JPH06264876A - スクロ−ル形圧縮機 - Google Patents

スクロ−ル形圧縮機

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JPH06264876A
JPH06264876A JP5364993A JP5364993A JPH06264876A JP H06264876 A JPH06264876 A JP H06264876A JP 5364993 A JP5364993 A JP 5364993A JP 5364993 A JP5364993 A JP 5364993A JP H06264876 A JPH06264876 A JP H06264876A
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JP
Japan
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scroll
lubricating oil
swivel
thrust
thrust load
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Application number
JP5364993A
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English (en)
Inventor
Isao Kawabe
功 川邉
Satoru Oikawa
覚 及川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回スクロ−ルと固定スクロ−ルの潤滑を良
好かつ適正に行えるスクロ−ル形圧縮機を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 密閉ケ−ス1内に、固定スクロ−ル3と、こ
の固定スクロ−ル3に対して圧縮空間を介して旋回自在
に設けられた旋回スクロ−ル10と、この旋回スクロ−
ルのスラスト荷重を受けるフレ−ムを具備し、このフレ
−ム4のスラスト荷重受け面Dには潤滑油が流通する円
環溝21が設けられ、上記旋回スクロ−ル10には、上
下方向に貫通する貫通孔25、25と、この旋回スクロ
−ル10が旋回駆動されることで上記円環溝21と上記
貫通孔25、25とを間欠的に連通させる第1、第2の
凹陥部23、24とが設けられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、渦巻状に加工された
2つの翼(固定スクロ−ルと旋回スクロ−ル)を組み合
わせ、これらの相対旋回運動により例えば気体の圧縮を
行うスクロ−ル形圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクロ−ル形圧縮機は、渦巻状に加工さ
れた2つの翼、すなわち固定スクロ−ルと旋回スクロ−
ルとを組み合わせ、これらの相対運動により気体の圧縮
を行うものである。
【0003】上記固定スクロ−ルは、密閉ケ−スの上部
内に設けられたフレ−ムに固定されている。また、上記
旋回スクロ−ルは、上記固定スクロ−ルの下側に位置
し、この固定スクロ−ルと圧縮室を介して組み合わされ
た状態で、上記フレ−ムの下側に軸線を垂直にして設け
られたモ−タの駆動軸(クランクシャフト)の上端部に
遊嵌されている。また、上記旋回スクロ−ルは、自転す
ることがないように上記フレ−ムにオルダム機構を介し
て接続されている。
【0004】上記モ−タの駆動軸の上端部は偏心して設
けられ、上記モ−タが回転することで、上記旋回スクロ
−ルは自転することなく、かつ上記固定スクロ−ルに対
して旋回運動する。この結果、上記固定スクロ−ルと旋
回スクロ−ルによって形成された圧縮室は旋回しながら
固定スクロ−ルの径方向外側から中央部に移動して気体
を圧縮する。圧縮された気体は上記固定スクロ−ルの中
心部に形成された吐出口から外部へ吐出される。
【0005】一方、上記密閉ケ−スの下端部内には、上
記クランクシャフトの上端部や上記オルダム機構等の摺
動部を潤滑する潤滑油が溜められる潤滑油溜めが設けら
れている。そして、上記モ−タの駆動軸の下端部には、
この駆動軸が回転することで、上記潤滑油を吸い上げる
ポンプ機構が設けられている。
【0006】したがって、上記潤滑油溜めに溜められた
潤滑油は、上記モ−タが作動することで、このクランク
シャフト内に吸い上げられ、上記各摺動部に供給される
