JP2003231375A - 製本機 - Google Patents

製本機

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JP2003231375A
JP2003231375A JP2002031713A JP2002031713A JP2003231375A JP 2003231375 A JP2003231375 A JP 2003231375A JP 2002031713 A JP2002031713 A JP 2002031713A JP 2002031713 A JP2002031713 A JP 2002031713A JP 2003231375 A JP2003231375 A JP 2003231375A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットメルト接着剤の加熱溶融に要するエネ
ルギーや臭気が少なく、かつ故障の発生が少なく強度や
仕上がりの良い製本を得ることのできる製本機を提供す
ること。 【解決手段】 クランプ板9で固定保持した冊子26の
背面を押圧する加熱板17と加熱板17上に位置して冊
子26の背面側端部を両側側面から挾圧するニップ板2
2とを備え、加熱板17およびニップ板16上に位置決
めした表紙27を、加熱板17の押圧とニップ板22の
挾圧とにより冊子26の背面にホットメルト接着剤シー
ト2で貼り付け成形してなる製本機であって、冊子26
の背面幅に対応した幅に切断したホットメルト接着剤シ
ート2をピックアップアーム7の先端に固定した針7a
で突き刺し持ち上げて前記表紙27上にクランパユニッ
ト8の移動を利用して移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状のホット
メルト接着剤を用いて製本する製本機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一冊分の冊子を保持固定する移動機構に
連結されたクランプ板と、そのクランプ板で固定保持し
た冊子の背面を押圧する押圧板とその押圧板上に位置し
その冊子の背面側端部を両側側面から挾圧するニップ板
とを有し、押圧板およびニップ板上に位置決めした表紙
などの用紙を、接着剤を用いて押圧板の押圧により冊子
の背面に貼り付け、ニップ板の挾圧により貼り付けた用
紙を成形するようにした製本機は良く知られている。
【0003】このような製本機に用いる接着剤は一般的
にホットメルト接着剤が使用されている。製本機におけ
るこの接着剤の供給は、加熱容器に加熱溶融したホット
メルト接着剤を用意しておき、加熱溶融したホットメル
ト接着剤を、クランプ板に固定保持した冊子の背面にロ
ーラにより塗布する方法と、予めホットメルト接着剤を
貼り付ける用紙の背面部に塗着しておく方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の加熱容
器に加熱溶融したホットメルト接着剤を用意する方法で
は、大量に製本できるという長所があるが、ホットメル
ト接着剤を加熱溶融するための時間と溶融状態を維持す
るための保温にエネルギーがかかり、また溶融状態にあ
るホットメルト接着剤の臭気による作業環境の悪化と長
時間の加熱維持によりホットメルト接着剤が劣化すると
いう問題があった。また、後者の予めホットメルト接着
剤を表紙の背面部に塗着しておく手段では、ホットメル
ト接着剤を溶融するための加熱エネルギーは少なくて済
み、臭いも殆ど発生しない長所があるが、ホットメルト
接着剤層が冊子の厚みにかかわらず薄いために製本強度
や仕上がりにおいて劣る場合があるという問題があっ
た。
【0005】本発明はこれらの問題を解消すべくなされ
たもので、ホットメルト接着剤の加熱溶融に要するエネ
ルギーや臭気が少なく、かつ故障の発生が少なく強度や
仕上がりの良い製本を得ることのできる製本機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、冊子を固定保持するクランプ板と、前記クランプ板
で固定保持した冊子の背面を押圧する押圧板と前記押圧
板上に位置し前記冊子の背面側端部を両側側面から挾圧
するニップ板とを備え、前記押圧板およびニップ板上に
位置決めした用紙を、前記押圧板の押圧と前記ニップ板
の挾圧とにより前記冊子の背面に接着剤で貼り付け成形
してなる製本機において、前記接着剤は前記冊子の背面
幅に対応した幅のホットメルト接着剤シートからなり、
前記ホットメルト接着剤シートを前記押圧板およびニッ
プ板上に位置決めした用紙の前記押圧板と対向する位置
に移送するピックアップ針を設けるとともに、前記押圧
板に加熱ヒータを設けてなることを特徴とする。
【0007】請求項2に係る本発明は、請求項1に係る
本発明において、幅広のホットメルト接着剤シートを冊
子の背面幅に対応した幅ごと間歇に送り出す送りローラ
と、前記ローラで送り出されたホットメルト接着剤シー
トを断裁する断裁刃を備えてなることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る本発明は、請求項1又は請
求項2記載の本発明において、押圧板は加熱板と冷却板
とを有し、前記加熱板と冷却板とを適宜入れ換えてなる
ことを特徴とし、請求項4に係る本発明は、ピックアッ
プ針はクランプ板の移動と連動してなることを特徴と
し、請求項5に係る本発明は、ピックアップ針は押圧板
およびニップ板の上下移動と適宜連動してなることを特
徴とする。
【0009】請求項6に係る本発明は、請求項2に係る
本発明において、ピックアップ針は断裁刃の上下移動と
適宜連動してなることを特徴とする。
【0010】本発明では、不織布、紙などの基材の両面
にホットメルト接着剤層を適宜の厚みに形成したホット
メルト接着剤シートを用い、その接着剤シートを冊子の
背面幅に応じた幅に作成し、作成したホットメルト接着
剤シートをピックアップ針で突き刺し保持して押圧板お
よびニップ板上に位置決めした用紙の押圧板と対向する
位置に移送するので、接着剤シートが接着剤シート同士
や周辺の機械部品に絡まることなく移送することができ
る。
【0011】また、押圧板に加熱ヒータを設けているの
で押圧板の加熱により用紙上に移送した接着剤シートを
その用紙に仮接着されピックアップ針によって持ち上げ
られることがなく、また、冊子ごとに溶融接着を図るの
で、ホットメルト接着剤の加熱溶融に要するエネルギー
や臭気を大幅に低減することができる。さらに、押圧板
として加熱板と冷却板とを用意したすると、加熱板で接
着後冷却板に入れ換えることにより、溶融したホットメ
ルト接着剤を速く硬化させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る製本機の全体構成を示す側面図、図2ないし図13
は同製本機の動作説明図である。
【0013】図1において、1は製本機本体、2は不織
布、紙などの基材の両面にホットメルト接着剤層を形成
したホットメルト接着剤シート(以下、接着剤シートと
いう。)、3は接着剤シート供給台、4は接着剤シート
送りローラ、5は送りローラ駆動モータ、6は断裁刃
(上下駆動機構自体は周知のもので良く図では省略して
いる。)である。
【0014】7は先端に接着剤シートを突き刺し保持す
る針7aを固定したピックアップアーム、8はクランパ
ユニット、9はクランパユニット8に設置した冊子を固
定保持するクランプ板(開閉機構は周知のもので良く図
では省略している。)、10はクランパユニット8を、
例えばラックとピニオン機構あるいはチェーンなどを介
して移動させるクランパユニット駆動モータ、11はク
ランプ板9が冊子を固定保持したときのクランプ板の開
き幅を、例えばラックとピニオン機構により冊子の厚み
として検出する冊子厚み検出装置である。ピックアップ
アーム7は例えばバネを介して上下移動可能にクランパ
ユニット8に固定され、クランパユニット8の移動とと
もに移動し、通常はバネの反力により上方に位置してい
る。なお、バネに依らずモータにより上下移動させるよ
うにしても良い。
【0015】12は用紙貼り付けユニット、13は用紙
貼り付けユニット12の昇降用ナット、14は用紙貼り
付けユニット12の昇降用ねじ、15は昇降用ねじ14
を駆動し用紙貼り付けユニットを昇降させる用紙貼り付
けユニット駆動用モータ、16は回転自在軸、17はヒ
ーター内臓の加熱板、18は冷却フィンを設けた冷却
板、19は第1てこ、20は第2てこ、21はてこ駆動
モータ、22はニップ板(開閉機構は周知のもので良く
図では省略している。)、23は給紙機(表紙などの貼
り付け用紙を給紙する。)、24は給紙機送りねじ、2
5は給紙機送りねじ駆動モータ、26は冊子、27は冊
子の背面に貼り付ける用紙(表紙)、である。
【0016】回転自在軸16、加熱板17、冷却板1
8、第1てこ19、第2てこ20、てこ駆動モータ21
は用紙貼り付けユニット12に装着され、これらが装着
された用紙貼り付けユニット12とこの用紙貼り付けユ
ニット12を昇降用ナット13、昇降用ねじ14、駆動
用モータ15とにより用紙貼り付け装置が構成される。
用紙貼り付けユニット12は昇降用ねじ14に噛合する
昇降用ナット13に保持され、駆動用モータ15の回転
により昇降用ねじ14を回転し、昇降用ねじ14に噛合
する昇降用ナット13を昇降し、これにより昇降する。
【0017】第2てこ20はほぼ90度折れ曲がり、そ
の折れ曲がり角部の外側に係合溝20aが形成され、折
れ曲がりの中央部が回転自在軸16に固定され、折れ曲
がった一方の端部に加熱板17が他方の端部に冷却板1
8を取り付けている。したがって、回転自在軸16を9
0度正逆に回転することにより加熱板17と冷却板18
のいずれかを冊子27の背面を押圧する押圧板となる。
【0018】第1てこ19はてこ駆動モータ21に連結
され、その先端部に係合突起19aが設けられ、その係
合突起19aは第2てこ20の係合溝20aと係合して
いる。したがって、てこ駆動モータ21を回転すると第
1てこ19が回転し、第1てこ19の係合突起19aと
第2てこ20の係合溝20aとの係合により第2てこ2
0が回転し、加熱板17と冷却板18のいずれかを冊子
27の背面を押圧する押圧板とすることができる。な
お、てこを用いる理由はてこ駆動モータ21の動力を低
減し小型軽量化するためであり、回転自在軸16をモー
タあるいはハンドルで直接に回転するようにしても良
い。
【0019】冊子の背面側端部を両側側面から挾圧して
冊子の背部を成形するニップ板22は冊子26の背面を
押圧する押圧板(加熱板17又は冷却板18)の上方に
位置し、用紙貼り付けユニット12に装着され、用紙貼
り付けユニット12の昇降とともに昇降する。
【0020】送りローラ駆動モータ5は、冊子厚み検出
装置11からの冊子26の厚み信号によりその冊子26
の厚みに見合う分回転して送りローラ4を駆動し、冊子
26の背幅に応じた幅分(以下、所定幅という。)の接
着剤シート2を所定のタイミングで間歇的に送り出す。
断裁刃6は送りローラ4で送り出された接着剤シート2
を断裁する。この断裁によって冊子26の背面幅に応じ
た幅の接着剤シート2が作成される。
【0021】クランプ板9が押圧板(加熱板17又は冷
却板18)に対向する上方位置(この位置を原点とす
る。)にあるとき、ピックアップアーム7の先端に固定
した針7aは断裁刃6の近傍に位置し、断裁刃6の下降
により押し下げられて接着剤シート2を突き刺し、断裁
刃6の上昇復帰により元の位置に復帰して断裁した所定
幅の接着剤シートを持ち上げる。すなわち、ピックアッ
プアーム7は断裁刃6の移動と連動する。また、クラン
パユニット8が図示左方向(製本機の前面方向)に移動
し、ピックアップアーム7の先端に固定した針7aが原
点に位置するとき、用紙貼り付けユニット12の上昇に
より押し下げられ、用紙貼り付けユニット12の下降に
より上昇して元の位置に復帰する。すなわち、ピックア
ップアーム7は用紙貼り付けユニット12の移動と連動
する。
【0022】給紙機23は、給紙機送りねじ23に螺合
した例えばチャックで、給紙機送りねじ駆動モータ25
の回転により給紙機送りねじ24が回転し給紙機22に
保持させた表紙27を所定のタイミングでニップ板22
の上方を通過させて引込み、表紙27の背面部を押圧板
(加熱板17又は冷却板18)ニップ板22上、すなわ
ち原点位置に位置決めする。すなわち、表紙27のサイ
ズに応じて分引き込む。
【0023】以上のよう構成された製本機の動作につい
て以下説明する。接着剤シート2をその先端が送りロー
ラ4の位置になるようにセットし、表紙27を給紙機2
3にセットし、用紙貼り付けユニット12が加熱板17
を押圧板として上昇位置にセットし、クランプ板9が原
点位置にセットしているものとする。クランプ板9を手
動又は動力で開きその中に冊子26の背面を加熱板17
に当接して挿入し、クランプ板9を閉じて冊子26をク
ランプ板9で固定保持する(図2)。このとき冊子厚み
検出装置11で冊子26の厚みが検出され、その信号は
図示しない制御装置に送られ、送りローラ駆動モータ5
の回転量が決定される。
【0024】そして、図示しないスタートボタンを押す
と、用紙貼り付けユニット12が下降し、送りローラ4
を駆動して冊子26の厚みに応じた所定幅の接着剤シー
ト2が送り出される(図3)。所定幅の接着剤シート2
が送り出されると、断裁刃6が下降駆動し接着剤シート
2を切断し、同時にピックアップアーム7が下降し、針
7aが接着剤シート2に食い込む(図4)。その後、断
裁刃6は上昇し、所定幅の接着剤シート2を針7aで持
った状態でピックアップアーム7も上昇する(図5)。
【0025】そして、クランパユニット8が図示左方向
に移動し、これに連動して所定幅の接着剤シート2を針
7aで持った状態でピックアップアーム7も図示左に移
動する。この移動は針7aが原点位置に到達するまで続
けられ、その位置に達したときクランパユニット8は停
止する。このクランパユニット8の移動の間に給紙機2
3は図示右(製本機の奥)方向に移動し、この移動は表
紙27の背面部が原点位置に到達するまで続けられ、原
点位置に到達すると停止して表紙27の背面部を原点位
置に位置決めする(図6)。
【0026】つづいて、用紙貼り付けユニット12が上
昇し、この上昇に連動して所定幅の接着剤シート2を針
7aで持ったピックアップアーム7を下降し、接着剤シ
ート2は表紙27を挾んだ状態で加熱板17が押し当て
られて表紙27に軽く接着する(図7)。すなわちこの
位置ではピックアップアーム7は用紙貼り付けユニット
12の移動と連動し、その方向は用紙貼り付けユニット
12と逆方向となっている。用紙貼り付けユニット12
が下降し、これと連動してピックアップアーム7が上昇
する。このとき着剤シート2は表紙27に加熱板17の
加熱により軽く接着されているので、用紙貼り付けユニ
ット12が下降し、ピックアップアーム7が上昇しても
表紙27から離脱することはない(図8)。そして、ク
ランパユニット8が図示右方向に移動して原点位置に復
帰する。このときピックアップ針7aも断裁刃6の近傍
に位置に復帰する。
【0027】着剤シート2が表紙27に仮接着している
状態で用紙貼り付けユニット12が上昇し(図9)、加
熱板17を表紙27と冊子26の背面に押し当て、加熱
板17を押し当てた状態でニップ板22を駆動して、表
紙27を挾んで冊子26の背面側端部を両側側面から挾
圧し、背部を仮に成形すると同時に冊子26の背面の横
糊の出過ぎるのを防ぐ。ついで挾圧を解除し用紙貼り付
けユニット12を下降させる。
【0028】ここで、てこ駆動モータ21を例えば時計
方向に90度回転し、第1てこ19を時計方向に90度
回転させ、第2てこ20を反時計方向に90度回転さ
せ、押圧板を加熱板17から冷却板18へ入れ換える。
そして、用紙貼り付けユニット12を再度上昇させ冷
板18を表紙2 を稲て冊航2の・ど qて、誄(迢×
冷却板18を押し当てた状態でニップ板22を駆動し
て、表紙27を挾んで冊子26の背面側端部を両側側面
から挾圧し、適宜(溶融状態にある接着剤がほぼ硬化す
るまで)その状態を維持して背部の冷却・成形を行な
う。その後、挾圧を解除し用紙貼り付けユニット12を
下降させる(図10)。
【0029】そして、背面部に表紙27を貼り付け成形
した冊子26をクランプ板9に固定保持した状態でクラ
ンパユニット8が図示左(製本機の前面)方向に移動し
(図11)、クランプ板9を開き、背面部に表紙27を
貼り付け成形した冊子26を製本機から取り出す(図1
2)。その後、図示しないリセットボタンを押すと、ス
タート時の状態に戻る(図13)。すなわち、クランプ
板9は原点位置に戻り、用紙貼り付けユニット12は冷
却板18から加熱板17に入れ換えて上昇位置にセット
される。以下、表紙貼り付けごとにこの動作が繰り返さ
れる。
【0030】以上の製本動作は、ホットメルト接着剤の
厚みや種類などの設定(手動による設定可能)により予
めホットメルト接着剤融解時間、浸透時間、ホットメル
ト接着剤押し付け時間などを算出するプログラムが収納
され、そのプログラムを実行して指令信号を出力する制
御CPUを備えた制御装置により制御されるものであ
る。なお、加熱板17に入れ換えるのは冊子の背面を予
熱し接着しやすくするためである。また冷却板と入れ換
えるのは特に冊子が厚く接着剤シートの厚みが厚い場合
の背部の冷却・成形を早めるためで、冷却・成形時、加
熱板17のヒータの電源を切るようにしても良い。この
場合冷却板と入れ換えるための用紙貼り付けユニット1
2の動作を省略することができる。また、針7aの上下
移動にピックアップアーム7の弾性を利用することも可
能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、製
本する冊子の厚み幅に応じた幅と厚みのホットメルト接
着剤シートを用いることができるので、接着剤層の均質
化が得られ余剰の接着剤によるはみだしがなく、かつ冊
子の厚みにかかわらず良質の製本を得ることができる。
また、加熱溶融状態にあるホットメルト接着剤も少な
く、かつ時間的にも短く加熱溶融によるホットメルト接
着剤の臭気による作業環境が大幅に改善され、狭いスペ
ースに簡単に製本機を設置することができる。
【0032】さらに、ホットメルト接着剤をピックアッ
プ針で移送するので、紙質に応じた種々のホットメルト
接着剤シートに対しても確実に移送できホットメルト接
着剤の絡まりなどによる故障の発生の少ない高信頼性の
製本機が得られ、また、ホットメルト接着剤を冊子の厚
みに応じた適量を供給し、その量分について用紙貼り付
けユニットの押圧板の加熱によりその都度溶融接着を図
るので、加熱溶融するホットメルト接着剤の量も少なく
加熱温度の立ち上げ時間を短くすることができるととも
に、ヒーターの容量も小さくてすみ、予め溶融状態の接
着剤を用意するものに比し格段の省エネルギーを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製本機の全体構成を
示す側面図である。
【図2】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図3】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図4】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図5】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図6】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図7】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図8】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図9】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図10】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図11】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図12】図1に示す製本機の動作説明図である。
【図13】図1に示す製本機の動作説明図である。
【符号の説明】
1 製本機本体 2 ホットメルト接着剤シート 3 接着剤シート供給台 4 接着剤シート送りローラ 5 送りローラ駆動モータ 6 断裁刃 7 ピックアップアーム 7a 針 8 クランパユニット 9 クランプ板 10 クランパユニット駆動モータ 11 冊子厚み検出装置 12 用紙貼り付けユニット 13 用紙貼り付けユニットリフト用ナット 14 用紙貼り付けユニットリフト用ねじ 15 用紙貼り付けユニット駆動用モータ 16 回転自在軸 17 加熱板(押圧板) 18 冷却板(押圧板) 19 第1てこ 20 第2てこ 21 てこ駆動モータ 22 ニップ板 23 給紙機 24 給紙機送りねじ 25 給紙機送りねじ駆動モータ 26 冊子 27 表紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冊子を固定保持するクランプ板と、前記
    クランプ板で固定保持した冊子の背面を押圧する押圧板
    と前記押圧板上に位置し前記冊子の背面側端部を両側側
    面から挾圧するニップ板とを備え、前記押圧板およびニ
    ップ板上に位置決めした用紙を、前記押圧板の押圧と前
    記ニップ板の挾圧とにより前記冊子の背面に接着剤で貼
    り付け成形してなる製本機において、前記接着剤は前記
    冊子の背面幅に対応した幅のホットメルト接着剤シート
    からなり、前記ホットメルト接着剤シートを前記押圧板
    およびニップ板上に位置決めした用紙の前記押圧板と対
    向する位置に移送するピックアップ針を設けるととも
    に、前記押圧板に加熱ヒータを設けてなることを特徴と
    する製本機。
  2. 【請求項2】 幅広のホットメルト接着剤シートを冊子
    の背面幅に対応した幅ごと間歇に送り出す送りローラ
    と、前記ローラで送り出されたホットメルト接着剤シー
    トを断裁する断裁刃を備えてなることを特徴とする請求
    項1記載の製本機。
  3. 【請求項3】 押圧板は加熱板と冷却板とを有し、前記
    加熱板と冷却板とを適宜入れ換えてなることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の製本機。
  4. 【請求項4】 ピックアップ針はクランプ板の移動と連
    動してなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の製本機。
  5. 【請求項5】 ピックアップ針は押圧板およびニップ板
    の上下移動と適宜連動してなることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の製本機。
  6. 【請求項6】 ピックアップ針は断裁刃の上下移動と適
    宜連動してなることを特徴とする請求項2記載の製本
    機。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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