JP2003214364A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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Abstract
コンプライアントフレ−ムが浮上したまま停止し、さら
に、圧縮室内、コンプライアントフレ−ム背面空間内に
液冷媒や油が溜まってしまったまま起動がかかると、圧
縮室内で異常な圧力上昇が起こり、コンプライアントフ
レ−ムが下方へリリーフしようとするが、コンプライア
ントフレ−ム背面空間内にも液冷媒等が溜まっているた
め、コンプライアントフレーム背面空間も異常な圧力と
なり、コンプライアントフレ−ムがリリ−フできず圧縮
機が起動できない、または、異常圧力による板状渦巻歯
の損傷等の問題が生じていた。 【解決手段】 コンプライアントフレ−ム背面空間と吐
出圧力空間を連通させる流路を設けた。
Description
使用されるスクロール圧縮機に係わり、特に軸方向に移
動可能な可動フレームが揺動スクロールを軸方向に支持
し、固定スクロールに押圧するスクロール圧縮機の起動
がスムーズに行うことができるスクロール圧縮機に関す
るものである。
し、揺動スクロールを駆動する主軸を軸受を介して半径
方向に支持する可動フレームであるコンプライアントフ
レームを有するスクロール圧縮機には、次のように記載
されている。定常運転時は、コンプライアントフレーム
には、揺動スクロールの背面空間(ボス部外部空間)の
中間圧に起因する力及びスラスト軸受を介しての揺動ス
クロールからの押付け力の合力が下向きの力として作用
し、また、コンプライアントフレームの背面空間(フレ
ーム空間)の中間圧に起因する力及びコンプライアント
フレームの下端面の密閉容器内の高圧雰囲気に露出して
いる部分に作用する高圧に起因する力の合力が上向きの
力として作用する。定常運転時には、この上向きの力が
下向きの力より大きくなるように設定されており、揺動
スクロールはコンプライアントフレームにより固定スク
ロールに押圧されている。
圧力上昇よりも早く、起動直後にコンプライアントフレ
ームの背面空間に起動前のバランス圧力よりやや高い圧
力が導入され、圧力が上昇し、コンプライアントフレー
ムは比較的短時間に持ち上げられ、それに伴い揺動スク
ロールが持ち上げられ固定スクロールに接触する。即
ち、起動性が優れている(例えば、特許文献1参
照。)。
5頁〜第7頁、図1、図2)
ライアントフレームが浮上したまま停止し、さらに、圧
縮室内、コンプライアントフレームの背面空間内に液冷
媒や油が溜まったまま起動がかかると、圧縮室内で異常
な圧力上昇が起こり、コンプライアントフレームが下方
へリリーフしようとするが、コンプライアントフレーム
の背面空間内にも液冷媒等が溜まっているため、コンプ
ライアントフレームの背面空間も異常に高い圧力とな
り、コンプライアントフレームがリリーフできず圧縮機
が起動できない、または、異常圧力による板状渦巻歯の
損傷等の問題が生じていた。
なされたものであり、圧縮室及びコンプライアントフレ
ームの背面空間に液冷媒、油が溜まった状態からでもス
ムーズに起動できるスクロール圧縮機を得ることを目的
とする。また、起動がスムーズであるとともに、定常運
転時に安定した運転ができるスクロール圧縮機を得るこ
とを目的とする。
めに、本発明のスクロール圧縮機は、揺動スクロールを
軸方向に支持するとともに、揺動スクロールを駆動する
主軸を軸受を介して半径方向に支持する可動フレーム
と、該可動フレームを軸方向に移動可能に係合するガイ
ド部とを備え、圧縮室で圧縮した圧縮冷媒を前記密閉容
器内に吐出した後、圧縮機外に吐出するスクロール圧縮
機であって、可動フレームの背面に形成され、内部圧力
で可動フレームを軸方向の固定スクロール側に押圧する
可動フレーム背面空間を有し、該可動フレーム背面空間
と吐出圧の密閉容器内とが、開閉弁付きの連通路で連通
又は連通遮断され、開閉弁の可動フレーム背面空間側の
圧力が密閉容器側の圧力より大きい場合、開閉弁が開き
連通し、開閉弁の可動フレーム背面空間側の圧力が密閉
容器側の圧力より小さい場合、開閉弁が閉じ連通遮断す
るものである。
実施の形態1の一例を示す図で、スクロール圧縮機の縦
断面図である。図において、1は固定スクロールであ
り、外周部はガイドフレーム15にボルト(図示せず)
によって締結されている。台板部1aの一方の面(図1
