JP2002298281A - 交通量予測装置、交通量予測方法、交通情報センターおよび車載ナビゲーションシステム - Google Patents
交通量予測装置、交通量予測方法、交通情報センターおよび車載ナビゲーションシステムInfo
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Abstract
る交通量の変動を適格に把握し得る交通量予測装置を提
供する。 【解決手段】 リンク交通量が所定値を超えた事を検出
し、範囲分割機能部(23)渋滞地域を特定する。この
後、渋滞地域に対する交通量の1日毎のパターンは交通
量データ蓄積メモリ(13)に蓄積し、交通量予測日の
交通量データを観測交通量データメモリ(14)にスト
アする。そして、予測当日の予測時間前の所定時間帯に
おける交通量パターンと過去交通量パターンとの類似判
別を交通量予測機能部(15)で行い、最も類似する過
去日の交通量パターンを用いて予測時から所定時間後の
交通量を予測する。
Description
に係り、特に、観測交通量に基づき現時点からの将来交
通量を高速かつ精度良く予測する交通量予測装置に関す
る。
したとき、走行所要時間が大幅に変動する。このような
とき、例えは特定のインターチェンジ間や特定の都市間
等の適当な場所に、予め設定された代表的な区間の走行
所要時間の予測値を時々刻々提供することは、利用者に
対するサービス向上とともに、高速道路を円滑に運用す
る上で望まれる。
行する走行所要時間時を求める方法のひとつに、道路に
設置されている車両感知器等のセンサから得られる空間
平均速度情報などから求める方法がある。
路線の対象区間複数の単位区間に分割して各単位区間に
車両感知器を設置し、車両感知器により測定した空間平
均速度情報から走行車両速度を用いて先ず、各単位区間
の走行所要時間を算出する。そして、算出した各単位区
間の走行所要時間を合計するなどして対象路線の対象区
間の走行所要時間情報を求める。
両のナンバを画像認識することによりこの対象区間を実
際に走行した各車両の実際の走行所要時間を測定するA
VIシステムが実用化されている。
(1)過去の平均値をそのまま予測値とする過去の平均
値法、(2)現在から過去数ステップ前の時系列データ
に対し、自己回帰、カルマンフィルター、ニューラルネ
ットワークなどの手法で外挿する曲線(直線)を求め予
測する時系列データ外挿法、(3)予測対象道路の現在
の交通状況と過去の周辺道路の交通状況との相関を利用
する相関法等をあげることができる。
度精度良く予測することができるが、短期的な変動を反
映ることかできない。一方、時系列を外挿していく方法
や地点間の相関を利用する方法は短期的な変動の予測に
は適しているが、1時間先までの予測になると誤差か大
きくなったり複雑になる。
特開2000−67363では、過去の時系列データを
そのまま用いるのではなく、現在の状況に近いパターン
のデータを最小二乗法などに換索する方法を採ってい
る。しかしながら、この方法は1リンク毎に着目して予
測しており、1リンク毎にネットワーク全体を予測する
場合、非常に計算時間が複雑となり計算時間も要すると
思われる。また、交通状況の予測には、周辺リンクの交
通状況を考慮することが重要である。例えば、あるリン
クか混雑しているときに、その周辺が混雑しているか空
いているかの情報は、そのリンクの予測精度に大きく影
響すると考えられる。
間の予測に大きく影響を及ぼす。
いては、適切に交通量予測がなされていない情報に基づ
いて走行所要時間が交通表示板等伝達されると実際の走
行時間との乖離を生じ、更に、カーナビ等の車載機器に
よる走行時間の予測、最短時間ルート選定に誤動作を招
来し交通混乱を助長する結果となる。
影響するボトルネックとなる交通量の変動を適格に把握
し、交通量の変化予測の予測精度を向上させた交通量予
測装置を提供することを目的とする。
は、広域道路ネットワーク内の交通量の変化を予測する
