JPH1120820A - 二つの部材の連結具 - Google Patents

二つの部材の連結具

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JPH1120820A
JPH1120820A JP9188916A JP18891697A JPH1120820A JP H1120820 A JPH1120820 A JP H1120820A JP 9188916 A JP9188916 A JP 9188916A JP 18891697 A JP18891697 A JP 18891697A JP H1120820 A JPH1120820 A JP H1120820A
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崇 金田
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誠司 古谷
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昌克 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結状態に置かれた二つの部材の分離作業を
スムースならしめる。 【解決手段】 二つの部材P、Pの連通状態にある取付
穴Hに差し入れられる筒状部11を備えた本体10と、
取付穴Hに差し入れられた本体10の筒状部11内に差
し入れられるロック体20とを有している。本体10
は、ロック体20の差入側に外向きの鍔部12を有する
と共に、ロック体20の差し入れに伴って、ロック体2
0の差入側と反対の側から外側方に突き出され、鍔部1
2との間で二つの部材P、Pを挟み付ける挟持片13を
有している。ロック体20には、内外に連通した割溝2
2により区分された弾性掛合片21が設けてある。本体
10には、ロック体20の差し入れに伴って、差し入れ
の終了位置で弾性掛合片21に掛合される掛合部14が
設けてある。ロック体20の内側には、指掛け穴23a
を備え、かつ、弾性掛合片21に連接された掛合の解除
操作部が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相互に連通され
る取付穴をそれぞれ備えた二つの部材の当該連通状態に
ある取付穴に差し入れて、かかる二つの部材の連結をな
す連結具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】相互に連通される取付穴をそれぞれ備え
た二つの板状体の当該連通状態にある取付穴に差し入れ
て、かかる二つの板状体の連結をなす連結具として、特
公平1−16743にかかる包装用止め具がある。
【0003】かかる止め具は、前記連通状態にある取付
穴に差し入れられる筒状部を備えたベース体と、このベ
ース体の前記筒状部に差し入れられる筒状部を備えたキ
ー体とを有する。ベース体は、前記取付穴への差し入れ
側と反対の側に外鍔を有し、かつ、このベース体へのキ
ー体の前記外鍔側からの差し入れに伴って、このベース
体の筒状部における前記取付穴への差し入れ側の開口縁
部から外側方に張り出すフック部材を有する。この結
果、かかる止め具によれば、前記連通状態にある二つの
板状体の取付穴に前記ベース体の筒状部を前記のように
差し入れた後、このベース体の筒状部に前記キー体を差
し入れることにより、前記フック部材を前記のように張
り出させて、このように張り出されるフック部材と前記
外鍔との間で前記二つの板状体を挟み付けることができ
る。
【0004】また、かかる止め具にあっては、かかる二
つの板状体の挟み付け状態を維持できるように、前記ベ
ース体の筒状部の内縁に係止部を設けると共に、キー体
にこれに対応した係止突部を設けて、かかるベース体の
筒状部へのキー体の筒状部の差し込み状態を保持するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の止め具にあっては、前記二つの板状体の挟み付け
状態を維持する前記係止部と係止突部との掛合を解くた
めの具体的な手段を有しておらず、かかる掛合を解くに
足る引っ張り力をもって前記キー体に設けた摘み片を引
