JP2003195473A - パターン補正方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents
パターン補正方法および半導体装置の製造方法Info
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Abstract
検査に適した形状にパターン補正する。 【解決手段】 コンピュータにより実行されるパターン
補正方法は、設計されたパターンを構成する辺のうち、
所定の条件を満たす辺に対し、光近接効果を考慮した補
正値を算出して第1の補正を行う。次に、所定の条件を
満たさない辺に対して、前記第1の補正がされた辺のう
ち、この所定条件を満たさない辺に隣接する辺の補正値
を用いて第2の補正を行い、先に第1の補正がされた辺
の間を線分で接続する。
Description
液晶パネルのリソグラフィ工程で必要とされるパターン
補正に関し、特に、設計パターンに対して忠実なパター
ン転写を行うためのマスクパターンの補正技術に関す
る。
で用いられているフォトリソグラフィ技術では、集積度
の向上やデザインルールの厳格化につれて、光近接効果
が大きな問題となっている。
に予定された形状、寸法どおりに転写されない現象であ
る。たとえば、ラインパターンの長辺方向に寸法が縮小
する、あるいはL字型のラインパターンのコーナー部分
が丸く形成される等は、典型的な光近接効果である。光
近接効果は、本来はパターン転写時の光による効果を意
味していたが、現在では、ウエハプロセス全体を通して
生じる光学的効果をさすことが多い。
際に形成されるパターンの間にずれが生じ、所望のデバ
イス性能が達成できなくなる。このため、ウエハ上に設
計どおりの寸法、形状を再現すべく、光近接効果補正
(OPC:optical proximityeffect correction)が必
要となる。光近接効果補正は、プロセス変換差を考慮し
て、あらかじめマスク上のパターンの形状等を選択的に
変更することをいう。光近接効果補正については、すで
に種々の手法が提案され、実行されている。
に応じて「OPC」とする)を自動的に施してマスクデ
ータを作成する方法として、シミュレーションベース
と、ルールベース(またはモデルベース)がある。シミ
ュレーションベースのOPCは、補正前のマスクパター
ンレイアウトにおける光学像を計算し、パターンからず
れている箇所を検出し、検出された部分を補正する方法
である。この方法は、計算量が多いが補正の精度が高
く、パターンを構成する線分のうち、重要な意義を持つ
線分あるいは辺の補正値を計算する場合に用いられる。
などの補正を決められたルールにしたがって行う方法で
ある。この方法は処理速度が速く、設計レイアウトに含
まれる図形の各辺ごとに、所定のルールにしたがって補
正値を求めて近接効果補正に適用する。
たさない辺、たとえば所定値に満たない長さの辺(以
下、「微小辺」と称する)をOPC対象外とし、所定の
長さ以上の辺についてのみ、OPCの対称とされてい
た。微小辺は、設計データの段階で、もともと微小な辺
が存在する場合はもちろんのこと、OPC前に複雑かつ
微細な図形処理を繰り返した結果、発生する場合も多
い。微小辺が存在すると、OPC自体や、その後のさら
なる図形処理により、微小突起、微小くぼみ、鋭角突
起、鋭角くぼみなどが発生し、マスク描画や検査時に悪
影響を及ぼす原因となる。
じる突起、くぼみ等の発生例を示す。図13(a)にお
いて、実線で示すOPC前の図形1001のうち、所定
値以上の長さを有する辺1002、1003のみがOP
Cの対象とされている。OPC対象外とされた微小辺1
004を初期位置にとどめたまま、辺1002、100
3について図形を太らせるOPCを施した結果、破線で
示す補正後図形1005が得られる。OPC後の図形1
005には、微小なくぼみ1006が発生している。
OPC前の図形1010のうち、条件を満たす辺101
2、1013をOPC対象辺とし、微小辺1014,1
015については処理対称外とした結果、点線で示す図
形120が得られる。この場合、サークルAで示すよう
に、鋭角の突起や斜め方向へのスリットが生じる。
みは、データ量を無駄に増大させ、マスク描画における
描画精度を低下させるうえ、マスク描画時間が必要以上
に長くなる。また、マスク欠陥検査において、擬似欠陥
として検出されやすく、エラー検査に多大な時間と人手
を要する。
ために、OPC後のレイアウト全体に、わずかな太め/
細めバイアスあるいは細め/太めバイアスを加えて、微
小な突起やくぼみを消去する方法が知られている。しか
し、このようなバイアス処理により、逆に予定外の箇所
でさらなる突起やくぼみが生じる、あるいは、ショート
やスリットなどの不都合な変形が発生するなどの場合が
ある。また、バイアスだけでは消去しきれない形状も多
い。
