JP6890261B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、ユーザによる操作を受け付ける操作部と、通信等のための光または動作状態を表示するための光等が透過する透過部と、が筐体に取り付けられた電子機器に関する。
筐体外部からのユーザによる操作(以下、ユーザ操作という)を受け付ける操作部材と、通信用の赤外線や機器の動作状態を表示するための光等が透過する透過部とを有する電子機器は、筐体に操作部材および透過部を取り付ける必要がある。
例えば、特許文献1には、操作部材に設けられた貫通穴に、筐体に設けられたピンを貫通させ、操作部材から突き出たピンの先端部分を筐体に溶着することにより、操作部材を筐体に取り付ける方法が開示されている。
また、特許文献2には、操作部材の一端を、筐体の主面部に設けられたL字状の突起に引っ掛け、さらに、操作部材の他端を筐体の壁部から突出している爪に引っ掛けて、操作部材を筐体に取り付ける方法が開示されている。
特許文献1に開示された溶着により操作部材が筐体に固定された電子機器では、溶着部を切断しないと筐体から操作部材を分離することができない。そのため、例えば、操作部材だけが破損した場合であっても、操作部材だけを交換することは困難であり、筐体全体の交換が必要になる。また、その電子機器の組立工程においては、溶着を行うための機材が必要になる。
特許文献2に開示された、筐体にL字状の突起や爪を設け、それに操作部材の一端を引っ掛けることで筐体に操作部材を固定する方法で電子機器を組み立てる場合は、特別な機材は必要ない。また、筐体から操作部材を取り外すことも可能である。しかし、金型を用いた樹脂成形で筐体にL字状の突起や爪を設けるためには、傾斜コア等が必要となる。また、突起や爪の数が増えれば、金型構造がより複雑になる。また、金型の構造によっては、傾斜コアを用いることができない部分が生じることがあり、そのような部分には、突起や爪を構成することができない。また、特許文献2には、L字状の突起を、筐体に孔を開けて形成する方法が開示されている。この方法を用いる場合には、傾斜コアを用いずに筐体にL字状の突起を一体成形することができる。しかし、筐体に孔を開けたくない場合には、この方法を用いることができない。
特開平10−335708号公報 特開2001−085872号公報
本開示は、溶着を用いずに、操作部材を固定できる構造を備えた電子機器を提供する。
本開示における電子機器は、筐体と、前記筐体の内面に取り付けられる操作部材と、と備える電子機器であって、前記筐体は、主面部から内方に向かって突設された突起部と、前記主面部に立設され、光が通過する導光孔を有する壁部と、を備え、前記操作部材は、前記突起部から前記壁部に渡り前記主面部に沿って配置された保持部と、前記保持部から前記壁部に沿って立設された起立部と、前記導光孔に嵌め合わされた状態で前記導光孔の周縁部と係合し、前記光を透過させることができる透過部と、前記筐体の外部からのユーザ操作を受け付ける受付部と、前記透過部に対して前記保持部と反対側に配置され、前記受付部の可動部分が前記ユーザ操作により移動する方向と平行するように前記壁部に沿って延在する回転防止部と、を備える。
本開示における電子機器は、操作部材を、溶着せずに筐体に固定することが可能となる。さらに、操作部材を固定するための、アンダーカットの必要なL字状の突起や壁から突出する爪を、筐体に設けることが不要となる。
図1は、実施の形態1における電子機器の外観の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施の形態1における電子機器の筐体のアッパーケースの裏側の一例を模式的に示す斜視図である。 図3は、実施の形態1における突起部の一例を模式的に示す斜視図である。 図4は、実施の形態1における導光孔の一例を模式的に示す部分断面図である。 図5は、実施の形態1における操作部材の一例を模式的に示す斜視図である。 図6は、実施の形態1におけるアッパーケースに操作部材を取り付ける前の状態の一例を模式的に示す斜視図である。 図7は、実施の形態1におけるアッパーケースに操作部材を取り付ける途中の状態の一例を模式的に示す斜視図である。 図8は、実施の形態1におけるアッパーケースに操作部材を取り付ける途中の状態の一例を模式的に示す断面図である。 図9は、実施の形態1におけるアッパーケースに操作部材が取り付けられた状態の一例を模式的に示す断面図である。 図10は、他の実施の形態における操作部材の保持部と突起部との一例を模式的に示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る電子機器の実施の形態について、説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明、または実質的に同一の構成に対する重複説明等を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。