JP2003209295A - 電子部品及びその製造方法、これを用いた画像表示装置 - Google Patents

電子部品及びその製造方法、これを用いた画像表示装置

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JP2003209295A JP2002008024A JP2002008024A JP2003209295A JP 2003209295 A JP2003209295 A JP 2003209295A JP 2002008024 A JP2002008024 A JP 2002008024A JP 2002008024 A JP2002008024 A JP 2002008024A JP 2003209295 A JP2003209295 A JP 2003209295A
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板への実装前に発光素子や制御素子の検査
を可能とし、リペアチップを別途用意することなく容易
に不良素子(発光素子及び制御素子)の修復を可能とす
る。 【解決手段】 発光素子とこれを制御する制御素子とが
一体化され、チップ部品化されてなる電子部品(画素チ
ップ)である。その形状は、例えば平板状、あるいは球
形である。一体化により、発光素子や制御素子を一括し
て取り扱うことが可能となり、例えば基板への実装も容
易なものとなる。また、発光素子と制御素子とが一体化
されているので、チップ部品の段階で動作確認を行うこ
とができ、基板への実装前に不良素子が排除される。さ
らに、仮に不良素子を含む画素チップが実装された場合
には、画素チップを交換することにより、発光素子、制
御素子のいずれのリペアも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と制御素
子とが一体化された新規な電子部品及びその製造方法に
関するものであり、さらには、これを応用した画像表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発光素子をマトリクス状に配列して画像
表示装置に組み上げる場合には、従来、液晶表示装置
(LCD:Liquid Crystal Display)やプラズマディス
プレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)のよう
に基板上に直接素子を形成するか、あるいは発光ダイオ
ードディスプレイ(LEDディスプレイ)のように単体
のLEDパッケージを配列することが行われている。例
えば、LCD、PDPの如き画像表示装置においては、
素子分離ができないために、製造プロセスの当初から各
素子はその画像表示装置の画素ピッチだけ間隔を空けて
形成することが通常行われている。
【0003】一方、LEDディスプレイの場合には、L
EDチップをダイシング後に取り出し、個別にワイヤー
ボンドもしくはフリップチップによるバンプ接続により
外部電極に接続し、パッケージ化されることが行われて
いる。この場合、パッケージ化の前もしくは後に画像表
示装置としての画素ピッチに配列されるが、この画素ピ
ッチは素子形成時の素子のピッチとは無関係である。
【0004】発光素子であるLED(発光ダイオード)
は高価である為、1枚のウエハから数多くのLEDチッ
プを製造することによりLEDを用いた画像表示装置を
低コストにできるものと考えられる。すなわち、LED
チップの大きさを従来約300μm角のものを数十μm
角のLEDチップにして、それを接続して画像表示装置
を製造すれば、画像表示装置の価格を大幅に下げること
ができるものと期待される。
【0005】そこで各素子を集積度高く形成し、各素子
を広い領域に転写等によって離間させながら移動させ、
画像表示装置等の比較的大きな表示装置を構成する技術
が提案されており、例えば米国特許第5438241号
に記載される薄膜転写法や、特開平11-142878
号に記載される表示用トランジスタアレイパネルの形成
方法等の技術が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LCDやP
DP等の薄型ディスプレイ装置においては、その製造プ
ロセスの特性上、点灯しない不良画素の発生が不可避で
あるが、それを補修することは不可能である。一方、発
光源としてLEDを用いたディスプレイの場合、全ての
画素が独立して実装される構成であることから、全製造
プロセスを経た後、点灯しない画素が存在する場合、こ
れを補修することが原理的に可能である。ただし、通常
の手法により上記修復を実施しようとすると、強固に固
定された不良素子の取り外しや、絶縁層の補修等、微細
で困難な作業を伴う。
【0007】このような状況から、本願出願人は、リペ
アチップを用いた修復方法を既に提案している。この方
法は、不良画素を補う形でリペアチップを実装し、不要
な配線を切断するというものであり、不良素子の取り外
しが不要である。
【0008】しかしながら、上記方法を採用した場合、
通常の画素チップとは異なる形状、構成のリペアチップ
を別途用意する必要があり、その作製が煩雑であるとい
う課題が残る。また、この修復方法では、発光素子(L
ED)のリペアのみを想定しており、発光素子を制御す
る制御素子については何ら考慮されていない。
【0009】これまで、発光素子と制御素子とは別々に
取り扱い、それぞれを基板上に実装するというのが一般
的であるが、この場合、上記修復の問題だけでなく、実
装が煩雑であること、実装前に発光素子の検査ができず
事前に不良素子を排除することが難しいこと等、様々な
不都合が生じている。
【0010】本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案
されたものである。すなわち、本発明は、発光素子と制
御素子とを一括して取り扱うことができ、実装も容易な
電子部品及びその製造方法を提供することを目的とす
る。また、本発明は、基板への実装前に発光素子や制御
素子の検査を行うことも可能な電子部品及びその製造方
法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、リ
ペアチップを別途用意する必要がなく、容易に不良素子
(発光素子及び制御素子)を修復することが可能な画像
表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電子部品は、発光素子とこれを制御
する制御素子とが一体化され、チップ部品化されている
ことを特徴とするものである。
【0012】これまで、発光素子とこれを制御する制御
素子とを一体化するという考えはなく、本願発明によっ
て初めて提唱されたものである。前記一体化により、発
光素子や制御素子を一括して取り扱うことが可能とな
り、例えば基板への実装も容易なものとなる。また、発
光素子と制御素子とが一体化されているので、チップ部
品の段階で動作確認を行うことができ、基板への実装前
に不良素子を排除することができる。さらに、仮に不良
素子を含む画素チップが実装された場合には、画素チッ
プを交換することにより、発光素子、制御素子のいずれ
のリペアも可能である。
【0013】また、本発明の電子部品の製造方法は、転
写技術によって発光素子及びこれを制御する制御素子を
樹脂中に埋め込み、配線形成及び電極形成を行うことを
特徴とするものである。あるいは、発光素子が搭載され
たシートと、発光素子を制御する制御素子が搭載された
シートとを重ね合わせ、一体化することを特徴とするも
のである。さらに、第1の基板に形成された略半球形状
の凹部に樹脂を充填し、この上に発光素子及び発光素子
を制御する制御素子を配置した後、略半球状の凹部に樹
脂を充填した第2の基板を重ね合わせて略球形状とする
