JP2011166048A - 電子機器等の筐体 - Google Patents

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Mitsuo Okawachi
光男 大川内
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Abstract

【課題】 本発明は電子機器等の筐体に係り、簡単な作業でプリント基板とカバーをケースに取り付けることができる筐体構造を提供することを目的とする。
【解決手段】 上部が開口したボックス状のケースと、これに被さるカバーとで構成され、電子部品等を実装したプリント基板を内部に収容した電子機器等の樹脂製の筐体に於て、前記プリント基板に複数の取付穴を穿設し、当該取付穴に対応して前記ケースとカバーに、夫々、プリント基板に当接する複数のボス部を突設すると共に、ケース側またはカバー側のいずれか一方の各ボス部の先端に、前記取付穴を挿通する係止爪を形成し、カバー側またはケース側の他方のボス部の先端に、前記係止爪が係止可能な係止部を内部に有する挿入穴を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子部品が実装されたプリント基板を収容する電子機器等の筐体構造に関する。
図15に示すように、従来、電子機器等に使用される樹脂製の筐体(モールド筐体)1は、上部が開口したボックス状のケース3とこれに被さるカバー5とで構成され、その中に電子部品(図示せず)等を実装した一枚のプリント基板7が収容されている。
而して、図15に示すようにケース3の四隅近傍の底部9には、複数の円筒状のボス部11が上方へ一体に突設されており、図16に示すように各ボス部11は、夫々、ケース3の裏面側に開口している。
更に、夫々のボス部11の先端中央には、各ボス部11に対応してプリント基板7に穿設した取付穴13に挿入可能な円筒状のガイド部15がボス部11と中心軸を同じくして一体成形されており、ガイド部15はボス部11よりも小径とされている。そして、図16に示すように、取付穴13にガイド部15を挿入、係合させると、ボス部11の上面17にプリント基板7が着座するようになっている。尚、このとき、ガイド部15の先端がプリント基板7と面一になるようにガイド部15の高さ寸法が設定されている。
一方、図15及び図16に示すようにカバー5の内側(裏面側)には、前記ボス部11に対応して円筒状のボス部19が下方へ一体に突設されており、その先端の中央にタッピング用の下穴21が設けられている。
そして、筐体1内へのプリント基板7の取付けは、図16に示すように、取付穴13にガイド部15を挿入、係合させてボス部11の上面17にプリント基板7を着座させた後、ケース3の上方からカバー5を被せ、両ボス部11、19の中心軸を一致させてボス部19の先端をプリント基板7とガイド部15の先端とに当接させた状態で、図17の如くケース3の裏面側からタッピングネジ23をガイド部17に挿通させて下穴21にタップを切り乍らねじ込めば、図示するようにプリント基板7がボス部11、19間(ケース3とカバー5間)に挟持されて、筐体1内に収容、固定されるようになっている。
尚、通常、前記タッピングネジ23のねじ込み作業は、筐体1を上下に反転させてケース3を上にして行われる。
また、図18乃至図20は特許文献1に開示されたプリント基板の取付構造を示し、この従来例も、上部が開口したボックス状のケース25とこれに被さるカバー27とで筐体29が構成され、その中に電子部品等を実装した一枚のプリント基板31が収容されている。
そして、この従来例は、プリント基板31に穿設した複数の取付穴33に対応して、ケース25の底部35に略円柱状のボス部37を一体成形し、図19に示すように当該ボス部37の先端に、頭部が球状に形成された突起39を突起すると共に、当該突起39を縦割りするスリット41をボス部37に亘って形成したもので、取付穴33を突起39に位置合わせした後、プリント基板31を下方へ押圧すると、突起39の頭部が縮退、拡開して図20の如く取付穴33に係合し、プリント基板31がボス部37の上面43に着座してケース25に固着される。
この後、図20の如くケース25の上方からカバー27を被せ、また、仕様に応じネジ止め等の手段でカバー27をケース25に固定して、プリント基板31が収容、固定された筐体29が形成される。
特開平5−167273号公報
このように、図15の従来例は、タッピングネジ23のねじ込み作業によって、カバー5とプリント基板7を同時にケース3に固定することが可能であるが、タッピングネジ23を下穴21にねじ込む際に、ケース3にカバー5を被せる方向とは逆に、ケース3の底部が上方を向くように筐体1を反転させなければならず、また、タッピングネジ23のねじ締めトルクの管理を必要とするため、作業性が悪いといった指摘がなされていた。
また、タッピングネジ23を使用した構造上、再組立時にねじ山を壊してしまう不具合がある。
