以下、図面を参照して、実施形態にかかる金庫装置について詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態にかかる管理システム101を示すシステム構成図である。管理システム101は、店舗201に設置された店舗コンピュータ281と、各店舗201を統括する統括部401に設置された上位コンピュータ411と、契約によって各店舗201の警備等を担当する警備会社501に設置された警備会社コンピュータ511とを有する。店舗コンピュータ281と上位コンピュータ411と警備会社コンピュータ511とは、通信ネットワーク111を介して互いにデータ通信可能に接続されている。
店舗コンピュータ281は、店舗201のバックヤードに配置されている。店舗コンピュータ281には、LANケーブル291を介して、複数台のPOS端末211が接続されている。POS端末211は、店舗201の売場に配置されている。各々のPOS端末211には、自動釣銭機241がデータ通信可能に接続されている。POS端末211と自動釣銭機241とは、会計装置210を構成している。また、会計装置210と店舗コンピュータ281とは、金庫システム209を構成している。本実施形態では、会計装置210として、第1の会計装置210Aと第2の会計装置210Bとが設けられている。また、店舗コンピュータ281およびPOS端末211には、LANケーブル291を介して、金庫装置301がデータ通信可能に接続されている。会計装置210は、暗証番号を生成する情報処理装置の一例である。より詳細には、会計装置210におけるPOS端末211は、暗証番号を生成する情報処理装置の一例である。
図2は、本実施形態にかかる会計装置210を示す外観斜視図である。POS端末211は、自動釣銭機241に載置されている。自動釣銭機241は、売場のレジ台(図示せず)に配置されている。
POS端末211は、各部をその内部又は外部に配置するハウジング212を備える。ハウジング212の上面には、キーボード213が設けられている。キーボード213は、上面に数字が表示されたテンキー、上面に「小計」と表示された仮締めキー、上面に「預/現計」と表示された締めキー、上面に「回収」と表示された回収キー等を含む。キーボード213の上方位置には、キャッシャに対しての情報表示機能を有する表示器215が配置されている。表示器215は、一例として、液晶ディスプレイである。表示器215の画面上には、タッチパネル214が設けられている。表示器215の左側には、プリンタカバー217が設けられている。プリンタカバー217の前面には、発行口217aが形成されている。プリンタカバー217の内部には、プリンタ229(図6参照)が設けられている。プリンタ229は、出力装置の一例である。プリンタ229は、一例として用紙に所定事項を印刷してレシートを発行する。キーボード213の右側には、カードスリット218が形成されている。カードスリット218は、ハウジング212に内蔵されたカードリーダ227(図6参照)によるカード情報の読み取りのために使用される。表示器215の背面側には、買物客に対する情報表示機能を有する表示部としての表示器216が表示器215よりも高い位置に配置されている。表示器216は、ハウジング212から突出した支柱に回転自在に取り付けられている。表示器216は、一例として、液晶ディスプレイである。さらに、POS端末211は、バーコードスキャナ219を有する。バーコードスキャナ219は、バーコードの形態で商品に付された商品コードを読み取る。
自動釣銭機241は、各部をその内部又は外部に配置するハウジング242を備える。
ハウジング242の前面右側には、紙幣の入金を許容する紙幣投入口246が設けられている。紙幣投入口246の左側には、紙幣が払い出される紙幣払出口247が設けられている。ハウジング242の前面側中央部分には、上方に開口した硬貨投入口243が設けられている。硬貨投入口243は、複数枚の硬貨のまとまった投入を許容する。硬貨投入口243の左側には、硬貨が払い出される硬貨払出口244と、硬貨払出口244から払い出された硬貨を受ける硬貨受皿245とが設けられている。また、ハウジング242の紙幣払出口247の左側には、カバー259が着脱可能に設けられている。カバー259には、施錠装置259aが設けられている。施錠装置259aは、カバー259の施錠および解錠を行う。ハウジング242におけるカバー259の内方には、紙幣を収納する回収カセット260(図4参照)を取り出し可能に収納する収納部(図示せず)が設けられている。
図3は、本実施形態にかかる自動釣銭機241を示す機能ブロック図である。自動釣銭機241は、硬貨(1円硬貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨)についての入出金機能を有する硬貨入出金部241aと、紙幣(1000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)についての入出金機能を有する紙幣入出金部241bとを有する。
