JP2003208680A - セキュリティサーバ装置、および車載端末装置 - Google Patents

セキュリティサーバ装置、および車載端末装置

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JP2003208680A JP2002008016A JP2002008016A JP2003208680A JP 2003208680 A JP2003208680 A JP 2003208680A JP 2002008016 A JP2002008016 A JP 2002008016A JP 2002008016 A JP2002008016 A JP 2002008016A JP 2003208680 A JP2003208680 A JP 2003208680A
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    • B60R2325/10Communication protocols, communication systems of vehicle anti-theft devices
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    • B60R2325/20Communication devices for vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/205Mobile phones

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車における情報処理システムを、防犯シ
ステムに応用することが可能なセキュリティサーバ装
置、および車載端末装置を提供する。 【解決手段】 生活領域2内に不審者が侵入すると、こ
れが侵入検知装置6によって検知される。そして、ネッ
トワークサービスサーバ5から、自動車1に搭載されて
いる車載端末装置3に対して、威嚇動作を行わせる指示
が送信される。車載端末装置3は、威嚇動作指示を受信
すると、自動車1におけるヘッドライトやクラクション
などを動作させることによって、不審者に対して威嚇動
作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホームセキ
ュリティシステムなどを管理するセキュリティサーバ装
置、および、自動車における情報処理システムとしての
車載端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、自動車に各種情報処理システムを
搭載させるオプションが普及している。この情報処理シ
ステムの代表としては、カーナビゲーションシステムが
挙げられる。カーナビゲーションシステムでは、DVD
−ROMなどに記録された地図データが読み出されると
ともに、GPS(Global Positioning System)を利用し
て自車の位置が地図上に表示され、例えば目的地を入力
することによって道案内などの処理が行われる。
【0003】また、このカーナビゲーションシステムに
おいて、地図データなどの記録媒体としてハードディス
クを使用し、さらに無線通信機能を持たせることによっ
て、地図データの更新をデータ通信によって行うシステ
ムも提案されている。さらに、カーナビゲーションシス
テムにパソコン機能を持たせ、例えばインターネットブ
ラウザや電子メールソフトを利用することを可能とする
システムも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、自動車
における情報処理システムの高機能化に関する提案が各
種行われているが、このような情報処理システムの利用
は比較的限定されているという問題がある。
【0005】例えば日本における特に都市部において
は、駐車場の場所が限られていること、駐車にかかるコ
ストが多大であること、電車などの移動機関が比較的発
達していることなどが理由によって、自動車を所有して
いない人も多く存在している。また、自動車を所有して
いたとしても、通勤には電車を利用している人が大多数
であり、自動車を利用する時間が非常に少なくなってい
る。したがって、自動車に高機能な情報処理システムを
設けても、これを利用する機会が非常に少ないため、高
価な情報処理システムを導入する人が少ないという問題
がある。
【0006】また、例えば米国などの大陸国において
は、自動車は単なる移動手段に過ぎず、自動車に必要以
上のコストを投入するという発想が希薄であり、高価な
情報処理システムが普及しにくいという状況となってい
る。また、カーナビゲーションシステムに関しては、ナ
ビゲーション機能などを利用しなくても、比較的容易に
目的地までいけるような環境であることも、車載の情報
処理システムの普及の障壁となっている。
【0007】一方、特に米国においては、ホームセキュ
リティに対する関心は高く、防犯システム関連商品も他
の国に比べて普及しているという状況がある。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、自動車における情報処理シ
ステムを、防犯システムに応用することが可能なセキュ
リティサーバ装置、および車載端末装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るセキュリティサーバ装置は、所定の
領域内に物体が侵入したことを検知する侵入検知装置か
ら、侵入検知情報を受信する侵入検知情報入力部と、自
動車に搭載されている車載端末装置との間で通信ネット
ワークを介して通信処理を行うネットワーク通信部とを
備え、上記侵入検知情報入力部が、上記侵入検知装置か
ら侵入検知情報を受信した際に、上記ネットワーク通信
部が、検知された侵入物体に関する情報を上記車載端末
装置に向けて送信することを特徴としている。
【0010】上記の構成によれば、まず所定の領域内に
何らかの物体が侵入すると、これが侵入検知装置によっ
て検知され、この侵入検知情報が、侵入検知情報入力部
によって受信される。そして、ネットワーク通信部によ
って、検知された侵入物体に関する情報が、自動車に搭
載されている車載端末装置に通知される。よって、利用
者は、自動車に乗って移動している最中であっても、所
定の領域内に何らかの物体が侵入したことを認識するこ
とが可能となる。
【0011】また、利用者への侵入物体の通知が、自動
車に搭載されている車載端末装置によって行われるの
で、車載端末装置の利用形態を拡大することができる。
詳しく説明すると、従来、車載端末装置としてはカーナ
ビゲーションシステムなどが普及しているが、その利用
形態としては、ナビゲーション機能の他には、テレビや
DVDなどによる映像表示や、従来からあるオーディオ
機能の操作などに限定されており、コストの割には利用
形態が少ないという問題があった。これに対して、上記
の構成によれば、侵入検知情報の受信という新たな利用
形態を提供することができるので、車載端末装置の普及
をより促進させることが可能となる。
【0012】また、車載端末装置に、本発明のような機
能を実現させるためには、通信手段を設ける程度のコス
トで済むので、比較的導入が容易である。さらに、車載
端末装置に通信手段を設ければ、通信を利用した様々な
利用形態を増大させることになるので、このような通信
手段の導入に対する障壁は比較的低いものであると考え
られる。
【0013】すなわち、本発明の構成によれば、自動車
に乗車している利用者に対しても、セキュリティに関す
る情報を即座に通知することが可能となるとともに、車
載端末装置の利用形態も拡大することが可能となる。
【0014】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、侵入物体に関する認証情報
データベースを記憶するデータ記憶部をさらに備え、上
記侵入検知装置から侵入検知情報を受信した際に、検知
した侵入物体に関する情報を、上記認証情報データベー
スに照会することによって、検知した侵入物体を特定
し、上記ネットワーク通信部が、特定された侵入物体に
関する情報を上記車載端末装置に向けて送信する構成と
してもよい。
【0015】上記の構成によれば、侵入物体が検知され
ると、これをデータ記憶部に記憶されている認証情報デ
ータベースに照会することによって、その侵入物体が何
者であるかが特定され、この特定された情報が、車載端
末装置に対して通知されることになる。したがって、自
動車に乗車している利用者は、どのような侵入物体が侵
入したかを認識することが可能となる。これにより、侵
入物体の種類に応じて、例えばそのまま放置しておく、
急いで現場に戻る、警備会社に通報する、などの対応を
することが可能となる。
【0016】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、上記認証情報データベース
が、上記侵入物体が不審者であるか、知人であるか、利
用者であるかを判別するためのデータを記憶している構
成としてもよい。
【0017】上記の構成によれば、自動車に乗車してい
る利用者は、侵入者が不審者であるか、知人であるか、
自分以外の利用者であるかを認識することができるの
で、その後の対応をより的確に行うことが可能となる。
【0018】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、上記ネットワーク通信部
が、侵入物体の画像情報を上記車載端末装置に送信する
とともに、上記車載端末装置から、該当侵入物体の認証
情報を受信し、上記データ記憶部が、上記車載端末装置
から受信した認証情報に基づいて、認証情報データベー
スを更新する構成としてもよい。
【0019】上記の構成によれば、自動車に乗車してい
る利用者は、侵入物体の画像情報を確認することが可能
となる。そして、利用者は、画像情報を確認することに
よって侵入物体の認証情報を特定し、この認証情報がネ
ットワーク通信部によって受信される。その後、受信し
た認証情報に基づいて認識情報データベースが更新され
る。これにより、認証情報データベースの内容が常に的
確なものに更新されることになり、侵入物体の特定の精
度を向上させることができる。また、自動車に乗車して
いる利用者によっても、認証情報データベースの内容を
更新することが可能となるので、例えばセキュリティサ
ーバ装置に対して直接操作しないと認証情報データベー
スの内容を更新できない場合と比較して、例えば更新作
業のし忘れなどを防止することが可能となり、利用者の
利便性を向上させることができる。
【0020】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、所定の駐車領域に上記自動
車が駐車しているか否かを検出する駐車検出装置から、
上記自動車が駐車していることを示す駐車検出情報を受
信する駐車検出情報入力部をさらに備え、上記駐車検出
情報入力部によって上記駐車検出情報を受信した場合に
は、上記ネットワーク通信部が、検知された侵入物体に
関する情報を上記車載端末装置に向けて送信しない構成
としてもよい。
【0021】上記の構成によれば、自動車が所定の駐車
領域に駐車している場合には、検知された侵入物体に関
する情報が車載端末装置に対して送信されないことにな
る。すなわち、自動車が駐車領域に駐車しているという
ことは、自動車には利用者が乗車していないということ
が予想されるので、このような場合に、侵入物体に関す
る情報を車載端末装置に対して送信しても意味がないこ
とになる。したがって、上記のように送信を制御するこ
とによって、不要な通信処理をなくすことが可能とな
り、例えば通信費用の節減や、セキュリティサーバ装置
における通信処理上の負担の軽減などを実現することが
