JP2000329969A - 光コネクタ用工具 - Google Patents

光コネクタ用工具

Info

Publication number
JP2000329969A
JP2000329969A JP11137862A JP13786299A JP2000329969A JP 2000329969 A JP2000329969 A JP 2000329969A JP 11137862 A JP11137862 A JP 11137862A JP 13786299 A JP13786299 A JP 13786299A JP 2000329969 A JP2000329969 A JP 2000329969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical connector
piece
positioning
tool
insertion piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11137862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3515422B2 (ja
Inventor
Kunihiko Fujiwara
邦彦 藤原
Tomohito Shida
智史 至田
Yukio Hayashi
幸生 林
Yoshikazu Nomura
義和 野村
Tsuneji Mine
恒司 峰
Shigenori Uruno
重則 宇留野
Chikashi Izumida
史 泉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP13786299A priority Critical patent/JP3515422B2/ja
Publication of JP2000329969A publication Critical patent/JP2000329969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3515422B2 publication Critical patent/JP3515422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、高密度に接続された複数の光コネク
タの中から目的の光コネクタを引き抜く場合のように、
狭隘な作業スペースにて行われる光コネクタの引き抜き
作業に用いられる工具では、引き抜き対象の目的の光コ
ネクタに対する位置決め性、この光コネクタ近傍の光フ
ァイバとの干渉等を回避して、引き抜き作業性を向上で
きる技術の開発が求められていた。 【解決手段】 雌側ハウジング12に当接される位置決
め用の当接片33が突設されてなる位置決め治具32を
取り付けたことで、この位置決め治具32を介して差込
片24先端の引き抜き対象の光コネクタ10に対する位
置決め性が確保される光コネクタ用工具20を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタアダプ
タ等の雌側ハウジングから光コネクタを引き抜く光コネ
クタ用工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、JIS C 5983に制定さ
れる、いわゆるMU形光コネクタ(Miniature-Unit cou
plimg optical fiber connector)の光コネクタアダプ
タのように、複数の光コネクタ(光コネクタプラグ)が
狭い領域に高密度に接続される場合に、目的の光コネク
タを引き抜くための専用の工具が提供されている。MU
形光コネクタに適用される従来構成の工具は、構成が複
雑であり、コスト面、操作性に不満があったため、構成
の簡略化、低コスト化、操作性の向上が求められてい
た。一方、いわゆるSC2形光コネクタに適用される工
具(SC形光コネクタ:Single fiber Coupling optica
l fiber connector)に適用される工具としては、例え
ば、図11に示すようなものが提供されている。図11
において、符号1は光コネクタ用工具、2はグリップ、
3は工具本体、4は係合可動片である。工具本体3から
は、一対の支持部5が突出され、さらに、これら支持部
5の先端から、それぞれ差込片6が突出されている。両
支持部5に設けられた枢軸7には、前記係合可動片4が
回転自在に取り付けられている。例えば、作業者が、手
動で、グリップ2近傍の両係合可動片4の後端部4aを
互いに接近させるように操作すると、枢軸7を中心とし
て両係合可動片4が回転して、前記差込片6近傍に位置
する先端部4b間が開放され、手を離すと、スプリング
8の付勢力によって、両係合可動片4の後端部4a間が
押し開かれ、逆に、先端部4b間が接近する。前記係合
可動片先端部4bは、差込片6の外側に当接すること
で、互いに接近する方向への移動が規制される。そし
て、係合可動片先端部4bから突設された爪4cが、差
込片6に開口された開口部6aを通って、両差込片6間
のコネクタ収納溝9に突出する。
【0003】両差込片6を、目的の光コネクタ10(こ
こでは、SC2形光コネクタの光コネクタプラグ)の両
側部に添わせるようにして差し込むと、差込片6先端の
突壁6bによって、雌側ハウジング12(ここでは、光
コネクタアダプタ)側の爪(図示せず)の光コネクタ1
0に対する係合が解除される。コネクタ収納溝9内に光
コネクタ10を収納した後、係合可動片4の回転によっ
て、爪4cを、開口部6aからコネクタ収納溝9に突出
させると、爪4cは、光コネクタ10の係合部(図示せ
ず。係合凹所等)に入り込んで係合する。この状態で、
光コネクタ用工具1を引っ張ると、雌側ハウジング12
に差し込まれている光コネクタ10を引き抜くことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、雌側ハウジ
ング12が一箇所に複数集合されていると、これら雌側
