JP2003121977A - 半導体集積回路装置の製造方法およびマスク - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法およびマスク

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JP2003121977A
JP2003121977A JP2001314812A JP2001314812A JP2003121977A JP 2003121977 A JP2003121977 A JP 2003121977A JP 2001314812 A JP2001314812 A JP 2001314812A JP 2001314812 A JP2001314812 A JP 2001314812A JP 2003121977 A JP2003121977 A JP 2003121977A
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Shoji Hotta
尚ニ 堀田
Norio Hasegawa
昇雄 長谷川
Toshihiko Tanaka
稔彦 田中
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Hitachi Ltd
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    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/29Rim PSM or outrigger PSM; Preparation thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッジ強調型位相シフトマスクの製造時間を
短縮する。 【解決手段】 位相シフト膜2および遮光膜3をレジス
ト膜で構成したエッジ強調型位相シフトレジストマスク
RM1を用いた縮小投影露光処理によってウエハ4上の
フォトレジスト膜6にホールパターンを転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造方法およびマスク技術に関し、特に、位相シフ
トマスクを用いた露光技術に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】位相シフトマスクの一種類としてエッジ
強調型位相シフトマスクがある。このエッジ強調型位相
シフトマスクは、露光光に対して透明なマスク基板の主
面上に、例えばクロム等のような金属膜からなる遮光膜
と、その遮光膜の一部を開口することで形成された光透
過領域と、その光透過領域の外周(遮光膜との境界部近
傍のエッジ部)に、光透過領域を透過した光に対して位
相を180°反転させる透明な位相シフタとを有してい
る。エッジ強調型位相シフトマスクにおいては、エッジ
部の透過率に応じてエッジ幅を最適化することにより、
どの透過率に対してもほぼ同等の解像性能の向上効果を
得ることが可能となっている。
【0003】なお、エッジ強調型位相シフトマスクにつ
いては、例えば特開平11−65083号公報に開示が
あり、最大透過率を有するマスクホールパターンと、そ
の周囲にマスクホールパターンを透過した光に対して1
80°±60°の位相差を生じさせる中間透過率パター
ンと、その周囲に形成された最小透過率パターンとを有
するフォトマスクを用いて半導体ウエハ上にホールパタ
ーンを転写する技術が開示されている。また、例えば特
開平11−125894号公報には、一部の透明領域の
マスクパターンの寸法を所定寸法よりも大きくし、その
透明領域の周辺に一定幅を有し、透明領域を透過した光
に対して逆位相を形成する半透明領域を配置し、さらに
その半透明領域の周辺に遮光領域を設けたフォトマスク
を用いて半導体ウエハ上に所望の寸法のパターンを転写
する技術が開示されている。また、例えば特開平10−
326009号公報には、複数の主光透過領域の各々の
周囲に主光透過領域よりも透過率の低い位相シフトパタ
ーンを設け、その各々の位相シフタパターンのうち、エ
ッジ強調が特に必要となる位相シフタパターンの幅を大
きめにした位相シフトマスクを用いてパターンを転写す
る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記エッジ
強調型位相シフトマスク技術においては、以下の課題が
あることを本発明者は見出した。
【0005】すなわち、位相シフトマスクは、位相シフ
トを形成することから通常のフォトマスクに比べて製造
工程が長いため、製造に時間がかかる結果、これを用い
る半導体装置の開発や製造に時間がかかる問題がある。
【0006】本発明の目的は、エッジ強調型位相シフト
マスクの製造時間を短縮することのできる技術を提供す
ることにある。
【0007】また、本発明の目的は、エッジ強調型位相
シフトマスクを用いる半導体集積回路装置の生産時間を
短縮することのできる技術を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0010】すなわち、本発明は、エッジ強調型位相シ
フトマスクの遮光体のみまたは遮光体および位相シフタ
の両方をレジスト膜で構成したものである。
【0011】また、本発明は、遮光体のみまたは遮光体
および位相シフタの両方をレジスト膜で構成したエッジ
強調型位相シフトマスクを用いてウエハ上の感光性樹脂
膜に所定のパターンを転写する露光工程を有するもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明を詳細に説明する前に、
本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
【0013】1.デバイス面とは、ウエハの主面であっ
てその面にフォトリソグラフィにより、複数のチップ領
域に対応するデバイスパターンが形成される面を言う。
【0014】2.ウエハとは、半導体集積回路の製造に
用いるシリコン単結晶基板(半導体ウエハまたは半導体
集積回路ウエハ;一般にほぼ平面円形状)、サファイア
基板、ガラス基板その他の絶縁、反絶縁または半導体基
板等並びにそれらの複合的基板を言う。
【0015】3.マスク:パターン原画が描かれた基板
の総称で、パターンの原寸法の数倍のパターンが形成さ
れるレチクルを含む。可視、紫外光等を用いた露光装置
に用いられる。マスクには、通常のマスク、レジストマ
スクおよび位相シフトマスクがある。
【0016】4.通常のマスク(メタルマスクまたはク
ロムマスク):透明なマスク基板上に、メタルからなる
遮光パターンと、光透過パターンとでマスクパターンを
形成した一般的なマスクのことを言う。
【0017】5.レジストマスク:本願でレジストマス
クというのは、一般に感光性レジストをベースとした膜
を電子線(イオンビーム)や光(真空紫外、遠紫外、近
紫外等の紫外線、可視光)等のエネルギービームリソグ
ラフィーやフォトリソグラフィーの手法で感光してマス
ク基板上にパターニングしたものを言う。遮蔽膜として
は真空紫外、遠紫外、近紫外等の紫外線、可視光の全部
または一部を遮蔽する。感光性は上記樹脂自体の属性で
あり(但し、必要があれば光吸収剤や光散乱物質を添加
する場合もある)、ハロゲン化銀等の添加組成物が感光
性の主体をなすエマルジョンマスク等は原則として、こ
こで言うレジストマスクに対応しないものとする。すな
わち、現像して初めて所望の遮光性を発揮するものでは
なく、現像前から、又はマスク基板上に塗布等した時点
ですでに遮光性を有するものである。ただし、それらを
含めて各種の添加物を含むことを許容することは言うま
でもない。レジストは一般に有機樹脂を主要な樹脂成分
とするものであるが、無機物を添加することを許容す
る。
【0018】半導体の分野では紫外線は以下のように分
類する。波長が400nm程度未満で、50nm程度以
上を紫外線、300nm以上を近紫外線、300nm未
満、200nm以上を遠紫外線、200nm未満を真空
紫外線。なお、本願の主な実施例は200nm未満の真
空紫外線領域を中心に説明したが、以下の実施例で説明
するような変更を行えば、250nm未満、200nm
以上のKrFエキシマレーザによる遠紫外域でも可能で
あることは言うまでもない。また、100nm未満、5
0nm以上の紫外線の短波長端領域及び400nm程度
から500nm程度の可視短波長短領域でも本発明の原
理を適用することは同様に可能である。
【0019】6.ハーフトーン型位相シフトマスク:位
相シフトマスクの一種でシフタと遮光膜を兼用するハー
フトーン膜の透過率が1%以上、40%未満で、それが
無い部分と比較したときの位相シフト量が光の位相を反
転させるハーフトーンシフタを有するものである。
【0020】7.エッジ強調型位相シフトマスク:位相
シフトマスクの一種でパターンを転写するための光透過
領域の外周輪郭部(エッジ部)にシフタを配置したマス
クである。
【0021】8.「遮光(遮光領域、遮光膜、遮光パタ
ーン等)」と言うときは、その領域に照射される露光光
のうち、40%未満を透過させる光学特性を有すること
を示す。一般に数%から30%未満のものが使われる。
特に従来のクロムマスクの代替として使用されるバイナ
リマスク(またはバイナリ遮光パターン)では、その遮
光領域の透過率がほぼ0、すなわち、1%未満、望まし
くは0.5%未満、更に実際的には0.1%未満であ
る。一方、「透明(透明膜、透明領域)」と言うとき
は、その領域に照射される露光光のうち、60%以上を
透過させる光学特性を有することを示す。透明領域の透
過率は、ほぼ100%、すなわち、90%以上、望まし
くは99%以上である。
【0022】9.マスク遮光材料に関して「メタル」と
言うときは、クロム、酸化クロム、その他の金属の同様
な化合物を指し、広くは金属元素を含む単体、化合物、
複合体等で遮光作用のあるものを含む。
【0023】10.レジスト膜とは、一般に有機溶剤、
