JP2003148347A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2003148347A JP2001343125A JP2001343125A JP2003148347A JP 2003148347 A JP2003148347 A JP 2003148347A JP 2001343125 A JP2001343125 A JP 2001343125A JP 2001343125 A JP2001343125 A JP 2001343125A JP 2003148347 A JP2003148347 A JP 2003148347A
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Fumiaki Sano
文昭 佐野
Kiyoharu Ikeda
清春 池田
Minoru Ishii
稔 石井
Takeshi Fushiki
毅 伏木
Yoshihide Ogawa
喜英 小川
Teruhiko Nishiki
照彦 西木
Takashi Sehata
崇史 瀬畑
Shin Sekiya
慎 関屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の圧縮機では、冷媒と冷凍機油が分離さ
れにくく密閉容器外への冷凍機油の持ち出されが多く、
圧縮機に油枯渇が発生する可能性があった。 【解決手段】 密閉容器内に収納され、密閉容器外より
吸入した冷媒を圧縮して密閉容器内の吐出空間に吐出す
る圧縮機構部と、圧縮機構部に対して吐出空間と軸方向
反対側の密閉容器内の第1の空間に配置され、固定子と
回転子からなり主軸を介して圧縮機構部を駆動する電動
機部と、密閉容器に設けられ、第1の空間に開口する吐
出管と、圧縮機構部の外周側に設けられ、吐出空間と第
1の空間とを連通する圧縮機構部外周側流路と、回転子
の前記第1の空間側の端部に設けられたファンと、を備
え、吐出空間に吐出された冷媒を、圧縮機構部外周側流
路を介して第1の空間に導いてファンを通過させた後に
密閉容器外へ排出させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、密閉容器内に圧
縮機構部と電動機部を有する冷媒圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開2000−161254号
公報などに示される従来のスクロール圧縮機の縦断面図
である。
【0003】図8において、1は固定スクロールであ
り、外周部はガイドフレーム15にボルト(図示せず)
によって締結されている。また、固定スクロール1の側
面からは、吸入管10aが密閉容器10を貫通して圧入
されている。
【0004】2は揺動スクロールであり、台板部2aの
上面には固定スクロール1の台板部1aに設けられた板
状渦巻歯1bと実質的に同一形状の板状渦巻歯2bが設
けられており、幾何学的に圧縮室1dを形成している。
台板2aの板状渦巻歯2bと反対側の面の中心部には中
空円筒のボス部2fが形成されており、主軸4上端の揺
動軸部4bと回転自在に係合されている。また、台板2
aの板状渦巻歯2bと反対側の面にはコンプライアント
フレーム3のスラスト軸受け3aと圧接摺動可能なスラ
スト面2dが形成されている。
【0005】コンプライアントフレーム3はその外周部
に設けられた上下2つの円筒面3d、3eを、ガイドフ
レーム15の内周部に設けた円筒面15a、15bによ
り半径方向に支持されており、その中心部には固定子7
により回転駆動される主軸4を半径方向に支持する主軸
受け3cおよび副主軸受け3hが形成されている。また
スラスト軸受け3a面内から軸方向に貫通する連絡通路
3sが設けてあり、そのスラスト軸受け側開口部2kは
揺動スクロール抽出孔2jに対面して配置されている。
【0006】ガイドフレーム15の外周面15gは焼き
ばめ、もしくは溶接などによって密閉容器10に固着さ
れているものの、その外周部に設けた切り欠き部15c
により、固定スクロール1の吐出ポート1fから吐出さ
れる高圧の冷媒ガスを圧縮機構部と電動機要素の間に設
けられた吐出管10bに導く流路は確保されている。
【0007】4は主軸であり、その上端部は揺動スクロ
ール2の揺動軸受け2cと回転自在に係合する揺動軸4
bが形成されており、その下側には主軸バランサ4eが
焼きばめられている。さらにその下にはコンプライアン
トフレーム3の主軸受け3cおよび副主軸受け3hと回
転自在に係合する主軸部4cが形成されている。また主
軸4の下側はサブフレーム6の副軸受け6aと回転自在
に係合する副軸部4dが形成され、この副軸部4dと前
述した主軸部4c間には回転子8が焼きばめられてい
る。回転子8の上端面には第1バランサ8aが、下端面
には第2バランサ8bが固定されており、前述した主軸
バランサ4eとあわせて合計3ヶのバランサにより、静
バランスおよび動バランスがとられている。さらに主軸
4の下端にはオイルパイプ4fが圧入されており、密閉
容器10底部の油だめ10gにたまった冷凍機油10e
を吸い上げる構造となっている。
【0008】つぎに、この従来のスクロール圧縮機の基
本動作について説明する。低圧の吸入冷媒は吸入管10
aから固定スクロール1および揺動スクロール2の板状
渦巻歯で形成される圧縮室1dにはいる。固定子7によ
り駆動される揺動スクロール2は偏芯旋回運動とともに
圧縮室1dの容積を減少させる。この圧縮行程により吸
入冷媒は高圧となり、固定スクロール1の吐出ポート1
fより密閉容器10内に吐き出される。
【0009】密閉容器10底部の油だめ10gにためら
れた冷凍機油10eは、差圧により主軸4を軸方向に貫
通する中空空間4gを通り揺動軸受け部2gに導かれ
る。この軸受け部の絞り作用によって中間圧力となった
冷凍機油は、揺動スクロール2とコンプライアントフレ
ーム3によって囲まれた空間(ボス部空間)2hを満た
し、この空間と低圧雰囲気空間を連絡する圧力調整弁
(記載せず)を経由して低圧空間に導かれ、低圧の冷媒
ガスとともに圧縮室1dに吸入される。圧縮行程により
冷凍機油は高圧の冷媒ガスとともに吐出ポート1fから