交通量予測装置において、前記広域道路ネットワークを
表すデータおよびこの広域道路ネットワーク内における
過去の交通量データを用いて、ある地点間の交通量の変
化に影響を及ぼす前記広域道路ネットワーク内における
範囲を、範囲分割基準データを用いて分割する範囲分割
機能部と、この範囲分割機能部によって分割された範囲
に対する交通量の1日毎のパターンを蓄積する交通量デ
ータ蓄積メモリと、交通量予測日の交通量データをスト
アする観測交通量データメモリと、この観測交通量デー
タメモリのデータにより前記交通量データ蓄積メモリ内
の交通量パターンを範囲毎に検索し、範囲毎の類似する
交通量パターンを抽出し、抽出された交通量パターンを
用いて予測時から所定時間後の交通量を予測する交通量
予測機能部とを有することを特徴とするものである。
は、分割された範囲毎に、予測時点の一定時間前の過去
交通量パターンと当日交通量パターンとの比較を行い前
記過去日の交通量パターンを特定することを特徴とする
ものである。
は、所定値を超える交通量が新たなリンクで発生した場
合、該リンクを包含する前記範囲分割基準データの生成
により新たな渋滞地域の登録を行うことを特徴とするも
のである。
トワーク内の交通量の変化を予測する交通量予測方法に
おいて、前記広域道路ネットワークを表すデータおよび
この広域道路ネットワーク内における過去の交通量デー
タを用いて、ある地点間の交通量の変化に影響を及ぼす
前記広域道路ネットワーク内における範囲を範囲分割基
準データにより分割し、分割された範囲ごとに、所定時
間毎に走行車両数を計測し交通量の変化を1日毎に過去
交通量パターンとして蓄積し、予測時当日に得られる当
日交通量パターンとのパターン比較を前記分割された範
囲毎に、予測時点前一定時間行い、類似するパターンを
過去交通量パターンから抽出し、抽出された過去交通パ
ターンを用いて当日の交通量予測を行うものである。
は、前記過去交通量パターン、及び当日交通量パターン
を、時系列的な渋滞区域情報、並びに、この渋滞区域を
代表する交通量情報により生成することを特徴とするも
のである。
は、前記渋滞区域の変動が検出された場合、この新たな
渋滞区域に対し、前記過去交通量パターン、及び当日交
通量パターンを新たに生成することを特徴とするもので
ある。
ワークのリンク走行路に設置したセンサにより所定時間
毎に走行車両数を計測し、少なくとも一つのリンク交通
量が所定値を超えた事を検出するとともに、前記リンク
を含む渋滞地域を特定する範囲分割基準データを生成す
る範囲分割機能部を有し、少なくとも渋滞発生地域に関
する区域情報を発生することを特徴とする。
は、前記渋滞発生地域の変動が検出された場合に、渋滞
発生地域に変動があったことを示す情報、並びに新たな
区域情報を発生し前記区域情報を更新することを特徴と
するものである。
前記交通情報センターから、少なくとも一つのリンク交
通量が所定値を超えた場合に、前記リンクを含む渋滞地
域を特定する渋滞発生地域に関する区域情報を受信する
とともに、交通量データを受信するデータ抽出機能部
と、受信した前記交通量データを基に交通量を予測する
交通量予測機能部とを少なくとも有することを特徴とす
るものである。
ムにおいては、前記交通量を予測する交通量予測機能部
による交通量予測結果に基づき、最少時間ルートを指定
するナビゲータ機能部を有することを特徴とするもので
ある。
施例について説明する。
実施例を示すブロック図であり、図中、交通量予測装置
100は、道路を管理する交通情報センター等に設置さ
れるものであり、道路上に設置されたセンサ等による道
路情報に関するデータを交通情報収受部200からデー
タ受信部10で得て、これらデータを基に、交通量、走
行所要時間等の予測値処理を行う。
路線を一般国道、都内環状・放射道路、都内主な補助道
路、高速道路、首都高速道路、ランプ、他主要道路とす
る広域道路ネットワークを、ノード(Node)とリン
ク(Link)のかたちでデータ化し、各発ゾーンノー