また、以下の実施の形態は、本開示に係る電子機器の一例を示したものに過ぎない。したがって、本開示は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本開示の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、各図面は、必ずしも厳密に図示されたものではなく、本開示をわかりやすく示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図であり、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。また、各図において、実質的に同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略または簡略化する場合がある。
以下、図1〜図10を参照しながら本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態では、各図面にX軸、Y軸、Z軸の3軸を示し、筐体の一辺に平行な方向をX軸、筐体におけるその一辺に直交する他辺に平行な方向をY軸、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸とする。しかし、これらの軸や方向は便宜的に示したものに過ぎず、何ら本開示を限定するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1における電子機器100の外観の一例を模式的に示す斜視図である。
電子機器100は、筐体101と、筐体101の内面に取り付けられる操作部材102と、を備える機器である。本実施の形態に示す構成例では、電子機器100は、映像コンテンツ等のデータを、無線により外部の機器に送信することができる機器である。電子機器100は、外部からのユーザ操作を受け付けるスイッチ、赤外線受光素子、通信モジュール等の電子部品、および、これらが接続される配線基板、等を備えている(これらは図示せず)。そして、これらは、筐体101の内部に取り付けられている。
筐体101は、電子部品を収容する箱状の部材である。本実施の形態に示す構成例では、筐体101は、アッパーケース111とアンダーケース119との2つの部材を備えて構成されている。そして、少なくともアッパーケース111は、金型を用いて樹脂が成形されて形成されたものである。
図2は、実施の形態1における電子機器100の筐体101のアッパーケース111の裏側の一例を模式的に示す斜視図である。
図2に示すように、筐体101の一部であるアッパーケース111は、電子機器100の上面部に対応する主面部112と、電子機器100の正面部に対応する壁部113と、電子機器100の側面部に対応する側壁部114と、を備えている。
本実施の形態に示す構成例では、主面部112は、アッパーケース111の中で最も面積の広い部分である。主面部112は、筐体101の内方(Z軸負方向)に向かって突設された突起部115と、貫通状の受付孔116と、を備えている。
突起部115は、操作部材102と係合する部分である。突起部115は、金型を用いて樹脂を成形することによりアッパーケース111と一体に形成されている。本実施の形態に示す構成例では、突起部115は、主面部112の裏側面に、主面部112に対して垂直に突出した部分である。そして、突起部115は、傾斜コア等を用いることなく、また、主面部112に孔を設けることなく、成形することができる形状で形成されている。具体的には、突起部115は、主面部112から離れた位置において主面部112に沿うように突出する張り出した部分が存在しない形状(すなわち、L字状でない形状)、例えば、柱状、または錐状、等の形状、を備えている。
図3は、実施の形態1における突起部115の一例を模式的に示す斜視図である。
図2、図3に示すように、本実施の形態における構成例では、突起部115は、主面部112に対して垂直に立設される円柱状の円柱部151と、円柱部151の周面における壁部113に対して反対側の位置に配置され、主面部112に対して垂直に立設される略直方体状のリブ部152と、を備えている。
円柱部151は、後述の操作部材102と係合する部分である。円柱部151は、操作部材102の、アッパーケース111における左右方向(Y軸方向)および前後方向(X軸方向)の位置を決めるために設けられている。リブ部152は、保持部121からの押圧力に抗するために、円柱部151の構造的強度を向上させる部分である。