密閉容器10内に吐き出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
説明した従来の高圧シェルタイプのスクロール圧縮機で
は、図9に示すように冷媒ガスと冷凍機油は混合した状
態で吐出される。図9は従来の圧縮機の冷媒ガスと冷凍
機油の流れの様子を説明した図である。図において、1
fは吐出ポート、15cはガイドフレーム15の外周部
に設けられた切り欠き部、10bは吐出管である。ま
た、図中の白抜き矢印は冷媒ガスの流れを表し、黒塗り
矢印は冷凍機油の流れを表している。
【0011】吐出ポート1fより吐き出される冷媒ガス
と冷凍機油は混ざり合った状態で、ガイドフレーム15
の外周部に設けた切り欠き部15cを通り、ガイドフレ
ーム15と電動機要素の間に導かれ、最終的に吐出管1
0bより圧縮機外に排出されるが、その際かなりの量の
冷凍機油が冷媒ガスとともに圧縮機外に持ち出され、ユ
ニットにおいて圧力損失、伝熱性能が悪化したり、また
油枯渇による圧縮機の軸受焼き付き等が引き起こされる
という信頼性上の問題点があった。
【0012】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、信頼性の高い圧縮機を得ることを目
的とする。また、冷媒ガスと冷凍機油を分離することが
可能な圧縮機を得ることを目的とする。また、分離した
冷凍機油を油だめに戻し、冷凍機油の圧縮機外への持ち
出し量を抑制できる圧縮機を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
【0014】この発明の第1の発明に係わる圧縮機は、
密閉容器内に収納され、密閉容器外より吸入した冷媒を
圧縮して密閉容器内の吐出空間に吐出する圧縮機構部
と、圧縮機構部に対して吐出空間と軸方向反対側の密閉
容器内の第1の空間に配置され、固定子と回転子からな
り主軸を介して圧縮機構部を駆動する電動機部と、密閉
容器に設けられ、第1の空間に開口する吐出管と、圧縮
機構部の外周側に設けられ、吐出空間と第1の空間とを
連通する圧縮機構部外周側流路と、回転子の第1の空間
側の端部に設けられたファンと、を備え、吐出空間に吐
出された冷媒を、圧縮機構部外周側流路を介して第1の
空間に導いてファンを通過させた後に密閉容器外へ排出
させるようにしたものである。
【0015】また、この発明の第2の発明に係わる圧縮
機は、固定子の外周側に設けられ、電動機部に対して第
1の空間と軸方向反対側に設けられた第2の空間とを連
通する電動機外周側流路と、固定子と回転子との間に設
けられ、あるいは回転子に設けられて第2の空間と第1
の空間とを連通する電動機内周側流路と、回転子の第1
の空間側の端部に設けられ、内周側から吸い込み外周側
へ排出するファンと、を備え、電動機外周側流路、電動
機内周側流路、ファンの順に密閉容器内の冷媒を通過さ
せて密閉容器外へ排出するようにしたものである。
【0016】また、この発明の第3の発明に係わる圧縮
機は、電動機内周側流路を、回転子に設けられ、軸方向
に貫通する少なくとも1つの貫通穴としたものである。
【0017】また、この発明の第4の発明に係わる圧縮
機は、電動機外周側通路を、固定子の外周側に設けたき
り欠きとしたものである。
【0018】また、この発明の第5の発明に係わる圧縮
機は、回転子の第2の空間側端部に油分離用のプレート
を設けたものである。
【0019】また、この発明の第6の発明に係わる圧縮
機は、プレートに1つ以上の貫通穴を形成したものであ
る。
【0020】また、この発明の第7の発明に係わる圧縮
機は、プレートを、回転子の第2の空間側端部に設けら
れた第2バランサとともにかしめにより固定したもので
ある。
【0021】また、この発明の第8の発明に係わる圧縮
機は、ファンを第1の空間側端部に設けられた第1バラ
ンサと同一面内に設けたものである。
【0022】また、この発明の第9の発明に係わる圧縮
機は、ファンを、回転子の第1の空間側端部に設けられ
たバランサとともにかしめにより固定したものである。
【0023】また、この発明の第10の発明に係わる圧
縮機は、圧縮機外周側流路を、吐出管と円周方向に90
度以上離したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態1について説明する。図1は本発明の実施の形
態1を表す圧縮機の縦断面図、図2は本発明の実施の形
態1を表す圧縮機の冷媒ガスと冷凍機油の流れを説明す
るための圧縮機の縦断面図、図3は本発明の回転子の要
部を表す斜視図である。
【0025】図1において、1は固定スクロールであ
り、外周部はガイドフレーム15にボルト(図示せず)
によって締結されている。台板部1aの一方の面(図1
において下側)には板状渦巻歯1bが形成されると同時
に、外周部にはオルダム案内溝1cがほぼ一直線上に2
ヶ形成されている。このオルダム案内溝1cにはオルダ
ムリング9の爪9cが往復摺動自在に係合されている。
さらに固定スクロール1の側面からは、吸入管10aが
密閉容器10を貫通して圧入されている。
【0026】2は揺動スクロールであり、台板部2aの
上面には固定スクロール1の板状渦巻歯1bと実質的に
同一形状の板状渦巻歯2bが設けられており、幾何学的
に圧縮室1dを形成している。台板2aの板状渦巻歯2
bと反対側の面の中心部には中空円筒のボス部2fが形
成されており、主軸4上端の揺動軸部4bと回転自在に
係合されている。また、台板2aの板状渦巻歯2bと反
対側の面にはコンプライアントフレーム3のスラスト軸
受け3aと圧接摺動可能なスラスト面2dが形成されて
いる。また、揺動スクロール台板2aの外周部には、固
定スクロール1のオルダム案内溝1cとほぼ90度の位
相差をもつ2個一対のオルダム案内溝2eがほぼ一直線
上に2ヶ形成されており、このオルダム案内溝2eには
オルダムリング9の爪9aが往復摺動自在に係合されて
いる。また台板部2aには圧縮室1dとスラスト面2d
を貫通する抽出孔2jが設けられ、圧縮途中の冷媒ガス
を抽出してスラスト面2dに導く構造となっている。
【0027】コンプライアントフレーム3はその外周部
