JP3641262B2 - スティックのリフィル・カートリッジを有してなるシステム - Google Patents

スティックのリフィル・カートリッジを有してなるシステム Download PDF

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    • A45D40/16Refill sticks; Moulding devices for producing sticks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野および従来の技術】
本発明は、
消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布することにより製品を放出し、
−中実の底部を有し、および一端に開口部を有するホルダーであって、底部の一方の側にネジ山付スピンドルを有し、およびホルダーの外側において底部のもう一方の側に手で操作する刻み付きナットを有するように構成されることによって、ホルダーの長軸全体にわたって延びているスティックが、ホルダーの長軸回りに回転できるように開口部に取り付けられているホルダー、および
−消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティック塊などのホルダー内に収容され、好ましくは延展性である製品塊を塗布するプランジャーであって、プランジャーを貫通するネジ穴に係合するネジ山付スピンドル手段によって、ホルダーの長さ方向について可動なように構成され、ホルダー内において回転しないように取り付けられるプランジャーおよび、要すれば
−ホルダーの上縁部に押し嵌めされるように構成される封鎖キャップ
からなるスティックをリフィル(補充)する方法であって、
ネジ山付きスピンドルを受け入れる、長軸と同心状の穴、好ましくはめくら穴が設けられており、ホルダーの(製品塊を収容するように設計されている)内部容積および内部形状に適合し、好ましくは延展性である製品塊の成形品を、ホルダーの開口端からホルダー内に挿入する方法に関する。
【0002】
また、本発明は、要すればキャップにより封鎖される構造となっており、少なくとも一端に開口部を有するホルダーを含み、消臭剤、接着剤、リップスティック、剥離剤、ひげ剃り用石鹸または着色剤スティック塊などのホルダー内に収容され、好ましくは延展性である製品塊を塗布するためのホルダーの全長にわたって軸方向可動に設計されているプランジャーを含んでなる、消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布することにより製品を放出するスティック用のリフィル・カートリッジの製造方法であって、該プランジャーを要すれば金型の底に配し、続いて製品塊をホルダーの(各製品塊が適合するように設計されている)内部容積および内部形状に適合させてある金型ならびに要すればプランジャーに注入し、固化させた後、リフィル・カートリッジの主部分を形成し、好ましくは延展性である製品塊の成形品として、金型から取り出す製造方法に関する。
【0003】
更に、本発明は、スティックおよびリフィル・カートリッジからなるシステムであって、
スティックは、消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布することにより製品を放出し、
−中実の底部を有し、および一端に開口部を有するホルダーであって、底部の一方の側にネジ山付スピンドルを有し、およびホルダーの外側において底部のもう一方の側に手で操作する刻み付きナットを有するように構成されることによって、ホルダーの長軸全体にわたって延びているスティックが、ホルダーの長軸回りに回転できるように開口部に取り付けられているホルダー、および
−消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティック塊などのホルダー内に収容され、好ましくは延展性である製品塊を塗布するプランジャーであって、プランジャーを貫通するネジ穴に係合するネジ山付スピンドル手段によって、ホルダーの長さ方向について可動なように構成され、ホルダー内において回転しないように取り付けられるプランジャーおよび、要すれば
−ホルダーの上縁部に押し嵌めされるように構成される封鎖キャップ
からなり、
リフィル・カートリッジは、ネジ山付きスピンドルを受け入れる、長軸と同心状の穴、好ましくはめくら穴が設けられており、ホルダーの(製品塊を収容するように設計されている)内部容積および内部形状に適合し、好ましくは延展性である製品塊の成形品を含んでなる
システムに関する。
【0004】
例えば消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布することにより製品を放出するスティックであって、要すればキャップにより封鎖する設計になっており、一端に開口部を有するホルダーを含み、ホルダーの全長にわたって軸方向可動に設計されているプランジャーを含んでなり、ホルダー内に適合し(収容され)、好ましくは延展性である製品塊を塗布するスティックは、すでに多くのものが知られている。これら既知のスティックは、一般にリフィルすることができないという欠点を有する。
