JP2003184362A - 鍵管理機 - Google Patents

鍵管理機

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JP2003184362A
JP2003184362A JP2001387082A JP2001387082A JP2003184362A JP 2003184362 A JP2003184362 A JP 2003184362A JP 2001387082 A JP2001387082 A JP 2001387082A JP 2001387082 A JP2001387082 A JP 2001387082A JP 2003184362 A JP2003184362 A JP 2003184362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、鍵12の不正使用を防止できる
鍵管理機を提供する。 【解決手段】 鍵12を取り付けた鍵管理部材21を錠機構
31に挿入して施錠する。カバー35を閉じ、カバー35内に
鍵12を収納する。カバー35は鍵管理部材21に被着させ、
カバー35を鍵管理部材21で係止させる。錠機構31の解錠
時に、鍵管理部材21を錠機構31から抜き外す動作に連動
して、カバー35を鍵管理部材21から外して開放する。鍵
管理部材21の錠機構31への挿脱に対応して開閉するカバ
ー35を用いただけの簡単な構成で、鍵12の不正使用を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵を管理する鍵管
理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関や流通機関などにおいて
は、処理機器の作動用の鍵や管理場所を開閉する鍵な
ど、複数の重要な鍵が使用されており、これら鍵の使用
可能者を制限したり、鍵の使用履歴を残すために、鍵管
理機を用いて電子制御による鍵の管理をしている。
【0003】このような鍵管理機では、例えば、特公平
7−103723号公報に記載されているように、各鍵
にワイヤリングなどによってキーホルダ状の固有の鍵管
理部材を取り付け、鍵管理機本体に対応する鍵管理部材
が挿脱されるとともに挿入された鍵管理部材を施錠解錠
する複数の錠機構を設け、これら各錠機構への各鍵管理
部材の挿入の有無を検知する検知部を設けている。そし
て、錠機構に挿入された鍵管理部材を施錠した状態で鍵
を管理しておき、鍵を使用する場合には、鍵管理機本体
に鍵使用者の特定のカードを通したり鍵使用者がコード
番号や暗証番号などを入力するなどして承認されること
で鍵管理部材を解錠し、鍵管理部材を抜き外して鍵を使
用可能とする。また、鍵を返却する場合には、鍵管理部
材を対応する錠機構に挿入することで、検知部で鍵管理
部材を検知し、錠機構で鍵管理部材を施錠する。このよ
うにして、使用者を特定するとともに鍵管理部材の挿入
の有無を検知することで、鍵の使用可能者を制限した
り、鍵の使用履歴を残している。
【0004】なお、鍵管理機本体の前面に設けられる複
数の錠機構やこれら各錠機構に挿入施錠された各鍵管理
部材の鍵などを含めて鍵管理機本体の前面全体を覆うよ
うに開閉する扉体を設けているが、この扉体は管理者に
よって開閉され、扉体の開放状態において上述した鍵使
用者による鍵の使用を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鍵管理機では、鍵管理機に鍵が管理されていても、鍵管
理機本体から扉体が開けられた状態のときには、鍵自体
が露出しているため、鍵管理部材に鍵を取り付けている
ワイヤリングの切断による鍵の持ち出し、粘土などによ
る鍵の形状の複製、鍵管理機に鍵を施錠した状態での処
理機器や保管場所の解錠などの鍵の不正使用に対して十
分でない問題がある。
【0006】そこで、鍵を配置する場所を鍵毎に仕切っ
て鍵付扉で開閉する鍵管理機も提案されているが、各鍵
管理部材の錠機構や検知部とは別に、各鍵付扉の電磁ロ
ックおよび開閉検知が必要で、構造および制御が複雑化
し、部品点数が増加して高価になる問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡単な構成で、鍵の不正使用を確実に防止できる
鍵管理機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鍵管理機