ベース樹脂および感光剤を主成分とし、その他の成分も
加わって構成されている。紫外線または電子線等のよう
な露光光により感光剤は、光化学反応を起こし、その光
化学反応による生成物が、あるいはその光化学反応によ
る生成物が触媒となる反応により、ベース樹脂の現像液
への溶解速度を大きく変化させ、露光および露光後に行
われる現像処理によりパターンを形成するものを言う。
露光部でのベース樹脂の現像液への溶解速度が小から大
に変化するものをポジ型のレジストといい、露光部での
ベース樹脂の現像液への溶解速度が大から小に変化する
ものをネガ型のレジストという。一般的なレジスト膜で
は、主成分中に無機材料は含まれないが、例外としてS
iを含有するレジスト膜もこのレジスト膜に含まれるも
のとする。
【0024】一般的なレジスト膜と感光性SOG(Spin
On Glass)との違いは、感光性SOGでは、主成分中
にSi−OやSi−N等が含まれ、この部分が無機材料
である点である。感光性SOGの主骨格は、SiO2
ある。有機か無機かの違いは、終端部分にCH3等が結
合しているか否で決まる。一般に有機で終端させた方が
安定であり、広く使われているが、感光性SOGの主要
部とは関係無く、有機または無機のいずれでも可能であ
る。
【0025】11.半導体の分野では紫外線は以下のよ
うに分類する。波長が400nm程度未満で、50nm
程度以上を紫外線、300nm以上を近紫外線、300
nm未満、200nm以上を遠紫外線、200nm未満
を真空紫外線。なお、本願の主な実施例は200nm未
満の真空紫外線領域を中心に説明したが、以下の実施例
で説明するような変更を行えば、250nm未満、20
0nm以上のKrFエキシマレーザによる遠紫外域でも
可能であることは言うまでもない。また、100nm未
満、50nm以上の紫外線の短波長端領域でも本発明の
原理を適用することは同様に可能である。
【0026】12.半導体集積回路装置というときは、
シリコンウエハやサファイア基板等のような半導体また
は絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特に、そう
でない旨明示された場合を除き、TFT(Thin-Film-Tr
ansistor )およびSTN(Super-Twisted-Nematic )
液晶等のようなガラス等のような他の絶縁基板上に作ら
れるもの等も含むものとする。
【0027】13.ホールパターン:ウエハ上で露光波
長と同程度又はそれ以下の二次元的寸法を有するコンタ
クトホール、スルーホール等の微細パターン。一般に
は、マスク上では正方形またはそれに近い長方形あるい
は八角形等の形状であるが、ウエハ上では円形に近くな
ることが多い。
【0028】14.ラインパターン:ウエハ上で配線等
を形成する帯状のパターンをいう。
【0029】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0030】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0031】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0032】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0033】また、本実施の形態を説明するための全図
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
【0034】また、本実施の形態で用いる図面において
は、平面図であっても図面を見易くするためにハッチン
グを付す場合もある。
【0035】また、本実施の形態においては、電界効果
トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insula
tor Semiconductor Field Effect Transistor)をMI
Sと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと
略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略
す。
【0036】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0037】(実施の形態1)近年、例えばASIC
(Application Specific IC)やシステムLSI(Large
Scale Integrated circuit)等のような多品種少量の生
産が要求される製品では、マスクの使用回数が少ないの
で、半導体集積回路装置のコストに占めるマスクのコス
ト割合の増大が問題となっている。特に、位相シフトマ
スクにおいては、上記通常のマスクよりも製造工程数が
多く、また、製造工程が複雑であることから、マスクの
製造時間の短縮およびコストの低減の必要性が高まって
いる。
【0038】一方、マスク基板上の遮光体をレジスト膜
で構成するレジストマスク技術がある。この技術によれ
ば、マスクの製造時間の短縮およびコストの低減を実現
することができる。このため、現在、マスク製作が容易
である等の理由から広く適用されているハーフトーン型
位相シフトマスクに、レジストマスク技術を適用するこ
とが望まれている。
【0039】しかし、ハーフトーンマスクの作成のため
には、露光光の透過率と位相との両方を同時に高い精度
で安定して制御しなければならいが、遮光体用のレジス
ト膜中の吸光剤が露光光の照射により変化し光学定数が
変化する等、ハーフトーン型位相シフトマスク用のレジ
スト材料の開発に課題が多い。
【0040】そこで、本発明者らは、ハーフトーン型位
相シフトマスクと同等の解像度の向上を実現できるエッ
ジ強調型位相シフトマスクを、レジストマスク技術を用
いて作製する方法を検討した。なお、レジストマスクに
つては、本願発明者を含む特願平11−185221号
(平成11年6月30日出願)、特願2000−246
466号(平成12年8月15日出願)または特願20
00−246506号(平成12年8月15日)に記載
がある。
【0041】エッジ強調型位相シフトマスクでは、エッ
ジ部分における露光光の透過率に応じてエッジ幅を最適
化することにより、どの透過率に対してもほぼ同等の解
像性能の向上効果得ることができる。そこで、本実施の
形態においては、光透過領域の外周輪郭部に、吸光剤等
を添加しない照射に対して安定で比較的透明なレジスト
膜または感光性SOG膜を用いてシフタを形成し、その
周辺にバイナリマスクで用いる遮光体用のレジスト膜を
用いるようにした。これにより、通常のマスクで考察さ
れてきたようなエッジ強調型位相シフトマスクをレジス
トマスクで作製することが可能となる。
【0042】図1は、本実施の形態の半導体集積回路装
置の製造方法(露光処理)で用いるエッジ強調型位相シ
フトレジストマスクRM1(以下、単にマスクRM1と
いう)の要部平面図、図2は、図1のX1−X1線の断
面図をそれぞれ示している。
【0043】ここには、ウエハ上にホールパターンを転
写するためのマスクRM1が例示されている。このマス
クRM1を構成するマスク基板1は、例えば露光光に対
して透明な合成石英ガラス板からなり、第1主面とその
反対(裏面)側の第2主面とを有している。このマスク
基板1の第1主面には、例えば平面正方形状の第1光透
過領域TA1が形成されている。第1光透過領域TA1
は、マスク基板1の第1主面が露出されることで形成さ
れた透明領域である。この第1光透過領域TA1の外周
輪郭部には、第1光透過領域TA1を取り囲むように平
面枠状に形成された第2光透過領域TA2が配置され、
さらにその外方には第2光透過領域TA2を取り囲むよ
うに遮光領域SAが配置されている。
【0044】第2光透過領域TA2は、位相シフタとし
て機能する領域であり、マスク基板1の第1主面上の位
相シフト膜(第1の膜)2によって形成されている。こ
の位相シフト膜2は、例えば上記レジスト膜または感光
性SOG膜等によって形成されている。位相シフト膜2
の厚さdは、d=λ/(2(n−1))で表すことがで
き(λは露光光の波長、nは位相シフト膜2の露光波長
における屈折率)、例えば200nm±6nm程度であ
る。位相シフト膜2を形成するためのレジスト膜として
は、次のレジスト材料を例示できる。ウエハにパターン
転写する際の露光光がi線(λ=365nm)の場合の
レジスト材料としてはノボラック系樹脂レジストを例示
できる。その露光光がKrF(λ=248nm)の場合
のレジスト材料としてはポリヒドロキシスチレン系樹脂
レジストを例示できる。その露光光がArF(λ=19
3nm)の場合のレジスト材料としてはポリメチルメタ
クリレート(PMMA)または交互(COMA)系等の
ようなArFレジストを例示できる。さらに、その露光
光がF2(λ=157nm)の場合のレジスト材料とし
ては、フッ素含有樹脂レジストまたはラダーシリコーン
を例示できる。
【0045】上記第2光透過領域TA2における露光光
の透過率は、例えば3%〜100%、20%〜90%ま
たは50%〜90%、好ましくは50%、60%、80
%または100%とされている。本実施の形態1におい
ては、特に、第1光透過領域TA1における露光光の透
過率と、遮光領域SAにおける露光光の透過率との中間
の値に設定されており、その第2光透過領域TA2の幅
を最適化することにより、第2光透過領域TA2を構成
する材料自体における露光光の透過率によらず、ほぼ一
定の解像性能の向上効果を得ることが可能となってい
る。このため、第2光透過領域TA2をレジスト膜で形
成する場合にあっては、レジスト膜中において露光光の
照射耐性の低い吸光部をできるだけ減らして露光光の透
過率を高くし、露光光の照射に対して安定な材料を用い
ることができる。すなわち、レジスト材料の選択の自由
度を向上させることができる。例えば第2光透過領域T
A2を形成するためのレジスト膜の厚さを、例えば0.
