JP2003194194A - ギアボックス及び該ギアボックスを用いた電動アシスト自転車 - Google Patents

ギアボックス及び該ギアボックスを用いた電動アシスト自転車

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JP2003194194A
JP2003194194A JP2001400826A JP2001400826A JP2003194194A JP 2003194194 A JP2003194194 A JP 2003194194A JP 2001400826 A JP2001400826 A JP 2001400826A JP 2001400826 A JP2001400826 A JP 2001400826A JP 2003194194 A JP2003194194 A JP 2003194194A
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gear
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Kyosuke Kokatsu
京介 小勝
Akihito Yoshiie
彰人 吉家
Chikashi Nito
史 二唐
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Uni Sunstar BV
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Sunstar Engineering Inc
Uni Sunstar BV
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/55Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアボックスの蓋部に作用するギア軸方向分
力に起因したギアボックスの撓みを防止し、太鼓現象、
ギアピッチのずれ、直角度のずれを解消する。 【解決手段】 複数のギアを収容するギアボックス13
は、開口部426を有するボックス部400と、開口部
を閉じるための蓋部と、ボックス部400及び蓋部を各
々異なる連結位置Q1〜Q6で連結するための複数のボ
ルトと、を有する。蓋部には、複数のギアの軸端部が保
持され、蓋部により軸端部が保持された複数のギアの軸
芯は、複数のボルトの連結位置Q1、Q2、Q3、Q
4、Q5を結んで形成される、各々異なる三角形の内部
を通過するように、複数のボルトの連結位置Q1〜Q6
を配列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回転トルク
等を変更するため、複数のギアを収容するギアボックス
に係り、より詳しくは、開口部を有するボックス部と、
開口部を閉じるための蓋部と、ボックス部及び蓋部を各
々異なる連結位置で連結するための複数の連結手段と、
を有するギアボックスに関する。更に、本発明は、この
ようなギアボックスを介して変更された電動トルクによ
り踏力を補助して走行可能な電動アシスト自転車に関す
る。
【0002】
【従来技術】電動モータ等の回転トルクを調整するた
め、複数のギアを収容するギアボックスは、典型的な例
として、開口部を有するボックス部と、開口部を閉じる
ための蓋部と、ボックス部及び蓋部を各々異なる連結位
置で連結するための複数のボルトと、を有する。図16
には、従来のボックス部の開口部側から見た正面図が、
内部に複数のギアを収容した状態で示されている。同図
に示すボックス部の上に蓋部を重ね、この蓋の上から複
数箇所で螺子止め即ちボルトを螺合固定することによっ
て、ギアが固定される。このとき、ギアの正面側の軸端
部は、蓋部の裏側に設けられたベアリングで保持され
る。図16では、P1、P2、P3、P4で示した箇所
がボルトの取り付け位置となる。即ち、ボックス部の外
周部に沿って、ボルトが取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示す従来のギアボックスでは、その外周部付近で螺子
止めしているので、ギアの中には、その軸芯位置が螺子
部から離れるものがある。このように偏倚した螺子止め
配置において、例えばヘリカルギア等、軸方向に分力を
有するギアを使用した場合、その軸方向分力によって、
ギアボックス(特に蓋部)に撓みが生じ、振動が発生す
る。即ち、ギアボックスに所謂太鼓現象が発生する。ま
た、ギアボックスが撓むため、ギア間にピッチのずれが
起こり、且つ、ギア取り付け部の直角度がずれるため、
音が発生し易くなる。特に、フラットモータを使用した
場合、このギアの振動をモータが拾い易く、モータ音も
増大する。
【0004】本発明は、上記事実に鑑みなされたもの
で、上記問題点を解決した簡素な機構のギアボックス、
並びに、該ギアボックスを用いた電動アシスト自転車を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様に係る、ギアを収容するギアボ
ックスは、開口部を有するボックス部と、開口部を閉じ
るための蓋部と、ボックス部及び蓋部を各々異なる連結
位置で連結するための複数の連結手段と、を有し、蓋部
には、少なくとも1つのギアの軸端部が保持され、蓋部
により軸端部が保持されたギアにより該蓋部に作用する
軸方向の荷重が複数の連結手段に略均等に分散するよう
に、該複数の連結手段の連結位置を配列したことを特徴
とする。ここで、蓋部により軸端部が保持されたギア
は、例えばヘリカルギアである。また、連結手段は、例
えばボルトであり、この場合、蓋部には、該ボルトが通
過するボルト孔が設けられ、ボックス部には、該ボルト
が螺合するねじ切り孔が形成される。
【0006】蓋部に作用する軸方向の荷重が複数の連結
手段に略均等に分散するような連結手段の配列の仕方
は、様々に設定可能である。一例として、連結手段が、
3以上設けられた場合、記蓋部により軸端部が保持され
たギアの軸芯が、3以上の連結手段の連結位置を結んで
形成される少なくとも1つの三角形の内部を通過するよ
うに、3以上の連結手段の連結位置を配列する。この場
合、軸方向の荷重が複数の連結手段に略均等に分散する
ように、ギアの軸芯が、三角形の辺の近傍ではなく、中
央近傍、好ましくは重心付近を通過するようにする。更
に、軸芯に垂直方向の荷重の発生を防止するため、ギア
の軸芯は、この三角形に対して略垂直に延在することが
好ましい。
【0007】また、蓋部により軸端部が保持されたギア
が複数設けられた場合、該蓋部により軸端部が保持され
た複数のギアの軸芯は、各々異なる三角形の内部を通過
するのが好ましい。
【0008】本発明の第2の態様に係る、複数のギアを
収容するギアボックスは、蓋部により軸端部が保持され