まず、硬貨入出金部241aについて説明する。硬貨入出金部241aは、貨幣入金部としての硬貨入金部251、硬貨選別部252、貨幣収納部としての硬貨収納部253、及び貨幣出金部としての硬貨出金部254を含む。硬貨入金部251は、硬貨投入口243(図2参照)を含み、硬貨投入口243に投入された硬貨の入金を許容して硬貨を内部に搬送する。硬貨選別部252は、硬貨入金部251が入金を許容した硬貨をその搬送過程で金種に応じて選別する。硬貨収納部253は、硬貨選別部252が選別した硬貨を金種別に収納する。硬貨出金部254は、硬貨払出口244及び硬貨受皿245(図2参照)を含み、硬貨収納部253が収納している硬貨を、POS端末211からの払出指示に応じて硬貨払出口244から出金する。
また、硬貨入出金部241aは、硬貨選別部252に金種毎に設けられて入金された硬貨を検出する入金検出手段としての硬貨入金センサ268a(図6参照)を有し、硬貨出金部254に金種毎に設けられて出金される硬貨を検出する出金検出手段としての硬貨出金センサ269a(図6参照)を有する。
次に、紙幣入出金部241bについて説明する。紙幣入出金部241bは、貨幣入金部としての紙幣入金部255、紙幣選別部256、貨幣収納部としての紙幣収納部257、及び、貨幣出金部としての紙幣出金部258を含む。紙幣入金部255は、紙幣投入口246(図2参照)を含み、紙幣投入口246に投入された紙幣の入金を許容して紙幣を内部に搬送する。紙幣選別部256は、紙幣入金部255が入金を許容した紙幣をその搬送過程で金種に応じて選別する。紙幣収納部257は、紙幣選別部256が選別した紙幣を金種別に収納する。紙幣出金部258は、紙幣払出口247(図2参照)を含み、紙幣収納部257が収納している紙幣を、POS端末211からの払出指示に応じて紙幣払出口247から出金する。また、紙幣出金部258は、一例として、紙幣収納部257が収納している紙幣を、POS端末211からの回収指示に応じて回収カセット260に出金する。
また、紙幣入出金部241bは、紙幣選別部256に設けられて入金された紙幣を検出する入金検出手段としての紙幣入金センサ268b(図6参照)を有し、紙幣出金部258に設けられて出金される紙幣を検出する出金検出手段としての紙幣出金センサ269b(図6参照)を有する。
このような自動釣銭機241の硬貨入金部251、硬貨選別部252、硬貨収納部253、硬貨出金部254、紙幣入金部255、紙幣選別部256、紙幣収納部257、及び紙幣出金部258の構造等については、その内容が周知なので、説明を省略する。
なお、以下、硬貨入金センサ268aと紙幣入金センサ268bとを併せて入金センサ268と称することがある。また、硬貨出金センサ269aと紙幣出金センサ269bとを併せて出金センサ269と称することがある。
図4は、本実施形態にかかる回収カセット260を示す外観斜視図である。図4に示すように、回収カセット260は、略直方体の箱状の本体部260aを有している。本体部260aの上面260bには、入金口260cが設けられている。紙幣は、入金口260cから本体部260aの内部に入金される。本体部260aには、紙幣を出金可能な出金口(図示せず)が設けられている。出金口は、カバー(図示せず)によって覆われており、当該カバーは施錠装置(図示せず)によって施錠されている。また、本体部260aの前面260dには、ポケット260eが設けられている。
図5は、本実施形態にかかる回収カセット260の背面壁260fの一部を背面260g側から見て示す斜視図である。図5に示すように、回収カセット260の背面壁260fの外面である背面260gには、係合部260iが設けられている。係合部260iは、複数の凹部(雌キー)260hを有している。係合部260iは、第2の係合部の一例である。係合部260i(回収カセット260)には、当該係合部260iの形状違いによる複数の種類がある。係合部260iの形状違いの一例は、凹部260hの位置違いである。回収カセット260は、複数の会計装置210同士で異なる種類のものが設定されている。別の言い方をすると、回収カセット260は、複数のPOS端末211同士で異なる種類のものが設定されている。回収カセット260は、複数の自動釣銭機241同士で異なる種類のものが設定されている。また、一つの会計装置210(POS端末211、自動釣銭機241)に対しては、同一種類の複数の回収カセット260が設けられている。一例として、それらの複数の回収カセット260のうちの一つが自動釣銭機241にセットされ、他の回収カセット260は、交換用として店舗201のバックヤードにおいて金庫装置301の近傍に置かれている(図1参照)。回収カセット260は、貨幣を収納する貨幣収納具の一例である。
図6は、本実施形態にかかる会計装置210のハードウェア構成を示すブロック図である。
図6に示すように、POS端末211は、各部を駆動制御する制御部221を備える。制御部221は、各部を集中的に制御するCPU222に、バスライン235を介して、制御プログラム等の固定的データを予め記憶するROM223と、各種データを書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM224とが接続されて構成されている。したがって、制御部221は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。RAM224は、その一部が、POS端末211の電源を切っても記憶内容が消失しない不揮発性メモリである。
