JP2001304147A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2001304147A
JP2001304147A JP2000128055A JP2000128055A JP2001304147A JP 2001304147 A JP2001304147 A JP 2001304147A JP 2000128055 A JP2000128055 A JP 2000128055A JP 2000128055 A JP2000128055 A JP 2000128055A JP 2001304147 A JP2001304147 A JP 2001304147A
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Japan
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pressure
space
relief valve
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discharge
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JP2000128055A
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Takeshi Fushiki
毅 伏木
Hiroshi Ogawa
博史 小川
Kiyoharu Ikeda
清春 池田
Takashi Sehata
崇史 瀬畑
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット不具合等による異常高圧時にはモー
タプロテクタが速やかに作動して、渦巻折損、軸受焼付
等を抑制することができるスクロール圧縮機を提供する
こと。 【解決手段】 スクロール圧縮機において、コンプライ
アントフレームとガイドフレーム間に形成され、圧縮途
中の中間圧力ガスが導入されるコンプライアントフレー
ム空間と、温度、電流を検知できるモータプロテクタを
有するモータと、コンプライアントフレーム空間と吐出
圧力空間との間に設けられた高圧側圧力リリーフ弁装置
と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍空調機器に
使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば出願人が出願済みの特願
平10−330775号に示した従来のスクロール圧縮
機の縦断面図である。図において、1は固定スクロール
であり、外周部はガイドフレーム15にボルト(図示せ
ず)によって締結されている。台板部1aの一方の面
(図7において下側)には板状渦巻歯1bが形成される
と同時に、外周部にはオルダム案内溝1cがほぼ一直線
上に2ヶ形成されている。このオルダム案内溝1cには
オルダムリング9の爪9cが往復摺動自在に係合されて
いる。さらに固定スクロール1の側面からは、吸入管1
0aが密閉容器10を貫通して圧入されている。
【0003】2は揺動スクロールであり、台板部2aの
上面には固定スクロール1の板状渦巻歯1bと実質的に
同一形状の板状渦巻歯2bが設けられており、幾何学的
に圧縮室1dを形成している。台板2aの板状渦巻歯2
bと反対側の面の中心部には中空円筒のボス部2fが形
成されており、主軸4上端の揺動軸部4bと回転自在に
係合されている。また同面にはコンプライアントフレー
ム3のスラスト軸受け3aと圧接摺動可能なスラスト面
2dが形成されている。
【0004】揺動スクロール台板2aの外周部には、固
定スクロール1のオルダム案内溝1cと90度の位相差
を有するオルダム案内溝2eがほぼ一直線上に2ヶ形成
されており、このオルダム案内溝2eにはオルダムリン
グ9の爪9aが往復摺動自在に係合されている。また台
板部2aには圧縮室1dとスラスト面2dを貫通する抽
出孔2jが設けられ、圧縮途中の冷媒ガスを抽出してス
ラスト面2dに導く構造となっている。
【0005】コンプライアントフレーム3はその外周部
に設けられた上下2つの円筒面3d,3eを、ガイドフ
レーム15の内周部に設けた円筒面15a,15bによ
り半径方向に支持されており、その中心部にはモータ7
により回転駆動される主軸4を半径方向に支持する主軸
受け3cおよび副主軸受け3hが形成されている。また
スラスト軸受け3a面内から軸方向に貫通する連絡通路
3sが設けてあり、そのスラスト軸受け側開口部2kは
揺動スクロール抽出孔2jに対面して配置されている。