たギアが複数設けられた場合を前提にしている。即ち、
開口部を有するボックス部と、開口部を閉じるための蓋
部と、ボックス部及び蓋部を各々異なる連結位置で連結
するための複数の連結手段と、を有し、蓋部には、複数
のギアの軸端部が保持され、蓋部により軸端部が保持さ
れた複数のギアの軸芯は、複数の連結手段の連結位置を
結んで形成される、各々異なる三角形の内部を通過する
ように、複数の連結手段の連結位置を配列したことを特
徴とする。
【0009】上記各々異なる三角形は、その重心が各ギ
アの軸芯に最も近い三角形を構成する3つの連結位置を
選択することにより同定される。このような各々異なる
三角形は、隣接する1辺を共有することがあったとして
も、共有する面積部分を持たない方が好ましい。これに
よって、複数のギアによる軸方向の荷重をより効率的に
分散することができる。
【0010】本発明のギアボックスは、電動トルクによ
り踏力を補助して走行可能な電動アシスト自転車に適用
することができる。本発明の電動アシスト自転車は、電
動モータと、電動モータにより出力された回転トルクを
変更出力するため複数のギアを収容するギアボックス
と、踏力を検出する踏力検出手段と、少なくとも踏力検
出手段により検出された踏力に基づいて、電動モータの
回転トルクを制御する、制御手段と、ギアボックスの出
力を踏力に合力させる合力手段と、を含み、上記ギアボ
ックスは、上述した本発明の各態様のいずれかとして構
成される。
【0011】本発明の電動アシスト自転車において、ギ
アボックス内の複数のギアは、例えば、電動モータの回
転速度を減速させる減速ギアとして使用することができ
る。また、好ましくは、電動モータは、ギアボックス内
に配置され、省スペース化を図るため、該電動モータ
は、フラットモータである。本発明では、ギア振動を適
切に防止できるため、このようなフラットモータを有効
利用することができる。
【0012】なお、制御手段をギアボックス内に配置し
てもよい。本発明の他の目的及び利点は、以下で説明さ
れる本発明の好ましい実施形態を参酌することによっ
て、より明瞭に理解されよう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。図1には、本発明の第
1実施形態に係る電動アシスト自転車1の概略が示され
ている。同図に示すように、この電動アシスト自転車1
の主要な骨格部分は、通常の自転車と同様に、金属管製
の車体フレーム3から構成され、該車体フレーム3に
は、前輪20、後輪22、ハンドル16、及びサドル1
8などが周知の態様で取り付けられている。
【0014】また、車体フレーム3の中央下部には、ド
ライブシャフト4が回転自在に軸支され、その左右両端
部には、クランク棒6L、6Rを介してペダル8L、8
Rが各々取り付けられている。このドライブシャフト4
には、車体の前進方向に相当するR方向の回転のみを伝
達するための一方向クラッチ(後述する図4(b)の9
9)を介して、主スプロケット2が同軸に取り付けられ
ている。この主スプロケット2と、後輪22の中央部に
設けられた後輪動力機構10との間には無端回動のチェ
ーン12が張設されている。
【0015】本実施形態の電動アシスト自転車1は、少
なくとも車体走行速度及び踏力から決定されたアシスト
比率(補助動力/踏力)で踏力をアシストする制御を行
う。この制御を実行する電動アシスト自転車1の制御系
の概略が図2に示されている。本実施形態に係る電動ア
シスト自転車1の制御系は、該自転車全体の電子的処理
を一括して制御する1個の16ビット1チップマイコン
14と、PWM制御可能な電動モータ37と、1チップ
マイコン14に直接接続され、その制御信号の電力を増
幅する増幅回路15と、該増幅回路15に接続され電動
モータ37に電源供給するバッテリー17と、を含む。
【0016】1チップマイコン14には、少なくとも走
行速度を演算するための回転速度信号、及び、踏力を演
算するための歪みゲージ信号1、2が入力される。これ
らの入力信号を発生する手段については後述する。1チ
ップマイコン14は、これらの入力信号から走行速度及
び踏力を演算し、所定のアルゴリズムに基づいてアシス
ト比率を決定する電子的処理を行う。次に、1チップマ
イコン14は、決定されたアシスト比率に対応する補助
動力を発生させるよう電動モータ37を指令するため、
該補助動力に応じたパルス幅に変調されたパルス信号を
順次出力する。なお、増幅回路15は、パルス信号に対
する電力増幅機能だけではなく、パルス信号のバッファ
としての機能を兼ね備えている。
【0017】1チップマイコン14は、1単位のデータ
及びコマンドが16ビットで構成されているため、従来
の電動アシスト自転車で用いられている8ビットのマイ
コンよりも高度な処理機能を有するプログラムをより大
きなデータ量に基づいてより高速に実行することが可能
となる。そこで、本実施形態では、専用のPWM制御I
Cを省略し、1チップマイコン14によって、上記電子
的処理を一括して行うと共に、直接、電動モータ37に
対して上記のようなPWM制御を行う。このPWM制御
は、1チップマイコン14の図示しないメモリに記憶さ
れたソフトウェア(ファームウェアを含む)によって実
現できる。
【0018】このように本実施形態では、処理能力の高
い16ビットマイコンを使用することにより、基本設計
を大きく変更することなく、例えばPWM制御など従来
では専用ICを用いていた制御を1個のマイコンで全て
こなすようにした。従って、全体として部品点数、基板
面積を減らすことができ、小型化と共にトータルのコス
ト削減に資することができる。例えば、16ビットマイ
コンは、8ビットマイコンより高価であるが、従来の8
ビットマイコンの付加機能手段として、PWM制御専用
IC、電池残量監視等の他の電子的処理を行うIC及び
それらの周辺部品を合わせると、逆に8ビットマイコン
を使用する場合の方がコストアップとなる。
【0019】また、16ビットマイコンの場合、ソフト
ウェアで様々な処理を無理無く実現できるため、回路が
簡単にでき、将来も同様に柔軟に機能アップが図れるの
で、この点からもコストダウンが図れる。更に、ソフト
で常に電動アシスト状態を監視できるので、如何なる状
態でも即座に電動モータ37の停止を図ることができ
る。 (合力及び補助動力機構)電動アシスト自転車1におけ
る補助動力と踏力との合力機構、並びに、該補助動力の
供給機構を図3乃至図5を用いて説明する。
【0020】図3には、主スプロケット2を裏側(図1
の反対側)から見たときの合力機構の一例が示されてい
る。この合力機構は、主スプロケット2と同軸に軸支さ
れた副スプロケット30と、所定条件下で出力される補
助動力により回転可能な動力スプロケット33と、動力
スプロケット33から副スプロケット30へ補助動力を
伝達させるため、これらのスプロケット(30、33)