ハウジング12に差し込まれている各光コネクタ10か
ら引き出されている光ファイバ14(主として光コー
ド)が雌側ハウジング12近傍に密集するため、引き抜
き対象の光コネクタ10が見えにくくなってしまい、誤
って引き抜き対象外の光コネクタ10を引き抜きやすい
といった問題があった。雌側ハウジング12は出来るだ
け高密度に実装したい要求があり、より多くの雌側ハウ
ジング12を高密度に実装すると、前記問題は一層顕著
になってしまう。また、引き抜き対象の光コネクタ10
や工具1の差込片6先端の位置を確認するために光コネ
クタ10近傍の光ファイバ14を掻き分ける際に、例え
ば、光特性に影響するような急激な曲げを光ファイバ1
4に与えてしまう等により、光ファイバ14を傷めやす
いといった問題もある。このため、前記工具1は、例え
ば、MU形光コネクタのように、SC2形光コネクタに
比べてさらに高密度化されている光コネクタに適用する
には、前記問題を克服する必要がある。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、位置決め治具によって、雌側ハウジングに差し込
まれた光コネクタに対して差込片先端を容易に位置決め
でき、光コネクタの引き抜き作業を効率良く行える光コ
ネクタ用工具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、光コネクタ
アダプタ等の雌側ハウジングから光コネクタを引き抜く
光コネクタ用工具であって、工具本体から突出状態に設
けられ、前記雌側ハウジングに差し込まれた光コネクタ
の両側に挿入される一対の差込片と、各差込片に沿って
配設され、両差込片の間に収納された光コネクタ側部の
係合部に係合可能な爪が先端部に突設されてなる一対の
係合可動片と、前記工具本体あるいは前記差込片に対し
て取り付けられ、前記雌側ハウジングに当接される位置
決め用の当接片が突設されてなる位置決め治具とを備え
ることを特徴とする光コネクタ用工具を前記課題の解決
手段とした。この光コネクタ用工具によれば、位置決め
治具の当接片を雌側ハウジングに当接させて位置決め治
具を位置決めすることで、この位置決め治具を取り付け
た工具の差込片先端を、雌側ハウジングに差し込まれて
いる光コネクタに対して簡単に位置決めできる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
コネクタ用工具において、前記位置決め治具には、前記
工具本体あるいは前記差込片に対して位置決めするため
の位置決め手段が、前記差込片の前記工具本体からの突
出方向に垂直の方向へ多段に複数配列されていることを
特徴とする。この光コネクタ用工具によれば、位置決め
手段を選択し、工具に取り付けた位置決め治具の当接片
を雌側ハウジングに当接させると、工具の差込片先端を
雌側ハウジングに対して簡単に位置決めできる。位置決
め手段を変更すると、雌側ハウジングに対する差込片先
端の位置決め位置が変更される。これにより、当接片を
当接した雌側ハウジングに複数差し込まれている光コネ
クタに対して差込片先端を選択的に位置決めしたり、複
数集合されている雌側ハウジングから選択したものに差
込片先端を位置決めすること等が可能となる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
コネクタ用工具において、前記位置決め治具は、スライ
ド支持手段によって、前記工具本体あるいは前記差込片
に対して前記差込片の前記工具本体からの突出方向に垂
直の方向へスライド移動自在であり、かつ、取付手段に
より、前記工具本体あるいは前記差込片に対して取り付
けられるようになっていることを特徴とする。スライド
支持手段によりスライド移動した位置決め治具を取付手
段を用いて工具本体あるいは差込片に対して固定するこ
とで、位置決め治具の工具に対する取り付け位置を自由
に選択でき、これにより、雌側ハウジングに対して位置
決め治具を位置決めすると同時に、差込片先端を雌側ハ
ウジングに対して位置決めできる。工具本体や差込片に
対する位置決め治具の取り付け位置を、スライド支持手
段によるスライド移動によって選択することで、雌側ハ
ウジングに対する差込片先端の位置決め位置が選択され
る。これにより、例えば、当接片を当接した雌側ハウジ
ングに複数差し込まれている光コネクタに対して差込片
先端を選択的に位置決めしたり、複数集合されている雌
側ハウジングから選択したものに差込片先端を位置決め
すること等が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の光コネクタ用工具の
1実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】(第1実施例)図1(a)、(b)から図
8(a)、(b)は本発明の第1実施例の光コネクタ用
工具20を示す。図1(a)は、光コネクタ用工具20
を示す全体斜視図、図1(b)は係合片38近傍を示す
断面図、図2は平面図である。なお、図中、図11と同
一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡略化
する。光コネクタ10はMU形光コネクタの光コネクタ
プラグ、雌側ハウジングは光コネクタアダプタである。
【0011】図1(a)、(b)および図2において、
光コネクタ用工具20は、グリップ21が固定された工
具本体22と、この工具本体22から突設された一対の
支持部23の突出方向先端から、さらに突出状態に設け
られた一対の差込片24と、各差込片24に沿って配設
され、爪25が先端部26aに突設されてなる一対の係
合可動片26とを備えて構成されている。両係合可動片
26は、細長ピン状であって、可動支持部としての枢軸
27によって、その中央部が回転自在に支持され、その
先端部26a間が開閉自在になっている。各係合可動片
26の先端部26aは、前記差込片24に形成された収
納溝28を介して、両差込片24の間のコネクタ収納溝