は、鍵管理機本体と、鍵が取り付けられた鍵管理部材
と、前記鍵管理機本体に設けられ、前記鍵管理部材が挿
脱されるとともに挿入された鍵管理部材を施錠解錠する
錠機構と、この錠機構に施錠された鍵管理部材の鍵を収
納する鍵収納状態に閉じることで鍵管理部材に被着して
係止され、錠機構の解錠時に鍵管理部材を錠機構から抜
き外す動作に連動して鍵管理部材から係止が外れて開放
されるカバーとを具備しているものである。
【0009】そして、この構成では、錠機構に施錠され
た鍵管理部材の鍵を収納する鍵収納状態にカバーを閉じ
れば、カバーが鍵管理部材に被着して係止され、また、
錠機構の解錠時に鍵管理部材を錠機構から抜き外す動作
に連動して、カバーが鍵管理部材から外れて開放され
る。そのため、鍵管理部材の錠機構への挿脱に対応して
開閉するカバーを用いただけの簡単な構成で、鍵の不正
使用が確実に防止される。
【0010】請求項2記載の鍵管理機は、請求項1記載
の鍵管理機において、鍵管理部材に対して鍵を吊下げ可
能に連結する連結部材が取り付けられ、鍵管理機本体の
錠機構の下側にこの錠機構に挿入された鍵管理部材から
吊下げられた鍵が配置されるとともにカバーによって開
閉される鍵配置部が設けられているものである。
【0011】そして、この構成では、鍵管理部材を錠機
構に挿入することにより、鍵管理部材から吊下げられた
鍵が錠機構の下側の鍵配置部に配置され、この鍵配置部
に配置された鍵をカバーによって開閉するため、操作性
が容易になる。
【0012】請求項3記載の鍵管理機は、請求項2記載
の鍵管理機において、鍵管理部材にカバーを係止する爪
部が設けられ、カバーは、錠機構に挿入された鍵管理部
材から吊下げられた鍵を収納する鍵収納部、この鍵収納
部の下部側に設けられカバーを鍵管理機本体に対して開
閉可能に支持する支点部、鍵収納部の上部側に設けられ
鍵管理部材に被着される被着部、およびこの被着部に設
けられ被着部の鍵管理部材への被着によって鍵管理部材
の爪部に係止されるとともに鍵管理部材の抜き外し動作
に連動して鍵管理部材の爪部から外れるフックを有して
いるものである。
【0013】そして、この構成では、下部側の支点部を
支点としてカバーを閉じることにより、カバーの鍵収納
部内に鍵を収納し、カバーの上部側の被着部が鍵管理部
材に被着してフックが鍵管理部材の爪部に係止されるた
め、カバーが鍵収納状態に係止される。また、鍵管理部
材の抜き外し動作により、カバーのフックが鍵管理部材
の爪部から外れるため、下部側の支点部を支点としてカ
バーが開放される。
【0014】請求項4記載の鍵管理機は、請求項2また
は3記載の鍵管理機において、鍵管理機本体の鍵配置部
の両側に、この鍵配置部内に鍵を案内する鍵ガイドが設
けられているものである。
【0015】そして、この構成では、鍵管理機本体の鍵
配置部の両側に設けた鍵ガイドによって鍵を鍵配置部内
に案内するため、カバーを閉じる際に、鍵がカバーと鍵
管理機本体との間に挟まれるようなことがなく、操作性
が向上される。
【0016】請求項5記載の鍵管理機は、請求項4記載
の鍵管理機において、カバーの両側に、このカバーを閉
じた状態で両側の鍵ガイドの内側間に配置される係合部
が設けられているものである。
【0017】そして、この構成では、カバーの両側に設
けた係合部が、カバーを閉じたときに両側の鍵ガイドの
内側間に配置されるため、鍵管理機本体に対するカバー
の両側方向への動きが規制され、カバーの不正な開放が
防止される。
【0018】請求項6記載の鍵管理機は、請求項1ない
し5いずれか記載の鍵管理機において、カバーを閉じた
状態で着脱可能に仮止めする仮止め部が設けられている
ものである。
【0019】そして、この構成では、仮止め部によって
カバーを閉じた状態で着脱可能に仮止めするため、鍵が
使用されているときでも、カバーを閉じた状態に保持可
能とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0021】図2に示すように、11は鍵管理機本体で、
鍵管理機本体11の前面板11aには、複数の鍵12を管理す
る鍵管理部13が上下2段で水平方向に沿って複数並設さ
れている。
【0022】鍵管理機本体11の上部側には、鍵使用者の
特定のカードを通して情報を読み取るカードリーダ14、
鍵使用者によってコード番号や暗証番号などが入力され
