JP2003204175A - 光ファイバーケーブル収納箱及び光ファイバーケーブルの余長処理方法 - Google Patents

光ファイバーケーブル収納箱及び光ファイバーケーブルの余長処理方法

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JP2003204175A JP2002001846A JP2002001846A JP2003204175A JP 2003204175 A JP2003204175 A JP 2003204175A JP 2002001846 A JP2002001846 A JP 2002001846A JP 2002001846 A JP2002001846 A JP 2002001846A JP 2003204175 A JP2003204175 A JP 2003204175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバーケーブルを種々の方向から引込
可能にすると共に、引出方向も変更可能にする。 【解決手段】 光ファイバーケーブル収納箱10は、周
壁10aの対向箇所に引込部10d−1、10d−2を
設け、内部10cには、ケーブル保持とテンションメン
バ保持とを兼ねる保持部材11−1、11−2を取付部
10e−1、10e−2に取り付け、横方には第1巻回
部10f−1及び第2巻回部10f−2を並設する。光
ファイバーケーブル収納箱10は、2箇所の引込部10
d−1、10d−2により、2方向から光ファイバーケ
ーブルHを引込可能にし、第1巻回部10f−1と第2
巻回部10f−2との間の通過回数に応じて、光ファイ
バーケーブルHの引出方向を変更可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーケー
ブルを収納するものであって、特に、大型化することな
く光ファイバーケーブルを種々の方向から内部に引込可
能にすると共に、巻回方向を二通りにし得る光ファイバ
ーケーブル収納箱及び光ファイバーケーブルの余長処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバーケーブルを内部に引
き込むと共に、引き込まれた光ファイバーケーブルの余
長部分を巻回して収納するようにしている光ファイバー
ケーブル収納箱には種々のものが存在している。
【0003】図14に示す従来の光ファイバーケーブル
収納箱1は、テンションメンバTMと心線Haとを被覆
樹脂Hbで被った光ファイバーケーブルHを引込部1a
より内部1bに引き込むようにしている。光ファイバー
ケーブルHは、端末側の被覆樹脂Hbを除去して内部の
テンションメンバTM及び心線Haを露出させており、
心線Haは巻回部1cを周回させて余長処理した後、引
出部1dから引き出している。なお、外部へ引き出され
た心線Haは、端部にコネクタ(図示せず)を融着し
て、別体のレセプタクル(図示せず)に接続するように
している。
【0004】光ファイバーケーブル収納箱1は、内部へ
引き込んだ光ファイバーケーブルHを専用のケーブル保
持部材2で保持し、索線に係る張力を受け止めており、
テンションメンバTMの端部は専用のテンションメンバ
保持部材3で保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図14の光ファイバー
ケーブル収納箱1は、光ファイバーケーブルHの引込部
1aを一箇所のみしか設けていないので、光ファイバー
ケーブルHの引込が煩雑になる場合がある。例えば、光
ファイバーケーブルHの索線状況により、光ファイバー
ケーブル収納箱1の上方から光ファイバーケーブルHを
引き入れざるを得ない場合は、光ファイバーケーブル収
納箱1に引き込むために、光ファイバーケーブルHを下
方の引込部1aにまで引き回す必要があり、光ファイバ
ーケーブルHの処理作業を効率的に行えない問題があ
る。
【0006】なお、前記のような場合に対して、光ファ
イバーケーブル収納箱の上方に引込部を新たに設け、こ
の新たな引込部に対してもケーブル保持部材及びテンシ
ョンメンバ保持部材を箱内部に夫々取り付けることも想
定できる。しかし、新たにケーブル保持部材及びテンシ
ョンメンバ保持部材を設けると、既存のケーブル保持部
材及びテンションメンバ保持部材と併せて、計2組のケ
ーブル保持部材及びテンションメンバ保持部材が必要と
なり、光ファイバーケーブル収納箱自体が大型化し、光
ファイバーケーブル収納箱の取扱性が悪化する問題が生
じる。
【0007】一方、光ファイバーケーブル収納箱1の引
出部1dから引き出される心線Haは、別体のレセプタ
クルと接続されることになるが、レセプタクルは位置が
固定されているものなので、レセプタクルの位置が引出
部1dと相異する方向にある場合は、引き出された心線
Haをレセプタクルまで引き回す必要が生じ、良好なコ
ネクタの接続作業性を確保できない問題がある。
【0008】また、光ファイバーケーブル収納箱1は、
