JPH08277666A - ロッカー装置 - Google Patents

ロッカー装置

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JPH08277666A
JPH08277666A JP8421195A JP8421195A JPH08277666A JP H08277666 A JPH08277666 A JP H08277666A JP 8421195 A JP8421195 A JP 8421195A JP 8421195 A JP8421195 A JP 8421195A JP H08277666 A JPH08277666 A JP H08277666A
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JP
Japan
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hook
door
metal fitting
locker
hook metal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8421195A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ishikawa
裕之 石川
Koichi Tono
宏一 東野
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TOYO DENKI KK
Toray Industries Inc
Original Assignee
TOYO DENKI KK
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】より少ない部品点数で簡単に構造することがで
き、確実に施錠・解錠を行なうことができるロッカー装
置を提供する。 【構成】複数のロッカーユニット1有し、各ロッカーユ
ニット1に設けられた扉3を電磁ソレノイド6の動作に
より解錠するロッカー装置である。ロッカーユニット1
の扉側に係止金具5が取付けられ、ロッカーユニット1
のボックス側にフック金具4が回動可能に軸支される。
フック金具4には係止金具5に係止される鉤部4aが設
けられると共に解錠時に扉を押し出す押出し部4bが設
けられる。フック金具4の一部に電磁ソレノイド6のプ
ランジャが連結され、フック金具4とボックス間には、
1本のコイルばね8が、フック金具4を解錠位置と施錠
位置間で回動させた際、フック金具4の軸7上を伸張し
て通過し、解錠と施錠の両方向にフック金具4を付勢す
るように掛止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鍵のような重要
な小形の収納物を安全に収納する複数のロッカーユニッ
トを有し、各ロッカーユニットの扉を電磁的に解錠する
ロッカー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、既に、特開平4−1942
85号公報において、複数のロッカーユニットを有し、
各ロッカーユニットの扉を電磁的に解錠するロッカー装
置を提案した。そのロッカー装置におけるロッカーユニ
ットの扉は、扉の内側に円弧状のフック枠が開閉ガイド
を兼ねて設けられ、扉閉鎖時に内部に進入したフック枠
の先端部に対向して、係止爪が前後に移動可能に配設さ
れ、その係止爪に電磁ソレノイドのプランジャを連結し
て構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなロッカー装
置の施錠・解錠機構は、手動により施錠し、電磁ソレノ
イドにより解錠することができるものの、解錠時に扉の
重心一による開放手段、或は扉を開方向に付勢するため
のばね手段を扉の近傍に別に設ける必要があり、また、
電磁ソレノイドのプランジャにも、突出方向に付勢する
ためのばねが必要となるなど、部品点数が多くなり、構
造も複雑化する問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、より少ない部品点数で簡単に構成することができ、
確実に施錠・解錠を行なうことができるロッカー装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロッカー装置は、複数のロッカーユニット
を有し、各ロッカーユニットに設けられた扉を開閉する
ロッカー装置において、ロッカーユニットの扉側に係止
金具が取付けられ、ロッカーユニットのボックス側にフ
ック金具が回動可能に軸支され、フック金具には係止金
具に係止される鉤部が設けられると共に解錠時に扉を押
し出す押出し部が設けられ、フック金具の一部にフック
金具の駆動手段が連結され、フック金具と該ボックス間
には、1本のコイルばねが、フック金具を解錠位置と施