ドから着ゾーンノードまでの交通量、並びに走行時間予
測処理を行い、この結果を道路での情報標示板等に表示
し、或いは、処理結果を道路情報として送信して車載ナ
ビゲーションシステム等での受信を可能にし道路利用者
の便に供する。
例えば光又は電波を媒体としてビーコン等のセンサが設
置された場所に必要な道路交通情報を収受し、上記交通
情報センターに対して情報データを送出する。
を介して交通情報センターに取り込まれる。交通情報セ
ンターはデータ処理を行い、図2に示すような高速道路
・一般道路に設置された車両検知センサ201のビーコ
ン発信機からの進行方向に密接した詳細な渋滞情報、一
般道路では主要都市までの所要時間、高速道路では各イ
ンターチェンジまでの所要時間等の情報を分析するとと
もに、観測データの蓄積を行う。
過去の交通量のパターンデータとして参照するために行
うもので、平日における通勤時間帯の交通量、行楽日に
おける交通量等は一定の変化パターンがあり、交通量予
測時には過去の情報パターンを参照する場合が多い。
ータは、ネットワーク全体の予測対象日の観測交通量デ
ータをストアする観測交通量データメモリ11に記憶す
るとともに、1日毎に、渋滞区域抽出部20を構成する
ネットワーク全体の過去の日々における観測交通量デー
タをストアする観測交通量データ蓄積メモリ21にスト
アされる。
ネットワークデータメモリ22には、広域道路ネットワ
ークデータがストアされる。
・放射道路、高速道路、ランプ等を対象道路とし、広域
道路を利用する車両の流れが一般道路に及ぼす影響が大
きく、広域道路ネットワークからの流入出ノード付近が
一般道での渋滞発生の原因となることが多く、渋滞ノー
ドを把握し易くするため、観測交通量データ蓄積メモリ
21とは別に広域道路ネットワークデータメモリ22を
設ける。
2にストアされる広域道路ネットワークデータには、例
えば、リンクとノード・リンクに関し各道路を特性づけ
るようなノード識別情報、交通量、リンク長データ、リ
ンクコストと呼ばれる所要時間と交通量との関係を表す
リンクパフォーマンス関数パラメータ等がある。
ンク毎にデータ受信部10に逐次入力され、渋滞区域抽
出部20の範囲の分割機能部23によって渋滞区域の抽
出動作を行う。
は、例えば、次のようにして行われる。すなわち、観測
交通量データ蓄積メモリ21、広域道路ネットワークデ
ータメモリ22で得られる交通量Qがある閾値Q1以上
のリンクを特定し、当該リンクを含む区域、若しくは領
域として判別する。
明すると、領域A〜Fのうち、領域A〜Dにのみ、交通
量Q>閾値Q1を満足するリンクを含む場合、領域A〜
Dを「渋滞発生地域」と定義し、このような「渋滞発生
地域」の検出を範囲分割機能部23によって行う。
る交通量Qは、例えば、該当する「渋滞発生地域」で観
測された交通量Qの最大値で定義してもよい。このた
め、自動車OD表のように、ゾーン中心(セントロイ
ド)から発生・集中する交通は、コネクターによってネ
ットワークと連結させるという処理は不要である。
て識別された領域に関するデータが範囲分割基準データ
メモリ24に、交通流のボトルネック情報としてストア
される。
範囲が抽出される。このボトルネックとなる部分は、信
号、道路構造によって決まり、頻繁には変わらないこと
が多い。
にストアされた「渋滞発生地域」に関するデータに基づ
き、データ分割機能部12によって、「渋滞発生地域」
毎に交通量の検出を行う。
準データメモリ24からの「渋滞発生地域」を示す領域
データに基づき、「渋滞発生地域」の領域に関するリン
クデータ、並びに当該「渋滞発生地域」に対する交通量
Qのデータファイルを生成し、範囲毎に過去の日の観測
交通量Qについての時系列データを1日単位で観測交通
量データ蓄積メモリ13にストアする。
時系列観測交通量Qは、範囲毎の予測対象日の観測交通
量データメモリ14に1日分をストアし、1日分のデー
タのストアが完了するとともに、ストアデータを消去
