JP2003241339A - 画像表示媒体及び画像形成方法 - Google Patents

画像表示媒体及び画像形成方法

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JP2003241339A
JP2003241339A JP2002037944A JP2002037944A JP2003241339A JP 2003241339 A JP2003241339 A JP 2003241339A JP 2002037944 A JP2002037944 A JP 2002037944A JP 2002037944 A JP2002037944 A JP 2002037944A JP 2003241339 A JP2003241339 A JP 2003241339A
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Hiroyuki Takahashi
裕幸 高橋
Shigenobu Hirano
成伸 平野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成時間を短縮し、かつ形成画像の発色
保持性を向上させた光照射による書き換え型の画像表示
媒体及び画像形成方法を提供する。さらには、高精細で
高品質のカラー画像を与える画像表示媒体及び画像形成
方法を提供する。 【解決手段】 フォトクロミック化合物及び電子受容性
化合物を含む感光層を支持基板上に形成した画像表示媒
体であって、該フォトクロミック化合物は、フルギド系
化合物であり、該電子受容性化合物は、いずれも炭素数
12以上の脂肪族基を有するホスホン酸化合物、脂肪族
カルボン酸化合物、フェノール化合物からなる群から選
択される化合物である画像表示媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示媒体及び
画像形成方法に関し、詳しくは、光照射によりカラー画
像を繰り返し形成することが可能な画像表示媒体及び画
像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光照射により可逆的な色変化を示すフォ
トクロミック化合物を用いた書き換え型の画像表示媒体
に関する提案は以前からなされてはいるが、カラー画像
を何度も書き換えできる実用的な方法および装置に関す
る提案はいまだ見あたらない。フォトクロミック化合物
を用いてカラー画像を形成する方法としては、例えば、
特開平5−271649号公報において、254nmの
紫外光照射で黄橙色、313nmの紫外光照射で赤色、
365nmの紫外光照射で青紫色に発色するフォトクロ
ミック性ジアリールエテン化合物を3種類混合して、そ
れぞれの波長の紫外光を照射する方法が提案されてい
る。フルカラー画像を形成するためには3原色(青、
緑、赤またはイエロー、マゼンタ、シアン)を発色する
3種類以上のフォトクロミック化合物の消・発色を光で
制御しなければならない。しかしながら、上記公報に開
示されている方法では、3種類の化合物が発色状態にお
いて3原色を呈しておらず、また、3種類の紫外光波長
域によって各化合物の発色の有無を選択するためには紫
外域での各化合物の吸収帯に重なりがないことが必要と
されるが、これも満たされていない。したがって、フル
カラー画像の形成は難しい。
【0003】また、特開平7−199401号公報にお
いては、発色状態でイエロー、マゼンタ、シアンを示す
3種類のフォトクロミック性フルギド化合物に対して、
366nmの紫外光で全フォトクロミック化合物を発色
させた後にカラーポジフィルム越しに白色光を照射する
ことにより、各フォトクロミック性フルギド化合物を必
要に応じて選択的に消色してカラー画像を得る方法が提
案されている。この方法では、紫外光源が1種類だけで
対応できるという利点があるものの、形成したい画像の
カラーポジフィルムが必要であり、その都度これを準備
するのは実際的でなく、近年のオフィスワークにおける
カラー画像出力に用いるには全く適切ではない。
【0004】また、実用化に当たっては、フォトクロミ
ック化合物の発色特性だけではなく、繰り返し耐久性、
熱・湿安定性なども考慮しなければならず、これらの全
てを満たす材料の開発が望まれている。このような材料
を開発し、カラー画像に対応した書き換え型の画像表示
媒体および画像形成方法を提供することは非常に有用な
ことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み、本
発明は、画像形成時間を短縮し、かつ形成画像の発色保
持性を向上させた光照射による書き換え型の画像表示媒
体及び画像形成方法を提供することを課題とするもので
ある。さらには、高精細で高品質のカラー画像を与える
画像表示媒体及び画像形成方法を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、フォトクロミック化合物の消色感度の制御について
鋭意検討した結果、新たな知見を得ることができ、本発
明を完成させるに至った。すなわち、請求項1に記載の
発明は、フォトクロミック化合物及び電子受容性化合物
を含む感光層を支持基板上に形成した画像表示媒体であ
って、該フォトクロミック化合物は、フルギド系化合物
であり、該電子受容性化合物は、いずれも炭素数12以
上の脂肪族基を有するホスホン酸化合物、脂肪族カルボ
ン酸化合物、フェノール化合物からなる群から選択され
る化合物である画像表示媒体である。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、以下の一般式(I)で表されるホスホン酸化
合物である請求項1に記載の画像表示媒体である。
【化8】
【0008】請求項3に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、以下の一般式(II)で表されるα−ヒドロキ
シ脂肪族カルボン酸化合物である請求項1に記載の画像
表示媒体である。
【化9】
【0009】請求項4に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、少なくともα位又はβ位の炭素にハロゲン元
素が結合している炭素数12以上の脂肪族カルボン酸化
合物である請求項1に記載の画像表示媒体である。請求
項5に記載の発明は、前記電子受容性化合物が、少なく
ともα位、β位、γ位のいずれかの炭素がオキソ基を有
する炭素数12以上の脂肪族カルボン酸化合物である請
求項1に記載の画像表示媒体である。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、以下の一般式(III)で表される脂肪族カル
