JP2003205979A - スティックのリフィル・カートリッジを有してなるシステム - Google Patents
スティックのリフィル・カートリッジを有してなるシステムInfo
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Abstract
ティックに、容易に製品塊をリフィルするためのスティ
ックおよびリフィル・カートリッジからなるシステムの
提供。 【解決手段】 システムは、底部の一側にネジ山付スピ
ンドルを有し、他側に刻み付きナットを有するホルダ
ー、及びネジ山付スピンドル手段を有するプランジャー
を有してなるスティックと、ホルダーの内部容積および
内部形状に適合させてあり、長軸と同心状にネジ山付き
スピンドルを受ける穴を有し、延展性である製品塊の成
形品を含んでなるリフィル・カートリッジとを有してな
る。
Description
消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティッ
ク、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまた
は着色剤スティックなどの、表面に塗布することにより
製品を放出し、 −中実の底部を有し、および一端に開口部を有するホル
ダーであって、底部の一方の側にネジ山付スピンドルを
有し、およびホルダーの外側において底部のもう一方の
側に手で操作する刻み付きナットを有するように構成さ
れることによって、ホルダーの長軸全体にわたって延び
ているスティックが、ホルダーの長軸回りに回転できる
ように開口部に取り付けられているホルダー、および −消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティ
ック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックま
たは着色剤スティック塊などのホルダー内に収容され、
好ましくは延展性である製品塊を塗布するプランジャー
であって、プランジャーを貫通するネジ穴に係合するネ
ジ山付スピンドル手段によって、ホルダーの長さ方向に
ついて可動なように構成され、ホルダー内において回転
しないように取り付けられるプランジャーおよび、要す
れば −ホルダーの上縁部に押し嵌めされるように構成される
封鎖キャップからなるスティックをリフィル(補充)す
る方法であって、ネジ山付きスピンドルを受け入れる、
長軸と同心状の穴、好ましくはめくら穴が設けられてお
り、ホルダーの(製品塊を収容するように設計されてい
る)内部容積および内部形状に適合し、好ましくは延展
性である製品塊の成形品を、ホルダーの開口端からホル
ダー内に挿入する方法に関する。
封鎖される構造となっており、少なくとも一端に開口部
を有するホルダーを含み、消臭剤、接着剤、リップステ
ィック、剥離剤、ひげ剃り用石鹸または着色剤スティッ
ク塊などのホルダー内に収容され、好ましくは延展性で
ある製品塊を塗布するためのホルダーの全長にわたって
軸方向可動に設計されているプランジャーを含んでな
る、消臭剤スティック、接着剤スティック、リップステ
ィック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティック
または着色剤スティックなどの、表面に塗布することに
より製品を放出するスティック用のリフィル・カートリ
ッジの製造方法であって、該プランジャーを要すれば金
型の底に配し、続いて製品塊をホルダーの(各製品塊が
適合するように設計されている)内部容積および内部形
状に適合させてある金型ならびに要すればプランジャー
に注入し、固化させた後、リフィル・カートリッジの主
部分を形成し、好ましくは延展性である製品塊の成形品
として、金型から取り出す製造方法に関する。
ル・カートリッジからなるシステムであって、スティッ
クは、消臭剤スティック、接着剤スティック、リップス
ティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティッ
クまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布すること
により製品を放出し、 −中実の底部を有し、および一端に開口部を有するホル
ダーであって、底部の一方の側にネジ山付スピンドルを
有し、およびホルダーの外側において底部のもう一方の
側に手で操作する刻み付きナットを有するように構成さ
れることによって、ホルダーの長軸全体にわたって延び
ているスティックが、ホルダーの長軸回りに回転できる
ように開口部に取り付けられているホルダー、および −消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティ
ック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックま
たは着色剤スティック塊などのホルダー内に収容され、
好ましくは延展性である製品塊を塗布するプランジャー
であって、プランジャーを貫通するネジ穴に係合するネ
ジ山付スピンドル手段によって、ホルダーの長さ方向に
ついて可動なように構成され、ホルダー内において回転
しないように取り付けられるプランジャーおよび、要す
れば −ホルダーの上縁部に押し嵌めされるように構成される
封鎖キャップからなり、リフィル・カートリッジは、ネ
ジ山付きスピンドルを受け入れる、長軸と同心状の穴、
好ましくはめくら穴が設けられており、ホルダーの(製
品塊を収容するように設計されている)内部容積および
内部形状に適合し、好ましくは延展性である製品塊の成
形品を含んでなるシステムに関する。
ク、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用
石鹸スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に
塗布することにより製品を放出するスティックであっ
て、要すればキャップにより封鎖する設計になってお
り、一端に開口部を有するホルダーを含み、ホルダーの
全長にわたって軸方向可動に設計されているプランジャ
ーを含んでなり、ホルダー内に適合し(収容され)、好
ましくは延展性である製品塊を塗布するスティックは、
すでに多くのものが知られている。これら既知のスティ
ックは、一般にリフィルすることができないという欠点
を有する。
ティックは、最初の接着剤充填物を使い切った後、一般
に接着剤スティックが機構的にまだ充分に機能するにも
かかわらず、接着剤を使い切った後または接着剤が乾燥
してしまった後、廃棄しなければならない。従って、既
知のスティックおよび接着剤スティックは、プラスチッ
ク廃棄物として重大な環境汚染源となる。更に、新しい
スティックを製造する際には常に、新しい材料(プラス
チック)を使用しなければならず、製造コストを別にし
ても、生産価格の増大という悪影響がある。そして、消
費者も、毎回全く新しいスティックを買わされることに
なる。
るスティックをリフィルする冒頭部に記載した種類の方
法およびそのようなリフィル・カートリッジは、GB−
A−246,657から知られている。この文献は、ス
ピンドルにて動かすディスクによりひげそり用石鹸を出
し、めくら穴を有するひげそり用石鹸スティックによっ
てリフィルする設計のひげそり用石鹸ディスペンサーを
開示している。ディスペンサーをリフィルするために
は、めくら穴を有するひげそり石鹸用のスティックを、
ディスペンサーのハウジングの中にスピンドルにより押
し込む。このリフィル方法は、接着剤スティックのよう
な、軟質で延展性の製品のスティック用に適していな
い。その理由は、製品の押し込みを手で行う場合に、変
形したりまたは壊れたりするおそれさえあり、従って、
スティックホルダーの中にもはや清潔かつ正確に差し込
むことができなくなるからである。
スティック用のリフィル・カートリッジを製造する冒頭
部に記載した種類の方法は、米国特許(US−A)2,
753,991号から知られている。この文献は、金型
の中にリップスティク配合物を注入し、ボール形状のプ
ランジャーをその中に配し、配合物を固化させた後、一
端にプランジャーを有するリップスティック成形品をリ
ップスティックホルダーの中に装入してリフィルする、
リップスティック・リフィルの製造方法を開示してい
る。リップスティック成形品を保護するために、成形品
がリップスティック・ホルダーに引き込まれる際に取り
除かれるチューブにより包囲している。この種類のリッ
プスティック・リフィル・カートリッジは、DE−B−
1003411およびFR−A−1205370からも
知られている。これらの既知のリフィル・カートリッジ
は、ネジ山付きスピンドルを有するスティックをリフィ
ルするのにあまり適してはいない。その理由は、これら
の文献は、一方では、ネジ山付きスピンドルを挿入する
ことができない連続する底部を有するカップ形状のプラ
ンジャーを開示しており、他方では、スティック配合物
をチューブ状のスティックホルダー内に引き込むリフィ
ル方法の過程において、ネジ山付きスピンドルがリフィ
ル配合物の中に進入する際に、リフィルが壊れたり、割
れたりもしくは膨張したりすることを防止する手段を全
く開示していないからである。
する課題は、ネジ山付きスピンドルを含んでなるスティ
ックに製品塊をリフィルするための可能性に改善をもた
らすことである。
種類のリフィル方法において、課題を解決するための本
発明の手段は、ネジ山付きスピンドルを受け入れるよう
に位置合わせされた穴もしくはめくら穴を有する成形品
をホルダーの中に差し込むこと、刻み付きナットを動か
すことによって成形品をホルダーの底部まで引き込むこ
