JP2003206251A - ビニルエーテルの製造方法 - Google Patents
ビニルエーテルの製造方法Info
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Abstract
ーテル交換させて目的とするビニルエーテルを効率よ
く、容易に製造する方法を提供する。 【解決手段】 触媒の存在下、反応液中の溶存酸素濃度
を10ppm以上に調整しながら、アルコールとアルキ
ルビニルエーテルとを反応させてビニルエーテルを製造
する。
Description
子化合物等の原料として有用なビニルエーテルの製造方
法、さらに詳しくはエーテル交換によるビニルエーテル
の製造方法に関する。
子中の置換基を変え、目的とするビニルエーテルを得る
方法として、触媒の存在下、下記一般式(1)で表され
るアルコールと下記一般式(2)で表されるアルキルビ
ニルエーテルとを反応させて、下記一般式(3)で表さ
れるビニルエーテルと下記一般式(4)で表されるアル
コールとを生成させる方法が知られている。
し、R1とR2とは異なるものである。また、nおよびm
は独立に1〜3の整数を示す。)このようなアルキルビ
ニルエーテルとアルコールとをエーテル交換させる方法
としては、例えば、J.Org.Chem., 14, 1057, (1949) に
は、触媒として水銀−カドミウム−スズ塩を使用する方
法が記載されている。また、J.Am.Chem.Soc., 79 (5), 2
828, (1957) には、触媒として弱酸の水銀塩を使用する
方法が記載されている。
は、触媒としてジアセテート−(1,10−フェナント
ロリン)−、および、ジアセテート−(2,2′−ビピ
リジル)−パラジウム(II)−錯体を使用する方法が記
載されている。欧州特許(EP−A)第351603号
明細書には、触媒としてルテニウム化合物を使用する方
法が記載されている。特開平9−87224号公報に
は、触媒として酢酸パラジウム−1,10−フェナント
ロリン錯体を使用する方法が開示されている。特開20
01−97911号公報には、触媒としてコバルト錯体
を使用する方法が開示されている。
あり、目的物の収率を高めるために、通常、反応原料の
上記一般式(1)で表されるアルコールまたは上記一般
式(2)で表されるアルキルビニルエーテルを過剰に仕
込む方法や、生成物の上記一般式(3)で表されるビニ
ルエーテルまたは上記一般式(4)で表されるアルコー
ルを反応系外に取り除きながら反応させる方法等が取ら
れている。
アルキルビニルエーテルを過剰に仕込む方法は、過剰に
仕込んだ方の原料が多く残るため、効率的な方法とは言
い難い。
コールを反応系外に取り除きながら反応させる方法で
は、反応原料の上記一般式(1)で表されるアルコール
の沸点と生成物の上記一般式(3)で表されるビニルエ
ーテルの沸点とが、また、反応原料の一般式(2)で表
されるアルキルビニルエーテルの沸点と生成物の上記一
般式(4)で表されるアルコールの沸点とが近い場合が
多く、そのような場合、生成物のみを反応系外に取り除
くことは困難である。
易に製造する方法が望まれる。
原料ビニルエーテルの沸点が他の化合物よりも低い場合
が多く、原料ビニルエーテルのみが系内から揮発するな
どの理由から、反応は密閉系、または、揮発したビニル
エーテルを液化して戻す冷却管を備えた装置を用いる還
流系で行われる。反応液中の溶存酸素は、反応関連物質
の酸化反応などに使用されて減少するので、密閉系また
は還流系の場合、反応液中の溶存酸素濃度は、通常、反
応初期の段階で5ppm以下になる。
ニルエーテルとアルコールとをエーテル交換させて目的
とするビニルエーテルを効率よく、容易に製造する方法
を提供することを目的とする。
明により解決できる。 触媒の存在下、下記一般式(1)で表されるアルコー
ルと下記一般式(2)で表されるアルキルビニルエーテ
ルとを反応させて、下記一般式(3)で表されるビニル
エーテルを製造する方法であって、 R1(OH)n (1) R2OCH=CH2 (2) R1(OCH=CH2)m(OH)n-m (3) (式中、R1は有機残基を示し、R2はアルキル基を示
し、R1とR2とは異なるものである。また、nおよびm
は独立に1〜3の整数を示す。)上記一般式(1)で表
されるアルコールと上記一般式(2)で表されるアルキ