に設けられた上下2つの円筒面3d、3eを、ガイドフ
レーム15の内周部に設けた円筒面15a、15bによ
り半径方向に支持されており、その中心部には固定子7
により回転駆動される主軸4を半径方向に支持する主軸
受け3cおよび副主軸受け3hが形成されている。また
スラスト軸受け3a面内から軸方向に貫通する連絡通路
3sが設けてあり、そのスラスト軸受け側開口部2kは
揺動スクロール抽出孔2jに対面して配置されている。
ここで、固定スクロール1、揺動スクロール2、コンプ
ライアントフレーム3、ガイドフレーム15によって、
圧縮機構部が構成され、固定子7と回転子8によって電
動機部が構成されている。
【0028】ガイドフレーム15の外周面15gは焼き
ばめ、もしくは溶接などによって密閉容器10に固着さ
れ、その外周部には冷媒の流路として切り欠きや凹部な
どにて圧縮機構部外周側流路15cが設けられており、
この圧縮機構部外周側流路15cにより、固定スクロー
ル1の吐出ポート1fから密閉容器10内の吐出空間1
00に吐出される高圧の冷媒ガスを圧縮機構部(固定ス
クロール1、揺動スクロール2、コンプライアントフレ
ーム3、ガイドフレーム15などによって構成される)
と電動機部(固定子7、回転子8などによって構成され
る)の間の第1の空間101に開口している吐出管10
bに導かれる。また、圧縮機構部外周側流路15cは吐
出管10bとは反対(略180度反対側)の位置に設け
られており、冷媒ガスが吐出空間100から第1の空間
101に導かれるようにしている。ここで、圧縮機構部
外周側流路15cは、ガイドフレーム15に設けた例に
ついて説明したが、吐出空間100と第1の空間101
とを連通させる流路であればよく、圧縮機構部を構成す
る部品であればどこに設けても良い。
【0029】また、ガイドフレーム15の内周面には、
コンプライアントフレーム3の外周面に形成された上下
円筒面3d、3eと係合する円筒面15a、15b、お
よびシール材を収納するシール溝が2カ所設けられてお
り、それぞれシール材16a、16bが設置されてい
る。これら2つのシール材を用いて密封されたガイドフ
レーム15の内周面とコンプライアントフレーム3の外
周面からなるフレーム空間15fは、コンプライアント
フレーム3の連絡通路3sとのみ連通しており、揺動ス
クロール抽出孔2jより供給される圧縮途中の冷媒ガス
を封入する構造となっている。
【0030】4は主軸であり、その上端部には揺動スク
ロール2の揺動軸受け2cと回転自在に係合する揺動軸
4bが形成されており、その下側には主軸バランサ4e
が焼きばめられている。さらにその下にはコンプライア
ントフレーム3の主軸受け3cおよび副主軸受け3hと
回転自在に係合する主軸部4cが形成されている。また
主軸4の下側はサブフレーム6の副軸受け6aと回転自
在に係合する副軸部4dが形成され、この副軸部4dと
前述した主軸部4c間には回転子8が焼きばめられてい
る。回転子8の上端面には第1バランサ8aが、下端面
には第2バランサ8bが固定されており、前述した主軸
バランサ4eとあわせて合計3ヶのバランサにより、静
バランスおよび動バランスがとられている。さらに主軸
4の下端にはオイルパイプ4fが圧入されており、密閉
容器10底部の油だめ10gにたまった冷凍機油10e
を吸い上げる構造となっている。
【0031】また、密閉容器10の側面にはガラス端子
10fが設置されており、固定子7からのリード線が接
合されている。以上のように、本実施の形態のスクロー
ル圧縮機は、上部に圧縮機構部、下部に電動機部を配置
し、圧縮機構部を駆動する主軸4を密閉容器10内に収
納するとともに、上記密閉容器10内は圧縮された吐出
ガス雰囲気となる高圧シェルタイプのスクロール圧縮機
を表している。
【0032】ここで、本発明では、回転子8の第1空間
側(上部)端部の略半周部分に、アンバランスを解消す
るための第1バランサ8aが設けられ、また、回転子8
の第1空間側(上部)端部の第1バランサ8aと対向す
る位置の半周側には、ファン20も設けられている。こ
こで、ファン20は内周側から吸い込み外周側に排出す
るように形成され、第1バランサと同一面上に形成され
た複数の羽根20bと、この羽根20bと第1バランサ
8aの上面に設けられ、回転子8の外形と略同等の大き
さを有する台板20aと、によって構成されている。
【0033】ここで、台板20aは、図3に示すよう
に、板金や打抜き鋼板などにより中央部に貫通穴を有す
る円盤状をしている。したがって、回転子8に主軸4が
固着された状態で、台板20と主軸4との間には空間2
0cが存在する。この状態で回転子8の上部に取り付け
られた羽根20bを有するファン20は回転子8が焼き
ばめや圧入などにより固着されている主軸4と同期回転
する。このとき、羽根20bは流体の流れを半径方向外
方に向かわせるような形状に設けられているために、フ
ァン20の回転により回転子8の上部には負圧が生じ、
台板20aと主軸4との間の空間20cより冷凍機油を
含んだ冷媒ガスを吸い込むような流れを発生させるよう
にしている。
【0034】つぎに本発明のスクロール圧縮機の基本動
作について説明する。低圧の吸入冷媒は吸入管10aか
ら固定スクロール1および揺動スクロール2の板状渦巻
歯で形成される圧縮室1dにはいる。固定子7により駆
動される揺動スクロール2は偏芯旋回運動とともに圧縮
室1dの容積を減少させる。この圧縮行程により吸入冷
媒は高圧となり、固定スクロール1の吐出ポート1fよ
り密閉容器10内の吐出空間100に吐き出される。
【0035】なお上記圧縮行程において圧縮途中の中間
圧力の冷媒ガスは揺動スクロール2の抽出孔2jよりコ
ンプライアントフレーム3の連絡通路3sを経て、フレ
ーム空間15fに導かれ、この空間の中間圧力雰囲気を
維持する。高圧となった吐出ガスは密閉容器10内を高
圧雰囲気で満たし、吐出管10bから圧縮機外に放出さ
れるため、密閉容器10内が高圧雰囲気となる高圧シェ
ルタイプの圧縮機を構成している。
【0036】密閉容器10の底部の油だめ10gに溜め
られた冷凍機油10eは、差圧により主軸4を軸方向に
貫通する中空空間4gを通り揺動軸受け部2gに導かれ