っ張ることにより、かかる掛合を解くことを余儀なくさ
せるものであった。
【0006】また、かかる摘み片は、前記ベース体に前
記キー体を差し入れた状態において前記ベース体の外鍔
に接した状態とされ、このため、かかる摘み片は把持し
易いものとはいえず、前記掛合の解除を通じた二つの板
状体の分離作業に難を生じさせるものであった。
【0007】そこで、この発明は、かかる従来の技術の
不都合を解消すること、特に、この種の連結具におい
て、この種の連結具により連結状態に置かれた二つの部
材の分離作業をスムースならしめることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明では、二つの部材の連結具が以下の(1)
〜(6)の構成を備えたものとした。 (1)相互に連通される取付穴をそれぞれ備えた二つの
部材の当該連通状態にある取付穴に差し入れられる筒状
部を備えた本体と、(2)前記連通状態にある二つの部
材の取付穴に差し入れられた本体の筒状部における一方
の開口側から当該筒状部内に差し入れられる筒状をなす
ロック体とを有しており、(3)前記本体は、前記ロッ
ク体の差入側にある開口縁部に外向きの鍔部を有すると
共に、この本体の前記筒状部への当該ロック体の差し入
れに伴って、当該ロック体の差入側と反対の側にある開
口縁部から外側方に突き出され、前記鍔部との間で前記
二つの部材を挟み付ける挟持片を有しており、(4)前
記ロック体には、このロック体の内外に連通した割溝に
より区分された弾性掛合片が設けてあると共に、(5)
前記本体には、前記ロック体の当該本体の筒状部への差
し入れに伴って撓まされる前記弾性掛合片を、当該差し
入れの終了位置で撓み戻させて当該弾性掛合片に掛合さ
れる掛合部が設けてあり、(6)しかも、筒状をなす前
記ロック体の内側には、指掛け穴を備え、かつ、前記弾
性掛合片に連接された当該弾性掛合片の前記掛合の解除
操作部が設けてある。
【0009】かかる構成によれば、相互に連通される二
つの部材の取付穴に対し、前記本体の筒状部を前記鍔部
と反対の側から差し入れ、この後、当該筒状部に前記ロ
ック体を差し入れることにより、前記挟持片を外側方に
突き出させて、この挟持片と前記鍔部との間で二つの部
材を挟み付けることができる。また、前記本体の筒状部
に対するロック体の差し入れの終了位置で前記弾性掛合
片と掛合部とを掛合させることができ、かかるロック体
を当該差し入れの終了位置から移動しないように保持さ
せることができ、この結果、かかるロック体の前記筒状
部への差し入れに伴う前記挟持片の外側方への突き出し
状態を安定的に維持することができ、二つの部材の前記
挟み付け状態、すなわち、二つの部材の連結状態が確保
される。
【0010】また、前記解除操作部には、指掛け穴が設
けてあることから、この指掛け穴に指を差し入れ、この
解除操作部を引っ張ることにより、前記掛合部と掛合し
合った前記弾性掛合片を当該掛合を外す向きに容易に撓
み込ませることができ、さらに、そのまま解除操作部を
引っ張り続けることにより、前記筒状部内からロック体
を抜き出させることができる。これにより、前記本体の
挟持片の前記外側方への突き出し状態は解除され、前記
取付穴から筒状部を抜き出して、連結された二つの部材
を分離させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態の一つについて、説明する。
【0012】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かる連結具を、前記二つの部材P、Pの取付穴Hへの本
体10の筒状部11の差入側と反対の側から見た状態で
示すと共に、かかる二つの部材P、Pの取付穴Hが設け
られている箇所を同時に表して示している。また、図2
は、かかる連結具を、前記取付穴Hへの前記本体10の
筒状部11の差入側から見た状態で示している。(同図
においては、さらに、本体10の筒状部11に設けられ
た挟持片13の突き出し状態を理解し易いように、かか
る突き出し状態にある挟持片13を二点鎖線で表して示
している。)
【0013】また、図3は、二つの部材P、Pの取付穴
Hに本体10の筒状部11を差し入れ、かつ、このよう
に差し入れられた本体10の筒状部11に対し、ロック