【0006】抽出孔2jのスラスト面側開口部2kは、
通常運転時にはそのなす円軌跡がコンプライアントフレ
ーム3のスラスト軸受け3aの軸受け面内部に設けた連
絡通路の開口部3fに納まるように配置されており、揺
動スクロール2とコンプライアントフレーム3の密着摺
動により、吸入圧力雰囲気空間1gへのリークはない構
造となっている。
【0007】また、コンプライアントフレーム3には、
中間圧調整弁収納空間3pも形成されており、この中間
圧調整弁収納空間3pの一端は中間圧調整弁前流路3j
を介してボス部外部空間2hに連通すると共に他端は、
中間圧調整弁後流路3nを介して台板外部空2iに連通
する。また、この中間圧調整弁収納空間3pには、往復
運動自在に中間圧調整弁3lと、中間圧調整弁押さえ3
tがコンプライアントフレーム3に固着されて収納され
ており、これら中間圧調整弁3lと中間圧調整弁押さえ
3tとには中間圧調整バネ3mが自然長より縮められて
収納されている。
【0008】ガイドフレーム15の外周面15gは焼き
ばめ、もしくは溶接などによって密閉容器10に固着さ
れているものの、その外周部に設けた切り欠き部15c
により、固定スクロール1の吐出ポート1fから吐出さ
れる高圧の冷媒ガスをモータ側に設けられた吐出管10
bに導く流路は確保されている。またガイドフレーム1
5の内周面には、コンプライアントフレーム3の外周面
に形成された上下円筒面3d,3eと係合する円筒面1
5a,15b、およびシール材を収納するシール溝が2
カ所設けられており、それぞれシール材16a,16b
が設置されている。
【0009】これら2つのシール材を用いて密封された
ガイドフレーム15の内周面とコンプライアントフレー
ム3の外周面からなるコンプライアントフレーム空間1
5fは、コンプライアントフレーム3の連絡通路3sと
のみ連通しており、揺動スクロール抽出孔2jより供給
される圧縮途中の冷媒ガスを封入する構造となってい
る。
【0010】4は主軸であり、その上端部は揺動スクロ
ール2の揺動軸受け2cと回転自在に係合する揺動軸4
bが形成されており、その下側には主軸バランサ4eが
焼きばめられている。さらにその下にはコンプライアン
トフレーム3の主軸受け3cおよび副主軸受け3hと回
転自在に係合する主軸部4cが形成されている。また主
軸4の下側はサブフレーム6の副軸受け6aと回転自在
に係合する副軸部4dが形成され、この副軸部4dと前
述した主軸部4c間にはロータ8が焼きばめられてい
る。
【0011】ロータ8の上端面には上バランサ8aが、
下端面には下バランサ8bが固定されており、前述した
主軸バランサ4eとあわせて合計3ヶのバランサによ
り、静バランスおよび動バランスがとられている。さら
に主軸4の下端にはオイルパイプ4fが圧入されてお
り、密閉容器10底部に溜まった冷凍機油10eを吸い
上げる構造となっている。密閉容器10の側面にはガラ
ス端子10fが設置されており、モータ7からのリード
線が接合されている。
【0012】次に上記のように構成された従来のスクロ
ール圧縮機の基本動作について説明する。低圧の吸入冷
媒は、吸入管10aから固定スクロール1および揺動ス
クロール2の板状渦巻歯で形成される圧縮室1dに入
る。モータ7により駆動される揺動スクロール2は偏芯
旋回運動とともに圧縮室1dの容積を減少させる。この
圧縮行程により吸入冷媒は高圧となり、固定スクロール
1の吐出ポート1fより密閉容器10内に吐き出され
る。高圧となった吐出ガスは密閉容器10内を高圧雰囲
気で満たし、やがて吐出パイプ10bから圧縮機外に放
出される。
【0013】なお上記圧縮行程において圧縮途中の中間
圧力の冷媒ガスは揺動スクロール2の抽出孔2jよりコ
ンプライアントフレーム3の連絡通路3sを経て、コン
プライアントフレーム空間15fに導かれ、この空間の
中間圧力雰囲気を維持する。
【0014】密閉容器10底部の冷凍機油10eは、差
圧により主軸4を軸方向に貫通する中空空間4gを通り
揺動軸受け部2gに導かれる。この軸受け部の絞り作用
によって中間圧力となった冷凍機油10eは、揺動スク
ロール2とコンプライアントフレーム3によって囲まれ
た空間であるボス部空間2hを満たし、このボス部空間
2hと低圧雰囲気空間を連絡する中間圧調整弁3lを経
由して低圧空間に導かれ、低圧の冷媒ガスとともに圧縮
室1dに吸入される。
【0015】圧縮行程により冷凍機油10eは高圧の冷
媒ガスとともに吐出ポート1fから密閉容器10内に開
放され、ここで冷媒ガスと分離されて、再び密閉容器1
0底部に戻る。また、ボス部空間2hは、中間圧調整バ