る。この軸受け部の絞り作用によって中間圧力となった
冷凍機油10eは、揺動スクロール2とコンプライアン
トフレーム3によって囲まれた空間(ボス部空間)2h
を満たし、この空間と低圧雰囲気空間を連絡する圧力調
整弁(記載せず)を経由して低圧空間に導かれ、低圧の
冷媒ガスとともに圧縮室1dに吸入される。圧縮行程に
より冷凍機油10eは高圧の冷媒ガスとともに吐出ポー
ト1fから密閉容器10内の吐出空間100に吐き出さ
れ、切り欠きや凹部などの圧縮機構部外周側流路15c
を通って第1の空間に至り、第1の空間に開口した吐出
管10bより密閉容器10外へ排出される。
【0037】さて、コンプライアントフレーム3には、
圧縮作用により固定スクロール1と揺動スクロール2が
軸方向に離れようとするスラストガス力と、ボス部空間
2hの中間圧力によりコンプライアントフレーム3と揺
動スクロール2が離れようとする力の合計が、図中下向
きの力として作用する。
【0038】一方、圧縮途中の冷媒ガスを導いて中間圧
力雰囲気となったフレーム空間15fがコンプライアン
トフレーム3とガイドフレーム15を引き離そうとする
力と、下部の高圧雰囲気に露出している部分に作用する
差圧力の合計が、上向きの力として作用する。定常運転
時においては前述した上向きの力が下向きの力を上回る
ように設定されており、このためコンプライアントフレ
ーム3は上下2つの嵌合された円筒面3d、3eにガイ
ドされて上方に浮上する。揺動スクロール2はコンプラ
イアントフレーム3と密着摺動して同様に浮上し、その
板状渦巻歯2bを固定スクロール1に接触させて摺動す
る。
【0039】また、起動時や液圧縮時などには前述した
スラストガス力が大きくなり、揺動スクロール2はスラ
スト軸受け3aを介してコンプライアントフレーム3を
下方に強く押し下げるので、揺動スクロール2と固定ス
クロール1の歯先と歯底には比較的大きな隙間が生じ、
圧縮室の異常な圧力上昇を回避することができる、いわ
ゆる圧力リリーフを行なうことが可能となっている。
【0040】コンプライアントフレーム3には揺動スク
ロール2に発生する転覆モーメントの一部または全部
が、スラスト軸受け3aを介して伝達されるものの、主
軸受け3cから受ける軸受け負荷と、その反作用である
2つの合力、すなわちコンプライアントフレーム3とガ
イドフレーム15の上下2つの円筒嵌合面3d、3eか
ら受ける反力の合力によって生じる偶力が転覆モーメン
トを打ち消すように作用するので、非常に良好な定常運
転時追随動作安定性、およびリリーフ動作安定性を有す
る。
【0041】ここで、回転子8の第1空間101側端部
に設けられている羽根20bは、流体の流れを半径方向
外方に向かわせるような形状に設けられているために、
主軸4の回転に伴うファン20の回転により回転子8の
上部(第1空間101)には負圧が生じ、台板20aと
主軸4との間の空間20cより冷媒ガスと冷凍機油を吸
い込むような流れが発生するため、回転子8において冷
媒ガスと冷凍機油の混合ガスは回転子8の内周側より吸
い込まれ外周側へ排出させる流れが発生するようにな
る。
【0042】したがって、冷媒ガスと冷凍機油の混合ガ
スは回転子8の上方(第1空間101)中心より外周側
へと流れて固定子7の第1の空間101側の第1コイル
エンドにぶつかり冷凍機油が冷媒ガスから分離され、冷
凍機油はエアギャップなどを通って油だめ10gにもど
る。
【0043】このように構成された本発明の圧縮機で
は、冷媒ガスと冷凍機油の分離効率が向上するため、ユ
ニットにおける圧力損失、伝熱性能の悪化が減少してユ
ニットの効率が向上するとともに、油枯渇による圧縮機
の軸受焼き付きが起こりにくくなり圧縮機の信頼性も向
上する。
【0044】また、羽根20bを、第1バランサ8aと
対向する半周側に第1バランサ8aと同じ高さ以下にな
るように設けているため、羽根20bが第1バランサ8
aよりも高く(大きく)なることがなく、ファン20を
設置するスペースを小さくすることが可能になり、圧縮
機の小型化が可能になる。
【0045】ただし、羽根20bを第1バランサ8aと
対向する半周側のみに配置した場合に、風量が足りず油
分離効果が不十分である場合には、ファン20が第1バ
ランサ8aよりも高くなるが、羽根20bを第1バラン
サ8aの上部に全周に配置するようにしてもよい。
【0046】また、本実施の形態では羽根20bは台板
20aに対して下方に配置してあるが、羽根20bは台
板に対し上方、あるいは上下両側に配置してもよい。ま
た、ファン20の台板20aを図3のように回転子8に
対し第1バランサ8aとともにかしめにより固定すれ
ば、ファン20を回転子8に固定するための特別な構造
を必要としないため、圧縮機製造コストを低減すること
が可能になるとともに、圧縮機をより小型化することが
可能となる。
【0047】また、図4に示すようにファン20の羽根
20bを板金加工などにより台板20aと一体に成形し
て切り起こす構造としてもよい。図4は本発明の実施の
形態1を表すファンの構造を説明するための図である。
図において、20はファンであり、ファン20の羽根2
0bを板金加工などにより台板20aと一体に成形して
切り起こす構造にしたものである。このように構成する
と、ファン20を低コストで製造することが可能にな
り、圧縮機製造コストを低減することができる。また、
ファン20の組立も容易になる。また、羽根20bを回
転子8のエンドリングと一体に鋳物などにより成形して
も同様の効果を得ることができる。
【0048】以上のように、本実施の形態では、密閉容
器10内に収納され、密閉容器10外より吸入した冷媒
を圧縮して密閉容器10内の吐出空間100に吐出する
圧縮機構部と、密閉容器10内に収納され、圧縮機構部
に対して吐出空間100と軸方向反対側の密閉容器10
内の第1の空間101に配置され、固定子7と回転子8
からなり主軸4を介して圧縮機構部を駆動する電動機部
と、圧縮機構部の外周側に設けられ、吐出空間100と
第1の空間101とを連通して吐出空間100に吐出さ
れた冷媒を吐出管10bが開口する第1の空間101に
導くための圧縮機構部外周側流路15aと、回転子8の