3μmとした場合に露光光の透過率が10%以上の場合
には、露光光の照射に対する安定性はかなり改善する。
【0046】また、本実施の形態1のマスクRM1にお
いては、第2光透過領域TA2における露光光の透過率
と位相との両方を同時に安定して制御することができ
る。例えば第2光透過領域TA2を形成するためのレジ
スト膜の厚さを±3%以下の精度で制御することは現状
の技術で可能であり、高精度な位相制御も可能である。
一般に、位相シフト効果により、解像性能を改善するに
は、少なくとも位相を180°±10°以内にする必要
があり、第2光透過領域TA2の位相をこの精度で制御
することは現状の技術で可能である。この結果、ハーフ
トーン型位相シフトマスクと同等の解像性能の向上を実
現できる位相シフトレジストマスクを作製することが可
能となる。
【0047】上記遮光領域SAは、上記位相シフト膜2
上に堆積された遮光膜(第2の膜)3によって形成され
ている。この遮光膜3には、上記第1光透過領域TA1
と中心を同じにする平面正方形状の開口部が、第1光透
過領域TA1およびその外周輪郭部分の位相シフト膜2
が露出されるような状態で形成されている。遮光膜3の
厚さは、例えば0.4μm程度である。遮光膜3を形成
するレジスト膜としては、次のレジスト材料を例示でき
る。ウエハにパターン転写する際の露光光がi線(λ=
365nm)の場合のレジスト材料としては、吸光剤と
して、例えば2−ヒドロキシカルコンを含有するノボラ
ック系樹脂レジストを例示できる。その露光光がKrF
(λ=248nm)の場合のレジスト材料としては、吸
光剤として、例えばアントラセンメタノールを含有する
ノボラック系樹脂レジストを例示できる。その露光光が
ArF(λ=193nm)またはF2(λ=157n
m)の場合のレジスト材料としては、ポリヒドロキシス
チレン系樹脂レジストまたはノボラック系樹脂レジスト
を例示できる。
【0048】上記位相シフト膜2および遮光膜3をレジ
スト膜で形成する場合、特性上はポジ型またはネガ型の
いずれのレジスト膜を用いても良い。しかし、マスク製
造上の観点からはポジ型のレジスト膜を用いることが好
ましい。これは電子線等によってパターンを転写する場
合にポジ型のレジスト膜であればホールパターンを転写
する部分のみを電子線によって露光すれば良く、すなわ
ち、比較的小さな面積部分を描画すれば良いので、ネガ
型のレジスト膜を用いた場合に比べて電子線描画時間を
大幅に短くできるからである。なお、図2中の符号A
は、第1光透過領域TA1の一辺の長さに相当する寸法
を示し、符号Bは、第1光透過領域TA1および第2光
透過領域TTA2で形成される正方形の開口部の一辺の
長さに相当する寸法を示している。
【0049】次に、図3は、図1のマスクRM1の解像
性能向上効果をハーフトーン型位相シフトマスクの解像
性能と比較して示したグラフ図を示している。ここで
は、ウエハ上に、例えば180〜200nm程度の寸法
のホールパターンを転写することを想定してマスクバイ
アスを定めている。上記寸法Aを、例えば260nm程
度、上記寸法Bを、例えば400〜440nm程度、第
2光透過領域TA2の透過率を80%程度として光強度
分布Edgeを計算した結果を、現在広く使用されてい
る透過率6%程度のハーフトーン型位相シフトマスクに
よる光強度分布HTと併せて示す。ここでの露光条件
は、例えば露光光はKrF(λ=248nm)、投影レ
ンズの開口数NA=0.68、コヒーレンシσ=0.5
0とした(以下、第1露光条件という)。また、図3中
の符号Fはフォーカスを示している。F=0がベストフ
ォーカス、F=4が0.4μmデフォーカスを示してい
る。寸法Bが、例えば420nmの場合に、ベストフォ
ーカスおよび0.4μmデフォーカスのいずれにおいて
も、6%ハーフトーン型位相シフトマスクに対する光強
度分布HTとほぼ等しくなることが分かる。
【0050】また、本実施の形態1では、後述するよう
に、マスクRM1の製造に際して2度描画プロセスを用
いるために、2度の描画間の合わせずれの影響が懸念さ
れる。図4は、第1光透過領域TA1とその外周輪郭部
の第2光透過領域TA2との間に合わせずれが生じた場
合を示すマスクRM1の要部平面図を示している。第2
光透過領域TA2における露光光の透過率は、例えば8
0%程度である。寸法Aは、例えば260nm程度、寸
法Bは、例えば420nm程度である。また、図5は、
本実施の形態1のマスクRM1において第1光透過領域
TA1と、その外周輪郭部の第2光透過領域TA2との
合わせずれが、X方向(図4の横方向)およびY方向
(図4の縦方向)の両方に同時に、例えば40、80、
120nm程度(位相シフトレジストマスク上の寸法、
ここでは4倍のマスクを想定しているので、ウエハ上で
は、それぞれ10、20、30nm程度となる)発生し
た場合のホールサイズを示している。合わせずれ起因の
ホールサイズの変化の許容量を、例えば5nm程度とす
ると、0.3μmのデフォーカスまで考慮しても80n
m程度の合わせずれ量までを許容できることになる。さ
らに、合わせずれにより第2光透過領域TA2が広くな
った側でサイドピーク値が高くなり、サイドピーク転写
マージンが減少してしまうことも懸念されるが、その評
価結果を図6に示す。Ithは、サブピーク強度のしき
い値を示している。このしきい値Ithは、例えば0.
