JP2003211405A - 携帯用切断機 - Google Patents

携帯用切断機

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JP2003211405A JP2002007795A JP2002007795A JP2003211405A JP 2003211405 A JP2003211405 A JP 2003211405A JP 2002007795 A JP2002007795 A JP 2002007795A JP 2002007795 A JP2002007795 A JP 2002007795A JP 2003211405 A JP2003211405 A JP 2003211405A
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憲一郎 吉田
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    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B9/00Portable power-driven circular saws for manual operation
    • B27B9/02Arrangements for adjusting the cutting depth or the amount of tilting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜切りの際にも切断方向の視認性が良好で
かつ操作性に優れた携帯用切断機の提供。 【解決手段】 切削方向においてベース10の前部から
傾斜位置固定体11が立設され、ベースに回動可能に傾
斜板26が設けられる。丸鋸本体のソーカバー24の前
端が傾斜板26に回動ピン27を介して接続される。傾
斜板の回動によって、丸鋸本体が回動され、ベースに対
する鋸刃の角度が変化する。傾斜板は傾斜位置固定体1
1に対向配置され、傾斜板の傾斜した位置が締結具30
により傾斜位置固定体に固定される。締結具は傾斜位置
固定体の円弧状長穴を貫通して傾斜板と螺合するネジ部
32と、ネジ部の一端のレバー31付き面押圧部33が
設けられ、面押圧部にて傾斜位置固定体を押圧して、傾
斜板の傾斜角度が固定される。押圧部と当接する傾斜位
置固定体の当接面は、傾斜面11Aをなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転駆動する鋸刃を
ベースでガイドして被切削材を切断または切削する携帯
用切断機に関し、特に、鋸刃を支持する丸鋸本体がベー
スに対して回動可能で、鋸刃のベースに対する傾斜角を
調整可能とした携帯用丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用丸鋸を図14、図15に示
す。従来の携帯用丸鋸101は、被削材に対向配置され
るベース10と、ベース10に対して回動可能に設けら
れた丸鋸本体120とにより主に構成される。ベース1
0は切断作業時には被切断材W上に対向配置される。
【0003】丸鋸本体120は、鋸刃21を丸鋸軸21
Aを中心に回転可能に支持すると共に、鋸刃21を回転
駆動するための図示せぬ電動モータや動力伝達機構が内
蔵されている丸鋸本体120の頂部にはメインハンドル
22が設けられ、また丸鋸本体120の切削方向前方側
にはサブハンドル23が設けられる。また鋸刃21の上
半分を覆うために丸鋸本体120にはソーカバー124
が一体に設けられる。そして不使用時に鋸刃21の下半
分を覆うための図示せぬセフティカバーが丸鋸軸21A
を中心に回動可能に設けられ、セフティカバーには指先
でその回動位置を保持するためのセフティカバーレバー
25が設けられている。被切断材Wをその後端面から前
方に向かって切断をするときは、セフティカバーは自動
的に回動して鋸刃21の下半分を露出させる。また窓切
り作業など被削材の上方から下方に鋸刃を移動させる必
要があるときは、セフティカバーレバー25を指先に掛
けて、セフティカバーの開状態を維持する。
【0004】切削方向においてベース10の前部から
は、角度目盛りが付された傾斜位置固定体111が立設
されている。またソーカバー124の前部であって傾斜
位置固定体111に対向する位置には、ピン12を介し
て傾斜位置固定体111に回動可能に設けられた傾斜板
126が設けられる。ここでピン12はベース10と平
行かつ鋸軸21Aと直角に延び、従って丸鋸本体120
は、ピン12を中心として図14に示される直立位置
と、図15に示される傾斜位置とに回動可能である。
【0005】傾斜位置固定体111には、傾斜板126
の回動軸であるピン12を中心とした半径の円弧状長穴
111aが形成され、ベース10に対する鋸刃21が所