できる。
【0022】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、利用者からの入力を受け付
ける入力部をさらに備え、上記ネットワーク通信部が、
利用者からの入力によって作成されたメッセージを、上
記車載端末装置に向けて送信するとともに、上記車載端
末装置から、上記自動車に乗車中の利用者からのメッセ
ージを受信する構成としてもよい。
【0023】上記の構成によれば、ネットワーク通信部
によって、セキュリティサーバ装置における入力部から
利用者が入力したメッセージを、自動車に乗車中の利用
者に対して送信することが可能となるとともに、自動車
に乗車中の利用者からのメッセージを受信することが可
能となる。これにより、例えばセキュリティサーバ装置
が自宅に設置されている場合に、自宅にいる利用者か
ら、自動車に乗車中の利用者に向けて用事などを連絡す
ることが可能となるとともに、これに対する応答を自動
車に乗車中の利用者から自宅にいる利用者に対して連絡
することが可能となる。すなわち、上記のような構成と
することによって、車載端末装置の利用形態をさらに拡
大させることができる。
【0024】また、本発明に係る車載端末装置は、自動
車に搭載される車載端末装置であって、上記本発明に係
るセキュリティサーバ装置との間で通信ネットワークを
介して通信処理を行うネットワーク通信部と、情報を表
示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力
部とを備え、上記表示手段が、上記セキュリティサーバ
装置から送信された、検知された侵入物体に関する情報
を表示することを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、所定の領域内に何ら
かの物体が侵入したことが、セキュリティサーバ装置か
ら送信され、この侵入物体に関する情報が表示手段に表
示されることになる。よって、利用者は、自動車に乗っ
て移動している最中であっても、所定の領域内に何らか
の物体が侵入したことを認識することが可能となる。
【0026】また、利用者への侵入物体の通知が、自動
車に搭載されている車載端末装置によって行われるの
で、上記したように、車載端末装置の利用形態を拡大す
ることができる。よって、車載端末装置の普及をより促
進させることが可能となる。
【0027】すなわち、本発明の構成によれば、自動車
に乗車している利用者に対しても、セキュリティに関す
る情報を即座に通知することが可能となるとともに、車
載端末装置の利用形態も拡大することが可能となる。
【0028】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、所定の領域内に人が侵入したことを検知する侵入
検知装置から、侵入検知情報を受信する侵入検知情報入
力部と、所定の駐車領域に上記自動車が駐車しているか
否かを検出する駐車検出装置から、上記自動車が駐車し
ていることを示す駐車検出情報を受信する駐車検出情報
入力部と、自動車に搭載されている車載端末装置との間
で通信ネットワークを介して通信処理を行うネットワー
ク通信部とを備え、上記侵入検知情報入力部が、上記侵
入検知装置から侵入検知情報を受信し、上記駐車検出情
報入力部によって上記駐車検出情報を受信している場合
に、上記ネットワーク通信部が、上記車載端末装置に対
して、上記自動車によって威嚇動作を行わせる指示を行
うことを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、まず所定の領域内に
何者かが侵入すると、これが侵入検知装置によって検知
され、この侵入検知情報が、侵入検知情報入力部によっ
て受信される。そして、所定の駐車領域に自動車が駐車
していることを示す駐車検出情報が駐車検出装置から駐
車検出情報入力部によって受信されている場合に、上記
自動車によって威嚇動作を行わせる指示が車載端末装置
に対して送信される。これにより、例えば駐車領域が所
定の領域内あるいはその近傍にある場合には、侵入者に
対して自動車から威嚇動作が行われることになる。よっ
て、侵入者が自動車に誰かが乗車しているのではないか
と錯覚したり、予期しない箇所からの警告を受けること
によって、侵入をあきらめて退散することが期待でき
る。
【0030】また、このような警報を発する装置として
自動車を利用することになるので、警報用の装置を新た
に設ける必要がなく、容易に上記のようなセキュリティ
システムを構築することができる。ここで、自動車に
は、車載端末装置を備える必要が生じることになるが、
このような車載端末装置は、例えばカーナビゲーション
システムなどと兼用することが可能であるので、このよ
うな車載端末装置の導入に対する障壁は比較的低いもの
であるといえる。
【0031】また、セキュリティサーバ装置からの威嚇
指示を受けて、威嚇動作を行わせる手段として、自動車
に搭載されている車載端末装置によって行われるので、
車載端末装置の利用形態を拡大することができる。すな
わち、車載端末装置に対して、威嚇指示の受信および威
嚇動作の制御という新たな利用形態を提供することがで
きるので、車載端末装置の普及をより促進させることが
可能となる。
【0032】また、車載端末装置に、本発明のような機
能を実現させるためには、通信手段を設ける程度のコス
トで済むので、比較的導入が容易である。さらに、車載
端末装置に通信手段を設ければ、通信を利用した様々な
利用形態を増大させることになるので、このような通信
手段の導入に対する障壁は比較的低いものであると考え
られる。
【0033】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、侵入者に関する認証情報デ
ータベースを記憶するデータ記憶部をさらに備え、上記
侵入検知装置から侵入検知情報を受信した際に、検知し
た侵入者に関する情報を、上記認証情報データベースに
照会することによって、検知した侵入者が不審者である
か否かを判定し、上記ネットワーク通信部が、侵入者が
不審者である場合にのみ、上記車載端末装置に対して、
上記自動車によって威嚇動作を行わせる指示を行う構成
としてもよい。
【0034】上記の構成によれば、侵入者が検知される
と、これをデータ記憶部に記憶されている認証情報デー
タベースに照会することによって、その侵入者が不審者
であるか否かが判定され、不審者である場合にのみ威嚇
動作が行われることになる。したがって、例えば知人や
利用者が侵入した場合に、威嚇動作が行われることを防
止することができる。
【0035】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記の構成において、上記侵入検知装置から侵入
検知情報を受信した際に、検知した侵入者に関する情報
を、上記認証情報データベースに照会することによっ
て、検知した侵入者が利用者であるか否かを判定し、上
記ネットワーク通信部が、侵入者が利用者である場合に
のみ、上記車載端末装置に対して、上記自動車によって
愛着動作を行わせる指示を行う構成としてもよい。
【0036】上記の構成によれば、侵入者が検知される
と、これをデータ記憶部に記憶されている認証情報デー
タベースに照会することによって、その侵入者が利用者
であるか否かが判定され、利用者である場合にのみ愛着
動作が行われることになる。このような愛着動作を自動
車が行うことにより、利用者は、あたかも自動車とコミ
ュニケーションをとっているような気分になる。すなわ
ち、自動車に愛玩機能を持たせることが可能となる。ま
た、この愛玩機能によって、自動車があたかも生物体の
ように振舞うことが可能となるので、ペットのような感
覚で、自動車が利用者に受け入れられることになる。
【0037】また、上記の構成によれば、自動車が、不
審者に対しては威嚇をし、利用者に対しては馴れ親しむ
ペットのような振る舞いをするようになっている。この
ようなシステムとすることによって、セキュリティシス
テムを構成する自動車が、あたかも家族やペットのよう
な親近感のある存在となるので、監視が行われるシステ
ムに対する、自分も常に監視されているというような利
用者の不快感を軽減することが可能となる。
【0038】また、本発明に係る車載端末装置は、自動
車に搭載される車載端末装置であって、上記本発明に係
るセキュリティサーバ装置との間で通信ネットワークを
介して通信処理を行うネットワーク通信部と、自動車に
対して威嚇動作および/または愛着動作を行わせる制御
を行う動作制御部とを備え、上記動作制御部が、上記セ
キュリティサーバ装置から威嚇動作指示および/または
愛着動作指示を上記ネットワーク通信部によって受信さ
れた場合に、該当動作を自動車に行わせることを特徴と
している。
【0039】上記の構成によれば、所定の領域内に何者
かが侵入した場合に、セキュリティサーバ装置からの指
示に基づいて、この侵入者に対して威嚇動作および/ま
たは愛着動作を自動車に行わせることが可能となる。よ
って、侵入者が不審者である場合には、自動車に威嚇動
作を行わせることによって、セキュリティシステムの一
部として自動車を機能させることが可能となるととも
に、侵入者が利用者である場合には、自動車に愛着動作
を行わせることによって、自動車をあたかも利用者のペ
ットであるかのような気分にさせることが可能となる。
【0040】また、自動車に対する威嚇動作や愛着動作
の制御が、自動車に搭載されている車載端末装置によっ
て行われるので、上記したように、車載端末装置の利用
形態を拡大することができる。よって、車載端末装置の
普及をより促進させることが可能となる。
【0041】また、本発明に係る車載端末装置は、上記
の構成において、上記動作制御部が、上記自動車におけ
るヘッドランプ、クラクション、ウィンカー、およびワ
イパーの少なくとも1つの動作制御を行うことによっ
て、上記威嚇動作および/または愛着動作を行わせる構
成としてもよい。
【0042】上記の構成によれば、自動車に予め備えら
れている上記のような構成を用いて、威嚇動作および/
または愛着動作を行わせることが可能となるので、自動
車に対して新たな構成を追加する必要がなくなる。よっ
て、このようなシステムの導入を容易にすることができ
る。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図25に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0044】本実施形態に係るセキュリティシステム
は、図2のブロック図に示すような構成となっている。
すなわち、このセキュリティシステムは、自動車1およ
び生活領域2によって構成されるシステムとなってい
る。
【0045】自動車1は、例えば自家用自動車や商用自
動車などに相当するものであり、内燃機関や電気モータ
などによって移動可能な車両のことを示している。な
お、この自動車1には、オートバイなどの二輪車も含ま
れるものとする。この自動車1には、車載端末装置3が
備えられている。
【0046】車載端末装置3は、各種情報を自動車1に
乗車中の人に提供したり、自動車1における各種動作制
御などを行う情報処理機能を備えたコンピュータ端末で
ある。この車載端末装置3は、ここでは図示しないが、
各種情報を表示するための表示手段、各種情報を入力す
るための入力手段、外部コンピュータと無線による通信
を行う通信手段などを備えている。
【0047】生活領域2は、本セキュリティシステムの
利用者(生活者)が生活する領域、すなわち、住居とな
る家屋4、および車庫としての駐車領域8、ならびに
庭、倉庫などを含む敷地からなる領域を示している。家
屋4にはネットワークサービスサーバ(セキュリティサ