ボン酸化合物である請求項1に記載の画像表示媒体であ
る。
【化10】
【0011】請求項7に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、以下の一般式(IV)で表される脂肪族カルボ
ン酸化合物である請求項1に記載の画像表示媒体であ
る。
【化11】
【0012】請求項8に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、以下の一般式(V)で表される脂肪族カルボ
ン酸化合物である請求項1に記載の画像表示媒体であ
る。
【化12】
【0013】請求項9に記載の発明は、前記電子受容性
化合物が、以下の一般式(VI)で表される脂肪族カルボ
ン酸化合物である請求項1に記載の画像表示媒体であ
る。
【化13】
【0014】請求項10に記載の発明は、前記電子受容
性化合物が、以下の一般式(VII)で表されるフェノー
ル化合物である請求項1に記載の画像表示媒体である。
【化14】
【0015】請求項11に記載の発明は、前記フォトク
ロミック化合物が、発色状態における極大吸収波長が異
なる2種類以上のフルギド系化合物を含む請求項1ない
し10のいずれかに記載の画像表示媒体である。請求項
12に記載の発明は、前記フォトクロミック化合物が、
発色状態における極大吸収波長が400nm以上500
nm未満の範囲にあるフルギド系化合物(A)と、50
0nm以上600nm未満の範囲にあるフルギド系化合
物(B)と、600nm以上700nm未満の範囲にあ
るフルギド系化合物(C)とを含む請求項1ないし10
のいずれかに記載の画像表示媒体である。
【0016】請求項13に記載の発明は、前記感光層
が、前記フルギド系化合物(A)及び前記電子受容性化
合物を含む第一の感光層と、前記フルギド系化合物
(B)及び前記電子受容性化合物を含む第二の感光層
と、フルギド系化合物(C)及び前記電子受容性化合物
を含む第三の感光層とを積層してなる請求項12に記載
の画像表示媒体である。請求項14に記載の発明は、前
記第一の感光層と、前記第二の感光層と、前記第三の感
光層との各層間に中間層を設ける請求項13に記載の画
像表示媒体である。請求項15に記載の発明は、前記感
光層の表面に保護層を設ける請求項1ないし14のいず
れかに記載の画像表示媒体である。
【0017】請求項16に記載の発明は、請求項1ない
し15のいずれかに記載の画像表示媒体に対し、紫外光
を照射することによって感光層に含有される全種類のフ
ォトクロミック化合物を発色させる工程と、電子受容性
化合物の溶融温度以上に加熱する工程と、発色した各々
のフォトクロミック化合物の極大吸収波長に対応した波
長域の可視光を照射してフォトクロミック化合物を選択
的に消色する工程と、電子受容性化合物の溶融温度以下
に加熱する工程を施す画像形成方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本発明の画像表示媒体は、フォトクロミック化
合物および電子受容性化合物を含む感光層を支持基板上
に形成した画像表示媒体であって、該フォトクロミック
化合物がフルギド系化合物であり、該電子受容性化合物
が、いずれも炭素数12以上の脂肪族基をもつホスホン
酸化合物、脂肪族カルボン酸化合物、フェノール化合物
からなる群から選択される化合物とすることである。フ
ルギド系化合物としては、一般式(VIII)で表されるフ
ルギド化合物や、一般式(IX)で表されるフルギミド化
合物を始めとして、これらの化合物を構造中に含み、フ
ォトクロミック性を示す化合物が挙げられる。
【0019】
【化15】
【0020】
【化16】
【0021】ここで、フルギド系化合物の消色感度につ
いて説明する。消色感度とは、フォトクロミック化合物
の消色反応量子収率(φCE)に直接的に依存するもので
あり、消色感度の変化を扱うことは、ほぼその化合物の
φCEの変化を扱うことにほかならない。以下では、化合
物のφCEの変化が消色感度の変化であるとして記述す
る。一般に、フルギド系化合物の消色感度は、一般式
(VIII)、(IX)が有する芳香環部位の化学構造に基づ
く電子的性状(電子供与性・受容性)により大きく異な
ることが知られている。具体的には、電子供与性が大き
い芳香環を有する化合物の消色感度は小さく、電子供与
性が小さい芳香環を有する化合物の消色感度は大きい。
また、その化合物分子を取り囲む媒体の電子的性状によ
っても、消色感度は変化し得ることが知られている。す
なわち、フルギド系化合物の芳香環部位の電子的性状
は、媒体との相互作用により、見かけ上変化するという
ことである。具体的には、電子受容性化合物を含有させ
た媒体中で、その電子受容性化合物とフルギド系化合物
の芳香環部位との相互作用の程度が大きければ、芳香環
部位の電子供与性が小さくなるため消色感度は増大す
る。逆に、前記相互作用の程度が小さければ、芳香環部
位の電子供与性が大きくなるため消色感度は減少する。
したがって、フルギド系化合物と電子受容性化合物を用
い、双方の相互作用の程度を制御すれば、当該フルギド
系化合物の消色感度の制御が可能となる。
【0022】電子受容性化合物は、フルギド系化合物の
芳香環部位と相互作用して芳香環部位の電子的性状に変
化を与えうる構造を有する化合物であり、ホスホン酸化
合物、カルボン酸化合物、フェノール化合物からなる群
から選択される化合物である。また、電子受容性化合物
の分子間の凝集力をコントロールするための構造とし
て、炭素数12以上の脂肪族鎖状構造を合わせ持つ上記
化合物とする。脂肪族基は、直鎖状または分枝状のアル
キル基、アルケニル基が包含され、ハロゲン、アルコキ
シ基、エステル基等の置換基を有していてもよい。
【0023】電子受容性化合物としては、具体的に以下
の化合物が挙げられる。一般式(I)で表わされるホス
ホン酸化合物としては、例えば、ドデシルホスホン酸、
テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オ
クタデシルホスホン酸、エイコシルホスホン酸、ドコシ
ルホスホン酸、テトラコシルホスホン酸、ヘキサコシル
ホスホン酸、オクタコシルホスホン酸等が挙げられる。
一般式(II)で表わされるα−ヒドロキシ脂肪族カルボ
ン酸化合物としては、例えば、α−ヒドロキシドデカン
酸、α−ヒドロキシテトラデカン酸、α−ヒドロキシヘ
キサデカン酸、α−ヒドロキシオクタデカン酸、α−ヒ
ドロキシペンタデカン酸、α−ヒドロキシエイコサン
酸、α−ヒドロキシドコサン酸、α−ヒドロキシテトラ
コサン酸、α−ヒドロキシヘキサコサン酸、α−ヒドロ
キシオクタコサン酸等が挙げられる。
【0024】また、少なくともα位又はβ位の炭素にハ