ことを特徴とするものである。これらの製造方法によ
り、発光素子と制御素子とが一体化された画素チップが
効率的に作製される。
【0014】さらにまた、本発明の画像表示装置は、発
光素子とこれを制御する制御素子とが一体化されチップ
部品化されてなる電子部品を画素チップとし、当該画素
チップが基板上にマトリクス状に配列されていることを
特徴とするものである。先にも述べた通り、発光素子と
制御素子とを画素チップとして一体化することにより、
実装が容易なものとなり、したがって、本発明の画像表
示装置は、製造が極めて容易である。また、発光素子や
制御素子に不良が発生した場合には、画素チップの交換
により簡単に修復可能である。このとき、リペア用の画
素チップの形状は、通常の画素チップと同一でよく、リ
ペア用の画素チップを別途用意する必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した電子部
品、その製造方法、さらにはこれを応用した画像表示装
置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1及び図2は、本発明を適用した電子部
品(画素チップ)の一例を示すものである。この画素チ
ップ1は、発光素子2a,2b,2c及びこれらを制御
するための制御素子3を内蔵するものであり、これらが
モールド樹脂4によってチップ部品化されている。本例
では、発光素子として、赤色発光素子2a、緑色発光素
子2b、青色発光素子2cを内蔵しており、1つの画素
チップがカラー表示における1画素に対応している。
【0017】上記画素チップ1において、モールド樹脂
4には透明樹脂材料が用いられており、各発光素子2
a,2b,2cから発せられた光は、このモールド樹脂
4を透過し、外部から視認される。本例では、図2にお
いて、図中下方に光を取り出す構造とされており、それ
に対応して、各発光素子2a,2b,2c位置に透明材
料からなる導光部5が微小突起として形成されている。
したがって、各発光素子2a,2b,2cからの光は、
この導光部5を介して外部に取り出されることになる。
【0018】また、上記画素チップ1は、外部回路、例
えばディスプレイ基板に実装する際に基板上に形成され
る配線パターンと接続するための電極パッド6を複数有
している。各電極パッド6には、いわゆるバンプが形成
されており、配線形成された基板に対してフェースダウ
ンによる接続が可能である。上記バンプは、金(Au)
やハンダ、無鉛ハンダ、その他の金属材料等を用いて形
成することができる。その形成方法も、ワイヤボンディ
ングを利用する方法、メッキを利用する方法等、任意で
ある。
【0019】上記電極パッド6は、図3に示すように、
画素チップ1に内蔵される発光素子2a,2b,2cや
制御素子3の電極と内部配線7によって接続され、所定
の回路が形成されており、これら電極パッド6を介して
各発光素子2a,2b,2cや制御素子3に駆動電力や
駆動信号等が供給されるように構成されている。したが
って、画素チップ1の状態で、画素チップ1に内蔵され
る発光素子2a,2b,2cや制御素子3の動作チェッ
ク(検査)を行うことができる。検査に際しては、電極
パッド(バンプ)6にプロービングを行い、動作チェッ
クを行う。
【0020】図4は、上記画素チップ1が実装される基
板上に形成される配線パターンの一例を示すものであ
る。画素チップ1が実装される基板には、画素チップ1
に内蔵される発光素子2a,2b,2cや制御素子3に
駆動電力を供給したり駆動信号を供給するための各種配
線ライン(Vcc、GND、SEL等)8が形成されて
おり、画素チップ1の電極パッド6に対応して電極8a
が設けられている。画素チップ1は、かかる配線ライン
8や電極8aが設けられた基板に対して、図5に示すよ
うにフェースダウンによりマウントされ、電気的な接続
が実現される。
【0021】図6は、図中下方に向かって光を取り出す
ようにした画素チップ1をディスプレイ基板9上に実装
した状態を示すものである。ここで、画素チップ1の実
装は、例えば、仮接続→検査→不良画素チップのリペア
→本接続→封止(本接続と同時の場合もあり)という工
程を経て行う。すなわち、上記検査の後、良品のみをデ
ィスプレイ基板9に接続する。そのときの接続方法はバ
ンプ材料によって異なるが、バンプがハンダにより形成
されている場合には、フラックスまたはフラックス成分
入りの接着剤で仮接続し、リフローを行い接続をする。
その後、実装状態での検査を行い、この段階で不良品は
リペアチップに交換する。交換後、封止材10を硬化し
て本接続工程及び封止工程を行う。
【0022】このとき、画素チップ1は、フェースダウ
ンでマウントするので、画素チップ1とディスプレイ基
板9との間に入れる封止材10を黒色の接着剤とし、ブ
ラックマトリックスとして機能するようにすれば、接続
信頼性が向上するとともに、ディスプレイとして高画質
なものとすることができる。
【0023】なお、上記実装例において、画素チップ1
の発光素子(LED)が位置する部分に透明接着剤をポ
ッティングすることにより、封止材10を注入したとき
に発光素子の直下はブラック化されることはなく、発光
素子の光はその透明接着剤を通して見えることになる。
したがって、この場合には、画像表示装置のディスプレ
イ面は、ディスプレイ基板10側になる。上記のように
透明接着剤を形成しない場合には、画素チップ1をコー
トするコート材(モールド樹脂4)を透明なものとし、
図7に示すように、発光素子からの光を図中上方に取り
出す構造とする。この場合には、画像表示装置のディス
プレイ面は画素チップ1側になる。
【0024】上記実装構造を有する画像表示装置におい
ては、画素チップを交換することで画素制御用の制御素
子3のリペアが可能である。また、リペアチップを別途
用意する必要がなく、全て同一形状の画素チップ1を作
製するだけでよい。さらには、画素チップ1の封止とブ
ラックマトリックス化を同時に行うことができ、一括リ
フローが可能で生産性が大幅に向上する等、種々の利点
を有する。
【0025】ところで、上述の画素チップ1は、例え
ば、転写技術によって発光素子及びこれを制御する制御
素子を樹脂中に埋め込み、配線形成及び電極形成を行う
ことにより作製することができる。そこで次に、上記画
素チップ1の作製方法の一例について説明する。
【0026】上記画素チップ1を作製するには、先ず、
図8に示すように、シリコーン層12を形成した第1の
転写基板11上に素子分離した素子形成基板13を重ね
合わせ、図9に示すように、任意の素子14をシリコー
ン層12上に転写する。転写に際しては、レーザを転写
する素子14の背面側から選択照射し、素子14表面の
膜をレーザアブレーションして当該素子14のみを剥離
させ、これをシリコーン層12上に転写させる。このと
き、転写された素子14は、シリコーン層12が有する
タック性によって転写基板11上に保持されている。
【0027】次に、図10に示すように、転写材料16
を塗布した第2の転写基板15を上記素子14上に接着
剤17を用いて貼り合わせ、接着剤17を硬化する。接
着剤17の硬化後、第1の転写基板11を剥離する。シ
リコーン層12の表面は、接着剤17と接着することは
なく、離型性を有しているので、シリコーン層12と接
着剤17の界面で速やかに剥離することができる。第1
の転写基板11を剥離した状態を図11に示す。
【0028】上記第1の転写基板11を剥離した後、図
12に示すように、素子14の裏面電極18を形成す
る。この裏面電極18は、例えば、金属等の導電材料を
スパッタリングにより全面に成膜し、これをフォトリソ
技術によってパターニングすることにより形成すること
ができる。続いて、図13に示すように、転写材料20
を塗布した第3の転写基板19を上記裏面電極18形成
面上に接着剤21を用いて貼り合わせ、接着剤21を硬
化する。