一方、図18乃至図20の従来例にあっては、取付穴33と突起39を利用して、プリント基板31をワンタッチでボス部37に止着することができるものの、この取付作業とは別にカバー27をケース25に被せなければならず、また、既述したように仕様に応じ、別途、ネジ止め等の手段でカバー27をケース25に固定する作業が必要で、筐体29全体としての組立作業性が悪かった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上部が開口したボックス状のケースとこれに被さるカバーとで構成され、その中に電子部品等を実装したプリント基板を収容した電子機器等の筐体に改良を加え、簡単な作業でプリント基板とカバーをケースに取り付けることができる筐体構造を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、上部が開口したボックス状のケースと、これに被さるカバーとで構成され、電子部品等を実装したプリント基板を内部に収容した電子機器等の樹脂製の筐体に於て、前記プリント基板に複数の取付穴を穿設し、当該取付穴に対応して前記ケースとカバーに、夫々、プリント基板に当接する複数のボス部を突設すると共に、ケース側またはカバー側のいずれか一方の各ボス部の先端に、前記取付穴を挿通する係止爪を形成し、カバー側またはケース側の他方のボス部の先端に、前記係止爪が係止可能な係止部を内部に有する挿入穴を設けたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電子機器等の筐体に於て、前記挿入穴が形成されるボス部の先端に、前記取付穴に挿入可能な円筒状のガイド部が突設され、当該ガイド部周縁のボス部にプリント基板が着座し、当該ガイド部に、前記挿入穴が開口することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の電子機器等の筐体に於て、前記係止爪は、縦割りスリットが形成された左右一対の弾性片からなり、両弾性片の先端に、前記係止部に係止する爪部が形成されていることを特徴とし、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の電子機器等の筐体に於て、前記爪部は、係止部に係止する板厚差吸収用の傾斜辺が形成されていることを特徴とする。
更に、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子機器等の筐体に於て、前記係止爪が形成されたボス部の先端に、プリント基板に圧接する突起が形成されていることを特徴とする。
そして、請求項6に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の電子機器等の筐体に於て、前記係止爪は、前記ボス部の先端に突設された軸部と、当該軸部の先端から斜め後方に延設された左右一対の弾性片とからなることを特徴とし、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の電子機器等の筐体に於て、前記係止爪が形成されたボス部の先端に、前記弾性片とでプリント基板を上下から挟持する押圧片が形成されていることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、従来に比しケースとカバーの取付け、そして、ケース内へのプリント基板の収容、固定に当たりタッピングネジが不要になり、ねじ締めトルクの管理も不要となる。
また、係止爪をガイド部から挿入穴内に挿入させてこれを係止部に係止させるだけの作業で、カバーをケースに固定することができると同時にプリント基板を両ボス部間で挟持して筐体内に収容、固定でき、而も、ケースへのプリント基板とカバーの取り付けが同一方向から行えるため、従来に比し作業性が著しく良好となり、コストの面も有利となる。
そして、請求項2に係る発明によれば、ガイド部周縁のボス部にプリント基板が着座しているため、プリント基板ががたつくことがない。
更に、請求項4乃至請求項7に係る発明によれば、仕様に応じた板厚の異なるプリント基板に対応可能で、傾斜辺、突起、弾性片等の作用により板厚差を吸収することで、板厚の異なるプリント基板を筐体内に確実且つ良好に収容、固定することができる利点を有する。
請求項1乃至請求項3の第一実施形態に係る筐体の分解斜視図である。 カバー側のボス部に突設した係止爪の側面図である。 ケース側に形成したボス部とこの上面に着座するプリント基板の断面図である。 プリント基板の収容、固定方法の説明図である。 プリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。 カバーとプリント基板の取り外し方法の説明図である。 請求項1乃至請求項4の一実施形態に於ける係止爪の側面図である。 プリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。 請求項1乃至請求項3及び請求項5の一実施形態に於ける係止爪の側面図である。 プリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。 