29の内外に移動自在になっている。
【0012】なお、可動支持部としては、枢軸27に限
定されず、一対の係合可動片先端部26a間を接近、離
間とする可動支持を実現し得るものであれば良く、例え
ば、両係合可動片を互いの平行を維持しつつ離間距離可
変に支持する構成や、両係合可動片を斜めにスライド移
動自在に支持することで、コネクタ収納溝29への爪2
5の出没を可能とする構成等、各種構成が採用可能であ
る。差込片に形成する収納溝としては、板状の差込片2
4の中央部に開口された収納溝28に限定されず、差込
片24の面方向一部を外側から切り欠いた形状の収納溝
等、各種構成が採用可能である。
【0013】一方の差込片24の工具本体22からの突
出方向中央部には、前記雌側ハウジング12に対して両
差込片24先端を位置決めする位置決め治具32が取り
付けられる。図3は、位置決め治具32を示す分解斜視
図である。図3において、この位置決め治具32は、前
記雌側ハウジング12に当接される位置決め用の当接片
33が一側部から突設されているプレート状の治具本体
34と、この治具本体34に重ね合わされるプレート状
のロック片35とを備えて構成されている。
【0014】治具本体34には、前記差込片24に対し
て位置決めするための位置決め手段である穴36が、前
記差込片24の前記工具本体22からの突出方向に垂直
の方向へ多段に複数配列して開口され、前記ロック片3
5にも、前記穴36に対応する位置に開口された穴37
が多段に複数配列されている。この穴37も、穴36と
協働して、前記差込片24に対して位置決め治具32を
位置決めする位置決め手段として機能する。図4(b)
に示すように、穴36は、差込片24から突設された係
合片38(図1(a),(b)、図2参照)が貫通可能
な貫通穴36aと、この貫通穴36aの一側部から外側
へ切り込まれた小溝36bとを備えたT字状になってい
る。一方、図3に示すように、穴37も、係合片38が
貫通可能な貫通穴37aと、この貫通穴37aの一側部
から外側へ切り込まれた小溝37bを備えた十字状にな
っている。穴36、37からの小溝36b、37bの切
り込み方向は、差込片24に沿った方向に互いに逆にな
っていれば差込片24先端側あるいは該差込片24の先
端に対向する後端側(工具本体22側)のいずれでも良
く、本実施例では、穴36の小溝36bを差込片24先
端方向へ、穴37の小溝37bをそれとは反対側へ切り
込んだ構成を例示している。穴36、37の小溝36
b、37bは、前記係合片38の差込片24からの突出
基端部38aが挿入可能であるが、この突出基端部38
a先端から周囲に張り出した形状の係合片先端38bは
挿入できない形状になっている。
【0015】なお、一対の係合可動片26は、雌側ハウ
ジング12に差し込まれている光コネクタ10の係合部
11(図7参照。係合凹所)に先端の爪25を係合させ
る際に、枢軸27を中心とする回転によって両側へ押し
開いてコネクタ収納溝29の外側へ退避させる必要があ
るため(後述の引き抜き動作)、退避された係合可動部
26が差込片24外側へ突出される場合では(退避され
ても収納溝28内に収納されるのみで、差込片24から
外側へ突出しない場合もある)、係合片38は、係合可
動片26に必要な差込片24外側への突出量を確保でき
るように設けられる。光コネクタ10引き抜き動作に要
する係合可動片26の差込片24外側への突出量は僅か
で良いから、例えば、係合片38の突出基端部38aに
凹所38cを設ける等の簡単な対策により、係合可動片
26の回動量を確保できる。逆に、係合片38が、係合
可動片26の差込片24外側への必要以上の突出を防止
するストッパの役割を果たすことにより、差込片24外
側へ突出した係合可動片26が周囲の雌側ハウジング1
2や光ファイバ14と干渉することを防止できるといっ
た利点もある。
【0016】治具本体34の両側にて前記差込片24に
沿って延在するガイド部39には、ロック片35の両側
のガイド部40が重ね合わされる。また、治具本体34
とロック片35とを挟み込む連結部材41a、41b
(図3中ではネジ41aとナット41b)は、ロック片
35に細長に開口されたガイド溝42に貫通されている
から、ロック片35は、前記ガイド部39、40にガイ
ドされつつ、ガイド溝42の範囲内で、治具本体34に
対して移動自在である。図3および図5において、ガイ
ド部39、40は、いずれも、プレート状の治具本体3
4やロック片35の両側から突設されたリブ状であり、
ロック片35の両側のガイド部40が、それぞれの治具
本体34の両側のガイド部39に外側から重ね合わされ
ることで、ロック片35側の両ガイド部40間に治具本
体34が安定に挟み込まれるようになっている。
【0017】この位置決め治具32を差込片24に取り
付けるには、まず、図4(a)、(b)に示すように、
互いに重ね合わせた治具本体34およびロック片35の
複数の穴36、37の貫通穴36a、37a同士を互い
に連通させ、選択した穴36、37の貫通穴36a、3
7aを差込片24側の係合片38に治具本体34側から
貫通させ、係合片先端38bをロック片35の外側へ突
出させる。次いで、前記ガイド部39、40(図3参
照)に沿ってロック片35を治具本体34に対してスラ
イド移動し(本実施例では、差込片24先端側への移
動)、図4(c)、(d)に示すように、治具本体34
の穴36の小溝36bに係合片38の突出基端部38a
を収納する。これにより、係合片先端38bが小溝37
bの両側のロック片35と係合して、係合片先端38b
と差込片24との間に治具本体34とロック片35とが
挟み込まれた状態となり、穴36、37からの係合片3
8の引き抜きが規制され、位置決め治具32が差込片2
4に対して取り付けられる。また、治具本体34の穴3
6は、治具本体34に多段に連設されたリブ34a間に
設けられており、穴36の上下のリブ34aが差込片2
4に上下から当接することで、位置決め治具32はぐら
つくことなく差込片24に取り付けられる。図4