ルビニルエーテルとを含む反応液中の溶存酸素濃度を1
0ppm以上に調整しながら反応を行うことを含むこと
を特徴とするビニルエーテルの製造方法。 反応液中に酸化剤を存在させて反応を行うことを特徴
とする前記のビニルエーテルの製造方法。
表されるアルコールと上記一般式(2)で表されるアル
キルビニルエーテルとを含む反応液中の溶存酸素濃度を
10ppm以上に調整しながらエーテル交換反応を行
う。
応液中の溶存酸素濃度を10ppm以上に調整せずに反
応を行う場合と比べて、高収率で目的とするビニルエー
テルが得られる。本発明の製造方法では、特に過剰に原
料を使用したり、生成物を除去せずとも、目的とするビ
ニルエーテルを容易に、効率よく製造することができる
が、過剰に原料を使用したり、生成物を除去すること
で、より効率的にビニルエーテルを製造できる場合もあ
る。
表されるアルコールとしては特に限定されず、目的とす
るビニルエーテルに応じて適宜決めればよい。一般式
(1)で表されるアルコールとして、具体的には、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアル
コール、イソブチルアルコール、n−アミルアルコー
ル、イソアミルアルコール、n−へキシルアルコール、
n−へプチルアルコール、n−オクチルアルコール、n
−ノニルアルコール、n−デシルアルコール、ラウリル
アルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール
等の直鎖または分枝鎖の脂肪族アルコール、アリルアル
コール、ブチンジオール等の不飽和アルコール、シクロ
ペンタノール、シクロヘキサノール、1−アダマンタノ
ール、2−アダマンタノール、1−アダマンタンメタノ
ール等の脂環式アルコール、フェノール、ベンジルアル
コール等の芳香族アルコール、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、グリセリン等の2価また
は3価のアルコール、さらには、これらのアルコールの
少なくとも一つの位置がアミノ基、カルボキシル基、カ
ルボニル基、アミド基等の置換基に置換されたアルコー
ル、構造中にエーテル結合、エステル結合等を有したア
ルコールなどが挙げられる。また、これらのアルコール
はヘテロ原子を有していてもよい。これらのアルコール
の中でも、反応性の点から、第一アルコール、第二アル
コールが好ましく、第一アルコールがより好ましい。
は、2種以上を併用してもよいが、それぞれ単独で用い
ることが好ましい。目的生成物である上記一般式(3)
で表されるビニルエーテルを蒸留操作により単離する場
合、反応系中に存在する化合物の種類が多くなるとその
操作が煩雑になることがある。
般式(2)で表されるアルキルビニルエーテルは特に限
定されず、入手可能なものならいずれも使用できる。一
般式(2)で表されるアルキルビニルエーテルとして、
具体的には、メチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニ
ルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、tert−ブ
チルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル、ヘキシ
ルビニルエーテル、ヘプチルビニルエーテル、オクチル
ビニルエーテル、ノニルビニルエーテル、デカニルビニ
ルエーテル、アリルビニルエーテル、フェニルビニルエ
ーテル、ベンジルビニルエーテルなどが挙げられる。こ
れらのアルキルビニルエーテルの中でも、反応性の点か
ら、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n
−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル
等のR2の炭素数が1〜4の第一ビニルエーテルが好ま
しく、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテ
ルがより好ましい。
ルエーテルは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
ーテルの使用量(仕込み混合比率)は、通常、一般式
