JP2003201442A - 水性下塗り材組成物 - Google Patents

水性下塗り材組成物

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JP2003201442A
JP2003201442A JP2002001660A JP2002001660A JP2003201442A JP 2003201442 A JP2003201442 A JP 2003201442A JP 2002001660 A JP2002001660 A JP 2002001660A JP 2002001660 A JP2002001660 A JP 2002001660A JP 2003201442 A JP2003201442 A JP 2003201442A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塩素化ポリオレフィン系樹脂を用いることな
く、基材および旧塗膜との密着性に優れた水性下塗り材
組成物を提供する。 【解決手段】アセトアセトキシ基含有不飽和モノマーお
よびカルボン酸基含有不飽和モノマーを含んだモノマー
混合物を乳化重合して得られるエマルション樹脂と、親
水化変性ポリカルボジイミド化合物とを含んでいて、親
水化変性ポリカルボジイミド化合物は、カルボジイミド
ユニットとポリオールユニットとがウレタン結合を介し
て交互に繰り返して連続的に存在しており、かつ、分子
両末端が親水性ユニットであって、親水性ユニットがウ
レタン結合を介してカルボジイミドユニットに結合して
いる構造を有するものであり、かつ、エマルション樹脂
のカルボン酸基に対する親水化変性ポリカルボジイミド
化合物のカルボジイミド基のモル比が1以下であること
を特徴とする水性下塗り材組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に建造物等の外装材
の下塗り材として使用される水性下塗り材組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建造物等の外装材の下塗り材としては、
基材や旧塗膜との密着性等の点から、従来、塩素化ポリ
オレフィン系樹脂を主樹脂として用い、これを有機溶媒
に溶解させたものが広く用いられてきたが、大気汚染等
の環境問題や塗布作業者の健康問題の観点から、脱塩素
タイプかつ水性型のものの開発が進められてきている。
【0003】特開平5−247376号公報には、水性
媒体中にエチレン性不飽和カルボン酸と特定鎖長の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル、ビニル芳香族化合
物、ハロゲン化ビニル、飽和カルボン酸ビニルエステ
ル、(メタ)アクリロニトリル、エチレン、ブタジエン
からなる群より選ばれた単量体とその他の単量体によっ
て得られる共重合体を、アルカリおよび/または有機溶
剤を添加することにより、その特定量を可溶させた水性
下塗り材が開示されている。
【0004】また、特開平11−222567号公報に
は、カルボニル基含有ラジカル重合性ビニル系モノマ
ー、カルボキシル基含有ラジカル重合性ビニル系モノマ
ー、水酸基含有ラジカル重合性モノマーおよびその他の
ラジカル重合性モノマーからなるビニル系水性重合体と
架橋剤とを含有してなる水性硬化型シーラーが開示され
ている。
【0005】しかしながら、塩素化ポリオレフィン系樹
脂を用いた有機溶剤型下塗り塗料から得られる下塗り塗
膜と比較して、いずれも基材や旧塗膜に対する密着性が
不充分であった。また、塗膜形成直後の耐水性(以下
「初期耐水性」という。)が不充分になるという問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塩素化ポリ
オレフィン系樹脂を用いることなく、基材および旧塗膜
との密着性に優れた水性下塗り材組成物を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アセトアセト
キシ基含有不飽和モノマーおよびカルボン酸基含有不飽
和モノマーを含んだモノマー混合物を乳化重合して得ら
れるエマルション樹脂と、親水化変性ポリカルボジイミ
ド化合物とを含む水性下塗り材組成物であって、上記親
水化変性ポリカルボジイミド化合物は、カルボジイミド
ユニットとポリオールユニットとがウレタン結合を介し
て交互に繰り返して連続的に存在しており、かつ、分子
両末端が親水性ユニットであって、上記親水性ユニット
がウレタン結合を介して上記カルボジイミドユニットに
