JPH0510524B2 - - Google Patents

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JPH0510524B2
JPH0510524B2 JP60009679A JP967985A JPH0510524B2 JP H0510524 B2 JPH0510524 B2 JP H0510524B2 JP 60009679 A JP60009679 A JP 60009679A JP 967985 A JP967985 A JP 967985A JP H0510524 B2 JPH0510524 B2 JP H0510524B2
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JP
Japan
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insert
outer cylinder
expansion
pair
groove
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JP60009679A
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JPS61167708A (ja
Inventor
Shoichi Myoshi
Tatsuo Masuda
Shigeo Okada
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Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Kato Hatsujo Inc
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Kato Hatsujo Inc filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP60009679A priority Critical patent/JPS61167708A/ja
Publication of JPS61167708A publication Critical patent/JPS61167708A/ja
Publication of JPH0510524B2 publication Critical patent/JPH0510524B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/04Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
    • F16B19/08Hollow rivets; Multi-part rivets
    • F16B19/10Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
    • F16B19/1027Multi-part rivets
    • F16B19/1036Blind rivets
    • F16B19/1081Blind rivets fastened by a drive-pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/06Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips
    • F16B5/0607Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other
    • F16B5/0621Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other in parallel relationship
    • F16B5/0642Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other in parallel relationship the plates being arranged one on top of the other and in full close contact with each other

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えばパネル同士或いはパネルと飾
