JP2003187371A - すべり情報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラム - Google Patents
すべり情報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラムInfo
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- JP2003187371A JP2003187371A JP2001379765A JP2001379765A JP2003187371A JP 2003187371 A JP2003187371 A JP 2003187371A JP 2001379765 A JP2001379765 A JP 2001379765A JP 2001379765 A JP2001379765 A JP 2001379765A JP 2003187371 A JP2003187371 A JP 2003187371A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】車両をセンサとして位置付けてすべり情報を収
集，登録し、ＡＢＳ作動情報，凍結情報を含むすべり情
報を近辺走行中の車両に送信する。 【解決手段】車載機１０からＡＢＳ作動検出情報，位置
情報を受信する都度受信日時を付してＡＢＳ作動情報と
してＡＢＳ作動情報一時記憶部２５に登録するＡＢＳ作
動情報登録部２２と、車載機１０から所定周期で路面温
度および外気湿度を受信したときに、凍結情報データベ
ース２６を検索し一致する路面温度，外気湿度の組合せ
が有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報を
凍結情報データベース２６に登録する凍結情報解析部２
３と、所定周期での受信時に、ＡＢＳ作動情報一時記憶
部２５および凍結情報データベース２６を検索し、車載
機１０の位置情報から一定距離内の位置情報が登録され
ていた場合は該当するＡＢＳ作動情報，凍結情報を車載
機１０に送信するすべり情報提供部２４とを有する。
集，登録し、ＡＢＳ作動情報，凍結情報を含むすべり情
報を近辺走行中の車両に送信する。 【解決手段】車載機１０からＡＢＳ作動検出情報，位置
情報を受信する都度受信日時を付してＡＢＳ作動情報と
してＡＢＳ作動情報一時記憶部２５に登録するＡＢＳ作
動情報登録部２２と、車載機１０から所定周期で路面温
度および外気湿度を受信したときに、凍結情報データベ
ース２６を検索し一致する路面温度，外気湿度の組合せ
が有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報を
凍結情報データベース２６に登録する凍結情報解析部２
３と、所定周期での受信時に、ＡＢＳ作動情報一時記憶
部２５および凍結情報データベース２６を検索し、車載
機１０の位置情報から一定距離内の位置情報が登録され
ていた場合は該当するＡＢＳ作動情報，凍結情報を車載
機１０に送信するすべり情報提供部２４とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、すべり情報収集・
提供システム，サーバ，方法およびプログラムに関し、
特に道路上のすべり情報を近辺走行中の車両にも通知す
るすべり情報収集・提供システム，サーバ，方法および
プログラムに関する。
提供システム，サーバ，方法およびプログラムに関し、
特に道路上のすべり情報を近辺走行中の車両にも通知す
るすべり情報収集・提供システム，サーバ，方法および
プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、道路上の凍結情報については、道
路管理者による道路上の定点観測や点検用車両等により
道路上の路面温度や外気湿度等を収集，分析し、道路上
の電光掲示板等の表示装置に表示して走行中の車両運転
者に注意を促す等の方法が採られていた。
路管理者による道路上の定点観測や点検用車両等により
道路上の路面温度や外気湿度等を収集，分析し、道路上
の電光掲示板等の表示装置に表示して走行中の車両運転
者に注意を促す等の方法が採られていた。
【０００３】また、特開２００１−５２２８６号公報に
は、車両に備えた凍結センサにより走行道路の路面凍結
状態を検出して運転者に通知する技術が、さらに、実開
昭６２−５７９００号公報には、車両に備えたセンサー
により収集された道路の路面温度，外気湿度，道路勾配
のうち路面温度，外気湿度により路面凍結状態を検出
し、道路勾配との組合せに基いて４段階の凍結注意情報
を運転者に通知する技術が、それぞれ開示されている。
は、車両に備えた凍結センサにより走行道路の路面凍結
状態を検出して運転者に通知する技術が、さらに、実開
昭６２−５７９００号公報には、車両に備えたセンサー
により収集された道路の路面温度，外気湿度，道路勾配
のうち路面温度，外気湿度により路面凍結状態を検出
し、道路勾配との組合せに基いて４段階の凍結注意情報
を運転者に通知する技術が、それぞれ開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、道路管理者に
よる道路上の定点観測や点検用車両により情報収集を行
う従来の技術においては、観測点や点検用車両の数が限
られることから収集されるデータ量が限られてしまい、
走行車両に対して十分なすべり情報の提供ができないと
いう問題がある。
よる道路上の定点観測や点検用車両により情報収集を行
う従来の技術においては、観測点や点検用車両の数が限
られることから収集されるデータ量が限られてしまい、
走行車両に対して十分なすべり情報の提供ができないと
いう問題がある。
【０００５】また、路面凍結状態を検出して運転者に通
知する特開２００１−５２２８６号公報や実開昭６２−
５７９００号公報に記載の発明においては、自車両で検
出した凍結注意情報を単に自車両に表示するだけであ
り、近辺を走行中の他の車両にも通知するというような
ことはできなかった。
知する特開２００１−５２２８６号公報や実開昭６２−
５７９００号公報に記載の発明においては、自車両で検
出した凍結注意情報を単に自車両に表示するだけであ
り、近辺を走行中の他の車両にも通知するというような
ことはできなかった。
【０００６】さらに、上記公報における従来の技術にお
いては、車両に備えた凍結センサや路面温度センサ，外
気湿度センサ等により路面の凍結状態のみを検出，通知
しているため、例えば道路上に流出した油類や豪雨時の
水たまり，雪等による凍結以外の要因による車両のすべ
り情報については、検出，通知できないという問題も有
している。
いては、車両に備えた凍結センサや路面温度センサ，外
気湿度センサ等により路面の凍結状態のみを検出，通知
しているため、例えば道路上に流出した油類や豪雨時の
水たまり，雪等による凍結以外の要因による車両のすべ
り情報については、検出，通知できないという問題も有
している。
【０００７】本発明は、以上の問題を解決するすべり情
報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラム
を提供することを目的としている。
報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラム
を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の第１のすべり情
報収集・提供システムは、各車両から送られるＡＢＳ作
動情報，温度・湿度情報，位置情報を含む道路のすべり
情報生成用情報をネットワークを介したサーバに収集，
登録する手段と、前記車両からのすべり情報生成用情報
収集がなされたタイミングで、前記車両から一定距離内
の位置に登録されたすべり情報を前記サーバが抽出して
前記車両に送信する手段とを有する。
報収集・提供システムは、各車両から送られるＡＢＳ作
動情報，温度・湿度情報，位置情報を含む道路のすべり
情報生成用情報をネットワークを介したサーバに収集，
登録する手段と、前記車両からのすべり情報生成用情報
収集がなされたタイミングで、前記車両から一定距離内
の位置に登録されたすべり情報を前記サーバが抽出して
前記車両に送信する手段とを有する。
【０００９】本発明の第２のすべり情報収集・提供シス
テムは、各車両から作動の都度送られるＡＢＳ作動情
報，位置情報と、所定の周期で送られる温度・湿度情
報，位置情報をネットワークを介したサーバに収集する
手段と、収集したＡＢＳ作動情報，位置情報を受信日時
を付して前記サーバに登録する手段と、収集した温度・
湿度情報が予め設定した凍結条件を満たしている場合に
位置情報と受信日時とを凍結情報として前記サーバに登
録する手段と、前記車両からの所定の周期における情報
収集がなされたタイミングで、前記車両から一定距離内
の位置で過去一定時間内に登録されたＡＢＳ作動情報と
凍結情報とを前記サーバが前記車両に送信する手段とを
有する。
テムは、各車両から作動の都度送られるＡＢＳ作動情
報，位置情報と、所定の周期で送られる温度・湿度情
報，位置情報をネットワークを介したサーバに収集する
手段と、収集したＡＢＳ作動情報，位置情報を受信日時
を付して前記サーバに登録する手段と、収集した温度・
湿度情報が予め設定した凍結条件を満たしている場合に
位置情報と受信日時とを凍結情報として前記サーバに登
録する手段と、前記車両からの所定の周期における情報
収集がなされたタイミングで、前記車両から一定距離内
の位置で過去一定時間内に登録されたＡＢＳ作動情報と
凍結情報とを前記サーバが前記車両に送信する手段とを
有する。
【００１０】本発明の第３のすべり情報収集・提供シス