PC処理により得られたパターン1030は、微小くぼ
み1031や、微小突起1032を有する。これに、ま
ず太めバイアスをかけると、くぼみ1031が平坦化さ
れ、図14(b)に示すパターン1035が得られる。
これにさらに細めバイアスをかけると、図14(c)に
示すように、当初の寸法に近いパターン1037が得ら
れる。この状態では、くぼみ1031は解消されるもの
の、極端な鋭角のくぼみが発生してしまう。
かけると、図14(d)に示すように、突起1032が
消去されたパターン1039が得られる。ここから、太
めバイアスをかけることによって、図14(e)に示す
ように、最終的にくぼみ1031と突起1032が消去
されたパターン1041が得られる。
処理にもかかわらず、サークルBで示す鋭角のくぼみは
解消されない。マスクパターン上の鋭角のくぼみは、マ
スク描画精度低下の一因となるうえに、マスク検査時に
擬似エラー検出の原因となり好ましくない。
微小辺の各々や、微細な凹凸について、個別にシミュレ
ーションベースで補正値を算出するのでは、計算量も処
理時間も膨大になり、非現実的である。
設計パターンに存在する微小な辺について、個別にシミ
ュレーション計算を行うことなく、かつ好ましくない凹
凸を生じさせることなく、簡単な処理で効率的に修正す
ることのできるパターン補正方法を提供する。
鋭角図形など、擬似欠陥の原因となる形状を残すことな
く、描画に適した形状に変更することのできるパターン
補正方法を提供する。
た半導体装置の製造方法を提供する。
は、コンピュータにより実行されるパターン補正方法
は、設計されたパターンを構成する辺のうち、所定の条
件を満たす辺に対し、光近接効果を考慮した補正値を算
出して第1の補正を行う。次に、所定の条件を満たさな
い辺に対して、前記第1の補正がされた辺のうち、この
所定条件を満たさない辺に隣接する辺の補正値を用いて
第2の補正を行って、先に第1の補正がされた辺の間を
線分で接続する。
あること、あるいは、所定の高さに満たない垂直または
斜めの段差を構成しないこと、などである。この場合、
第1の補正(光近接効果補正)の後に、条件を満たさな
い微小辺に対して第2の補正が行われることになる。
さない辺に対して、すでに求められた隣接辺の補正値を
利用して補正するので、新たに補正値を計算する必要が
なく、処理時間を短縮することができる。また、第2の
補正を行うことによって、第1の補正の結果生じた凹凸
が解消される。
より実行されるパターン補正方法は、ウエハ上に形成さ
れるパターンを設計し、設計されたパターンを構成する
辺のうち、所定の条件を満たす辺に対して、光近接効果
を考慮した補正を行う。次に、補正後のパターンが、ウ
エハへの転写像に影響しない微小図形を含むか否かを判
断する。そのような微小図形を含む場合に、前記補正後
のパターン全体を太めるバイアスと、細めるバイアスと
を組み合わせたバイアス処理を行う。バイアス処理の後
に、所定の論理演算を行って、バイアス処理により生じ
た鋭角図形を消去する。
合わせて、簡単な論理演算をするだけで、光近接効果補
正後の修正過程で生じる鋭角図形を消去することができ
る。したがって、マスク描画や検査時のエラー検出を防
止することができる。
用いた半導体装置の製造方法を提供する。半導体装置の
製造方法は、まず、半導体ウエハ上に形成されるパター
ンを各層ごとに設計した設計データを作成する。次に、
設計されたデータを各層ごとに入力し、設計データに含
まれるパターンごとに、所定の条件を満たす辺に対して
光近接効果を考慮した補正量を算出して第1の補正を行
う。次に、所定の条件を満たさない辺に対して、前記第
1の補正がされた辺のうち、この所定条件を満たさない
辺に隣接する辺の補正量を用いて第2の補正を行い、第
1の補正がされた辺の間を線分で接続するマスクデータ
を生成する。次に、このマスクデータに基づいてマスク
を作成し、このマスクを用いて、半導体ウエハ上にパタ
ーンを転写する。
造方法は、半導体ウエハ上に形成されるパターンを各層
ごとに設計した設計データを作成し、設計されたデータ
を各層ごとに入力して、設計データに含まれるパターン
ごとに、所定の条件を満たす辺に対して光近接効果を考
慮した補正を行う。次に、光近接効果を考慮した補正後
のパターンが、ウエハへの転写像に影響しない微小図形
を含むか否かを判断する。そのような微小図形を含む場
合には、前記補正後のパターン全体を太めるバイアス
と、細めるバイアスとを組み合わせたバイアス処理を行
う。バイアス処理の後に、所定の論理演算を行って、前
記バイアス処理により生じた鋭角図形を消去してマスク
データを作成する。このマスクデータに基づいてマスク
を作成し、作成したマスクを用いて、半導体ウエハ上に
パターンを転写する。
効果補正とともに、あるいは光近接効果補正に加えて使
用される。いずれの方法も、マスクの設計データに対
