JP4440564B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクル装置等に用いられるスクロール圧縮機に関し、特にR410Aや二酸化炭素(CO2)等の冷媒を使用する蒸気圧縮冷凍サイクルに適したスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスクロール圧縮機は、圧縮空間での漏れ損失を低減して高い効率を得るために、旋回渦巻部品を固定渦巻部品に接触摺動させ、圧縮空間の密封を図るという構成が用いられることが多い。例えば、図5は特許文献1に記載された従来の構成例を示したものである。すなわち、従来のスクロール圧縮機では、旋回渦巻部品5の旋回渦巻羽根面と反対(背面)側の面に背圧室12を設け、この背圧室12を環状シール11により内側領域12aと外側領域12bに区画し、環状シール11の内側領域12aには吐出圧力状態にある潤滑油を供給し、さらにこの潤滑油の一部を絞り部13を経由して外側領域12bに供給し、そして外側領域12bの潤滑油を吸入空間9に供給することにより、外側領域12bを吸入圧力Psと吐出圧力Pd間の中間圧力Pmに設定し、旋回渦巻部品5の背面にスラスト力を印加することで、旋回渦巻部品5を固定渦巻部品4に接触摺動させる構成となっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−280252号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成において、起動時、潤滑油はまず環状シール11の内側空間12aに供給され、その後外側空間12bに供給されるが、その外側空間12bの圧力が設定の中間圧力Pm(=Ps+△P)になるまで、両渦巻部品で形成される吸入空間9には供給されないことになる。起動時、吸入空間9へ潤滑油が供給されない時期に、冷媒ガスとともに多量の冷媒液が冷凍サイクルから吸入空間9に戻ってきた場合には、摺動面に残っていた潤滑油が冷媒液で洗い流されてしまい、その結果、固定渦巻部品4や旋回渦巻部品5が傷付いたり、焼付いたりするという問題が生じていた。
特に、冷媒が二酸化炭素(CO2)のような高い圧力の冷媒の場合には、旋回渦巻部品5を固定渦巻部品4に押し付けるスラスト力の絶対値が大きくなること、および設定背圧△P(=Pm―Ps)の絶対値も大きくなるので、冷媒R410Aの場合に比べてさらに給油遅れの時間が長くなることから、固定渦巻部品4や旋回渦巻部品5に、焼付きがさらに発生しやすいという問題が生じていた。
【0005】
そこで本発明は、起動時の給油遅れを防止し、信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明のスクロール圧縮機は、固定鏡板上に固定渦巻羽根を有する固定渦巻部品と、旋回鏡板上に旋回渦巻羽根を有する旋回渦巻部品とを噛み合わせて複数の圧縮空間を形成し、前記固定渦巻部品の外周部に吸入空間を形成し、前記旋回渦巻部品の前記旋回渦巻羽根面と反対側の面に背圧室を設け、前記背圧室を環状シールにより内側領域と外側領域に区画し、前記環状シールの前記内側領域に吐出圧力状態にある潤滑油を供給し、該潤滑油の一部を絞り部で減圧して前記外側領域に供給し、該外側領域の潤滑油を前記吸入空間に供給するとともに、前記外側領域を吸入圧力Psと吐出圧力Pd間の所定圧力Pmに設定し、前記旋回渦巻部品の背面にスラスト力を印加することで、前記旋回渦巻部品を前記固定渦巻部品に接触させ、前記旋回渦巻部品の自転を自転拘束部品によって拘束し、前記旋回渦巻部品を旋回運動させることにより、前記圧縮空間を渦巻の中心に向かって容積を減少させながら移動させ、冷媒ガスを前記吸入空間から前記圧縮空間に吸い込んで圧縮し、前記吐出圧力Pdと前記吸入圧力Psの圧力比(Pd/Ps)が2〜6の範囲とするスクロール圧縮機であって、前