請求項1、請求項2、請求項6及び請求項7の一実施形態に於ける係止爪の側面図である。 プリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。 請求項1乃至請求項3の第二実施形態に於ける係止爪の側面図である。 プリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。 従来の筐体の分解斜視図である。 従来のプリント基板の収容、固定方法の説明図である。 従来のプリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。 従来の他の筐体の分解斜視図である。 従来のプリント基板の収容、固定方法の説明図である。 従来のプリント基板を収容、固定した筐体の部分断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図6は請求項1乃至請求項3に係る筐体の第一実施形態を示し、図15に示す筐体1と同様、本実施形態に係る筐体51も樹脂で形成されたモールド筐体で、上部が開口したボックス状のケース53とこれに被さるカバー55とで構成され、その中に電子部品(図示せず)等を実装したプリント基板57が収容、固定される。
而して、図1及び図3に示すようにケース53の底部59には、プリント基板57の四隅近傍に穿設した複数の取付穴61に対応して複数の円筒状のボス部63が上方へ一体に突設されており、図3に示すように各ボス部63は、夫々、ケース53の裏面側に開口している。
また、各ボス部63の先端中央には、前記取付穴61に挿入可能な円筒状のガイド部65がボス部63と中心軸を同じくして一体成形されている。そして、ガイド部65はボス部63よりも小径とされており、図3に示すように取付穴61にガイド部65を挿入、係合させると、ボス部63の上面67にプリント基板57が着座し、また、ガイド部65の先端がプリント基板57と面一になるようにガイド部65の高さ寸法が設定されている。
そして、図3に示すように前記ガイド部65を挿通して、後述する係止爪69が円筒状に形成されたボス部63内の挿入穴71に挿入されるようになっており、当該挿入穴71は上部が前記ガイド部65に開口している。そして、前記挿入穴71内に、前記ボス部63の内周とこれより小径なガイド部65の内周との境目に段差状の係止部73が設けられており、この係止部73に、後述する係止爪69の爪部75が係止するようになっている。
一方、図1に示すようにカバー55の内側(裏面側)には、前記取付穴61に対応して円柱状のボス部77が下方へ一体に突設されている。そして、図2乃至図5に示すように、当該ボス部77の先端中央に係止爪69が一体に突設されている。
図2に示すように係止爪69は、縦割りスリット79が形成された左右一対の弾性片81からなり、両弾性片81の先端に前記係止部73に係止する爪部75が形成されている。
爪部75は、先細で外方へ突出する断面略三角形状のラチェット状に形成されており、取付穴61にガイド部65を挿入、係合させて、ボス部63の上面67にプリント基板57を着座させた後、係止爪69をガイド部65の開口部に位置合わせしてカバー55を下方へ押圧すると、図4に示すように弾性片81の先端側が内方へ変形し、係止爪69の先端側が縮退、拡開して図3及び図5の如く爪部75の直角辺75aが係止部73に係止し、これにより、カバー55がケース53に固定されると同時に、プリント基板57が両ボス部63、77間に挟持されて筐体1内に収容、固定されるようになっている。
また、再組立等でケース53とカバー55を開けたい場合には、一例として図6に示す分解治具83を用いればよい。
図示するように分解治具83の先端には、円錐状にえぐり貫かれた操作部85が設けられており、ケース53の裏面側からボス部63内に分解治具83の先端側を挿入し、操作部85の内周に両爪部75の外周を当該させて分解治具83全体を上方に押圧すると、係止部73に係止する両爪部75が縮退して係止部73との係止状態が解除されるようになっている。
従って、この状態でカバー55を引き上げれば、ケース53からカバー55が開くこととなる。
本実施形態はこのように構成されているから、ケース53とカバー55とからなる筐体51内に電子部品等が実装されたプリント基板57を収容、固定するには、既述したように先ず、図3に示すようにプリント基板57の取付穴61にガイド部65を挿入、係合させて、ボス部63の上面67にプリント基板57を着座させる。
そして、ケース53の上方からカバー55を被せ乍ら、係止爪69の爪部75をガイド部65の開口部に位置合わせしてカバー55を下方へ押圧すると、図4に示すように弾性片81の先端側が内方へ変形し、係止爪69の先端側が縮退、拡開して図3及び図5の如く係止爪69の爪部75の直角辺75aが係止部73に係止し、これにより、カバー55がケース53に固定されると同時に、プリント基板57が両ボス部63、77間に挟持されて筐体1内に収容、固定されることとなる。