制御部221には、キーボード213及びタッチパネル214が接続された入力コントローラ225、表示器215,216が接続された表示コントローラ226、カードリーダ227が接続されたカードリーダコントローラ228、プリンタ229が接続されたプリンタコントローラ230、バーコードスキャナ219が接続されたスキャナコントローラ233、LANインターフェース231、接続インターフェース234、及び、HDD232がバスライン235を介して接続されている。
入力コントローラ225は、キーボード213又はタッチパネル214からの入力信号を制御部221に取り込む。表示コントローラ226は、画像データに基づいて表示器215又は表示器216を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示器215又は表示器216に表示させる。カードリーダコントローラ228は、カードリーダ227を駆動制御して、カードリーダ227が読み取ったカード情報等を制御部221に取り込む。プリンタコントローラ230は、印字データに応じた印刷を用紙に対して行う。スキャナコントローラ233は、バーコードスキャナ219を駆動制御して、バーコードスキャナ219が読み取った商品コードを制御部221に取り込む。LANインターフェース231は、LANケーブル291(図1参照)を介して店舗コンピュータ281とのデータ通信を可能とする。接続インターフェース234は、通信ケーブル234aを介して自動釣銭機241の接続インターフェース273と接続されている。つまり、通信ケーブル234aを介して自動釣銭機241とのデータ通信を可能とする。HDD232には動作プログラム、PLUファイル、画像ファイル、音声ファイル、売上ファイル等の各種ファイルが記憶保存されている。これらの動作プログラム、各種ファイル等は、その全部又は一部がPOS端末211の起動時にRAM224に移されて使用される。PLUファイルは、各商品を特定する商品コードに対応させて、単価等を書き換え自在に記憶する。PLUファイルは、店舗コンピュータ281(図1参照)から配信されてHDD232に格納される。
このように構成されたPOS端末211の制御部221は、検索処理と決済処理とを含む商品販売データ処理を実行する。
検索処理は、商品に付されたバーコードがバーコードスキャナ219を用いて読み取られた場合、読み取られたバーコードにより特定される商品コードを認識し、PLUファイルを検索してその商品コードに対応する単価、重量及び商品表示を取得する処理である。
決済処理は、検索処理で取得した単価に基づいて顧客が支払うべき合計金額を算出し、その合計金額の決済を実行する処理である。合計金額は、RAM224に仮登録されるか、あるいは売上ファイルに登録される。決済処理では、キーボード213のテンキーの押下により顧客からの預り金額を受け付け、合計金額と預り金額とに基づいて釣銭金額を求める。
次に、POS端末211とデータ通信可能に接続された自動釣銭機241のハードウェア構成について説明する。
図6に示すように、自動釣銭機241は、各部を駆動制御する制御部261を備える。制御部261は、各部を集中的に制御するCPU262に、バスライン274を介して、制御プログラム等の固定的データを予め記憶するROM263と、各種データを書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM264とが接続されて構成されている。したがって、制御部261は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。RAM264は、その一部が、自動釣銭機241の電源を切っても記憶内容が消失しない不揮発性メモリである。RAM264には、硬貨収納部253(図3参照)及び紙幣収納部257(図3参照)に収納されている貨幣の在高を記憶する在高ファイルが形成されている。
制御部261には、モータ類265が接続されたモータコントローラ266、ソレノイド類271が接続されたソレノイドコントローラ272、入金センサ268と出金センサ269とを含むセンサ類267が接続されたセンサコントローラ270、及び、接続インターフェース273がバスライン274を介して接続されている。
モータコントローラ266は、モータ類265を駆動制御してモータ類265を回転させる。モータ類265は、自動釣銭機241の内部に設けられた搬送ベルト(図示せず)を回転させる駆動源である。搬送ベルトは、硬貨入金部251、硬貨出金部254、紙幣入金部255、紙幣出金部258等に設けられて、その回転により自動釣銭機241に対する貨幣の入出金等を行う。ソレノイドコントローラ272は、ソレノイド類271を駆動制御してソレノイド類271を変位させる。ソレノイド類271は、硬貨出金部254に設けられて、指示された枚数の硬貨の払い出しを行う。センサコントローラ270は、センサ類267の検出出力を制御部261に取り込む。接続インターフェース273は、通信ケーブル234aを介してPOS端末211の接続インターフェース234と接続されている。つまり、通信ケーブル234aを介してPOS端末211とのデータ通信を可能とする。
このように構成された自動釣銭機241の制御部261は、入金センサ268の検出出力に基づいて入金貨幣の金種を特定する。また、自動釣銭機241の制御部261は、出金センサ269の検出出力に基づいて出金貨幣の金種を特定する。金種を特定する処理手順等については、その内容が周知なので、説明を省略する。
