JP5871713B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP5871713B2
JP5871713B2 JP2012117669A JP2012117669A JP5871713B2 JP 5871713 B2 JP5871713 B2 JP 5871713B2 JP 2012117669 A JP2012117669 A JP 2012117669A JP 2012117669 A JP2012117669 A JP 2012117669A JP 5871713 B2 JP5871713 B2 JP 5871713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
slider
intermediate pressure
shaft
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012117669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013245566A (ja
Inventor
圭亮 鳴海
圭亮 鳴海
西木 照彦
照彦 西木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012117669A priority Critical patent/JP5871713B2/ja
Publication of JP2013245566A publication Critical patent/JP2013245566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5871713B2 publication Critical patent/JP5871713B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はスクロール圧縮機に関するものである。
従来の高圧シェルタイプの縦型スクロール圧縮機は、圧縮機構部が固定スクロールと揺動スクロールとによって構成され、該圧縮機構部が高圧の(高圧になる)密閉容器の上部に配置され、密閉容器の底部の冷凍機油を貯留する油だめが吐出圧となっている。
そして、密閉容器内の上部に位置する圧縮機構部にこの高圧の冷凍機油を供給するために、揺動スクロール軸の圧縮機構部付近に、吐出圧より低く、かつ吸入圧よりも高い圧力の中間圧の空間(以下「中間圧空間」と称す)を形成する。
そうすると、吐出圧と中間圧との差圧によって、高圧の冷凍機油は軸内部を上昇して圧縮機構部に供給される。この給油方式を「差圧給油方式」という。
このとき、差圧給油方式を用いたスクロール圧縮機において、差圧を生成するための中間圧空間を軸方向に移動可能な揺動スクロールの背面に配置することで、中間圧の力によって揺動スクロールを押上げ、揺動スクロールの歯先を固定スクロールの歯底に押し付けることが可能である。
そこで、揺動スクロール台板の背面側空間に中間圧空間を設け、揺動スクロールの歯先を固定スクロールの歯底に押し当てることで、圧縮動作中の歯先からの冷媒の漏れ損失を少なくする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許公開2009−162102号公報(第5−7頁、図1)
しかしながら、特許文献1に開示されている密閉型スクロール圧縮機は、揺動スクロールを軸方向に移動させ、揺動スクロールの歯先を固定スクロールの歯底に押し当てることで、圧縮動作中に歯先からの冷媒漏れを少なくすることができ、圧縮効率を上げることができるものの、揺動スクロールと固定スクロールとの歯側面からの冷媒漏れを低減することはできていないという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、軸の下部空間が吐出圧の差圧給油方式であって、圧縮動作中の歯先からの漏れ損失の低減だけでなく、歯側面からの漏れ損失の低減を図ることができるスクロール圧縮機を得るものである。
本発明に係るスクロール圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機と、前記圧縮機構部を潤滑する冷凍機油とを収納する密閉容器有し、前記圧縮機構部は、前記密閉容器に固定された台板と該台板の一方の面に形成された板状渦巻歯とを具備する固定スクロールと、前記固定スクロールの板状渦巻歯に対向して圧縮室を形成する板状渦巻歯と、該板状渦巻歯が設置された台板と、該台板の前記板状渦巻歯が設置されない面である背面に形成されたボス部とを具備する揺動スクロールと、前記固定スクロールと前記揺動スクロールとに跨がって配置され、前記揺動スクロールの自転を防止するオルダム機構と、前記密閉容器に固定され、前記揺動スクロールの背面側に中間圧室を形成するフレームと、前記電動