第1の空間101側の端部に設けられた油分離用のファ
ン20と、を備え、密閉容器10内に吐出された冷媒を
第1の空間101に導いてファン20により油分離させ
た後に吐出管10bより密閉容器10外へ排出させるよ
うにしたので、冷媒ガスと冷凍機油の分離をファン20
にて行なうことができ、冷凍機油の分離効率が向上し、
油枯渇による圧縮機の軸受焼き付きが起こりにくくなり
圧縮機の信頼性が向上する。また、ユニットにおける圧
力損失、伝熱性能の悪化が減少してユニットの効率も向
上する。
【0049】また、ファン20を、回転子8の第1の空
間101側端部に設けられた第1バランサ8aとともに
かしめにより固定しているので、圧縮機製造コストを低
減することが可能になるとともに、圧縮機をより小型化
することが可能となる。また、ファン20の羽根20b
を板金加工などにより台板20aと一体に成形して切り
起こす構造にしているので、ファン20を低コストで製
造することが可能になり、圧縮機製造コストを低減する
ことができる。また、ファン20の組立も容易になる。
【0050】また、ファン20を第1バランサと同一面
内に設けるようにしているので、ファン20が第1バラ
ンサよりも軸方向に突出することがなくなり、圧縮機を
小型化できる。また、圧縮機構部外周側流路15cを吐
出管10fに対して円周方向に回転角度で略90度以上
離した位置(略180度反対側の位置が良い)に設ける
ようにしているので、第1の空間101内で吐出管10
bまでの通過する距離が長くとれ、その間に冷媒ガスと
冷凍機油が分離され、油上がりの小さい信頼性の高い圧
縮機が得られる。
【0051】以上は、高圧シェルタイプのスクロール圧
縮機について説明したが、別にスクロール圧縮機でなく
てもよく、ロータリー圧縮機、レシプロ圧縮機、その他
の圧縮機でも同様の効果が得られるのはいうまでもな
い。
【0052】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2について説明する。本実施の形態の圧縮機は実施の形
態1に記載の圧縮機において、図5に示すとおり回転子
8に軸方向に貫通する通路8cを設けたものである。図
5は、本発明の実施の形態2を表す圧縮機の縦断面図で
ある。
【0053】図において、図1乃至図4と同等部分は同
一の符号を付して説明を省略する。図において、8cは
回転子8にもうけられた軸方向に貫通する通路である。
この通路8cあるいは固定子7と回転子8の間に設けら
れたエアギャップは電動機内周側流路を構成している。
このように構成すると、ガイドフレーム15と電動機要
素(固定子7、回転子8)の間に導かれた冷凍機油を含
んだ冷媒ガスは固定子7の外周側に切り欠きや凹部など
にて設けられた電動機外周側流路7aを下降し密閉容器
内の第2の空間102(電動機部下方空間)に達した
後、電動機内周側流路(回転子8の通路8cやエアギャ
ップ)を上昇するような流れが発生するようになる。
【0054】すなわち、固定子7の外周側に設けられた
電動機外周側流路7aは冷媒の下降流路として利用さ
れ、電動機内周側流路(回転子8に設けられた貫通穴で
ある通路8cやエアギャップ)は冷媒の上昇流路として
利用される。したがって、固定子7の外周側に設けられ
た電動機外周側流路7a(切り欠きや凹部など)の間を
下降する際、および電動機内周側流路(回転子8の通路
8dやエアギャップ)を上昇する際に冷凍機油が分離さ
れる。
【0055】また、下降流から上昇流への流れ方向の変
更が行なわれる際にも冷凍機油が分離される。さらに、
通路8cを通って上昇した冷媒ガスは、ファン20の内
周側から吸い込まれ羽根20bによって外周側に吹き飛
ばされて固定子7の第1の空間101側の第1コイルエ
ンドにぶつかって冷凍機油が分離されるようになる。そ
の後、冷媒ガスから分離された冷凍機油は密閉容器10
の内壁や回転子8の通路8cや固定子7と回転子8との
間のエアギャップをつたって油だめ10gにもどる。
【0056】このように構成された圧縮機は、冷媒ガス
と冷凍機油の分離効率が向上するため、ユニットにおけ
る圧力損失、伝熱性能の悪化が減少しユニットの効率が
向上するとともに、油枯渇による圧縮機の軸受焼き付き
が起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上する。
【0057】また、冷凍機油を含んだ冷媒ガスは、固定
子7に設けられた電動機外周側流路7aの間を下降し第
2の空間102に達した後、エアギャップや通路8cな
どの電動機内周側流路を上昇するので、固定子7と回転
子8の間の隙間(エアギャップ)のみでなく回転子8に
設けられた通路8cを通過することになるため、冷凍機
油を含んだ冷媒ガスの流路面積を増加させることがで
き、したがって電動機内周側流路を通過する冷媒の流速
を減少させることができ、冷媒ガスと冷凍機油の分離効
率を向上させることができる。
【0058】よって、本実施の形態の圧縮機は、冷媒ガ
スと冷凍機油の分離効率が向上するため、ユニットにお
ける圧力損失、伝熱性能の悪化が減少しユニットの効率
が向上するとともに、油枯渇による圧縮機の軸受焼き付
きが起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上する。
【0059】以上のように、本実施の形態では、固定子
7の外周側に設けられ、第1の空間101と電動機部に
対して第1の空間101と軸方向反対側に設けられた第
2の空間102とを連通する電動機外周側流路7aと、
固定子7と回転子8との間に設けられ、あるいは回転子
8に設けられて第2の空間102と第1の空間101と
を連通する電動機内周側流路(回転子8に設けられた通
路8cあるいはエアギャップ)と、回転子8の第1の空
間101側の端部に設けられ、内周側から吸い込み外周
側へ排出する油分離用のファン20と、を備え、電動機
外周側通路7a、電動機内周側流路(通路8cあるいは
エアギャップ)、ファン20の順に密閉容器10内の冷
媒を通過させて密閉容器10外へ排出するようにしてい
る。
【0060】したがって、冷凍機油を含んだ冷媒ガスの
流路面積を増加させることができ、電動機内周側流路を