アッパーケース111は、複数(本実施の形態に示す構成例では、2個)の突起部115を備える。複数の突起部115は、壁部113に沿う方向(Y軸方向)に並列して主面部112に設けられている。
受付孔116は、アッパーケース111の主面部112に、主面部112を貫通して設けられた孔である。受付孔116には、アッパーケース111の内側に取り付けられた操作部材102の一部が配置される。
壁部113は、主面部112に立設された部分である。壁部113は、光が通過する導光孔131を有する。本実施の形態に示す構成例では、壁部113は、主面部112の一端の縁部に、主面部112に対して直角に起立した状態で設けられている。
導光孔131は、筐体101の外方から内方へ、または内方から外方へ、光を通過させるために、壁部113を厚さ方向(X軸方向)に貫通して設けられた孔である。本実施の形態に示す構成例では、導光孔131は、主面部112に対して実質的に平行に配置される2つの直線状の縁部と、主面部112に対して実質的に垂直に配置される2つの直線状の縁部とで囲まれた矩形の孔である。
図4は、実施の形態1における導光孔131の一例を模式的に示す部分断面図である。
図4に示すように、本実施の形態の一構成例における導光孔131には、平行部133と、テーパ部134と、が設けられている。平行部133は、導光孔131の周縁部のうちの主面部112から相対的に遠い方(Z軸負方向側)の縁部に、主面部112に対して平行に設けられている。テーパ部134は、平行部133から筐体101の内方(X軸正方向)に向かうにつれて主面部112から遠ざかるように(Z軸負方向に変位するように)設けられている。平行部133は、後述の透過部の側面と係合する部分である。テーパ部134は、透過部を導光孔131に挿入する際に、透過部の角部を誘導する部分である。
図5は、実施の形態1における操作部材102の一例を模式的に示す斜視図である。
操作部材102は、筐体101の内面に取り付けられ、筐体101の外部からのユーザ操作を受け付ける部材である。図5に示すように、操作部材102は、保持部121と、起立部122と、透過部123と、受付部124と、を備えている。本実施の形態に示す構成例では、操作部材102は、さらに、規制部125と、回転防止部126と、を備えている。
保持部121は、筐体101の内面に取り付けられたときに、一端部が突起部115に当接し、他端部が壁部113の内面に当接する。保持部121は、このような状態で、主面部112のうちの突起部115から壁部113までの領域に配置される。
保持部121の一端部には、規制部125が、壁部113とは反対側の方向に突出した状態で設けられている。規制部125は、操作部材102の位置決めを行うための部材である。規制部125は、主面部112に沿う平面において、突起部115と保持部121との当接方向(アッパーケース111の前後方向、X軸方向)に交差する方向(アッパーケース111の左右方向、Y軸方向)に、操作部材102が移動することを規制する。本実施の形態に示す構成例では、操作部材102は、2つの保持部121を備えている。そして、規制部125は、保持部121のそれぞれの一端部に、スリットを形成するように並んで設けられている。
起立部122は、保持部121から壁部113に沿って立設される部分である。起立部122には、透過部123が設けられている。本実施の形態に示す構成例では、起立部122は、壁部113に沿うように形成された板状の部分である。そして、起立部122の両端部のそれぞれには、保持部121が、主面部112(X−Y平面)に沿って突出した状態で設けられている。また、起立部122の中間部には、透過部123が、保持部121とは反対側の方向(X軸負方向)に向かって突出した状態で設けられている。
透過部123は、光を透過させることができる部分である。透過部123は、筐体101の壁部113に設けられた導光孔131に嵌め合わされた状態で、導光孔131の周縁部と係合する。本実施の形態に示す構成例では、透過部123は、外部から照射される赤外線を透過し、筐体101に配置される電子部品(例えば、赤外線通信素子)にその赤外線を到達させるための部分である。
本実施の形態に示す構成例では、透過部123、起立部122、および保持部121を備える操作部材102は、樹脂を材料とした一体成形で形成されている。そのため、操作部材102は、操作部材102全体が赤外線を透過することができる樹脂で形成されている。
本実施の形態に一例として示す透過部123は、主面部112に対して実質的に平行に配置される2つの直線状の縁部と、主面部112に対して実質的に垂直に配置される2つの直線状の縁部と、で囲まれた矩形柱状の突起状に形成された部分である。そして、主面部112から相対的に遠い方の縁部127が、壁部113に設けられた導光孔131と係合する。
