JP5928109B2 - 現金処理装置、及び、当該現金処理装置に用いるユニットロック機構 - Google Patents
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Description
従来の現金処理装置は、リジェクト庫が、出金紙幣として使用可能な紙幣(正券)を収納する紙幣ユニットの外部(例えば、紙幣ユニットの上部)に配置されていた。
従来の現金処理装置は、リジェクト庫が紙幣ユニットの外部に配置されている。そのため、従来の現金処理装置は、悪意のある係員が筐体の内部を封止する扉(例えば、リヤ扉)を開封した場合に、悪意のある係員がリジェクト庫に容易にアクセスすることができる。その結果、悪意のある係員は、痕跡を残すことなく、リジェクト庫からリジェクト紙幣を抜き取ることが可能である。
したがって、従来の現金処理装置は、悪意のある係員によって痕跡(履歴情報)を残すことなく、紙幣が抜き取られる可能性があった。
また、第3発明は、現金処理を実行する現金処理装置であって、各部の動作を制御する制御部と、紙幣を収納するための収納カセットで、かつ、リジェクト庫として使用することが可能な当該収納カセットが、その内部に格納された紙幣ユニットと、前記紙幣ユニットを筐体の内部に固定するユニットロック機構とを有し、前記ユニットロック機構は、前記筐体の内部に設けられた突起部と、前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、前記ロック部材は、前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記制御部に出力するロック検知部とを備えており、前記ロックブラケットは、当該ユニットロック機構を施錠及び開錠するためのユニットキーが挿し込まれるユニットキー用鍵穴が、天板の上面に設けられているとともに、当該ユニットキーと噛み合うキーシリンダが、当該天板の下面の、当該ユニットキー用鍵穴の直下の位置に取り付けられており、前記キーシリンダは、その先端部にフック部材を備えており、前記ベースブラケットは、前記フック部材と係合する固定部材が、底板の上面に設けられており、前記フック部材は、当該ユニットロック機構の施錠時に、前記キーシリンダが施錠位置方向に回動することにより、前記固定部材と係合し、一方、当該ユニットロック機構の開錠時に、前記キーシリンダが開錠位置方向に回動することにより、前記固定部材との係合が解かれる構造になっており、前記制御部は、前記ロック検知部からの前記信号に基づいて、前記ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれの状態かを判定する構成とする。
また、第4発明は、現金処理装置の筐体の内部に収納された紙幣ユニットを固定するユニットロック機構であって、前記筐体の内部に設けられた突起部と、前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、前記ロック部材は、前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記現金処理装置に設けられた制御部に出力するロック検知部とを備えており、前記ロック検知部は、発光センサと受光センサとを前記ベースブラケットに備えており、前記ロックブラケットは、前記発光センサと前記受光センサとの間を摺動する遮蔽板を支持しており、前記遮蔽板は、前記発光センサから前記受光センサに照射される光を遮光して前記受光センサに到達させない状態を遮光状態とし、当該光を遮光せずに前記受光センサに到達させる状態を非遮光状態とし、当該ユニットロック機構の施錠時及び開錠時に、前記発光センサと前記受光センサとの間で摺動することにより、その状態が当該遮光状態及び当該非遮光状態のいずれかに変化し、前記ロック検知部は、前記遮蔽板の状態の変化に応じた値の信号を出力する構成とする。
このユニットロック機構は、第1発明に係る現金処理装置に用いることができる。
また、第5発明は、現金処理装置の筐体の内部に収納された紙幣ユニットを固定するユニットロック機構であって、前記筐体の内部に設けられた突起部と、前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、前記ロック部材は、前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記現金処理装置に設けられた制御部に出力するロック検知部とを備えており、前記ロックブラケットは、当該ユニットロック機構を施錠及び開錠するためのユニットキーが挿し込まれるユニットキー用鍵穴が、天板の上面に設けられているとともに、当該ユニットキーと噛み合うキーシリンダが、当該天板の下面の、当該ユニットキー用鍵穴の直下の位置に取り付けられており、前記キーシリンダは、その先端部にフック部材を備えており、前記ベースブラケットは、前記フック部材と係合する固定部材が、底板の上面に設けられており、前記フック部材は、当該ユニットロック機構の施錠時に、前記キーシリンダが施錠位置方向に回動することにより、前記固定部材と係合し、一方、当該ユニットロック機構の開錠時に、前記キーシリンダが開錠位置方向に回動することにより、前記固定部材との係合が解かれる構造になっている構成とする。