ーバ装置)5が設けられており、このネットワークサー
ビスサーバ5には、侵入検知装置6および駐車検出装置
7が接続されている。
【0048】なお、以降の説明では、利用者とは、生活
領域2内において生活を行っている生活者を指すものと
する。
【0049】ネットワークサービスサーバ5は、本セキ
ュリティシステムの中核を担うサーバコンピュータであ
り、後述する各種情報処理を行う。このネットワークサ
ービスサーバ5は、自動車1における車載端末装置3と
の間で通信を行うことが可能となっている。なお、この
ネットワークサービスサーバ5は、基本的には家屋4内
に設置されるものであるが、機能が十分に発揮できるの
であれば、設置場所は任意の場所でかまわない。
【0050】侵入検知装置6は、生活領域2内や家屋4
内に不審者が侵入したことを検知する装置であり、例え
ば赤外線センサ、電磁波レーダー、ドア(窓)開閉検知
センサ、人体センサなどによって構成されるものであ
る。すなわち、この侵入検知装置6は、生活領域2内に
おける複数の箇所に設置されるものである。駐車検出装
置7は、駐車領域8に自動車1が駐車されているか否か
を検出する装置であり、例えば赤外線センサ、重量セン
サなどによって構成されるものである。
【0051】なお、図2では図示していないが、車載端
末装置3とネットワークサービスサーバ5との間での通
信を実現するための通信ネットワークが設けられてい
る。この通信ネットワークは、車載端末装置3の無線に
よる通信を可能とするための携帯電話網やインターネッ
トなどの公衆網、および、Bluetooth(登録商
標)や無線LANなどの私設網によって構成されること
になる。また、ネットワークサービスサーバ5は、通信
ネットワークを介して、例えば警備会社に設置された中
央管理サーバに接続されていてもよい。このような構成
とした場合、警備会社側は、各ネットワークサービスサ
ーバから送信されてくる情報を統括的に管理することが
可能となり、異常発生時に警備人を該当箇所に派遣した
り、警察や消防署に連絡するなどの対応を行うことが可
能となる。
【0052】次に、図1を参照しながら、上記セキュリ
ティシステムにおける第1のセキュリティ動作例につい
て説明する。この第1のセキュリティ動作例は、生活領
域2に対して不審者が侵入した際に、これを検知し、駐
車領域8に駐車中の自動車1を用いて威嚇動作を行わせ
るとともに、利用者に対して不審者の侵入を通知する処
理を行うものである。
【0053】まず、生活領域2内に不審者が侵入する
と、これが侵入検知装置6によって検知され、この侵入
検知情報がネットワークサービスサーバ5に伝達され
る。ネットワークサービスサーバ5は、侵入検知装置6
から侵入検知情報を受信すると、駐車領域8に自動車1
が駐車しているか否かを、駐車検出装置7に対して問い
合わせる。ここで駐車領域8に自動車1が駐車している
ことが確認されると、ネットワークサービスサーバ5
は、該自動車1における車載端末装置3に対して、不審
者に対する威嚇動作を行う指示を出す。
【0054】ここで、駐車領域8に駐車している自動車
1における車載端末装置3と、ネットワークサービスサ
ーバ5との間での通信は、生活領域2内の通信ネットワ
ーク、例えばBluetooth(登録商標)や無線L
ANなどを利用するものとする。このような通信ネット
ワークを利用する場合には、例えば携帯電話の公衆電話
網などを用いる場合と比較して通信コストを格段に安く
することができる。
【0055】車載端末装置3は、ネットワークサービス
サーバ5から威嚇動作を行う指示を受信すると、自動車
1に対して威嚇動作を行う制御を行う。ここで、威嚇動
作としては、例えばクラクションや、新たに追加した音
源(警報音や合成音声などを出力する)を鳴らす、ヘッ
ドライト、テールランプ、ウィンカーなどのライト類を
点滅させる、エンジンを始動させる、何らかの可動部を
動かす、などの動作が考えられる。
【0056】一方、ネットワークサービスサーバ5は、
侵入検知情報を受信すると、これを生活領域2内にいる
利用者に対して通知する。通知の方法としては、例えば
家屋4内において警報音を出したり、利用者が所持して
いる携帯電話に通知するなどが考えられる。
【0057】以上のようなセキュリティ動作例によれ
ば、生活領域2内に侵入してきた不審者は自動車1によ
る威嚇動作によって威嚇されることになるので、不審者
が自動車1に誰かが乗車しているのではないかと錯覚し
たり、予期しない箇所からの警告を受けることによっ
て、侵入をあきらめて退散することが期待できる。
【0058】また、このような警報を発する装置として
自動車1を利用することになるので、警報用の装置を新
たに設ける必要がなく、容易に上記のようなセキュリテ
ィシステムを構築することができる。ここで、自動車1
には、車載端末装置3を備える必要が生じることになる
が、このような車載端末装置3は、例えばカーナビゲー
ションシステムなどと兼用することが可能であるので、
このような車載端末装置3の導入に対する障壁は比較的
低いものであるといえる。
【0059】なお、上記の例では、不審者が生活領域2
内に侵入したことが検知された場合に、自動車1が各種
威嚇動作を行うようになっている。ここで、自動車1
に、上記のような威嚇動作だけでなく、例えば利用者が
生活領域2内に帰ってきた場合に、愛着動作として音を
出したり、ウィンカーを点滅させたり、可動部を動作さ
せたりするような動作を行わせるようにしてもよい。こ
のような自動車1による愛着動作についての詳細は後述
する。
【0060】次に、図3を参照しながら、上記セキュリ
ティシステムにおける第2のセキュリティ動作例につい
て説明する。この第2のセキュリティ動作例は、生活領
域2に対して不審者が侵入した際に、これを検知し、自
動車1に乗車して外出中の利用者や、自動車1を利用せ
ずに外出している利用者に対して不審者の侵入を通知す
る処理を行うものである。
【0061】まず、生活領域2内に不審者が侵入する
と、これが侵入検知装置6によって検知され、この侵入
検知情報がネットワークサービスサーバ5に伝達され
る。ネットワークサービスサーバ5は、侵入検知装置6
から侵入検知情報を受信すると、駐車領域8に自動車1
が駐車しているか否かを、駐車検出装置7に対して問い
合わせる。ここで駐車領域8に自動車1が駐車していな
いことが確認されると、ネットワークサービスサーバ5
は、自動車1における車載端末装置3に対して、不審者
が生活領域2内に侵入していることを示す情報を通信ネ
ットワーク9を介して通知する。
【0062】ここで、外出中の自動車1における車載端
末装置3と、ネットワークサービスサーバ5との間での
通信は、例えば携帯電話の公衆電話網およびインターネ
ットなどを介して行われる。このように携帯電話網によ
る通信を利用することによって、自動車1が走行中であ
っても通信動作を行うことが可能となる。
【0063】車載端末装置3は、ネットワークサービス
サーバ5から不審者の侵入に関する情報を受信すると、
これを例えば警報音などとともに表示手段に表示させる
ことによって、乗車中の利用者に対して、生活領域2内
に不審者が侵入した旨を通知する。
【0064】また、ネットワークサービスサーバ5は、
車載端末装置3に対して不審者の侵入通知を行うととも
に、外出している利用者に対しても不審者の侵入通知を
行うようにしてもよい。この通知方法としては、例えば
利用者が所持している携帯電話や携帯端末などを利用す
る方法が考えられる。
【0065】以上のようなセキュリティ動作例によれ
ば、利用者が自動車1に乗車して外出している時にで
も、生活領域2内に不審者の侵入が検知された場合に
は、これが車載端末装置3に通知され、利用者がこれを
認識することが可能となる。よって、例えば利用者が生
活領域2の近辺にいる場合には生活領域2に戻ったり、
近所の人に連絡するなどの対応を行うことが可能とな
る。
【0066】なお、上記の第2のセキュリティ動作例に
おけるシステムを利用することによって、家屋4内にい
る利用者Aと、自動車1に乗車している利用者Bとの間
で、何らかのメッセージ(ここでは一例として用事情
報)の送受信を行うことも可能である。この例を図4に
示す。まず、利用者Aは、ネットワークサービスサーバ
5を操作することによって、車載端末装置3に対してメ
ッセージ(用事情報)を送信する指示を行う。ネットワ
ークサービスサーバ5は、メッセージ送信指示を受ける
と、通信ネットワーク9を介して車載端末装置3に対し
てこのメッセージを送信する。
【0067】車載端末装置3は、ネットワークサービス
サーバ5からメッセージを受信すると、これを表示手段
に表示させることによって、乗車中の利用者Bに対し
て、利用者Aからのメッセージを通知する。また、逆に
自動車1に乗車中の利用者Bから、車載端末装置3から
ネットワークサービスサーバ5に対してメッセージを送
信することも可能である。
【0068】なお、同様に、ネットワークサービスサー
バ5と、外出中の利用者Cが所持している携帯電話や携
帯端末との間で、メッセージの送受信を行うことが可能
なシステムとすることもできる。
【0069】次に、上記のネットワークサービスサーバ
5、侵入検知装置6、駐車検出装置7、および車載端末
装置3の構成について詳しく説明する。
【0070】ネットワークサービスサーバ5は、図5の
ブロック図に示すように、ネットワーク通信部11、M
M(マン・マシン)入出力部12、侵入検知情報入力部
13、駐車検出情報入力部14、演算部15、メモリ部
16、および情報DB(データベース)管理部(データ
記憶部)17を備えた構成となっている。
【0071】ネットワーク通信部11は、車載端末装置
3との通信を行うものであり、通信インターフェースと
して機能するものである。このネットワーク通信部11
は、例えば公衆電話回線に接続するモデムやターミナル
アダプタ、あるいは、LANを介して通信ネットワーク
に接続する場合のLANインターフェースなどによって
構成される。
【0072】MM入出力部12は、例えばモニタなどの
表示手段や、キーボード、マウス、テンキー、バーコー
ドリーダなどの入力手段、プリンタなどの出力手段など
によって構成されるものである。このMM入出力部12
によって、利用者はネットワークサービスサーバ5を操
作することが可能となる。
【0073】侵入検知情報入力部13は、侵入検知装置
6からの侵入検知情報を受信するものである。駐車検出
情報入力部14は、駐車検出装置7からの駐車検出情報
を受信するものである。
【0074】演算部15は、ネットワークサービスサー
バ5における各種情報処理動作を行う上での演算を行う
ものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)
によって構成される。メモリ部16は、演算部15によ
る演算が行われる際のワークメモリとして機能するもの
である。
【0075】情報DB管理部17は、ネットワークサー
ビスサーバ5におけるデータ記憶手段として機能するも
のであり、例えばハードディスク装置などの大容量書き
換え可能記録媒体によって構成される。この情報DB管
理部17は、アプリケーションプログラム記憶部18、
認証情報DB記憶部、その他のプログラム・データ記憶
部20とに分けられる。アプリケーションプログラム記
憶部18は、ネットワークサービスサーバ5における各
種情報処理動作を実現するためのアプリケーションプロ
グラムを記憶するブロックである。認証情報DB記憶部
19は、各種認証情報、例えば、生活領域2に侵入して
きた人が不審者であるか、知人であるか、利用者である
かなどを判断する上での認証情報を記憶するブロックで
ある。その他のプログラム・データ記憶部20は、例え
ばネットワークサービスサーバ5のOSプログラム、セ
キュリティシステムとは関係のない各種プログラム、例