ようになっている。そして、各摺動部を潤滑した潤滑油
は、モ−タの回転による影響を受けて一旦ケ−ス内に飛
散した後、上記潤滑油溜めに回収される。そして、再び
各摺動部を潤滑するのに使用されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
圧縮室内に位置する固定スクロ−ルと旋回スクロ−ルと
の摺動部に直接潤滑油を給油する給油通路はなく、この
部分の潤滑は上記他の摺動部を潤滑したあと上記密閉ケ
−ス内に飛散した潤滑油を上記圧縮室内に吸い込むこと
で行っていた。
【0008】しかし、潤滑油の飛散状態は一様ではな
く、上記圧縮室内に吸い込む潤滑油の量をコントロ−ル
することは困難である。例えばインバ−タ圧縮機等にお
いては、低速回転時に、高速回転時に比べ飛散量が減少
すること、および密閉ケ−ス内が低圧になることから圧
縮室内への給油量が極端に少なくなるということがあ
る。この結果、上記旋回スクロ−ルと固定スクロ−ルの
間のシ−ル性が悪化したり、スクロ−ル翼そのものが焼
き付くことがあり、性能および信頼性に問題があった。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、旋回スクロ−ルと固定スクロ−ルの潤滑を
適正に行えるスクロ−ル形圧縮機を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、密閉ケ−スと、この密閉ケ−ス内に設けられた固定
スクロ−ルと、この固定スクロ−ルに対して圧縮空間を
介して旋回自在に設けられた旋回スクロ−ルと、この旋
回スクロ−ルの背面側に旋回不能に配設され、この旋回
スクロ−ルのスラスト荷重を摺動自在に受けるスラスト
荷重受け体とを具備するスクロ−ル形圧縮機において、
上記スラスト荷重受け体のスラスト荷重受け面に設けら
れ、潤滑油が供給される円環溝と、上記旋回スクロ−ル
の背面から上記圧縮空間へと貫通して設けられ、上記円
環溝内に供給された潤滑油を上記圧縮空間に導く貫通孔
とを具備することを特徴とするものである。
【0011】第2の手段は、第1の手段において、上記
旋回スクロ−ルの背面には、上記貫通孔に連通すると共
にこの旋回スクロ−ルが旋回することで上記スラスト荷
重受け体の円環溝と間欠的に連通する凹陥部が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0012】第3の手段は、上記第1の手段において、
上記旋回スクロ−ルの背面に固着され、上記貫通孔と連
通すると共にこの旋回スクロ−ルが旋回することで上記
スラスト受け体の円環溝と間欠的に連通するスリットが
設けられたスラストボ−ドを具備することを特徴とする
ものである。
【0013】
【作用】このような手段によれば、潤滑油を圧縮空間内
に直接的に供給することができる。また、上記潤滑油は
上記旋回スクロ−ルの回転に応じて、上記圧縮空間内に
間欠的に供給される。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。
【0015】まず、第1の実施例について図1および図
2を参照して説明する。
【0016】図1中1は密閉ケ−スであり、この密閉ケ
−ス1の上部には、フレ−ム4(スラスト荷重受け体)
が設けられ、このフレ−ム4の上面には固定スクロ−ル
3がボルト2によって回転不能に固定されている。
【0017】また、上記固定スクロ−ル3の上方には、
この固定スクロ−ル3の中心部に設けられた吐出口3a
に連通する吐出室1aが隔壁によって区画されている。
また、この吐出室1aには圧縮気体を密閉ケ−ス1外に
吐出する吐出管18が設けられている。
【0018】また、上記フレ−ム4の下部には、モ−タ
5が設けられている。このモ−タ5は、上記密閉ケ−ス
1内に固定された固定子6と、この固定子6内に回転自
在に挿入された回転子7と、この回転子7に中途部を支
持されていると共に偏心した上端部8aを上記フレ−ム
4の上面側に突出させたクランクシャフト8とから構成
されている。
【0019】このモ−タ5のクランクシャフト8の上端
部8a(偏心部)には、図に10で示す旋回スクロ−ル
が上記固定スクロ−ル3と圧縮室11(圧縮空間)を介
して互いに組み合わせられた状態で遊嵌されている。ま
た、上記フレ−ム4と上記旋回スクロ−ル10は、この
旋回スクロ−ル10の自転を規制するためにオルダムリ
ング12(オルダム継手)によって接続されている。
【0020】一方、上記密閉ケ−ス1の高さ方向中途部