望の傾斜角度となった位置で傾斜板126を傾斜位置固
定体111に固定するために、締結具30が設けられ
る。締結具30は、円弧状長穴111aを貫通して傾斜
板126と螺合するネジ部と、ネジ部の一端に設けられ
たレバー31により構成され、レバー31の基端面は面
押圧部をなし、レバー31の回動によるネジ部の螺進退
により、面押圧部にて傾斜位置固定体111を押圧しそ
の押圧を解除する。レバー31を設けたことで、付加的
な工具を要することなく、少ない力でネジ部を回転させ
ることができる。レバー31は、鋸刃21がベース10
に対して直角な状態のときには、ベース10に水平な姿
勢となる。
【0006】使用者が携帯用丸鋸101を使用する場
合、図14に示されるように鋸刃21がベース10に対
して直角な状態では、例えば右手でメインハンドル22
を握り、左手でサブハンドル23を把持して被切断材W
方向に丸鋸本体1120を押し当て、ベース10を被切
断材W上を摺動させながら前方に移動させる。このとき
レバー31はベース10に対して略平行に指向している
ので、鋸刃21の直前にある被切断材Wを容易に視認で
き、墨線Mを確認しながら切断が実行でき、またサブハ
ンドル23を押圧する指がレバー31に当たることがな
い。
【0007】また図15に示されるような傾斜切りを行
う際は、レバー31を一旦緩め、鋸刃21がベース10
に対して所望の傾斜角度θとなるようにベース10に対
して相対的にピン12を中心として丸鋸本体120を回
動させる。すると傾斜位置固定体111に対する傾斜板
126の相対的位置関係が変化する。この状態でレバー
31を締めて傾斜位置固定板111に対する傾斜板12
6の位置が固定され、鋸刃21の傾斜角度が固定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の携帯用丸のこでは、図15に示される傾斜切りを行う
際、傾斜位置固定板111の厚み寸法が一定であると締
結のためのレバー回動量も一定であるため、レバー31
の締結後の姿勢は鋸刃21の傾斜角度θに応じて初期の
水平姿勢よりも起き上がる。そのためレバー31は、使
用者に対して切断の目印となる墨線Mの手前に起き上が
る位置となり、墨線Mの視認性が低下し、切断方向を正
確に把握できなくなる。また、サブハンドル23を把持
する指に直立ぎみのレバー31が当たり、レバー31が
邪魔となる。
【0009】レバー31と指との当接を避けるために
は、サブハンドル23をメインハンドル22に近づける
ようにやや後方に配置すればよいが、すると、丸鋸10
1を押さえつける力のバランスが崩れるばかりか、窓切
り作業持のときの操作性が著しく低下する。即ち窓切り
作業時には、セフティカバーを手動で開くためにセフテ
ィカバーレバー25を図14に示されるような前方回動
位置で保持する必要がある。セフティカバーレバー25
を保持するのは、サブハンドル23を押えているのと同
じ手の指で行われる。よって、サブハンドル23が、メ
インハンドル22に近づいた位置に設けられると、サブ
ハンドル23を押さえたまま、その押さえている手でセ
フティカバーレバ−25を前方で保持することが不可能
となり、窓切り作業に支障をきたす結果となる。
【0010】また切断時に鋸刃21を覗き込んだときに
鋸刃21が見えるようにするためには、サブハンドル2
3は鋸軸21A方向において鋸刃21から離間した位置
に設けられるのが好ましい。しかし、この離間位置に設
けると、起き上がったレバー31の自由端がサブハンド
ル23に当接し、サブハンドル23の操作性が低下す
る。
【0011】そこで本発明は、傾斜切りの際にも切断方
向の視認性が良好でかつ操作性に優れた携帯用切断機を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、被削材に対向配置されるベースと、鋸
刃を支持収容する丸鋸本体と、切削方向において該ベー
スの前部から立設された傾斜位置固定体と、該丸鋸本体
と共に該ベースに対して回動可能に設けられ、該傾斜位
置固定体に対向する位置に配置された傾斜板と、該ベー
スに対する該鋸刃が所望の傾斜角度となった位置で該傾
斜板を該傾斜位置固定体に固定するために、該傾斜位置
固定体を貫通して該傾斜板と螺合するネジ部と該ネジ部
の一端のレバー付き面押圧部が設けられ、該面押圧部に
て該傾斜位置固定体を押圧する螺合締結手段とを備えた
携帯用切断機において、該傾斜位置固定体の該面押圧部
と当接する当接面は、該鋸刃の傾斜角度の増大に応じ
て、該ネジ部の回転量を増大させるように面構成されて
いる携帯用切断機を提供している。
【0013】ここで該当接面は、該鋸刃の傾斜角度の増
大に比例して該ネジ部の回転量を増大させる所定勾配の
傾斜面をなしているのが好ましい。
【0014】また、該傾斜位置固定体には該ネジ部を挿
通させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の
