JP2001184568A - 空間内の整理状況監視機能付セキュリティーシステム - Google Patents

空間内の整理状況監視機能付セキュリティーシステム

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JP2001184568A
JP2001184568A JP37003199A JP37003199A JP2001184568A JP 2001184568 A JP2001184568 A JP 2001184568A JP 37003199 A JP37003199 A JP 37003199A JP 37003199 A JP37003199 A JP 37003199A JP 2001184568 A JP2001184568 A JP 2001184568A
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JP37003199A
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Yasushi Yamada
康 山田
Yoshitaka Isogai
嘉孝 磯貝
Kenji Tsuji
賢司 辻
Akira Murakawa
彰 村川
Shigeaki Imai
重晃 今井
Akira Yahashi
暁 矢橋
Takashi Kondo
尊司 近藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定監視対象空間の内部状況を三次元情報に
より収集して的確に管理することができるうえ、防犯機
能の強化を図ることができる整理状況監視機能付セキュ
リティーシステムを提供する。 【解決手段】 所定監視対象空間Sに配置され非接触で
三次元認識を行う3次元入力手段11a〜11dを有す
る三次元情報測定手段1により、所定監視対象空間Sの
内部状況の三次元情報を測定し、情報分析手段2によ
り、その測定情報を予め設定されている理想状態と比較
して整理状況の判断・分析を行うと共に、三次元情報の
経時変化量を監視し、侵入物の有無を検出し、その結果
をネットワ−ク6を介して関係者8,9に報知する。こ
れにより、所定監視対象空間S内の整理状況を正確に把
握できる一方、侵入物の識別性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種オフィスの
室内や通路ないしは倉庫などの監視対象空間内の配置物
の整理状況を把握でき、かつ防犯機能をも有する、空間
内の整理状況監視機能付セキュリティーシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セキュリティーシステムとして、
例えば特開平9ー298135号公報などに示されるよ
うに、カメラなどの撮像手段により撮像された監視対象
対領域を抽出し、その監視対象対領域の画像情報から検
出物を判別するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばオフ
ィスでは、働きやすい職場環境への改善化が進めえられ
るなかで、オフィス室内の整理状況を的確に把握して管
理することが重要視されてきており、一方、深夜のよう
に無人に近いような時間帯において、侵入物などに対す
る識別性の強化も求められている。
【0004】これに対処するため、前記公知例の撮像手
段などを採用してオフィス室内の整理状況を観察する方
策が考えらる。その場合、撮像手段による画像信号が二
次元情報であるので、上記オフィス室内の配置物の整理
状況のうち、二次元的情報で表される配置物の平行度を
検出することができても、三次元情報が必要な配置物の
高さや奥行きなどを検出することができず、室内状況を
完全に把握することは困難である。
【0005】一方、防犯を主体にしたシステムとして、
特開平7ー231442号公報などに示されるように、
ビデオカメラによる画像データから監視対象領域の物体
の動きを検出して記録するもの、さらには、特開平8ー
149455号公報などに示されるように、監視用カメ
ラの他に赤外線センサを設け、赤外線センサが被監視対
象領域の物体を検出したときに、カメラによる撮影画像
を処理して被監視対象領域内に異常を検出するものが提
案されている。
【0006】しかし、これらは、いずれも監視対象領域
の侵入物の検出や識別用に限られた技術であり、やはり
画像出力が二次元情報であるので、オフィス室内の整理
状況を適正に把握することができない。
【0007】この発明は、このような技術的背景に鑑み
てなされたものであって、所定監視対象空間の内部状況
を三次元情報により収集して空間内の整理状況を的確に
管理することができるうえ、侵入物に対する識別精度が
高く防犯上の信頼性に優れた空間内の整理状況監視機能
付セキュリティーシステムを提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、監視対象空