回転防止部126は、筐体101から操作部材102が抜け落ちることを防止するために設けられた部分である。回転防止部126は、操作部材102の透過部123から、保持部121とは反対側の方向(Z軸負方向)に、壁部113に沿って延伸して設けられている。回転防止部126は、操作部材102が筐体101の内面に取り付けられたときに、透過部123と導光孔131との係合部分を中心にして突起部115から保持部121の一端部が外れるように操作部材102が回転して筐体101から操作部材102が抜け落ちること、を防止するために設けられている。
本実施の形態に示す構成例では、回転防止部126は、起立部122と同じ面に配置されている。
受付部124は、筐体101外部からのユーザ操作を受け付ける部分である。本実施の形態に示す構成例では、受付部124は、ボタン部129と、加圧部128と、を備えている。ボタン部129は、筐体101の主面部112に設けられた受付孔116に貫通した状態で配置される。加圧部128は、ボタン部129とは反対向き(Z軸負方向)に突出して設けられ、ボタン部129に押圧する力が加えられたときに、その力を筐体101内に配置されるスイッチに伝達しそのスイッチを押圧する。
操作部材102では、2つの保持部121の間に、2つの受付部124が壁部113に並列に配置されている。そして、受付部124の各々は、起立部122に沿った方向(Z軸方向)に受付部124が移動することを許容するヒンジ部(図示せず)を介して、起立部122に取り付けられている。このヒンジ部は、ユーザがボタン部129を押圧したときに、受付部124が押し下げられる(Z軸負方向に移動する)ことを許容し、ユーザがボタン部129を押圧することを止めた後は、受付部124を元の位置に戻す弾性力を備えている。操作部材102が備える2つの受付部124は、互いに独立して移動するように構成されている。また、2つの受付部124は、保持部121の間に、透過部123を間に挟むように配置されている。これにより、受付部124の一方がユーザ操作を受け付けているときであっても、操作部材102は、安定した状態で筐体101に保持される。
[1−2.アッパーケースへの操作部材の取り付け]
次に、図2のように構成されたアッパーケース111に対して、図5のように構成された操作部材102を取り付ける際の手順について説明する。
図6は、実施の形態1におけるアッパーケース111に操作部材102を取り付ける前の状態の一例を模式的に示す斜視図である。
図7は、実施の形態1におけるアッパーケース111に操作部材102を取り付ける途中の状態の一例を模式的に示す斜視図である。
図8は、実施の形態1におけるアッパーケース111に操作部材102を取り付ける途中の状態の一例を模式的に示す断面図である。
図9は、実施の形態1におけるアッパーケース111に操作部材102が取り付けられた状態の一例を模式的に示す断面図である。
まず、図6に示すように、アッパーケース111の裏面を上向きにし、かつ、操作部材102の裏面を上向きにする。
次に、その状態から、図7に示すように、規制部125で形成されたスリットで突起部115を挟みつつ、保持部121の一端を突起部115に当接させる。
次に、図8に白抜きの矢印で示すように、保持部121と突起部115との当接部分を中心にして、起立部122が筐体101の主面部112に近づくように、操作部材102を回転させる。このとき、操作部材102は、壁部113に設けられた案内部132(図6参照)のテーパ部分に誘導されながら、操作部材102の材質の特性に基づき僅かに弾性変形し、撓んだ状態となる。
そこからさらに、操作部材102を図8に示す矢印の方向に回転させると、起立部122から壁部113に向かって突出している透過部123が、導光孔131の縁部のテーパ部134(図4参照)と当接する。そして、透過部123は、テーパ部134に誘導されながら導光孔131に挿入される。
導光孔131に透過部123が完全に挿入されると、図9に示すように、透過部123の縁部のうちの主面部112から相対的に遠い方の縁部127と、導光孔131の縁部のうちの主面部112から相対的に遠い方の縁部とが、操作部材102の弾性力により係合する。これにより、操作部材102は、筐体101の内側に、固定した状態で取り付けられる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、電子機器は、筐体と、筐体の内面に取り付けられる操作部材と、を備える。筐体は、主面部から内方に向かって突設された突起部と、主面部に立設され、光が通過する導光孔を有する壁部と、を備える。操作部材は、突起部から壁部に渡り主面部に沿って配置された保持部と、保持部から壁部に沿って立設された起立部と、導光孔に嵌め合わされた状態で導光孔の周縁部と係合し、光を透過させることができる透過部と、筐体の外部からのユーザ操作を受け付ける受付部と、を備える。