円弧状長穴が形成され、該長穴の最下端にネジ部が位置
する初期状態時の該面押圧部が面する部位の傾斜位置固
定体の厚さをy、初期状態から該鋸刃の該ベースに対す
る傾斜角度がθのときの該面押圧部が面する部位の傾斜
位置固定体の厚さをz、該ネジ部のネジピッチをpと
し、該初期状態のレバーの締結位置姿勢が該ベースと略
平行であるとき、該傾斜面は、z≦y―(θ/360)
・p 及びz≧y―p/2―(θ/360)・pの関係式
を満たすことが好ましい。
【0015】ここで、該傾斜位置固定体は、その高さ方
向において厚さが一定の固定体本体と、該固定体本体に
取付けられ反取付面側が上記所定勾配の傾斜面をなす調
整板とにより構成されているのが好ましい。
【0016】又は、該傾斜位置固定体の該当接面は、該
ベースに対して直角に延びる鉛直面と、鉛直面に引き続
き徐々に該傾斜位置固定体の肉厚が減少する傾斜面とを
備えているのが好ましい。
【0017】又は、該傾斜位置固定体には、該ネジ部を
挿通させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径
の円弧状長穴が形成され、該円弧状長穴は、初期状態か
ら該鋸刃の該ベースに対する所定の傾斜角度の範囲まで
の該鋸刃の傾斜を許容する第1の円弧状長穴と、該第1
の円弧状長穴の半径と異なる半径で該所定の傾斜角度か
ら最大傾斜角度範囲までの該鋸刃の傾斜を許容する第2
の円弧状長穴とを有し、第1の円弧状長穴の末端部と該
第2の円弧状長穴の基端部とが該半径の方向に延びる半
径方向スロットで連絡されており、該傾斜板には、該ネ
ジ部の該半径方向スロット内の移動を許容するためのガ
イド溝が形成された連結部材と、該ガイド溝内に摺動可
能に配置され該ネジ部と螺合する螺合部材とが設けられ
ているのが好ましい。
【0018】又は、該傾斜位置固定体の当接面は、該丸
鋸本体の段階的な複数の傾斜角度に対応した段差面をな
しているのが好ましい。
【0019】更に、該丸鋸本体の頂部にはメインハンド
ルが設けられ、また該丸鋸本体の該切削方向前方側には
サブハンドルが設けられ、該サブハンドルは該丸鋸本体
の可及的下方に位置しているのが好ましい。ここで該サ
ブハンドルは、該ネジ部よりも該鋸刃から離間した位置
に設けられているのが好ましい。
【0020】又、該傾斜板には該鋸刃の回転軸に平行な
回動軸が備えられ、該丸鋸本体は該回動軸を中心に回動
可能に設けられて切削方向に関して前傾可能であり、該
丸鋸本体の選択された前傾位置を保持するため、該切削
方向において該ベースの後部位置には前傾位置保持機構
が設けられているのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の携帯用切断機を携帯用丸
鋸に適用した第1の実施の形態について図1乃至図7に
基づき説明する。これらの図において図14、図15に
示される従来の携帯用丸鋸と同一の部材は同一の番号を
付し、説明を省略する。
【0022】第1の実施の形態による携帯用丸鋸1の丸
鋸本体20は、図14に示される従来の丸鋸本体と傾斜
位置固定体11を除いてはほとんど同様である。なお図
2には、鋸刃21の上半分を覆うために丸鋸本体20に
一体に設けられたソーカバー24と、電動丸鋸1不使用
時に鋸刃21の下半分を覆うためのセフティカバー28
が示されている。上述したようにセフティカバーは28
は丸鋸軸21Aを中心に回動可能に設けられ、指先でそ
の回動位置を保持するためのセフティカバーレバー25
が一体に設けられている。
【0023】ソーカバー24の前部は、鋸軸21Aと平
行な回動ピン27により、傾斜板26に回動可能に接続
されている。従って丸鋸本体20は、傾斜板26のピン
12を中心とした回動に伴って図1の矢印A方向に鋸刃
21の傾斜角度が変化可能であると共に、この鋸刃21
の傾斜角度を維持しつつ回動ピン27を中心として図1
の矢印B方向にも回動可能であり、切断方向に関して丸
鋸本体20を前傾(ヒップアップ)姿勢とすることがで
きる。このことにより、被切断材に対する鋸刃21の切
込み深さを調整することができる。
【0024】図3は、丸鋸本体20の前傾姿勢を維持す
るための切込み深さ調整機構40を示す。ベース10の
後部上面からはソーカバー24の背面側に隣接してリン
ク41が立設され、リンク41には回動ピン27を中心
とする半径の円弧状スロット41aが形成されている。
また、丸鋸本体20の後部には、クランプレバー42が
回動可能に取付けられている。クランプレバー42は図
示せぬボルトが円弧状スロット41aを貫通しソーカバ
ー24に螺合可能に設けられる。クランプレバー42の
回動操作によって、丸鋸本体20の前傾角度を固定しま
た解除可能に構成される。例えば図3において、丸鋸本
体20を矢印B方向に回動させてその位置を固定する
と、鋸刃21のベース10から下方への突出量が減少