体20を差し入れた二つの部材P、Pの連結状態Uを連
結具を縦断面の状態として示している。また、図4は、
図3の状態から前記本体10の筒状部11内よりロック
体20を抜き出させた解除状態R、(もしくは、前記二
つの部材P、Pの取付穴Hに本体10の筒状部11を差
し入れた前記連結状態Uの直前の状態)を理解し易いよ
うに、連結具を縦断面の状態として示している。また、
図5は、前記連結状態Uにある連結具を図3における左
側から見た状態として示している。
【0014】また、図6は、連結具を、一側面側から見
た状態で、また、図7は、図6と反対の側から見た状態
で、また、図10は、図6の上側から見た状態で、ま
た、図13は、図7における左側の向きから、また、図
14は、図7における右側の向きから見た状態で、かか
る連結具をそれぞれ表している。
【0015】さらに、図8は、挟持片13と連接板13
aおよびヒンジ部13bの構成を理解し易いように、ま
た、図9は、本体10とロック体20とを連接するヒン
ジ部25の構成を理解し易いように、図11および図1
2は、ロック体20の弾性掛合片21が設けられている
箇所および解除操作部23の構成を理解し易いように、
連結具をそれぞれの箇所で断面にした状態で示してい
る。
【0016】この実施の形態にかかる連結具は、略方形
状をなす取付穴Hを備えた板状をなす二つの部材P、P
の連結に用いるのに適した構造を備えている。
【0017】すなわち、この実施の形態にかかる連結具
は、前記二つの部材P、Pの取付穴Hを連通させ合った
状態で、このように連通させ合わされる二つの部材P、
Pの取付穴Hに対し、先ず、かかる連結具を構成する本
体10を差し入れ、(図4)次いで、当該本体10内に
ロック体20を差し入れることにより、かかる二つの部
材P、Pを連結し合わせることができるようにしてあ
る。(図3、図5・以下この状態を、連結状態Uと称す
る。)
【0018】前記連結状態Uから、前記本体10内より
前記ロック体20を抜き出させることにより、前記連結
状態Uを解くことができるようにしてある。(図4・以
下この状態を解除状態Rと称する。)
【0019】先ず、前記本体10は、前記取付穴Hの差
し入れ可能な大きさを備えた方形筒状をなす筒状部11
を有する。また、かかる筒状部11における前記ロック
体20の差入側にある開口縁部11aには、当該開口を
巡る外向きの鍔部12が設けてある。かかる鍔部12
は、前記筒状部11の外側面に対し略直交する向きに突
き出されている。
【0020】また、前記筒状部11の内側には、この筒
状部11内への前記ロック体20の差し入れに伴って、
当該筒状部11における前記ロック体20の差入側と反
対の側にある開口縁部11bから外側方に突き出される
ように構成された挟持片13が設けてある。
【0021】この実施の形態にあっては、前記筒状部1
1の向き合った一対の内壁にそれぞれ、前記挟持片13
が備えられている。かかる挟持片13はそれぞれ、前記
内壁面に略平行をなす板状に構成してある。また、かか
る挟持片13は、前記内壁から当該内壁面に対して略直
交する向きに突き出す連接板13aの突き出し端部に、
当該挟持片13における前記ロック体20の差入側に向
けられた縁部を一体に連接させている。
【0022】また、かかる連接板13aと前記内壁と
は、ヒンジ部13bをもって連接してある。この実施の
形態にあっては、かかる連接板13aに一側縁部を、ま
た、かかる内壁に他側縁部を一体に連接させた弾性変形
可能な薄肉片13cをもって、かかるヒンジ部13bを
構成してある。
【0023】そして、かかるヒンジ部13bから、この
ヒンジ部13bの直下にある前記筒状部11の前記ロッ
ク体20の差入側と反対の側の開口縁部11bまでの寸
法が、前記壁面からの連接板13aの突き出し寸法と略
等しいか、やや小さくなるように構成してある。
【0024】この結果、この実施の形態にかかる連結具
にあっては、前記取付穴Hに前記本体10の筒状部11
を前記鍔部12が設けられている側と反対の側から差し
入れた後、このように差し入れられた筒状部11におけ
る鍔部12が設けられている開口側から前記ロック体2
0を差し入れることにより、このように差し入れられた