えばワープロソフトや表計算ソフトなどや、その他各種
データを記憶するブロックである。
【0076】侵入検知装置6は、図6のブロック図に示
すように、侵入検知センサ部21、侵入検知情報出力部
22、演算部23、メモリ部24、および情報DB管理
部25を備えた構成となっている。
【0077】侵入検知センサ部21は、生活領域2内に
人(不審者、知人、利用者)が侵入したことを検知する
センサである。この侵入検知センサ部21は、例えば人
体センサ、赤外線センサ(遮光センサ)などによって構
成されることが想定されるが、これらに限定されるもの
ではなく、人などの侵入を検知できるものであればどの
ようなものを用いてもよい。
【0078】進入検知情報出力部22は、侵入検知セン
サ部21によって検知された侵入検知情報を、ネットワ
ークサービスサーバ5における侵入検知情報入力部13
に向けて送信するものである。
【0079】演算部23、メモリ部24、および情報D
B管理部17は、前記したネットワークサービスサーバ
5における演算部15、メモリ部16、および情報DB
管理部17と、それぞれほぼ同様の機能のブロックであ
るので、ここではその説明を省略する。なお、情報DB
管理部17に含まれていた認証情報DB記憶部19は、
侵入検知装置6に設けられていなくても構わないが、逆
に、認証情報DBを侵入検知装置6側にのみ設けた構成
としても構わない。また、侵入検知センサ部21で検知
した結果をそのまま侵入検知情報出力部22から出力す
るのみの機能で十分である場合には、侵入検知装置6に
おいて、演算部23、メモリ部24、および情報DB管
理部17の構成を設けない構成としても構わない。
【0080】駐車検出装置7は、図7のブロック図に示
すように、駐車検出センサ部28、駐車検出情報出力部
29、演算部30、メモリ部31、および情報DB管理
部32を備えた構成となっている。
【0081】駐車検出センサ部28は、駐車領域8に自
動車1が駐車しているか否かを検知するセンサである。
この駐車検出センサ部28は、例えば重量センサ、赤外
線センサ(遮光センサ)などによって構成されることが
想定されるが、これらに限定されるものではなく、駐車
領域8に自動車1が駐車しているか否かを検知できるも
のであればどのようなものを用いてもよい。
【0082】駐車検出情報出力部29は、駐車検出セン
サ部28によって検知された駐車検出情報を、ネットワ
ークサービスサーバ5における駐車検出情報入力部14
に向けて送信するものである。
【0083】演算部30、メモリ部31、および情報D
B管理部32は、前記したネットワークサービスサーバ
5における演算部15、メモリ部16、および情報DB
管理部17と、それぞれほぼ同様の機能のブロックであ
るので、ここではその説明を省略する。なお、情報DB
管理部17に含まれていた認証情報DB記憶部19は、
駐車検出装置7に設けられていなくても構わない。ま
た、駐車検出センサ部28で検知した結果をそのまま駐
車検出情報出力部29から出力するのみの機能で十分で
ある場合には、駐車検出装置7において、演算部30、
メモリ部31、および情報DB管理部32の構成を設け
ない構成としても構わない。
【0084】車載端末装置3は、図8のブロック図に示
すように、MM入出力装置35、ネットワーク通信部3
6、愛着動作制御部(動作制御部)37、威嚇動作制御
部(動作制御部)38、演算部39、メモリ部40、お
よび情報DB管理部41を備えた構成となっている。
【0085】MM入出力装置35は、例えばモニタなど
の表示手段や、ボタン、ポインティングデバイス、タッ
チパネル、音声入力マイクなどの入力手段によって構成
されるものである。このMM入出力部35によって、自
動車1に乗車している利用者は車載端末装置3を操作す
ることが可能となる。
【0086】ネットワーク通信部36は、ネットワーク
サービスサーバ5との通信を行うものであり、通信イン
ターフェースとして機能するものである。このネットワ
ーク通信部11は、例えば携帯電話の公衆電話回線に接
続するモデムやターミナルアダプタ、あるいは、LAN
を介して通信ネットワークに接続する場合のLANイン
ターフェースなどによって構成される。
【0087】愛着動作制御部37は、自動車1が備える
愛着動作部44が利用者に対して行う愛着動作を制御す
るものである。また、威嚇動作制御部38は、自動車1
が備える威嚇動作部45が不審者に対して行う威嚇動作
を制御するものである。ここで、愛着動作部44および
威嚇動作部45としては、例えばクラクション、ライ
ト、ウィンカー、各種可動部などが挙げられる。
【0088】演算部39は、車載端末装置3における各
種情報処理動作を行う上での演算を行うものであり、例
えばCPUによって構成される。メモリ部40は、演算
部39による演算が行われる際のワークメモリとして機
能するものである。
【0089】情報DB管理部41は、車載端末装置3に
おけるデータ記憶手段として機能するものであり、例え
ばハードディスク装置などの書き換え可能記録媒体や、
DVDドライブなどの記録媒体読み取り装置によって構
成される。この情報DB管理部41は、アプリケーショ
ンプログラム記憶部42、その他のプログラム・データ
記憶部43とに分けられる。アプリケーションプログラ
ム記憶部18は、車載端末装置3における各種情報処理
動作を実現するためのアプリケーションプログラムを記
憶するブロックである。その他のプログラム・データ記
憶部43は、例えば車載端末装置3のOSプログラム、
セキュリティシステムとは関係のない各種プログラム、
例えばカーナビゲーションソフトやAV(Audio & Visua
l)関連ソフトなどや、その他各種データ、例えば地図デ
ータなどを記憶するブロックである。
【0090】次に、ネットワークサービスサーバ5にお
ける処理の詳細について説明する。まず、生活領域2内
に不審者、知人、および利用者のいずれかが侵入した場
合の、ネットワークサービスサーバ5における処理の概
略について、図9に示すフローチャートを参照しながら
以下に説明する。
【0091】ステップ1(以降、S1のように称する)
において、まず侵入検知装置6から侵入検知情報の入力
を受信したか否かが判定される。ここで、侵入検知情報
の入力が受信されていないと判定された場合(S1にお
いてNO)、生活領域2内に対しての侵入者はいない状
態であると判断されることになる。そして、S2におけ
るその他の処理が行われるとともに、再びS1の判定処
理が行われる。すなわち、S1およびS2の処理は、侵
入が検知されるまでのネットワークサービスサーバ5に
おける処理を示していることになる。
【0092】一方、侵入検知情報の入力が受信されたと
判断された場合(S1においてYES)、S3における
侵入者識別処理が行われる。この侵入者識別処理では、
侵入者が利用者であるか、知人であるか、不審者である
かが識別される。なお、このS3の処理の詳細について
は後述する。
【0093】次に、S4において、S3における侵入者
識別処理によって侵入者が利用者であると識別されたか
否かが判定される。ここで、侵入者が利用者であると判
定されると(S4においてNO)、S8における利用者
対応処理が行われる。この利用者対応処理の詳細につい
ては後述する。
【0094】次に、S5において、S3における侵入者
識別処理によって侵入者が知人であると識別されたか否
かが判定される。ここで、侵入者が知人であると判定さ
れると(S5においてNO)、S7における知人対応処
理が行われる。この知人対応処理の詳細については後述
する。
【0095】S4およびS5においてYES、すなわ
ち、侵入者が利用者でも知人でもないと判定された場合
には、侵入者は不審者であると判断することができるの
で、S6における不審者対応処理が行われる。この不審
者対応処理の詳細については後述する。
【0096】そして、以上のS6、S7、およびS8の
処理が終了すると、ネットワークサービスサーバ5にお
ける処理が終了する。なお、ここで処理が終了した直後
から、再びS1からの処理が繰り返されることになる。
【0097】次に、図9のフローチャートにおけるS3
の処理、すなわち侵入者識別処理の流れについて、図1
0に示すフローチャートを参照しながら以下に説明す
る。まず、S11において、侵入者から得られる情報
を、情報DB管理部17に記憶されている認証情報DB
に問い合わせる処理が行われる。ここで、侵入者を識別
する方法としては、顔面認証システムや、ID認証シス
テムなどが考えられる。
【0098】顔面認証システムとは、侵入者の顔を撮影
する撮影カメラを設けておき、この撮影カメラからの撮
影画像を取得し、その顔に関する画像情報から人を特定
するシステムである。このシステムを利用する場合に
は、認証情報DBには、利用者や知人などの顔面情報を
登録しておくことになる。
【0099】ID認証システムとは、例えば利用者や知
人にID認証機能を備えた携帯ICカードなどを所持さ
せておき、この携帯ICカードからの情報を読み取る装
置を設けておくことによって人を特定するシステムであ
る。ここで、携帯ICカードからの情報を読み取る装置
としては、カードリーダなどが考えられるが、携帯IC
カードに近距離無線通信機能が備えられている場合に
は、通信装置によって実現することも可能である。ま
た、携帯ICカードが、携帯電話に内蔵されているよう
な構成も考えられる。
【0100】S11において認証情報DBに問い合わせ
ることによって、まず、侵入者が利用者であるか否かが
判定される(S12)。ここで、侵入者が利用者である
と判定された場合には(S12においてYES)、侵入
者は利用者であるという識別結果が出される(S1
3)。
【0101】一方、侵入者が利用者でないと判定された
場合(S12においてNO)、S14において、侵入者
が害を成す可能性があるか否かが判定される。侵入者が
害を成す可能性があるか否かの判断は、例えば認証情報
DBに、侵入者に関する情報があるか否かによって判断
することが可能である。つまり、認証情報DBは後述す
るように常に更新されるものであるので、生活領域2に
訪れる可能性のある、もしくは過去に訪れたことのある
人に関する情報は登録されているものとすることによっ
て、上記のような判断が可能となる。ここで、侵入者が
害を成す可能性があると判定された場合(S14におい
てNO)、侵入者は不審者であるという識別結果が出さ
れる(S17)。
【0102】一方、侵入者が害を成す可能性がないと判
定されると(S14においてYES)、S15におい
て、その侵入者が生活領域2を度々訪れ、かつ、利用者
が好意的に訪問を受け入れているか否かが判定される。
この判定は、例えばある人が生活領域2を訪れ、その人
の情報が認証情報DBに登録される際に、利用者によっ
てその人が知人であるか否かに関する情報を認証情報D
Bに同時に登録することによって実現することが可能で
ある。ここで、利用者が好意的に訪問を受け入れていな
い人であると判定された場合(S15においてNO)、
侵入者は不審者であるという識別結果が出される(S1
7)。
【0103】一方、利用者が好意的に訪問を受け入れて
いる人であると判定された場合(S15においてYE
S)、侵入者は知人であるという識別結果が出される
(S16)。
【0104】以上のS13、S16、およびS17の処
理が完了すると、S18において識別結果に基づいて認
証情報DBが更新され、侵入者識別処理が終了する。
【0105】次に、図9のフローチャートにおけるS6
の処理、すなわち不審者対応処理の流れについて、図1
1に示すフローチャートを参照しながら以下に説明す
る。まず、駐車検出装置7に対して問い合わせが行われ
る(S21)。そして、S22において、駐車中の自動
車1があるか否かが判定される。ここで、駐車中の自動
