JPH04363490A - 保管金庫 - Google Patents

保管金庫

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JPH04363490A
JPH04363490A JP3079191A JP3079191A JPH04363490A JP H04363490 A JPH04363490 A JP H04363490A JP 3079191 A JP3079191 A JP 3079191A JP 3079191 A JP3079191 A JP 3079191A JP H04363490 A JPH04363490 A JP H04363490A
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JP
Japan
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key
data
card
door
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Application number
JP3079191A
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English (en)
Inventor
Shigeo Naruto
鳴戸 栄郎
Satoru Bonshihara
哲 盆子原
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Kumahira Safe Co Inc
Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
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Publication date
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Publication of JPH04363490A publication Critical patent/JPH04363490A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は金庫に関し、特に現金自
動預入支払機(以下ATM等と称する)の施錠部鍵(以
下単に鍵と称する)と、ATM等へ現金を補充するため
の現金カセットを保管する保管金庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM等の鍵は金庫内に複数個束
ねられて、あるいは一個づつフック状のものにぶら下げ
られたりして保管されていた。また、この鍵と、ATM
等へ現金を補充するための現金カセットの持ち出しと収
納は、担当者がその都度記録に残して行い、場合によっ
ては第三者の立会いの下に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
鍵の持ち出しにおいて、ある特定の鍵のみの持ち出しを
許されている者であっても他の鍵を持ち出せる可能性が
あり、さらに、この鍵とATM等へ現金を補充するため
の現金カセットとが同一の金庫内に保管される場合、現
金カセットのみの持ち出しを許されている者であっても
鍵を持ち出せる可能性がある点に問題を残していた。
【0004】また、鍵や現金カセットの持ち出しとその
収納,担当した者等をその都度記録に残す作業や、終業
時等の一定時刻に行われる、本来収納されているべき鍵
や現金カセットが収納されているか否かの確認作業は意
外と面倒な日常業務となつていた。
【0005】本発明は上記のような問題点に鑑みて創案
されたものであり、予め特定された者にカード状記憶媒
体を発行し、常にこのカード状記憶媒体を用いて収納物
の出し入れ等の取扱いをなし、その取扱いを記録に残す
ようにすることにより現金カセットと鍵の保管上の安全
性が高く、かつ管理の容易な保管金庫の提供を目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、物品の収納庫と、鍵をロック状に固定し
て保管し施錠される扉を有する鍵の管理庫とを内蔵する
保管金庫であって、ID(identificatio