ロック体20によって前記連接板13aを押圧して前記
ヒンジ部13bを中心に当該ヒンジ部13bを変形させ
てかかる連接板13aの板面が前記内壁面に接する位置
まで当該連接板13aを回動させることができる。(図
3、図5)そして、かかる回動により、かかる連接板1
3aに連接された前記挟持片13を、前記筒状部11に
おける前記ロック体20の差入側と反対の側の開口縁部
11bから外側に張り出させることができる。このよう
に張り出された前記挟持片13は、前記鍔部12に向き
合うように配され、これにより、かかる鍔部12と挟持
片13との間で二つの部材P、Pを挟み付け、前記連結
状態Uを作り出すことが可能となる。
【0025】一方、前記ロック体20は、前記本体10
における筒状部11の各内壁面に各外壁面をそれぞれ近
接状態に向き合わせて当該筒状部11内に差し入れ可能
な大きさを備えた方形筒状に構成してある。すなわち、
この実施の形態にあっては、かかるロック体20は、そ
の一方の開口側から前記本体10の筒状部11内に差し
込めるように構成してある。したがって、かかるロック
体20を前記のように筒状部11に差し入れることによ
り、前記挟持片13を当該ロック体20の差入側と反対
の側の開口縁部11bから外側に張り出させることが可
能とされる。
【0026】この実施の形態にあっては、前記本体10
に対して前記ロック体20が、ヒンジ部25を介して連
接してあり、このヒンジ部25を中心にこのヒンジ部2
5を変形させて、前記ロック体20を前記本体10の側
に回動させることにより、かかるロック体20を位置合
わせをすることなくスムースに前記本体10内に差し入
れることができるようにしてある。
【0027】より詳細には、この実施の形態にあって
は、かかるロック体20における前記筒状部11への差
入側と反対の側にある縁部20aに、この縁部20aか
ら当該筒状部11の外壁面に対し略直交する向きに突き
出す連接板24が設けてある。そして、この連接板24
の突き出し端と前記本体10の鍔部12の突き出し端と
が、前記ヒンジ部25をもって連接してある。この実施
の形態にあっては、かかる連接板24に一側縁部を、ま
た、かかる鍔部12に他側縁部を一体に連接させた弾性
変形可能な薄肉片25aをもって、かかるヒンジ部25
を構成してある。また、前記連接板24の突き出し寸法
は、前記鍔部12の突き出し寸法よりもやや大きいもの
とされている。
【0028】この結果、この実施の形態にあっては、前
記ヒンジ部25を中心に、前記連接板24が前記鍔部1
2に接する位置まで前記ロック体20を回動させること
ができ、かかる位置が前記筒状部11に対する当該ロッ
ク体20の差し入れの終了位置STとされる。
【0029】また、この実施の形態にあっては、前記ロ
ック体20における前記ヒンジ部25が設けられている
側と反対の側に弾性掛合片21が設けてあると共に、前
記差し入れの終了位置STにおいてかかる弾性掛合片2
1に掛合される掛合部14が前記本体10の筒状部11
における前記ヒンジ部25が設けられている側と反対の
側に設けてあり、かかるロック体20の差し入れの終了
状態を維持できるようにしてある。これにより、前記二
つの部材P、Pを前記本体10の鍔部12と前記挟持片
13とで挟み付けた状態を維持することができ、前記当
該二つの部材P、Pを連結状態Uに置くことができる。
【0030】より詳細には、この実施の形態にあって
は、前記ロック体20における前記ヒンジ部25の側と
反対の側にある側板部に、互いに間隔をおき、かつ、一
端側をかかるロック体20における前記本体10の筒状
部11への差入側にある開口縁部20bにおいて外方に
開放させて、当該ロック体20の当該差入側の開口縁部
20bと反対の側に向けて延びる一対の割溝22、22
が設けてあり、この割溝22により前記弾性掛合片21
が区分して形成してある。かかる弾性掛合片21は、前
記本体10の筒状部11への差入側にある端部に、かか
るロック体20の外側に向けて、当該弾性掛合片21の
板面に対して略直交する向きに突き出す掛合突部21a
を有している。
【0031】また、この実施の形態にあっては、前記本
体10の筒状部11における前記ヒンジ部25が設けら
れている側と反対の側に、前記弾性掛合片21の掛合突