し、簡単な処理で製造を容易にするパターン補正を施
し、設計データに忠実なパターンをウエハ上に転写する
ことを可能にする。
の第1実施形態に係るパターン補正方法を示す。この実
施形態では、たとえばCADソフトウェアが動作するコ
ンピュータを用いて処理するパターン補正方法を例にと
って説明する。図1(a)に示すように、微小辺11を
含む設計パターン10を処理する場合を考える。パター
ン10は、X方向およびY方向に延びる水平、垂直ライ
ンのみで構成される図形である。
1を所定の長さに満たない辺として、OPC対象外と
し、条件を満たす辺12〜15について、通常のOPC
処理に基づき、新しい位置計算を行う。計算結果に基づ
いて、パターン10をX方向およびY方向に所定量だけ
膨らませ、破線で示すOPC後のパターン20を得る。
値(補正後のY座標値)が、辺13のOPC補正値(補
正後のY座標値)よりも大きく設定されているが、OP
C補正値は、着目する辺の特性(必要とされる精度等)
や、周辺パターンとの位置関係に応じてシミュレーショ
ン計算される。たとえば、辺13の近傍に周辺パターン
が位置するときは、図1(b)のように、辺13に対す
る補正量を小さくした補正パターン20が得られるが、
辺12の近傍に周辺パターンが位置する場合は、辺12
の補正値が小さくなる場合もある。
まま初期位置に残るので、OPC後のパターン20は、
微細なくぼみ21を含んでいる。
象外とされた微小辺11について、OPC処理結果を利
用して簡単な処理を施す。すなわち、微小辺11を、こ
れと同方向(図1の例ではX方向)に延びる隣接辺1
2、13のいずれか一方のOPC補正値(OPC後のY
座標値)に一致させる。図1(c)の例では、OPC補
正値(補正後のY座標)の小さいほうに合わせ、辺13
の補正値に一致させている。この結果、微小辺11は、
OPC後の隣接辺23に揃う新規の線分25になり、く
ぼみ21が埋められる。
辺22との境界は、Y方向への段差、すなわち、新規の
線分25に対して90°の段差とする。より具体的に
は、一方の隣接辺23に一致させた微小線分25を、こ
の微小線分25に対して直角方向に延びる線分で、他方
の隣接辺22とつなぐ。これにより、鋭角部分を含まな
い破線のパターン25が得られる。
得られたレイアウトパターン全体に太め/細めバイアス
等をかける必要がない。また、微小辺11について個別
にシミュレーション計算する必要もなく、通常のOPC
で得られた隣接辺の補正値をそのまま利用して、微細な
くぼみ21を消去できる。結果として、マスクパターン
のデータ量と計算量の双方を最小限に抑え、検査時の擬
似エラー誤検出を防止することができる。
(b)までのOPC処理は、そのまま図2に方法にも用
いられる。図1(c)では、微小辺11を、同方向に延
びる隣接辺のいずれか一方の補正後の値に一致させた
が、図2(c)の方法では、微小辺11の中点を境界
に、双方の隣接辺12、13のOPC補正値にそれぞれ
一致させる。この結果、微小辺は新たな線分27として
設定され、左半分がOPC後の隣接辺23に揃い、右半
分がOPC後の他方の隣接辺22に揃う。新たな線分2
7は、その中点で、Y方向への段差を有する。これによ
り、鋭角部分を含まない破線のパターン28が得られ
る。
として、OPC後の双方の隣接線分に一致させることに
より、露光後に得られるウエハ上のパターンが、より設
計パターンに近いものとなる。
られる補正値をそのまま利用して、効果的に微小くぼみ
を消去することができ、図1の方法と同様の効果を達成
することができる。
後の補正処理は、OPCにそのまま組み込んでもよい
し、OPCとは別途に行ってもよい。OPCに組み込む
場合は、ひとつのパターン補正プログラムとして構成す
ることができる。
施形態に係るパターン補正方法を示す。第2実施形態で
は、図3(a)に示すように、微細な斜め段差を含む設
計パターン30を補正する。斜め段差は、直交座標軸方
向の微小辺31、32と、斜め方向の微小線37〜39
を含む。このようなパターン30を補正するには、まず
図3(b)に示すように、所定の条件を満たす辺、たと
えば一定の長さ以上の辺33〜36をOPCの対象とし
て、それぞれの補正値を求める。辺33に対する変化量
をd1 、辺34に対する変化量をd2 とする。この結
果、斜め段差の一方の隣接辺である辺33は線分43と
なり、他方の隣接辺34は、線分44となって、破線で
示すパターン40が得られる。
1、32および微小斜め線37〜39で構成される段差
部分について、先のOPC処理で得られた補正値を利用
して、簡単な処理を行う。すなわち、いずれか一方の隣
接辺の補正値に合わせて、OPC対象外とされた斜め段
差を平行移動する。いずれの隣接辺に合わせるかは、補
正した方向、周囲のパターンとの関係などの要因によっ
ても異なる。図3(c)の例では、隣接辺34の補正値