と、ならびに穴もしくはめくら穴の直径は、ネジ山付き
スピンドルが穴もしくはめくら穴に進入する際に、製品
塊をわずかに切り込むように設けられていることを特徴
とする。
を有して形成されている成形品をホルダーの中に装入す
るので、成形品を導入する間に、ネジ山付きスピンドル
によって置換される製品塊は、多少あるとしても、ほと
んどなく、従って、製品塊が漏出(または流出)し得る
空間を、スティックまたはホルダーの内部に設ける必要
はない。更に、製品塊の余剰な堆積がスティックから流
出することがないので、スティックは汚れない。穴もし
くはめくら穴の直径は、ネジ山付きスピンドルが穴もし
くはめくら穴に進入する際に製品塊にわずかに切り込む
ように、寸法が設定されるので、ホルダーの中に装入す
る際に、接着剤が流出すること、および成形品が半径方
向に膨張することをほとんど防止することができる。
ドルが製品塊にわずかに切り込むということは、ネジ山
の側面から製品塊に機械的な力が伝達され、刻み付きナ
ットを動かす際に、製品塊が自動的にスティックホルダ
ーに引き込まれるということを意味する。それゆえ、ネ
ジ山付きスピンドルを有するスティックの場合であって
も、手でホルダーの中に製品塊を差し込む必要はもはや
なく、従って、製品塊が変形したりもしくは折れたりす
るおそれはもはやない。
る成形品の本発明の態様において、ネジ山付きスピンド
ルが製品塊にわずかに切り込むことは、ホルダー中に成
形品が引き込まれる際に、製品塊がプランジャーによっ
て駆動される前進を支持し、プランジャーから製品塊が
分離することを防止する。
よって囲まれており、チューブからホルダー内に引き込
まれるという以下に記載する態様にある。
を収容するように設計されている)内部容積および内部
形状に適合する、好ましくは延展性である各製品塊の成
形品を備えており、成形品を端部の開口部からホルダー
内に引き込むことが可能な、上述した種類のスティック
をユーザーに提供するという基本概念から出発してい
る。元の充填されている成形品を使いきった後、消費者
はスティックをリフィルすることができる。消費者は、
もはや全く新しいスティックを購入する必要がない。ス
ティックの、重要な使い捨てしない部品を再使用するた
め、廃棄物、典型的にはプラスチック廃棄物の量が(ス
ティックは通常プラスチックでできているので)減少す
る。生産者は、もはや完全なスティック機構を含むステ
ィックを充填した各商品を流通させる必要がないので、
プラスチックの消費量を削減することもできる。
に適合する成形品を収容するチューブをホルダーに装着
すること、続いて成形品をホルダーに引き込むこと、チ
ューブを成形品から完全に引き出すこと、ならびに最後
に取り除くことによって、スティックをリフィルするこ
とが容易となる。このことにより、リフィルの際、軟質
で可塑性の製品塊が、特に接着剤スティックである場
合、スティックホルダーの前縁部分で部分的に剥がれる
ことを防止するので、スティックは汚れない。
ャーを備えている場合、成形品をスティック内に装入す
る際に、軟質で可塑性の塊を剥き出しにすることのない
便利なリフィルを得ることもできる。このため、本発明
の別の態様は、プランジャーがカップ形状のプランジャ
ーであって、リフィルするためには、最初に、製品を保
持していないホルダーからスティックのプランジャーを
取り外し、ネジ穴を有するプランジャーを一端に有する
成形品を、ネジ穴をネジ山付きスピンドル上に位置させ
て取り付け、刻み付きナットを動かすことにより、製品
塊と共にプランジャーをホルダーの底部まで引き込むこ
とを特徴とする。
をチューブで包囲して、一端にプランジャーを設ける場
合、特に便利にスティックのリフィルを行うことができ
る。そのための本発明の別の態様は、上縁をチューブで
包囲したホルダー内にプランジャーを装入することを特
徴とする。基本的には、好ましくは延展性である各製品
塊を、プランジャーの外表面の上端がホルダーによって
包囲されるようにして、底部がプランジャーで形成して
ある筒状ホルダー内に充填する。例えば、プランジャー
のネジ穴をネジ山付スピンドルにねじ込む場合および、
刻み付きナットを回転させて、プランジャーを製品塊と
共にホルダーの底部まで引き込む場合、続いてチューブ
は成形品から引き出され、それで同時におよび最終的に
チューブを取り外すことができる。チューブの寸法は、
プランジャーをねじ込む際に、チューブの前端がホルダ
ー壁の対向端に接当し、それによりチューブが成形品を
押し出すような程度に設定しなければならない。
の製法において、前述した課題を解決するための本発明
の手段は、金型の少なくとも一部に沿って延びるスティ
ックを、金型の底部に長軸と同心に配して、製品塊に穴
またはめくら穴を設け、リフィル・カートリッジを、ネ
ジ山付きスピンドルを有するスティックのホルダーの中
に差し込むときに、ネジ山付きスピンドルが穴もしくは