ロゲン元素が結合している炭素数12以上の脂肪族カル
ボン酸化合物としては、例えば、2−ブロモヘキサデカ
ン酸、2−ブロモヘプタデカン酸、2−ブロモオクタデ
カン酸、2−ブロモエイコサン酸、2−ブロモドコサン
酸、2−ブロモテトラコサン酸、3−ブロモオクタデカ
ン酸、3−ブロモエイコサン酸、2,3−ジブロモオク
タデカン酸、2−フルオロドデカン酸、2−フルオロテ
トラデカン酸、2−フルオロヘキサデカン酸、2−フル
オロオクタデカン酸、2−フルオロエイコサン酸、2−
フルオロドコサン酸、2−ヨードヘキサデカン酸、2−
ヨードオクタデカン酸、3−ヨードヘキサデカン酸、3
−ヨードオクタデカン酸、パーフルオロオクタデカン酸
等が挙げられる。少なくともα位、β位、γ位のいずれ
かの炭素がオキソ基を有する炭素数12以上の脂肪族カ
ルボン酸化合物としては、例えば、2−オキソドデカン
酸、2−オキソテトラデカン酸、2−オキソヘキサデカ
ン酸、2−オキソオクタデカン酸、2−オキソエイコサ
ン酸、2−オキソテトラコサン酸、3−オキソドデカン
酸、3−オキソテトラデカン酸、3−オキソヘキサデカ
ン酸、3−オキソオクタデカン酸、3−オキソエイコサ
ン酸、3−オキソテトラコサン酸、4−オキソヘキサデ
カン酸、4−オキソオクタデカン酸、4−オキソドコサ
ン酸等が挙げられる。
【0025】また、一般式(III)で表わされる脂肪族
カルボン酸化合物としては、例えば、2−(ドデシルオ
キシ)こはく酸、2−(テトラデシルオキシ)こはく
酸、2−(ヘキサデシルオキシ)こはく酸、2−(オク
タデシルオキシ)こはく酸、2−(エイコシルオキシ)
こはく酸、2−(ドコシルオキシ)こはく酸、2−(テ
トラコシルオキシ)こはく酸、2−(ドデシルチオ)こ
はく酸、2−(テトラデシルチオ)こはく酸、2−(ヘ
キサデシルチオ)こはく酸、2−(オクタデシルチオ)
こはく酸、2−(エイコシルチオ)こはく酸、2−(ド
コシルチオ)こはく酸、2−(テトラコシルチオ)こは
く酸、2−(ドデシルジチオ)こはく酸、2−(テトラ
デシルジチオ)こはく酸、2−(ヘキサデシルジチオ)
こはく酸、2−(オクタデシルジチオ)こはく酸、2−
(エイコシルジチオ)こはく酸、2−(ドコシルジチ
オ)こはく酸、2−(テトラコシルジチオ)こはく酸等
が挙げられる。一般式(IV)で表わされる脂肪族カルボ
ン酸化合物としては、例えば、ドデシルこはく酸、トリ
デシルこはく酸、テトラデシルこはく酸、ペンタデシル
こはく酸、オクタデシルこはく酸、エイコシルこはく
酸、ドコシルこはく酸、2,3−ジヘキサデシルこはく
酸、2,3−ジオクタデシルこはく酸、2−メチル−3
−ドデシルこはく酸、2−メチル−3−テトラデシルこ
はく酸、2−メチル−3−ヘキサデシルこはく酸、2−
メチル−3−ドデシルこはく酸、2−エチル−3−ドデ
シルこはく酸、2−プロピル−3−ドデシルこはく酸、
2−オクチル−3−ヘキサデシルこはく酸、2−テトラ
デシル−3−オクタデシルこはく酸等が挙げられる。一
般式(V)で表わされる脂肪族カルボン酸化合物として
は、例えば、ドデシルマロン酸、テトラデシルマロン
酸、ヘキサデシルマロン酸、オクタデシルマロン酸、エ
イコシルマロン酸、ドコシルマロン酸、テトラコシルマ
ロン酸、ジドデシルマロン酸、ジテトラデシルマロン
酸、ジヘキサデシルマロン酸、ジオクタデシルマロン
酸、ジエイコシルマロン酸、ジドコシルマロン酸、メチ
ルオクタデシルマロン酸、メチルエイコシルマロン酸、
メチルドコシルマロン酸、メチルテトラコシルマロン
酸、エチルオクタデシルマロン酸、エチルエイコシルマ
ロン酸、エチルドコシルマロン酸、エチルテトラコシル
マロン酸等が挙げられる。
【0026】一般式(VI)で表わされる脂肪族カルボン
酸化合物としては、例えば、2−ドデシルグルタル酸、
2−ヘキサデシルグルタル酸、2−オクタデシルグルタ
ル酸、2−エイコシルグルタル酸、2−ドコシルグルタ
ル酸、2−ドデシルアジピン酸、2−ペンタデシルアジ
ピン酸、2−オクタデシルアジピン酸、2−エイコシル
アジピン酸、2−ドコシルアジピン酸等が挙げられる。
一般式(VII)で表わされるフェノール化合物として
は、例えば、p−(ドデシルチオ)フェノール、p−
(テトラデシルチオ)フェノール、p−(ヘキサデシル
チオ)フェノール、p−(オクタデシルチオ)フェノー
ル、p−(エイコシルチオ)フェノール、p−(ドコシ
ルチオ)フェノール、p−(テトラコシルチオ)フェノ
ール、p−(ドデシルオキシ)フェノール、p−(テト
ラデシルオキシ)フェノール、p−(ヘキサデシルオキ
シ)フェノール、p−(オクタデシルオキシ)フェノー
ル、p−(エイコシルオキシ)フェノール、p−(ドコ
シルオキシ)フェノール、p−(テトラコシルオキシ)
フェノール、p−ドデシルカルバモイルフェノール、p
−テトラデシルカルバモイルフェノール、p−ヘキサデ
シルカルバモイルフェノール、p−オクタデシルカルバ
モイルフェノール、p−エイコシルカルバモイルフェノ
ール、p−ドコシルカルバモイルフェノール、p−テト
ラコシルカルバモイルフェノール、没食子酸ヘキサデシ
ルエステル、没食子酸オクタデシルエステル、没食子酸
エイコシルエステル、没食子酸ドコシルエステル、没食
子酸テトラコシルエステル等が挙げられる。
【0027】感光層を構成する材料としては、フルギド
系化合物及び電子受容性化合物の他に、必要に応じてバ
インダー材料を用いてもよいが、フルギド系化合物のフ
ォトクロミズム機能に悪影響を与えることがなく、また
フルギド系化合物および電子受容性化合物との相溶性が
良く成膜可能であり、硬化後の透明性に優れる樹脂材料
を用いることが好ましい。このような材料として、例え
ば、ポリスチレン、ポリエステル、ポリメタクリル酸メ
チル、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル等が挙げ
られる。またこの他に、フェノキシ樹脂、芳香族ポリエ
ステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等を用いること
もできる。支持基板の材料としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネー
ト等の透明材料、及びこれらに白または他の色に着色し
た材料や紙などの不透明材料が挙げられる。
【0028】感光層の構成要素となるフルギド系化合
物、電子受容性化合物、バインダー材料の混合比につい
ては、用いる各材料の組み合わせにより適切な混合比が
異なる場合があり、一概には言えないが、フルギド系化
合物:5〜30%、電子受容性化合物:20〜80%、
バインダー材料:20〜50%の範囲で混合した場合に
好ましい結果が得られることが多い。また、感光層を形
