JP3879186B2 - 二つの部材の連結具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、相互に連通される取付穴をそれぞれ備えた二つの部材の当該連通状態にある取付穴に差し入れて、かかる二つの部材の連結をなす連結具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
相互に連通される取付穴をそれぞれ備えた二つの板状体の当該連通状態にある取付穴に差し入れて、かかる二つの板状体の連結をなす連結具として、特公平1−16743にかかる包装用止め具がある。
【0003】
かかる止め具は、前記連通状態にある取付穴に差し入れられる筒状部を備えたベース体と、このベース体の前記筒状部に差し入れられる筒状部を備えたキー体とを有する。ベース体は、前記取付穴への差し入れ側と反対の側に外鍔を有し、かつ、このベース体へのキー体の前記外鍔側からの差し入れに伴って、このベース体の筒状部における前記取付穴への差し入れ側の開口縁部から外側方に張り出すフック部材を有する。この結果、かかる止め具によれば、前記連通状態にある二つの板状体の取付穴に前記ベース体の筒状部を前記のように差し入れた後、このベース体の筒状部に前記キー体を差し入れることにより、前記フック部材を前記のように張り出させて、このように張り出されるフック部材と前記外鍔との間で前記二つの板状体を挟み付けることができる。
【0004】
また、かかる止め具にあっては、かかる二つの板状体の挟み付け状態を維持できるように、前記ベース体の筒状部の内縁に係止部を設けると共に、キー体にこれに対応した係止突部を設けて、かかるベース体の筒状部へのキー体の筒状部の差し込み状態を保持するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の止め具にあっては、前記二つの板状体の挟み付け状態を維持する前記係止部と係止突部との掛合を解くための具体的な手段を有しておらず、かかる掛合を解くに足る引っ張り力をもって前記キー体に設けた摘み片を引っ張ることにより、かかる掛合を解くことを余儀なくさせるものであった。
【0006】
また、かかる摘み片は、前記ベース体に前記キー体を差し入れた状態において前記ベース体の外鍔に接した状態とされ、このため、かかる摘み片は把持し易いものとはいえず、前記掛合の解除を通じた二つの板状体の分離作業に難を生じさせるものであった。
【0007】
そこで、この発明は、かかる従来の技術の不都合を解消すること、特に、この種の連結具において、この種の連結具により連結状態に置かれた二つの部材の分離作業をスムースならしめることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明では、二つの部材の連結具が以下の(1)〜(6)の構成を備えたものとした。
(1)相互に連通される取付穴をそれぞれ備えた二つの部材の当該連通状態にある取付穴に差し入れられる筒状部を備えた本体と、
(2)前記連通状態にある二つの部材の取付穴に差し入れられた本体の筒状部における一方の開口側から当該筒状部内に差し入れられる筒状をなすロック体とを有しており、
(3)前記本体は、前記ロック体の差入側にある開口縁部に外向きの鍔部を有すると共に、この本体の前記筒状部への当該ロック体の差し入れに伴って、当該ロック体の差入側と反対の側にある開口縁部から外側方に突き出され、前記鍔部との間で前記二つの部材を挟み付ける挟持片を有しており、
(4)前記ロック体には、このロック体の内外に連通した割溝により区分された弾性掛合片が設けてあると共に、
(5)前記本体には、前記ロック体の当該本体の筒状部への差し入れに伴って撓まされる前記弾性掛合片を、当該差し入れの終了位置で撓み戻させて当該弾性掛合片に掛合される掛合部が設けてあり、
(6)しかも、筒状をなす前記ロック体の内側には、枠状をなし枠内を指掛け穴とし、かつ、前記弾性掛合片に連接された当該弾性掛合片の前記掛合の解除操作部が設けてあると共に、この解除操作部内に弾性掛合片に連接された目隠し板が納まっている。
【0009】
かかる構成によれば、相互に連通される二つの部材の取付穴に対し、前記本体の筒状部を前記鍔部と反対の側から差し入れ、この後、当該筒状部に前記ロック体を差し入れることにより、前記挟持片を外側方に突き出させて、この挟持片と前記鍔部との間で二つの部材を挟み付けることができる。また、前記本体の筒状部に対するロック体の差し入れの終了位置で前記弾性掛合片と掛合部とを掛合させることができ、かかるロック体を当該差し入れの終了位置から移動しないように保持させることができ、この結果、かかるロック体の前記筒状部への差し入れに伴う前記挟持片の外側方への突き出し状態を安定的に維持することができ、二つの部材の前記挟み付け状態、すなわち、二つの部材の連結状態が確保される。