単一の巻回部1cの周囲に心線Haを周回させるだけな
ので、巻回形態が限定されると共に心線Haの余長を処
理できる量が一定の限度に限られて余長の調整が困難と
なる問題がある。さらに、光ファイバーケーブルHを保
持するケーブル保持部材2と、テンションメンバTMを
保持するテンションメンバ保持部材3は、夫々専用品で
あるため、光ファイバーケーブル収納箱1の部品種類が
多くなり、また、取付時に両者を混同しないように注意
しなければならない問題もある。
【0009】本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたも
のであり、複数の引込部を設けると共に、各引込部に対
するテンションメンバ保持部材等を共用可能にすること
で、箱自体が大型化することなく、いずれの方向からで
も光ファイバーケーブルの引込を可能にして、光ファイ
バーケーブルの引込作業性を向上させた光ファイバーケ
ーブル収納箱を提供することを目的とする。
【0010】また、保持部材及びテンションメンバ保持
部材の形状を同一にすることで、共用性を高めて部品の
種類を削減した光ファイバーケーブル収納箱を提供する
ことを目的とする。さらに、光ファイバーケーブルの余
長部分を巻回する箇所を二つ設けることで、余長の巻回
方向を二方向に調整でき、コネクタとレセプタクルの接
続性の向上できると共に、余長部分の寸法に応じた調整
を可能にする光ファイバーケーブル収納箱及び光ファイ
バーケーブルの余長処理方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る光ファイ
バーケーブル収納箱は、テンションメンバを備える光フ
ァイバーケーブルの引込部と、該引込部に対応して取り
付けてあるケーブル保持部材及びテンションメンバ保持
部材とを備える光ファイバーケーブル収納箱において、
前記引込部は複数であり、前記テンションメンバ保持部
材は、前記複数の引込部に共用されていることを特徴と
する。
【0012】第1発明にあっては、複数の引込部を設け
ることで、光ファイバーケーブルを種々の方向から内部
に引き込むことが可能となり、光ファイバーケーブルの
索線の状況の影響を受けることが解消され、引込作業性
の効率化を図れる。また、テンションメンバ保持部材
は、各引込部に対して共用としているため、テンション
メンバ保持部材の個数が引込部の数に比例して増加する
こともなく、光ファイバーケーブル収納箱が無用に大型
化することを防止して、良好な使用性も維持できる。な
お、複数の引込部は光ファイバーケーブル収納箱周囲の
各所、例えば、光ファイバーケーブル収容箱が矩形であ
れば、対向する両辺や直交する各辺に設けることが好ま
しい。
【0013】第2発明に係る光ファイバーケーブル収納
箱は、前記ケーブル保持部材が、前記複数の引込部に共
用されており、前記ケーブル保持部材及び前記テンショ
ンメンバ保持部材は、前記両保持部材の取付箇所を相互
に入れ替え可能にしてあることを特徴とする。
【0014】第2発明にあっては、ケーブル保持部材も
各引込部の共用にすると共に、ケーブル保持部材と前記
テンションメンバ保持部材との取付箇所を入れ替え可能
にすることで、各引込部に対応した形態でケーブル保持
部材及びテンションメンバ保持部材を取り付けることが
できる。また、ケーブル保持部材及びテンションメンバ
保持部材の個数を従来の光ファイバーケーブル収納箱と
同数に抑えているので、光ファイバーケーブル収納箱が
大型化することもない。
【0015】第3発明に係る光ファイバーケーブル収納
箱は、前記ケーブル保持部材と、前記テンションメンバ
保持部材とは、同形状にしてあることを特徴とする。第
3発明にあっては、ケーブル保持部材と前記テンション
メンバ保持部材とが同形状であるため、各保持部材を共
用化して部品の種類を低減でき、光ファイバーケーブル
収納箱に係る製作コストを低減できる。さらに、各保持
部材は同一形状であるため、各保持部材をいずれの取付
箇所に取り付けても支障は生じず、誤取付等の発生を根
本的に解消し、光ファイバーケーブルの引込作業性の向
上に貢献できる。
【0016】第4発明に係る光ファイバーケーブル収納
箱は、光ファイバーケーブル用の2個並設してある巻回
部を更に備えることを特徴とする。
【0017】第4発明にあっては、巻回部を2個設けて
いるので、一方の巻回部だけに光ファイバーケーブルを
巻回することや、両方の巻回部に巻回することが可能と
なり種々の巻回形態に対応でき、余長部分も多様に調整
できる。また、巻回形態によっては、巻き始めと巻き終
わりの方向を反転することもでき、レセプタクルの位置
に応じて巻回方向を調整することにより、光ファイバー
ケーブル端末のコネクタとレセプタクルとの接続性を向
上できる。
【0018】第5発明に係る光ファイバーケーブル収納
箱は、前記巻回部が、前記光ファイバーケーブルを周囲
に巻回することが可能なボビン状であることを特徴とす
る。第6発明に係る光ファイバーケーブル収納箱は、前
記巻回部が、複数のガイド突起を備えることを特徴とす