成する方法としては塗布法や蒸着法が挙げられるが、塗
布法が簡便であり、フルギド系化合物と電子受容性化合
物、及び必要によってはバインダー材料をともに溶媒に
溶かして、印刷法、スピンコート法などの方法により塗
布し、乾燥して成膜すればよい。
【0029】次に、上記の画像表示媒体を用いた画像形
成方法について説明する。画像表示媒体に紫外光を照射
させることにより、感光層中のフルギド系化合物を発色
させる。紫外光を照射する光源としては、水銀ランプや
キセノンランプ等に光学フィルターを組み合わせて、所
望の波長域の紫外光を取り出して用いてもよいし、LE
DやLDなどの特定波長域の光を発する発光素子を用い
てもよい。その後、画像表示媒体を電子受容性化合物の
溶融温度以上の温度に一時的に加熱することにより、電
子受容性化合物の脂肪族基部位がある程度規則的に集合
した状態が形成され、電子受容性化合物の酸性基部位が
フルギド系化合物の芳香環部位と密に相互作用を持った
状態(以下、この状態を「状態A」と呼ぶ。)で安定化
する。これにより、フルギド系化合物の消色感度は増大
される。この状態において、可視光照射による消色工程
を施す。可視光を照射する光源としては、白色光光源に
光学フィルターを組み合わせた構成のランプ類を用いて
もよいし、LEDやLDなどの特定波長域の光を発する
発光素子を用いてもよい。また、所望の領域にのみ照射
するような場合は、例えば微小な領域ごとに照射のオン
/オフが制御できる発光面を連続して並べて形成した光
源アレイと、画像表示媒体とを相対的に移動させなが
ら、光源アレイの各発光面の照射オン/オフを制御する
ことによってもそれが可能となる。上記のように、フル
ギド系化合物の消色感度が大きい状態で消色工程を施す
ことにより、少ないエネルギーで、すなわち短時間で消
色させて画像を形成することが可能となる。更に、この
後、画像表示媒体を電子受容性化合物の溶融温度以下の
温度に一時的に加熱することにより(電子受容性化合物
の溶融温度以上の温度に一時的に加熱して徐冷してもよ
い)、電子受容性化合物の酸性基部位どうしが密に集合
し、フルギド系化合物の芳香環部位との相互作用が小さ
い状態(以下、この状態を「状態B」と呼ぶ。)で安定
化させる。これにより、フルギド系化合物の消色感度は
減少し、したがって照明光などによる消色が起こりにく
く、形成画像の発色保持性を向上させることができる。
【0030】次に、カラー画像を形成する画像表示媒体
及び画像形成方法について説明する。カラー画像を形成
するための画像表示媒体は、発色状態における極大吸収
波長が異なる、つまり発色状態において認識される色が
異なる、2種類以上のフルギド系化合物と電子受容性化
合物とを含む感光層を支持基板上に形成して作製され
る。発色状態における極大吸収波長が異なるということ
は、つまり認識される色が異なるということであるが、
この極大吸収波長は、表示に用いたい色に対応して設定
されればよく、またフルギド系化合物の種類も、表示に
用いたい色の数に対応して設定されればよい。図1は、
光照射による画像形成を模式的に示した図である。図1
では、3種類のフルギド系化合物を用いた場合について
示している。紫外光照射によって、画像表示媒体の感光
層に含有される全種類のフルギド系化合物は、図1
(a)に示すように発色状態となる。その後、図2に模
式的に示す、発色した各々のフルギド系化合物の可視域
吸収帯に対応した波長域(極大吸収波長付近の波長域)
の光をそれぞれ所定の領域に照射する。これにより、図
1(b)に示すように、対応する特定のフルギド系化合
物を選択的に消色させ、所望のカラー画像を得る。
【0031】ここで、発色状態における極大吸収波長が
異なる2種類以上のフルギド系化合物というのは、極大
吸収波長が400nm以上500nm未満の範囲にある
フルギド系化合物(A)と、極大吸収波長が500nm
以上600nm未満の範囲にあるフルギド系化合物
(B)と、極大吸収波長が600nm以上700nm未
満の範囲にあるフルギド系化合物(C)とを含有するこ
とがより好ましい。上記の極大吸収波長をもつフルギド
系化合物は、発色状態において認識される色が、それぞ
れ、ほぼイエロー、マゼンタ、シアンに相当し、3原色
を構成することができるからである。フルギド系化合物
(A)としては、例えば、2−[1−(4−アセチル−
2,5−ジメチル−3−フリル)エチリデン]−3−イ
ソプロピリデンコハク酸無水物、2−[1−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エチリデン]−
3−イソプロピリデンコハク酸無水物等が挙げられる。
フルギド系化合物(B)としては、例えば、2−[1−
(2,5−ジメチル−1−フェニルピラゾリル)エチリ
デン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物、2−
[1−(3−メトキシ−5−メチル−1−フェニル−4
−ピラゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコ
ハク酸無水物等が挙げられる。フルギド系化合物(C)
としては、例えば、2−[1−(1,2,5−トリメチ
ル−3−ピロリル)エチリデン]−3−イソプロピリデ
ンコハク酸無水物、2−[2,6−ジメチル−3,5−
ビス(p−ジメチルアミノスチリル)ベンジリデン]−
3−イソプロピリデンコハク酸無水物等が挙げられる。
【0032】さらに、例えば可視光照射工程で各フルギ
ド系化合物の消色の程度を調整することで、各フルギド
系化合物により得られる色の濃度を制御することが可能
なので、前述の画像形成方法により色再現範囲が広いカ
ラー画像形成が可能となる。発色工程後、画像表示媒体
の同一の領域に複数の波長域の可視光を照射する場合に
は、同時に照射してもよいし、順次別々に照射してもよ
い。また順次別々に照射する場合、照射する波長の順番
はどのようでもよい。また、感光層には電子受容性化合
物を含有しているため、画像を形成するときのみ一時的
にフルギド系化合物の消色感度を増大させ、画像形成後
は消色感度を減少させる前述の画像形成方法を同様に適
用して色感度を制御して画像を形成することができる。
これにより、カラー画像形成においても、画像形成時間
が短縮でき、形成画像の発色保持性を向上させることが
できる。
【0033】また、別の形態として、画像表示媒体の感
光層を、フルギド系化合物(A)及び電子受容性化合物
を含む第一の感光層と、フルギド系化合物(B)及び電
子受容性化合物を含む第二の感光層と、フルギド系化合
物(C)及び電子受容性化合物を含む第三の感光層とを
積層して形成させてもよい。フルギド系化合物(A)、
(B)、(C)と電子受容性化合物とを、感光層中にほ