し、切り込みを浅くすることができる。
【0025】更に本実施の形態では、サブハンドル23
は、丸鋸本体20の切削方向前方側にあって丸鋸本体2
0の可及的下方に位置している。そのことにより、サブ
ハンドル23をメインハンドル22から離間させて、作
業中の丸鋸1全体の保持がバランスよく行える。加えて
サブハンドル23は、ネジ部32よりも鋸刃21から離
間した位置に(鋸軸21A方向において鋸刃21から離
間した位置に)設けられている。そのことにより作業中
に鋸刃21を覗き込んだときに鋸刃21を容易に視認で
きる。
【0026】傾斜位置固定体11は、切削方向において
ベース10の前部から立設されており、その厚さW(図
2)は、上方に向かって徐々に減少している。傾斜位置
固定体11には、傾斜板26の回動軸であるピン12を
中心とした半径の円弧状長穴11a(図1)が形成さ
れ、ベース10に対する鋸刃21が所望の傾斜角度とな
った位置で傾斜板26を傾斜位置固定体11に固定する
ため、締結具30が設けられる。締結具30は、円弧状
長穴11aを貫通して傾斜板26と螺合するネジ部32
と、ネジ部32の一端に設けられたレバー31により構
成され、レバー31の基端面は面押圧部33をなし、レ
バー31の回動によるネジ部32の螺進退により、面押
圧部33にて傾斜位置固定体11を押圧して丸鋸本体2
0の傾斜角度を維持し、またその押圧を解除する。レバ
ー31を設けたことで、付加的な工具を要することな
く、少ない力でネジ部32を回転させることができる。
本実施の形態では、レバー31は、鋸刃21がベース1
0に対していかなる傾斜角度に固定されているときも、
締結完了時において、その自由端がネジ部32よりも高
くならないように構成される。即ち面押圧部33と当接
する傾斜位置固定体11の当接面11Aは、鋸刃21の
傾斜角度の増大に比例してネジ部32の回転量を増大さ
せる所定勾配の傾斜面をなしている。
【0027】図4、図5は、傾斜位置固定体11と締結
具30との関係を示している。これらの図において、円
弧状長穴11aの最下端にネジ部32が位置する初期状
態が、鋸刃21が直立した状態であり、このときの面押
圧部33が面する部位の傾斜位置固定体11の厚さを
y、初期状態から鋸刃21のベース10に対する傾斜角
度がθのときの面押圧部33が面する部位の傾斜位置固
定体11の厚さをz、ネジ部32のネジピッチをpと
し、図5のAに示される姿勢のように初期状態のレバー
31の締結完了位置姿勢がベース10と略平行であると
する。なお、この状態では、ネジ部32の位置はピン1
2を中心としてベース10からβの角度の位置にあると
する。
【0028】以上を前提とすると、傾斜面11Aは、z
≦y―(θ/360)・pの関係式を満たすことが必要
である。このことにより、ネジ部32は少なくとも(θ
/360)・pだけ余分に回転することができ、図5の
Bの姿勢のように、レバー31の自由端がネジ部32よ
りも上側に位置することがなくなる。ただし、y−zが
大きすぎると、レバー31の回転量が大きすぎる結果と
なり、図5のDの位置を越えて例えばCの姿勢となるの
で、それを排除する必要がある。よって、z≧y―p/
2―(θ/360)・pの関係式も満たす必要がある。
そのことにより、レバー31は最大でも図5のDの姿勢
までに留まり、レバー31の自由端がネジ部32よりも
上側に位置することがなくなり、鋸刃21を傾斜させて
切断する場合に、レバー31が墨線Mを視認する際の障
害になることがなくなる。
【0029】より具体的に説明すると、傾斜角度θが0
°から55°まで調整可能なものとし、ネジ部32のネ
ジピッチが1mmとする。またy寸法を10mmとす
る。ここで傾斜面11Aは、鋸刃21の傾斜角度が大き
くなるにつれて厚さWが徐々に小さくなり、45°時の
厚さが9.875mmとなるように設定される。また図
5に示されるように、例えば傾斜角度θ=0°時にレバ
ー31を締付けた時のレバーの姿勢がベース10に平行
となっていると仮定する。傾斜角度θ=45°時は、傾
斜位置固定体11の幅寸法Wが傾斜角度θ=0°時に比
べ0.125mm小さいため、ネジ部32はその分だけ
多く回転できることになる。この距離はネジピッチが1
mmだから、360°×0.125=45°となり、傾
斜角度θ=0°時に比べ、45°多く締付けられること
になる。このため、傾斜角度θ=45°時も、レバー3
1は、ベース10と平行な姿勢で締結が完了することに
なる。
【0030】以上の構成において、図6に示されるよう
に鋸刃21を直立させて被切断材Wをその後端面から前
方に向かって切断をするときは、セフティカバー28
(図2)は自動的に回動して鋸刃21の下半分を露出さ
せる。例えば右手でメインハンドル22を握り、左手で
サブハンドル23を把持して被切断材W方向に丸鋸本体
120を押し当て、ベース10を被切断材W上を摺動さ
せながら前方に移動させる。このときレバー31はベー