間の所定部位に配置され非接触で該監視対象空間の内部
状況を認識する少なくとも一つの三次元入力手段を有
し、該三次元入力手段を介して、前記内部状況の三次元
情報を測定する三次元情報測定手段と、三次元情報測定
手段による測定情報と予め設定されている状態とを比較
して、前記監視対象空間内の整理状況の判断・分析を行
うとともに、前記測定情報の経時変化量を監視して侵入
物の有無を検知する情報分析手段と、情報分析手段によ
る分析結果をネットワ−クを介して関係者に報知する報
知手段と、を備えていることを特徴とする空間内の整理
状況監視機能付セキュリティーシステムによって解決さ
れる。
【0009】このシステムによれば、監視対象空間の内
部状況が三次元入力手段により非接触で三次元認識され
ると、三次元情報測定手段により当該認識に対応する三
次元情報が測定される。この三次元情報と予め設定され
ている理想状態とが比較され、監視対象空間内の整理状
況の判断・分析が行われるともに、上記測定情報の経時
変化量を監視して侵入物の有無を検知し、その結果が関
係者に報知される。
【0010】前記三次元情報測定手段の出力は、三次元
情報であるので、監視対象空間内の配置物の平行度は勿
論のこと、二次元情報では検出できない配置物の表面
積、高さ、奥行きなどを特徴量として比較・検出が可能
となり、監視対象空間内の配置状況が的確に分析され
る。
【0011】さらに、前記情報分析手段が、測定された
三次元情報の経時変化量を監視して侵入物の有無を検知
するので、侵入物の判別性に優れたものとなり、防犯機
能を有効に発揮させることができる。
【0012】また、前記課題は、複数の監視対象空間の
それぞれの所定部位に配置されて非接触で該監視対象空
間の内部状況を認識する少なくとも一つの三次元入力手
段を有し、該三次元入力手段を介して、各内部状況の三
次元情報をそれぞれ測定し、各測定情報をネットワーク
に送出する複数の三次元情報測定手段と、ネットワーク
を介して送出された前記各三次元情報測定手段による測
定情報と予め設定されている状態とを比較して、前記監
視対象空間内の整理状況の判断・分析を一括して行うと
ともに、前記測定情報の経時変化量を監視して侵入物の
有無を検知する情報分析手段と、情報分析手段による分
析結果をネットワ−クを介して関係者に報知する報知手
段と、を備えていることを特徴とする空間内の整理状況
監視機能付セキュリティーシステムによっても解決され
る。
【0013】このシステムによれば、関係者は、三次元
情報測定手段による測定情報ならびにその情報の分析結
果から複数の監視対象空間の内部状況を同時に把握する
ことができる。
【0014】また、空間内の整理状況監視機能付セキュ
リティーシステムはさらに、前記情報分析手段が侵入物
を検出した際に、侵入物の三次元情報を抽出し、その形
状を特徴量として個体を識別する個体識別手段と、個体
識別手段による個体識別情報を予め登録されている登録
識別情報で検索して照合する照合手段と、を備えていて
も良い。
【0015】この場合には、侵入物が人か否かなどの個
体識別の機能が高められる。
【0016】さらに、個体識別手段により侵入物が認識
された際に、侵入物の経時的な位置変化を検出して侵入
物の移動を追跡する侵入物追跡手段を備えている構成と
しても良い。この場合には、侵入物の特定が容易にな
り、防犯性能が向上する。
【0017】さらには、1つの監視対象空間に、複数の
三次元入力手段を互いに異なる方向から内部状況を監視
する部位に配置し、三次元情報測定手段は、前記複数の
三次元入力手段を介して得られた複数の三次元情報を統
合して、監視対象空間の内部全体の三次元情報として出
力する三次元情報統合手段を備えている構成としても良
い。
【0018】この場合には、複数の三次元情報を統合し
た監視対象空間の内部全体の三次元情報が得られるか
ら、監視対象空間内の整理状況の判断・分析がより的確
に行われる。しかも、各方向からの三次元情報を同時に
得られるので、情報の高速処理に対応でき、侵入物の検
知や追尾機能を十分発揮させることができる。
【0019】あるいはまた、三次元入力手段が監視対象
空間内を移動可能に配置され、三次元情報測定手段は、
異なる方向から内部状況を監視する部位に移動した前記
三次元入力手段を介して得られた複数の三次元情報を統
合して、監視対象空間の内部全体の三次元情報として出
力する三次元情報統合手段を備えている構成としても良
い。
【0020】この場合は、複数の三次元情報を統合した
監視対象空間の内部全体の三次元情報が得られるから、
監視対象空間内の整理状況の判断・分析がより的確に行
われるうえ、三次元入力手段の数が少なくて済むから、
設備コストが低減される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基づいて説明する。
【0022】図1はこの発明の一実施形態にかかる空間
内の整理状況監視機能付セキュリティーシステムの構成
