JP2003200953A - ケースの製造方法 - Google Patents
ケースの製造方法Info
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Abstract
易化して生産性のアップをもたらすことができるケース
の製造方法を提供する。 【解決手段】柄部6の先端にその柄部6より外径の大き
い傘部7を一体に有する突起5をケース本体1の側壁部
3に突設し、又、蓋体2の背板部4においてケース本体
1の突起5と対応する位置に、突起5の傘部7の外径よ
り内径が小さく、かつ、突起5の柄部6の外径より内径
が大きい突起係止孔部14と、突起5の傘部7の外径よ
り内径が大きくて突起係止孔部14と側端部どうしを互
いに開通させて一体に連続した突起ガイド孔部15とか
ら成る突起接続孔13を設け、ケース本体1の突起5を
蓋体2の背板部4に設けた突起ガイド孔部15に挿入し
てからケース本体1又は蓋体2の位置をずらすことによ
り突起5を突起係止孔部14へと移動させて係止するこ
とによりケース本体1の側壁部3に蓋体2の背板部4を
止着することを特徴とする。
Description
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ケース本体の側壁部に蓋体の背板
部を溶着やネジ等の接合部品を用いて止着した構造のケ
ースが存在するが、ケース本体に対する蓋体の組み付け
が面倒で生産性の向上が難しいという問題がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ケー
ス本体に対する蓋体の組み付け工程を容易化して生産性
のアップをもたらすことができるケースの製造方法の提
供を課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のケースの製造方法は、ケース本体1の側壁
部3に蓋体2の背板部4を止着する構造のケースの製造
方法において、柄部6の先端にその柄部6より外径の大
きい傘部7を一体に有する突起5をケース本体1の側壁
部3に突設し、又、蓋体2の背板部4においてケース本
体1の突起5と対応する位置に、突起5の傘部7の外径
より内径が小さく、かつ、突起5の柄部6の外径より内
径が大きい突起係止孔部14と、突起5の傘部7の外径
より内径が大きくて突起係止孔部14と側端部どうしを
互いに開通させて一体に連続した突起ガイド孔部15と
から成る突起接続孔13を設け、ケース本体1の突起5
を蓋体2の背板部4に設けた突起ガイド孔部15に挿入
してからケース本体1又は蓋体2の位置をずらすことに
より突起5を突起係止孔部14へと移動させて係止する
ことによりケース本体1の側壁部3に蓋体2の背板部4
を止着することを特徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。なお、図は本発明の一実施例を
示したものであり、本発明はこの実施例に限定されるも
のではない。まず、本発明の対象とするケースは、ケー
ス本体1と蓋体2とによって構成されるもので、ケース
本体1の側壁部3に蓋体2の背板部4が止着する構造の
ものである。 【0006】図示した実施例のケースは筆箱であり、ケ
ース本体1は筆記具等を収納可能な構造になっていて、
又、プラスチックで成形されているが、本発明のケース
は筆箱に限定するものではなく、ケース本体1の構造及
び素材は自由である。 【0007】ただし、図1に示すように、ケース本体1
はその側壁部3に突起5を設けるものとする。この突起
5は柄部6の先端にその柄部6よりも外径が大きい傘部
7を一体に有する形状とする。 【0008】突起5は側壁部3の複数個所、例えば図示
した実施例のように3個所に設けことができる。 【0009】蓋体2は、図2に示すように、背板部4
と、ケース本体1の開口部を覆うことができる蓋板部8
とから構成され、その背板部4が上記のようにケース本
体1の側壁部3に止着される。 【0010】蓋体2の背板部4及び蓋板部8の構造は自
由であるが、例えば図示した実施例のように、プラスチ
ック製の芯板9を同じくプラスチック製のカバーシート
11で被覆した構造にすることができる。なお、蓋板部
8の芯板10には厚紙などを使用することも可能であ
り、また、蓋板部8にはスポンジ等のクッション材12
を内蔵することも可能である。 【0011】蓋体2の背板部4をケース本体1の側壁部
3に止着するために、蓋体2の背板部4は、ケース本体
1の側壁部3に設けた上記の突起5と対応する位置にそ
れぞれ突起接続孔13を設けている。この突起接続孔1
3は、側端部どうしを互いに開通させて一体に連続した
突起係止孔部14と突起ガイド孔部15とから構成され
ている。 【0012】突起接続孔13における突起係止孔部14
の内径は、突起5の傘部7の外径より小さく、かつ、突
起5の柄部6の外径より大きく設定されている。すなわ
ち、突起5の柄部6は突起係止孔部14を通過できる
が、突起5の傘部7は突起係止孔部14を通過すること
ができない。 【0013】また、突起接続孔13における突起ガイド
孔部15の内径は、突起5の傘部7の外径より大きく設
定されている。すなわち、突起5の傘部7は突起ガイド
孔部15に挿入することができる。 【0014】なお、図示した実施例では、突起接続孔1