部21aが、前記差し込みの終了位置STにおいて収ま
る窓穴14aが形成してあり、この窓穴14aが前記掛
合部14としてある。
【0032】また、この実施の形態にあっては、前記本
体10の筒状部11への前記ロック体20の差し入れに
あたり、前記弾性掛合片21の掛合突部21aが前記ヒ
ンジ部25の側と反対の側の当該筒状部11の開口縁部
に突き当たる構成としてあり、かかる差し入れに伴う当
該突き当たりによりかかる弾性掛合片21が前記ロック
体20の内側に撓み込まされるようにしてある。そし
て、このように撓み込まされた弾性掛合片21を、前記
掛合突部21aが前記窓穴14aに入り込む前記差し入
れの終了位置STにおいて、撓み戻させ、これによりか
かる掛合突部21aと窓穴14aとをワンタッチで掛合
させるようにしてある。
【0033】なお、この実施の形態にあっては、前記窓
穴14aにおける筒状部11の内側にある開口が、この
筒状部11における前記ロック体20の差入側から奥側
に向けて次第に高まる傾斜面14cを備えた隆起部14
bの当該傾斜面14cに続く位置に開かれている。ま
た、前記弾性掛合片21の前記掛合突部21aが、前記
筒状部11への差し入れ前方側から後方側に向けて次第
に当該掛合突部21aを細めるように傾斜した傾斜面2
1bを備えている。かかる両傾斜面14c、21bによ
り、前記窓穴14aへの前記掛合突部21aの入れ込み
を、スムースになせるようにしてある。
【0034】また、この実施の形態にあっては、筒状を
なす前記ロック体20の内側に、前記窓穴14aと前記
弾性掛合片21の掛合突部21aとの掛合状態、すなわ
ち、前記二つの部材P、Pの連結状態Uを解く解除操作
部23が設けてある。
【0035】かかる解除操作部23は、前記ロック体2
0の各内壁に沿い、かつ、各内壁との間に間隔を開けて
配された枠状に構成してあり、かかる枠内に指を差し入
れ、このように差し入れられた指を引っ掛けることがで
きるようにしてあり、かかる枠内が指掛け穴23aとな
るようにしてある。
【0036】より詳細には、かかる解除操作部23は、
前記ヒンジ部25が設けられている側の内壁面に向けら
れた側にある枠部を棒状に構成しており、この棒状に構
成される枠部を指掛け部23bとしている。また、かか
る解除操作部23は、かかる解除操作部23における前
記指掛け部23bと反対の側にある枠部と、前記弾性掛
合片21の先端内側部との間に設けられた連接部23c
をもって、当該弾性掛合片21に連接されている。
【0037】この結果、この実施の形態にあっては、前
記連結状態Uにおいて、前記ロック体20の内側にある
前記解除操作部23の指掛け穴23aに指を差し入れ、
この差し入れた指を前記指掛け部23bに引っ掛け、か
かる解除操作部23を引っ張ることにより、前記一対の
割溝22、22により区分された弾性掛合片21をその
基部21c側を中心に内側に撓み込ませて、容易かつ確
実に当該弾性掛合片21と前記窓穴14aとの掛合を解
くことができ、さらにかかる解除操作部23を引っ張る
ことにより前記ヒンジ部25を中心に前記ロック体20
を前記筒状部11から抜き出させる向きに回動させて、
前記連結状態Uを解くことができる。このように連結状
態Uを解くことにより、前記相互に連通された二つの部
材P、Pの取付穴Hから前記本体10の筒状部11を抜
き出すことが可能となる。この抜き出しにより前記挟持
片13を前記ヒンジ部13bを中心に前記開口縁部11
bから張り出さない位置まで回動させることができるよ
うになり、かかる二つの部材P、Pを分離することがで
きるようになる。
【0038】なお、この実施の形態にあっては、前記枠
状をなす解除操作部23の前記指掛け穴23a内に収ま
る大きさの目隠し板26が、かかる解除操作部23にお
ける前記ロック体20の前記本体10の筒状部11への
差入側にある縁部と、かかるロック体20の当該差入側
にある開口縁部20bとの間に板面を位置させるように
設けてある。かかる目隠し板26は、前記解除操作部2
3における前記弾性掛合片21の側にある枠部に設けた
割溝23dを通じ、かかる目隠し板26の一辺と前記弾
性掛合片21とを連接する弾性変形可能な連接片26a
により、かかる弾性掛合片21に連接してある。この結