に一致させ、d2 に相当する分だけ平行移動している。
平行移動の方向は、先に処理した隣接辺33、34の補
正方向(拡張方向)と同方向、図3(c)の例ではY方
向である。これにより、補正後の微小辺51、52およ
び斜め線57〜59が得られる。
後の隣接辺44から、OPC後の他方の隣接に向かって
延びるが、平行移動後の斜め段差と、他方の隣接辺43
との間には、鋭角のくぼみ45が生じている。
ぼみ45を簡単な処理で消去する。すなわち、他方のO
PC後の隣接辺43をその線分方向に延長し、平行移動
した斜め段差との交点Iでパターンを接続する。
量d1 と、辺34に対する処理量d2 との差の|d1−
d2|が、段差δと等しいので(|d1 −d2 |=
δ)、OPC後の隣接辺34の延長線は、平行移動後の
微小辺52に接続される。
|は、周辺パターンとの位置関係等によって、かならず
しも段差δに一致するとは限らない。しかし、|d1−
d2|が段差δよりも大きい場合であっても、小さい場
合であっても、同様の処理で対処することができる。
差δよりも大きい場合(|d1−d2|>δ)を、図4
(b)は、補正値d1 、d2 の差が段差δよりも小さい
場合(|d1−d2|<δ)を示している。いずれの場合
も、他方のOPC後の隣接辺を線分方向に延長し、平行
移動した斜め段差との交点Iで接続することにより、設
計パターンに近い形状を維持した良好な補正後マスクパ
ターンを得られる。
の変形例である。図3、4では、斜め線と微小辺で構成
された斜め段差が、比較的意味を持つ場合のマスクパタ
ーン補正例を示した。しかし、設計によっては、図形の
形状にデバイス的に重要な意味はないけれども、斜め線
で線分を接続する等の場合もある。このような場合は、
設計パターン中に斜め線や微小辺によって生じる段差形
状をそのまま維持する必要性に乏しいので、さらに簡単
な処理でマスクパターンを補正することができる。
し、図5(b)に示すように、一定条件を満たす辺3
3、34に対して補正値を求め、破線で示すパターン4
0を得る。辺33は補正されて線分43になり、辺34
は補正されて線分44になる。ここまでは、図3(b)
の処理と同様である。
一方のOPC後の隣接辺を、その線分方向に延長する。
同時に、他方の隣接辺から延びるOPC対象外の微小辺
を、他方の隣接辺の補正値ぶんだけ平行移動して延長す
る。前記OPC後の一方の隣接辺の延長線と、平行移動
したOPC対象外の線分の延長線との交点で、2つの線
分を接続する。
3を、矢印63で示すように、その線分方向に延長す
る。他方の辺34に接続されていた微小斜め線39を、
辺34の補正量に合わせて平行移動し、OPC後の隣接
辺44に接続する。平行移動後の斜め線を、矢印69で
示すように、線分方向に延長する。これら2つの延長線
を、交点Iで接続する。この結果、微小くぼみや鋭角部
分をまったく含まない補正後パターン60が、非常に簡
単な処理で得られる。
同様に、微小部分に対して個別にシミュレーションして
補正値を求める必要がない。通常のOPC処理で得られ
た結果を利用して、簡単な処理で短時間に補正パターン
を作成することができる。また、マスク検査などで問題
となる鋭角形状や微小な凹凸を残すこともない。
(d)、図4、図5(c)に示す処理は、OPC処理に
組み込んでもよいし、別途行ってもよい。
を含む設計パターンの別の補正方法を示す。第2実施形
態では、斜め段差を含む場合に、設計データ上の斜め線
を活かしつつ、簡単な方法でマスクパターンを生成し
た。
実際のパターンにおいて、設計データ上で斜め線である
ことがほとんど意味をもたない場合のパターン補正方法
を提供する。
象外とされた微小な斜め線37、38,39を、まず直
交座標軸に平行な図形に変換する。これにより、図6
(c)に示すように、X軸方向およびY軸方向のみの辺
で形成されるパターン45が得られる。図6(b)、6
(c)に示す軸方向への変換は、OPC処理に先立つ前
処理として行ってもよいし、あるいはOPC処理に組み
込んで行ってもよい。
を含まないパターン45に通常のOPC処理を施す。こ
の結果、微小な凹凸や鋭角部分を含まないマスクパター
ン49が得られる。
30に前処理を行わずに、従来のOPC処理のみを施し
た場合は、図6(e)の図形が得られる。従来のOPC
処理だけでは、サークルCで示すように、好ましくない
鋭角の突起やくぼみが生じ、マスク描画の精度を低下さ
せたり、マスク検査で擬似欠陥の原因となり、エラー検
出が起きる。
方法は、第1および第2実施形態と同様に、簡単な処理
で、マスク描画や検査に適したマスクパターンを生成す
ることができる。
交座標軸に沿った線分に変換するので、その後のデータ
処理量が低減され、補正時間も短縮される。
の第4実施形態に係るパターン補正方法の図である。第
4実施形態では、パターン補正後のルールチェックで、
ルール違反が検出された場合のパターン補正方法を示