また、再組立等でケース53とカバー55を開けたい場合には、図6の如く前記分解治具83を用いて既述した取り外し手順を採ることで、ケース53からカバー55が取り外せることとなる。
このように本実施形態によれば、図15乃至図17に示す従来例に比し、タッピングネジ23が不要になり、ねじ締めトルクの管理も不要となる。
而も、斯かる従来例と異なり、本実施形態ではケース53へのプリント基板57とカバー55の取り付けが同一方向から行えるため、作業性が良好となり、コストの面も有利となる。
更に、本実施形態は前記係止爪69と係止部73との係止作用を利用しているため、係止部73に対する係止爪69の係脱によって、図15の従来例と異なり何度でも再組立が可能となる利点を有する。
そして、本実施形態は、プリント基板57の取付穴61にガイド部65を挿入、係合させて、ボス部63の上面67にプリント基板57を着座させた後、係止爪69をガイド部65から挿入穴71内に挿入させてこれを係止部73に係止させるだけの作業で、カバー55をケース53に固定することができると同時に、プリント基板57を両ボス部63、77間で挟持して筐体51内に収容、固定できるため、図18に示す従来例に比し、筐体51内へのプリント基板57の収容、固定作業が簡単で作業性が著しく向上する利点を有する。
而も、ボス部63の上面67にプリント基板57が着座しているため、プリント基板57ががたつくこともない。
図7及び図8は請求項1乃至請求項4に係る筐体の一実施形態を示し、図2及び図3に示すように前記実施形態では、係止爪69の爪部75を先細で外方へ突出する断面略三角形状のラチェット状に形成して、その直角辺75aを前記係止部73に係止させたが、図7及び図8に示すように本実施形態は、カバー55側のボス部77の先端に突設する係止爪87の爪部89を先細で外方へ突出する断面略三角形状に形成すると共に、前記直角辺75aに代えて、前記係止部73に係止する傾斜辺89aを爪部89に設けたものである。
尚、その他の構成は前記実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、ケース53とカバー55とからなる筐体51内にプリント基板57を収容、固定するには、前記実施形態と同様、プリント基板57の取付穴61にガイド部65を挿入、係合させて、ボス部63の上面67にプリント基板57を着座させた後、ケース53の上方からカバー55を被せ乍ら、係止爪87の爪部89をガイド部65の開口部に位置合わせしてカバー55を下方へ押圧すればよい。
而して、これにより、弾性片81の先端側が内方へ変形し、係止爪87の先端側が縮退、拡開して図8の如く係止爪87の爪部89の傾斜辺89aが係止部73に係止するため、カバー55がケース53に固定されると同時に、プリント基板57が両ボス部63、77間に挟持されて筐体51内に収容、固定されることとなる。
そして、斯様に爪部89の傾斜辺89aに係止部73が係止する構造上、仕様に応じ板厚の大きなプリント基板が使用されると、係止部73と傾斜辺89aとの係止位置が傾斜辺89a上を移動してプリント基板の板厚差が吸収され、プリント基板が両ボス部63、77間に挟持されて筐体1内に良好に収容、固定されることとなる。
このように本実施形態によっても、前記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能であると共に、仕様に応じ板厚の大きなプリント基板が使用された場合にも、係止爪87の爪部89の傾斜辺89aが板厚差を吸収するため、前記プリント基板57に比し板厚の大きな多くのプリント基板を筐体51内に確実且つ良好に収容、固定することができる。
尚、前記ガイド部65の高さ寸法をプリント基板57の板厚よりも短寸に設定すれば、プリント基板57よりも板厚の薄いプリント基板の取付けも可能となる。
図9及び図10は請求項1乃至請求項3及び請求項5に係る筐体の一実施形態を示し、図示するように本実施形態は、図1の実施形態の構成に加え、係止爪69が突設されたボス部77の先端の周縁部に先細な断面三角形状の変形可能な突起91を複数設けて、係止部73への係止爪69の係止時に、前記突起91を取付穴61周縁のプリント基板57の表面に弾性変形させて、仕様に応じた板厚の大きなプリント基板の板厚差を吸収し、プリント基板を両ボス部63、77間に挟持して筐体1内に良好に収容、固定できるようにしたものである。
従って、本実施形態によっても、図7の実施形態と同様、仕様に応じ板厚の大きなプリント基板が使用された場合にもプリント基板の板厚差を吸収することが可能で、板厚の大きなプリント基板を筐体51内に確実且つ良好に収容、固定することができる利点を有する。
また、本実施形態も、ガイド部65の高さ寸法をプリント基板57の板厚よりも短寸に設定することで、プリント基板57よりも板厚の薄いプリント基板の取付けも可能である。