機を構成する電動機回転子に固定された軸と、前記揺動スクロールのボス部の内周面と前記軸の外周面との間に配置され、前記軸の回転力を前記揺動スクロール伝達するスライダーと、を備え、前記冷媒は、前記揺動スクロールのボス部の内部空間において前記冷媒は高圧になり、前記スライダーの外周面と前記ボス部の内周面との隙間を通過する際、絞り効果によって減圧され、前記中間圧室において中間圧になり、該中間圧の冷媒が前記揺動スクロールを前記固定スクロールに押し付けると共に、前記スライダーによって前記揺動スクロールの板状渦巻歯の歯側面が前記固定スクロールの板状渦巻歯の歯側面に押し付けられ、前記揺動スクロールのボス部の内側面に揺動軸受が形成され、該揺動軸受の内周面に前記スライダーの外周面が対向し、前記スライダーと前記軸との間にシール材が配置され、前記シール材によって、前記密閉容器の底部の前記冷凍機油が、前記軸に形成された供給穴を経由して前記揺動スクロールのボス部の内部空間を通過し、前記中間圧室へ供給されるとき、前記冷凍機油の流路が、前記スライダーの外周面と前記揺動軸受の内周面との間に限定され、前記シール材の外径は、前記揺動スクロールのボス部の内径よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係るスクロール圧縮機は、揺動スクロールの背面側に中間圧空間を形成するフレームと、圧縮機構部に回転力を伝達する軸と、軸の回転力を揺動スクロールに伝達するスライダーとを有するから、圧縮動作中に揺動スクロールの板状渦巻歯と固定スクロールの板状渦巻歯の歯先隙間および歯側面隙間の双方を低減することができることによって、高い圧縮効率を達成することができるという効果を有する。
本発明の実施の形態1のスクロール圧縮機を説明する全体を示す縦断面図。 図1に示すスクロール圧縮機の固定スクロール側のオルダムキーとオルダムキー溝を示す要部断面図。 図1に示すスクロール圧縮機の揺動スクロール側のオルダムキーとオルダムキー溝を示す要部断面図。 図1に示すスクロール圧縮機の圧縮機構部へ給油される冷凍機油の流れを示す要部断面図。 図1に示すスクロール圧縮機の第2フレーム空間及びボス部外側空間近傍を示す要部断面図。 図1に示すスクロール圧縮機のスライダー近傍を示す平面図。 図1に示すスクロール圧縮機のシール材の動作を示す要部断面図。 本発明の実施の形態2のスクロール圧縮機を説明するスライダー近傍を示す平面図。 本発明の実施の形態3のスクロール圧縮機を説明する全体を示す縦断面図。
[実施の形態1]
図1〜図7は、本発明の実施の形態1のスクロール圧縮機を説明するものであって、図1は全体を示す縦断面図、図2は固定スクロール側のオルダムキーとオルダムキー溝を示す要部断面図、図3は揺動スクロール側のオルダムキーとオルダムキー溝を示す要部断面図、図4は圧縮機構部へ給油される冷凍機油の流れを示す要部断面図、図5は第2フレーム空間及びボス部外側空間近傍を示す要部断面図、図6はスライダー近傍を示す平面図、図7はシール材の動作を示す要部断面図である。なお、各図は模式的に描かれたものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1において、スクロール圧縮機100は、密閉容器10と、密閉容器10の上部に配置された圧縮機構部と、密閉容器10の中央部に配置された駆動部と、密閉容器10の底部に形成された油溜まり部と、を有している。
圧縮機構部は、密閉容器10に固定された固定スクロール1と揺動スクロールとから形成されている。駆動部は密閉容器10に固定された電動機固定子7と電動機固定子7の内部に回転自在に配置された電動機回転子8とから形成されている。
(固定スクロール)
固定スクロール1は、円盤状の台板部1aの外周部がガイドフレーム5にボルト(図示せず)によって締結されている。そして、台板部1aの一方の面(図1において下側)には板状渦巻歯(以下「固定渦巻歯」と称す)1bが形成されていると同時に、固定渦巻歯1bの外周部には2個1対のオルダムキー溝1cがほぼ一直線上に形成されている。オルダムキー溝1cには後記するオルダム機構9の1対の固定側オルダムキー9cが往復摺動自在に系合されている。
(揺動スクロール)
揺動スクロール2は、円盤状の台板部2aの一方の面(図1において上側)に、固定渦巻歯1bと実質的に同一形状の板状渦巻歯(以下「揺動渦巻歯」と称す)2bが形成されている。また、台板部2aの揺動渦巻歯2bと反対側の面(図1において下側)の中心部には、中空円筒状のボス部2dが形成され、ボス部2dの内側面には揺動軸受2hが形成されている。
また、台板部2aのボス部2dと同じ側の面(図1において下側)の外周部にはスラスト面2fが形成され、スラスト面2fはコンプライアントフレーム3のスラスト受け面3aと圧接摺動可能になっている。