の側壁には、この密閉ケ−ス1内に被圧縮気体(被圧縮
流体)を吸気する吸気管19が設けられている。また、
上記フレ−ム4には、密閉ケ−ス1内に吸気された被圧
縮気体を上記圧縮室11に導く導気孔9が設けられてい
る。
【0021】したがって、上記モ−タ5が作動すること
で、上記旋回スクロ−ル10は自転することなく、かつ
上記固定スクロ−ル3に対して旋回運動する。この結
果、上記固定スクロ−ル3と旋回スクロ−ル10によっ
て形成された圧縮室11は旋回しながら固定スクロ−ル
3の径方向外側から中央部に移動して上記密閉ケ−ス1
内に導入された被圧縮気体を吸引し圧縮する。圧縮され
た気体は上記固定スクロ−ル3の中心部に形成された吐
出口3aから吐出室1aおよび吐出管18を通って密閉
ケ−ス1外へ吐出される。
【0022】一方、上記密閉ケ−ス1の下端部には、図
示しないが、上記クランクシャフト8と旋回スクロ−ル
の摺動部等を潤滑する潤滑油を溜める潤滑油溜めが設け
られている。そして、同じく、図示しないが、上記クラ
ンクシャフト8の下端部には、このクランクシャフト8
が回転することで、上記潤滑油を吸い上げるポンプ機構
(例えば遠心ポンプ)が設けられている。
【0023】このポンプ機構は、上記クランクシャフト
8と軸線を一致させて取り付けられかつ下端部を上記潤
滑油溜め内の潤滑油に浸漬させている。一方、上記クラ
ンクシャフト8内には、下端が上記ポンプ機構に接続さ
れた細孔17…が上下方向に設けられている。この細孔
17は、このクランクシャフト8とフレ−ム4との摺動
部(図にAで示す)およびこのクランクシャフト8の上
端部8a(偏心部)と旋回スクロ−ル10との摺動部
(図にBで示す)に開口するようになっている。
【0024】また、上記クランクシャフト8の各摺動部
に対応する位置には、この部分に供給された潤滑油を上
記フレ−ム4の上面と旋回スクロ−ル10の下面とで区
画された空間(図にCで示す)に導く潤滑油溝8b、8
cが設けられている。
【0025】一方、上記フレ−ム4には、この空間Cに
開口し、この空間Cに導かれた潤滑油の一部を上記旋回
スクロ−ル10のスラスト荷重を受けるスラスト受け面
D(上面)に導く給油孔20が設けられている。
【0026】一方、このフレ−ム4のスラスト受け面D
には、このスラスト受け面Dに供給された潤滑油を流動
させるための円環溝21が設けられている。
【0027】また、上記旋回スクロ−ル10の下面に
は、図に23、24で示す第1、第2の2つの円形の凹
陥部が設けられている。この第1、第2の凹陥部23、
24には、この旋回スクロ−ル10の上面に貫通する貫
通孔25が設けられている。各貫通孔25は、この円形
の第1、第2の凹陥部23、24の偏心した位置に設け
られている。このうち、一方の貫通孔25は、上記旋回
スクロ−ル10の翼10aのラップ巻き終り端に位置し
ている。
【0028】上記の旋回スクロ−ル10は、上記フレ−
ム4に対して偏心して旋回するので、この旋回スクロ−
ル10の旋回動作に伴って、上記2つの凹陥部23、2
4は、交互に上記円環溝21と連通するようになってい
る。なお、図1および図2は、第1の凹陥部23が上記
円環溝21と連通した状態を示すものである。
【0029】次に、このスクロ−ル形圧縮機の潤滑動作
について説明する。
【0030】上記潤滑油溜め14に溜められた潤滑油
は、上記モ−タ5が作動することで、このクランクシャ
フト8内に吸い上げられ、上記細孔17…を通じてクラ
ンクシャフトの摺動部A、Bに供給される。
【0031】そして、各摺動部A、Bを潤滑した潤滑油
14は溝8b、8cを通って上記空間Cに導かれ、上記
給油孔20を通って上記スラスト受け面Dの円環溝21
に供給される。この円環溝21に供給された潤滑油の一
部は、このスラスト受け面Dを潤滑するのに使用され、
他の潤滑油は、上記第1、第2の凹陥部23、24およ
び貫通孔25を通って上記旋回スクロ−ル10の上面の
外周部に供給される。
【0032】この潤滑油は、上記圧縮室11内に吸引さ
れた吸引気体と共に、この固定スクロ−ル3および旋回
スクロ−ル10の中心部に導かれ、この固定スクロ−ル
3と旋回スクロ−ル10の摺動部の潤滑に使用される。
【0033】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。
【0034】第1に、上記圧縮室用給油孔21を設ける
ことで、上記圧縮室11内に積極的に潤滑油を供給する
ようにした。