車1がないと判定されると(S22においてNO)、外
出中の利用者に対して、不審者が侵入したことが通知さ
れる(S23)。この通知は、外出中の利用者が乗車し
ている自動車1における車載端末装置3に対して行われ
てもよいし、外出中の利用者が所持している携帯電話に
対して行われてもよい。
【0106】一方、駐車中の自動車1があると判定され
ると(S22においてYES)、S24において、駐車
中の自動車1に対して威嚇動作の指示が発行される。こ
こでの指示は、ネットワークサービスサーバ5から車載
端末装置3に対して、Bluetooth(登録商標)
や無線LANなどの私設網を介して通信されることにな
る。その後、生活領域2内に利用者がいる場合に、この
利用者に対して不審者が侵入したことが通知される(S
25)。以上の処理によって、不審者対応処理が終了す
る。
【0107】図23(a)に、不審者の侵入が検知され
た際の、ネットワークサービスサーバ5における表示画
面上の表示、図23(b)に、車載端末装置3における
表示画面上の表示の具体例をそれぞれ示す。なお、車載
端末装置3での表示画面は、カーナビゲーションシステ
ムのディスプレイを用いた例を示している。これらの図
に示すように、不審者の侵入が検知された場合には、そ
の不審者の画像を表示させるとともに、この不審者を知
人として、あるいは生活者(利用者)として認証情報D
Bに登録する、警備会社に連絡する、などの処理を行う
ことが可能となっている。また、車載端末装置3におけ
る表示では、自動車1からのメッセージがあたかも個性
をもっているような表現となっていることが好ましい。
これにより、自動車1に対する愛着感を増進させること
が可能となる。
【0108】次に、図9のフローチャートにおけるS7
の処理、すなわち知人対応処理の流れについて、図12
に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、駐車検出装置7に対して問い合わせが行われる
(S31)。そして、S32において、駐車中の自動車
1があるか否かが判定される。ここで、駐車中の自動車
1がないと判定されると(S32においてNO)、外出
中の利用者に対して、知人が訪問したことが通知される
(S34)。この通知は、外出中の利用者が乗車してい
る自動車1における車載端末装置3に対して行われても
よいし、外出中の利用者が所持している携帯電話に対し
て行われてもよい。
【0109】一方、駐車中の自動車1があると判定され
ると(S32においてYES)、S33において、生活
領域2内に利用者がいる場合に、この利用者に対して不
審者が侵入したことが通知される。以上の処理によっ
て、知人対応処理が終了する。
【0110】なお、上記の処理では、駐車中の自動車1
がない場合には、利用者が外出中であり、駐車中の自動
車1がある場合には、利用者が生活領域2内にいると判
断していることになるが、これ以外の場合も考えられる
ので、駐車中の自動車1の有無に関わらず、S33およ
びS34の処理をともに行うようにしてもよい。
【0111】図24(a)に、知人の訪問が検知された
際の、ネットワークサービスサーバ5における表示画面
上の表示、図24(b)に、車載端末装置3における表
示画面上の表示の具体例をそれぞれ示す。なお、車載端
末装置3での表示画面は、カーナビゲーションシステム
のディスプレイを用いた例を示している。これらの図に
示すように、知人の訪問が検知された場合には、その知
人の画像が表示される。また、車載端末装置3における
表示では、上記したように、自動車1からのメッセージ
があたかも個性をもっているような表現となっているこ
とが好ましい。これにより、自動車1に対する愛着感を
増進させることが可能となる。
【0112】次に、図9のフローチャートにおけるS8
の処理、すなわち利用者対応処理の流れについて、図1
3に示すフローチャートを参照しながら以下に説明す
る。まず、駐車検出装置7に対して問い合わせが行われ
る(S41)。そして、S42において、駐車中の自動
車1があるか否かが判定される。ここで、駐車中の自動
車1がないと判定されると(S42においてNO)、外
出中の利用者に対して、他の利用者が帰宅したことが通
知される(S44)。この通知は、外出中の利用者が乗
車している自動車1における車載端末装置3に対して行
われてもよいし、外出中の利用者が所持している携帯電
話に対して行われてもよい。
【0113】一方、駐車中の自動車1があると判定され
ると(S42においてYES)、S43において、駐車
中の自動車に対して愛着動作の指示が発行される。ここ
での指示は、ネットワークサービスサーバ5から車載端
末装置3に対して、Bluetooth(登録商標)や
無線LANなどの私設網を介して通信されることにな
る。その後、生活領域2内に利用者がいる場合に、この
利用者に対して利用者が帰宅したことが通知されるよう
にしてもよい。以上の処理によって、利用者対応処理が
終了する。
【0114】図25に、利用者(生活者)の帰宅が検知
された際の、車載端末装置3における表示画面上の表示
の具体例を示す。なお、車載端末装置3での表示画面
は、カーナビゲーションシステムのディスプレイを用い
た例を示している。この図に示すように、利用者の帰宅
が検知された場合には、その利用者の画像が表示され
る。また、車載端末装置3における表示では、上記した
ように、自動車1からのメッセージがあたかも個性をも
っているような表現となっていることが好ましい。これ
により、自動車1に対する愛着感を増進させることが可
能となる。
【0115】次に、車載端末装置3における処理につい
て説明する。まず、自動車1が駐車領域8に駐車中であ
る場合に、ネットワークサービスサーバ5から、愛着動
作および威嚇動作を行う指示を受信した場合の処理につ
いて、図14(a)および(b)に示すフローチャート
を参照しながら説明する。
【0116】図14(a)は、愛着動作指示を受ける場
合の処理の流れを示している。まず、S51において、
ネットワークサービスサーバ5から愛着動作の指示があ
ったか否かが判定される。ここで、愛着動作の指示が受
信されていないと判定された場合(S51においてN
O)、S52におけるその他の処理が行われるととも
に、再びS51の判定処理が行われる。すなわち、S5
1およびS52の処理は、愛着動作の指示を受信するま
での車載端末装置3における処理を示していることにな
る。
【0117】そして、S51において、愛着動作の指示
が受信されたと判定されると、S53において、愛着動
作が実行され、処理が終了する。なお、ここで処理が終
了した直後から、再びS51からの処理が繰り返される
ことになる。
【0118】図14(b)は、威嚇動作指示を受ける場
合の処理の流れを示している。まず、S54において、
ネットワークサービスサーバ5から威嚇動作の指示があ
ったか否かが判定される。ここで、威嚇動作の指示が受
信されていないと判定された場合(S54においてN
O)、S55におけるその他の処理が行われるととも
に、再びS54の判定処理が行われる。すなわち、S5
4およびS55の処理は、威嚇動作の指示を受信するま
での車載端末装置3における処理を示していることにな
る。
【0119】そして、S54において、威嚇動作の指示
が受信されたと判定されると、S56において、威嚇動
作が実行され、処理が終了する。なお、ここで処理が終
了した直後から、再びS54からの処理が繰り返される
ことになる。
【0120】次に、自動車1が駐車領域8から出庫中で
ある場合に、ネットワークサービスサーバ5から、不審
者侵入情報および知人訪問情報を受信した場合の処理に
ついて、図15(a)および(b)に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0121】図15(a)は、不審者侵入情報を受信す
る場合の処理の流れを示している。まず、S61におい
て、ネットワークサービスサーバ5から不審者侵入情報
を受信したか否かが判定される。ここで、不審者侵入情
報が受信されていないと判定された場合(S61におい
てNO)、S62におけるその他の処理が行われるとと
もに、再びS61の判定処理が行われる。すなわち、S
61およびS62の処理は、不審者侵入情報を受信する
までの車載端末装置3における処理を示していることに
なる。
【0122】そして、S61において、不審者侵入情報
が受信されたと判定されると、S63において、乗車中
の利用者に対して、生活領域2内に不審者が侵入したこ
とが通知され、処理が終了する。なお、ここで処理が終
了した直後から、再びS61からの処理が繰り返される
ことになる。
【0123】図15(b)は、知人訪問情報を受信する
場合の処理の流れを示している。まず、S64におい
て、ネットワークサービスサーバ5から知人訪問情報を
受信したか否かが判定される。ここで、知人訪問情報が
受信されていないと判定された場合(S64においてN
O)、S65におけるその他の処理が行われるととも
に、再びS64の判定処理が行われる。すなわち、S6
4およびS65の処理は、知人訪問情報を受信するまで
の車載端末装置3における処理を示していることにな
る。
【0124】そして、S64において、知人訪問情報が
受信されたと判定されると、S66において、乗車中の
利用者に対して、生活領域2内に知人が訪問したことが
通知され、処理が終了する。なお、ここで処理が終了し
た直後から、再びS64からの処理が繰り返されること
になる。
【0125】次に、侵入検知装置6における処理の流れ
について、図16に示すフローチャートを参照しながら
説明する。まず、S71において、生活領域2内への侵
入者が現れたことを検知したか否かが判定される。ここ
で、侵入者を検知していないと判定された場合(S71
においてNO)、S72におけるその他の処理が行われ
るとともに、再びS71の判定処理が行われる。すなわ
ち、S71およびS72の処理は、侵入者を検知するま
での侵入検知装置6における処理を示していることにな
る。
【0126】そして、S71において、侵入者が検知さ
れたと判定されると、S73において、ネットワークサ
ービスサーバ5に対して、生活領域2内に何者かが侵入
したことを示す侵入検知情報が通知され、処理が終了す
る。なお、ここで処理が終了した直後から、再びS71
からの処理が繰り返されることになる。
【0127】次に、駐車検出装置7における処理の流れ
について、図17に示すフローチャートを参照しながら
説明する。まず、S81において、駐車領域8に駐車中
の自動車1があるか否かが判定される。ここで、駐車中
の自動車1を検出していないと判定された場合(S81
においてNO)、S82におけるその他の処理が行われ
るとともに、再びS81の判定処理が行われる。すなわ
ち、S81およびS82の処理は、駐車中の自動車1を
検出するまでの駐車検出装置7における処理を示してい
ることになる。
【0128】そして、S81において、駐車中の自動車
1が検出されたと判定されると、S83において、ネッ
トワークサービスサーバ5に対して、駐車領域8に駐車
中の自動車1があることを示す駐車検出情報が通知さ
れ、処理が終了する。なお、ここで処理が終了した直後
から、再びS81からの処理が繰り返されることにな
る。
【0129】次に、図4に示す実施例、すなわち、ネッ
トワークサービスサーバ5と車載端末装置3との間でメ
ッセージの送受信を行う場合の処理の流れについて説明
する。図18(a)ないし(d)は、ネットワークサー
ビスサーバ5における処理の流れを示している。
【0130】まず、利用者Aがネットワークサービスサ
ーバ5から自動車1に乗車中の利用者Bに向けて用事情
報が送信され、その後、利用者Bから利用者Aに対して
応答があった場合のネットワークサービスサーバ5にお