ぼ均一な状態で存在させる前述の画像表示媒体では、電
子受容性化合物の酸性基部位とフルギド系化合物の芳香
環部位との相互作用に基づく消色感度の変化挙動は、各
フルギド系化合物の芳香環部位の電子的性状により異な
りうる。つまり、各フルギド系化合物の芳香環部位の電
子供与性が異なることで、フルギド系化合物ごとに消色
感度の変化程度が異なる場合がある。これを避けるた
め、フルギド系化合物ごとに適した相互作用が得られる
電子受容性化合物を選択し、また必要に応じてバインダ
ー材料を用いて第一ないし第三の感光層を形成し、これ
らを積層した画像表示媒体とする。これにより、芳香環
部位の電子的性状が異なるフルギド系化合物(A)、
(B)、(C)であっても、消色感度の変化程度を同等
に調整することができ、あるいはフルギド系化合物ごと
に消色感度の変化程度を任意に設定することもできる。
尚、相互作用の程度を考慮したフルギド系化合物と電子
受容性化合物の選択の目安の一つとして、フルギド系化
合物の芳香環部位の電子供与性と電子受容性化合物の酸
性基部位の電子受容性の大きさが挙げられる。両者がと
もに大きいほど消色感度の変化程度が大きくなり、両者
がともに小さいほど消色感度の変化程度が小さくなると
いう傾向がある。
【0034】さらに、上記の第一ないし第三の感光層の
各層間に中間層を設けてもよい。前記各層を積層する過
程で、積層膜の形成方法によっては各層の境界近傍を中
心として、各層の構成要素が混合してしまう場合がある
ため、中間層を設けることによりこのような混合を防
ぎ、結果として各層について設定した消色感度の変化を
適切に維持した状態で感光層を形成することが可能とな
る。中間層を形成する材料としては、透明であるか、あ
るいは着色していてもその程度が小さく、感光層の形成
に好適に用いられる塗布法で使用する有機溶媒に対し、
ある程度の耐性を有するものが好ましく、シリコーン樹
脂やPVA(ポリビニルアルコール)等が挙げられる。
形成方法は、感光層と同様であってどのような方法もい
いが、塗布法が簡便である。
【0035】また、本発明の画像表示媒体は、感光層の
表面に保護層を設けてもよい。保護層を形成することに
より、水分や特定のガス等によって、感光層を構成する
化合物の機能発現が阻害されるのを防ぐことが可能とな
り、また、機械的損傷からも有効に保護されて、画像表
示媒体の耐久性を向上させることができる。保護層を形
成する材料としては、透明性が高く、硬度が高い点でシ
リコーン樹脂またはアクリル樹脂またはPVA(ポリビ
ニルアルコール)等が好適に用いられる。
【0036】
【実施例】以下に、実施例を挙げ、本発明をより具体的
に説明する。 (実施例1)フォトクロミック化合物として、2−[1
−(5−メチル−2−p−ジメチルアミノフェニル−4
−オキサゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデン
コハク酸無水物(以下、「PC2」と記す。)を用い、
電子受容性化合物として、テトラデシルホスホン酸を用
い、バインダーとしてポリスチレンを用いた。20重量
部のPC2に対し、テトラデシルホスホン酸を30重量
部、ポリスチレンを50重量部添加し、溶媒としてトル
エンを用い、塗布液を調製して石英基板上にキャスト膜
を作製した。これをヒートローラーにより一時的に80
℃に加熱処理し、光照射前の吸収スペクトルを測定した
ところ、320nmに極大吸収波長をもつ、300〜4
00nm弱の範囲に吸収帯が認められ、無色であった。
これに高圧水銀ランプから取り出した366nmの紫外
光を照射したところマゼンタに発色し、吸収スペクトル
の極大吸収波長は525nmであった。これをヒートロ
ーラーにより一時的に170℃に加熱処理したところ、
色相が赤みを帯びて変化し、吸収スペクトルの極大吸収
波長は485nmであった。これを再びヒートローラー
により一時的に80℃に加熱処理したところ、色相がマ
ゼンタに戻り、吸収スペクトルの極大吸収波長は525
nmであった。
【0037】次に、上と同様の処方によるキャスト膜を
白色PET(ポリエチレンテレフタレート)基板(厚さ
188μm)上に形成し、さらに保護層としてPVA膜
(膜厚2μm)を形成し、画像表示媒体を作製した。こ
のようにして形成した感光層は無色であり、基板の色が
白であるため、作製した画像表示媒体は観察者には白と
認識された。この画像表示媒体の感光層をヒートローラ
ーにより一時的に80℃に加熱処理し、366nmの紫
外光を照射して発色反応を飽和させた後、中心波長52
0nm、半値幅10nmの可視光を照度1mW/cmで照
射して消色反応を施した。このとき、可視光の照射時間
を変化させ、反射スペクトル変化を評価した。図3は、
照射時間による反射スペクトル変化を示す図である。飽
和発色状態から飽和消色状態になるまで、反射スペクト
ルは可視光の照射時間の長さに伴って変化する。次に、
可視光の照射時間から照射エネルギーを算出し、照射エ
ネルギーと反射率の関係を調べた。図4は、ボトム波長
における照射エネルギーと反射率の関係を示す図であ
る。図3において、ボトム波長における反射率の変化量
が、全変化量に対して90%以上となるのに要する照射
エネルギーを求めたところ、約1500 mJ/cmであっ
た。このようにして求めた照射エネルギーを消色エネル
ギーと定義し、消色感度の指標とした。
【0038】次に、この画像表示媒体の感光層に366
nmの紫外光を再び照射して発色反応を飽和させた後、
ヒートローラーにより一時的に170℃に加熱処理した
後、中心波長480nm、半値幅10nmの可視光を照
度1mW/cmで照射して同様にして消色エネルギーを求
めたところ、20 mJ/cmであった。さらにまたこの画
像表示媒体の感光層に366nmの紫外光を照射して発
色反応を飽和させ、ヒートローラーにより一時的に今度
は80℃に加熱処理した後、中心波長520nm、半値
幅10nmの可視光を照度1mW/cmで照射して同様に
して消色エネルギーを求めたところ、約1500mJ/cm
であった。これにより、感光層が炭素数12以上の脂
肪族基を有するホスホン酸化合物を電子受容性化合物と
して含むことで、消色感度を可逆的に変化させられるこ
とが確認できた。
【0039】(実施例2)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
としてα−ヒドロキシテトラデカン酸を用い、20重量
部のPC2に対し、α−ヒドロキシテトラデカン酸を4
0重量部、ポリスチレンを40重量部の処方比とした。
それ以外は実施例1と同様に画像表示媒体を作製し、ま
た同様の熱処理を行なって消色エネルギーを求めた。一
時的に80℃に加熱処理したあとの消色エネルギーは、