【0010】
また、前記解除操作部には、指掛け穴が設けてあることから、この指掛け穴に指を差し入れ、この解除操作部を引っ張ることにより、前記掛合部と掛合し合った前記弾性掛合片を当該掛合を外す向きに容易に撓み込ませることができ、さらに、そのまま解除操作部を引っ張り続けることにより、前記筒状部内からロック体を抜き出させることができる。これにより、前記本体の挟持片の前記外側方への突き出し状態は解除され、前記取付穴から筒状部を抜き出して、連結された二つの部材を分離させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の典型的な実施の形態の一つについて、説明する。
【0012】
なお、ここで図1は、この実施の形態にかかる連結具を、前記二つの部材P、Pの取付穴Hへの本体10の筒状部11の差入側と反対の側から見た状態で示すと共に、かかる二つの部材P、Pの取付穴Hが設けられている箇所を同時に表して示している。また、図2は、かかる連結具を、前記取付穴Hへの前記本体10の筒状部11の差入側から見た状態で示している。(同図においては、さらに、本体10の筒状部11に設けられた挟持片13の突き出し状態を理解し易いように、かかる突き出し状態にある挟持片13を二点鎖線で表して示している。)
【0013】
また、図3は、二つの部材P、Pの取付穴Hに本体10の筒状部11を差し入れ、かつ、このように差し入れられた本体10の筒状部11に対し、ロック体20を差し入れた二つの部材P、Pの連結状態Uを連結具を縦断面の状態として示している。また、図4は、図3の状態から前記本体10の筒状部11内よりロック体20を抜き出させた解除状態R、(もしくは、前記二つの部材P、Pの取付穴Hに本体10の筒状部11を差し入れた前記連結状態Uの直前の状態)を理解し易いように、連結具を縦断面の状態として示している。また、図5は、前記連結状態Uにある連結具を図3における左側から見た状態として示している。
【0014】
また、図6は、連結具を、一側面側から見た状態で、また、図7は、図6と反対の側から見た状態で、また、図10は、図6の上側から見た状態で、また、図13は、図7における左側の向きから、また、図14は、図7における右側の向きから見た状態で、かかる連結具をそれぞれ表している。
【0015】
さらに、図8は、挟持片13と連接板13aおよびヒンジ部13bの構成を理解し易いように、また、図9は、本体10とロック体20とを連接するヒンジ部25の構成を理解し易いように、図11および図12は、ロック体20の弾性掛合片21が設けられている箇所および解除操作部23の構成を理解し易いように、連結具をそれぞれの箇所で断面にした状態で示している。
【0016】
この実施の形態にかかる連結具は、略方形状をなす取付穴Hを備えた板状をなす二つの部材P、Pの連結に用いるのに適した構造を備えている。
【0017】
すなわち、この実施の形態にかかる連結具は、前記二つの部材P、Pの取付穴Hを連通させ合った状態で、このように連通させ合わされる二つの部材P、Pの取付穴Hに対し、先ず、かかる連結具を構成する本体10を差し入れ、(図4)次いで、当該本体10内にロック体20を差し入れることにより、かかる二つの部材P、Pを連結し合わせることができるようにしてある。(図3、図5・以下この状態を、連結状態Uと称する。)
【0018】
前記連結状態Uから、前記本体10内より前記ロック体20を抜き出させることにより、前記連結状態Uを解くことができるようにしてある。(図4・以下この状態を解除状態Rと称する。)
【0019】
先ず、前記本体10は、前記取付穴Hの差し入れ可能な大きさを備えた方形筒状をなす筒状部11を有する。また、かかる筒状部11における前記ロック体20の差入側にある開口縁部11aには、当該開口を巡る外向きの鍔部12が設けてある。かかる鍔部12は、前記筒状部11の外側面に対し略直交する向きに突き出されている。
【0020】
また、前記筒状部11の内側には、この筒状部11内への前記ロック体20の差し入れに伴って、当該筒状部11における前記ロック体20の差入側と反対の側にある開口縁部11bから外側方に突き出されるように構成された挟持片13が設けてある。