また、揺動スクロール2の台板部2aの外周部には、固定スクロール1のオルダムキー溝1cとほぼ90度の位相差を持つ1対のオルダムキー溝2cがほぼ一直線上に形成され、オルダムキー溝2cには、後記するオルダム機構9の1対の揺動側オルダムキー9bが往復摺動自在に係合されている。
さらに、台板部2aには、固定スクロール1側の面(図1において上側の面)と、コンプライアントフレーム3側の面(図1において下側の面)とを連通する細い穴である抽気孔2eが形成されている。そして、抽気孔2eのコンプライアントフレーム3側の面の開口部、即ち、下開口部2jは、定常運転時にはその円軌跡がコンプライアントフレーム3のスラスト受け面3aの内部に常時収まるように位置されている。
(コンプライアントフレーム)
軸方向移動フレームであるコンプライアントフレーム3は、大径の筒状部と小径の筒状部とが組み合わさったものであって、大径の筒状部の上面にスラスト受け面3aが形成され、スラスト受け面3aの外側には、大径の筒状部の外周にフランジ状に突出した面(以下「突出面」と称す)3hが形成され、突出面3hにオルダム機構9のオルダム機構環状部9a(図5参照)が往復摺動運動する。
また、突出面3h(大径の筒状部の外周に形成されたフランジ状部分)には、台板外周部空間2kと第2フレーム空間5fとを連通する連通穴(調整弁後流路として機能する)3iが、オルダム機構環状部9aの内側と第2フレーム空間5fとを連通するように形成されている。
さらに、コンプライアントフレーム3には、ボス部外部空間2iの開閉弁である中間圧調整弁3k、弁押え3m、バネ3l(中間圧調整スプリングとして機能する、図5参照)を収納する圧力調整装置3j(図4参照)が設けられている。そして、バネ3lは自然長より縮められて収納されている。
ガイドフレーム5の内側面の固定スクロール1側(図1において上側)には、上嵌合円筒面5aが形成され、コンプライアントフレーム3の外周面に形成された上嵌合円筒面3bに係合されている。
他方、ガイドフレーム5の内側面の電動機側(図1において下側)には、下嵌合円筒面5bが形成され、コンプライアントフレーム3の外周面に形成された下嵌合円筒面3cに係合されている。
ガイドフレーム5の内側面とコンプライアントフレーム3の外側面とによって形成されるフレーム空間5eは、その上下をリング状の上シール材11aおよび下シール材11bで仕切られている。ここでは、コンプライアントフレーム3の外周面に上シール材11a、および下シール材11bを収納するリング状のシール溝が2ヶ所に形成されているが、このシール溝はガイドフレーム5の内周面に形成されていてもよい。
また、上下を揺動スクロール2の台板部2aとコンプライアントフレーム3で囲われたスラスト受け面3aの外周側の空間、すなわち台板外周部空間2k(図4、5参照)は吸入ガス雰囲気(吸入圧)の低圧空間となっている。
(軸)
軸4の揺動スクロール2側(図1において上側)端部にはクランク部4aが形成され、クランク部4aは、揺動スクロール2の偏心方向に自在に移動可能なスライダー12の内側平坦面12bと係合する。
また、クランク部4aの下側にはスライダー12の外径より大きな外径を持つツバ状のクランク部4aが形成され、クランク部4aはスライダー12を軸方向に支持する。
また、クランク部4aのスライダー12側端面(図1において上側)にはシール材13を収納するリング状のシール溝4fが形成されているが、シール溝4fはスライダー12のツバ部側端面(図1において下側)に形成されていてもよい。
クランク部4aの下側にはコンプライアントフレーム3の主軸受3d及び補助主軸受3eと回転自在に係合する主軸4bが形成されている。
また、軸4の他端部には、サブフレーム6の副軸受6aと回転自在に係合する副軸4cが形成され、副軸4cと主軸4bとの間に電動機回転子8が焼嵌められている。さらに、軸4の下端面にはオイルパイプ4iが圧入されており、密閉容器10の底部に溜まった冷凍機油10dを吸い上げる。
(スライダー)
スライダー12の外周面であるスライダー軸12aは、揺動スクロール2の揺動軸受2hの内周面と摺動自在に係合し、電動機回転子8と共に、軸4が回転運動をする際、クランク部4aに係合されたスライダー12の内側平坦面12bを介して回転運動する。すなわち、スライダー12は軸4と一体的に回転することによって、揺動スクロール2に公転運動を与える。
また、軸4のクランク部4aに形成されたシール溝4fには、揺動スクロール2のボス部2d内径よりも小さい外径を持つリング状のシール材13が収納されている。
(動作)
次に、スクロール圧縮機100の動作について説明する。
圧縮機構部は、前記のように固定スクロール1と揺動スクロール2とから構成され、固定渦巻歯1bと揺動渦巻歯2bとによって圧縮室が形成されている。かかる圧縮室は、揺動スクロール2の揺動によって、外周側から内周側にその体積を減少させながら移動する。
したがって、定常運転時には、吸入管10aから吸入された低圧の冷媒は、圧縮室で圧縮され、高圧の冷媒ガスとし、吐出ポート1eから密閉容器10内に吐出され、吐出管10bを経由して外部の冷凍サイクルに供給される。