す。通常、OPC処理はパターンごとに行われ、ひとつ
のパターンが補正されたところで、補正後のパターンが
所定のデザインルールを満たすかどうかをチェックす
る。パターン補正そのものは適正であっても、周囲のパ
ターンとの位置関係等により、補正後のパターンがデザ
インルールに抵触する場合もある。
ータ上で、微細な斜め段差を含むパターン70の近傍
に、周辺パターン72が存在する場合を考える。着目す
るパターン70に対し、第2実施形態の図3に示す方法
で補正処理を行い、図7(b)に示すパターン75が得
られたとする。この場合、マスクパターン75の形状と
しては、エラー検出を生じさせず、かつ光近接効果を考
慮に入れた良好なパターン形状である。
ルチェックを行い、マスクデザインルールに従ったもの
であるかどうかを確認する。図7(b)の例では、近傍
に位置する周辺パターン72との関係で、パターン間の
距離が接近しており、実際に露光を行った場合、2つの
パターンがショート(結合)してしまう可能性が高い。
周辺パターン72と補正パターン75の間の最短距離で
みる。あるいは、ある一定距離以下の範囲内に配置され
ているか否かで判断してもよい。たとえば、補正パター
ン75の中で最も周辺パターン72に近い頂点V1 と、
周辺パターン72の中の頂点V2 の間隔d3 が、マスク
デザインルールに定められたしきい値よりも小さい場合
に、デザインルール違反であるとして検出される。
場合に、図7(c)に示すように、着目するパターン7
0に対して、代替方法で補正処理を行い、デザインルー
ルを満たす形状にする。すなわち、図7(b)で行った
パターン補正に代えて、別の代替方法、たとえば、第2
実施形態の図5に示す方法を用いて、設計パターン70
を補正する。図5に示す方法、すなわち斜め段差の一方
の側でのOPC後の隣接辺73の延長線73’と、他方
の隣接辺から延びる平行移動後の斜め線79との交点I
でパターンを接続する方法を用いることによって、デザ
インルールに従った補正パターン80が生成される。
パターン70に光近接効果補正を施こしたが、設計パタ
ーンが直交図形のみで構成されている場合は、ルールチ
ェック後の代替補正方法として、第1実施形態の図1ま
たは図2に示す方法を採用してもよい。
本実施形態のパターン補正処理フローを示す。まず、ス
テップS801で、補正対象層のマスク用の設計データ
を入力する。半導体装置や液晶パネルは、トランジスタ
や配線層が何層にもわたって形成される多層構造を有
し、マスクパターンも、各層ごとに設計、作成される。
設計データに対する光近接効果補正も、層単位で行う。
目するパターンについて、所定条件を満たしてOPCの
対象とされた辺を補正する。この補正は、通常のOPC
処理である。
満たさない(たとえば一定の長さに満たない)としてO
PC対象外とされた微小辺や微小な斜め段差に、第1実
施形態および第2実施形態で示したいずれかの方法を用
いて、補正(変形)を施す。具体的には、図1の方法
(微小辺を一方の隣接辺に合わせる)、図2の方法(微
小辺をその中点を境界にして、双方の隣接辺に合わせ
る)、図3の方法(微小な斜め段差をそのまま平行移動
させ、隣接辺の延長線で接続)、図5の方法(一方の隣
接辺につながる斜辺を平行移動させ、他方の隣接辺を延
長して交点で接続)のいずれかの方法を用いる。ここで
用いる方法を方法1とする。
て、補正(変形)後のパターンがマスクデザインルール
を満たすか否かを判断する。デザインルールを満たす場
合(S807でYES)は、ステップS815へ進み、
ルールチェックの済んでいない微小辺があるかどうかを
確認する。ルールチェックの済んでいない微小辺がある
場合は、ステップS807へ戻って、次の微小辺につい
てルールチェックを行う。
さない場合(S807でNO)は、ステップS809に
進んで、上述した図1、2、3、5に示す方法の中か
ら、別の方法を選択して、着目している微小辺に対し
て、補正(変形)を試みる。ここで用いる方法を、方法
2とする。
ールチェックを行う。方法2を用いたことにより、ルー
ルチェックを満たすようになった場合(S811でYE
S)は、ステップS815へ進み、ルールチェックの済
んでいない微小辺があれば、ステップS807以降の処
理を繰り返す。
ルールを満たさない場合(S811でNO)は、ステッ
プS813に進み、上述した方法の中から、さらに別の
方法を選択して、補正(変形)を試みる。ここで用いる
方法を方法3とする。
S815で、すべての微小辺についてルールチェックが
終了したかどうかを判断し、すべての微小辺についての
処理が終了するまで、ステップS807〜S815を繰
り返す。
ての微小辺に関し、シミュレーションで個別に補正値を
求めることなく、マスクデザインルールを満たすように
補正することが可能になる。また、第1および第2実施
形態で示したいずれかの方法を用いるので,補正により