テムは、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集
・提供サーバと、これらを相互に接続するネットワーク
とを備えたすべり情報収集・提供システムであって、前
記車載機は、路面温度を検出する路面温度検出部と、外
気湿度を検出する外気湿度検出部と、車両の位置を検出
する位置検出部と、所定の周期で路面温度および外気湿
度を位置情報とともに前記すべり情報収集・提供サーバ
に送信する制御部とを有し、前記すべり情報収集・提供
サーバは、前記所定の周期で前記車載機から路面温度お
よび外気湿度を受信したときに、凍結状態が予測される
路面温度，外気湿度の組合せデータが予め登録されてい
る凍結情報データベースを検索して、一致する路面温
度，外気湿度の組合せが有った場合は位置情報と受信日
時からなる凍結情報を一時記憶部に登録する凍結情報解
析部と、前記所定の周期での受信時に前記車載機の位置
情報により前記一時記憶部を検索し、前記車載機の位置
情報から一定距離内の位置情報が登録されていた場合は
該当する凍結情報を前記車載機に送信するすべり情報提
供部とを有する。
テムは、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集
・提供サーバと、これらを相互に接続するネットワーク
とを備えたすべり情報収集・提供システムであって、前
記車載機は、路面温度を検出する路面温度検出部と、外
気湿度を検出する外気湿度検出部と、車両の位置を検出
する位置検出部と、所定の周期で路面温度および外気湿
度を位置情報とともに前記すべり情報収集・提供サーバ
に送信する制御部とを有し、前記すべり情報収集・提供
サーバは、前記所定の周期で前記車載機から路面温度お
よび外気湿度を受信したときに、凍結状態が予測される
路面温度，外気湿度の組合せデータが予め登録されてい
る凍結情報データベースを検索して、一致する路面温
度，外気湿度の組合せが有った場合は位置情報と受信日
時からなる凍結情報を一時記憶部に登録する凍結情報解
析部と、前記所定の周期での受信時に前記車載機の位置
情報により前記一時記憶部を検索し、前記車載機の位置
情報から一定距離内の位置情報が登録されていた場合は
該当する凍結情報を前記車載機に送信するすべり情報提
供部とを有する。
【００１１】本発明の第４のすべり情報収集・提供シス
テムは、本発明の第３のすべり情報収集・提供システム
において、定期的に前記一時記憶部にアクセスし、格納
されている凍結情報の中から一定時間以上経過している
データを削除する最新すべり情報管理部を、前記すべり
情報収集・提供サーバにさらに有する。
テムは、本発明の第３のすべり情報収集・提供システム
において、定期的に前記一時記憶部にアクセスし、格納
されている凍結情報の中から一定時間以上経過している
データを削除する最新すべり情報管理部を、前記すべり
情報収集・提供サーバにさらに有する。
【００１２】本発明の第５のすべり情報収集・提供シス
テムは、本発明の第３または第４のすべり情報収集・提
供システムにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車
載機の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されて
いた場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位
置を判定し、判定した位置を凍結情報として前記車載機
に送信することを特徴とする。
テムは、本発明の第３または第４のすべり情報収集・提
供システムにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車
載機の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されて
いた場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位
置を判定し、判定した位置を凍結情報として前記車載機
に送信することを特徴とする。
【００１３】本発明の第６のすべり情報収集・提供シス
テムは、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集
・提供サーバと、これらを相互に接続するネットワーク
とを備えたすべり情報収集・提供システムであって、前
記車載機は、車両に備えられたＡＢＳの作動を検出する
ＡＢＳ作動検出部と、路面温度を検出する路面温度検出
部と、外気湿度を検出する外気湿度検出部と、車両の位
置を検出する位置検出部と、ＡＢＳ作動の度にＡＢＳ作
動検出情報と位置情報とを前記すべり情報収集・提供サ
ーバに送信するとともに、所定の周期で路面温度および
外気湿度を位置情報とともに前記すべり情報収集・提供
サーバに送信する制御部とを有し、前記すべり情報収集
・提供サーバは、前記車載機からＡＢＳ作動検出情報お
よび位置情報を受信する都度受信日時を付してＡＢＳ作
動情報として第１の一時記憶部に登録するＡＢＳ作動情
報登録部と、前記所定の周期で前記車載機から路面温度
および外気湿度を受信したときに、凍結状態が予測され
る路面温度，外気湿度の組合せデータが予め登録されて
いる凍結情報データベースを検索して、一致する路面温
度，外気湿度の組合せが有った場合は位置情報と受信日
時からなる凍結情報を第２の一時記憶部に登録する凍結
情報解析部と、前記所定の周期での受信時に前記車載機
の位置情報により前記第１の一時記憶部および前記第２
の一時記憶部を検索し、前記車載機の位置情報から一定
距離内の位置情報が登録されていた場合は該当するＡＢ
Ｓ作動情報，凍結情報を前記車載機に送信するすべり情
報提供部とを有する。
テムは、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集
・提供サーバと、これらを相互に接続するネットワーク
とを備えたすべり情報収集・提供システムであって、前
記車載機は、車両に備えられたＡＢＳの作動を検出する
ＡＢＳ作動検出部と、路面温度を検出する路面温度検出
部と、外気湿度を検出する外気湿度検出部と、車両の位
置を検出する位置検出部と、ＡＢＳ作動の度にＡＢＳ作
動検出情報と位置情報とを前記すべり情報収集・提供サ
ーバに送信するとともに、所定の周期で路面温度および
外気湿度を位置情報とともに前記すべり情報収集・提供
サーバに送信する制御部とを有し、前記すべり情報収集
・提供サーバは、前記車載機からＡＢＳ作動検出情報お
よび位置情報を受信する都度受信日時を付してＡＢＳ作
動情報として第１の一時記憶部に登録するＡＢＳ作動情
報登録部と、前記所定の周期で前記車載機から路面温度
および外気湿度を受信したときに、凍結状態が予測され
る路面温度，外気湿度の組合せデータが予め登録されて
いる凍結情報データベースを検索して、一致する路面温
度，外気湿度の組合せが有った場合は位置情報と受信日
時からなる凍結情報を第２の一時記憶部に登録する凍結
情報解析部と、前記所定の周期での受信時に前記車載機
の位置情報により前記第１の一時記憶部および前記第２
の一時記憶部を検索し、前記車載機の位置情報から一定
距離内の位置情報が登録されていた場合は該当するＡＢ
Ｓ作動情報，凍結情報を前記車載機に送信するすべり情
報提供部とを有する。
【００１４】本発明の第７のすべり情報収集・提供シス
テムは、本発明の第６のすべり情報収集・提供システム
において、定期的に前記第１の一時記憶部および前記第
２の一時記憶部にアクセスし、格納されているＡＢＳ作
動情報，凍結情報の中から一定時間以上経過しているデ
ータを削除する最新すべり情報管理部を、前記すべり情
報収集・提供サーバにさらに有する。
テムは、本発明の第６のすべり情報収集・提供システム
において、定期的に前記第１の一時記憶部および前記第
２の一時記憶部にアクセスし、格納されているＡＢＳ作
動情報，凍結情報の中から一定時間以上経過しているデ
ータを削除する最新すべり情報管理部を、前記すべり情
報収集・提供サーバにさらに有する。
【００１５】本発明の第８のすべり情報収集・提供シス
テムは、本発明の第６または第７のすべり情報収集・提
供システムにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車
載機の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されて
いた場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位
置を判定し、判定した位置をそれぞれＡＢＳ作動情報，
凍結情報として前記車載機に送信することを特徴とす
る。
テムは、本発明の第６または第７のすべり情報収集・提
供システムにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車
載機の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されて
いた場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位
置を判定し、判定した位置をそれぞれＡＢＳ作動情報，
凍結情報として前記車載機に送信することを特徴とす
る。
【００１６】本発明の第１のすべり情報収集・提供サー
バは、各車両に搭載された車載機とネットワークを介し
て接続されるすべり情報収集・提供サーバであって、前
記車載機から所定の周期で路面温度および外気湿度を受
信したときに、凍結状態が予測される路面温度，外気湿
度の組合せデータが予め登録されている凍結情報データ