そこで、密閉容器空間10cが吐出ガス雰囲気となって、高圧になるので、密閉容器10の底部の冷凍機油10dは、オイルパイプ4i、軸4に軸方向に貫通して設けられた給油穴である高圧油給油穴4gを、図1において上方向に向かって流れる。
そして、図4において矢印で示すように、ボス部内部空間2gに導かれた高圧の冷凍機油10dは、揺動軸受2hにおいて減圧され、吸入圧より高く且つ吐出圧より低い「中間圧」となり、ボス部外部空間2iに流れる。
他方、もう一つの径路として、高圧油給油穴4gの高圧油は、軸4に設けられた横穴4hから主軸受3dの高圧側端面(図4において下端面)に導かれ、この主軸受3dで減圧されて中間圧となり、同じくボス部外部空間2iに流れる。
ボス部外部空間2iの中間圧となった冷凍機油(冷凍機油に溶解していた冷媒の発泡で、一般にはガス冷媒と冷凍機油の2相流になっている)10dは、圧力調整装置3jを通る際に、中間圧調整スプリングであるバネ3lによって負荷される力に打ち勝って、開閉弁である中間圧調整弁3kを押し上げて、第2フレーム空間5fに流れ、その後、連通穴3iを通ってオルダム機構環状部9aの内側に排出される。
他方、前記中間圧となった冷凍機油10dは、もう1つの径路として、揺動スクロール2のスラスト面2fとコンプライアントフレーム3のスラスト受け面3aとの摺動部に給油した後、即ち、揺動スクロールのスラスト面2fとコンプライアントフレーム3のスラスト受け面3aの面とによって形成される給油路に給油した後、オルダム機構環状部9aの内側に排出される。
そして、これらから排出された冷凍機油10dはオルダム機構9のオルダム機構環状部9aの摺動面と、揺動側オルダムキー9bおよび固定側オルダムキー9cの摺動面とにそれぞれに給油した後、吸入圧の低圧空間である台板外周部空間2kに開放される。
以上に説明したように、ボス部外部空間2iの中間圧(Pm1)は、圧力調整装置3jのバネ3lのバネ力(Ps)と、中間圧調整弁3kの中間圧露出面積とによってほぼ決定される所定の圧力(α)との和として、(式1)によって制御される。
Pm1=Ps+α・・・・・(式1)
なお、バネ力(Ps)は吸入雰囲気圧力、すなわち低圧である。
他方、図1において、揺動スクロール2の台板部2aに設けられた抽気孔2eの下開口部2jは、コンプライアントフレーム3に設けられた連通穴3gのスラスト軸受開口部すなわち上開口部3f(図1において上側の開口部)と、常時もしくは間欠的に連通する。
このため、固定スクロール1と揺動スクロール2とで形成される圧縮室からの圧縮途上の中間圧(吸入圧より高く且つ吐出圧より低い)の冷媒ガスが、揺動スクロール2の抽気孔2e及びコンプライアントフレーム3の連通穴3gを介してフレーム空間5eに導かれる。
但し、導かれるといってもフレーム空間5eは上シール材11aと下シール材11bとで密閉された閉空間であるため、定常運転時には、圧縮室の圧力変動に呼応して圧縮室とフレーム空間5eとは双方向に微少な流れを有する、いわば「呼吸している状態」となる。
以上に説明したように、フレーム空間5eの中間圧(Pm2)は、バネ3lのバネ力(Ps)と、連通する圧縮室の位置でほぼ決定される所定の倍率(β)との積として、(式2)によって制御される。
Pm2=Ps×β・・・・・(式2)
なお、バネ力(Ps)は吸入雰囲気圧力、すなわち低圧である。
さて、コンプライアントフレーム3には、ボス部外部空間2iの中間圧Pm1に起因する力(F1)と、スラスト受け面3aを介しての揺動スクロール2からの押し付け力(F2)とを合計した力(F1+F2)が、下向きの力として作用する。
一方、フレーム空間5fの中間圧(Pm2)に起因する力(F3)と、下端面の密閉容器空間10cの高圧雰囲気に露出している部分に作用する高圧に起因する力(F4)とを合計した力(F3+F4)が、上向きの力として作用している。
そして、定常運転時には、前記下向きの力より前記上向きの力が大きくなる((F1+F2)<(F3+F4))ように設定されている。
このため、コンプライアントフレーム3は、上嵌合円筒面3bをガイドフレーム5の上嵌合円筒面5aに、下嵌合円筒面3cをガイドフレーム5の下嵌合円筒面5bに案内され、即ち、コンプライアントフレーム3はガイドフレーム5に対して軸方向に摺動可能となっており(即ち、軸方向移動フレームである)、固定スクロール側(図1において上方)に浮き上がっている。
そして、スラスト受け面3aを介してコンプライアントフレーム3に押し付けられている揺動スクロール2も、同じく上方に浮き上がり、その結果、揺動スクロール2の歯先および歯底は、それぞれ固定スクロール1の歯底および歯先に接触し、摺動する。
なお、図4および図5は、揺動スクロール2及びコンプライアントフレーム3は、前記の定常運転時の状態を示している。