果、前記解除操作部23の指掛け穴23aに指を差し入
れた際に、指がかかる目隠し板26に突き当たっても、
前記連接片26aを変形させて目隠し板26を内側に引
き込ませることができ、前記指掛け穴23aへの指の差
し入れに支障を生じさせることはない。
【0039】また、前記解除操作部23における前記弾
性掛合片21との連接側にある枠部における前記割溝2
3dは、かかる解除操作部23における前記ロック体2
0の前記本体10の筒状部11への差入側と反対の側に
おいて溝幅を広くし、この側から溝の奥側に向かうに連
れて次第に溝幅を狭くするように構成してあり、前記指
掛け穴23aに指を差し入れてなす当該解除操作部23
の引っ張り操作にあたり、指の背がかかる枠部に当たっ
て当該操作を行い難くしないようにしてある。
【0040】
【発明の効果】この発明にかかる二つの部材の連結具に
よれば、前記解除操作部の指掛け穴に指を差し入れ、こ
の解除操作部を引っ張ることのみにより、前記掛合部と
掛合し合った前記弾性掛合片を当該掛合を外す向きに容
易に撓み込ませることができ、さらに、そのまま解除操
作部を引っ張り続けることにより、前記筒状部内からロ
ック体を抜き出させることができる。この結果、この発
明にかかる連結具によれば、前記本体の筒状部へのロッ
ク体の差し入れによる二つの部材の連結状態を解く操作
を行い易く、かかる連結状態にある二つの部材の分離作
業をスムースになすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結具の斜視図
【図2】連結具の斜視図
【図3】連結具の使用状態を示す断面図(連結状態U)
【図4】連結具の使用状態を示す断面図(解除状態R)
【図5】連結具の使用状態を示す側面図
【図6】連結具の側面図
【図7】図6と異なる向きから見た連結具の側面図
【図8】図6におけるA−A線断面図
【図9】図6におけるB−B線断面図
【図10】図6および図7と異なる向きから見た連結具
の側面図
【図11】図10におけるC−C線断面図
【図12】図10におけるD−D線断面図
【図13】図6、図7および図10と異なる向きから見
た連結具の側面図
【図14】図6、図7、図10および図13と異なる向
きから見た連結具の側面図
【符号の説明】
P 部材 H 取付穴 10 本体 11 筒状部 12 鍔部 13 挟持片 14 掛合部 20 ロック体 21 弾性掛合片 22 割溝 23 解除操作部 23a 指掛け穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 昌克 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1株 式会社ニフコ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に連通される取付穴をそれぞれ備え
    た二つの部材の当該連通状態にある取付穴に差し入れら
    れる筒状部を備えた本体と、 前記連通状態にある二つの部材の取付穴に差し入れられ
    た本体の筒状部における一方の開口側から当該筒状部内
    に差し入れられる筒状をなすロック体とを有しており、 前記本体は、前記ロック体の差入側にある開口縁部に外
    向きの鍔部を有すると共に、この本体の前記筒状部への
    当該ロック体の差し入れに伴って、当該ロック体の差入
    側と反対の側にある開口縁部から外側方に突き出され、
    前記鍔部との間で前記二つの部材を挟み付ける挟持片を
    有しており、 前記ロック体には、このロック体の内外に連通した割溝
    により区分された弾性掛合片が設けてあると共に、 前記本体には、前記ロック体の当該本体の筒状部への差
    し入れに伴って撓まされる前記弾性掛合片を、当該差し
    入れの終了位置で撓み戻させて当該弾性掛合片に掛合さ
    れる掛合部が設けてあり、 しかも、筒状をなす前記ロック体の内側には、指掛け穴
    を備え、かつ、前記弾性掛合片に連接された当該弾性掛
    合片の前記掛合の解除操作部が設けてあることを特徴と
    する二つの部材の連結具。
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