錠位置間で回動させた際、フック金具の回動軸上を伸張
して通過し、解錠と施錠の両方向に該フック金具を付勢
するように掛止されていることを特徴とする。ここで、
駆動手段には電磁ソレノイドを使用することができる。
【0006】
【作用】このような構成のロッカー装置では、ロッカー
ユニットの扉を解錠するために、電磁ソレノイドが作動
すると、そのプランジャが移動してフック金具を回動さ
せる。フック金具は施錠位置から解錠位置に回動する
際、その鉤部が扉側の係止金具から外れ、その押出し部
が扉を開く方向に押出すように作用し、扉が開放され
る。またこのとき、フック金具を付勢するコイルばね
は、フック金具の回動時にその軸上を伸張して通過し、
施錠から解錠方向への付勢に変化する。このため、解錠
動作後は、その状態がコイルばねにより保持される。
【0007】一方、ロッカーユニットの扉を施錠する場
合は、手動で扉をロッカーユニットのボックス側に閉じ
る。すると、扉の一部がフック金具の押出し部を押し
て、フック金具を施錠方向に回動させ、その鉤部が扉側
の係止金具に係止され、施錠状態となる。このとき、コ
イルばねは、フック金具の回動に応じてその軸上を伸張
しながら施錠側に通過し、フック金具を施錠側に付勢・
保持する状態となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は鍵を保管するためのロッカー装置1
5を示している。このロッカー装置15のキャビネット
内には、鍵を収納するための多数のロッカーユニット1
が並設される。
【0010】各ロッカーユニット1は、図2〜図4に示
すように、ボックス2の前面に扉3がその下辺部軸3a
を枢支して開閉可能に取付けられて構成される。ボック
ス2は耐熱性と充分な強度を持つ合成樹脂(例えばAB
S樹脂)から一体形成され、前面の扉3は透明合成樹脂
(例えばPC)から成形され、周囲が着色され、中央に
透明窓3bが形成される。また、扉3の内側上部には後
述のフック金具4が係合するための係止金具5が固定さ
れ、係止金具5は長尺の金属板に長孔5aを設けて形成
される。
【0011】ロッカーユニット1のボックス2及び扉3
が合成樹脂製であるため、ロッカー装置の軽量化が図
れ、また、扉3の軽量化により、開閉操作を容易に行う
ことができる。さらに、扉3に透明窓3bが設けられる
ため、ボックス2内に鍵があるか否かの確認を容易に行
うことができる。
【0012】扉3の施錠装置は、ボックス2の上部に設
置され、回動軸7を軸に回動可能に軸支されたフック金
具4と、そのフック金具4を回動させる電磁ソレノイド
6を備えて構成される。この電磁ソレノイド6は、フッ
ク金具4を回動・進退駆動するための駆動手段である
が、電磁ソレノイドの他に、リンク機構とモータ等を組
み合せた駆動機構、或は回動軸7を歯車等を介して駆動
するステップモータ等を使用することもできる。
【0013】フック金具4は、金属板から形成され、そ
の前部に上記係止金具5の長孔5aの縁部に係止される
鉤部4aが設けられ、さらに、その近傍には解錠時に扉
3を押し出す押出し部4bが設けられる。
【0014】このようなフック金具4は、ボックス2の
上部に軸7によって軸支され、扉3の係止金具5に係止
される回動位置(図5に示す施錠位置)から、図6の解
錠位置まで回動するように配置される。さらに、フック
金具4の掛止部4cとボックス2の固定部2a間にコイ
ルばね8が掛止される。このコイルばね8は、フック金
具4を解錠位置と施錠位置間で回動させた際、軸7の上
を通過するように、配設される。
【0015】図のように、コイルばね8を支持する固定
部2aと掛止部4cが、軸7を挟んでその両側に位置す
るため、フック金具4の回動時、コイルばね8が軸7上
を通過する際、ばねが最も伸張して死点を越えるように
作用し、その両側の回動位置(施錠位置と解錠位置)で
安定状態となるように構成される。
【0016】そして、フック金具4の末端に、電磁ソレ
ノイド6のプランジャ6aが連結される。電磁ソレノイ
ド6のプランジャ6aは、通電時、引き戻し動作を行う
が、付勢用のばねを持たず、非通電時にはフリーの状態
となる。このため、非通電時には、コイルばね8により
回動するフック金具の動きに従動する。
【0017】9は電磁ソレノイド6の背後に設けられた
プランジャのストッパ、10は扉3の開閉検出用スイッ
チであり、そのアクチュエータが前方に突出し、扉3の
開閉によりオンオフされる。
【0018】一方、ロッカー装置15の前面左側には、
図1に示すように、使用者のIDカードを挿入し、挿入
されたカードの情報を読取るカードリーダ12が設けら
れる。カードリーダ12は、図示は省略されているが、
挿入されたIDカードに記録されたパスワード、利用者
コード等の情報を読取る磁気ヘッド、磁気ヘッドへID
カードを導き挿入口へIDカードを返却する電動式のカ
ード搬送機構を有している。