なお、電子機器100は電子機器の一例である。筐体101は筐体の一例である。操作部材102は操作部材の一例である。主面部112は主面部の一例である。突起部115は突起部の一例である。導光孔131は導光孔の一例である。壁部113は壁部の一例である。保持部121は保持部の一例である。起立部122は起立部の一例である。透過部123は透過部の一例である。受付部124は受付部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電子機器100は、筐体101と、筐体101の内面に取り付けられる操作部材102と、を備える。筐体101は、主面部112から内方に向かって突設された突起部115と、主面部112に立設され、光が通過する導光孔131を有する壁部113と、を備える。操作部材102は、突起部115から壁部113に渡り主面部112に沿って配置された保持部121と、保持部121から壁部113に沿って立設された起立部122と、導光孔131に嵌め合わされた状態で導光孔131の周縁部と係合し、光を透過させることができる透過部123と、筐体101の外部からのユーザ操作を受け付ける受付部124と、を備える。
電子機器は、突起部、および、突起部と当接する保持部の端部、の少なくとも一方に、主面部に沿う平面において、当該当接の方向に交差する方向における、突起部と保持部との相対的な移動を規制する規制部を備えてもよい。
なお、アッパーケース111の前後方向は当接方向の一例である。アッパーケース111の左右方向は当接方向に交差する方向の一例である。規制部125は規制部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電子機器100は、突起部115、および、突起部115と当接する保持部121の端部、の少なくとも一方に、主面部112に沿う平面において、当該当接の方向(アッパーケース111の前後方向、X軸方向)に交差する方向(アッパーケース111の左右方向、Y軸方向)における、突起部115と保持部121との相対的な移動を規制する規制部125を備える。
電子機器において、操作部材は、透過部に対して保持部の反対側に配置され、筐体に取り付けられた状態から操作部材が回転するように抜け落ちることを防止するように壁部に沿って延伸する回転防止部を備えてもよい。
回転防止部126は回転防止部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電子機器100において、操作部材102は、透過部123に対して保持部121の反対側に配置され、筐体101に取り付けられた状態から操作部材102が回転するように抜け落ちることを防止するように壁部113に沿って延伸する回転防止部126を備える。
電子機器において、導光孔の周縁部の主面部から相対的に遠い縁部には、主面部に平行な平行部と、平行部から内方に向かうにつれて主面部から遠ざかるように形成されたテーパ部と、が設けられてもよい。
なお、平行部133は平行部の一例である。テーパ部134はテーパ部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電子機器100において、導光孔131の周縁部の主面部112から相対的に遠い縁部には、主面部112に平行な平行部133と、平行部133から内方に向かうにつれて主面部112から遠ざかるように形成されたテーパ部134と、が設けられている。
このように構成された電子機器100において、操作部材102は、導光孔131と透過部123との係合により、主面部112から遠ざかる方向の移動が規制される。また、操作部材102は、保持部121と突起部115との係合により、壁部113から遠ざかる方向の移動が規制される。また、操作部材102は、回転防止部126により、回転する移動が規制される。また、操作部材102は、規制部125と突起部115との係合、および、導光孔131と透過部123との係合により、主面部112と壁部113との両方に沿う方向の移動が規制される。これにより、電子機器100では、操作部材102が筐体101に安定に固定され、筐体101の外部からユーザにより受付部124が押圧された場合でも、操作部材102は筐体101に安定に固定された状態が維持される。
また、電子機器100では、アッパーケース111の裏側から操作部材102に力を加えて操作部材102を撓ませることで、アッパーケース111と操作部材102との係合を解除することができる。これにより、電子機器100においては、比較的簡単に筐体101から操作部材102を取り外すことができる。