【0029】次に、図14に示すように、今度は第2の
転写基板15側からレーザを照射し、レーザアブレーシ
ョンを利用して素子14表面側の基板(すなわち第2の
転写基板15)を剥離する。第2の転写基板15の剥離
後、図15に示すように、剥離した面の接着剤17をエ
ッチバックして素子14の表面を露呈させる。エッチバ
ックは、反応性イオンエッチング(RIE)やアッシン
グ等の技術を用いることにより容易に実施することがで
きる。
【0030】上記素子14の表面を露呈させた後、図1
6に示すように、素子14の電極14a及び裏面電極1
8に対応してビア22を形成する。これらビア22の形
成は、レーザ照射やドライエッチング(RIE)等によ
り行う。さらに、図17に示すように、ビア22を形成
した部分に配線23を形成する。配線23は、導電材料
をスパッタリング、蒸着等に手法によって成膜した後、
フォトリソ技術を用いてパターニングすることにより形
成する。このとき、必要あれば、ビア22の内部は全て
導電材料(メッキ、導電ペースト等)で埋めるようにす
る。
【0031】次に、図18に示すように、素子間の配線
を行う。例えば、3色の発光素子及び画素制御用の制御
素子間をパターニングされた配線により接続する。この
素子間の配線は、上記配線23上に層間絶縁膜となる絶
縁層24を形成し、ビア形成や導電材料の成膜、そのパ
ターニング等の工程を経て形成する。これにより、上記
配線23と接続される素子間接続配線25が形成され
る。なお、この素子間接続配線25の形成は、場合によ
っては先の図17に示す工程で同時に行うことも可能で
ある。
【0032】次いで、図19に示すように、再度、転写
基板を貼り合わせる。ここで貼り合わせる転写基板は、
第4の転写基板26であり、転写材料27が塗布された
転写基板26を接着剤により上記素子間接続配線25上
に貼り合わせる。その後、図20に示すように第3の転
写基板19を剥離し、図21に示すように裏面電極18
に対応してバンプ形成用配線28を形成する。上記第3
の転写基板19の剥離は、他の剥離工程と同様、レーザ
アブレーション等を利用して行えばよい。また、バンプ
形成用配線28の形成に際しては、剥離面の接着剤21
をエッチバックするか、若しくはレーザビア形成し、任
意の裏面電極18と導通が取れるようにバンプ形成用配
線28を形成する。
【0033】上記バンプ形成用配線28を形成した後、
図22に示すように、この上にバンプ29を形成する。
このバンプ29の形成方法は任意であり、例えばメッキ
バンプ、ハンダバンプ等を挙げることができる。バンプ
29の形成の後、図23に示すように、第4の転写基板
26をレーザアブレーション等により剥離し、画素チッ
プ30を完成する。このとき、素子が埋め込まれている
面積が大きく、例えばハンドリング等に支障をきたす場
合には、予め接着剤をダイシングして任意の面積に分割
しておけばよい。作製した画素チップ30は、図24に
示すように、配線33が形成されたディスプレイ基板3
2に実装される。このとき、バンプ29により、ディス
プレイ基板32上の配線33に対してフェイスダウンで
接続される。
【0034】このようにして作製される画素チップで
は、発光素子の光はバンプ形成側、すなわちディスプレ
イ基板32側に取り出され、ディスプレイ基板32を透
過して視認される。これに対して、バンプが形成される
側とは反対側に発光素子の光を取り出す構造とすること
も可能である。
【0035】図25〜図27は、バンプが形成される側
とは反対側に発光素子の光を取り出す画素チップの作製
工程を示すものである。先の製造プロセスを若干変更す
るだけで、上記の例とは逆にバンプが形成される側とは
反対側に発光素子の光を取り出す構造の画素チップを作
製することが可能である。
【0036】バンプが形成される側とは反対側に発光素
子の光を取り出す構造の画素チップを作製する場合に
も、図18に示す素子間接続配線25を形成する工程ま
では同じである。素子間接続配線25を形成した後、図
25に示すように、この上に絶縁層34を介してバンプ
形成用配線28を形成し、さらに、図26に示すよう
に、バンプ29を形成する。
【0037】バンプ29形成後、図27に示すように、
第3の転写基板19をレーザアブレーション等により剥
離し、作製した画素チップ30を図28に示すように、
配線33が形成されたディスプレイ基板32に実装す
る。このように作製された画素チップ30では、発光素
子の光はバンプ29が形成される側とは反対側、すなわ
ち、図28において、図中上方に向かって取り出され
る。
【0038】上記の各作製例においては、画素チップに
埋め込まれる素子を1つだけしか図示していないが、実
際には、発光素子、制御素子等、複数の素子が搭載され
る。図29は、これら複数の素子が同一平面上に存在す
る構造例を示すものである。この例では、例えば発光素
子14aと制御素子14bとが同一平面上に存在する状
態で画素チップ中に埋め込まれている。このように素子
が同一平面上にあるような画素チップを作製するには、
第1の転写基板11に形成したシリコーン層12上に全
ての素子を載置しておき、他は同様の工程で画素チップ
を作製すればよい。このような構造では、各素子、すな
わち発光素子14a、制御素子14bに対応して形成す
るビアの深さが同じであるため、同条件で形成すること
ができ、製造上、有利である。
【0039】勿論、これに限らず、例えば各素子を載せ
たシートを重ね、各素子が異なる面上にあるような構造
とすることも可能である。図30は、赤色発光素子4
1,緑色発光素子42,青色発光素子43及びこれらを
制御する制御素子44をそれぞれ異なる絶縁層45,4
6,47,48の面上に搭載した状態で積層した例を示
すものである。この場合には、図31に示すように、赤
色発光素子41をシート51に、緑色発光素子42をシ
ート52に、青色発光素子43をシート53に、そして
制御素子44をシート54にそれぞれ載置しておき、こ
れらを順次転写して画素チップを作製すればよい。
【0040】上記のような作製方法の場合、各素子毎に
シートを形成するようにしているので、各シートの形成
が容易であり、画素チップの作製も容易である。具体的
には、全ての素子を載置する場合に比べて各素子間の間
隔を広く設定することができ、素子間の影響、例えば素
子の高さのばらつきによる影響等を少なくすることがで
きる。また、シートの製造方法として、延伸技術等を利
用することもでき、例えば高分子シートの2軸延伸によ
って各シートを作製することも可能である。この場合、
短時間で素子間の間隔を拡大することができる。その反
面、各素子(シート)毎にビアの深さが異なるために、
ビアを形成する条件を素子毎に変える必要があり、特
に、ビアの深さが深い場合には、導通を取ることが困難
になる虞れがある。
【0041】次に、本発明を適用した電子部品(画素チ
ップ)の他の例について説明する。本例の画素チップ
も、発光素子及び制御素子を一体化してなるものである
が、その形状が球形であることが大きな特徴である。図
32は、この球形の画素チップの一例を示すものであ
る。この画素チップ60においても、先の各例と同様、
発光素子61と制御素子62とがモールド樹脂63によ
って一体化され、さらに外部取り出し用電極64が形成
されてチップ部品化されている。ただし、モールド樹脂
63は、ほぼ球形に成形されており、この点が先の各例
とは異なる。また、本例では、モールド樹脂63中に微
小ボール65が入れられている。
【0042】上記のような球形の画素チップ60を基板
に実装して画像表示装置するには、例えば図33に示す
ように、基板66に上記画素チップ60を収容し得る半
球状の凹部66aを形成し、その上に画素チップ60を
散布する。これにより、各画素チップ60は、基板66
の凹部66aに嵌合して収容される。このとき、画素チ