また、スクロール圧縮機100の起動時等の過度期や、圧縮室の内圧が異常に上昇したとき等には、固定渦巻歯1bまたは揺動渦巻歯2bは、ガイドフレーム5側へ押し付けられる。即ち、リリ−フ状態となる。
(スライダーの機能)
また、定常運転時において、図6に示すように、軸4のクランク部4aが、スライダー12のスライダー軸12aを介して、揺動スクロール2の揺動軸受2hに嵌合されて揺動スクロール2を駆動する。なお、軸4の回転運動が、スライダー12により偏心公転運動に変換されて揺動スクロール2に伝達される。
このとき、固定クランク方式では、軸4の軸方向中心と揺動スクロール2の軸方向中心のずれが揺動スクロール2の公転運動の公転半径となり、定常運転時において固定スクロール1と揺動スクロール2の歯側面の最小隙間は一定を保ちながら運転する。すなわち渦巻歯側面隙間があいた状態で運転していることになる。一方、スライダー12を用いた場合、スライダー12は揺動スクロール2の遠心力により半径方向外側へ力を受け、軸4のクランク部4aにならって径方向へスライド可能であり、その回転中心を移動させることができる。すなわち、揺動スクロール2の公転中心は、スライダー12の軸方向中心に等しく、スライダー12とともに半径方向スライド可能であり、揺動渦巻歯2bの歯側面が固定渦巻歯1bの歯側面に接触するまで移動する。このようにして揺動スクロール2と固定スクロール1の渦巻歯側面隙間をなくすことが可能である。
また、定常運転時には、揺動スクロール2のボス部内部空間2gは吐出圧であり、ボス部外部空間2iは前述したように中間圧(Pm1)となっている。
このとき、図7に示すようにスライダー12の、軸4のクランク部4a側端面(図7において下側)に配置されたシール材13の内側に吐出圧が、外側には中間圧(Pm1)が作用することになる。
吐出圧は中間圧(Pm1)より圧力が高いため、その差圧によってシール材13は軸4のクランク部4aに設けられたシール溝4fの外側側面に押し付ける。
また、シール材13のクランク部4a側(図7において下側)の空間13aも吐出圧になる。また、シール材13とスライダー12との隙間13bは、スクロール圧縮機100の起動時においては隙間が生じているが、定常運転時においては圧縮された冷媒が隙間13bを通る際に中間圧(Pm1)に減圧されるため、シール材13の上下において差圧が生じ、シール材13はスライダー12に押し付けられ、隙間13bは消滅し、スライダー12と軸4のクランク部4aとの隙間を冷媒が通過することができなくなる。
このように、コンプライアントフレーム3が軸方向移動可能で、軸方向に加わる合力が上向きに作用することで上方に浮き上がり、さらに、スラスト受け面3aを介して揺動スクロール2も上方に浮き上がることで、揺動渦巻歯2bの歯先および歯底は、それぞれ固定スクロール1の固定渦巻歯1bの歯底および歯先に接触した状態で圧縮運動を行うため、圧縮室内の圧縮途中の冷媒、又は圧縮室中心部の吐出圧冷媒の、固定渦巻歯1b及び揺動スクロール2の固定渦巻歯1bの軸方向隙間からの漏れを防止することができ、圧縮効率が向上する。
また、スライダー12により、揺動スクロール2が半径方向にスライドすることで、揺動渦巻歯2bの歯側面が固定渦巻歯1bの歯側面と接触した状態で圧縮運動を行うため、圧縮室内の圧縮途中の冷媒、又は圧縮室中心部の吐出圧冷媒の、固定渦巻歯1b及び揺動渦巻歯2bの半径方向隙間からの漏れを防止することができ、圧縮効率が向上する。
さらに、以上のような構成においては、スクロール圧縮機100の休止後の起動時等においては、揺動スクロール2の軸方向微小移動による液圧縮リリーフ機能を維持しつつ、通常運転時においては、スライダー12の機能による通常運転時における固定渦巻歯1b及び揺動渦巻歯2b相互の側面隙間の半径方向シール機能を向上させることができる。
(シール材の機能)
また、シール材13を、軸4のクランク部4aと、スライダー12のクランク部4a側の端面(図7において下側)との間に配置し、シールすることで、差圧により軸4の高圧油給油穴4gを通って吸上げられた冷凍機油10dは、軸4のクランク部4aとスライダー12の内側平坦面12bとの隙間を通ってボス部外部空間2iへと流れることができなくなっている。このため、冷凍機油10dの流れは、揺動スクロール2の揺動軸受2hとスライダー12のスライダー軸12aとの隙間に限定される。よって、スライダー軸12aと揺動軸受2hが回転摺動をする際に、確実に給油を行うことができ、高い軸受信頼性を得ることができる。
さらに、シール材13の外径を、揺動スクロール2のボス部4d内径よりも小さくすることで、スライダー12の軸方向にかかる圧力は、スライダー12の揺動スクロール2の側端面(図7において上側)では吐出圧が全体に、また、スライダー12の軸4側端面(図7において下側)ではシール材13の外側部分においてボス部外部空間2iの中間圧となるため、スライダー12の上側と下側とで荷重の差が生じ、スライダー12は軸4のクランク部4a側に押さえつけられる。