り材等の板材同士を重合固定するために使用され
るクリツプ、さらに詳しくは板材同士の重合固定
状態を解除できるばかりか、解除後の再使用も可
能な重合クリツプに関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種クリツプとしては、実開昭55−第
120818号公報に示すものが存する。
該従来クリツプは、第17図に示す如く、挿入
体10と該挿入体10を内部に挿入する中空の外
筒体20の2部品からなり、挿入体10は合成樹
脂材料で一体成形されて、円盤状の拡大頭部11
と挿入脚12とから成り、該挿入脚12は円柱状
の上側脚部12aと十字状の下側脚部12bを有
し、該下側脚部12bは十字状の各空所内に拡開
段部13を形成してなり、他方外筒体20は同じ
く合成樹脂材料で一体成形されて、円環状フラン
ジ部21と中空胴部から成り、該中空胴部は4本
のスリツト23により分割されて内面に上記各拡
開段部13に係止する張出部22aを有する4個
の拡開壁部22で画成する構成となつている。
そして、実際の使用に際しては、第18図Aに
示す如く外筒体20の下端から下側脚部12bの
先端部が下方に突出する状態を得て、挿入体10
の挿入脚12を外筒体20の内部に挿入して、両
者10,20を合体した後、同図Bに示す如く2
枚の重合対象パネルP1,P2に穿設されている
各係止孔H1,H2内に外筒体20を装着して、
挿入体10の拡大頭部11が外筒体20のフラン
ジ部21に当接するまで、挿入体10の挿入脚1
2を外筒体20の内部に押し込むと、外筒体20
の各拡開壁部22の張出部22aが上記拡開段部
13に係止して、該各拡開壁部22を外方に拡開
するので、該4個の拡開壁部22とフランジ部2
1で2枚のパネルP1,P2を挟持して、該パネ
ルP1,P2同士の重合固定状態を得るものであ
る。
又、斯るパネルの重合固定状態を解除する場合
には、同図Cに示す如く挿入体10の拡大頭部1
1を把持して、該挿入体10の挿入脚12を外筒
体20の内部で前記と逆方向に強制的に引き上げ
て、4個の拡開壁部22の張出部22aを拡開段
部13から外すと、該各拡開壁部22が自身の復
元力で原形に復帰するので、後は外筒体20のフ
ランジ部21を把持して係止孔H1,H2から引
き抜くことにより、パネルP1,P2同士の重合
固定状態が解除できるものである。従つて、斯る
外筒体20と挿入体10は、再び第18図Aに示
す合体状態となつて引き抜かれるので、再使用が
可能となるものである。
「発明が解決しようとする問題点」 然し乍か、上記の従来クリツプにあつては、パ
ネルP1,P2同士の重合固定を得るための挿入
体10の外筒体20に対する押し込み操作方向
と、該重合固定を解除するための引き上げ操作方
向とが全く逆方向となつているので、特に重合固
定を解除する作業が簡単に行なえない大きな問題
点を有している。
又、従来クリツプにあつては、挿入体10の挿
入脚12を外筒体20の内部に押し込んで、該外
筒体20の胴部を画成する全ての拡開壁部22を
拡開するものであるから、拡開後の押し込み操作
を禁止する上で、外筒体20のフランジ部21に
当接して以後の押し込みを阻止する頭部11が必
要となるばかりか、該頭部11が解除時には挿入
体10を外筒体20から引き上げる際の把持部と
もなるので、形状は必然的に大形なものが要求さ
れることとなる。
この為、パネルP1,P2の重合固定状態にあ
つては、第18図Bに示す如く該拡大頭部11が
パネルP1の表面から非常に突出する状態となる
ので、使用個所や重合対象板材等によつては、斯
る挿入体10の拡大頭部11が頗る邪魔となつた
り、或いは美観を著しく損うなどの問題点をも招
来している。
「問題点を解決するための手段」 而して、本発明は斯る従来クリツプの問題点を
有効に解決するために開発されたもので、挿入体
と該挿入体を内部に挿入する中空の外筒体とから
成り、該外筒体を重合対象板材の各係止孔内に装
着後、挿入体を外筒体内部に押し込むことによ
り、外筒体の拡開を得て板材同士を重合固定する
構成の重合クリツプを前提として、挿入体は円柱
状を呈し、自身の外周適所に下位から順に合体溝
部,拡開部及び解放溝部を夫々形成すると共に、
長手方向の対向する両側にガイド溝部を形成する
構成となし、他方外筒体はフランジ部と中空胴部
とから成り、胴部はスリツトにより分割されて対
向する一対の拡開壁部と一対の不動壁部とで画成