n) データに関する情報が設定されるメモリと、ID
データが記憶されているカード状記憶媒体の記憶データ
を読み取るカードリーダと、上記メモリに設定されてい
るデータと上記カードリーダによつて読み取られたカー
ド状記憶媒体に記憶されているデータとを照合する照合
手段と、上記照合手段による照合結果を受けて上記保管
金庫の扉を開扉可能とする第一の解錠手段と、上記第一
の解錠手段によって開扉された保管金庫において上記照
合手段による照合結果を受けて上記鍵管理庫の扉を開扉
可能とするとともにこの鍵管理庫の開扉に用いられた上
記カード状記憶媒体に対応するものとして予め設定され
ている鍵のロック状態を解除可能とする第二の解錠手段
と、上記物品と鍵の持ち出しとその収納を検出する検出
手段と、上記検出手段によって検出された物品と鍵の持
ち出しと収納を記録する記録手段とから構成するもので
ある。
【0007】あるいは、上記照合手段による照合結果を
うけて上記メモリへのデータ書き込みと上記記録手段へ
のデータ出力とを行うデータ入出力手段を有する構成と
するものである。
【0008】さらに、上記第一の解錠手段および上記第
二の解錠手段は扉開閉を検出する検出手段を有し上記記
録手段はこの検出手段によって検出された扉開閉を記録
する構成とするものである。
【0009】
【作用】本発明の作用を図1に基づき説明する。
【0010】先ず、メモリ1にデータの初期設定として
IDデータに関する情報すなわち、カード状記憶媒体2
の識別コード,あるカード状記憶媒体が使用されたとき
にロック状態が解除される鍵はどれであるか,データ入
出力操作の許されるカード状記憶媒体はどれであるか等
を内容とする情報が記憶,設定される。カード状記憶媒
体2には識別コードに関するデータが記憶され、カード
リーダ3はこのカード状記憶媒体2に記憶されたデータ
を読み取る。制御部を構成する照合手段4はカードリー
ダ3によつて読み取られたカード状記憶媒体2のデータ
とメモリ1に設定されている情報とを照合し、保管金庫
の開扉を許されている適正なカード状記憶媒体であるか
否かを判定し、この照合結果を第一の解錠手段5に出力
する。第一の解錠手段5はこの解錠信号を受けて表扉の
施錠を解き、これにより表扉を開くことが可能となる。
【0011】この表扉が開かれた保管金庫において、さ
らにカードリーダ3はカード状記憶媒体2に記憶されて
いるデータを読み取る。照合手段4はカードリーダ3に
よつて読み取られたカード状記憶媒体2のデータとメモ
リ1に設定されている情報とを照合し、鍵管理庫の開扉
が許されている適正なカード状記憶媒体であるか否かを
判定し、適正なカード状記憶媒体であることが判定され
た場合には解錠信号を第二の解錠手段6に出力する。第
二の解錠手段6はこの解錠信号を受けて鍵管理庫を解錠
し、これにより鍵保管庫の開扉が可能となる。
【0012】さらに、この開扉された鍵管理庫において
、この鍵管理庫の解錠に用いられたカード状記憶媒体2
に対応して、このカード状記憶媒体が使用されたときに
持ち出しが許されるものとして予め上記メモリ1に設定
されている鍵のロック状態が解除可能となり、この鍵の
持ち出しを行うことができるようになる。検出スイッチ
7は金庫内の物品と鍵管理庫の鍵の持ち出しとその収納
を検出するものであり、また、上記第一の解錠手段5と
第二の解錠手段6はそれぞに扉開閉を検出する検出スイ
ッチを有し、この物品と鍵の持ち出しと収納および扉開
閉の検出データは記録手段8に送出される。記録手段8
はこの検出データを、使用されたカード状記憶媒体2の
識別コードと操作日時とともに記録する。
【0013】データ入出力手段9はメモリ1のデータの
初期設定や、あるいはメモリ1のデータの書換えを行い
、さらに上記記録手段8としてのプリンタにデータ送出
を指令するものであり、これらの操作はカード状記憶媒
体2をカードリーダ3に読み込ませ照合手段4による照
合結果を受けて行われる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
【0015】図2(A)は本発明に係る保管金庫の正面
図である。図において、この保管金庫10は金庫本体1
1とコントローラ12の二つの部分より構成されている
。このうち、金庫本体11は公知技術に基づき、筐体1