において下側)には板状渦巻歯1bが形成されると同時
に、外周部にはオルダム案内溝1cがほぼ一直線上に2
ヶ形成されている。このオルダム案内溝1cにはオルダ
ムリング9の爪9cが往復摺動自在に係合されている。
さらに固定スクロール1の側面からは、吸入管10aが
密閉容器10を貫通して圧入されている。
上面には固定スクロール1の板状渦巻歯1bと実質的に
同一形状の板状渦巻歯2bが設けられており、台板部1
a、板状渦巻歯1b、台板部2a及び板状渦巻歯2bと
で幾何学的に圧縮室1dを形成している。台板部2aの
板状渦巻歯2bと反対側の面の中心部には中空円筒のボ
ス部2fが形成されており、主軸4上端の揺動軸部4b
と回転自在に係合されている。また、同面にはコンプラ
イアントフレーム3のスラスト軸受け3aと圧接摺動可
能なスラスト面2dが形成されている。揺動スクロール
2の台板部2aの外周部には、前記固定スクロール1の
オルダム案内溝1cと90度の位相差をもつオルダム案
内溝2eがほぼ一直線上に2ヶ形成されており、このオ
ルダム案内溝2eにはオルダムリング9の爪9aが往復
摺動自在に係合されている。また台板部2aには前記圧
縮室1dとスラスト面2dを貫通する抽出孔2jが設け
られ、圧縮途中の冷媒ガスを抽出してスラスト面2dに
導く構造となっている。
部に設けられた上下2つの円筒面3d、3eを、ガイド
フレーム15の内周部に設けた円筒面15a、15bに
より半径方向に支持されており、その中心部にはモータ
7により回転駆動される主軸4を半径方向に支持する主
軸受3cおよび副主軸受3hが形成されている。またス
ラスト軸受3a面内から軸方向に貫通する連絡通路3s
が設けてあり、そのスラスト軸受側開口部2kは揺動ス
クロール抽出孔2jに対面して配置されている。抽出孔
2jのスラスト面側開口部2kは、運転時には通常、そ
のなす円軌跡がコンプライアントフレーム3のスラスト
軸受3aの軸受面内部に設けた連絡通路3sの開口部3
fにおさまるように配置されており、揺動スクロール2
とコンプライアントフレーム3の密着摺動により、吸入
圧力空間1gへのリークはない構造となっている。
りには、揺動スクロール2の背面とコンプライアントフ
レーム3とで囲まれる揺動スクロール背面空間であるボ
ス部外部空間2hが形成されている。
中間圧調整弁収納空間3pも形成されており、この中間
圧調整弁収納空間3pの一端は中間圧調整弁前流路3j
を介してボス部外部空間2hに連通すると共に他端は、
中間圧調整弁後流路3nを介して吸入圧力空間1gに連
通する。この中間圧調整弁収納空間3pには、連通路を
開閉する開閉弁である往復運動自在な中間圧調整弁3l
が収納され、また、開閉弁である中間圧調整弁押さえ3
tがコンプライアントフレーム3に固着されている。こ
れら中間圧調整弁3lと中間圧調整弁押さえ3tとの間
には弾性部材である中間圧調整バネ3m(本例では、コ
イルバネ3m)が自然長より縮められて収納されてい
る。即ち、所定の力で中間圧調整弁3lを押圧する。
ばめ、もしくは溶接などによって密閉容器10に固着さ
れているものの、その外周部に設けた切り欠き部15c
により、固定スクロール1の吐出ポート1fから吐出さ
れる高圧の冷媒ガスをモータ側に設けられた吐出管10
bに導く流路は確保されている。また、ガイドフレーム
15の内周面には、コンプライアントフレーム3の外周
面に形成された上下円筒面3d、3eと係合する円筒面
15a、15b、およびシール材を収納するシール溝が
2カ所設けられており、それぞれシール材16a、16
bが設置されている。これら2つのシール材を用いて密
封されたガイドフレーム15の内周面とコンプライアン
トフレーム3の外周面からなる可動フレーム背面空間で
あるフレーム空間15fは、コンプライアントフレーム
3の連絡通路3sと連通しており、揺動スクロール抽出
孔2jより供給される圧縮途中の冷媒ガスを封入する構
造となっている。
ール2の揺動軸受2cと回転自在に係合する揺動軸4b
が形成されており、その下側には主軸バランサ4eが焼
きばめられている。さらにその下にはコンプライアント
フレーム3の主軸受3cおよび副主軸受3hと回転自在
に係合する主軸部4cが形成されている。また主軸4の
下側はサブフレーム6の副軸受6aと回転自在に係合す
る副軸部4dが形成され、この副軸部4dと前述した主
軸部4c間にはモータのロータ8が焼きばめられてい