(1)で表されるアルコール1モルに対して0.1〜1
00モルである。一般式(2)で表されるアルキルビニ
ルエーテルの使用量は、収率の点から、一般式(1)で
表されるアルコール1モルに対して0.5モル以上が好
ましく、1モル以上がより好ましい。また、一般式
(2)で表されるアルキルビニルエーテルの使用量は、
副反応防止の点から、一般式(1)で表されるアルコー
ル1モルに対して20モル以下が好ましく、10モル以
下がより好ましい。
基触媒、金属(合金も含む)、金属を含む化合物などの
ビニルエーテル交換反応に使用される触媒いずれも用い
ることができる。触媒は、1種を用いても、2種以上を
併用してもよい。
たは合金、金属を含む化合物が好ましく、金属錯体がよ
り好ましい。金属としては、例えば、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、銀、オスミウム、イリジウム、白
金、金などの貴金属、アルミニウム、チタン、バナジウ
ム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、
亜鉛、ガリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、
テクネチウム、インジウム、ハフニウム、タンタル、タ
ングステン、レニウムなどが挙げられる。金属を含む化
合物としては、金属の錯体、塩、酸化物、硫化物、窒化
物や、有機金属化合物などが挙げられる。なお、金属を
含む化合物は、1種の金属を含むものであっても、複合
酸化物等の2種以上の金属を含むものであってもよい。
生成物の選択性の点から、ルテニウム、ロジウム、パラ
ジウム、銀、オスミウム、イリジウム、白金、金などの
貴金属の錯体、あるいは、アルミニウム、チタン、バナ
ジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、亜鉛、ガリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデ
ン、テクネチウム、インジウム、ハフニウム、タンタ
ル、タングステンまたはレニウムのいずれか1種以上の
金属の錯体が特に好ましい。
0−フェナントロリンパラジウムジクロリド、1,10
−フェナントロリンロジウムジクロリド、2,2−ビピ
リジンパラジウムジブロミド、2,2−ビピリジンパラ
ジウムジクロリド、1,10−フェナントロリンルテニ
ウムトリクロリド、2,2−ビピリジンルテニウムジク
ロリド、1,10−フェナントロリンパラジウムジアセ
テート、1,10−フェナントロリンロジウムトリアセ
テート、2,2−ビピリジンパラジウムジアセテート、
2,2−ビピリジンロジウムトリアセテート、1,10
−フェナントロリンルテニウムトリアセテート、パラジ
ウムアセチルアセトネートジクロリド、ルテニウムアセ
チルアセトネートトリクロリド、ロジウムアセチルアセ
トネートトリニトレート、パラジウムアセチルアセトネ
ートスルフェート、白金アセチルアセトネートジクロリ
ドなどが挙げられる。これらの中では、パラジウム錯体
が好ましく、目的物の生成量の点から、酢酸パラジウム
−1,10−フェナントロリン錯体、塩化パラジウム−
1,10−フェナントロリン錯体などのパラジウムの
1,10−フェナントロリン錯体がより好ましい。
ム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガ
リウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、テクネチ
ウム、インジウム、ハフニウム、タンタル、タングステ
ンまたはレニウムのいずれか1種以上の金属の錯体とし
て、具体的には、これらの金属とアセチルアセトナー
ト、1,10−フェナントロリン等との錯体、フェロセ
ンなどが挙げられる。これらの中では、コバルト錯体が
好ましく、収率の点から、Co(CH3COCHCOC
H3)2、Co(CH3COCHCOCH3)3、Co(C
H3COCHCOCH3)2・2H2O、Co2(CO)8な
どのコバルトカルボニル錯体がより好ましい。
もよい。
されるアルキルビニルエーテル1モルに対して0.00
1〜1モルである。触媒の使用量は、反応速度の点か
ら、一般式(2)で表されるアルキルビニルエーテル1
モルに対して0.005モル以上が好ましく、0.01