よって、通常運転時にはスライダー12が軸方向に移動することがなくなり、圧縮動作に伴うガス荷重により揺動スクロールが傾いたり不安定な動作をした場合においても、スライダー12とクランク部4aとの間のシールを確実に行うことができる。
また、本発明と前記特許文献1に記載された発明との相違点を簡単に説明する。
前記特許文献1に記載された発明は、シール材が円形状、高圧がシール材15の上部(可動スクロール側)に作用しシール材は軸14側へ押し付けられる構造であるのに対し、本発明はシール材と軸との間に高圧が作用し、シール材はスライダー(ブッシュ)側へ押し当てられる構造である。このため、前者のスライダーとシール材との間に隙間が出来てしまう問題に対して、後者は、スライダー軸方向に作用する荷重割合がスライダーを軸方向に押し当てる方向に作用するようにシール材を配置することで解決している(スライダーの揺動スクロール側の面積>シール材外径までの面積)。
また、前者は、渦巻から排出された吐出ガスが、軸14とブッシュ16との隙間を通って低圧空間へ逃げることなく、また、ブッシュ16とニードルベアリング22との隙間を通って低圧空間へ逃げることもなく、吐出ガスは軸内部を通ってモータハウジング側へ流れているのに対し、本発明は、軸下部から連通してボス部内部とスライダーとの間の空間へ供給された吐出ガスが、ボス部外部とコンプライアントフレームとで構成される中間圧空間へと流れる。このとき、軸下部の高圧と中間圧との差圧により軸下部に貯められた冷凍機油を吸上げ(差圧給油)、メカ部へと潤滑油を供給する。すなわち、潤滑油の供給を揺動軸とスライダー軸との間に限定するために、スライダーと軸との間にシール材を配置しているから、差圧給油によって潤滑油の供給を確実なものとするという意味合いにおいて両者は相違している。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2のスクロール圧縮機を説明する、スライダー近傍を示す平面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図8において、スクロール圧縮機200は、実施の形態1(図1〜図7参照)に示したスクロール圧縮機100と同様に構成され、スクロール圧縮機100が、スライダー12の半径方向への前進方向x’を決定する面が、スライダー12の偏心方向xに一致しているのに対し、スクロール圧縮機100は、スライダー12の半径方向への前進方向x’を決定する面が、スライダー12の偏心方向xに対して回転方向Ψとは反対方向に「角度β」だけ傾斜した姿勢に設けられている(本発明において「偏向」と称す)点においてのみ、スクロール圧縮機200はスクロール圧縮機100と相違している。
したがって、スクロール圧縮機200は、定常運転時において、図8に示すようにスライダー12が揺動スクロール2を駆動する軸4の軸方向と直行する方向において、揺動スクロール2の偏心方向に対して揺動スクロール2の公転方向と反対方向に傾斜した方向にスライドする。これにより、冷媒ガスを圧縮しようとする力の反力(Fθ)の分力(Fs)がスライダーを前進させようとする力に加わる。これによって、スクロール圧縮機200は、低速運転時にスライダー12を遠心力方向に前進させる力(Fr)が充足され、揺動渦巻歯2bの側面及び固定渦巻歯1bの側面は互いに接触し、摺動する。
このように、スライダー12を、スライダー12の偏心方向に対して回転方向Ψとは反対方向に角度βだけ傾斜した姿勢に設けたことで、冷媒ガスを圧縮しようとする力の反力(Fθ)の一部をスライダー12がx’方向に前進させる力(Fs)に変換することができる。すなわち、インバータ駆動によりスクロール圧縮機200が低周波数により低速で運転される場合においても、確実にスライダー12をx’方向に前進させることができ、固定渦巻歯1bと揺動渦巻歯2bとの半径方向の隙間が消滅し、この箇所における冷媒ガスの漏れを防止することができ、圧縮効率の向上を図ることが可能になる。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3のスクロール圧縮機を説明する全体を示す縦断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図9において、スクロール圧縮機300は、実施の形態1(図1〜図7参照)に示したスクロール圧縮機100におけるコンプライアントフレーム3を撤去し、軸4(主軸4b)がガイドフレーム5によって回転自在に支持されている。したがって、スクロール圧縮機300は部材点数が減少したより簡素な構造で、スクロール圧縮機100と同様の作用効果が得られる。