図11及び図12は請求項1、請求項2、請求項6及び請求項7の一実施形態に係る筐体を示し、図示するように本実施形態は、カバー55側のボス部77の先端に突設する係止爪93を、前記ボス部77の先端中央に突設された一本の軸部95と、当該軸部95の先端から斜め後方に延設された左右一対の弾性片97とで構成して、係止部73への係止爪93の係止時に、左右の弾性片97を係止部73に圧接係止可能とすると共に、ボス部77の先端の周縁部に、前記弾性片97とでプリント57を上下から挟持する複数の弾性変形可能な押圧片99を形成したことを特徴としている。
尚、本実施形態に於ても、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、図示するように係止部73に係止爪93が係止してカバー55がケース53に固定されると共に、プリント基板57が両ボス部63、77間及び弾性片97と押圧片99とで上下から挟持されて、筐体51内に収容、固定されることとなる。
また、仕様に応じ板厚の大きなプリント基板が利用されても、前記弾性片97、そして、当該弾性片97とでプリント57を上下から挟持する複数の押圧片99が夫々弾性変形してプリント基板の板厚差を吸収する。
従って、本実施形態によっても、図7の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能であると共に、仕様に応じ板厚の大きなプリント基板が使用された場合にもその板厚差を吸収することが可能で、板厚の大きなプリント基板を筐体51内に確実且つ良好に収容、固定することができる利点を有する。
そして、本実施形態にあっても、ガイド部65の高さ寸法をプリント基板57の板厚よりも短寸に設定することで、プリント基板57よりも板厚の薄いプリント基板の取付けも可能である。
図13及び図14は請求項1乃至請求項3に係る筐体の第二実施形態を示し、図1の実施形態では、カバー55側のボス部77に係止爪69を設けると共に、ケース53側のボス部63の先端中央に当該係止爪69が挿入可能な挿入穴71を設けたが、図13及び図14に示すようにケース53側に前記ボス部77と係止爪69を形成し、カバー55側にボス部63と、前記係止爪69が挿入可能な挿入穴71やガイド部65、係止部73等を設けてもよい。
而して、この実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、タッピングネジ23が不要になり、ねじ締めトルクの管理も不要となると共に、ケース53へのプリント基板57とカバー55の取り付けが、同一方向から行えるため、作業性が良好となり、コストの面も有利となる等、優れた利点を有する。
51 筐体
53 ケース
55 カバー
57 プリント基板
59 ケースの底部
61 取付穴
63,77 ボス部
65 ガイド部
69、87、93 係止爪
71 挿入穴
73 係止部
75、89 爪部
77 縦割りスリット
81、97 弾性片
83 分解治具
89a 傾斜辺
91 突起
95 軸部
99 押圧片

Claims (7)

  1. 上部が開口したボックス状のケースと、これに被さるカバーとで構成され、電子部品等を実装したプリント基板を内部に収容した電子機器等の樹脂製の筐体に於て、
    前記プリント基板に複数の取付穴を穿設し、当該取付穴に対応して前記ケースとカバーに、夫々、プリント基板に当接する複数のボス部を突設すると共に、
    ケース側またはカバー側のいずれか一方の各ボス部の先端に、前記取付穴を挿通する係止爪を形成し、
    カバー側またはケース側の他方のボス部の先端に、前記係止爪が係止可能な係止部を内部に有する挿入穴を設けたことを特徴とする電子機器等の筐体。
  2. 前記挿入穴が形成されるボス部の先端に、前記取付穴に挿入可能な円筒状のガイド部が突設され、当該ガイド部周縁のボス部にプリント基板が着座し、当該ガイド部に前記挿入穴が開口することを特徴とする請求項1に記載の電子機器等の筐体。
  3. 前記係止爪は、縦割りスリットが形成された左右一対の弾性片からなり、両弾性片の先端に、前記係止部に係止する爪部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器等の筐体。
  4. 前記爪部は、係止部に係止する板厚差吸収用の傾斜辺が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器等の筐体。
  5. 前記係止爪が形成されたボス部の先端に、プリント基板に圧接する突起が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子機器等の筐体。
  6. 前記係止爪は、前記ボス部の先端に突設された軸部と、当該軸部の先端から斜め後方に延設された左右一対の弾性片とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器等の筐体。
  7. 前記係止爪が形成されたボス部の先端に、前記弾性片とでプリント基板を上下から挟持する押圧片が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器等の筐体。
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