ップ60は、どれも同じ形状であるので、上記基板66
の凹部66aに入り易い。ただし、この状態では画素チ
ップ60の向き、例えば外部取り出し用電極64の向き
等は揃っていない。
【0043】そこで、基板66に超音波振動等を印加
し、画素チップ60を基板66の凹部66a内で振動さ
せる。すると、画素チップ60のモールド樹脂63内に
入れた微小ボール65が重りとなって、図34に示すよ
うに、これが下になるように自然と画素チップ60の向
きが揃う。
【0044】上記微小ボール65がNiや磁石等からな
る場合には、図35に示すように基板66の凹部66a
の下部に永久磁石や電磁石等の磁石67を入れておくこ
とで、磁力によって画素チップ60の向きを揃えること
ができる。あるいは、磁石の代わりに電極を入れてお
き、電位を印加することで静電気を利用して画素チップ
60の向きを変えることも可能である。
【0045】また、上記画素チップ60の経線方向のず
れについては、吸着回転ヘッド等を用いることにより調
整することが可能である。具体的には、画素チップ60
は基板66に設けられた凹部66aに入っているため、
下方に押し付けながら吸着回転ヘッドの先端を回転する
ことで、基板66上の全ての画素チップ60を経線方
向、子午線方向共に同一方向に揃えることができる。
【0046】以上により各画素チップ60の向きを揃え
た後、図36に示すように、基板66に画素チップ60
が搭載された状態で絶縁層68を塗布し、画素チップ6
0を固定する。次いで、図37に示すように、画素チッ
プ60の外部取り出し用電極64と接続するように配線
69を形成する。このように画素チップ60を実装した
画像表示装置において、光の取り出し方向を、上記絶縁
層68が形成された方向に設定した場合、画素チップ6
0を球形としているために、光がこの形状に起因して拡
散し、実際の発光部の面積よりも大きく見え、画素が大
きく見える。
【0047】画素チップ60の実装方法としては、これ
に限らず、例えばバンプを利用して実装することも可能
である。バンプを利用して実装するには、図34に示す
ように画素チップ60の向きを揃えた後、配線を施さ
ず、図38に示すように、各画素チップ60の外部取り
出し用電極64上にバンプ70を形成する。バンプ70
の材質は、Au、Cu、はんだ等、任意である。また、
バンプ70の形成方法としても、金属ボールを超音波接
合させてもよいし、ワイヤーボンドで接合させてもよ
い。
【0048】バンプ70を形成した後、図39に示すよ
うに、ディスプレイ基板71上に電極64を配線72に
対してアライメントして接続し、画素チップ60を実装
する。ここでは、ディスプレイ基板71として、平板状
の基板を用いており、画素チップ60の形状に合わせた
凹部は形成していない。画素チップ60の実装の後、図
40に示すように絶縁層73で被覆し、接続部を保護す
る。このような実装方法を採用した場合にも、光の取り
出し方向(ディスプレイ面)は、ディスプレイ基板70
側であってもよいし、これとは反対側(画素チップ60
側)であってもよい。
【0049】上記球形の画素チップは、例えば以下の工
程によって形成することができる。すなわち、先ず、図
41に示すように、金型81に半球形状の凹部81aを
形成する。そして、金型81の表面(凹部81a内を含
む。)に離型剤を塗布し、図42に示すように、各凹部
81a内に微小ボール82を1個ずつ入れる。微小ボー
ル82としては、Cuボール等を用いる。
【0050】次いで、図43に示すように、スキージ8
4を用いて金型81の各凹部81a内に接着剤83を充
填し、これを硬化する。図44は、接着剤83を硬化し
た状態を示すものである。
【0051】接着剤83の硬化の後、図45に示すよう
に、接着剤83の表面に素子を大ボンディングするため
の接着剤層85を形成する。この接着剤層85は、接着
剤を塗布することにより形成してもよいし、フィルム状
の接着剤をラミネートしてもよい。あるいは、感光性接
着剤を用いて、任意の場所に選択的に接着剤層85を形
成するようにしてもよい。次に、図46に示すように、
発光素子(R,G,BのLED)86と画素制御用の制
御素子(Siチップ)87をダイボンディングする。
【0052】一方、これとは別に、図41の金型81と
同様の形状を有する金型88を用意し、図47に示すよ
うに、その凹部88a内に接着剤89のみを充填する。
そして、図48に示すように、これを先の金型81に重
ね合わせて貼り合わせ、上記金型88の凹部88a内の
接着剤89を硬化する。
【0053】接着剤89の硬化後、図49に示すよう
に、金型88を外し、図50に示すように、レーザを用
いて各素子86,87の電極に対応してビアを形成し、
ビア内部を導電材料で埋めて電極90を形成する。導電
材料としては、メッキや導電ペースト等があり、メッキ
の場合、直接Cuメッキを形成するか、あるいは素子8
6,87のAl電極にNi無電解メッキを施し、その後
Cuメッキを形成する。導電ペーストとしては、Agペ
ースト等を用いることができる。電極90の形成の後、
図51に示すように、完成した各画素チップ91を金型
81から容器92内に取り出し、画像表示装置の組み立
て工程に供する。
【0054】上述の各画素チップを作製する場合、発光
素子(LED)は、いわゆる樹脂形成チップの形にして
おき、予めある程度の面積を有する電極を形成しておけ
ば、画素チップの作製が容易である。そこで、以下にお
いては、発光素子を樹脂形成チップとするプロセスにつ
いて説明する。
【0055】発光素子を樹脂形成チップとするために
は、例えば二段階拡大転写法により素子を再拝列する必
要がある。そこでこの二段階拡大転写法について説明す
る。二段階拡大転写法による素子の配列方法は、高集積
度をもって第一基板上に作成された素子を第一基板上で
素子が配列された状態よりは離間した状態となるように
一時保持用部材に転写し、次いで一時保持用部材に保持
された前記素子をさらに離間して第二基板上に転写する
二段階の拡大転写を行う。なお、本例では転写を2段階
としているが、素子を離間して配置する拡大度に応じて
転写を三段階やそれ以上の多段階とすることもできる。
【0056】図52はそれぞれ二段階拡大転写法の基本
的な工程を示す図である。まず、図52の(a)に示す
第一基板100上に、例えば発光素子のような素子10
2を密に形成する。素子を密に形成することで、各基板
当たりに生成される素子の数を多くすることができ、製
品コストを下げることができる。第一基板100は例え
ば半導体ウエハ、ガラス基板、石英ガラス基板、サファ
イア基板、プラスチック基板等の種々素子形成可能な基
板であるが、各素子102は第一基板100上に直接形
成したものであっても良く、他の基板上で形成されたも
のを配列したものであっても良い。
【0057】次に、図52の(b)に示すように、第一
基板100から各素子102が一時保持用部材に転写さ
れ、この一時保持用部材の上に各素子102が保持され
る。このとき、同時に素子102毎に素子周りの樹脂の
被覆を行う。素子周りの樹脂の被覆は電極パッドを形成
し易くし、転写工程での取り扱いを容易にする等のため
に形成される。なお、隣接する素子102は例えば複数
の一時保持用部材間での転写等により選択分離を行うこ
とにより、最終的には一時保持用部材上で離間され、図
示のようにマトリクス状に配される。すなわち素子10
2はx方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写さ
れるが、x方向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を
広げるように転写される。このとき離間される距離は、
特に限定されず、一例として後続の工程での樹脂部形成
や電極パッドの形成を考慮した距離とすることができ
る。
【0058】このような第一転写工程の後、図52の