ベースを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組合
せが有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報
を一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記所定の
周期での受信時に前記車載機の位置情報により前記一時
記憶部を検索し、前記車載機の位置情報から一定距離内
の位置情報が登録されていた場合は該当する凍結情報を
前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有する。
バは、各車両に搭載された車載機とネットワークを介し
て接続されるすべり情報収集・提供サーバであって、前
記車載機から所定の周期で路面温度および外気湿度を受
信したときに、凍結状態が予測される路面温度，外気湿
度の組合せデータが予め登録されている凍結情報データ
ベースを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組合
せが有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報
を一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記所定の
周期での受信時に前記車載機の位置情報により前記一時
記憶部を検索し、前記車載機の位置情報から一定距離内
の位置情報が登録されていた場合は該当する凍結情報を
前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有する。
【００１７】本発明の第２のすべり情報収集・提供サー
バは、本発明の第１のすべり情報収集・提供サーバにお
いて、定期的に前記一時記憶部にアクセスし、格納され
ている凍結情報の中から一定時間以上経過しているデー
タを削除する最新すべり情報管理部を、さらに有する。
バは、本発明の第１のすべり情報収集・提供サーバにお
いて、定期的に前記一時記憶部にアクセスし、格納され
ている凍結情報の中から一定時間以上経過しているデー
タを削除する最新すべり情報管理部を、さらに有する。
【００１８】本発明の第３のすべり情報収集・提供サー
バは、本発明の第１または第２のすべり情報収集・提供
サーバにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車載機
の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた
場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を
判定し、判定した位置を凍結情報として前記車載機に送
信することを特徴とする。
バは、本発明の第１または第２のすべり情報収集・提供
サーバにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車載機
の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた
場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を
判定し、判定した位置を凍結情報として前記車載機に送
信することを特徴とする。
【００１９】本発明の第４のすべり情報収集・提供サー
バは、各車両に搭載された車載機とネットワークを介し
て接続されるすべり情報収集・提供サーバであって、前
記車載機からＡＢＳ作動検出情報および位置情報を受信
する都度受信日時を付してＡＢＳ作動情報として第１の
一時記憶部に登録するＡＢＳ作動情報登録部と、前記車
載機から所定の周期で路面温度および外気湿度を受信し
たときに、凍結状態が予測される路面温度，外気湿度の
組合せデータが予め登録されている凍結情報データベー
スを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組合せが
有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報を第
２の一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記所定
の周期での受信時に前記車載機の位置情報により前記第
１の一時記憶部および前記第２の一時記憶部を検索し、
前記車載機の位置情報から一定距離内の位置情報が登録
されていた場合は該当するＡＢＳ作動情報，凍結情報を
前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有する。
バは、各車両に搭載された車載機とネットワークを介し
て接続されるすべり情報収集・提供サーバであって、前
記車載機からＡＢＳ作動検出情報および位置情報を受信
する都度受信日時を付してＡＢＳ作動情報として第１の
一時記憶部に登録するＡＢＳ作動情報登録部と、前記車
載機から所定の周期で路面温度および外気湿度を受信し
たときに、凍結状態が予測される路面温度，外気湿度の
組合せデータが予め登録されている凍結情報データベー
スを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組合せが
有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報を第
２の一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記所定
の周期での受信時に前記車載機の位置情報により前記第
１の一時記憶部および前記第２の一時記憶部を検索し、
前記車載機の位置情報から一定距離内の位置情報が登録
されていた場合は該当するＡＢＳ作動情報，凍結情報を
前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有する。
【００２０】本発明の第５のすべり情報収集・提供サー
バは、本発明の第４のすべり情報収集・提供サーバにお
いて、定期的に前記第１の一時記憶部および前記第２の
一時記憶部にアクセスし、格納されているＡＢＳ作動情
報，凍結情報の中から一定時間以上経過しているデータ
を削除する最新すべり情報管理部を、さらに有する。
バは、本発明の第４のすべり情報収集・提供サーバにお
いて、定期的に前記第１の一時記憶部および前記第２の
一時記憶部にアクセスし、格納されているＡＢＳ作動情
報，凍結情報の中から一定時間以上経過しているデータ
を削除する最新すべり情報管理部を、さらに有する。
【００２１】本発明の第６のすべり情報収集・提供サー
バは、本発明の第４または第５のすべり情報収集・提供
サーバにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車載機
の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた
場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を
判定し、判定した位置をそれぞれＡＢＳ作動情報，凍結
情報として前記車載機に送信することを特徴とする。
バは、本発明の第４または第５のすべり情報収集・提供
サーバにおいて、前記すべり情報提供部は、前記車載機
の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた
場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を
判定し、判定した位置をそれぞれＡＢＳ作動情報，凍結
情報として前記車載機に送信することを特徴とする。
【００２２】本発明の第１のすべり情報収集・提供方法
は、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集・提
供サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを
備えたすべり情報収集・提供システムにおけるすべり情
報収集・提供方法であって、前記車載機から所定の周期
で路面温度，外気湿度および位置情報を受信する度に、
前記すべり情報収集・提供サーバにより凍結状態か否か
を判定し、凍結状態と判定した場合は受信日時，位置情
報を凍結情報として登録するとともに、前記車載機から
一定距離内で過去一定時間内に各車載機から登録された
凍結情報を前記車載機に送信することを特徴とする。
は、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集・提
供サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを
備えたすべり情報収集・提供システムにおけるすべり情
報収集・提供方法であって、前記車載機から所定の周期
で路面温度，外気湿度および位置情報を受信する度に、
前記すべり情報収集・提供サーバにより凍結状態か否か
を判定し、凍結状態と判定した場合は受信日時，位置情
報を凍結情報として登録するとともに、前記車載機から
一定距離内で過去一定時間内に各車載機から登録された
凍結情報を前記車載機に送信することを特徴とする。
【００２３】本発明の第２のすべり情報収集・提供方法
は、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集・提
供サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを
備えたすべり情報収集・提供システムにおけるすべり情
報収集・提供方法であって、前記すべり情報収集・提供