298であり、この値を越えるとサブピークがウエハ上
のレジスト膜に転写される。この図6から合わせずれ量
(Offset)がマスク上の寸法で<100nmでは、サイ
ドピーク転写に対して充分なマージンがあることが分か
る。ここでの露光条件は、例えば上記第1露光条件と同
じである。現状の電子線描画装置の合わせ精度は、10
0nm程度であり、上記合わせ精度は充分に達成可能で
ある。
【0051】比較のため、図7および図8に、本発明者
らが検討したウエットエッチング法を用いたセルフアラ
イン式のエッジ強調型位相シフトレジストマスク50の
要部平面図および図7のX2−X2線の断面図を示す。
【0052】このエッジ強調型位相シフトレジストマス
ク50のマスク基板51の第1主面上には、遮光膜52
を介して位相シフト膜53が堆積されている。遮光膜5
2は水溶性の有機遮光膜からなり、位相シフト膜53
は、レジスト膜からなる。遮光膜52には、マスク基板
1の第1主面が露出されるような平面正方形状に開口部
54が形成されている。開口部54の寸法Bは、例えば
380〜460nm程度である。位相シフト膜53に
は、開口部54と中心を同じにして開口部54よりも小
さな平面正方形状の第1光透過領域TA51が開口形成
されている。この第1光透過領域TA51の寸法Aは、
例えば260nm程度である。この第1光透過領域TA
51の外周輪郭部において位相シフト膜53が上記開口
部54と平面的に重なる部分が第2光透過領域TA52
となっている。この技術では、マスク基板51の第1主
面上に堆積した位相シフト膜53の一部をフォトリソグ
ラフィ技術によって除去することで開口部を形成した
際、水溶性の遮光膜52も同時に除去される。この時そ
の開口部の側面部分から露出する遮光膜52は横方向に
も溶解し、位相シフト膜53による庇構造を形成する。
このため、第1光透過領域TA51と、第2光透過領域
TA52との合わせずれは生じないが、遮光膜52の開
口部54の側面におけるエッジの制御性が難しい。図9
は、図7および図8のセルフアライン式のエッジ強調位
相シフトレジストマスク50におけるエッジ領域幅変動
の影響の評価結果を示している。寸法Bの値を変えた時
のフォーカスとホールサイズとの関係を示している。デ
フォーカス量を0.3μmまで考慮した場合に、エッジ
領域幅変動起因のホールサイズ変化を5nm以下とする
にはエッジ領域幅をウエハ上寸法で420±10nmに
制御しなければならず、4倍マスクを想定した場合、マ
スク上寸法で±40nmのエッジ位置の制御精度が必要
となる。ここでの露光条件は、例えば上記第1露光条件
と同じである。マスク上のレジスト膜の膜厚を〜0.3
μmと仮定すると、ウエットエッチでの±40nmのエ
ッジ位置制御は非常に困難と思われる。なお、上記セル
フアライン式のエッジ強調位相シフトレジストマスク技
術については、本発明者らによる特願2000−278
665号(2000年9月8日出願)に開示がある。
【0053】次に、上記マスクRM1に形成されたアラ
イメントマーク等のような所定のマークについて図10
〜図21により説明する。なお、図10〜図15は、マ
スク基板1上のレジスト膜がポジ型のレジストの場合を
示し、図16〜図21は、マスク基板1上のレジスト膜
がネガ型のレジストの場合を示している。
【0054】図10はマスクRM1のマーク領域の要部
平面図、図11は図10のX3−X3線の断面図を示し
ている。マスク基板1の第1主面上には位相シフト膜2
を介して遮光膜3が堆積されている。その遮光膜3の一
部は、下層の位相シフト膜2が露出されるように開口さ
れて第3光透過領域TA3が形成されている。この第3
光透過領域TA3は、上記マークを形成するパターンで
ある。第3光透過領域TA3の全領域には位相シフト膜
2が被覆されており、この第3光透過領域TA3内にお
いて透過光の位相が反転することはない。また、第3光
透過領域TA3の露光光の透過率は、上記第2光透過領
域TA2における露光光の透過率と同じである。
【0055】図12はマスクRM1のマーク領域の他の
例を示す要部平面図、図13は図12のX4−X4線の
断面図を示している。マスク基板1の第1主面には、例
えば平面帯状の第4光透過領域TA4が形成されてい
る。この第4光透過領域TA4は、マスク基板1の第1
主面が露出されることで形成された透明領域であり、そ
の露光光の透過率は、上記第1光透過領域TA1と同じ
である。この第4光透過領域TA4の外周輪郭部には第
5光透過領域TA5が配置され、さらにその第5光透過
領域TA5よりも外方には遮光領域SAが配置されてい
る。第5光透過領域TA5は、位相シフト膜2で形成さ
れており、その露光光の透過率および位相は、上記第2
光透過領域TA2と同じである。第4光透過領域TA4
および第5光透過領域TA5は、上記マークを形成する
パターンである。
【0056】図14はマスクRM1のマーク領域の他の
例を示す要部平面図、図15は図14のX5−X5線の
断面図を示している。マスク基板1の第1主面には、例
えば平面帯状の第6光透過領域TA6が形成されてい
る。この第6光透過領域TA6は、マスク基板1の第1
主面が露出されることで形成された透明領域であり、そ
の露光光の透過率は、上記第1光透過領域TA1と同じ
である。この第6光透過領域TA6は、上記マークを形
成するたパターンであり、その外方には遮光領域SAが
配置されている。すなわち、第6光透過領域TA6に
は、位相シフト膜2が露出されないように位相シフト膜
2の表面(上面および第6光透過領域TA6側の側面)
が遮光膜3によって覆われている。
【0057】図16はマスクRM1のマーク領域の他の
例を示す要部平面図、図17は図14のX6−X6線の
断面図を示している。図16および図17は、図10お
よび図11で説明したマーク構造をネガ型のレジストで
形成した場合を示したものである。マスク基板1の第1
主面上には、平面帯状の遮光膜3のパターンが形成され
ている。この遮光膜3のパターン3の外周は透明な光透
過領域となっている。ここでは、この遮光膜3のパター
ンが、上記マークを形成するパターンである。
【0058】図18はマスクRM1のマーク領域の他の
例を示す要部平面図、図19は図18のX7−X7線の
断面図を示している。図18および図19は、図12お
よび図13で説明したマーク構造をネガ型のレジストで
形成した場合を示したものである。マスク基板1の第1
主面上には、平面帯状の位相シフト膜2のパターンが形
成されている。その位相シフト膜2のパターン上には、
位相シフト膜2のパターンの幅よりも若干細い平面帯状
の遮光膜3のパターンが形成されている。すなわち、遮
光膜3のパターンの外周輪郭部には位相シフト膜2が配
置され、さらにその外周は透明な光透過領域となってい
る。ここでは、この位相シフト膜2および遮光膜3のパ
ターンが、上記マークを形成するパターンである。
【0059】図20はマスクRM1のマーク領域の他の
例を示す要部平面図、図21は図20のX8−X8線の
断面図を示している。図20および図21は、図14お
よび図15で説明したマーク構造をネガ型のレジストで
形成した場合を示したものである。マスク基板1の第1
主面上には、平面帯状の位相シフト膜2のパターンが形
成されている。そして、その位相シフト膜2のパターン
の表面(上面および側面)の全体を覆うように、位相シ
フト膜2のパターンの幅よりも若干太い平面帯状の遮光
膜3のパターンが形成されている。この遮光膜3のパタ
ーンの外周は透明な光透過領域となっている。ここで
は、この遮光膜3のパターンが、上記マークを形成する
パターンである。なお、マスクRM1のマーク領域で
は、例えば上記図10〜図21の構造を用いることで、
EB描画時間を短縮したり、サイドピーク転写等の問題
を回避したりすることができる。
【0060】次に、図1のマスクRM1の製造方法の一
例を図22〜図23によって説明する。なお、図22〜
図23は、マスクRM1の製造工程中の要部断面図であ
る。
【0061】まず、図22に示すように、第1、第2主
面を有する透明なマスク基板1を用意し、その第1主面
上に位相シフト膜2を形成するためのポジ型のレジスト
膜を塗布する。位相シフト膜2は、レジスト膜に代えて
感光性SOG膜としても良い。続いて、位相シフト膜2
において、第1光透過領域の形成領域に電子線EBを選
択的に照射することによりパターンを描画する。その
後、現像処理を施すことにより、電子線EBを照射した
領域を除去することで、図23に示すように、位相シフ
ト膜2に、マスク基板1の第1主面が露出されるような
第1光透過領域TA1を形成する。
【0062】次いで、図24に示すように、マスク基板
1の第1主面上に、上記位相シフト膜2および第1光透
過領域TA1のマスク基板1の露出面を覆うように、遮
光膜3を形成するためのポジ型のレジスト膜を塗布す
る。続いて、遮光膜3において、第1光透過領域および