(c)に示すように、一時保持用部材101上に存在す
る素子102は離間されていることから、各素子102
毎に電極パッドの形成が行われる。電極パッドの形成
は、後述するように、最終的な配線が続く第二転写工程
の後に行われるため、その際に配線不良が生じないよう
に比較的大き目のサイズに形成されるものである。な
お、図52の(c)には電極パッドは図示していない。
樹脂103で固められた各素子102に電極パッドを形
成することで樹脂形成チップ104が形成される。素子
102は平面上、樹脂形成チップ104の略中央に位置
するが、一方の辺や角側に偏った位置に存在するもので
あっても良い。
【0059】次に、図52の(d)に示すように、第二
転写工程が行われる。この第二転写工程では一時保持用
部材101上でマトリクス状に配される素子102が樹
脂形成チップ104ごと更に離間するように第二基板1
05上に転写される。第二転写工程においても、隣接す
る素子102は樹脂形成チップ104ごと離間され、図
示のようにマトリクス状に配される。すなわち素子10
2はx方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写さ
れるが、x方向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を
広げるように転写される。第二転写工程によって配置さ
れた素子のピッチは、当初の素子102間のピッチの略
整数倍となる。ここで第一基板100から一時保持用部
材101での離間したピッチの拡大率をnとし、一時保
持用部材101から第二基板105での離間したピッチ
の拡大率をmとすると、略整数倍の値EはE=n×mで
表される。
【0060】図52に示した二段階拡大転写法において
は、素子間の距離を離間する工程が2工程であり、この
ような素子間の距離を離間する複数工程の拡大転写を行
うことで、実際は転写回数が減ることになる。すなわ
ち、例えば、ここで第一基板100、100aから一時
保持用部材101、101aでの離間したピッチの拡大
率を2(n=2)とし、一時保持用部材101、101
aから第二基板105での離間したピッチの拡大率を2
(m=2)とすると、仮に一度の転写で拡大した範囲に
転写しようとしたときでは、最終拡大率が2×2の4倍
で、その二乗の16回の転写すなわち第一基板のアライ
メントを16回行う必要が生ずるが、本例の二段階拡大
転写法では、アライメントの回数は第一転写工程での拡
大率2の二乗の4回と第二転写工程での拡大率2の二乗
の4回を単純に加えただけの計8回で済むことになる。
即ち、同じ転写倍率を意図する場合においては、(n+
m) =n+2nm+mであることから、必ず2n
m回だけ転写回数を減らすことができることになる。従
って、製造工程も回数分だけ時間や経費の節約となり、
特に拡大率の大きい場合に有益となる。なお、図52に
示した二段階拡大転写法においては、素子102を例え
ば発光素子としているが、これに限定されず、他の素子
例えば制御素子であっても良い。
【0061】上記第二転写工程においては、発光素子は
樹脂形成チップとして取り扱われ、一時保持用部材上か
ら第二基板にそれぞれ転写されるが、この樹脂形成チッ
プについて図53及び図54を参照して説明する。樹脂
形成チップ110は、離間して配置されている素子11
1の周りを樹脂112で固めたものであり、このような
樹脂形成チップ110は、一時保持用部材から第二基板
に素子111を転写する場合に使用できるものである。
樹脂形成チップ110は略平板上でその主たる面が略正
方形状とされる。この樹脂形成チップ110の形状は樹
脂112を固めて形成された形状であり、具体的には未
硬化の樹脂を各素子111を含むように全面に塗布し、
これを硬化した後で縁の部分をダイシング等で切断する
ことで得られる形状である。
【0062】略平板状の樹脂112の表面側と裏面側に
はそれぞれ電極パッド113,114が形成される。こ
れら電極パッド113,114の形成は全面に電極パッ
ド113,114の材料となる金属層や多結晶シリコン
層等の導電層を形成し、フォトリソグラフィー技術によ
り所要の電極形状にパターンニングすることで形成され
る。これら電極パッド113,114は発光素子である
素子111のp電極とn電極にそれぞれ接続するように
形成されており、必要な場合には樹脂112にビアホー
ル等が形成される。
【0063】ここで電極パッド113,114は樹脂形
成チップ110の表面側と裏面側にそれぞれ形成されて
いるが、一方の面に両方の電極パッドを形成することも
可能であり、例えば薄膜トランジスタの場合ではソー
ス、ゲート、ドレインの3つの電極があるため、電極パ
ッドを3つ或いはそれ以上形成しても良い。電極パッド
113,114の位置が平板上ずれているのは、最終的
な配線形成時に上側からコンタクトをとっても重ならな
いようにするためである。電極パッド113,114の
形状も正方形に限定されず他の形状としても良い。
【0064】このような樹脂形成チップ110を構成す
ることで、素子111の周りが樹脂112で被覆され平
坦化によって精度良く電極パッド113,114を形成
できるとともに素子111に比べて広い領域に電極パッ
ド113,114を延在でき、次の第二転写工程での転
写を吸着治具で進める場合には取り扱いが容易になる。
後述するように、最終的な配線が続く第二転写工程の後
に行われるため、比較的大き目のサイズの電極パッド1
13,114を利用した配線を行うことで、配線不良が
未然に防止される。
【0065】次に、図55に本例の二段階拡大転写法で
使用される素子の一例としての発光素子の構造を示す。
図55の(a)が素子断面図であり、図55の(b)が
平面図である。この発光素子はGaN系の発光ダイオー
ドであり、たとえばサファイア基板上に結晶成長される
素子である。このようなGaN系の発光ダイオードで
は、基板を透過するレーザ照射によってレーザアブレー
ションが生じ、GaNの窒素が気化する現象にともなっ
てサファイア基板とGaN系の成長層の間の界面で膜剥
がれが生じ、素子分離を容易なものにできる特徴を有し
ている。
【0066】まず、その構造については、GaN系半導
体層からなる下地成長層121上に選択成長された六角
錐形状のGaN層122が形成されている。なお、下地
成長層121上には図示しない絶縁膜が存在し、六角錐
形状のGaN層122はその絶縁膜を開口した部分にM
OCVD法等によって形成される。このGaN層122
は、成長時に使用されるサファイア基板の主面をC面と
した場合にS面(1−101面)で覆われたピラミッド
型の成長層であり、シリコンをドープさせた領域であ
る。このGaN層122の傾斜したS面の部分はダブル
へテロ構造のクラッドとして機能する。GaN層122
の傾斜したS面を覆うように活性層であるInGaN層
123が形成されており、その外側にマグネシウムドー
プのGaN層124が形成される。このマグネシウムド
ープのGaN層124もクラッドとして機能する。
【0067】このような発光ダイオードには、p電極1
25とn電極126が形成されている。p電極125は
マグネシウムドープのGaN層124上に形成されるN
i/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Au等の金
属材料を蒸着して形成される。n電極126は前述の図
示しない絶縁膜を開口した部分でTi/Al/Pt/A
u等の金属材料を蒸着して形成される。なお、下地成長
層121の裏面側からn電極取り出しを行う場合は、n
電極126の形成は下地成長層121の表面側には不要
となる。
【0068】このような構造のGaN系の発光ダイオー
ドは、青色発光も可能な素子であって、特にレーザアブ
レーションよって比較的簡単にサファイア基板から剥離
することができ、レーザビームを選択的に照射すること