(c)、(d)の状態から、ロック片35を工具本体2
2側へ引き、穴36、37の貫通穴36a、37aを連
通させて、図4(a)、(b)の状態とすると、これら
連通された貫通穴36a、37aを介して係合片38を
抜き出すことができ、これにより、位置決め治具32を
差込片24から取り外すことができる。
【0018】次に、この光コネクタ用工具20を用いた
光コネクタ10の引き抜き作業を説明する。まず、図5
(a)、(b)に示すように、治具本体34の穴36を
選択して、治具本体34およびロック片35の互いに連
通させた穴36、37(詳細には貫通穴36a、37
a)に差込片24の係合片38を貫通させ、ロック片3
5をスライドさせることで、差込片24の目的位置に位
置決め片32を取り付ける(図5(b)中では、8段の
穴36から「5」の表示43の位置の穴36を選択して
いる)。そして、図6(a)、(b)に示すように、こ
の位置決め治具32の治具本体34に突設されている当
接片33を雌側ハウジング12の例えば外壁等に当接し
て位置決めすると、位置決め治具32に一体の差込片2
4先端が、雌側ハウジング12に差し込まれている複数
の光コネクタ10の内の引き抜き対象の目的の光コネク
タ10に対して位置決めされる。図1(a)に示すよう
に、断面L字状の当接片33では、雌側ハウジング12
の外壁角部等に当接することで、簡単かつ正確に位置決
めすることができる。
【0019】治具本体34の各穴36の位置は、それぞ
れ雌側ハウジング12に複数差し込まれている各光コネ
クタ10に対応しているため、穴36を選択すること
で、引き抜き対象の光コネクタ10が選択される。ま
た、治具本体34には、雌側ハウジング12に複数差し
込まれている光コネクタ10の位置(あるいは、雌側ハ
ウジング12のコネクタ穴の位置)に対応して、各穴3
6の近傍に表示43(図5(b)では数字)が設けられ
ているため、当接片33を雌側ハウジング12に当接す
る前であっても、引き抜き対象の目的の光コネクタ10
に対応する穴36を選択して差込片32に位置決め治具
32を取り付けることができ、差込片24に対する位置
決め治具32の位置決めが容易である。
【0020】当接片33の雌側ハウジング12に対する
当接は、当初、当接片33先端のみであるが、目的の光
コネクタ10に対する差込片24先端の位置決めが完了
したら、図6(a)、(b)に示すように、当接片33
を雌側ハウジング12に対してスライドさせるようにし
て工具20全体を雌側ハウジング12側へ押し込み、目
的の光コネクタ10の両側に差込片24を挿入・差し込
み、光コネクタ10をコネクタ収納溝29内に収納す
る。治具本体34に多段に突設されているリブ34aの
配列ピッチは、雌側ハウジング12に複数差し込まれる
光コネクタ10の配列ピッチと一致されているため、雌
側ハウジング12へ向けて差し込まれた位置決め治具3
2のリブ34aは光コネクタ10と干渉しない。また、
各リブ34aは、片側の差込片24のみに当接され、治
具本体34からの突出寸法は2〜3mm程度で良く、引
き抜き対象外の光コネクタ10から引き出されている光
ファイバ14との干渉が回避されるようになっている。
【0021】図7に示すように、差込片24の差し込み
時は、スプリング30の付勢力によって、両係合可動片
後端部26b間が押し開かれ、逆に、両係合可動片26
の先端部26aが、コネクタ収納溝29内あるいは収納
溝28内に収納された状態であることが好ましい。これ
により、可動でない爪を光コネクタ10に係合させる場
合に比べて、差込片24近傍の太さを実質的に小さくす
ることができ、引き抜き対象である光コネクタ10の周
囲の部品、例えば、隣の光コネクタ10や光ファイバ1
4等との接触が回避され、差込片24の挿入作業は効率
良くなされる。また、係合可動片先端部26aは、先端
傾斜面26cを備える上、スプリング30の作用によっ
て、適宜、コネクタ収納溝29外側へ逃げることができ
るから、光コネクタ10後端のテーパ状のブーツ13外
面等に沿って、光コネクタ10側部近傍に到達させるこ
とが容易である。
【0022】しかし、光コネクタ10両側への差込片2
4の差し込み作業にて、光コネクタ10側部の凹凸等に
爪25が引っ掛かることを回避するには、係合可動片先
端部26a間を開放する必要が生じる。この時、例え
ば、作業者が、手動で、グリップ21近傍の両係合可動
片26の後端部26b同士を互いに接近させるように操
作すると、両係合可動片26が枢軸27を中心として回
転し、先端部26a間が開放される。各係合可動片26
は、回転量が大きければ、図2中仮想線に示すように、
差込片24から外側へ突出する。但し、係合可動片26
のコネクタ収納溝29外側への回転は、差込片24から
外側へ突出しない範囲であることがより好ましく、これ
により差込片24外側に存在する光ファイバ14等に係
合可動片26が接触することを回避でき、差込片24の
挿入作業性を向上できる。なお、各係合可動片26は、
両係合可動片26の後端部26bに設けられたストッパ
31の突出量を調節して、係合可動片後端部26bの工
具本体22に対する最接近距離を設定することで、係合
可動片先端部26aが無用に大きく開かれることを確実
に防止して、周囲の光コネクタ10等との接触を回避で
きるようになっている。
【0023】光コネクタ10の係合部11に対して爪2
5が位置決めされたら、係合可動片後端部26b間の開
放規制を解除することで、スプリング30の付勢力によ
って、両係合可動片後端部26b間が押し開かれ、逆
に、先端部26a間が接近し、コネクタ収納溝29内の
光コネクタ10側部の係合部11に、爪25が係合す
る。そして、図8(a)、(b)に示すように、係合部
11と爪25との係合状態を維持しつつ、光コネクタ用
工具20を引けば、雌側ハウジング12から光コネクタ
10を引き抜くことができる。差込片24は、当初、爪
25が係合部11と係合する位置を若干通り越して深く
挿入された後、雌側ハウジング12から引いて退避させ
ることで、爪25が係合部11に係合されることが普通