モル以上がより好ましい。また、触媒の使用量は、副反
応防止の点から、一般式(2)で表されるアルキルビニ
ルエーテル1モルに対して0.8モル以下が好ましく、
0.5モル以下がより好ましい。
例えば、そのまま反応液に溶解した溶液の状態で用いて
もよく、触媒の一部または全量が反応液に懸濁したスラ
リーの状態で用いてもよい。また、反応液に不溶な触媒
であれば、担体へ担持させて用いてもよい。担体は特に
限定されず、例えば、シリカ、アルミナ、ゼオライト等
の金属酸化物や活性炭などが挙げられる。また、担体と
してメチルアクリレート、エチルアクリレート、ベンジ
ルアクリレート、ベンジルアクリレート等のアクリル酸
エステル類、o−、m−、p−メチルスチレン、o−、
m−、p−エチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニル
トルエンならびにスチレン等からなる群から少なくとも
1種の化合物とジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、
ジアリルフタレート、ジアクリレート、ジビニルピリジ
ン、エチレングリコールジメタクリレート、ジビニルキ
シレン、ジビニルエチルキシレン、アリルアクリレー
ト、p−スチリル−1,4−ブタンジオール、p−スチ
リル−1,4−ペンタンジオール、p−スチリル−1,
4−エタンジオール、N,N'−エチレンジアクリルアミ
ド、トリビニルベンゼン、トリビニルナフタレン、ジビ
ニルアントラセン、グリコールグリセロールとペンタエ
リスリトール等から選ばれる少なくともひとつの架橋剤
との共重合体などを用いてもよい。
溶媒を混合してもよい。このような有機溶媒としては、
例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、ジオキサン、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、メチル−tert−ブチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、スルホラン、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエー
テル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、ベン
ゼン、トルエンなどが挙げられる。中でも、反応を円滑
に進行させるので、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シ
クロペンタン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジ
メチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエー
テル、ベンゼン、トルエンなどが好ましい。
反応を円滑に進め、副生成物を抑制する点から、一般式
(1)で表されるアルコールに対して0.1質量倍以上
が好ましく、0.5質量倍以上がより好ましく、1質量
倍以上が特に好ましい。また、有機溶媒の使用量は、反
応速度や廃溶媒量の点から、一般式(1)で表されるア
ルコールに対して100質量倍以下が好ましく、50質
量倍以下がより好ましく、10質量倍以下が特に好まし
い。
触媒の活性低下防止および副反応抑制の点から、有機溶
媒中の水の量はできる限り少ない方が好ましい。
使用した開放系、密閉容器を使用し、常圧または加圧し
て反応を行う密閉系、沸点付近で反応を行い、原料また
は溶媒を冷却器で還流する還流系などがある。
般式(1)で表されるアルコールと上記一般式(2)で
表されるアルキルビニルエーテルとを含む反応液中の溶
存酸素濃度を10ppm以上に調整しながらエーテル交
換反応を行う。
に調整する方法としては、例えば、反応液中に空気また
は酸素をバブリングさせる方法、密閉容器内で空気また
は酸素で加圧して反応液中に酸素を溶解させる方法、反
応液中に酸素または酸素ラジカルを発生する薬剤を添加
する方法などがある。また、必要な反応液中の溶存酸素
濃度が得られるならば、反応液の液面に空気または酸素
を吹き付ける方法、反応器の気相部に酸素を流通させる
方法などを用いてもよい。この場合、反応液は攪拌する