で選択的な剥離が実現される。なお、GaN系の発光ダ
イオードとしては、平板上や帯状に活性層が形成される
構造であっても良く、上端部にC面が形成された角錐構
造のものであっても良い。また、他の窒化物系発光素子
や化合物半導体素子等であっても良い。
【0069】次に、図52に示す発光素子の配列方法を
応用した樹脂形成チップの製造の具体的手法について説
明する。発光素子は図55に示したGaN系の発光ダイ
オードを用いている。先ず、図56に示すように、第一
基板131の主面上には複数の発光ダイオード132が
密な状態で形成されている。発光ダイオード132の大
きさは微小なものとすることができ、例えば一辺約20
μm程度とすることができる。第一基板131の構成材
料としてはサファイア基板等のように発光ダイオード1
32に照射するレーザの波長に対して透過率の高い材料
が用いられる。発光ダイオード132にはp電極等まで
は形成されているが最終的な配線は未だなされておら
ず、素子間分離の溝132gが形成されていて、個々の
発光ダイオード132は分離できる状態にある。この溝
132gの形成は例えば反応性イオンエッチングで行
う。
【0070】次いで、第一基板131上の発光ダイオー
ド132を第1の一時保持用部材133上に転写する。
ここで第1の一時保持用部材133の例としては、ガラ
ス基板、石英ガラス基板、プラスチック基板等を用いる
ことができ、本例では石英ガラス基板を用いた。また、
第1の一時保持用部材133の表面には、離型層として
機能する剥離層134が形成されている。剥離層134
には、フッ素コート、シリコーン樹脂、水溶性接着剤
(例えばポリビニルアルコール:PVA)、ポリイミド
等を用いることができるが、ここではポリイミドを用い
た。
【0071】転写に際しては、図56に示すように、第
一基板131上に発光ダイオード132を覆うに足る接
着剤(例えば紫外線硬化型の接着剤)135を塗布し、
発光ダイオード132で支持されるように第1の一時保
持用部材133を重ね合わせる。この状態で、図57に
示すように第1の一時保持用部材133の裏面側から接
着剤135に紫外線(UV)を照射し、これを硬化す
る。第1の一時保持用部材133は石英ガラス基板であ
り、上記紫外線はこれを透過して接着剤135を速やか
に硬化する。
【0072】このとき、第1の一時保持用部材133
は、発光ダイオード132によって支持されていること
から、第一基板131と第1の一時保持用部材133と
の間隔は、発光ダイオード132の高さによって決まる
ことになる。図57に示すように発光ダイオード132
で支持されるように第1の一時保持用部材133を重ね
合わせた状態で接着剤135を硬化すれば、当該接着剤
135の厚さtは、第一基板131と第1の一時保持用
部材133との間隔によって規制されることになり、発
光ダイオード132の高さによって規制される。すなわ
ち、第一基板131上の発光ダイオード132がスペー
サとしての役割を果たし、一定の厚さの接着剤層が第一
基板131と第1の一時保持用部材133の間に形成さ
れることになる。このように、上記の方法では、発光ダ
イオード132の高さにより接着剤層の厚みが決まるた
め、厳密に圧力を制御しなくとも一定の厚みの接着剤層
を形成することが可能である。
【0073】接着剤45を硬化した後、図58に示すよ
うに、発光ダイオード132に対しレーザを第一基板1
31の裏面から照射し、当該発光ダイオード132を第
一基板131からレーザアブレーションを利用して剥離
する。GaN系の発光ダイオード132はサファイアと
の界面で金属のGaと窒素に分解することから、比較的
簡単に剥離できる。照射するレーザとしてはエキシマレ
ーザ、高調波YAGレーザ等が用いられる。このレーザ
アブレーションを利用した剥離によって、発光ダイオー
ド132は第一基板131の界面で分離し、一時保持用
部材133上に接着剤135に埋め込まれた状態で転写
される。
【0074】図59は、上記剥離により第一基板131
を取り除いた状態を示すものである。このとき、レーザ
にてGaN系発光ダイオードをサファイア基板からなる
第一基板131から剥離しており、その剥離面にGa1
36が析出しているため、これをエッチングすることが
必要である。そこで、NaOH水溶液もしくは希硝酸等
によりウエットエッチングを行い、図60に示すよう
に、Ga136を除去する。さらに、酸素プラズマ(O
プラズマ)により表面を清浄化し、図61に示すよう
に、ダイシングにより接着剤135をダイシング溝13
7によって切断し、発光ダイオード132毎にダイシン
グした後、発光ダイオード132の選択分離を行なう。
ダイシングプロセスは通常のブレードを用いたダイシン
グ、20μm以下の幅の狭い切り込みが必要なときには
上記レーザを用いたレーザによる加工を行う。
【0075】発光ダイオード132を選択分離するに
は、先ず、図62に示すように、清浄化した発光ダイオ
ード132上にUV接着剤138を塗布し、この上に第
2の一時保持用部材139を重ねる。この第2の一時保
持用部材139も、先の第1の一時保持用部材133と
同様、ガラス基板、石英ガラス基板、プラスチック基板
等を用いることができ、本例では石英ガラス基板を用い
た。また、この第2の一時保持用部材139の表面にも
ポリイミド等からなる剥離層140を形成しておく。
【0076】次いで、図63に示すように、転写対象と
なる発光ダイオード132aに対応した位置にのみ第1
の一時保持用部材133の裏面側からレーザを照射し、
レーザアブレーショによりこの発光ダイオード132a
を第1の一時保持用部材133から剥離する。それと同
時に、やはり転写対象となる発光ダイオード132aに
対応した位置に、第2の一時保持用部材139の裏面側
から紫外線(UV)を照射してUV露光を行い、この部
分のUV接着剤138を硬化する。その後、第2の一時
保持用部材139を第1の一時保持用部材133から引
き剥がすと、図64に示すように、上記転写対象となる
発光ダイオード132aのみが選択的に分離され、第2
の一時保持用部材139上に転写される。
【0077】上記選択分離後、図65に示すように、転
写された発光ダイオード132を覆って樹脂を塗布し、
樹脂層141を形成する。さらに、図66に示すよう
に、酸素プラズマ等により樹脂層141の厚さを削減
し、図67に示すように、発光ダイオード132に対応
した位置にレーザの照射によりビアホール142を形成
する。ビアホール142の形成には、エキシマレーザ、
高調波YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等を用いることが
できる。このとき、ビアホール142は例えば約3〜7
μmの径を開けることになる。
【0078】次に、上記ビアホール142を介して発光
ダイオード132のp電極と接続されるアノード側電極
パッド143を形成する。このアノード側電極パッド1
43は、例えばNi/Pt/Au等で形成する。図68
は、発光ダイオード132を第2の一時保持用部材13
9に転写して、アノード電極(p電極)側のビアホール
142を形成した後、アノード側電極パッド143を形
成した状態を示している。
【0079】上記アノード側電極パッド143を形成し
た後、反対側の面にカソード側電極を形成するため、第
3の一時保持用部材144への転写を行う。第3の一時
保持用部材144も、例えば石英ガラス等からなる。転
写に際しては、図69に示すように、アノード側電極パ
ッド143を形成した発光ダイオード132、さらには
樹脂層141上に接着剤145を塗布し、この上に第3
の一時保持用部材144を貼り合せる。この状態で第2
の一時保持用部材139の裏面側からレーザを照射する
と、石英ガラスからなる第2の一時保持用部材139
と、当該第2の一時保持用部材139上に形成されたポ