図7は、本実施形態にかかる金庫装置301を示す外観斜視図である。図7に示すように、金庫装置301は、本体部302と、扉303と、施錠装置320(図12参照)と、を有している。
本体部302は、概略直方体状の箱状をなしている。本体部302の前面302aには、開口部302bが設けられている。本体部302の内部には、収納部310(図8参照)が設けられている。
扉303は、本体部302の前面302aにヒンジ304によって開閉可能に取り付けられている。扉303は、収納部310を開閉する。扉303には、開閉レバー305が取り付けられている。使用者は、開閉レバー305を把持して扉303の開閉を行う。扉303は、施錠装置320によって施錠および解錠が行われる。施錠装置320は、一例として、扉303に設けられたロックピンと、ロックピンを往復動駆動するソレノイド(駆動源)と、本体部302に設けられロックピンが係脱可能な係合凹部と、を有している。施錠装置320は、ソレノイドに駆動されたロックピンが係合凹部に係合することで、扉303の施錠を行い、ソレノイドに駆動されたロックピンが係合凹部から離脱することで、扉303の解錠を行う。
また、本体部302の前面302aには、キー部306、表示器307、およびバーコードスキャナ308が設けられている。キー部306、表示器307、およびバーコードスキャナ308は、入力部309を構成している。入力部309は、暗証情報としての暗証番号を入力する入力手段の一例である。キー部306は、テンキー、エンタキーなどを有している。表示器307は、一例として、液晶ディスプレイである。バーコードスキャナ308は、一例として、バーコードの形態で示された暗証番号を読み取る。詳細には、後述する暗証情報票391に表示されたバーコード391bを読み取る。暗証番号は、暗証情報の一例である。暗証情報は、数字以外の文字であってもよいし、数字と数字以外の文字との組み合わせであってもよい。
図8は、本実施形態にかかる金庫装置301の収納部310を示す斜視図、図9は、本実施形態にかかる金庫装置301の収納部310を示す縦断側面図である。図8,9に示すように、収納部310は、前面開口の概略直方体状の箱状をなしている。収納部310は、回収袋290(図8)および回収カセット260(図8)を収納する。収納部310は、上壁310a、下壁310b、一対の側壁310c、および後壁310dを有している。収納部310の内部は、仕切り壁310eによって、硬貨収納部310fと紙幣収納部310gとに区画されている。仕切り壁310eは、第1の部分310hと、第2の部分310i(図9)とを有している。第1の部分310hは、上壁310aに沿って設けられ、第2の部分310iは、第1の部分310hの後端部から、後壁310dに沿って下方に延出して下壁310bに至る。
硬貨収納部310fは、回収袋290(図8)を収納する。硬貨収納部310fの前面には、開口部310nが設けられており、硬貨収納部310fは、開口部310nから回収袋290の出し入れが可能となっている。回収袋290は、一例として、自動釣銭機241が回収指令によって出金した硬貨を、収納する。回収袋290は、貨幣を収納する貨幣収納具の一例である。
紙幣収納部310gは、回収カセット260を収納する。紙幣収納部310gは、縦仕切り壁310jと横仕切り壁310kとによって複数の個別収納部310lに区画されている。個別収納部310lは、一例として、2行2列の配置で設けられている。一例として、複数の個別収納部310lのうち上段の二つの個別収納部310lは、第1の会計装置210A用であり、複数の個別収納部310lのうち下段の二つの個別収納部310lは、第2の会計装置210B用である。個別収納部310lは、回収カセット260を収納する。個別収納部310lの前面には、開口部310mが設けられており、個別収納部310lは、開口部310mから回収カセット260の出し入れが可能となっている。
図10は、第1の実施形態にかかる個別収納部310lの後壁の一部を正面側から見て示す斜視図である。図10に示すように、個別収納部310lの後壁の内面310pには係合部310rが設けられている。係合部310rは、複数の凸部(雄キー)310qを有している。係合部310rは、第1の係合部の一例である。係合部310r(個別収納部310l)には、複数の種類がある。係合部310rの種類の違いは、凸部310qの位置の違いである。上段の二つの個別収納部310lに設けられた係合部310rは、第1の会計装置210Aの回収カセット260の係合部260iと係合し、第2の会計装置210Bの回収カセット260の係合部260iとは係合しない。一方、下段の二つの個別収納部310lに設けられた係合部310rは、第2の会計装置210Bの回収カセット260の係合部260iと係合し、第1の会計装置210Aの回収カセット260の係合部260iとは係合しない。個別収納部310lでは、係合部310rが回収カセット260に設けられた係合部260iと係合した場合、個別収納部310l内部に回収カセット260の全体が収まり、後述する規制バー330aが規制位置に位置可能であって、規制部330による規制が可能である。一方、係合部310rが回収カセット260に設けられた係合部260iと係合していない場合、個別収納部310lの開口部310mから回収カセット260の一部が突出した状態となる。この場合、規制バー330aが規制位置に位置できず、規制部330は、規制を行えない。