【0005】
例えば、従来技術から既知である接着剤スティックは、最初の接着剤充填物を使い切った後、一般に接着剤スティックが機構的にまだ充分に機能するにもかかわらず、接着剤を使い切った後または接着剤が乾燥してしまった後、廃棄しなければならない。従って、既知のスティックおよび接着剤スティックは、プラスチック廃棄物として重大な環境汚染源となる。更に、新しいスティックを製造する際には常に、新しい材料(プラスチック)を使用しなければならず、製造コストを別にしても、生産価格の増大という悪影響がある。そして、消費者も、毎回全く新しいスティックを買わされることになる。
【0006】
表面に塗布することによって製品を放出するスティックをリフィルする冒頭部に記載した種類の方法およびそのようなリフィル・カートリッジは、GB−A−246,657から知られている。この文献は、スピンドルにて動かすディスクによりひげそり用石鹸を出し、めくら穴を有するひげそり用石鹸スティックによってリフィルする設計のひげそり用石鹸ディスペンサーを開示している。ディスペンサーをリフィルするためには、めくら穴を有するひげそり石鹸用のスティックを、ディスペンサーのハウジングの中にスピンドルにより押し込む。このリフィル方法は、接着剤スティックのような、軟質で延展性の製品のスティック用に適していない。その理由は、製品の押し込みを手で行う場合に、変形したりまたは壊れたりするおそれさえあり、従って、スティックホルダーの中にもはや清潔かつ正確に差し込むことができなくなるからである。
【0007】
表面に塗布することにより製品を放出するスティック用のリフィル・カートリッジを製造する冒頭部に記載した種類の方法は、米国特許(US−A)2,753,991号から知られている。この文献は、金型の中にリップスティク配合物を注入し、ボール形状のプランジャーをその中に配し、配合物を固化させた後、一端にプランジャーを有するリップスティック成形品をリップスティックホルダーの中に装入してリフィルする、リップスティック・リフィルの製造方法を開示している。リップスティック成形品を保護するために、成形品がリップスティック・ホルダーに引き込まれる際に取り除かれるチューブにより包囲している。この種類のリップスティック・リフィル・カートリッジは、DE−B−1003411およびFR−A−1205370からも知られている。これらの既知のリフィル・カートリッジは、ネジ山付きスピンドルを有するスティックをリフィルするのにあまり適してはいない。その理由は、これらの文献は、一方では、ネジ山付きスピンドルを挿入することができない連続する底部を有するカップ形状のプランジャーを開示しており、他方では、スティック配合物をチューブ状のスティックホルダー内に引き込むリフィル方法の過程において、ネジ山付きスピンドルがリフィル配合物の中に進入する際に、リフィルが壊れたり、割れたりもしくは膨張したりすることを防止する手段を全く開示していないからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、ネジ山付きスピンドルを含んでなるスティックに製品塊をリフィルするための可能性に改善をもたらすことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
冒頭部に記載したような種類のリフィル方法において、課題を解決するための本発明の手段は、ネジ山付きスピンドルを受け入れるように位置合わせされた穴もしくはめくら穴を有する成形品をホルダーの中に差し込むこと、刻み付きナットを動かすことによって成形品をホルダーの底部まで引き込むこと、ならびに穴もしくはめくら穴の直径は、ネジ山付きスピンドルが穴もしくはめくら穴に進入する際に、製品塊をわずかに切り込むように設けられていることを特徴とする。
【0010】
リフィルする場合には、穴またはめくら穴を有して形成されている成形品をホルダーの中に装入するので、成形品を導入する間に、ネジ山付きスピンドルによって置換される製品塊は、多少あるとしても、ほとんどなく、従って、製品塊が漏出(または流出)し得る空間を、スティックまたはホルダーの内部に設ける必要はない。更に、製品塊の余剰な堆積がスティックから流出することがないので、スティックは汚れない。穴もしくはめくら穴の直径は、ネジ山付きスピンドルが穴もしくはめくら穴に進入する際に製品塊にわずかに切り込むように、寸法が設定されるので、ホルダーの中に装入する際に、接着剤が流出すること、および成形品が半径方向に膨張することをほとんど防止することができる。
【0011】
しかし、他方において、ネジ山付きスピンドルが製品塊にわずかに切り込むということは、ネジ山の側面から製品塊に機械的な力が伝達され、刻み付きナットを動かす際に、製品塊が自動的にスティックホルダーに引き込まれるということを意味する。それゆえ、ネジ山付きスピンドルを有するスティックの場合であっても、手でホルダーの中に製品塊を差し込む必要はもはやなく、従って、製品塊が変形したりもしくは折れたりするおそれはもはやない。
【0012】