し、該一対の拡開壁部の端部を夫々内方に折曲
し、該各折曲端部を上記挿入体の各溝部及び拡開
部に順次係止できると共に、該折曲端部が拡開部
に係止した時のみ一対の拡開壁部が拡開する構成
となし、且つ一対の不動壁部に上記挿入体のガイ
ド溝部内に係入できるストツパー部を形成する構
成を採用した。
「作用」 依って、本発明にあつては、外筒体の一対の拡
開壁部の折曲端部を挿入体の合体溝部内に係止し
て、挿入体と外筒体を合体して板材の各係止孔内
に装着した後、挿入体の更に押し込んで、外筒体
拡開壁部の折曲端部を合体溝部から拡開を促す拡
開部に係止すれば、該各拡開壁部の拡開を得て板
材同士は重合固定され、更に同方向に押し込め
ば、拡開壁部の折曲端部が挿入体の拡開部から開
放溝内に係止して、該拡開壁部を拡開状態から開
放して板材の重合固定が解除できると共に、該重
合固定及びその解除を得るための挿入体の押し込
み作業も、自身のガイド溝部に対する外筒体不動
壁部のストツパー部の係入で、確実に案内される
と同時に、不必要な押し込みが確実に規制される
こととなる。
又、挿入体は従来の如き拡大頭部を全く有して
いないので、重合固定状態にあつても、挿入体の
一部が邪魔となつたり、或いは美観を損う状態で
パネルの外方に突出することも全くなくなる。
「実施例」 以下、本発明を図示する各実施例に基づいて詳
述すれば、該各実施例に係るクリツプも従来クリ
ツプと同様に、挿入体と該挿入体を内部に挿入す
る中空の外筒体の2部品から構成されるものであ
るが、特徴とするところは、合成樹脂製の挿入体
及び外筒体を以下の構成となした点に存する。
まず、第一実施例を説明すると、該実施例に係
る挿入体30は、第1図,第2図に示す如く、下
端部31が先細りテーパー状となつた円柱状を呈
し、自身の外周適所に下位から順に所定間隔をお
いて後述する外筒体40の拡開壁部の折曲端部を
係止する合体溝部32,凹状の拡開部33及び開
放溝部34を夫々形成し、下位の合体溝部32と
上位の開放溝部34の溝径は、上記拡開壁部の折
曲端部を拡開壁部の拡開を招来することなく完全
に収納できる径となし、中位の拡開部33は、該
合体溝部32及び開放溝部34よりも大径となし
て、拡開壁部の折曲端部が係止した場合には、該
拡開壁部を外方に拡開させるものとする。
又、挿入体30は、自身長手方向の対向する両
側に後述する不動壁部のストツパー部を係入する
ガイド溝部35,35を、夫々上記先細り下端部
31から上端部近傍に至る所定域に形成する構成
とする。従つて、上記各溝部32,34及び拡開
部33は、斯る挿入体30の両側に形成されるガ
イド溝部35,35により分断されることとな
る。
他方、外筒体40は、第1図,第3図に示す如
く、フランジ部41と中空胴部から成り、胴部は
4本のスリツト44により分割されて対向する一
対の拡開壁部42,42と一対の不動壁部43,
43とで画成すると共に、該一対の拡開壁部4
2,42の各端部42aを夫々内方に折曲して、
上記挿入体30の合体溝部32,拡開部33及び
開放溝部34に順次係止できる構成とし、一対の
不動壁部43,43は該拡開壁部42より短寸と
なし、且つ各端部を同じく内方に折曲して、上記
挿入体30の長手方向に形成されたガイド溝部3
5内に係入するストツパー部43aを形成し、該
ストツパー部43は最終的には該ガイド溝部35
の上部壁面35aに当接して、該当接時点で挿入
体30の押し込みを阻止するものである。
依つて、第一実施例の挿入体30と外筒体40
を用いて、2枚のパネルP1,P2を重合固定す
る場合には、まず第4図A,第5図Aに示す如
く、挿入体30を外筒体40の内部に挿入して、
該外筒体40の胴部を画成する一対の拡開壁部4
2の各折曲端部42aが夫々挿入体30の合体溝
部32内に係止した状態を得て、両者30,40
を予め合体する。
尚、斯る合体状態にあつては、図示する如く一
対の拡開壁部42は、合体溝部32内に自身の折
曲端部42aを完全に収納する状態で係止してい
るので、未だ拡開せずに成形時の原形を呈してお
り、他方一対の不動壁部43のストツパー部43
aは、夫々ガイド溝部35内に係入されている。
挿入体30と外筒体40を合体した後は、外筒
体40をパネルP1,P2の各係止孔H1,H2
内に装着して、外筒体40のフランジ部41から
突出している挿入体30の上部を更に内部に押し
込めば、一対の拡開壁部42の各折曲端部42a
は合体溝部32から外れて、今度は凹状の拡開部