第2光透過領域の形成領域に電子線EBを選択的に照射
することによりパターンを描画する。この遮光膜3を形
成するためのレジスト膜を塗布する前に、ベーク等によ
るハードニング処理を追加し、位相シフト膜2の構成材
料が遮光膜3の構成材料中に溶解しないようにすること
が好ましい。その後、現像処理を施すことにより、電子
線EBを照射した領域を除去することで、図1に示した
マスクRM1を製造する。上記2回の電子線EBの照射
処理の各々に先立って、位相シフト膜2や遮光膜3の上
に水溶性導電有機膜を塗布しておいても良い。水溶性導
電有機膜としては、例えばエスペーサ(昭和電工KK製)
やアクアセーブ(三菱レーヨン社製)等を用いた。電子
線EBの照射中においては、水溶性導電有機膜とアース
とを電気的に接続した状態とする。そして、電子線EB
の照射処理後、位相シフト膜2や遮光膜3を構成するレ
ジスト膜の現像処理時に水溶性導電有機膜を除去する。
このような方法によれば、電子線EBの帯電を防止で
き、パターン形状の異常やパターンの位置ずれ等の不具
合を防止できる。
【0063】次に、本実施の形態1のマスクRM1を用
いた露光処理の状態を図25に模式的に示す。
【0064】ウエハ4の半導体基板(以下、単に基板と
いう)4Sは、例えばシリコン(Si)単結晶からな
り、その主面(デバイス形成面)には、所定の集積回路
素子が形成されている。さらに、基板4Sの主面上に
は、層間絶縁膜5が堆積されている。層間絶縁膜5は、
例えば酸化シリコン(SiO2)からなり、その上面上
には、例えばポジ型のフォトレジスト膜6が塗布されて
いる。
【0065】このウエハ4の主面の上方には、縮小投影
露光装置の投影レンズ7を介して上記マスクRM1が配
置されている。マスクRM1は、その第1主面が投影レ
ンズ7側を向くように着脱自在の状態で設置されてい
る。露光処理に際して、マスクRM1の第2主面側から
照射された露光光Lは、マスクRM1の第1主面を通過
して投影レンズ7に入射する。そして、この投影レンズ
7によってマスクRM1のマスクパターンをウエハ4の
フォトレジスト膜6に縮小投影露光するようになってい
る。この際、マスクRM1において、第1光透過領域T
A1を透過した光と、第2光透過領域TA2を透過した
光とは、位相が互いに180°反転する。これにより、
第1光透過領域TA1を透過した光の波形におけるエッ
ジの立ち上がりおよび立ち下がりを急峻にすることがで
き、投影されるパターンの解像度を向上させることが可
能となっている。露光方式は、例えばステップ・アンド
・リピートまたはステップ・アンド・スキャンのいずれ
の方式でも良い。
【0066】次に、例えばCMIS回路を有する半導体
集積回路装置の製造方法に本実施の形態1の技術を提供
した場合について説明する。図26は、本実施の形態2
の半導体集積回路装置の工程中の要部断面図を示してい
る。
【0067】ウエハ4を構成する基板4Sは、例えば1
〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコン
からなる。基板4Sの主面(デバイス形成面)には、溝
形の分離部(SGI(Shallow Groove Isolation)また
はSTI(Shallow Trench Isolation))10が形成さ
れている。この溝形の分離部10は、基板4Sの主面に
形成された溝内に、例えば酸化シリコン膜(SiO
2等)が埋め込まれて形成されている。また、基板4S
の主面側には、p型ウエルPWLおよびn型ウエルNW
Lが形成されている。p型ウエルPWLには、例えばホ
ウ素が導入され、n型ウエルNWLには、例えばリンが
導入されている。このような分離部2に囲まれたp型ウ
エルPWLおよびn型ウエルNWLの活性領域には、n
MISQnおよびpMISQpが形成されている。
【0068】nMISQnおよびpMISQpのゲート
絶縁膜11は、例えば厚さ6nm程度の酸化シリコン膜
からなる。ここでいうゲート絶縁膜11の膜厚とは、二
酸化シリコン換算膜厚(以下、単に換算膜厚という)で
あり、実際の膜厚と一致しない場合もある。ゲート絶縁
膜11は、酸化シリコン膜に代えて酸窒化シリコン膜で
構成しても良い。すなわち、ゲート絶縁膜11と基板4
Sとの界面に窒素を偏析させる構造としても良い。酸窒
化シリコン膜は、酸化シリコン膜に比べて膜中における
界面準位の発生を抑制したり、電子トラップを低減した
りする効果が高いので、ゲート絶縁膜11のホットキャ
リア耐性を向上でき、絶縁耐性を向上させることができ
る。また、酸窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜に比べ
て不純物が貫通し難いので、酸窒化シリコン膜を用いる
ことにより、ゲート電極材料中の不純物が基板4S側に
拡散することに起因するしきい値電圧の変動を抑制する
ことができる。酸窒化シリコン膜を形成するには、例え
ば基板4SをNO、NO2またはNH3といった含窒素ガ
ス雰囲気中で熱処理すれば良い。
【0069】また、ゲート絶縁膜11を、例えば窒化シ
リコン膜、あるいは酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と
の複合絶縁膜で形成しても良い。酸化シリコン膜からな
るゲート絶縁膜11を上記換算膜厚で5nm未満、特に
3nm未満まで薄くすると、直接トンネル電流の発生や
ストレス起因のホットキャリア等による絶縁破壊耐圧の
低下が顕在化する。窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜
よりも誘電率が高いためにその換算膜厚は実際の膜厚よ
りも薄くなる。すなわち、窒化シリコン膜を有する場合
には、物理的に厚くても、相対的に薄い二酸化シリコン
膜と同等の容量を得ることができる。従って、ゲート絶
縁膜11を単一の窒化シリコン膜あるいはそれと酸化シ
リコン膜との複合膜で構成することにより、その実効膜
厚を、酸化シリコン膜で構成されたゲート絶縁膜よりも
厚くすることができるので、トンネル漏れ電流の発生や
ホットキャリアによる絶縁破壊耐圧の低下を改善するこ
とができる。
【0070】nMISQnおよびpMISQpのゲート
電極12は、例えば低抵抗多結晶シリコン膜上にチタン
シリサイド(TiSix)層またはコバルトシリサイド
(CoSix)層を形成されてなる。ただし、ゲート電
極12の構造は、これに限定されるものではなく、例え
ば低抵抗多結晶シリコン膜、WN(窒化タングステン)
膜およびW(タングステン)膜の積層膜で構成される、
いわゆるポリメタルゲート構造としても良い。ゲート電
極12の側面には、例えば酸化シリコンからなるサイド
ウォール13が形成されている。
【0071】nMISQnのソースおよびドレイン用の
半導体領域14は、チャネルに隣接するn-型半導体領
域と、n-型半導体領域に接続され、かつ、n-型半導体
領域分だけチャネルから離間する位置に設けられたn+
型半導体領域とを有している。n-型半導体領域および
+型半導体領域には、例えばリンまたはヒ素が導入さ
れている。一方、pMISQpのソースおよびドレイン
用の半導体領域15は、チャネルに隣接するp-型半導
体領域と、p-型半導体領域に接続され、かつ、p -型半
導体領域分だけチャネルから離間する位置に設けられた
+型半導体領域とを有している。p-型半導体領域およ
びp+型半導体領域には、例えばホウ素が導入されてい
る。この半導体領域14,15の上面一部には、例えば
チタンシリサイド層またはコバルトシリサイド層等のよ
うなシリサイド層が形成されている。
【0072】このような基板4S上には層間絶縁膜5a
が堆積されている。この層間絶縁膜5aは、ゲート電極
12,12の狭いスペースを埋め込むことのできるリフ
ロー性の高い膜、例えばBPSG(Boron-doped Phospho
Silicate Glass)膜からなる。また、スピン塗布法によ
って形成されるSOG(Spin On Glass) 膜で構成しても
良い。層間絶縁膜5aには、微細な複数のコンタクトホ
ール(ホールパターン)CNTが形成されている。コン
タクトホールCNTの底部からは半導体領域14,15
の上面一部が露出されている。このコンタクトホールC
NTの形成(露光処理)に際して、上記マスクRM1
(図1参照)を用いた。すなわち、例えば次のようにす
る。まず、層間絶縁膜5aをCVD(Chemical Vapor D
eposition)法等によって堆積した後、その上に、例え
ばポジ型のフォトレジスト膜を塗布する。続いて、図2
5で説明したようにして、マスクRM1のパターンを縮
小投影露光処理によってウエハ上のフォトレジスト膜に
転写した後、現像処理等の一連のフォトリソグラフィ工
程を経てフォトレジストパターンを形成する。その後、
そのフォトレジストパターンをエッチングマスクとし
て、そこから露出する層間絶縁膜5aを除去することに
より、コンタクトホールCNTを形成する。このコンタ