めくら穴に進入しながら製品塊にわずかに切り込むよう
に、穴もしくはめくら穴の直径の寸法を設定することを
特徴とする。従って、非常に簡単な方法により、本発明
は、空のスティックに装着でき、そのため該スティック
を同様に簡単な手順でリフィルすることができるリフィ
ル・カートリッジを提供する。
すれば製造過程中に、成形品に穴またはめくら穴を設け
るために、本方法の別の態様は、金型の少なくとも一部
を覆って延びるスティックを、金型の底部に長軸と同心
に配して、プランジャーのネジ付穴を受けさせ、および
/または製品塊に穴またはめくら穴を設ける。
中央に貫通するネジ穴が設けられ、ネジ穴にてスティッ
クを受けるプランジャーを金型の底部に装入することを
特徴とする。このようにして、プランジャーおよび、好
ましくは延展性である製品塊の成形品が、スティックの
ホルダー内への引き込みを有利に行うことができる単一
のユニットを形成する。これにより、特に、成形品の装
入の際に、プランジャーが製品塊から分離する危険性を
減少できる。
くは延展性である製品塊の成形品をチューブで包囲した
リフィル・カートリッジを製造するために、金型をチュ
ーブに適合するように拡開させ、製品塊を注入する前
に、チューブの外表面を金型の内表面に隣接させてチュ
ーブを金型内に装入することを特徴とする。
おいては、スティックが接着剤スティックであり、成形
品が軟質で展延性の有る接着剤配合物からなる。
カートリッジからなるシステムにおいて、上記の課題を
解決するための本発明の手段は、リフィル・カートリッ
ジをホルダーの中に装入する場合、ネジ山付きスピンド
ルが穴もしくはめくら穴に進入しながら製品塊にわずか
に切り込むように、該穴もしくはめくら穴の直径の寸法
を合わせることを特徴とする。好ましくは延展性である
製品塊の成形品は、スティックに、ホルダー端の開口部
から嵌め込み、引き込むことができる。スティックはこ
のようにしてリフィルすることができる。最初に充填し
てあった製品を使い切った後で、スティックを廃棄する
必要がない。
うことなく、ネジ付山スピンドルを有するスティックの
中に、リフィル・カートリッジを装入することを可能と
するために、成形品に長軸と同心の穴またはめくら穴を
設ける。
トリッジの挿入を容易にするために、本発明の別の態様
は、プランジャーがカップ形状のプランジャーであっ
て、中央にネジ穴を有して形成されたプランジャーを成
形品が端部に有することを特徴とする。
入する際、スティックホルダー内への空気の取り込みを
防止するために、本発明のリフィル・カートリッジの更
に別の態様は、成形品の外周に長軸方向の溝またはノッ
チを設けることを特徴とする。
方法に関連して既に述べたように、本発明の別の態様に
よれば、成形品をチューブ内に配する場合にも、スティ
ックのリフィルを容易に行うことができる。
部ホルダー高さに適合する長さ、ホルダーの内径に適合
する内径およびスティックのプランジャーとしてはたら
く底部を有するチューブによって特徴付けられるシステ
ムであり、プランジャーの上縁部はチューブによって包
囲されている。
ジは、好ましくは延展性である製品塊を包囲し、長さ
が、実質的にスティックチューブの自由内部高さに相当
するが、スティックホルダーの内部高さの一部に過ぎな
いこともあるチューブを含んでなる。チューブは、ステ
ィックホルダーの内径に適合する内径を有するので、チ
ューブの除去と同時に、成形品をホルダー内部に引き込
むことができる。リフィル・カートリッジを使用するに
は、プランジャーのチューブで包囲していない部分を、
刻み付きナットを回転してネジ山付スピンドルがプラン
ジャーのネジ穴に係合する程度までホルダーに挿入す
る。更に刻み付きナットを回転すると、プランジャーは
ホルダーの底部に向かって徐々に引かれ、成形品のネジ
穴に挿通した後では、ネジ山付スピンドルのチップがネ
ジ切りを同時に行いながら、製品塊を筒内に等しい長さ
で引き込む。刻み付きナットの回転は、プランジャーが
ホルダーの底部に達するまで続ける。この位置に達する
と、成形品はチューブから充分に引き出されているの
で、チューブを取り除くことができる。すると、リフィ
ルしたスティックのホルダー開口端を、従来技術から公
知のようにキャップで封鎖することができる。刻み付き
ナットを回転して各製品の塗布またはホルダーのリフィ
ルのいずれを行う場合でも、プラスチック部品は著しい
摩滅を受けることがないので、リフィルの工程を無限に
繰り返すことができる。
するのを防止するために、ネジ山付スピンドルで破るよ
うに設計されている(薄い)膜によってネジ穴を封鎖す
ることができる。プランジャーのネジ穴は、一重または
多重のネジ山を有することが好ましい。
ジ山付スピンドルは、所望により特定の可撓性を有する
ようにして安価なプラスチックで形成することができ