33に確実に係止することとなるが、該拡開部3
3は既述した如く合体溝部32よりも大径である
ため、該係止により一対の拡開壁部42は夫々外
方に拡開して、第4図B,第5図Bに示す如く、
パネルP1,P2をフランジ部41と共働して挟
持するので、2枚のパネルP1,P2は確実に重
合固定されることとなる。
尚、斯る重合固定状態にあつては、挿入体30
の上端面は、図示する如く外筒体40のフランジ
部41と面一となつており、パネルP1の表面側
にはフランジ部41の肉厚のみしか突出していな
い。又、上記挿入体30の押し込みに際しては、
外筒体40の一対の不動壁部43の各ストツパー
部43aがガイド溝部35内に係入して、挿入体
30の押し込み姿勢を案内するので、確実な押し
込み動作が得られる。但し、該ストツパー部43
aは、未だガイド溝部35の上部壁面35aには
当接していない。
次に、重合固定状態を解除する場合には、第4
図C,第5図Cに示す如く、上記案内作用を受け
て挿入体30を重合固定方向と同一方向に更に押
し込むと、一対の拡開壁部42の各折曲端部42
aが拡開部33から外れて、今度は上位に形成さ
れている開放溝部34と係止することとなるが、
該開放溝部34の溝径は、既述した如く折曲端部
42aを拡開壁部42の拡開を招来することなく
完全に収納できる径となつているので、各拡開壁
部42は拡開状態から自動的に開放されて原形に
復帰し、パネルP2に対する挟持状態を解くこと
となる。
従つて、後は外筒体40のフランジ部41を把
持して挿入体30と一緒に引き抜けば、挿入体3
0及び外筒体40を何ら損傷することなく、パネ
ルP1,P2の重合固定状態が容易に解除でき
る。
尚、斯る状態にあつては図示する如く、一対の
不動壁部43の各ストツパー部43aの上面が、
ガイド溝部35の上部壁面35aに当接して、挿
入体30が更に下方に押し込まれることを阻止す
ると共に、一対の拡開壁部42の折曲端部42a
が開放溝部35に確実に係止する位置決め作用を
果している。従つて、両者35a,43aの当接
状態を確実なものとするため、平行当接を得る上
記実施例と異なり、第6図に示す如く各当接面を
相互に逆向きの傾斜面となして、傾斜当接させる
ように構成することも実施に応じて任意である。
更に、重合固定解除後は、挿入体30の先細り
下端部31を外筒体40の逆方向に押し戻して、
第4図A,第5図Aに示す如く外筒体40の一対
の拡開壁部42の各折曲端部42aが、合体溝部
32と係止する合体状態となせば、直ちに再使用
が可能となる。
次に、第二実施例に係るクリツプを説明すれ
ば、該第二実施例は上記第一実施例の変形で、具
体的には第7図,第8図,第9図に示す如く、挿
入体130の外周の中位に形成される拡開部13
3を凸状となし、他方外筒体140は自身の胴部
をスリツト144を介して分割されて対向する短
寸な一対の拡開壁部142と、下端部が連続する
長寸な一対の不動壁部143とで画成すると共
に、該各拡開壁部142の折曲端部142aに上
記凸状の拡開部133に係止する凹部145を形
成し、且つ一対の不動壁部143の内面適所に挿
入体130のガイド溝部135内に係入する突起
状のストツパー部143aを新たに形成する構成
としたもので、その他の構成は上記第一実施例と
同様である。
依つて、第二実施例に係る挿入体130と外筒
体140を用いて、2枚のパネルP1,P2を重
合固定する場合にも、第10図A,第11図Aに
示す如く、挿入体130を外筒体140の内部に
挿入して、該外筒体140の胴部を画成する一対
の拡開壁部142の各折曲端部142aが、夫々
挿入体130の合体溝部132内に係止した状態
を得て、両者130,140を予め合体した後、
外筒体140をパネルP1,P2の各係止孔H
1,H2内に装着して、外筒体140のフランジ
部141から突出している挿入体130の上部を
更に内部に押し込めば、一対の拡開壁部142の
各折曲端部142aは合体溝部132から外れ
て、自身の凹部145を介して凸状の拡開部13
3に確実に係止して外方に拡開するので、第10
図B,第11図Bに示す如く、パネルP1,P2
をフランジ部141と共働して挟持して、2枚の
パネルP1,P2は確実に重合固定されることと
なる。
尚、斯る重合固定状態にあつても、挿入体13
0の上端面は外筒体140のフランジ部141と
面一となつており、パネルP1の表面側にはフラ
ンジ部141の肉厚のみしか突出せず、又挿入体
130の押し込みに際しては、外筒体140の一