を示すブロック図、図2はこのシステムが適用されるオ
フィスの一室を示す概略斜視図である。
【0023】図1および図2において、このシステム
は、三次元情報測定手段1と、情報分析手段2と、個体
識別手段3と、照合手段4と、侵入物追跡手段5と、報
知手段7とを備えている。
【0024】監視対象空間であるオフィスの室Sの内部
には、例えば書類などの載置物M1が置かれている机M
2、所定場所に所定姿勢で配置された整理済物体M3、
通行障害になるような物体M4、棚M5の上で落下のお
それがある物体M6などが配置されている。
【0025】前記三次元情報測定手段1は、複数、例え
ば4個の非接触式の三次元入力手段11a,11b,1
1c,11dと、三次元情報統合手段12とからなる。
【0026】三次元入力手段11a,11b,11c,
11dは、室S全体の状況を互いに異なる方向から隈な
く認識できるように、所定部位、例えば天井付近の4隅
にそれぞれ固定状態で配置されており、室内状況に係る
三次元情報の収集を所定の時間間隔で行うように設定さ
れている。
【0027】この非接触式の三次元入力手段11a,1
1b、11c,11dとしては、公知の手段、例えば特
平開8−5344号に開示されているような光切断法を
応用したものが採用されている。光切断法とは、配置物
などの対象物体の表面にスリット光を投射するととも
に、対象物体の表面を走査し、対象物体の表面における
スリット光投光像を、走査位置から一定距離だけ離れた
位置でCCDなどのエリアセンサで撮像して、対象物体
までの距離もしくは撮像画角を検出することにより、三
次元情報を得るようにしたものである。もちろん、三次
元入力手段11a,11b,11c、11dは、光切断
法によるものに限られるものではなく、三次元入力が可
能なものであれば、任意のものを採用可能である。
【0028】前記三次元情報統合手段12は、前記4個
の三次元入力手段11a,11b,11c,11dで認
識された各情報を三次元情報として統合して測定情報と
して出力するものである。
【0029】この三次元情報統合手段12としては、公
知の手段、例えば特開平7−174538号に開示され
ているような、撮像装置の位置に基づいて変換パラメー
タを算出し、この変換パラメータによって得られた複数
の三次元画像データを貼り合わせるもの、あるいは特開
平9−5051号公報に開示されているような、三次元
形状を入力する際に、3次元入力手段11a,11b,
11c,11dと同一方向から対象物の二次元画像デ−
タを入力し、その二次元画像デ−タ上で画像上の対応点
を指定し、指定された対応点に基づいて、三次元形状を
結合させるものなどが採用される。勿論、三次元情報統
合手段はこれら方式によるものに限られるものではな
く、複数の三次元入力情報を関連付けて結合することが
可能であれば、任意の方式を採用可能である。
【0030】また、前記情報分析手段2は、三次元情報
統合手段12からの統合情報を受け入れてそれを分析す
る第1の判断部21と第2の判断部22とを有してい
る。
【0031】第1の判断部21は、予め登録・設定され
ている三次元の理想状態のデータ、例えば具体的には、
室S内が働きやすい環境となるような物体配置状態のデ
ータと、測定された三次元情報(測定値)とを比較する
ものである。比較パラメ−タ(特徴量ともいう)は、机
上面Maに対する載置物M1の高さh、載置物M1の表
面積、載置物MIと机上面Maの一辺との平行度(位置
ずれ量)p、奥行きなどであり、測定値が所定閾値を越
えるか否かを判別する。また、この第1の判断部21
は、予め登録・設定されているデータと測定された三次
元情報とを比較することにより、室S内の既存物の存在
の有無を検出する機能をも有している。
【0032】なお、この第1の判断部21は、室Sが倉
庫相当空間であれば、この既存物存在の検出機能が主体
となる。
【0033】他方、第2の判断部22は、前記三次元情
報の経時変化量の検出、つまり過去の画像フレ−ムとの
比較を行い、その差分から室S内への侵入物の有無を判
定し、さらに侵入物有りと判定されると、差として現れ
た三次元情報を抽出するようになっている。
【0034】個体識別手段3は、情報分析手段2により
抽出された侵入物の形状を分析して個体種別、例えば人
であるか否かを識別するように設定されている。
【0035】照合手段4は、個体識別手段3により侵入
物が人であると判定された際の識別情報を受け取り、こ
の情報を予め登録されている登録識別情報などから検索
して照合するものである。
【0036】侵入物追跡手段5は、照合手段4による照
合結果により侵入物が不審人物であると判定された際に
侵入物の経時的な位置変化を検出して侵入物の移動を追
跡する機能を有する。
【0037】報知手段7は、ネットワーク6に接続する
ためのネットワークインターフェース71を有し、前記
第1の判断部21による前記測定値が所定閾値を越えた
際の情報ならびに前記侵入物追跡手段5の追跡情報をネ
ットワ−ク6を通じて関係者であるユ−ザ−8および警