記旋回渦巻部品の前記旋回鏡板の直径Dと前記環状シールの外径dとの比(d/D)を、0.5より大きく設定したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のスクロール圧縮機において、前記環状シールで区画された前記外側領域に印加される背圧△P(=Pm−Ps)を、当該背圧△Pと前記冷媒ガスの0℃における飽和蒸気圧P0との比(△P/PO)が略一定値でかつ0.2以下になるように設定したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のスクロール圧縮機において、前記吸入空間に吸い込む前記冷媒ガスが、その乾き度が0.5以下の液冷媒を含む冷媒ガスであることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のスクロール圧縮機において、前記冷媒として二酸化炭素を用いることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態によるスクロール圧縮機は、旋回渦巻部品の旋回鏡板の直径Dと環状シールの外径dとの比(d/D)を、0.5より大きく設定したものである。本実施の形態によれば、比(d/D)を0.5より大きく設定すると、運転条件により吐出圧力の大きさが変化しても、常にプラス(+)のスラスト力が得られるので、環状シールの内側領域に作用する吐出圧力Pdのみで旋回渦巻部品を固定渦巻部品に接触摺動させることが可能となる。これにより、環状シールの外側領域に作用する圧力Pmを、吸入圧力Ps又はPsに近い圧力に設定することができる。その結果、圧縮機の起動時に、環状シールの外側領域に供給された潤滑油はほぼ同時に吸入空間へと供給されることになり、潤滑油の供給遅れがなくなって、たとえ起動初期から冷媒液が吸入空間に吸い込まれても、摺動表面での焼付き現象が起こらなくなる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるスクロール圧縮機において、環状シールで区画された外側領域に印加される背圧△P(=Pm−Ps)を、当該背圧△Pと冷媒ガスの0℃における飽和蒸気圧POとの比(△P/PO)が略一定値でかつ0.2以下になるように設定したものである。環状シールの外側領域の圧力は、環状シールの内側領域から潤滑油が流れ込むことで上昇するが、その設定圧力Pmが低いほど、即ち吸入圧力Ps又はPsに近い圧力であれば短時間にその値に到達する。そこで、本実施の形態によれば、使用する冷媒の0℃における飽和蒸気圧PO(一定値)を用いて、0.2≧△P/PO≧0、即ち、Ps+0.2×PO≧Pm≧Psに規定する。このように外側領域の設定背圧を小さくすると、起動時に、短時間で環状シールの外側領域の圧力が設定値まで上昇し、その後すぐに潤滑油は吸入空間へと供給されることになる。すなわち潤滑油の吸入空間への供給遅れが小さくなって、たとえ起動初期から冷媒液が吸入空間に吸い込まれても、摺動表面での焼付き現象が起こらなくなる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態によるスクロール圧縮機において、吸入空間に吸い込む冷媒が、その乾き度が0.5以下の液冷媒を含む冷媒ガスであっても、第1又は第2の実施の形態によれば、起動時に迅速なる潤滑油給油が可能になるので、スクロール圧縮機の信頼性を高めることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3の実施の形態によるスクロール圧縮機において、冷媒として二酸化炭素を用いるものである。本実施の形態によれば、冷媒にCO2を用いた場合にその圧力が高いので、旋回渦巻部品が固定渦巻部品に押し付けられるスラスト力も大きくなり、その分摺動表面での焼付き現象が起こりやすくなるが、CO2外側領域の背圧△Pを小さく設定することにより、起動時、短時間に背圧が設定値まで上昇し、その後潤滑油が速やかに吸入空間に供給され、摺動部の焼付き現象を防止できる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1実施例によるスクロール圧縮機の縦断面図であり、圧縮対象は冷媒ガスである。
