JP4598313B2 - 光プラグ着脱工具 - Google Patents

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    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レセプタクルに対し、光プラグを着脱するのに用いられる工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光プラグ着脱専用工具としては、基部を把持部とした本体の上下(左右)両側部に、二個一対のレバーを、その略中間部を枢着して開閉自在に配設し、、該一対のレバーに、その先端部のクランプ部が閉じる方向に、介在したバネによりバネ力を付勢してなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上記従来のプラグ着脱工具は、本体及び二個一対のレバーは金属製であるため絶縁性が悪く、また、二個一対のレバーが必要である分、構造的に複雑で大型で重く、かつプラグ着脱時、レバーの操作が必要でり、操作性が悪い上、高価である等の問題がある。
【0004】
【目的】
本発明は、上記した従来のプラグ着脱工具が有するこのような問題点に鑑みてなされたもので、プラスチックで一体成形が可能であるため、絶縁性に優れると共に、大量生産が可能で安価であり、また軽量で操作性及び使用勝手が良く、しかも、後端をわずかに所定方向へ向けるだけでプラグを工具からスムーズに外すことができて、特にプラグの高密度・実装に適する光プラグ着脱工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る光プラグ着脱工具は、光ファイバーケーブルの端部に取り付けられた光プラグをレセプタクルに対して着脱するのに用いられ、プラスチックにて一体に成形された光プラグ着脱工具であって、
上向きの開口部を有する凹溝条に形成した本体の長尺方向先端部に、プラグフレームの左右に対称に開設した係止孔と係合する係合突起を対向突設した弾性を有する二個一対のクランプ板を所定の間隔をおいて平行に突設し、前記各係合突起は、その後部を前記係止孔の後部開口縁と各係止すべくクランプ板内面に対して垂直に形成された係止面と、前記各係合突起の上部及び下部にクランプ板内面の上部及び下部へ向けて対称に外側へ膨出して湾曲するようにして設けた上部曲面及び下部曲面と、前記係止面の突出端部からクランプ板の内面前方へ向けて外側へ膨出して湾曲下降する前部曲面とを備え、
プラグフレームに対し、工具本体を前方へ押し込むことで、前記前部曲面がプラグフレームにおける後端左右両角部に突き当って滑動し、二個一対のクランプ板が外側へ対称に押し広げられ、各係合突起がプラグフレーム左右の係止孔に嵌合することで工具本体がプラグフレームに外装され、
各係合突起が各係止孔に係合して工具本体がプラグフレームに嵌合された状態から、工具本体の後端を下向きの方向へ廻し、または、プラグフレームを水平状態に保ったまま工具本体の開口部上方に引張ることで、プラグフレームの係止孔の下部開口縁が係合突起の下部曲面と当接して互いに滑動することで、二個一対のクランプ板は外側へ対称に押し広げられて各係止孔と各係合突起の係合が外され、工具本体がプラグフレームから取り外されるように形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
プラグがレセプタクルに嵌合実装されている状態で、プラグ後端部に対し、工具を同軸上において、その先端部を押し込むと、二個一対のクランプ板内面の二個一対の係合突起の前部曲面がプラグフレーム後端の左右角部と突き当る。さらに工具を押し込むと、上記曲面が上記した左右角部を滑動して押し込まれることで、二個一対のクランプ板は外側へ対称に自体の弾性に抗して押し広げられて押し込まれ、両係合突起はプラグフレーム上に乗り上がり、さらに、工具が押し込まれて両係合突起がプラグフレームの係止孔と一致すると、クランプ板は内側へ水平に弾性復帰し、係合突起は上記係止孔に嵌合する。
【0007】
次いで、工具を手前へ引張ると、プラグはレセプタクルから引き抜かれる。
次いで、工具の後端を下方向へ移動すると、該工具の底板端部とプラグフレームの後端との当接部を支点として回転し、係合突起の下部曲面がプラグフレームの係止孔開口縁を滑動し、二個一対のクランプ板が外側へ対称に押し広げられることで、係合突起は係止孔から外れてプラグフレーム上を乗り越え、プラグは工具からスムーズに取り外される。
【0008】
また、プラグを水平状態に保ったまま当該プラグを上方向(あるいは工具を下方向)へ引張ることで、工具の上方開口部から取り外すことができる。即ち、本発明に係る工具は、上記した二つの操作によりプラグを取り外すことができる。
【0009】
