図17の変形例を示す標準マスクの要部拡大
平面図である。
【図19】図18のX7−X7線の断面図である。
【図20】マスクにおいて内部回路領域のホールパター
ンを転写する領域内に必要とされる開口パターンの配置
例の説明図である。
【図21】マスクにおいて内部回路領域のホールパター
ンを転写する領域内に必要とされる開口パターンの配置
例の説明図である。
【図22】標準製品におけるホール利用率の一例の説明
図である。
【図23】本発明の一実施の形態におけるマスクの一例
の全体平面図である。
【図24】図23のX8−X8線の断面図である。
【図25】図23の内部回路領域のホールパターンを転
写する領域の要部拡大平面図である。
【図26】図25のX9−X9線の断面図である。
【図27】図23のマスクにおける露光光の位相調整効
果の説明図である。
【図28】図23のマスクにおける露光光の位相調整効
果による光強度分布の説明図である。
【図29】図23のマスクにおける露光光の位相調整効
果による光強度分布の説明図である。
【図30】図23のマスクにおける露光光に対して遮光
性を有するレジストパターンの配置の説明図である。
【図31】図9のパターン転写工程時における標準マス
クの領域の前記図16と同一箇所における平面図であ
る。
【図32】図31のX10−X10線の断面図である。
【図33】図9の現像工程後のマスクの領域の前記図2
5と同一箇所における平面図である。
【図34】図33のX11−X11線の断面図である。
【図35】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法で用いる露光装置の一例の説明図である。
【図36】図35の露光処理の説明図である。
【図37】図36の処理時におけるウエハの要部拡大断
面図である。
【図38】図37に続く現像処理工程後のウエハの要部
断面図である。
【図39】本発明の他の実施の形態における半導体集積
回路装置を構成する半導体チップの一例の全体平面図で
ある。
【図40】図39の半導体チップにおけるホールパター
ンをウエハに転写する際に用いるマスクの一例の全体平
面図である。
【図41】図40のマスクを構成する標準マスクの一例
の全体平面図である。
【図42】本発明のさらに他の実施の形態におけるマス
クの要部拡大平面図である。
【図43】図42のX12−X12線の断面図である。
【図44】図42のX13−X13線の断面図である。
【図45】ホールパターンの微細加工時のOPCルール
の説明図である。
【図46】本発明の他の実施の形態であるマスクの要部
拡大平面図、
【図47】図46のX14−X14線の断面図である。
【図48】本発明の他の実施の形態である標準マスクの
要部平面図である。
【図49】図48の標準マスクの要部拡大平面図であ
る。
【図50】本発明の他の実施の形態であるマスクの要部
拡大断面図である。
【図51】本発明のさらに他の実施の形態であるマスク
の要部拡大断面図である。
【図52】本発明の他の実施の形態である標準マスクの
一例の全体平面図である。
【図53】図52のX15−X15線の断面図である。
【符号の説明】
1C 半導体チップ 1S 素子形成基板 2 基本セル 3 入出力セル 4 外部端子 5 分離部 6P 半導体領域 6N 半導体領域 7 ゲート絶縁膜 8a 絶縁膜 10 マスク基板 11 ハーフトーン膜 12a 開口パターン 12a1,12a2 開口パターン 12a3 開口パターン 12a4 開口パターン 12ad 開口パターン 12b 開口パターン 12c〜12e 開口パターン 12f,12g,12h 開口パターン 13a 感電子線レジスト膜 13a1 感電子線レジスト膜 14 開口パターン 15 ウエハ 16 フォトレジスト膜 16a レジストパターン 17 開口パターン 20a,20b マクロセル部 21 保護膜 22 遮光枠 CA 内部回路領域(論理回路領域、第1論理回路領
域) I/O 周辺回路領域(周辺回路領域) Qp pチャネル型のMIS・FET Qn nチャネル型のMIS・FET L 活性領域 G ゲート電極 CNT コンタクトホール Via1〜Via7 ビアホール MH 標準マスク(第1マスク) MHR マスク(第2マスク) A1 領域 A2 領域(第1領域) A3 領域(第2領域) A4 領域(第3領域) A5,A6 領域(第4領域) EXP 露光装置 E1 露光光源 E2 フライアイレンズ E3 アパーチャ E4、E5 コンデンサレンズ E6 ミラー E7 投影レンズ E8 マスク位置制御手段 E9ミラー Est ステージ E11 試料台 E12 Zステージ E13 XYステージ E14 主制御系 E15,E16 駆動手段 E17 ミラー E18 レーザ測長機 L,L1〜L3 露光光 PE ペリクル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/118 H01L 21/82 D (72)発明者 河路 幹規 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 2H095 BB02 BB03 5F064 AA03 AA06 BB03 BB04 BB05 BB06 BB07 BB13 BB14 BB15 BB27 BB28 CC10 CC12 DD42 GG10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法: (a)マスク基板上に堆積され透過光の位相を反転させ
    る機能を有するハーフトーン膜に複数の開口パターンが
    形成された第1マスクを用意する工程、(b)前記第1
    マスク上に、露光光に対して遮光性を有するレジスト膜
    からなり、前記第1マスクの複数の開口パターンのうち
    の所望の開口パターンおよびその周辺一部の前記ハーフ
    トーン膜が露出され、それ以外の開口パターンが覆われ
    るように形成されたレジストパターンを有する第2マス
    クを作製する工程、(c)前記第2マスクを用いた縮小
    投影露光処理によってウエハ上のフォトレジスト膜に所
    望のパターンを転写する工程。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記所望の開口パターンは、ウエハ上
    のフォトレジスト膜にホールパターンを転写するための
    パターンであることを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記複数の開口パターンは、前記半導
    体集積回路装置の論理回路の形成領域に対応する前記第
    1マスクの第1領域内において、前記論理回路の配線チ
    ャネルの格子交点における全ての交点に対応する位置に
    配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記論理回路の形成領域には複数の基
    本セルが規則的に並んで配置されていることを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記露光光に対して遮光性を有するレ
    ジスト膜がポジ形であることを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記露光光に対して遮光性を有するレ