サーバが、前記車載機からＡＢＳ作動時にＡＢＳ作動検
出情報および位置情報を受信し受信日時を付してＡＢＳ
作動情報として登録し、前記車載機から所定の周期で路
面温度，外気湿度および位置情報を受信する度に、凍結
状態か否かを判定し凍結状態と判定した場合は受信日
時，位置情報を凍結情報として登録するとともに、前記
車載機から一定距離内で過去一定時間内に各車載機から
登録されたＡＢＳ作動情報，凍結情報を前記車載機に送
信することを特徴とする。
は、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集・提
供サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを
備えたすべり情報収集・提供システムにおけるすべり情
報収集・提供方法であって、前記すべり情報収集・提供
サーバが、前記車載機からＡＢＳ作動時にＡＢＳ作動検
出情報および位置情報を受信し受信日時を付してＡＢＳ
作動情報として登録し、前記車載機から所定の周期で路
面温度，外気湿度および位置情報を受信する度に、凍結
状態か否かを判定し凍結状態と判定した場合は受信日
時，位置情報を凍結情報として登録するとともに、前記
車載機から一定距離内で過去一定時間内に各車載機から
登録されたＡＢＳ作動情報，凍結情報を前記車載機に送
信することを特徴とする。
【００２４】本発明の第３のすべり情報収集・提供方法
は、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集・提
供サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを
備えたすべり情報収集・提供システムにおけるすべり情
報収集・提供方法であって、各車両の車載機がＡＢＳの
作動を検出したときに、ＡＢＳ作動検出情報と位置情報
とを、その都度前記すべり情報収集・提供サーバに送信
する第１のステップと、ＡＢＳ作動検出情報および位置
情報を受信した前記すべり情報収集・提供サーバが、受
信日時を付してＡＢＳ作動情報として第１の一時記憶部
に格納する第２のステップと、各車載機が、路面温度，
外気湿度および位置情報を、所定の周期ですべり情報収
集・提供サーバに送信する第３のステップと、前記すべ
り情報収集・提供サーバが、凍結状態が予測される路面
温度，外気湿度の組合せデータが予め登録されている凍
結情報データベースを検索し、受信した路面温度，外気
湿度の組合せと一致するものが有った場合は、位置情報
と受信日時からなる凍結情報を第２の一時記憶部に登録
する第４のステップと、前記すべり情報収集・提供サー
バが、前記所定の周期での受信時に、前記車載機の位置
情報により前記第１の記憶部のＡＢＳ作動情報および前
記第２の一時記憶部の凍結情報を検索し、前記車載機の
位置情報から一定距離内の位置情報が登録されているか
を検索する第５のステップと、前記第５のステップの結
果、登録されていた場合は、前記すべり情報収集・提供
サーバが、クラスタ化によるグルーピングをＡＢＳ作動
情報，凍結情報毎に行って位置を判定する第６のステッ
プと、前記すべり情報収集・提供サーバが、前記第６の
ステップで判定したそれぞれの位置情報をすべり情報と
して、前記車載機に送信する第７のステップと、前記す
べり情報収集・提供サーバが、定期的に前記第１の一時
記憶部および前記第２の一時記憶部を検索し、一定時間
以上前の受信日時のデータが存在しないかを検索し、存
在した場合はそれらのデータを削除する第８のステップ
とを有する。
は、各車両に搭載された車載機と、すべり情報収集・提
供サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを
備えたすべり情報収集・提供システムにおけるすべり情
報収集・提供方法であって、各車両の車載機がＡＢＳの
作動を検出したときに、ＡＢＳ作動検出情報と位置情報
とを、その都度前記すべり情報収集・提供サーバに送信
する第１のステップと、ＡＢＳ作動検出情報および位置
情報を受信した前記すべり情報収集・提供サーバが、受
信日時を付してＡＢＳ作動情報として第１の一時記憶部
に格納する第２のステップと、各車載機が、路面温度，
外気湿度および位置情報を、所定の周期ですべり情報収
集・提供サーバに送信する第３のステップと、前記すべ
り情報収集・提供サーバが、凍結状態が予測される路面
温度，外気湿度の組合せデータが予め登録されている凍
結情報データベースを検索し、受信した路面温度，外気
湿度の組合せと一致するものが有った場合は、位置情報
と受信日時からなる凍結情報を第２の一時記憶部に登録
する第４のステップと、前記すべり情報収集・提供サー
バが、前記所定の周期での受信時に、前記車載機の位置
情報により前記第１の記憶部のＡＢＳ作動情報および前
記第２の一時記憶部の凍結情報を検索し、前記車載機の
位置情報から一定距離内の位置情報が登録されているか
を検索する第５のステップと、前記第５のステップの結
果、登録されていた場合は、前記すべり情報収集・提供
サーバが、クラスタ化によるグルーピングをＡＢＳ作動
情報，凍結情報毎に行って位置を判定する第６のステッ
プと、前記すべり情報収集・提供サーバが、前記第６の
ステップで判定したそれぞれの位置情報をすべり情報と
して、前記車載機に送信する第７のステップと、前記す
べり情報収集・提供サーバが、定期的に前記第１の一時
記憶部および前記第２の一時記憶部を検索し、一定時間
以上前の受信日時のデータが存在しないかを検索し、存
在した場合はそれらのデータを削除する第８のステップ
とを有する。
【００２５】本発明の第１のすべり情報収集・提供プロ
グラムは、本発明の第１〜第６のいずれかのすべり情報
収集・提供サーバとしてコンピュータを機能させる。
グラムは、本発明の第１〜第６のいずれかのすべり情報
収集・提供サーバとしてコンピュータを機能させる。
【００２６】本発明の第２のすべり情報収集・提供プロ
グラムは、本発明の第１または第２のすべり情報収集・
提供方法をコンピュータに実行させる。
グラムは、本発明の第１または第２のすべり情報収集・
提供方法をコンピュータに実行させる。
【００２７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００２８】図１は、本発明の一実施の形態の構成を示
す図であり、複数の車載機１０と、すべり情報収集・提
供サーバ２０と、これらを相互に接続するインターネッ
ト等のネットワーク３０とを備えている。
す図であり、複数の車載機１０と、すべり情報収集・提
供サーバ２０と、これらを相互に接続するインターネッ
ト等のネットワーク３０とを備えている。
【００２９】車載機１０は、すべり情報提供者と契約し
ているユーザの車両に搭載されたセンサや情報処理装置
であり、路面温度センサ等により路面温度を検出する路
面温度検出部１１と、湿度センサ等により外気湿度を検
出する外気湿度検出部１２と、ＧＰＳ（Ｇlobal Ｐosit
ioning Ｓystem）等により車両の位置を検出する位置検
出部１３と、車両に備えられたＡＢＳ（アンチロック・
ブレーキ・システム）の作動を検出するＡＢＳ作動検出
部１４と、予め設定された時間間隔をカウントするタイ
マ１５と、すべり情報収集・提供サーバ２０から送信さ
れるすべり情報（凍結情報とＡＢＳ作動情報の両方を含
んだ情報）を表示する表示部１６と、地上局やネットワ
ーク３０を介してすべり情報収集・提供サーバ２０とデ
ータの送受信を行う通信部１７と、車載機１０の全体の
動作を制御する制御部１８とを備えている。制御部１８
には予めすべり情報収集・提供サーバ２０のアドレスが
記憶されており、周期的に路面温度，外気湿度を位置情
報とともにすべり情報収集・提供サーバ２０に送信する
とともに、ＡＢＳ作動時にはＡＢＳ作動検出情報と位置
情報とを、その都度すべり情報収集・提供サーバ２０に
送信する。
ているユーザの車両に搭載されたセンサや情報処理装置
であり、路面温度センサ等により路面温度を検出する路
面温度検出部１１と、湿度センサ等により外気湿度を検
出する外気湿度検出部１２と、ＧＰＳ（Ｇlobal Ｐosit
ioning Ｓystem）等により車両の位置を検出する位置検
出部１３と、車両に備えられたＡＢＳ（アンチロック・
ブレーキ・システム）の作動を検出するＡＢＳ作動検出
部１４と、予め設定された時間間隔をカウントするタイ
マ１５と、すべり情報収集・提供サーバ２０から送信さ
れるすべり情報（凍結情報とＡＢＳ作動情報の両方を含
んだ情報）を表示する表示部１６と、地上局やネットワ
ーク３０を介してすべり情報収集・提供サーバ２０とデ
ータの送受信を行う通信部１７と、車載機１０の全体の
動作を制御する制御部１８とを備えている。制御部１８
には予めすべり情報収集・提供サーバ２０のアドレスが
記憶されており、周期的に路面温度，外気湿度を位置情
報とともにすべり情報収集・提供サーバ２０に送信する
とともに、ＡＢＳ作動時にはＡＢＳ作動検出情報と位置
情報とを、その都度すべり情報収集・提供サーバ２０に
送信する。
【００３０】すべり情報収集・提供サーバ２０は、すべ
り情報提供者により備えられるワークステーション・サ
ーバ等の情報処理装置であり、ネットワーク３０を介し
て各車載機１０とデータの送受信を行う通信部２１と、
ＡＢＳ作動情報登録部２２と、凍結情報解析部２３と、
すべり情報提供部２４と、ＡＢＳ作動情報一時記憶部２
５と、凍結情報データベース２６と、凍結情報一時記憶
部２７と、最新すべり情報管理部２８とを備えている。
り情報提供者により備えられるワークステーション・サ
ーバ等の情報処理装置であり、ネットワーク３０を介し
て各車載機１０とデータの送受信を行う通信部２１と、