1aに表扉11bが蝶番11cによって取り付けられて
いる。11dは表扉11bの開閉を行うハンドルである
【0016】図2(B)は金庫本体11の側面断面図で
ある。図において、この金庫本体11は内部に現金カセ
ット13を収納する現金カセット庫14と鍵を保管する
鍵管理庫15を有している。このうち、現金カセット庫
14は棚板17によって三段に区画され、一つの棚板に
二個の現金カセットが収められて、一番から六番までの
6個の現金カセットが収納できるようになっている。鍵
管理庫15は鍵管理庫扉16によって施錠され、内部に
は一番から十番までの十個の鍵18が、それぞれに後述
するロック機構によりロックされて保管されている。
【0017】この金庫本体11は、筐体11aの両側面
111 が鋼板にて箱状に形成され、さらにこの両側面
111 の内部中間部112 も鋼板で区画され、この
区画された中空層113 に固形耐火材が充填される構
造となっている。表扉11bも同様な構造である。
【0018】図3は金庫本体11の表扉11bおよび鍵
管理庫扉16を開扉した状態の概略外観図である。図に
おいて、19a,19bは閉扉される表扉11bを係合
するための閂杆挿通孔である。すなわち、表扉11bの
ハンドル11d(図2参照)の回転によって上下動する
閂杆(図示せず)が表扉11bの上下部位より突出して
この閂杆挿通孔19a,19bに嵌合することにより表
扉11bは金庫筐体11aに閉扉固定される。この表扉
11bの施錠はソレノイドのON,OFFによる公知の
電気錠システムによって行われる。
【0019】20は表扉11bの開閉を検出する検出用
スイッチであり、閉扉により表扉11bの裏面11b′
が表扉検出スイッチ20の頭部を押圧する構造において
、この押圧の有無により表扉11bの開閉を検出してい
る。同様の構造によって、21は鍵管理庫15の開閉を
検出する鍵管理庫扉検出スイッチである。また、棚板1
7には現金カセット13の収納の有無を検出する現金カ
セット検出スイッチ22が設けられている。この検出デ
ータは記録手段としてのプリンタ44にその都度印字さ
れ、さらに、同じく記録手段としての後述するメモリ4
6bに送出されて記憶される。
【0020】鍵管理庫15の奥正面15′と、鍵管理庫
扉16の裏面16′は鍵管理パネルであり、鍵18がこ
の鍵管理パネルに差し込まれる形で保管,管理されてい
る。図4はこの鍵管理庫15の側面断面図である。図に
おいて、図面右方が鍵管理庫扉16である。鍵管理庫1
5内には鍵管理庫扉16の開閉を検出する上記した検出
スイッチ21が配設されており、鍵管理パネル16′部
分による、スイッチ21の頭部押圧の有無により鍵管理
庫扉16の開閉を検出している。この検出データは記録
手段としてのプリンタ44によってその都度印字され、
さらに同じく記録手段としての後述するメモリ46bに
送出されて記憶される。23は鍵管理庫扉16の解錠お
よび施錠を行う電気錠システムのソレノイドであり、2
4はバネ,25はプランジャーである。26は鍵管理庫
扉16に固定されているプランジャー係止部であり、上
記バネ24の弾圧力によって突出する上記プランジャー
25と係合して、鍵管理庫扉16を閉扉固定する。開扉
にあたっては、通電されたソレノイド23によってプラ
ンジャー25が吸引され、上記プランジャー係止部26
との係合が外れて解錠状態となり、引き手26を手前に
引くことにより開扉される。
【0021】鍵管理パネル15′および16′のそれぞ
れの裏面には鍵18のロック機構が配設されている。本
図(図4)および図5,図6に基づき説明する。
【0022】ATM等の鍵18は、図6に示すようにキ
ーホルダー29にスチールリング29′によって連結さ
れている。このキーホルダー29はその胴部29aの先
端部に係止凸部29bを有している。30はキーホルダ
ー係止環部材であり、その一部に係止凹部30′を有し
ている。このキーホルダー係止環部材30は鍵管理パネ
ル15′,16′(図4参照)に固設されており、この
固設されているキーホルダー係止環部材30にキーホル
ダー29の胴部29aをそれぞれの凹部30′と凸部2
9′を合わせつつ嵌挿させ、キーホルダー29を所定位
置まで回転させて鍵18が保管される。
【0023】図5(A)はロック機構の側面図であり、
同図(B)はロック時における正面から見たカム31の