本実施形態に係る現金処理装置1は、例えば、金融機関や流通機関に設置された自動取引装置(ATM)や流通機関に設置された発券機等の、現金処理を実行する装置である。なお、ここでは、現金処理装置1が自動取引装置(ATM)である場合を想定して説明する。また、係員が現金処理装置1をメンテナンスする場合を想定して説明する。
また、「ユニットキー」は、後記するユニットロック機構60(図3(a)参照)を選択的に施錠及び開錠のいずれか一方の状態にするためのキーを意味している。
「扉キー」と「ユニットキー」とは、それぞれ、異なる専用のキーとなっており、扉キーにより、扉ロック機構40を解錠しなければ、ユニットキーによりユニットロック機構60を解錠することができない。
以下、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る現金処理装置1の構成につき説明する。図1は、実施形態に係る現金処理装置の全体の構成を示す図である。また、図2〜図4は、それぞれ、実施形態に係る現金処理装置の後側の構成を示す図である。
また、図1(c)に示すように、現金処理装置1は、内部に、各部の動作を実行する制御部1aを有している。
リヤ扉4には、係員操作部5及び扉キー用鍵穴41が設けられている。
係員操作部5は、係員が操作する操作パネルである。
扉キー用鍵穴41は、扉キー(図示せず)が挿し込まれる穴である。
扉ロック機構40は、リヤ扉4が開放不能な状態を施錠状態とし、リヤ扉4が開放可能な状態を開錠状態とし、閉鎖状態のリヤ扉4を選択的に施錠又は開錠する機構である。扉ロック機構40は、公知の構成要素であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ロック部材61の詳細な構成については、図5A〜図5Cを参照して、後記する。
以下、図5A〜図5C(主に、図5A)を参照して、ユニットロック機構60に用いるロック部材61の構成につき説明する。図5A〜図5Cは、それぞれ、実施形態に係るユニットロック機構に用いるロック部材の構成を示す図である。
図5B(a)は、右斜め前の上方の位置から見た、先端部が閉じた状態のロック部材61の構成を示している。また、図5B(b)は、右斜め前の上方の位置から見た、先端部が開いた状態のロック部材61の構成を示している。
図5C(a)は、ほぼ左横の上方の位置から見た、先端部が閉じた状態のロック部材61の構成を示している。また、図5C(b)は、ほぼ左前の下方の位置から見た、先端部が開いた状態のロック部材61の構成を示している。
ベースブラケット62は、載置部材7(図3(b)参照)に固定される部材である。
ロックブラケット63は、紙幣ユニット6を施錠する部材である。
ポスト64は、ベースブラケット62とロックブラケット63とを回動自在に軸支する部材である。
バネ65は、ロックブラケット63を付勢する部材である。
また、現金処理装置1によれば、仮に、悪意のある係員によって紙幣が抜き取られる場合があったとしても、その痕跡を残す(ロック履歴情報100(図6参照)を記録する)ことができる。
例えば、ユニットロック機構60(図5A〜図5C参照)は、(1)紙幣ユニット6を選択的に施錠又は開錠することができるという条件、及び、(2)施錠状態及び開錠状態を制御部1aに通知することができるという条件を満たしていれば、その構成を変更することができる。
また、ロック履歴情報100(図6参照)は、運用に応じて、その構成を適宜変更することができる。
1a 制御部
2 筐体
3 顧客操作部
4 リヤ扉
5 係員操作部
6 紙幣ユニット
7 載置部材
7a スライドレール
8 開閉カバー
40 扉ロック機構
41 扉キー用鍵穴
60 ユニットロック機構
61 ロック部材
61a ユニットキー用鍵穴
62 ベースブラケット
63 ロックブラケット
63a 係合部
64 ポスト
65 バネ
66 キーシリンダ
67 フック部材
68 固定部材
69 突起部
81 収納カセット(リジェクト庫)
100 ロック履歴情報
B 遮蔽版
D 溝
LB 検知ブラケット
SN1 発光センサ
SN2 受光センサ
SW ロック検知スイッチ(ロック検知部)
Claims (9)
- 現金処理を実行する現金処理装置において、
各部の動作を制御する制御部と、
筺体に取り付けられている扉と、
前記扉を固定する扉ロック機構と、
紙幣を収納するための1乃至複数の収納カセットが内部に格納された紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットを前記筐体の内部に固定するユニットロック機構とを有し、