る。第5発明及び第6発明にあっては、前記巻回部を、
ボビン状に形成することにより、又は、複数の巻回規制
用のガイド突起で構成することにより種々の巻回形態に
対応できる。
【0019】第7発明に係る光ファイバーケーブルの余
長処理方法は、索線された光ファイバーケーブルの余長
部分を、巻回部材に巻回する光ファイバーケーブルの余
長処理方法において、前記巻回部材を2個並設し、同方
向で巻回する場合、前記余長部分を前記一方の巻回部材
と他方の巻回部材とに巻回するとき、前記一方の巻回部
材と他方の巻回部材との間を通過させずに、又は、偶数
回通過させて巻回し、反転させて巻回する場合、前記余
長部分を前記一方の巻回部材と他方の巻回部材とに巻回
するとき、前記一方の巻回部材と他方の巻回部材との間
を奇数回通過させて巻回していることを特徴とする。
【0020】第7発明にあっては、2個の巻回部材を並
設することで、光ファイバーケーブルの余長を2通りの
巻回方法で処理できる。よって、巻回方向を、光ファイ
バーケーブル端部の接続先であるレセプタクルの向きに
合わせることで、光ファイバーケーブル端末の無理な引
き回しを解消してスムーズな接続作業を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係る光ファイバーケーブル収納箱10の分解斜視
図である。光ファイバーケーブル収納箱10は、平面視
で略矩形であり、周囲に周壁10aを立設して、光ファ
イバーケーブルHの余長部分を巻回処理した状態で内部
10cに収納するようにしている。なお、光ファイバー
ケーブルHは、心線Haの両側に2本のテンションメン
バTMを平行に沿わして被覆樹脂Hbで被覆したタイプ
のものである。
【0022】光ファイバーケーブル収納箱10は、図2
に示すように、別体の光信号を電気信号に変換するコン
バータ15と一体化できる形態にしており、コンバータ
15に設けられたレセプタクル15aへ、内部10cに
収納した心線Haの端末に取り付けたコネクタCを挿入
接続するようにしている。
【0023】光ファイバーケーブル収納箱10は、図1
に示すように、周壁10aの対向する短辺部10b−
1、10b−2の一方の角部付近を切り欠いて周壁10
aの外側と内部10cとを連通させた光ファイバーケー
ブルHの引込部10d−1、10d−2を設けている。
【0024】また、これら各引込部10d−1、10d
−2に対応して、これら各引込部10d−1、10d−
2の内部10c側に、光ファイバーケーブルH及びテン
ションメンバTMの保持部材を兼ねる計2個の保持部材
11−1、11−2の取付部10e−1、10e−2を
設けている。さらに、光ファイバーケーブル収納箱10
は、各取付部10e−1、10e−2の横方に、心線H
aを円周状に巻回して余長部分を吸収する第1巻回部1
0f−1と第2巻回部10f−2とを並設している。
【0025】上述した取付部10e−1、10e−2
は、図3(a)に示すように、光ファイバーケーブル収
納箱10の底板部10gより突出させた形状にしており
上面側の中央に光ファイバーケーブルHの保持用の窪部
10e−1a、10e−2aを設けると共に、その両側
にはテンションメンバTMの保持用の凹部10e−1
b、10e−2bを設けている。また、各凹部10e−
1b、10e−2bの外側には、ネジ穴10e−1c、
10e−2cを夫々設けている。
【0026】また、保持部材11−1、11−2は、中
央箇所を上方に突出した板状片であり、下面側を取付部
10e−1、10e−2の上面側と対応した形状に形成
している。即ち、下面側の中央に光ファイバーケーブル
Hの保持用の窪部11−1a、11−2aを設け、その
両側にはテンションメンバTMの保持用の凹部11−1
b、11−2bを設け、各凹部11−1b、11−2b
の外側には、通し穴11−1c、11−2cを夫々穿設
している。
【0027】各保持部材11−1、11−2は、通し穴
11−1c、11−2cにネジNを夫々挿通し、取付部
10e−1、10e−2のネジ穴10e−1c、10e
−2cに挿通したネジNを締結することで、取付部10
e−1、10e−2へ取り付けるようにしている。
【0028】前記のように、保持部材11−1と保持部
材11−2とは同形状であるので、保持部材11−1
は、取付部10e−1又は取付部10e−2のいずれに
取り付けることが可能であり、保持部材11−2も同様
に取付部10e−1又は取付部10e−2のいずれにも
取り付けできる。
【0029】一方、上述した第1巻回部10f−1及び
第2巻回部10f−2は、図1に示すように、心線Ha
を巻回する仮想円上で光ファイバーケーブル収納箱10
の長辺方向の頂点箇所に、図4(a)の枠状の第1ガイ
ド突起12−1を突設すると共に、短辺方向の頂点箇所
に図4(b)の逆L字状の第2ガイド突起12−2を突
設することで形成されている。よって、第1巻回部10
f−1は2個の対向する第1ガイド突起12−1及び2
個の対向する第2ガイド突起12−2で構成されてお