以下に記載する一端にプランジャーを有する成形品の本発明の態様において、ネジ山付きスピンドルが製品塊にわずかに切り込むことは、ホルダー中に成形品が引き込まれる際に、製品塊がプランジャーによって駆動される前進を支持し、プランジャーから製品塊が分離することを防止する。
【0013】
本発明更なる利点は、成形品はチューブによって囲まれており、チューブからホルダー内に引き込まれるという以下に記載する態様にある。
【0014】
従って、本発明は、ホルダーの(各製品塊を収容するように設計されている)内部容積および内部形状に適合する、好ましくは延展性である各製品塊の成形品を備えており、成形品を端部の開口部からホルダー内に引き込むことが可能な、上述した種類のスティックをユーザーに提供するという基本概念から出発している。元の充填されている成形品を使いきった後、消費者はスティックをリフィルすることができる。消費者は、もはや全く新しいスティックを購入する必要がない。スティックの、重要な使い捨てしない部品を再使用するため、廃棄物、典型的にはプラスチック廃棄物の量が(スティックは通常プラスチックでできているので)減少する。生産者は、もはや完全なスティック機構を含むスティックを充填した各商品を流通させる必要がないので、プラスチックの消費量を削減することもできる。
【0015】
本発明の一つの態様においては、チューブに適合する成形品を収容するチューブをホルダーに装着すること、続いて成形品をホルダーに引き込むこと、チューブを成形品から完全に引き出すこと、ならびに最後に取り除くことによって、スティックをリフィルすることが容易となる。このことにより、リフィルの際、軟質で可塑性の製品塊が、特に接着剤スティックである場合、スティックホルダーの前縁部分で部分的に剥がれることを防止するので、スティックは汚れない。
【0016】
本発明の別の態様では、成形品がプランジャーを備えている場合、成形品をスティック内に装入する際に、軟質で可塑性の塊を剥き出しにすることのない便利なリフィルを得ることもできる。このため、本発明の別の態様は、プランジャーがカップ形状のプランジャーであって、リフィルするためには、最初に、製品を保持していないホルダーからスティックのプランジャーを取り外し、ネジ穴を有するプランジャーを一端に有する成形品を、ネジ穴をネジ山付きスピンドル上に位置させて取り付け、刻み付きナットを動かすことにより、製品塊と共にプランジャーをホルダーの底部まで引き込むことを特徴とする。
【0017】
好ましくは延展性である各製品塊の成形品をチューブで包囲して、一端にプランジャーを設ける場合、特に便利にスティックのリフィルを行うことができる。そのための本発明の別の態様は、上縁をチューブで包囲したホルダー内にプランジャーを装入することを特徴とする。基本的には、好ましくは延展性である各製品塊を、プランジャーの外表面の上端がホルダーによって包囲されるようにして、底部がプランジャーで形成してある筒状ホルダー内に充填する。例えば、プランジャーのネジ穴をネジ山付スピンドルにねじ込む場合および、刻み付きナットを回転させて、プランジャーを製品塊と共にホルダーの底部まで引き込む場合、続いてチューブは成形品から引き出され、それで同時におよび最終的にチューブを取り外すことができる。チューブの寸法は、プランジャーをねじ込む際に、チューブの前端がホルダー壁の対向端に接当し、それによりチューブが成形品を押し出すような程度に設定しなければならない。
【0018】
最初に述べた型のリフィル・カートリッジの製法において、前述した課題を解決するための本発明の手段は、金型の少なくとも一部に沿って延びるスティックを、金型の底部に長軸と同心に配して、製品塊に穴またはめくら穴を設け、リフィル・カートリッジを、ネジ山付きスピンドルを有するスティックのホルダーの中に差し込むときに、ネジ山付きスピンドルが穴もしくはめくら穴に進入しながら製品塊にわずかに切り込むように、穴もしくはめくら穴の直径の寸法を設定することを特徴とする。従って、非常に簡単な方法により、本発明は、空のスティックに装着でき、そのため該スティックを同様に簡単な手順でリフィルすることができるリフィル・カートリッジを提供する。
【0019】
特にプランジャーを金型底部に配置し、要すれば製造過程中に、成形品に穴またはめくら穴を設けるために、本方法の別の態様は、金型の少なくとも一部を覆って延びるスティックを、金型の底部に長軸と同心に配して、プランジャーのネジ付穴を受けさせ、および/または製品塊に穴またはめくら穴を設ける。
【0020】
本発明の製造方法の別の態様においては、中央に貫通するネジ穴が設けられ、ネジ穴にてスティックを受けるプランジャーを金型の底部に装入することを特徴とする。このようにして、プランジャーおよび、好ましくは延展性である製品塊の成形品が、スティックのホルダー内への引き込みを有利に行うことができる単一のユニットを形成する。これにより、特に、成形品の装入の際に、プランジャーが製品塊から分離する危険性を減少できる。
【0021】
本発明の特に有利な態様において、好ましくは延展性である製品塊の成形品をチューブで包囲したリフィル・カートリッジを製造するために、金型をチューブに適合するように拡開させ、製品塊を注入する前に、チューブの外表面を金型の内表面に隣接させてチューブを金型内に装入することを特徴とする。
【0022】