ける処理について、図18(a)および(b)を参照し
ながら説明する。
【0131】まず、図18(a)におけるS91におい
て、ネットワークサービスサーバ5におけるMM入出力
部12から、利用者Aによって利用者Bに対しての用事
情報の入力が受け付けられたか否かが判定される。ここ
で、用事情報の入力が受け付けられていないと判定され
た場合(S91においてNO)、S92におけるその他
の処理が行われるとともに、再びS91の判定処理が行
われる。すなわち、S91およびS92の処理は、用事
情報の入力が受け付けられるまでのネットワークサービ
スサーバ5における処理を示していることになる。
【0132】そして、S91において、用事情報の入力
が受け付けられたと判定されると、S93において、車
載端末装置3に対して、利用者Aからの用事情報が通知
され、処理が終了する。なお、ここで処理が終了した直
後から、再びS91からの処理が繰り返されることにな
る。
【0133】次に、図18(b)におけるS94におい
て、車載端末装置3から、利用者Bによる応答が受信さ
れたか否かが判定される。ここで、利用者Bの応答が受
信されていないと判定された場合(S94においてN
O)、S95におけるその他の処理が行われるととも
に、再びS94の判定処理が行われる。すなわち、S9
4およびS95の処理は、利用者Bの応答が受信される
までのネットワークサービスサーバ5における処理を示
していることになる。
【0134】そして、S94において、利用者Bの応答
が受信されたと判定されると、S96において、利用者
Aに対して、利用者Bからの応答が通知され、処理が終
了する。なお、ここで処理が終了した直後から、再びS
94からの処理が繰り返されることになる。
【0135】次に、自動車1に乗車中の利用者Bが車載
端末装置3から、生活領域2内にいる利用者Aに向けて
用事情報が送信され、その後、利用者Aから利用者Bに
対して応答があった場合のネットワークサービスサーバ
5における処理について、図18(c)および(d)を
参照しながら説明する。
【0136】まず、図18(c)におけるS101にお
いて、車載端末装置3から、利用者Bからの利用者Aに
対する用事情報が受信されたか否かが判定される。ここ
で、利用者Bからの用事情報が受信されていないと判定
された場合(S101においてNO)、S102におけ
るその他の処理が行われるとともに、再びS101の判
定処理が行われる。すなわち、S101およびS102
の処理は、利用者Bからの用事情報が受信されるまでの
ネットワークサービスサーバ5における処理を示してい
ることになる。
【0137】そして、S101において、利用者Bから
の用事情報が受信されたと判定されると、S103にお
いて、利用者Aに対して、利用者Bからの用事情報が通
知され、処理が終了する。なお、ここで処理が終了した
直後から、再びS101からの処理が繰り返されること
になる。
【0138】次に、図18(d)におけるS104にお
いて、ネットワークサービスサーバ5におけるMM入出
力部12から、利用者Aによって利用者Bに対しての応
答の入力が受け付けられたか否かが判定される。ここ
で、利用者Aによる応答の入力が受け付けられていない
と判定された場合(S104においてNO)、S105
におけるその他の処理が行われるとともに、再びS10
4の判定処理が行われる。すなわち、S104およびS
105の処理は、用事情報の入力が受け付けられるまで
のネットワークサービスサーバ5における処理を示して
いることになる。
【0139】そして、S104において、利用者Aによ
る応答の入力が受け付けられたと判定されると、S10
6において、車載端末装置3に対して、利用者Aからの
応答が通知され、処理が終了する。なお、ここで処理が
終了した直後から、再びS104からの処理が繰り返さ
れることになる。
【0140】次に、ネットワークサービスサーバ5と車
載端末装置3との間でメッセージの送受信を行う場合に
おける、車載端末装置3における処理の流れについて、
図19(a)ないし(d)を参照しながら説明する。
【0141】まず、利用者Aがネットワークサービスサ
ーバ5から自動車1に乗車中の利用者Bに向けて用事情
報が送信され、その後、利用者Bから利用者Aに対して
応答があった場合の車載端末装置3における処理につい
て、図19(a)および(b)を参照しながら説明す
る。
【0142】まず、図19(a)におけるS111にお
いて、ネットワークサービスサーバ5から、利用者Aに
よる利用者Bに対しての用事情報が受信されたか否かが
判定される。ここで、用事情報が受信されていないと判
定された場合(S111においてNO)、S112にお
けるその他の処理が行われるとともに、再びS111の
判定処理が行われる。すなわち、S111およびS11
2の処理は、用事情報が受信されるまでの車載端末装置
3における処理を示していることになる。
【0143】そして、S111において、用事情報が受
信されたと判定されると、S113において、利用者B
に対して、利用者Aからの用事情報が通知され、処理が
終了する。なお、ここで処理が終了した直後から、再び
S111からの処理が繰り返されることになる。
【0144】次に、図19(b)におけるS114にお
いて、車載端末装置3におけるMM入出力装置35にお
いて、受信した用事情報に対する利用者Bによる応答が
受け付けられたか否かが判定される。ここで、利用者B
による応答が受け付けられていないと判定された場合
(S114においてNO)、S115におけるその他の
処理が行われるとともに、再びS114の判定処理が行
われる。すなわち、S114およびS115の処理は、
利用者Bによる応答が受け付けられるまでの車載端末装
置3における処理を示していることになる。
【0145】そして、S114において、利用者Bによ
る応答が受け付けられたと判定されると、S116にお
いて、ネットワークサービスサーバ5に対して、利用者
Bによる利用者Aに対する応答が通知され、処理が終了
する。なお、ここで処理が終了した直後から、再びS1
14からの処理が繰り返されることになる。
【0146】次に、自動車1に乗車中の利用者Bが車載
端末装置3から、生活領域2内にいる利用者Aに向けて
用事情報が送信され、その後、利用者Aから利用者Bに
対して応答があった場合の車載端末装置3における処理
について、図19(c)および(d)を参照しながら説
明する。
【0147】まず、図19(c)におけるS121にお
いて、車載端末装置3におけるMM入出力装置35にお
いて、利用者Bによる利用者Aに対する用事情報が受け
付けられたか否かが判定される。ここで、利用者Bによ
る用事情報が受け付けられていないと判定された場合
(S121においてNO)、S122におけるその他の
処理が行われるとともに、再びS121の判定処理が行
われる。すなわち、S121およびS122の処理は、
利用者Bによる用事情報が受け付けられるまでの車載端
末装置3における処理を示していることになる。
【0148】そして、S121において、利用者Bによ
る用事情報が受け付けられたと判定されると、S123
において、ネットワークサービスサーバ5に対して、利
用者Bによる利用者Aに対する用事情報が通知され、処
理が終了する。なお、ここで処理が終了した直後から、
再びS121からの処理が繰り返されることになる。
【0149】次に、図19(d)におけるS124にお
いて、ネットワークサービスサーバ5から、利用者Aに
よる利用者Bに対しての応答が受信されたか否かが判定
される。ここで、利用者Aによる応答が受信されていな
いと判定された場合(S124においてNO)、S12
5におけるその他の処理が行われるとともに、再びS1
24の判定処理が行われる。すなわち、S124および
S125の処理は、利用者Aからの用事情報が受信され
るまでの車載端末装置3における処理を示していること
になる。
【0150】そして、S124において、利用者Aによ
る応答が受信されたと判定されると、S126におい
て、利用者Bに対して、利用者Aからの応答が通知さ
れ、処理が終了する。なお、ここで処理が終了した直後
から、再びS124からの処理が繰り返されることにな
る。
【0151】次に、自動車1による威嚇動作および愛着
動作の具体例について説明する。図20は、威嚇動作の
具体例を示している。不審者の侵入が検知されていない
平常時においては、自動車1は何も動作していない状態
であるが、不審者の侵入が検知されると、図20に示す
威嚇動作およびが繰り返し行われる。
【0152】威嚇動作では、ヘッドライトを点灯する
とともに、クラクションを長く鳴らす動作が実行され
る。威嚇動作では、ヘッドライトを消灯させるととも
に、クラクションを止める動作が実行される。このよう
な威嚇動作およびを繰り返すことによって、ヘッド
ライトが所定間隔で点滅するとともに、クラクションが
所定間隔で鳴り響くことになる。これによって、不審者
に対して威嚇が行われ、心理的圧迫感を与えることがで
きる。
【0153】なお、上記の例ではクラクションを鳴らす
動作が行われているが、その他の音、例えば庭先にいる
番犬が吠えるような音を出力するようなシステムとする
ことも可能である。その他、人間の声を出力するように
してもかまわない。
【0154】図21は、愛着動作の具体例を示してい
る。利用者の帰宅が検知されていない平常時において
は、自動車1は何も動作していない状態であるが、利用
者の帰宅が検知されると、図21に示す愛着動作〜
が行われる。
【0155】愛着動作では、右側のヘッドライトを点
灯、左側のヘッドライトを消灯、ウィンカーを消灯、ク
ラクションを短く鳴らす動作が実行される。愛着動作
では、右側のヘッドライトを消灯、左側のヘッドライト
を点灯、ウィンカーを消灯する動作が実行される。愛着
動作では、ヘッドライトを消灯、右側のウィンカーを
消灯、左側のウィンカーを点灯する動作が実行される。
愛着動作では、ヘッドライトを消灯、右側のウィンカ
ーを点灯、左側のウィンカーを消灯する動作が実行され
る。
【0156】なお、上記の愛着動作において、例えばワ
イパーなどの可動部を動かすようにしてもよい。また、
愛着動作用の新たな可動部を自動車1に設けるようにし
てもよい。図22(a)および(b)は、愛着動作用の
可動部を自動車1に設けた具体例を示している。同図
(a)では、自動車1に、動物の耳をイメージした可動
部を設けた例が示されている。また、同図(b)では、
自動車1に、動物のしっぽをイメージした可動部を設け
た例が示されている。このような可動部を設けることに
よって、自動車1の愛玩性を高めることが可能となり、
例えば女性などの購買層を獲得することが期待できる。
【0157】以上のような愛着動作を自動車1が行うこ
とにより、利用者は、あたかも自動車1とコミュニケー
ションをとっているような気分になる。すなわち、自動
車1に愛玩機能を持たせることが可能となる。また、こ
の愛玩機能によって、自動車1があたかも生物体のよう
に振舞うことが可能となるので、同一の生活領域2に住
まう新たな家族というような感覚で、自動車1が利用者
に受け入れられることになる。
【0158】次に、セキュリティシステムにおける利用
者の心理について説明する。セキュリティシステムで
は、上記したように、例えば生活領域2に対する侵入を
監視するようなシステム(監視システム)となってい
る。このような監視システムの利用者は、システムから
通知を受けることによって、自分も常に監視されている
という認識を抱くようになり、システムの監視に対する
不快感を抱くようになってくることが考えられる。利用
者がこのような不快感を抱くようになると、監視される
ことに対する拒絶を試みようとするようになり、例えば
監視システムを動作させないようにするなどの拒絶行動