位置関係を示している。本図(A),(B)に基づきロ
ック機構につき説明する。
【0024】31はカムであり、32はカム31の回転
を遮るプランジャーである。33はバネであり、上記プ
ランジャー32を弾圧して突出力を付与している。34
はソレノイドであり、このソレノイド34に通電すると
、上記プランジャー32を吸引してカム31の回転が可
能となり、ロック状態が解除される。35a,35bは
磁気センサーであり、カム31に添設されているフェラ
イト磁石36を検知する。この磁気センサー35a,3
5bは鍵18の保管の有無を検出する検出センサーとも
なっており、この検出データは記録手段としてのプリン
タ44にその都度印字され、さらに後述するメモリ46
bに送出されて記憶される。28はLEDによって形成
されるロック状態表示灯であり、それぞれのキーホルダ
ー係止環部材30の上方に配されて上記ロック機構が解
除されて鍵18の抜き取りが可能となっていることを点
灯によって知らせる。
【0025】このロック機構の作動につきここで説明す
る。上記のように構成されたロック機構において、ロッ
ク状態においてはカム31は図5(B)に示す位置にあ
り、このカム31に添設されているフェライト磁石36
は磁気センサA35aに対向した位置にある。磁気セン
サA35aはこのフェライト磁石の磁気を検出してロッ
ク状態が継続される。解錠にあたっては後述する解錠信
号を受けて、キーホルダー29が反時計方向に回転操作
されるとカム31はこのキーホルダー29の回転に追動
して回転する。したがって、上記フェライト磁石36と
磁気センサA35aとの対向した位置関係がズレること
により、磁気センサA35aは磁気を検知しえなくなり
、この磁気不検知によりカム31の回転が検出される。 この検出に基づきソレノイド34に通電されてプランジ
ャー32が吸引される。このように、カム31の回転を
遮っていたプランジャー32が吸引され、後退すること
により、カム31、したがってまたキーホルダー29は
反時計方向に45°回転可能になり、図6に示すように
、キーホルダー29の凸部29bとキーホルダー係止環
部材30の凹部30′が一致する位置においてキーホル
ダー29を手前に抜き取ることが可能となる。あるいは
、上記解錠信号を受信すると同時に、ソレノイド34に
通電されてプランジャー32が後退し解錠状態となり、
鍵の抜き取りが可能となる構成としてもよい。
【0026】これに先立ち、カム31に添設されている
フェライト磁石36は磁気センサA35aの対向位置か
らカム31の回転により、磁気センサB35bに対向す
る位置に回転してくる。磁気センサB35bによってフ
ェライト磁石36の磁力が検出されるとソレノイド34
への通電が切れ、これによりプランジャー32はバネ3
3の弾圧力により突出してプランジャー32の先端面3
2′は回転途中のカム31の側面31′に当接する。
【0027】鍵18したがってキーホルダー29の収納
においては上記キーホルダー29の抜き取りと逆の操作
となる。すなわち、図6において、キーホルダー29の
係止凸部29bとキーホルダー係止環部材30の係止凹
部30′とを合わせて、キーホルダー29を差し込み、
時計方向に45°回転させる。この場合、上記のように
、プランジャー32の先端面32′(図5参照)はカム
31の側面31′に当接しており、カム31は、プラン
ジャー32の先端面32′と摺動しつつ回転し、カム3
1がプランジャー32の取り付け位置から外れる位置に
まで回転するとプランジャー32はバネ33の弾圧力に
よりカム31の回転を妨げる位置に突出する。これによ
り、再びロック状態となる。
【0028】つぎに、コントローラ12につき図7,図
8に基づき説明する。
【0029】このコントローラ12は保管金庫10の制
御部門を受け持つものであり、この実施例においては金
庫本体11とは別筐体に構成されて金庫本体11上に載
置されている。図7はコントローラ12の外観斜視図で
あり、図8は筐体を取り除いた状態の内部透視図である
【0030】図において、37はコントローラカバーで
あり、蝶番38を軸として上方に開けることができるよ
うになっている。39はコントローラカバー37を施錠
するためのプッシュ式のダイヤル錠であり、コントロー
ラカバー37を開ける場合は所定番号をプッシュボタン