る。リフィル・カートリッジのプランジャーに設けてあ
るネジ穴へのスピンドル端の挿入を容易にするために
は、プランジャーの底部の内側に挿入エイド(補助)と
なるコーンを設ける。
も、製品塊の乾燥を防止するために封鎖することができ
る。この態様では例えば、前もってチューブをカップ形
状に成形しておき、カップの開口部側をプランジャーで
封鎖する前に、予備成形したカップに製品塊を充填する
ことができる。
な要素は、内径をホルダーに適合させることである。対
照的に、チューブの肉厚(チューブ壁の厚さ)は、基本
的には必要によって選択することができるが、材料を節
約するためには、厚くてもホルダーの肉厚に等しくすべ
きである。
は延展性である製品塊の成形品を引き込む際に剛性を保
持するものであれば、任意の材料で形成することができ
る。チューブは、プラスチックまたは塗工した板紙で形
成することができる。対照的に、プランジャーはプラス
チック製であることが好ましい。
には、ネジ山付スピンドル用の中央めくら穴を、成形品
の軸に沿わせて形成することができる。この態様によっ
て、ホルダーとチューブの内径が等しくなるようにする
ことができる。めくら穴の代りに、成形品を長軸全体に
わたって貫通する穴を設けることも、当然、可能であ
る。成形品の引き込みを容易にするためには、チューブ
或いはむしろチューブ内面を、わずかに円錐形状に形成
することが好ましく、この円錐形状は、プランジャーの
反対側の端部に向かって最大で3゜の円錐角をなす。
に、プランジャーを一定の距離をおいて取り囲むスリー
ブを有しており、スリーブの内径は、ホルダーの外表面
の上側部分にスリーブを押し嵌めできるような大きさと
なっている。更に、スリーブの内側には、ホルダーの前
端に対する環状の当たり止め面が設けてある。これによ
って、リフィル・カートリッジのスティックホルダーへ
の装着を安全に行えるだけでなく、特に、リフィル・カ
ートリッジのチューブとホルダーの中心合わせが保証さ
れる。従って、もはやホルダーおよびチューブの肉厚を
互いに正確に合致させる必要がなくなる。
プランジャーの底部と同じ高さになるか、または僅かに
突出することが好ましい。このようにして、軸方向に見
て、スリーブの内面とプランジャーの外面との間に、充
分な深さを有する環状の空間を形成する。
は、特に射出成形により一体部品に形成されており、横
断面はスリーブとチューブの接続部において半径方向に
厚くなり、筒の前端に対する環状の当たり止め面を形成
している。これに代えて、チューブとスリーブを、好ま
しくは環状のスナップ−イン・ジョイントにより結合す
る二つの部品として形成することもできる。
ルダーの底部に向かって引き込む際に破損する、即ち人
工的に強度を低下させた部位として機能する複数のブリ
ッジにより、プランジャーとスリーブを互いに結合させ
ることができる。この態様では、プランジャーとスリー
ブを、要すればチューブを伴った一体射出成形品として
形成することができる。その代りに、プランジャーをホ
ルダーの底部に向かって引き込む際に破損するように設
計した、例えば射出成形工程中に小さなドロップ−イン
突起またはフックなどを形成したドロップ−インまたは
スナップ−イン接続によって、プランジャーとスリーブ
を互いに結合させることができる。これらの接続も、リ
フィルの過程でネジ山付スピンドルを挿入した後に、ス
リーブから分離させることができる。
各態様に関して上述した利点は、それらが本発明の1つ
の主題に関してのみ記載されている場合であっても、製
造方法、システムまたはリフィル・カートリッジのいず
れに適用することもできる。
に説明するが、図面中、図1は、リフィル・カートリッ
ジの側面図、図2は、リフィル・カートリッジの別の態
様例の平面図、図3は、金型の一部を伴う成形品、図4
は、リフィル・カートリッジの別の態様例、図5および
6は、それぞれ別の態様例におけるリフィル・カートリ
ッジで包囲した接着剤スティックの部分破断および部分
断面側面図、図7は、リフィル・カートリッジの別の態
様例の側面図/側断面図である。
クに関する。従って、スティックを接着剤スティックと
いい、製品塊を接着剤塊という。
合には消臭剤スティック塊といい、リップスティックの
場合にはリップスティック塊といい、剥離剤スティック
の場合には剥離剤スティック塊といい、ひげ剃り用石鹸
スティックの場合にはひげ剃り用石鹸スティック塊とい
い、着色スティックの場合には着色スティック塊とい
い、即ち、一般に各製品塊は、延展性であることが好ま
しく、可塑性を有する。
・カートリッジは、可塑性で延展性である接着剤塊23
の筒状成形品2からなる。3次元的形態において成形品
2は、ホルダーの(接着剤塊に適合するように設計され
ている)内部容積および内部形状に適合しているので、
該成形品2を接着剤スティックのホルダー内に矢印3の
方向に導入して、ホルダー内に完全に引き込むことがで