    ジスト膜がハーフトーン膜であることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法: (a)マスク基板の第1主面に、前記半導体集積回路装
    置の論理回路の形成領域におけるホールパターンを転写
    する第1領域、その周囲に前記論理回路の周辺回路の形
    成領域におけるホールパターンを転写する第2領域およ
    びその外周に前記半導体集積回路装置のパターン転写に
    は寄与しない第3領域を備え、前記マスク基板の第1主
    面上に堆積され透過光の位相を反転させる機能を有する
    ハーフトーン膜に、前記半導体集積回路装置のホールパ
    ターンを転写するための複数の開口パターンが形成され
    た第1マスクを用意する工程、(b)前記第1マスク上
    に、露光光に対して遮光性を有するレジスト膜からな
    り、前記第1マスクの複数の開口パターンのうちの所望
    の開口パターンおよびその周辺一部の前記ハーフトーン
    膜が露出され、それ以外の開口パターンが覆われるよう
    に形成されたレジストパターンを有する第2マスクを作
    製する工程、(c)前記第2マスクを用いた縮小投影露
    光処理によってウエハ上のフォトレジスト膜に所望のホ
    ールパターンを転写する工程。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第1マスクの第1領域内において
    前記複数の開口パターンは、前記論理回路の配線チャネ
    ルの格子交点における全ての交点に対応する位置に配置
    されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第2マスクにおいて、前記レジス
    トパターンは、前記第1領域内に形成され、前記第2,
    第3領域には形成されていないことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記論理回路の形成領域には複数の
    基本セルが規則的に並んで配置されていることを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記露光光に対して遮光性を有する
    レジスト膜がポジ形であることを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記露光光に対して遮光性を有する
    レジスト膜がハーフトーン膜であることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 半導体チップに論理回路の形成領域お
    よび前記論理回路の周辺回路の形成領域を有し、前記論
    理回路の形成領域内には、論理の変更が行われる第1論
    理回路の領域および決められた回路パターン配置構成を
    持つ第2論理回路の領域を有する半導体集積回路装置の
    製造方法において、(a)マスク基板の第1主面に、前
    記論理回路の形成領域におけるパターンを転写する第1
    領域、その周囲に前記周辺回路の形成領域におけるパタ
    ーンを転写する第2領域、その外周に前記半導体集積回
    路装置のパターン転写には寄与しない第3領域および前
    記第1領域内に前記第2論理回路の領域のパターンを転
    写する第4領域を備え、前記マスク基板の第1主面上に
    堆積され透過光の位相を反転させる機能を有するハーフ
    トーン膜に、前記半導体集積回路装置のホールパターン
    を転写するための複数の開口パターンが形成された第1
    マスクを用意する工程、(b)前記第1マスクの前記第
    1領域には、露光光に対して遮光性を有するレジスト膜
    からなり、前記複数の開口パターンのうちの所望の開口
    パターンおよびその周辺一部の前記ハーフトーン膜が露
    出され、それ以外の開口パターンが覆われるように形成
    されたレジストパターンが形成され、前記第2,第3お
    よび第4領域には、前記レジストパターンが形成されな
    い構成を有する第2マスクを作製する工程、(c)前記
    第2マスクを用いた縮小投影露光処理によってウエハ上
    のフォトレジスト膜に所望のパターンを転写する工程。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1マスクの前記第4領域を
    除く前記第1領域内において、前記複数の開口パターン
    は、前記第1論理回路の配線チャネルの格子交点におけ
    る全ての交点に対応する位置に配置されていることを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記露光光に対して遮光性を有す
    るレジスト膜がポジ形であることを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記露光光に対して遮光性を有す
    るレジスト膜がハーフトーン膜であることを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 以下の工程を有することを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法: (a)マスク基板上に形成された遮光膜に複数の開口パ
    ターンが形成された第1マスクを用意する工程、(b)
    前記第1マスク上に、露光光に対して遮光性を有するレ
    ジスト膜からなり、前記第1マスクの複数の開口パター
    ンのうちの所望の開口パターンが露出され、それ以外の
    開口パターンが覆われるようなパターンを有する第2マ
    スクを作製する工程、(c)前記第2マスクを用いた縮
    小投影露光処理によってウエハ上のフォトレジスト膜に
    所望のパターンを転写する工程。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記所望の開口パターンは、ウエ
    ハ上のフォトレジスト膜にホールパターンを転写するた
    めのパターンであることを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記複数の開口パターンは、前記
    半導体集積回路装置の論理回路の形成領域に対応する前
    記第1マスクの第1領域内において、前記論理回路の配
    線チャネルの格子交点における全ての交点に対応する位
    置に配置されていることを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記論理回路の形成領域には複数
    の基本セルが規則的に並んで配置されていることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記露光光に対して遮光性を有す
    るレジスト膜がポジ形であることを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記露光光に対して遮光性を有す
    るレジスト膜がハーフトーン膜であることを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
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