を行うようになる。
【0159】これに対して、本発明によるセキュリティ
システムによれば、自動車1によって不審者に対する威
嚇動作などのセキュリティ動作が行われるようになって
いる。また、この自動車1は、上記の威嚇動作のほか
に、利用者に対して愛着動作をも行うようになってい
る。すなわち、自動車1が、不審者に対しては威嚇を
し、利用者に対しては馴れ親しむペットのような振る舞
いをするようになっている。このようなシステムとする
ことによって、監視システムを構成する自動車1が、あ
たかも家族やペットのような親近感のある存在となるの
で、上記のような監視システムに対する利用者の不快感
を軽減することが可能となる。
【0160】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るセキュリテ
ィサーバ装置は、所定の領域内に物体が侵入したことを
検知する侵入検知装置から、侵入検知情報を受信する侵
入検知情報入力部と、自動車に搭載されている車載端末
装置との間で通信ネットワークを介して通信処理を行う
ネットワーク通信部とを備え、上記侵入検知情報入力部
が、上記侵入検知装置から侵入検知情報を受信した際
に、上記ネットワーク通信部が、検知された侵入物体に
関する情報を上記車載端末装置に向けて送信する構成で
ある。
【0161】これにより、利用者は、自動車に乗って移
動している最中であっても、所定の領域内に何らかの物
体が侵入したことを認識することが可能となるという効
果を奏する。
【0162】また、利用者への侵入物体の通知が、自動
車に搭載されている車載端末装置によって行われるの
で、車載端末装置の利用形態を拡大することができ、車
載端末装置の普及をより促進させることが可能となると
いう効果を奏する。
【0163】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、侵入物体に関する認証情報データベースを記憶す
るデータ記憶部をさらに備え、上記侵入検知装置から侵
入検知情報を受信した際に、検知した侵入物体に関する
情報を、上記認証情報データベースに照会することによ
って、検知した侵入物体を特定し、上記ネットワーク通
信部が、特定された侵入物体に関する情報を上記車載端
末装置に向けて送信する構成としてもよい。
【0164】これにより、上記の構成による効果に加え
て、自動車に乗車している利用者は、どのような侵入物
体が侵入したかを認識することが可能となるので、侵入
物体の種類に応じて、例えばそのまま放置しておく、急
いで現場に戻る、警備会社に通報する、などの対応をす
ることが可能となるという効果を奏する。
【0165】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記認証情報データベースが、上記侵入物体が不
審者であるか、知人であるか、利用者であるかを判別す
るためのデータを記憶している構成としてもよい。
【0166】これにより、上記の構成による効果に加え
て、自動車に乗車している利用者は、侵入者が不審者で
あるか、知人であるか、自分以外の利用者であるかを認
識することができるので、その後の対応をより的確に行
うことが可能となるという効果を奏する。
【0167】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記ネットワーク通信部が、侵入物体の画像情報
を上記車載端末装置に送信するとともに、上記車載端末
装置から、該当侵入物体の認証情報を受信し、上記デー
タ記憶部が、上記車載端末装置から受信した認証情報に
基づいて、認証情報データベースを更新する構成として
もよい。
【0168】これにより、上記の構成による効果に加え
て、認証情報データベースの内容が常に的確なものに更
新されることになり、侵入物体の特定の精度を向上させ
ることができるという効果を奏する。また、自動車に乗
車している利用者によっても、認証情報データベースの
内容を更新することが可能となるので、利用者の利便性
を向上させることができるという効果を奏する。
【0169】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、所定の駐車領域に上記自動車が駐車しているか否
かを検出する駐車検出装置から、上記自動車が駐車して
いることを示す駐車検出情報を受信する駐車検出情報入
力部をさらに備え、上記駐車検出情報入力部によって上
記駐車検出情報を受信した場合には、上記ネットワーク
通信部が、検知された侵入物体に関する情報を上記車載
端末装置に向けて送信しない構成としてもよい。
【0170】これにより、上記の構成による効果に加え
て、不要な通信処理をなくすことが可能となり、例えば
通信費用の節減や、セキュリティサーバ装置における通
信処理上の負担の軽減などを実現することができるとい
う効果を奏する。
【0171】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、利用者からの入力を受け付ける入力部をさらに備
え、上記ネットワーク通信部が、利用者からの入力によ
って作成されたメッセージを、上記車載端末装置に向け
て送信するとともに、上記車載端末装置から、上記自動
車に乗車中の利用者からのメッセージを受信する構成と
してもよい。
【0172】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えばセキュリティサーバ装置が自宅に設置されて
いる場合に、自宅にいる利用者から、自動車に乗車中の
利用者に向けて用事などを連絡することが可能となると
ともに、これに対する応答を自動車に乗車中の利用者か
ら自宅にいる利用者に対して連絡することが可能となる
という効果を奏する。
【0173】また、本発明に係る車載端末装置は、自動
車に搭載される車載端末装置であって、上記本発明に係
るセキュリティサーバ装置との間で通信ネットワークを
介して通信処理を行うネットワーク通信部と、情報を表
示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力
部とを備え、上記表示手段が、上記セキュリティサーバ
装置から送信された、検知された侵入物体に関する情報
を表示する構成である。
【0174】これにより、自動車に乗車している利用者
に対しても、セキュリティに関する情報を即座に通知す
ることが可能となるとともに、車載端末装置の利用形態
も拡大することが可能となるという効果を奏する。
【0175】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、所定の領域内に人が侵入したことを検知する侵入
検知装置から、侵入検知情報を受信する侵入検知情報入
力部と、所定の駐車領域に上記自動車が駐車しているか
否かを検出する駐車検出装置から、上記自動車が駐車し
ていることを示す駐車検出情報を受信する駐車検出情報
入力部と、自動車に搭載されている車載端末装置との間
で通信ネットワークを介して通信処理を行うネットワー
ク通信部とを備え、上記侵入検知情報入力部が、上記侵
入検知装置から侵入検知情報を受信し、上記駐車検出情
報入力部によって上記駐車検出情報を受信している場合
に、上記ネットワーク通信部が、上記車載端末装置に対
して、上記自動車によって威嚇動作を行わせる指示を行
う構成である。
【0176】これにより、侵入者に対して自動車から威
嚇動作が行われることになるので、侵入者が自動車に誰
かが乗車しているのではないかと錯覚したり、予期しな
い箇所からの警告を受けることによって、侵入をあきら
めて退散することが期待できるという効果を奏する。
【0177】また、このような警報を発する装置として
自動車を利用することになるので、警報用の装置を新た
に設ける必要がなく、容易に上記のようなセキュリティ
システムを構築することができるという効果を奏する。
【0178】また、車載端末装置の利用形態を拡大する
ことができるので、車載端末装置の普及をより促進させ
ることが可能となるという効果を奏する。
【0179】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、侵入者に関する認証情報データベースを記憶する
データ記憶部をさらに備え、上記侵入検知装置から侵入
検知情報を受信した際に、検知した侵入者に関する情報
を、上記認証情報データベースに照会することによっ
て、検知した侵入者が不審者であるか否かを判定し、上
記ネットワーク通信部が、侵入者が不審者である場合に
のみ、上記車載端末装置に対して、上記自動車によって
威嚇動作を行わせる指示を行う構成としてもよい。
【0180】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えば知人や利用者が侵入した場合に、威嚇動作が
行われることを防止することができるという効果を奏す
る。
【0181】また、本発明に係るセキュリティサーバ装
置は、上記侵入検知装置から侵入検知情報を受信した際
に、検知した侵入者に関する情報を、上記認証情報デー
タベースに照会することによって、検知した侵入者が利
用者であるか否かを判定し、上記ネットワーク通信部
が、侵入者が利用者である場合にのみ、上記車載端末装
置に対して、上記自動車によって愛着動作を行わせる指
示を行う構成としてもよい。
【0182】これにより、上記の構成による効果に加え
て、自動車に愛玩機能を持たせることが可能となるの
で、この愛玩機能によって、自動車があたかも生物体の
ように振舞うことが可能となり、ペットのような感覚
で、自動車が利用者に受け入れられることになるという
効果を奏する。
【0183】また、セキュリティシステムを構成する自
動車が、あたかも家族やペットのような親近感のある存
在となるので、監視が行われるシステムに対する、自分
も常に監視されているというような利用者の不快感を軽
減することが可能となるという効果を奏する。
【0184】また、本発明に係る車載端末装置は、自動
車に搭載される車載端末装置であって、上記本発明に係
るセキュリティサーバ装置との間で通信ネットワークを
介して通信処理を行うネットワーク通信部と、自動車に
対して威嚇動作および/または愛着動作を行わせる制御
を行う動作制御部とを備え、上記動作制御部が、上記セ
キュリティサーバ装置から威嚇動作指示および/または
愛着動作指示を上記ネットワーク通信部によって受信さ
れた場合に、該当動作を自動車に行わせる構成である。
【0185】これにより、侵入者が不審者である場合に
は、自動車に威嚇動作を行わせることによって、セキュ
リティシステムの一部として自動車を機能させることが
可能となるとともに、侵入者が利用者である場合には、
自動車に愛着動作を行わせることによって、自動車をあ
たかも利用者のペットであるかのような気分にさせるこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0186】また、車載端末装置の利用形態を拡大する
ことができるので、車載端末装置の普及をより促進させ
ることが可能となるという効果を奏する。
【0187】また、本発明に係る車載端末装置は、上記
動作制御部が、上記自動車におけるヘッドランプ、クラ
クション、ウィンカー、およびワイパーの少なくとも1
つの動作制御を行うことによって、上記威嚇動作および
/または愛着動作を行わせる構成としてもよい。
【0188】これにより、上記の構成による効果に加え
て、自動車に対して新たな構成を追加する必要がなく、
上記のようなシステムの導入を容易にすることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセキュリティシステ
ムにおける第1のセキュリティ動作例を示す説明図であ
る。