り、第2巻回部10f−2も同様の構成にしている。な
お、第1巻回部10f−1と第2巻回部10f−2との
並設側となる中央の第1ガイド突起12−1は、第1巻
回部10f−1と第2巻回部10f−2とで共用されて
いる。
【0030】図4(a)の第1ガイド突起12−1は、
両側の側壁部12−1aの上端を天板部12−1bで連
続させ、この天板部12−1bを斜めに横断するスリッ
ト部12−1cを設け、スリット部12−1cを介して
枠内部12−1dに心線Haを挿通できるようにしてい
る。また、第2ガイド突起12−2は、側壁部12−2
aの上端に水平方向の天板部12−2bを設け、側壁部
12−2aに巻回した心線Haが上端から抜けるのを防
止している。
【0031】前記のように第1ガイド突起12−1及び
第2ガイド突起12−2の突設配置箇所となる仮想円は
半径を20mm以上にして、光ファイバーケーブルHが
屈曲時に課せられる要件である最小半径寸法を確保する
ようにしている。
【0032】光ファイバーケーブル収納箱10は、上述
した以外にも図1に示すように、第1巻回部10f−1
及び第2巻回部10f−2の各々の略中心箇所の底板部
10gにダルマ状のネジ穴10hを設けて、光ファイバ
ーケーブル収納箱10を壁等にネジで取り付けられるよ
うにしている。また、ネジ穴10hの近辺には係止片1
0iを立設してコンバータ15と一体に係合できるよう
にしている。さらに、一方の取付部10e−1と一方の
引込部10d−1との間、及び、他方の取付部10e−
2と他方の引込部10d−2との間にはケーブルガイド
10jも設けている。
【0033】次に、索線されている光ファイバーケーブ
ルHを、壁に固定された光ファイバーケーブル収納箱1
0の内部10cに引き込んで、心線Haの余長部分を処
理する方法について説明する。なお、光ファイバーケー
ブル収納箱10は、一方の引込部10d−1側を下方
に、他方の引込部10d−2を上方にした状態で固定さ
れており、光ファイバーケーブルHは、下方から上方へ
索線されているものとして説明する。
【0034】先ず、光ファイバーケーブルHは、光ファ
イバーケーブル収納箱10の内部10cに引き込んだ際
に下方の引込部10d−1側の取付部10e−1に該当
する箇所から端末に至るまでの部分の被覆樹脂Hbを除
去して、心線HaとテンションメンバTMを露出する。
また、露出したテンションメンバTMは、上方の取付部
10e−2に至る箇所より端末側を切除しており、露出
させた心線Haは、作業性や後の設置場所変更等を考慮
して、巻回しなければ光ファイバーケーブル収納箱10
に収まらない寸法に設定されることで余長部分を有して
いる。
【0035】前記のように被覆樹脂Hbを除去した光フ
ァイバーケーブルHを、下方の引込部10d−1から内
部10cに引き込んで、下方の取付部10e−1の窪部
10e−1aに収めている。このように光ファイバーケ
ーブルHの内部10cへの引込は、索線された光ファイ
バーケーブルHの方向に合致した下方の引込部10d−
1から行っているので、光ファイバーケーブルHを引き
回すこともなく、容易且つスムーズに行っている。
【0036】前記のように光ファイバーケーブルHを取
付部10e−1の窪部10e−1aに載置し、図3
(b)に示すように、一方の保持部材11−1を上方か
ら被せて保持部材11−1の窪部11−1aに光ファイ
バーケーブルHの上半分を収めた状態にして、ネジNを
締結して光ファイバーケーブルHを保持している。この
ように保持することで、光ファイバーケーブルHの索線
に係る張力を受け止めて、被覆樹脂Hbを露出した部分
に前記張力がかからないようにしている。
【0037】次に、図3(c)に示すように光ファイバ
ーケーブルHの露出した心線Haを上方の取付部10e
−2の窪部10e−2a内に位置させると共に、心線H
aの両側のテンションメンバTMを左右横方に広げて両
側の凹部10e−2bに収めている。この状態で保持部
材11−2を被せて、保持部材11−2の窪部11−2
a内に心線Haを位置させると共に、上方から両側の凹
部11−2bにより、取付部10e−2の凹部10e−
2bに収められているテンションメンバTMを押さえ込
んだ状態にし、ネジNを締結することでテンションメン
バTMを保持している。なお、心線Haは、上下の窪部
11−2a、10e−2a内に位置するのみで保持され
ていない。
【0038】上記保持後、図2に示すように、心線Ha
の端末にコネクタCを融着し、心線Haの余長部分を処
理するために、第1巻回部10f−1と第2巻回部10
f−2の周囲に心線Haを巻回している。本実施の形態
では、光ファイバーケーブル収納箱10と一体化させる
コンバータ15は、レセプタクル15aを左側の中央に
下方向きで設けているため、コネクタCが左側で下方か
ら上向きとなるように、即ち、巻き始めから巻き終わり
までが同方向となるように心線Haを巻回している。
【0039】余長部分の処理に対する心線Haの巻回
は、図5に示すように、保持部材11−2を通過させた