図1に示すように、本実施例のスクロール圧縮機は、密閉容器1内に溶接や焼き嵌めなどして固定したクランク軸6の主軸受部材7と、この主軸受部材7上にボルト止めした固定渦巻部品4との間に、固定渦巻部品4と噛み合う旋回渦巻部品5を挟み込んでスクロール式の圧縮機構2を構成する。また、旋回渦巻部品5と主軸受部材7との間に旋回渦巻部品5の自転を防止して円軌道運動するように案内するオルダムリングなどによる自転拘束部品10を設けて、クランク軸6の上端にある偏心部にて旋回渦巻部品5を偏心駆動することにより、旋回渦巻部品5を円軌道運動させる。
これにより固定渦巻部品4の固定鏡板4a上に有する固定渦巻羽根4bと、旋回渦巻部品5の旋回鏡板5a上に有する旋回渦巻羽根5bとを噛み合わせて形成している圧縮空間8が、外周側から中央部に移動しながら小さくなるのを利用して、密閉容器1外に通じた吸入管18および固定渦巻部品4の外周部の吸入空間9から冷媒ガスを吸入して圧縮し、所定圧力以上になった冷媒ガスを固定渦巻部品4の中央部の吐出口から密閉容器1内に吐出させることを繰り返す構成である。
【0009】
クランク軸6の下端は密閉容器1の下端部の潤滑油溜まり17に達しており、副軸受部材15により支承され安定に回転する。この副軸受部材15は、密閉容器1内に溶接や焼き嵌め固定された副軸受保持部材14に取り付けられている。電動機3は主軸受部材7と副軸受部材14との間に位置して、密閉容器1に溶接や焼き嵌めなどして固定された固定子3aと、クランク軸6の途中の外まわりに一体に結合された回転子3bとで構成され、回転子3aおよびクランク軸6が回転することにより、旋回渦巻部品5が円軌道運動する。
旋回渦巻部品5の背面部分には背圧室12が設けてある。この背圧室12内には主軸受部材7に設けた円環溝に環状シール11を配置し、この環状シール11により背圧室12を2分割している。環状シール11で分割した一方の内側領域12aには、高圧の吐出圧力Pdを作用させる。また、その外側領域12bには、吸入圧力Psから吐出圧力Pdまでの間の所定の中間圧力Pmを作用させている。旋回渦巻部品5は、これら背圧室12の圧力によりスラスト力が印加されて固定渦巻部品4に安定的に押し付けられ、漏れを低減するとともに安定して円軌道運動を行う構成である。
【0010】
次に、本実施例のスクロール圧縮機の給油動作について、圧縮機構2の給油経路を説明する。副軸受保持部材14には容積型のオイルポンプ16が取り付けられている。このオイルポンプ16は、クランク軸6の下端で駆動される。オイルポンプ16によって潤滑油溜まり17から吸い上げられた潤滑油は、クランク軸6を貫通している潤滑油供給穴6aを通じて圧縮機構2の各摺動部に供給される。潤滑油供給穴6aを通じてクランク軸6の上端に供給された潤滑油の大部分は、クランク軸6の偏心軸受部および主軸受部7aを潤滑した後、主軸受部材7の下に流出し、最終的に潤滑油溜まり17に戻る。一方、クランク軸6の上端に供給された潤滑油の一部は、旋回渦巻部品5の内部に設けられた通路と絞り部13を経由して、そこで減圧されて環状シール11の外側領域12bに供給される。また、この外側領域12bには自転拘束部品10が配設されており、供給された潤滑油により潤滑が行われる。外側領域12bに供給された潤滑油が溜まるにしたがい、この外側領域12bの圧力は上昇するが、その圧力を一定に保つために、環状シール11の外側領域12bと吸入空間9の間に圧力調整機構20が配置されている。外側領域12bの圧力が設定された背圧△P(=Pm−Ps)より高くなると、圧力調整機構20が作動して、外側領域12b内の潤滑油は吸入空間9に供給され、外側領域12bの圧力はほぼ一定に保たれる。吸入空間9に供給された潤滑油は、圧縮空間8に入り、圧縮空間8内で冷媒ガスの漏れを防ぐシールの役割と、固定渦巻部品4と旋回渦巻部品5の摺動面を潤滑する役割を果している。