ＡＢＳ作動情報登録部２２と、凍結情報解析部２３と、
すべり情報提供部２４と、ＡＢＳ作動情報一時記憶部２
５と、凍結情報データベース２６と、凍結情報一時記憶
部２７と、最新すべり情報管理部２８とを備えている。
【００３１】ＡＢＳ作動情報登録部２２は、車載機１０
からＡＢＳ作動検出情報，位置情報を受信し、位置情報
と受信日時からなるＡＢＳ作動情報を生成し、ＡＢＳ作
動情報一時記憶部２５に登録する。
からＡＢＳ作動検出情報，位置情報を受信し、位置情報
と受信日時からなるＡＢＳ作動情報を生成し、ＡＢＳ作
動情報一時記憶部２５に登録する。
【００３２】凍結情報解析部２３は、車載機１０から周
期的に受信する路面温度，外気湿度を基に凍結情報デー
タベース２６を検索し、同じ路面温度，外気湿度の組合
せが有るかを照合し、有った場合は位置情報と受信日時
からなる凍結情報を凍結情報一時記憶部２７に登録す
る。また、凍結情報解析部２３は、車載機１０から受信
した路面温度，外気湿度による凍結判定終了後、判定結
果の如何に関わらずすべり情報提供部２４に車載機１０
の位置情報を送り処理を渡す。
期的に受信する路面温度，外気湿度を基に凍結情報デー
タベース２６を検索し、同じ路面温度，外気湿度の組合
せが有るかを照合し、有った場合は位置情報と受信日時
からなる凍結情報を凍結情報一時記憶部２７に登録す
る。また、凍結情報解析部２３は、車載機１０から受信
した路面温度，外気湿度による凍結判定終了後、判定結
果の如何に関わらずすべり情報提供部２４に車載機１０
の位置情報を送り処理を渡す。
【００３３】すべり情報提供部２４は、凍結情報解析部
２３から受け取った車載機１０の位置情報により凍結情
報一時記憶部２７とＡＢＳ作動情報一時記憶部２５とを
参照し、車載機１０の位置情報から予め定めた距離内の
位置情報が登録されていないかを検索する。登録されて
いた場合はそれらの情報を取得し、クラスタ化によるグ
ルーピングを凍結情報，ＡＢＳ作動情報毎に行って位置
を決定し、これらのすべり情報を地図情報等の形で車載
機１０に送信する。ここで、クラスタ化によるグルーピ
ングを行うのは、ＧＰＳにより検出された位置情報には
誤差が含まれることから、近距離で複数の情報が収集さ
れた場合は、事象の発生している地点は１地点であるが
位置情報がずれていることが考えられるため、集計方法
としてクラスタ分析を施し、グルーピングを行って複数
の検出情報から１地点の提供情報を作成しすべり情報と
するためである。
２３から受け取った車載機１０の位置情報により凍結情
報一時記憶部２７とＡＢＳ作動情報一時記憶部２５とを
参照し、車載機１０の位置情報から予め定めた距離内の
位置情報が登録されていないかを検索する。登録されて
いた場合はそれらの情報を取得し、クラスタ化によるグ
ルーピングを凍結情報，ＡＢＳ作動情報毎に行って位置
を決定し、これらのすべり情報を地図情報等の形で車載
機１０に送信する。ここで、クラスタ化によるグルーピ
ングを行うのは、ＧＰＳにより検出された位置情報には
誤差が含まれることから、近距離で複数の情報が収集さ
れた場合は、事象の発生している地点は１地点であるが
位置情報がずれていることが考えられるため、集計方法
としてクラスタ分析を施し、グルーピングを行って複数
の検出情報から１地点の提供情報を作成しすべり情報と
するためである。
【００３４】ＡＢＳ作動情報一時記憶部２５には、ＡＢ
Ｓが作動した車両の位置情報と受信日時からなるＡＢＳ
作動情報が記憶されている。
Ｓが作動した車両の位置情報と受信日時からなるＡＢＳ
作動情報が記憶されている。
【００３５】凍結情報データベース２６には、凍結状態
が予測される路面温度と外気湿度との組合せデータが、
予め実験や実測等を基に登録されており、このデータベ
ースと実際に各車載機１０から送られる路面温度，外気
湿度とを照合することにより、凍結状態の判定を行う。
なお、路面温度と外気湿度は、組合せにより凍結状態と
なるそれぞれの上限値，下限値からなる或る範囲をもっ
て登録されている。
が予測される路面温度と外気湿度との組合せデータが、
予め実験や実測等を基に登録されており、このデータベ
ースと実際に各車載機１０から送られる路面温度，外気
湿度とを照合することにより、凍結状態の判定を行う。
なお、路面温度と外気湿度は、組合せにより凍結状態と
なるそれぞれの上限値，下限値からなる或る範囲をもっ
て登録されている。
【００３６】凍結情報一時記憶部２７には、送信した路
面温度，外気湿度が凍結状態と判定された車載機１０の
送信時の位置情報と受信日時からなる凍結情報が記憶さ
れている。
面温度，外気湿度が凍結状態と判定された車載機１０の
送信時の位置情報と受信日時からなる凍結情報が記憶さ
れている。
【００３７】最新すべり情報管理部２８は、定期的に凍
結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情報一時記憶部
２５に記憶された凍結情報，ＡＢＳ作動情報をそれぞれ
検索し、現在時刻から予め定めた時間を経過している凍
結情報，ＡＢＳ作動情報を削除する機能を備えている。
結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情報一時記憶部
２５に記憶された凍結情報，ＡＢＳ作動情報をそれぞれ
検索し、現在時刻から予め定めた時間を経過している凍
結情報，ＡＢＳ作動情報を削除する機能を備えている。
【００３８】なお、すべり情報収集・提供サーバ２０
は、図示していない記憶手段に記憶されたすべり情報提
供プログラムにより制御され、すべり情報提供プログラ
ムはすべり情報収集・提供サーバ２０の上記の各部の動
作を制御する。
は、図示していない記憶手段に記憶されたすべり情報提
供プログラムにより制御され、すべり情報提供プログラ
ムはすべり情報収集・提供サーバ２０の上記の各部の動
作を制御する。
【００３９】次に、本発明の一実施の形態の動作につい
て図１〜図３を参照して説明する。
て図１〜図３を参照して説明する。
【００４０】最初に、ＡＢＳ作動情報の登録時の動作に
ついて図１および図２を参照して説明する。図２は、本
発明の一実施の形態におけるＡＢＳ作動情報の登録時の
動作を示すフローチャートである。
ついて図１および図２を参照して説明する。図２は、本
発明の一実施の形態におけるＡＢＳ作動情報の登録時の
動作を示すフローチャートである。
【００４１】図２を参照すると、道路走行中の車両にお
いてＡＢＳが作動したことを車載機１０のＡＢＳ作動検
出部１４が検出すると（ステップＡ１）、制御部１８は
位置検出部１３からそのときの車両の位置情報を取得
し、ＡＢＳ作動検出情報および位置情報を通信部１７を
介してすべり情報収集・提供サーバ２０に送信する（ス
テップＡ２）。
いてＡＢＳが作動したことを車載機１０のＡＢＳ作動検
出部１４が検出すると（ステップＡ１）、制御部１８は
位置検出部１３からそのときの車両の位置情報を取得
し、ＡＢＳ作動検出情報および位置情報を通信部１７を
介してすべり情報収集・提供サーバ２０に送信する（ス
テップＡ２）。
【００４２】すべり情報収集・提供サーバ２０のＡＢＳ
作動情報登録部２２は、通信部２１を介してＡＢＳ作動
検出情報および位置情報を受信し、図示していない時計
部から受信日時を取得して、受信した位置情報を受信日
時とともにＡＢＳ作動情報一時記憶部２５に格納する
（ステップＡ３）。
作動情報登録部２２は、通信部２１を介してＡＢＳ作動
検出情報および位置情報を受信し、図示していない時計
部から受信日時を取得して、受信した位置情報を受信日
時とともにＡＢＳ作動情報一時記憶部２５に格納する
（ステップＡ３）。
【００４３】このように、走行中の各車両でＡＢＳの作
動が検出された場合に、その都度すべり情報収集・提供
サーバ２０にアクセスして登録することにより、すべり
情報収集・提供サーバ２０にＡＢＳ作動検出情報が蓄積
される。
動が検出された場合に、その都度すべり情報収集・提供
サーバ２０にアクセスして登録することにより、すべり
情報収集・提供サーバ２０にＡＢＳ作動検出情報が蓄積
される。
【００４４】次に、すべり情報提供時の動作について図
１および図３を参照して説明する。図３は、本発明の一
実施の形態におけるすべり情報提供時の動作を示すフロ
ーチャートである。
１および図３を参照して説明する。図３は、本発明の一
実施の形態におけるすべり情報提供時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【００４５】図３を参照すると、車載機１０の制御部１
８は、路面温度検出部１１からの路面温度、外気湿度検
出部１２からの外気湿度、位置検出部１３からの位置情
報を周期的に取得し、これらの情報を通信部１７を介し
てすべり情報収集・提供サーバ２０に送信する。この送
信周期の時間は、車載機１０が起動された後タイマ１５
によりカウントされ、その後これらの情報送信の度に制
御部１５によりタイマ１５が初期化される（ステップＢ
１，Ｂ２）。
８は、路面温度検出部１１からの路面温度、外気湿度検
出部１２からの外気湿度、位置検出部１３からの位置情
報を周期的に取得し、これらの情報を通信部１７を介し
てすべり情報収集・提供サーバ２０に送信する。この送
信周期の時間は、車載機１０が起動された後タイマ１５
によりカウントされ、その後これらの情報送信の度に制
御部１５によりタイマ１５が初期化される（ステップＢ
１，Ｂ２）。
【００４６】すべり情報収集・提供サーバ２０において
は、凍結情報解析部２３が通信部２１を介して路面温
度，外気湿度，位置情報を受信し、受信した路面温度と
外気湿度の組合せが凍結情報データベース２６に格納さ
れた路面温度と外気湿度の組合せデータのいずれかと一
致するかを照合する（ステップＢ３）。