ス10に対して略平行に指向しているので、鋸刃21の
直前にある被切断材を容易に視認でき、墨線Mを確認し
ながら切断が実行でき、またサブハンドル23を押圧す
る指がレバー31に当たることがない。
【0031】また窓切り作業など被削材Wの上方から下
方に鋸刃21を移動させる必要があるときは、セフティ
カバーレバー25を指先に掛けて、セフティカバー28
の開状態を維持する。即ち窓切り作業時には、セフティ
カバー28を手動で開くためにセフティカバーレバー2
5を図1に示されるような前方回動位置で保持する必要
がある。ここでサブハンドル23は丸鋸本体20の可及
的前方に位置しているため、セフティカバーレバー25
の前方保持位置がサブハンドル23に近接することがで
き、セフティカバーレバー25とサブハンドル23との
操作を同じ手の指で行うことが容易となる。
【0032】また図7に示されるような傾斜切りを行う
際は、レバー31を一旦緩め、鋸刃21がベース10に
対して所望の傾斜角度θとなるようにベース10に対し
て相対的にピン12を中心として丸鋸本体20を回動さ
せる。すると傾斜位置固定体11に対する傾斜板26の
相対的位置関係が変化する。この状態でレバー31を締
めると傾斜位置固定板11に対する傾斜板26の位置が
固定され、鋸刃21の傾斜角度が固定される。
【0033】この傾斜切りの際にもレバー31はベース
10に対して略平行に指向しているか、レバー31の自
由端がネジ部32よりも下方に位置しているので、鋸刃
21の直前にある被切断材Wを容易に視認でき、墨線M
を確認しながら切断が実行できる。またサブハンドル2
3を押圧する指がレバー31に当たることがなく、良好
な操作性が確保できる。このことはまた、サブハンドル
23を可能な限り前方側に配置することができることを
意味し、メインハンドル22とサブハンドル23とを可
能な限り離間させて、押圧操作のバランスを向上させる
ことができる。また、サブハンドル23は、鋸軸21A
方向で可能な限鋸刃21から離間させているが、その場
合であってもサブハンドル23を把持している指がレバ
ー31に当たることがない。
【0034】更にいずれの切断又は切削の態様において
も、傾斜位置固定板11は、下方に向かって肉厚が厚く
なる構成なので、作業中に丸鋸本体をベース10方向に
押圧したとき、締結具30の面押圧部33が傾斜面11
Aに対してより押圧力を増すことになるので、丸鋸本体
20を伴った傾斜板26のベース方向への予期せぬ回動
落下を防止することができる。
【0035】加えて、切込み深さ調整機構40により丸
鋸本体20姿勢を前傾に固定したときにも、サブハンド
ル23はより下方に位置することとなるが、上述したよ
うに、レバー31の自由端が上方に向くことがないの
で、依然としてサブハンドルを把持した指がレバー31
に干渉することを防止でき、操作性を向上できる。
【0036】本発明の第2の実施の形態による携帯用切
断機について図8に基づき説明する。第1の実施の形態
では、傾斜位置固定体11は面押圧部33と当接する面
が傾斜面11Aであり反当接面側がベース10に略直角
な面の単一の部材により構成されているが、第2の実施
の形態では、傾斜位置固定体51は、その高さ方向にお
いて厚さが一定の固定体本体51Aと、固定体本体51
Aに取付けられ反取付面側が所定勾配の傾斜面51Ba
をなす調整板51Bとにより構成されている。
【0037】このような構成では、固定体本体51Aを
ラフに製造しても、別体で軽量な調整板51Bのみを精
度よく製作することで傾斜位置固定体51全体としては
より製造が簡単となる。また、必要に応じ固定体本体5
1Aと調整板51Bとの間にシート材を介在させること
ができ、傾斜面51Baの傾斜角度の微調整が可能とな
る。
【0038】本発明の第3の実施の形態による携帯用切
断機について図9に基づき説明する。本実施の形態によ
る傾斜位置固定体61は、締結具30の押圧部33との
当接面が、ベース10に対して直角に延びる鉛直面61
Aと、鉛直面に引き続き徐々に肉厚が減少する傾斜面6
1Bとを有する。
【0039】係る構成によれば、丸鋸本体20の傾斜角
θが小さい領域、即ちレバー自由端の立ち上がり傾向が
小さい領域については、レバー31の自由端の立ち上が
り傾向を許容し、丸鋸本体の傾斜角θが大きくレバー4
1との干渉傾向が強まる領域についてのみ、レバー31
の自由端を立ち上がらせないようにすることができる。
【0040】本発明の第4の実施の形態による携帯用切
断機について図10に基づき説明する。本実施の形態に
よる傾斜位置固定体71は、締結具30の面押圧部33
との当接面が、丸鋸本体20の段階的な複数の傾斜角度
に対応した段差面71A、71B、71Cをなしてい
る。係る構成によれば、被切断材の代表的な切断角度で
ある例えば15度、30度、45度の傾斜角度につい
て、締結具30の面押圧部33がクリック感を伴って位