実施例1と同様約1500mJ/cmであり、一時的に1
70℃に加熱処理した後の消色エネルギーは、33mJ/c
mであった。これにより、感光層が炭素数12以上の
脂肪族基を有するカルボン酸化合物を電子受容性化合物
として含むことで、消色感度を可逆的に変化させられる
ことが確認できた。
【0040】(実施例3)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
として2−フルオロオクタデカン酸を用い、20重量部
のPC2に対し、2−フルオロオクタデカン酸を40重
量部、ポリスチレンを40重量部の処方比とした。それ
以外は実施例1と同様に画像表示媒体を作製し、また同
様の熱処理を行なって消色エネルギーを求めた。一時的
に80℃に加熱処理したあとの消色エネルギーは、実施
例1と同様約1500mJ/cmであり、一時的に170
℃に加熱処理した後の消色エネルギーは、35mJ/cm
であった。これにより、感光層が炭素数12以上の脂肪
族基を有するカルボン酸化合物を電子受容性化合物とし
て含むことで、消色感度を可逆的に変化させられること
が確認できた。
【0041】(実施例4)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
として2−オキソオクタデカン酸を用い、20重量部の
PC2に対し、2−オキソオクタデカン酸を40重量
部、ポリスチレンを40重量部の処方比とした。それ以
外は実施例1と同様に画像表示媒体を作製し、また同様
の熱処理を行なって消色エネルギーを求めた。一時的に
80℃に加熱処理したあとの消色エネルギーは実施例1
と同様約1500mJ/cmであり、一時的に170℃に
加熱処理した後の消色エネルギーは35mJ/cmであっ
た。これにより、感光層が炭素数12以上の脂肪族基を
有するカルボン酸化合物を電子受容性化合物として含む
ことで、消色感度を可逆的に変化させられることが確認
できた。
【0042】(実施例5)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
として2−(オクタデシルチオ)こはく酸を用い、20
重量部のPC2に対し、2−(オクタデシルチオ)こは
く酸を40重量部、ポリスチレンを40重量部の処方比
とした。それ以外は実施例1と同様に画像表示媒体を作
製し、また同様の熱処理を行なって消色エネルギーを求
めた。一時的に80℃に加熱処理したあとの消色エネル
ギーは、実施例1と同様約1500mJ/cmであり、一
時的に170℃に加熱処理した後の消色エネルギーは2
2mJ/cmであった。これにより、感光層が炭素数12
以上の脂肪族基を有するカルボン酸化合物を電子受容性
化合物として含むことで、消色感度を可逆的に変化させ
られることが確認できた。
【0043】(実施例6)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
としてオクタデシルこはく酸を用い、20重量部のPC
2に対し、オクタデシルこはく酸を40重量部、ポリス
チレンを40重量部の処方比とした。それ以外は実施例
1と同様に画像表示媒体を作製し、また同様の熱処理を
行なって消色エネルギーを求めた。一時的に80℃に加
熱処理したあとの消色エネルギーは実施例1と同様約1
500mJ/cmであり、一時的に170℃に加熱処理し
た後の消色エネルギーは33mJ/cmであった。これに
より、感光層が炭素数12以上の脂肪族基を有するカル
ボン酸化合物を電子受容性化合物として含むことで、消
色感度を可逆的に変化させられることが確認できた。
【0044】(実施例7)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
としてオクタデシルマロン酸を用い、20重量部のPC
2に対し、オクタデシルマロン酸を40重量部、ポリス
チレンを40重量部の処方比とした。それ以外は実施例
1と同様に画像表示媒体を作製し、また同様の熱処理を
行なって消色エネルギーを求めた。一時的に80℃に加
熱処理したあとの消色エネルギーは実施例1と同様約1
500mJ/cmであり、一時的に170℃に加熱処理し
た後の消色エネルギーは28mJ/cmであった。これに
より、感光層が炭素数12以上の脂肪族基を有するカル
ボン酸化合物を電子受容性化合物として含むことで、消
色感度を可逆的に変化させられることが確認できた。
【0045】(実施例8)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
として2−オクタデシルグルタル酸を用い、20重量部
のPC2に対し、2−オクタデシルグルタル酸を40重
量部、ポリスチレンを40重量部の処方比とした。それ
以外は実施例1と同様に画像表示媒体を作製し、また同
様の熱処理を行なって消色エネルギーを求めた。一時的
に80℃に加熱処理したあとの消色エネルギーは実施例
1と同様約1500mJ/cmであり、一時的に170℃
に加熱処理した後の消色エネルギーは30mJ/cmであ
った。これにより、感光層が炭素数12以上の脂肪族基
を有するカルボン酸化合物を電子受容性化合物として含
むことで、消色感度を可逆的に変化させられることが確
認できた。
【0046】(実施例9)実施例1と同様に画像表示媒
体を作製した。ただし、本実施例では電子受容性化合物
としてp−(オクタデシルチオ)フェノールを用い、2
0重量部のPC2に対し、p−(オクタデシルチオ)フ
ェノールを40重量部、ポリスチレンを40重量部の処
方比とした。それ以外は実施例1と同様に画像表示媒体
を作製し、また同様の熱処理を行なって消色エネルギー
を求めた。一時的に80℃に加熱処理したあとの消色エ
ネルギーは実施例1と同様約1500mJ/cmであり、
一時的に170℃に加熱処理した後の消色エネルギーは
40mJ/cmであった。これにより、感光層が炭素数1
2以上の脂肪族基を有するフェノール化合物を電子受容
性化合物として含むことで、消色感度を可逆的に変化さ
せられることが確認できた。
【0047】(実施例10)フォトクロミック化合物と
して、2−[1−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハ
ク酸無水物(以下、「PC1」と記す。)、PC2、2
−[1−(1,2,5−トリメチル−3−ピロリル)エ
チリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物(以
下、「PC3」と記す。)を用い、電子受容性化合物と
してテトラデシルホスホン酸を用い、バインダーとして
ポリスチレンを用いた。30重量部のPC1に対し、テ
トラデシルホスホン酸を30重量部、ポリスチレンを4