心線Haを第1巻回部10f−1の上側の第1ガイド突
起12−1及び右側の第2ガイド突起12−2に巻回
し、次に第2巻回部10f−2の右側の第2ガイド突起
12−2、下側の第1ガイド突起12−1、左側の第2
ガイド突起12−2に順次巻回し、再度、第1巻回部1
0f−1の左側の第2ガイド突起12−2に巻回してい
る。
【0040】以降、前記と同様に第2巻回部10f−2
の下側の第1ガイド突起12−1まで巻回し、この状態
でコンバータ15を光ファイバーケーブル収納箱10と
結合し、巻回した心線Haの端末のコネクタCをレセプ
タクル15aに接続している。この接続の際は、コネク
タCの向きはレセプタクル15aへ接続する向きと合致
しているので、スムーズに接続することができ接続作業
性が向上している。
【0041】なお、心線Haを同方向に巻回する方法
は、図5に示した形態以外に種々の巻回方法が可能であ
り、例えば、図6(a)に示すように、第1巻回部10
f−1を周回してから第2巻回部10f−2の一部に巻
回する方法や、図6(b)に示すように、第1巻回部1
0f−1の一部に巻回してから第2巻回部10f−2を
周回する方法や、また、図6(c)に示すように、第1
巻回部10f−1を周回してから第2巻回部10f−2
も周回する方法がある。
【0042】これら図5及び図6(a)〜(c)の巻回
方法は、第1巻回部10f−1と第2巻回部10f−2
とに巻回する場合、即ち、第1巻回部10f−1から第
2巻回部10f−2へ渡る場合や第2巻回部10f−2
から第1巻回部10f−1へ渡る場合に、第1巻回部1
0f−1と第2巻回部10f−2との間に位置する中央
の第1ガイド突起12−1を通過させていないものであ
る。
【0043】また、図6(d)も心線Haを同方向に巻
回する方法であるが、第1巻回部10f−1と第2巻回
部10f−2とを巻回する場合に、第1巻回部10f−
1と第2巻回部10f−2との間の中央の第1ガイド突
起12−1を複数回通過させるものである(図では2
回)。即ち、心線Haは、第1巻回部10f−1を約半
周してから中央の第1ガイド突起12−1を通過し、第
2巻回部10f−2を約一周している。その後、再度、
中央の第1ガイド突起12−1を通過し、第1巻回部1
0f−1を周回し、今度は中央の第1ガイド突起12−
1を通過することなく第2巻回部10f−2に巻回して
いる。
【0044】なお、図5及び図6(a)〜(d)で示し
た巻回方法は、巻回数が図示された回数に限定されるも
のではなく、心線Haの余長部分の長さに応じて、巻回
回数を適宜増減することが可能であり、余長部分が短い
場合等は、第1巻回部分10f−1のみ、又は、第2巻
回部分10f−2のみを周回させるようにしてもよい。
また、同方向で心線Haを巻回する方法は、図5及び図
6(a)〜(d)以外の形態も可能であり、中央の第1
ガイド突起12−1を通過させずに巻回する方法、又
は、複数回通過させる方法を適用することで同方向に巻
回できる。
【0045】一方、光ファイバーケーブル収納箱10と
一体化されるコンバータが、図2で示す形態と異なり、
レセプタクルが右側の中央に下方向きで設けられている
場合は、心線Haの端末に融着したコネクタCをスムー
ズにレセプタクルに接続するためには、コネクタCを右
側で下方から上向きに引き出す必要がある。このように
引き出されるコネクタCに対応するには、図7(a)〜
(c)の巻回方法に示すように心線Haの巻回方向を巻
き始めと巻き終わりで反転させることで行っている。
【0046】図7(a)では、心線Haが第1巻回部1
0f−1を周回してから、中央の第1ガイド突起12−
1を通過し、その後、第2巻回部10f−2を周回する
ことで、端末のコネクタCを右側へ引き出すようにし
て、巻回方法を反転させている。また、図7(b)で
は、心線Haが第1巻回部10f−1から、中央の第1
ガイド突起12−1を通過することなく、第2巻回部1
0f−2を周回し、その後、中央の第1ガイド突起12
−1を通過してから第1巻回部10f−1を周回し、最
後に中央の第1ガイド突起12−1を通過することなく
第2巻回部10f−2を周回して端末のコネクタCを右
側へ引き出している。
【0047】さらに、図7(c)は、心線Haが第1巻
回部10f−1と第2巻回部10f−2との間を渡る時
に中央の第1ガイド突起12−1を通過するようにし
て、コネクタCを右側へ引き出している。このように第
1巻回部10f−1と第2巻回部10f−2との間を奇
数回通過させることで巻回方向は反転され、反転させる
巻回方法は図7(a)〜(c)以外にも種々可能であ
る。また、心線Haの余長部分の長さに応じて巻回回数
も適宜増減することが可能である。
【0048】また、実施の形態の光ファイバーケーブル
収納箱10は、光ファイバーケーブルHが上方から下方
へ索線されていれば、上方の引込部10d−2から光フ
ァイバーケーブルHを内部10cに引き込むことが可能
である。この場合は、上方の取付部10e−2に他方の
保持部材11−2を取り付けて、光ファイバーケーブル