結合している構造を有するものであり、かつ、上記エマ
ルション樹脂のカルボン酸基に対する上記親水化変性ポ
リカルボジイミド化合物のカルボジイミド基のモル比が
1以下であることを特徴とする水性下塗り材組成物であ
る。
【0008】ここで、例えば、モノマー混合物中のアセ
トアセトキシ基含有不飽和モノマーは1〜10重量%で
ある。
【0009】さらに、モノマー混合物の酸価は2〜30
であることが好ましく、また、エマルション樹脂のカル
ボン酸基と親水化変性ポリカルボジイミド化合物のカル
ボジイミド基とのモル比は0.1〜1.2であることが
好ましい。また、カルボジイミドユニットおよびポリオ
ールユニットの繰り返し回数が、1〜10であることが
好ましい。
【0010】ここで、例えば、カルボジイミドユニット
が、1分子中にイソシアネート基を少なくとも2個含有
するポリカルボジイミド化合物(a)からイソシアネー
ト基を除いたものであり、かつ、ポリオールユニット
が、1分子中に水酸基を少なくとも2個含有するポリオ
ール(b)から活性水素を除いたものであり、および、
親水性ユニットが活性水素および親水性部分を有するモ
ノアルコキシポリアルキレングリコールのような親水化
剤(c)から活性水素を除いたものである。さらに、モ
ノアルコキシポリアルキレングリコールの炭素数は4〜
20であることが好ましい。
【0011】また、エマルション樹脂のガラス転移温度
は−10〜50℃であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の水性下塗り材組成物は、
アセトアセトキシ基含有不飽和モノマーおよびカルボン
酸基含有不飽和モノマーを含んだモノマー混合物を乳化
重合して得られるエマルション樹脂を含んでいる。上記
アセトアセトキシ基は基材および旧塗膜と水素結合を形
成して密着性を向上させ、カルボン酸基によって硬化反
応に寄与すると考えられる。
【0013】このようなアセトアセトキシ基含有不飽和
モノマーとしては、例えば、アセトアセトキシエチル
(メタ)アクリレート、アセトアセトキシアリルエステ
ル等を挙げることができる。これらは2種類以上併用し
てもよい。好ましいものとしてはアセトアセトキシエチ
ル(メタ)アクリレートである。上記モノマー混合物中
の上記アセトアセトキシ基含有不飽和モノマーの含有量
は下限1重量%、上限10重量%であることが好まし
く、下限2重量%、上限8重量%であることがさらに好
ましい。上記含有量が1重量%未満であると密着性向上
の効果が不充分になり、10重量%を超えると乳化重合
性が低下したり、得られる塗膜の初期耐水性が低下した
りする恐れがある。
【0014】上記カルボン酸基含有不飽和モノマーとし
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸等を挙げることができる。これら
は2種類以上併用してもよい。上記カルボン酸基含有不
飽和モノマーを含んだモノマー混合物の酸価は下限1
0、上限30であることが好ましく、上限20であるこ
とがさらに好ましい。上記酸価が10未満であると水性
下塗り材組成物の貯蔵安定性が低下し、30を超えると
得られる塗膜の初期耐水性が低下する恐れがある。
【0015】上記モノマー混合物は、上記アセトアセト
キシ基含有不飽和モノマーおよびカルボン酸基含有不飽
和モノマー以外のその他の不飽和モノマーを含むことが
できる。上記その他の不飽和モノマーとしては特に限定
されず、例えば、ダイアセトン(メタ)アクリレート、
ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、アクロレイン、
ホルミルスチロール、(メタ)アクリルアミドピバリン
アルデヒド、アセトニル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートアセチルアセテ
ート、ビニルアルキルケトン等の、両末端がヘテロ原子
と結合しているカルボニル基含有不飽和モノマー、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート等の水酸基含有不飽和モノマー、メチ
ル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸エステル不飽和モノマー、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビ
ニルモノマー、(メタ)アクリロニトリル等のニトリル
系モノマー等を挙げることができる。これらは2種類以
上併用してもよい。
【0016】上記エマルション樹脂は、上記モノマー混