し、翌日のデータに更新する。
15により、上記範囲毎の予測対象日の観測交通量デー
タメモリ14の予測当日に得られた時系列データパター
ンと、観測交通量データ蓄積メモリ13の過去の時系列
データパターンとの類似度の判別を行い、最も類似する
パターンを抽出し、この類似パターンを用いて所定時間
後における交通量Qの予測を「渋滞発生地域」毎に行
う。
ンの抽出について、図3を用いて説明する。
ある。交通量は所定時間内に通過する車両台数で定義さ
れ、例えば、15分間の間に通過する車両台数で定義す
る。
列的に当日における「渋滞発生地域」での交通量のパタ
ーンを示し、(B)交通量蓄積パターンは過去の同一
「渋滞発生地域」における複数日分の交通量パターンが
蓄積されている。
うものとし、予測時t0から時間Tだけ遡った時間帯T
の予測当日データパターンと、同時間帯Tにおいて最も
類似する交通量蓄積パターンを抽出する。この抽出は、
1リンクごとに行うのではなく、分割した範囲内のリン
クをまとめて行う。
を用いると、平均化による短時間の変動を消してしまう
問題を防ぐために平均値は用いない。ここでは、過去の
交通量データから一番近いパターンを例えば、差分の和
が最少のパターンを検索する。
当日データパターンに一番近いパターンを抽出し、該当
する過去の交通量パターンを用いて予測時刻t0からt
時間後の交通量Qを予測することができる。1時間後程
度であれば、精度よく各「渋滞発生地域」の交通量を予
測し得る。予測結果は、図1の予測結果表示手段16に
よって印字、或いは、データ送信部17から車載ナビゲ
ーションシステム等に各「渋滞発生地域」情報を送出す
る。
める演算を行い、図2の道路情報表示板202に所要時
間を表示することもできる。
通情報センターから車載ナビゲーションシステムへ「渋
滞発生地域」情報を伝送し、これを受信した車載ナビゲ
ーションシステム自体が上記過去の交通量データから一
番近い交通量パターンを特定し、交通量Qを予測する機
能を有する。図4において、図1の部分と等価な機能を
有する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
渋滞区域抽出部20の現在の交通量データメモリ25で
は、予測日当日の交通量Qのデータを道路上に設置され
たセンサ等から収受し、広域道路ネットワークデータメ
モリ22の内容と相俟って「渋滞発生地域」の識別を行
う。
2と過去の観測交通量データメモリ21の内容とで過去
に発生した「渋滞発生地域」の情報が認識でき、上記現
在の交通量データメモリ25にストアされている現在の
交通量を参照し、範囲分割機能部23で現在の「渋滞発
生地域」が過去の領域に対し変動があるか否かの判定を
行うとともに、変動がある場合には、上記上記広域道路
ネットワークデータメモリ22と現在の交通量データメ
モリ25の内容を参照し、新たな「渋滞発生地域」に関
するデータを範囲分割機能部23の動作のもとに範囲分
割基準データメモリ24にストアする。
は、変更点ファイル25に書き込まれ、その情報はデー
タ送信機17より車載ナビゲーションシステム等に送信
される。すなわち、上記データ送信機17からは、「渋
滞発生地域」に関する情報が送信され、「渋滞発生地
域」に変動があれば、「渋滞発生地域」の変動情報が送
信されることになる。「渋滞発生地域」の検出は、1リ
ンクに着目したものではなく、分割された範囲毎の交通
量Qの変動による。
部30について交通量Qの予測に関し説明する。
場出荷時、CD−ROM、DVD等のデイスクにネット
ワーク全体過去日の観測交通量データが書き込まれてお
り、交通量Qの予測に用いられる。
車載ナビゲーションシステムを使用する時とでは、必ず
しも実際の交通量とは符合しない。この原因の一つに
は、工場出荷時のデータと現時点の道路状況が一致しな
い事が挙げられる。このため、交通情報センターの情報
を適宜参照し、現実の道路状況を示すデータを車載ナビ
ゲーションシステムに取り込む必要がある。