は、凍結情報解析部２３が通信部２１を介して路面温
度，外気湿度，位置情報を受信し、受信した路面温度と
外気湿度の組合せが凍結情報データベース２６に格納さ
れた路面温度と外気湿度の組合せデータのいずれかと一
致するかを照合する（ステップＢ３）。
【００４７】照合の結果、一致するデータが有った場合
は凍結状態が予測されるため（ステップＢ４）、凍結情
報解析部２３は図示していない時計部から受信日時を取
得し、受信した位置情報を受信日時とともに凍結情報一
時記憶部２７に格納する（ステップＢ５）。ステップＢ
４において一致するデータが無かった場合、またはステ
ップＢ５による格納後、凍結情報解析部２３は送信して
きた車載機１０の位置情報をすべり情報提供部２４に送
り処理を渡す。
は凍結状態が予測されるため（ステップＢ４）、凍結情
報解析部２３は図示していない時計部から受信日時を取
得し、受信した位置情報を受信日時とともに凍結情報一
時記憶部２７に格納する（ステップＢ５）。ステップＢ
４において一致するデータが無かった場合、またはステ
ップＢ５による格納後、凍結情報解析部２３は送信して
きた車載機１０の位置情報をすべり情報提供部２４に送
り処理を渡す。
【００４８】すべり情報提供部２４は、凍結情報一時記
憶部２７を参照し、受信した位置情報から予め定めた一
定距離内の位置情報が格納されているかを検索する（ス
テップＢ６）。検索の結果、一定距離内の位置情報が格
納されていた場合（ステップＢ７）は、すべり情報提供
部２４はそれらの情報を取得し、クラスタ化によるグル
ーピングを行って凍結が予測される位置を判定し一時的
に内部に記憶する（ステップＢ８）。また、すべり情報
提供部２４はＡＢＳ作動情報一時記憶部２５に対しても
同様の処理を行い、クラスタ化によるグルーピングを行
って各車両からＡＢＳの作動が報告された位置を判定す
る（ステップＢ９〜Ｂ１１）。なお、ステップＢ６〜Ｂ
８の動作とステップＢ９〜Ｂ１１の動作は、逆の順序で
行っても構わない。
憶部２７を参照し、受信した位置情報から予め定めた一
定距離内の位置情報が格納されているかを検索する（ス
テップＢ６）。検索の結果、一定距離内の位置情報が格
納されていた場合（ステップＢ７）は、すべり情報提供
部２４はそれらの情報を取得し、クラスタ化によるグル
ーピングを行って凍結が予測される位置を判定し一時的
に内部に記憶する（ステップＢ８）。また、すべり情報
提供部２４はＡＢＳ作動情報一時記憶部２５に対しても
同様の処理を行い、クラスタ化によるグルーピングを行
って各車両からＡＢＳの作動が報告された位置を判定す
る（ステップＢ９〜Ｂ１１）。なお、ステップＢ６〜Ｂ
８の動作とステップＢ９〜Ｂ１１の動作は、逆の順序で
行っても構わない。
【００４９】次に、すべり情報提供部２４は、ステップ
Ｂ８で取得した凍結予測位置とステップＢ１１で取得し
たＡＢＳ作動位置とをすべり情報として、車載機１０に
送信する。このとき、すべり情報が無かった場合は、無
い旨の通知をしてもよいし、何も送信しないようにして
もよい。また、すべり情報としては、図示していない地
図情報データベースを用いて、車載機１０の位置から一
定距離の地図範囲上に凍結予測位置とＡＢＳ作動位置と
を表示したものを送信するものとするが、地図を用いな
いで文字等により送信するようにしてもよい（ステップ
Ｂ１２）。
Ｂ８で取得した凍結予測位置とステップＢ１１で取得し
たＡＢＳ作動位置とをすべり情報として、車載機１０に
送信する。このとき、すべり情報が無かった場合は、無
い旨の通知をしてもよいし、何も送信しないようにして
もよい。また、すべり情報としては、図示していない地
図情報データベースを用いて、車載機１０の位置から一
定距離の地図範囲上に凍結予測位置とＡＢＳ作動位置と
を表示したものを送信するものとするが、地図を用いな
いで文字等により送信するようにしてもよい（ステップ
Ｂ１２）。
【００５０】車載機１０の制御部１８は受信したすべり
情報を表示部１６に表示させ、運転者の参考に供する
（ステップＢ１３）。この後、車載機１０においてはス
テップＢ１に戻り、上記の動作を繰り返す。
情報を表示部１６に表示させ、運転者の参考に供する
（ステップＢ１３）。この後、車載機１０においてはス
テップＢ１に戻り、上記の動作を繰り返す。
【００５１】以上説明したように、本発明においては、
道路管理者の点検用車両ではなく一般の車両をセンサと
して位置付けているため、すべり情報のデータ量が飛躍
的に多くなり、各車両に対するすべり情報提供のサービ
ス向上につながる。また、各車両から路面温度，外気湿
度等が周期的に送られてきたタイミングで、その車両に
対し近辺のリアルタイムに近いすべり情報を提供できる
とともに、凍結情報以外のすべり要因をも含んだＡＢＳ
作動情報もすべり情報として提供しているため、運転者
にとっては例えば道路上への油漏れ等によるすべり情報
についても取得できることになる。
道路管理者の点検用車両ではなく一般の車両をセンサと
して位置付けているため、すべり情報のデータ量が飛躍
的に多くなり、各車両に対するすべり情報提供のサービ
ス向上につながる。また、各車両から路面温度，外気湿
度等が周期的に送られてきたタイミングで、その車両に
対し近辺のリアルタイムに近いすべり情報を提供できる
とともに、凍結情報以外のすべり要因をも含んだＡＢＳ
作動情報もすべり情報として提供しているため、運転者
にとっては例えば道路上への油漏れ等によるすべり情報
についても取得できることになる。
【００５２】次に、すべり情報収集・提供サーバ２０の
凍結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情報一時記憶
部２５には、各車両から報告される凍結情報やＡＢＳ作
動情報が蓄積されていくことになるが、このすべり情報
はリアルタイムに近い形で通知しないとあまり意味がな
いため、古いデータは廃棄しながら最新のデータに置き
換えていく必要がある。
凍結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情報一時記憶
部２５には、各車両から報告される凍結情報やＡＢＳ作
動情報が蓄積されていくことになるが、このすべり情報
はリアルタイムに近い形で通知しないとあまり意味がな
いため、古いデータは廃棄しながら最新のデータに置き
換えていく必要がある。
【００５３】これを実現するための動作について図３の
ステップＣ１〜Ｃ３により説明する。
ステップＣ１〜Ｃ３により説明する。
【００５４】すべり情報収集・提供サーバ２０の最新す
べり情報管理部２８は、例えば内部のタイマにより時間
の経過をカウントし予め定めた所定時間が経過すると
（ステップＣ１）、図示していない時計部から現在日時
を取得し、凍結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情
報一時記憶部２５を参照して、予め定めた一定時間以上
前の受信日時のデータが存在しないかを検索する（ステ
ップＣ２）。
べり情報管理部２８は、例えば内部のタイマにより時間
の経過をカウントし予め定めた所定時間が経過すると
（ステップＣ１）、図示していない時計部から現在日時
を取得し、凍結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情
報一時記憶部２５を参照して、予め定めた一定時間以上
前の受信日時のデータが存在しないかを検索する（ステ
ップＣ２）。
【００５５】一定時間以上前のデータが存在した場合
は、最新すべり情報管理部はそれらのデータを削除する
（ステップＣ３）。この後、ステップＣ１に戻り、以上
の動作を繰り返す。
は、最新すべり情報管理部はそれらのデータを削除する
（ステップＣ３）。この後、ステップＣ１に戻り、以上
の動作を繰り返す。
【００５６】なお、以上説明した本発明の一実施の形態
においては、車載機１０からＡＢＳ作動検出情報を作動
検出時に、また、路面温度，外気湿度を所定の周期です
べり情報収集・提供サーバ２０に送信すると説明した
が、車載機１０から路面温度，外気湿度だけを所定の周
期で送信するようにしてもよい。この場合、すべり情報
収集・提供サーバ２０からのすべり情報提供時にＡＢＳ
作動情報は含まれず、凍結情報だけが車載機１０に送信
されることになる。また、他の実施例として、例えば、
ＡＢＳを搭載した車両からはＡＢＳ作動検出情報，路面
温度，外気湿度を、ＡＢＳを搭載していない車両からは
路面温度，外気湿度を送信し、すべり情報収集・提供サ
ーバ２０からのすべり情報提供時には、いずれの車両に
対してもＡＢＳ作動情報，凍結情報の両方を送信するよ
うにしてもよい。
においては、車載機１０からＡＢＳ作動検出情報を作動
検出時に、また、路面温度，外気湿度を所定の周期です
べり情報収集・提供サーバ２０に送信すると説明した
が、車載機１０から路面温度，外気湿度だけを所定の周
期で送信するようにしてもよい。この場合、すべり情報
収集・提供サーバ２０からのすべり情報提供時にＡＢＳ
作動情報は含まれず、凍結情報だけが車載機１０に送信
されることになる。また、他の実施例として、例えば、
ＡＢＳを搭載した車両からはＡＢＳ作動検出情報，路面
温度，外気湿度を、ＡＢＳを搭載していない車両からは
路面温度，外気湿度を送信し、すべり情報収集・提供サ
ーバ２０からのすべり情報提供時には、いずれの車両に
対してもＡＢＳ作動情報，凍結情報の両方を送信するよ
うにしてもよい。
【００５７】また、最新すべり情報管理部２８が定期的
に凍結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情報一時記
憶部２５に記憶された凍結情報，ＡＢＳ作動情報を検索
して、一定時間以上経過しているデータを削除するとし