の間に張設された無端回動のアシストチェーン32と、
を含む。動力スプロケット33及び副スプロケット30
は、同一ピッチの歯を備えており、好ましくは、動力ス
プロケット33の歯数は、副スプロケット30の歯数よ
り小さい。
【0021】図3の合力機構は、主スプロケット2より
車体の内側に配置されているので、副スプロケット30
及び動力スプロケット33の車体外側への出っ張りが無
くなり、車体の小型化を図ることができる。更に、図示
のように、主スプロケット2と動力スプロケット33と
の間隔を主スプロケット2の半径より小さくできるの
で、合力機構全体を小さくまとめることができる。この
ため、図4(a)に示すように、自転車外部(表側)か
ら見ると、合力機構は、主スプロケット2の軸方向内側
にそのほとんどが隠され、外観を損なうおそれがない。
チェーン12を隠すように主スプロケット2にチェーン
カバー38を取り付けることにより、チェーン保護と共
に更に外観を改善することができる。
【0022】図4(a)の側断面図を図4(b)に示
す。同図に示すように、主スプロケット2及び副スプロ
ケット32は、互いに対し動かないように(即ち一体回
転するように)ピン123で固定されており、それらは
共に一方向クラッチ99を介してドライブシャフト4に
連結されている。動力スプロケット33は、ドライブシ
ャフト4に平行に延びる動力シャフト35aを介して駆
動ユニット13に作動的に連結される。動力スプロケッ
ト33の中心孔34にセレーション(図3参照)を形成
することにより、動力シャフト35aと中心孔34との
間の滑り回転が防止される。
【0023】駆動ユニット13は、一般の自転車と同様
のフレームに取り付けられており、そのハウジング内
に、バッテリー17(図2)によって電源供給される電
動モータ37と、該モータの出力軸37aに連結され、
その回転速度を減速して動力スプロケット33の動力シ
ャフト35aに伝達する減速機構35と、を含む。減速
機構35には、複数のギアと、一方向にだけ補助動力を
伝達する、いわゆる一方向クラッチ(図示せず)と、が
設けられている。即ち、駆動ユニット13は、ギアボッ
クスとしての役割を果たす。この一方向クラッチは、電
動モータ37からの補助動力を動力スプロケット33に
伝達するが、その逆方向、即ち動力スプロケットから減
速機構35へはトルクを伝達しないように構成・接続さ
れる。電動モータ37は、省スペース化を図るため、軸
方向の長さが半径に比べて小さい略平坦な形状を持つ、
所謂フラットモータが使用される。
【0024】次に、本実施形態に係る合力機構の作用を
説明する。所定条件下で電動モータ37が回転制御さ
れ、その補助動力が減速機構35を介して動力スプロケ
ット33に提供されたとき、動力スプロケットのトルク
は、アシストチェーン12を介して副スプロケット30
に伝達され、該副スプロケット30に対し固定された、
踏力により回転される主スプロケット2に直ちに伝達さ
れる。かくして、補助動力及び踏力の合力が達成され
る。
【0025】電動モータ37が回転していないときは、
減速機構35内に設けられた図示しない上記一方向クラ
ッチにより、モータの回転負荷は動力スプロケット33
に伝達されることがなく、軽快な運転が可能となる。
【0026】このように本実施形態では、従来技術のよ
うに踏力伝達用のチェーン12に直接、補助動力を伝達
させるのではなく、動力スプロケット33の補助トルク
を、別体のチェーン32を介して主スプロケット2と共
に回転する副スプロケット30に伝達させる、いわゆる
二重チェーン方式を採用した。これによって、従来技術
と比較して、駆動ユニット13の配置の自由度が大幅に
広がることになる。例えば、図3及び図4(a)に示す
ように、自転車の進行方向へ駆動ユニットを配置するこ
とができるので、電動アシスト自転車用に特別に用意し
た専用フレームでなくても、通常の自転車フレームでも
駆動ユニット13を取り付けることができる。
【0027】勿論、周方向の任意の位置に動力スプロケ
ット33を配置することができる。図5には、動力スプ
ロケット33の位置を周方向に時計回りで90度ほど変
更した例が示されている。この場合、サドル18(図
1)の支持フレームに駆動ユニット13を取り付けるこ
とが可能となる。更には、アシストチェーン32の長さ
を選択することによって、動力スプロケット33の径方
向位置(主スプロケット2の中心から動力スプロケット
33の中心までの距離)も、より外側及びより内側へと
自在に調整可能となる。かくして、駆動ユニット13の
最低地上高も高くすることや低くすることもできる。
【0028】このように二重チェーン方式には、設置自
由度があるため、自転車の種類を選ばず、その電動化を
実現することができる。逆に云えば、フレームデザイン
の自由度がきわめて高くなる。
【0029】その上、図示のように動力スプロケット3
3の歯数を副スプロケット30の歯数に対して小さくす
れば、合力機構だけで減速が可能となる。これによっ
て、減速機構35の減速比を小さく取れ、その結果、減
速機構を簡素化及び小型化することができる。このよう
に本実施形態では、減速比に関しても設計の自由度を拡
大することができる。 (ギアボックス)図6(a)には、本発明の一実施形態
に係るギアボックスとしての駆動ユニット13を、その
出力軸35a側(表側)から見た正面図が示され、図6
(b)には、その反対側(裏側)から見た正面図が示さ
れている。
【0030】図6(a)に示すように、駆動ユニット1
3のハウジングは、電動モータ37及び減速機構35な
どを収容したボックス部400と、該ボックス部の開口
部(図7で426)を閉じるための蓋部402とからな
る。ボックス部400及び蓋部402は、複数のボルト
404、406、408、410、412、414、及
び、416を介して連結される。なお、蓋部402に
は、ボルト404〜416が通過する図示しないボルト
孔が設けられ、ボックス部400には、ボルト400〜
416が螺合する図示しないねじ切り孔が形成される。
【0031】蓋部402には、隆起部418、420及
び422が形成される。これらの隆起部の裏側には、減
速機構35のギアの軸端部を回転可能に受け入れて保持
する、図示しないベアリングが各々配置されている。即
ち、隆起部418、420及び422の中央頂上部に、
各ギアの軸芯が整列されている。このように蓋部402
により軸端部が保持されたギアには、軸方向に分力を作
用する例えばヘリカルギアなどがある。勿論、他の型式
のギアであってもよい。なお、蓋部402からは減速ギ
ア35の出力軸35aが突出し、該出力軸には動力スプ
ロケット33が嵌合される(図4(b)参照)。
【0032】なお、図6(b)に示すように、ボックス
部400の裏側には、フラットモータとして構成された