る操作キー15、および入力される番号などの情報を表示
する表示部16などが配設されている。
【0023】図1に示すように、鍵12は、取付孔19を有
し、この取付孔19に通された連結部材としてのワイヤリ
ング20によって鍵管理部材21に吊下げ可能に連結されて
いる。
【0024】図1、図4ないし図7に示すように、鍵管
理部材21は、板状に形成され、その先端部22には、図示
しないが、特定の錠機構にのみ挿入を可能とするの鍵管
理部材特定部が設けられているとともに、錠機構によっ
て着脱可能に係止される被係止部が設けられている。鍵
管理部材21の基端部23には、断面T字形の摘み部24が形
成され、この摘み部24の一側であって鍵管理部13に挿入
された状態で下側となる一側に取付部25が突出形成され
ている。この取付部25には、ワイヤリング20を通す取付
孔26が形成され、取付部25の一側であって鍵管理部13に
挿入された状態で下側となる一側に先端部22側を傾斜面
27a、基端部23側を鍵管理部13に対する鍵管理部材21の
挿脱方向と交差する係止面27bとする略三角形状の係止
溝27が形成され、この係止溝27より基端部23側につまり
係止面27b側に爪部28が突出形成されている。
【0025】各鍵管理部13は、錠機構31を有し、この錠
機構31は、その前端部が鍵管理機本体11の前面板11aか
ら露出して取り付けられ、その前端部に開口して鍵管理
部材21の先端部22が挿入される挿入口32が形成されてい
る。この挿入口32内には、特定の鍵管理部材21のみ奥側
の施錠位置までの挿入を許容するとともに、特定の鍵管
理部材21以外の鍵管理部材21の奥側の施錠位置までの挿
入を規制する図示しない規制部が設けられている。例え
ば、鍵管理部材21の鍵管理部材特定部が複数の溝で、錠
機構31の規制部は複数のピンで、これら複数の溝と複数
のピンとの位置関係によって特定の鍵管理部材21のみを
奥側の施錠位置まで許容する。また、錠機構31は、図示
しないが、施錠位置まで挿入された特定の鍵管理部材21
の被係止部を係脱可能に係止する係止レバー、この係止
レバーを被係止部に対して係脱させるソレノイドなどの
駆動部、特定の鍵管理部材21の施錠位置への挿入を検知
する検知部などを有している。
【0026】図1、図3ないし図7に示すように、鍵管
理機本体11の前面板11aには、各錠機構31の下側に、錠
機構31に挿入された鍵管理部材21から吊下げられた鍵12
が配置される鍵配置部33が配設され、この鍵配置部33の
両側に鍵ガイド34が取り付けられているとともに、鍵配
置部33を開閉するカバー35が取り付けられている。
【0027】各鍵ガイド34は、例えば金属製または合成
樹脂製で、板状に形成され、鍵配置部33の側部の略全域
に上下方向に配置されており、後端側には前面板11aに
差し込み固定される複数の取付爪37が突設されている。
各鍵ガイド34の上部側には隣り合うカバー35間に配置さ
れる厚みが薄い仕切部38が形成され、各鍵ガイド34の下
部側には仕切部38に対して前方へ突出するとともに側方
へ向けて隣り合うカバー35の領域まで突出する厚みが厚
い台形状の突出部39が形成されている。この突出部39の
位置はワイヤリング20で吊下げられた鍵12の側部位置に
対応している。各鍵ガイド34の仕切部38には、カバー35
を閉じた状態で着脱可能に仮止めする仮止め部40とし
て、鍵配置部33の外側に突出する球面状のダボ41が形成
されている。
【0028】カバー35は、例えば透明あるいは不透明な
合成樹脂製で、前面部44、両側の側面部45、上面部46お
よび下面部47を有し、鍵配置部33側に対向される面が開
口された縦長の箱状に形成されている。カバー35の内部
には、錠機構31に挿入施錠された鍵管理部材21から吊下
げられて鍵配置部33に配置されているワイヤリング20お
よび鍵12を収納する鍵収納部48が形成されている。カバ
ー35の下部側には、鍵管理機本体11側に支持されている
カバー軸49に対して回動可能に軸支される支点部50が形
成され、カバー軸49を支点としてカバー35が鍵配置部33
を開閉可能としている。カバー35の上部側には、錠機構
31に挿入施錠された鍵管理部材21に被着される被着部51
が形成され、この被着部51には鍵管理部材21の取付部25
が入り込む溝部52が形成されている。
【0029】カバー35の両側の側面部45の上部側にはカ