ネ3mのバネ定数と中間圧調整弁前流路3jの断面積と
の積で決定される差圧を維持し、低圧雰囲気空間より、
この差圧分だけ高い中間圧に設定される。このため、揺
動スクロール2に働く下向きの力は、この中間圧によ
り、一部キャンセルされ、スラスト力の軽減をはかるこ
とが可能となる。
【0016】さてコンプライアントフレーム3には、圧
縮作用により固定スクロール1と揺動スクロール2が軸
方向に離れようとするスラストガス力と、ボス部空間2
hの中間圧力によりコンプライアントフレーム3と揺動
スクロール2が離れようとする力の合計が、図中下向き
の力として作用する。
【0017】一方、圧縮途中の冷媒ガスを導いて中間圧
力雰囲気となったコンプライアントフレーム空間15f
がコンプライアントフレーム3とガイドフレーム15を
引き離そうとする力と、下部の高圧雰囲気に露出してい
る部分に作用する差圧力の合計が、上向きの力として作
用する。
【0018】定常運転時においては前述した上向きの力
が下向きの力を上回るように設定されており、このため
コンプライアントフレーム3は上下2つの嵌合された円
筒面3d、3eにガイドされて上方に浮上する。揺動ス
クロール2はコンプライアントフレーム3と密着摺動し
て同様に浮上し、その板状渦巻歯2bを固定スクロール
1に接触させて摺動する。
【0019】また起動時や液圧縮時などには前述したス
ラストガス力が大きくなり、揺動スクロール2はスラス
ト軸受け3aを介してコンプライアントフレーム3を下
方に強く押し下げるので、揺動スクロール2と固定スク
ロール1の歯先と歯底には比較的大きな隙間が生じ、圧
縮室の異常な圧力上昇は回避される。この動作をリリー
フ動作といい、生じる隙間量をリリーフ量という。リリ
ーフ量はコンプライアントフレーム3とガイドフレーム
15が衝突するまでの距離により管理される。
【0020】コンプライアントフレーム3には揺動スク
ロール2に発生する転覆モーメントの一部または全部
が、スラスト軸受け3aを介して伝達されるものの、主
軸受け3cから受ける軸受け負荷と、その反作用である
2つの合力、すなわちコンプライアントフレーム3とガ
イドフレーム15の上下2つの円筒嵌合面3d、3eか
ら受ける反力の合力によって生じる偶力が前記転覆モー
メントを打ち消すように作用するので、非常に良好な定
常運転時追随動作安定性、およびリリーフ動作安定性を
有する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は以上のように構成されているので、起動時や液圧縮
時などには前述したリリーフ動作により圧縮室の異常な
圧力上昇は回避される。しかしながら、ユニットでのフ
ァンブロックや毛細管詰まり等の不具合により、高圧が
異常高圧になった際の保護機構は具備されておらず、ユ
ニット不具合時の渦巻折損、軸受焼付等の問題が生じて
いた。
【0022】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、ユニット不具合等による異常高圧時
にはモータプロテクタが速やかに作動して、渦巻折損、
軸受焼付等を抑制することができるスクロール圧縮機を
提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル圧縮機は、内部が吐出圧力空間となる密閉容器と、こ
の密閉容器内に設けられ、それぞれ台板上の板状渦巻歯
が相互間に圧縮室を形成するように噛み合わされた固定
スクロールおよび揺動スクロールと、この揺動スクロー
ルを軸方向に支持するコンプライアントフレームと、こ
のコンプライアントフレームを半径方向に支持するガイ
ドフレームと、コンプライアントフレームとガイドフレ
ーム間に形成され、圧縮途中の中間圧力ガスが導入され
るコンプライアントフレーム空間と、温度、電流を検知
できるモータプロテクタを有するモータと、コンプライ
アントフレーム空間と吐出圧力空間との間に設けられた
高圧側圧力リリーフ弁装置と、を備えたものである。
【0024】また、高圧側圧力リリーフ弁装置は、ガイ
ドフレームに設けられた吐出圧力空間とコンプライアン
トフレーム空間とを連通させる高圧側圧力リリーフ弁前
流路と、この高圧側圧力リリーフ弁前流路のコンプライ
アントフレーム空間側開口部を塞ぐように設けられた高
圧側圧力リリーフ弁と、この高圧側圧力リリーフ弁を付
勢する高圧側圧力調整バネと、を有するものである。
【0025】また、高圧側圧力リリーフ弁装置は、吐出
圧力空間の吐出圧力とコンプライアントフレーム背面空
間の中間圧との差圧が、高圧側圧力調整バネのバネ定数
と高圧側圧力リリーフ弁前流路の断面積とで決定される