電動モータ37の外形に適合するように、隆起部424
が形成される(図4(b)参照)。
【0033】本実施形態に係るギアボックス13は、隆
起部418、420及び422の位置で軸端部が保持さ
れた3つのギアの軸芯が、ボルト404〜416の連結
位置Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6を結んで形成
される、各々異なる三角形の内部を通過するように、ボ
ルトの連結位置Q1〜Q6を配列したことを特徴とす
る。換言すれば、蓋部により軸端部が保持されたギア1
つに対して、該ギアの軸芯を中心に、ボルトを3個配置
して各々異なる三角形を構成することができる。
【0034】図7に、蓋部402を取り外した状態のボ
ックス部400の正面図を示す。三角形Q1Q2Q3、
三角形Q2Q3Q4、及び、三角形Q3Q4Q5の内部
に、夫々1つずつギアの軸芯1、2、3が配置されてい
ることがわかる。その上、これらの三角形は、1辺は共
有していても面積部分を共有していない。これとは対照
的に、図16に示した従来技術のボルト取り付け位置P
1、P2、P3及びP4では、各軸芯に対して、夫々異
なる三角形を形成できないことがわかる。その上、軸芯
2は、三角形P1P3P4の辺の近傍にまで偏倚してい
る。
【0035】従って、本実施形態では、従来技術と比べ
て各ギアの軸方向の荷重を効率的にギアボックスの螺子
部が受けることができる。かくして、ギアボックスの撓
みを抑えることが可能となり、それに起因した太鼓現
象、ギアピッチのずれ、直角度のずれが解消される。
【0036】本実施形態では、1つのギアの軸端部のみ
が蓋部402に保持されている場合であっても適用可能
である。この場合、軸方向の荷重が少なくとも3つのボ
ルトに略均等に分散するように、ギアの軸芯が、三角形
の辺の近傍ではなく、中央近傍、好ましくは重心付近を
通過するようにする。更に、軸芯に垂直方向の荷重の発
生を防止するため、ギアの軸芯は、この三角形に対して
略垂直に延在することが好ましい。勿論、複数のギアの
軸端部が蓋部402に保持されている図6(a)の例に
おいても、各軸芯が、対応する三角形の辺の近傍ではな
く、中央近傍を通過するのがより好ましい。 (回転速度センサー)1チップマイコン14に入力され
る回転速度信号を出力する回転速度センサーを説明す
る。
【0037】図8には、回転速度センサーの一構成要素
としてNS分極リングマグネット200が示されてい
る。このリングマグネット200は、その中央に開口2
05を有する略平坦なリングに形成されている。リング
マグネット200は、そのリングを等角度毎に区分する
複数の磁石区分からなり、これらの磁石区分では、その
正面から見てN極側を向けたN極区分202と、S極側
を向けたS極区分204とが交互に配置されている。こ
の場合、側面図に示すように、N極区分202の反対側
がS極となり、S極区分204の反対側がN極となるべ
く磁力線の向きがリング面に略垂直となるように磁石区
分のN−S極を配向するのが好ましい。図の例では、1
2個の磁石区分が形成されているが、これよりも多くて
も少なくてもよく、被検出部の回転速度及び要求される
検出精度に応じて任意好適に変更可能である。
【0038】なお、リング面に対し磁場の垂直成分が存
在すれば、各磁石区分のN−S極の配向の仕方は任意好
適に変更できる。例えば隣接するN極区分及びS極区分
を一つの磁石の両極として周方向に配置してもよい。こ
の場合、N極区分202の反対側もN極となり、S極区
分204の反対側もS極となるが、磁場の強度の点で
は、図8の例が好ましいと考えられる。
【0039】図9には、回転速度の被検出部としてのギ
ア210が示されている。ギア210は、シャフト21
4により伝達されたトルクにより回転し、その一方の表
面には、リングマグネット200を収容できる寸法及び
形状のリング溝208が形成されている。このリング溝
208にリングマグネット200が収容され、接着剤等
で貼り付けられる。このとき、図示のように、リングマ
グネット200とギア210の表面とが面一になること
が好ましい。これにより、ギア表面からリングマグネッ
トが突出せず、回転速度センサーの設置によるスペース
の減少を最小限に抑えることができる。
【0040】ギア210に設置されたリングマグネット
200に隣接して、磁場を検出するためのホールIC2
12が配置されている。このホールICは、半導体内の
電流の流れる方向と直角に磁場がある場合、ホール効果
により電流及び磁場と直角方向に電流と磁場に比例する
抵抗値を生じさせる素子を内蔵し、該抵抗値をデジタル
信号として出力する既存の磁場検出ICである。ホール
IC212の出力端は、1チップマイコン14に接続さ
れる。図9の回転速度センサー220を斜視図で表す
と、図10に示す通りとなる。
【0041】1チップマイコン14は、ホールIC21
2からの磁場検出信号(回転速度信号)を任意好適な方
法により解析してギア210の回転速度を検出する。こ
こで、ホールIC212の検出位置におけるリングマグ
ネット200による磁場波形の一例を図11(a)に示
す。ホールIC212は、図11(a)に示すような磁
場を検出して図11(b)に示すパルス信号を出力す
る。図11(b)のパルス信号は、図11(a)の磁場
波形のN極側極大部分に時間的に対応している。この場
合、正の値(N極側)のみを取り出し、負の値(S極
側)を消去しているが、負の値のみや、正負の両値を採
用することもできる。このパルス信号列の周期(パルス
間時間)は、リングマグネット200の回転速度に比例
している。そこで、1チップマイコン14は、ホールI
C212からのパルス信号の時間間隔を検出し、直ちに
リングマグネット200及びかくしてギア210の回転
速度を求めることができる。
【0042】勿論、磁場を検出できれば、ホールIC以
外の磁場検出センサー、例えばコイル等を用いてもよ
い。この場合、磁場検出センサーの出力は、図11
(a)のようなアナログ波形となり、16ビット1チッ
プマイコン14には、例えば、磁場信号のゼロ交差点
(磁場強度ゼロの点の時刻)、N極側ピーク、或いは、
S極側ピークを検出して、それらの時刻を求める機能が
更に付加される。図11(a)に示すN極側ピーク22
2及びS極側ピーク224は、N極区分及びS極区分の
最大磁極が磁場検出センサーの検出領域を通過した時点
を各々示しているので、各ピークの出現数及びその時刻
によりギア210が一回転するのに要する時間Tを検出
することができる。かくして、ギア210の回転速度
(2π/T)を直ちに求めることができる。勿論、ギア
210の一回転を待たなくとも、所定角度回転したとき
にギアの回転速度を求めてもよい。
【0043】本実施形態の回転速度センサーは、NS分
極リングマグネット200が平坦なリング形状であるの