て説明したが、この最新すべり情報管理部２８の機能を
他の凍結情報解析部２３，ＡＢＳ作動情報登録部２２や
すべり情報提供部２４に持たせ、最新すべり情報管理部
２８を削除してもよい。
に凍結情報一時記憶部２７およびＡＢＳ作動情報一時記
憶部２５に記憶された凍結情報，ＡＢＳ作動情報を検索
して、一定時間以上経過しているデータを削除するとし
て説明したが、この最新すべり情報管理部２８の機能を
他の凍結情報解析部２３，ＡＢＳ作動情報登録部２２や
すべり情報提供部２４に持たせ、最新すべり情報管理部
２８を削除してもよい。
【００５８】
【発明の効果】本発明においては、道路管理者の点検用
車両ではなく一般の車両をセンサとして位置付けている
ため、すべり情報のデータ量が飛躍的に多くなり、各車
両に対するすべり情報提供のサービス向上につながると
いう効果がある。
車両ではなく一般の車両をセンサとして位置付けている
ため、すべり情報のデータ量が飛躍的に多くなり、各車
両に対するすべり情報提供のサービス向上につながると
いう効果がある。
【００５９】また、本発明は、各車両から路面温度，外
気湿度等が周期的に送られてきたタイミングで、その車
両に対し近辺のリアルタイムに近いすべり情報を提供す
るようにしたため、走行中の各車両にとっては周期的に
自車の位置近辺のすべり情報が自動的に得られるという
効果がある。
気湿度等が周期的に送られてきたタイミングで、その車
両に対し近辺のリアルタイムに近いすべり情報を提供す
るようにしたため、走行中の各車両にとっては周期的に
自車の位置近辺のすべり情報が自動的に得られるという
効果がある。
【００６０】さらに、本発明は、凍結情報以外のすべり
要因をも含んだＡＢＳ作動情報もすべり情報として提供
しているため、運転者にとっては凍結情報だけでなく、
例えば道路上への油漏れや豪雨時の水たまり等によるす
べり情報についても取得できる次に、本発明の一実施の
形態の動作について図１〜図３を参照して説明する。い
う効果も有している。
要因をも含んだＡＢＳ作動情報もすべり情報として提供
しているため、運転者にとっては凍結情報だけでなく、
例えば道路上への油漏れや豪雨時の水たまり等によるす
べり情報についても取得できる次に、本発明の一実施の
形態の動作について図１〜図３を参照して説明する。い
う効果も有している。
【図１】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図２】本発明の一実施の形態におけるＡＢＳ作動情報
の登録時の動作を示すフローチャートである。
の登録時の動作を示すフローチャートである。
【図３】本発明の一実施の形態におけるすべり情報提供
時の動作を示すフローチャートである。
時の動作を示すフローチャートである。
１０ 車載機
１１ 路面温度検出部
１２ 外気湿度検出部
１３ 位置検出部
１４ ＡＢＳ作動検出部
１５ タイマ
１６ 表示部
１７ 通信部
１８ 制御部
２０ すべり情報収集・提供サーバ
２１ 通信部
２２ ＡＢＳ作動情報登録部
２３ 凍結情報解析部
２４ すべり情報提供部
２５ ＡＢＳ作動情報一時記憶部
２６ 凍結情報データベース
２７ 凍結情報一時記憶部
２８ 最新すべり情報管理部
３０ ネットワーク
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０４Ｑ 7/34 Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２８Ｆ
// Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２８ Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｍ
Ｈ
Ｇ０１Ｍ 17/007 １０６Ａ
Ｇ０１Ｍ 17/00 Ｅ
Ｆターム(参考） 5C087 AA02 AA03 AA07 BB20 BB21
BB46 BB73 BB74 DD14 EE05
EE14 FF01 FF02 FF04 FF16
FF19 GG12 GG37 GG66
5H180 AA01 BB01 CC27 EE02 EE12
EE15 LL04 LL06 LL16
5K067 AA21 BB03 BB21 DD20 DD27
DD28 DD51 EE02 EE10 EE16
FF02 FF03 FF18 FF32 HH22
KK15
Claims (19)
- 【請求項１】 各車両から送られるＡＢＳ作動情報，温
度・湿度情報，位置情報を含む道路のすべり情報生成用
情報をネットワークを介したサーバに収集，登録する手
段と、前記車両からのすべり情報生成用情報収集がなさ
れたタイミングで、前記車両から一定距離内の位置に登
録されたすべり情報を前記サーバが抽出して前記車両に
送信する手段とを有することを特徴とするすべり情報収
集・提供システム。 - 【請求項２】 各車両から作動の都度送られるＡＢＳ作
動情報，位置情報と、所定の周期で送られる温度・湿度
情報，位置情報をネットワークを介したサーバに収集す
る手段と、収集したＡＢＳ作動情報，位置情報を受信日
時を付して前記サーバに登録する手段と、収集した温度
・湿度情報が予め設定した凍結条件を満たしている場合
に位置情報と受信日時とを凍結情報として前記サーバに
登録する手段と、前記車両からの所定の周期における情
報収集がなされたタイミングで、前記車両から一定距離
内の位置で過去一定時間内に登録されたＡＢＳ作動情報
と凍結情報とを前記サーバが前記車両に送信する手段と
を有することを特徴とするすべり情報収集・提供システ
ム。 - 【請求項３】 各車両に搭載された車載機と、すべり情
報収集・提供サーバと、これらを相互に接続するネット
ワークとを備えたすべり情報収集・提供システムであっ
て、 前記車載機は、 路面温度を検出する路面温度検出部と、外気湿度を検出
する外気湿度検出部と、車両の位置を検出する位置検出
部と、所定の周期で路面温度および外気湿度を位置情報
とともに前記すべり情報収集・提供サーバに送信する制
御部とを有し、 前記すべり情報収集・提供サーバは、 前記所定の周期で前記車載機から路面温度および外気湿
度を受信したときに、凍結状態が予測される路面温度，
外気湿度の組合せデータが予め登録されている凍結情報
データベースを検索して、一致する路面温度，外気湿度
の組合せが有った場合は位置情報と受信日時からなる凍
結情報を一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記
所定の周期での受信時に前記車載機の位置情報により前
記一時記憶部を検索し、前記車載機の位置情報から一定
距離内の位置情報が登録されていた場合は該当する凍結
情報を前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有す
ることを特徴とするすべり情報収集・提供システム。 - 【請求項４】 定期的に前記一時記憶部にアクセスし、
格納されている凍結情報の中から一定時間以上経過して
いるデータを削除する最新すべり情報管理部を、前記す
べり情報収集・提供サーバにさらに有することを特徴と
する請求項３記載のすべり情報収集・提供システム。 - 【請求項５】 前記すべり情報提供部は、前記車載機の
位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた場
合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を判
定し、判定した位置を凍結情報として前記車載機に送信
することを特徴とする請求項３または４記載のすべり情
報収集・提供システム。 - 【請求項６】 各車両に搭載された車載機と、すべり情
報収集・提供サーバと、これらを相互に接続するネット
ワークとを備えたすべり情報収集・提供システムであっ
て、 前記車載機は、 車両に備えられたＡＢＳの作動を検出するＡＢＳ作動検
出部と、路面温度を検出する路面温度検出部と、外気湿
度を検出する外気湿度検出部と、車両の位置を検出する
位置検出部と、ＡＢＳ作動の度にＡＢＳ作動検出情報と
位置情報とを前記すべり情報収集・提供サーバに送信す
るとともに、所定の周期で路面温度および外気湿度を位
置情報とともに前記すべり情報収集・提供サーバに送信
する制御部とを有し、 前記すべり情報収集・提供サーバは、 前記車載機からＡＢＳ作動検出情報および位置情報を受
信する都度受信日時を付してＡＢＳ作動情報として第１
の一時記憶部に登録するＡＢＳ作動情報登録部と、前記
所定の周期で前記車載機から路面温度および外気湿度を
受信したときに、凍結状態が予測される路面温度，外気
湿度の組合せデータが予め登録されている凍結情報デー
タベースを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組
合せが有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情
報を第２の一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前
記所定の周期での受信時に前記車載機の位置情報により
前記第１の一時記憶部および前記第２の一時記憶部を検
索し、前記車載機の位置情報から一定距離内の位置情報
が登録されていた場合は該当するＡＢＳ作動情報，凍結
情報を前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有す
ることを特徴とするすべり情報収集・提供システム。 - 【請求項７】 定期的に前記第１の一時記憶部および前
記第２の一時記憶部にアクセスし、格納されているＡＢ
Ｓ作動情報，凍結情報の中から一定時間以上経過してい