リイミドからなる剥離層140の界面でレーザアブレー
ションによる剥離が起き、剥離層140上に形成されて
いる発光ダイオード132や樹脂層141は、第3の一
時保持用部材144上に転写される。図70は、第2の
一時保持用部材139を分離した状態を示すものであ
る。
【0080】カソード側電極の形成に際しては、上記の
転写工程を経た後、図71に示すO プラズマ処理によ
り上記剥離層140や余分な樹脂層141を除去し、発
光ダイオード132のコンタクト半導体層(n電極)を
露出させる。発光ダイオード132は一時保持用部材1
44の接着剤55によって保持された状態で、発光ダイ
オード132の裏面がn電極側(カソード電極側)にな
っていて、図72に示すように電極パッド146を形成
すれば、電極パッド146は発光ダイオード132の裏
面と電気的に接続される。その後、電極パッド146を
パターニングする。このときのカソード側の電極パッド
は、例えば約60μm角とすることができる。電極パッ
ド146としては透明電極(ITO、ZnO系等)もし
くはTi/Al/Pt/Au等の材料を用いる。透明電
極の場合は発光ダイオード132の裏面を大きく覆って
も発光をさえぎることがないので、パターニング精度が
粗く、大きな電極形成ができ、パターニングプロセスが
容易になる。
【0081】次に、上記樹脂層141や接着剤145に
よって固められた発光ダイオード132を個別に切り出
し、上記樹脂形成チップの状態にする。切り出しは、例
えばレーザダイシングにより行えばよい。図73は、レ
ーザダイシングによる切り出し工程を示すものである。
レーザダイシングは、レーザのラインビームを照射する
ことにより行われ、上記樹脂層141及び接着剤145
を第3の一時保持用部材144が露出するまで切断す
る。このレーザダイシングにより各発光ダイオード13
2は所定の大きさの樹脂形成チップとして切り出され、
前述の画素チップ作製工程へと移行される。
【0082】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、発光素子と制御素子とを電子部品(画素チ
ップ)として一括して取り扱うことができ、その実装を
容易なものとすることができる。また、本発明によれ
ば、基板への実装前に発光素子の検査を行うことも可能
であり、さらに、全ての画素チップを同一形状として、
リペアチップを別途用意することなく、容易に不良素子
(発光素子及び制御素子)を修復することが可能であ
る。
【0083】また、本発明の画像表示装置は、画素チッ
プがフェースダウンで形成されるディスプレイであるた
め、画素チップを画素ピッチぎりぎりまで大きくするこ
とができ、各素子をマウントする面積や再配線する領域
を大きく取ることができ、且つ、配線幅やバンプ径も大
きくすることができるので、接続信頼性を大幅に向上す
ることが可能である。さらに、本発明の画像表示装置
は、画素チップ単位で実装し、ディスプレイ化するの
で、画素チップ毎の検査を各プロセスに入れることで、
無欠陥ディスプレイを作製することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画素チップの一例を示す概略
平面図である。
【図2】図1に示す画素チップの側面図である。
【図3】図1に示す画素チップにおける配線構造を示す
概略平面図である。
【図4】画素チップが実装される基板上に形成される配
線パターンの一例を示す概略平面図である。
【図5】画素チップのマウント状態を示す概略平面図で
ある。
【図6】画素チップのディスプレイ基板への実装構造の
一例を示す概略側面図である。
【図7】画素チップのディスプレイ基板への実装構造の
他の例を示す概略側面図である。
【図8】画素チップの作製プロセスの一例を工程順に示
すものであり、第1の転写基板の素子形成基板への重ね
合わせ工程を示す概略断面図である。
【図9】素子の選択転写工程を示す概略断面図である。
【図10】第2の転写基板の貼り合わせ工程を示す概略
断面図である。
【図11】第1の転写基板を剥離した状態を示す概略断
面図である。
【図12】裏面電極形成工程を示す概略断面図である。
【図13】第3の転写基板の貼り合わせ工程を示す概略
断面図である。
【図14】第2の転写基板の剥離工程を示す概略断面図
である。
【図15】接着剤のエッチバック工程を示す概略断面図
である。
【図16】ビア形成工程を示す概略断面図である。
【図17】配線形成工程を示す概略断面図である。
【図18】素子間の配線形成工程を示す概略断面図であ
る。
【図19】第4の転写基板の貼り合わせ工程を示す概略
断面図である。
【図20】第3の転写基板の剥離工程を示す概略断面図
である。
【図21】バンプ形成用配線の形成工程を示す概略断面
図である。
【図22】バンプ形成工程を示す概略断面図である。
【図23】第4の転写基板の剥離工程を示す概略断面図
である。
【図24】ディスプレイ基板への実装工程を示す概略断
面図である。
【図25】光取り出し方向を逆にした画素チップの作製
工程を示すものであり、バンプ形成用配線の形成工程を
示す概略断面図である。
【図26】バンプ形成工程を示す概略断面図である。
【図27】第4の転写基板の剥離工程を示す概略断面図
である。
【図28】ディスプレイ基板への実装工程を示す概略断
面図である。
【図29】複数の素子が同一平面に存在する画素チップ
の一例を示す概略断面図である。
【図30】複数の素子を異なる面上に配した画素チップ
の一例を示す概略断面図である。
【図31】各素子のシートへの載置状態を示す概略斜視
図である。
【図32】球形の画素チップの一例を示す概略断面図で
ある。
【図33】球形の画素チップの基板上への散布状態を示
す概略断面図である。
【図34】画素チップの整列状態を示す概略断面図であ
る。
【図35】磁石を入れた基板による画素チップの整列状
態を示す概略断面図である。
【図36】球形の画素チップの固定状態を示す概略断面
図である。
【図37】配線形成工程を示す要部概略断面図である。
【図38】球形の画素チップへのバンプ形成工程を示す
概略断面図である。
【図39】ディスプレイ基板への実装工程を示す概略断
面図である。
【図40】絶縁層による被覆工程を示す概略断面図であ
る。
【図41】球形の画素チップの作製工程を工程順に示す
ものであり、使用する金型の構造を示す概略断面図であ
る。
【図42】微小ボールの挿入工程を示す概略断面図であ
る。
【図43】接着剤の充填工程を示す概略断面図である。
【図44】接着剤の硬化工程を示す概略断面図である。
【図45】接着剤層形成工程を示す概略断面図である。
【図46】素子のダイボンディング工程を示す概略断面
図である。
【図47】第2の金型への接着剤充填工程を示す概略断
面図である。
【図48】金型接合工程を示す概略断面図である。
【図49】金型取り外し工程を示す概略断面図である。
【図50】電極形成工程を示す概略断面図である。
【図51】画素チップ取り出し工程を示す概略断面図で
ある。
【図52】素子の配列方法を示す模式図である。
【図53】樹脂形成チップの概略斜視図である。
【図54】樹脂形成チップの概略平面図である。
【図55】発光素子の一例を示す図であって、(a)は
断面図、(b)は平面図である。
【図56】第1の一時保持用部材の接合工程を示す概略
断面図である。
【図57】UV接着剤硬化工程を示す概略断面図であ
る。
【図58】レーザアブレーション工程を示す概略断面図
である。
【図59】第一基板の分離工程を示す概略断面図であ
る。
【図60】Ga除去工程を示す概略断面図である。
【図61】素子分離溝形成工程を示す概略断面図であ
る。
【図62】第2の一時保持用部材の接合工程を示す概略
断面図である。
【図63】選択的なレーザアブレーション及びUV露光
工程を示す概略断面図である。
【図64】発光ダイオードの選択分離工程を示す概略断