本発明の製造方法の特に有利な別の態様においては、スティックが接着剤スティックであり、成形品が軟質で展延性の有る接着剤配合物からなる。
【0023】
最初に述べた型のスティックとリフィル・カートリッジからなるシステムにおいて、上記の課題を解決するための本発明の手段は、リフィル・カートリッジをホルダーの中に装入する場合、ネジ山付きスピンドルが穴もしくはめくら穴に進入しながら製品塊にわずかに切り込むように、該穴もしくはめくら穴の直径の寸法を合わせることを特徴とする。好ましくは延展性である製品塊の成形品は、スティックに、ホルダー端の開口部から嵌め込み、引き込むことができる。スティックはこのようにしてリフィルすることができる。最初に充填してあった製品を使い切った後で、スティックを廃棄する必要がない。
【0024】
スティック・ホルダーを全く汚す危険を伴うことなく、ネジ付山スピンドルを有するスティックの中に、リフィル・カートリッジを装入することを可能とするために、成形品に長軸と同心の穴またはめくら穴を設ける。
【0025】
スティック・ホルダーへのリフィル・カートリッジの挿入を容易にするために、本発明の別の態様は、プランジャーがカップ形状のプランジャーであって、中央にネジ穴を有して形成されたプランジャーを成形品が端部に有することを特徴とする。
【0026】
リフィル・カートリッジをホルダー内に装入する際、スティックホルダー内への空気の取り込みを防止するために、本発明のリフィル・カートリッジの更に別の態様は、成形品の外周に長軸方向の溝またはノッチを設けることを特徴とする。
【0027】
製造方法およびスティックをリフィルする方法に関連して既に述べたように、本発明の別の態様によれば、成形品をチューブ内に配する場合にも、スティックのリフィルを容易に行うことができる。
【0028】
本発明の別の態様は、スティックの自由内部ホルダー高さに適合する長さ、ホルダーの内径に適合する内径およびスティックのプランジャーとしてはたらく底部を有するチューブによって特徴付けられるシステムであり、プランジャーの上縁部はチューブによって包囲されている。
【0029】
上述のように、このリフィル・カートリッジは、好ましくは延展性である製品塊を包囲し、長さが、実質的にスティックチューブの自由内部高さに相当するが、スティックホルダーの内部高さの一部に過ぎないこともあるチューブを含んでなる。チューブは、スティックホルダーの内径に適合する内径を有するので、チューブの除去と同時に、成形品をホルダー内部に引き込むことができる。リフィル・カートリッジを使用するには、プランジャーのチューブで包囲していない部分を、刻み付きナットを回転してネジ山付スピンドルがプランジャーのネジ穴に係合する程度までホルダーに挿入する。更に刻み付きナットを回転すると、プランジャーはホルダーの底部に向かって徐々に引かれ、成形品のネジ穴に挿通した後では、ネジ山付スピンドルのチップがネジ切りを同時に行いながら、製品塊を筒内に等しい長さで引き込む。刻み付きナットの回転は、プランジャーがホルダーの底部に達するまで続ける。この位置に達すると、成形品はチューブから充分に引き出されているので、チューブを取り除くことができる。すると、リフィルしたスティックのホルダー開口端を、従来技術から公知のようにキャップで封鎖することができる。刻み付きナットを回転して各製品の塗布またはホルダーのリフィルのいずれを行う場合でも、プラスチック部品は著しい摩滅を受けることがないので、リフィルの工程を無限に繰り返すことができる。
【0030】
製品塊がプランジャーに面する側から乾燥するのを防止するために、ネジ山付スピンドルで破るように設計されている(薄い)膜によってネジ穴を封鎖することができる。プランジャーのネジ穴は、一重または多重のネジ山を有することが好ましい。
【0031】
全ての他の部品と同様に、スティックのネジ山付スピンドルは、所望により特定の可撓性を有するようにして安価なプラスチックで形成することができる。リフィル・カートリッジのプランジャーに設けてあるネジ穴へのスピンドル端の挿入を容易にするためには、プランジャーの底部の内側に挿入エイド(補助)となるコーンを設ける。
【0032】
チューブのプランジャーと反対側の端部も、製品塊の乾燥を防止するために封鎖することができる。この態様では例えば、前もってチューブをカップ形状に成形しておき、カップの開口部側をプランジャーで封鎖する前に、予備成形したカップに製品塊を充填することができる。
【0033】
チューブの寸法に関する限り、唯一の困難な要素は、内径をホルダーに適合させることである。対照的に、チューブの肉厚(チューブ壁の厚さ)は、基本的には必要によって選択することができるが、材料を節約するためには、厚くてもホルダーの肉厚に等しくすべきである。
【0034】
同様に、チューブは、基本的に、好ましくは延展性である製品塊の成形品を引き込む際に剛性を保持するものであれば、任意の材料で形成することができる。チューブは、プラスチックまたは塗工した板紙で形成することができる。対照的に、プランジャーはプラスチック製であることが好ましい。
【0035】
成形品をホルダー内に容易に挿入するためには、ネジ山付スピンドル用の中央めくら穴を、成形品の軸に沿わせて形成することができる。この態様によって、ホルダーとチューブの内径が等しくなるようにすることができる。