で、嵩張らず省スペース化及び軽量化を達成することが
できる。また、非常に簡易な構造なので製作が容易とな
り、従ってコスト削減を図ることもできる。
【0044】また、複数の磁石区分が一つの平坦なリン
グにまとめられたので、機器への組み付けも非常に容易
となる。例えば、図9に示すように、ギア210の表面
にリング状の溝を掘り、そこにリングマグネットを埋め
込んで接着剤等で固定するだけである。分極に相当する
個々の磁石をギアに埋め込んでいく作業と比べて、各段
に作業効率の向上を図ることができる。その上、溝の深
さとリングマグネットの高さとを揃えれば、全く外部に
突出せず、省スペース化に寄与する。
【0045】また、各磁石区分が占める角度範囲を小さ
くすることによって、回転速度の時間分解能を向上させ
ることができる。回転速度センサー220は、電動アシ
スト自転車1の走行速度を反映するように回転する任意
の被検出部に取り付けることができる。この被検出部と
して、動力スプロケット33に直接的若しくは他のギア
を介して間接的に作動連結された減速機構35内のギア
(図示せず)が、駆動ユニット13のハウジング内に回
転速度センサー220を収容できるため好ましい。これ
以外の箇所として、例えば後輪動力伝達機構10内に配
置された図示しないギア、スプロケット2、副スプロケ
ット30、動力スプロケット33、及び、前輪車軸の回
転部分等が挙げられる。1チップマイコン14は、上述
したように求めた被検査部の回転速度を、電動アシスト
自転車1の走行速度に変換する参照テーブルを有しても
よい。 (踏力検出機構)1チップマイコン14に入力される歪
みゲージ信号1、2を出力する踏力検出機構を図12乃
至図15を用いて説明する。本実施形態に係る踏力検出
機構は、踏力に応じた一方向クラッチ99の変形によっ
て変化する歪みを検出する。
【0046】図12に示すように、主スプロケット2
は、一方向クラッチ99を介してドライブシャフト4に
軸支される。この一方向クラッチ99は、図13に示す
ように、駒部100及び歯部112を備える。
【0047】駒部100では、3つのラチェット駒10
2が周方向に沿って等角度毎にその第2の係合面110
に配置されている。このラチェット駒102は剛体でで
きており、第2の係合面110の略径方向に沿った軸の
回りに回動可能とされている。ラチェット駒102は、
ラチェット駒102に力が作用していないとき、その長
さ方向が第2の係合面110に対して所定の角度をなす
(図14の平衡方向160)ように駒立ち上げスプリン
グ104によって付勢されている。図14に示すよう
に、ラチェット駒102が平衡方向160から上昇方向
a又は下降方向bに偏倚するとき、駒立ち上げスプリン
グ104は、その偏倚を平衡方向160に戻すようにラ
チェット駒102に僅かな弾性力を及ぼす。
【0048】また、駒部100の中央部には、ドライブ
シャフト4を受け入れるための駒部ボア106が形成さ
れ、この駒部ボア106は、駒部100の裏面101か
ら突出した円筒部103も貫通している。裏面101に
は、円筒部103の外周囲に円状溝155(図12)が
形成され、該円状溝155の中には、多数の鋼球152
が回転自在に嵌め込まれている。これによって、裏面1
01には、軸方向の荷重受け兼滑り軸受け用のベアリン
グが形成される。
【0049】皿バネ124が、その中心孔127に円筒
部103を通して駒部100の裏面101に当接され
る。このとき、皿バネ124は、駒部100からの圧力
に弾力で対抗する方向に鋼球152即ち荷重受けベアリ
ングを介して裏面101に滑動可能に接する。皿バネ1
24の表面には、180度の位置関係で対向する2個所
に、歪みゲージ126が設置される。これらの歪みゲー
ジ126は、リード線128を介して1チップマイコン
14に電気的に接続される。更に好ましくは、3個以上
の歪みゲージを皿バネ124に設置してもよい。このと
き、複数の歪みゲージを、皿バネ124の表面上で夫々
が回転対称の位置となるように設置するのが好ましい。
【0050】皿バネ124は、椀状の支持器130の内
底部132に収められる。支持器130には、ドライブ
シャフト4を貫通させるための支持ボア133及び後面
から突出する支持円筒部134が形成される。支持円筒
部134の外周表面には、ねじが切ってあり、これを支
持部145のねじ切り内壁に螺合することによって、支
持器130が車体に固定される。この支持円筒部134
の内壁には、軸方向及び径方向の両荷重対応のベアリン
グ138が係合され(図12参照)、ベアリング138
は、ドライブシャフト4に形成されたストッパー斜面1
44によって係止される。同様に、ドライブシャフト4
の反対側にもベアリング139(図4(b)参照)が取
り付けられるので、ドライブシャフト4は車体に対して
回転自在となる。
【0051】駒部ボア106の内壁には、軸方向5に延
びる第1の回転防止用溝108が4個所に形成されてい
る。駒部ボア106の内壁と摺接するドライブシャフト
4の外壁部分にも、第1の回転防止用溝108と対面す
るように軸方向5に延びる第2の回転防止用溝140が
4個所に形成されている。図15(a)に示すように、
第1の回転防止用溝108及びこれに対面する第2の回
転防止用溝140は、軸方向に沿って延びる円柱溝を形
成し、各々の円柱溝の中には、これを埋めるように多数
の鋼球150が収容される。これによって、駒部100
は、軸方向5に沿って摩擦抵抗最小で移動できると共
に、ドライブシャフト4に対する相対回転が防止され
る。これは、一種のボールスプラインであるが、他の形
式のボールスプライン、例えば無端回動のボールスプラ
インなどを、このような摺動可能な回転防止手段として
適用することができる。
【0052】また、駒部100のドライブシャフト4へ
の取り付け方法として、図15(a)のボールスプライ
ン以外の手段を用いることも可能である。例えば、図1
5(b)に示すように、軸方向に延びる突起部140a
をドライブシャフト4に設け、該突起部140aを収容
する第3の回転防止用溝108aを駒部100に形成す
る、いわゆるキースプライン形式も回転防止手段として
適用可能である。なお、図15(b)において、突起部
140aを駒部100側に、第3の回転防止用溝108
aをドライブシャフト4側に設けてもよい。更に、図1
5(c)に示すように、軸方向に延びる第4の回転防止
用溝108b及びこれに対面する第5の回転防止用溝1
40bを駒部100及びドライブシャフト4に夫々設
け、これらの溝が形成する直方体状の溝の中にキープレ
ートを収容する、いわゆるキー溝形式も回転防止手段と
して適用可能である。
【0053】歯部112の第1の係合面121には、ラ
チェット駒102と係合するための複数のラチェット歯
114が形成されている。ラチェット歯114は、歯部