る。ロータ8の上端面には上バランサ8aが、下端面に
は下バランサ8bが固定されており、前述した主軸バラ
ンサ4eと合せて合計3個のバランサにより、静バラン
スおよび動バランスがとられている。さらに主軸4の下
端にはオイルパイプ4fが圧入されており、密閉容器1
0底部にたまった冷凍機油10eを吸い上げる構造とな
っている。密閉容器10の側面にはガラス端子10fが
設置されており、モータ7からのリード線が接合されて
いる。
した圧力リリーフ弁流路、15lは開閉弁である圧力リ
リーフ弁、15mは弾性部材である圧力調整バネ(本例
ではコイルバネ)であり、所定の力で圧力リリーフ弁1
5lを押圧する。15nは弁押さえである。ここで、圧
力リリーフ弁流路15jが、可動フレーム背面空間であ
るフレーム空間15fが密閉容器10内に連通する連通
路であり、圧力リリーフ弁15lが差圧で開閉する開閉
弁である。弾性部材である圧力調整バネ15mは、圧力
リリーフ弁15lが連通路を閉止する方向に形成されて
いる。そこで、圧力リリーフ弁15lは、密閉容器10
内の圧力及び圧力調整バネ15mによる押圧力の合計の
圧力の方がフレーム空間15fの圧力より大きい場合
は、連通路を閉止し、両者の合計圧力よりフレーム空間
15fの圧力の方が大きい場合は、連通路を開く。即
ち、開閉弁15lの可動フレーム背面空間15f側の圧
力が密閉容器10側の圧力より大きい場合、開閉弁15
lが開き連通し、開閉弁15lの可動フレーム背面空間
15f側の圧力が密閉容器10側の圧力より小さい場
合、開閉弁15lが閉じ連通遮断する。
いて説明する。低圧の吸入冷媒は吸入管10aから吸入
圧力空間1gを経て固定スクロール1および揺動スクロ
ール2の板状渦巻歯で形成される圧縮室1dにはいる。
モータ7により駆動される揺動スクロール2は偏芯旋回
運動とともに圧縮室1dの容積を減少させる。この圧縮
行程により吸入冷媒は高圧となり、固定スクロール1の
吐出ポート1fより密閉容器10内に吐き出される。高
圧となった吐出ガスは密閉容器10内を高圧雰囲気で満
たし、やがて吐出パイプ10bから圧縮機外に放出され
る。なお、上記圧縮行程において圧縮途中の中間圧力の
冷媒ガスは揺動スクロール2の抽出孔2jよりコンプラ
イアントフレーム3の連絡通路3sを経て、フレーム空
間15fに導かれ、この空間の中間圧力雰囲気を維持す
る。そこで、圧縮室1dを選択することにより、望まし
い中間圧の導入が可能となる。
圧により主軸4を軸方向に貫通する給油路4gを通り揺
動軸受2cからなる揺動軸受部2gに導かれる。この軸
受部2gの絞り作用によって中間圧力となった冷凍機油
10eは、ボス部外部空間2hを満たし、この空間から
中間圧調整弁3lを経由して低圧空間である吸入圧力空
間1gに導かれ、低圧の冷媒ガスとともに圧縮室1dに
吸入される。圧縮行程により冷凍機油10eは高圧の冷
媒ガスとともに吐出ポート1fから密閉容器10内に開
放され、ここで冷媒ガスと分離されて、再び密閉容器底
部に戻る。また、ボス部外部空間2hは、中間圧調整バ
ネ3mの押圧力に対応する差圧分だけ吸入圧力空間1g
の圧力より高い中間圧に設定される。このため、揺動ス
クロール2に働く下向きの力は、この中間圧により、一
部キャンセルされ、スラスト力の軽減をはかることが可
能となる。
圧縮作用により固定スクロール1と揺動スクロール2が
軸方向に離れようとするスラストガス力と、ボス部外部
空間2hの中間圧力によりコンプライアントフレーム3
と揺動スクロール2が離れようとする力の合計が、図中
下向きの力として作用する。一方、圧縮途中の冷媒ガス
を導いて中間圧力雰囲気となったフレーム空間15fが
コンプライアントフレーム3とガイドフレーム15を引
き離そうとする力と、密閉容器10内の高圧雰囲気に露
出している下部の部分に作用する差圧力の合計が、上向
きの力として作用する。
が下向きの力を上回るように設定されており、このため
コンプライアントフレーム3は上下2つの円筒面3d、
3eが嵌合されたガイドフレーム15の内周部に設けた
円筒面15a、15bにガイドされて上方に浮上する。
即ち、この場合、ガイドフレーム15が可動フレームで
あるコンプライアントフレーム3を軸方向に移動可能に
係合するガイド部である。そこで、揺動スクロール2
は、コンプライアントフレーム3と密着摺動して同様に
浮上し、その板状渦巻歯2bを固定スクロール1に接触
させて摺動する。
は、コンプライアントフレーム3及び揺動スクロール2