所定の差圧より大きい場合に、高圧側圧力リリーフ弁が
開き吐出ガスがコンプライアントフレーム背面空間に連
通するものである。
【0026】また、固定スクロールに設けられた吐出ポ
ートから、密閉容器の吐出パイプまでの吐出ガス流路上
にモータプロテクタを配置するものである。
【0027】また、高圧側圧力リリーフ弁装置を設ける
と共に、コンプライアントフレーム空間と吸入圧空間の
間に低圧側圧力リリーフ弁装置を設けたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面を参照して説明する。図1〜3は実
施の形態1を示す図で、図1はスクロール圧縮機の縦断
面図、図2,3は圧力リリーフ弁とガイドフレーム周辺
について示した部分断面図である。図において、従来の
ものと同様のものは同符号を付して説明を省略する。1
5jはガイドフレーム15に設けられた高圧側圧力リリ
ーフ弁前流路、15lは高圧側圧力リリーフ弁、15m
は高圧側圧力調整バネ、15nは高圧側弁押さえであ
る。これらにより、高圧側圧力リリーフ弁装置を構成す
る。
【0029】吐出圧力空間10dの高圧とコンプライア
ントフレーム背面空間15fの中間圧との差圧が、高圧
側圧力調整バネ15mのバネ定数と高圧側圧力リリーフ
弁前流路15jの断面積とで決定される所定の差圧より
小さい場合は、図2のとおり、高圧側圧力リリーフ弁1
5lは閉じている。
【0030】吐出圧力空間10dの高圧とコンプライア
ントフレーム背面空間15fの中間圧との差圧が、高圧
側圧力調整バネ15mのバネ定数と高圧側圧力リリーフ
弁前流路15jの断面積とで決定される所定の差圧より
大きい場合は、図3のとおり、高圧側圧力リリーフ弁1
5lが開き、吐出ガスがコンプライアントフレーム背面
空間15fに連通する。
【0031】このガスは、連絡通路3s、抽出孔2jを
通り、圧縮室1d内に流入する。したがって、通常の運
転時よりも高温のガスを圧縮することになり、通常より
も高い温度で、吐出ポート1fからガスが吐出される。
【0032】このため、密閉容器10内が通常より高い
温度となり、モータ7に設けられた温度、電流を検知で
きるモータプロテクタの温度検知により圧縮機は、渦巻
破壊、軸受焼付を起こす前に停止する。
【0033】さらに、固定スクロール1の吐出ポート1
fから吐出パイプ10bまでの吐出ガスの流路上にモー
タプロテクタを配置することにより、素早く異常を検知
することが可能となる。
【0034】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図面を参照して説明する。図4〜6は実施の形態
2を示す図で、図4はスクロール圧縮機の縦断面図、図
5,6は圧力リリーフ弁とガイドフレーム周辺について
示した部分断面図である。図において、従来のものと同
様のものは同符号を付して説明を省略する。15pは低
圧側圧力リリーフ弁前流路、15qは低圧側圧力リリー
フ弁、15rは低圧側圧力調整バネ、15sは低圧側弁
押さえである。これらにより、低圧側圧力リリーフ弁装
置を構成する。
【0035】設定圧以上の高圧になると高圧側圧力リリ
ーフ弁15lが開き、さらに、低圧側圧力リリーフ弁1
5qが開くことにより、高圧ガスは吸入側に流入する。
したがって、通常の運転時よりも高温のガスを圧縮する
ことになり、通常よりも高い温度で、吐出ポート1fか
らガスが吐出される。このため、密閉容器10内が通常
より高い温度となり、モータ7に設けられた温度、電流
を検知できるモータプロテクタの温度検知により圧縮機
は、渦巻破壊、軸受焼付を起こす前に停止する。
【0036】
【発明の効果】この発明に係るスクロール圧縮機は、吐
出圧力空間とコンプライアントフレーム背面空間との間
に高圧側圧力リリーフ弁装置を具備したことにより、ユ
ニット不具合等による異常高圧を防ぐことができ、渦巻
折損、軸受焼付等を解消する効果がある。
【0037】また、固定スクロールに設けられた吐出ポ
ートから、密閉容器の吐出パイプまでの吐出ガス流路上
にモータプロテクタを配置することにより、素早く異常
を検知することが可能となる。
【0038】また、高圧側圧力リリーフ弁装置に加え
て、コンプライアントフレーム空間と吸入圧空間の間に
低圧側圧力リリーフ弁装置を設けたことにより、ユニッ
ト不具合等による異常高圧を防ぐことができ、渦巻折
損、軸受焼付等を解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、スクロール圧縮機
の縦断面図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、主要箇所の部分縦