また、図8に示すように、個別収納部310lには、規制部330が設けられている。規制部330は、個別収納部310l毎に設けられている。規制部330は、個別収納部310lに収納された回収カセット260の当該個別収納部310lからの搬出を規制する。規制部330は、規制バー330aと、施錠装置330bと、を有している。
規制バー330aは、個別収納部310lの前面を構成する収納部310の前面310sに回動可能に設けられている。規制バー330aは、規制位置(図8の左側の二つの規制バー330aの位置)と、開放位置(図8の右側の二つの規制バー330aの位置)との間で回動可能となっている。規制位置は、規制バー330aが、収納部310の開口部310mを横断して個別収納部310lへの回収カセット260の出し入れを規制する位置である。開放位置は、規制バー330aが、開口部310mを開放して個別収納部310lへの回収カセット260の出し入れを許容する位置である。施錠装置330bは、規制バー330aの施錠および解錠を行う。施錠装置330bは、規制位置に位置した規制バー330aを施錠する。施錠装置330bは、規制位置に位置した規制バー330aを施錠する。施錠装置330bは、規制バー330aに対して押し込み可能な操作部330cを有している。施錠装置330bは、規制バー330aが規制位置に位置された状態で操作部330cが操作者に押し込み操作されることにより、規制バー330aを施錠する。また、図11に示すように、操作部330cには、鍵孔330dが設けられている。施錠装置330bは、鍵孔330dに挿入された鍵(図示せず)の回動によって、規制バー330aを解錠する。このように、規制部330は、鍵によって規制バー330aによる上記の規制を解除可能であり、且つ手動操作を受けて規制バー330aによる上記の規制を行う。このような施錠装置330bは、所謂プッシュ式の施錠装置であり、その構成は周知であるので、詳細な説明は省略する。
図12は、本実施形態にかかる金庫装置301のハードウェア構成を示すブロック図である。
図12に示すように、金庫装置301は、各部を駆動制御する制御部341を備える。制御部341は、各部を集中的に制御するCPU342に、バスライン345を介して、制御プログラム等の固定的データを予め記憶するROM343と、各種データを書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM344とが接続されて構成されている。したがって、制御部341は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。RAM344は、その一部が、金庫装置301の電源を切っても記憶内容が消失しない不揮発性メモリである。
制御部341には、キー部306が接続された入力コントローラ346、表示器307が接続された表示コントローラ347、施錠装置320が接続された錠コントローラ348、バーコードスキャナ308が接続されたスキャナコントローラ349、センサコントローラ351、及びLANインターフェース350がバスライン345を介して接続されている。
入力コントローラ346は、キー部306からの入力信号を制御部341に取り込む。表示コントローラ346は、画像データに基づいて表示器307を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示器307に表示させる。錠コントローラ348は、施錠装置320を駆動制御して、施錠装置320に施錠および解錠を行わせる。スキャナコントローラ349は、バーコードスキャナ308を駆動制御して、バーコードスキャナ308が読み取ったバーコードを制御部341に取り込む。LANインターフェース350は、LANケーブル291(図1参照)を介して店舗コンピュータ281およびPOS端末211とのデータ通信を可能とする。
また、CPU342には、バスライン345およびセンサコントローラ351を介して、センサ類352が接続されている。センサ類352には、複数の検出センサ353〜356が含まれる。センサコントローラ351は、センサ類352の検出出力(検出結果)を制御部341に取り込む。
検出センサ353は、扉303の状態を検出する。検出センサ353は、検出手段(第1の検出手段)の一例である。検出センサ353は、扉303の状態として、扉303の施錠および解錠を検出する。検出センサ353は、一例として、施錠装置320の係合凹部に設けられ、係合凹部内でのロックピンの有無を検出する。検出センサ353は、例えば、光センサやマイクロスイッチ等である。
検出センサ354は、扉303の状態として、扉303の開閉状態を検出する。検出センサ354は、一例として、本体部302における開口部302bの縁部に設けられ、開口部302b内での扉303の有無を検出する。検出センサ354は、例えば、光センサやマイクロスイッチ等である。
検出センサ355は、規制部330の上記の規制を検出する。検出センサ355は、第2の検出手段の一例である。検出センサ355は、例えば、個別収納部310lの壁面に設けられ、規制バー330aが規制位置に位置しているか否かを検出する。これにより、検出センサ355は、規制バー330aが上記の規制をしているか否かを検出する。