の周方向に沿って互い違いに周期的に形成された、第1
の係合面121に対してより急な斜面118と、より緩
やかな斜面116と、から構成される。
【0054】歯部112は、その第1の係合面121を
駒部100の第2の係合面110に対面させるようにド
ライブシャフト4にカラー111を介して摺接可能に軸
支される。このとき、ラチェット駒102とラチェット
歯112とが係合される(図14)。即ち、ドライブシ
ャフト4は、ラチェット駒102とラチェット歯112
との係合部分を介してのみ歯部112と作動的に連結さ
れる。カラー111を介して歯部ボア120を通過した
ドライブシャフト4の端部142には、歯部112が軸
方向外側にずれないようワッシャー122が嵌合される
(図12)。歯部112には、主スプロケット2がピン
123(図12)を介して動かないように取り付けら
れ、更に、ドライブシャフト4の先端にはペダル軸14
6が取り付けられる。かくして、車体前進方向のペダル
踏力による回転のみを主スプロケット2に伝達するよう
にドライブシャフト4と主スプロケット2とを連結する
ラチェットギヤが完成する。
【0055】好ましくは、オフセット用バネ136が、
ドライブシャフト4のストッパー斜面144と、駒部1
00の裏面101との間に介在されるのがよい。このオ
フセット用バネ136は、ペダル踏力が所定値以下の場
合(例えば事実上ゼロに近い場合)、裏面101に収容
された鋼球152と皿バネ124との間にクリアランス
を生じさせるように駒部100を軸方向に偏倚させる。
【0056】次に、本踏力検出機構の作用を説明する。
搭乗者がペダル8R、8L(図1)にペダル踏力を与
え、ドライブシャフト4を車体前進方向に回転させる
と、この回転力は、ドライブシャフト4に対し回転不可
能且つ摺動可能に軸支された駒部100に伝達される。
このとき、図14に示すように、ラチェット駒102
は、駒部100からペダル踏力に対応する力Fdを与え
られので、その先端部は歯部112のラチェット歯のよ
り急な斜面118に当接し、この力をラチェット歯に伝
達しようとする。ラチェット歯部112は、主スプロケ
ット2に連結されているので、ラチェット駒102の先
端部は、駆動のための負荷による力Fpをより急な斜面
118から受ける。その両端部から互いに反対向きの力
Fp及びFdを与えられたラチェット駒102は、a方
向に回転して立ち上がる。このとき駒部100は、ラチ
ェット駒102の立ち上がりによって軸方向内側に移動
し、駒部100と支持器130との間に介在する皿バネ
124を押し込む。皿バネ124は、これに対抗して弾
性力Frを駒部100に作用する。この力Frと、駒部
100を軸方向に移動させるペダル踏力を反映した力と
は短時間で釣り合う。かくして、皿バネ124の応力歪
み、駒部100と歯部112との間のクリアランス、ラ
チェット駒102の第2の係合面110に対する角度、
駒部100の車体フレームに対する位置及び皿バネ12
4が押し込まれる圧力などはペダル踏力を反映する物理
量となる。従って、これらのうち少なくとも1つを検出
することによって踏力Tを推定することが可能となる。
【0057】本実施形態では、一例として皿バネ124
の応力歪みを検出する。1チップマイコン14は、皿バ
ネ124に設けられた2つの歪みゲージ126からの信
号を少なくとも加算演算する(平均演算を含む)。この
ように複数箇所の応力歪み量を平均化して計測すること
によって、同じ踏力でも出力変化を大きくとれ且つノイ
ズ成分を平滑化することができるので、SN比を改善
し、踏力推定精度を更に向上させることができる。この
効果は、歪みゲージの個数が増えるほど大きくなる。
【0058】また、ペダル踏力が所定値以下の場合など
では、オフセット用バネ136は、駒部100の裏面1
01と皿バネ124との間にクリアランスを生じさせて
いるため、鋼球152が皿バネ124に頻繁に衝突する
ことが少なくなる。これによって、歪みゲージ信号のノ
イズ成分が軽減して、踏力検出及び電動アシスト制御の
安定性を向上させることができる。
【0059】次に、1チップマイコン14は、少なくと
も演算された踏力Tに基づいて印加すべきアシスト用の
補助動力Teを演算し、該補助動力で回転駆動するよう
に電動モータ37を指令する制御信号を演算出力する。
好ましくは、1チップマイコン14は、回転速度センサ
ー220により検出された回転速度信号を車速に変換
し、踏力T及び車速の両方に基づいて適切な補助動力Te
を決定し、該補助動力Teを発生させるよう電動モータ
37を制御する。
【0060】本実施形態の踏力検出機構には以下のよう
な更に優れた効果がある。 ラチェットギヤと踏力検出機構とを一つの機構で実
現したので、部品点数の削減化が図られ、小型、軽量化
及び低コストを達成できる。 踏力を検出する部分に、受け荷重ユニットと荷重検
出センサーとを一体化した皿バネを用い、2つの機能を
1ユニットで実現したので、上記効果に加えて更に小
型、軽量化及び低コストを達成できる。 上記項目及びに示したように踏力検出機構の小
型、軽量化及び簡素化をより高いレベルで達成したの
で、通常の自転車であっても踏力検出機構を取り付ける
可能性が更に広がった。 上記項目及びで示した理由により、従来機構に
比べて荷重の伝達ロスが少なくなり、制御の応答性のよ
いアシストフィーリングを実現できる。 上記項目及びで示した理由により、従来機構
(コイルバネ使用)に比べ、ペダルに無駄な動き(セン
サーが感知するまで)が無くなり、ペダルを踏み込んだ
ときのフィーリングは、従来機構は踏み込み時に弾力感
があったのに対し、本実施形態では、通常の自転車のフ
ィーリングと同様になった。
【0061】以上が本発明の実施形態であるが、本発明
は、上記例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨の範囲内において任意好適に変更可能である。例え
ば、本発明のギアボックスは、蓋部により軸端部が保持
されたギアにより該蓋部に作用する軸方向の荷重がボル
トに略均等に分散するようにしたボルトの任意の配列を
含む。当然、蓋部に軸端部が保持されたギアの個数、蓋
部におけるギア分布等に依らず、適応することができ
る。更に、本発明のギアボックスは、電動アシスト自転
車の駆動ユニット以外の用途にも用いることができる。
【0062】踏力検出手段の実施形態では、一方向クラ
ッチ99の駒及び歯のいずれか一方をスプロケットに取
り付け、他方をドライブシャフトに取り付けるかは、任
意好適に変更可能である。例えば駒部100をスプロケ
ット側に取り付け、歯部112をドライブシャフト4に
摺動可能且つ回転不可能に取り付け、歯部112によっ
て皿バネ124を押し込めるようにしてもよい。
【0063】また、上記踏力検出手段の例では、皿バネ
の応力歪みを踏力に関連する物理量として検出したが、