【図2】上記セキュリティシステムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図3】上記セキュリティシステムにおける第2のセキ
ュリティ動作例を示す説明図である。
【図4】上記セキュリティシステムにおける第2のセキ
ュリティ動作例の応用例を示す説明図である。
【図5】ネットワークサービスサーバの概略構成を示す
ブロック図である。
【図6】侵入検知装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】駐車検出装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図8】車載端末装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図9】生活領域内に不審者、知人、および利用者のい
ずれかが侵入した場合の、ネットワークサービスサーバ
における処理の概略を示すフローチャートである。
【図10】侵入者識別処理の流れを示すフローチャート
である。
【図11】不審者対応処理の流れを示すフローチャート
である。
【図12】知人対応処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図13】利用者対応処理の流れを示すフローチャート
である。
【図14】同図(a)および(b)は、ネットワークサ
ービスサーバから、愛着動作および威嚇動作を行う指示
を受信した場合の車載端末装置における処理の流れを示
すフローチャートである。
【図15】同図(a)および(b)は、ネットワークサ
ービスサーバから、不審者侵入情報および知人訪問情報
を受信した場合の車載端末装置における処理の流れを示
すフローチャートである。
【図16】侵入検知装置における処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図17】駐車検出装置における処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図18】同図(a)ないし(d)は、ネットワークサ
ービスサーバと車載端末装置との間でメッセージの送受
信を行う場合における、ネットワークサービスサーバに
おける処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】同図(a)ないし(d)は、ネットワークサ
ービスサーバと車載端末装置との間でメッセージの送受
信を行う場合における、車載端末装置における処理の流
れを示すフローチャートである。
【図20】自動車による威嚇動作の具体例を示す説明図
である。
【図21】自動車による愛着動作の具体例を示す説明図
である。
【図22】同図(a)および(b)は、愛着動作用の可
動部を自動車に設けた具体例を示す説明図であり、同図
(a)は、自動車に、動物の耳をイメージした可動部を
設けた例を示しており、同図(b)は、自動車に、動物
のしっぽをイメージした可動部を設けた例を示してい
る。
【図23】同図(a)は、不審者の侵入が検知された際
の、ネットワークサービスサーバにおける表示画面上の
表示、同図(b)は、車載端末装置における表示画面上
の表示の具体例をそれぞれ示す説明図である。
【図24】同図(a)は、知人の訪問が検知された際
の、ネットワークサービスサーバにおける表示画面上の
表示、同図(b)は、車載端末装置における表示画面上
の表示の具体例をそれぞれ示す説明図である。
【図25】利用者の帰宅が検知された際の車載端末装置
における表示画面上の表示の具体例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】 1 自動車 2 生活領域 3 車載端末装置 4 家屋 5 ネットワークサービスサーバ(セキュリティサー
バ装置) 6 侵入検知装置 7 駐車検出装置 8 駐車領域 11 ネットワーク通信部 12 MM入出力部 13 侵入検知情報入力部 14 駐車検出情報入力部 17 情報DB管理部17(データ記憶部) 35 MM入出力装置 36 ネットワーク通信部 37 愛着動作制御部(動作制御部) 38 威嚇動作制御部(動作制御部) 44 愛着動作部 45 威嚇動作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 敦 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 安藤 丹一 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 奥野 知彦 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 上田 博也 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA11 AA24 AA25 AA32 AA44 BB11 BB18 BB72 DD05 DD14 DD25 EE05 EE16 FF01 FF02 FF04 FF17 FF19 FF20 GG08 GG12 GG19 GG21 GG23 GG31 GG32 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の領域内に物体が侵入したことを検知
    する侵入検知装置から、侵入検知情報を受信する侵入検
    知情報入力部と、 自動車に搭載されている車載端末装置との間で通信ネッ
    トワークを介して通信処理を行うネットワーク通信部と
    を備え、 上記侵入検知情報入力部が、上記侵入検知装置から侵入
    検知情報を受信した際に、上記ネットワーク通信部が、
    検知された侵入物体に関する情報を上記車載端末装置に
    向けて送信することを特徴とするセキュリティサーバ装
    置。
  2. 【請求項2】侵入物体に関する認証情報データベースを
    記憶するデータ記憶部をさらに備え、 上記侵入検知装置から侵入検知情報を受信した際に、検
    知した侵入物体に関する情報を、上記認証情報データベ
    ースに照会することによって、検知した侵入物体を特定
    し、上記ネットワーク通信部が、特定された侵入物体に
    関する情報を上記車載端末装置に向けて送信することを
    特徴とする請求項1記載のセキュリティサーバ装置。
  3. 【請求項3】上記認証情報データベースが、上記侵入物
    体が不審者であるか、知人であるか、利用者であるかを
    判別するためのデータを記憶していることを特徴とする
    請求項2記載のセキュリティサーバ装置。
  4. 【請求項4】上記ネットワーク通信部が、侵入物体の画
    像情報を上記車載端末装置に送信するとともに、上記車
    載端末装置から、該当侵入物体の認証情報を受信し、 上記データ記憶部が、上記車載端末装置から受信した認
    証情報に基づいて、認証情報データベースを更新するこ
    とを特徴とする請求項2または3記載のセキュリティサ
    ーバ装置。
  5. 【請求項5】所定の駐車領域に上記自動車が駐車してい
    るか否かを検出する駐車検出装置から、上記自動車が駐
    車していることを示す駐車検出情報を受信する駐車検出
    情報入力部をさらに備え、 上記駐車検出情報入力部によって上記駐車検出情報を受
    信した場合には、上記ネットワーク通信部が、検知され
    た侵入物体に関する情報を上記車載端末装置に向けて送
    信しないことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    一項に記載のセキュリティサーバ装置。
  6. 【請求項6】利用者からの入力を受け付ける入力部をさ
    らに備え、 上記ネットワーク通信部が、利用者からの入力によって
    作成されたメッセージを、上記車載端末装置に向けて送
    信するとともに、上記車載端末装置から、上記自動車に
    乗車中の利用者からのメッセージを受信することを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のセキュ
    リティサーバ装置。
  7. 【請求項7】自動車に搭載される車載端末装置であっ
    て、 請求項1ないし6のいずれか一項に記載のセキュリティ
    サーバ装置との間で通信ネットワークを介して通信処理
    を行うネットワーク通信部と、 情報を表示する表示手段と、 利用者からの入力を受け付ける入力部とを備え、 上記表示手段が、上記セキュリティサーバ装置から送信
    された、検知された侵入物体に関する情報を表示するこ
    とを特徴とする車載端末装置。
  8. 【請求項8】所定の領域内に人が侵入したことを検知す
    る侵入検知装置から、侵入検知情報を受信する侵入検知
    情報入力部と、 所定の駐車領域に上記自動車が駐車しているか否かを検
    出する駐車検出装置から、上記自動車が駐車しているこ
    とを示す駐車検出情報を受信する駐車検出情報入力部
    と、 自動車に搭載されている車載端末装置との間で通信ネッ
    トワークを介して通信処理を行うネットワーク通信部と
    を備え、 上記侵入検知情報入力部が、上記侵入検知装置から侵入
    検知情報を受信し、上記駐車検出情報入力部によって上
    記駐車検出情報を受信している場合に、上記ネットワー
    ク通信部が、上記車載端末装置に対して、上記自動車に
    よって威嚇動作を行わせる指示を行うことを特徴とする
    セキュリティサーバ装置。
  9. 【請求項9】侵入者に関する認証情報データベースを記
    憶するデータ記憶部をさらに備え、 上記侵入検知装置から侵入検知情報を受信した際に、検
    知した侵入者に関する情報を、上記認証情報データベー
    スに照会することによって、検知した侵入者が不審者で
    あるか否かを判定し、上記ネットワーク通信部が、侵入
    者が不審者である場合にのみ、上記車載端末装置に対し
    て、上記自動車によって威嚇動作を行わせる指示を行う
    ことを特徴とする請求項8記載のセキュリティサーバ装
    置。
  10. 【請求項10】上記侵入検知装置から侵入検知情報を受
    信した際に、検知した侵入者に関する情報を、上記認証
    情報データベースに照会することによって、検知した侵
    入者が利用者であるか否かを判定し、上記ネットワーク
    通信部が、侵入者が利用者である場合にのみ、上記車載
    端末装置に対して、上記自動車によって愛着動作を行わ
    せる指示を行うことを特徴とする請求項9記載のセキュ
    リティサーバ装置。
  11. 【請求項11】自動車に搭載される車載端末装置であっ
    て、 請求項8ないし10のいずれか一項に記載のセキュリテ
    ィサーバ装置との間で通信ネットワークを介して通信処
    理を行うネットワーク通信部と、 自動車に対して威嚇動作および/または愛着動作を行わ
    せる制御を行う動作制御部とを備え、 上記動作制御部が、上記セキュリティサーバ装置から威
    嚇動作指示および/または愛着動作指示を上記ネットワ
    ーク通信部によって受信された場合に、該当動作を自動
    車に行わせることを特徴とする車載端末装置。
  12. 【請求項12】上記動作制御部が、上記自動車における
    ヘッドランプ、クラクション、ウィンカー、およびワイ
    パーの少なくとも1つの動作制御を行うことによって、
    上記威嚇動作および/または愛着動作を行わせることを
    特徴とする請求項11記載の車載端末装置。
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