好ましくない微小な凹凸や鋭角図形を発生させることも
ない。
によっては、必要に応じてステップS803の前に、第
3実施形態で示した前処理、すなわちウエハ上のパター
ン形状として意味を持たない微小な斜め段差を、直交座
標軸に平行な図形に変換する処理を行ってもよい。この
前処理を挿入あるいは組み込むことにより、その後の処
理がいっそう簡単になる。
方法の変形例を示す。図7および8に示す方法では、代
替方法を用いることによって、設計パターンの形状に留
意しつつ、デザインルール違反を回避した。
したときに、デザインルール違反となる領域を切り取
る。この方法は、設計データ上に存在する段差や微小な
斜め線が、ウエハ上に転写されたときにほとんど意味を
持たない場合に有効である。
着目するパターン70を、図3に示す第2実施形態の方
法で補正したところ、近傍に位置する周辺パターン72
との間の距離d3 が、マスクデザインルールに違反する
と検出されたとする。
近接する突出領域Dの全体を、X方向の線分77と、Y
方向の線分78によって切り取る。切り取り線分77、
78は、それぞれOPC処理後の隣接辺73、74に接
続され、デザインルールを満たす補正後のパターン81
を構成する。
状にほとんど影響を及ぼすことなく、マスク描画および
検査に適した形状となる。
処理フローである。
マスク用設計データを入力する。ステップS903で、
着目するパターンについて、所定条件を満たしてOPC
の対象とされた辺を補正する。この補正は、通常のOP
C処理である。
満たない等してOPC対象外とされた微小辺や微小な斜
め段差に、第1実施形態および第2実施形態で示したい
ずれかの方法を用いて、補正(変形)を施す。
て、補正(変形)後のパターンがマスクデザインルール
を満たすか否かを判断する。デザインルールを満たす場
合(S907でYES)は、ステップS911へ進み、
ルールチェックの済んでいない微小辺があるかどうかを
確認する。ルールチェックの済んでいない微小辺がある
場合は、ステップS907へ戻って、次の微小辺につい
てルールチェックを行う。
さない場合(S907でNO)は、ステップS909に
進んで、ルール違反に該当する領域を切り取る。
ックがすべての微小辺について行われたかどうかを確認
し、未処理の微小辺があれば、ステップS907以降の
処理を繰り返す。
り補正を、図7、8に示す代替方法のステップS813
に代えて行ってもよいし、ステップS813の後に挿入
して行ってもよい。これにより、マスクパターンから確
実にデザインルール違反の部分を排除することができ
る。
発明の第5実施形態に係るパターン補正方法を示す。第
5実施形態では、OPC処理後の設計パターンが、ウエ
ハ上への転写像に影響しない微小図形を含む場合に、バ
イアス処理と簡単な論理演算処理により、これらの微小
図形を消去する方法を提供する。
は、微細な凹凸を含んでいる場合が多い。これらの凹凸
はウエハ転写像への影響がほとんどないにもかかわら
ず、マスク描画および検査に悪影響を及ぼす。このた
め、微細な凹凸を消去し、平坦化することが望ましい。
細な凹凸を消去する過程で、新たに鋭角の切り欠き(ノ
ッチ)や、鋭角の突起を生じさせてしまう。そこで第5
実施形態では、これらの鋭角図形を残すことなく、少な
い処理量でマスク描画や検査に適した形状にマスクパタ
ーンを補正する。特に図11では、OPC後の修正段階
で生じた鋭角ノッチを効果的に消去する方法を、図12
では、鋭角突起を除去する方法を示す。
OPC処理によりパターン85が得られる。ここで、O
PC後のパターン85が微細な凹凸を含むか否かを検出
する。この検出は、たとえば、着目するパターンの線
幅、線長などに応じて、所定条件以下の凹凸を含むかど
うかによって決定される。図11の例では、0.1μm
以下の微細なくぼみや突起を微細図形とする。
85は微細な凹凸86、87を含む。そこで、パターン
85に対し、図11(b)および11(c)に示す太め
バイアスと、細めバイアスを連続してかけ(太め/細め
バイアス)、微細なくぼみ86を消去する。具体的に
は、まず図11(b)でパターン85を0.05μm太
らせ、太らせたパターン88を、図11(c)で0.0
5μm細らせる。
なくぼみ86が消去されたパターン89が得られる。し
かし、バイアス処理の結果、新たに鋭角のノッチEが発
生する。このようなノッチEは、マスク描画や検査でエ
ラー検出の原因となり、好ましくない。
ように、ノッチEを埋め戻して、ノッチを消去したパタ
ーン91を得る。ノッチの消去は、まず“(a)NOT
(c)”の演算を行って図11(d)の状態とし、さら
に“(c)OR(d)”の演算を行うことにより実現さ
れる。この演算により、図11(e)の形状が得られ
る。
5に、不必要な鋭角部分を発生させずに、微小なくぼみ
86を消去することができた。
うに、細め/太めバイアスをかけることにより、残って