1乃至複数の前記収納カセットの少なくとも1つは、リジェクト庫として使用されているとともに、前記紙幣ユニットが前記筺体の内部に固定され、かつ、前記扉が閉鎖された状態において、そのリジェクト庫として使用されている前記収納カセットは、前記扉と前記紙幣ユニットとの2つの部材で前記筺体の外部から隠されており、
前記ユニットロック機構は、当該ユニットロック機構の施錠状態及び開錠状態のいずれかの状態を検知するロック検知部を備えており、
前記扉ロック機構及び前記ユニットロック機構は、それぞれ、異なる専用のキーによって施錠及び開錠が行われ、
前記制御部は、前記ロック検知部からの状態検知結果に基づいて、前記ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれの状態かを判定する
ことを特徴とする現金処理装置。 - 請求項1に記載の現金処理装置において、
前記収納カセットは、前記筐体の扉を開放した後に、前記紙幣ユニットが前記筐体から引き出されることにより、前記紙幣ユニットの内部からの取り出しが可能になる
ことを特徴とする現金処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の現金処理装置において、
前記ロック検知部は、前記ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれかの状態に応じた値の信号を前記制御部に出力し、
前記制御部は、前記ロック検知部から出力される信号の値に基づいて、前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれの状態かを判定する
ことを特徴とする現金処理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の現金処理装置において、
前記制御部は、判定された前記ユニットロック機構の状態を表す履歴情報を記録する
ことを特徴とする現金処理装置。 - 請求項4に記載の現金処理装置において、
前記履歴情報は、日時情報と個々の係員に予め割り振られた係員ID情報とを含む構成になっている
ことを特徴とする現金処理装置。 - 現金処理を実行する現金処理装置において、
各部の動作を制御する制御部と、
紙幣を収納するための収納カセットで、かつ、リジェクト庫として使用することが可能な当該収納カセットが、その内部に格納された紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットを筐体の内部に固定するユニットロック機構とを有し、
前記ユニットロック機構は、前記筐体の内部に設けられた突起部と、前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、
前記ロック部材は、
前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、
前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、
前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記制御部に出力するロック検知部とを備えており、
前記ロック検知部は、発光センサと受光センサとを前記ベースブラケットに備えており、
前記ロックブラケットは、前記発光センサと前記受光センサとの間を摺動する遮蔽板を支持しており、
前記遮蔽板は、前記発光センサから前記受光センサに照射される光を遮光して前記受光センサに到達させない状態を遮光状態とし、当該光を遮光せずに前記受光センサに到達させる状態を非遮光状態とし、当該ユニットロック機構の施錠時及び開錠時に、前記発光センサと前記受光センサとの間で摺動することにより、その状態が当該遮光状態及び当該非遮光状態のいずれかに変化し、
前記ロック検知部が出力する信号は、前記遮蔽板の状態の変化に応じたものであり、
前記制御部は、前記ロック検知部からの前記信号に基づいて、前記ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれの状態かを判定する
ことを特徴とする現金処理装置。 - 現金処理を実行する現金処理装置において、
各部の動作を制御する制御部と、
紙幣を収納するための収納カセットで、かつ、リジェクト庫として使用することが可能な当該収納カセットが、その内部に格納された紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットを筐体の内部に固定するユニットロック機構とを有し、
前記ユニットロック機構は、前記筐体の内部に設けられた突起部と、前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、