【0019】IDカードには、磁気カードの他にICカ
ード或はフロッピーディスクを使用することもできる。
フロッピーディスクを使用する場合、カードリーダの代
りにディスクドライバを使用すればよく、そこには、鍵
利用者の執務室での鍵利用状況、執務予定等の情報、或
はセキュリティ情報、メッセージ情報等を書込むことが
できる。
【0020】さらに、ロッカー装置15の前面には、利
用者がパスワードやロッカー番号を入力・表示するため
のタッチパネル表示器13が設けられる。
【0021】このロッカー装置15は、例えばマイクロ
コンピュータを主要部とした制御回路により制御され、
そのメモリには、予め各ロッカーユニット1に対し利用
可能な有効利用者コードが記憶されている。また、制御
回路は、タッチパネル表示器13から入力されたパスワ
ードとIDカードから読取った利用者コードとを参照
し、利用可能か否かの判断を行い、さらに、その利用者
コードとメモリから読出した有効利用者コードの照合を
行って、利用可能か否かの判断を行う。
【0022】次に、上記構成のロッカー装置15の動作
を説明する。
【0023】先ず、ロッカーの使用者が、IDカードを
カードリーダ12に挿入すると、カードリーダ12はI
Dカードから利用者コード等を読取り、さらに、使用者
はタッチパネル表示器13を使用してその利用者のパス
ワード(暗証番号)を入力する。
【0024】制御回路は、IDカードから読取った利用
者コードと入力されたパスワードを比較し、両者が一
致、或は予め決められた一定関係にある場合、カードO
Kと判断し、タッチパネル表示器13にロッカーユニッ
ト番号の入力を促す表示を行う。そこで、使用者は開け
ようとするロッカーユニット番号をタッチパネル表示器
13から入力する。
【0025】制御回路は、入力されたロッカーユニット
番号のロッカーユニット1が、入力された利用者コード
の利用者が利用可能か否かを判定する。そして、そのロ
ッカーユニット番号のロッカーユニットについて、その
利用者コードをもつ利用者が有効利用者であって利用可
能と判定した場合、制御回路は、そのロッカーユニット
1の電磁ソレノイド6を作動させる。
【0026】扉3が閉鎖状態において、電磁ソレノイド
6のプランジャ6aは図3のように引き出された状態に
あるが、電磁ソレノイド6が通電されて作動すると、そ
のプランジャ6aが、図6のようにソレノイド内に吸引
される。
【0027】このとき、フック金具4がプランジャ6a
の吸引によって図6の時計方向に回動され、フック金具
4の鉤部4aが係止金具5から外れ、係止が解除される
と共に、フック金具4の一部の押出し部4bが扉3を押
し出すように作用する。
【0028】このようなフック金具4の動作により、扉
3は解錠されると共に、下辺部軸3aを軸に回動して開
放されるが、フック金具4の時計方向への回動時、コイ
ルばね8が軸7上を通過する際、伸張されて死点を越
え、反対側の安定位置(解錠位置)に移動するように動
作する。
【0029】このため、図6に示すように、解錠動作完
了時には、コイルばね8がフック金具4を解錠位置に保
持するように付勢する状態となり、電磁ソレノイド6は
非通電状態となってもプランジャ6aを内部に入れた状
態を保持する。
【0030】一方、扉3を施錠する場合は、開放状態に
ある扉3を手動でボックス2側に押して閉鎖する。即
ち、扉3をボックス2側に押して閉じると、扉3の内側
の係止金具5の一部がフック金具4の押出し部4bを押
し、これによりフック金具4が図6の反時計方向に回動
する。
【0031】この時、フック金具4に掛止されたコイル
ばね8は軸7上を通過する際、伸張されて死点を越え、
反対側の安定位置(施錠位置)に移動するように動作す
る。このため、フック金具4は途中からコイルばね8の
付勢力を受けて係止側に回動し、フック金具4の鉤部4
aが掛止金具5の長孔5aに進入してその縁部に係止さ
れ、図5に示すような施錠状態となる。この状態で、電
磁ソレノイド6のプランジャ6aは引き出し状態とな
り、この施錠状態は、コイルばね8の付勢力により保持
されることになる。
【0032】このように、電磁ソレノイド6のプランジ
ャ付勢用のばねや扉付勢用のばねを設けなくても、フッ
ク金具4に1個のコイルばね8を設けるだけで、ロッカ
ーユニット1の扉3の施錠・解錠を確実に又円滑に行な
うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロッカー
装置によれば、1本のコイルばねで施錠側と解錠側の両
方にフック金具を付勢することができ、確実に施錠・解
錠を行うことができると共に、従来電磁ソレノイドのプ
ランジャに設けていたばねを不要とすることができ、部
品点数を少なくして構造を簡単化することができる。
【0034】また、ロッカーユニットのボックスを合成
樹脂で形成することにより、ロッカー装置の軽量化を図
ることができる。また、扉に透明部を設けることによ
り、ロッカーユニット内に収納物があるか否かを、外部
から容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロッカー装置の斜視図
である。
【図2】ロッカーユニット1の正面図である。
【図3】同ユニットの平面図である。
【図4】同ユニットの縦断面図である。
【図5】扉の閉鎖状態の部分拡大平面図である。
【図6】扉の開放状態の部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1−ロッカーユニット、 2−ボックス、 3−扉、 4−フック金具、4a−鉤部、4b−押出し部、 5−係止金具、 6−電磁ソレノイド、6a−プランジャ、 7−軸、 8−コイルばね。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロッカーユニットを有し、各ロッ
    カーユニットに設けられた扉を開閉するロッカー装置に
    おいて、 該ロッカーユニットの扉側に係止金具が取付けられ、該
    ロッカーユニットのボックス側にフック金具が回動可能
    に軸支され、該フック金具には前記係止金具に係止され
    る鉤部が設けられると共に解錠時に扉を押し出す押出し
    部が設けられ、該フック金具の一部に該フック金具の駆
    動手段が連結され、該フック金具と該ボックス間には、
    ばねが、該フック金具を解錠位置と施錠位置間で回動さ
    せた際、該フック金具の回動軸上を伸張して通過し、解
    錠と施錠の両方向に該フック金具を付勢するように掛止
    されていることを特徴とするロッカー装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッカーユニットのボックスが合成
    樹脂で形成されている請求項1記載のロッカー装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッカーユニットの扉に透明部が設
    けられている請求項1記載のロッカー装置。
  4. 【請求項4】 前記フック金具の駆動手段が電磁ソレノ
    イドからなる請求項1記載のロッカー装置。
JP8421195A 1995-04-10 1995-04-10 ロッカー装置 Withdrawn JPH08277666A (ja)

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JP8421195A JPH08277666A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 ロッカー装置

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JP8421195A JPH08277666A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 ロッカー装置

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JPH08277666A true JPH08277666A (ja) 1996-10-22

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JP8421195A Withdrawn JPH08277666A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 ロッカー装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2299303A1 (es) * 2005-08-03 2008-05-16 Francisco Jose Sanchez Lopez Dispositivo para el bloqueo/desbloqueo de mecanismos de cierre.
JP2009114633A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Alpha Corp ロッカー装置
JP2019049200A (ja) * 2018-12-28 2019-03-28 株式会社イトーキ 施錠機能付きキャビネットの開閉体装置
CN113327377A (zh) * 2021-06-02 2021-08-31 安徽信息工程学院 一种具备面部识别功能的寄存装置
CN113598547A (zh) * 2021-08-21 2021-11-05 尤洛卡(山东)数字科技有限公司 多功能的储物柜门结构

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Effective date: 20020702