【0035】このことで、従来例において密閉ケ−ス1
内に飛散していた潤滑油を上記圧縮室11に吸い込んで
いた場合に比べ、上記圧縮室11に確実かつ安定的に給
油することができる。
【0036】第2に、上記潤滑油を圧縮室内11内に間
欠的に供給するようにした。
【0037】このことで、上記旋回スクロ−ル10の回
転数に応じた(比例した)量の潤滑油が供給されるの
で、結果として上記旋回スクロ−ル10の回転数に応じ
て潤滑油の量が積極的に制御されることになる。
【0038】したがって、上記モ−タ5の回転数によっ
て上記圧縮室11内に供給される潤滑油の量に極端な差
が生じることが防止され、上記固定スクロ−ル3と旋回
スクロ−ル10の摺動部をより適正に潤滑することがで
きる効果がある。
【0039】第3に、上記貫通孔25の出口を上記旋回
スクロ−ル10の外周部に設け、かつ一方は、上記旋回
スクロ−ル10の翼のラップ巻き終り端に位置させた。
このことで、上記圧縮室11の入り口部分で、潤滑油を
吸い込まれる被圧縮気体に有効に混入させることができ
るので、上記固定スクロ−ル3と旋回スクロ−ル10の
摺動部を漏れなく潤滑することができる。
【0040】また、上記旋回スクロ−ル10の下面に第
1、第2の凹陥部23、24を設けることで、上記円環
溝21の外側に上記貫通孔25が位置する場合でも、こ
の円環溝21と上記貫通孔25を連通させることができ
る。
【0041】このことにより、上記圧縮室11内の潤滑
をより良好に行える効果がある。
【0042】次に、第2の実施例について図3および図
4を参照して説明する。なお、上記第1の実施例と同一
の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0043】この実施例の旋回スクロ−ル3の下面に
は、図に30で示す円板形状のスラストボ−ドが固着さ
れている。このスラストボ−ド30は、摺動性が良くか
つ耐摩耗性の材質で成形されたもので、上記フレ−ム4
と摺動することで、上記旋回スクロ−ル3のスラスト荷
重を受ける機能を有する。
【0044】図4に示すように、このスラストボ−ド3
0の中央部には、上記旋回スクロ−ル10の下面に中央
部に突設され上記クランク軸8の上端部8bと係合する
突起部10bが挿通される貫通孔31が設けられてい
る。また、このスラストボ−ド30の外周縁には、オル
ダムリング12のキ−が挿入される2つの切欠溝32が
周方向に180°ずれた位置にそれぞれ設けられてい
る。
【0045】また、この切欠溝32から90°離間した
位置には、径方向に沿うスリット(長孔)33が設けら
れている。
【0046】一方、上記旋回スクロ−ル10には、この
スラストボ−ド30がこの旋回スクロ−ル3の下面に固
着された状態で、上記スラストボ−ド30のスリット3
3の設けられた位置からこの旋回スクロ−ル3の上面に
貫通する貫通孔35が設けられている。この貫通孔35
は、上記旋回スクロ−ル10の翼10aのラップ巻き終
り端に開口している。
【0047】上記旋回スクロ−ル3は、上記フレ−ム4
に対して偏心回動運動を行うので上記スリット33は、
上記円環溝21に一致したり一致しなかったりする動作
を間欠的に繰り返す。
【0048】次に、このスクロ−ル圧縮機の潤滑動作に
ついて説明する。
【0049】上記第1の実施例と同様に、上記空間Cに
供給された潤滑油は上記供給孔20を通って上記円環溝
21内に供給される。この円環溝21内を流通する潤滑
油は、この円環溝21に上記スリット33が一致したと
きに上記貫通孔35を通って上記旋回スクロ−ル10の
上面に供給される。
【0050】この旋回スクロ−ル10の上面に供給され
た潤滑油は、上記吸気管19から吸い込まれた気体と共
に、上記圧縮室11内に吸引され、上記固定スクロ−ル
3と上記旋回スクロ−ル10の摺動面の潤滑を行うよう
になっている。
【0051】このような構成によれば、上記第1の実施
例と略同様の効果を得ることができる。
【0052】また、この第2の実施例によれば、上記旋
回スクロ−ルの下面に凹陥部を設ける代わりにスラスト
ボ−ド30にスリット33を設けた。このことで、部品
の加工が容易になる効果がある。
【0053】なお、この発明は、上記第1、第2の実施
例に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない
範囲で種々変形可能である。
【0054】例えば、上記第1の実施例では、上記旋回
スクロ−ル10に設ける貫通孔25を2つ設けたが、こ