対の不動壁部143の各ストツパー部143aが
ガイド溝部135内に係入して、挿入体130の
押し込み姿勢を案内することは、第一実施例と同
様である。
又、重合固定状態を解除する場合には、第10
図C,第11図Cに示す如く、挿入体130を更
に外筒体140の内部に押し込むと、一対の拡開
壁部142の各折曲端部142aが拡開部133
から外れて、開放溝部134と係止して、各拡開
壁部142は拡開状態から自動的に開放されるの
で、後は第一実施例と同様に外筒体140を挿入
体130と一緒にフランジ部141を把持して引
き抜けば、パネルP1,P2の重合固定状態が容
易に解除できるばかりか、挿入体130の先細り
下端部131を外筒体140の逆方向に押し戻し
て、既述の合体状態となせば、直ちに再使用も可
能となることは言うまでもない。
第三実施例に係るクリツプを説明すれば、該第
三実施例は上記第二実施例の変形で、具体的には
第12図,第13図,第14図に示す如く、挿入
体230の両側に形成される各ガイド溝部235
を下側部を除き両者を貫通させると共に、該各ガ
イド溝部235の拡開部233と対応する側縁の
各上下部位にロツク爪236を夫々形成し、他方
外筒体240の下部が連続する長寸な一対の不動
壁部243の拡開壁部242の折曲端部242a
と対応する内面に、該上下ロツク爪236,23
6間にロツクされる大きさの突起状の小ストツパ
ー部243aを形成して、挿入体230の押し込
みにより、外筒体240の拡開壁部242の各折
曲端部242aが合体溝部232から拡開部23
3に係止する際に、該ストツパー部243aがガ
イド溝部235の上下ロツク爪236間にロツク
されることにより、該各折曲端部242aを確実
に拡開部233に係止できるように構成したもの
である。従つて、本実施例にあつては、既述の各
実施例の如く、拡開壁部242の折曲端部242
aと拡開部233の確実な係止を得るために、拡
開部233を凹状としたり凸状とする必要が全く
ない。
依つて、第三実施例に係る挿入体230と外筒
体240を用いて、2枚のパネルP1,P2を重
合固定する場合には、第15図A,第16図Aに
示す如く、挿入体230を外筒体240の内部に
挿入して、該外筒体240の一対の拡開壁部24
2の各折曲端部242aが夫々挿入体230の合
体溝部232内に係止した状態を得て、外筒体2
40をパネルP1,P2の各係止孔H1,H2内
に装着して、外筒体240のフランジ部241か
ら突出している挿入体230の上部を更に内部に
押し込めば、ガイド溝部235内のストツパー部
243aが、該ガイド溝部235を拡開しなが
ら、上記の上下ロツク爪236間にロツクされる
と同時に、一対の拡開壁部242の各折曲端部2
42aが合体溝部232から外れて、拡開部23
3に係止して拡開するので、第15図B,第16
図Bに示す如く、2枚のパネルP1,P2は確実
に重合固定されることとなる。
又、重合固定状態を解除する場合には、第15
図C,第16図Cに示す如く、挿入体230を更
に外筒体240の内部に押し込むと、ガイド溝部
235内でロツクされている不動壁部243の各
ストツパー部243aが上下のロツク爪236か
ら外れて、該ガイド溝部235の上部壁面235
aに当接すると同時に、一対の拡開壁部242の
各折曲端部242aが拡開部233から外れて、
開放溝部234と係止して、各拡開壁部242が
拡開状態から自動的に開放されるので、後は外筒
体240のフランジ部241を把持して引き抜け
ば、パネルP1,P2の重合固定状態が容易に解
除できるばかりか、クリツプ自体の再使用も可能
となる。
「発明の効果」 以上の如く、本発明は挿入体の押し込みによ
り、外筒体の拡開壁部の折曲端部を挿入体の合体
溝部から拡開部に係止すれば、該拡開壁部の拡開
を得て板材同士を確実に重合固定できると共に、
更に挿入体を同一方向に押し込めば、拡開壁部の
折曲端部を挿入体の拡開部から開放溝部内に係止
して、該拡開壁部を拡開状態から開放して板材の
重合固定を解除できることを特徴とするものであ
るから、従来クリツプと異なり重合固定を得るた
めの操作方向と、該重合固定の解除を得るための
操作方向とが同一となり、特に解除作業が極めて
簡単に行なえることとなる。
又、外筒体の拡開壁部の折曲端部を挿入体の各
溝部及び拡開部に順次係止するための挿入体の押
し込み作業も、自身のガイド溝部に対する外筒体
の不動壁部のストツパー部の係入を得て行なわれ