通過する冷媒の流速が減少するので、冷媒ガスと冷凍機
油の分離効率が向上し、油枯渇による圧縮機の軸受焼き
付きが起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上する。ま
た、電動機に電動機外周側通路7aおよび電動機内周側
通路を設けているので、電動機が効率良く冷却でき、性
能向上が図れ、また、過熱による電動機の焼損や過電流
を抑制でき、信頼性の高い圧縮機が得られる。
【0061】また、電動機内周側流路の通路8cを、回
転子8に軸方向に貫通する少なくとも1つ以上の貫通穴
としたので、鋼板を打抜くだけの簡単な構成で回転子に
冷媒流路を設けることができる。さらに、電動機外周側
通路7aを、固定子外周側に設けたきり欠きや凹部や貫
通穴としたので、鋼板を打抜くだけの簡単な構成で固定
子に冷媒流路を設けることができる。
【0062】実施の形態3.次にこの発明の実施の形態
3について説明する。本実施の形態の圧縮機は実施の形
態1や実施の形態2に記載の圧縮機において、図6に示
すとおり回転子8の下部に圧縮機構部を駆動する主軸と
同期回転するプレート21を取り付けるようにしたもの
である。図6は本発明の実施の形態3を表す圧縮機の縦
断面図である。
【0063】図において、図1乃至図5と同等部分は同
一の符号を付して説明を省略する。図において、21は
回転子8の下端(第2の空間102側)の第2バランサ
8bの下部に取り付けられたプレートであり、固定子7
の第2コイルエンド7bの内径よりも小さい外径を有し
ているので、プレート21の外径と固定子7の第2コイ
ルエンド7bの内径との間にはすきまが存在し、このす
きまを冷媒ガスが通過できるようになっている。
【0064】したがって、以上のように構成された圧縮
機が運転されると、吸入管10aより吸入された冷媒ガ
スは圧縮機構部にて圧縮されたのち吐出ポート1fより
密閉容器10内に吐出され、固定子7に設けられた電動
機外周側流路7a(切り欠きや凹部など)を下降し密閉
容器10内の第2の空間102に達した後、電動機内周
側流路(回転子8の通路8cやエアギャップ)を上昇す
る。このとき、冷凍機油を含んだ冷媒ガスは、回転子8
の第2の空間102側に設けられたプレート21にぶつ
かって遠心力が与えられるため、冷媒ガスに比べ比重の
重い冷凍機油が固定子7の第2コイルエンド7bにぶつ
かって遠心分離される。分離された冷凍機油は第2コイ
ルエンド7bの間からサブフレーム6の油戻し穴6bを
伝わり油だめ10gに向かって滴下する。
【0065】また、通路8cを通って上昇した冷媒ガス
は、ファン20の内周側から羽根20bによって外周側
に吹き飛ばされて電動機固定子7の第1の空間101側
の第1コイルエンドにぶつかって冷凍機油が分離される
ようになる。その後、冷媒ガスから分離された冷凍機油
は密閉容器10の内壁や回転子8の通路8c内や固定子
7と回転子8との間のエアギャップをつたって油だめ1
0gにもどる。
【0066】このように構成された圧縮機は、冷媒ガス
と冷凍機油の分離効率が向上するため、ユニットにおけ
る圧力損失、伝熱性能の悪化が減少しユニットの効率が
向上するとともに、油枯渇による圧縮機の軸受焼き付き
が起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上する。
【0067】また、本実施の形態では、回転子8上部に
ファン20を設けた場合について説明したが、回転子8
上部にファン20を設けない場合においても、プレート
21のみを取り付けることによっても油分離効果が得ら
れ、また、ファン20の分だけコスト低減が図れる。
【0068】また、図7に示すように回転子8の下部に
とりつけたプレート21に1つ以上の穴21aを形成し
てもよい。図7は本発明の実施の形態3を表す別の圧縮
機の断面図である。図において、プレート21には1つ
以上の油戻し用の貫通穴21aが設けられている。
【0069】この様に構成すると、プレート21より上
方(通路8cやファン20など)で冷媒ガスより分離さ
れ下降してきた冷凍機油はプレート21に形成された穴
21aをとおりプレート21下面より油だめ10gに排
出されるようになり、油戻りが向上し、分離された冷凍
機油が再び冷媒ガスに混合されるのを抑制できる。
【0070】したがって、本実施の形態の圧縮機では、
冷媒ガスと冷凍機油の分離効率が向上するため、ユニッ
トにおける圧力損失、伝熱性能の悪化が減少しユニット
の効率が向上するとともに、油枯渇による圧縮機の軸受
焼き付きが起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上す
る。
【0071】また、プレート21を回転子8の第2バラ
ンサ8bとともにかしめにより固定してもよい。このよ
うに構成すると、プレート21を回転子8に固定するた
めの特別な構造を必要としないため、コストを低減する
ことが可能になるとともに、圧縮機をより小型化するこ
とが可能になる。
【0072】以上のように構成されているので、本実施
の形態では回転子8の第2の空間102側端部に油分利
用のプレート21を設けたので、冷凍機油を含んだ冷媒
ガスがプレート21にぶつかって遠心力が与えられ、冷
媒ガスに比べ比重の重い冷凍機油が遠心分離されて固定
子7の第2コイルエンド7bにぶつかる方向へ飛ばさ
れ、冷凍機油が圧縮機外へ排出されなくなり、軸受焼き
付きなどが起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上す
る。
【0073】また、プレート21に1つ以上の貫通穴2
1aを形成したので、冷媒ガスより分離され下降してき
た冷凍機油はプレート21に形成された貫通穴21aを
とおりプレート21下面より油だめ10gに排出される
ようになり、油戻りが向上し、分離された冷凍機油が再
び冷媒ガスに混合されるのを抑制できる。また、プレー
ト21を、回転子の第2の空間側に設けられた第2バラ
ンサとともにかしめにより固定したので、プレート21
を回転子8に固定するための特別な構造を必要としない
ため、コストを低減することが可能になるとともに、圧
縮機をより小型化することが可能になる。
【0074】