検出センサ356は、各個別収納部310lに設けられている。検出センサ356は、個別収納部310lに回収カセット260が収納されたか否かを検出する。検出センサ356は、一例として、個別収納部310lの後壁(第2の部分310i)の内面310pに設けられ、係合部310rに回収カセット260の係合部260iが係合した状態の回収カセット260を検出する。一例として、検出センサ356(またはセンサコントローラ351)は、検出センサ356の結果に当該検出センサ356の識別情報を付与して制御部341に入力する。
次に、上記構成の金庫システム209における貨幣回収処理について説明する。貨幣回収処理は、POS端末211の回収キーが操作されることで実行される。回収キーが操作されると、CPU222は、暗証番号の入力を受け付ける入力画面を表示器215に表示させ、入力された暗証番号が適正なものである場合、貨幣回収処理を行う。この暗証番号は、一例として、管理者権限を有する店員の店員番号である。CPU222は、入力された暗証番号(店員番号)をログに残す。また、自動釣銭機241は、回収カセット260のカバー259の施錠装置259aの解錠が行われたことをログに残す。
貨幣回収処理では、POS端末211のCPU222は、暗証情報出力処理を実行する。この際、POS端末211のCPU222は、プログラムに従うことにより、図6に示すように、生成部222a、出力部222b(第1の出力部)、および送信部222cとして機能する。
生成部222aは、暗証情報としての暗証番号を生成する。生成部222aは、暗証番号をランダムに生成する。生成部222aは、暗証番号を暗号化する。生成部222aは、暗証番号を、回収カセット260を特定する特定情報と関連付ける。特定情報は、例えば、回収カセット260に対応した会計装置210の識別情報(識別番号)、POS端末211の識別情報(識別番号)または自動釣銭機241の識別情報(識別番号)である。生成部222aは、暗証番号と、回収カセット260を特定する特定情報とを含む回収情報を生成することで、暗証番号を、回収カセット260を特定する特定情報と関連付ける。
出力部222bは、生成部222aが生成した暗証番号をプリンタ229に出力させる。詳細には、出力部222bは、生成部222aが生成した暗証番号を表示した暗証情報票391(図13参照)をプリンタ229に出力させる。プリンタ229は、用紙に所定事項を印字して、当該所定事項を印字した領域を切断して暗証情報票391として発行する。図13に示すように、暗証情報票391は、暗証番号391aと、当該暗証番号391aのバーコード391bとを表示している。バーコード391bは、暗証番号391aをコードシンボル化したものである。
また、出力部222bは、回収票392(図1参照)をプリンタ229に出力させる。回収票392は、回収カセット260内に収納された紙幣の枚数および合計金額を表示している。出力部222bは、回収カセット260内に収納された紙幣の枚数および合計金額を、自動釣銭機241に問い合わせて取得する。
送信部222cは、生成部222aが生成し暗号化した暗証番号を、金庫装置301に送信する。詳細には、送信部222cは、回収情報を金庫装置301に送信する。
また、貨幣回収処理では、金庫装置301のCPU342は、回収処理を実行する。この際、金庫装置301のCPU342は、プログラムに従うことにより、図12に示すように、受信部342a、錠制御部342b、出力部342c(第2の出力部)、および識別部342dとして機能する。
受信部342aは、送信部222cが送信した暗証情報を、受信する。受信部342aは、暗号化された暗証番号を復号化する。
錠制御部342bは、受信部342aが受信した暗証情報(即ち、生成部222aが生成した暗証情報)と入力部309が入力した暗証情報とが一致した場合、施錠装置320に扉303の解錠を行わせる。
出力部342cは、検出センサ353の検出結果(扉303の施解錠状態)を金庫装置301の外部の装置としての店舗コンピュータ281に送信する。このとき、出力部342cは、検出センサ353の検出結果を含むステータス情報を店舗コンピュータ281に送信する。出力部342cは、扉303の施解錠状態が変化した場合、扉303の施解錠状態を示す情報を店舗コンピュータ281に送信する。
識別部342dは、個別収納部310lに収納された回収カセット260を識別する。一例として、ROM343には、個別収納部310l毎に、個別収納部310lに設けられた検出センサ356の識別情報と、個別収納部310lに収納可能な回収カセット260の識別情報とを関連付けした収納部情報が記憶されている。識別部342dは、回収カセット260を検出した検出センサ356の検出結果に付与された検出センサ356の識別情報と収納部情報とを照らし合わせて、個別収納部310lに収納された回収カセット260の識別情報を取得する。
次に、POS端末211のCPU222が実行する暗証情報出力処理の流れを図14に示すフローチャートに沿って説明する。