ことが好ましい。
する薬剤を添加する方法において使用する薬剤として
は、例えば、過酸化水素、過マンガン酸塩、次亜塩素酸
塩、過硫酸塩などの酸化剤が挙げられる。中でも、副反
応の少ない過酸化水素が好ましい。
添加方法としては、例えば、反応開始前に全量の薬剤を
反応液に添加しておく方法、反応中に薬剤を連続的また
は間欠的に反応液に添加する方法などが挙げられる。薬
剤は、例えば、粉末状、スラリー状または溶液の状態な
どで添加することができる。
ば過酸化水素の場合、反応速度の点から、一般式(1)
で表されるアルコール1モルに対して0.1モル以上が
好ましく、0.5モル以上がより好ましく、1モル以上
が特に好ましい。また、過酸化水素の使用量は、安全性
の点から、一般式(1)で表されるアルコール1モルに
対して20モル以下が好ましく、10モル以下がより好
ましく、5モル以下が特に好ましい。
は、反応速度の点から30ppm以上がより好ましく、
50ppm以上が特に好ましい。また、反応液中の溶存
酸素濃度の上限は特に規定されず、飽和溶解量まで酸素
が反応液に溶解していてもよい。
れず、原料アルコールや原料アルキルビニルエーテル、
反応液中の溶存酸素濃度等に応じて適宜決めればよい。
際の反応圧力は特に制限されず、減圧、常圧、加圧いず
れの圧力下においても実施できる。
囲で行われる。反応温度は、反応速度の点から、0℃以
上が好ましく、10℃以上がより好ましく、20℃以上
が特に好ましい。また、反応温度は、副反応防止の点か
ら、100℃以下が好ましく、80℃以下がより好まし
く、50℃以下が特に好ましい。
〜48時間程度が好ましい。
必要に応じて重合禁止剤を反応液に添加してもよい。
ドロキノン、メトキシヒドロキノン、ベンゾキノン、p
−tert−ブチルカテコール等のキノン系重合禁止
剤、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,4
−ジ−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブ
チル−4,6−ジメチルフェノール、2,6―ジ―te
rt−ブチル−4−メチルフェノール、2,4,6−ト
リ−tert−ブチルフェノール等のアルキルフェノー
ル系重合禁止剤、アルキル化ジフェニルアミン、N,
N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、フェノチ
アジン等のアミン系重合禁止剤、ジメチルジチオカルバ
ミン酸銅、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジブチルジ
チオカルバミン酸銅等のジチオカルバミン酸銅系重合禁
止剤などが挙げられる。重合禁止剤は、1種を用いて
も、2種以上を併用してもよい。
されるアルキルビニルエーテルに対して5質量%以下が
好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.1質量%
以下が特に好ましい。
ル交換反応を行い、上記一般式(3)で表されるビニル
エーテルを製造する。生成したビニルエーテルは、通
常、有機溶媒/水系による抽出、水や有機溶媒による洗
浄、溶媒分別法、カラムクロマトグラフィー、蒸留等の
公知の方法により精製する。
されるビニルエーテル取得の際に回収された原料アルコ
ール、原料アルキルビニルエーテルは、再度反応に使用
することができる。
説明する。なお、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
の濃度はFIDガスクロマトグラフィーにて測定した。
また、反応液中の溶存酸素濃度はTCDガスクロマトグ
ラフィーにて測定した。
管及び酸素バブリング用ボールフィルタを備えた200
ml反応容器に、n−ドデシルアルコール18.6g
(0.1モル)、n−ブチルビニルエーテル50.0g
(0.5モル)、コバルト(III)アセチルアセトナー
ト1.78g(0.005モル)を入れた。そして、内
温を30℃にし、反応液に酸素を10ml/minの割
合で供給(バブリング)し、攪拌しながら6時間反応さ
せた。
ドデシルビニルエーテルが19.5g(n−ドデシルア
ルコールベース収率:92%)含まれていた。また、反
応開始時、反応時間2時間後、4時間後の反応液中の溶
存酸素濃度は、それぞれ、80ppm、90ppm、1