0重量部添加し、溶媒としてトルエンを用い塗布液を調
製して石英基板上にキャスト膜を作製した。PC2、P
C3についても同様に石英基板上にキャスト膜を作製し
た。これらをヒートローラーにより一時的に80℃に加
熱処理し、光照射前の吸収スペクトルを測定したとこ
ろ、PC1、PC2、PC3を用いて作製したキャスト
膜はそれぞれ337nm、320nm、360nmに極
大吸収波長をもつ、300nm〜400nm弱の範囲に
吸収帯が認められ、いずれも無色であった。これらに高
圧水銀ランプから取り出した366nmの紫外光を照射
したところ、PC1、PC2、PC3を用いて作製した
キャスト膜は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンに
発色し、吸収スペクトルの極大吸収波長はそれぞれ45
0nm、525nm、660nmであった。これらをヒ
ートローラーにより一時的に170℃に加熱処理したと
ころ、全て色相が変化し、吸収スペクトルの極大吸収波
長は420nm、485nm、620nmであった。こ
れらを再びヒートローラーにより一時的に80℃に加熱
処理したところ色相が元に戻り、吸収スペクトルの極大
吸収波長はそれぞれ450nm、525nm、660n
mであった。
【0048】PC1が10重量部、PC2が10重量
部、PC3が10重量部、テトラデシルホスホン酸を3
0重量部、ポリスチレンを40重量部添加し、溶媒とし
てトルエンを用い塗布液を調製して、キャスト膜を白色
PET(ポリエチレンテレフタレート)基板(厚さ18
8μm)上に形成し、さらに保護層としてPVA膜(膜
厚2μm)を形成した。このようにして形成した感光層
は無色であり、基板の色が白であるため、作製した画像
表示媒体は観察者には白と認識された。この画像表示媒
体の感光層をヒートローラーにより一時的に80℃に加
熱処理し、366nmの紫外光を照射するとPC1、P
C2、PC3すべてが発色し、黒色を呈した。また、こ
れに白色光を照射したところ、再び感光層は無色透明に
なったため、画像表示媒体は白色と認識された。この画
像表示媒体に、再び366nmの紫外光を照射して発色
させた後、その一部に中心波長450nm、半値幅10
nmの可視光を照射したところ、PC1が選択的に消色
され、照射部は青色を呈した。また、別の一部に中心波
長520nm、半値幅10nmの可視光を照射したとこ
ろ、PC2が選択的に消色され、照射部は緑色を呈し
た。また、別の一部に中心波長660nm、半値幅10
nmの可視光を照射したところ、PC3が選択的に消色
され、照射部は赤色を呈した。
【0049】可視光未照射部において、前述の3つの波
長分布の可視光を用い、実施例1と同様の要領でPC
1、PC2、PC3の消色エネルギーを求めたととこ
ろ、それぞれ580mJ/cm、1050mJ/cm、790
mJ/cmであった。次に、この画像表示媒体の感光層に
366nmの紫外光を再び照射して発色反応を飽和させ
た後、ヒートローラーにより一時的に170℃に加熱処
理した後、中心波長が420nm、480nm、620
nmの可視光を用いて同様にしてPC1、PC2、PC
3の消色エネルギーを求めたところ、それぞれ20mJ/c
m、33mJ/cm、26mJ/cmであった。さらにまた
この画像表示媒体の感光層に366nmの紫外光を照射
して発色反応を飽和させ、ヒートローラーにより一時的
に今度は80℃に加熱処理した後、同様にして消色エネ
ルギーを求めたところ、それぞれ580mJ/cm、10
50mJ/cm、790mJ/cmであった。これにより、3
種のフォトクロミック化合物を用いた感光層による画像
表示媒体においても、各フォトクロミック化合物の消色
エネルギーを簡単な加熱処理により可逆的に大きく変化
させられることが確認された。
【0050】(実施例11)30重量部のPC1に対
し、p−(オクタデシルチオ)フェノールを30重量
部、ポリスチレンを40重量部添加し、溶媒としてトル
エンを用い塗布液を調製して、白色PET(ポリエチレ
ンテレフタレート)基板(厚さ188μm)上にキャス
ト膜を形成し、PVAによる中間層を介して、その上
に、30重量部のPC2に対し、テトラデシルホスホン
酸を30重量部、ポリスチレンを40重量部添加し、溶
媒としてトルエンを用いた塗布液によるキャスト膜を形
成し、さらに、PVAによる中間層を介して、その上
に、30重量部のPC3に対し、2−オクタデシルグル
タル酸を30重量部、ポリスチレンを40重量部添加
し、溶媒としてトルエンを用いた塗布液によるキャスト
膜を形成し、さらに保護層としてPVA膜を形成して画
像表示媒体を作製した。このようにして形成した感光層
は無色であり、基板の色が白であるため、作製した画像
表示媒体は観察者には白と認識された。この画像表示媒
体の感光層をヒートローラーにより一時的に80℃に加
熱処理し、366nmの紫外光を照射するとPC1、P
C2、PC3すべてが発色し、黒色を呈した。また、こ
れに白色光を照射したところ、再び感光層は無色透明に
なったため、画像表示媒体は白色と認識された。この画
像表示媒体に、再び366nmの紫外光を照射して発色
させた後、その一部に中心波長450nm、半値幅10
nmの可視光を照射したところ、PC1が選択的に消色
され、照射部は青色を呈した。また、別の一部に中心波
長520nm、半値幅10nmの可視光を照射したとこ
ろ、PC2が選択的に消色され、照射部は緑色を呈し
た。また、別の一部に中心波長660nm、半値幅10
nmの可視光を照射したところ、PC3が選択的に消色
され、照射部は赤色を呈した。
【0051】可視光未照射部において、前述の3つの波
長分布の可視光を用い、実施例1と同様の要領でPC
1、PC2、PC3の消色エネルギーを求めたととこ
ろ、それぞれ580mJ/cm、1050mJ/cm、790
mJ/cmであった。次に、この画像表示媒体の感光層に
366nmの紫外光を再び照射して発色反応を飽和させ
た後、ヒートローラーにより一時的に170℃に加熱処
理した後、中心波長が430nm、500nm、630
nmの可視光を用いて同様にしてPC1、PC2、PC
3の消色エネルギーを求めたところ、それぞれ30mJ/c
m、33mJ/cm、32mJ/cmであった。さらにまた
この画像表示媒体の感光層に366nmの紫外光を照射
して発色反応を飽和させ、ヒートローラーにより一時的
に今度は80℃に加熱処理した後、同様にして消色エネ
ルギーを求めたところ、それぞれ580mJ/cm、10
50mJ/cm、790mJ/cmであった。これにより、3
種のフォトクロミック化合物に対しそれぞれ異なる電子
受容性化合物を用いて感光層を形成することにより、例
えば本実施例のようにそれぞれの消色感度をほぼ同等に