Hの被覆樹脂Hbで被われた箇所を及び保持すると共
に、下方の取付部10e−1に一方の保持部材11−1
を取り付けてテンションメンバTMを保持し、心線Ha
をレセプタクルの向きに合わせて第1巻回部10f−1
及び第2巻回部10f−2に巻回して余長部分を吸収す
るようにしている。
【0049】なお、実施の形態に係る光ファイバーケー
ブル収納箱10は種々の変形例の適用が可能であり、以
下、各種変形例を説明する。図8(a)(b)は、取付
部10e−1、10e−2に取り付ける保持部材の変形
例であり、図8(a)は、光ファイバーケーブルHのケ
ーブル保持専用の保持部材21−1であり、図8(b)
は、テンションメンバTMの保持専用の保持部材21−
2である。
【0050】図8(a)の保持部材21−1は、下面中
央にケーブル保持用の窪部21−1aを有し、両側には
通し穴21−1cを設けている。一方、図8(b)の保
持部材21−2は、下面中央に心線Haの通過用の窪部
21−2aを有し、その両側にはテンションメンバTM
を保持する凹部21−2bを設け、さらに外側には、通
し穴21−2cを設けている。保持部材21−1と保持
部材21−2は、光ファイバーケーブル収納箱10の取
付部10e−1、10e−2のいずれにも取付可能とし
ており、光ファイバーケーブルHの引込方向に応じて適
宜入れ替えて取り付けるようにしている。このようにケ
ーブル保持又はテンションメンバ保持の専用となる各保
持部材21−1、21−2を適用することで、光ファイ
バーケーブルH及びテンションメンバTMの保持をより
確実に行える。
【0051】図9は、変形例の光ファイバーケーブル収
納箱20であり、上下の周壁20aに設けた引込部20
d−1、20d−2に対応して、計3個の取付部20e
−1〜3を内部20cに設けている。また、中央の取付
部20e−2には、図8(b)のテンションメンバTM
の専用の保持部材21−2を取り付け、光ファイバーケ
ーブルHを引き込む側の取付部20e−1、20e−3
のいずれか一方に図8(a)の保持部材21−1を取り
付けるようにしている(図では、取付部20e−1に保
持部材21−1を取付)。よって、光ファイバーケーブ
ル収納箱20では、中央の保持部材21−2及び取付部
20e−2を共用にしている。
【0052】このように光ファイバーケーブル収納箱2
0は、中央の保持部材21−2及び取付部20e−2を
共用にすることで、上下の各引込部20d−1、20d
−2毎に2個の保持部材を取り付けるようにした場合に
比べて小型化できるようにしている。なお、各取付部2
0e−1〜3には、図3(a)の保持部材11−1、1
1−2を取り付けるようにしてもよい。
【0053】図10は、別の変形例の光ファイバーケー
ブル収納箱30であり、上下の引込部30d−1、30
d−2に加えて、上下方向の辺の両方の端部付近の周壁
30aを切り欠いて左下引込部30d−3及び左上引込
部30d−4を形成している。左下引込部30d−3か
ら引き込んだ光ファイバーケーブルHは緩やかに屈曲さ
せて保持部材31−1で保持するようにし、左上引込部
30d−4から引き込んだ光ファイバーケーブルHも緩
やかに屈曲させて保持部材31−2で保持するようにし
ている。このように光ファイバーケーブル収納箱30
は、左側の上下からも光ファイバーケーブルHを引き込
むことができるので、種々の索線形態にも対応できる。
【0054】なお、本発明の光ファイバーケーブル収納
箱に係る各引込部、取付部、保持部材は、上述した計2
個の第1巻回部及び第2巻回部と組み合わせる以外に
も、図14に示す従来の光ファイバーケーブル収納箱1
のように単一の巻回部にも組み合わせ可能である。
【0055】また、光ファイバーケーブル収納箱におけ
る第1巻回部及び第2巻回部にも種々の変形が可能であ
り、図11(a)は、変形例の光ファイバーケーブル収
納箱40における第1巻回部40f−1及び第2巻回部
40f−2の斜視図である。第1巻回部40f−1及び
第2巻回部40f−2は、図11(b)に示すように、
全体がボビン状であり、底板部40gより柱状部44−
1(44−2)を立設すると共に、柱状部44−1(4
4−2)の上端に柱状部44−1(44−2)より大径
の天板部43−1(43−2)を設けている。
【0056】各第1巻回部40f−1及び第2巻回部4
0f−2は、柱状部44−1(44−2)の周囲に心線
Haを巻回し、天板部43−1(43−2)で巻回した
心線Haの抜けを防止している。また、第1巻回部40
f−1及び第2巻回部40f−2は間隔を隔てて設けら
れており、第1巻回部40f−1と第2巻回部40f−
2との間には、巻回する心線Haを通過させることが可
能であり、上述した図5及び図6(a)〜(d)に示す
同方向の巻回方法等、及び、図7(a)〜(c)に示す
反転させる巻回方法等を適用することが可能である。
【0057】図12(a)は、別の変形例となる光ファ
イバーケーブル収納箱50における第1巻回部50f−
1及び第2巻回部50f−2の斜視図である。第1巻回