20ppmであり、反応期間中の反応液中の溶存酸素濃
度は常に10ppm以上であった。
を用い、反応液に酸素を供給せず(反応開始当初は容器
内気相部に空気が存在)に反応を行った以外は実施例1
と同様にして6時間反応を行った。
ドデシルビニルエーテルが7.2g(n−ドデシルアル
コールベース収率:34%)含まれていた。この反応液
をさらに反応させたが、結果はほとんど変わらなかっ
た。また、反応開始時は溶存酸素濃度が80ppmであ
ったが、反応時間2時間後、4時間後の反応液中の溶存
酸素濃度は、それぞれ、検出限界(1ppm)以下であ
り、反応期間中の反応液中の溶存酸素濃度は反応開始直
後を除き常に10ppm未満であった。
応容器に、n−ブチルアルコール7.4g(0.1モ
ル)、エチルビニルエーテル21.6g(0.3モ
ル)、酢酸パラジウム−1,10−フェナントロリン錯
体2.0g(0.005モル)を入れ、酸素を導入して
内圧を5気圧にした。そして、内温を30℃にし、反応
液を攪拌しながら6時間反応させた。
ブチルビニルエーテルが9.4g(n−ブチルアルコー
ルベース収率:94%)含まれていた。また、反応終了
後の反応液中の溶存酸素濃度は、約110ppmであ
り、反応期間中の反応液中の溶存酸素濃度は常に10p
pm以上であった。
て内圧を5気圧にして反応を行った以外は実施例2と同
様にして6時間反応を行った。
ブチルビニルエーテルが2.8g(n−ブチルアルコー
ルベース収率:28%)含まれていた。この反応液をさ
らに反応させたが、結果はほとんど変わらなかった。ま
た、反応時間6時間後の反応液中の溶存酸素濃度は、そ
れぞれ、検出限界(1ppm)以下であり、反応期間中
の反応液中の溶存酸素濃度は反応開始直後を除き常に1
0ppm未満であった。
管及び酸素バブリング用ボールフィルタを備えた200
ml反応容器に、アダマンタンメタノール16.6g
(0.1モル)、n−ブチルビニルエーテル50.0g
(0.5モル)、コバルト(II)アセチルアセトナート
・二水和物1.47g(0.005モル)を入れた。そ
して、内温を30℃にし、反応液に酸素を10ml/m
inの割合で供給(バブリング)し、攪拌しながら6時
間反応させた。
マンタンメチルビニルエーテルが17.5g(アダマン
タンメタノールベース収率:91%)含まれていた。ま
た、反応開始時、反応時間2時間後、4時間後の反応液
中の溶存酸素濃度は、それぞれ、80ppm、70pp
m、90ppmであり、反応期間中の反応液中の溶存酸
素濃度は常に10ppm以上であった。
を用い、反応液に酸素を供給せず(反応開始当初は容器
内気相部に空気が存在)に反応を行った以外は実施例3
と同様にして6時間反応を行った。
マンタンメチルビニルエーテルが3.6g(アダマンタ
ンメタノールベース収率:19%)含まれていた。この
反応液をさらに反応させたが、結果はほとんど変わらな
かった。また、反応開始時は溶存酸素濃度が80ppm
であったが、反応時間2時間後、4時間後の反応液中の
溶存酸素濃度は、それぞれ、検出限界(1ppm)以下
であり、反応期間中の反応液中の溶存酸素濃度は反応開
始直後を除き常に10ppm未満であった。
管を備え付けた100ml反応容器に、シクロヘキサノ
ール10.0g(0.1モル)、n−ブチルビニルエー
テル50.0g(0.5モル)、コバルト(II)アセチ
ルアセトナート・二水和物1.47g(0.005モ
ル)を入れた。そして、内温を40℃にし、反応液を攪
拌しながら液面に乾燥空気を50ml/minで吹きつ
けて6時間反応させた。
ロヘキシルビニルエーテルが9.7g(シクロヘキサノ
ールベース収率:77%)含まれていた。また、反応開
始時、反応時間2時間後、4時間後の反応液中の溶存酸
素濃度は、それぞれ、80ppm、60ppm、90p
pmであり、反応期間中の反応液中の溶存酸素濃度は常
に10ppm以上であった。
を用い、反応液の液面に乾燥空気を吹きつけず(反応開
始当初は容器内気相部に空気が存在)に反応を行った以
外は実施例4と同様にして6時間反応を行った。
ロヘキシルビニルエーテルが1.6g(シクロヘキサノ
ールベース収率:13%)含まれていた。この反応液を
さらに反応させたが、結果はほとんど変わらなかった。
また、反応開始時は溶存酸素濃度が80ppmであった