備部署9の少なくともいずれか一方に知らせるようにな
っている。
【0038】つぎに、上記構成のセキュリティーシステ
ムの動作を説明する。
【0039】三次元情報測定手段1における4個の三次
元入力手段11a,11b,11c、11dにより、一
定時間間隔毎に前記室内状況として配置物整理状況が、
異なる方向から三次元情報(例えば三次元画像)として
認識されると、前記三次元情報統合手段12では、各三
次元情報を統合して室S内全体の状況の測定結果として
情報分析手段2に送出する。
【0040】情報分析手段2において、測定結果である
統合された三次元情報が第1の判断部21に入力される
と、この第1の判断部21は、測定情報と予め登録・設
定されている理想状態とを、例えば前記机上面Maに対
する載置物M1の高さh、M1の表面積、載置物M1と
机上面Maの一辺との平行度p、載置物M1の奥行きな
どを配置状態特徴量として比較する。これにより、測定
値が所定の閾値を越えるか否かが判別される。
【0041】測定値が所定の閾値を越えた場合には、室
S内の整理度合いの情報として前記報知手段7における
ネットワークインターフェース71を介して前記ネット
ワ−ク6を通じて机の所有者であるユ−ザ−8および警
備部署9に報知される。
【0042】さらに、第1の判断部21では、前述した
測定情報と予め登録・設定されている理想状態との比較
に基づいて、前記測定された三次元情報から通路などに
通行障害になるような物体M4の有無、有るべき物体M
3の有無、さらには、棚M5上に物体M6が存在するか
否か等を判別し、それらの判別結果も、室1内の整理度
合いの情報として前記報知手段7におけるネットワーク
インターフェース71を介して前記ネットワ−ク6を通
じてユ−ザ−8および警備部署9に報知される。
【0043】ここで、前記三次元入力手段11a,11
b,11c,11dを有する三次元情報測定手段1の測
定出力は、三次元情報であるので、載置物M1などの平
行度は勿論のこと、二次元情報では測定できない配置物
の表面積、高さhなどを特徴量として、予め設定されて
いる最適状態との比較が可能となり、室S内の整理状況
が的確に分析される。
【0044】一方、前記三次元情報測定手段1での測定
結果である三次元情報が前記第2の判断部22に入力さ
れると、この第2の判断部22は、その情報の経時変化
量を検出する。具体的には測定情報と過去のフレームと
の比較を行い、その比較差分から室内の侵入物の有無を
判別する。
【0045】第2の判断部22はさらに、侵入物が有る
と判定されたときには、比較差分に対応する三次元情報
を抽出して個体識別手段3に送る。個体識別手段3で
は、当該侵入物の形状を分析し、形状類似率からその侵
入物が人であるか否かを判別する。侵入物が人であると
判定された場合には、引き続いて、その識別情報を照合
手段4により予め登録されている登録識別情報、例えば
従業員の三次元体系情報などを検索して照合する。
【0046】照合の結果、侵入物が不審者と判定された
場合には、侵入物追跡手段5が侵入物の経時的な位置変
化を検出して侵入物の移動を追跡する。侵入物追跡手段
5による情報収集の時間間隔を短くし、対象となる不審
者の運動軌跡、位置および速度を求めるようにすれば、
侵入物に対する移動を一層確実に追跡することができ
る。
【0047】そして、それらの結果を前述の報知手段7
のネットワークインターフェース71によりネットワー
ク6を通じてユーザー8および警備部署9に報知する。
【0048】ここで、情報分析手段2により侵入物の有
無を分析し、侵入物の三次元情報を抽出するので、対象
が人であれば、その身体的特徴を詳しく識別することが
できる。したがって、小動物などで侵入物を誤認識した
りすることはない。
【0049】また、複数(4個)の三次元入力手段11
a,11b,11c,11dを、室S内を互いに異なる
方向から監視できる部位に配置したことにより、一度に
各方向からの三次元情報を収集できる。このため、収集
した情報処理(画像処理)を迅速に行うことができ、侵
入物の検知や追跡機能が有効に生かされる。
【0050】なお、前記判別情報をユーザ−8や警備部
署9に報知するためのネットワーク6は、事業所内のL
ANなどを使用しても良いし、あるいは専用回線等を利
用しても良い。
【0051】図3は、この発明の他の実施形態にかかる
空間内の整理状況監視機能付セキュリティーシステムの
構成を示すブロック図であり、図1と同一もしくは相当
部所には、同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0052】図3に示すシステムでは、複数の監視対象
空間(例えばオフィスの室Sや通路)のそれぞれに前記
三次元情報測定手段1における三次元入力手段11a,
11b,11c,11dを、前記実施形態と同様に配置
してある。
【0053】各三次元情報測定手段1は、ネットワーク
インターフェース13をそれぞれ有している。各ネット