るデータを削除する最新すべり情報管理部を、前記すべ
り情報収集・提供サーバにさらに有することを特徴とす
る請求項６記載のすべり情報収集・提供システム。 - 【請求項８】 前記すべり情報提供部は、前記車載機の
位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた場
合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を判
定し、判定した位置をそれぞれＡＢＳ作動情報，凍結情
報として前記車載機に送信することを特徴とする請求項
６または７記載のすべり情報収集・提供システム。 - 【請求項９】 各車両に搭載された車載機とネットワー
クを介して接続されるすべり情報収集・提供サーバであ
って、 前記車載機から所定の周期で路面温度および外気湿度を
受信したときに、凍結状態が予測される路面温度，外気
湿度の組合せデータが予め登録されている凍結情報デー
タベースを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組
合せが有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情
報を一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記所定
の周期での受信時に前記車載機の位置情報により前記一
時記憶部を検索し、前記車載機の位置情報から一定距離
内の位置情報が登録されていた場合は該当する凍結情報
を前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有するこ
とを特徴とするすべり情報収集・提供サーバ。 - 【請求項１０】 定期的に前記一時記憶部にアクセス
し、格納されている凍結情報の中から一定時間以上経過
しているデータを削除する最新すべり情報管理部を、さ
らに有することを特徴とする請求項９記載のすべり情報
収集・提供サーバ。 - 【請求項１１】 前記すべり情報提供部は、前記車載機
の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた
場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を
判定し、判定した位置を凍結情報として前記車載機に送
信することを特徴とする請求項９または１０記載のすべ
り情報収集・提供サーバ。 - 【請求項１２】 各車両に搭載された車載機とネットワ
ークを介して接続されるすべり情報収集・提供サーバで
あって、 前記車載機からＡＢＳ作動検出情報および位置情報を受
信する都度受信日時を付してＡＢＳ作動情報として第１
の一時記憶部に登録するＡＢＳ作動情報登録部と、前記
車載機から所定の周期で路面温度および外気湿度を受信
したときに、凍結状態が予測される路面温度，外気湿度
の組合せデータが予め登録されている凍結情報データベ
ースを検索して、一致する路面温度，外気湿度の組合せ
が有った場合は位置情報と受信日時からなる凍結情報を
第２の一時記憶部に登録する凍結情報解析部と、前記所
定の周期での受信時に前記車載機の位置情報により前記
第１の一時記憶部および前記第２の一時記憶部を検索
し、前記車載機の位置情報から一定距離内の位置情報が
登録されていた場合は該当するＡＢＳ作動情報，凍結情
報を前記車載機に送信するすべり情報提供部とを有する
ことを特徴とするすべり情報収集・提供サーバ。 - 【請求項１３】 定期的に前記第１の一時記憶部および
前記第２の一時記憶部にアクセスし、格納されているＡ
ＢＳ作動情報，凍結情報の中から一定時間以上経過して
いるデータを削除する最新すべり情報管理部を、さらに
有することを特徴とする請求項１２記載のすべり情報収
集・提供サーバ。 - 【請求項１４】 前記すべり情報提供部は、前記車載機
の位置情報から一定距離内の位置情報が登録されていた
場合に、クラスタ化によるグルーピングを行って位置を
判定し、判定した位置をそれぞれＡＢＳ作動情報，凍結
情報として前記車載機に送信することを特徴とする請求
項１２または１３記載のすべり情報収集・提供サーバ。 - 【請求項１５】 各車両に搭載された車載機と、すべり
情報収集・提供サーバと、これらを相互に接続するネッ
トワークとを備えたすべり情報収集・提供システムにお
けるすべり情報収集・提供方法であって、 前記車載機から所定の周期で路面温度，外気湿度および
位置情報を受信する度に、前記すべり情報収集・提供サ
ーバにより凍結状態か否かを判定し、凍結状態と判定し
た場合は受信日時，位置情報を凍結情報として登録する
とともに、前記車載機から一定距離内で過去一定時間内
に各車載機から登録された凍結情報を前記車載機に送信
することを特徴とするすべり情報収集・提供方法。 - 【請求項１６】 各車両に搭載された車載機と、すべり
情報収集・提供サーバと、これらを相互に接続するネッ
トワークとを備えたすべり情報収集・提供システムにお
けるすべり情報収集・提供方法であって、 前記すべり情報収集・提供サーバが、前記車載機からＡ
ＢＳ作動時にＡＢＳ作動検出情報および位置情報を受信
し受信日時を付してＡＢＳ作動情報として登録し、前記
車載機から所定の周期で路面温度，外気湿度および位置
情報を受信する度に、凍結状態か否かを判定し凍結状態
と判定した場合は受信日時，位置情報を凍結情報として
登録するとともに、前記車載機から一定距離内で過去一
定時間内に各車載機から登録されたＡＢＳ作動情報，凍
結情報を前記車載機に送信することを特徴とするすべり
情報収集・提供方法。 - 【請求項１７】 各車両に搭載された車載機と、すべり
情報収集・提供サーバと、これらを相互に接続するネッ
トワークとを備えたすべり情報収集・提供システムにお
けるすべり情報収集・提供方法であって、 各車両の車載機がＡＢＳの作動を検出したときに、ＡＢ
Ｓ作動検出情報と位置情報とを、その都度前記すべり情
報収集・提供サーバに送信する第１のステップと、 ＡＢＳ作動検出情報および位置情報を受信した前記すべ
り情報収集・提供サーバが、受信日時を付してＡＢＳ作
動情報として第１の一時記憶部に格納する第２のステッ
プと、 各車載機が、路面温度，外気湿度および位置情報を、所
定の周期ですべり情報収集・提供サーバに送信する第３
のステップと、 前記すべり情報収集・提供サーバが、凍結状態が予測さ
れる路面温度，外気湿度の組合せデータが予め登録され
ている凍結情報データベースを検索し、受信した路面温
度，外気湿度の組合せと一致するものが有った場合は、
位置情報と受信日時からなる凍結情報を第２の一時記憶
部に登録する第４のステップと、 前記すべり情報収集・提供サーバが、前記所定の周期で
の受信時に、前記車載機の位置情報により前記第１の記
憶部のＡＢＳ作動情報および前記第２の一時記憶部の凍
結情報を検索し、前記車載機の位置情報から一定距離内
の位置情報が登録されているかを検索する第５のステッ
プと、 前記第５のステップの結果、登録されていた場合は、前
記すべり情報収集・提供サーバが、クラスタ化によるグ
ルーピングをＡＢＳ作動情報，凍結情報毎に行って位置
を判定する第６のステップと、 前記すべり情報収集・提供サーバが、前記第６のステッ
プで判定したそれぞれの位置情報をすべり情報として、
前記車載機に送信する第７のステップと、 前記すべり情報収集・提供サーバが、定期的に前記第１
の一時記憶部および前記第２の一時記憶部を検索し、一
定時間以上前の受信日時のデータが存在しないかを検索
し、存在した場合はそれらのデータを削除する第８のス
テップとを有することを特徴とするすべり情報収集・提
供方法。 - 【請求項１８】 請求項９〜１４のいずれか１項記載の
すべり情報収集・提供サーバとしてコンピュータを機能
させるためのすべり情報収集・提供プログラム。 - 【請求項１９】 請求項１５または１６記載のすべり情
報収集・提供方法をコンピュータに実行させるためのす
べり情報収集・提供プログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001379765A JP3653040B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | すべり情報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001379765A JP3653040B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | すべり情報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003187371A true JP2003187371A (ja) | 2003-07-04 |
| JP3653040B2 JP3653040B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=27591151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001379765A Expired - Lifetime JP3653040B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | すべり情報収集・提供システム，サーバ，方法およびプログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3653040B2 (ja) |
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