1 固定スクロール、1a 台板部、1b 固定渦巻歯、1c オルダムキー溝、1e 吐出ポート、2 揺動スクロール、2a 台板部、2b 揺動渦巻歯、2c オルダムキー溝、2d ボス部、2e 抽気孔、2f スラスト面、2g ボス部内部空間、2h 揺動軸受、2i ボス部外部空間、2j 下開口部、2k 台板外周部空間、3 コンプライアントフレーム、3a スラスト受け面、3b 上嵌合円筒面、3c 下嵌合円筒面、3d 主軸受、3e 補助主軸受、3f 上開口部、3g 連通穴、3h 突出面、3i 連通穴(調整弁後流路)、3j 圧力調整装置、3k 中間圧調整弁、3l バネ(中間圧調整スプリング)、3m 弁押え、4 軸、4a クランク部、4b 主軸、4c 副軸、4d ボス部、4f シール溝、4g 高圧油給油穴、4h 横穴、4i オイルパイプ、4j 副軸部、5 ガイドフレーム、5a 上嵌合円筒面、5b 下嵌合円筒面、5e フレーム空間、5f フレーム空間、6 サブフレーム、6a 副軸受、7 電動機固定子、8 電動機回転子、9 オルダム機構、9a オルダム機構環状部、9b 揺動側オルダムキー、9c 固定側オルダムキー、10 密閉容器、10a 吸入管、10b 吐出管、10c 密閉容器空間、10d 冷凍機油、11a 上シール材、11b 下シール材、12 スライダー、12a スライダー軸、12b 内側端面、13 シール材、13a 空間、13b 隙間、100 スクロール圧縮機、200 スクロール圧縮機、300 スクロール圧縮機、Pm1 中間圧、Pm1 中間圧、Ψ 回転方向、β 角度、x 偏心方向、x’ 前進方向。

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機と、前記圧縮機構部を潤滑する冷凍機油とを収納する密閉容器有し、
    前記圧縮機構部は、
    前記密閉容器に固定された台板と該台板の一方の面に形成された板状渦巻歯とを具備する固定スクロールと、
    前記固定スクロールの板状渦巻歯に対向して圧縮室を形成する板状渦巻歯と、該板状渦巻歯が設置された台板と、該台板の前記板状渦巻歯が設置されない面である背面に形成されたボス部とを具備する揺動スクロールと、
    前記固定スクロールと前記揺動スクロールとに跨がって配置され、前記揺動スクロールの自転を防止するオルダム機構と、
    前記密閉容器に固定され、前記揺動スクロールの背面側に中間圧室を形成するフレームと、
    前記電動機を構成する電動機回転子に固定された軸と、
    前記揺動スクロールのボス部の内周面と前記軸の外周面との間に配置され、前記軸の回転力を前記揺動スクロール伝達するスライダーと、
    を備え、
    前記冷媒は、前記揺動スクロールのボス部の内部空間において前記冷媒は高圧になり、前記スライダーの外周面と前記ボス部の内周面との隙間を通過する際、絞り効果によって減圧され、前記中間圧室において中間圧になり、該中間圧の冷媒が前記揺動スクロールを前記固定スクロールに押し付けると共に、前記スライダーによって前記揺動スクロールの板状渦巻歯の歯側面が前記固定スクロールの板状渦巻歯の歯側面に押し付けられ
    前記揺動スクロールのボス部の内側面に揺動軸受が形成され、該揺動軸受の内周面に前記スライダーの外周面が対向し、前記スライダーと前記軸との間にシール材が配置され、
    前記シール材によって、前記密閉容器の底部の前記冷凍機油が、前記軸に形成された供給穴を経由して前記揺動スクロールのボス部の内部空間を通過し、前記中間圧室へ供給されるとき、前記冷凍機油の流路が、前記スライダーの外周面と前記揺動軸受の内周面との間に限定され、
    前記シール材の外径は、前記揺動スクロールのボス部の内径よりも小さいことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記揺動スクロールと前記フレームとの間に配置されたコンプライアントフレームを備え、前記中間圧室記コンプライアントフレームの内面と前記揺動スクロールの背面とによって形成されるボス部外部空間に限定され前記コンプライアントフレームの背面と前記フレームの内面との間には、圧縮途上の中間圧の冷媒ガスが前記圧縮室から導かれるフレーム空間が形成されており、
    前記フレーム空間における中間圧によって、前記コンプライアントフレームを介して前記揺動スクロールを前記固定スクロールに押し付け圧縮効率向上させ
    前記ボス部外部空間における中間圧によって、前記揺動スクロールを前記固定スクロールに押し付けると共に、前記コンプライアントフレームのスラスト軸受と該スラスト軸受に摺動する前記揺動スクロールのスラスト面との摺動損失が低減されることを特徴とする請求項に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記スライダーは、前記軸の軸方向と直交する方向において前記揺動スクロールの偏心方向に対して前記揺動スクロールの公転方向とは反対の方向に傾斜した方向に偏向して、前記揺動スクロールの板状渦巻歯と前記固定スクロールの板状渦巻歯との半径方向の隙間を低減することを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