めくら穴の代りに、成形品を長軸全体にわたって貫通する穴を設けることも、当然、可能である。
成形品の引き込みを容易にするためには、チューブ或いはむしろチューブ内面を、わずかに円錐形状に形成することが好ましく、この円錐形状は、プランジャーの反対側の端部に向かって最大で3゜の円錐角をなす。
【0036】
本発明の別の態様では、チューブは一端に、プランジャーを一定の距離をおいて取り囲むスリーブを有しており、スリーブの内径は、ホルダーの外表面の上側部分にスリーブを押し嵌めできるような大きさとなっている。更に、スリーブの内側には、ホルダーの前端に対する環状の当たり止め面が設けてある。これによって、リフィル・カートリッジのスティックホルダーへの装着を安全に行えるだけでなく、特に、リフィル・カートリッジのチューブとホルダーの中心合わせが保証される。従って、もはやホルダーおよびチューブの肉厚を互いに正確に合致させる必要がなくなる。
【0037】
スリーブの寸法は、スリーブの自由端が、プランジャーの底部と同じ高さになるか、または僅かに突出することが好ましい。このようにして、軸方向に見て、スリーブの内面とプランジャーの外面との間に、充分な深さを有する環状の空間を形成する。
【0038】
第1の態様において、スリーブとチューブは、特に射出成形により一体部品に形成されており、横断面はスリーブとチューブの接続部において半径方向に厚くなり、筒の前端に対する環状の当たり止め面を形成している。
これに代えて、チューブとスリーブを、好ましくは環状のスナップ−イン・ジョイントにより結合する二つの部品として形成することもできる。
【0039】
本発明の別の態様では、プランジャーをホルダーの底部に向かって引き込む際に破損する、即ち人工的に強度を低下させた部位として機能する複数のブリッジにより、プランジャーとスリーブを互いに結合させることができる。この態様では、プランジャーとスリーブを、要すればチューブを伴った一体射出成形品として形成することができる。その代りに、プランジャーをホルダーの底部に向かって引き込む際に破損するように設計した、例えば射出成形工程中に小さなドロップ−イン突起またはフックなどを形成したドロップ−インまたはスナップ−イン接続によって、プランジャーとスリーブを互いに結合させることができる。これらの接続も、リフィルの過程でネジ山付スピンドルを挿入した後に、スリーブから分離させることができる。
【0040】
システム、リフィル方法および製造方法の各態様に関して上述した利点は、それらが本発明の1つの主題に関してのみ記載されている場合であっても、製造方法、システムまたはリフィル・カートリッジのいずれに適用することもできる。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明を、添付図面を参照して更に説明するが、図面中、
図1は、リフィル・カートリッジの側面図、
図2は、リフィル・カートリッジの別の態様例の平面図、
図3は、金型の一部を伴う成形品、
図4は、リフィル・カートリッジの別の態様例、
図5および6は、それぞれ別の態様例におけるリフィル・カートリッジで包囲した接着剤スティックの部分破断および部分断面側面図、
図7は、リフィル・カートリッジの別の態様例の側面図/側断面図である。
【0042】
以下に記載する実施例は、接着剤スティックに関する。従って、スティックを接着剤スティックといい、製品塊を接着剤塊という。
【0043】
同様に、製品塊は、消臭剤スティックの場合には消臭剤スティック塊といい、リップスティックの場合にはリップスティック塊といい、剥離剤スティックの場合には剥離剤スティック塊といい、ひげ剃り用石鹸スティックの場合にはひげ剃り用石鹸スティック塊といい、着色スティックの場合には着色スティック塊といい、即ち、一般に各製品塊は、延展性であることが好ましく、可塑性を有する。
【0044】
図1において符号1で全体を示すリフィル・カートリッジは、可塑性で延展性である接着剤塊23の筒状成形品2からなる。3次元的形態において成形品2は、ホルダーの(接着剤塊に適合するように設計されている)内部容積および内部形状に適合しているので、該成形品2を接着剤スティックのホルダー内に矢印3の方向に導入して、ホルダー内に完全に引き込むことができる。図5および6を参考にして、このようなスティックの一例を以下に記載する。最も簡単な形状において、リフィル・カートリッジ1は滑らかな表面の円筒状成形品2である。
【0045】
図2は、円筒状成形品2の外周に縦方向の溝またはノッチ4が設けられているリフィル・カートリッジ1aの平面図である。成形品2をホルダー内に装入する際、空気を、接着剤スティックホルダー内部からこの溝4に沿って外部に逃がすことができる。
【0046】
図3は、一端にプランジャーを備えている延展性の接着剤塊23の成形品2を示す。図3は、接着剤塊23の注入直後、まだ(部分的に示す)金型6内にある成形品2を示すが、接着剤塊は製造工程中および硬化中、液状のままである。プランジャー5は中央に円筒状突起7を有しており、全体的にカップ形状である。プランジャー5の内側および円筒状突起7の外側には、環状に突出するカラー8および9が設けられている。これらのカラーは、接着剤塊23をカップ形状のプランジャー内にしっかりと確実にアンカー止めを行って、成形品を接着剤スティックのホルダーに装入する際に、接着剤塊23が裂けたり、剪断されたりすることを防止する。