クトホールCNT内には、プラグ16が形成されてい
る。プラグ16は、例えばコンタクトホールCNTの内
部を含む層間絶縁膜5a上にCVD法等で窒化チタン
(TiN)膜およびタングステン(W)膜を堆積した
後、層間絶縁膜5a上の不要な窒化チタン膜およびタン
グステン膜をCMP法またはエッチバック法によって除
去し、コンタクトホールCNT内のみにこれらの膜を残
すことで形成されている。層間絶縁膜5a上には、例え
ばタングステンからなる第1層配線17が形成されてい
る。第1層配線17は、プラグ16を通じてnMISQ
nおよびpMISQpのソース・ドレイン用の半導体領
域14,15やゲート電極12と電気的に接続されてい
る。
【0073】本実施の形態1によれば、以下の効果を得
ることができる。 (1).マスクRM1の位相シフト膜2および遮光膜3を
レジスト膜で構成することにより、遮光膜3を金属膜で
構成する場合のようなエッチング工程を不要とすること
ができるので、通常のマスクに比べて製造工程数が多
く、また、製造工程が複雑な位相シフトマスクの製造工
程を簡単化することができ、高解像度特性を有するマス
クRM1の製造時間を大幅に短縮することが可能とな
る。 (2).マスクRM1の位相シフト膜2および遮光膜3をレ
ジスト膜で構成することにより、遮光膜3を金属膜で構
成する場合のようなエッチング工程を不要とすることが
できるので、通常のマスクに比べて製造工程数が多く、
また、製造工程が複雑な位相シフトマスクの製造工程を
簡単化することができ、高解像度特性を有するマスクR
M1の製造コストを大幅に低減することが可能となる。 (3).マスクRM1の遮光膜3をレジスト膜で形成するこ
とにより、遮光膜3を金属膜で構成する場合のようなエ
ッチング工程を不要とすることができ、エッチングによ
る寸法誤差を無くすことができるので、高解像度特性を
有するマスクRM1のパターン寸法精度を向上させるこ
とが可能となる。 (4).マスクRM1の製造時間を大幅に短縮できるの
で、これを用いる半導体集積回路装置の生産(開発およ
び製造を含む)時間を大幅に短縮することが可能とな
る。 (5).マスクRM1の製造コストを大幅に低減できるの
で、これを用いて製造される半導体集積回路装置のコス
トを大幅に低減することが可能となる。 (6).マスクRM1上のパターン寸法精度を向上させるこ
とができるので、ウエハ上に転写されるパターンの寸法
精度を向上させることが可能となる。 (7).上記(6)により、半導体集積回路装置の性能を向上
させることが可能となる。 (8).上記(6)により、半導体集積回路装置の微細化を推
進することが可能となる。
【0074】(実施の形態2)本実施の形態2において
は、ホールパターンが密に配置された領域と、疎に配置
された領域とが同一層に存在する場合について説明す
る。
【0075】図27は、本実施の形態2のロジック回路
部を有する半導体集積回路装置の要部平面図、図28
は、図27のX9−X9線の断面図をそれぞれ示してい
る。なお、図27では、スルーホール(ホールパター
ン)THが平面正方形状に示されているが、実際は円形
状となる。
【0076】層間絶縁膜5a上には、例えば酸化シリコ
ンからなる層間絶縁膜5bが堆積されている。さらに、
その上には、例えば厚さ5nm程度の窒化シリコン(S
34等)からなる薄い絶縁膜20aを介して、例えば
酸化シリコンからなる層間絶縁膜5cが堆積されてい
る。絶縁膜20aおよび層間絶縁膜5cには、配線溝2
1が形成されており、その配線溝21内には第2層埋込
配線22が形成されている。第2層埋込配線22は、例
えば銅(Cu)からなる主導体膜と、その外周(底面お
よび側面)を取り囲むように形成された窒化チタン(T
iN)等からなる薄いバリア性導体膜とを有している。
層間絶縁膜5c上には、、例えば厚さ5nm程度の窒化
シリコンからなる薄い絶縁膜20bを介して、例えば酸
化シリコンからなる層間絶縁膜5dが堆積されている。
この層間絶縁膜5dおよび絶縁膜20bには、複数のス
ルーホールTHが形成されている。各スルーホールTH
の底面からは上記第2層埋込配線22の一部が露出され
ている。ここには、スルーホールTHが、密に配置され
た領域(ホール密配置領域、図27および図28の左
側)と、疎に配置された領域(ホール疎配置領域、図2
7および図28の右側)とが同一層に存在していること
が例示されている。
【0077】次に、図29は、図27および図28に示
したスルーホールTHのパターンを転写する際に用いる
エッジ強調型位相シフトレジストマスクRM2(以下、
単にマスクRM2という)の要部平面図、図30は図2
9のX10−X10線の断面図をそれぞれ示している。
【0078】上記のように例えばロジック回路部を有す
る半導体集積回路装置においては、通常、ホール密配置
領域とホール疎配置領域とが同一層内に存在するが、例
えばσ=0.6〜0.7程度の大σ条件ではホール密配
置領域のフォーカスマージンは大きいがサイドピーク転
写マージンが小さく、一方、ホール疎配置領域のフォー
カスマージンは小さいがサイドピーク転写マージンは大
きい等のアンバランスが発生してしまう場合がある。
【0079】ところで、本発明者らの検討によればエッ
ジ強調型位相シフトレジストマスクでは、エッジ領域
(第2光透過領域TA2に相当)幅を広くするとフォー
カスマージンが大きくなるがサイドピーク転写マージン
は減少し、反対にエッジ領域幅を狭くするとフォーカス
マージンが小さくなるがサイドピーク転写マージンは大
きくなる傾向がある。
【0080】そこで、図29および図30に示すよう
に、ホール密配置領域では、エッジ領域(第2光透過領
域TA2)の幅を狭くし、ホール疎配置領域ではエッジ
領域幅を広くする。これにより、総合フォーカスマージ
ンを大きくし、総合サイドピーク転写マージンを拡大す
ることができる。このように、パターンの配置状況に応
じて、エッジ領域幅を変えることにより、プロセスマー
ジンを拡大できる。
【0081】前記実施の形態1および本実施の形態2に
おいては、ホールパターンの形成について説明したが、
ホールパターンのみに限らず、ラインパターン(例えば
上記第1層配線17や配線溝21のパターン)やその他
複雑なパターンに対しても適用できる。この場合も同様
にパターンに応じて上記エッジ領域幅を変えることでプ
ロセスマージンを拡大できる。
【0082】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0083】例えば前記実施の形態においては、半導体
集積回路基板として半導体単体からなる半導体基板を用
いた場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、例えば絶縁層上に薄い半導体層を設けてなるS
OI(Silicon On Insulator)基板、半導体基板上にエ
ピタキシャル層を設けてなるエピタキシャル基板を用い
ても良い。
【0084】また、前記実施の形態においては、露光光
が主としてKrFの場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば露光光にi線(波長36
5nm)、ArF(波長193nm)またはF2(波長
157nm)を用いる場合にも適用できる。
【0085】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCMI
S回路を有する半導体集積回路装置の製造方法に適用し
た場合について説明したが、それに限定されるものでは
なく、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memor
y)、SRAM(Static Random Access Memory)または
フラッシュメモリ(EEPROM;Electric Erasable
Programmable Read Only Memory)等のようなメモリ回
路を有する半導体集積回路装置の製造方法、マイクロプ
ロセッサ等のような論理回路を有する半導体集積回路装
置の製造方法あるいは上記メモリ回路と論理回路とを同
一半導体基板に設けている混載型の半導体集積回路装置
の製造方法にも適用できる。また、例えば超電導装置、
マイクロマシーン、磁気ヘッド、電子デバイスまたは液
晶パネル等の製造に適用して有効である。
【0086】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。 (1).エッジ強調型位相シフトマスクの遮光体のみまた
は遮光体および位相シフタの両方をレジスト膜で構成し
たことにより、エッジ強調型位相シフトマスクの製造時
間を短縮することが可能となる。 (2).遮光体のみまたは遮光体および位相シフタの両方を
レジスト膜で構成したエッジ強調型位相シフトマスクを
用いてウエハ上の感光性樹脂膜に所定のパターンを転写
する露光工程を有することにより、エッジ強調型位相シ