【0011】
次に、図2、図3を用いて、第1実施例のスクロール圧縮機に関して、更に詳細説明する。第1実施例のスクロール圧縮機の構成は、図2で示す旋回渦巻部品5の旋回鏡板5aの直径Dと、環状シール11の外径dとの比(d/D)の関係を、0.5より大きく設定している。また、図2に示すように環状シール11は、旋回渦巻部品5の旋回渦巻羽根5b面と反対側に、すなわち背圧室12側に配置されている。
ところで、エアコン等の空調機又はヒートポンプ給湯機における冷凍サイクルでは、吐出圧力Pdと吸入圧力Psの圧力比Pd/Psは、運転条件に応じて2〜6程度の範囲で変化する。図3に、旋回渦巻部品5の背圧室12における環状シール11の内側領域12aにはPdが作用して外側領域12bにはPsが作用するとした場合について、運転条件を変化させ、旋回渦巻部品5の旋回鏡板5aに作用する圧力バランスからスラスト力を計算し、そのスラスト力の直径比d/Dに対する関係を示している。
【0012】
図3に示す線図によれば、旋回渦巻部品5を固定渦巻部品4に接触摺動させるためには、圧力比Pd/Psが2〜6程度の範囲で変化するときスラスト力が常にプラス(+)であれば良いので、環状シール11の外径を旋回渦巻部品5の旋回鏡板5a直径の約0.5倍より大きく設定すれば良いことが判る。
すなわち、直径比d/Dを0.5より大きく設定すると、吐出圧力の大きさに拘わらず常にプラス(+)のスラスト力が得られるので、環状シール11の内側領域12aに作用する吐出圧力Pdのみで旋回渦巻部品5を固定渦巻部品4に接触摺動させることができる。これにより、環状シール11の外側領域12bに作用する中間圧力Pmは、吸入圧力Ps又はPsに近い圧力に設定することが可能になるので、本第1実施例のスクロール圧縮機においては、背圧△Pが約ゼロに近い値でも作動するように圧力調整機構20を設定している。
このような本実施例の圧縮機構2の構成により、起動時、環状シール11の外側領域12bに供給された潤滑油は、時間遅れがなく吸入空間9へと供給されることになる。したがって起動初期に多量の冷媒液が吸入空間9に吸い込まれ、その冷媒液が潤滑油を洗い流しても、すぐに新しい潤滑油が吸入空間9に供給されるので、摺動表面での焼付き現象が起こらなくなるという大きな効果が得られる。
【0013】
(実施例2)
次に、本発明の第2実施例によるスクロール圧縮機について説明する。本第2実施例では、図1の第1実施例のスクロール圧縮機に示す環状シール11の外側領域12bに印加する背圧△P(=Pm−Ps)を、次のように設定して構成する。なお、第1実施例のスクロール圧縮機と同一機能を有する構成は同一番号を付して説明を省略する。
環状シール11の外側領域12bの圧力は、環状シール11の内側領域12aから潤滑油が流れ込んで上昇するが、背圧の設定圧力が低いほど短時間にその値に到達する。そして、環状シール11の外側領域12bの圧力が設定背圧まで圧力が上昇した時点で、潤滑油は圧縮機構2の吸入空間9に供給されることとなる。従って、本実施例では、背圧△Pと使用する冷媒の0℃における飽和蒸気圧P0との比(△P/PO)が略一定値でかつ0.2以下になるように、固定渦巻部品4に埋め込まれた圧力調整機構20により、背圧△Pの値を規定している。すなわち、このように外側領域12bの設定背圧を小さく(0.2≧△P/PO≧0)規定することにより、起動時にはすぐに潤滑油は吸入空間9へと供給されることになる。すなわち潤滑油の吸入空間9への供給遅れが小さくなって、たとえ起動初期から冷媒液が吸入空間に吸い込まれても摺動表面での焼付き現象が起こらなくなるという効果が得られる。