また、工具の先端部にプラグを係合した状態で該工具によりプラグをレセプタクルに押し込むことことで該プラグをレセプタクルに嵌合することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光プラグ着脱工具の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光プラグ着脱工具の一部切欠した主要部とプラグの斜視図を示し、図2は、同上工具にプラグ係合する途中の状態を示す一部切欠した横断面図を示し、図3は、同上工具にプラグを係合した状態を示す一部切欠した横断面図を示し、図4は、同上工具における二個一対のクランプ板のうち、一方のクランプ板の正面図を示し、図5は、同上クランプ板の平面図を示し、図6は、同上クランプ板の底面図を示し、図7は、同上クランプ板の右側面図(端面図)を示し、図8(A)、(B)、(C)は、図3においてA−A線に沿って切断した状態で、(A)は、工具とプラグを係合した状態、(B)は、工具からプラグを取り外す途中の状態、(C)は、工具からプラグを取り外した状態の各断面図を示し、図9(A)、(B)、(C)は、工具で(A)はその平面図、(B)はその側面図、(C)はその正面図(端面図)を各示し、図10は、レセプタクルにプラグを嵌合する前の状態の工具とプラグの一部切欠した横断面図を示し、図11は、工具によりプラグをレセプタクルに嵌合した状態の一部切欠した横断面図を示し、図12は、工具にプラグを係合した状態の側面図を示し、図13は、工具の後端を下方に廻し、プラグを取り外す状態の側面図を示す。
【0011】
本発明に係る光プラグ着脱工具1は、図1ないし図3及び図9(A)、(B)、(C)に示したように、本体2の先端部2aに係合突起4、4付き二個一対のクランプ板3、3を突設して一体に構成されている。
【0012】
上記本体2は、次のように構成されている。
図9(A)、(B)、(C)ないし図11に示したように、内面を半円形状の曲面に凹設されている底板(背板)5と、該底板5の左右両端から前方へ並行に突設した水平な側板6及び側板7とで一軸方向へ長く凹溝条に、かつ上面を開口部8として形成させてある。また、上記本体2は、その長さ方向における略中間部を、他の部分よりも狭幅の把持部9に形成させてある。
【0013】
上記二個一対のクランプ板3、3は、次のように構成されいる。
図1ないし図3及び図9(A)、(B)、(C)に示したように、上記した側板6及び側板7の先端から突出し、所定の間隔l(後述するプラグの幅と同等ないしは、それより僅かに広い間隔)をおいて並設させてある。
【0014】
さらに、上記二個一対のクランプ板3、3は、各外側へ対称に弾性変形可能にして、かつ図示した並行位置に弾性復帰可能なるよう弾性が付与されるものであるから、図2及び図3に示したように、側板6、7と二個一対のクランプ板3、3を薄肉に、かつ同一厚さに形成して、該クランプ板3、3に弾性を付与するか、または、図1に示したように、側板6、側板7を肉厚に形成する場合は、二個一対のクランプ板3、3を薄肉に形成して当該クランプ板3、3に弾性が付与される。
【0015】
上記二個一対のクランプ板3、3の内面(対向面)の先端近傍に、上記各係合突起4、4は、対向突設されて、図1ないし図3に示したように、プラグ10におけるプラグフレーム11の後部左右に対称に穿設された係止孔12、12に嵌合することで、プラグ10を工具1に係合保持する。
【0016】
即ち、上記各係合突起4、4は、次のように構成されている。
図1及び図4ないし図8(A)、(B)、(C)に明示した如く、横断面略半円形状に突設されて、その後部を、上記係止孔12、12の後部開口縁12aに係合する垂直な係止面4a、4aに、表面の中央部から前部を、係止面4a、4aの突出端部からクランプ板3、3の内面前方へ、大きい曲率で外側へ膨出して湾曲下降した緩やかな曲面4bに、上部及び下部を表面中央部からクランプ板3、3の内面の上部及び下部へ任意の曲率で外側へ膨出して湾曲下降する曲面4c、4dに各々形成されている。
つまり、上記各係合突起4、4は、図4に示したように、正面が恰も指先の爪形状に形成されている。
【0017】
ところで、上記曲面4bは、図2および図3に示したように、工具1の先端にプラグ10を係合保持させる際、その押し込み力により、プラグフレーム11の後端角部11a、11aに突き当った後、滑動して、係合突起4、4がプラグフレーム11の表面に乗り上るまでで動作をスムーズに行なわしめるために有効に機能する。
【0018】
一方、上記した上部及び下部の曲面4c、4dは、図3及び図11並びに図12に示したように、工具1先端にプラグ10を係合保持した状態で、図13に実線で示したように、工具1の後端を下方へ廻すと、工具の底板5前端縁とプラグフレーム後端縁とが支点となって回転し、係止孔12と係合突起4、4がスムーズに外されるよう有効に機能する。
【0019】
また、上記係合突起4、4の上部及び下部に対称に湾曲して設けた両曲面4c、4dにより、プラグ10を水平状態に保ったまま図13に矢印aで示した方向へ工具を引張ることで図13に二点鎖線で示したように両者を外すこともできる。