フトマスクを用いる半導体集積回路装置の生産時間を短
縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程で用いる位相シフトマスクの要部平面図で
ある。
【図2】図1のX1−X1線の断面図である。
【図3】図1の位相シフトマスクの解像性能向上効果を
ハーフトーン型位相シフトマスクの解像性能と比較して
示したグラフ図である。
【図4】図1の位相シフトマスクにおいて第1光透過領
域と、その外周の第2光透過領域との間に合わせずれが
生じた場合を示す位相シフトマスクの要部平面図であ
る。
【図5】図1の位相シフトマスクにおいて第1光透過領
域と、その外周の第2光透過領域との間に合わせずれが
生じた場合におけるホールサイズの変化を示すグラフ図
である。
【図6】図1の位相シフトマスクにおいて第2光透過領
域の合わせずれよるサイドピーク転写マージンの評価結
果を示すグラフ図である。
【図7】本発明者らが検討したウエットエッチング法を
用いたセルフアライン式のエッジ強調型位相シフトレジ
ストマスクの要部平面図である。
【図8】図7のX2−X2線の断面図である。
【図9】図7および図8のセルフアライン式のエッジ強
調位相シフトレジストマスクにおけるエッジ領域幅変動
の影響の評価結果を示すグラフ図である。
【図10】図1の位相シフトマスクのマーク領域の要部
平面図である。
【図11】図10のX3−X3線の断面図である。
【図12】図1の位相シフトマスクのマーク領域の他の
例を示す要部平面図である。
【図13】図12のX4−X4線の断面図である。
【図14】図1の位相シフトマスクのマーク領域の他の
例を示す要部平面図である。
【図15】図14のX5−X5線の断面図である。
【図16】図1の位相シフトマスクのマーク領域の他の
例を示す要部平面図である。
【図17】図16のX6−X6線の断面図である。
【図18】図1の位相シフトマスクのマーク領域の他の
例を示す要部平面図である。
【図19】図18のX7−X7線の断面図である。
【図20】図1の位相シフトマスクのマーク領域の他の
例を示す要部平面図である。
【図21】図20のX8−X8線の断面図である。
【図22】図1の位相シフトマスクの製造工程中の要部
断面図である。
【図23】図22に続く位相シフトマスクの製造工程中
の要部断面図である。
【図24】図23に続く位相シフトマスクの製造工程中
の要部断面図である。
【図25】図1の位相シフトマスクを用いた露光処理の
状態を模式的に示す説明図である。
【図26】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造工程中の一例の要部断面図である。
【図27】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の要部平面図である。
【図28】図27のX9−X9線の断面図である。
【図29】図27および図28の半導体集積回路装置の
製造工程で用いる位相シフトマスクの要部平面図であ
る。
【図30】図29のX10−X10線の断面図である。
【符号の説明】
1 マスク基板 2 位相シフト膜(第1の膜) 3 遮光膜(第2の膜) 4 ウエハ 4S 半導体基板 5 層間絶縁膜 5a 層間絶縁膜 6 フォトレジスト膜 7 投影レンズ 10分離部 11 ゲート絶縁膜 12 ゲート電極 13 サイドウォール 14、15 半導体領域 16 プラグ 17 第1層配線 20a 絶縁膜 20b 絶縁膜 21 配線溝 22 第2層埋込配線 50 エッジ強調型位相シフトレジストマスク 51 マスク基板 52 遮光膜 53 位相シフト膜 54 開口部 RM1 エッジ強調型位相シフトレジストマスク RM2 エッジ強調型位相シフトレジストマスク TA1 第1光透過領域 TA2 第2光透過領域 TA3 第3光透過領域 TA4 第4光透過領域 TA5 第5光透過領域 TA6 第6光透過領域 L 露光光 Qp pチャネル型のMIS・FET Qn nチャネル型のMIS・FET CNT コンタクトホール TH スルーホール TA51 第1光透過領域 TA52 第2光透過領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 稔彦 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 2H095 BA01 BB02 BB03 BB31 BC01 BC05 BC08 BC09

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1光透過領域、その外周に配置され透
    過した光の位相が第1光透過領域を透過した光に対して
    反転する第2光透過領域およびその外周に配置された遮
    光領域をマスク基板の第1主面に有するマスクを用意す
    る工程、 前記マスクを用いた縮小投影露光処理によってウエハの
    主面上のフォトレジスト膜に所定のパターンを転写する
    工程を有し、 前記第2光透過領域をマスク基板の第1主面上に堆積さ
    れた第1の膜によって形成し、前記遮光領域をマスク基
    板の第1主面上に前記第1の膜を介して堆積された第2
    の膜によって形成し、前記第1の膜または第2の膜の少
    なくとも一方をレジスト膜によって形成することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記所定のパターンは、ホールパター
    ンまたはラインパターンであることを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記縮小投影露光処理に際して使用す
    る露光光が波長248nmのKrFであることを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第2光透過領域における露光光の
    透過率は、前記第1光透過領域における露光光の透過率
    と、前記遮光領域における露光光の透過率との中間であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第2光透過領域における露光光の
    透過率は、3%〜100%であることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第2光透過領域における露光光の
    透過率は、20%〜90%であることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第2光透過領域における露光光の
    透過率は、50%〜90%であることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記マスクにおいて、前記所定のパタ
    ーンの密配置領域に対応する前記第2光透過領域の幅
    を、前記所定のパターンの疎配置領域に対応する前記第
    2光透過領域の幅よりも小さくしたことを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1光透過領域、その外周に配置され透
    過した光の位相が第1光透過領域を透過した光に対して
    反転する第2光透過領域およびその外周に配置された遮
    光領域をマスク基板の第1主面に有するマスクを用意す
    る工程、 前記マスクを用いた縮小投影露光処理によってウエハの
    主面上のフォトレジスト膜に所定のパターンを転写する
    工程を有し、 前記第2光透過領域をマスク基板の第1主面上に堆積さ
    れた第1の膜によって形成し、前記遮光領域をマスク基
    板の第1主面上に前記第1の膜を介して堆積された第2
    の膜によって形成し、前記第1の膜を感光性SOG膜に
    よって形成し、前記第2の膜をレジスト膜によって形成
    することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記所定のパターンは、ホールパタ
    ーンまたはラインパターンであることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記縮小投影露光処理に際して使用
    する露光光が波長248nmのKrFであることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記第2光透過領域における露光光
    の透過率は、前記第1光透過領域における露光光の透過
    率と、前記遮光領域における露光光の透過率との中間で
    あることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記第2光透過領域における露光光
    の透過率は、3%〜100%であることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記第2光透過領域における露光光