れに限定されるものではなく、3つ以上であっても良
い。また、上記旋回スクロ−ル10の翼10aのラップ
巻き終り端に1つのみ設けるようにしても良い。
【0055】また、上記第1、第2の実施例では、上記
潤滑油を上記クランクシャフト8の摺動部A、Bの摺動
を行わせてから上記スラスト受け面Dの円環溝21内に
供給したが、これに限定されるものではなく、他の供給
手段、例えば、上記クランクシャフト8の潤滑に使用し
ないで直接的に上記円環溝21内に供給するようにして
も良い。
【0056】
【発明の効果】以上のべたように、この発明の第1の構
成は、、密閉ケ−スと、この密閉ケ−ス内に設けられた
固定スクロ−ルと、この固定スクロ−ルに対して圧縮空
間を介して旋回自在に設けられた旋回スクロ−ルと、こ
の旋回スクロ−ルの背面側に旋回不能に配設され、この
旋回スクロ−ルのスラスト荷重を摺動自在に受けるスラ
スト荷重受け体とを具備するスクロ−ル形圧縮機におい
て、上記スラスト荷重受け体のスラスト荷重受け面に設
けられ、潤滑油が供給される円環溝と、上記旋回スクロ
−ルの背面から上記圧縮空間へと貫通して設けられ、上
記円環溝内に供給された潤滑油を上記圧縮空間に導く貫
通孔とを具備するものである。
【0057】第2の構成は、第1の手段において、上記
旋回スクロ−ルの背面には、上記貫通孔に連通すると共
にこの旋回スクロ−ルが旋回することで上記スラスト荷
重受け体の円環溝と間欠的に連通する凹陥部が設けられ
ているものである。
【0058】第3の構成は、上記第1の手段において、
上記旋回スクロ−ルの背面に固着され、上記貫通孔と連
通すると共にこの旋回スクロ−ルが旋回することで上記
スラスト受け体の円環溝と間欠的に連通するスリットが
設けられたスラストボ−ドを具備するものである。
【0059】このような第1〜第3の構成によれば、固
定スクロ−ルと旋回スクロ−ルとの摺動部の潤滑をより
良好かつ適正に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の要部を示す縦断面
図。
【図2】同じく、旋回スクロ−ルを示す上面図。
【図3】第2の実施例の要部を示す縦断面図。
【図4】同じく、スラストボ−ドを示す上面図。
【符号の説明】
1…密閉ケ−ス、3…固定スクロ−ル、4…フレ−ム
(スラスト荷重受け体)、D…スラスト荷重受け面、1
0…旋回スクロ−ル、21…円環溝、23…第1の凹陥
部、24…第2の凹陥部、25…貫通孔、30…スラス
トボ−ド、33…スリット、35…貫通孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケ−スと、この密閉ケ−ス内に設け
    られた固定スクロ−ルと、この固定スクロ−ルに対して
    圧縮空間を介して旋回自在に設けられた旋回スクロ−ル
    と、この旋回スクロ−ルの背面側に配設され、この旋回
    スクロ−ルのスラスト荷重を摺動自在に受けるスラスト
    荷重受け体とを具備するスクロ−ル形圧縮機において、 上記スラスト荷重受け体のスラスト荷重受け面に設けら
    れ、潤滑油が供給される円環溝と、 上記旋回スクロ−ルの背面から上記圧縮空間へ貫通して
    設けられ、上記円環溝内に供給された潤滑油を上記圧縮
    空間に導く貫通孔とを具備することを特徴とするスクロ
    −ル形圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記旋回スクロ−ルの背面には、上記貫
    通孔に連通すると共にこの旋回スクロ−ルが旋回するこ
    とで上記スラスト荷重受け体の円環溝と間欠的に連通す
    る凹陥部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のスクロ−ル形圧縮機。
  3. 【請求項3】 上記旋回スクロ−ルの背面に固着され、
    上記貫通孔と連通すると共にこの旋回スクロ−ルが旋回
    することで上記スラスト受け体の円環溝と間欠的に連通
    するスリットが設けられたスラストボ−ドを具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスクロ−ル形圧縮機。
JP5364993A 1993-03-15 1993-03-15 スクロ−ル形圧縮機 Pending JPH06264876A (ja)

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