きる。図5および6を参考にして、このようなスティッ
クの一例を以下に記載する。最も簡単な形状において、
リフィル・カートリッジ1は滑らかな表面の円筒状成形
品2である。
溝またはノッチ4が設けられているリフィル・カートリ
ッジ1aの平面図である。成形品2をホルダー内に装入
する際、空気を、接着剤スティックホルダー内部からこ
の溝4に沿って外部に逃がすことができる。
延展性の接着剤塊23の成形品2を示す。図3は、接着
剤塊23の注入直後、まだ(部分的に示す)金型6内に
ある成形品2を示すが、接着剤塊は製造工程中および硬
化中、液状のままである。プランジャー5は中央に円筒
状突起7を有しており、全体的にカップ形状である。プ
ランジャー5の内側および円筒状突起7の外側には、環
状に突出するカラー8および9が設けられている。これ
らのカラーは、接着剤塊23をカップ形状のプランジャ
ー内にしっかりと確実にアンカー止めを行って、成形品
を接着剤スティックのホルダーに装入する際に、接着剤
塊23が裂けたり、剪断されたりすることを防止する。
が、プランジャー11を全長にわたって貫通するネジ穴
10を中央に設けたプランジャー11を一端に有してな
る、リフィル・カートリッジ1cの別の態様例を示す。
図3のプランジャーと同様に、プランジャー11もカッ
プ形状をしており、内側に環状に突出するカラー12を
備えている。成形品2には、長軸方向に同心のめくら穴
13が示されている。
1、1aおよび1cは、以下でリフィル・カートリッジ
1dおよび1eの態様例を参考にして記載するように、
(図示していない)チューブにより長さ方向に包囲する
ことができる。
は、原理的に、従来技術から既知である。これは、ステ
ィックを、(図示していない)スナップ−イン・ジョイ
ント手段によって、長軸まわりに回転できるように取り
付けてある閉じた底部16を有するホルダー15からな
る。スティックは、ホルダーの長軸全体にわたって延び
ており、スナップ−イン・ジョイントの一方の側にネジ
山付スピンドル17が設けられており、スナップ−イン
・ジョイントのもう一方の側にホルダー15の外側にあ
って手で操作する刻み付きナット18が設けられてい
る。プランジャー19は、ネジ山付スピンドル17手段
によって、ホルダー15の長さ方向に配して装着されて
いる。図5および6において、取り付けたリフィル・カ
ートリッジを示しているので、通常、ホルダーの上縁部
に押し嵌めるよう設計される封鎖キャップは図示してい
ない。これは、ドロップ−イン・コネクション(接続)
20またはネジ山またはスナップ−イン・ジョイント
(接合)手段によって、ホルダーの外側に着脱自在に装
着できる。
ジ山付スピンドル17が係合するように設計されている
ネジ穴21が設けられている。プランジャー19はリフ
ィル・カートリッジ1dの底部を形成しているが、そう
でない場合には、リフィル・カートリッジは、下側リム
がプランジャーの上縁部を閉塞および/または包囲する
チューブ22からなる。チューブの上端22aは、延展
性の接着剤塊23が乾燥してしまうことを防ぐために閉
鎖することができる。更に、装入するリフィル・カート
リッジ1dのプランジャー底部が、ネジ穴21を封鎖す
る破断性膜24を有していてよい。プランジャー底部の
内側に設けられたコーン(円錐)25は、挿入エイドと
してはたらく。更に、プランジャー19の外側表面に
は、長軸方向に沿って、プランジャーの下方に向かって
三角形状に拡開する溝状の凹部26が設けられ、これは
ホルダーの内側表面のリブ32と協同して、刻み付ナッ
ト18を回す際にプランジャー19の回転を防止する。
が、上述したリフィル・カートリッジ1、1a、1c、
1dと異なる主な点は、スリーブ27に改良を加えて使
用する点にある。スリーブ27は、チューブ22と同様
に、円筒形状であって、例えば環状スナップ−イン・ジ
ョイント28によってチューブ22に接続されている。
スリーブ27は、ホルダー15の外側に押し嵌めできる
ような内径29を有する(図5および6参照)。ホルダ
ー15を、スリーブ27とプランジャー19の間の環状
空隙30にスライドさせながら挿入すると、リフィル・
カートリッジ1eを確実に取り付けて、接着剤スティッ
ク14と合体させることになる。
め面27aとホルダー15の表面15aが互いに接当す
るまで、ホルダー15に押し込む(図5参照)。
部品に形成することができるが、その場合、チューブ2
2とスリーブ27の接続部の近傍で、停止面27aに類
似する環状面を形成しながら、内側の半径方向の断面の
厚みを増大させる。
ッジ31によりスリーブ27に接続されているが、リフ
ィル装着の際、即ちプランジャー19がホルダーの底部
16に向かって動く際にそのブリッジは壊れるので、プ
ランジャーをスリーブ27から分離することができる。
特に、チューブ22とスリーブ27とを一体部品として