本発明は、これに限定されず、一方向クラッチ99の踏
力に応じた変形によって変化する任意の物理量を検出す
ることができる。例えば、ラチェット駒の傾き、ラチェ
ット駒部及びラチェット歯部の相対間隔、ラチェット駒
部及びラチェット歯部のいずれかの車体に対する位置、
並びに、皿バネを押す圧力などを、踏力を反映する物理
量として選択することができる。
【0064】更に、一方向クラッチ99の変形に対抗し
て配置される弾性体も任意好適に種類及びその形状を変
更可能である。皿バネやコイルバネ以外に例えばゴム弾
性体などを用いることもできる。また、応力歪みを検出
する手段として、歪みゲージを例にしたが、応力歪みに
関連した物理量を検出できれば、これに限定されるもの
ではない。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、蓋部により軸端部が保持されたギア1つに対し
て、該ギアの軸芯を中心に、該蓋部に作用する軸方向の
荷重が複数の連結手段に略均等に分散するように、好ま
しくは、該中心回りに連結手段を3個配置して各々の三
角形を構成するようにしたので、ギアの軸方向の荷重を
効率的にギアボックスの螺子部が受けることができる、
という優れた効果が得られる。従って、ギアボックスの
撓みを抑えることが可能となり、それに起因した太鼓現
象、ギアピッチのずれ、直角度のずれが解消される。ま
た、結果的にギアの加工精度をある程度落としても振動
を許容範囲に抑えることもでき、トータル的にコストダ
ウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る動力アシスト自転車の概
略図である。
【図2】図2は、本発明の電動アシスト自転車の制御系
を示す概略図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る電動アシス
ト自転車の二重チェーン方式の合力機構を示すため、主
スプロケットの裏側から見た拡大正面図である。
【図4】図4は、本発明の電動アシスト自転車の合力機
構を示す図であって、(a)は主スプロケットの表側か
ら見た拡大正面図、(b)はその側断面図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態に係る電動アシ
スト自転車の二重チェーン方式の合力機構を示すため、
主スプロケットの裏側から見た拡大正面図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に係るギアボック
スとしての駆動ユニットの正面図であり、(a)はその
出力軸35a側(表側)から見た状態、(b)は、その
反対側(裏側)から見た状態を示している。
【図7】図7は、本発明の一実施形態に係るギアボック
スにおいて、蓋部を取り外した状態のボックス部の正面
図である。
【図8】図8は、本発明の電動アシスト自転車に組み付
けられる回転速度センサーの一構成要素としてのNS分
極リングマグネットの上面図及び側面図である。
【図9】図9は、図8のNS分極リングマグネットをギ
ア表面に組み付けて回転速度センサーを構成した状態を
示す正面図及び該回転速度センサーの垂直線に沿って取
られた側断面図である。
【図10】図10は、図9の回転速度センサーの斜視図
である。
【図11】図11は、NS分極リングマグネットに隣接
して配置されたホールICにより検出された磁場信号の
時間的変化を示す波形である。
【図12】図12は、本発明の電動アシスト自転車の踏
力検出機構を具現する一方向クラッチを含むドライブシ
ャフト回りの側断面図である。
【図13】図13は、図12に示された一方向クラッチ
の分解斜視図である。
【図14】図14は、本発明の電動アシスト自転車の踏
力検出の原理を説明するため一方向クラッチ(ラチェッ
トギヤ)の歯及び駒の嵌合状態を示す図である。
【図15】図15は、ドライブシャフトに対する駒部の
相対回転を防止する回転防止手段の例を示す図であり、
(a)はボールスプライン、(b)はスプラインキー、
(c)はキー溝の概略構成を示す上面図である。
【図16】図16は、従来技術のギアボックスにおい
て、蓋部を取り外した状態のボックス部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 電動アシスト自転車 2 主スプロケット 3 フレーム 4 ドライブシャフト 12 チェーン 13 駆動ユニット 14 1チップマイコン(16ビット) 15 増幅回路 17 バッテリー 22 駆動輪(後輪) 30 副スプロケット 32 アシストチェーン 33 動力スプロケット 35 減速機構 35a 出力軸 37 電動モータ 99 一方向クラッチ 100 駒部 102 ラチェット駒 112 歯部 114 ラチェット歯 124 皿バネ 126 歪みゲージ 145 支持部 200 リングマグネット 212 ホールIC 220 回転速度センサー 400 ボックス部 402 蓋部 404、406、408、410、412 ボルト Q1、Q2、Q3、Q4、Q5 ボルト取り付け位置 426 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小勝 京介 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内 (72)発明者 吉家 彰人 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内 (72)発明者 二唐 史 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内 Fターム(参考) 3J063 AA06 AB02 AC01 BA09 CA01 CD41 CD46 XB07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギアを収容するギアボックスであって、 開口部を有するボックス部と、 前記開口部を閉じるための蓋部と、 前記ボックス部及び前記蓋部を各々異なる連結位置で連
    結するための複数の連結手段と、 を有し、 前記蓋部には、少なくとも1つのギアの軸端部が保持さ
    れ、 前記蓋部により軸端部が保持されたギアにより該蓋部に
    作用する軸方向の荷重が前記複数の連結手段に略均等に
    分散するように、該複数の連結手段の連結位置を配列し
    たことを特徴とする、ギアボックス。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、3以上設けられ、 前記蓋部により軸端部が保持されたギアの軸芯が、前記
    3以上の連結手段の連結位置を結んで形成される少なく
    とも1つの三角形の内部を通過するように、前記3以上