39aによって入力して解錠し、ハンドル39bを回転
させて閂(図示せず)を外し、引き手39cによって上
方に引き上げる。40はコントローラカバー検出スイッ
チであり、コントローラカバー37の開閉を検出する。 44′はコントローラカバー37に開口された、プリン
タ44の印字状態等を確認するためのプリンタ窓である
。3はカードリーダであり、カード状記憶媒体としての
磁気ストライプカード2(以下、磁気カードと称する)
を差し込み、磁気カード2のデータを読み込む。41a
は時刻表示部であり、現在時刻が表示される。41bは
年月日表示部である。41cは解錠表示部であり、上記
表扉11bの解錠が行われたことを点灯によって表示す
る。41dはカードエラー表示部であり、使用された磁
気カード2が不適正なカードである場合および、磁気カ
ードの記憶データの読み取り不能の場合に点灯する。4
1eは用紙切れ表示部であり、後述するプリンタ44の
印字用紙の補給が必要であることを点灯によって知らせ
る。41fはカセットナンバー表示部であり、収納され
ている現金カセット13のカセットナンバーを表示する
。この表示によって外部から収納されている現金カセッ
トを確認できる。このコントローラカバー37の上面は
透明なアクリル樹脂板42で覆われている。
【0031】上記コントローラカバー37の下方にはデ
ータ入力用のキーパッド43が設けられている。このキ
ーパッド43は図9に示すようにデータ入力用の置数キ
ー42a,機能キー42b,7セグメントLED表示に
よる表示部42c,42d等から構成されており、上記
メモリ1へのデータ入力や後述のプリンタ44へのプリ
ントアウト指令等を行う。このキーパッド43に入力す
るためにはコントローラカバー37を上記した操作によ
って開けなければならず、この構成によって、キーパッ
ド43の無用の操作やいたずらを防いでいる。44は記
録手段としてのプリンタであり、上記扉開閉の検出等の
各種検出手段による検出データや鍵の保管状況等のデー
タを記録し、あるいはメモリ1の設定データ等を、使用
された磁気カードのコードナンバーや日時とともに記録
する。このプリンタ44は上記プリンタ窓44′から覗
けるようになっており、コントローラカバー37を開口
しなくても外部からプリント状況や紙送りなどを確認す
ることができて便宜である。45はコントローラカバー
37に固設される停電時作動ボタンであり、停電時には
このボタン操作によりバッテリー46から電力が供給さ
れる。したがって、停電によってこの保管金庫10が使
用不能になることがない。47は警報出力用のブザーで
あり、コントローラカバー37が開かれた場合にコント
ローラカバー検出スイッチ40の検出に基づき警報を発
するようになっている。また、上記停電時にも警報を発
する。さらに、鍵管理庫15の鍵18がロック機構の解
錠信号を受けずに抜き取られた場合にも警報を発して知
らせるようになっている。この警報装置47を設けるこ
とにより、より保管面の安全性に優れた保管金庫となっ
ている。48は制御基盤であり、照合手段としてのデー
タ照合や解錠信号制御,各種表示部の表示制御等を行う
中央処理装置48aや上記メモリ1および、いま一つの
記録手段としてのメモリ48bその他が実装されている
【0032】上記のように構成された保管金庫10の実
際の運用につき説明する。
【0033】先ず、実際の運用を開始するにあたりキー
パッド43よりメモリ1にデータの初期設定を行う。こ
の初期設定が行われるデータは例えば、一般用の磁気カ
ードのコードナンバーの登録、現金カセット13のみの
持ち出しが許されており、表扉11bの開扉ができる磁
気カードのコードナンバー、鍵の持ち出しが許されてお
り、鍵管理庫15の開扉もできる磁気カードのコードナ
ンバー、この鍵管理庫15の開扉に使用された磁気カー
ドに対応して持ち出しが許される鍵のロック機構を解除
する解除データ、さらには,年月日表示部41bや時刻
表示部41aの表示のための日時や時刻の設定データ等
である。これらのデータの再設定やデータの書換えを行
う場合は一般用の磁気カードとは区別された管理者カー
ドを使用して行なわれる。
【0034】このデータの入力を行うには先ずアクリル
樹脂板42を外し、予め定められている所定番号をダイ
ヤル錠39のプッシュボタン39aによって入力してダ