バー35を閉じた状態で両側の鍵ガイド34の内側間に配置
される係合部53が形成され、下部側には鍵ガイド34の突
出部39と略同形状の台形状の切欠部54が形成されてい
る。係合部53には、カバー35を閉じた状態で着脱可能に
仮止めする仮止め部40として、ダボ41に係脱可能に係合
する係合孔55が形成されている。
【0030】被着部51には、被着部51の鍵管理部材21へ
の被着によって鍵管理部材21の爪部28に係止されるとと
もに鍵管理部材21の抜き外し動作に連動して鍵管理部材
21の爪部28から外れるフック56が配設されている。この
フック56は、フック軸57を支点として回動可能に支持さ
れ、一端に爪部28に係脱可能とするフック部58が形成さ
れ、他端には前面部44の裏面に当接して爪部28へ係合す
る方向への回動位置を規制するストッパ59が突出形成さ
れている。フック部58は、係止溝に係合可能とする略三
角形状で、先端側に傾斜面58aが、基端側に爪部28に係
合可能とする係止面58bが形成されている。フック軸57
にはフック部58が爪部28に係合する方向に付勢する付勢
手段としてのばね60が取り付けられている。
【0031】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0032】鍵管理機に管理されている鍵12を使用する
場合、鍵管理機本体11のカードリーダ14に鍵使用者の特
定のカードを通したり、鍵使用者がコード番号や暗証番
号などを操作キー15で入力するなどして、鍵使用者が特
定されて承認されることで、対応する錠機構31が鍵管理
部材21を解錠し、鍵管理部材21を錠機構31から抜き外
し、鍵12を使用可能とする。
【0033】また、鍵12を返却する場合には、鍵管理部
材21の先端部22を対応する錠機構31に挿入することで、
錠機構31の検知部で鍵管理部材21を検知し、錠機構31で
鍵管理部材21を施錠する。このとき、鍵管理部材21は、
対応する錠機構31にのみ挿入可能で、対応しない錠機構
31には奥側まで挿入されず施錠もされない。
【0034】そして、鍵12の返却時に対応してカバー35
を閉じる場合を説明する。
【0035】鍵12の返却時には、図1に示すように、カ
バー35が開かれ、鍵配置部33の前方域が開放される。こ
の状態で、鍵管理部材21の先端22を錠機構31の挿入口32
に挿入し、所定の挿入位置で施錠される。
【0036】鍵管理部材21の挿入施錠に伴なって、鍵管
理部材21から吊下げられた状態にある鍵12が鍵配置部33
に自動的に配置される。このとき、鍵配置部33の両側に
鍵ガイド34が突設されているので、これら鍵ガイド34に
よって鍵12を鍵配置部33内に入り込むように案内でき
る。特に、鍵ガイド34には鍵管理部材21から吊下げられ
た鍵12の位置に対応して突出部39が突出されているた
め、鍵12を鍵配置部33内に入り込むようにより確実に案
内できる。
【0037】図4に示すように、カバー35を閉じる方向
へ回動させ、カバー35の被着部51を鍵管理部材21に被着
していく。その被着していく過程で、カバー35の被着部
51に配設されているフック56のフック部58の傾斜面58a
が鍵管理部材21の爪部28に接触し、フック56のフック部
58がばね60の付勢に抗して爪部28から下方へ逃げ、図5
に示すように、フック56のフック部58が爪部28を乗り越
えることにより、フック56のフック部58が爪部28に係合
し、鍵管理部材21に対してカバー35が係止される。鍵管
理部材21は錠機構31に施錠されているので、この鍵管理
部材21に対して係止されたカバー35は、閉じた状態で係
止される。
【0038】カバー35を閉じた状態では、カバー35の鍵
収納部48内にワイヤリング20および鍵12が収納され、カ
バー35の外部に対して遮蔽され、鍵12の不正使用を確実
に防止できる。さらに、カバー35の両側に設けた係合部
53が両側の鍵ガイド34の内側間に配置されるため、鍵管
理機本体11に対するカバー35の両側方向への動きが規制
され、カバー35の不正な開放が防止される。
【0039】また、鍵12の抜き外し時に対応してカバー
35を開く場合を説明する。
【0040】解錠操作後において、図6に示すように、
解錠された鍵管理部材21を錠機構31から前方へ抜き外し
ていくことにより、カバー35の被着部51が一体的に前方
へ押動され、カバー35がカバー軸49を支点として前方へ