合物を乳化重合することによって得ることができる。上
記乳化重合は特に限定されず、例えば、乳化剤存在下に
おける水中で行うことができる。上記乳化剤としては特
に限定されず、 オレイン酸カリウム、ラウリル硫酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ア
ルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム等のアニオン性
乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー等のノ
ニオン性乳化剤、および、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルスルホン酸アンモニウム、(メタ)アクリロイ
ルポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステ
ル等の反応性乳化剤を挙げることができる。これらは2
種類以上併用してもよい。
【0017】上記乳化重合における重合開始剤としては
特に限定されず、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸
カリウム、過硫酸ナトリウム、過酸化水素、パーオキシ
エステル類等の過酸化物等の水溶性のものを挙げること
ができる。また、塩化第一鉄、硫酸第一鉄、L−アスコ
ルビン酸等の還元剤と上記過酸化物とを併用してもよ
い。
【0018】また、分子量調整のために必要に応じてn
−ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤を使用してもよ
い。
【0019】上記乳化重合によって得られるエマルショ
ン樹脂のガラス転移温度(Tg)は下限−10℃、上限
50℃であることが好ましく、下限0℃、上限40℃で
あることがさらに好ましい。−10℃未満であると得ら
れる塗膜の凝集力が低く、基材および旧塗膜に対する密
着性が低下し、50℃を超えるとエマルション樹脂の造
膜性が低下する恐れがある。なお、上記Tgは上記モノ
マー混合物中の各不飽和モノマーのホモポリマーのTg
と組成比とから計算によって求めることができる。
【0020】このようにして得られるエマルション樹脂
の体積平均粒子径は、例えば、約0.05〜約0.5μ
mである。体積平均粒子径の測定方法は特に限定され
ず、光散乱法等当業者によってよく知られている方法を
挙げることができる。
【0021】上記エマルション樹脂はアセトアセトキシ
基を有しているので密着性の向上効果があると考えら
れ、また、カルボン酸基を有しているので、後述の親水
化変性ポリカルボジイミド化合物との硬化により高い塗
膜性能を有する硬化塗膜を形成することができると考え
られる。
【0022】また、本発明の水性下塗り材組成物は、親
水化変性ポリカルボジイミド化合物を含んでいる。上記
親水化変性ポリカルボジイミド化合物は、カルボジイミ
ドユニットとポリオールユニットとがウレタン結合を介
して交互に繰り返して連続的に存在しており、かつ、分
子両末端が親水性ユニットであって、上記親水性ユニッ
トがウレタン結合を介して上記カルボジイミドユニット
に結合している構造を有するものである。
【0023】上記カルボジイミドユニットとは、1分子
中にイソシアネート基を少なくとも2個含有するポリカ
ルボジイミド化合物(a)からイソシアネート基を除い
たものであり、−(−N=C=N−R1−)n−で表され
る単位をいう。ここで、R1は飽和であっても不飽和で
あっても、また、窒素原子および/または酸素原子を含
んでいてもよい炭化水素基、nは重合度であり、2〜2
0の自然数である。
【0024】上記ポリカルボジイミド化合物(a)は、
例えば、カルボジイミド化触媒存在下において、有機ジ
イソシアネートを、脱二酸化炭素を伴う縮合反応させる
ことによって得ることができる。上記カルボジイミド化
触媒としては特に限定されず、3−メチル−1−フェニ
ル−2−ホスホレン−1−オキシド等のホスホレンオキ
シド系のものを挙げることができる。また、有機ジイソ
シアネートとしては特に限定されず、芳香族系、脂肪族
系および脂環族系のものを挙げることができるが、4,
4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂
環族系のものが好ましい。
【0025】上記ポリオールユニットとは、1分子中に
水酸基を少なくとも2個含有するポリオール(b)から
活性水素を除いたものである。このようなものとして
は、例えば、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオ
ール、ポリカーボネートジオール等を挙げることができ
る。
【0026】上記親水化変性ポリカルボジイミド化合物
は、上記カルボジイミドユニットおよび上記ポリオール
ユニットは、−NHCO−で表されるウレタン結合を介
して交互に繰り返し連続して存在している。上記繰り返
し回数としては、特に限定されないが、反応効率の観点
から、1〜10であることが好ましい。
【0027】上記親水化変性ポリカルボジイミド化合物
は、その分子両末端が親水性ユニットであって、上記親
水性ユニットが上記ウレタン結合を介して上記カルボジ
イミドユニットに結合している。上記親水性ユニット
は、活性水素および親水性部分を有する親水化剤(c)
から活性水素を除いたものである。ここで、親水化剤
(c)は、得られる塗膜の耐水性の観点から、モノアル
コキシポリアルキレングリコールであることが好まし
く、そのアルコキシ基の炭素数は4〜20であることが
より好ましく、8〜12であることがさらに好ましい。
【0028】上記親水化変性ポリカルボジイミド化合物
の製造方法としては、例えば、上記ポリカルボジイミド
化合物(a)と上記ポリオール(b)とを、上記ポリカ
ルボジイミド化合物(a)のイソシアネート基のモル量
が上記ポリオール(b)の水酸基のモル量を上回る比率
で反応させて得られた反応生成物に、上記親水化剤
(c)を反応させる方法を挙げることができる。
【0029】本発明の水性下塗り材組成物は上記エマル
ション樹脂のカルボン酸基と上記親水化変性ポリカルボ
ジイミド化合物のカルボジイミド基とのモル比は下限
0.1、上限1.2である。1.2を超えると塗料の貯
蔵安定性が低下し、0.1未満であると硬化反応が充分
に進行しないため、得られる塗膜の密着性および初期耐
水性が不充分になる恐れがある。なお、下限0.2、上
限1.0であることが好ましい。
【0030】本発明の水性下塗り材組成物は、上記成分
の他必要に応じて、さらに、有機溶媒、着色成分、可塑
剤、充填材、粘性調整剤、消泡剤、分散剤、紫外線防止
剤、光安定剤、防腐剤等を添加ことができる。
【0031】本発明の水性下塗り材組成物は、上記成分
をディスパーやボールミル等、当業者によってよく知ら
れた機器を用いて撹拌混合することによって得ることが
できる。
【0032】本発明の水性下塗り材組成物は、基材に対
して、塗布して放置することによって下塗り塗膜を得る
ことができる。上記基材としては、例えば、鉄、ステン
レス、アルミニウム等およびその表面処理物の金属系、
セメント類、石灰類、石膏類等のセメント系、ポリ塩化
ビニル類、ポリエステル類、ポリカーボネート類、アク
リル類等のプラスチック系等のものをあげることがで
き、また、これらの被塗装表面が下地調整されたり、旧
塗膜を有したりしていてもよい。また、上記塗布は、例
えば、塗布量300g/m2にて、ハケ、スプレー、ロ
ーラー等によって行うことができる。このようにして得
られた塗膜は基材に対して優れた密着性を有している。
【0033】
【実施例】製造例1 親水化変性ポリカルボジイミド化
合物の製造 4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート70
0部をカルボジイミド化触媒(3−メチル−1−フェニ
ル−2−ホスホレン−1−オキシド)14部と共に18
0℃で16時間反応させ、イソシアネート末端4,4−
ジシクロヘキシルメタンカルボジイミド(カルボジイミ
ド基の含有量4当量)を得た。次いで、得られたカルボ
ジイミド226.8部を90℃加熱下でN−メチルピロ
リドン106.7部に溶解させた。次に、ポリプロピレ
ングリコール(数平均分子量2000)200部を40
℃で10分間撹拌後、ジブチル錫ジラウレート0.16
部を加え、再度90℃まで昇温し、3時間反応させた。
さらに、オキシエチレン単位を8個有するポリ(オキシ
エチレン)モノ−2−エチルヘキシルエーテル96.4
部を加え100℃で5時間反応させた後、イオン交換水
678.1部を50℃で加え、樹脂固形分40重量%の
親水化変性ポリカルボジイミド化合物の水分散体を得
た。
【0034】製造例2 エマルション樹脂の製造 攪拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管を備えた反応
容器に脱イオン水68.5重量部、レベノールWZ(花
王社製ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸
ナトリウム)1重量部を仕込み、80℃まで昇温して保
持した後、10%濃度に溶解した過硫酸アンモニウム水