DEM31、並びにI/O32を介し、交通情報センタ
ーの情報が車載ナビゲーションシステムに取り込まれ
る。交通情報センターのデータ送信機17からは、「渋
滞発生地域」に関する情報、並びにセンサ等による現在
の交通量Qが送出され、ユーザ操作部33で設定した現
在地、目的地に呼応するデータが車載ナビゲーションシ
ステムに取り込まれる。そして、「渋滞発生地域」等に
関するデータは、データ抽出機能部34で、渋滞範囲で
の過去日の観測データ、予測当日の観測データ識別さ
れ、各々、過去日の観測交通量データ蓄積メモリ35、
予測対象日の観測交通量データメモリ36にストアされ
る。
因し、「渋滞発生地域」は恒常的である例が多い。交通
規制、事故の発生、天候等により道路事情の変動にとも
ない「渋滞発生地域」の変動があった場合、交通情報セ
ンターの変更点ファイル25を介し渋滞地域が変動した
ことを示すフラッグとともに、新たな「渋滞発生地域」
に関するデータがデータ送信部17から送出される。
交通情報センターから送出されると、その内容は車載ナ
ビゲーションシステムの観測交通量データ蓄積メモリ3
5にストアされる。
予測予測機能部37では、範囲分割基準データを基に、
図3で示したように予測時から所定時間遡った時間帯に
おける当日の観測交通量パターンと最も類似する交通量
パターンを過去の交通量パターンから抽出する。
ンを用いて車載ナビゲーションシステムにおける交通量
Qの予測が行われる。この交通量Qの予測値は交通情報
メモリ38にストアされ、ナビゲータ機能部39での参
照データとして用いられる。
少時間ルートをユーザ操作部33で設定した場合、ナビ
ゲータ機能部39で交通情報メモリ38の交通量の予測
値を参照し、渋滞を考慮した最少時間ルートの設定、渋
滞地域回避ルートの設定が可能となる。また、車載ナビ
ゲーションシステムのディスプレイの地図表示画面に、
渋滞情報等を重ね書きする事も可能である。
と当日観測パターンとのパターン比較により予測に用い
る交通量パターンを特定するので、平均値による短時間
の変動が埋没されることもなく、予測時点から比較的短
時間後における交通量の予測においても予測精度を向上
することができる。
囲毎に、まとめて予測するため、1リンクごとに着目し
てネットワーク全体を予測するより処理時間を短縮で
き、予測精度も向上できる。
を行わないので、処理時間を短縮することができ、更
に、リンクを含む領域で渋滞発生地域を把握するので、
利用者は、ボトルネックを中心とした渋滞範囲を回避し
得る。リンク周辺の交通量をも考慮に入れているので、
予想時から比較的長い時間経過後(例えば、1時間)の
交通量を精度よく算出することができる。
交通量データメモリ 12 データ分割機能部 13 観測交通量データ蓄積メモリ 14 観測交通量データメモリ 15 将来交通量予測機能部 16 予測結果表示手段 17 データ送信部 20 渋滞区域抽出部 21 観測交通量データ蓄積メモリ 22 広域道路ネットワークデータメモリ 23 範囲の分割機能部 24 範囲分割基準データメモリ 30 車載ナビゲーションシステム部 31 MODEM 32 I/O 33 ユーザ操作部 34 データ抽出機能部 35 観測交通量データ蓄積メモリ 36 観測交通量データメモリ 37 将来交通量予測予測機能部 38 交通情報メモリ 39 ナビゲータ機能部 100 交通量予測装置 200 交通情報収受部 201 車両検知センサ 202 道路情報表示板
Claims (11)
- 【請求項1】 広域道路ネットワーク内の交通量の変化
を予測する交通量予測装置において、前記広域道路ネッ
トワークを表すデータおよびこの広域道路ネットワーク
内における過去の交通量データを用いて、ある地点間の
交通量の変化に影響を及ぼす前記広域道路ネットワーク
内における範囲を、範囲分割基準データを用いて分割す
る範囲分割機能部と、 この範囲分割機能部によって分割された範囲に対する交
通量の1日毎のパターンを蓄積する交通量データ蓄積メ