置決めすることができ、鋸刃21の特定の傾斜角度を簡
単に固定することができる。
【0041】本発明の第5の実施の形態による携帯用切
断機について図11〜図13に基づき説明する。本実施
の形態では、傾斜位置固定体81の円弧状長穴形状を変
更すると共に、傾斜板側に連結部材86を設けている。
具体的には、傾斜位置固定体81には、ネジ部32を挿
通させると共に傾斜板の回動軸心(図1のピン12の軸
心)を中心とした半径の円弧状長穴が形成されるが、円
弧状長穴は、初期状態から鋸刃21の傾斜角度45度の
範囲まで鋸刃21の傾斜を許容する第1の円弧状長穴8
1aと、第1の円弧状長穴81aの半径よりも小さく鋸
刃傾斜角度45度から最大傾斜角度である55度の範囲
までの鋸刃21の傾斜を許容する第2の円弧状長穴81
bとが形成されている。そして、第1の円弧状長穴81
aの末端部81a1と第2の円弧状長穴81bの基端部
81b1とが上記した半径の方向に延びる半径方向スロ
ット81cで連絡される。しかしてネジ部32は、図1
1の一点鎖線で示すクランク状の経路を移動可能であ
る。
【0042】傾斜板側には、ネジ部32の半径方向スロ
ット81c内での半径方向の移動を許容するための四角
形状のガイド溝86aが形成された連結部材86aが設
けられ、ガイド溝86a内に摺動可能に、ネジ部32と
螺合する螺合部材87が、連結部材86から離脱不能に
設けられている。なお、締結具30の面押圧部と当接す
る傾斜位置固定体81の当接面は、上述した実施の形態
と同様な傾斜面81Aとなっていることはいうまでもな
い。なお、図11に示される構成では、鋸刃21が直立
になっている状態で、ネジ部32はピン12を中心とし
てベースから角度βだけずれた位置にあるため、傾斜位
置固定体81の角度目盛りの位置と、実際のネジ部32
の位置が多少ずれている。
【0043】以上の構成において、鋸刃21の傾斜角度
が45度未満のときは、第1の実施の形態と同様にネジ
部32は第1の半径方向スロット81c内を移動し、鋸
刃21が所望の傾斜角度となったときにレバー31を締
結操作する。
【0044】鋸刃21の傾斜角度を45度に固定するた
めには、ネジ部32が第1の円弧状長穴81aの末端部
81a1まで当接したときに、ネジ部32は半径方向ス
ロット81c内を半径方向内方に移動し得る状態とな
り、手操作によりネジ部32を半径方向内方に移動させ
ると、ネジ部32と螺合関係にある螺合部材87は、ガ
イド溝86aに沿って、図12の矢印E方向に摺動し、
ネジ部32は第2の円弧状長穴81b内に導かれる。従
って、傾斜切り切断作業において頻繁に採用される45
度の傾斜角度の固定を簡単に行うことができる。
【0045】本発明による携帯用切断機は上述した実施
の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で
種々の変形や改良が可能である。例えば、第2の実施の
形態における調整板の傾斜面側に第4の実施の形態にお
ける段差面を形成するようにしてもよい。また、第2の
実施の形態における調整板に、第3の実施の形態のよう
な鉛直面61Aと傾斜面61Bとを形成してもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の携帯用切断機によれば、
直立切りのみならず傾斜切りの際にも、レバーの傾斜角
度が適正な範囲にあるため、切断方向でみたとき丸鋸前
方側の被切断材や墨線を視認する際にレバーが邪魔にな
ることがなく、レバーが操作性に影響を及ぼさない。ま
た、傾斜位置固定体の当接面は、鋸刃の傾斜角度の増大
に応じて、徐々に傾斜位置固定体の厚さを減ずるように
面構成されているので、作業中に丸鋸本体をベース方向
に押圧したとき、締結具の押圧面が傾斜面に対してより
押圧力を増すことになるので、丸鋸本体を伴った傾斜板
のベース方向への予期せぬ回動落下を防止することがで
きる。このことは更に、レバーの締結や締結の解除をよ
り軽い力で行えることを意味する。
【0047】請求項2記載の携帯用切断機によれば、傾
斜位置固定体の当接面を単に所定勾配の傾斜面としたこ
とのみで、傾斜切りの際のレバーの傾斜角度を適正な範
囲内に留めることが可能となる。
【0048】請求項3記載の携帯用切断機によれば、請
求項2の効果に加えて、レバーの自由端を常にネジ部よ
りも下側に位置させることができる。
【0049】請求項4記載の携帯用切断機によれば、調
整板についてのみ加工精度の高さを要求すればよく、傾
斜面の傾斜角度の調整が簡単に行える。
【0050】請求項5記載の携帯用切断機によれば、丸
鋸本体の傾斜角が大きくレバーとの干渉傾向が強まる領
域についてのみ、レバーの自由端を立ち上がらせないよ
うにすることができる。
【0051】請求項6記載の携帯用切断機によれば、傾
斜切り切断作業において頻繁に採用される所定の傾斜角
度、例えば45度の傾斜角度の固定を簡単且つ確実に行