【発明の効果】この発明の第1の発明に係わる圧縮機
は、密閉容器内に収納され、密閉容器外より吸入した冷
媒を圧縮して密閉容器内の吐出空間に吐出する圧縮機構
部と、圧縮機構部に対して吐出空間と軸方向反対側の密
閉容器内の第1の空間に配置され、固定子と回転子から
なり主軸を介して圧縮機構部を駆動する電動機部と、密
閉容器に設けられ、第1の空間に開口する吐出管と、圧
縮機構部の外周側に設けられ、吐出空間と第1の空間と
を連通する圧縮機構部外周側流路と、回転子の第1の空
間側の端部に設けられたファンと、を備え、吐出空間に
吐出された冷媒を、圧縮機構部外周側流路を介して第1
の空間に導いてファンを通過させた後に密閉容器外へ排
出させるようにしたので、冷媒ガスと冷凍機油の分離を
圧縮機外周側流路やファンにて行なうことができ、冷凍
機油の分離効率が向上し、油枯渇による圧縮機の軸受焼
き付きが起こりにくくなり圧縮機の信頼性が向上する。
また、ユニットにおける圧力損失、伝熱性能の悪化が減
少してユニットの効率も向上する。
【0075】また、この発明の第2の発明に係わる圧縮
機は、固定子の外周側に設けられ、電動機部に対して第
1の空間と軸方向反対側に設けられた第2の空間とを連
通する電動機外周側流路と、固定子と回転子との間に設
けられ、あるいは回転子に設けられて第2の空間と第1
の空間とを連通する電動機内周側流路と、回転子の第1
の空間側の端部に設けられ、内周側から吸い込み外周側
へ排出するファンと、を備え、電動機外周側流路、電動
機内周側流路、ファンの順に密閉容器内の冷媒を通過さ
せて密閉容器外へ排出するようにしたので、下降流から
上昇流への流れの変更や電動機部内周側流路での上昇流
により冷媒ガスと冷凍機油の分離効率が向上し、油枯渇
による圧縮機の軸受焼き付きが起こりにくくすることが
でき、圧縮機の信頼性が向上する。また、電動機に電動
機外周側通路および電動機内周側通路を設けているの
で、電動機が効率良く冷却でき、性能向上が図れ、ま
た、過熱による電動機の焼損や過電流を抑制でき、信頼
性の高い圧縮機が得られる。
【0076】また、この発明の第3の発明に係わる圧縮
機は、電動機内周側流路を、回転子に設けられ、軸方向
に貫通する少なくとも1つの貫通穴としたので、鋼板を
打抜くだけの簡単な構成で回転子に冷媒流路を設けるこ
とができる。また、流路面積を増加させることができる
ので、電動機内周側流路を通過する冷媒の流速を減少さ
せることができ、冷媒ガスと冷凍機油の分離効率が向上
し、油枯渇による圧縮機の軸受焼き付きを起こりにくく
することができる。
【0077】また、この発明の第4の発明に係わる圧縮
機は、電動機外周側通路を、固定子の外周側に設けたき
り欠きとしたので、鋼板を打抜くだけの簡単な構成で固
定子に冷媒流路を設けることができる。
【0078】また、この発明の第5の発明に係わる圧縮
機は、回転子の第2の空間側端部に油分離用のプレート
を設けたので、冷凍機油を含んだ冷媒ガスがプレートに
ぶつかって遠心力が与えられ、冷媒ガスに比べ比重の重
い冷凍機油が遠心分離されて固定子7の第2コイルエン
ドにぶつかる方向へ飛ばされ、冷凍機油が圧縮機外へ排
出されなくなり、軸受焼き付きなどが起こりにくくなり
圧縮機の信頼性が向上する。
【0079】また、この発明の第6の発明に係わる圧縮
機は、プレートに1つ以上の貫通穴を形成したので、冷
媒ガスより分離され下降してきた冷凍機油はプレートに
形成された貫通穴をとおりプレート21下面より油だめ
10gに排出されるようになり、油戻りが向上し、分離
された冷凍機油が再び冷媒ガスに混合されるのを抑制で
きる。
【0080】また、この発明の第7の発明に係わる圧縮
機は、プレートを、回転子の第2の空間側端部に設けら
れた第2バランサとともにかしめにより固定したので、
プレートを回転子に固定するための特別な構造を必要と
しないため、コストを低減することが可能になるととも
に、圧縮機をより小型化することが可能になる。
【0081】また、この発明の第8の発明に係わる圧縮
機は、ファンを第1の空間側端部に設けられた第1バラ
ンサと同一面内に設けたので、ファンが第1バランサよ
りも軸方向に突出することがなくなり、圧縮機を小型化
できる。
【0082】また、この発明の第9の発明に係わる圧縮
機は、ファンを、回転子の第1の空間側端部に設けられ
た第1バランサとともにかしめにより固定したので、圧
縮機製造コストを低減することが可能になるとともに、
圧縮機をより小型化することが可能となる。
【0083】また、この発明の第10の発明に係わる圧
縮機は、圧縮機外周側流路を、吐出管と円周方向に90
度以上離したので、第1の空間内で吐出管までの通過す
る距離が長くとれ、その間に冷媒ガスと冷凍機油が分離
され、油上がりの小さい信頼性の高い圧縮機が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を表す圧縮機の縦断面
図である。
【図2】 本発明の回転子の要部を表す斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を表す圧縮機の冷媒ガ
スと冷凍機油の流れを説明するための圧縮機の縦断面図
である。
【図4】 本発明の実施の形態1を表すファンの構造を
説明するための図である。
【図5】 本発明の実施の形態2を表す圧縮機の縦断面
図である。
【図6】 本発明の実施の形態2を表す圧縮機の縦断面
図である。
【図7】 本発明の実施の形態3を表す別の圧縮機の断
面図である。
【図8】 従来の圧縮機の縦断面図である。
【図9】 従来の圧縮機の冷媒ガスと冷凍機油の流れを
説明するための圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、1a 台板部、1b 板状渦巻
歯、1c オルダム案内溝、1d 圧縮室、1f 吐出
ポート、1g 吸入圧力雰囲気空間、2 揺動スクロー
ル、2a 台板部、2b 板状渦巻歯、2c 揺動軸受
2d スラスト面、2e オルダム案内溝、2f ボス
部、2g 揺動軸受け空間、2h ボス部空間、2j
抽出孔、2k 連絡通路開口部、3 コンプライアント
フレーム、3a スラスト軸受け、3c 主軸受け、3