形成する態様において、プランジャー19を、脱離自在
なドロップ−インまたはスナップ−イン接続によって、
上述したような一体成形部品22、27に接続すること
ができる。全ての部品を射出成形することができるし、
全ての部品が一体部品であるかまたは互いに接続可能で
ある場合、一工程で製造することさえも可能である。
1d、1eの断面形状は、当然接着剤スティック14の
ホルダー15の断面形状に適合しなければならず、例え
ば接着剤スティックを円筒状とするよりも多角形状とす
ることさえも可能である。
入する際に、ネジ山付スピンドル17が接着剤塊23に
わずかに食い込むような直径であって、そうすると接着
剤塊23をホルダー15に装入する際、成形品2の半径
方向への膨張や接着剤塊23が排除されることは、あっ
たとしても、ほとんど生じない。
形品2を製造するために、製造過程中、液体のままであ
る接着剤塊を、ホルダー15の(接着剤塊に適合するよ
うに設計されている)内部容積および内部形状に適合さ
せた形状を有する金型6内に注入する。金型は、金属、
プラスチックまたはシリコーンゴムであってよい。金型
を冷却ベルトに一体化することが好ましい。金型は、接
着剤塊23が固化して成形品2を形成するまで冷却ゾー
ン内を通過する。リフィル・カートリッジ1を製造する
ためには、使用される成形品は中実の底を有する中空筒
形状である。リフィル・カートリッジ1aを製造するた
めには、対応する金型に更に、長さ方向にわたって延び
ており、金型内に突出するリブまたはブリッジが設けて
あり、ノッチ4を形成する。リフィル・カートリッジ1
cを製造するためには、まずプランジャー11を金型内
に装入し、続いてまだ液体である接着剤塊23をプラン
ジャー11および金型6内に注入する。金型の長さ方向
に少なくとも部分的に延びるピンを、長軸と同心となる
ように前もって金型の底部に設けており、プランジャー
11のネジ穴10を受けてめくら穴13を形成する。ピ
ンは、めくら穴13の全長にわたって成形品2の領域に
突出するが、このめくら穴13の長さは、その後、接着
剤スティック14のネジ山付スピンドル17が成形品2
内に貫入する際の長さに相当する。この場合にも、プラ
ンジャー11を金型内に装入し、ネジ穴10を中央ピン
上に位置させた後、液体の接着剤塊23を金型内に注入
する。固化させた後、リフィル・カートリッジ1cを金
型から取り出す。
品2をチューブ22で包囲する場合には、まずチューブ
22を金型内に装入し、要すれば、接着剤塊23をチュ
ーブ22内に注入する前に、プランジャー11または1
9をチューブ22内に押し込む。
リフィル・カートリッジの製造は、その長さの一部にわ
たって、チューブ22を明らかに取り付けることができ
る拡がりを有する金型を使用して行う。この金型の底部
は、開口する部分の下縁よりもわずかに低くなっている
ので、装入するプランジャーまたは流入する接着剤塊の
いずれかが金型内に更に深く入り込み、最終的なリフィ
ル・カートリッジにおいて、接着剤またはプランジャー
のいずれかがチューブを越えて突出しており、リフィル
・カートリッジのこの領域をまず、接着剤をリフィルす
べき接着剤スティックのホルダー内に装入することがで
きる。
金型の場合、金型の底部に、プランジャー11もしくは
19を正確に装着できる凹部または拡がり部を設けるこ
とができるので、プランジャーの外径と延展性接着剤塊
の各成形品の外径との間のプランジャーの端部に突出部
を形成することができる。これにより、プランジャー1
9を、リフィル・カートリッジを接着剤スティックホル
ダー内に手で挿入するための挿入エイドとして使用する
場合、接着剤塊に接触する危険を減少させる。
フィル・カートリッジは、フィルム、紙またはフィルム
/紙複合物により通常の方法で包装することができる。
例えば、リムを封止したバッグ、加温成形した部品、粉
砕パルプまたはデンプン誘導体なども可能である。数個
のリフィル・カートリッジは、例えば引き裂いたり破っ
たりして、個々に取り出せる個別の包装体とすることも
できる。
ムを備えた金型6を、接着剤塊23を充填する前に裏打
ちすることもできる。この場合、包装材料は、金型6か
ら固化した製品塊を容易に排出する分離エイド(補助)
として使用することができる。このようにして、すぐに
使えるリフィル・カートリッジも得ることができる。そ
のために、接着剤塊23を金型6内に注入する前、なら
びにプランジャー11、19および/またはチューブ2
2の所望による装入の前、包装材料を、要すればスリー
ブ27と共に金型の内表面に密接するような方法で装入
することが好ましい。
は、まず個々のリフィル・カートリッジを包囲する包装
材料を完全にまたは部分的に取り除く。次いで、成形品
2またはプランジャーのいずれかの部品である、リフィ
ル・カートリッジの包装していない端部を、接着剤ステ
ィックホルダー15端の開口部に搭載または挿入し、続