するなどの調整が可能となることが確認された。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によ
り、感光層にフォトクロミック化合物であるフルギド化
合物と、特定の電子受容性化合物とを含むことで、消色
感度を可逆的に変化させ、画像形成時間が短縮でき、か
つ形成画像の発色保持性を向上させた光照射による書き
換え型の画像表示媒体及び画像形成方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光照射による画像形成を模式的に示した図であ
る。
【図2】各フルギド系化合物の発色状態における可視域
吸収帯を模式的に示す図である。
【図3】照射時間による反射スペクトル変化を示す図で
ある。
【図4】ボトム波長における照射エネルギーと反射率の
関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H123 AA00 AA09 AA60 BA00 BA41 BA43 BA49 BB00 BB03 CA00 CA31

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトクロミック化合物及び電子受容性
    化合物を含む感光層を支持基板上に形成した画像表示媒
    体であって、 該フォトクロミック化合物は、フルギド系化合物であ
    り、 該電子受容性化合物は、いずれも炭素数12以上の脂肪
    族基を有するホスホン酸化合物、脂肪族カルボン酸化合
    物、フェノール化合物からなる群から選択される化合物
    であることを特徴とする画像表示媒体。
  2. 【請求項2】 前記電子受容性化合物は、以下の一般式
    (I)で表されるホスホン酸化合物であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像表示媒体。 【化1】
  3. 【請求項3】 前記電子受容性化合物は、以下の一般式
    (II)で表されるα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸化合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示媒
    体。 【化2】
  4. 【請求項4】 前記電子受容性化合物は、少なくともα
    位又はβ位の炭素にハロゲン元素が結合している炭素数
    12以上の脂肪族カルボン酸化合物であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像表示媒体。
  5. 【請求項5】 前記電子受容性化合物は、少なくともα
    位、β位、γ位のいずれかの炭素がオキソ基を有する炭
    素数12以上の脂肪族カルボン酸化合物であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。
  6. 【請求項6】 前記電子受容性化合物は、以下の一般式
    (III)で表される脂肪族カルボン酸化合物であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。 【化3】
  7. 【請求項7】 前記電子受容性化合物は、以下の一般式
    (IV)で表される脂肪族カルボン酸化合物であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。 【化4】
  8. 【請求項8】 前記電子受容性化合物は、以下の一般式
    (V)で表される脂肪族カルボン酸化合物であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。 【化5】
  9. 【請求項9】 前記電子受容性化合物は、以下の一般式
    (VI)で表される脂肪族カルボン酸化合物であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。 【化6】
  10. 【請求項10】 前記電子受容性化合物は、以下の一般
    式(VII)で表されるフェノール化合物であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像表示媒体。 【化7】
  11. 【請求項11】 前記フォトクロミック化合物は、発色
    状態における極大吸収波長が異なる2種類以上のフルギ
    ド系化合物を含むことを特徴とする請求項1ないし10
    のいずれかに記載の画像表示媒体。
  12. 【請求項12】 前記フォトクロミック化合物は、発色
    状態における極大吸収波長が400nm以上500nm
    未満の範囲にあるフルギド系化合物(A)と、500n
    m以上600nm未満の範囲にあるフルギド系化合物
    (B)と、600nm以上700nm未満の範囲にある
    フルギド系化合物(C)とを含むことを特徴とする請求
    項1ないし10のいずれかに記載の画像表示媒体。
  13. 【請求項13】 前記感光層は、前記フルギド系化合物
    (A)及び前記電子受容性化合物を含む第一の感光層
    と、前記フルギド系化合物(B)及び前記電子受容性化
    合物を含む第二の感光層と、フルギド系化合物(C)及
    び前記電子受容性化合物を含む第三の感光層とを積層し
    てなることを特徴とする請求項12に記載の画像表示媒
    体。
  14. 【請求項14】 前記第一の感光層と、前記第二の感光
    層と、前記第三の感光層との各層間に中間層を設けるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の画像表示媒体。
  15. 【請求項15】 前記感光層の表面に保護層を設けるこ
    とを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の
    画像表示媒体。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    の画像表示媒体に対し、紫外光を照射することによって
    感光層に含有される全種類のフォトクロミック化合物を
    発色させる工程と、 電子受容性化合物の溶融温度以上に加熱する工程と、 発色した各々のフォトクロミック化合物の極大吸収波長
    に対応した波長域の可視光を照射してフォトクロミック
    化合物を選択的に消色する工程と、 電子受容性化合物の溶融温度以下に加熱する工程を施す
    ことを特徴とする画像形成方法。
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