    の連結手段の連結位置を配列したことを特徴とする、請
    求項1に記載のギアボックス。
  3. 【請求項3】 前記蓋部により軸端部が保持されたギア
    が複数設けられ、前記蓋部により軸端部が保持された複
    数のギアの軸芯は、各々異なる前記三角形の内部を通過
    する、請求項2に記載のギアボックス。
  4. 【請求項4】 複数のギアを収容するギアボックスであ
    って、 開口部を有するボックス部と、 前記開口部を閉じるための蓋部と、 前記ボックス部及び前記蓋部を各々異なる連結位置で連
    結するための複数の連結手段と、を有し、 前記蓋部には、複数のギアの軸端部が保持され、 前記蓋部により軸端部が保持された複数のギアの軸芯
    は、前記複数の連結手段の連結位置を結んで形成され
    る、各々異なる三角形の内部を通過するように、前記複
    数の連結手段の連結位置を配列したことを特徴とする、
    ギアボックス。
  5. 【請求項5】 前記蓋部により軸端部が保持されたギア
    の軸芯は、前記三角形の重心付近を通過する、請求項2
    乃至4のいずれか1項に記載のギアボックス。
  6. 【請求項6】 前記蓋部により軸端部が保持されたギア
    の軸芯は、前記三角形に対して略垂直に延在する、請求
    項2乃至5のいずれか1項に記載のギアボックス。
  7. 【請求項7】 前記蓋部により軸端部が保持されたギア
    は、ヘリカルギアである、請求項1乃至請求項6のいず
    れか1項に記載のギアボックス。
  8. 【請求項8】 前記連結手段は、ボルトであり、前記蓋
    部には、前記ボルトが通過するボルト孔が設けられ、前
    記ボックス部には、前記ボルトが螺合するねじ切り孔が
    形成される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のギ
    アボックス。
  9. 【請求項9】 前記各々異なる三角形は、共有する面積
    部分を持たない、請求項3又は4に記載のギアボック
    ス。
  10. 【請求項10】 電動アシスト自転車であって、 電動モータと、 前記電動モータにより出力された回転トルクを変更出力
    するため複数のギアを収容するギアボックスと、 踏力を検出する踏力検出手段と、 少なくとも前記踏力検出手段により検出された踏力に基
    づいて、前記電動モータの回転トルクを制御する、制御
    手段と、 前記ギアボックスの出力を踏力に合力させる合力手段
    と、を含み、 前記ギアボックスは、 開口部を有するボックス部と、 前記開口部を閉じるための蓋部と、 前記ボックス部及び前記蓋部を各々異なる連結位置で連
    結するための複数の連結手段と、を有し、前記蓋部に
    は、少なくとも1つのギアの軸端部が保持され、 前記蓋部により軸端部が保持されたギアにより該蓋部に
    作用する軸方向の荷重が前記複数の連結手段に略均等に
    分散するように、該複数の連結手段の連結位置を配列し
    たことを特徴とする、前記電動アシスト自転車。
  11. 【請求項11】 前記連結手段が、3以上設けられ、 前記蓋部により軸端部が保持されたギアの軸芯が、前記
    3以上の連結手段の連結位置を結んで形成される少なく
    とも1つの三角形の内部を通過するように、前記3以上
    の連結手段の連結位置を配列したことを特徴とする、請
    求項10に記載の電動アシスト自転車。
  12. 【請求項12】 前記蓋部により軸端部が保持されたギ
    アが複数設けられ、前記蓋部により軸端部が保持された
    複数のギアの軸芯は、各々異なる前記三角形の内部を通
    過する、請求項11に記載の電動アシスト自転車。
  13. 【請求項13】 電動アシスト自転車であって、 電動モータと、 前記電動モータにより出力された回転トルクを変更出力
    するため複数のギアを収容するギアボックスと、 踏力を検出する踏力検出手段と、 少なくとも前記踏力検出手段により検出された踏力に基
    づいて、前記電動モータの回転トルクを制御する、制御
    手段と、 前記ギアボックスの出力を踏力に合力させる合力手段
    と、を含み、 前記ギアボックスは、 開口部を有するボックス部と、 前記開口部を閉じるための蓋部と、 前記ボックス部及び前記蓋部を各々異なる連結位置で連
    結するための複数の連結手段と、を有し、前記蓋部に
    は、複数のギアの軸端部が保持され、 前記蓋部により軸端部が保持された複数のギアの軸芯
    は、前記複数の連結手段の連結位置を結んで形成され
    る、各々異なる三角形の内部を通過するように、前記複
    数の連結手段の連結位置を配列したことを特徴とする、
    前記電動アシスト自転車。
  14. 【請求項14】 前記蓋部により軸端部が保持されたギ
    アの軸芯は、前記三角形の重心付近を通過する、請求項
    11乃至13のいずれか1項に記載の電動アシスト自転
    車。
  15. 【請求項15】 前記蓋部により軸端部が保持されたギ
    アの軸芯は、前記少なくとも1つの三角形に対して略垂
    直に延在する、請求項11乃至14のいずれか1項に記
    載の電動アシスト自転車。
  16. 【請求項16】 前記蓋部により軸端部が保持されたギ
    アは、ヘリカルギアである、請求項10乃至15のいず
    れか1項に記載の電動アシスト自転車。
  17. 【請求項17】 前記連結手段は、ボルトであり、前記
    蓋部には、前記ボルトが通過するボルト孔が設けられ、
    前記ボックス部には、前記ボルトが螺合するねじ切り孔
    が形成される、請求項10乃至16のいずれか1項に記
    載の電動アシスト自転車。
  18. 【請求項18】 前記各々異なる三角形は、共有する面
    積部分を持たない、請求項12又は13に記載の電動ア
    シスト自転車。
  19. 【請求項19】 前記ギアボックス内の複数のギアは、
    前記電動モータの回転速度を減速させる、請求項10乃
    至18のいずれか1項に記載の電動アシスト自転車。
  20. 【請求項20】 前記電動モータは、前記ギアボックス
    内に配置される、請求項10乃至19のいずれか1項に
    記載の電動アシスト自転車。
  21. 【請求項21】 前記電動モータは、フラットモータで
    ある、請求項20に記載の電動アシスト自転車。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記ギアボックス内
    に配置される、請求項10乃至21のいずれか1項に記
    載の電動アシスト自転車。
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