【0021】
この実施の形態にあっては、前記筒状部11の向き合った一対の内壁にそれぞれ、前記挟持片13が備えられている。かかる挟持片13はそれぞれ、前記内壁面に略平行をなす板状に構成してある。また、かかる挟持片13は、前記内壁から当該内壁面に対して略直交する向きに突き出す連接板13aの突き出し端部に、当該挟持片13における前記ロック体20の差入側に向けられた縁部を一体に連接させている。
【0022】
また、かかる連接板13aと前記内壁とは、ヒンジ部13bをもって連接してある。この実施の形態にあっては、かかる連接板13aに一側縁部を、また、かかる内壁に他側縁部を一体に連接させた弾性変形可能な薄肉片13cをもって、かかるヒンジ部13bを構成してある。
【0023】
そして、かかるヒンジ部13bから、このヒンジ部13bの直下にある前記筒状部11の前記ロック体20の差入側と反対の側の開口縁部11bまでの寸法が、前記壁面からの連接板13aの突き出し寸法と略等しいか、やや小さくなるように構成してある。
【0024】
この結果、この実施の形態にかかる連結具にあっては、前記取付穴Hに前記本体10の筒状部11を前記鍔部12が設けられている側と反対の側から差し入れた後、このように差し入れられた筒状部11における鍔部12が設けられている開口側から前記ロック体20を差し入れることにより、このように差し入れられたロック体20によって前記連接板13aを押圧して前記ヒンジ部13bを中心に当該ヒンジ部13bを変形させてかかる連接板13aの板面が前記内壁面に接する位置まで当該連接板13aを回動させることができる。(図3、図5)そして、かかる回動により、かかる連接板13aに連接された前記挟持片13を、前記筒状部11における前記ロック体20の差入側と反対の側の開口縁部11bから外側に張り出させることができる。このように張り出された前記挟持片13は、前記鍔部12に向き合うように配され、これにより、かかる鍔部12と挟持片13との間で二つの部材P、Pを挟み付け、前記連結状態Uを作り出すことが可能となる。
【0025】
一方、前記ロック体20は、前記本体10における筒状部11の各内壁面に各外壁面をそれぞれ近接状態に向き合わせて当該筒状部11内に差し入れ可能な大きさを備えた方形筒状に構成してある。すなわち、この実施の形態にあっては、かかるロック体20は、その一方の開口側から前記本体10の筒状部11内に差し込めるように構成してある。したがって、かかるロック体20を前記のように筒状部11に差し入れることにより、前記挟持片13を当該ロック体20の差入側と反対の側の開口縁部11bから外側に張り出させることが可能とされる。
【0026】
この実施の形態にあっては、前記本体10に対して前記ロック体20が、ヒンジ部25を介して連接してあり、このヒンジ部25を中心にこのヒンジ部25を変形させて、前記ロック体20を前記本体10の側に回動させることにより、かかるロック体20を位置合わせをすることなくスムースに前記本体10内に差し入れることができるようにしてある。
【0027】
より詳細には、この実施の形態にあっては、かかるロック体20における前記筒状部11への差入側と反対の側にある縁部20aに、この縁部20aから当該筒状部11の外壁面に対し略直交する向きに突き出す連接板24が設けてある。そして、この連接板24の突き出し端と前記本体10の鍔部12の突き出し端とが、前記ヒンジ部25をもって連接してある。この実施の形態にあっては、かかる連接板24に一側縁部を、また、かかる鍔部12に他側縁部を一体に連接させた弾性変形可能な薄肉片25aをもって、かかるヒンジ部25を構成してある。また、前記連接板24の突き出し寸法は、前記鍔部12の突き出し寸法よりもやや大きいものとされている。
【0028】
この結果、この実施の形態にあっては、前記ヒンジ部25を中心に、前記連接板24が前記鍔部12に接する位置まで前記ロック体20を回動させることができ、かかる位置が前記筒状部11に対する当該ロック体20の差し入れの終了位置STとされる。
【0029】
また、この実施の形態にあっては、前記ロック体20における前記ヒンジ部25が設けられている側と反対の側に弾性掛合片21が設けてあると共に、前記差し入れの終了位置STにおいてかかる弾性掛合片21に掛合される掛合部14が前記本体10の筒状部11における前記ヒンジ部25が設けられている側と反対の側に設けてあり、かかるロック体20の差し入れの終了状態を維持できるようにしてある。これにより、前記二つの部材P、Pを前記本体10の鍔部12と前記挟持片13とで挟み付けた状態を維持することができ、前記当該二つの部材P、Pを連結状態Uに置くことができる。