が、反応時間2時間後、4時間後の反応液中の溶存酸素
濃度は、それぞれ、検出限界(1ppm)以下であり、
反応期間中の反応液中の溶存酸素濃度は反応開始直後を
除き常に10ppm未満であった。
ノナノール14.4g(0.1モル)、n−ブチルビニ
ルエーテル50.0g(0.5モル)、酢酸パラジウム
−1,10−フェナントロリン錯体2.0g(0.00
5モル)を入れた。そして、内温を20℃にし、反応液
を攪拌しながら17%過酸化水素水60g(0.3モ
ル)を10ml/hrの割合で供給して6時間反応させ
た。
ノニルビニルエーテルが13.8g(5−ノナノールベ
ース収率:81%)含まれていた。また、反応開始時、
反応時間2時間後、4時間後の反応液中の溶存酸素濃度
は、それぞれ、70ppm、80ppm、120ppm
であり、反応期間中の反応液中の溶存酸素濃度は常に1
0ppm以上であった。
を用い、反応液に過酸化水素水を供給せず(反応開始当
初は容器内気相部に空気が存在)に反応を行った以外は
実施例5と同様にして6時間反応を行った。
ノニルビニルエーテルが4.6g(5−ノナノールベー
ス収率:27%)含まれていた。この反応液をさらに反
応させたが、結果はほとんど変わらなかった。また、反
応開始時は溶存酸素濃度が80ppmであったが、反応
時間2時間後、4時間後の反応液中の溶存酸素濃度は、
それぞれ、検出限界(1ppm)以下であり、反応期間
中の反応液中の溶存酸素濃度は反応開始直後を除き常に
10ppm未満であった。
ルとアルコールとをエーテル交換させて目的とするビニ
ルエーテルを効率よく、容易に製造することができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 触媒の存在下、下記一般式(1)で表さ
れるアルコールと下記一般式(2)で表されるアルキル
ビニルエーテルとを反応させて、下記一般式(3)で表
されるビニルエーテルを製造する方法であって、 R1(OH)n (1) R2OCH=CH2 (2) R1(OCH=CH2)m(OH)n-m (3) (式中、R1は有機残基を示し、R2はアルキル基を示
し、R1とR2とは異なるものである。また、nおよびm
は独立に1〜3の整数を示す。)上記一般式(1)で表
されるアルコールと上記一般式(2)で表されるアルキ
ルビニルエーテルとを含む反応液中の溶存酸素濃度を1
0ppm以上に調整しながら反応を行うことを含むこと
を特徴とするビニルエーテルの製造方法。 - 【請求項2】 反応液中に酸化剤を存在させて反応を行
うことを特徴とする請求項1に記載のビニルエーテルの
製造方法。 - 【請求項3】 反応液中に空気または酸素をバブリング
させて反応を行うことを特徴とする請求項1または2に
記載のビニルエーテルの製造方法。 - 【請求項4】 密閉容器内で空気または酸素で加圧して
反応を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の
ビニルエーテルの製造方法。 - 【請求項5】 反応液の液面に空気または酸素を吹き付
けて反応を行うことを特徴とする請求項1または2に記
載のビニルエーテルの製造方法。 - 【請求項6】 前記酸化剤が過酸化水素水であることを
特徴とする請求項2に記載のビニルエーテルの製造方
法。 - 【請求項7】 前記触媒が、金属錯体であることを特徴
とする請求項1〜6のいずれかに記載のビニルエーテル
の製造方法。 - 【請求項8】 前記触媒が、貴金属の錯体であることを
特徴とする請求項7に記載のビニルエーテルの製造方
法。 - 【請求項9】 前記触媒が、アルミニウム、チタン、バ
ナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケ
ル、銅、亜鉛、ガリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリ
ブデン、テクネチウム、インジウム、ハフニウム、タン
タル、タングステンまたはレニウムのいずれか一種以上
の金属の錯体であることを特徴とする請求項7に記載の
ビニルエーテルの製造方法。 - 【請求項10】 前記触媒が、コバルトカルボニル錯体
であることを特徴とする請求項9に記載のビニルエーテ
ルの製造方法。
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