イヤル錠39を解錠し、ハンドル39bを回してコント
ローラカバー37を開け、キーパッド43に入力可能な
状態にする。ついで、管理者カードをカードリーダ3に
読み込ませる(この、磁気カードをカードリーダ3に読
み込ませる操作を随時、カードエントリーと称する)。 この場合、メモリ1にまだ登録された磁気カードが無い
場合は、一般用の磁気カードを用いてもデータの入力が
可能となっている。すなわち、図10に示すフローチャ
ートにおいて、メモリ1にまだ一件も磁気カードが登録
されていない場合は(ステップ1)どの磁気カードをカ
ードリーダ3に読み込ませてもデータ入力が可能である
が(ステップ2)、メモリ1にすでに登録された磁気カ
ードが有る場合には、上記管理者カードをカードリーダ
3に読み込ませる(ステップ2′)。このように、カー
ドエントリーが行われ、照合手段による照合が行われた
結果、適正なカードであることが判定された場合には(
ステップ3)、上記のようにキーパッド43を用いて所
定の操作によりデータの入力を行い(ステップ4)、デ
ータ設定が終了する。上記照合の結果、不適正な磁気カ
ードであると判定された場合にはデータ入力ができず、
そのまま終了となる。
【0035】次に、現金カセット13の取り出しにつき
図11のフローチャートに基づき説明する。
【0036】先ず、カードエントリーを行い(ステップ
5)、照合手段によって適正な磁気カードであるか否か
が判定され(ステップ6)、不適正なカードであればそ
のまま終了となり現金カセット13の取り出しは出来な
い。適正な磁気カードであると判定された場合には表扉
11bが解錠される(ステップ6)。この場合、解錠か
ら30秒以内にハンドル11dによって表扉11bが開
扉されないと再び施錠される。この構成により、表扉1
1bが解錠されたままに放置されるようなミスを防ぐこ
とが出来る(ステップ8)。解錠から30秒以内におこ
なわれた開扉操作により表扉11bが開扉されると(ス
テップ9)、上記解錠表示灯41cが点灯する。ついで
、現金カセット13が取り出され(ステップ10)最後
に表扉11bが閉じられると同時に自動ロックが掛けら
れて終了となる。現金カセット13の収納については特
にフローチャートには示さないが、先ず、カードエント
リーにより表扉11bを開扉して現金カセットを収納す
る。そして、表扉11bが閉じられ自動ロックが掛けら
れて終了となる。なお、上記表扉11bの開閉と現金カ
セットの取り出しと収納はそれぞれに表扉検出スイッチ
20と現金カセット検出スイッチ22に検出され、この
検出されたデータは、この操作に使用された磁気カード
のコードナンバーおよび日時とともに記録手段としての
プリンタ44にその都度印字され、同時にメモリ46b
にも出力されて記憶される。
【0037】鍵18の取り出しにつき図12のフローチ
ャートに基づき説明する。先ず、カードエントリーを行
う(ステップ12)。このカードエントリーの結果、照
合手段によって不適切な磁気カードであると判定された
場合にはこの先の操作が出来ずそのまま終了となる(ス
テップ13)。適切な磁気カードであると判定されれば
解錠されて開扉操作が行われる(ステップ14)。この
場合、解錠から30秒以内に開扉操作が行われないと再
び施錠されるのは上記説明と同様である。ついで、再度
カードエントリーが行われて(ステップ15)鍵管理庫
15の開扉が許されていない不適切なカードであると判
定されれば(ステップ16)その先の操作ができずに表
扉が閉じられて(ステップ22)、終了となる。鍵管理
庫15の開扉が許され、鍵18の持ち出しが許されてい
る磁気カードであると判定されれば鍵管理庫15が解錠
される(ステップ17)。この場合も表扉11bと同様
に解錠から30秒以内に開扉操作が行われないと再び施
錠されて、解錠されたまま放置されるミスを防いでいる
(ステップ18)。解錠から30秒以内の開扉により鍵
管理庫15内の鍵18が取り出し可能となるが(ステッ
プ20)、この場合、鍵管理庫15の開扉に用いられた
磁気カードに対応するものとして持ち出しが認められて
いる鍵のロック機構に解錠信号が送信され、この解錠信
号をうけて、この鍵位置のロック状態表示灯28が点滅
する。これにより、抜き取り可能の状態になっている鍵
がわかる。鍵の抜き取り操作は上記説明のように、キー