面図である。
【図65】樹脂による埋め込み工程を示す概略断面図で
ある。
【図66】樹脂層厚削減工程を示す概略断面図である。
【図67】ビア形成工程を示す概略断面図である。
【図68】アノード側電極パッド形成工程を示す概略断
面図である。
【図69】レーザアブレーション工程を示す概略断面図
である。
【図70】第2の一時保持用部材の分離工程を示す概略
断面図である。
【図71】コンタクト半導体層露出工程を示す概略断面
図である。
【図72】カソード側電極パッド形成工程を示す概略断
面図である。
【図73】レーザダイシング工程を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1,30,60,91 画素チップ、2a,2b,2
c,61 発光素子、3,62 制御素子、4,63
モールド樹脂、6 電極パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA41 AA43 AA52 BA12 BA23 CA19 CA24 DA01 DB01 DB03 DB05 FA02 GB10 5F041 AA36 AA41 AA42 CA40 CA49 CA57 CA65 CA74 CA77 CA85 CB36 DA03 DA12 DA13 DA19 DA43 DA82 DB08 FF06 5G435 AA17 AA19 BB04 CC09 CC12 EE34 EE37 EE42 FF13 KK05

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子とこれを制御する制御素子とが
    一体化され、チップ部品化されていることを特徴とする
    電子部品。
  2. 【請求項2】 上記発光素子及び制御素子は、樹脂に埋
    め込まれてチップ部品化されていることを特徴とする請
    求項1記載の電子部品。
  3. 【請求項3】 上記樹脂が透明樹脂であることを特徴と
    する請求項2記載の電子部品。
  4. 【請求項4】 上記発光素子に対応して透明樹脂からな
    る光照射部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の電子部品。
  5. 【請求項5】 上記発光素子として、赤色発光素子、緑
    色発光素子、青色発光素子を備えることを特徴とする請
    求項1記載の電子部品。
  6. 【請求項6】 上記発光素子と制御素子間の配線が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  7. 【請求項7】 外部回路との接続用の電極パッドが形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  8. 【請求項8】 上記電極パッドは、半田バンプにより形
    成されていることを特徴とする請求項7記載の電子部
    品。
  9. 【請求項9】 平板状のチップ部品とされていることを
    特徴とする請求項1記載の電子部品。
  10. 【請求項10】 略球形のチップ部品とされていること
    を特徴とする請求項1記載の電子部品。
  11. 【請求項11】 実装方向を制御するための微小ボール
    を内蔵することを特徴とする請求項10記載の電子部
    品。
  12. 【請求項12】 転写技術によって発光素子及びこれを
    制御する制御素子を樹脂中に埋め込み、配線形成及び電
    極形成を行うことを特徴とする電子部品の製造方法。
  13. 【請求項13】 レーザアブレーションにより基板から
    転写対象となる発光素子を選択的に剥離することを特徴
    とする請求項12記載の電子部品の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記発光素子及び制御素子の電極に対
    応してビアを形成し、当該ビアに対応して配線を形成す
    ることを特徴とする請求項12記載の電子部品の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 発光素子が搭載されたシートと、発光
    素子を制御する制御素子が搭載されたシートとを重ね合
    わせ、一体化することを特徴とする電子部品の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 発光素子が搭載されたシートとして、
    赤色発光素子が搭載されたシート、緑色発光素子が搭載
    されたシート、及び青色発光素子が搭載されたシートを
    用意し、これらを上記制御素子が搭載されたシートと重
    ね合わせ、一体化することを特徴とする請求項15記載
    の電子部品の製造方法。
  17. 【請求項17】 第1の基板に形成された略半球形状の
    凹部に樹脂を充填し、この上に発光素子及び発光素子を
    制御する制御素子を配置した後、略半球状の凹部に樹脂
    を充填した第2の基板を重ね合わせて略球形状とするこ
    とを特徴とする電子部品の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記第1の基板に形成された略半球状
    の凹部に重りとなる金属ボールを入れておくことを特徴
    とする請求項17記載の電子部品の製造方法。
  19. 【請求項19】 発光素子とこれを制御する制御素子と
    が一体化されチップ部品化されてなる電子部品を画素チ
    ップとし、当該画素チップが基板上にマトリクス状に配
    列されていることを特徴とする画像表示装置。
  20. 【請求項20】 各画素チップは、発光素子として、赤
    色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子を備えること
    を特徴とする請求項19記載の画像表示装置。
  21. 【請求項21】 上記各画素チップは、平板状のチップ
    部品とされていることを特徴とする請求項19記載の画
    像表示装置。
  22. 【請求項22】 上記画素チップは、フェースダウンに
    より基板上に実装されていることを特徴とする請求項2
    1記載の画像表示装置。
  23. 【請求項23】 上記画素チップは、上記基板上におい
    て封止材により封止されていることを特徴とする請求項
    21の画像表示装置。
  24. 【請求項24】 上記封止材は、ブラックマトリックス
    として機能することを特徴とする請求項23記載の画像
    表示装置。
  25. 【請求項25】 上記封止材として、黒色の接着剤を用
    いたことを特徴とする請求項24記載の画像表示装置。
  26. 【請求項26】 上記各画素チップは、略球形のチップ
    部品とされていることを特徴とする請求項19記載の画
    像表示装置。
  27. 【請求項27】 上記各画素チップは、微小ボールを内
    蔵していることを特徴とする請求項26記載の画像表示
    装置。
  28. 【請求項28】 上記微小ボールを重りとして実装の際
    の向きが規制されていることを特徴とする請求項27記
    載の画像表示装置。
  29. 【請求項29】 上記微小ボールが磁性体よりなり、磁
    力により各画素チップの実装の際の向きが規制されてい
    ることを特徴とする請求項27記載の画像表示装置。
  30. 【請求項30】 各画素チップに対応して上記基板に略
    半球状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項
    26記載の画像表示装置。
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