いる微小突起87を消去する。すなわち、図11(e)
で得られたパターン91を0.05μm細らせて、図1
1(f)の状態とし、これをさらに0.05μm太らせ
ることによって、図11(g)に示す最終的なパターン
95を得る。
修正を適用することにより、微細な凹凸を効果的に消去
することができる。
す。この例では、微小なくぼみ101および微小な突起
102を有するOPC後のパターン100を修正する。
図11(a)〜11(c)と同様に、パターン100に
0.05μmの太め/細めバイアス処理を施す。この処
理によって、微小なくぼみ101が消去されたパターン
103が得られる。
うに、パターン103に対して、0.05μmの細め/
太目バイアスを施す。
102が消去された図12(e)のパターン107が得
られるが、新たに鋭角の突起Fが生じてしまう。修正過
程で発生する鋭角突起Fは、従来方法では消去すること
ができず、マスク描画や検査において、擬似欠陥の原因
となる。
ように、“(c)NOT(e)”の演算を行って、図1
2(f)の状態にし、さらに、“(e)NOT(f)”
の演算を行う。
させることなく、OPC後のパターン100から、微小
くぼみ101と微小突起102を消去した良好なパター
ン形状109を得ることができる。
やくぼみは、上記のバイアス修正や論理演算を適宜用い
ることにより、少ない演算量で簡単に消去することがで
きる。これにより、マスク描画や検査に適したパターン
補正を行うことができる。
ーン修正として説明したが、OPC処理の中に組み込む
こともできる。
れの方法も、パターン補正プログラムとして、通常のO
PCに組み込んで、あるいは通常のOPCとは独立に、
CADなどのパターン生成/補正装置に直接インストー
ルすることができる。このプログラムは、磁気ディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ(フロッ
ピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、MOディス
ク、カセットテープなど)にいったん格納してもよい。
てきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、実施
形態相互の組み合わせも必要に応じて可能である。たと
えば、第3実施形態で示した前処理に、通常のOPCを
つなげ、さらに第4実施形態のデザインルールを満たす
パターン補正を実行するようにプログラムを組みことも
可能である。これに加えて、あるいは通常のOPC処理
の後に第5実施形態のバイアス処理を行うようにプログ
ラムを組んでもよい。
体装置を製造する場合は、まず、半導体ウエハ上に形成
すべきパターンを、各層ごとに設計する。設計したパタ
ーンに対し、第1実施形態〜第5実施形態に示す光近接
効果補正を施して、マスクデータを作成する。マスクデ
ータに基づいて各層ごとのマスクを製造する。製造した
マスクを用いて、半導体ウエハ上にパターンを転写す
る。
ことにより、露光により生じるシュリンク等の弊害を防
止することができる。
によれば、OPC対象外とされた微小辺や微小凹凸につ
いて、個別にシミュレーションを行うことなく、簡単な
処理で短時間にパターン補正することができる。
凸や鋭角部分を生じさせないので、マスク描画やマスク
検査でのエラー検出を防止できる。
にパターン補正するので、マスク製造に適した最終的な
マスクパターンを得ることができる。
を示す図である。
形例を示す図である。
を示す図である。
図である。
形例を示す図である。
を示し、特にOPCの前処理として有効な方法を示す図
である。
を示し、特に、マスクデザインのルールチェックに対応
できる補正方法を示す図である。
ある。
形例を示す図である。
である。
法を示す図である。
変形例を示す図である。
る微細なくぼみを示す図である。
を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 コンピュータにより、設計されたパター
ンを構成する辺のうち、所定の条件を満たす辺に対し、
光近接効果を考慮した補正値を算出して第1の補正を行
い、前記所定の条件を満たさない辺に対し、前記第1の
補正がなされた辺のうち、当該所定条件を満たさない辺
に隣接する辺の補正値を用いて第2の補正を行い、前記
第1の補正がされた辺の間を線分で接続することを特徴
とするパターン補正方法。 - 【請求項2】 前記第2の補正は、前記所定条件を満た
さない辺を、前記第1の補正がされた辺のうち、当該所
定条件を満たさない辺の一方の側で隣接する辺の補正値
に一致させ、前記補正値に一致させた辺の他端と、前記
第1の補正がされた辺のうち、当該所定の条件を満たさ
ない辺の他方の側で隣接する辺との間を、線分で接続す
ることを特徴とする請求項1に記載のパターン補正方