ホルダー29を反時計方向に回転すると解錠がおこなわ
れ、45°回転した位置において抜き取りが可能となる
。鍵が抜き取られると、鍵管理庫15の扉16が閉扉さ
れ(ステップ21)自動ロックが掛けられ、ついで表扉
11bが閉扉されて(ステップ22)自動ロックが掛け
られて終了となる。鍵の返却の場合は特にフローチャー
トには示さないが、先ず、カードエントリーによって表
扉11bを開扉し、再度のカードエントリーによって鍵
管理庫15の扉16を開扉して、抜き取った鍵位置にキ
ーホルダー29を差し込み、時計方向に45°回転させ
る。これにより、上記説明のようにロックが掛けられた
状態において鍵の返却が行われる。
【0038】上記のように、表扉11bの開閉,鍵管理
庫15の開閉,現金カセットおよび鍵の取り出しと収納
は記録手段としてのメモリ46bに記憶され、この蓄積
された記憶データは随時、管理者カードを使用してプリ
ンタ44に出力することが出来るが、同時に、このメモ
リ1に出力されて記憶されるデータは、同じく記録手段
としてのプリンタ44にも出力され、このデータの受信
と同時にその都度、操作時刻と使用された磁気カードの
コードナンバーとともに印字される。図13はプリンタ
44によって印字される印字フォーマットを示している
。図において、(イ)は操作に使用された磁気カードの
コードナンバーであり、この図においては全ての操作が
コードナンバー1234の磁気カードを使用して行われ
ていることがわかる。(ロ)は日付けであり、(ハ)は
操作された時刻を24時間表示で示している。(ニ)は
90年10月3日の8時40分に電源が入れられたこと
を示している。(ホ)において金庫の扉が開かれ、(ヘ
)において鍵管理庫の扉が開かれている。(ト)におい
てキーナンバー4と8の鍵が取り出されている。 (チ)においては鍵管理庫の扉が閉じられている。つい
で、(リ)においてカセット棚1番と2番の現金カセッ
トが取り出され、(ヌ)においてカセット棚1番と2番
に現金カセットが戻されている。(ル)において鍵管理
庫の扉が開かれ、(オ)においてキーナンバー4と8の
鍵が戻されている。(ワ)において鍵管理庫の扉が閉じ
られ、(カ)において金庫扉が閉じられている。(ヨ)
においては90年10月4日の23時42分に停電があ
ったことが示され、(タ)においてはバッテリーが作動
し、(レ)においてはバッテリーの電源が切断されたこ
とを示している。この他にも、このフォーマットには示
されていないが、異常情報データの印字も行われ、例え
ば、カードエラー情報,解錠後所定時間内に扉が開扉さ
れなかった場合の情報,鍵管理庫が解錠信号を受けずに
強制的に開けられたことの情報,鍵がロック機構の解除
信号を受けずに強制的に抜き取られたことの情報等も印
字される。このように、装置の作動を逐一、印字するよ
うになっている。
【0039】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、保
管金庫の扉や鍵管理庫の扉の開閉や鍵の取り出しができ
る者を磁気カードの発行により制限でき、かつ、この磁
気カードの使用を記録に残すことができるので保管上の
安全性が高く、かつ管理の容易な保管金庫とすることが
できる。また、使用された磁気カードの記録が残るので
保管金庫の開扉等において管理者や監督者の立会いが不
要となり、あるいは物品や鍵を誰が何時持ち出しあるい
は収納したかの把握が容易に行える。また、ある磁気カ
ードで持ち出しが許される鍵の変更や、また磁気カード
の紛失などにおいても,メモリに記憶されたデータの変
更のみで簡単に対応が可能である。さらに、終業や始業
時に行われる保管金庫の点検作業はプリンタの印字記録
を確認するだけで簡単,迅速に行うことができる、など
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】本図の(A)は本発明に係る金庫の正面図であ
り、(B)は側面断面図である。
【図3】正面外観図である。
【図4】鍵管理庫の断面図である。
【図5】鍵のロック機構の作動説明図である。
【図6】鍵管理庫に保管される鍵の抜き取りと収納の説
明図である。
【図7】コントローラの外観図である。
【図8】コントローラの筐体を除いて内部を透視した状
態の斜視図である。
【図9】コントローラのデータ入力用のキーパッド部の