溶液1重量部を添加した。
【0035】続いて、この溶液中に、スチレン66.0
重量部、2−エチルヘキシルアクリレート28.5重量
部、アクリル酸3.5重量部、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート2.0重量部、アセトアセトキシエチルメ
タクリレート8.5重量部、n−ドデシルメルカプタン
0.85重量部、レベノールWZ8重量部および脱イオ
ン水49.4重量部からなるモノマー混合物および2%
濃度に溶解した過硫酸アンモニウム水溶液10重量部を
並行して3時間かけて滴下した。反応容器内を80℃に
保持したまま5時間撹拌を続けた。その後、室温まで冷
却して25%アンモニア水2重量部およびジエチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート17重量部を添
加して充分撹拌し、酸価15、固形分56重量%および
体積平均粒子径0.12μmのエマルション樹脂を得
た。なお、モノマー混合物の計算ガラス転移温度は0℃
であった。
【0036】実施例1 製造例1で得られたエマルション樹脂100重量部、造
膜助剤8重量部、二酸化チタン14重量部、炭酸カルシ
ウム97重量部、無機繊維8重量部、増粘剤1.6重量
部および添加剤7.4重量部を混合した後、上記エマル
ション樹脂中のカルボン酸基に対するカルボジイミド基
のモル比が0.5となるようにカルボジライトEO−2
(日清紡社製親水化変性ポリカルボジイミド化合物)を
加えて充分混合することによって水性下塗り材組成物1
を得た。
【0037】実施例2 カルボジライトEO−2に代えて、製造例1で得られた
親水化変性ポリカルボジイミド化合物を加えたこと以外
は実施例1と同様にして、水性下塗り材組成物2を得
た。
【0038】実施例3 カルボン酸基に対するカルボジイミド基のモル比が1.
0となるように、製造例1で得られた親水化変性ポリカ
ルボジイミド化合物を加えたこと以外は実施例1と同様
にして、水性下塗り材組成物3を得た。
【0039】比較例1 親水化変性ポリカルボジイミド化合物を用いなかったこ
と以外は、実施例1と同様にして、水性下塗り材組成物
4を得た。
【0040】比較例2 カルボン酸基に対するカルボジイミド基のモル比が3.
0となるように、製造例1で得られた親水化変性ポリカ
ルボジイミド化合物を加えたこと以外は実施例1と同様
にして、水性下塗り材組成物5を得た。
【0041】<評価試験>実施例1〜3、ならびに、比
較例1および2にて得られた水性下塗り塗料1〜5につ
いて、貯蔵安定性試験を行った。また、2液性ウレタン
塗料を塗布量150g/m2で塗布して下地調整した7
0×150mmのスレート板上に、上記水性下塗り材組
成物1〜5を、それぞれ塗布量300g/m2にて塗布
して試験板を得た。得られた試験板に対して以下の試験
を行い評価した。結果は表1に示した。
【0042】貯蔵安定性試験 上記水性下塗り材組成物1〜5について、40℃恒温室
で静置し、塗料の流動性がなくなるまでの時間を評価し
た。240時間以上のものを合格とした。
【0043】密着性試験 得られた試験板を室温で16時間静置した後、カッター
ナイフでスレート板まで達する深さのクロスカットを入
れた。続いて、カット部分にガムテープを貼り付けた
後、急激に引き剥がし、剥離状態を評価した。いずれも
剥離面積が貼付面積の75%未満であり合格であった。
【0044】初期耐水性 得られた試験板を室温で1時間経過後、水道水中に浸漬
し、3時間後に引き上げて、下塗り塗膜の流出、塗膜表
面を評価した。異常なきものを合格とした。
【0045】
【表1】
【0046】表1から明らかなように、本発明の水性下
塗り材組成物はアセトアセトキシ基とカルボン酸基とを
有するエマルション樹脂と、親水化変性ポリカルボジイ
ミド化合物を含み、かつ、カルボン酸基に対するカルボ
ジイミド基のモル比が1.0以下であるので、基材およ
び旧塗膜との密着性が良好であることがわかった(実施
例1〜3)。さらに、特定構造を有する親水化変性ポリ
カルボジイミド化合物を含むことによって、密着性およ
び初期耐水性の低下がなく、貯蔵安定性も良好になるこ
とがわかった(実施例2および3)。しかしながら、親
水化変性ポリカルボジイミド化合物を含まないもの(比
較例1)やカルボン酸基に対するカルボジイミド基のモ
ル比が1.0を超えるもの(比較例2)は、基材との密
着性が低下していることがわかった。
【0047】
【発明の効果】本発明の水性下塗り材組成物は、アセト
アセトキシ基とカルボン酸基とを有するエマルション樹