【0020】
また、上記両曲面4c、4dは、図8(B)、(C)に示したように、上記したように工具1の後端を所定方向へ廻し、または、プラグ10を水平に保持した状態で工具を後方へ引張ることで、図1に示した係止孔12の上部開口縁12b及び下部開口縁12cと当接した後、滑動し、クランプ板3、3の弾性に抗してプラグフレーム11上に乗り上がって、係止孔12と係合突起4の係合が外れるまでの動作がスムーズに行なわれるよう有効に機能する。
【0021】
さらに、本発明に係る工具1は、弾性を有するプラスチックにて一体成形される。したがって、工具1の全体が絶縁性を備えている。
【0022】
なお、図1ないし図3及び図10ないし図13において、13はフェルールを、図2及び図3並びに図12において、14は光ファイバケーブル、図10及び図11において、15はパネル16に取付けたレセプタクルを各示す。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、工具の後端をわずかに所定方向へ廻すだけで、該工具からプラグを容易、かつスムーズに取り外すことができて、プラグの高密度実装に適し、また、プラスチックで一体成形できるから絶縁性に優れると共に、大量生産が可能であり、かつ構造的に簡単であるから軽量で操作性が良く、使い勝手の良い工具を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光プラグ着脱工具の実施の形態を示す一部切欠した工具とプラグの斜視図である。
【図2】 同上工具をプラグを係合する途中の状態を示す一部切欠した横断面図である。
【図3】 同上工具にプラグを係合した状態を示す一部切欠した横断面図である。
【図4】 同上工具における二個一対のクランプ板うち、一方のクランプ板を示す正面図である。
【図5】 同上クランプ板を示す平面図である。
【図6】 同上クランプ板を示す底面図である。
【図7】 同上クランプ板を示す右側面図(端面図)である。
【図8】(A)、(B)、(C)
(A)は、図3においてA−A線に沿って切断して示す工具とプラグの係合状態の断面図、(B)は、工具からプラグを取り外す途中の状態を示す断面図、(C)は、工具からプラグを取り外した状態を示す断面図である。
【図9】(A)、(B)、(C)
(A)は、同上工具を示す平面図、(B)は、同工具を示す側面図、(C)は、同上工具を示す正面図(端面図)である。
【図10】 工具を用いてレセプタクルからプラグを引き抜いた状態を示す一部切欠した横断面図である。
【図11】 工具を用いてレセプタクルにプラグを嵌合した状態を示す横断面図である。
【図12】 工具にプラグを係合した状態を示す側面図である。
【図13】 プラグを工具から取り外す途中の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 工具
2 本体
3、3 クランプ板
4、4 係合突起
4a 係止面
4b、4c、4d 曲面
11 プラグフレーム
12 係止孔
12a 後部開口縁
l 間隔

Claims (1)

  1. 光ファイバーケーブルの端部に取り付けられた光プラグをレセプタクルに対して着脱するのに用いられ、プラスチックにて一体に成形された光プラグ着脱工具であって、
    上向きの開口部を有する凹溝条に形成した本体の長尺方向先端部に、プラグフレームの左右に対称に開設した係止孔と係合する係合突起を対向突設した弾性を有する二個一対のクランプ板を所定の間隔をおいて平行に突設し、前記各係合突起は、その後部を前記係止孔の後部開口縁と各係止すべくクランプ板内面に対して垂直に形成された係止面と、前記各係合突起の上部及び下部にクランプ板内面の上部及び下部へ向けて対称に外側へ膨出して湾曲するようにして設けた上部曲面及び下部曲面と、前記係止面の突出端部からクランプ板の内面前方へ向けて外側へ膨出して湾曲下降する前部曲面とを備え、
    プラグフレームに対し、工具本体を前方へ押し込むことで、前記前部曲面がプラグフレームにおける後端左右両角部に突き当って滑動し、二個一対のクランプ板が外側へ対称に押し広げられ、各係合突起がプラグフレーム左右の係止孔に嵌合することで工具本体がプラグフレームに外装され、
    各係合突起が各係止孔に係合して工具本体がプラグフレームに嵌合された状態から、工具本体の後端を下向きの方向へ廻し、または、プラグフレームを水平状態に保ったまま工具本体の開口部上方に引張ることで、プラグフレームの係止孔の下部開口縁が係合突起の下部曲面と当接して互いに滑動することで、二個一対のクランプ板は外側へ対称に押し広げられて各係止孔と各係合突起の係合が外され、工具本体がプラグフレームから取り外されるように形成したことを特徴とする光プラグ着脱工具。
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