【0047】
図4は、延展性の接着剤塊23の成形品2が、プランジャー11を全長にわたって貫通するネジ穴10を中央に設けたプランジャー11を一端に有してなる、リフィル・カートリッジ1cの別の態様例を示す。図3のプランジャーと同様に、プランジャー11もカップ形状をしており、内側に環状に突出するカラー12を備えている。成形品2には、長軸方向に同心のめくら穴13が示されている。
【0048】
図1〜4に示すリフィル・カートリッジ1、1aおよび1cは、以下でリフィル・カートリッジ1dおよび1eの態様例を参考にして記載するように、(図示していない)チューブにより長さ方向に包囲することができる。
【0049】
図5および6に示す接着剤スティック14は、原理的に、従来技術から既知である。これは、スティックを、(図示していない)スナップ−イン・ジョイント手段によって、長軸まわりに回転できるように取り付けてある閉じた底部16を有するホルダー15からなる。スティックは、ホルダーの長軸全体にわたって延びており、スナップ−イン・ジョイントの一方の側にネジ山付スピンドル17が設けられており、スナップ−イン・ジョイントのもう一方の側にホルダー15の外側にあって手で操作する刻み付きナット18が設けられている。プランジャー19は、ネジ山付スピンドル17手段によって、ホルダー15の長さ方向に配して装着されている。図5および6において、取り付けたリフィル・カートリッジを示しているので、通常、ホルダーの上縁部に押し嵌めるよう設計される封鎖キャップは図示していない。これは、ドロップ−イン・コネクション(接続)20またはネジ山またはスナップ−イン・ジョイント(接合)手段によって、ホルダーの外側に着脱自在に装着できる。
【0050】
底部において、プランジャー19には、ネジ山付スピンドル17が係合するように設計されているネジ穴21が設けられている。プランジャー19はリフィル・カートリッジ1dの底部を形成しているが、そうでない場合には、リフィル・カートリッジは、下側リムがプランジャーの上縁部を閉塞および/または包囲するチューブ22からなる。チューブの上端22aは、延展性の接着剤塊23が乾燥してしまうことを防ぐために閉鎖することができる。更に、装入するリフィル・カートリッジ1dのプランジャー底部が、ネジ穴21を封鎖する破断性膜24を有していてよい。プランジャー底部の内側に設けられたコーン(円錐)25は、挿入エイドとしてはたらく。更に、プランジャー19の外側表面には、長軸方向に沿って、プランジャーの下方に向かって三角形状に拡開する溝状の凹部26が設けられ、これはホルダーの内側表面のリブ32と協同して、刻み付ナット18を回す際にプランジャー19の回転を防止する。
【0051】
別の態様例を図7に示しており、この態様が、上述したリフィル・カートリッジ1、1a、1c、1dと異なる主な点は、スリーブ27に改良を加えて使用する点にある。スリーブ27は、チューブ22と同様に、円筒形状であって、例えば環状スナップ−イン・ジョイント28によってチューブ22に接続されている。スリーブ27は、ホルダー15の外側に押し嵌めできるような内径29を有する(図5および6参照)。ホルダー15を、スリーブ27とプランジャー19の間の環状空隙30にスライドさせながら挿入すると、リフィル・カートリッジ1eを確実に取り付けて、接着剤スティック14と合体させることになる。
【0052】
この場合、スリーブ27を、環状当たり止め面27aとホルダー15の表面15aが互いに接当するまで、ホルダー15に押し込む(図5参照)。
【0053】
また、スリーブ27もチューブ22と一体部品に形成することができるが、その場合、チューブ22とスリーブ27の接続部の近傍で、停止面27aに類似する環状面を形成しながら、内側の半径方向の断面の厚みを増大させる。
【0054】
プランジャー19は半径方向に延びるブリッジ31によりスリーブ27に接続されているが、リフィル装着の際、即ちプランジャー19がホルダーの底部16に向かって動く際にそのブリッジは壊れるので、プランジャーをスリーブ27から分離することができる。特に、チューブ22とスリーブ27とを一体部品として形成する態様において、プランジャー19を、脱離自在なドロップ−インまたはスナップ−イン接続によって、上述したような一体成形部品22、27に接続することができる。全ての部品を射出成形することができるし、全ての部品が一体部品であるかまたは互いに接続可能である場合、一工程で製造することさえも可能である。
【0055】
リフィル・カートリッジ1、1a、1c、1d、1eの断面形状は、当然接着剤スティック14のホルダー15の断面形状に適合しなければならず、例えば接着剤スティックを円筒状とするよりも多角形状とすることさえも可能である。
【0056】
めくら穴13の直径は、めくら穴13に進入する際に、ネジ山付スピンドル17が接着剤塊23にわずかに食い込むような直径であって、そうすると接着剤塊23をホルダー15に装入する際、成形品2の半径方向への膨張や接着剤塊23が排除されることは、あったとしても、ほとんど生じない。