【0014】
図4は、CO2冷媒を使用したスクロール圧縮機において、起動時における吸入圧力Ps、吐出圧力Pdと、環状シール11の外側領域12bの圧力(背圧△P)とについて、時間に対する変化を示したグラフである。すなわち、3台のCO2スクロール圧縮機に関して、圧力調整機構20の設定を変えることにより、それぞれ環状シール11の外側領域12bの圧力△Pを、例えば0.5MPa、1.0MPa、1.5MPaの3種類異なる値に設定して、実験評価を実施した結果を示している。
背圧の時間変化を見ると、背圧が0.5MPaに到達するには運転開始から約30秒後であり、1.0MPaに到達するには約45秒後、1.5MPaに到達するには約60秒後となった。言い換えると、背圧△Pの設定が0.5MPaの場合には運転開始から約30秒後に吸入空間9に潤滑油が供給されるが、背圧△Pの設定が1.0MPaの場合には運転開始から約45秒経過しないと吸入空間9に潤滑油が供給されないことになる。
また、この起動試験を実施した結果、背圧を△P=1.0MPa、および1.5MPaに設定したスクロール圧縮機については、両者とも旋回渦巻部品5と固定渦巻部品4の摺動面、すなわち各鏡板4a、5aに焼付き傷が発現したが、△P=0.5MPaに設定した圧縮機については、焼付きは生じなかった。
そして、冷媒がCO2の場合には、0℃における飽和蒸発圧力POは3.5MPa(abs)であり、設定背圧△P=0.5MPaの場合を考えると、△PとPOの比(△P/PO)は0.143となる。
【0015】
これらの実験から、本第2実施例のスクロール圧縮機において、△P/POの値が0.2以下になるように△Pを設定することにより、起動時に迅速な吸入空間への潤滑油給油が可能になり、摺動傷の発生や焼付きを防止することができ、信頼性を高めることができると判明した。
なお、背圧△Pを小さく設定した場合(CO2冷媒を用いて△P=0.5MPaに設定した場合)も、定格運転条件などの各種の条件で安定して高い効率の運転を行うためには、前述の第1実施例で説明したように、環状シール11の外径dの大きさを、旋回渦巻部品5の旋回鏡板5a直径Dの0.5以上に設定することが望ましい。
また、背圧△Pを小さく設定した場合であれば、多量の冷媒液を含む冷媒(すなわち乾き度が0.5以下の冷媒)が吸入空間9に吸い込まれても、旋回渦巻部品5と固定渦巻部品4の摺動面に焼付きが生じなかったことを確認している。
【0016】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように本発明は、旋回渦巻部品の旋回鏡板の直径Dと環状シールの外径dとの比(d/D)を、0.5より大きく設定したものであり、これにより、環状シールの外側領域に作用する圧力Pmを、吸入圧力Ps又はPsに近い圧力に設定すればよいことになり、その結果、圧縮機の起動時に、環状シールの外側領域に供給された潤滑油はほぼ同時に吸入空間へと供給されることになるので、潤滑油の供給遅れがなくなって、たとえ起動初期から冷媒液が吸入空間に吸い込まれても、摺動表面での焼付き現象が起こらなくなるという効果が得られる。
また、本発明は、環状シールの外側領域に印加される背圧△P(=Pm−Ps)と、0℃における冷媒ガスの飽和蒸気圧POとの比(△P/PO)が略一定値でかつ0.2以下になるように、背圧△Pを小さく設定したものであり、これによって、環状シールの外側領域の圧力は短時間にその設定値に到達し、圧縮機構の吸入空間にも潤滑油が速やかに供給されることとなり、すなわち潤滑油の吸入空間への供給遅れが小さくなる。そして、たとえば起動初期からその乾き度が0.5以下の冷媒が吸入空間に吸い込まれても摺動表面での焼付き現象が起こらなくなるという効果が得られる。