【0030】
より詳細には、この実施の形態にあっては、前記ロック体20における前記ヒンジ部25の側と反対の側にある側板部に、互いに間隔をおき、かつ、一端側をかかるロック体20における前記本体10の筒状部11への差入側にある開口縁部20bにおいて外方に開放させて、当該ロック体20の当該差入側の開口縁部20bと反対の側に向けて延びる一対の割溝22、22が設けてあり、この割溝22により前記弾性掛合片21が区分して形成してある。かかる弾性掛合片21は、前記本体10の筒状部11への差入側にある端部に、かかるロック体20の外側に向けて、当該弾性掛合片21の板面に対して略直交する向きに突き出す掛合突部21aを有している。
【0031】
また、この実施の形態にあっては、前記本体10の筒状部11における前記ヒンジ部25が設けられている側と反対の側に、前記弾性掛合片21の掛合突部21aが、前記差し込みの終了位置STにおいて収まる窓穴14aが形成してあり、この窓穴14aが前記掛合部14としてある。
【0032】
また、この実施の形態にあっては、前記本体10の筒状部11への前記ロック体20の差し入れにあたり、前記弾性掛合片21の掛合突部21aが前記ヒンジ部25の側と反対の側の当該筒状部11の開口縁部に突き当たる構成としてあり、かかる差し入れに伴う当該突き当たりによりかかる弾性掛合片21が前記ロック体20の内側に撓み込まされるようにしてある。そして、このように撓み込まされた弾性掛合片21を、前記掛合突部21aが前記窓穴14aに入り込む前記差し入れの終了位置STにおいて、撓み戻させ、これによりかかる掛合突部21aと窓穴14aとをワンタッチで掛合させるようにしてある。
【0033】
なお、この実施の形態にあっては、前記窓穴14aにおける筒状部11の内側にある開口が、この筒状部11における前記ロック体20の差入側から奥側に向けて次第に高まる傾斜面14cを備えた隆起部14bの当該傾斜面14cに続く位置に開かれている。また、前記弾性掛合片21の前記掛合突部21aが、前記筒状部11への差し入れ前方側から後方側に向けて次第に当該掛合突部21aを細めるように傾斜した傾斜面21bを備えている。かかる両傾斜面14c、21bにより、前記窓穴14aへの前記掛合突部21aの入れ込みを、スムースになせるようにしてある。
【0034】
また、この実施の形態にあっては、筒状をなす前記ロック体20の内側に、前記窓穴14aと前記弾性掛合片21の掛合突部21aとの掛合状態、すなわち、前記二つの部材P、Pの連結状態Uを解く解除操作部23が設けてある。
【0035】
かかる解除操作部23は、前記ロック体20の各内壁に沿い、かつ、各内壁との間に間隔を開けて配された枠状に構成してあり、かかる枠内に指を差し入れ、このように差し入れられた指を引っ掛けることができるようにしてあり、かかる枠内が指掛け穴23aとなるようにしてある。
【0036】
より詳細には、かかる解除操作部23は、前記ヒンジ部25が設けられている側の内壁面に向けられた側にある枠部を棒状に構成しており、この棒状に構成される枠部を指掛け部23bとしている。また、かかる解除操作部23は、かかる解除操作部23における前記指掛け部23bと反対の側にある枠部と、前記弾性掛合片21の先端内側部との間に設けられた連接部23cをもって、当該弾性掛合片21に連接されている。
【0037】
この結果、この実施の形態にあっては、前記連結状態Uにおいて、前記ロック体20の内側にある前記解除操作部23の指掛け穴23aに指を差し入れ、この差し入れた指を前記指掛け部23bに引っ掛け、かかる解除操作部23を引っ張ることにより、前記一対の割溝22、22により区分された弾性掛合片21をその基部21c側を中心に内側に撓み込ませて、容易かつ確実に当該弾性掛合片21と前記窓穴14aとの掛合を解くことができ、さらにかかる解除操作部23を引っ張ることにより前記ヒンジ部25を中心に前記ロック体20を前記筒状部11から抜き出させる向きに回動させて、前記連結状態Uを解くことができる。このように連結状態Uを解くことにより、前記相互に連通された二つの部材P、Pの取付穴Hから前記本体10の筒状部11を抜き出すことが可能となる。この抜き出しにより前記挟持片13を前記ヒンジ部13bを中心に前記開口縁部11bから張り出さない位置まで回動させることができるようになり、かかる二つの部材P、Pを分離することができるようになる。