断面図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、主要箇所の部分縦
断面図である。
【図4】 実施の形態2を示す図で、スクロール圧縮機
の縦断面図である。
【図5】 実施の形態2を示す図で、主要箇所の部分縦
断面図である。
【図6】 実施の形態2を示す図で、主要箇所の部分縦
断面図である。
【図7】 従来のスクロール圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、1a 台板部、1b 板状渦巻
歯、1d 圧縮室、1f吐出ポート、2 揺動スクロー
ル、2a 台板部、2b 板状渦巻歯、2j抽出孔、3
コンプライアントフレーム、3s 連絡通路、7 モ
ータ、10a吸入パイプ、 10b 吐出パイプ、10
d 密閉容器内空間、15 ガイドフレーム、15f
コンプライアントフレーム空間、15j 高圧側圧力リ
リーフ弁前流路、15l 高圧側圧力リリーフ弁、15
m 高圧側圧力調整バネ、15n 高圧側弁押さえ、1
5p 低圧側圧力リリーフ弁前流路、15q 低圧側圧
力リリーフ弁、15r 低圧側圧力調整バネ、15s
低圧側弁押さえ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 清春 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 瀬畑 崇史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AA21 AB03 BB50 CC03 CC07 CC09 CC12 CC27 3H039 AA02 AA04 AA12 BB25 CC01 CC30 CC32 CC33 CC34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が吐出圧力空間となる密閉容器と、 この密閉容器内に設けられ、それぞれ台板上の板状渦巻
    歯が相互間に圧縮室を形成するように噛み合わされた固
    定スクロールおよび揺動スクロールと、 この揺動スクロールを軸方向に支持するコンプライアン
    トフレームと、このコンプライアントフレームを半径方
    向に支持するガイドフレームと、 前記コンプライアントフレームとガイドフレーム間に形
    成され、圧縮途中の中間圧力ガスが導入されるコンプラ
    イアントフレーム空間と、 温度、電流を検知できるモータプロテクタを有するモー
    タと、 前記コンプライアントフレーム空間と前記吐出圧力空間
    との間に設けられた高圧側圧力リリーフ弁装置と、を備
    えたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記高圧側圧力リリーフ弁装置は、前記
    ガイドフレームに設けられた前記吐出圧力空間と前記コ
    ンプライアントフレーム空間とを連通させる高圧側圧力
    リリーフ弁前流路と、この高圧側圧力リリーフ弁前流路
    の前記コンプライアントフレーム空間側開口部を塞ぐよ
    うに設けられた高圧側圧力リリーフ弁と、この高圧側圧
    力リリーフ弁を付勢する高圧側圧力調整バネと、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記高圧側圧力リリーフ弁装置は、前記
    吐出圧力空間の吐出圧力と前記コンプライアントフレー
    ム背面空間の中間圧との差圧が、前記高圧側圧力調整バ
    ネのバネ定数と前記高圧側圧力リリーフ弁前流路の断面
    積とで決定される所定の差圧より大きい場合に、前記高
    圧側圧力リリーフ弁が開き吐出ガスが前記コンプライア
    ントフレーム背面空間に連通することを特徴とする請求
    項2記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記固定スクロールに設けられた吐出ポ
    ートから、前記密閉容器の吐出パイプまでの吐出ガス流
    路上に前記モータプロテクタを配置することを特徴とす
    る請求項1記載のスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記コンプライアントフレーム空間と吸
    入圧空間の間に第2の圧力リリーフ弁装置を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
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