説明図である。
【図10】データの初期設定を示すフローチャートであ
る。
【図11】現金カセットの取り出しを示すフローチャー
トである。
【図12】鍵の取り出しを示すフローチャートである。
【図13】印字フォーマットの説明図である。
【符号の説明】
1・・メモリ 2・・カード状記憶媒体 3・・カードリーダー 4・・照合手段 5・・第一の照合手段(扉検出手段) 6・・第二の検出手段(扉検出手段) 7・・物品,鍵の検出手段 8・・記録手段 9・・データ入出力手段 10・保管金庫 11・金庫本体 12・コントローラ 13・現金カセット 14・現金カセット庫 15・鍵管理庫 16・鍵管理庫扉 17・棚板 18・鍵 20・表扉検出用スイッチ 21・鍵管理庫扉検出用スイッチ 22・現金カセット検出用スイッチ 37・コントローラカバー 38・蝶番 39・プッシュ式ダイヤル錠 41a・時刻表示部 41b・年月日表示部 41c・解錠表示部 41d・カードエラー表示部 41e・用紙切れ表示部 41f・カセットナンバー表示部 43・キーパッド 44・プリンタ 46・バッテリー 48・制御基盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  物品の収納庫と、鍵をロック状に固定
    して保管し施錠される扉を有する鍵の管理庫とを内蔵す
    る保管金庫であって、ID(identificati
    on) データに関する情報が設定されるメモリと、I
    Dデータが記憶されているカード状記憶媒体の記憶デー
    タを読み取るカードリーダと、上記メモリに設定されて
    いるデータと上記カードリーダによつて読み取られたカ
    ード状記憶媒体に記憶されているデータとを照合する照
    合手段と、上記照合手段による照合結果を受けて上記保
    管金庫の扉を開扉可能とする第一の解錠手段と、上記第
    一の解錠手段によって開扉された保管金庫において上記
    照合手段による照合結果を受けて上記鍵管理庫の扉を開
    扉可能とするとともにこの鍵管理庫の開扉に用いられた
    上記カード状記憶媒体に対応するものとして予め設定さ
    れている鍵のロック状態を解除可能とする第二の解錠手
    段と、上記物品と鍵の持ち出しとその収納を検出する検
    出手段と、上記検出手段によって検出された物品と鍵の
    持ち出しと収納を記録する記録手段とから構成されるこ
    とを特徴とする保管金庫。
  2. 【請求項2】  上記、照合手段による照合結果をうけ
    て上記メモリへのデータ書き込みと上記記録手段へのデ
    ータ出力とを行うデータ入出力手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の保管金庫。
  3. 【請求項3】  上記第一の解錠手段および上記第二の
    解錠手段は扉開閉を検出する検出手段を有し上記記録手
    段はこの検出手段によって検出された扉開閉を記録する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の保管金庫。
JP3079191A 1991-02-26 1991-02-26 保管金庫 Pending JPH04363490A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062863A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Kokuyo Furniture Co Ltd 収納庫
JP2008031811A (ja) * 2006-08-01 2008-02-14 Atsumi Electric Co Ltd キーボックス
JP2008223426A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Laurel Seiki Kk 重要物管理装置
JP2013181377A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Toshiba Tec Corp 金庫装置

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