うことができる。
【0052】請求項7記載の携帯用切断機によれば、被
切断材の代表的な切断角度である例えば15度、30
度、45度の傾斜角度について、締結具の面押圧部がク
リック感を伴って各段差面にて位置決めすることがで
き、鋸刃の特定の傾斜角度を簡単に選択して固定するこ
とができる。
【0053】請求項8記載の携帯用切断機によれば、サ
ブハンドルはメインハンドルから離間して配置されるの
で、作業中の丸鋸全体の保持がバランスよく行える。ま
た、請求項1の効果により、傾斜切りの際にも、レバー
の自由端が上方に向かうことがないため、サブハンドル
を下方に配置させても、サブハンドルを押圧する手の指
がレバーと干渉することがなくなり、操作性を一層向上
させることができる。加えて、窓切り作業など、鋸刃の
セフティカバーの開状態を維持するためにセフティカバ
ーレバーを指先に掛けて前方で保持する必要があるとき
にも、セフティカバーレバーの前方保持位置がサブハン
ドルの前方下方位置に近接することができ、セフティカ
バーレバーとサブハンドルとの操作を同じ手の指で行う
ことが容易となる。
【0054】請求項9記載の携帯用切断機によれば、サ
ブハンドルは、ネジ部よりも鋸刃から離間した位置に設
けられているので、作業中に鋸刃を容易に覗き込むこと
ができる。また、請求項1の効果により、傾斜切りの際
にも、レバーの自由端が上方に向かうことがないため、
サブハンドルを横方向に鋸刃から離間して配置させて
も、サブハンドルを押圧する手の指がレバーと干渉する
ことがなくなり、操作性を一層向上させることができ
る。
【0055】請求項10記載の携帯用切断機によれば、
鋸刃の被削材に対する切り込み深さが調整可能となり、
より多様な切断や切削が可能となる。また、丸鋸本体を
前傾位置に保持したときには、サブハンドルは更にベー
スに近づくように下方位置に移動するが、その場合であ
っても請求項1の効果によって、サブハンドルを押圧操
作する手の指がレバーと干渉することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による携帯用切断機
である携帯用丸鋸を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸を
示す側面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の
切込み深さ調整機構を操作した状態を示す斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の
傾斜位置固定体、傾斜板、締結具を示す部分拡大側面
図。
【図5】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の
締結具のレバーの姿勢と傾斜板の回動角度との関係を示
す説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の
正立切断状態を示す斜視図。
【図7】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の
傾斜切断状態を示す斜視図。
【図8】本発明の第2の実施の形態による携帯用丸鋸の
要部を示す側面図。
【図9】本発明の第3の実施の形態による携帯用丸鋸の
要部を示す側面図。
【図10】本発明の第4の実施の形態による携帯用丸鋸
の要部を示す側面図。
【図11】本発明の第5の実施の形態による携帯用丸鋸
の傾斜位置固定体とレバーを示す側面図。
【図12】本発明の第5の実施の形態による携帯用丸鋸
に用いられる連結板を示す図。
【図13】本発明の第5の実施の形態による携帯用丸鋸
に用いられる連結板と螺合部材と締結具との接続関係を
示す断面図。
【図14】従来の携帯用丸鋸を示す斜視図。
【図15】従来の形態用丸鋸の傾斜切断状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 携帯用切断機である携帯用丸鋸 10 ベース 11、51、61、71、81 傾斜位置固定体 11A、51Ba、61B、81A 傾斜面 11a、81a、81b 円弧状長穴 11A 当接面 12 ピン 20 丸鋸本体 21 鋸刃 21A 丸鋸軸 22 メインハンドル 23 サブハンドル 24 ソーカバー 25 セフティカバーレバー 26 傾斜板 27 回動ピン 28 セフティカバー 30 締結具 31 レバー 32 ネジ部 33 面押圧部 40 調整機構 51A 固定体本体 51B 調整板 61A 鉛直面 71A 段差面 81c 半径方向スロット 81b1 基端部 81a1 末端部 86 連結部材 86a ガイド溝 87 螺合部材 M 墨線 W 被切断材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被削材に対向配置されるベースと、 鋸刃を支持収容する丸鋸本体と、 切削方向において該ベースの前部から立設された傾斜位