である。
【0024】この光コネクタ用工具20によれば、雌側
ハウジング12に対して位置決め治具32の当接片33
を当接することで、予め選択した位置決め手段(穴3
6)によって前記治具32が位置決めして取り付けられ
た工具20の差込片24先端が、雌側ハウジング12に
差し込まれている引き抜き対象の光コネクタ10に対し
て簡単に位置決めされるため、この引き抜き対象の光コ
ネクタ10近傍に多数本の光ファイバ14等が密集して
いたとしても、目的の光コネクタ10に対して差込片2
4を正確に位置決めでき、光コネクタ10を間違うこと
なく引き抜くことができ、引き抜き作業性が向上する。
また、引き抜き対象の光コネクタ10近傍から光ファイ
バ14を除けるために、これら光ファイバ14を大きく
移動する必要が無くなり、移動による光ファイバ14の
損傷等を防止できるといった利点もある。
【0025】目的の光コネクタ10に対する差込片24
の差込時には、両係合可動片26の先端部26aが、コ
ネクタ収納溝29内あるいは収納溝28内に収納され、
光コネクタ10の周囲の部品、例えば、隣の光コネクタ
10や光ファイバ14等との接触が回避され、差し込み
作業を効率良く行うことができる。これにより、活線状
態の光コネクタ10や光ファイバ14等に影響を与える
ことを回避できる。実質的に、光コネクタ用工具20の
挿入方向先端が細くなるので、狭隘な所へも、差し込み
作業を効率良く行うことができる。
【0026】係合可動片先端部26a間を開放する場合
でも、係合可動片が差込片外面から内側に収納されない
従来例に比べて、係合可動片先端部26aの差込片24
外側への突出量は少なくて済む。したがって、目的の光
コネクタ10の周囲に確保される、係合可動片26の回
転スペースを縮小できる。その結果、雌側ハウジング1
2は、配列ピッチL2(図7参照)を狭くして高密度実
装することが可能になる。雌側ハウジング12の実装密
度の向上に伴って、これら雌側ハウジング12に差し込
まれた光コネクタ10から引き出されている光ファイバ
14も雌側ハウジング12近傍にて集中的に高密度に配
線されるが、前述したように、位置決め治具32の使用
によって、目的の光コネクタ10に対する差込片24先
端の位置決め性が確保されることから、光コネクタ10
の引き抜き作業性を向上できる。
【0027】(第2実施例)以下、本発明の第2実施例
の光コネクタ用工具を図9および図10(a)〜(d)
を参照して説明する。この実施例の光コネクタ用工具
は、前記第1実施例の光コネクタ用工具20の位置決め
治具32に代えて図9中符号50の位置決め治具を適用
するとともに、この位置決め治具50を取り付けるため
の取付手段(係合片38)を差込片24の2箇所に設け
た(図10(a)、(c)参照)ものである。なお、図
9および図10(a)〜(d)中、図1(a)、(b)
から図8(a)、(b)と同一の構成部分には同一の符
号を付し、その説明を簡略化する。
【0028】図9に示すように、この光コネクタ用工具
に適用される位置決め治具50は、前記雌側ハウジング
12に当接される位置決め用の当接片51が一側部から
突設されているプレート状の治具本体52と、この治具
本体52に重ね合わされるプレート状のロック片53と
を備えて構成されている。
【0029】治具本体52には、前記差込片24の前記
工具本体22からの突出方向に垂直の方向へ延びる2本
の長溝54が互いに平行に形成され、前記ロック片53
にも、治具本体52の各長溝54に対応する2本の長溝
55が2本平行に形成されている。各長溝54、55
は、差込片24の2箇所から突設された係合片38(図
10(a)、(b)参照)が貫通可能な形状になってい
る。また、治具本体52の長溝54の延在方向複数箇所
には、差込片24に対して位置決めするための位置決め
手段である小溝54aが、この長溝54の一側部から外
側へ切り込まれている。長溝54からの小溝54aの切
り込み方向は、差込片24に沿った方向であれば差込片
24先端側あるいは該差込片24の先端に対向する後端
側(工具本体22側)のいずれでも良く、本実施例で
は、差込片24先端方向への切り込みを例示している
(図9中左手前側)。一方、長溝55にも、その延在方
向複数箇所に、係合片38が貫通可能な小溝55aが、
その一側部から外側に切り込まれているが、この小溝5
5aの切り込み方向は、差込片24後端方向であり(図
9中、紙面右奥側)、治具本体52側の小溝54aとは
長溝に対する切り込み方向が丁度逆になっている。これ
ら小溝54a、55aには、前記係合片38の差込片2
4からの突出基端部を細く形成した突出基端部38aが
挿入可能であるが、この突出基端部38a先端から周囲
に張り出した形状の係合片先端38bは挿入できない。
【0030】治具本体52の両側にて前記差込片24に
沿って延在するガイド部56には、ロック片53の両側
のガイド部57が重ね合わされている。また、治具本体
56との間にロック片53を挟み込む連結部材58a、
58b(図9中ではネジ58aとナット58b)は、ロ
ック片53に細長に開口されたガイド溝59に貫通され
ているから、ロック片53は、前記ガイド部56、57
にガイドされつつ、ガイド溝59の範囲内で、治具本体
52に対して移動自在である。図9において、ガイド部
56、57は、いずれも、プレート状の治具本体52や
ロック片53の両側から突設されたリブ状であり、ロッ
ク片53の両側のガイド部57が、それぞれの治具本体
52の両側のガイド部56に外側から重ね合わされるこ
とで、ロック片53側のガイド部57間に治具本体52
が安定に挟み込まれるようになっている。
【0031】この位置決め治具50を差込片24に取り
付けるには、まず、図10(a)、(b)に示すよう
に、互いに重ね合わせた治具本体52およびロック片5
3の長溝54、55同士を互いに連通させ、これら長溝
54、55を係合片38に治具本体52側から貫通さ
せ、係合片先端38bをロック片53の外側へ突出させ
る。次いで、長溝54、55によって位置決め治具50