【0038】
なお、この実施の形態にあっては、前記枠状をなす解除操作部23の前記指掛け穴23a内に収まる大きさの目隠し板26が、かかる解除操作部23における前記ロック体20の前記本体10の筒状部11への差入側にある縁部と、かかるロック体20の当該差入側にある開口縁部20bとの間に板面を位置させるように設けてある。かかる目隠し板26は、前記解除操作部23における前記弾性掛合片21の側にある枠部に設けた割溝23dを通じ、かかる目隠し板26の一辺と前記弾性掛合片21とを連接する弾性変形可能な連接片26aにより、かかる弾性掛合片21に連接してある。この結果、前記解除操作部23の指掛け穴23aに指を差し入れた際に、指がかかる目隠し板26に突き当たっても、前記連接片26aを変形させて目隠し板26を内側に引き込ませることができ、前記指掛け穴23aへの指の差し入れに支障を生じさせることはない。
【0039】
また、前記解除操作部23における前記弾性掛合片21との連接側にある枠部における前記割溝23dは、かかる解除操作部23における前記ロック体20の前記本体10の筒状部11への差入側と反対の側において溝幅を広くし、この側から溝の奥側に向かうに連れて次第に溝幅を狭くするように構成してあり、前記指掛け穴23aに指を差し入れてなす当該解除操作部23の引っ張り操作にあたり、指の背がかかる枠部に当たって当該操作を行い難くしないようにしてある。
【0040】
【発明の効果】
この発明にかかる二つの部材の連結具によれば、前記解除操作部の指掛け穴に指を差し入れ、この解除操作部を引っ張ることのみにより、前記掛合部と掛合し合った前記弾性掛合片を当該掛合を外す向きに容易に撓み込ませることができ、さらに、そのまま解除操作部を引っ張り続けることにより、前記筒状部内からロック体を抜き出させることができる。この結果、この発明にかかる連結具によれば、前記本体の筒状部へのロック体の差し入れによる二つの部材の連結状態を解く操作を行い易く、かかる連結状態にある二つの部材の分離作業をスムースになすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結具の斜視図
【図2】連結具の斜視図
【図3】連結具の使用状態を示す断面図(連結状態U)
【図4】連結具の使用状態を示す断面図(解除状態R)
【図5】連結具の使用状態を示す側面図
【図6】連結具の側面図
【図7】図6と異なる向きから見た連結具の側面図
【図8】図6におけるA−A線断面図
【図9】図6におけるB−B線断面図
【図10】図6および図7と異なる向きから見た連結具の側面図
【図11】図10におけるC−C線断面図
【図12】図10におけるD−D線断面図
【図13】図6、図7および図10と異なる向きから見た連結具の側面図
【図14】図6、図7、図10および図13と異なる向きから見た連結具の側面図
【符号の説明】
P 部材
H 取付穴
10 本体
11 筒状部
12 鍔部
13 挟持片
14 掛合部
20 ロック体
21 弾性掛合片
22 割溝
23 解除操作部
23a 指掛け穴

Claims (1)

  1. 相互に連通される取付穴をそれぞれ備えた二つの部材の当該連通状態にある取付穴に差し入れられる筒状部を備えた本体と、
    前記連通状態にある二つの部材の取付穴に差し入れられた本体の筒状部における一方の開口側から当該筒状部内に差し入れられる筒状をなすロック体とを有しており、
    前記本体は、前記ロック体の差入側にある開口縁部に外向きの鍔部を有すると共に、この本体の前記筒状部への当該ロック体の差し入れに伴って、当該ロック体の差入側と反対の側にある開口縁部から外側方に突き出され、前記鍔部との間で前記二つの部材を挟み付ける挟持片を有しており、
    前記ロック体には、このロック体の内外に連通した割溝により区分された弾性掛合片が設けてあると共に、前記本体には、前記ロック体の当該本体の筒状部への差し入れに伴って撓まされる前記弾性掛合片を、当該差し入れの終了位置で撓み戻させて当該弾性掛合片に掛合される掛合部が設けてあり、
    しかも、筒状をなす前記ロック体の内側には、枠状をなし枠内を指掛け穴とし、かつ、前記弾性掛合片に連接された当該弾性掛合片の前記掛合の解除操作部が設けてあると共に、この解除操作部内に弾性掛合片に連接された目隠し板が納まっていることを特徴とする二つの部材の連結具。
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