部50f−1及び第2巻回部50f−2は底板部50g
から突設する夫々計4個のガイド突起52から構成され
ている。
【0058】ガイド突起52は、光ファイバーケーブル
収納箱50の対角方向に設けられており、図4(a)の
第1ガイド突起12−1と略同等の枠形状に形成されて
いる。ガイド突起52が第1ガイド突起12−1と相異
する点は、図12(b)に示すように、ガイド突起52
の設けられている箇所に応じて全体が湾曲していること
である。即ち、第1巻回部50f−1及び第2巻回部5
0f−2は、各ガイド突起52を心線Haの巻回軌跡と
する円周上の4箇所に配置しており、この円周の曲率に
応じてガイド突起52は、心線Haの挿通方向の辺を湾
曲させている。
【0059】ガイド突起52を、上記のような形状にす
ることで心線Haを規定の曲率で巻回することが容易に
なる。なお、この変形例においても第1巻回部50f−
1及と第2巻回部50f−2との間に心線Haを通過さ
せることが可能であり、上述した図5及び図6(a)〜
(d)に示す同方向の巻回方法等、及び、図7(a)〜
(c)に示す反転させる巻回方法等を適用できる。
【0060】図13は、さらに別の変形例となる光ファ
イバーケーブル収納箱60における第1巻回部60f−
1及び第2巻回部60f−2の斜視図である。第1巻回
部60f−1及び第2巻回部60f−2は、図1の第1
ガイド突起12−1及び第2ガイド突起12−2と同様
の配置形態で底板部60gから突設する第1ガイド突起
62−1及び第2ガイド突起62−2により構成されて
いる。
【0061】第1ガイド突起62−1は、第1巻回部6
0f−1と第2巻回部60f−2との間に設けられ、第
1巻回部60f−1と第2巻回部60f−2との共用に
されており、T字状に形成することで両側に心線Haを
巻回できるようにしている。また、第2ガイド突起62
−2は、図4(b)の第2ガイド突起12−2と同等の
逆L字状に形成されており、光ファイバーケーブル収納
箱60の長辺方向に位置する第2ガイド突起62−2は
内方向へ向けており、短辺方向に位置する第2ガイド突
起62−2は外方向へ向けている。
【0062】この変形例では、各ガイド突起62−1、
2に枠形状のものを用いていないため、光ファイバーケ
ーブル収納箱60の形成用の金型製作が容易となり、金
型製作に係るコストの低減を図れる。また、第2ガイド
突起62−2を上述したように所要方向に向けることで
心線Haを適切に巻回できる。なお、光ファイバーケー
ブル収納箱60も上述した図5及び図6(a)〜(d)
に示す同方向の巻回方法等、及び、図7(a)〜(c)
に示す反転させる巻回方法等を適用できる。
【0063】なお、図1の第1巻回部10f−1及び第
2巻回部10f−2、図11の第1巻回部40f−1及
び第2巻回部40f−2、図12の第1巻回部50f−
1及び第2巻回部50f−2、図13の第1巻回部60
f−1及び第2巻回部60f−2は、本発明に係る光フ
ァイバーケーブル収納箱以外にも、従来の光ファイバー
ケーブル収納箱にも適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上に詳述した如く、第1発明にあって
は、複数の引込部の中から索線される光ファイバーケー
ブルの方向に応じた引込部を介して、光ファイバーケー
ブルを光ファイバーケーブル収納箱の内部に引き込むこ
とができ、光ファイバーケーブルの引込作業の効率化を
図れる。また、少なくとも、テンションメンバ保持部材
を各引込部の共用にしているため、光ファイバーケーブ
ル収納箱の大型化を防止して、壁部等への良好な設置性
を維持できる。
【0065】第2発明にあっては、ケーブル保持部材も
各引込部の共用にしているため、一段と光ファイバーケ
ーブルの大型化を防止できる。また、ケーブル保持部材
とテンションメンバ保持部材とは取付箇所の入れ替え可
能なので、各引込部に対応した取付形態を維持して光フ
ァイバーケーブル及びテンションメンバの保持を確実に
確保できる。第3発明にあっては、ケーブル保持部材と
テンションメンバ保持部材とが同形状であるため、部品
共用化によりコスト低減を図れると共に、各保持部材の
取付ミスも生じる可能性が無くなり、光ファイバーケー
ブルの引込作業性を向上できる。
【0066】第4発明にあっては、巻回部を2個設けて
いるので、心線端末のコネクタの接続先であるレセプタ
クルの向きに合わせて、心線を終始同方向に巻回するこ
とも、又は、途中反転させて巻回することもでき、コネ
クタの接続性を大幅に向上できる。また、2個の巻回部
により巻回可能な量を細かく調節でき、心線の余長部分
がどのような寸法であっても、適切に吸収することがで
きる。第5発明及び第6発明にあっては、前記巻回部を
ボビン状部材で形成したり、又は、複数の巻回規制用突
起で構成することで、種々の巻回形態に対応できる。
【0067】第7発明にあっては、2個の巻回部材を並
設することで、光ファイバーケーブルの余長部分を2通
りの巻回方法で処理できる。よって、巻回方向を、光フ