を係合片38に対してスライド移動して、選択した小溝
54a、55aを係合片38に位置決めする。この小溝
54a、55aの位置決めが完了したら、図10
(c)、(d)に示すように、前記ガイド部56、57
に沿ってロック片53を治具本体52に対してスライド
移動し(本実施例では、差込片24先端側への移動)、
治具本体52やロック片53の目的の小溝54a、55
aに係合片38の突出基端部38aを収納する。これに
より、係合片先端38bが小溝55a両側のロック片5
3と係合して、係合片先端38bと差込片24との間に
治具本体52とロック片53とが挟み込まれた状態とな
り、長溝54、55からの係合片38の引き抜きが規制
され、位置決め治具32が差込片24に対して取り付け
られる。このとき、長溝54、55は、いずれも、差込
片24に対して位置決め治具50をスライド移動自在に
支持するスライド支持手段として機能する。小溝54
a、55aは、差込片24に対して位置決め治具50を
位置決めする位置決め手段として機能する。
【0032】図10(c)、(d)の状態から、ロック
片53を工具本体22側へ引き、長溝54、55を連通
させて、図10(a)、(b)の状態とすると、これら
連通された長溝54、55を介して、係合片38を抜き
出すことができ、これにより、位置決め治具50を差込
片24から取り外すことができる。
【0033】この光コネクタ用工具では、位置決め治具
50は、互いに連通させた長溝54、55によって係合
片38に対してスライド移動することにより、位置決め
手段(小溝54a)を簡単に選択することができ、簡単
に取り付けることができる。また、2本の長溝54にそ
れぞれ形成された小溝54aにそれぞれ係合片38を係
合するので、位置決め治具50が差込片24に対してぐ
らつくこと無く安定に支持されるため、雌側ハウジング
12に対する差込片24先端の位置決め精度が安定に確
保される。本実施例の光コネクタ用工具を用いた光コネ
クタ10の引き抜き作業は、第1実施例の光コネクタ用
工具20と同様であり、雌側ハウジング12に差し込ま
れた光コネクタ10の係合部11に、係合可動片26先
端の爪25を係合させ、工具を引っ張れば良い。
【0034】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものでは無く、各種変更が可能である。位置決め治
具としては、前述の構成に限定されず、各種変更が可能
である。例えば、治具本体とロック片の2部品とからな
る構成に限定されず、1部品からなる構成も採用可能で
ある。差込片に対して位置決め治具を位置決めする位置
決め手段や、差込片に対して位置決め治具を取り付け取
付手段等は、前述の各実施例に示した穴や小溝に限定さ
れず、例えば、これら位置決め手段や取付手段を兼ねる
係合爪等であっても良い。差込片や工具本体に対して位
置決め治具をスライド移動させるスライド支持手段とし
ては、長溝に限定されず、例えば、位置決め治具側のレ
ールを、差込片や工具本体側のガイドにスライド移動可
能に係合した構成等であっても良い。当接片としては、
例えば、雌側ハウジング側に設けた専用のレール部にス
ライド移動可能に係合される構成等、各種構成が採用可
能である。前記実施の形態では、差込片に位置決め治具
が取り付けられる構成を例示したが、位置決め治具の取
り付け対象としては、工具本体であっても良い。
【0035】本発明は、例えば、差込溝に備えた収納溝
に係合可動片を収納する構成に限定されず、収納溝を備
えていない差込片の外側から、差込片の開口部を介して
コネクタ収納溝へ挿入した爪を光コネクタの係合部に係
合させる係合可動片を備えた構成の光コネクタ用工具等
も採用可能である。雌側ハウジングについては、MU形
光コネクタに適用される光コネクタアダプタに限定され
ず、他の構成の光コネクタアダプタ、例えば、SC形光
コネクタ等の光コネクタアダプタであっても良く、さら
に、光コネクタアダプタ以外、光コネクタレセプタク
ル、ジャック、未使用光コネクタの保持用ハウジング等
であっても良い。SC形光コネクタ等の場合、図1
(a)に示した工具20の差込片24先端の突片24a
は、光コネクタアダプタ側から光コネクタ(光コネクタ
プラグ)に係合している係合爪の係合を解除する係合解
除片として機能させることができる。光コネクタとして
は、MU形光コネクタの光コネクタプラグに限定され
ず、単心用、多心用の各種光コネクタプラグが採用可能
である。
【0036】前記実施の形態では、係合可動片が手動操
作される構成を例示したが、これに限定されず、係合可
動片の操作が駆動装置により自動的になされる構成も採
用可能である。また、目的の光コネクタに対する位置決
めや、係合可動片の操作等が、制御装置によって制御さ
れる駆動装置によって、自動的になされる構成も採用可
能である。この場合、光コネクタの引き抜きを自動に行
うことができる。位置決め治具の使用により、位置決め
の自動化が容易になる利点もある。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タ用工具によれば、位置決め治具の当接片を雌側ハウジ
ングに当接させて位置決め治具を位置決めすることで、
この位置決め治具を取り付けた工具の差込片先端を、雌
側ハウジングに差し込まれている光コネクタに対して簡
単に位置決めできるため、引き抜き対象の光コネクタ周
囲に確保される空間が狭かったり、例えば光ファイバ等
の障害物が多数存在して光コネクタの位置が確認しずら
い場合であっても、差込片先端の位置決めが容易であ
り、引き抜き作業性を向上できる。光コネクタが複数集
合されている場合であっても、前述の位置決め性によ
り、差込片先端が目的の光コネクタに正確に位置決めさ
れるため、誤って引き抜き対象外の光コネクタを引き抜
く心配が無い。また、光コネクタの位置を目視等で確認
するために、光コネクタ近傍に存在する障害物を必要以
上に大きく移動する必要がなくなり、例えば光ファイバ
等の取り扱いに注意を要する障害物を傷める心配が無い