回動して徐々に開いていく。図7に示すように、鍵管理
部材21が所定量抜き外された時点で、カバー35のフック
56が鍵管理部材21の爪部28から外れ、カバー35が自重で
前方へ回動開放される。これにより、鍵配置部33の前方
が開放され、鍵管理部材21とともに鍵配置部33に配置さ
れていた鍵12が取り出される。
【0041】鍵管理部材21を錠機構31から抜き外した後
は、カバー35を閉じることにより、カバー35の両側の係
合孔55と両側の鍵ガイド34のダボ41とが係合し、カバー
35を閉じた状態で仮止めされる。
【0042】このように、錠機構31に施錠された鍵管理
部材21の鍵12を収納する鍵収納状態にカバー35を閉じれ
ば、カバー35が鍵管理部材21に被着して係止され、ま
た、錠機構31の解錠時に鍵管理部材21を錠機構31から抜
き外す動作に連動して、カバー35が鍵管理部材21から外
れて開放されるので、鍵管理部材21の錠機構31への挿脱
に対応して開閉できるカバー35を用いただけの簡単な構
成で、鍵12の不正使用を確実に防止できる。
【0043】また、鍵管理部材21を錠機構31に挿入する
ことにより、鍵管理部材21から吊下げられた鍵12が錠機
構31の下側の鍵配置部33に配置され、この鍵配置部33に
配置された鍵12をカバー35によって開閉できるため、操
作性を容易にできる。
【0044】さらに、下部側の支点部50を支点としてカ
バー35を閉じることにより、カバー35の鍵収納部48内に
鍵12を収納し、カバー35の上部側の被着部51が鍵管理部
材21に被着してフック56が鍵管理部材21の爪部28に係止
されるため、カバー35を鍵収納状態に係止でき、また、
鍵管理部材21の抜き外し動作により、カバー35のフック
56が鍵管理部材21の爪部28から外れるため、下部側の支
点部50を支点としてカバー35を開放できる。
【0045】また、鍵管理機本体11の鍵配置部33の両側
に設けた鍵ガイド34によって鍵12を鍵配置部33内に案内
するため、カバー35を閉じる際に、鍵12がカバー35と鍵
管理機本体11との間に挟まれるようなことがなく、操作
性を向上できる。
【0046】また、カバー35の両側に設けた係合部53
が、カバー35を閉じたときに両側の鍵ガイド34の内側間
に配置されるため、鍵管理機本体11に対するカバー35の
両側方向への動きを規制でき、カバー35の不正な開放を
防止できる。
【0047】また、仮止め部40によってカバー35を閉じ
た状態で着脱可能に仮止めするため、鍵12が使用されて
いるときでも、カバー35を閉じた状態に保持できる。
【0048】なお、前記実施の形態では、鍵管理部材21
が鍵12に対してワイヤリング20で連結されるキーホルダ
形式であったが、これに限られるものではなく、例え
ば、鍵管理部材と鍵とが一体構造の場合でも、鍵管理部
材に被着して係止されるカバーで鍵管理部材と一体の鍵
を覆うことにより、同様の作用効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の鍵管理機によれば、錠機
構に施錠された鍵管理部材の鍵を収納する鍵収納状態に
カバーを閉じれば、カバーが鍵管理部材に被着して係止
され、また、錠機構の解錠時に鍵管理部材を錠機構から
抜き外す動作に連動して、カバーが鍵管理部材から外れ
て開放されるので、鍵管理部材の錠機構への挿脱に対応
して開閉できるカバーを用いただけの簡単な構成で、鍵
の不正使用を確実に防止できる。
【0050】請求項2記載の鍵管理機によれば、請求項
1記載の鍵管理機の効果に加えて、鍵管理部材を錠機構
に挿入することにより、鍵管理部材から吊下げられた鍵
が錠機構の下側の鍵配置部に配置され、この鍵配置部に
配置された鍵をカバーによって開閉できるため、操作性
を容易にできる。
【0051】請求項3記載の鍵管理機によれば、請求項
2記載の鍵管理機の効果に加えて、下部側の支点部を支
点としてカバーを閉じることにより、カバーの鍵収納部
内に鍵を収納し、カバーの上部側の被着部が鍵管理部材
に被着してフックが鍵管理部材の爪部に係止されるた
め、カバーを鍵収納状態に係止でき、また、鍵管理部材
の抜き外し動作により、カバーのフックが鍵管理部材の
爪部から外れるため、下部側の支点部を支点としてカバ
ーを開放できる。
【0052】請求項4記載の鍵管理機によれば、請求項
2または3記載の鍵管理機の効果に加えて、鍵管理機本