前記ロック部材は、
前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、
前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、
前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記制御部に出力するロック検知部とを備えており、
前記ロックブラケットは、当該ユニットロック機構を施錠及び開錠するためのユニットキーが挿し込まれるユニットキー用鍵穴が、天板の上面に設けられているとともに、当該ユニットキーと噛み合うキーシリンダが、当該天板の下面の、当該ユニットキー用鍵穴の直下の位置に取り付けられており、
前記キーシリンダは、その先端部にフック部材を備えており、
前記ベースブラケットは、前記フック部材と係合する固定部材が、底板の上面に設けられており、
前記フック部材は、当該ユニットロック機構の施錠時に、前記キーシリンダが施錠位置方向に回動することにより、前記固定部材と係合し、一方、当該ユニットロック機構の開錠時に、前記キーシリンダが開錠位置方向に回動することにより、前記固定部材との係合が解かれる構造になっており、
前記制御部は、前記ロック検知部からの前記信号に基づいて、前記ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれの状態かを判定する
ことを特徴とする現金処理装置。 - 現金処理装置の筐体の内部に収納された紙幣ユニットを固定するユニットロック機構であって、
前記筐体の内部に設けられた突起部と、
前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、
前記ロック部材は、
前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、
前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、
前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記現金処理装置に設けられた制御部に出力するロック検知部とを備えており、
前記ロック検知部は、発光センサと受光センサとを前記ベースブラケットに備えており、
前記ロックブラケットは、前記発光センサと前記受光センサとの間を摺動する遮蔽板を支持しており、
前記遮蔽板は、前記発光センサから前記受光センサに照射される光を遮光して前記受光センサに到達させない状態を遮光状態とし、当該光を遮光せずに前記受光センサに到達させる状態を非遮光状態とし、当該ユニットロック機構の施錠時及び開錠時に、前記発光センサと前記受光センサとの間で摺動することにより、その状態が当該遮光状態及び当該非遮光状態のいずれかに変化し、
前記ロック検知部は、前記遮蔽板の状態の変化に応じた値の信号を出力する
ことを特徴とするユニットロック機構。 - 現金処理装置の筐体の内部に収納された紙幣ユニットを固定するユニットロック機構であって、
前記筐体の内部に設けられた突起部と、
前記突起部に係合する係合部を備えるロック部材とを有し、
前記ロック部材は、
前記紙幣ユニットに固定されるベースブラケットと、
前記係合部を備え、前記ベースブラケットに軸支され、先端部が回動するロックブラケットと、
前記ロックブラケットの先端部が閉鎖されている状態を、前記係合部が前記突起部に係合する当該ユニットロック機構の施錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部が開放されている状態を、前記係合部が前記突起部から外れる当該ユニットロック機構の開錠状態とし、前記ロックブラケットの先端部の状態に応じて、当該ユニットロック機構の前記施錠状態及び前記開錠状態のいずれか一方の値の信号を前記現金処理装置に設けられた制御部に出力するロック検知部とを備えており、
前記ロックブラケットは、当該ユニットロック機構を施錠及び開錠するためのユニットキーが挿し込まれるユニットキー用鍵穴が、天板の上面に設けられているとともに、当該ユニットキーと噛み合うキーシリンダが、当該天板の下面の、当該ユニットキー用鍵穴の直下の位置に取り付けられており、
前記キーシリンダは、その先端部にフック部材を備えており、
前記ベースブラケットは、前記フック部材と係合する固定部材が、底板の上面に設けられており、
前記フック部材は、当該ユニットロック機構の施錠時に、前記キーシリンダが施錠位置方向に回動することにより、前記固定部材と係合し、一方、当該ユニットロック機構の開錠時に、前記キーシリンダが開錠位置方向に回動することにより、前記固定部材との係合が解かれる構造になっている
ことを特徴とするユニットロック機構。
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