といった優れた効果を奏する。
【0038】請求項2記載の光コネクタ用工具によれ
ば、差込片や工具本体に対する位置決め治具の取り付け
位置を、位置決め手段の選択によって簡単に設定できる
から、差込片に対する位置決め治具の取付位置を自由に
選択でき、その結果、差込片先端を引き抜き対象の光コ
ネクタに合わせて容易に位置決めでき、光コネクタの引
き抜き作業性を一層向上できるといった優れた効果を奏
する。
【0039】請求項3記載の光コネクタ用工具によれ
ば、スライド支持手段によりスライド移動した位置決め
治具を取付手段を用いて工具本体あるいは差込片に対し
て固定することで、差込片に対する位置決め治具の取付
位置を自由に選択でき、その結果、差込片先端を引き抜
き対象の光コネクタに合わせて容易に位置決めでき、光
コネクタの引き抜き作業性を一層向上できるといった優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の光コネクタ用工具を示
す図であって、(a)は全体斜視図、(b)は係合片近
傍を示す断面図である。
【図2】 図1の光コネクタ用工具を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は係合可動片を示す正面図であ
る。
【図3】 図1の光コネクタ用工具に適用される位置決
め治具を示す分解斜視図である。
【図4】 図3の位置決め治具の治具本体側の穴と、ロ
ック片側の穴と、差込片側の係合片との関係を示す図で
あって、(a)は貫通穴同士を連通させた2つの穴に係
合片を貫通させた状態を示す平断面図、(b)は前記
(a)を治具本体側から見た正面図、(c)は治具本体
並びにロック片の小溝に係合片を収納して引き抜き不可
能とした状態を示す平断面図、(d)は前記(c)を治
具本体側から見た正面図である。
【図5】 図1の光コネクタ用工具に図3の位置決め治
具を取り付けた状態を示す図であって、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図6】 図5の光コネクタ用工具の差込片先端を、雌
側ハウジングに差し込まれた光コネクタの両側に挿入し
た状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正
面図である。
【図7】 図1の光コネクタ用工具の差込片先端間を広
げた状態を示す平面図である。
【図8】 図5の光コネクタ用工具によって雌側ハウジ
ングから光コネクタを引き抜く作業を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図9】 本発明の第2実施例を示す図であって、位置
決め治具を示す分解斜視図である。
【図10】 図9の位置決め治具の治具本体側の長溝
と、ロック片側の長溝と、差込片側の係合片との関係を
示す図であって、(a)は治具本体並びにロック片の長
溝を互いに連通させて係合片を貫通させた状態を示す平
断面図、(b)は前記(a)を治具本体側から見た正面
図、(c)は治具本体並びにロック片の小溝に係合片を
収納して引き抜き不可能とした状態を示す平断面図、
(d)は前記(c)を治具本体側から見た正面図であ
る。
【図11】 従来例の光コネクタ用工具を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10…光コネクタ(MU形光コネクタプラグ)、11…
係合部(係合凹所)、12…雌側ハウジング、20…光
コネクタ用工具、22…工具本体、24…差込片、25
…爪、26…係合可動片、26a…先端部、32…位置
決め治具、33…当接片、36,37…位置決め手段
(穴)、50…位置決め治具、51…当接片、54,5
5…スライド支持手段(長溝)、54a,55a…位置
決め手段(小溝)。
フロントページの続き (72)発明者 至田 智史 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 林 幸生 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 峰 恒司 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 宇留野 重則 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 泉田 史 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 QA53 2H038 CA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタアダプタ等の雌側ハウジング
    (12)から光コネクタ(10)を引き抜く光コネクタ
    用工具であって、 工具本体(22)から突出状態に設けられ、前記雌側ハ
    ウジングに差し込まれた光コネクタの両側に挿入される
    一対の差込片(24)と、各差込片に沿って配設され、
    両差込片の間に収納された光コネクタ側部の係合部(1
    1)に係合可能な爪(25)が先端部(26a)に突設
    されてなる一対の係合可動片(26)と、前記工具本体
    あるいは前記差込片に対して取り付けられ、前記雌側ハ
    ウジングに当接される位置決め用の当接片(33、5
    1)が突設されてなる位置決め治具(32、50)とを
    備えることを特徴とする光コネクタ用工具(20)。
  2. 【請求項2】 前記位置決め治具(32)には、前記工
    具本体あるいは前記差込片に対して位置決めするための
    位置決め手段(36、37)が、前記差込片の前記工具
    本体からの突出方向に垂直の方向へ多段に複数配列され
    ていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ用工
    具。
  3. 【請求項3】 前記位置決め治具(50)は、スライド
    支持手段(54、55)によって、前記工具本体あるい