が下がり、揺動スクロール2と固定スクロール1の歯先
と歯底には隙間が生じたリリーフ状態から圧縮機が起動
し、起動直後にフレーム空間15fに抽出孔2j、連絡
通路3sから圧縮途中のガスが供給され圧力が上昇し、
また密閉容器内の圧力上昇も加わり、コンプライアント
フレーム3及び揺動スクロール2が浮上し定常運転に移
行する。この時、フレーム空間15fの圧力リリーフ弁
流路15jを塞ぐ圧力リリーフ弁15lを押圧する圧力
調整バネ15mのバネ力を所定の圧力に設定し、フレー
ム空間15fの圧力が上昇しても圧力リリーフ弁15l
が開くことがないようにすることで起動特性を良好にで
きる。
述したスラストガス力が大きくなり、揺動スクロール2
はスラスト軸受3aを介してコンプライアントフレーム
3を下方に強く押し下げるリリーフ動作により、揺動ス
クロール2と固定スクロール1の歯先と歯底には比較的
大きな隙間が生じるリリーフ状態となり、圧縮室の異常
な圧力上昇は回避される。この際、リリーフ量はコンプ
ライアントフレーム3とガイドフレーム15が衝突する
までの距離により管理される。
したまま停止し、さらに、圧縮室1d内、フレーム空間
15f内に液冷媒や油が溜まった状態からの起動、即
ち、従来は圧縮室1d内が異常昇圧し、また、フレーム
空間15f内も異常昇圧し、リリーフできず、起動でき
ない場合について記載する。本実施の形態では、フレー
ム空間15fと密閉容器10内とを連通する圧力リリー
フ弁流路15jの圧力リリーフ弁15lは、密閉容器1
0内の圧力及び圧力調整バネ15mの押圧力がフレーム
空間15fの圧力より大きい場合は、図2のとおり閉じ
ており、小さくなると、図3のとおり、圧力リリーフ弁
15lが開く。
し高圧となると、圧力リリーフ弁15lが開き、フレー
ム空間15fが密閉容器10内と連通し、フレーム空間
15fの異常昇圧した高圧の圧力を密閉容器10内へ開
放することができる。従って、正常にコンプライアント
フレーム3がリリーフするため、圧縮室1d内の異常昇
圧も回避でき、起動不良、板状渦巻歯の破壊等を避ける
ことができる。即ち、フレーム空間15fの圧力リリー
フ弁流路15jを塞ぐ圧力リリーフ弁15lを押圧する
圧力調整バネ15mのバネ力を、通常の起動時は、圧力
リリーフ弁15lを閉じた状態に維持し、フレーム空間
15f内が所定の圧力より大きな異常昇圧時には開く所
定の大きさに設定することにより、通常の起動時は、起
動特性を良好にし、異常昇圧時は異常高圧を開放するこ
とができる。
リーフ弁15lは、弾性部材である圧力調整バネ15m
で押圧しなくても、密閉容器10内の圧力がフレーム空
間15fの圧力より高い場合閉止し、フレーム空間15
fの圧力の方が高い場合に開く差圧弁とすることによ
り、定常運転、起動時に液圧縮を生じる場合のリリーフ
及び起動時のフレーム空間15fの異常昇圧の開放は可
能であり、液圧縮等の生じない通常の起動時も、定常運
転への移行にやや時間がかかるが、密閉容器10内の圧
力上昇により起動可能である。但し、圧力リリーフ弁流
路15jが閉じられる方向に圧力リリーフ弁15lを押
圧する圧力調整バネ15mを設けることにより、定常運
転時に、確実に開閉弁は閉じ、フレーム空間15fは密
閉容器10内の吐出圧力の影響を受けることがなく、所
定の中間圧によりコンプライアントフレーム3を固定ス
クロール1側に押圧することにより、揺動スクロール2
を固定スクロール1に押圧する圧力の管理が容易とな
り、安定した定常運転が可能である。
5jはスクロール圧縮機の軸方向に形成されているの
で、コンプライアントフレーム3が固定スクロール1側
に移動して停止し、さらに、圧縮室1d内及びフレーム
空間15fに液冷媒や油が溜まった状態から圧縮機を起
動する際に、フレーム空間15fの異常昇圧が生じて
も、圧力リリーフ弁流路15jの圧力リリーフ弁15l
が開かれ、異常高圧が密閉容器10内に開放されると
き、液冷媒や油がフレーム空間15fから容易に排出
し、そこでコンプライアントフレーム3が迅速にリリー
フし、起動不良、板状渦巻歯折損等を確実に解消する効
果がある。
動スクロール2に発生する転覆モーメントの一部または
全部が、スラスト軸受3aを介して伝達されるものの、
主軸受3cから受ける軸受負荷と、その反作用である2
つの合力、すなわちコンプライアントフレーム3とガイ
ドフレーム15の上下2つの円筒嵌合面3d、3eから
受ける反力の合力によって生じる偶力が前記転覆モーメ