るので、挿入体の押し込み動作が極めて円滑且つ
確実に行なえると共に、該ストツパー部がガイド
溝部の上部壁面に当接すれば、挿入体の不必要な
押し込みを確実に阻止できることとなる。
従つて、本発明の挿入体にあつては、従来クリ
ツプの如く不必要な押し込みを禁止すると共に、
重合固定状態を解除する際の把持部となる拡大頭
部が全く不要となるので、重合固定状態にあつて
は、挿入体の一部がパネル表面から邪魔となつた
り、或いは美観を著しく損う状態で突出すること
も全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例に係るクリツプを
分解して示す斜視図、第2図Aは第1図における
挿入体のA−A断面図、同図Bは同B−B断面
図、同図Cは挿入体の底面図、第3図Aは第1図
における外筒体のC−C断面図、同図Bは同D−
D断面図、同図Cは外筒体の底面図、第4図A,
B及び第5図A,Bはパネル同士を重合固定する
作業順序を示す断面図、第4図C及び第5図Cは
パネルの重合固定状態を解除する状態を示す断面
図、第6図は第一実施例の変形をパネルの重合固
定状態を解除する状態で示す断面図、第7図は本
発明の第二実施例に係るクリツプを分解して示す
斜視図、第8図Aは第7図における挿入体のE−
E断面図、同図Bは同F−F断面図、同図Cは挿
入体の底面図、第9図Aは第7図における外筒体
のG−G断面図、同図Bは同H−H断面図、同図
Cは外筒体の底面図、第10図A,B及び第11
図A,Bはパネル同士を重合固定する作業順序を
示す断面図、第10図C及び第11図Cはパネル
の重合固定状態を解除する状態を示す断面図、第
12図は本発明の第三実施例に係るクリツプを分
解して示す斜視図、第13図Aは第12図におけ
る挿入体の−断面図、同図Bは同J−J断面
図、同図Cは挿入体の底面図、第14図Aは第1
2図における外筒体のK−K断面図、同図Bは同
L−L断面図、同図Cは外筒体の底面図、第15
図A,B及び第16図A,Bはパネル同士を重合
固定する作業順序を示す断面図、第15図C及び
第16図Cはパネルの重合固定状態を解除する状
態を示す断面図、第17図は従来のクリツプを一
部断面して示す分解正面図、第18図A,Bは従
来クリツプでパネル同士を重合固定する作業順序
を示す断面図、第18図Cはパネルの重合固定状
態を解除する状態を示す断面図である。 30,130,230……挿入体、32,13
2,232……合体溝部、33,133,233
……拡開部、34,134,234……開放溝
部、35,135,235……ガイド溝部、4
0,140,240……外筒体、41,141,
241……フランジ部、42,142,242…
…拡開壁部、42a,142a,242a……拡
開壁部の折曲端部、43,143,243……不
動壁部、43a,143a,243a……不動壁
部のストツパー部、44,144,244……ス
リツト、P1,P2……パネル(板材)、H1,
H2……係止孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 挿入体と該挿入体を内部に挿入する中空の外筒
    体とから成り、該外筒体を重合対象板材の各係止
    孔内に装着後、挿入体を外筒体内部に押し込むこ
    とにより、外筒体の拡開を得て板材同士を重合固
    定する構成の重合クリツプに於いて、挿入体は円
    柱状を呈し、自身の外周適所に下位から順に合体
    溝部・拡開部及び開放溝部を夫々形成すると共
    に、長手方向の対向する両側にガイド溝部を形成
    する構成となし、他方外筒体はフランジ部と中空
    胴部とから成り、胴部はスリツトにより分割され
    て対向する一対の拡開壁部と一対の不動壁部とで
    画成し、該一対の拡開壁部の端部を夫々内方に折
    曲し、該各折曲端部を上記挿入体の各溝部及び拡
    開部に順次係止できると共に、該折曲端部が拡開
    部に係止した時のみ一対の拡開壁部が拡開する構
    成となし、且つ一対の不動壁部に上記挿入体のガ
    イド溝部内に係入できるストツパー部を形成する
    ように構成としたことを特徴とする板材の重合ク
    リツプ。
JP60009679A 1985-01-22 1985-01-22 板材の重合クリツプ Granted JPS61167708A (ja)

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