ァイバーケーブル端部の接続先であるレセプタクルの向
きに合わせ巻回でき、心線の無理な引き回しを解消して
スムーズな接続作業を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ファイバーケーブ
ル収納箱の分解斜視図である。
【図2】実施の形態の光ファイバーケーブル収納箱をコ
ンバータへ一体化する状態の斜視図である。
【図3】保持部材及び取付部であり、(a)は保持部材
を取付部へ取り付ける状態の概略図、(b)は光ファイ
バーケーブルの保持状態の概略図、(c)はテンション
メンバの保持状態の概略図である。
【図4】(a)は第1ガイド突起の斜視図、(b)は第
2ガイド突起の斜視図である。
【図5】心線の巻回状態の概略図である。
【図6】(a)(b)(c)(d)は、心線を同方向に
巻回する場合の巻回状態を示す概略図である。
【図7】(a)(b)(c)は、心線を反転させて巻回
する場合の巻回状態を示す概略図である。
【図8】(a)は変形例のケーブル用の保持部材の正面
図、(b)は変形例のテンションメンバ用の保持部材の
正面図である。
【図9】変形例の光ファイバーケーブル収納箱の要部平
面図である。
【図10】別の変形例の光ファイバーケーブル収納箱の
要部平面図である。
【図11】(a)は変形例の第1巻回部及び第2巻回部
の斜視図、(b)は第1巻回部の正面図である。
【図12】(a)は別の変形例の第1巻回部及び第2巻
回部の斜視図、(b)はガイド突起の斜視図である。
【図13】他の別の変形例の第1巻回部及び第2巻回部
の斜視図である。
【図14】従来の光ファイバーケーブル収納箱の平面図
である。
【符号の説明】
10 光ファイバーケーブル収納箱 10a 周壁 10c 内部 10d−1、10d−2 引込部 10e−1、10e−2 取付部 10f−1 第1巻回部 10f−2 第2巻回部 10g 底板部 11−1、11−2 保持部材 12−1 第1ガイド突起 12−2 第2ガイド突起 H 光ファイバーケーブル Ha 心線 Hb 被覆樹脂 TM テンションメンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 AA21 CA37 CA38 4E352 AA08 BB02 CC02 CC33 DD02 DD05 DR02 DR07 DR18 DR33 DR45 GG15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンションメンバを備える光ファイバー
    ケーブルの引込部と、該引込部に対応して取り付けてあ
    るケーブル保持部材及びテンションメンバ保持部材とを
    備える光ファイバーケーブル収納箱において、 前記引込部は複数であり、 前記テンションメンバ保持部材は、前記複数の引込部に
    共用されていることを特徴とする光ファイバーケーブル
    収納箱。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル保持部材は、前記複数の引
    込部に共用されており、 前記ケーブル保持部材及び前記テンションメンバ保持部
    材は、前記両保持部材の取付箇所を相互に入れ替え可能
    にしてある請求項1に記載の光ファイバーケーブル収納
    箱。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル保持部材と、前記テンショ
    ンメンバ保持部材とは、同形状にしてある請求項1又は
    請求項2に記載の光ファイバーケーブル収納箱。
  4. 【請求項4】 光ファイバーケーブル用の2個並設して
    ある巻回部を更に備える請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の光ファイバーケーブル収納箱。
  5. 【請求項5】 前記巻回部は、前記光ファイバーケーブ
    ルを周囲に巻回することが可能なボビン状である請求項
    4に記載の光ファイバーケーブル収納箱。
  6. 【請求項6】 前記巻回部は、複数のガイド突起を備え
    る請求項4に記載の光ファイバーケーブル収納箱。
  7. 【請求項7】 索線された光ファイバーケーブルの余長
    部分を、巻回部材に巻回する光ファイバーケーブルの余
    長処理方法において、 前記巻回部材を2個並設し、 同方向で巻回する場合、前記余長部分を前記一方の巻回
    部材と他方の巻回部材とに巻回するとき、前記一方の巻
    回部材と他方の巻回部材との間を通過させずに、又は、
    偶数回通過させて巻回し、 反転させて巻回する場合、前記余長部分を前記一方の巻
    回部材と他方の巻回部材とに巻回するとき、前記一方の
    巻回部材と他方の巻回部材との間を奇数回通過させて巻
    回していることを特徴とする光ファイバーケーブルの余
    長処理方法。
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