CPU222は、キーボード213の回収キーが例えば使用者によって操作されると、暗証番号を生成する(ステップS1)。この際、CPU222は、自動釣銭機241に回収指示を出力する。回収指示が入力された自動釣銭機241は、各金種毎に設定された規定枚数分の硬貨および紙幣が硬貨収納部253および紙幣収納部257に残るように、硬貨を硬貨受皿245に出金するとともに、紙幣を回収カセット260に出金する。自動釣銭機241は、出金した貨幣の金種と枚数と合計金額とを含む出金情報をPOS端末211へ送信する。CPU222は、出金情報を受信する。
次に、CPU222は、生成した暗証番号を金庫装置301へ送信する(ステップS2)。詳細には、CPU222は、暗証番号と当該CPU222を有するPOS端末211に設けられた回収カセット260の特定情報を含む回収情報を金庫装置301へ送信する。
次に、CPU222は、生成した暗証番号をプリンタ229に出力させる(ステップS3)。詳細には、CPU222は、生成した暗証番号を表示した暗証情報票391をプリンタ229に発行させる。次に、CPU222は、回収票392をプリンタ229に発行させる(ステップS4)。使用者は、この暗証情報票391および回収票392を、自動釣銭機241から取り出した回収カセット260のポケット260eに収納する。
次に、金庫装置301のCPU342が実行する回収処理の流れを図15に示すフローチャートに沿って説明する。
CPU342は、POS端末211から送信される暗証番号を含む回収情報の受信を待つ(ステップS11のNo)。CPU342は、暗証番号を含む回収情報を受信した場合(ステップS11のYes)、当該暗証番号を含む回収情報をRAM344に記憶させる(ステップS12)。
次に、CPU342は、ステータス情報を店舗コンピュータ281に送信する(ステップS13)。この場合、一例として、扉303が施錠されているので、ステータス情報は、扉303が施錠状態である旨を示す情報である。CPU342は、暗証番号を受信してから規定時間の間(ステップS14のNo)、入力部309による暗証番号の入力が無い場合(ステップS15のNo)、ステータス情報を定期的に店舗コンピュータ281に送信する(ステップS13)。CPU342は、暗証番号を受信してから規定時間が経過した場合(ステップS14のYes)、受信した暗証番号をRAM344から削除して当該暗証番号を無効にする(ステップS23)。つまり、本実施形態では、暗証番号は、規定時間の間だけ有効となっている。
CPU342は、暗証番号を受信してから規定時間が経過していないときに(ステップS14のNo)、入力部309による暗証番号の入力があった場合(ステップS15のYes)、当該入力された暗証番号とステップS11で受信した暗証番号が一致しているか否かを判定する(ステップS16)。入力部309による暗証番号の入力は、キー入力であってもよいし、バーコード読み取りによるものであってもよい。CPU342は、入力された暗証番号と受信した暗証番号とが一致していると判定した場合(ステップS16のYes)、施錠装置320に扉303の解錠を行わせる(ステップS17)。検出センサ353から解錠を検出した旨の検出結果が入力されると、CPU342は、扉303が解錠状態である旨を示すステータス情報を店舗コンピュータ281に送信する(ステップS18)。そして、CPU342は、扉303が施錠されるのを待つ(ステップS19のNo)。
ここで、扉303が解錠されることで、使用者が、扉303を開けて、金庫装置301内に回収カセット260や回収袋290を収納することができる。使用者は、自動釣銭機241から取り出した回収カセット260を所定の個別収納部310lに入れて、回収袋290を硬貨収納部310fに入れた後、扉303を閉める。この際、使用者は、回収袋290に、自動釣銭機241から出金された硬貨を入れておく。この際、回収カセット260を収納した個別収納部310lに設けられた検出センサ356が回収カセット260を検出して、検出結果をCPU342に入力し、検出センサ354が、扉303の閉状態を検出して、検出結果をCPU342に入力する。
CPU342は、検出センサ354から扉303の閉状態を検出した旨の検出結果が入力されると、施錠装置320に扉303の施錠を行わせる。CPU342は、検出センサ353から施錠を検出した旨の検出結果が入力されて施錠を認識した場合(ステップS19のYes)、扉303が施錠状態である旨を示すステータス情報を店舗コンピュータ281に送信する(ステップS20)。当該ステータス情報には、一例として、正常な処理が完了した旨、回収カセット260の特定情報、施錠日時情報が含まれる。
ここで、当該ステータス情報を受信した店舗コンピュータ281は、上位コンピュータ411に、当該ステータス情報、操作した店員番号(担当者)、回収カセット260内の金種別枚数データを含む回収報告情報を送信する。なお、上位コンピュータ411は、回収報告情報を、ログインを許可されたユーザに対して開示可能となっている。このときの開示内容には、ユーザ毎に制限を設けてもよい。上位コンピュータ411は、ステータス情報から得た金庫装置301内の回収カセット260の収納状況を警備会社コンピュータ511に送信する。これにより、警備会社501が金庫装置301内の状況を認識することができる。