    置固定体と、 該丸鋸本体と共に該ベースに対して回動可能に設けら
    れ、該傾斜位置固定体に対向する位置に配置された傾斜
    板と、 該ベースに対する該鋸刃が所望の傾斜角度となった位置
    で該傾斜板を該傾斜位置固定体に固定するために、該傾
    斜位置固定体を貫通して該傾斜板と螺合するネジ部と該
    ネジ部の一端のレバー付き面押圧部が設けられ、該面押
    圧部にて該傾斜位置固定体を押圧する螺合締結手段とを
    備えた携帯用切断機において、 該傾斜位置固定体の該面押圧部と当接する当接面は、該
    鋸刃の傾斜角度の増大に応じて、該ネジ部の回転量を増
    大させるように面構成されていることを特徴とする携帯
    用切断機。
  2. 【請求項2】 該当接面は、該鋸刃の傾斜角度の増大に
    比例して該ネジ部の回転量を増大させる所定勾配の傾斜
    面をなしていることを特徴とする請求項1記載の携帯用
    切断機。
  3. 【請求項3】 該傾斜位置固定体には該ネジ部を挿通さ
    せると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の円弧
    状長穴が形成され、該長穴の最下端にネジ部が位置する
    初期状態時の該面押圧部が面する部位の傾斜位置固定体
    の厚さをy、初期状態から該鋸刃の該ベースに対する傾
    斜角度がθのときの該面押圧部が面する部位の傾斜位置
    固定体の厚さをz、該ネジ部のネジピッチをpとし、該
    初期状態のレバーの締結位置姿勢が該ベースと略平行で
    あるとき、該傾斜面は、 z≦y―(θ/360)・p 及び z≧y―p/2―(θ/360)・p の関係式を満たすことを特徴とする請求項1記載の携帯
    用切断機。
  4. 【請求項4】 該傾斜位置固定体は、その高さ方向にお
    いて厚さが一定の固定体本体と、該固定体本体に取付け
    られ反取付面側が上記所定勾配の傾斜面をなす調整板と
    により構成されていることを特徴とする請求項2乃至3
    記載の携帯用切断機。
  5. 【請求項5】 該傾斜位置固定体の該当接面は、該ベー
    スに対して直角に延びる鉛直面と、鉛直面に引き続き徐
    々に該傾斜位置固定体の肉厚が減少する傾斜面とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の携帯用切断機。
  6. 【請求項6】 該傾斜位置固定体には、該ネジ部を挿通
    させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の円
    弧状長穴が形成され、該円弧状長穴は、初期状態から該
    鋸刃の該ベースに対する所定の傾斜角度の範囲までの該
    鋸刃の傾斜を許容する第1の円弧状長穴と、該第1の円
    弧状長穴の半径と異なる半径で該所定の傾斜角度から最
    大傾斜角度範囲までの該鋸刃の傾斜を許容する第2の円
    弧状長穴とを有し、第1の円弧状長穴の末端部と該第2
    の円弧状長穴の基端部とが該半径の方向に延びる半径方
    向スロットで連絡されており、 該傾斜板には、該ネジ部の該半径方向スロット内の移動
    を許容するためのガイド溝が形成された連結部材と、該
    ガイド溝内に摺動可能に配置され該ネジ部と螺合する螺
    合部材とが設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の携帯用切断機。
  7. 【請求項7】 該傾斜位置固定体の当接面は、該丸鋸本
    体の段階的な複数の傾斜角度に対応した段差面をなして
    いることを特徴とする請求項1記載の携帯用切断機。
  8. 【請求項8】 該丸鋸本体の頂部にはメインハンドルが
    設けられ、また該丸鋸本体の該切削方向前方側にはサブ
    ハンドルが設けられ、該サブハンドルは該丸鋸本体の可
    及的下方に位置していることを特徴とする請求項1記載
    の携帯用切断機。
  9. 【請求項9】 該サブハンドルは、該ネジ部よりも該鋸
    刃から離間した位置に設けられていることを特徴とする
    請求項8記載の携帯用切断機。
  10. 【請求項10】 該傾斜板には該鋸刃の回転軸に平行な
    回動軸が備えられ、該丸鋸本体は該回動軸を中心に回動
    可能に設けられて切削方向に関して前傾可能であり、 該丸鋸本体の選択された前傾位置を保持するため、該切
    削方向において該ベースの後部位置には前傾位置保持機
    構が設けられていることを特徴とする請求項8記載の携
    帯用切断機。
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