    は前記差込片に対して前記差込片の前記工具本体からの
    突出方向に垂直の方向へスライド移動自在であり、か
    つ、位置決め手段(54a、55a)により、前記工具
    本体あるいは前記差込片に対して位置決めされるように
    なっていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ
    用工具。
JP13786299A 1999-05-18 1999-05-18 光コネクタ用工具 Expired - Lifetime JP3515422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13786299A JP3515422B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 光コネクタ用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13786299A JP3515422B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 光コネクタ用工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000329969A true JP2000329969A (ja) 2000-11-30
JP3515422B2 JP3515422B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=15208500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13786299A Expired - Lifetime JP3515422B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 光コネクタ用工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3515422B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004983A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 光プラグ着脱工具
JP2003004974A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 光プラグ着脱工具
CN108008491A (zh) * 2018-01-12 2018-05-08 深圳市中兴新地技术股份有限公司 高密度光纤连接器的拔插装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004983A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 光プラグ着脱工具
JP2003004974A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 光プラグ着脱工具
JP4560244B2 (ja) * 2001-06-20 2010-10-13 三和電気工業株式会社 光プラグ着脱工具
JP4598313B2 (ja) * 2001-06-20 2010-12-15 三和電気工業株式会社 光プラグ着脱工具
CN108008491A (zh) * 2018-01-12 2018-05-08 深圳市中兴新地技术股份有限公司 高密度光纤连接器的拔插装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3515422B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4544928B2 (ja) 光コネクタ及び光ファイバ接続システム
JP4416591B2 (ja) 光コネクタ及び光ファイバ接続システム
US11635574B2 (en) Fiber optic ferrule and a guide pin clamp with field changeable guide pins
JP4091011B2 (ja) 光コネクタ
US20090245734A1 (en) Optical Connector
JP4976267B2 (ja) 光コネクタ
JP4191168B2 (ja) メカニカル接続型光コネクタ
JPH10206695A (ja) コネクタ
JP2000329969A (ja) 光コネクタ用工具
JP4205094B2 (ja) 光コネクタ及びその組立方法
JPH07245839A (ja) プロテクタ
JP4213094B2 (ja) 光コネクタ組立工具及び光コネクタの製造方法
JP2000206370A (ja) 光コネクタ用工具
JP3532455B2 (ja) 光コネクタ用工具
JP7457204B2 (ja) 光コネクタの製造工具
JP4593660B2 (ja) 光コネクタ組立工具
JP3550368B2 (ja) 光コネクタ
JP2020204701A (ja) 光コネクタ
JPH1130727A (ja) 光ファイバホルダ
JP2004233403A (ja) コネクタ及びそのコネクタ着脱工具
JP6078667B1 (ja) 光コネクタ製造方法及び工具
US20230333328A1 (en) System for Fiber Connector Assembly
CN220671689U (zh) 抽屉式光纤快速连接器
JPH09102356A (ja) ゴム栓装着具
JP2007121862A (ja) 光コネクタ用工具、工具付き光コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080123

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term