d 上側円筒面、3e 下側円筒面、3h 副主軸受
け、3s 連絡通路、4主軸、4b 揺動軸部、4c
主軸部、4d 副軸受け部、4e 主軸バランサ、4f
オイルパイプ、4g 中空空間6 サブフレーム、6
a 副軸受け、7 固定子、7a 電動機外周側流路、
7b 第2コイルエンド、8 回転子、8a 第1バラ
ンサ、8b 第2バランサ、8c 電動機内周側流路、
9 オルダムリング、9a 揺動スクロール側爪、9c
固定スクロール側爪、10 密閉容器、10a 吸入
管、10b 吐出管、10e 冷凍機油、10f ガラ
ス端子、10g 油だめ、15 ガイドフレーム、15
a 上側円筒面、15b 下側円筒面、15c 圧縮機
構部外周側流路、15f フレーム空間、15g 外周
面、16a 上側シール材、16b下側シール材、20
ファン、20a 台板、20b 羽根、20c 空
間、21 プレート、21a 貫通穴、100 吐出空
間、101 第1の空間、102 第2の空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 清春 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石井 稔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伏木 毅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小川 喜英 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西木 照彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 瀬畑 崇史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 関屋 慎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB03 AC03 BH06 CD05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に収納され、前記密閉容器外
    より吸入した冷媒を圧縮して前記密閉容器内の吐出空間
    に吐出する圧縮機構部と、前記圧縮機構部に対して前記
    吐出空間と軸方向反対側の前記密閉容器内の第1の空間
    に配置され、固定子と回転子からなり主軸を介して前記
    圧縮機構部を駆動する電動機部と、前記密閉容器に設け
    られ、前記第1の空間に開口する吐出管と、前記圧縮機
    構部の外周側に設けられ、前記吐出空間と前記第1の空
    間とを連通する圧縮機構部外周側流路と、前記回転子の
    前記第1の空間側の端部に設けられたファンと、を備
    え、前記吐出空間に吐出された冷媒を、前記圧縮機構部
    外周側流路を介して前記第1の空間に導いて前記ファン
    を通過させた後に前記密閉容器外へ排出させるようにし
    たことを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記固定子の外周側に設けられ、前記電
    動機部に対して前記第1の空間と軸方向反対側に設けら
    れた第2の空間とを連通する電動機外周側流路と、前記
    固定子と前記回転子との間に設けられ、あるいは前記回
    転子に設けられて前記第2の空間と前記第1の空間とを
    連通する電動機内周側流路と、前記回転子の前記第1の
    空間側の端部に設けられ、内周側から吸い込み外周側へ
    排出するファンと、を備え、前記電動機外周側流路、前
    記電動機内周側流路、前記ファンの順に前記密閉容器内
    の冷媒を通過させて前記密閉容器外へ排出するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記電動機内周側流路を、前記回転子に
    設けられ、軸方向に貫通する少なくとも1つの貫通穴と
    したことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記電動機外周側通路を、前記固定子外
    周側に設けた切り欠きとしたことを特徴とする請求項2
    または請求項3に記載の圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記回転子の前記第2の空間側端部に油
    分離用のプレートを設けたことを特徴とする請求項2乃
    至請求項4のうちのいずれかに記載の圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記プレートに1つ以上の貫通穴を形成
    したことを特徴とする請求項5に記載の圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記プレートを、前記回転子の前記第2
    の空間側端部に設けられた第2バランサとともにかしめ
    により固定したことを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載の圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記ファンを前記第1の空間側端部に設
    けられた第1バランサと同一面内に設けたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記ファンを、前記回転子の前記第1の
    空間側端部に設けられた第1バランサとともにかしめに
    より固定したことを特徴とする請求項1乃至請求項8の
    いずれかに記載の圧縮機。
  10. 【請求項10】 前記圧縮機外周側流路を、前記吐出管
    と円周方向に90度以上離したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項9のいずれかに記載の圧縮機。
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