脂と、親水化変性ポリカルボジイミド化合物を含んでい
るので、基材および旧塗膜との密着性および初期耐水性
が良好である。これは、塗膜が架橋することによって凝
集力が高くなること、および、塗膜中に残存するアセト
アセトキシ基が基材と強固な水素結合を形成することに
よると考えられる。
【0048】さらに、ポリカルボジイミド化合物を含む
ことによって得られる塗膜の初期耐水性が向上する。こ
れは、塗膜中のカルボン酸基がカルボジイミド基によっ
て消失し、塗膜への水の取り込みが小さくなることによ
ると考えられる。さらに、ポリカルボジイミド化合物を
特定構造とすることで、水性下塗り材組成物の貯蔵安定
性が向上する。これは、親水化変性ポリカルボジイミド
化合物が水中において、カルボジイミド基を中心方向に
向けたミセル構造を形成しているため、結果として貯蔵
中の反応を抑制していることによると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA03 DB03 DB04 DF01 DF02 DG01 DG04 FC02 FD01 FD03 HA01 HA02 HA07 HB05 HC01 HC12 HC17 HD05 HD15 JA02 KA01 KC17 KD02 KE02 QA02 QB05 RA07 4J038 CG141 CG151 CH031 CH041 CH071 CH081 CH221 DG111 DG121 DG131 DG171 DG261 MA08 MA10 NA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アセトアセトキシ基含有不飽和モノマーお
    よびカルボン酸基含有不飽和モノマーを含んだモノマー
    混合物を乳化重合して得られるエマルション樹脂と、親
    水化変性ポリカルボジイミド化合物とを含む水性下塗り
    材組成物であって、前記親水化変性ポリカルボジイミド
    化合物は、カルボジイミドユニットとポリオールユニッ
    トとがウレタン結合を介して交互に繰り返して連続的に
    存在しており、かつ、分子両末端が親水性ユニットであ
    って、前記親水性ユニットがウレタン結合を介して前記
    カルボジイミドユニットに結合している構造を有するも
    のであり、かつ、前記エマルション樹脂のカルボン酸基
    に対する前記親水化変性ポリカルボジイミド化合物のカ
    ルボジイミド基のモル比が0.1〜1.2であることを
    特徴とする水性下塗り材組成物。
  2. 【請求項2】前記モノマー混合物中のアセトアセトキシ
    基含有不飽和モノマーは1〜10重量%である請求項1
    に記載の水性下塗り材組成物。
  3. 【請求項3】前記モノマー混合物の酸価は2〜30であ
    る請求項1または2に記載の水性下塗り材組成物。
  4. 【請求項4】前記エマルション樹脂のカルボン酸基に対
    する前記親水化変性ポリカルボジイミド化合物のカルボ
    ジイミド基のモル比は0.2〜1.0である請求項1〜
    3のうちのいずれか1つに記載の水性下塗り材組成物。
  5. 【請求項5】前記カルボジイミドユニットおよびポリオ
    ールユニットの繰り返し回数が、1〜10である請求項
    1〜4のうちのいずれか1つに記載の水性下塗り材組成
    物。
  6. 【請求項6】前記カルボジイミドユニットが、1分子中
    にイソシアネート基を少なくとも2個含有するポリカル
    ボジイミド化合物(a)からイソシアネート基を除いた
    ものであり、かつ、前記ポリオールユニットが、1分子
    中に水酸基を少なくとも2個含有するポリオール(b)
    から活性水素を除いたものであり、および、前記親水性
    ユニットが活性水素および親水性部分を有する親水化剤
    (c)から活性水素を除いたものである請求項1〜5の
    うちのいずれか1つに記載の水性下塗り材組成物。
  7. 【請求項7】前記親水化剤(c)がモノアルコキシポリ
    アルキレングリコールである請求項6に記載の水性下塗
    り材組成物。
  8. 【請求項8】前記モノアルコキシポリアルキレングリコ
    ールのアルコキシ基の炭素数が4〜20である請求項7
    に記載の水性下塗り材組成物。
  9. 【請求項9】前記エマルション樹脂のガラス転移温度は
    −10〜50℃である請求項1〜8のうちのいずれか1
    つに記載の水性下塗り材組成物。
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