CPU342は、ステップS16において、暗証番号が一致しないと判定した場合(ステップS16のNo)、暗証番号を受信してからステップS15での暗証番号の入力回数が規定回数(例えば、3回)に達したか否かを判定する(ステップS21)。なお、CPU342は、ステップS15での暗証番号の入力回数をRAM344に記憶する。CPU342は、暗証番号の入力回数が規定回数を超えていない場合(ステップS21のNo)、ステップS15に戻る。一方、CPU342は、暗証番号の入力回数が規定回数を超えた場合(ステップS21のYes)、ステップS22に進んで、エラー処理を行う。エラー処理は、一例として、暗証番号の入力を受け付けない旨を表示器307に表示させるとともに、受信した暗証番号をRAM344から削除して当該暗証番号を無効にする処理である。
以上説明したように、本実施形態では、一例として、出力部342cが扉303の状態(施解錠状態)を出力するので、店舗201や統括部401、警備会社501が扉303の状態を把握することができる。
なお、本実施形態では、暗証番号を生成する情報処理装置として、POS端末211の例を説明したが、これに限るものではない。暗証番号を生成する情報処理装置としては、自動釣銭機241であってもよい。この場合、一例として、自動釣銭機241は、POS端末211等の外部装置からの要求に応じて暗証番号を生成し、外部装置に送信してよい。この際、予め登録された外部装置毎に異なる暗号化キーにより暗証番号を暗号化し、要求元の外部装置でなければ復号化できない構成としてよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について第1の実施形態と異なる部分を主に説明する。
図16は、本実施形態にかかる会計装置210のハードウェア構成を示すブロック図である。図16に示すように、本実施形態の自動釣銭機241のCPU262には、バスライン274および無線コントローラ275を介して無線通信装置276が接続されている。無線通信装置276は、出力装置の一例である。無線通信装置276は、紙幣入出金部241bに内蔵されている。また、本実施形態の回収カセット260には、情報記憶媒体(無線記憶媒体)である無線タグ260jが設けられている。無線タグ260jは、ICチップ、記憶部、アンテナを有する。無線通信装置276は、紙幣入出金部241bにセットされた回収カセット260の無線タグ260jと近距離の無線通信を行う。この無線通信は、RFID(Radio Frequency Identification)で用いられる周波数を利用して行われる。
図17は、本実施形態にかかる金庫装置301のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施形態の金庫装置301のCPU342には、バスライン345および無線コントローラ360を介して無線通信装置361が接続されている。無線通信装置361は、入力手段の一例である。無線通信装置361は、例えば、本体部302の前面302a(図7参照)に設けられており、金庫装置301の正面に位置された回収カセット260の無線タグ260jと近距離の無線通信を行う。この無線通信は、RFIDで用いられる周波数を利用して行われる。無線通信装置361は、無線タグ260jに記憶された暗証番号および回収カセット260の特定情報を読み出して、CPU342に入力する。
次に、上記構成の金庫システム209における貨幣回収処理(暗証情報出力処理、回収処理)について説明する。
本実施形態のPOS端末211のCPU222は、暗証情報出力処理のステップS2(図14参照)において、暗証番号とともに回収カセット260の特定情報を金庫装置301に送信する。また、ステップS3(図14参照)において、CPU222は、暗証番号を回収カセット260の特定情報とともに無線タグ260jに出力する。詳細には、CPU222は、無線通信装置276に、暗証番号と回収カセット260の特定情報とを無線タグ260jへ書き込みさせる。
一方、本実施形態の金庫装置301のCPU342は、回収処理のステップS11(図15参照)で、暗証番号とともに回収カセット260の特定情報をPOS端末211から受信し、ステップS12で、暗証番号とともに回収カセット260の特定情報をRAM344に記憶させる。ステップS15では、暗証番号と回収カセット260の特定情報の入力が無線通信装置361から入力される。
そして、ステップS16では、CPU342は、POS端末211から受信した暗証番号と、無線通信装置361から入力された暗証番号とが一致し、且つPOS端末211から受信した回収カセット260の特定情報と無線通信装置361から入力された回収カセット260の特定情報とが一致している場合、施錠装置320に扉303の解錠を行わせる。即ち、本実施形態のCPU342は、生成部222aが生成した暗証情報と無線通信装置361が入力した暗証情報とが一致し、且つ、無線通信装置361が入力した回収カセット260の特定情報が受信部342aが受信した暗証情報に関連付けされた特定情報と一致している場合、施錠装置320に解錠を行わせる。
以上説明した本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、一例として、出力部342cが扉303の状態(施解錠状態)を出力するので、店舗201や統括部401、警備会社501が扉303の状態を把握することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。