ワークインターフェース13は、三次元情報測定手段1
における各三次元情報統合手段12により統合された三
次元情報を情報分析手段2に受け渡すための他、三次元
情報をユーザー8や警備部署9にも直接、伝達させる役
目もある。
【0054】この構成においては、オフィスの室Sや通
路などにそれぞれ配置された三次元入力手段11a,1
1b,11c、11dにより、一定時間間隔毎に前記室
S内および通路の各状況がそれぞれ異なる方向から三次
元情報(例えば三次元画像)として認識されると、これ
ら複数の三次元情報が三次元情報統合手段12を介して
統合されて室内および通路毎の全体状況の測定結果とし
て、各三次元情報測定手段1からそれぞれのネットワー
クインターフェース13により、ネットワーク6を介し
てユーザー8および警備部署9に直接送出される。さら
に、前記三次元情報は、同じくネットワーク6を介して
情報分析手段2に送出され、この以降は図1及び図2に
示した実施形態と同様に処理されて、その結果がユーザ
ー8や警備部署9に伝達される。
【0055】この場合も、図1,図2に示した実施形態
と同様の効果を奏するうえ、ユーザー8や警備部署9で
は、複数の監視対象空間である各室Sや通路の状況に関
する分析結果情報を、前記測定直後の三次元情報と共に
収集することができ、適正な対策を早急に講じることが
可能となる。
【0056】ところで、前記各実施形態では、固定型三
次元入力手段11a,11b,11c、11dを固定状
態に配置した例で説明したが、例えば図4に示すよう
に、3次元入力手段11a,11bを矢印方向へ移動可
能に構成すれば、倉庫や駐車場などのように比較的広大
な監視対象空間であっても、監視対象空間Sの内部状況
を異なる方向から認識させて三次元情報を収集すること
ができるうえ、三次元入力手段設置数が減少して設備費
用を低く抑えることができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、監視対象
空間の内部状況を非接触で認識する三次元入力手段を介
して得られた三次元情報を理想状態と比較・分析するの
で、二次元情報では得られない内部状況を定量的に把握
することができ、空間内部の整理状況を的確に監視する
ことができ、関係者による環境改善策などの実行に資す
ることができる。
【0058】さらに、上記三次元情報の経時的変化量を
監視するようにしたので、監視対象空間での侵入物の有
無を正確に検出でき、優れた防犯機能を発揮させること
ができる。
【0059】請求項2に係る発明によれば、上記の効果
に加えて、関係者は複数の監視対象空間の内部状況を同
時に把握することができる。
【0060】請求項3に係る発明によれば、侵入物が人
か否か等を識別する個体識別機能を高めることができ、
より信頼性の高いセキュリティーシステムとなし得る。
【0061】請求項4に係る発明によれば、侵入物の特
定が容易になり、防犯性能を向上できる。
【0062】請求項5に係る発明によれば、各方向から
の三次元情報を同時に得られるので、情報の処理を早め
ることができ、侵入物の検知や追尾機能を有効に発揮さ
せることができる。
【0063】請求項6に係る発明によれば、監視対象空
間が比較的広大な場合でも、三次元入力手段の設置数を
可及的に少なくして必要な三次元情報を収集可能とな
り、設備の低コスト化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に一実施形態に係る空間内の整理状況
監視機能付セキュリティーシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同じくセキュリティーシステムが適用された監
視対象空間を示す概略斜視図である。
【図3】この発明に他の実施形態に係る空間内の整理状
況監視機能付セキュリティーシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】三次元入力手段の可動状態に配置した監視対象
空間を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・・三次元情報測定
手段 2・・・・・・・・・・・・・・・・・情報分析手段 3・・・・・・・・・・・・・・・・・個体識別手段 4・・・・・・・・・・・・・・・・・照合手段 5・・・・・・・・・・・・・・・・・侵入物追跡手段 6・・・・・・・・・・・・・・・・・ネットワーク 7・・・・・・・・・・・・・・・・・ネットワークイ
ンターフェース(報知手段) 8・・・・・・・・・・・・・・・・・ユーザー(関係
者) 9・・・・・・・・・・・・・・・・・警備部署(関係
者) 11a、11b,11c,11d・・・三次元入力手段 12・・・・・・・・・・・・・・・・三次元情報統合
手段 S・・・・・・・・・・・・・・・・・監視対象空間