【0057】
リフィル・カートリッジ1および1aの成形品2を製造するために、製造過程中、液体のままである接着剤塊を、ホルダー15の(接着剤塊に適合するように設計されている)内部容積および内部形状に適合させた形状を有する金型6内に注入する。金型は、金属、プラスチックまたはシリコーンゴムであってよい。金型を冷却ベルトに一体化することが好ましい。金型は、接着剤塊23が固化して成形品2を形成するまで冷却ゾーン内を通過する。リフィル・カートリッジ1を製造するためには、使用される成形品は中実の底を有する中空筒形状である。リフィル・カートリッジ1aを製造するためには、対応する金型に更に、長さ方向にわたって延びており、金型内に突出するリブまたはブリッジが設けてあり、ノッチ4を形成する。リフィル・カートリッジ1cを製造するためには、まずプランジャー11を金型内に装入し、続いてまだ液体である接着剤塊23をプランジャー11および金型6内に注入する。金型の長さ方向に少なくとも部分的に延びるピンを、長軸と同心となるように前もって金型の底部に設けており、プランジャー11のネジ穴10を受けてめくら穴13を形成する。ピンは、めくら穴13の全長にわたって成形品2の領域に突出するが、このめくら穴13の長さは、その後、接着剤スティック14のネジ山付スピンドル17が成形品2内に貫入する際の長さに相当する。この場合にも、プランジャー11を金型内に装入し、ネジ穴10を中央ピン上に位置させた後、液体の接着剤塊23を金型内に注入する。固化させた後、リフィル・カートリッジ1cを金型から取り出す。
【0058】
リフィル・カートリッジまたは接着剤成形品2をチューブ22で包囲する場合には、まずチューブ22を金型内に装入し、要すれば、接着剤塊23をチューブ22内に注入する前に、プランジャー11または19をチューブ22内に押し込む。
【0059】
成形品2を包囲するチューブ22を備えたリフィル・カートリッジの製造は、その長さの一部にわたって、チューブ22を明らかに取り付けることができる拡がりを有する金型を使用して行う。この金型の底部は、開口する部分の下縁よりもわずかに低くなっているので、装入するプランジャーまたは流入する接着剤塊のいずれかが金型内に更に深く入り込み、最終的なリフィル・カートリッジにおいて、接着剤またはプランジャーのいずれかがチューブを越えて突出しており、リフィル・カートリッジのこの領域をまず、接着剤をリフィルすべき接着剤スティックのホルダー内に装入することができる。
【0060】
接着剤塊の固化の後に分解できる数個割り金型の場合、金型の底部に、プランジャー11もしくは19を正確に装着できる凹部または拡がり部を設けることができるので、プランジャーの外径と延展性接着剤塊の各成形品の外径との間のプランジャーの端部に突出部を形成することができる。これにより、プランジャー19を、リフィル・カートリッジを接着剤スティックホルダー内に手で挿入するための挿入エイドとして使用する場合、接着剤塊に接触する危険を減少させる。
【0061】
成形品を金型から取り出した後、種々のリフィル・カートリッジは、フィルム、紙またはフィルム/紙複合物により通常の方法で包装することができる。例えば、リムを封止したバッグ、加温成形した部品、粉砕パルプまたはデンプン誘導体なども可能である。数個のリフィル・カートリッジは、例えば引き裂いたり破ったりして、個々に取り出せる個別の包装体とすることもできる。
【0062】
包装する材料、例えばプラスチックフィルムを備えた金型6を、接着剤塊23を充填する前に裏打ちすることもできる。この場合、包装材料は、金型6から固化した製品塊を容易に排出する分離エイド(補助)として使用することができる。このようにして、すぐに使えるリフィル・カートリッジも得ることができる。そのために、接着剤塊23を金型6内に注入する前、ならびにプランジャー11、19および/またはチューブ22の所望による装入の前、包装材料を、要すればスリーブ27と共に金型の内表面に密接するような方法で装入することが好ましい。
【0063】
接着剤スティックをリフィルするためには、まず個々のリフィル・カートリッジを包囲する包装材料を完全にまたは部分的に取り除く。
次いで、成形品2またはプランジャーのいずれかの部品である、リフィル・カートリッジの包装していない端部を、接着剤スティックホルダー15端の開口部に搭載または挿入し、続いてリフィル・カートリッジをホルダー15内に引き込む。接着剤スティック14がネジ山付スピンドル17を有しており、ネジ山付スピンドル17のネジがプランジャーのネジ穴および/またはめくら穴13に係合する場合は常に、リフィル・カートリッジを引き込む。図5および6に示す接着剤スティック14のリフィルの仕方を、以下の例に記載する。まず、リフィル・カートリッジ1dのプランジャー19を、ネジ山付スピンドルの先端部17aが膜24に接触するようになるまで、ホルダー15内に静かに押し込む。軽く動かして、要すれば刻み付きナット18を回転させて、膜24に穴を開け、ネジ山付スピンドル17がネジ穴21に係合するまでプランジャー19を押し下げる。刻み付きナット18を引続き回転させて、リム側の前面22bがホルダー15の対向前面15aに接触するようになるまで、ピストン19を更に引き下げる。刻み付きナット18を回転させてネジ山付スピンドル17を更に回転させると、プランジャー19を引続き下方に引き下げることになり、同時にネジ山付スピンドル17は接着剤塊23のめくら穴13にネジを切りながら進入し、成形品2を一様に下方に引き込む。ホルダー15に対するチューブ22の位置は変わらないので、最終的に、接着剤23の円柱はチューブ22から完全に外れる。チューブの長さはホルダー内側の高さに合致させてあるので、接着剤塊の自由端面をホルダー15の上縁に揃えることができ、それでチューブ22を完全に空にすることができる。接着剤スティック14はリフィルしてしまい、再び使用することができる。