法。 - 【請求項3】 前記第2の補正は、前記所定条件を満た
さない辺を、当該所定条件を満たさない辺の中点を境界
として、半分を一方の側で隣接する第1補正後の辺の補
正値に一致させて第1線分とし、残りの半分を他方の側
で隣接する第1補正後の辺の補正値に一致させて第2線
分とし、前記第1線分と第2線分とを、前記中点を通る
線分で接続することを特徴とする請求項1に記載のパタ
ーン補正方法。 - 【請求項4】 前記第2の補正は、前記所定の条件を満
たさない辺を、前記第1の補正がされた辺のうち、当該
所定条件を満たさない辺の一方の側で隣接する辺の補正
値に合わせて平行移動し、前記前記第1の補正がされた
辺のうち、当該所定条件を満たさない辺の他方の側で隣
接する辺を、その線分方向に延長し、前記平行移動後の
辺と、前記延長後の辺との交点で、これら2つの辺を接
続することを特徴とする請求項1に記載のパターン補正
方法。 - 【請求項5】 前記第2の補正の後に、前記第2の補正
後のパターンがデザインルールを満たすか否かの判断を
行い、前記デザインルールを満たさない場合に、別の接
続方法を用いて、前記所定条件を満たさない辺に対し
て、再度第2の補正を行うことを特徴とする請求項2〜
4のいずれかに記載のパターン補正方法。 - 【請求項6】 前記第2の補正の後に、前記第2の補正
後のパターンがデザインルールを満たすか否かの判断を
行い、前記デザインルールを満たさない場合に、デザイ
ンルールに反する箇所を切り取ることを特徴とする請求
項2〜4のいずれかに記載のパターン補正方法。 - 【請求項7】 前記切り取り処理は、前記デザインルー
ルに満たさない箇所に隣接し、前記第1の補正がされた
隣接辺の延長線で切り取ることを特徴とする請求項6に
記載のパターン補正方法。 - 【請求項8】 前記第1の補正の前に、前記所定の条件
を満たさない辺を、すべて直交座標軸に平行な辺に変換
する処理をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7の
いずれかに記載のパターン補正方法。 - 【請求項9】 前記所定の条件は、所定の長さ以上であ
ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のパ
ターン補正方法。 - 【請求項10】 前記第1の補正値は、シミュレーショ
ンにより算出されることを特徴とする請求項1〜8のい
ずれかに記載のパターン補正方法。 - 【請求項11】 コンピュータにより、 ウエハ上に形成されるパターンを設計し、前記設計され
たパターンを構成する辺のうち、所定の条件を満たす辺
に対して、光近接効果を考慮した補正を行い、前記補正
後のパターンが、前記ウエハへの転写像に影響しない微
小図形を含むか否かを判断し、前記微小図形を含む場合
に、前記補正後のパターン全体を太めるバイアスと、細
めるバイアスを組み合わせたバイアス処理を行い、前記
バイアス処理の後に所定の論理演算を行って、前記バイ
アス処理により生じた鋭角図形を消去することを特徴と
するパターン補正方法。 - 【請求項12】 半導体ウエハ上に形成されるパターン
を各層ごとに設計した設計データを作成し、前記設計さ
れたデータを各層ごとに入力し、前記設計データに含ま
れるパターンごとに、所定の条件を満たす辺に対して光
近接効果を考慮した補正値を算出して第1の補正を行
い、前記所定の条件を満たさない辺に対して、前記第1
の補正がされた辺のうち、当該所定条件を満たさない辺
に隣接する辺の補正値を用いて第2の補正を行って、前
記第1の補正がされた辺の間を線分で接続するマスクデ
ータを生成し、前記マスクデータに基づいてマスクを作
成し、前記マスクを用いて、前記半導体ウエハ上に前記
パターンを転写することを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項13】 半導体ウエハ上に形成されるパターン
を各層ごとに設計した設計データを作成し、前記設計さ
れたデータを各層ごとに入力し、前記設計データに含ま
れるパターンごとに、所定の条件を満たす辺に対して光
近接効果を考慮した補正を行い、前記補正後のパターン
が、前記ウエハへの転写像に影響しない微小図形を含む
か否かを判断し、前記微小図形を含む場合に、前記補正
後のパターン全体を太めるバイアスと、細めるバイアス
を組み合わせたバイアス処理を行い、前記バイアス処理
の後に、所定の論理演算を行って、前記バイアス処理に
より生じた鋭角図形を消去してマスクデータを作成し、
前記マスクデータに基づいてマスクを作成し、前記マス
クを用いて、前記半導体ウエハ上に前記パターンを転写
することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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