JP2012117669A 2012-05-23 2012-05-23 スクロール圧縮機 Expired - Fee Related JP5871713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117669A JP5871713B2 (ja) 2012-05-23 2012-05-23 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117669A JP5871713B2 (ja) 2012-05-23 2012-05-23 スクロール圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013245566A JP2013245566A (ja) 2013-12-09
JP5871713B2 true JP5871713B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=49845558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012117669A Expired - Fee Related JP5871713B2 (ja) 2012-05-23 2012-05-23 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5871713B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08270576A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Mitsubishi Electric Corp スクロール圧縮機
JP3139429B2 (ja) * 1997-11-06 2001-02-26 ダイキン工業株式会社 スクロール型流体機械
JP3838500B2 (ja) * 2002-05-27 2006-10-25 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド スクロール圧縮機
JP2007023880A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp スクロール圧縮機
JP4442633B2 (ja) * 2007-04-25 2010-03-31 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013245566A (ja) 2013-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112088250B (zh) 涡旋式压缩机
JP6689300B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2010043641A (ja) スクロール圧縮機
JP3893487B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2012132409A (ja) スクロール圧縮機
CN106168212B (zh) 涡旋式压缩机
JP4930022B2 (ja) 流体機械
JP2008038616A (ja) 回転式圧縮機
JP2008121481A (ja) スクロール流体機械
JP2008050986A (ja) 密閉型スクロール圧縮機
JP5871713B2 (ja) スクロール圧縮機
KR102161965B1 (ko) 압축기
JP2006342810A (ja) 圧力調整弁装置
JP2011202527A (ja) 回転式圧縮機
JP2006161818A (ja) スクロール圧縮機
JP6071681B2 (ja) スクロール圧縮機
JP7154421B2 (ja) スクロール圧縮機
JP6972391B2 (ja) スクロール圧縮機
EP4102074A1 (en) Scroll compressor
JP2007023880A (ja) スクロール圧縮機
JP4632973B2 (ja) 圧縮機
JP4624201B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2005282511A (ja) スクロール圧縮機
JP2007231960A (ja) スクロール圧縮機
JP2014190319A (ja) スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5871713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees