JPH08260785A - キャビネットの扉用錠 - Google Patents

キャビネットの扉用錠

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JPH08260785A
JPH08260785A JP9320495A JP9320495A JPH08260785A JP H08260785 A JPH08260785 A JP H08260785A JP 9320495 A JP9320495 A JP 9320495A JP 9320495 A JP9320495 A JP 9320495A JP H08260785 A JPH08260785 A JP H08260785A
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JP
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lock
door
lever
plunger
unlocking
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JP9320495A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Shibata
満 柴田
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WANBISHI AAKAIBUZU KK
Original Assignee
WANBISHI AAKAIBUZU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャビネット内の収納物品の機密保持・防犯性
をより向上するキャビネットの扉用錠であって、非常時
に強制的な開錠を可能なキャビネットの扉用錠を提供す
ることを目的とする。 【構成】通電制御されるソレノイド70によりプランジ
ャ67を作動して、錠レバー64を回動させ、錠レバー
64が固定されたアッパーシャフト9Aの回動により、
アッパーシャフト9Aに固定取付された扉が捩じりコイ
ルスプリング66の弾性力で自動的に開放されるように
した電気錠10を設ける一方、非常時には、プランジャ
67を、ソレノイドではなく、非常開錠トリガー91、
オペレーションレバー96等からなる機械的な開錠機構
により、同様に作動して扉4を強制的に開錠し得るよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、機密書類等の
秘密情報を含む情報媒体や貴重品等の物品を保管するキ
ャビネットの扉用錠に関し、特に、電気錠と非常開錠機
構とを備えた錠に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、職場においては、日々、各種の
秘密情報を記録したフレキシブルディスクや重要書類等
の秘密情報媒体が発生している。これらは、担当者の手
元から離れると、オフィスの備えつけのキャビネットに
収納されている。
【0003】しかしながら、オフィス内において単にキ
ャビネットに収納しただけでは、機密保持・防犯性の点
で問題がある。このため、キャビネットの扉に錠前を取
り付けて、キャビネットの扉を施錠することにより、機
密保持・防犯性を高める必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
一般的な錠前は、凸部と凹部の嵌合により開閉可能な機
械式のものであり、このような錠前では、合鍵を作った
り、錠前を破壊したりすれば、開放して機密書類等をの
ぞき見たり、コピーや偽造・改ざんしたり、あるいは持
ち去ったりすることはさほど困難ではないため、機密保
持・防犯性が十分とは言えない。
【0005】本発明は上記課題を解消するためなされた
ものであり、キャビネット内の収納物品の機密保持・防
犯性をより向上するべく、キャビネットの扉を自動的に
開き、扉を閉めると施錠される機構の電気錠と、非常時
に強制的な開錠を可能な非常開錠機構とを備えたキャビ
ネットの扉用錠を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明のキャビネットの扉用錠は、キャ
ビネットの収納部を開閉する扉を該キャビネットの本体
に回動自由に支承するシャフトと、前記シャフトに一端
部が固定取付されて該シャフトと一体に回動される錠レ
バーと、前記シャフトを常時扉開放に対応する回動方向
に弾性付勢するシャフト用スプリングと、前記錠レバー
に係合して該錠レバーを扉閉塞位置に保持する位置と、
該係合を解除して扉の前記保持を解除する位置とに、先
端部が選択的に進退動作可能なプランジャと、前記プラ
ンジャを前記係合方向に弾性付勢するプランジャ用スプ
リングと、前記プランジャを前記プランジャ用スプリン
グの弾性力に抗して前記係合解除方向に作動するソレノ
イドと、を含んで構成された電気錠を備える一方、前記
プランジャに係合して該プランジャを前記プランジャ用
スプリングの弾性力に抗して前記錠レバーとの係合解除
方向に作動する位置と、前記プランジャの前記係合方向
の動作を許容する位置とに選択的に動作可能な非常開錠
トリガーと、前記非常開錠トリガーと遠隔した位置に配
設され、該非常開錠トリガーと連係手段を介して連係さ
れ、前記非常開錠トリガーを前記連係手段を介して前記
位置に動作させるべく動作可能な開錠レバーと、前記開
錠レバーをロックする位置と該ロックを解除する位置と
に動作可能なロックレバーと、前記ロックレバーを開錠
レバーロック位置に施錠し、ロック解除位置に開錠する
シリンダー錠と、を含んで構成された非常開錠機構を備
えた。
【0007】請求項2記載の発明のキャビネットの扉用
錠は、前記扉を緩やかに開くためのダンパーを備えるよ
うにした。
【0008】請求項3記載の発明のキャビネットの扉用
錠は、CPUと、該CPUに接続されると共に任意のI
Dデータ、暗証番号、該キャビネットへのアクセス履歴
等のデータを書込み読出し可能な記憶回路と、該CPU
に接続されるIDカード用のインターフェース及び入力
用キーボードと、を含んで構成されるコントローラを備
え、前記IDカードからの読取りデータ及び入力用キー
ボードからの入力データと、前記記憶回路のデータとの
照合結果により、前記コントローラから扉開の許否信号
を前記ソレノイドに出力する構成とした。
【0009】請求項4記載の発明のキャビネットの扉用
錠は、前記非常開錠機構は庫内天板のロック機構と連動
し、施錠位置にあるときに前記ロック機構を庫内天板ロ
ック状態に、開錠位置にあるときに前記ロック機構を庫
内天板ロック解除状態にする構成とした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明において、扉を開放しよう
とする場合は、ソレノイドへの通電を行うと、プランジ
ャが作動され、該プランジャと錠レバーとの係合状態が
解除されて、該錠レバーが開放される。
【0011】シャフトに、錠レバー、シャフト用スプリ
ングが固定されているから、これら各部品は一体となっ
て回動する。このように錠レバーが開放されて回動する
ことにより、シャフトが回動すると、このシャフトに固
定取付された扉がシャフト用スプリングの弾性力で自動
的に開放される。
【0012】前記プランジャは例えば一定時間後通電が
停止されることにより、プランジャ用スプリングの弾性
力で元の位置に戻る。
【0013】扉を閉めるときは手動で行う。扉を閉める
と、錠レバーが前記と逆方向に回動し、該錠レバーとプ
ランジャとが係合しつつ、プランジャが前記と同方向に
作動された後プランジャはプランジャ用スプリングの弾
性力によって逆方向にスライドし、係合が完了して、錠
レバーの回動が抑止されて、扉が施錠される。
【0014】一方、扉を非常開放しようとする場合は、
シリンダー錠を回動動作させることにより、ロックレバ
ーの施錠が解除され、該ロックレバーによる開錠レバー
のロックが解除されて該開錠レバーが作動可能となる。
【0015】ここで、開錠レバーを作動すると、連係手
段を介して非常開錠トリガーが動作し、これにより、プ
ランジャがプランジャ用スプリングの弾性力に抗して作
動され、プランジャと錠レバーとの係合状態が解除され
て、該錠レバーが開放される。よって、前述した電気錠
の開錠動作時と同様に自動的に扉が開かれる。開錠レバ
ーがこのままでは扉は閉じられないため、開錠レバーを
前記と逆方向に作動させる。これにより、上記非常開錠
時と逆方向に各部品が作動する。しかる後、全ての扉が
閉じられる。そして、シリンダー錠によりロックレバー
を施錠すると、該ロックレバーにより開錠レバーがロッ
クされる。
【0016】請求項2記載の発明において、ダンパーの
作用により扉が緩やかに開放動作される。
【0017】請求項3記載の発明において、扉を開放す
る際は、IDカード用のインターフェースに、開放しよ
うとする者(特定者)が、自分専用のIDカードを差し
込み、かつキーボードから暗証番号を入力する。また
は、キーボードから暗証番号を入力した後、インターフ
ェースにIDカードを差し込む。
【0018】CPUでは、記憶回路で記憶しているID
データ及び暗証番号と、インターフェースにより読み取
られたIDカード及び入力された暗証番号とを照合し、
これらが一致したならば、電気錠を開錠動作させる。
【0019】請求項4記載の発明において、非常開錠機
構による開錠動作と連動して庫内天板のロックが解除さ
れ、庫内天板を取り外すことができる。
【0020】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。図5は、本発明に係るキャビネットの斜視図で
ある。この図において、キャビネット1の本体2は複数
の収納部3に仕切り形成されており、各収納部3を開閉
する扉4が設けられている。
【0021】前記本体2は、天板21,側板22,2
3、底板24、背板(図示せず)からなる前面開放の直
方体形状に形成される。
【0022】前記収納部3は、本体2の側板22,23
間に横架される棚板31と、天板21と底板24間に架
け渡されて側板22,23と略平行に配設される仕切り
板32とにより仕切り形成される。この場合、棚板31
を2枚、仕切り板32を1枚使用し、収納部3を6箇所
形成している。
【0023】前記扉4は、収納部3の前面開口部33を
開閉するために配設され、図1及び図5に示すように、
仕切り板32の前面開口部33付近に一側端が係止さ
れ、他側端が扉4に固定取付されたシャフト9を介し
て、該扉4の側端を中心として左右方向に回動させるこ
とにより開閉可能としている。
【0024】図1は、収納部3の構成を示す斜視図で、
各収納部3の扉4を自動的に開き、扉4を閉めると施錠
される機構の電気錠10と、非常時に強制的な開錠を可
能な非常開錠機構11とが設けられている。
【0025】先ず、電気錠の構成を図2及び図3に基づ
いて説明する。すなわち、これらの図において、キャビ
ネット1の扉4を開閉可能とするべく該扉4を該キャビ
ネット本体2に回動自由に支承するシャフト9は扉4の
支承部となるアンダーシャフト(図示せず)とアッパー
シャフト9Aとから構成されている。
【0026】前記アッパーシャフト9Aはベース60の
孔61から該ベース60上方に突出され、ベース60か
ら突出するアッパーシャフト9Aの上端部は、ベース6
0上面に固定取付されたブラケット62の孔63に支持
される。
【0027】前記アッパーシャフト9Aのベース60上
面近傍位置の外周部には、錠レバー64の一端部が固定
取付される。この錠レバー64には、後述するダンパー
を保持するダンパーホルダー65が、その一部が錠レバ
ー64と重合して固定取付されている。
【0028】前記アッパーシャフト9Aを常時扉4開放
に対応する回動方向に弾性付勢するシャフト用スプリン
グとしての捩じりコイルスプリング66が設けられてお
り、該スプリング66は、前記ダンパーホルダー65上
面に配設されて前記アッパーシャフト9A外周に装着さ
れている。
【0029】前記錠レバー64に係合して該錠レバー6
4を扉4閉塞位置に保持する位置と、該係合を解除して
扉4の前記保持を解除する位置とに、先端部が選択的に
進退動作可能なプランジャ67が設けられており、該プ
ランジャ67は前記ベース60上面に固定取付されたプ
ランジャガイド68にスライド自由に支持される。
【0030】この場合、前記錠レバー64とダンパーホ
ルダー65の重合部分の反シャフト側端部には、プラン
ジャ67先端部の係合部67aと係合可能な爪部69が
形成されている。なお、前記爪部69と係合部67aに
はそれそれテーパ面Xが形成されている。
【0031】前記プランジャ67を後述するプランジャ
用スプリングの弾性力に抗して係合解除方向に作動する
ソレノイド70が前記ベース60上面に固定取付されて
いる。この場合、ソレノイド70の作動軸71の先端部
にプランジャ67の後端部がピン72を介して連結され
る。
【0032】前記プランジャ67を前記係合方向に弾性
付勢するプランジャ用スプリングとしてのコイルスプリ
ング73は、前記ソレノイド70の作動軸71とプラン
ジャ67の後端部との連結部の外周に装着され、その一
端部がソレノイド70の本体先端面に係止されると共
に、他端部がプランジャ67外周に装着された受板74
に係止される。
【0033】一方、前記ダンパーホルダー65には、扉
4を緩やかに開くためのロータリ式ダンパー75が固定
取付されている。このダンパー75において回転される
回転部の外周面にはギヤ部が設けられており、このギヤ
部の各歯部は、前記ベース60上面に固定された円弧状
のダンパーギヤ76の歯部に噛合される。
【0034】なお、77はベース60上面に固定取付さ
れた第1のリミットスイッチ、78は第2のリミットス
イッチ、79及び80は前記ブラケット62にストッパ
ブラケット81を介して取り付けられたストッパ及びス
トッパスプリングであり、ストッパ79先端位置よりも
ストッパスプリング80先端位置が前方に位置するよう
に設定される。これら第1のリミットスイッチ77、第
2のリミットスイッチ78、ストッパ79及びストッパ
スプリング80の作用は後述する。
【0035】以上の構成の電気錠10は、キャビネット
1の最上段の収納部3においては、天板21上面の扉4
支持部近傍位置に、中間部と最下段の収納部3において
は、棚板31上面の扉4支持部近傍位置に、それぞれ配
設され、そのベース60をキャビネット本体2に固定す
ることにより取り付けられる。
【0036】かかる構成の電気錠10は、コントローラ
から出力される扉開の許否信号により制御される。すな
わち、図において、コントローラ5は、収納部3の一
つ、本実施例では図上右最上段の収納部3aを専用スペ
ースとして使用し、その前面の扉4aを機構的に開扉不
可能な構造として設けられる。
【0037】このコントローラ5は、図6に示したよう
に、記憶回路の他、電気錠10に対し開錠指令信号を送
るための電気錠制御回路を有するCPU51と、IDカ
ード用のインターフェースであるIDカードリーダ52
と、入力用キーボード53と、液晶ディスプレイ54と
を備えて構成されており、図6に示すように、CPU5
1は右最上段の収納部3a内に収納配設され、これに対
応する扉4aにはIDカードリーダ52のIDカード挿
入口52aと、入力用キーボード53と、液晶ディスプ
レイ54がその表面に表れるようにして埋設されてい
る。
【0038】ここで、記憶回路には、特定者毎に割り当
てられたIDコード、暗証番号が記憶されていると共
に、アクセス者コード、アクセスした収納部の番号、ア
クセス日時、アクセス回路等のアクセス履歴を記憶可能
に構成されている。なお、特定者が複数人の場合には、
一人の特定者のIDデータ及び暗証番号によりすべての
扉4の電気錠10が開錠される構成とすると、他の特定
者に秘密情報が漏洩するおそれもある。したがって、各
特定者ごとにアクセス可能な収納部3を割り当て、一人
の特定者のIDデータ及び暗証番号により開放される収
納部3を限定しておくことが好ましい。
【0039】また、IDカードは、特定者のみが携帯し
若しくは使用でき、該特定者であることを確認するた
め、個人コード、氏名、役職コード等が登録されてい
る。このようなIDカードとしては、磁気ストライプに
上記データが磁気記録された磁気カード、ICメモリに
上記データが記録されたICカード等を用いることがで
きるが、複製が困難で、しかも大量のデータを記録でき
るICカードを用いることが好ましい。なお、IDカー
ドリーダ52としては、磁気カードを用いた場合には、
磁気ヘッドを備えた磁気カードリーダを、ICカードを
用いた場合には、端子の電気的接触、光、電磁誘導又は
微弱電波により読み取りするカードリーダを用いる。
【0040】そして、前記電気錠10のソレノイド70
は、CPU51の電気錠制御回路からの開錠指令信号を
受信可能なソレノイドコントローラのスイッチング動作
により励磁される。
【0041】次に、かかる構成の電気錠の作用について
説明する。特定者が扉を開放しようとする場合は、先
ず、IDカードをIDカードリーダ52のIDカード挿
入口52aに挿入する。これにより、IDカードリーダ
52は、個人コードや氏名等のIDデータを読み取り、
そのデータをCPU51に送る。次に、特定者は、キー
ボード53から特定の暗証番号を入力する。なお、前記
液晶ディスプレイ54には、これらの動作にしたがっ
て、例えば、「IDカードを挿入して下さい。」、「暗
証番号を入力して下さい。」といったメッセージが表示
される。
【0042】前記暗証番号もデータとしてCPU51に
送られる。CPU51内では、記憶回路に記憶されてい
るIDデータを読み込み、これらのデータを比較し、一
致しない場合はIDカードを機外に送り戻すと共に電気
錠制御回路への出力を行わない。一方、一致するなら
ば、電気錠制御回路へその旨の信号が送られ、さらに、
この電気錠制御回路からIDデータに従った特定の収納
部3及び扉4に対応するソレノイドコントローラへ開錠
指令信号が発信される。ソレノイドコントローラではこ
の信号を受信するとソレノイド70への通電を許容して
励磁し、可動鉄心を動作させる。
【0043】これにより、プランジャ67が作動されて
図2の矢印方向にスライドし、プランジャ67の係合
部67aと錠レバー64側の係合部69との係合状態が
解除されて、該錠レバー64が開放される。
【0044】アッパーシャフト9Aに、錠レバー64、
捩じりコイルスプリング66、ダンパーホルダー65及
びダンパー75が固定されているから、これら各部品は
一体となって図2の矢印方向に回動する。このように
錠レバー64が開放されて回動することにより、アッパ
ーシャフト9Aが回動すると、このアッパーシャフト9
Aに固定取付された扉4が捩じりコイルスプリング66
の弾性力で自動的に開放される。このとき、ダンパー7
5の作用により扉4は緩やかに開放される。
【0045】前記プランジャ67は一定時間後ソレノイ
ド70への通電が停止されることにより、コイルスプリ
ング71の弾性力で元の位置にスライドする。上記のよ
うに回動した錠レバー64と一体のダンパーホルダー6
5はストッパスプリング80に当たると回動が停止さ
れ、扉4の回動を停止する。このときの扉4の開放角度
は約95度である。ダンパーホルダー65はこの回動停
止位置からさらに約5度の角度開放すると、ストッパ7
9に当たり、扉4は開放限界となる。
【0046】扉4を閉めるときは手動で行う。扉4を閉
めると、錠レバー64が図2の矢印方向に回動し、該
錠レバー64の係合部69とプランジャ67の係合部6
7aそれぞれのテーパ面Xが接触し、プランジャ67が
図2の上方向に押し上げられる。係合部69が係合部6
7aを乗り越えると、プランジャ67はコイルスプリン
グ73の弾性力によって図2の矢印方向にスライド
し、係合部69,67a同士が係合して、錠レバー64
の回動が抑止されて、扉4が施錠される。
【0047】上記の施錠動作時において、第1のリミッ
トスイッチ77、第2のリミットスイッチ78が図2の
矢印方向,に示すようにそれぞれ押されてONとな
り、ソレノイドコントローラは、第1のリミットスイッ
チ77、第2のリミットスイッチ78が両方ONのとき
扉4が正常に閉まったことを認識する。
【0048】なお、特定者が扉4を開閉動作し若しくは
開閉を試みた記録、すなわち物品100へのアクセス履
歴(アクセス者コード、アクセスした収納部番号、回
数、日時等)は、アクセス操作のたびに、CPU51の
記憶回路に記録されていく。また、特定者ではない者が
特定者からIDカードを盗み、不正アクセスしようとし
た場合にも、誤った暗証番号が入力されれば、その履歴
も記録される。これらの記録は、例えば、定期的に、特
定者自身又はその上級管理者が、IDカードリーダ52
に挿入可能なIDカード型端子7を備えると共に、所定
容量の外部記録装置と表示装置等を有するコンピュータ
8等を用いて読み取ることにより、不正者によるアクセ
スの有無等を判断することができる。
【0049】上記実施例では、扉4の開閉を行う際に、
IDカードを挿入すると共に、暗証番号を入力して、そ
れらが一致するか否かを判断して開放動作させる構成と
しているが、先ず、IDカードを挿入し、そのIDコー
ドが記憶回路のデータと一致しない限り、キーボード5
3の操作自体ができない構成としても良い。また、逆
に、先ず、キーボード53から暗証番号を入力し、その
番号が記憶回路のデータと一致しない場合には、IDカ
ードをIDカードリーダ52に挿入できない構成とする
こともできる。
【0050】次に、非常開錠機構11の構成を図3及び
図4に基づいて説明する。すなわち、これらの図におい
て、キャビネット1の各収納部3毎に装備された前記プ
ランジャ67に該プランジャ67外周に固定されたトリ
ガーピン90を介して係合して該プランジャ67を前記
コイルスプリング73の弾性力に抗して前記錠レバー6
4との係合解除方向に作動する位置と、前記プランジャ
67の前記係合方向の動作を許容する位置とに選択的に
動作可能な非常開錠トリガー91が設けられている。こ
の非常開錠トリガー91は、略L字形状に形成されてお
り、支軸92を介してベース60上面のトリガーカラー
93に回動自由に支承されている。
【0051】一方、前記非常開錠トリガー91と遠隔し
た位置に配設され、該トリガー91と連係手段を介して
連係され、前記トリガー91を連係手段を介して前記位
置に動作させるべく動作される開錠レバー94が設けら
れている。前記開錠レバー94は、最下段の収納部3の
前面下部であってキャビネット本体2のコーナ部に水平
に配設され、その一端部が支軸95を介して回動自由に
支承される。
【0052】ここで、前記連係手段は、オペレーション
レバー96と、非常解除シャフト97と、第1のレバー
98と、第2のレバー99と、から構成される。前記オ
ペレーションレバー96は、キャビネット1の収納部3
のうち横方向に並列された2つの収納部3に対して1つ
ずつ設けられており、本実施例においては、3段に収納
部が設けられているから、オペレーションレバー96は
3つ設けられている。
【0053】各オペレーションレバー96は、並列する
2つの収納部3の前部の上側において、各収納部3の天
井部に配設された庫内天板101の上面に沿って水平方
向に延びて配設される。各オペレーションレバー96の
先端部は、並列する2つの収納部3のうち正面から見て
右側の収納部3における非常解除トリガー91の係合端
部と反対側の端部に回動自由に連結され、各オペレーシ
ョンレバー96の長手方向の略中間部は、並列する2つ
の収納部3のうち正面から見て左側の収納部3における
非常解除トリガー91の係合端部と反対側の端部に回動
自由に連結される。
【0054】前記第1のレバー98は、キャビネット1
の収納部3のうち横方向に並列された2つの収納部3に
対して1つずつ設けられており、本実施例においては、
3段に収納部3が設けられているから、第1のレバー9
8は3つ設けられている。各第1のレバー98は、並列
する2つの収納部3の前部の上側であってキャビネット
本体2のコーナ部に水平方向に延びて配設される。
【0055】前記非常解除シャフト97は、各収納部3
の前部であってキャビネット本体2のコーナ部に垂直方
向に延びて配設され、キャビネット本体2に回動自由に
支承される。そして、前記非常解除シャフト97の外周
部には、各第1のレバー98の後端部が固定取付され
る。また、各第1のレバー98の先端部は、各オペレー
ションレバー96の後端部に回動自由に連結される。
【0056】前記第2のレバー99は1つ設けられてお
り、最下段の収納部3の前部であってキャビネット本体
2のコーナ部に水平方向に延びて配設される。そして、
第2のレバー99の後端部は、非常解除シャフト97の
外周部に固定取付される。また、第2のレバー99の先
端部は、開錠レバー94の回動支持端部と反対側の端部
に回動自由に連結される。
【0057】一方、前記開錠レバー94をロックする位
置と該ロックを解除する位置とに動作可能なロックレバ
ーとしてのカムレバー102と、該カムレバー102で
開錠レバー94をロックする位置に施錠し、ロック解除
位置に開錠するシリンダー錠103と、が設けられてい
る。
【0058】この場合、シリンダー錠103にはキャビ
ネット本体2前部下側に鍵穴が設けられており、この鍵
穴に鍵103Aを差し込んでシリンダー錠103を回動
動作させて施錠状態にすることにより、前記カムレバー
102が開錠レバー94の係合部104に係合して該開
錠レバー94を回動不能にロックすると共に、開錠状態
にすることにより、前記カムレバー102と開錠レバー
94の係合部104との係合を解除して該開錠レバー9
4を回動可能にする。
【0059】次に、かかる構成の非常開錠機構11の作
用について説明する。扉4を非常開放しようとする場合
は、シリンダー錠103の鍵穴に鍵103Aを図4の矢
印方向に差し込んでシリンダー錠103を図4の矢印
方向に回動動作させて開錠状態にすることにより、カ
ムレバー102により開錠レバー94が開錠され、該開
錠レバー94が回動可能となる。
【0060】ここで、開錠レバー94を図4の矢印方
向に強く押すと、該開錠レバー94は揺動し、これによ
り、第2のレバー99が図4の矢印方向に回動して、
これと連動する非常開錠シャフト97が同矢印方向に
回動し、同時に各第2のレバー98がそれぞれ図4の矢
印方向に回動する。
【0061】したがって、オペレーションレバー96が
図4の矢印方向にスライド動作され、非常開錠トリガ
ー91が図4の矢印方向に回動し、これにより、トリ
ガーピン90が押されて、プランジャ67がコイルスプ
リング73の弾性力に抗して上方にスライドされ、プラ
ンジャ76の係合部67aと錠レバー64側の係合部6
9との係合状態が解除されて、該錠レバー64が開放さ
れる。よって、前述した電気錠10の開錠動作時と同様
に自動的に扉4が開かれる。この場合、各収納部3の扉
4が一斉に開かれる。
【0062】開錠レバー94を図4の矢印方向に押せ
ば、上記非常開錠時と逆方向に各部品が作動する。しか
る後、全ての扉4を手動で閉じる。そして、シリンダー
錠103を図4の矢印方向に回動動作させることによ
り、開錠レバー94が施錠され、該開錠レバー94が回
動不能となり、その後、シリンダー錠103の鍵穴から
鍵103Aを図4の矢印方向に引き抜く。
【0063】なお、前記オペレーションレバー96に
は、庫内天板101のストッパ105が設けられてい
る。この天板ストッパ105は、庫内天板101の端部
に設けられた係合爪101aと係合可能な係合突起10
5aを有しており、オペレーションレバー96が前記施
錠位置にあるときには、天板ストッパ105の係合突起
105aが庫内天板101の係合爪101aと係合し
て、庫内天板101をロックし、オペレーションレバー
96が前記開錠位置にあるときには、係合突起105a
と係合爪101aとの係合が解除されて、庫内天板10
1のロックが解除される。
【0064】したがって、扉4の位置の修正、調整時に
収納部3を分解する場合に、庫内天板101を止めるビ
ス106を外すことにより、該庫内天板101を容易に
取り外すことができる。その一方で、ビス106を取り
外しただけでは庫内天板101ははずれないため、一つ
の扉4を開けた者がこれと隣接する収納部3の庫内天板
まで外して該収納部3に収納されている収納物品の盗難
等を防止することができる。
【0065】かかる構成のキャビネットの扉用錠によれ
ば、電気錠10と非常開錠機構11とを備えて構成した
から、凸部と凹部の嵌合により開閉可能な機械式の錠前
のように合鍵を作ったり、錠前を破壊することはでき
ず、機密書類等をのぞき見たり、コピーや偽造・改ざん
したり、あるいは持ち去ったりすることを防止すること
ができ、キャビネット1内の収納物品100の機密保持
・防犯性をより向上することができる。
【0066】また、電気錠10は、キャビネット1の扉
4を自動的に開き、扉4を閉めると施錠される機構であ
るから、開錠後に扉4を引っ張る等して開放する必要が
なく、両手がふさがっている場合等に便利であると共
に、扉を閉める場合には特別な施錠操作が不要である。
【0067】さらに、非常開錠機構11により、非常時
に強制的な開錠が可能となり、地震、火災等により停電
等して電気錠10の開錠が不可能な場合にも、鍵103
Aを保管する管理者が扉4を開放し収納物品を持ち出す
ことができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、電気錠と非常開錠機構とを備えて構成した
から、機密書類等をのぞき見たり、コピーや偽造・改ざ
んしたり、あるいは持ち去ったりすることを防止するこ
とができ、キャビネット内の収納物品の機密保持・防犯
性をより向上することができ、電気錠は、キャビネット
の扉を自動的に開き、扉を閉めると施錠される機構であ
るから、開錠後に扉を引っ張る等して開放する必要がな
く、両手がふさがっている場合等に便利であると共に、
扉を閉める場合には特別な施錠操作が不要であると共
に、非常開錠機構により、非常時に強制的な開錠が可能
となり、停電等によって電気錠の開錠で不可能な場合に
も、管理者が扉を開放することができる。また、把手が
ないため、第三者が無理矢理こじ開けようとしたりする
こともない。
【0069】請求項2記載の発明によれば、ダンパーの
作用により扉が緩やかに開放動作することができる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、特定者によ
る扉の開放が可能となり、キャビネットに秘密書類等の
物品を特定者以外に知られることなく保管できる。ま
た、キャビネットへのアクセス履歴が記憶回路に蓄積さ
れるため、不正アクセスの発見も容易である。
【0071】請求項4記載の発明によれば、非常開錠機
構による開錠動作を行わなければ、庫内天板の取り外し
ができないため、庫内天板を外しての隣接する収納部へ
の不正アクセスも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜4記載の発明の一実施例を示すキ
ャビネットの収納部の斜視図
【図2】 同上実施例における電気錠の平面図
【図3】 同上の電気錠の分解斜視図
【図4】 同上実施例における非常開錠機構の斜視図
【図5】 同上実施例におけるキャビネットの斜視図
【図6】 同上実施例におけるコントローラと電気錠と
のブロック回路図
【符号の説明】
1 キャビネット 3 収納部 4 扉 5 コントローラ 9 シャフト 10 電気錠 11 非常開錠機構 51 CPU 52 IDカードリーダ 53 入力用キーボード 54 液晶ディスプレイ 64 錠レバー 66 捩じりコイルスプリング 67 プランジャ 70 ソレノイド 73 コイルスプリング 75 ロータリ式ダンパー 91 非常開錠トリガー 94 開錠レバー 102 カムレバー 103 シリンダー錠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネットの収納部を開閉する扉を該キ
    ャビネットの本体に回動自由に支承するシャフトと、 前記シャフトに一端部が固定取付されて該シャフトと一
    体に回動される錠レバーと、 前記シャフトを常時扉開放に対応する回動方向に弾性付
    勢するシャフト用スプリングと、 前記錠レバーに係合して該錠レバーを扉閉塞位置に保持
    する位置と、該係合を解除して扉の前記保持を解除する
    位置とに、先端部が選択的に進退動作可能なプランジャ
    と、 前記プランジャを前記係合方向に弾性付勢するプランジ
    ャ用スプリングと、 前記プランジャを前記プランジャ用スプリングの弾性力
    に抗して前記係合解除方向に作動するソレノイドと、 を含んで構成された電気錠を備える一方、 前記プランジャに係合して該プランジャを前記プランジ
    ャ用スプリングの弾性力に抗して前記錠レバーとの係合
    解除方向に作動する位置と、前記プランジャの前記係合
    方向の動作を許容する位置とに選択的に動作可能な非常
    開錠トリガーと、 前記非常開錠トリガーと遠隔した位置に配設され、該非
    常開錠トリガーと連係手段を介して連係され、前記非常
    開錠トリガーを前記連係手段を介して前記位置に動作さ
    せるべく動作可能な開錠レバーと、 前記開錠レバーをロックする位置と該ロックを解除する
    位置とに動作可能なロックレバーと、 前記ロックレバーを開錠レバーロック位置に施錠し、ロ
    ック解除位置に開錠するシリンダー錠と、 を含んで構成された非常開錠機構を備えたことを特徴と
    するキャビネットの扉用錠。
  2. 【請求項2】前記扉を緩やかに開くためのダンパーを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のキャビネットの扉
    用錠。
  3. 【請求項3】CPUと、該CPUに接続されると共に任
    意のIDデータ、暗証番号、該キャビネットへのアクセ
    ス履歴等のデータを書込み読出し可能な記憶回路と、該
    CPUに接続されるIDカード用のインターフェース及
    び入力用キーボードと、を含んで構成されるコントロー
    ラを備え、前記IDカードからの読取りデータ及び入力
    用キーボードからの入力データと、前記記憶回路のデー
    タとの照合結果により、前記コントローラから扉開の許
    否信号を前記ソレノイドに出力する構成としたことを特
    徴とする請求項1または2記載のキャビネットの扉用
    錠。
  4. 【請求項4】前記非常開錠機構は庫内天板のロック機構
    と連動し、施錠位置にあるときに前記ロック機構を庫内
    天板ロック状態に、開錠位置にあるときに前記ロック機
    構を庫内天板ロック解除状態にする構成であることを特
    徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のキャ
    ビネットの扉用錠。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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