いてリフィル・カートリッジをホルダー15内に引き込
む。接着剤スティック14がネジ山付スピンドル17を
有しており、ネジ山付スピンドル17のネジがプランジ
ャーのネジ穴および/またはめくら穴13に係合する場
合は常に、リフィル・カートリッジを引き込む。図5お
よび6に示す接着剤スティック14のリフィルの仕方
を、以下の例に記載する。まず、リフィル・カートリッ
ジ1dのプランジャー19を、ネジ山付スピンドルの先
端部17aが膜24に接触するようになるまで、ホルダ
ー15内に静かに押し込む。軽く動かして、要すれば刻
み付きナット18を回転させて、膜24に穴を開け、ネ
ジ山付スピンドル17がネジ穴21に係合するまでプラ
ンジャー19を押し下げる。刻み付きナット18を引続
き回転させて、リム側の前面22bがホルダー15の対
向前面15aに接触するようになるまで、ピストン19
を更に引き下げる。刻み付きナット18を回転させてネ
ジ山付スピンドル17を更に回転させると、プランジャ
ー19を引続き下方に引き下げることになり、同時にネ
ジ山付スピンドル17は接着剤塊23のめくら穴13に
ネジを切りながら進入し、成形品2を一様に下方に引き
込む。ホルダー15に対するチューブ22の位置は変わ
らないので、最終的に、接着剤23の円柱はチューブ2
2から完全に外れる。チューブの長さはホルダー内側の
高さに合致させてあるので、接着剤塊の自由端面をホル
ダー15の上縁に揃えることができ、それでチューブ2
2を完全に空にすることができる。接着剤スティック1
4はリフィルしてしまい、再び使用することができる。
いて各リフィル・カートリッジを接着剤スティック内で
ホルダー前縁に揃えるようにして、各接着剤スティック
ホルダー内に引き込むことができる。
図である。
る。
ている。
ジで包囲した接着剤スティックの部分破断および部分断
面側面図である。
リッジで包囲した接着剤スティックの部分破断および部
分断面側面図である。
図/側断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 消臭剤スティック、接着剤スティック、
リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸
スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布
することにより製品を放出し、 −中実の底部(16)を有し、および一端に開口部を有
するホルダー(15)であって、底部(16)の一方の
側にネジ山付スピンドル(17)を有し、およびホルダ
ー(15)の外側において底部(16)のもう一方の側
に手で操作する刻み付きナット(18)を有するように
構成されることによって、ホルダーの長軸全体にわたっ
て延びているスティックが、ホルダーの長軸回りに回転
できるように開口部に取り付けられているホルダー、お
よび −消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティ
ック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックま
たは着色剤スティック塊などのホルダー(15)内に収
容され、好ましくは延展性である製品塊(23)を塗布
するプランジャー(19)であって、プランジャーを貫
通するネジ穴(10、21)に係合するネジ山付スピン
ドル手段(17)によって、ホルダーの長さ方向につい
て可動なように構成され、ホルダー(15)内において
回転しないように取り付けられるプランジャーおよび、
要すれば −ホルダーの上縁部に押し嵌めされるように構成される
封鎖キャップを有してなるスティック(14)、ならび
にホルダー(15)の(各製品塊を収容するように設計
されている)内部容積および内部形状に適合させてあ
り、長軸と同心状にネジ山付きスピンドル(17)を受
ける穴、好ましくはめくら穴(13)を有し、好ましく
は延展性である製品塊(23)の成形品(2)を含んで
なる、前記スティックのためのリフィル・カートリッジ
(1、1a、1c、1d、1e)を有してなるシステム
であって、 ホルダー(15)の中に、リフィル・カートリッジ
(1、1a、1c、1d、1e)を入れる場合に、ネジ
山付きスピンドル(17)が穴もしくはめくら穴(1
3)に進入しながら製品塊(23)にわずかに切り込む
ように、穴もしくはめくら穴(13)の直径の寸法を設
定していることを特徴とするシステム。 - 【請求項2】 プランジャーがカップ形状のプランジャ
ー(11、19)であって、成形品(2)が、中央を貫
通するネジ穴(10、21)を設けてあるプランジャー
(5、11、19)を端部に含んでなることを特徴とす
る請求項1記載のシステム。
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