体の鍵配置部の両側に設けた鍵ガイドによって鍵を鍵配
置部内に案内するため、カバーを閉じる際に、鍵がカバ
ーと鍵管理機本体との間に挟まれるようなことがなく、
操作性を向上できる。
【0053】請求項5記載の鍵管理機によれば、請求項
4記載の鍵管理機の効果に加えて、カバーの両側に設け
た係合部が、カバーを閉じたときに両側の鍵ガイドの内
側間に配置されるため、鍵管理機本体に対するカバーの
両側方向への動きを規制でき、カバーの不正な開放を防
止できる。
【0054】請求項6記載の鍵管理機によれば、請求項
1ないし5いずれか記載の鍵管理機の効果に加えて、仮
止め部によってカバーを閉じた状態で着脱可能に仮止め
するため、鍵が使用されているときでも、カバーを閉じ
た状態に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す鍵管理機の一部の
斜視図である。
【図2】同上鍵管理機の全体の斜視図である。
【図3】同上鍵管理機のカバーを閉じた上面視の断面図
である。
【図4】同上鍵管理機のカバーを閉じる過程の断面図で
ある。
【図5】同上鍵管理機のカバーを閉じた断面図である。
【図6】同上鍵管理機のカバーを開ける過程の断面図で
ある。
【図7】同上鍵管理機のカバーを開けた断面図である。
【符号の説明】
11 鍵管理機本体 12 鍵 20 連結部材としてのワイヤリング 21 鍵管理部材 28 爪部 31 錠機構 33 鍵配置部 34 鍵ガイド 35 カバー 40 仮止め部 48 鍵収納部 50 支点部 51 被着部 53 係合部 56 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 裕治 東京都台東区寿三丁目14番11号 システ ム・リサーチ製造株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵管理機本体と、 鍵が取り付けられた鍵管理部材と、 前記鍵管理機本体に設けられ、前記鍵管理部材が挿脱さ
    れるとともに挿入された鍵管理部材を施錠解錠する錠機
    構と、 この錠機構に施錠された鍵管理部材の鍵を収納する鍵収
    納状態に閉じることで鍵管理部材に被着して係止され、
    錠機構の解錠時に鍵管理部材を錠機構から抜き外す動作
    に連動して鍵管理部材から係止が外れて開放されるカバ
    ーとを具備していることを特徴とする鍵管理機。
  2. 【請求項2】 鍵管理部材に対して鍵を吊下げ可能に連
    結する連結部材が取り付けられ、 鍵管理機本体の錠機構の下側にこの錠機構に挿入された
    鍵管理部材から吊下げられた鍵が配置されるとともにカ
    バーによって開閉される鍵配置部が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の鍵管理機。
  3. 【請求項3】 鍵管理部材にカバーを係止する爪部が設
    けられ、 カバーは、錠機構に挿入された鍵管理部材から吊下げら
    れた鍵を収納する鍵収納部、この鍵収納部の下部側に設
    けられカバーを鍵管理機本体に対して開閉可能に支持す
    る支点部、鍵収納部の上部側に設けられ鍵管理部材に被
    着される被着部、およびこの被着部に設けられ被着部の
    鍵管理部材への被着によって鍵管理部材の爪部に係止さ
    れるとともに鍵管理部材の抜き外し動作に連動して鍵管
    理部材の爪部から外れるフックを有していることを特徴
    とする請求項2記載の鍵管理機。
  4. 【請求項4】 鍵管理機本体の鍵配置部の両側に、この
    鍵配置部内に鍵を案内する鍵ガイドが設けられているこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の鍵管理機。
  5. 【請求項5】 カバーの両側に、このカバーを閉じた状
    態で両側の鍵ガイドの内側間に配置される係合部が設け
    られていることを特徴とする請求項4記載の鍵管理機。
  6. 【請求項6】 カバーを閉じた状態で着脱可能に仮止め
    する仮止め部が設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし5いずれか記載の鍵管理機。
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