また、本発明は、吸入空間に吸い込む冷媒が、その乾き度が0.5以下の液冷媒を含む冷媒ガスであっても、第1又は第2の実施の形態によれば、起動時に迅速なる潤滑油給油が可能になるので、スクロール圧縮機の信頼性を高めることができる。さらに、冷媒にCO2を用いた場合においては、CO2自体の圧力の絶対値が高いので、一般にその分摺動表面での焼付き現象が起こりやすくなるが、環状シールの外側領域の背圧△Pを小さく設定することにより、起動時、短時間に背圧が設定値まで上昇し、これによって潤滑油が速やかに吸入空間に供給されるので、摺動部の焼付き現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のスクロール圧縮機を示す縦断面図
【図2】 図1に示すスクロール圧縮機の旋回渦巻部品及び環状シールを示す部分斜視図
【図3】 図1に示すスクロール圧縮機の直径比(d/D)とスラスト力の関係を示す線図
【図4】 本発明の第2実施例のスクロール圧縮機に係わる起動後の時間と圧力変化を示す線図
【図5】 従来のスクロール圧縮機を示す縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器
2 圧縮機構
3 電動機
4 固定渦巻部品
4a 固定鏡板
4b 固定渦巻羽根
5 旋回渦巻部品
5a 旋回鏡板
5b 旋回渦巻羽根
6 クランク軸
6a 潤滑油供給穴
7 主軸受部材
7a 主軸受部
8 圧縮空間
9 吸入空間
10 自転拘束部品
11 環状シール
12 背圧室
12a 内側領域
12b 外側領域
13 絞り部
14 副軸受保持部材
15 副軸受部材
16 オイルポンプ
17 潤滑油溜まり
18 吸入管
19 吐出管
20 圧力調整機構
Claims (4)
- 固定鏡板上に固定渦巻羽根を有する固定渦巻部品と、旋回鏡板上に旋回渦巻羽根を有する旋回渦巻部品とを噛み合わせて複数の圧縮空間を形成し、前記固定渦巻部品の外周部に吸入空間を形成し、前記旋回渦巻部品の前記旋回渦巻羽根面と反対側の面に背圧室を設け、前記背圧室を環状シールにより内側領域と外側領域に区画し、前記環状シールの前記内側領域に吐出圧力状態にある潤滑油を供給し、該潤滑油の一部を絞り部で減圧して前記外側領域に供給し、該外側領域の潤滑油を前記吸入空間に供給するとともに、前記外側領域を吸入圧力Psと吐出圧力Pd間の所定圧力Pmに設定し、前記旋回渦巻部品の背面にスラスト力を印加することで、前記旋回渦巻部品を前記固定渦巻部品に接触させ、前記旋回渦巻部品の自転を自転拘束部品によって拘束し、前記旋回渦巻部品を旋回運動させることにより、前記圧縮空間を渦巻の中心に向かって容積を減少させながら移動させ、冷媒ガスを前記吸入空間から前記圧縮空間に吸い込んで圧縮し、前記吐出圧力Pdと前記吸入圧力Psの圧力比(Pd/Ps)を2〜6の範囲とするスクロール圧縮機であって、
前記旋回渦巻部品の前記旋回鏡板の直径Dと前記環状シールの外径dとの比(d/D)を、0.5より大きく設定したことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 前記環状シールで区画された前記外側領域に印加される背圧△P(=Pm−Ps)を、当該背圧△Pと前記冷媒ガスの0℃における飽和蒸気圧P0との比(△P/PO)が略一定値でかつ0.2以下になるように設定したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
- 前記吸入空間に吸い込む前記冷媒ガスが、その乾き度が0.5以下の液冷媒を含む冷媒ガスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスクロール圧縮機。
- 前記冷媒として二酸化炭素を用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
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