ントを打ち消すように作用するので、非常に良好な定常
運転時追随動作安定性、およびリリーフ動作安定性を有
する。
間15fを密閉容器10内に連通するリリーフ弁通路1
5jを設けることにより、起動時にフレーム空間15f
が異常昇圧する場合のコンプライアントフレーム3のリ
リーフを可能としたが、コンプライアントフレーム3に
連通路を形成して、フレーム空間15fをボス部外部空
間2hに連通させ、起動時の異常昇圧時にボス部外部空
間2hを経由して、中間圧調整弁収納空間3pから吸入
圧力空間1gに高圧を開放してもよい。
フレーム背面空間15fは、圧縮室1dの圧縮途中の冷
媒ガスが導入されるので、導入する圧縮室1dを選択す
ることにより、望ましい中間圧が導入できる。
おいては、開閉弁15lは、弾性部材15mにより所定
の圧力で連通路15jが閉じられる方向に密閉容器10
側から押圧されるので、定常運転時は、確実に開閉弁1
5lは閉じ、可動フレーム背面空間15fは密閉容器1
0内の吐出圧力の影響を受けることがなく、中間圧によ
り可動フレーム3を固定スクロール1側に押圧すること
により、揺動スクロール2を固定スクロール1に押圧す
ることができ、安定した定常運転が可能である。
おいては、開閉弁15lを押圧する弾性部材15mの所
定の圧力は、液圧縮のない通常の起動時には、開閉弁1
5lが開かず、また、可動フレーム背面空間15f内が
異常昇圧し高圧時には開くような所定の圧力とするの
で、通常の起動時は、起動特性を良好にし、異常昇圧時
は異常高圧を開放することができる。
おいては、連通路15jはスクロール圧縮機の軸方向に
形成されるので、圧縮機の起動時に、可動フレーム3が
固定スクロール1側に移動して停止し、さらに、圧縮室
10内及び可動フレーム背面空間15fに液冷媒や油が
溜まった状態であっても、可動フレーム背面空間15f
の異常昇圧は連通路15jの開閉弁15lが開かれ、密
閉容器10内に高圧が逃がされ、そのとき液冷媒や油が
可動フレーム背面空間15fから容易に排出し、可動フ
レーム3が迅速にリリーフし、起動不良、板状渦巻歯折
損等を確実に解消する効果がある。
は、吸入圧力と吐出圧力との間の中間圧とされ、内部圧
力が所定の圧力を越えると開閉弁3lが開き、吸入圧力
空間1gに連通することにより所定の中間圧力に維持さ
れ、その圧力により前記揺動スクロール2のスラスト力
を軽減するとともに、可動フレーム3を軸方向で、固定
スクロール1と離れる方向に押圧する、揺動スクロール
背面と可動フレーム3とで形成される揺動スクロール背
面空間2hを有し、可動フレーム背面空間15fは、吐
出圧の密閉容器10内と連通するようにされる代りに揺
動スクロール背面空間2hと連通路により連通されるの
で、圧縮機の起動時に、可動フレーム3が固定スクロー
ル1側に移動して停止し、さらに、圧縮室1d内及び可
動フレーム背面空間15fに液冷媒や油が溜まった状態
であっても、可動フレーム背面空間15fの異常昇圧
は、連通路により揺動スクロール背面空間2h、さらに
開閉弁3lが開き、吸入圧力空間1gに連通することに
より高圧が逃がされ、正常に可動フレーム3がリリーフ
し、起動不良、板状渦巻歯折損等を解消する効果があ
る。
2の一例を示す図で、圧力リリーフ弁周りの部分縦断面
図である。各部の名称と機能が実施の形態1と同じもの
は、同じ符号を付して説明を割愛する。また、圧縮機の
その他の部分は実施の形態1と同様である。図4におい
て、圧力リリーフ弁流路15jには、円形または外周部
に切欠きを設けた開閉弁である圧力リリーフ弁15l、
弾性部材である圧力調整バネ15m、及び弁押さえ15
nが収納されている。弁押さえ15nは略円板状であ
り、円板の外周部に切欠きを設けた形状であり、その外
周が圧力リリーフ弁流路15jの内周に密着するように
圧力リリーフ弁流路15j内に圧入嵌合される。これに
より弁押さえ15nを固定し、例えば固定用のネジなど
の部品を省略しつつも簡単な構成で圧力リリーフ弁15
lに付与する押圧を確保し、開閉弁の容易な組立が可能
となる。
lへの押圧を管理する場合は、組立て治具を用いて弁押
さえ15nの圧入深さ(図4中のd寸法)を一定に保て
ばよく、また図5に示すように圧力リリーフ弁流路15
jに段部15pを設け、段付きの円筒面に構成すれば、
この段部15pに突き当たるまで弁押さえ15nを圧入
して弁押さえ15nの圧入深さd寸法を一定に保するこ
とで、容易に圧力リリーフ弁15lの安定した押圧を管
理することができる。
は、開閉弁15lは、弁押さえ15nにより支持された
弾性部材15mにより押圧され、弁押さえ15nは、連
通路15j内に圧入嵌合され、固定されるので、固定用
のネジなどの部品を省略しつつも簡単な構成にて開閉弁
の組立が可能となる。
おいては、弾性部材15mをコイルバネ15mとし、弁
押さえ15nにコイルバネ15mの内径より小径の突起
部15qを設け、コイルバネ15mを突起部15qに挿
入設置するので、コイルバネ15mは突起部15qにガ
イドされて開閉弁15lのほぼ中央を支持することがで
きるので、安定した押圧を確保することができる。
3の圧力リリーフ弁周りの部分縦断面図であり、図6
(a)は、その一例であり、図6(b)は、別の例であ
る。各部の名称と機能が実施の形態1、2と同じもの
は、同じ符号を付して説明を割愛する。また、その他の
部分は実施の形態1、2と同様である。図6(a)にお
いて、弁押さえ15nには弾性部材であるコイルバネ1
5mの内径部に挿入される突起部15qが設けられてお
り、コイルバネ15mはこの突起部15qにガイドされ
ることにより、圧力リリーフ弁15lのほぼ中央部を支
持することができ、安定した押圧を得る。図6(b)は
弁押さえ15nを板金部品で構成した例である。同様の
効果が得られる。
ある場合と圧力リリーフ弁流路15j内で側方に落下し
た状態を示す模式図である。突起部15qの先端と圧力
リリーフ弁15lの距離δが大きい場合、圧力リリーフ
弁15lがストロークすると、圧力リリーフ弁15lが
圧力リリーフ弁流路15j内で側方に落下してしまい、
即ち、バネ力に打ち勝って、大きく押し下げられると、
圧力リリーフ弁15lの中心がコイルバネ15mの中心
から外れて、圧力リリーフ弁流路15j内の側方に落下
してしまい、元の位置に復帰できないことから、通常運
転状態で閉塞すべき圧力リリーフ弁流路15jが常に開
放状態となる可能性がある。フレーム空間15fの圧力
は、圧縮機構である固定スクロール1と揺動スクロール
2で構成される圧縮室1dより、中間圧力を導入して得
られているが、圧力リリーフ弁流路15jが常に開放状
態(連通状態)となった場合、密閉容器内の高圧冷媒ガ
スがフレーム空間15fに流入し、圧縮室1dに逆流す
るので性能の著しい低下の原因となり、またフレーム空
間15fの圧力も上昇するので、コンプライアントフレ
ーム3を上方に移動させる力が大きくなり、摺動損失の
増大などの原因となる。
示す図である。圧力リリーフ弁15lの落下を防止する
ためには、弁押さえ15nに設けた突起部15qの先端
と圧力リリーフ弁15lの隙間(距離)を小さくすれ
ば、落下は防止できる。図中、圧力リリーフ弁15lが
傾斜して突起部と接触する接触点Zが圧力リリーフ弁1
5lの中心よりも左側にあれば、圧力リリーフ弁15l
は接触部をのりこえて側方に落下することはない。すな
わち接触点Zを圧力リリーフ弁15lの中心とすれば、
三角形XYZと三角形UVWは合同となり、三平方の定
理より、 a2+δ2=(d/2)2 となる。ここで、aは圧力リリーフ弁流路15jの側壁
と突起部15qの距離、δは圧力リリーフ弁15lと突
起部15qの隙間、dは圧力リリーフ弁15lの直径で
ある。圧力リリーフ弁流路15jの内径をD、突起部1
5qの外径をhとすれば、圧力リリーフ弁流路15Jn
o側壁と突起部15qの距離aは、 a=(D−h)/2 となり、これを先の式に代入して下式となる。 δ=0.5×(d2−(D−h)2)0.5 圧力リリーフ弁15lの落下を防止するには、突起部1
5qの先端との隙間δを上式で与えられる値よりも小さ
く設定すればよい。
は、開閉弁15lの外径をd、連通路15jの内径をD
及び突起部15qの外径をhとし、開閉弁15lが連通
路15jを閉じたとき、開閉弁15lと突起部15qの
先端との距離をδとした場合、このδを、δ<0.5×
(d2−(D−h)2)0.5と設定するので、開閉弁15
lは弁座から外れて連通路15jに落下することがな
く、したがってフレーム空間15fに密閉容器10内の
高圧ガスが流入して、圧縮室1dへの逆流が起こること
はない。またフレーム空間15fの圧力が上昇し、摺動
損失が増大することはない。
態4のスクロール圧縮機の主要箇所の部分縦断面図であ
る。図において、各部の名称と機能が実施の形態1、
2、3と同様のものは、同じ符号を付して説明を割愛す
る。また、圧縮機のその他の部分は、実施の形態1、
2、3と同様である。図中ボス部外部空間2hと吸入圧
力空間1gを連通する中間圧調整弁収納空間3pに、実
施の形態3で記述した開閉弁である圧力リリーフ弁15
l、弾性部材である圧力調整バネ15m、弁押さえ15
nを同様に配置したものである。即ち、中間圧調整弁収
納空間3p、中間圧調整弁3l、中間圧調整バネ3m、
中間圧調整弁押さえ3tを、それぞれ、圧力リリーフ弁
流路15j、圧力リリーフ弁15l、弾性部材15m、
弁押さえ15nとしたものである。このように部品を共
通化することで低コストを実現でき、またボス部外側空
間2hの安定した中間圧力の確保、さらに中間圧力調整
弁3lの落下を防止することが可能となる。
は、内部圧力が吸入圧力と吐出圧力との間の所定の中間
圧力を越えると開閉弁が開き、吸入圧力空間に連通する
ことにより所定の中間圧力に維持され、内部圧力により
揺動スクロールのスラスト力を軽減するとともに、可動
フレームを軸方向で、固定スクロールと離れる方向に押
圧し、揺動スクロール背面と可動フレームとで形成され
る揺動スクロール背面空間を有し、該揺動スクロール背
面空間を吸入圧力空間に連通、連通遮断する開閉弁、弁
押さえ、弾性部材であるコイルバネを可動フレーム背面
空間と吐出圧の密閉容器内とを連通、連通遮断する前記
実施の形態2又は実施の形態3に記載の開閉弁、弁押さ
え、弾性部材であるコイルバネと同じ構成とするので、
部品を共通化することで低コストを実現しつつも、ボス
部外側空間の安定した中間圧力維持を実現できる。
ロールを軸方向に支持するとともに、揺動スクロールを
駆動する主軸を軸受を介して半径方向に支持する可動フ
レームと、該可動フレームを軸方向に移動可能に係合す
るガイド部とを備え、圧縮室で圧縮した圧縮冷媒を前記
密閉容器内に吐出した後、圧縮機外に吐出するスクロー
ル圧縮機であって、可動フレームの背面に形成され、内
部圧力で可動フレームを軸方向の固定スクロール側に押
圧する可動フレーム背面空間を有し、該可動フレーム背
面空間と吐出圧の密閉容器内とが、開閉弁付きの連通路
で連通又は連通遮断され、開閉弁の可動フレーム背面空
間側の圧力が密閉容器側の圧力より大きい場合、開閉弁
が開き連通し、開閉弁の可動フレーム背面空間側の圧力
が密閉容器側の圧力より小さい場合、開閉弁が閉じ連通
遮断するものである。そこで、圧縮機の起動時に、可動
フレームが固定スクロール側に移動して停止し、さら
に、圧縮室内及び可動フレーム背面空間に液冷媒や油が
溜まった状態であっても、可動フレーム背面空間の異常
昇圧は連通路の開閉弁が開かれ、密閉容器内に高圧が逃
がされ、正常に可動フレームがリリーフし、圧縮室内の
異常昇圧も防止され、起動不良、板状渦巻歯折損等を解
消し、スムーズに起動できる効果がある。
縦断面図である。
主要箇所の部分縦断面図(開閉弁が閉じた状態を示す)
である。
主要箇所の部分縦断面図(開閉弁が開いた状態を示す)
である。
主要箇所の部分縦断面図である。
圧力リリーフ弁周りの部分拡大図である。
圧力リリーフ弁周りの部分拡大図である。
圧力リリーフ弁周りの部分拡大図(リリーフ弁が側方に
落下した状態を示す)である。
圧力リリーフ弁落下を防ぐための説明図である。
主要箇所の部分縦断面図である。
室、1g 吸入圧力空間、2 揺動スクロール、2b
板状渦巻歯、2h 揺動スクロール背面空間、3可動フ
レーム、3c、3h 軸受、3l 開閉弁、3m 弾性
部材(コイルバネ)、3t 弁押さえ、4 主軸、10
密閉容器、15 ガイド部、15f可動フレーム背面
空間、15l 開閉弁、15j 連通路、15m 弾性
部材(コイルバネ)、15n 弁押さえ、15q 突起
部。
Claims (10)
- 【請求項1】 密閉容器内に設けられ、それぞれの板状
渦巻歯が相互間に圧縮室を形成するように噛み合わされ
た固定スクロール及び揺動スクロールと、前記揺動スク
ロールを軸方向に支持するとともに、前記揺動スクロー
ルを駆動する主軸を軸受を介して半径方向に支持する可
動フレームと、該可動フレームを軸方向に移動可能に係
合するガイド部とを備え、前記圧縮室で圧縮した圧縮冷
媒を前記密閉容器内に吐出した後、圧縮機外に吐出する
スクロール圧縮機において、 前記可動フレームの背面に形成され、内部圧力で前記可
動フレームを軸方向の前記固定スクロール側に押圧する
可動フレーム背面空間を有し、 該可動フレーム背面空間と前記吐出圧の密閉容器内と
が、開閉弁付きの連通路で連通又は連通遮断され、前記
開閉弁の前記可動フレーム背面空間側の圧力が前記密閉
容器側の圧力より大きい場合、前記開閉弁が開き連通
し、前記開閉弁の前記可動フレーム背面空間側の圧力が
前記密閉容器側の圧力より小さい場合、前記開閉弁が閉
じ連通遮断することを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記可動フレーム背面空間は、前記圧縮
室の圧縮途中の冷媒ガスが導入されることを特徴とする
請求項1に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項3】 前記開閉弁は、弾性部材により所定の圧
力で前記連通路が閉じられる方向に前記密閉容器側から
押圧されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載のスクロール圧縮機。 - 【請求項4】 前記開閉弁を押圧する弾性部材の所定の
圧力は、液圧縮のない通常の起動時には、前記開閉弁が
開かず、また、前記可動フレーム背面空間内が異常昇圧
し高圧時には開くような所定の圧力とすることを特徴と
する請求項3に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項5】 前記連通路はスクロール圧縮機の軸方向
に形成されることを特徴とする請求項1から請求項4の
いずれかの請求項に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項6】 吸入圧力と吐出圧力との間の中間圧とさ
れ、内部圧力が所定の圧力を越えると開閉弁が開き、吸
入圧力空間に連通することにより所定の中間圧力に維持
され、その圧力により前記揺動スクロールのスラスト力
を軽減するとともに、前記可動フレームを軸方向で、前
記固定スクロールと離れる方向に押圧する、揺動スクロ
ール背面と可動フレームとで形成される揺動スクロール
背面空間を有し、 前記可動フレーム背面空間は、前記吐出圧の密閉容器内
と連通するようにされる代りに前記揺動スクロール背面
空間と連通路により連通されることを特徴とする請求項
1に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項7】 前記開閉弁は、弁押さえにより支持され
た弾性部材により押圧され、前記弁押さえは、前記連通
路内に圧入嵌合され、固定されることを特徴とする請求
項3から請求項5のいずれかの請求項に記載のスクロー
ル圧縮機。 - 【請求項8】 前記弾性部材をコイルバネとし、前記弁
押さえに前記コイルバネの内径より小径の突起部を設
け、前記コイルバネを前記突起部に挿入設置することを
特徴とする請求項7に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項9】 前記開閉弁の外径をd、前記連通路の内
径をD及び前記突起部の外径をhとし、前記開閉弁が前
記連通路を閉じたとき、前記開閉弁と前記突起部の先端
との距離をδとした場合、このδを、 δ<0.5×(d2−(D−h)2)0.5 と設定することを特徴とする請求項8に記載のスクロー
ル圧縮機。 - 【請求項10】 内部圧力が吸入圧力と吐出圧力との間
の所定の中間圧力を越えると開閉弁が開き、吸入圧力空
間に連通することにより所定の中間圧力に維持され、内
部圧力により前記揺動スクロールのスラスト力を軽減す
るとともに、前記可動フレームを軸方向で、前記固定ス
クロールと離れる方向に押圧し、揺動スクロール背面と
可動フレームとで形成される揺動スクロール背面空間を
有し、 該揺動スクロール背面空間を前記吸入圧力空間に連通、
連通遮断する開閉弁、弁押さえ、弾性部材であるコイル
バネを前記可動フレーム背面空間と前記吐出圧の密閉容
器内とを連通、連通遮断する請求項7から請求項9のい
ずれかの請求項に記載の開閉弁、弁押さえ、弾性部材で
あるコイルバネと同じ構成とすることを特徴とするスク
ロール圧縮機。
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- 2002-11-12 JP JP2002328240A patent/JP4033259B2/ja not_active Expired - Fee Related
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