    の透過率は、20%〜90%であることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記第2光透過領域における露光光
    の透過率は、50%〜90%であることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記マスクにおいて、前記所定のパ
    ターンの密配置領域に対応する前記第2光透過領域の幅
    を、前記所定のパターンの疎配置領域に対応する前記第
    2光透過領域の幅よりも小さくしたことを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 第1光透過領域、その外周に配置され
    透過した光の位相が第1光透過領域を透過した光に対し
    て反転する第2光透過領域およびその外周に配置された
    遮光領域をマスク基板の第1主面に有するマスクを用意
    する工程、 前記マスクを用いた縮小投影露光処理によってウエハの
    主面上のフォトレジスト膜に所定のパターンを転写する
    工程を有し、 前記第2光透過領域をマスク基板の第1主面上に堆積さ
    れた第1の膜によって形成し、前記遮光領域をマスク基
    板の第1主面上に前記第1の膜を介して堆積された第2
    の膜によって形成し、前記第1の膜および第2の膜をレ
    ジスト膜によって形成することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記所定のパターンは、ホールパ
    ターンまたはラインパターンであることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記縮小投影露光処理に際して使
    用する露光光が波長248nmのKrFであることを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第2光透過領域における露光
    光の透過率は、前記第1光透過領域における露光光の透
    過率と、前記遮光領域における露光光の透過率との中間
    であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第2光透過領域における露光
    光の透過率は、3%〜100%であることを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第2光透過領域における露光
    光の透過率は、20%〜90%であることを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第2光透過領域における露光
    光の透過率は、50%〜90%であることを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記マスクにおいて、前記所定の
    パターンの密配置領域に対応する前記第2光透過領域の
    幅を、前記所定のパターンの疎配置領域に対応する前記
    第2光透過領域の幅よりも小さくしたことを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 第1光透過領域、その外周に配置され
    透過した光の位相が第1光透過領域を透過した光に対し
    て反転する第2光透過領域およびその外周に配置された
    遮光領域をマスク基板の第1主面に有するマスクにおい
    て、 前記第2光透過領域をマスク基板の第1主面上に堆積さ
    れた第1の膜によって形成し、前記遮光領域をマスク基
    板の第1主面上に前記第1の膜を介して堆積された第2
    の膜によって形成し、前記第1の膜または第2の膜の少
    なくとも一方をレジスト膜によって形成したことを特徴
    とするマスク。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、前記第1
    光透過領域における露光光の透過率と、前記遮光領域に
    おける露光光の透過率との中間であることを特徴とする
    マスク。
  27. 【請求項27】 請求項25記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、前記第1
    光透過領域における露光光の透過率と同等またはそれよ
    りも低いことを特徴とするマスク。
  28. 【請求項28】 請求項25記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、3%〜1
    00%であることを特徴とするマスク。
  29. 【請求項29】 請求項25記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、20%〜
    90%であることを特徴とするマスク。
  30. 【請求項30】 請求項25記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、50%〜
    90%であることを特徴とするマスク。
  31. 【請求項31】 請求項25記載のマスクにおいて、前
    記マスクにおいて、所定のパターンの密配置領域に対応
    する前記第2光透過領域の幅を、前記所定のパターンの
    疎配置領域に対応する前記第2光透過領域の幅よりも小
    さくしたことを特徴とするマスク。
  32. 【請求項32】 第1光透過領域、その外周に配置され
    透過した光の位相が第1光透過領域を透過した光に対し
    て反転する第2光透過領域およびその外周に配置された
    遮光領域をマスク基板の第1主面に有するマスクにおい
    て、 前記第2光透過領域をマスク基板の第1主面上に堆積さ
    れた第1の膜によって形成し、前記遮光領域をマスク基
    板の第1主面上に前記第1の膜を介して堆積された第2
    の膜によって形成し、前記第1の膜を感光性SOG膜に
    よって形成し、前記第2の膜をレジスト膜によって形成
    したことを特徴とするマスク。
  33. 【請求項33】 請求項32記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、前記第1
    光透過領域における露光光の透過率と、前記遮光領域に
    おける露光光の透過率との中間であることを特徴とする
    マスク。
  34. 【請求項34】 請求項32記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、前記第1
    光透過領域における露光光の透過率と同等またはそれよ
    りも低いことを特徴とするマスク。
  35. 【請求項35】 請求項32記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、3%〜1
    00%であることを特徴とするマスク。
  36. 【請求項36】 請求項32記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、20%〜
    90%であることを特徴とするマスク。
  37. 【請求項37】 請求項32記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、50%〜
    90%であることを特徴とするマスク。
  38. 【請求項38】 請求項32記載のマスクにおいて、前
    記マスクにおいて、所定のパターンの密配置領域に対応
    する前記第2光透過領域の幅を、前記所定のパターンの
    疎配置領域に対応する前記第2光透過領域の幅よりも小
    さくしたことを特徴とするマスク。
  39. 【請求項39】 第1光透過領域、その外周に配置され
    透過した光の位相が第1光透過領域を透過した光に対し
    て反転する第2光透過領域およびその外周に配置された
    遮光領域をマスク基板の第1主面に有するマスクにおい
    て、 前記第2光透過領域をマスク基板の第1主面上に堆積さ
    れた第1の膜によって形成し、前記遮光領域をマスク基
    板の第1主面上に前記第1の膜を介して堆積された第2
    の膜によって形成し、前記第1の膜および第2の膜をレ
    ジスト膜によって形成したことを特徴とするマスク。
  40. 【請求項40】 請求項39記載のマスクにおいて、前
    記第2光透過領域における露光光の透過率は、前記第1
    光透過領域における露光光の透過率と、前記遮光領域に
    おける露光光の透過率との中間であることを特徴とする
    マスク。
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