【0064】
他のリフィル・カートリッジも同様に、続いて各リフィル・カートリッジを接着剤スティック内でホルダー前縁に揃えるようにして、各接着剤スティックホルダー内に引き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リフィル・カートリッジの側面図である。
【図2】 リフィル・カートリッジの別の態様例の平面図である。
【図3】 金型の一部を伴う成形品の態様を示している。
【図4】 リフィル・カートリッジの別の態様例を示している。
【図5】 1つの態様例におけるリフィル・カートリッジで包囲した接着剤スティックの部分破断および部分断面側面図である。
【図6】 もう1つの態様例におけるリフィル・カートリッジで包囲した接着剤スティックの部分破断および部分断面側面図である。
【図7】 リフィル・カートリッジの別の態様例の側面図/側断面図である。
【符号の説明】
1d・1e リフィル・カートリッジ、
2 成型品、
4 溝、
6 金型、
7 円筒状突起、
8・9 カラー、
10 ネジ穴、
11 プランジャー、
12 カラー、
13 穴、
14 接着剤スティック、
15 ホルダー、
15a 前端部分、
16 底部、
17 ネジ山付スピンドル、
17a ネジ山付スピンドルの先端、
18 刻み付きナット、
19 プランジャー、
19a プランジャーの上縁部、
21 ネジ穴、
22 チューブ、
22a チューブの上端、
23 製品塊、
24 膜、
25 コーン、
26 凹部、
27 スリーブ、
27a 環状の内側停止面、
28 環状スナップ−イン・ジョイント、
29 内径、
30 環状空間、
31 ブリッジ、
32 リブ。

Claims (5)

  1. 消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティックなどの、表面に塗布することにより製品を放出し、
    −中実の底部(16)を有し、および一端に開口部を有するホルダー(15)であって、底部(16)の一方の側にネジ山付スピンドル(17)を有し、およびホルダー(15)の外側において底部(16)のもう一方の側に手で操作する刻み付きナット(18)を有するように構成されることによって、ホルダーの長軸全体にわたって延びているスティックが、ホルダーの長軸回りに回転できるように開口部に取り付けられているホルダー、および
    −消臭剤スティック、接着剤スティック、リップスティック、剥離剤スティック、ひげ剃り用石鹸スティックまたは着色剤スティック塊などのホルダー(15)内に収容され製品塊(23)を塗布するプランジャー(11、19)であって、プランジャーを貫通するネジ穴(10、21)に係合するネジ山付スピンドル(17)によって、ホルダーの長さ方向について可動なように構成され、ホルダー(15)内において回転しないように取り付けられるプランジャー
    を有してなるスティック(14)、ならびに
    ホルダー(15)の各製品塊を収容するように設計されている内部容積および内部形状に適合させてあり、長軸と同心状にネジ山付きスピンドル(17)を受ける(13)を有する製品塊(23)の成形品(2)を含んでなる、前記スティックのためのリフィル・カートリッジ(1、1a、1c、1d、1e)
    を有してなるシステムであって、
    ホルダー(15)の中に、リフィル・カートリッジ(1、1a、1c、1d、1e)を入れる場合に、ネジ山付きスピンドル(17)が(13)に進入しながら製品塊(23)にわずかに切り込むように(13)の直径の寸法を設定してあり、成形品(2)はチューブ(22)内に配されていることを特徴とするシステム。
  2. プランジャーがカップ形状のプランジャー(11、19)であって、成形品(2)が、中央を貫通するネジ穴(10、21)を設けてあるプランジャー(11、19)を端部に含んでなることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 製品塊(23)は延展性である請求項1又は2記載のシステム。
  4. スティックは、ホルダーの上縁部に押し嵌めされるように構成される封鎖キャップを更に有する請求項1〜3のいずれかに記載のシステム。
  5. 穴はめくら穴である請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
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