モリと、 交通量予測日の交通量データをストアする観測交通量デ
ータメモリと、 この観測交通量データメモリのデータにより前記交通量
データ蓄積メモリ内の交通量パターンを検索し、類似す
る交通量パターンを抽出し、抽出された交通量パターン
を用いて予測時から所定時間後の交通量を予測する交通
量予測機能部とを有することを特徴とする交通量予測装
置。 - 【請求項2】 前記分割された範囲毎に、予測時点の一
定時間前の過去交通量パターンと当日交通量パターンと
の比較を行い前記過去日の交通量パターンを特定するこ
とを特徴とする請求項1記載の交通量予測装置。 - 【請求項3】 所定値を超える交通量が新たなリンクで
発生した場合、該リンクを包含する前記範囲分割基準デ
ータの生成により新たな渋滞地域の登録を行うことを特
徴とする請求項1または請求項2記載の交通量予測装
置。 - 【請求項4】 前記渋滞地域の交通量を、渋滞地域に包
含されるリンクで検出される交通量の最大値とすること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の交通量予測
装置。 - 【請求項5】 広域道路ネットワーク内の交通量の変化
を予測する交通量予測方法において、前記広域道路ネッ
トワークを表すデータおよびこの広域道路ネットワーク
内における過去の交通量データを用いて、ある地点間の
交通量の変化に影響を及ぼす前記広域道路ネットワーク
内における範囲を範囲分割基準データにより分割し、分
割された範囲ごとに、所定時間毎に走行車両数を計測し
交通量の変化を1日毎に過去交通量パターンとして蓄積
し、予測時当日に得られる当日交通量パターンとのパタ
ーン比較を、前記分割された範囲毎に、予測時点前一定
時間行い、類似するパターンを過去交通量パターンから
抽出し、抽出された過去交通パターンを用いて当日の交
通量予測を行う交通量予測方法。 - 【請求項6】 前記過去交通量パターン、及び当日交通
量パターンを、時系列的な渋滞区域情報、並びに、この
渋滞区域を代表する交通量情報により生成することを特
徴とする請求項5記載の交通量予測方法。 - 【請求項7】 前記渋滞区域の変動が検出された場合、
この新たな渋滞区域に対し、前記過去交通量パターン、
及び当日交通量パターンを新たに生成することを特徴と
する請求項6記載の交通量予測方法。 - 【請求項8】 道路ネットワークのリンク走行路に設置
したセンサにより所定時間毎に走行車両数を計測し、少
なくとも一つのリンク交通量が所定値を超えた事を検出
するとともに、前記リンクを含む渋滞地域を特定する範
囲分割基準データを生成する範囲分割機能部を有し、少
なくとも渋滞発生地域に関する区域情報を発生すること
を特徴とする交通情報センター。 - 【請求項9】 前記渋滞発生地域の変動が検出された場
合に、渋滞発生地域に変動があったことを示す情報、並
びに新たな区域情報を発生し前記区域情報を更新するこ
とを特徴とする請求項8記載の交通情報センター。 - 【請求項10】 交通情報センターから、少なくとも一
つのリンク交通量が所定値を超えた場合に、前記リンク
を含む渋滞地域を特定する渋滞発生地域に関する区域情
報を受信するとともに、交通量データを受信するデータ
抽出機能部と、受信した前記交通量データを基に交通量
を予測する交通量予測機能部とを少なくとも有すること
を特徴とする車載ナビゲーションシステム。 - 【請求項11】 前記交通量を予測する交通量予測機能
部による交通量予測結果に基づき、最少時間ルートを指
定するナビゲータ機能部を有することを特徴とする請求
項10記載の車載ナビゲーションシステム。
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Publication Number | Publication Date |
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