また、電子機器100において、操作部材102を筐体101に取り付けるための突起部115は、傾斜コアや筐体に孔が必要なアンダーカットを有さない形状である。そして、電子機器100では、筐体101に光を透過させるために設けた導光孔131を用いて操作部材102を筐体101に取り付ける。そのため、本実施の形態によれば、電子機器100の製造工程において筐体101を形成するために用いられる金型の構造を簡略化することができる。すなわち、筐体101は、金型を用いた樹脂成形で形成することが容易である。
以上のように、本開示の電子機器(例えば、実施の形態1に開示した電子機器100)において、その電子機器に用いる筐体(例えば、筐体101)は、金型を用いた樹脂成形で容易に形成することができる。また、本開示の電子機器(例えば、電子機器100)は、組み立ての工程を比較的簡単にすることができる。さらに、本開示の電子機器(例えば、電子機器100)は、修理等が必要な場合に、操作部材(例えば、操作部材102)を筐体(例えば、筐体101)から比較的容易に取り外すことが可能である。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。本開示における技術は、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。例えば、上記実施の形態1で説明した各構成要素を任意に組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
図10は、他の実施の形態における操作部材102の保持部121aと突起部115aとの一例を模式的に示す斜視図である。実施の形態1では、規制部125が操作部材102の保持部121の一端部に設けられている構成例を説明した。しかし、例えば図10に示すように、C字状となるように突起部115aに規制部125aを設け、突起部115aに設けられた規制部125aに保持部121aが嵌め込まれるような構成であってもよい。
実施の形態1では、電子機器100を、一つの筐体101を備える独立した機器として説明した。しかし、本開示の電子機器は、何ら一つの筐体を備える独立した電子機器に限定されない。例えば、本開示の電子機器は、車等の他の機器に組み込まれ、車のダッシュボード等が筐体101の一部または全部であるような組み込み型の電子機器であってもよい。
実施の形態1では、操作部材102が、ユーザに物理的に押下される受付部124を備える構成例を説明した。しかし、本開示は何らこの構成例に限定されない。受付部124は、外部からのユーザによる入力を受け付けるものであればよく、例えば、近接センサやタッチセンサ等であってもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示にかかる電子機器は、操作部材を有する様々な機器に適用することが可能である。
100 電子機器
101 筐体
102 操作部材
111 アッパーケース
112 主面部
113 壁部
114 側壁部
115,115a 突起部
116 受付孔
119 アンダーケース
121,121a 保持部
122 起立部
123 透過部
124 受付部
125,125a 規制部
126 回転防止部
127 縁部
128 加圧部
129 ボタン部
131 導光孔
132 案内部
133 平行部
134 テーパ部
151 円柱部
152 リブ部

Claims (3)

  1. 筐体と、前記筐体の内面に取り付けられる操作部材と、と備える電子機器であって、
    前記筐体は、
    主面部から内方に向かって突設された突起部と、
    前記主面部に立設され、光が通過する導光孔を有する壁部と、
    を備え、
    前記操作部材は、
    前記突起部から前記壁部に渡り前記主面部に沿って配置された保持部と、
    前記保持部から前記壁部に沿って立設された起立部と、
    前記導光孔に嵌め合わされた状態で前記導光孔の周縁部と係合し、前記光を透過させることができる透過部と、
    前記筐体の外部からのユーザ操作を受け付ける受付部と、
    前記透過部に対して前記保持部と反対側に配置され、前記受付部の可動部分が前記ユーザ操作により移動する方向と平行するように前記壁部に沿って延在する回転防止部と、を備える、
    電子機器。
  2. 前記突起部、および、前記突起部と当接する前記保持部の端部の少なくとも一方に、前記主面部に沿う平面にいて、当接方向と交差する方向の前記突起部と前記保持部との相対的な移動を規制する規制部を備える、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記導光孔の周縁部の前記主面部から遠い縁部には、前記主面部と平行な平行部と、前記平行部から内方に向かうに従い前記主面部から遠ざかるように配置されるテーパ部とが設けられる、
    請求項1に記載の電子機器。
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