3を背板部4の芯板9に設けて、カバーシート11にそ
れらを露出させるための孔16を設けた構造にしてい
る。 【0015】ケース本体1の側壁部3に蓋体2の背板部
4を止着する工程は次の通りである。まず、図3のAに
示すように、ケース本体1の突起5を蓋体2の突起接続
孔13における突起ガイド孔部15の位置に合せる。次
に、図3のBに示すように、突起5を突起ガイド孔部1
5に挿入する。それから、図3のCに示すように、ケー
ス本体1又は蓋体2の位置を横方向へずらすことにより
突起5を突起係止孔部14へ移動させる。これにより、
突起5は傘部7が突起係止孔部14から脱出不能となっ
て係止状態となる。 【0016】なお、突起5が突起係止孔部14から突起
ガイド孔部15へ戻ると、係止状態が解消して、蓋体2
がケース本体1から外れてしまうおそれがある。そこ
で、これを防ぐために、図示した実施例のように、ケー
ス本体1の側壁部3に上記の突起5とは別に、同じく柄
部18の先端に傘部19を有する構造の突起17を設け
るとともに、蓋体2の背板部4においてその突起17と
対応する位置に、その突起17を挿入して係止可能な突
起係止孔20を設けた構造にすることができる。なお、
その突起係止孔20は、内径を突起17の傘部19の外
径より小さくして、その孔の縁にスリット21を設ける
ことにより弾性変形しやすくし、突起17を無理に押し
入れ可能とする構造にすることができる。 【0017】 【発明の効果】本発明のケースの製造方法は上記の通り
であり、ケース本体1の側壁部3に設けた突起5を蓋体
2の背板部4に設けた突起接続孔13の突起ガイド孔部
15に挿入してから、ケース本体1又は蓋体2の位置を
ずらすことにより突起5を突起係止孔部14へ移動させ
て係止することによりケース本体1に対し蓋体2を止着
できるので、ケース本体1に対する蓋体2の組付工程が
容易化して生産性のアップが可能となるものである。
である。 【図2】ケース本体に取り付ける前の蓋体の斜視図であ
る。 【図3】蓋体をケース本体に止着する工程を示す部分断
面図である。 【図4】蓋体をケース本体に取り付けた状態の斜視図で
ある。 【図5】図4のA−A線における部分断面図である。 【図6】図4のB−B線における部分断面図である。 【符号の説明】 1 ケース本体 2 蓋体 3 側壁部 4 背板部 5 突起 6 柄部 7 傘部 8 蓋板部 9 芯板 10 芯板 11 カバーシート 12 クッション材 13 突起接続孔 14 突起係止孔部 15 突起ガイド孔部 16 孔 17 突起 18 柄部 19 傘部 20 突起係止孔 21 スリット
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケース本体1の側壁部3に蓋体2の背板
部4を止着する構造のケースの製造方法において、柄部
6の先端にその柄部6より外径の大きい傘部7を一体に
有する突起5をケース本体1の側壁部3に突設し、又、
蓋体2の背板部4においてケース本体1の突起5と対応
する位置に、突起5の傘部7の外径より内径が小さく、
かつ、突起5の柄部6の外径より内径が大きい突起係止
孔部14と、突起5の傘部7の外径より内径が大きくて
突起係止孔部14と側端部どうしを互いに開通させて一
体に連続した突起ガイド孔部15とから成る突起接続孔
13を設け、ケース本体1の突起5を蓋体2の背板部4
に設けた突起ガイド孔部15に挿入してからケース本体
1又は蓋体2の位置をずらすことにより突起5を突起係
止孔部14へと移動させて係止することによりケース本
体1の側壁部3に蓋体2の背板部4を止着することを特
徴とするケースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003731A JP2003200953A (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | ケースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003731A JP2003200953A (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | ケースの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003200953A true JP2003200953A (ja) | 2003-07-15 |
Family
ID=27643250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003731A Pending JP2003200953A (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | ケースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003200953A (ja) |
-
2002
- 2002-01-10 JP JP2002003731A patent/JP2003200953A/ja active Pending
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