フロントページの続き (72)発明者 辻 賢司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 村川 彰 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 今井 重晃 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 矢橋 暁 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 近藤 尊司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C054 CF06 CF07 CG03 CG06 CH08 DA09 FC01 FC13 FD01 FF06 GB12 GD09 HA18 5C084 AA02 AA07 AA08 AA14 AA20 BB05 CC16 CC19 DD11 DD65 EE01 EE04 EE10 FF03 FF27 GG12 GG16 GG52 GG56 GG57 GG68 GG78

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象空間の所定部位に配置され非接
    触で該監視対象空間の内部状況を認識する少なくとも一
    つの三次元入力手段を有し、該三次元入力手段を介し
    て、前記内部状況の三次元情報を測定する三次元情報測
    定手段と、 三次元情報測定手段による測定情報と予め設定されてい
    る状態とを比較して、前記監視対象空間内の整理状況の
    判断・分析を行うとともに、前記測定情報の経時変化量
    を監視して侵入物の有無を検知する情報分析手段と、 情報分析手段による分析結果をネットワ−クを介して関
    係者に報知する報知手段と、 を備えていることを特徴とする空間内の整理状況監視機
    能付セキュリティーシステム。
  2. 【請求項2】 複数の監視対象空間のそれぞれの所定部
    位に配置されて非接触で該監視対象空間の内部状況を認
    識する少なくとも一つの三次元入力手段を有し、該三次
    元入力手段を介して、各内部状況の三次元情報をそれぞ
    れ測定し、各測定情報をネットワークに送出する複数の
    三次元情報測定手段と、 ネットワークを介して送出された前記各三次元情報測定
    手段による測定情報と予め設定されている状態とを比較
    して、前記監視対象空間内の整理状況の判断・分析を一
    括して行うとともに、前記測定情報の経時変化量を監視
    して侵入物の有無を検知する情報分析手段と、 情報分析手段による分析結果をネットワ−クを介して関
    係者に報知する報知手段と、 を備えていることを特徴とする空間内の整理状況監視機
    能付セキュリティーシステム。
  3. 【請求項3】 前記情報分析手段が侵入物を検出した際
    に、侵入物の三次元情報を抽出し、その形状を特徴量と
    して個体を識別する個体識別手段と、 個体識別手段による個体識別情報を予め登録されている
    登録識別情報で検索して照合する照合手段と、 を備えている請求項1または2に記載の空間内の整理状
    況監視機能付セキュリティーシステム。
  4. 【請求項4】 個体識別手段により侵入物が認識された
    際に、侵入物の経時的な位置変化を検出して侵入物の移
    動を追跡する侵入物追跡手段を備えている請求項3に記
    載の空間内の整理状況監視機能付セキュリティーシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 1つの監視対象空間に、複数の三次元入
    力手段を互いに異なる方向から内部状況を監視する部位
    に配置し、 三次元情報測定手段は、前記複数の三次元入力手段を介
    して得られた複数の三次元情報を統合して、監視対象空
    間の内部全体の三次元情報として出力する三次元情報統
    合手段を備えている請求項1ないし4のいずれかに記載
    の空間内の整理状況監視機能付セキュリティーシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 三次元入力手段が監視対象空間内を移動
    可能に配置され、 三次元情報測定手段は、異なる方向から内部状況を監視
    する部位に移動した前記三次元入力手段を介して得られ
    た複数の三次元情報を統合して、監視対象空間の内部全
    体の三次元情報として出力する三次元情報統合手段を備
    えている請求項1ないし4のいずれかに記載の空間内の
    整理状況監視機能付セキュリティーシステム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100578504B1 (ko) 2003-05-26 2006-05-12 주식회사 에스원 객체 감지 방법 및 감지 장치
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